JP4390341B2 - Building selection support system and building selection support processing method - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、複数の建物商品のなかから建物を建てようとする人にとって望ましい建物商品を提示することが可能な建物選定支援システム及び建物選定支援処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
住宅等の建物を購入しようとする人(以下、建物購入予定者という)が、或るメーカーから提供されている複数の建物商品のなかで自身が望む建物商品を選択する場合、モデルハウスの展示場やオープンハウスの場所に出向いて実際の建物商品を見学することが多い。また、建物購入予定者が建物商品のカタログやインターネットのホームページに掲載している建物商品の画像や説明書きによって建物商品の情報を得ることも行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、建物はどこかの土地に建てられるものである。建物購入予定者は、当該土地にまつわる様々な要素に鑑みて建物商品を選択することにはあまり注意が向かず、建物商品を選択した後になって、建物商品の変更を迫られることもある。特に、元々住んでいた土地とは異なる土地に建物を建てる場合には、当該土地にまつわる様々な要素を知得していないことが多いものである。一方、元々住んでいた土地に建物を建てる場合には、当該土地にまつわる様々な要素を知得しているため、あまり問題はないともいえるが、知得していない要素もあり、例えば、元々の建物よりも重量が大幅に増大するような建物を建てる場合には地耐力との関係で注意を要する場合がある。
【0004】
この発明は、上記の事情に鑑み、建物購入予定者が建物を建てようとしている土地に適した建物を、当該建物購入予定者に煩わしい思いをさせずに迅速に提示することができる建物選定支援システム及び建物選定支援処理方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明の建物選定支援システムは、上記の課題を解決するために、土地を特定する情報が入力される入力端末と、土地についての自然環境情報が蓄積された第1データベースと、自然環境情報に対する適正判定情報を含む建物商品情報が蓄積された第2データベースと、自然環境情報と前記適正判定情報とを対比することによって一つ又は複数の建物を選定する建物選定処理手段と、選定された建物の建物商品情報の全部又は一部を出力する出力端末と、を備えたことを特徴とする。前記第1データベースは、自然環境情報として、気候情報、地耐力情報、地震情報、塩害情報、土地傾斜情報、土地面積情報、及び土地形状情報のうち、少なくとも一つを有するのがよい。また、前記第2データベースは、適正判定情報として、耐候性情報、断熱性情報、耐力情報、基礎情報、耐震性情報、耐錆情報、建築面積情報、及び建築平面形状情報のうち、少なくとも一つを有するのがよい。
【0006】
上記構成において、利用者(建物購入予定者或いは営業マン)は、入力端末に対して建物を建てようとしている土地を特定する情報(例えば、住所、地番、郵便番号、電話番号等)を入力する。建物選定処理手段は、入力された土地特定情報をキーにして第1データベースから当該土地についての自然環境情報を引き出す。そして、この自然環境情報を第2データベースに蓄積されている適正判定情報に照らし合わせ、一つ又は複数の建物を選定する。例えば、自然環境情報として地耐力が5段階ランクのうちの“4”(例えば、地盤が少し悪いことを示す数値とする)であるとの情報を得たなら、適正判定情報である基礎情報が5段階ランクのうちの“4”(地耐力が少し悪い土地でも大丈夫であることを示す数値とする)の数値を有する建物商品、及び“5”(地耐力が悪い土地でも大丈夫であることを示す数値とする)を選定することになる。そして、出力端末は、選定された建物の建物商品情報を出力する。このように、建物購入予定者等が住所等を入力端末に入力するだけで、建物を建てようとしている土地に適した建物の提示を受けることができる。
【0007】
また、この発明の建物選定支援システムは、土地を特定する情報が入力される入力端末と、土地についての社会環境情報が蓄積された第1データベースと、社会環境情報に対する適正判定情報を含む建物商品情報が蓄積された第2データベースと、社会環境情報と前記適正判定情報とを対比することによって一つ又は複数の建物を選定する建物選定処理手段と、選定された建物の建物商品情報の全部又は一部を出力する出力端末と、を備えたことを特徴とする。前記第1データベースは、社会環境情報として、騒音情報、日照情報、及び地域設備情報のうち、少なくとも一つを有するのがよい。また、前記第2データベースは、適正判定情報として、防音性情報、及び資材搬入性情報のうち、少なくとも一つを有するのがよい。
【0008】
上記構成において、利用者(建物購入予定者或いは営業マン)は、入力端末に対して建物を建てようとしている土地を特定する情報(例えば、住所、地番、郵便番号、電話番号等)を入力する。建物選定処理手段は、入力された土地特定情報をキーにして第1データベースから当該土地についての社会環境情報を引き出す。そして、この社会環境情報を第2データベースに蓄積されている適正判定情報に照らし合わせ、一つ又は複数の建物を選定する。例えば、社会環境情報として騒音が5段階ランクのうちの“4”(例えば、騒音が少し大きいことを示す数値とする)であるとの情報を得たなら、適正判定情報である防音性情報が5段階ランクのうちの“4”(騒音が少し大きい場所でも大丈夫であることを示す数値とする)の数値を有する建物商品、及び“5”(騒音が大きい場所でも大丈夫であることを示す数値とする)の数値を有する建物商品を選定することになる。そして、出力端末は、選定された建物の建物商品情報を出力する。このように、建物購入予定者等が住所等を入力端末に入力するだけで、建物を建てようとしている土地に適した建物の提示を受けることができる。
【0009】
また、この発明の建物選定支援システムは、土地を特定する情報が入力される入力端末と、土地についての法的環境情報が蓄積された第1データベースと、法的環境情報に対する適正判定情報を含む建物商品情報が蓄積された第2データベースと、法的環境情報と前記適正判定情報とを対比することによって一つ又は複数の建物を選定する建物選定処理手段と、選定された建物の建物商品情報の全部又は一部を出力する出力端末と、を備えたことを特徴とする。第2データベースは、適正判定情報として、耐火性能情報、建築面積、延床面積、及び建物高さのうち、少なくとも一つを有するのがよい。
【0010】
上記構成において、利用者(建物購入予定者或いは営業マン)は、入力端末に対して建物を建てようとしている土地を特定する情報(例えば、住所、地番、郵便番号、電話番号等)を入力する。建物選定処理手段は、入力された土地特定情報をキーにして第1データベースから当該土地についての法的環境情報を引き出す。そして、この法的環境情報を第2データベースに蓄積されている適正判定情報に照らし合わせ、一つ又は複数の建物を選定する。例えば、法的環境情報として当該土地に防火・準防火規制がある場合、当該防火・準防火規制を満たす耐火性能の建物商品を選定することになる。このように、建物購入予定者等が住所等を入力端末に入力するだけで、建物を建てようとしている土地に適した建物の提示を受けることができる。
【0011】
上述したいずれかの構成において、前記入力端末は土地特定情報以外の建物選定に役立つ情報の入力も受け付けるように構成され、前記建物選定処理手段は、環境情報に基づいて選定した複数の建物のなかから前記入力端末にて入力された建物選定に役立つ情報に基づいて更なる選定を行うように構成されているのがよい。かかる構成であれば、建物を建てようとしている土地に適した建物の提示を受けた上で、例えば住む人数、希望する大きさ、グレード、色といった要素などで更に建物を絞り込んでいくことができる。
【0012】
また、この発明の建物選定支援システムは、土地を特定する情報が入力される入力端末と、既に建築した建物に関する情報及び当該建物を建てた土地を特定する情報からなる施工物件情報が蓄積されたデータベースと、前記の入力された土地特定情報と前記施工物件情報とを対比することによって前記入力された土地の近隣に建築した建物に関する情報を取り出す近隣建物情報取得手段と、取り出された建物に関する情報の全部又は一部を出力する出力端末と、を備えたことを特徴とする。
【0013】
上記構成であれば、建物を建てようとしている土地に近い土地(例えば気候風土等が近似している)に、既にどのような建物が建てられているのか、その建物のコストや納期はどのようであるかといった参考情報を得ることができ、建物購入予定者が建物を建てようとしている土地に適した建物の選定に役立つ。
