JP4386452B2 - スロットマシン - Google Patents

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本発明は、2種以上の複数のシンボルが所定順序で外周面に配列された複数のリール部材を回転させてこれらを停止させたときに停止表示されるシンボルの配置関係に基づき、入賞判定を行うスロットマシンに関するものである。
この種のスロットマシンは、リール部材を回転制御するという機構的な方法により、シンボルを変動表示させてこれを停止表示させるものである。一方、仮想的なリールを表示したディスプレイを表示制御するという方法により、シンボルを変動表示させてこれを停止表示させるビデオスロットマシンも存在する。プレイヤーの中には、仮想的なリールを用いてシンボルを表示するビデオスロットマシンよりも、実在するリール部材を用いてシンボルを表示するスロットマシンの方を好んでプレイする者が多い。その理由の1つは、リール部材を用いる場合には、リール部材の外周面に描かれたシンボルが固定的であることから、シンボルの配列変更がビデオスロットマシンよりもはるかに困難であることが挙げられる。すなわち、シンボルの配列変更がビデオスロットマシンよりもはるかに困難であるため、自分の知らない間に勝手にシンボル配列が変更されて自分が不利な状況に追い込まれるというような心配をプレイヤーが抱くことが少ないことが、その理由の1つである。
リール部材を用いるスロットマシンは、一般に、互いに隣り合うようにして同軸上に複数のリール部材を配置し、複数のシンボルそれぞれを含む各リール部材外周面上のシンボル表示領域のうちの一部のシンボル表示領域を表示部を介して外部から視認可能としたものが一般的である。このような一般的なスロットマシンにおいて、表示部に停止表示させることが可能なシンボルの種類は、各リール部材の外周面上のシンボルのみであり、シンボルの種類を増減できない。このようにシンボルの種類を増減できないことは、スロットマシンのゲーム性向上を図る上で不利である。
一方、リール部材を用いるスロットマシンの中には、例えば特許文献1や特許文献2に記載されたものもある。これらの特許文献に記載されているスロットマシンは、外周面にわたって図柄が配置されたリール部材の外側に、少なくとも一部が透明で外周面の一部に図柄が配置されたアウターリールが設けられている。このようなアウターリールを用いたスロットマシンにおいて、表示部に停止表示され得るシンボルの種類としては、リール部材上の図柄のみから構成されるシンボルのほか、アウターリール上の図柄のみから構成されるシンボルや、リール部材上の図柄とアウターリール上の図柄とを合成したシンボルを追加することが可能となる。また、アウターリール上の無印不透明部分を設ければ、その部分でリール部材上の図柄を覆い隠すことも可能となる。よって、このようなスロットマシンによれば、表示部に停止表示させることが可能なシンボルの種類を増減することができ、リール部材を用いるスロットマシンのゲーム性向上を図ることが比較的容易になる。
他方、リール部材の内側に液晶表示パネル(便宜上、「インナーリール」という。)を有し、リール部材の外周面の一部にインナーリール上の図柄を視認するための透視窓が形成されたスロットマシンも知られている(特許文献3)。このスロットマシンでは、表示部にリール部材の透視窓が停止したとき、インナーリール上に表示される複数種類の図柄のいずれかをその透視窓から視認させることができる。したがって、このようなスロットマシンによれば、表示部に停止表示させることが可能なシンボルの種類を増減することができ、リール部材を用いるスロットマシンのゲーム性向上を図ることが比較的容易になる。なお、液晶表示パネルに代えて、外周面に図柄が描かれた部材をインナーリールとして利用したものであっても同様である。
特開2001−346933号公報 特開2003−230693号公報 特開2000−116843号公報
このように、表示部に停止表示させることが可能なシンボルの種類を増減することができるスロットマシンでは、リール部材上の図柄のみをシンボルとして使用してスロットゲームを行って所定の条件を満たしたら、アウターリール上の図柄やインナーリール上の図柄を用いた抽選処理を行うというのが一般的である。アウターリールを用いたスロットマシンでは、例えば、リール部材上の図柄のみをシンボルとして使用したスロットゲームで所定の役が揃ったら、アウターリール上を回転駆動して表示部に停止表示されるアウターリール上の図柄の種類に応じて当該役による配当を決定するための抽選を行う。また、インナーリールを用いたスロットマシンでは、例えば、リール部材上の図柄のみをシンボルとして使用したスロットゲームで表示部に透視窓が停止したら、その透視窓から視認されるインナーリール上の図柄の種類に応じて当該役による配当を決定するための抽選を行う。
このような抽選時には、アウターリール上の図柄やインナーリール上の図柄をプレイヤーに注目させることが、その抽選の演出上好ましい。アウターリールを用いたスロットマシンでは、その抽選時にアウターリール上の透明部分が表示部を通過する間に、リール部材上の図柄がプレイヤーに見えてしまう。そのため、アウターリール上の図柄を用いた抽選時にアウターリール上の図柄だけを注目させることが困難となり、抽選時の演出性が低いといった問題があった。
一方で、インナーリールを用いたスロットマシンでは、その抽選時にはインナーリール上の図柄をリール部材の透視窓という狭い領域内で変動表示させて停止表示させることになる。したがって、インナーリール上の図柄をプレイヤーに注目させやすく、アウターリールを用いたスロットマシンに比べて、その抽選の演出性が高い。しかし、インナーリールを用いたスロットマシンの場合、リール部材上の図柄のみをシンボルとして使用したスロットゲーム中に、リール部材の透視窓が表示部を通過する間に、その透視窓を通じてインナーリールがプレイヤーに見えてしまう。そのため、プレイヤーに対して違和感を与えてしまい、スロットゲームの演出性が低いという問題があった。
