JP4386292B2 - マルチキャスト無線伝送速度選択方法および無線基地局装置 - Google Patents

マルチキャスト無線伝送速度選択方法および無線基地局装置 Download PDF

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Description

本発明は、マルチキャスト無線伝送速度選択方法および無線基地局装置に係り、特に、マルチキャストの通信品質を維持すると共に、無線回線リソースの利用効率を向上させる際に有効な技術に関する。
一般的に無線パケット通信システムは、全体的な通信ネットワークを構成する際に有線ネットワーク(以下、NWという。)の一部としてその伝送媒体に無線方式を用いた形態で適用される。すなわち、有線NWの一端のNWインタフェースに無線パケット通信システムを有線接続し、無線接続にて無線端未と有線端末、あるいは無線端未間の通信が行われる形態をとる。
現在最も広く普及している無線パケット通信システムに用いられる無線LAN装置は、IEEE802.11標準規格(IEEE Std 802.11,1999 edition;非特許文献1)に基づいたものである。
IEEE802.11標準規格では、「9.6 Multirate support」に、マルチキャスト/ブロードキャストデータの送信に関して「All frames with multicast and broadcast receiver addresses Shall be transmitted at one of the rates included in the BSS basic rate set,regardless of their type or subtype.」と記述されている。
BSS basic rate setは、無線通信サービスエリア(以下、BSSという)内で必ずサポートしなければならない無線伝送速度が規定されており、無線基地局(以下、APという。)および無線端末(以下、STAという。)は、ここで規定される無線伝送速度をサポートしなければならない。
例えば、無線回線に5GHz帯を使用する無線LAN(802.11a標準規格)では、54、48、36、24、18、12、9、6Mbpsの8つ無線伝送速度を用いて通信することが可能であるが、このうち、54、48、36、18、9Mbpsはオプションである。
一般的に、BSS basic rate setには、Mandatory rateである6、12、24Mbpsの無線伝送速度が使われる。また、マルチキャストデータを送信する無線伝送速度には、ブロードキャスト送信伝送レートと同一のBSS basic rate setの値が用いられる。
従って、ブロードキャストデータは広範囲のエリアをカバーしなければならないために、一般に市販されている無線LAN装置では、このBSS basic rate setの最低速の無線伝送速度を利用してマルチキャスト送信伝送レートを選択しているものが多い。
図1は、従来のユニキャストおよびマルチキャストデータ無線伝送速度設定方法を説明するための図である。
図1では、AP[1−1]に、STA1[1−2]、STA2[1−3]が接続され、また、無線伝送速度の関係は[1−8]に示されるようにR1、R3、R5をBSS basic rate setとしている例を示している。
STA1[1−2]とSTA2[1−3]はユニキャストデータをAP[1−1]との間で送受信する場合、伝送距離に応じて無線伝送速度を設定する。
図1の例では、AP[1−1]に近い距離L1[1−6]で通信しているSTA1[1−2]は、高い無線伝送速度R6[1−4]で通信が行われている。また、STA2[1−3]が通信している距離L2[1−7]は、STA1[1−2]よりもAP[1−1]から距離が遠い(L1<L2)ため、STA1[1−2]よりも低い無線伝送速度R3[1−5]を用いて通信を行っている。
即ち、伝送距離が遠いほど伝播誤りを抑えるために無線伝送速度は低速に設定され、また、伝送距離が近いほど無線伝送速度は高速に設定される。
また、ユニキャストデータの送受信は、APおよびSTAがサポートしている伝送速度であれば、BSS basic rate setに含まれない無線伝送速度でデータの送受信を行うことも可能である。
これに対して、一般の無線LAN装置においては、マルチキャストおよびブロードキャストデータは固定的にBSS basic rate setの最も低速の無線伝送速度R1[1−9]にて送信されることがほとんどである。
マルチキャストおよびブロードキャストデータの送信手順には再送制御が無く、特に、ブロードキャストデータは、アプリケーションを用いた通信を行うのではなく、一般的にはNW情報の報知やNW情報の収集を行うために用いられるため、最大限の通信エリアヘ送信することが可能な、最も低速の無線伝送速度が選択されることが望ましい。
マルチキャストおよびブロードキャストは、ユニキャスト通信のように宛先毎にデータを送信するのではなく、複数クライアントヘ同時に1つのデータを配信することが可能である。
そのブロードキャスト通信では、BSS内の全てのSTAへNW情報の報知やNW情報の収集を行うために用いられる。
