JP4388290B2 - Static mixing device - Google Patents
Static mixing device Download PDFInfo
- Publication number
- JP4388290B2 JP4388290B2 JP2003050001A JP2003050001A JP4388290B2 JP 4388290 B2 JP4388290 B2 JP 4388290B2 JP 2003050001 A JP2003050001 A JP 2003050001A JP 2003050001 A JP2003050001 A JP 2003050001A JP 4388290 B2 JP4388290 B2 JP 4388290B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- bodies
- hole
- hole portion
- fluid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の板状体の貫通孔部に流体を流通させることにより流体を混合する静止型混合装置の改良に関する。なお、請求項を含め本明細書において、混合とは、流体を混ぜ合わすことをいい、分散・溶解などを含む意味である。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の装置として、本発明者らが既に提案した特開2000−254469に記載のものが知られている。
この装置は、複数の孔部が穿設されてなる複数種のディスク形のエレメントが筒状ケース体内に組み合わされた構造からなり、そのケース体内に流体を流すことにより、エレメントの複数の孔部に流体が流通する間に集合・分離を繰り返し、優れた混合効果を得ることができるものである。
このようにかかる装置は、簡単に流体混合を実現できるものであるが、より混合効率に優れたものが望まれていた。特に、粒子径がより細かい分散体を簡単に得ることが望まれていた。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−254469号公報(第4−5頁、図1等)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、この種の静止型混合装置の改良を目的とするものである。また、極めて粒子の細かい分散体を簡単に作製できる静止型混合装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明は、貫通孔部を有する少なくとも2枚の板状体を備え、前記各板状体の貫通孔部に流体を流通させることによりこれを混合する静止型混合装置であって、前記板状体のうちから任意に選ばれる隣合う2枚の板状体の一方には、貫通孔部が複数形成されており、他方の板状体には、貫通孔部が1個形成されており、前記貫通孔部は、板状体の表面及び裏面に表面開口部及び裏面開口部が形成され、且つ板厚方向の中途部に貫通面積が最小となる最小開口部が形成されていると共に、表面開口部及び裏面開口部から最小開口部に向かうに従い次第に縮径する縮径開口部が連設された形状であり、前記一方の板状体の複数の貫通孔部は、前記表面開口部及び裏面開口部の周縁同士が接して配置されており、前記一方の板状体の各貫通孔部の中心点と他方の板状体の貫通孔部の中心点を異なる位置とし、且つ一方の板状体の各貫通孔部の表面開口部又は裏面開口部の周縁と他方の板状体の貫通孔部の裏面開口部又は表面開口部の周縁を交差させて、前記一方の板状体と他方の板状体が当接状態で並設されている静止型混合装置を提供する。
【0007】
さらに、前記一方の板状体の貫通孔部の総貫通面積が、他方の板状体の貫通孔部の総貫通面積の1.5倍以上の大きさに形成されていることが好ましい。また、前記隣合う2枚の板状体の貫通孔部は、その貫通面積が同じに形成されていることが好ましい。
ここで、貫通孔部の貫通面積とは、貫通孔部の各横断面(板厚方向に対し鉛直な断面)の面積のうち最も小さい面積を言い、例えば、最小開口部を有する貫通孔部の貫通面積は、最小開口部の横断面積である。また、板状体の貫通孔部の総貫通面積とは、流体の流通路を構成する全ての貫通孔部の貫通面積の和を言い、例えば、1つの流通路を構成する貫通孔部が4個の場合には、4つの貫通孔部の貫通面積を足したものである。
【0009】
さらに、前記隣合う2枚の板状体のうち、一方の板状体が、他方の板状体よりも流体の下流側に配設されていることが好ましい。
【0010】
【発明の実施形態】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。尚、複数の板状体を個々に説明する場合、板状体を示す符号「3」に加えて、上流側の板状体から順に「a,b…」のアルファベットを必要に応じて付記している。
<第1実施形態>
第1実施形態は、任意に選ばれる隣合う2枚の板状体間に於ける流体の流通路が、複数の貫通孔部と1個の貫通孔部によって構成されている形態について詳述する。
図1(a)は、静止型混合装置1の縦断面図で、(b)は、並設された板状体3を流体の上流側から見た正面図である。図2は、第1及び第3の板状体3a,3cの正面図及び断面図で、図3は、第2の板状体3bの正面図及び断面図である。
【0011】
図1において、1は、本発明に係る静止型混合装置を示す。この装置1は、筒状のケース体2と、該ケース体2内に設けられた複数の板状体3と、を備える。
【0012】
ケース体2は、内部に板状体3を収納保持する収納部が設けられ、且つ一方端に配管用接続部5と他方端にフランジ部6が設けられた2個の筒状体7からなり、この2つの筒状体7のフランジ部6同士をパッキン4を介在させて付き合わせ、着脱可能な締付け具8によって気密的に一体化することにより構成されている。そして、この締付け具8を外して2つの筒状体7を分離することにより、板状体3を取り出すことができる。尚、図中、10は、各板状体の位置決め孔に挿入脱可能な板状体回転防止用挿入棒を示し、11は、板状体の枚数に応じて収納部の間隙を調整するリング状のスペーサーを示す。
【0013】
このケース体2内には、少なくとも2以上の板状体3が、隣合う板状体3の板面を当接させた状態で並設されている。
本実施形態では、3枚の板状体3が並設されており、各板状体3には、その一面側から他面側に貫通する貫通孔部9が形成されている。各板状体3は、何れも同形同大であって、円筒状のケース体2内に挿入脱可能な円盤状に形成されている。また、この3枚の板状体3のうちから任意に選ばれる隣合う2枚の板状体3は、その一方の板状体3が複数個の貫通孔部9を有し、他方の板状体3は1個の貫通孔部9を有する。この一方の板状体3の複数個の貫通孔部9と、他方の板状体3の1個の貫通孔部9とによって、隣合う2枚の板状体3間に於ける流通路Rが構成されている。
【0014】
具体的には、流体の上流側から順に、一方の板状体に相当する第1及び第3の板状体3a,3cは、同一であって、それぞれ4個の貫通孔部9が形成されている。また、他方の板状体に相当する第2の板状体3bは、1個の貫通孔部9が形成されている。各貫通孔部9は、図2及び図3に示すように、板状体3の表面及び裏面の相対位置に、最も面積が大きい円形の表面開口部12及び裏面開口部13が形成され、且つ板厚方向の中途部に貫通面積が最小となる最小開口部14が形成されていると共に、表面開口部12及び裏面開口部13から最小開口部14に向かうに従い次第に縮径する縮径開口部15が連設された形状(全体として略鼓状)である。
そして、何れの板状体3の貫通孔部9も同形同大に形成されている。従って、第1又は第3の板状体3a,3cの貫通孔部9の総貫通面積は、第2の板状体3bの貫通孔部9の総貫通面積の4倍の大きさである。