本発明は、以上の問題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、リール部材上の図柄を表示部に変動表示させる際にはプレイヤーに違和感を与えることがなく、かつ、リール部材上の図柄以外の表示を停止表示させる際にはその表示をプレイヤーに注目させやすいスロットマシンを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、請求項1の発明は、2種以上の複数のシンボルが所定順序で外周面に配列された複数のリール部材と、前記複数のリール部材を回転駆動させるリール駆動部と、前記複数のシンボルそれぞれを含む各リール部材外周面上の複数のシンボル表示領域のうち一部分のシンボル表示領域だけを外部から視認可能とするための表示部と、操作部と、前記操作部を用いてのベット操作に応じてクレジットを受け取るクレジット処理部と、前記クレジット処理部が所定量のクレジットを受け取ることを条件にスタート信号を生成するスタート信号生成部と、前記スタート信号を受けて、前記複数のリール部材の回転停止位置をそれぞれ決定する回転停止位置決定部と、前記スタート信号を受けて、前記複数のリール部材が回転して前記回転停止位置決定部が決定した回転停止位置で停止するように、前記リール駆動部を制御するリール駆動制御部と、前記回転停止位置決定部の決定結果に応じて前記表示部に停止表示されるシンボルの配置関係に基づき、既定の1又は2以上の賞に入賞したか否かの判定処理を行う入賞判定部と、前記入賞判定部が所定の払出賞に入賞したと判定したとき、該所定の払出賞に応じた量のクレジットを払い出す払出処理を行う払出処理部とを備えたスロットマシンにおいて、少なくとも1つのリール部材には、リール回転方向における一部の領域に窓が設けられ、かつ、該窓のリール内周面側に配置されていて該窓を介してリール外周面側から視認可能な内側図柄を外側面に備えた内側図柄表示部が固定されており、前記窓を介してリール外周面側から視認可能な少なくとも1種類の中間図柄を表示する中間図柄表示領域及び/又は不透明領域と、該窓の大きさ以上の透明領域とを備え、かつ、これらの領域が該窓と前記内側図柄表示部との間を通過し得るように構成された中間部材を有し、前記窓が前記表示部を通過する間は、該窓のリール内周面側に前記中間部材の透明領域が対向するように該中間部材の駆動制御を行うことを特徴とするものである。
このスロットマシンは、少なくとも1つのリール部材に窓が設けられていて、その窓を通じて中間部材(従来のインナーリールに相当)上の中間図柄や不透明部分を視認することができるようになっている。したがって、中間部材上の中間図柄や不透明部分をリール部材の窓という狭い領域内で停止表示させることが可能であり、アウターリールを用いた従来のスロットマシンに比べて、中間部材上の中間図柄や不透明部分をプレイヤーに注目させやすい。
しかも、本スロットマシンにおいては、リール部材の窓が表示部を通過する間は、その窓のリール内周面側に中間部材の透明領域が対向するように中間部材の駆動が制御される。そして、本スロットマシンでは、その窓のリール内周面側には内側図柄表示部が固定配置されていることから、リール部材の窓が表示部を通過するときには内側図柄表示部も一緒に通過するようになる。これにより、リール部材の窓が表示部を通過する間、その窓には内側図柄表示部上の内側図柄が固定的に表示される。したがって、リール部材の窓が表示部を通過する際にプレイヤーに対して違和感を与えることはない。
また、請求項2の発明は、請求項1のスロットマシンにおいて、前記少なくとも1つのリール部材の回転方向における前記透明領域の長さは、該回転方向における前記表示部の長さ以上であり、前記少なくとも1つのリール部材が回転している間は前記透明領域が前記表示部と対向する位置に位置決めされるように、前記中間部材の駆動制御を行うことを特徴とするものである。
このスロットマシンにおいては、窓を備えたリール部材を回転駆動している間、中間部材の駆動を停止させた状態で、その窓のリール内周面側に中間部材の透明領域を対向させることができる。
また、請求項3の発明は、請求項1又は2のスロットマシンにおいて、前記中間部材の駆動停止位置を決定する駆動停止位置決定部を有し、前記少なくとも1つのリール部材の前記窓が前記表示部に停止した後に、前記駆動停止位置決定部が決定した駆動停止位置で前記中間部材が停止するように前記中間部材の駆動制御を行うことを特徴とするものである。
このスロットマシンにおいては、リール部材の窓が表示部に停止した後に、駆動停止位置決定部による駆動停止位置の決定により決まる中間図柄や不透明部分がその窓を通じてプレイヤーに示される。あるいは、駆動停止位置決定部による駆動停止位置の決定により透明領域が窓の対向位置に停止したときには、その窓及び透明領域を通じて内側図柄がプレイヤーに示される。
以上、請求項1乃至の発明によれば、リール部材上の図柄を表示部に変動表示させる際にはプレイヤーに違和感を与えることがなく、かつ、リール部材上の図柄以外の表示(中間図柄や不透明部分あるいは内側図柄)を停止表示させる際にはその表示をプレイヤーに注目させやすいという優れた効果が奏される。
特に、請求項2の発明によれば、中間部材の駆動制御を簡単化することができるという優れた効果が奏される。
また、請求項3の発明によれば、駆動停止位置決定部の決定結果を用いた抽選ゲームを実行することが可能となるという優れた効果が奏される。