【0014】
また、この発明の建物選定支援システムは、土地を特定する情報及び建物選定に役立つ情報が入力される入力端末と、既に建築した建物に関する情報及び当該建物を建てた土地を特定する情報からなる施工物件情報が蓄積されたデータベースと、前記の入力された土地特定情報及び建物選定に役立つ情報と前記施工物件情報とを対比することによって前記入力された土地の近隣に建築した建物であって前記建物選定に役立つ情報に基づいて選別した類似建物に関する情報を取り出す近隣建物情報取得手段と、取り出された類似建物に関する情報の全部又は一部を出力する出力端末と、を備えたことを特徴とする。
【0015】
上記の構成であれば、建物選定に役立つ情報に基づいて例えば大きさやグレード等が決まり、建物を建てようとしている土地に近い土地(例えば気候風土等が近似している)に、既に同様の大きさやグレードの建物がどれくらいのコストや納期で建てられているのかといった参考情報を得ることができ、建物購入予定者が建物を建てようとしている土地に適した建物の選定に役立つ。
【0016】
また、この発明の建物選定支援処理方法は、土地を特定する情報を入力させる第1入力処理工程と、第1入力処理工程で入力された情報に基づいて複数の建物商品のなかから一つ又は複数の候補を選定する第1候補選定処理工程と、第1候補選定処理工程で選定された建物商品の情報を画面出力する第1画面出力処理工程と、建物の選定に役立つ情報を入力させる第2入力処理工程と、第2入力処理工程で入力された情報に基づいて前記候補のなかから更に絞り込んだ一つ又は複数の候補を選定する第2候補選定処理工程と、第2候補選定処理工程で選定された建物商品の情報を画面出力する第2画面出力処理工程と、を有することを特徴とする。かかる構成においても、建物購入予定者が建物を建てようとしている土地に適した建物を、当該建物購入予定者に煩わしい思いをさせずに迅速に提示することができる。
【0017】
また、この発明の建物選定支援処理方法は、土地を特定する情報及び建物の選定に役立つ情報を入力させる入力処理工程と、入力処理工程で入力された情報に基づいて複数の建物商品のなかから一つ又は複数の候補を選定する候補選定処理工程と、候補選定処理工程で選定された建物商品の情報を画面出力する画面出力処理工程と、を有することを特徴とする。かかる構成においても、建物購入予定者が建物を建てようとしている土地に適した建物を、当該建物購入予定者に煩わしい思いをさせずに迅速に提示することができる。
【0018】
また、この発明の建物選定支援処理方法は、土地の環境に関する数値化された環境情報が蓄積されたデータベースを利用するとともに、各建物商品を前記環境情報に照らして適正判定するための数値化された適正判定情報が蓄積されたデータベースを利用し、建物商品がその建築する土地について適したものかどうかを判定することを特徴とする。かかる構成においても、建物購入予定者が建物を建てようとしている土地に適した建物を、当該建物購入予定者に煩わしい思いをさせずに迅速に提示することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態を図1乃至図10に基づいて説明する。
【0020】
図1は、この実施形態の建物選定支援システムの概略構成を示した図であり、同図(a)は独立設置タイプを示し、同図(b)は通信ネットワークを利用するタイプを示している。この実施形態の建物選定支援システム10は、第1データベースDB1、第2データベースDB2、第3データベースDB3、建物選定処理部1、入力部(キーボード、マウス等のポインティングデバイス、タッチパネル等)2、及び出力部(ディスプレイ、プリンタ等)3を備えて構成される。同図(b)においては、パーソナルコンピュータ12が入力部2及び出力部3を成し、ホストコンピュータ11がデータベースDB1,DB2,DB3と建物選定処理部1を成す。パーソナルコンピュータ12及びホストコンピュータ11は共に通信機能を備え、インターネット13を通じて情報の通信を行うようになっている。なお、パーソナルコンピュータ12に限らず、情報の入出力及び通信が可能の機器であれば、どのような機器(例えばディジタル放送受信テレビやゲーム機器等)でもよい。また、インターネット13に限らず、公衆回線、専用回線を用いたり、或いは無線で通信を行うものでもよい。
【0021】
第1データベースDB1は、土地についての自然環境情報、土地についての社会環境情報、土地についての法的環境情報、及び地図データを蓄積している。図2(a)は第1データベースDB1の詳細(地図データは省略)を示している。土地についての自然環境情報とは、土地に固有の基本的に自然に由来する情報であり、例えば、気候情報(積雪量情報、降雨量情報、気温情報、湿度情報、台風関連情報、日照情報等)、地耐力情報(盛土、埋め立て情報等の自然に由来しない情報も含み得る)、地震情報、塩害情報、土地傾斜情報、土地面積情報、及び土地形状情報等がある。土地についての社会環境情報とは、土地周辺に設置された人工物或いは土地周辺を通過する人工物に由来する情報であり、騒音情報、及び地域設備情報(都市インフラ情報等:図では道路幅を示している)がある。法的環境情報とは、土地についての法的な規制に関する情報であり、防火・準防火情報、用途制限情報、建ぺい率情報、及び容積率情報等がある。
【0022】
そして、この実施形態では、積雪量、地耐力、地震、騒音などについては、5段階ランクで数字を当てはめることとしている。ここでは、“5”の数値を有する土地が最も悪条件であることを示し、“1”の数値を有する土地が最も良い条件であることを示している。一方、土地面積、道路幅、建ぺい率等については、具体的な数値が記述される。土地形状については、例えば、その土地の測量情報が保有される。なお、積雪量、地耐力などについて具体的数字を記述することとしてもよい。また、全ての土地について全ての情報が格納されているわけではない。土地面積情報や土地形状情報については、これらの情報が蓄積されていない場合、或いは蓄積されていても○番○号といった具体的住所を入力するのを躊躇する利用者に対する場合、後述するように、利用者や建物購入予定者が土地面積情報と土地形状情報とを入力できるようにしてある。
【0023】
第2データベースDB2は、各建物商品について、自然環境情報に対する数値化された適正判定情報と社会環境情報に対する数値化された適正判定情報と法的環境情報に対する数値化された適正判定情報とを含む建物商品情報を蓄積している。すなわち、建物供給者が用意している各建物商品には、前記環境情報に照らして適正判定するための数値化された適正判定情報として各建物に共通の数値化されたデータを持たせてある。図2(b)は第2データベースDB2の詳細を示している。自然環境情報に対する適正判定情報としては、耐候性情報、断熱性情報、耐力情報、基礎情報、耐震性情報、耐錆情報、建築面積情報、及び建築平面形状情報等がある。社会環境情報に対する適正判定情報としては、防音性情報、及び資材搬入性情報等がある。なお、資材搬入性情報とは、建物の資材を建築現場に搬入する際の容易性(資材が大きければ周辺道路は幅広であることが必要になる)を示しているものとする。ユニット式の建物であれば、資材搬入性情報の数値は低くなる。法的環境情報に対する適正判定情報としては、耐火性、延床面積、及び建物高さ等がある。なお、或る環境情報についての適正判定情報が他の環境情報の適正判定情報として重複利用される場合もある。
【0024】
そして、この実施形態では、耐候性情報、断熱性情報、防音性、耐火性等については、5段階ランクで数字を当てはめることとし、数値が大きいほど良いとする。例えば、地耐力について“5”の数値を有する建物は、例えば地耐力3トン程度の土地に建てても大丈夫であり、“1”数値を有する建物は例えば地耐力30トン程度の地盤に建てることを推奨するものとする。一方、建築面積、建物高さ等については、具体的な数値が記述される。
【0025】
建物商品情報には各種仕様情報と各種画像情報と価格情報とがある。各種仕様情報としては1階面積、2階面積、各部屋の面積、工法、構造、基礎構造、断熱性能、および建物重量などがある。各種画像情報としては、外観図、間取り図、構造図などがある。
【0026】
なお、この実施形態では、各建物商品情報として設計規格情報および性能情報を含めている。すなわち、建物供給者が用意している各建物商品には、設計規格情報および性能情報として各建物で共通の数値化されたデータを持たせてある。設計規格情報は、当該建物商品についての用途・規模に応じた建物としての推奨値(建築可能な規模(面積や高さなど)、形状、快適な居住を実現するための推奨人数など)を示すものである。この情報は後述する建物規模条件入力に対する建物選定要因として利用される。性能条件とは、グレード(居住性、安全性、耐久性等を示す性能を数値で表現)である。この情報は後述する建物性能条件入力に対する建物選定要因として利用される。