【0015】
また、第1及び第3の板状体3a,3cの各貫通孔部9は、表面開口部12及び裏面開口部13の周縁同士が接し、且つ板状体3の中心から放射状の位置に配置されている。一方、第2の板状体3cの貫通孔部9は、板状体3の中心に一致して形成されている。従って、3枚の板状体3をケース体2内に並設すると、図1(b)に示すように、第1及び第3の板状体3a,3cと第2の板状体3bの貫通孔部9の中心点は異なる位置となる。
【0016】
貫通孔部9の最小開口部14の大きさは、特に限定されず流す流体に応じて種々に設定することができる。例えば、液−液を流体とする場合には直径0.1mm以上の円が形成できる寸法であることが好ましく、更に0.5mm以上の円が形成できる寸法であることがより好ましい。また、気−気を流体とする場合には、極めて小さく形成することができる。
【0017】
また、貫通孔部9の表面開口部12及び裏面開口部13の大きさについても特に限定されないが、各板状体3の板面を当接させて並設しても貫通孔部9に流体が流通するように(つまり流体の流通路を確保すべく)、一方の板状体3の裏面開口部13の周縁と他方の板状体3の表面開口部12の周縁が交差する程度の大きさに形成されている。従って、第1の板状体3aの各貫通孔部9を通過した流体は、第2の板状体3bの1個の貫通孔部9に集合し、更に、第3の板状体3cの各貫通孔部9に分流するというように、3枚の板状体3には、1つのルートの流通路Rが構成されている。
【0018】
次に、上記静止型混合装置1の使用例を図4に示す。
図4中、Pは、流体を送出するポンプを、Tは、流体を貯蔵するタンクを、Sは送入管や送出管などの配管部を、矢印は流体の流れ方向を示す。
混合する流体としては流動可能な物質であれば特に限定されず、同種又は異種の液−液、気−液、固−液、気−気、固−気、気−液−固など、任意のものを2以上組み合わせて使用することができる。
【0019】
流体は、2種以上のものを予め予備混合したものをタンクTに投入してもよいし、複数のタンクTを準備してそれぞれ別に投入しておいてもよい。また、配管Sの途中で適宜投入するようにしてもよい。
【0020】
そして、ポンプPを作動させると、流体はタンクTから送入管Sを通じて、装置1のケース体2内に圧送される。流体の圧力についても特に限定されないが、高圧にするほど流体の混合効率が高く、細かい粒子からなる分散体を得ることができる。
【0021】
ケース体2内に送入された流体は、各板状体3の貫通孔部9によって構成された流通路Rを流通する。具体的には、図5の矢印で示すように、流体は、第1の板状体3aの表面に当たり、この板状体3aの4個の貫通孔部9へと分流する。更に、第1の板状体3aの各貫通孔部9を通過した流体は、第2の板状体3bの表面に当たり渦を伴った複雑な流れを作りながら、この板状体3bの1個の貫通孔部9に集合した後、同様に第3の板状体3cの表面に当たり4個の貫通孔部9へ分流し、送出管Sから装置1外部へと送り出される。
【0022】
本装置1によれば、流体を効率よく混合することができる。さらに、例えば相溶性のない流体同士等(例えば、水と油など)を流通させると、より粒子の細かい分散体を得ることができる。
この作用は、明確ではないが、貫通孔部9を通過する際、流体が拡大縮小し、流体同士又は板状体に激しく衝突して渦を伴った複雑な流れとなり、流体がキャビテーションを引き起こすためと考えられる。
さらに、第2の板状体3bを通過する際、分離した流体が1箇所の貫通孔部9に集合すること、及び、その後再び複数に分流することによって、流体に強い剪断力が働くためと考えられる。また、第2の板状体3bの貫通孔部9の総貫通面積は、第1又は第3の板状体3a,3cの貫通孔部9の総貫通面積に比して非常に小さいので、第2の板状体3bの貫通孔部9を通過する際の流速は、極めて早くなることから、流体が、第3の板状体3cの表面により強く当たり、流体が破砕されるためと考えられる。
【0023】
<第1実施形態の変形例>
上記第1実施形態では、各板状体9を通じて構成される流通路Rが1つのルートのみのものを例示したが、これを複数ルートに構成することもできる。
例えば、2ルートの流通路R1,R2を構成する例として、図6及び図7に示すように、第2の板状体3bに、間隔を開けて2個(複数)の貫通孔部9を形成し、且つ第1及び第3の板状体3a,3cに、この第2の板状体3bのそれぞれの貫通孔部9に対応するように4個(複数)の貫通孔部9をそれぞれ形成し、3枚の板状体3を接触状態で並設させた装置1などが例示される。この変形例に係る装置1でも上記と同様の効果を奏する。
【0024】
このように、各板状体3の貫通孔部9によって構成される流通路Rを、実質的に別個独立して構成すれば、構造的に複数の貫通孔部9が形成された板状体3(上記第2の板状体3b等)を用いることも可能である。
このように、1個の貫通孔部9を有する板状体3とは、貫通孔部9が板状体3に1個形成されているという構造的な意味に限られず、実質的に独立した1つの流通路Rに対して1個の貫通孔部9を有するという意味も含まれる。つまり、任意に選ばれる隣合う2枚の板状体3間に於ける流通路R(複数ルートの流通路が構成されている場合には、そのうちの1つの流通路)が、複数の貫通孔部9と1個の貫通孔部9によって構成されていればよい。
【0025】
また、第1実施形態では、3枚の板状体3が並設され、そのうちの第2の板状体3bが1個の貫通孔部9を有する装置1を例示したが、板状体3の数や貫通孔部9の数、1個の貫通孔部9を有する板状体3の配置などは適宜設計変更することができる。例えば、下記表1に種々の組み合わせを例示する。
【0026】
【表1】
【0027】
表1に於いて、例1,2は、2枚の板状体、例3,4は、3枚の板状体、例5,6は、4枚の板状体、例7,8は、5枚の板状体が組み合わされたものを示す。また、例5,7,8は、1個の貫通孔部を有する板状体が2枚(複数)設けられたものを示す。また、例2を除いて、1個の貫通孔部を有する板状体は、複数の貫通孔部を有する板状体よりも流体の上流側に配置されている。このように1個の貫通孔部9を有する板状体3を上流側に配置すれば、流体の混合効率がより向上するので好ましい。
【0028】
更に、第1実施形態では、流体の流速を早めるため、第1又は第3の板状体3a,3cの貫通孔部9の総貫通面積が、第2の板状体3bの貫通孔部9の総貫通面積の4倍大に形成されているが、総貫通面積の関係はこれに限定されるものではない。少なくとも2枚の板状体3のうちから任意に選ばれる隣合う2枚の板状体のうち、一方の板状体3の総貫通面積が他方の板状体3の総貫通面積の1.5倍以上、好ましくは2倍以上となるように形成されていればよい。また、一方の板状体3と他方の板状体3の総貫通面積の差が大きいほど流体の流れを早くできるので、その上限は特に限定されないが、総貫通面積の差が余りに大きすぎると流体が流れ難くなる場合もあるので、この点を考慮すると、一方の板状体3の総貫通面積が他方の板状体3の総貫通面積の100倍以下、好ましくは10倍以下に形成すればよい。
尚、各板状体3の総貫通面積を同じにしたり、或いは、1個の貫通孔部9を有する板状体3の総貫通面積を他の板状体3の総貫通面積よりも大きく形成してもよい。
【0029】
また、図8に示すように、1個の貫通孔部9を有する板状体3として、貫通孔部9の表面開口部12及び裏面開口部13を大開口部とし且つ縮径開口部15の傾斜角θを板面に対して鋭角に形成された板状体3を用いてもよい。この変形例に係る板状体3が並設された装置1は、図8(b)に示すように、隣合う板状体3a,3cに極めて多くの貫通孔部9が形成されている場合でも、上流側の板状体3aの多数の貫通孔部9から流れ出る流体を、1個の貫通孔部へと集合させ、且つ下流側の板状体3cの多数の貫通孔部9へ分流させることができるので好ましい。