以下、本発明を、カジノに設置されるスロットマシンに適用した一実施形態について説明する。
まず、本実施形態に係るスロットマシンの基本的な構成について説明する。
図2は、本実施形態に係るスロットマシンの外観を示す斜視図である。
このスロットマシン1は、箱型の筺体2、この筺体2の前面側に開閉自在に取り付けられた前面パネル3などを有する。前面パネル3には、後述の図柄表示ユニットの一部を表示するための表示部である表示窓4、貨幣受取部を構成するコイン投入口5a及び紙幣投入口5b、操作部としてのスピンボタン6及びBETボタン7a,7b、クレジット精算ボタン8、スピーカ9、返却ロ10aを有するコイン受皿10、演出パネル11、カウント表示器12などが設けられている。カウント表示器12には、プレイヤーがコイン投入口5a又は紙幣投入口5bから投入した金銭の額に相当するクレジットの量を表示するクレジット表示部、BETボタン7a,7bを操作してプレイヤーがBETしたクレジット量を表示するBET表示部、ゲーム進行の結果によりプレイヤーが獲得する獲得クレジット量を表示する獲得クレジット表示部などが設けられている。
図3は、スロットマシン1の内部構造を示す概略構成図である。
筺体2の内部には、2種以上の複数のシンボルが所定順序で外周面に配列された3個のリール16a,16b,16cが組み込まれている。また、CPUやROMその他種々の電子部品によって電子回路が形成されたメイン制御回路基板17、コインを多数枚収容可能なホッパ装置18aを持つコイン排出装置18なども組み込まれている。3つのリール16a,16b,16c(以下、順に「左リール」、「中リール」、「右リール」という。)は、それぞれ、ステッピングモータで構成された図示しないリール駆動モータによって回転駆動するようになっている。また、本実施形態においては、各リール16a,16b,16cの外周面が周方向へほぼ均等に区分され、各区分がそれぞれシンボル表示領域となっている。各シンボル表示領域には、それぞれ、星形シンボル、太陽シンボル、稲妻シンボル、セブンシンボル等の複数種のシンボルが所定の順序でプリントされている。また、本実施形態では、ブランクのシンボル表示領域も存在し、このシンボル表示領域はシンボルを含まない。
図4は、前面パネル3の一部を示す詳細正面図である。
図において、各リール16a,16b,16cの所定の回転位置における3つのシンボル表示領域は、表示窓4を通してプレイヤーに視認されるようになっている。図示の状態は、左リール16aに稲妻シンボル4c、ブランク4e、星形シンボル4aを含む3つのシンボル表示領域が停止表示され、中リール16bに星形シンボル4a、稲妻シンボル4c、太陽シンボル4bを含む3つのシンボル表示領域が停止表示され、右リール16cに稲妻シンボル4c、セブンシンボル4d、ブランク4eを含む3つのシンボル表示領域が停止表示された状態である。本実施形態では、表示窓4内に停止表示される9個のシンボル表示領域のいずれか2個以上に同一のシンボルが含まれるという条件を満たすと、そのシンボルの種類及びその個数に対応した賞に入賞したと判定する、いわゆるスキャッター判定方式の入賞判定方式を採用する。そして、入賞すると、コイン受皿10にゲーム価値媒体としてのコインが払い出されたり、フリーゲーム等の特別ゲームを行うことができる特別ゲームモードに移行したりする。
入賞判定方式は、表示窓4に停止表示されたシンボル表示領域に含まれる各種シンボルの配置関係に応じて入賞か否かを判定するものであれば、スキャッター判定方式以外の方式を採用してもよい。
例えば、各リール16a,16b,16cにまたがる所定の入賞ライン上の各シンボル表示領域に同一シンボルが含まれるという条件を満たすと、そのシンボルの種類に対応した賞に入賞したと判定する、いわゆるライン判定方式を採用してもよい。なお、この場合、表示窓4に図示のように9個のシンボル表示領域が停止表示されるときは、最大で、横ライン3本及び対角ライン2本の合計5本の入賞ラインを設定できる。
また、例えば、表示窓4内に停止表示される9個のシンボル表示領域のうちリールを跨いで互いに隣接する2個以上のシンボル表示領域に同一のシンボルが含まれるという条件を満たすと、そのシンボルの種類及びその個数に対応した賞に入賞したと判定する、いわゆる隣接判定方式を採用してもよい。
図1は、前記リール16a,16b,16cを示す分解斜視図である。なお、各リール16a,16b,16cの構造についてはそれぞれ同様である。
本実施形態におけるリール16a,16b,16cは、2種以上の複数のシンボル(太陽シンボル4b、稲妻シンボル4c)が所定順序で外周面に配列されたリール部材としての外側リール部100と、2種以上の複数のシンボル(中間図柄)20a,20bが所定順序で外周面に配列された中間部材としての内側リール部200とを備えている。
外側リール部100において、外側リール骨組101は、ABS樹脂(アクリロニトリル・ブタジェン・スチレン樹脂)等の透明部材によって5本のスポーク部や円形梯子状部分が成形されたもので、ハムスターやリスなどの飼育用具である「回し車」のような形になっている。ただし、5本のスポーク部は外側リール骨組101の一側面(図中右側面)にのみ設けられており、外側リール骨組101の他側面(図中左側面)は図1に示すように開放状態になっている。5本のスポーク部は、リール駆動部である外側リール駆動モータ103に接続される軸部分から放射状に延びており、その中の1本には検知板104が円形梯子状部分の内側に受けて突出するように設けられている。外側リール駆動モータ103が回転すると、外側リール骨組101が回転するようになっている。