【0027】
第3データベースDB3は、既に建築した建物に関する情報と当該建物を建てた土地を特定する情報とからなる施工物件情報を蓄積している。図2(c)は第3データベースDB3の詳細を示している。この詳細例では、施工物件情報は、施工物件住所、建物商品名、施工納期、見積もり、その他詳細情報(建物商品情報等)から成る。
【0028】
建物選定処理部1は、得られた環境情報(自然、社会、法的)と各建物商品の適正判定情報とを対比することによって一つ又は複数の建物を選定する。具体的には、入力された土地特定情報をキーにして第1データベースDB1から当該土地についての環境情報を引き出す。そして、この環境情報を第2データベースに蓄積されている適正判定情報に照らし合わせ、一つ又は複数の建物を選定する。以下、この建物選定処理の一例を説明する。例えば、自然環境情報において塩害の値が“4”であり、適正判定要因において耐錆性が“5”であれば、+1点であるとする。同様に、自然環境情報において地耐力の値が“2”であり、適正判定要因におい基礎が“5”であれば、+3点であるとする。一項目でもマイナス点が生じたときには、“不可”を示すフラグをセットする。同様の処理を他の環境情報についても実行し、合計点を算出する。また、建物面積が土地面積よりも大きいときや建ぺい率を満たさないとき等にも、“不可”を示すフラグをセットする。この処理により、或る建物商品の合計点は20点、別の建物商品の合計点は32点のごとく、各建物商品の合計点が得られる。そして、不可のフラグがセットされていない建物商品(候補商品)について、例えば合計点の平均値に最も近い合計点を持つ建物を推奨NO.1として出力し、次に平均値に近い合計点を持つ建物を推奨NO.2として出力する(オーバースペックの建物や要求ぎりぎりの建物は推奨順位としては後にする場合である)。以上説明した建物選定処理は例示であり、他の選定処理を採用することもできる。例えば、上記の場合は、各項目の点数には何ら重み付けをしていないが、項目によって重み付けを行ってもよいし、重み付けする項目や重み付けの程度を土地によって変更するようにしてもよい。また、マイナス点が生じた項目の重要度が低いと判断されるときには、準候補として出力するようにしてもよい。勿論、合計点の高い順にソートして推奨順位を決めるようにしてもよい。また、合計点で推奨順位を決めるといったことは行わないようにしてもよい。また、合計点を算出せずに単に不可フラグのセット状態で建物商品の候補を選定するようにしてもよい。
【0029】
また、建物選定処理部1は、入力された土地特定情報と前記第3データベースDB3の施工物件情報とを対比することによって前記入力された土地の近隣に建築した建物に関する情報を取り出す近隣建物情報取得部としての機能を備える。更に、入力された土地特定情報及び建物選定に役立つ情報(建物規模情報や建物性能情報等)と前記第3データベースDB3の施工物件情報とを対比することによって前記入力された土地の近隣に建築した建物であって前記建物選定に役立つ情報に基づいて選別した類似建物に関する情報を取り出す近隣建物情報取得部としての機能を備える。
【0030】
図3(a)は土地特定情報の入力画面例であり、図3(b)は推奨NO.1の建物商品情報の出力画面例である。上記入力画面では、土地特定情報として住所、郵便番号、地番、電話番号、緯経度、地図入力、地域表示のいずれかを利用者が任意に選択できる構成を示している。なお、上記の地図入力を選択したときには、画面に所定縮尺の地図が表示される。そして、例えば、地図上をクリックすることで段階的にクリック箇所が拡大され、最拡大の地図上において直に土地特定を行うことになる。図3(b)の出力画面では、建物の外観図が画像表示されるとともに、建物商品情報が表示されている。また、この出力画面には、「次の候補を見る」「候補一覧を見る」「入力画面に戻る」「他の図面を見る」「近隣建物拝見」「決定し次の入力に進む」「決定しないで次の入力に進む」のボタンが用意されている。
【0031】
上記図3(b)の出力画面において、「決定し次の入力に進む」のボタンをクリックしたときには、平面プラン、設備プラン、装飾プラン(建物プランニング処理)の入力画面に進むことになる。一方、「決定しないで次の入力に進む」のボタンをクリックしたときには、建物規模条件の入力を促す入力画面が表示される。図4(a)は規模条件入力画面であり、図4(b)は入力された建物規模条件に基づいて前記候補の中から選定された建物の商品情報出力画面である。建物規模条件とは、建物規模(面積,高さ等)、用途(居住、店舗、一階店舗二階居住等)、形状(平面,立面等)である。そして、この出力画面には、「次の候補を見る」「候補一覧を見る」「入力画面に戻る」「他の図面を見る」「決定し次の入力に進む」「決定しないで次の入力に進む」のボタンが用意されている。
【0032】
図4(b)の出力画面において、「決定し次の入力に進む」のボタンをクリックしたときには、平面プラン、設備プラン、装飾プラン(建物プランニング処理)の入力画面に進むことになる。一方、「決定しないで次の入力に進む」のボタンをクリックしたときには、建物性能条件の入力を促す入力画面が表示される。図5(a)は性能条件入力画面であり、図5(b)は入力された建物性能条件に基づいて前記建物規模条件を満たす候補の中から選定された建物の商品情報出力画面である。建物性能条件とは、グレード(居住性、安全性、耐久性等を示す性能値で表現)である。そして、この出力画面には、「次の候補を見る」「候補一覧を見る」「入力画面に戻る」「他の図面を見る」「準候補を見る」「決定し次の入力に進む」のボタンが用意されている。「決定し次の入力に進む」のボタンをクリックしたときには、平面プラン、設備プラン、装飾プラン(建物プランニング処理)の入力画面に進むことになる。
【0033】
図6(a)は、土地特定情報の入力画面であり、図6(b)はデータベースに土地形状及び土地面積のデータが蓄積されていなかった場合や詳細住所の入力がなされなかった場合の出力画面である。この出力画面では、土地形状について幾つかの形状を用意しておいて、そのなかから選択するといった処理を採用している。なお、土地形状入力をマウスの移動とクリック操作によって入力した図形を例えばビットマップデータとして送信することも可能である。土地面積の入力は、坪或いはm2 のいずれかで入力することができる。この出力画面において送信ボタンをクリックすると、土地形状及び土地面積の情報が建物選定処理部1に与えられ、この建物選定処理部1は土地形状及び土地面積を考慮して建物を選定・出力し、図3(b)の画面を表示することになる。「入力しない」のボタンをクリックした場合には、土地形状や土地面積未定のまま建物選定処理を行う。
【0034】
図7は、図3(b)の出力画面中の「近隣建物拝見」のボタンがクリックされたときに表示される近隣の建物の出力画面である。近隣判断は、利用者が入力した土地特定情報と第3データベースDB3の施工物件情報における住所情報とを地図データに照らして比較し、例えば、入力された土地から半径5km圏内に存在するものを近隣建物とする。近隣建物の情報の取得においては、環境情報や適正判定情報は必要としない。
【0035】
図8(a)は、図5(b)の出力画面中の「準候補を見る」のボタンがクリックされたときに表示される建物商品の出力画面であり、図8(b)は同図(a)中の「詳細を知る」のボタンがクリックされたときに表示される詳細情報を表示した出力画面である。「準候補を見る」のボタンは、規模及び性能の要件に基づいて建物が選定された後に表示されるものである。準候補の建物商品は、選定から漏れた建物商品であって、例えば、規模は僅かの差で満たさないが性能は満たすもの、或いは、性能は僅かの差で満たさないが規模は満たすもの、或いは、規模および性能が各々僅かの差で満たさないものである。
【0036】
次に、図9及び図10のフローチャートを用いて建物選定支援処理の一例の概略を説明する。図9に示すように、利用者によって土地特定情報が入力されると(ステップS1)、当該土地の環境情報(自然、社会、法的)を第1データベースDB1から取得する(ステップS2)。次に、建物商品情報が格納されている第2データベースDB2から各建物商品の適正判定情報を取得し(ステップS3)、各建物について不可判定および点数生成処理を実行する(ステップS4)。次に、全建物について処理が終了したかどうかを判断し(ステップS5)、終了していなければステップS3に進み、終了したなら提示すべき建物の候補決定および出力順決定の処理を行う(ステップS6)。そして、第1候補の建物商品の商品情報を第2データベースDB2から取り出し、表示画面データを生成し、画面上に建物商品情報を表示する(ステップS7)。この表示状態において各ボタンがクリックされると、ボタンクリック対応処理に移行する(ステップS8)。
【0037】