【0030】
<第2実施形態>
第2実施形態は、全ての板状体3が複数の貫通孔部9を有し、且つこれら複数の貫通孔部9によって1つの流通路Rが構成されている点で、上記第1実施形態と異なる。
主として第1実施形態と異なる部分について説明し、上記実施形態1と共通する部分の説明は、適宜省略し、各部の名称・図番などを援用することがある。
【0031】
本実施形態の装置1は、少なくとも2枚の板状体3のうちから任意に選ばれる隣合う2枚の板状体3に関し、一方の板状体3の貫通孔部9の総貫通面積が他方の板状体3の貫通孔部9の総貫通面積の1.5倍以上、好ましくは2倍以上に形成されている。
【0032】
具体的には、図9に示すように、この装置1は、ケース体2内に2枚の板状体3が並設されている。他方の板状体に相当する第1の板状体3aは、図10に示すように、4個の貫通孔部9が形成されており、一方の板状体に相当する第2の板状体3bは、図11に示すように、5個の貫通孔部9が形成されている。そして、第1の板状体3aと第2の板状体3bの貫通孔部9の中心点が異なる位置となるように(図9(b)に示す)、各貫通孔部9はそれぞれ均等配置されている。
また、第1の板状体3aの貫通孔部9の貫通面積(最小開口部14)は、第2の板状体3bの貫通孔部9の貫通面積の1/4の大きさに形成されている。従って、第2の板状体3bは、その総貫通面積が第1の板状体3aの5倍である。
【0033】
かかる静止型混合装置1を用いて流体を混合すると、上記第1実施形態と同様の混合効果を得られる。これは、流体がキャビテーションを引き起こすこと、及び、第1の板状体3aの貫通孔部9の総貫通面積が、第2の板状体3bの貫通孔部の総貫通面積に比して非常に小さい(具体的には1:5の比)ので、第1の板状体3aの貫通孔部9を通過する際の流速が極めて早くなり、第2の板状体3bに強く当たって流体が破砕されるためと考えられる。
【0034】
<第2実施形態の変形例>
第2実施形態に示す板状体3の数、貫通孔部9の数、貫通孔部9の貫通面積、各板状体3の総貫通面積の比率などは適宜設計変更することができる。例えば、表2に種々の組み合わせを例示する。尚、総貫通面積の比率は、貫通孔部の大きさや貫通孔部の数を変更することによって適宜に変更することができる。
【0035】
【表2】
【0036】
表2に於いて、例1は、2枚の板状体、例2は、3枚の板状体、例3,4は、4枚の板状体、例5は、5枚の板状体が組み合わされたものを示す。また、例1を除いて、総貫通面積が1の比率の板状体が、上流側に配置されており、これらは流体の混合効率がより向上するので好ましい例である。
【0037】
<各実施形態に共通する変形例>
(板状体について)
上記各実施形態では、隣合う板状体3は、板面が接触状態で並設されているので、より高速で流体を流通させることができるという利点があるが、これらは間隔を開けて並設してもよい。また、上記各実施形態に於いては、隣合う板状体3は、流通方向に対し鉛直に並設されているが、必ずしもこのように並設しなければならないわけではなく、上流側の板状体3から下流側の板状体3へと流れるように流通路Rが確保されるように並設されていればよい。
【0038】
また、上記各実施形態では、板状体3は円盤状に形成されているが、この形状に限定されるものではなく、四角盤状などであってもよい。もっとも、均質な流れを得るために、厚みが一定で、表面が平滑で、更にケース体2の内周形状に適合したものが好ましい。尚、板状体3は、切削加工、鋳造、焼結成型など公知の方法で製作することができる。
【0039】
(貫通孔部の形状について)
上記各実施形態の貫通孔部9は、板厚方向に鉛直な断面(横断面)形状が円形に形成されているが、この横断面形状に限定されるものでなく、例えば、楕円形、長円形、三角形、四角形、台形、星形、その他の多角形などの形状でもよい。中でも、横断面形状が、円形又は正方形や長方形などの正多角形が好ましい。さらに、上記各実施形態の貫通孔部9の横断面形状は、板厚方向全体を通して円形であるが、異種形状の組み合わせ形状(例えば、表面開口部12及び裏面開口部13の横断面形状が四角形で、最小開口部14の横断面形状が円形など)であってもよい。
【0040】
また、上記各実施形態の貫通孔部9は、板厚方向に沿った断面(縦断面)形状が、図2(b)に示すような形状であるが、この縦断面形状はこれに限定されず、例えば、図12(a)に示すような板面に鉛直な直線状、(b)に示すような板面に斜交する直線状、(c)に示すような曲線状、(d)に示すような間隔が拡大する直線状、(e)に示すような間隔が縮小する直線状、(f)に示すような間隔が縮小する直線状と板面に鉛直な直線状の組み合わせ形状、(g)に示すような板面に鉛直な直線状と間隔が拡大する直線状の組み合わせ形状、又、(h)に示すような、その他任意の形状などでもよい。
尚、これら各種の横断面形状と縦断面形状を組み合わせた貫通孔部9の全体形状の一部を図13の(a)〜(l)に例示する。
【0041】
さらに、板状体3について、必ずしも同一の形状及び/又は貫通面積の貫通孔部9を有するものに限定されず、各板状体3の貫通孔部9の形状及び/又は貫通面積をそれぞれ異なるものとしてもよい。例えば、第1の板状体3aの貫通孔部9が円形で、且つ第2の板状体3bの貫通孔部9が四角形など、各板状体3に於ける貫通孔部9の形状を適宜に変更してもよい。
【0042】
(貫通孔部の配置について)
各板状体3は、上記各実施形態のように、隣合う板状体3の貫通孔部9の中心点が異なる位置となるように配置することが好ましいが、複数個の貫通孔部9のうち一部の貫通孔部9が、隣合う板状体3の貫通孔部9の中心点と一致するように配置されていてもよい。隣合う板状体3の全ての貫通孔部9の中心点を一致させるように配置すると、流体は、下流側の板状体の表面に実質的に衝突することなく流れるが、全ての貫通孔部9の中心点が一致していなければ、衝突による剪断作用などを期待できるからである。
【0043】
(ケース体について)
上記各実施形態のケース体2として、2個の筒状体7を一体化した構造のものを例示したが、これに限定されず、例えば1本の筒状体によって構成するなど適宜設計変更可能である。また、ケース体2の横断面形状は円形のほか、四角形、多角形などの種々の形状のものを使用してもよい。
また、本装置1に於いて、ケース体は、必ずしも必要なものではなく、例えば、新規に又は既設の配管部Sの途中に板状体3を直接取り付けて装置1を構成してもよい。具体的には、図14に示すように、送入管S及び送出管Sの端部に、板状体3の表面に当接可能なリング状のフランジ部17を設け、両フランジ部17の間に少なくとも2枚以上の板状体3をパッキンを介して並設し、これらをネジ棒とナットなどの緊結具18で全体を気密的に一体化したものなどが例示できる。
【0044】
(ケース体や板状体の材質等)
上記各実施形態で用いるケース体2及び板状体3は、流体の圧力に耐えうる機械的強度を有する材質又は構造のものであれば特に限定されず、例えば、ステンレスなどの金属製、セラミック製、エンプラなどの合成樹脂製などを適宜用いることができる。更に、内面が平滑なもの、耐腐食性を有するものが好ましい。
【0045】
(使用例について)
上記各実施形態の装置1の使用例として、図4に示す方法を例示したが、例えば、図15に示すように、複数の装置1を直列又は並列に配置して使用してもよく、更に、必要に応じてケニックス型等の混合方式の異なる静止型混合器を併用することも可能である。また、タンクTやポンプSを複数使用してもよい。