一方、マルチキャスト通信では、ブロードキャスト通信とは異なり、特定の複数宛先を1つのグループとし、グループに属する複数のクライアント宛だけに所望のデータを送信することができる。また、マルチキャストのグループ毎に異なるアプリケーションを用いて通信することも可能である。更に、マルチキャストは片方向通信のアプリケーションに利用されることがほとんどであり、その例としては、映像(動画像)ストリーム配信などが挙げられる。
図1−1は、AP内部において、マルチキャストの無線伝送速度を設定する装置を示すブロック図である。
AP内部のマルチキャスト制御部[2−1−5]は、上位レイヤあるいは有線NWからマルチキャストを受信[2−1−7]した場合に、マルチキャストデータメモリおよび無線伝送速度設定部[1−1−3]においてマルチキャストデータを保持すると共に、BSS basic rate setに含まれる最低速の、あるいは任意の1つの無線伝送速度を設定する。
AP内部のマルチキャスト送信部[2−1−6]のPHYレイヤ送信制御部[2−1−4]より送信を行う指示[2−1−11]が、マルチキャストデータメモリおよび無線伝送速度設定部[1−1−3]へ通知された場合には、保持しているマルチキャストデータをPHYレイヤ送信制御部[2−1−4]へ転送[2−1−12]すると共に、マルチキャストデータを送信するための無線伝送速度を通知する。
PHYレイヤ送信制御部[2−1−4]では、通知された無線伝送速度でマルチキャストデータを送信する。
なお、本願発明に関連する先行技術文献としては以下のものがある。
IEEE802.11標準規格(IEEE Std 802.11,1999 edition)
マルチキャストサービスが用いられる例として、映像(動画像)ストリーム配信などのアプリケーションがある。このような映像ストリーム配信には高い映像品質をサポートするために、高速かつ安定した伝送速度(実効スループット)が要求される。
また、マルチキャストサービスが用いられるアプリケーションは、アプリケーション毎(マルチキャストのグループ毎)に品質を維持するための所望の実効スループットが異なる場合がある。
しかしながら、従来の無線パケット通信システムでは、アプリケーションに係わらず全てのマルチキャストサービスに対して、BSS basic rate setに含まれる一律の無線伝送速度を用いてマルチキャストデータを送信していた。
一般に市販されている無線パケット通信システム(無線LAN装置)では、ブロードキャストおよび、マルチキャストデータを、BSS basic rate setの最低速の無線伝送速度にて送信しているものが多いためである。
ブロードキャストデータは、無線端未を広範囲にカバーすることの目的に利用するためにBSS basic rate setの最低速の無線伝送速度にて送信することが望ましいが、従来技術では、ブロードキャストデータとマルチキャストデータとの伝送レートが同一に取り扱われていたために、マルチキャストデータは、映像ストリーム配信のアプリケーション毎に適した実効スループットを提供することができなかった。
また、最低速の無線伝送速度を用いて、大量(高速)のマルチキャストデータを送信した場合には、無線回線を無用に占有し、ユニキャストデータなどの他の通信を妨げるという課題があった。
本発明は、前記従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、マルチキャスト無線伝送速度選択方法および無線基地局装置において、マルチキャストデータの無線伝送速度を最適に選択することにより、マルチキャストの通信品質を維持し、無線回線リソースの利用効率の向上を図り、無用な無線回線の使用を防止する技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らかにする。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下記の通りである。
(1)無線基地局装置と、前記無線基地局装置と無線パケット通信によりデータの送受信を行う複数の無線端末装置とを有する無線ネットワークを構成し、前記無線基地局装置は、少なくとも1つのサービスエリアを有し、前記無線基地局装置は、有線ネットワークあるいは上位レイヤから受信したマルチキャストデータを、BSS basic rate setに含まれる最低または任意の1つの無線伝送速度を固定的に用いて、前記無線基地局装置から少なくとも1つの無線端末装置へ送信する無線パケット通信システムにおけるマルチキャスト無線伝送速度選択方法であって、前記無線基地局装置は、少なくとも1つのマルチキャストのグループ毎に、マルチキャストデータの送信に対して任意に決定した無線伝送速度を設定する手段1と、前記少なくとも1つのサービスエリア毎に、マルチキャストデータの送信に対して前記BSS basic rate setの無線伝送速度を含み任意に決定した無線伝送速度を設定する手段2とを有し、前記無線基地局装置が、前記有線ネットワークあるいは上位レイヤから受信したマルチキャストデータが、前記少なくとも1つのマルチキャストのグループ毎に前記無線伝送速度が設定されているグループに属するマルチキャストデータである場合には、前記手段1で設定された無線伝送速度を用いて前記マルチキャストデータを送信し、前記有線ネットワークあるいは上位レイヤから受信したマルチキャストが、前記少なくとも1つのマルチキャストのグループ毎に前記無線伝送速度が設定されているグループに属していないマルチキャストデータである場合には、前記手段2で設定された無線伝送速度を用いて前記マルチキャストデータを送信する。