ここで、図1に示すように、外側リール部100は、外側リール骨組101の外周枠体よりもリール内方へズレた位置に、内側図柄表示部を構成する内部枠体111を備えている。この内部枠体111は、図中右側面側に位置する辺の両端でのみ、それぞれ連結部101bを介して外側リール骨組101の外周枠体の図中右側面側を構成する円形骨組部101aに固定されている。これらの部材はすべて一体成型したものであるが、各部材を接着するなどして固定したものであってもよい。
外側リール骨組101の外周枠体には、内部枠体111のリール外方領域を除いて、外側リール部100の外周面を構成するリール帯105Aが貼り付けられる。これにより、内部枠体111のリール外方領域部分が窓107となる。一方、内部枠体111には、内側図柄(星形シンボル)4aが描かれたシート105Bが貼り付けられる。このシート105Bは内側図柄表示部の外側面を構成する。
なお、本実施形態では、内部枠体111を外側リール部100の一端側で支持して、その内部枠体111を外側リール部100に固定した場合について説明したが、外側リール部100及び内側リール部200を駆動する際に、内部枠体111が固定された外側リール部100と内側リール部200とが相互干渉しない位置関係をとる構成であれば、どのような構成であってもよい。
内側リール部200において、内側リール骨組201は、ABS樹脂(アクリロニトリル・ブタジェン・スチレン樹脂)等の透明部材によって5本のスポーク部や円形梯子状部分が成形されたもので、ハムスターやリスなどの飼育用具である「回し車」のような形になっている。ただし、5本のスポーク部は内側リール骨組201の一側面(図中左側面)にのみ設けられており、内側リール骨組201の他側面(図中右側面)は図1に示すように開放状態になっている。5本のスポーク部は、中間部材駆動部である内側リール駆動モータ203に接続される軸部分から放射状に延びており、その中の1本には検知板204が円形梯子状部分の内側に受けて突出するように設けられている。内側リール駆動モータ203が回転すると、内側リール骨組201が回転するようになっている。内側リール骨組201には、外周面を構成するリール帯205がその外周枠体全域にわたって貼り付けられる。
また、内側リール骨組201の内部には、スロットマシン1の正面側に向けて光照射するバックライト装置102が固定配置されている。このバックライト装置102の背面側には、透過型フォトセンサからなる内側リール位置センサ206と外側リール位置センサ106が設けられている。ただし、外側リール位置センサ106は図1には図示されていない。この内側リール位置センサ206は、内側リール骨組201が所定の回転角度まで回転すると前記検知板204を検知する。この検知により、後述するCPUは、内側リール部200の回転位置を認識でき、その結果、内側リール部200の外周面上における各中間図柄表示領域の位置を把握できる。一方、外側リール位置センサ106も、同様に、外側リール骨組101が所定の回転角度まで回転すると前記検知板104を検知する。この検知により、後述するCPUは、外側リール部100の回転位置を認識でき、その結果、外側リール部100の外周面上における各シンボル表示領域の位置を把握できる。
図5は、リール16a,16b,16cを、その回転軸に沿って内部枠体111を通るように切断したときの断面図である。
図6は、リール16a,16b,16cを、その回転軸に直交する面に沿って切断したときの内部枠体111の部分を示す断面図である。
上述した構造をもつ外側リール部100及び内側リール部200は、内側リール部200の外周枠体を、外側リール部100の外周枠体と内部枠体111との間に挟むようにして、互いの中心軸が同軸となるように配置される。これにより、外側リール部100の窓107を通じて内側リール部200の外周面に描かれた中間図柄20a,20bを視認することができる。しかも、内側リール部200の外周面を構成するシート205は、回転方向における表示窓4の長さ以上の透明領域を有し、残りの部分は中間図柄を表示する中間図柄表示領域で構成されている。この透明領域が外側リール部100の窓107との対向位置に存在するときには、図7(a)に示すように、外側リール部100の窓107を通じて、内部枠体111上の外周面に描かれた内側図柄4aを視認することができる。
ここで、本実施形態においては、中間図柄表示領域が不透明な図柄背景部上に中間図柄20a,20bを表示した構成となっているため、この中間図柄表示領域が外側リール部100の窓107との対向位置に存在するときには、内部枠体111上の内側図柄4aを視認することはできない。したがって、中間図柄表示領域が外側リール部100の窓107との対向位置に存在するときは、図7(b)に示すように、内側リール部200上の中間図柄20a,20bのみからなるシンボルのいずれかが窓107を通じて視認できる。
なお、中間図柄表示領域を、透明な図柄背景部上に中間図柄20a,20bを表示した構成とした場合、この中間図柄表示領域が外側リール部100の窓107との対向位置に存在するときには、中間図柄20a,20bに重なった状態で内部枠体111上の内側図柄4aを視認することはできる。したがって、この場合、中間図柄表示領域が外側リール部100の窓107との対向位置に存在するときは、図8(b)に示すように、内側リール部200上の中間図柄20a,20bのいずれかと内部枠体111上の内側図柄4aとが合成されたシンボル4fが窓107を通じて視認できる。
また、中間図柄表示領域の一部又は全部に代えて、中間図柄が描かれていない不透明領域を設けた場合、この不透明領域が外側リール部100の窓107との対向位置に存在するときには、内部枠体111上の内側図柄4aも中間図柄20a,20bも視認することはできない。すなわち、不透明領域が外側リール部100の窓107との対向位置に存在するときは、図9(b)に示すようにブランク4eが窓107を通じて視認できる。