図10に示しているように、ボタンクリック対応処理において、「次の候補を見る」のボタンがクリックされたときには(ステップS13)、次の候補の建物商品情報が画面表示され(ステップS19)、「候補一覧を見る」のボタンがクリックされたときには(ステップS14)、候補一覧が画面表示され(ステップS20)、「他の図面を見る」のボタンがクリックされたときには(ステップS15)、他の図面が表示され(ステップS21)、「入力画面に戻る」のボタンがクリックされたときには(ステップS16)、ステップS1に進む。「決定し次の入力に進む」のボタンがクリックされたときには(ステップS11)、建物プランニング処理(ステップS17)に進む。一方、「決定しないで次の入力に進む」のボタンがクリックされたときには(ステップS12)、建物規模入力画面を表示する(ステップS18)。この建物規模入力画面において規模情報が入力されると(ステップS22)、前記候補のなかから前記入力された規模情報を満足する候補を選定し画面表示を行う(ステップS23)。
【0038】
ステップS23における画面表示状態において、「次の候補を見る」のボタンがクリックされたときには(ステップS26)、次の候補の建物商品情報が画面表示され(ステップS32)、「候補一覧を見る」のボタンがクリックされたときには(ステップS27)、候補一覧が画面表示され(ステップS33)、「他の図面を見る」のボタンがクリックされたときには(ステップS28)、他の図面が表示され(ステップS34)、「入力画面に戻る」のボタンがクリックされたときには(ステップS29)、ステップS1に進む。「決定し次の入力に進む」のボタンがクリックされたときには(ステップS24)、建物プランニング処理(ステップS30)に進む。一方、「決定しないで次の入力に進む」のボタンがクリックされたときには(ステップS25)、建物性能入力画面を表示する(ステップS31)。この建物性能入力画面において性能情報が入力されると(ステップS35)、前記候補のなかから前記入力された性能情報を満足する候補を選定し画面表示を行う(ステップS36)。
【0039】
ステップS36における画面表示状態において、「次の候補を見る」のボタンがクリックされたときには(ステップS39)、次の候補の建物商品情報が画面表示され(ステップS45)、「候補一覧を見る」のボタンがクリックされたときには(ステップS40)、候補一覧が画面表示され(ステップS46)、「他の図面を見る」のボタンがクリックされたときには(ステップS41)、他の図面が表示され(ステップS47)、「入力画面に戻る」のボタンがクリックされたときには(ステップS42)、ステップS1に進む。「決定し次の入力に進む」のボタンがクリックされたときには(ステップS37)、建物プランニング処理(ステップS30)に進む。「準候補を見る」のボタンがクリックされたときには(ステップS38)、準候補の建物商品情報を表示することになる(ステップS44)。
【0040】
なお、図3(b)に示した「近隣建物拝見」のボタンは、図4(b)の画面、或いは図5(b)の画面に設けてもよい。この場合、これら画面に至るまでに、建物規模情報や建物性能情報が入力されていることになるので、当該画面の「近隣建物拝見」のボタンを押したときには、入力された土地の近隣に建築した建物であって前記建物規模情報や建物性能情報(建物選定に役立つ情報)に基づいて選別した類似建物に関する情報を取り出して表示することができる。これによれば、建物を建てようとしている土地に近い土地に、既に同様の大きさやグレードの建物がどれくらいのコストや納期で建てられているのかといった参考情報を得ることができる。
【0041】
また、図3(a)の入力画面では、土地特定情報のみを入力させるように構成したが、土地特定情報と建物規模情報や建物性能情報(建物選定に役立つ情報)とを同時に入力させるようにしてもよい。この場合には、環境情報による選定に加えて建物規模情報や建物性能情報を加味した選定が一括的に行われ、この選定による候補が出力画面において表示されることになる。
【0042】
また、図3(a)の入力画面では、土地特定情報のみを入力させるように構成したが、土地特定情報と建物商品特定情報(建物商品名前など)とを同時に入力させることも考えられる。この場合には、或る土地に或る商品名の建物商品を建てたいとの相談をうけたときに、その土地を特定する情報と建物商品名を入力することで、その商品名の建物商品を当該土地に建てることが適正であるかどうかの判断を自動的に行うことができる。
【0043】
また、性能条件(居住性等)を利用者に入力させることとしたが、利用者が入力した人数情報や家族構成情報等に基づいてシステムが最適な性能条件を提案するようにしてもよい。また、建物規模条件の入力画面を性能条件の入力画面の前に表示したが、逆にしてもよいし、或いは、「決定しないで次の入力に進む」のボタンに代えて「性能条件入力に進む」のボタンと「規模条件入力に進む」のボタンの二つを表示しておき、利用者が任意に選べるようにしてもよい。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、建物購入予定者が建物を建てようとしている土地に適した建物を、当該建物購入予定者に煩わしい思いをさせずに迅速に提示することができる。また、建物を建てようとしている土地に適した建物の提示を受けた上で、例えば住む人数、希望する大きさ、グレード、色といった要素などで更に建物を絞り込んでいくことができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この実施形態の建物選定支援システムの概略構成を示した図であり、同図(a)は独立設置タイプを示し、同図(b)は通信ネットワークを利用するタイプを示した図である。
【図2】同図(a)は第1データベースの詳細を示し、同図(b)は第2データベースの詳細を示し、同図(c)は第3データベースの詳細を示した説明図である。
【図3】同図(a)は土地特定情報の入力画面を示し、同図(b)は建物商品の候補出力画面を示した説明図である。
【図4】同図(a)は建物規模情報の入力画面を示し、同図(b)は建物商品の候補出力画面を示した説明図である。
【図5】同図(a)は建物性能情報の入力画面を示し、同図(b)は建物商品の候補出力画面を示した説明図である。
【図6】同図(a)は土地特定情報の入力画面を示し、同図(b)はデータベースに土地形状及び土地面積の情報が蓄積されていない場合等の出力画面を示した説明図である。
【図7】近隣建物の建物商品情報の出力画面を示した説明図である。
【図8】同図(a)は準候補の出力画面を示し、同図(b)は準候補の詳細出力画面を示した説明図である。
【図9】建物選定支援処理の概略を示したフローチャートである。
【図10】ボタンクリック対応処理を示したフローチャートである。
【符号の説明】
1 建物選定処理部
2 入力部
3 出力部
10 建物選定支援システム
11 ホストコンピュータ
12 パーソナルコンピュータ
DB1 第1データベース
DB2 第2データベース
DB3 第3データベース[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to a building selection support system and a building selection support processing method that can present a desired building product for a person who wants to build a building from a plurality of building products.
[0002]
[Prior art]