さらに、通常、流体を1回通過させると、十分に混合されるが、必要に応じて、装置1に流体を複数回循環させて流通させてもよい。この場合、送出管の途中に切替バルブなどを設け、図4に示すように、返送管S1を別途設ければよい。
【0046】
【実施例】
以下、実施例及び比較例を示して本発明を更に詳述する。
各実施例及び比較例は、下記のものを用いた。
(1)用いた流体及び配合比率
流体1:水道水…95重量部
流体2:白絞油(昭和産業株式会社製、商品名:大豆白絞め油)…5重量部
流体3:乳化剤(株式会社花王製、商品名:レオドールスーパーTW−O120)…0.5重量部
(2)粒子径測定の使用機器
株式会社堀場製作所製、レーザ回析/散乱式粒子径分布測定装置(LA−300形)
【0047】
(3)使用した板状体(表3に要部を表示)
板状体▲1▼:図2に示す4個の貫通孔部を有する形状のもの。表面開口部及び裏面開口部の直径L…6(mm)。最小開口部M…2(mm)。板厚D…5(mm)。縮径開口部の傾斜角θ…45度。貫通面積…π(mm2)。総貫通面積…4π(mm2)。
板状体▲2▼:図3に示す1個の貫通孔部を有する形状のもの。表面開口部及び裏面開口部の直径L…6(mm)。最小開口部M…2(mm)。板厚D…5(mm)。縮径開口部の傾斜角θ…45(度)。貫通面積…π(mm2)。総貫通面積…π(mm2)。
板状体▲3▼:図8に示す1個の貫通孔部を有する形状のもの。表面開口部及び裏面開口部の直径L…25(mm)。最小開口部M…4(mm)。板厚D…5(mm)。縮径開口部の傾斜角θ…11(度)。貫通面積…4π(mm2)。総貫通面積…4π(mm2)。
板状体▲4▼:図10に示す4個の貫通孔部を有する形状のもの。表面開口部及び裏面開口部の直径L…6(mm)。最小開口部M…1(mm)。板厚D…5(mm)。縮径開口部の傾斜角θ…45(度)。貫通面積…0.25π(mm2)。総貫通面積…π(mm2)。
板状体▲5▼:図11に示す5個の貫通孔部を有する形状のもの。表面開口部及び裏面開口部の直径L…6(mm)。最小開口部M…2(mm)。板厚D…5(mm)。縮径開口部の傾斜角θ…45(度)。貫通面積…π(mm2)。総貫通面積…5π(mm2)。
【0048】
【表3】
【0049】
実施例1
実施例1は、図1(a)に示す円筒状ケース体内に、上流側から順に、板状体▲1▼、板状体▲2▼、板状体▲1▼の3枚の板状体が接触状態で並設された装置を使用した。
図4に示すように、タンク及びポンプを設置し、このタンク内に、予め攪拌棒を用いて予備混合した流体1〜3の混合物を約10リットル(液温30℃)投入し、3(MPa)の圧力で装置内に圧入し、装置内に1回流通させた。連続して約2分間運転し、このうち約1分後に得られた流体の粒子径を測定した。また、ストップウォッチとメスシリンダーを用いて流量を測定し、流路断面で割って流速を測定したところ、第2の板状体▲1▼の貫通孔部では、246.0(m/s)、第3の板状体▲2▼の貫通孔部では、61.5(m/s)であった。
各実施例、比較例の試験結果を表4に示す。尚、比較例2を除き、粒度分布には大きな差は見られなかった。
【0050】
【表4】
【0051】
実施例2
実施例2は、上流側から順に、板状体▲1▼、板状体▲5▼、板状体▲2▼の3枚の板状体が接触状態で並設された装置を使用した。そして、実施例1と同様にして流体1〜3の混合物を流し、粒子径を測定した。尚、第1の板状体▲1▼の貫通孔部での流速は164.0(m/s)で、第2の板状体▲5▼の貫通孔部での流速は131.0(m/s)であった。
実施例3
実施例3は、上流側から順に、板状体▲5▼、板状体▲3▼の2枚の板状体が接触状態で並設された装置を使用した。そして、実施例1と同様にして流体1〜3の混合物を流し、粒子径を測定した。尚、第1の板状体▲5▼の貫通孔部での流速は127.0(m/s)で、第2の板状体▲3▼の貫通孔部での流速は159.0(m/s)であった。
実施例4
実施例4は、上流側から順に、板状体▲4▼、板状体▲5▼の2枚の板状体が接触状態で並設された装置を使用した。そして、実施例1と同様にして流体1〜3の混合物を流し、粒子径を測定した。尚、第1の板状体▲4▼の貫通孔部での流速は246.0(m/s)で、第2の板状体▲5▼の貫通孔部での流速は49.2(m/s)であった。
【0052】
比較例1
比較例1は、各板状体に複数の貫通孔部が形成され、且つ各板状体の総貫通面積が略等しいものであって、上流側から順に、板状体▲5▼、板状体▲1▼の2枚の板状体が当接状態で並設された装置を使用した。そして、実施例1と同様にして流体1〜3の混合物を流し、粒子径を測定した。尚、第1の板状体▲5▼の貫通孔部での流速は157.0(m/s)で、第2の板状体▲1▼の貫通孔部での流速は196.0(m/s)であった。
比較例2
比較例2は、板状体▲2▼を1枚のみの装置を使用した。そして、実施例1と同様にして流体1〜3の混合物を流し、粒子径を測定した。尚、第1の板状体▲2▼の貫通孔部での流速は259.0(m/s)であった。
【0053】
表4から明らかな通り、各実施例では白絞油がより細かい粒子となって分散していることが判る。
また、実施例3と比較例1を比べると、板状体の数や第1の板状体と第2の板状体の総貫通面積が一致するが、1個の貫通孔部を有する板状体を用いた実施例3の方が優れている。さらに、実施例4と比較例1を比べると、板状体の数や貫通孔部の数は略一致するが、小さい総貫通面積を有する板状体を用いた実施例4の方が優れている。また、実施例1と実施例2を比較すると、実施例1の方が優れていることから、1個の貫通孔部を有する板状体が、複数個の貫通孔部を有する板状体よりも上流側に配置する方が好ましいことが判る。
【0054】
【発明の効果】
以上の通り、本発明の静止型混合装置は、従来の装置よりも、更に混合効率に優れており、流体を流すだけで、効率よく流体を混合することができる。さらに、より粒子の細かい分散体を作製することができる。
また、本発明の装置によれば、処理する流体が少量であっても、十分に混合することができ、粒子の細かい分散体を作製することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は第1実施形態に係る静止型混合装置の縦断面図を示し、(b)は、ケース体内に並設された板状体を流体の上流側から見た正面図を示す。
【図2】(a)は、第1実施形態に係る第1及び第3の板状体の正面図を示し、(b)はそのA−A線断面図、(c)はそのB−B線断面図を示す。
【図3】(a)は、第1実施形態に係る第2の板状体の正面図を示し、(b)はそのA−A線断面図を示す。
【図4】本装置の使用例を示す概念図。
【図5】第1実施形態に係る静止型混合装置の使用状態を示す一部省略縦断面図。
【図6】(a)は、第2の板状体の変形例を示す正面図、(b)は、第1及び第3の板状体の変形例を示す正面図、(c)は、これらを並設した状態を流体の上流側から見た正面図を示す。
【図7】図6の板状体を並設した静止型混合装置の使用状態を示す一部省略縦断面図。
【図8】(a)は、第2の板状体の他の変形例を示す正面図、(b)は、それを第1及び第3の板状体の間に並設した静止型混合装置の一部省略縦断面図。
【図9】(a)は、第2実施形態に係るに係る静止型混合装置の縦断面図を示し、(b)は、この並設された板状体を流体の上流側から見た正面図を示す。
【図10】(a)は、第2実施形態に係る第1の板状体の正面図を示し、(b)はそのA−A線断面図、(c)はそのB−B線断面図を示す。
【図11】(a)は、第2実施形態に係る第2の板状体の正面図を示し、(b)はそのA−A線断面図を示す。
【図12】(a)〜(h)は、板状体の貫通孔部の縦断面形状の各種変形例を示す一部省略縦断図。