図10は、前記バックライト装置102をスロットマシン1の正面側からみた斜視図である。
図示のように、バックライト装置102の内部は3つに区切られており、それぞれ発光部102a,102b,102cが配設されている。各発光部102a,102b,102cが発光すると、図4に示した表示窓4から視認される3つのシンボル表示領域が、それぞれリールの内側から光照射される。この光照射により、各シンボル表示領域中のシンボルをプレイヤーに対して明るく照らして視認させることができる。このような発光部としては、公知のLED装置等を用いることができる。
図11は、スロットマシン1の電気回路の一部を示すブロック図である。
図示のように、スロットマシン1は、ゲーム進行制御部としてのメイン制御回路基板17と、サブ制御回路基板21とを備えている。なお、本実施形態では、制御回路基板として、メイン制御回路基板17とサブ制御回路基板21の2つに別れたものを用いているが、これらの回路基板の機能を1つの回路基板で実現してもよい。この場合、CPU,ROM、RAM等が1つで済む。
前記メイン制御回路基板17は、CPU17a、クロック発生回路17b、ROM17c、RAM17d、乱数発生回路17e、データ送出回路17f、送出タイミング制御回路17g、入力ポート17h、出力ポート17iなどを有している。クロック発生回路17bは、所定の周波数のクロック信号をCPU17aに出力する。また、ROM17cは、各種の制御プログラムや後述の抽選テーブルなどのデータを格納しており、これらをCPU17aに出力する。また、RAM17dは、CPU17aによって演算された変数データなどを一時的に格納する。また、乱数発生回路17eは、所定の周期毎に乱数を発生させてそのデータをCPU17aに出力する。
前記メイン制御回路基板のCPU17aには、入力ポート17hを介して、1BETボタン15a、マックスBETボタン15b、スピンボタン6、クレジット精算ボタン8、投入センサ22、排出センサ23、リール16a,16b,16cごとに設けられる各内側リール位置センサ206a,206b,206c及び各外側リール位置センサ106a,106b,106cからの出力信号が入力されるようになっている。
また、前記CPU17aは、出力ポート17iを介して、リール16a,16b,16cごとに設けられる各内側リール駆動モータ203a,203b,203c及び各外側リール駆動モータ103a,103b,103c、コイン排出装置18の排出モータ18b、カウント表示器12に制御信号を出力するようになっている。
また、前記サブ制御回路基板21は、前記前面パネル3の裏側に配設され、CPU21a、クロック発生回路21b、演出用ROM21c、RAM21d、音響用ROM21e、音響LSI21f、表示制御回路21g、アンプ回路21h、データ入力回路21i、制御用ROM21jなどを備えている。クロック発生回路21bは、所定の周波数のクロック信号をCPU21aに出力する。演出用ROM21cは、プレイヤーに対して、各種演出を行うための演出パネル11用の表示制御プログラムなどを格納しており、必要に応じてこれらをCPU21aに出力する。演出パネル11は、多数の発光体が配列されたドットマトリックスからなり、表示制御回路21gからの制御信号に従って所定の発光体のみ発光させることにより、発光体全体として所定の絵柄や文字などの静止画又は動画などの画像を表示する。RAM21dは、CPU21aによって演算された変数データなどを一時的に格納する。音響用ROM21eは、各種の音情報である音響データを格納しており、必要に応じてこれらを音響LSI21fに出力する。
次に、本スロットマシン1のゲームの流れについて説明する。
図12は、本実施形態における1回のスロットゲームの流れを示すフローチャートである。
スロットゲームを行う前に、まず、プレイヤーは、その準備として、コインや紙幣をコイン投入口5a又は紙幣投入口5bに投入する必要がある。プレイヤーによってコインや紙幣が投入されると、そのコインや紙幣の種類及びその量が投入センサ22によって検知され、その検知信号がメイン制御回路基板17のCPU17aに送られる。これにより、CPU17aは、RAM17dに格納されたクレジットデータを投入金額に対応する分だけ増加させる。また、CPU17aは、カウント表示器12におけるクレジット表示器の表示カウント値を更新する。
プレイヤーがBETボタン7a,7bを操作してベット操作を行うと(S1)、この操作内容がBET操作信号としてメイン制御回路基板17のCPU17aに送られる。これにより、CPU17aは、前記クレジット表示器の表示カウント値をベット枚数分だけ減らすための制御を行う。その後、CPU17aは、スピンボタン6からの操作信号を受付可能な状態となり、プレイヤーによるスピンボタン6に対する操作が有効なものとなる。
プレイヤーがスピンボタン6を操作すると(S2)、その操作信号がメイン制御回路基板17のCPU17aに入力される。これにより、CPU17aは、クレジット処理部として機能し、RAM17dのクレジットデータからBET操作信号に応じたクレジット量分を減らすベット処理を行う(S3)。また、CPU17aは、スピンボタン6からの操作信号を受け取ることでスタート信号生成部として機能し、スタート信号を生成する。そして、CPU17aは、リール駆動制御部及び中間部材駆動制御部として機能し、そのスタート信号を駆動開始命令として各リール16a,16b,16cの内側リール駆動モータ203a,203b,203c及び外側リール駆動モータ103a,103b,103cの駆動ドライバへ出力する。内側リール駆動モータ203a,203b,203c及び外側リール駆動モータ103a,103b,103cは、この駆動開始命令を受けて駆動し、すべてのリール16a,16b,16cの外側リール部100及び内側リール部200を回転させる(S4)。これにより、各リールの外側リール部100の外周面上の各シンボル表示領域及び窓107が表示窓4を順次通過し、その表示窓4から見ればシンボルが次々と切り替わる変動表示がなされる。