When a person who wants to purchase a building such as a house (hereinafter referred to as a building purchaser) selects a desired building product from a plurality of building products provided by a manufacturer, the model house is displayed. I often go to places and open house locations to see actual building products. In addition, the building purchase information is also obtained from the building product catalog and the building product image and description written on the Internet homepage.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, the building is built on some land. The prospective purchaser of the building is not so careful in selecting the building product in view of various factors related to the land, and may be forced to change the building product after selecting the building product. In particular, when a building is built on a land different from the land in which it originally lived, various elements relating to the land are often not known. On the other hand, if you build a building on the land where you originally lived, you know that there are not many problems because you know the various elements related to the land, but there are also elements that you do not know. When building a building whose weight is significantly greater than that of the building, attention may be required in relation to earth strength.
[0004]
In view of the above circumstances, the present invention is a building selection support capable of quickly presenting a building suitable for the land on which the building purchaser intends to build a building, without making the building purchaser feel bothersome. An object is to provide a system and a building selection support processing method.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-described problem, the building selection support system of the present invention has an input terminal for inputting information for specifying land, a first database in which natural environment information about land is stored, and natural environment information. Building selection processing means for selecting one or more buildings by comparing the second database in which building product information including appropriateness determination information is stored, natural environment information and the appropriateness determination information, and the selected building And an output terminal that outputs all or part of the building merchandise information. The first database may include at least one of climate information, ground strength information, earthquake information, salt damage information, land inclination information, land area information, and land shape information as natural environment information. The second database may include at least one of weatherability information, heat insulation information, strength information, basic information, earthquake resistance information, rust resistance information, building area information, and building plane shape information as appropriate determination information. It is good to have.
[0006]
In the above configuration, a user (a person who intends to purchase a building or a salesman) inputs information (for example, an address, a lot number, a zip code, a telephone number, etc.) that specifies the land on which the building is to be built, to the input terminal. . The building selection processing means extracts natural environment information about the land from the first database using the input land specifying information as a key. Then, one or a plurality of buildings are selected by comparing the natural environment information with the appropriateness determination information stored in the second database. For example, if the information that the ground strength is “4” out of 5 ranks (for example, a numerical value indicating that the ground is a little bad) is obtained as natural environment information, the basic information that is appropriate determination information is obtained. Building products with a numerical value of “4” out of 5 ranks (a value indicating that even a land with a slightly poor ground strength is okay) and “5” (a land with a poor ground strength is okay) Will be selected). Then, the output terminal outputs building product information of the selected building. Thus, a building purchaser or the like can receive a presentation of a building suitable for the land on which the building is to be built simply by inputting an address or the like to the input terminal.