【図13】(a)〜(l)は、貫通孔部の全体形状の各種変形例を示す斜視図。
【図14】ケース体を用いない装置の変形例を示す一部縦断面図(配管部のみ断面で示す)。
【図15】(a),(b)は、本装置の他の使用例を示す概念図。
【符号の説明】
1…静止型混合装置、2…筒状ケース体、3…板状体、3a…第1の板状体、3b…第2の板状体、3c…第3の板状体、9…貫通孔部、12…表面開口部、13…裏面開口部、14…最小開口部、15…縮径開口部、R…流通路、P…ポンプ、T…タンク[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an improvement of a static mixing device that mixes fluid by flowing fluid through through holes of a plurality of plate-like bodies. In addition, in this specification including a claim, mixing means mixing fluids, and means that it includes dispersion and dissolution.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as this type of apparatus, the apparatus described in Japanese Patent Laid-Open No. 2000-254469, which has already been proposed by the present inventors, is known.
This device has a structure in which a plurality of types of disk-shaped elements each having a plurality of holes formed therein are combined in a cylindrical case body, and a plurality of hole portions of the elements are formed by flowing fluid into the case body. In this way, it is possible to obtain an excellent mixing effect by repeating the assembly and separation while the fluid flows.
Thus, although such an apparatus can implement | achieve fluid mixing easily, the thing excellent in mixing efficiency was desired. In particular, it has been desired to easily obtain a dispersion having a finer particle diameter.
[0003]
[Patent Document 1]
JP 2000-254469 A (page 4-5, FIG. 1 etc.)
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention aims to improve this type of static mixing apparatus. It is another object of the present invention to provide a static mixing device that can easily produce a dispersion having extremely fine particles.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
Therefore, the present invention is a static mixing device that includes at least two plate-like bodies having through-hole portions, and mixes the fluid by circulating fluid through the through-hole portions of the plate-like bodies, One of two adjacent plate-like bodies arbitrarily selected from the plate-like bodies has a plurality of through-hole portions, and the other plate-like body has one through-hole portion. The through hole has a front opening and a back opening formed on the front and back surfaces of the plate-like body, and a minimum opening having a minimum penetrating area in the middle of the plate thickness direction. The diameter-reducing openings gradually decreasing in diameter from the front-side opening and the back-side opening toward the minimum opening, and the plurality of through-holes of the one plate-like body have the shape of the surface-opening And the peripheries of the opening on the back surface are arranged in contact with each other, and each of the one plate-like bodies penetrates. The center point of the part and the center point of the through hole part of the other plate-like body are set at different positions, and the periphery of the front surface opening or the back surface opening part of each through-hole part of one plate-like body and the other plate-like body The one plate-like body and the other plate-like body by crossing the periphery of the back surface opening portion or the front surface opening portion of the through-hole portionIs in contactProvided is a static mixing device arranged side by side.