ここで、中間部材駆動制御部として機能するCPU17aは、内側リール部200上の透明領域が表示窓4と対向する位置(ホームポジション)で、内側リール部200が停止するように、各内側リール駆動モータ203a,203b,203cを制御する(S5)。これにより、内側リール部200上の透明領域が表示窓4に対向した状態で内側リール部200が停止する。その結果、外側リール部100の変動表示中に窓107が表示窓4を通過する際には、その窓107と一緒に回転移動する内部枠体111上の内側図柄4aが窓107に固定的に表示される。したがって、外側リール部100の窓107が表示窓4を通過する際にプレイヤーに対して違和感を与えることはない。
また、CPU17aは、生成したスタート信号を乱数生成命令として乱数発生回路17eにも送る。この乱数生成命令を受けた乱数発生回路17eは、3つの乱数を生成し(S6)、これらの乱数をCPU17aに順次送る。各乱数は、各リール16a,16b,16cの外側リール部100にそれぞれ対応している。CPU17aは、乱数発生回路17eとともに回転停止位置決定部として機能し、乱数発生回路17eから送られてくる3つの乱数を受け取ると、各乱数をROM22に格納されている停止位置テーブルに照らし合わせる。この停止位置テーブルは、各リール16a,16b,16cの外側リール部100に対して個々に用意されている。そして、各乱数と各停止位置テーブルにより、各リール16a,16b,16cの外側リール部100の回転停止位置が決まる。
ここで、停止位置テーブルとして、各回転停止位置に割り当てられる乱数の数が互いに等しく設定されたものを用いると、各種シンボルが表示窓4に停止表示される確率を変更して各賞の入賞確率を互いに異ならせるための方法は、各リールの外側リール部100の外周面上における各種シンボルの数を変更する方法しかない。しかし、スロットマシン1を小型化する上ではリール径をある程度小さくする必要があり、その外側リール部100の外周面に表示し得るシンボル表示領域の数を増やすにも限度がある。そのため、実際には1つの外側リール部100につき多くても20個程度のシンボル表示領域しか形成することができない。その結果、各シンボル表示領域それぞれにシンボルを含ませたとしても、各賞間における入賞確率の差を大きくすることができず、高配当の賞を設けることが困難となる。
そこで、本実施形態では、いわゆる仮想リール方式あるいはバーチャルリール方式と呼ばれる停止制御方式を採用している。具体的に説明すると、本実施形態では、乱数発生回路17eで発生可能な乱数範囲を、各リール16a,16b,16cの外側リール部100上におけるシンボル表示領域の数すなわち各リール16a,16b,16cの外側リール部100が停止し得る回転停止位置の数よりも多く設定しておく。そして、各リール16a,16b,16cに対応した停止位置テーブルには、各回転停止位置に割り当てられる乱数の数をそれらの回転停止位置のうちの一部又は全部で異なるように設定されたものを用いる。このような設定により、乱数発生回路17eが発生させた乱数に基づき、あたかも、乱数発生回路17eで発生可能な乱数範囲の数分のシンボル表示領域を持ち、かつ、これらのシンボル表示領域に含まれる各種シンボルの比率が各リール16a,16b,16cの外側リール部100とは異なる仮想的なリール(仮想リール)の回転停止位置を決定するかのような制御が行われる。そして、このような制御により、決定した仮想リールの回転停止位置に対応する実在の各リール16a,16b,16cの外側リール部100の回転停止位置が決まる。したがって、本実施形態においては、実在の各リール16a,16b,16cの外側リール部100上のシンボル表示領域の数あるいはそのシンボル表示領域に含まれる各種シンボルの比率に関係なく、各種シンボルが表示窓4に停止表示される確率を変更することができる。その結果、各賞間における入賞確率の差を大きくすることができ、高配当の賞を設けることが可能となる。
一方、CPU17aは、乱数発生回路17eとともに入賞判定部として機能し、乱数発生回路17eから送られてくる3つの乱数を受け取ると、これらの乱数の組み合わせを、ROM22に格納されている入賞決定テーブルに照らし合わせて、入賞したか否かを決定する入賞判定処理も行う(S7)。本実施形態における賞は、大別すると、プレイヤーに対して当該賞に対応した量のクレジットを払い出す払出賞(通常配当賞)や、イベント又はフリーゲームやフィーチャーゲーム等の特別ゲームであるボーナスゲームの進行を許可する賞(ボーナス賞)のほか、更に本実施形態では、プレイヤーに対して払い出すクレジットの量を抽選で決める特別な払出賞(特別配当賞)が含まれている。そして、CPU17aは、乱数の組合せと入賞決定テーブルとにより、今回のスロットゲームで入賞する賞を決定し、又は何の賞にも入賞しなかった場合のハズレを決定する。なお、ROM22には、通常ゲームのときに使用する入賞決定テーブルと、特別ゲームのときに使用する入賞決定テーブルとの少なくとも2種類の入賞決定テーブルが、格納されている。