[0007]
The building selection support system according to the present invention includes an input terminal for inputting information for specifying land, a first database in which social environment information about the land is stored, and a building product including appropriateness determination information for the social environment information. A second database in which information is accumulated, a building selection processing means for selecting one or a plurality of buildings by comparing the social environment information and the appropriateness determination information, and all of the building product information of the selected building or And an output terminal that outputs a part of the output terminal. The first database may include at least one of noise information, sunshine information, and local facility information as social environment information. The second database may include at least one of soundproof information and material carry-in information as appropriate determination information.
[0008]
In the above configuration, a user (a person who intends to purchase a building or a salesman) inputs information (for example, an address, a lot number, a zip code, a telephone number, etc.) that specifies the land on which the building is to be built, to the input terminal. . The building selection processing means extracts social environment information about the land from the first database using the input land specifying information as a key. Then, this social environment information is checked against appropriateness determination information stored in the second database, and one or more buildings are selected. For example, if the information that the noise is “4” out of 5 ranks (for example, a numerical value indicating that the noise is a little loud) is obtained as the social environment information, the soundproofing information that is the appropriate judgment information is obtained. A building product having a numerical value of “4” out of 5 ranks (a value indicating that it is safe even in a slightly loud place) and “5” (a value indicating that it is safe even in a noisy place) Will be selected. Then, the output terminal outputs building product information of the selected building. Thus, a building purchaser or the like can receive a presentation of a building suitable for the land on which the building is to be built simply by inputting an address or the like to the input terminal.
[0009]
The building selection support system according to the present invention includes an input terminal for inputting information for specifying land, a first database in which legal environmental information about land is stored, and appropriate judgment information for legal environmental information. Building selection processing means for selecting one or a plurality of buildings by comparing the second database in which the building product information is accumulated, legal environment information and the appropriateness determination information, and the building product information of the selected building And an output terminal that outputs all or part of the output terminal. The second database may include at least one of fire resistance performance information, building area, total floor area, and building height as appropriate determination information.
[0010]
In the above configuration, a user (a person who intends to purchase a building or a salesman) inputs information (for example, an address, a lot number, a zip code, a telephone number, etc.) that specifies the land on which the building is to be built, to the input terminal. . The building selection processing means extracts legal environmental information about the land from the first database using the input land specifying information as a key. Then, the legal environment information is checked against the appropriateness determination information stored in the second database, and one or more buildings are selected. For example, if the land has fire prevention / quasi-fire regulations as legal environmental information, building products having fire resistance performance that meet the fire / quasi-fire regulations will be selected. Thus, a building purchaser or the like can receive a presentation of a building suitable for the land on which the building is to be built simply by inputting an address or the like to the input terminal.
[0011]
In any one of the configurations described above, the input terminal is configured to accept input of information useful for building selection other than the land identification information, and the building selection processing means includes a plurality of buildings selected based on environmental information. It is good to be comprised so that the further selection may be performed based on the information useful for building selection input from the said input terminal. In such a configuration, after receiving a presentation of a building suitable for the land on which the building is to be built, the building can be further narrowed down by factors such as the number of people living, the desired size, grade, color, etc. .
[0012]
In addition, the building selection support system according to the present invention stores construction property information including an input terminal for inputting information for specifying land, information on a building that has already been built, and information for specifying the land on which the building is built. Neighboring building information acquisition means for extracting information related to a building constructed in the vicinity of the input land by comparing the database, the input land specifying information and the construction property information, and information regarding the extracted building And an output terminal that outputs all or part of the output terminal.
[0013]
With the above configuration, what kind of building has already been built on the land close to the land on which the building is to be built (for example, the climate is similar), what is the cost and delivery date of the building? It is useful for selecting a building suitable for the land on which the prospective purchaser wants to build a building.
[0014]
The building selection support system according to the present invention includes an input terminal for inputting information for identifying land and information useful for building selection, construction information including information on a building that has already been constructed and information for identifying the land on which the building is built. A building constructed in the vicinity of the input land by comparing the database in which the property information is accumulated, the input land identification information and the information useful for building selection, and the construction property information. It is characterized by comprising neighborhood building information acquisition means for extracting information on similar buildings selected based on information useful for selection, and an output terminal for outputting all or part of the extracted information on similar buildings.
[0015]
With the above configuration, for example, the size and grade are determined based on information useful for building selection, and the same size is already applied to land close to the land where the building is to be built (for example, climate climate is approximate). You can obtain reference information such as how much cost and delivery time the sheath grade building is built, and it helps the building purchaser to select a building suitable for the land where the building is to be built.
[0016]
Further, the building selection support processing method of the present invention includes a first input processing step for inputting information for specifying land, and one or more of the building commodities based on the information input in the first input processing step. A first candidate selection processing step for selecting a plurality of candidates, a first screen output processing step for outputting the information on the building product selected in the first candidate selection processing step, and a step for inputting information useful for building selection. A two-input processing step, a second candidate selection processing step for selecting one or more candidates further narrowed down from the candidates based on the information input in the second input processing step, and a second candidate selection processing step And a second screen output processing step for outputting the information of the building product selected in (1) to the screen. Even in such a configuration, it is possible to promptly present a building suitable for the land on which the building purchaser intends to build a building without bothering the building purchaser.
[0017]
In addition, the building selection support processing method of the present invention includes an input processing step for inputting information for identifying land and information useful for building selection, and a plurality of building commodities based on the information input in the input processing step. It has a candidate selection processing step for selecting one or a plurality of candidates, and a screen output processing step for outputting information of the building product selected in the candidate selection processing step. Even in such a configuration, it is possible to promptly present a building suitable for the land on which the building purchaser intends to build a building without bothering the building purchaser.
[0018]
In addition, the building selection support processing method of the present invention uses a database in which quantified environmental information relating to the environment of the land is accumulated, and is quantified for proper determination of each building product in light of the environmental information. It is characterized in that it is determined whether the building product is suitable for the land to be constructed using a database in which the appropriateness determination information is stored. Even in such a configuration, it is possible to promptly present a building suitable for the land on which the building purchaser intends to build a building without bothering the building purchaser.
[0019]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to FIGS.