[0007]
Furthermore, it is preferable that the total penetration area of the through hole portion of the one plate-like body is formed to be 1.5 times or more larger than the total penetration area of the through-hole portion of the other plate-like body. Moreover, it is preferable that the through-hole part of the said 2 adjacent plate-shaped body is formed in the same penetration area.
Here, the through-hole area of the through-hole portion means the smallest area among the areas of the respective cross-sections (cross-sections perpendicular to the plate thickness direction) of the through-hole portion. For example, the through-hole portion having the smallest opening portion The penetrating area is the cross-sectional area of the minimum opening. Further, the total through-area of the through-hole portion of the plate-like body means the sum of the through-areas of all the through-hole portions constituting the fluid flow passage. For example, there are 4 through-hole portions constituting one flow passage. In the case of a piece, it is the sum of the through areas of the four through holes.
[0009]
Further, it is preferable that one of the two adjacent plate-like bodies is disposed on the downstream side of the fluid from the other plate-like body.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. In addition, when individually explaining a plurality of plate-like bodies, in addition to the symbol “3” indicating the plate-like bodies, alphabets “a, b. ing.
<First Embodiment>
In the first embodiment, a detailed description will be given of a mode in which a fluid flow path between two arbitrarily selected plate-like bodies is constituted by a plurality of through-hole portions and a single through-hole portion. .
FIG. 1A is a longitudinal sectional view of the
[0011]
In FIG. 1,
[0012]
The
[0013]
In the
In the present embodiment, three plate-
[0014]
Specifically, the first and third plate-
And the through-
[0015]
Further, the through-
[0016]
The magnitude | size of the
[0017]
Further, the sizes of the front surface opening 12 and the back surface opening 13 of the through
[0018]
Next, the usage example of the said static
In FIG. 4, P is a pump for delivering fluid, T is a tank for storing fluid, S is a piping section such as an inlet pipe and an outlet pipe,ArrowIndicates the direction of fluid flow.
The fluid to be mixed is not particularly limited as long as it is a substance that can flow, and the same or different liquid-liquid, gas-liquid, solid-liquid, gas-gas, solid-gas, gas-liquid-solid, etc. Two or more things can be used in combination.
[0019]
Two or more kinds of fluids preliminarily mixed may be charged into the tank T, or a plurality of tanks T may be prepared and charged separately. Moreover, you may make it throw in suitably in the middle of the piping S.
[0020]
When the pump P is operated, the fluid is pumped from the tank T through the feed pipe S into the
[0021]
The fluid fed into the
[0022]
According to this
Although this effect is not clear, when the fluid passes through the through-
Furthermore, when passing through the second plate-
[0023]
<Modification of First Embodiment>
In the said 1st Embodiment, although the flow path R comprised through each plate-shaped
For example, as an example of constituting two routes of flow passages R1 and R2, as shown in FIGS. 6 and 7, two (a plurality of) through-
[0024]
Thus, if the flow path R comprised by the through-
Thus, the plate-
[0025]
Moreover, in 1st Embodiment, although the three plate-shaped
[0026]
[Table 1]
[0027]
In Table 1, Examples 1 and 2 are two plate-like bodies, Examples 3 and 4 are three plate-like bodies, Examples 5 and 6 are four plate-like bodies, and Examples 7 and 8 are It shows a combination of five plate-like bodies. Examples 5, 7, and 8 show the case where two (a plurality) plate-like bodies having one through-hole portion are provided. Moreover, except for Example 2, the plate-like body having one through-hole portion is arranged on the upstream side of the fluid from the plate-like body having a plurality of through-hole portions. Thus, it is preferable to arrange the plate-
[0028]
Furthermore, in the first embodiment, in order to increase the fluid flow velocity, the total through-area of the through-
In addition, the total penetration area of each plate-
[0029]
Further, as shown in FIG. 8, as the plate-
[0030]
Second Embodiment
In the second embodiment, all the plate-
Parts different from those of the first embodiment will be mainly described, and descriptions of parts common to the first embodiment will be omitted as appropriate, and names and drawing numbers of each part may be used.
[0031]
The
[0032]
Specifically, as shown in FIG. 9, the
Further, the through area (minimum opening 14) of the through
[0033]
When fluids are mixed using such a
[0034]
<Modification of Second Embodiment>
The number of plate-
[0035]
[Table 2]
[0036]
In Table 2, Example 1 has two plate-like bodies, Example 2 has three plate-like bodies, Examples 3 and 4 have four plate-like bodies, and Example 5 has five plate-like bodies. Indicates a combination of bodies. Further, except for Example 1, plate-like bodies having a ratio of total penetrating area of 1 are arranged on the upstream side, and these are preferable examples because the fluid mixing efficiency is further improved.
[0037]
<Modification common to each embodiment>
(About plate-shaped body)
In each of the above embodiments, the adjacent plate-
[0038]
Moreover, in each said embodiment, although the plate-shaped
[0039]
(About the shape of the through hole)
The through-
[0040]
Moreover, although the through-
A part of the overall shape of the through-
[0041]
Further, the plate-
[0042]
(About the arrangement of the through hole)
Each plate-
[0043]
(About the case body)
The
Moreover, in this
[0044]
(Materials for cases and plates)
The
[0045]
(About usage examples)
As an example of use of the
Further, normally, when the fluid is passed once, the fluid is sufficiently mixed. However, the fluid may be circulated through the device 1 a plurality of times and circulated as necessary. In this case, a switching valve or the like may be provided in the middle of the delivery pipe, and a return pipe S1 may be provided separately as shown in FIG.
[0046]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described in further detail with reference to Examples and Comparative Examples.
Examples and comparative examplesUsed the following.
(1) Used fluid and mixing ratio
Fluid 1: Tap water ... 95 parts by weight
Fluid 2: White squeezed oil (manufactured by Showa Sangyo Co., Ltd., trade name: soybean white squeezed oil): 5 parts by weight
Fluid 3: Emulsifier (manufactured by Kao Corporation, trade name: Rheodor Super TW-O120) ... 0.5 parts by weight
(2) Equipment used for particle size measurement
Laser diffraction / scattering particle size distribution measuring device (LA-300 type), manufactured by HORIBA, Ltd.
[0047]
(3) Used plate-like body (the main part is shown in Table 3)
Plate-like body {circle around (1)}: a shape having four through-hole portions shown in FIG. Diameter L ... 6 (mm) of front surface opening and back surface opening. Minimum opening M ... 2 (mm). Plate thickness D ... 5 (mm). Inclination angle θ of the reduced diameter opening: 45 degrees. Through area ... π (mm2). Total penetration area: 4π (mm2).