従来技術では、全てのマルチキャストデータに対して、BSS basic rate setに含まれる同一の無線伝送速度を用いて送信するのに対して、本発明によれば、マルチキャストデータの送信にはマルチキャストのグループ毎に任意に決めた無線伝送速度を選択し、あるいはサービスエリア毎に任意に決めた無線伝送速度を選択することができる。またそのマルチキャストデータの送信には、BSS basic rate set以外の無線伝送速度も選択することができる点が従来技術と異なっている。
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下記の通りである。
本発明によれば、マルチキャストデータの無線伝送速度を最適に選択することにより、マルチキャストの通信品質を維持し、無線回線リソースの利用効率の向上を図り、無用な無線回線の使用を防止することが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する。
なお、実施例を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
[実施例1]
図2は、本発明の実施例1のマルチキャストグループおよび無線サービスエリア(BSS)に対応した無線伝送速度選択方法を説明するための図である。
図2の無線基地局(AP;[4−1])は、マルチキャスト宛先IPアドレスのグループ(マルチキャストグループ)毎に、BSS basic rate setを含む任意に決めた無線伝送速度を登録する、宛先IPアドレスマッピングテーブル[4−9]を保持する。
ここで、任意に決めた無線伝送速度は、マルチキャストグループ毎で、サポートするアプリケーションに必要な伝送速度を考慮して登録する必要がある。
例えば、サポートするアプリケーションが、10Mbpsの伝送速度(実効スループット)が必要であるなら、IEEE802.11aの無線LAN装置では、アプリケーションに対応するグループの無線伝送速度は無線LANのオーバヘッド(MACヘッダなど)も考慮して、12Mbps以上の無線LAN装置でサポートする無線伝送速度を登録する必要がある。
また、AP[4−1]には、BSS毎に、BSS basic rate setを含む任意に決めた無線伝送速度を登録する、BSSマッピングテーブル[4−10]を保持する。ここで、任意に決めた無線伝送速度は、BSS毎に、マルチキャストにサポートする無線伝送速度を登録する。
無線ネットワーク構成は、AP[4−1]に接続するマルチキャストのサービスを受けている無線端末(以下、STAという。)[4−2]、STA2[4−3]、STA3[4−4]が存在する。
また、AP[4−1]は、複数のBSS(BSSID=BSS1、BSS2、BSS3、・・・)をサポートし、STA1[4−2]はマルチキャスト宛先IPアドレス「224.0.0.100」のマルチキャストグループ(Group1[2−10])のサービスに参加しており、STA2[4−3]は宛先IPアドレス「224.0.0.110」のマルチキャストグループ(Group2[2−11])のサービスに参加しており、STA3[4−4]は宛先IPアドレス「224.0.0.120」のマルチキャストグループ(Group3[2−12])のサービスに参加しているものとする。
また、STA1[4−2]はBSS1[4−10]に接続しており、STA2[4−3]はBSS2[4−11]に接続しており、STA3[4−4]はBSS3[4−12]に接続しているものとする。
AP[4−1]は、有線NW[2−2]からマルチキャストデータを受信した場合には、まず、AP[4−1]内の宛先IPアドレスマッピングテーブル[4−9]を参照する。受信したマルチキャストデータの宛先IPアドレスがテーブル[4−9]に存在する場合は、IPアドレスに対応する無線伝送速度を選択し、マルチキャストデータの送信処理を行う。
例えば、受信したマルチキャストデータの宛先IPアドレスが「224.0.0.100」である場合には、テーブル[4−9]の参照を行い、Group1と判断する。AP[4−1]は、R6[4−5]の54Mbpsの無線伝送速度でのマルチキャストデータを送信する。
受信したマルチキャストデータの宛先IPアドレスがテーブル[4−9]に該当しなければ、AP[4−1]内のBSSマッピングテーブル[4−10]を参照する。BSSマッピングテーブル[4−10]に登録されているBSS毎の無線伝送速度を選択し、マルチキャストデータの送信処理を行う。
図2の動作例では、AP[4−1]は、受信したマルチキャストデータのIPアドレスが「224.0.0.120」である場合には、テーブル[4−9]に該当するグループは登録されていないため、テーブル[4−10]を参照することとなる。
マルチキャストデータが、BSS3のサポート対象であればR3[4−7]の12Mbpsの無線伝送速度でのマルチキャストデータを送信する。
受信したマルチキャストデータのBSSの識別方法には、VLANタグ情報を用いた方法が一般に用いられる。すなわち、AP[4−1]はデータに付随するVLANタグの情報を取得し、あらかじめ保持しているVLANタグ毎に対応するBSSの情報に基づき、受信したマルチキャストデータがどのBSSに対応したものかを識別する方法である。
尚、このマルチキャストデータのBSSの識別方法は一例を示したものであり、本発明を限定するものではない。
図2−1−1は、本実施例のAP[4−1]の無線伝送速度選択方法を説明するためのフローチャートである。以下、図2−1−1を用いて、本実施例のAP[4−1]の無線伝送速度選択方法を説明する。
AP[4−1]は、有線NW[2−2]からマルチキャストデータ到着後(ステップ201)、図2のIPアドレスマッピングテーブル[4−9]を参照し、到着したマルチキャストデータの宛先IPアドレスが登録されているか否かの判断を行う(ステップ202)。
宛先IPアドレスが登録されている場合には(ステップ202でYES)、IPアドレスマッピングテーブル[4−9]を参照し、宛先IPアドレスに対応する無線伝送速度を設定して、送信処理を実施し(ステップ203)、その後終了する(ステップ205)。
宛先IPアドレスが登録されていない場合には(ステップ202でNO)、図2のBSSマッピングテーブル[4−10]を参照し、BSS毎に登録されている無線伝送速度を設定および送信処理を実施し(ステップ204)、その後終了する(ステップ205)。
図2−1は、本実施例のAP[4−1]内部のマルチキャスト無線伝送速度選択制御を行う装置を示すブロック図である。
AP[4−1]内部のマルチキャスト制御部[4−1−5]では、上位レイヤ/有線NWからマルチキャストを受信[2−1−7]した場合には、マルチキャスト登録グループ判定部「2−1−1」により、IPアドレスマッピングテーブル[4−9]を参照し、無線伝送速度が登録されているマルチキャストグループのデータであるかの判定を行う。
登録されている場合には、第1のマルチキャスト無線伝送速度選択部[2−1−2]ヘデータを転送[2−1−8]し、第1のマルチキャスト無線伝送速度選択部[2−1−2]は、IPアドレスマッピングテーブル[4−9]を参照し、マルチキャストグループに対応する無線伝送速度を選択する。
第1のマルチキャスト無線伝送速度選択部[2−1−2]は、マルチキャストデータメモリおよび無線伝送速度管理部[2−1−3]ヘデータを転送[2−1−10]すると共に、選択した無線伝送速度を設定することを通知する。
マルチキャストデータメモリおよび無線伝送速度管理部[2−1−3]では転送されたデータを保持し、このデータに対する無線伝送速度を設定する。
一方、登録されていない場合には、第2のマルチキャスト無線伝送速度選択部[3−1−2]ヘデータを転送[4−1−9]する。第2のマルチキャスト無線伝送速度選択部[3−1−2]は、BSSマッピングテーブル[4−10]を参照し、BSSマッピングテーブル[4−10]に登録されている無線伝送速度を選択する。
第2のマルチキャスト無線伝送速度選択部[3−1−2]は、マルチキャストデータメモリおよび無線伝送速度管理部[2−1−3]ヘデータを転送[3−1−10]すると共に、選択した無線伝送速度を設定することを通知する。
マルチキャストデータメモリおよび無線伝送速度管理部[2−1−3]では転送されたデータを保持し、このデータに対する無線伝送速度を設定する。
AP[4−1]内部のマルチキャスト送信部[2−1−6]のPHYレイヤ送信制御部[2−1−4]より送信を行う指示[2−1−11]が、マルチキャストデータメモリおよび無線伝送速度管理部[2−1−3]へ通知された場合には、保持しているマルチキャストデータをPHYレイヤ送信制御部[2−1−4]へ転送[2−1−12]すると共に、マルチキャストデータを送信する設定された無線伝送速度を通知する。
PHYレイヤ送信制御部[2−1−4]では、通知された無線伝送速度でマルチキャストデータの送信処理を行う。
以上、詳細に説明したように、本実施例によれば、マルチキャストデータの送信にはマルチキャストのグループ毎に任意に決めた無線伝送速度を選択し、あるいは、BSS毎に任意に決めた無線伝送速度を選択することができる。また、そのマルチキャストデータの送信には、BSS basic rate set以外の無線伝送速度も選択することができる。
これにより、マルチキャストのグループ毎に通信品質を維持する(即ち、実効スループットを維持する)ことができ、また、BSS毎にマルチキャストの通信品質を維持する(実効スループットを維持する)ことができる。
[実施例2]
図3は、本発明の実施例2のVoIP(音声)/Video(映像)接続台数と閾値の比較を用いた無線伝送速度の関係を示す図である。
本実施例の無線ネットワーク構成は、図2と同じである。本実施例では、AP[4−1]とその配下に存在する少なくとも1つのSTAが、VoIP/Videoのアプリケーションを用いたユニキャスト通信を行っている場合には、AP[4−1]は常に、VoIP、Video毎に、ユニキャスト通信を行うSTAの接続台数を管理する。
また、AP[4−1]は、接続台数の管理情報と、図3の例に示すAP[4−1]内部に持つマルチキャストの無線伝送速度を選択するためのテーブル[5−3]を用いて、マルチキャストの無線伝送速度を決定する。
AP[4−1]は、VoIPの接続台数はn(整数)として管理し、VoIPの接続台数に応じたマルチキャストデータの無線伝送速度の選択は、テーブル[5−3]を用いて実施する。
ki(整数)はVoIP接続台数の閾値であり、接続台数nがk1以下(n≦k1)であれば6Mbpsのマルチキャストデータの無線伝送速度を選択することを示す。また、k1<n≦k2の条件であれば、12Mbpsのマルチキャストデータの無線伝送速度を選択する。k2<n≦k3の条件であれば、24Mbpsのマルチキャストデータの無線伝送速度を選択する。同様にして、Videoの接続台数をN(整数)として管理する。
Videoの接続台数に応じたマルチキャストデータの無線伝送速度の選択方法も同様に、テーブル[5−4]を用いて実施する。
mi(整数)は、Video接続台数の闘値であり、接続台数Nがm1以下(N≦m1)であれば12Mbpsのマルチキャストデータの無線伝送速度を選択することを示す。また、m1<N≦m2の条件であれば、24Mbpsのマルチキャストデータの無線伝送速度を選択する。m2<N≦m3の条件であれば、36Mbpsのマルチキャストデータの無線伝送速度を選択する。
実際に、マルチキャストデータを送信する無線伝送速度は、これらのテーブルで選択された無線伝送速度、または、それぞれ異なる無線伝送速度が選択された場合には、選択された無線伝送速度の中の最高速、あるいは予め設定した無線伝送速度を用いてマルチキャストデータを送信する。
例えば、レコード[5−1]の12Mbpsと、レコード[5−2]の24Mbpsが選択された場合には、レコード[5−2]の24Mbpsでマルチキャストデータを送信する。
VoIPおよびVideo接続台数の情報を取得する方法は、VoIPおよびVideoアプリケーションのネゴシエーション時に接続台数をカウントする方法や、データのヘッダに含まれる宛先アドレスおよびアプリケーション情報(RTPなど)を用いて接続台数をカウントする方法、あるいはアプリケーションが通信で使用すると予想される伝送速度(実効スループット)を監視して判別する方法などが考えられる。
図3−1−1は、本実施例のAP[4−1]の無線伝送速度選択方法を説明するためのフローチャートである。以下、図3−1−1を用いて、本実施例のAP[4−1]の無線伝送速度選択方法を説明する。
AP[4−1]は、VoIPの接続台数が変化したか否かを監視・記憶し(ステップ211)、変化があったときには、テーブル[5−3]の中から、VoIPの接続台数に応じたマルチキャストデータの無線伝送速度を選択する(ステップ213)。
同様に、Videoの接続台数が変化したか否かを監視・記憶し(ステップ212)、変化があったときには、テーブル[5−4]の中から、Videoの接続台数に応じたマルチキャストデータの無線伝送速度を選択する(ステップ214)。
次に、それぞれの無線伝送速度を比較して、大きい方の無線伝送速度を選択する(ステップ215)。
また、有線NW[2−2]からマルチキャストデータ到着後(ステップ216)、ステップ215で選択された無線伝送速度を設定して、送信処理を実施し(ステップ217)、その後終了する(ステップ218)。
図3−1は、本実施例2のAP[4−1]内部のマルチキャスト無線伝送速度選択制御を行う装置を示すブロック図である。
AP[4−1]内部のマルチキャスト制御部[5−1−1]のVoIP接続台数管理部[5−1−2]によってVoIP通信を行っているSTAの接続台数を管理する。
接続台数の変動時には、情報を、第1の閾値比較判定部[5−1−4]へ通知[5−1−7]する。第1の閾値比較判定部[5−1−4]では閾値と比較し、比較結果の条件にマッチしたあらかじめ設定されているマルチキャストデータの無線伝送速度を選択する。
選択した無線伝送速度は、無線伝送速度比較判定および選択部[5−1−6]へ通知[5−1−9]される。
同様に、Video接続台数管理部[5−1−3]によってVideo通信を行っているSTAの接続台数を管理する。
接続台数の変動時には、情報を、第2の閾値比較判定部[5−1−5]へ通知[5−1−8]する。第2の閾値比較判定部[5−1−5]では閾値と比較し、比較結果の条件にマッチしたあらかじめ設定されているマルチキャストデータの無線伝送速度を選択する。
選択した無線伝送速度は、無線伝送速度比較判定および選択部[5−1−6]へ通知[5−1−10]される。
[5−1−9]、[5−1−10]で通知された情報を元に、無線伝送速度比較判定および選択部[5−1−6]は無線伝送速度を比較し、大きい方の無線伝送速度を選択する。選択した無線伝送速度を、マルチキャストデータメモリおよび無線伝送速度管理部[2−1−3]へ通知[5−1−11]する。
マルチキャストデータメモリおよび無線伝送速度管理部[2−1−3]では転送されたデータ[2−1−7]を保持し、また、通知[5−1−11]された無線伝送速度を設定する。
AP[4−1]内部のマルチキャスト送信部[2−1−6]のPHYレイヤ送信制御部[2−1−4]より送信を行う指示[2−1−11]が、マルチキャストデータメモリおよび無線伝送速度管理部[2−1−3]へ通知された場合には、保持しているマルチキャストデータを、PHYレイヤ送信制御部[2−1−4]へ転送[2−1−12]すると共に、マルチキャストデータを送信するために設定された無線伝送速度を通知する。
PHYレイヤ送信制御部[2−1−4]では、通知された無線伝送速度でマルチキャストデータの送信処理を行う。
以上、詳細に説明したように、本実施例によれば、ユニキャスト通信を用いたアプリケーション毎の通信台数に対応したマルチキャストの無線伝送速度を選択することができ、また、通信台数の増減に応じて本制御を動的に行うことができる。
これにより、マルチキャストによる無用な無線回線の使用を常に防ぐことにより、無線回線リソースの利用効率の向上を図りながらマルチキャスト通信の通信品質を維持することができるという効果がある。また、この方法の適用結果として、ユニキャスト通信の通信品質劣化を抑制できるという効果もある。
[実施例3]
図4は、本発明の実施例3の無線回線占有時間によるマルチキャスト無線伝送速度選択方法を説明するための図である。
本実施例の無線ネットワーク構成は、図2と同じである。本実施例では、AP[4−1]は、一定期間における全STAのユニキャスト通信で使用される占有時間を検出し、一定期間から占有時間を差し引いた未使用時間(余剰時間)を算出する。
また、AP[4−1]は、同時に一定期間で、有線NW/上位レイヤから受信した現在通信中のマルチキャストデータのデータ量、あるいは現在通信中のマルチキャストで、既知である伝送速度(実効スループット)から算出した一定期間で送信する予定のデータ量を求める。求められたいずれかのデータ量を余剰時間以内で送信完了できるマルチキャスト無線伝送速度の選択制御を行う。
図4の[6−14]に示すように、AP[4−1]は、一定期間Tcal[6−1]に渡ってSTA毎のユニキャストで通信したデータ量(Uni_load[STA♯n];STA♯nはSTA毎の種別を示す)統計値と、STA毎のユニキャスト通信の無線伝送速度(Phy_rate_Tcal[STA#n];STA♯nはSTA毎の種別を示す)統計値を取得する。
取得した統計値より、各STAのTcal[6−1]におけるユニキャストの使用時間を算出する。例えば、下記(1)式で示すように、この使用時間の総和である無線回線のユニキャスト占有時間(T_use[6−4])を求める。
[数1]
T_use[6−4]=SUM(Uni_load[STA♯n]/Phy_rate_Tcal[STA#n])
・・・・・・・・・・・・・・・・・(1)
ここで、Phy_rate_Tcal[STA#n]は、STA毎の無線伝送速度統計値(bps)、Uni_load[STA♯n]は、STA毎のユニキャストデータ量統計値(bit)である。
例えば、Phy_rate_Tcal[STA#1]は、Tcal単位で取得したSTA#1のユニキャスト通信の無線伝送速度の統計値を表し、Uni_load[STA#1]は同様に取得したSTA#1のユニキャスト通信のデータ量の統計値を表す。
次に、T_use[6−4]を用いて、下記(2)式で示すように、Tcal[6−1]における余剰時間(T_unuse[6−5])を算出する。
[数2]
T_unuse[6−5]=Tcal[6−1]−T_use[6−4]
・・・・・・・・・・・・・・・・・(2)
同時に、Tcal期間[6−1]で、有線NW/上位レイヤから受信したマルチキャストデータのデータ量、Multi_load統計値を取得する。
Multi_loadを用いて、下記(3)式で示すように、マルチキャストデータを送信するための所要無線伝送速度を算出する。
[数3]
Phy_rate_MC=Multi_load/(T_unuse[6−5]−α)
・・・・・・・・・・・・・・・・・(3)
ここで、Phy_rate_MCは、マルチキャストデータの無線伝送速度(bps)、Multi_loadは、マルチキャストデータ量(bit)(Tcal単位で取得)、αは無線通信におけるオーバヘッドや再送などを考慮したマージンの時間(Tcal>α)である。
他の方法としては、既知である現在通信中のマルチキャストの既知である伝送速度(実効スループット)から、Tcal期間で送信する予定のマルチキャストデータのデータ量、Multi_loadを算出する方法もある。
Tcal[6−1]期間終了後、AP[4−1]は、算出したPhy_rate_MC以上でAP[4−1]がサポートしている最も近い無線伝送速度を選択[6−10]する。
また、サポートしている無線伝送速度で、Phy_rate_MC以上の伝送速度がない場合は、サポートされている最高速の無線伝送速度を選択する。
無線伝送速度の選択後には、次のマルチキャストデータの送信に反映[6−8]し、反映情報が更新されるまでの期間[6−6]はこの無線伝送速度を用いてマルチキャストデータを送信する。すなわち、以上のマルチキャストデータの無線伝送速度選択手順はTcal単位で繰り返し実施する。
図4−1−1は、本実施例のAP[4−1]の無線伝送速度選択方法を説明するためのフローチャートである。以下、図4−1−1を用いて、本実施例のAP[4−1]の無線伝送速度選択方法を説明する。
AP[4−1]は、有線NW[2−2]からマルチキャストデータ到着後(ステップ221)、マルチキャストデータの受信量を計測する(ステップ222)。
一方、ユニキャストデータ量を計測し、Tcalの期間で未使用となる余剰時間を算出する(ステップ223)。
ステップ223で算出した余剰時間と、ステップ222で計測したマルチキャストデータの受信量とに基づき、余剰時間でTcal単位の受信したマルチキャストデータを送信できる伝送速度を算出する(ステップ224)。
ステップ224で算出された無線伝送速度を設定して、送信処理を実施し(ステップ225)、その後終了する(ステップ226)。
図4−1は、本実施例のAP[4−1]内部のマルチキャスト無線伝送速度選択制御を行う装置のブロック図である。
AP[4−1]内部のマルチキャスト無線伝送速度制御部[6−1−0]のユニキャストデータ量計測処理部[6−1−1]では、図4に示す一定期間Tcal[6−1]内でユニキャスト通信に使用される時間(ユニキャスト占有時間)を観測し、Tcal[6−1]の期間で未使用となる余剰時間を算出し、マルチキャスト無線伝送速度算出処理部[6−1−6]へ余剰時間を通知[6−1−3]する。
同時に、マルチキャスト受信データ量計測処理部[6−1−2]では、Tcal[6−1]内に、上位レイヤ/有線NWから受信[6−2−7]するマルチキャストデータを観測し、Tcal単位の受信したデータ量の統計値情報をマルチキャスト無線伝送速度算出処理部[6−1−6]へ通知[6−1−4]する。
また、マルチキャスト受信データ量計測処理部[6−1−2]は、受信「6−2−7」したマルチキャストデータを、マルチキャストデータメモリおよび無線伝送速度管理部[2−1−3]へ転送[6−1−5]する。
マルチキャストデータメモリおよび無線伝送速度管理部[2−1−3]では、転送[6−1−5]されたデータを保持する。
マルチキャスト無線伝送速度算出処理部[6−1−6]は、Tcal期間後、それぞれ通知[6−1−3]、[6−1−4]された情報を元に、余剰時間で、Tcal単位の受信したマルチキャストデータを送信できる無線伝送速度の算出を行う。
また、マルチキャスト無線伝送速度算出処理部[6−1−6]は、算出された無線伝送速度以上のAP[4−1]がサポートする最も近い無線伝送速度を選択し、選択した無線伝送速度を設定することを通知[6−1−7]する。マルチキャストデータメモリおよび無線伝送速度管理部[2−1−3]では通知された無線伝送速度を設定する。
AP[4−1]内部のマルチキャスト送信部[2−1−6]のPHYレイヤ送信制御部[2−1−4]より送信を行う指示[2−1−11]が、マルチキャストデータメモリおよび無線伝送速度管理部[2−1−3]へ通知された場合には、保持しているマルチキャストデータを、PHYレイヤ送信制御部[2−1−4]へ転送[2−1−12]すると共に、マルチキャストデータを送信する設定された無線伝送速度を通知する。
PHYレイヤ送信制御部[2−1−4]では、通知された無線伝送速度でマルチキャストデータを送信する。
以上、詳細に説明したように、本実施例によれば、ユニキャスト通信による無線回線の未使用時間を一定期間単位で算出することにより、これに基づいた一定期間で、送信予定のマルチキャストデータのデータ量を、無線回線の未使用時間以内で送信可能な無線伝送速度を用いて送信することができる。また、未使用時間の増減に応じて本実施例の処理を動的に実行することができる。
これにより、マルチキャストによる無用な無線回線の使用を常に防ぐことにより、無線回線リソースの利用効率の向上を図りながらマルチキャスト通信の通信品質を維持することができるという効果がある。また、この方法の適用結果として、ユニキャスト通信の通信品質劣化を抑制することもできる。
以上、本発明者によってなされた発明を、前記実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは勿論である。
従来のユニキャストおよびマルチキャストデータ無線伝送速度設定方法を説明するための図である。 従来の無線基地局装置内部のマルチキャストの無線伝送速度を設定する装置を示すブロック図である。 本発明の実施例1のマルチキャストグループおよび無線サービスエリアに対応した無線伝送速度選択方法を説明するための図である。 本発明の実施例1の無線基地局内部のマルチキャスト無線伝送速度選択制御を行う装置を示すブロック図である。 本発明の実施例1の無線基地局装置の無線伝送速度選択方法を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施例2のVoIP(音声)/Video(映像)接続台数と閾値の比較を用いた無線伝送速度の関係を示す図である。 本発明の実施例2の無線基地局内部のマルチキャスト無線伝送速度選択制御を行う装置を示すブロック図である。 本発明の実施例2の無線基地局装置の無線伝送速度選択方法を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施例3の無線回線占有時間によるマルチキャスト無線伝送速度選択方法を説明するための図である。 本発明の実施例3の無線基地局内部のマルチキャスト無線伝送速度選択制御を行う装置を示すブロック図である。 本発明の実施例3の無線基地局装置の無線伝送速度選択方法を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1−1,4−1 無線基地局(AP)
1−2,1−3,4−2,4−3,4−4 無線端末(STA)
1−1−3 マルチキャストデータメモリおよび無線伝送速度設定部
2−1−1 マルチキャスト登録グループ判定部
2−1−2 第1のマルチキャスト無線伝送速度選択部
2−1−3 マルチキャストデータメモリおよび無線伝送速度管理部
2−1−4 PHYレイヤ送信制御部
2−1−5,4−1−5,5−1−1 マルチキャスト制御部
2−1−6 マルチキャスト送信部
2−2 有線ネットワーク
3−1−2 第2のマルチキャスト無線伝送速度選択部
4−9 宛先IPアドレスマッピングテーブル
4−10 BSSマッピングテーブル
5−1−2 VoIP接続台数管理部
5−1−3 Video接続台数管理部
5−1−4 第1の閾値比較判定部
5−1−5 第2の閾値比較判定部
5−1−6 無線伝送速度比較判定および選択部
5−3,5−4 テーブル
6−1−0 マルチキャスト無線伝送速度制御部
6−1−1 ユニキャストデータ量計測処理部
6−1−2 マルチキャスト受信データ量計測処理部
6−1−6 マルチキャスト無線伝送速度算出処理部
BSS 無線サービスエリア

Claims (2)

  1. 無線基地局装置と、前記無線基地局装置と無線パケット通信によりデータの送受信を行う複数の無線端末装置とを有する無線ネットワークを構成し、
    前記無線基地局装置は、少なくとも1つのサービスエリアを有し、
    前記無線基地局装置は、有線ネットワークあるいは上位レイヤから受信したマルチキャストデータを、BSS basic rate setに含まれる最低または任意の1つの無線伝送速度を固定的に用いて、前記無線基地局装置から少なくとも1つの前記無線端末装置へ送信する無線パケット通信システムにおけるマルチキャスト無線伝送速度選択方法であって、
    前記無線基地局装置は、少なくとも1つのマルチキャストのグループ毎に、マルチキャストデータの送信に対して任意に決定した無線伝送速度を設定する手段1と、
    前記少なくとも1つのサービスエリア毎に、マルチキャストデータの送信に対して前記BSS basic rate setの無線伝送速度を含み任意に決定した無線伝送速度を設定する手段2とを有し、
    前記無線基地局装置が、前記有線ネットワークあるいは上位レイヤから受信したマルチキャストデータが、前記少なくとも1つのマルチキャストのグループ毎に前記無線伝送速度が設定されているグループに属するマルチキャストデータである場合には、前記手段1で設定された無線伝送速度を用いて前記マルチキャストデータを送信し、
    前記有線ネットワークあるいは上位レイヤから受信したマルチキャストデータが、前記少なくとも1つのマルチキャストのグループ毎に前記無線伝送速度が設定されているグループに属していないマルチキャストデータある場合には、前記手段2で設定された無線伝送速度を用いて前記マルチキャストデータを送信することを特徴とするマルチキャスト無線伝送速度選択方法。
  2. 無線基地局装置と、
    前記無線基地局装置と無線パケット通信によりデータの送受信を行う複数の無線端末装置とを有する無線ネットワークを構成し、
    前記無線基地局装置は、少なくとも1つのサービスエリアを有し、
    前記無線基地局装置は、有線ネットワークあるいは上位レイヤから受信したマルチキャストデータを、BSS basic rate setに含まれる最低または任意の1つの無線伝送速度を固定的に用いて、前記無線基地局装置から少なくとも1つの無線端末装置へ送信する無線パケット通信システムにおける無線基地局装置において、
    少なくとも1つのマルチキャストのグループ毎に、マルチキャストデータの送信に対して任意に決定した無線伝送速度を設定する手段1と、
    前記少なくとも1つサービスエリア毎に、マルチキャストデータの送信に対して前記BSS basic rate setの無線伝送速度を含み任意に決定した無線伝送速度を設定する手段2と、
    前記有線ネットワークあるいは上位レイヤから受信したマルチキャストデータが、前記少なくとも1つのマルチキャストのグループ毎に前記無線伝送速度が設定されているグループに属するマルチキャストデータである場合には、前記手段1で設定された無線伝送速度を用いて前記マルチキャストデータを送信し、前記有線ネットワークあるいは上位レイヤから受信したマルチキャストが、前記少なくとも1つのマルチキャストのグループ毎に前記無線伝送速度が設定されているグループに属していないマルチキャストデータである場合には、前記手段2で設定された無線伝送速度を用いて前記マルチキャストデータを送信する手段3とを有することを特徴とする無線基地局装置。
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