[0020]
FIG. 1 is a diagram showing a schematic configuration of a building selection support system according to this embodiment. FIG. 1A shows an independent installation type, and FIG. 1B shows a type using a communication network. . The building
[0021]
The first database DB1 stores natural environment information about land, social environment information about land, legal environment information about land, and map data. FIG. 2A shows details of the first database DB1 (map data is omitted). Natural environment information about land is information that originates in nature that is inherent to the land, such as climate information (snow cover information, rainfall information, temperature information, humidity information, typhoon related information, sunshine information, etc.) ), Soil strength information (including non-natural information such as embankment and landfill information), earthquake information, salt damage information, land slope information, land area information, and land shape information. Social environment information about land is information derived from artifacts installed around the land or artifacts passing through the land. Noise information and local equipment information (urban infrastructure information, etc .: road width in the figure) There is). Legal environmental information is information regarding legal regulations regarding land, and includes fire prevention / quasi-fire prevention information, use restriction information, building coverage information, floor area information, and the like.
[0022]
In this embodiment, the numbers of snow cover, ground strength, earthquake, noise, etc. are applied in five ranks. Here, the land having a numerical value of “5” is the worst condition, and the land having a numerical value of “1” is the best condition. On the other hand, specific numerical values are described for land area, road width, building coverage ratio, and the like. As for the land shape, for example, survey information of the land is held. In addition, it is good also as describing a specific figure about the amount of snow accumulation, ground strength, etc. Also, not all information is stored for all lands. As for land area information and land shape information, if such information is not accumulated, or if it is accumulated for users who are hesitant to enter a specific address such as No. The user and the prospective purchaser can input land area information and land shape information.
[0023]
The second database DB2 includes, for each building product, digitized suitability information for natural environment information, digitized suitability information for social environment information, and digitized suitability information for legal environment information. Stores building product information. That is, each building product prepared by the building supplier has numerical data common to each building as numerical appropriateness determination information for determining appropriateness in light of the environmental information. . FIG. 2B shows details of the second database DB2. Appropriate judgment information for natural environment information includes weather resistance information, heat insulation information, proof stress information, basic information, earthquake resistance information, rust resistance information, building area information, and building plane shape information. Appropriate determination information for social environment information includes soundproof information and material carry-in information. Note that the material carry-in information indicates the ease of carrying building materials into the construction site (if the material is large, the surrounding roads need to be wide). In the case of a unit type building, the numerical value of the material carryability information is low. Appropriate judgment information for legal environmental information includes fire resistance, total floor area, building height, and the like. In addition, the appropriateness determination information for certain environmental information may be used in duplicate as appropriateness determination information for other environmental information.
[0024]
In this embodiment, for weather resistance information, heat insulation information, soundproofing, fire resistance, etc., numbers are assigned in five ranks, and the larger the number, the better. For example, a building with a ground strength value of “5” can be built on land with a ground strength of about 3 tons, for example. A building with a “1” value can be built on the ground with a ground strength of about 30 tons, for example. Is recommended. On the other hand, specific numerical values are described for the building area, the building height, and the like.
[0025]
The building product information includes various specification information, various image information, and price information. Various specification information includes the first floor area, the second floor area, the area of each room, the construction method, the structure, the foundation structure, the heat insulation performance, the building weight, and the like. Various image information includes an external view, a floor plan, and a structure diagram.
[0026]
In this embodiment, design standard information and performance information are included as building product information. That is, each building commodity prepared by the building supplier has numerical data common to each building as design standard information and performance information. The design standard information indicates the recommended value (building size (area, height, etc.), shape, recommended number of people to realize comfortable living, etc.) as the building according to the use and scale of the building product. Is. This information is used as a building selection factor for building scale condition input described later. The performance conditions are grades (performances indicating habitability, safety, durability, etc. are expressed numerically). This information is used as a building selection factor for building performance condition input described later.
[0027]
The third database DB3 stores construction property information composed of information on a building that has already been built and information that identifies the land on which the building has been built. FIG. 2C shows details of the third database DB3. In this detailed example, the construction property information includes construction property address, building product name, construction delivery date, estimate, and other detailed information (building product information, etc.).
[0028]
The building
[0029]
In addition, the building
[0030]
3A shows an example of an input screen for land identification information, and FIG. It is an output screen example of 1 building merchandise information. The above input screen shows a configuration in which the user can arbitrarily select any one of address, postal code, lot number, telephone number, latitude / longitude, map input, and area display as the land identification information. When the above map input is selected, a map with a predetermined scale is displayed on the screen. Then, for example, by clicking on the map, the clicked portion is enlarged step by step, and the land is identified directly on the most enlarged map. In the output screen of FIG. 3B, an external view of the building is displayed as an image, and building product information is displayed. In addition, this output screen includes “view next candidate” “view candidate list” “return to input screen” “view other drawings” “visit nearby building” “decide and proceed to next input” “decide” "Do not proceed to the next input" button is provided.
[0031]
When the “determined and proceed to next input” button is clicked on the output screen of FIG. 3B, the screen proceeds to an input screen for a floor plan, an equipment plan, and a decoration plan (building planning process). On the other hand, when the “Proceed to next input without decision” button is clicked, an input screen prompting input of the building scale condition is displayed. 4A is a scale condition input screen, and FIG. 4B is a product information output screen for a building selected from the candidates based on the input building scale condition. The building scale conditions are the building scale (area, height, etc.), usage (residence, store, first floor store, second floor residence, etc.), and shape (planar, elevation, etc.). And on this output screen, “View next candidate” “View candidate list” “Return to input screen” “View other drawings” “Determine and proceed to next input” “Next input without decision” "Proceed to" button is prepared.
[0032]
When the “decide and proceed to next input” button is clicked on the output screen of FIG. 4B, the screen proceeds to an input screen for a plane plan, an equipment plan, and a decoration plan (building planning process). On the other hand, when the “Proceed to next input without decision” button is clicked, an input screen prompting input of building performance conditions is displayed. FIG. 5A is a performance condition input screen, and FIG. 5B is a product information output screen for a building selected from candidates that satisfy the building size condition based on the input building performance condition. The building performance condition is a grade (expressed by a performance value indicating habitability, safety, durability, etc.). And on this output screen, “View next candidate” “View candidate list” “Return to input screen” “View other drawings” “View quasi-candidate” “Determine and proceed to next input” A button is provided. When the “decide and proceed to the next input” button is clicked, the screen proceeds to an input screen for a floor plan, an equipment plan, and a decoration plan (building planning process).
[0033]
6A is an input screen for land identification information, and FIG. 6B is an output when land shape and land area data is not stored in the database or when a detailed address is not input. It is a screen. This output screen employs a process of preparing several shapes for the land shape and selecting from them. In addition, it is also possible to transmit the figure which input land shape input by the movement and click operation of the mouse, for example as bitmap data. The land area can be entered in either tsubos or m2. When the send button is clicked on this output screen, the land shape and land area information is given to the building
[0034]
FIG. 7 is an output screen of neighboring buildings that is displayed when the “Nearby building visit” button in the output screen of FIG. 3B is clicked. The neighborhood judgment compares the land identification information input by the user with the address information in the construction property information of the third database DB3 in the light of the map data. For example, the neighborhood that is within a radius of 5 km from the input land A building. In acquiring information on neighboring buildings, environmental information and appropriateness determination information are not required.
[0035]
FIG. 8A is a building product output screen displayed when the “view quasi-candidate” button in the output screen of FIG. 5B is clicked, and FIG. 8B is the same figure. It is an output screen that displays detailed information that is displayed when the “Learn more” button in (a) is clicked. The “view quasi-candidate” button is displayed after a building has been selected based on size and performance requirements. The quasi-candidate building product is a building product that is omitted from the selection, for example, a product that does not satisfy the scale with a slight difference but satisfies the performance, or a product that does not satisfy the performance with a slight difference but satisfies the scale, or , The scale and performance are not enough to meet each other.
[0036]
Next, an outline of an example of a building selection support process will be described using the flowcharts of FIGS. 9 and 10. As shown in FIG. 9, when land identification information is input by a user (step S1), environmental information (natural, social, legal) of the land is acquired from the first database DB1 (step S2). Next, the suitability determination information of each building product is acquired from the second database DB2 in which the building product information is stored (step S3), and the impossibility determination and score generation processing are executed for each building (step S4). Next, it is determined whether or not the processing has been completed for all the buildings (step S5). If not completed, the process proceeds to step S3. If completed, the candidate building determination and the output order determination are performed (step S3). S6). Then, the product information of the first candidate building product is extracted from the second database DB2, display screen data is generated, and the building product information is displayed on the screen (step S7). When each button is clicked in this display state, the process proceeds to button click handling processing (step S8).
[0037]
As shown in FIG. 10, in the button click corresponding process, when the “view next candidate” button is clicked (step S13), the next candidate building product information is displayed on the screen (step S19). When the “view candidate list” button is clicked (step S14), the candidate list is displayed on the screen (step S20), and when the “view other drawings” button is clicked (step S15), other When the drawing is displayed (step S21) and the "return to input screen" button is clicked (step S16), the process proceeds to step S1. When the “determine and proceed to next input” button is clicked (step S11), the process proceeds to the building planning process (step S17). On the other hand, when the button “Proceed to next input without determination” is clicked (step S12), a building scale input screen is displayed (step S18). When scale information is input on the building scale input screen (step S22), a candidate satisfying the input scale information is selected from the candidates and displayed on the screen (step S23).
[0038]
When the “view next candidate” button is clicked in the screen display state in step S23 (step S26), the next candidate building product information is displayed on the screen (step S32), and “view candidate list” is displayed. When the button is clicked (step S27), a candidate list is displayed on the screen (step S33), and when the “view other drawings” button is clicked (step S28), other drawings are displayed (step S34). ) When the “return to input screen” button is clicked (step S29), the process proceeds to step S1. When the “determine and proceed to next input” button is clicked (step S24), the process proceeds to the building planning process (step S30). On the other hand, when the button “Proceed to next input without determination” is clicked (step S25), a building performance input screen is displayed (step S31). When performance information is input on this building performance input screen (step S35), candidates satisfying the input performance information are selected from the candidates and displayed on the screen (step S36).
[0039]
When the “view next candidate” button is clicked in the screen display state in step S36 (step S39), the next candidate building product information is displayed on the screen (step S45), and “view candidate list” is displayed. When the button is clicked (step S40), a candidate list is displayed on the screen (step S46), and when the “view other drawings” button is clicked (step S41), other drawings are displayed (step S47). ) When the “return to input screen” button is clicked (step S42), the process proceeds to step S1. When the “determine and proceed to next input” button is clicked (step S37), the process proceeds to the building planning process (step S30). When the “view quasi-candidate” button is clicked (step S38), the quasi-candidate building product information is displayed (step S44).
[0040]
Note that the “Nearby Building Visit” button shown in FIG. 3B may be provided on the screen of FIG. 4B or the screen of FIG. 5B. In this case, building size information and building performance information have been entered up to these screens, so when the “Nearby Buildings” button on the screen is pressed, the building is built near the entered land. It is possible to extract and display information related to similar buildings selected based on the building size information and building performance information (information useful for building selection). According to this, it is possible to obtain reference information such as how much cost and delivery time a building of the same size and grade is already built on land close to the land on which the building is to be built.
[0041]
In addition, in the input screen of FIG. 3 (a), only the land identification information is input, but the land identification information, the building size information, and the building performance information (information useful for building selection) are simultaneously input. May be. In this case, in addition to the selection based on the environment information, the selection considering the building size information and the building performance information is performed in a lump, and candidates based on this selection are displayed on the output screen.
[0042]
3A is configured to input only the land specifying information, it may be possible to input the land specifying information and the building product specifying information (such as building product name) at the same time. In this case, when receiving a request to build a building product with a certain product name on a certain land, the building product with that product name is entered by inputting the information identifying the land and the building product name. It is possible to automatically determine whether it is appropriate to build the land on the land.
[0043]
In addition, although the performance condition (habitability, etc.) is input to the user, the system may propose an optimal performance condition based on the number of people information, family structure information, and the like input by the user. In addition, the building scale condition input screen is displayed before the performance condition input screen, but it may be reversed, or instead of the “Proceed to next input without decision” button, Two buttons, “Proceed” button and “Proceed to scale condition input” button, may be displayed so that the user can arbitrarily select them.
[0044]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, it is possible to quickly present a building suitable for the land on which the building purchaser intends to build a building without bothering the building purchaser. In addition, after receiving a presentation of a building suitable for the land where the building is to be built, it is possible to further narrow down the building by factors such as the number of people living, the desired size, grade, color, etc. Play.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing a schematic configuration of a building selection support system of this embodiment, in which FIG. 1 (a) shows an independent installation type, and FIG. 1 (b) shows a type using a communication network. It is.
FIG. 2A shows the details of the first database, FIG. 2B shows the details of the second database, and FIG. 2C shows the details of the third database. .
3A shows an input screen for land identification information, and FIG. 3B is an explanatory view showing a candidate output screen for building merchandise.
FIG. 4 (a) shows a building scale information input screen, and FIG. 4 (b) is an explanatory diagram showing a building product candidate output screen.
FIG. 5A shows a building performance information input screen, and FIG. 5B is an explanatory diagram showing a building product candidate output screen.
FIG. 6 (a) shows an input screen for land identification information, and FIG. 6 (b) is an explanatory diagram showing an output screen when land shape and land area information is not stored in the database. is there.
FIG. 7 is an explanatory diagram showing an output screen for building product information of neighboring buildings.
FIG. 8A shows a quasi-candidate output screen, and FIG. 8B is an explanatory diagram showing a quasi-candidate detailed output screen.
FIG. 9 is a flowchart showing an outline of a building selection support process.
FIG. 10 is a flowchart showing button click handling processing.
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