Plate-shaped body (2): a shape having one through-hole portion shown in FIG. Diameter L ... 6 (mm) of front surface opening and back surface opening. Minimum opening M ... 2 (mm). Plate thickness D ... 5 (mm). The inclination angle θ of the reduced diameter opening portion 45 (degrees). Through area ... π (mm2). Total penetration area ... π (mm2).
Plate-shaped body (3): a shape having one through-hole portion shown in FIG. Diameter L ... 25 (mm) of front surface opening and back surface opening. Minimum opening M ... 4 (mm). Plate thickness D ... 5 (mm). The inclination angle θ of the reduced diameter opening portion 11 (degrees). Through area ... 4π (mm2). Total penetration area: 4π (mm2).
Plate-shaped body (4): a shape having four through-hole portions shown in FIG. Diameter L ... 6 (mm) of front surface opening and back surface opening. Minimum opening M ... 1 (mm). Plate thickness D ... 5 (mm). The inclination angle θ of the reduced diameter opening portion 45 (degrees). Through area ... 0.25π (mm2). Total penetration area ... π (mm2).
Plate-shaped body (5): a shape having five through-hole portions shown in FIG. Diameter L ... 6 (mm) of front surface opening and back surface opening. Minimum opening M ... 2 (mm). Plate thickness D ... 5 (mm). The inclination angle θ of the reduced diameter opening portion 45 (degrees). Through area ... π (mm2). Total penetration area: 5π (mm2).
[0048]
[Table 3]
[0049]
Example 1
Example 1 has three plate-like bodies of a plate-like body (1), a plate-like body (2), and a plate-like body (1) in order from the upstream side in the cylindrical case body shown in FIG. Were used side by side in contact.
As shown in FIG. 4, a tank and a pump are installed, and about 10 liters (a liquid temperature of 30 ° C.) of a mixture of
Table 4 shows the test results of each example and comparative example. Except for Comparative Example 2, no great difference was observed in the particle size distribution.
[0050]
[Table 4]
[0051]
Example 2
In Example 2, an apparatus in which three plate bodies of a plate-like body (1), a plate-like body (5), and a plate-like body (2) were arranged side by side in order from the upstream side was used. And the mixture of the fluids 1-3 was poured like Example 1, and the particle diameter was measured. The flow rate at the through hole portion of the first plate-like body (1) is 164.0 (m / s), and the flow rate at the through-hole portion of the second plate-like body (5) is 131.0 (m / s). m / s).
Example 3
In Example 3, an apparatus in which two plate-like bodies of the plate-like body (5) and the plate-like body (3) were arranged in contact with each other in order from the upstream side was used. And the mixture of the fluids 1-3 was poured like Example 1, and the particle diameter was measured. The flow rate at the through hole portion of the first plate-like body (5) is 127.0 (m / s), and the flow rate at the through-hole portion of the second plate-like body (3) is 159.0 (m / s). m / s).
Example 4
In Example 4, an apparatus in which two plate-like bodies of plate-like body (4) and plate-like body (5) were arranged in contact with each other in order from the upstream side was used. And the mixture of the fluids 1-3 was poured like Example 1, and the particle diameter was measured. The flow velocity at the through hole portion of the first plate-like body (4) is 246.0 (m / s), and the flow velocity at the through-hole portion of the second plate-like body (5) is 49.2 ( m / s).
[0052]
Comparative Example 1
In Comparative Example 1, a plurality of through-hole portions are formed in each plate-like body, and the total penetration area of each plate-like body is substantially equal, and the plate-like body {circle over (5)}, plate-like in order from the upstream side A device in which the two plate-like bodies of the body (1) were arranged side by side in contact was used. And the mixture of the fluids 1-3 was poured like Example 1, and the particle diameter was measured. The flow rate at the through-hole portion of the first plate-like body (5) is 157.0 (m / s), and the flow rate at the through-hole portion of the second plate-like body (1) is 196.0 ( m / s).
Comparative Example 2
In Comparative Example 2, an apparatus having only one plate-like body (2) was used. And the mixture of the fluids 1-3 was poured like Example 1, and the particle diameter was measured. The flow rate at the through hole of the first plate-like body (2) was 259.0 (m / s).
[0053]
As is apparent from Table 4, it can be seen that in each Example, white squeezed oil is dispersed as finer particles.
Moreover, when Example 3 and Comparative Example 1 are compared, the number of plate-like bodies and the total penetration area of the first plate-like body and the second plate-like body coincide with each other, but a plate having one through-hole portion. Example 3 using a solid body is superior. Furthermore, when Example 4 and Comparative Example 1 are compared, the number of plate-like bodies and the number of through-hole portions are substantially the same, but Example 4 using a plate-like body having a small total penetrating area is superior. Yes. Further, when Example 1 is compared with Example 2, Example 1 is superior, so that a plate-like body having one through-hole portion is more than a plate-like body having a plurality of through-hole portions. It can also be seen that it is preferable to arrange them upstream.
[0054]
【The invention's effect】
As described above, the static mixing device of the present invention is more excellent in mixing efficiency than the conventional device, and the fluid can be mixed efficiently only by flowing the fluid. Furthermore, a finer particle dispersion can be produced.
In addition, according to the apparatus of the present invention, even if the amount of fluid to be processed is small, it can be sufficiently mixed and a fine particle dispersion can be produced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1A is a longitudinal sectional view of a static mixing device according to a first embodiment, and FIG. 1B is a front view of plate-like bodies arranged in a case body as viewed from the upstream side of a fluid. Indicates.
2A is a front view of the first and third plate-like bodies according to the first embodiment, FIG. 2B is a cross-sectional view taken along line AA, and FIG. A line sectional view is shown.
3A is a front view of a second plate-like body according to the first embodiment, and FIG. 3B is a cross-sectional view taken along line AA.
FIG. 4 is a conceptual diagram showing a usage example of the apparatus.
FIG. 5 is a partially omitted longitudinal sectional view showing a usage state of the static mixing device according to the first embodiment.
6A is a front view showing a modification of the second plate-like body, FIG. 6B is a front view showing a modification of the first and third plate-like bodies, and FIG. The front view which looked at the state which arranged these in parallel from the upstream of the fluid is shown.
7 is a partially omitted longitudinal sectional view showing a usage state of a static mixing device in which the plate-like bodies of FIG. 6 are arranged side by side.
FIG. 8A is a front view showing another modified example of the second plate-like body, and FIG. 8B is a static mixing system in which it is arranged in parallel between the first and third plate-like bodies. FIG.
9A is a longitudinal sectional view of a static mixing device according to a second embodiment, and FIG. 9B is a front view of the plate-like bodies arranged side by side as viewed from the upstream side of the fluid. The figure is shown.