CPU17aは、前記入賞判定処理を終えたら、リール駆動制御部として機能し、決定した回転停止位置で各リール16a,16b,16cの外側リール部100がそれぞれ停止するように、各外側リール駆動モータ103a,103b,103cに対し、駆動停止命令を出力する。駆動停止命令を受けた各外側リール駆動モータ103a,103b,103cは、その駆動停止命令に係る回転停止位置(回転角)で停止する(S8)。これにより、表示窓4には、各回転停止位置に対応する、各リールにつき3つのシンボル表示領域が表示され、プレイヤーは、これらのシンボル表示領域に含まれるシンボルあるいは窓107を通じて内側図柄4aからなるシンボルを視認することができる。
ここで、前記入賞判定処理において特別配当賞の入賞が決定された場合(S9のYes,S10のYes)、表示窓4には内側図柄4aからなるシンボルが少なくとも2つ停止表示される。ここでは、左リール16aと中リール16bに内側図柄4aからなるシンボルが停止表示される特別配当賞に入賞したものとする。このとき、メイン制御回路基板17のCPU17aは、各リール16a,16b,16cの外側リール部100の回転が停止した後、サブ制御回路基板21を用いて各種演出の制御を行う。その後、CPU17aは、表示窓4に内側図柄4aからなるシンボルが停止表示した左リール16a及び中リール16bの内側リール部200を回転させる(S11)。これにより、表示窓4に停止表示されている窓107を内側リール部200の外周面上の各中間図柄表示領域が順次通過し、その窓107から見れば中間図柄20a,20bが次々と切り替わる変動表示がなされる。
また、CPU17aは、表示窓4に内側図柄4aからなるシンボルが停止表示したリールの数分の乱数、ここでは2つの乱数を乱数発生回路17eに生成させ(S12)、これらの乱数を受け取る。CPU17aは、乱数発生回路17eとともに駆動停止位置決定部として機能し、乱数発生回路17eから送られてくる各乱数をROM22に格納されている停止位置テーブルに照らし合わせる。この停止位置テーブルは、各リール16a,16b,16cの内側リール部200に対して個々に用意されている。そして、各乱数と各停止位置テーブルにより、左リール16a及び中リール16bの内側リール部200の回転停止位置が決まる。
また、CPU17aは、乱数発生回路17eとともに配当決定処理部として機能し、乱数発生回路17eから送られてくる乱数を受け取ると、その乱数をROM22に格納されている配当決定テーブルに照らし合わせて配当を決定する配当決定処理も行う(S13)。この配当決定処理を終えたら、CPU17aは、中間部材駆動制御部として機能し、決定した回転停止位置で左リール16a及び中リール16bの内側リール部200が停止するように、対応する内側リール駆動モータ203a,203bに対して駆動停止命令を出力する。駆動停止命令を受けた内側リール駆動モータ203a,203bは、その駆動停止命令に係る回転停止位置(回転角)で停止する(S14)。これにより、左リール16a及び中リール16bの窓107に、各回転停止位置に対応する内側リール部200上の中間図柄20a,20bのいずれか1つが表示され、プレイヤーは、その窓107を通じて中間図柄20a,20bからなるシンボルを視認することができる。その後、CPU17aは、払出処理部として機能し、RAM17dに記憶されているクレジットデータに、配当決定処理で決定した配当分のクレジットを加算する払出処理を行う(S15)。なお、本実施形態では、各窓107に表示された中間図柄20a,20bが示す数字の合計値が配当量を示すことになる。
一方、前記入賞判定処理において通常配当賞の入賞が決定された場合(S9のYes,S10のNo,S16のYes)、メイン制御回路基板17のCPU17aは、各リール16a,16b,16cの外側リール部100の回転が停止した後、サブ制御回路基板21を用いて各種演出の制御を行う。そして、CPU17aは、払出処理部として機能し、RAM17dに記憶されているクレジットデータに、入賞した賞に応じたクレジット量分を加算する払出処理を行う(S15)。
他方、前記入賞判定処理においてボーナス賞の入賞が決定された場合(S9のYes,S10のNo,S16のNo)、メイン制御回路基板17のCPU17aは、各リール16a,16b,16cの外側リール部100の回転が停止した後、サブ制御回路基板21を用いて各種演出の制御を行う。その後、CPU17aによるゲーム制御形式は、通常ゲーム制御形式から、入賞した賞に応じたイベント又はボーナスゲーム等のボーナスゲームを制御するためのボーナスゲーム制御形式に切り換わり、ボーナスゲームを進行する(S17)。
以上、本実施形態によれば、外側リール部100に窓107が設けられていて、その窓107を通じて内側リール部200上の中間図柄20a,20bのいずれかを視認することができるようになっている。したがって、インナーリールを用いた従来のスロットマシンと同様に、内側リール部200上の中間図柄20a,20bをリール部材の窓という狭い領域内で変動表示させて停止表示させることができ、アウターリールを用いた従来のスロットマシンに比べて、内側リール部200上の中間図柄20a,20bをプレイヤーに注目させやすい。しかも、本実施形態においては、外側リール部100の窓107が表示窓4を通過する間は、その窓107のリール内周面側に内側リール部200の透明領域が対向するように内側リール部200の駆動が制御される。そして、その窓107のリール内周面側には内部枠体111が固定配置されていることから、外側リール部100の窓107が表示窓4を通過するときには内部枠体111も一緒に通過するようになる。これにより、外側リール部100の窓107が表示窓4を通過する間、その窓107には内部枠体111上の内側図柄4aが固定的に表示される。したがって、外側リール部100の窓107が表示窓4を通過する際にプレイヤーに対して違和感を与えることはない。
なお、本実施形態では、内側リール部200上の透明領域の長さを表示窓4の長さ以上とし、外側リール部100が回転している間はその透明領域が表示窓4と対向する位置に内側リール部200を停止させておく場合について説明したが、これに限られない。例えば、外側リール部100が回転している間、少なくとも窓107が表示窓4を通過しているときに、内側リール部200の透明領域がその窓107との対向する位置に位置決めされるように、外側リール部100の回転と同期をとって内側リール部200の回転駆動を制御するようにしてもよい。この場合、内側リール部200上の透明領域の長さは、外側リール部100の窓107の長さ以上であれば、表示窓4の長さ未満であってもよい。
実施形態に係るスロットマシンのリールを示す分解斜視図。 同スロットマシンの外観を示す斜視図。 同スロットマシンの内部構造を示す概略構成図。 同スロットマシンの前面パネルの一部を示す詳細正面図。 同リールを、その回転軸に沿って内部枠体を通るように切断したときの断面図。 同リールを、その回転軸に直交する面に沿って切断したときの内部枠体の部分を示す断面図。 (a)は、同スロットマシンにおいて内側リール部の透明領域が外側リール部の窓に停止したときの表示状態の一例を示す説明図。(b)は、同スロットマシンにおいて内側リール部の中間図柄表示領域が外側リール部の窓に停止したときの表示状態の一例を示す説明図。 (a)は、他の例に係る内側リール部の透明領域が外側リール部の窓に停止したときの表示状態の一例を示す説明図。(b)は、同内側リール部の中間図柄表示領域が外側リール部の窓に停止したときの表示状態の一例を示す説明図。 (a)は、更に他の例に係る内側リール部の透明領域が外側リール部の窓に停止したときの表示状態の一例を示す説明図。(b)は、同内側リール部の不透明領域が外側リール部の窓に停止したときの表示状態の一例を示す説明図。 同スロットマシンのバックライト装置をスロットマシンの正面側からみた斜視図。 同スロットマシンの電気回路の一部を示すブロック図。 同スロットマシンにおける1回のスロットゲームの流れを示すフローチャート。
符号の説明
1 スロットマシン
4 表示窓
4a 内側図柄(星形シンボル)
16a,16b,16c リール
17 メイン制御回路基板
20a,20b 中間図柄
21 サブ制御回路基板
100 外側リール部(リール部材)
103a,103b,103c 外側リール駆動モータ
106a,106b,106c 外側リール位置センサ
107 窓
111 内部枠体
200 内側リール部(中間部材)
203a,203b,203c 内側リール駆動モータ
206a,206b,206c 内側リール位置センサ

Claims (3)

  1. 2種以上の複数のシンボルが所定順序で外周面に配列された複数のリール部材と、
    前記複数のリール部材を回転駆動させるリール駆動部と、
    前記複数のシンボルそれぞれを含む各リール部材外周面上の複数のシンボル表示領域のうち一部分のシンボル表示領域だけを外部から視認可能とするための表示部と、
    操作部と、
    前記操作部を用いてのベット操作に応じてクレジットを受け取るクレジット処理部と、
    前記クレジット処理部が所定量のクレジットを受け取ることを条件にスタート信号を生成するスタート信号生成部と、
    前記スタート信号を受けて、前記複数のリール部材の回転停止位置をそれぞれ決定する回転停止位置決定部と、
    前記スタート信号を受けて、前記複数のリール部材が回転して前記回転停止位置決定部が決定した回転停止位置で停止するように、前記リール駆動部を制御するリール駆動制御部と、
    前記回転停止位置決定部の決定結果に応じて前記表示部に停止表示されるシンボルの配置関係に基づき、既定の1又は2以上の賞に入賞したか否かの判定処理を行う入賞判定部と、
    前記入賞判定部が所定の払出賞に入賞したと判定したとき、該所定の払出賞に応じた量のクレジットを払い出す払出処理を行う払出処理部とを備えたスロットマシンにおいて、
    少なくとも1つのリール部材には、リール回転方向における一部の領域に窓が設けられ、かつ、該窓のリール内周面側に配置されていて該窓を介してリール外周面側から視認可能な内側図柄を外側面に備えた内側図柄表示部が固定されており、
    前記窓を介してリール外周面側から視認可能な少なくとも1種類の中間図柄を表示する中間図柄表示領域及び/又は不透明領域と、該窓の大きさ以上の透明領域とを備え、かつ、これらの領域が該窓と前記内側図柄表示部との間を通過し得るように構成された中間部材を有し、
    前記窓が前記表示部を通過する間は、該窓のリール内周面側に前記中間部材の透明領域が対向するように該中間部材の駆動制御を行うことを特徴とするスロットマシン。
  2. 請求項1のスロットマシンにおいて、
    前記少なくとも1つのリール部材の回転方向における前記透明領域の長さは、該回転方向における前記表示部の長さ以上であり、
    前記少なくとも1つのリール部材が回転している間は前記透明領域が前記表示部と対向する位置に位置決めされるように、前記中間部材の駆動制御を行うことを特徴とするスロットマシン。
  3. 請求項1又は2のスロットマシンにおいて、
    前記中間部材の駆動停止位置を決定する駆動停止位置決定部を有し、
    前記少なくとも1つのリール部材の前記窓が前記表示部に停止した後に、前記駆動停止位置決定部が決定した駆動停止位置で前記中間部材が停止するように前記中間部材の駆動制御を行うことを特徴とするスロットマシン
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