10A is a front view of the first plate-like body according to the second embodiment, FIG. 10B is a sectional view taken along line AA, and FIG. 10C is a sectional view taken along line BB. Indicates.
11A is a front view of a second plate-like body according to the second embodiment, and FIG. 11B is a sectional view taken along line AA.
FIGS. 12A to 12H are partially omitted longitudinal sectional views showing various modified examples of the longitudinal sectional shape of the through-hole portion of the plate-like body.
FIGS. 13A to 13L are perspective views showing various modifications of the overall shape of the through-hole portion.
FIG. 14 is a partial longitudinal sectional view showing a modification of the apparatus not using the case body (only the piping portion is shown in cross section).
FIGS. 15A and 15B are conceptual diagrams showing other usage examples of the present apparatus. FIGS.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (4)
前記板状体のうちから任意に選ばれる隣合う2枚の板状体の一方には、貫通孔部が複数形成されており、他方の板状体には、貫通孔部が1個形成されており、
前記貫通孔部は、板状体の表面及び裏面に表面開口部及び裏面開口部が形成され、且つ板厚方向の中途部に貫通面積が最小となる最小開口部が形成されていると共に、表面開口部及び裏面開口部から最小開口部に向かうに従い次第に縮径する縮径開口部が連設された形状であり、
前記一方の板状体の複数の貫通孔部は、前記表面開口部及び裏面開口部の周縁同士が接して配置されており、
前記一方の板状体の各貫通孔部の中心点と他方の板状体の貫通孔部の中心点を異なる位置とし、且つ一方の板状体の各貫通孔部の表面開口部又は裏面開口部の周縁と他方の板状体の貫通孔部の裏面開口部又は表面開口部の周縁を交差させて、前記一方の板状体と他方の板状体が当接状態で並設されていることを特徴とする静止型混合装置。A stationary mixing apparatus comprising at least two plate-like bodies having through-hole portions, and mixing the fluid by circulating fluid through the through-hole portions of each plate-like body,
One of two adjacent plate-like bodies arbitrarily selected from the plate-like bodies has a plurality of through-hole portions, and the other plate-like body has one through-hole portion. And
The through hole has a front opening and a back opening formed on the front and back surfaces of the plate-like body, and a minimum opening having a minimum penetrating area in the middle of the plate thickness direction. It is a shape in which a reduced diameter opening portion that gradually decreases in diameter as it goes from the opening portion and the back surface opening portion to the minimum opening portion is continuously provided,
The plurality of through-hole portions of the one plate-like body are arranged so that the peripheral edges of the front surface opening portion and the back surface opening portion are in contact with each other,
The center point of each through-hole portion of the one plate-like body is different from the center point of the through-hole portion of the other plate-like body, and the front surface opening or the back surface opening of each through-hole portion of one plate-like body The one plate-like body and the other plate-like body are juxtaposed in contact with each other so that the peripheral edge of the portion intersects the back surface opening of the through-hole portion of the other plate-like body or the peripheral edge of the front-surface opening. A static mixing device characterized by that.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003050001A JP4388290B2 (en) | 2003-02-26 | 2003-02-26 | Static mixing device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003050001A JP4388290B2 (en) | 2003-02-26 | 2003-02-26 | Static mixing device |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004255320A JP2004255320A (en) | 2004-09-16 |
JP4388290B2 true JP4388290B2 (en) | 2009-12-24 |
Family
ID=33115558
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003050001A Expired - Fee Related JP4388290B2 (en) | 2003-02-26 | 2003-02-26 | Static mixing device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4388290B2 (en) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4244214B2 (en) * | 2005-01-21 | 2009-03-25 | 佐藤工業株式会社 | Redox potential water production equipment |
JP2006312165A (en) * | 2005-04-08 | 2006-11-16 | Sumitomo Chemical Co Ltd | Method for producing emulsion |
JP4151681B2 (en) * | 2005-07-19 | 2008-09-17 | 株式会社日立製作所 | Fine bubble generating apparatus and method |
JP6046465B2 (en) * | 2012-11-22 | 2016-12-14 | 株式会社Mgグローアップ | Static fluid mixing device |
KR101673139B1 (en) * | 2014-04-15 | 2016-11-22 | 이여형 | Desolving tube using mesh screen with venturi-structured sectional area |
WO2016068055A1 (en) * | 2014-10-27 | 2016-05-06 | 株式会社Mgグローアップ | Device for producing high-concentration carbonated spring |
JP6777359B2 (en) * | 2016-05-20 | 2020-10-28 | ニッタ株式会社 | Disperser nozzle, disperser equipped with the nozzle, and dispersal method |
KR101937762B1 (en) * | 2017-05-26 | 2019-01-14 | (주)지디티 | The venturi tube of plate type |
KR102008743B1 (en) * | 2018-08-08 | 2019-08-09 | (주)지디티 | The venturi tube of plate type |
-
2003
- 2003-02-26 JP JP2003050001A patent/JP4388290B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2004255320A (en) | 2004-09-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4388290B2 (en) | Static mixing device | |
US6379035B1 (en) | Static mixing and stirring device | |
JP6229185B2 (en) | Mixing element, apparatus using the same, fluid mixing method and fluid | |
JP5032703B2 (en) | Apparatus for mixing liquids by generating shear forces and / or cavitation | |
JP5935969B2 (en) | Static mixer | |
US5460449A (en) | In-line mixer for dispersions | |
EP3560581B1 (en) | Dispersion and defoaming device | |
JP2006289250A (en) | Micro mixer and fluid mixing method using the same | |
US6467949B1 (en) | Static mixer element and method for mixing two fluids | |
JP2009082841A (en) | Microbubble generation nozzle | |
CA2939162C (en) | Mixing apparatus with stator and method | |
US9782734B2 (en) | Integrated rotary mixer and disperser head | |
JP2011251202A (en) | Stirring mixer | |
JP5789144B2 (en) | Fluid stirring device and method | |
JP2001321651A (en) | Agitating device | |
JPS602899B2 (en) | mixing device | |
JPH1142431A (en) | Atomizing method and device therefor | |
CN107551848B (en) | High-viscosity combined working head | |
JP5794564B2 (en) | Stirrer | |
JP5685419B2 (en) | Static distributed system | |
JPH08103642A (en) | Liquid superfine atomizing mixer | |
US3809372A (en) | Devices for the generation of ultrasonics and their application to the preparation of emulsions | |
CN211537294U (en) | Pipeline mixer | |
CN215138727U (en) | Butterfly type static mixer | |
JP2005169269A (en) | Bubble generator |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060202 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070829 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070831 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071012 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080215 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080408 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090925 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20091002 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4388290 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121009 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131009 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |