JP4384144B2 - 自動変速機の制御装置及び方法 - Google Patents
自動変速機の制御装置及び方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4384144B2 JP4384144B2 JP2006196137A JP2006196137A JP4384144B2 JP 4384144 B2 JP4384144 B2 JP 4384144B2 JP 2006196137 A JP2006196137 A JP 2006196137A JP 2006196137 A JP2006196137 A JP 2006196137A JP 4384144 B2 JP4384144 B2 JP 4384144B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- friction engagement
- engagement element
- control
- rotation
- automatic transmission
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H61/00—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
- F16H61/04—Smoothing ratio shift
- F16H61/06—Smoothing ratio shift by controlling rate of change of fluid pressure
- F16H61/061—Smoothing ratio shift by controlling rate of change of fluid pressure using electric control means
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H61/00—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
- F16H61/04—Smoothing ratio shift
- F16H2061/0496—Smoothing ratio shift for low engine torque, e.g. during coasting, sailing or engine braking
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H61/00—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
- F16H61/68—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for stepped gearings
- F16H61/684—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for stepped gearings without interruption of drive
- F16H61/686—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for stepped gearings without interruption of drive with orbital gears
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Fluid Mechanics (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
- Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
Description
特許文献1に記載された技術は、摩擦係合要素の油圧サーボへの油圧を制御して、変速時のショックを軽減する技術である。この技術では、図16に示すように、開放から係合へ切り替えられる係合側(締結側とも言う)の摩擦係合要素について、入力トルクに応じて、イナーシャフェーズ開始時の目標油圧PTAを算出し、該目標油圧と予め設定された所定時間tTAとにより、所定勾配が算出され、該勾配による第1のスイープアップにより油圧を上昇させる。油圧が目標油圧PTAになる時点で入力回転数が所定変化量となる際の目標回転変化率に基づき比較的緩やかな勾配δPTAが設定され、該勾配による第2のスイープアップにより油圧を上昇させる。入力回転の回転数変化ΔNが、入力軸回転数センサにて検知され得る回転変化開始判定回転数dNSになると、入力回転数変化を見ながら、所定勾配にて油圧がフィードバック制御される。更に、目標変速開始時間及び目標変速開始時における回転数変化率を計測して、目標油圧PTA,第2のスイープ部の勾配δPTA及び目標変速開始時間taimが学習補正される。
また、上記ダウンシフト時の変速制御は、上記第1の摩擦係合要素の該入力側と該出力側との該回転速度差を、上記第1の摩擦係合要素の上記目標差回転数に基づく第1回転目標値に保持する準備フェーズと、上記準備フェーズの後に、上記トルク容量の配分比を変化させることで上記各個別トルク容量を変化させて上記第1の摩擦係合要素から上記第2の摩擦係合要素にトルク伝達を掛け替える掛け替えフェーズと、上記掛け替えフェーズの後に、上記第2の摩擦係合要素の上記回転速度差が、上記第2の摩擦係合要素の上記目標差回転数に基づく第2回転目標値に到達するように上記第2の摩擦係合要素の締結状態を制御し、上記第2の摩擦係合要素の該入力側の回転速度を徐々に変化させるイナーシャフェーズと、上記イナーシャフェーズの後に、上記第2の摩擦係合要素の上記回転速度差が上記第2回転目標値に保持されるように上記第2の摩擦係合要素の締結状態を制御する終了フェーズと、をそなえていることが好ましい(請求項3)。これにより、シンプルな制御ロジックでの、円滑な掛け替え動作を確実に実現できるようになる。
あるいは、回転目標値と実回転値との偏差とから算出されるトルク補正量を、上記のトルク容量−油圧変換特性に反映させることも好ましい。これは、いわゆる学習制御にあたるもので、トルク容量−油圧変換特性をより適切なものにできる。
また、上記自動変速機が、上記の第1及び第2の摩擦係合要素の締結開放以外の動力伝達要素の機械的操作を含めて上記ダウンシフトを行なうように構成され、上記締結制御手段は、上記定常走行時に、上記第2の摩擦係合要素を通じた動力伝達系に属する上記動力伝達要素が完全な動力伝達状態になっている場合、上記第2の摩擦係合要素の容量を、入力トルクを伝達するのに必要最低限未満のトルク容量に制御することが好ましい(請求項8)。これにより、両摩擦係合要素の係合によるインターロック現象を回避することができる。
この場合の所定の範囲内とは、上記回転目標値に対して、その時点における、上記エンジンの負荷又は該負荷に対応する量と、上記エンジンの入力部材の回転又は該回転に対応する量もしくは変速比とにより決定される所定値だけ上下限を持たせたものであることが好ましい。これにより、準備フェーズの期間の長さを抑えながら、準備フェーズ後の掛け替えフェーズを円滑に開始することができる。
さらに、上記自動変速機が、上記の第1及び第2の摩擦係合要素の締結開放以外の動力伝達要素の機械的操作を含めて上記ダウンシフトを行なうように構成され、上記準備フェーズでは、上記動力伝達要素の機械的操作を実施する制御も行なうことが好ましい(請求項11)。このように、準備フェーズにおいて予め摩擦係合要素の締結開放以外の動力伝達要素の機械的操作を行なっておくことで、以降の掛け替えフェーズを円滑に実施することができる。
また、上記自動変速機が、上記の第1及び第2の摩擦係合要素の締結開放以外の動力伝達要素の機械的操作を含めて上記ダウンシフトを行なうように構成され、上記準備フェーズを終了し上記掛け替えフェーズを開始する条件として、上記動力伝達要素の機械的操作の完了が含まれていることが好ましい(請求項13)。これにより、以降の掛け替えフェーズを円滑に実施することができる。
また、上記掛け替えフェーズを終了し上記イナーシャフェーズを開始する条件として、上記総トルク容量が上記第2の摩擦係合要素に全て配分される状態になったことが含まれていることが好ましい(請求項16)。
この場合、所定の範囲内とは、設定された回転目標値に対して、その時点における、上記エンジンの負荷又は該負荷に対応する量(例えば、スロットル開度)、変速機への入力トルク又は該入力トルクに対応する量などと、入力軸回転数、もしくは制御対象の入力軸回転数、もしくは変速比のいずれかによって決定される所定値だけ上下限を持たせたものとすることが好ましい。
上記自動変速機が、上記の第1及び第2の摩擦係合要素の締結開放以外の動力伝達要素の機械的操作を含めて上記ダウンシフトを行なうように構成され、上記終了フェーズにおいて、上記第1の摩擦係合要素を通じた動力伝達系に属する上記動力伝達要素を動力伝達開放状態にする制御を行なうことが好ましい(請求項22)。このように、いわゆるシンクロ制御を実施することで、変速ショックを回避しながら制御を完了できる。
上記自動変速機が、上記の第1及び第2の摩擦係合要素の締結開放以外の動力伝達要素の機械的操作を含めて上記ダウンシフトを行なうように構成される場合、上記終了フェーズにおいて、次回の変速制御が間もなく行われると判断された場合には、上記次回の変速制御の目的とする変速段を達成するのに必要な上記動力伝達要素の機械的操作を予め行なう予測変速段の確立を実施することが好ましい(請求項23)。このように変速制御が連続する場合は、最終的な変速段への指令に前もって応答する制御(プリシフト)を実施することで、変速動作時間を短縮することができる。
また、上記予測変速段の確立は、変速前変速段の動力伝達要素が開放された後に行なうことが好ましい。これにより、予測変速段の確立にかかる動力伝達要素と変速前変速段の動力伝達要素との両掴みが防止され、いわゆるインターロック現象が回避される。
上記終了フェーズにおいて、次回の変速制御が間もなく行われると判断されない場合には、変速前変速段の動力伝達要素の開放した後、上記第1の摩擦係合要素の容量を所定値だけ持たせ、上記第1の摩擦係合要素の出力軸を連れ回す制御を行なうことが好ましい(請求項24)。このように次回の変速制御が間もなく行われない場合は、変速前変速段の動力伝達要素の開放した後、開放側の第1の摩擦係合要素の出力軸を連れ回す制御(開放側連れ回し制御)を実施することで、インターロック現象を回避しながら、定常走行時における開放側摩擦係合要素の差回転制御を開始し、次回の変速に備えることができる。
上記自動変速機が、上記の第1及び第2の摩擦係合要素の締結開放以外の動力伝達要素の機械的操作を含めて上記ダウンシフトを行なうように構成され、上記終了フェーズの終了条件には、上記変速前変速段の動力伝達要素の開放後の上記第1の摩擦係合要素の出力軸を連れ回す制御の実行が含まれていることが好ましい(請求項25)。
上記準備フェーズステップ後に実施し、変速機への入力トルクを上記第1の摩擦係合要素のみの伝達状態から上記第2の摩擦係合要素のみの伝達状態に移行するように、上記第1及び第2の摩擦係合要素のトルク配分比を制御する掛け替えフェーズステップと、上記掛け替えフェーズステップ後に実施し、上記第2の摩擦係合要素の出力側の回転速度から入力側の回転速度差を減算した回転速度差に基づいて第2回転目標値を設定して、上記第2の摩擦係合要素の上記回転速度差が上記第2回転目標値に到達するように上記第2の摩擦係合要素の締結状態を制御し、上記第2の摩擦係合要素の入力側の回転速度を徐々に変化させるイナーシャフェーズステップと、上記イナーシャフェーズステップ後に実施し、上記第2の摩擦係合要素変速の上記回転速度差が上記第2回転目標値に保持されるように上記第2の摩擦係合要素の締結状態を制御する終了フェーズステップと、をそなえ、上記の各締結状態を制御する際には、上記の第1及び第2の摩擦係合要素に要求される総トルク容量を、上記変速機の入力トルクと、上記回転目標値と実パラメータ値との偏差とから算出されるトルク補正量との和として算出し、上記の第1及び第2の摩擦係合要素への上記総トルク容量の配分比を設定して、上記総トルク容量と、上記配分比とに基づいて、上記の第1及び第2の摩擦係合要素にそれぞれ要求される個別トルク容量を算出し、算出された個別トルク容量に応じて上記の第1及び第2の摩擦係合要素の締結状態を制御することを特徴としている。
[各実施形態に共通する自動変速機の変速制御の構成]
各実施形態を説明する前に、まず、図1〜図5を参照して、各実施形態に共通する自動変速機の変速制御の原理及び基本構成について説明する。
図2は、一般的な4速自動変速機の構成を示す模式図である。図2に示すように、この自動変速機は、入力軸11と出力軸12との間に介装され、2組のプラネタリギア21,22を直列に備えている。
一方、第2のプラネタリギア22のサンギア(S2)22Sは入力軸11に直結されている。また、第2のプラネタリギア22のプラネタリピニオンを枢支するキャリア22Cは、第1のプラネタリギア21のリングギア21Rに直結されるとともに出力軸12に直結されている。また、第2のプラネタリギア22のリングギア22Rは、上記のように第1のプラネタリギア21のキャリア21Cにクラッチ27を介して接続されている。
このクラッチ33,34の掛け替えにあたって、クラッチ33,34の差回転制御と言う視点で、この構成を見ると、入力トルクTinと入力回転ωinとに対して、2つのクラッチの締結容量Tc1,Tc2を制御して、いずれかのクラッチの差回転を制御するのであるから、この2速変速機から、クラッチ部分だけを抜き出して考えると、図5に示すように、2つのクラッチをそれぞれ個々に制御するのではなく、1つの統合クラッチの容量制御による差回転制御に置き換えて両クラッチの容量制御をするものと考えることができる。
また、制御する対象(掛け替えにかかるクラッチ)と、回転制御にかかる目標値(開放側クラッチの入出力軸の差回転についての目標値及び締結側クラッチの入出力軸の差回転についての目標値,或いは入力軸回転速度)と、開放側クラッチと締結側クラッチとの伝達トルクの配分率とを制御するだけで、対応できるため、制御系がシンプルに構成できるのである。そして、このような制御手法は、種々の自動変速機に容易に適用でき、しかも、より円滑でショックも少なく安定した変速制御を実現することができるものである。
図6〜図11は本発明の第1実施形態に係る自動変速機の変速制御装置及び方法を示すものである。
(自動変速機の構成)
まず、本実施形態で対象とする自動変速機の構成について説明する。
そして、1速,3速,5速の変速段を達成するには、達成すべき変速ギア組の係合機構61c又は63c又は65cのみを係合させ、第1クラッチ52を係合させ、第2クラッチ53を開放する。2速,4速,6速の変速段を達成するには、達成すべき変速ギア組の係合機構62c又は64c又は66cのみを係合させ、第2クラッチ53を係合させ、第1クラッチ52を開放する。
本実施形態では、本発明のダウンシフトに係る変速制御を、上述のような変速機の変速段切替時に要求される第1クラッチ52と第2クラッチ53との一方を係合から開放に動作させ、他方を開放から係合に動作させる際に適用する。なお、ここでは、第1クラッチ52を係合から開放に切り替えるクラッチ1とし、第2クラッチ53を開放から係合に切り替えるクラッチ2として説明するが、第1クラッチ52を開放から係合に切り替え、第2クラッチ53を係合から開放に切り替える場合も、同様に本制御を適用できるのは勿論である。
総トルク容量算出手段10Bでは、例えば、スロットル開度やアクセル開度などのエンジン負荷に応じたパラメータ値から総伝達トルク容量を算出する。したがって、例えば、掛け替えフェーズでは、各クラッチにより伝達される総伝達トルク容量そのものがエンジン負荷に対応したものとすると、この総伝達トルク容量が変速機により伝達されるように制御することで入力軸回転速度を一定状態に維持することができる。
準備フェーズでは、変速開始時から、開放側クラッチを滑り状態にしてその入出力差回転数(開放側クラッチの入出力側差回転速度差)が第1目標差回転数Δn1となるように開放側クラッチの係合制御量を調整する。このときは、当然ながら、変速後に締結される締結側クラッチは開放状態とし、変速機における総伝達トルク容量の全てを開放側クラッチが負担すること(即ち、開放側クラッチの配分比は1)になる。また、この準備フェーズでは、締結側のギア列の構成変更のためにクラッチの締結開放以外の機械的操作が必要な場合には、締結側のギア列の構成変更を実施する。開放側クラッチの差回転数が第1目差標回転数Δn1に到達しても、締結側のギア列の構成変更が完了しなければ、開放側クラッチの差回転数を第1目標差回転数Δn1に保持する。
次に、本実施形態の装置にかかる具体的な制御構成について、図8のブロック図を用いて説明する。図8に示すように、本装置は、当然ながら、制御機能要素として図1に示す構成要素を含んでおり、入力信号演算部B1と、変速決心演算部B2と、変速スケジュール制御部B3と、制御対象回転選択部B4と、目標差回転演算部B5と、配分比演算部B6と、実差回転数演算部B7と、回転F/B制御部(回転速度フィードバック制御部)B8と、加算部B9と、クラッチ容量配分部(トルク容量配分部)B10と、連れ回し制御クラッチ容量演算部B11と、クラッチ1容量/圧変換部B12と、クラッチ2容量/圧変換部B13と、変速段確立演算部B14と、トルク補正量演算部15とを備えている。
変速決心演算部B2は、入力信号演算部B1より、車速信号とアクセル操作量信号とを受け、予め作成された変速マップとの比較により、変速パターンを生成する。この変速パターンには、非変速状態も含まれる。
制御対象回転選択部B4は、変速決心演算部B2出生成された変速パターンと、変速スケジュール制御部B3で生成された変速制御フェーズとから、それぞれの変速制御に合わせ、制御対象となるクラッチを選択し、その選択したクラッチの出力回転速度信号から、制御対象クラッチの出力側回転速度ωcを生成する。
実差回転数演算部B7は、制御対象のクラッチ回転数と入力軸回転数の実差回転数を演算する。ここで、実差回転数Δnrを算出する際には入力軸トルクの正負を考慮する。
回転F/B制御部B8は、制御対象クラッチの実差回転数Δnrと、目標差回転数Δnとを用いて、目標差回転に対するフィードハック制御量(F/B補正分)Tfbを生成する。
トルク容量配分部B10は、加算部B9で算出された総トルク容量Tcを、配分比演算部B6で生成されたトルク容量配分比Rに応じて、各々のクラッチに配分し、クラッチ1容量Tc1´,クラッチ2容量Tc2´とする。
加算部B16では、トルク容量配分部B10により生成されたクラッチ1容量Tc1´と、連れ回し制御クラッチ容量演算部B11により生成されたトルク容量Ttrとの和を取り、クラッチ1のトルク容量Tc1を生成する。
クラッチ1容量/圧変換部B12は、クラッチ1容量Tc1をクラッチ1制御指令圧に変換し、クラッチ2容量/圧変換部B13は、クラッチ2容量Tc2をクラッチ2制御指令圧に変換して、各クラッチへの制御を実施するようになっている。
トルク補正量演算部B15は、イナーシャフェーズ時に目標差回転数の変化速度(微分値)から発生イナーシャトルクを計算する。
(フローチャート)
本実施形態にかかる自動変速機の変速制御装置は、上述のように構成されており、例えば、図9のフローチャートに示すように、パワーオフダウンシフト時の変速制御が行なわれる。
つまり、ステップS26にて、この時点で算出された総クラッチ容量と配分比とから、開放側トルク容量、および締結側トルク容量を算出し、ステップS27にて、各々のトルク容量−油圧変換特性に基づいて、各々のクラッチの指令圧として、アクチュエータに対して、指令する。
この場合には、準備フェーズを終了し、ステップS5にて、準備フェーズ終了フラグを成立して、掛け換えフェーズヘの移行設定をする。これにより、次回の制御周期では、ステップS2にて、準備フェーズでないと判断し、ステップS6にて、掛け換えフェーズか否かの判断をし、ここで、掛け換えフェーズであると判断することになる。そして、ステップS7にて、差回転制御の目標値を変速前目標差回転数Δn1に保持し、同時に、開放側クラッチの配分比は所定の変化速度で漸減し、係合側クラッチの配分比は所定の変化速度で漸増するように変化速度に応じた配分比変化量(1制御周期当たりの量)を設定する。その後、ステップS8にて、前回の配分比に対して配分比変化量を減算し開放側クラッチの配分比を設定し、開放側クラッチの配分比は逆に前回の配分比に対して配分比変化量を加算して設定する。そして、ステップS9にて、開放側クラッチの配分比が0かを判断する。
なお、タイマの終了値(所定時間)は、実差回転数が目標差回転数の所定範囲内に達するに要するとされる時間に基づいて設定し、その時点における、エンジンの負荷又は該負荷に対応する量(例えば、スロットル開度)、変速機への入力トルク又は入力トルクに対応する量などと、入力軸回転数、もしくは制御対象の入力軸回転数、もしくは変速比のいずれかによって決定される所定値とする。このように変速状況に適した時間設定により、イナーシャフェーズの時間の制限(イナーシャフェーズに過剰な時間をかけないようにする)と、第2の摩擦係合要素の締結ショックを改善とをバランスさせることができる。
イナーシャフェーズで制御周期を繰り返すことにより、実差回転数が目標差回転数に達するようになるか、又は、タイマが終了値(所定時間)に達して、ステップS13からステップS14又はステップS15からステップS14に進む。ステップS14では、イナーシャフェーズを終了し、イナーシャフェーズ終了フラグを成立して、終了フェーズヘの移行を設定する。これにより、次回の制御周期では、ステップS2を経てステップS6にて、掛け換えフェーズでないと判断し、ステップS11にて、イナーシャフェーズでないと判断し、ステップS16にて、終了フェーズか否かの判断をし、ここで、終了フェーズであると判断することになる。
一方、ステップS18にて、プリシフトが必要でないと判断されたら、ステップS22にて開放側連れ回し制御を指令する。続いて、ステップS23にて差回転数が所定範囲内に収まっており且つ開放側軸連れ回し制御が開始しているかを判断し、条件を満たしていなければ、終了フェーズが続行され、条件を満たしていれば、ステップS24にて終了フェーズ終了フラグが成立し、変速が終了する。
そして、ステップS21又はS24にて、終了フェーズ終了フラグが成立すると、変速が終了し、次の制御周期では、ステップS1にて、変速中でない(定常走行時)と判断され、ステップS25にて、目標差回転数を算出し、非変速時の配分比を設定し、非駆動働軸の連れ回し制御を行なう。
(パワーオフダウンシフト時のタイムチャート)
本実施形態にかかる変速制御を、図10〜図12のパワーオフダウンシフト時(アクセルペダル踏込時の車速増加に伴うダウンシフト時)の時系列動作模式図(タイムチャート)を参照して説明する。本制御の具体例を説明する。
図10は終了フェーズ時にプリシフトが必要でないと判断された時の時系列動作模式図である。
まず、準備フェーズでは、目標差回転数1(第1目標差回転数Δn1)を設定し、実差回転数が目標差回転数1ni追従するように制御する。この時、例えば、シンクロによるギア列の構成変更が必要になるような自動変速機の場合、その操作により、締結側変速段がこれからの設定すべき変速段に設定されるのを待つ。
次に、掛け替えフェーズでは、準備フェーズの差回転数制御を維持しつつ、トルク配分比制御を行なうことで、締結状態のクラッチ1を開放しつつ、開放状態のクラッチ2を締結する。
終了フェーズでは、目標差回転数2を設定し、クラッチ2の実差回転数がこれに追従するように制御する。この時、例えば、シンクロによるギア列の構成変更が必要になるような自動変速機の場合、変速前変速段を開放し、開放側トルクを所定量だけ持たせ、開放側軸を連れ回す制御を行なう。
図11は、終了フェーズ時にプリシフトが必要であると判断された時の時系列動作模式図とする。よって、この図11に示す例は、図10に示すものに対し終了フェーズのみが異なっている。この場合の終了フェーズは、クラッチ2の目標差回転数2を設定し、クラッチ2の実差回転数がこれに追従するように制御する。この時、例えば、シンクロによるギア列の構成変更が必要になるような自動変速機の場合、変速則変速段を開放して、予測変速段に設定する。
また、パワーオフ走行時には、変速開始前に、動力伝達に用いているクラッチ1を差回転数制御する(変速後の定常走行時はクラッチ2を差回転数制御)ので、掛け替えフェーズの処理に滑らかに移行することができる。このとき、動力伝達に用いていない開放状態のクラッチ2の出力軸を連れ回すことにより、変速開始後にこのクラッチ2に生じる回転数変化を予め小さくしている。これにより、変速に要する時間を短縮すると共に開放中のクラッチの耐久性を向上させることができる。
図12〜図15は本発明の第2実施形態に係る自動変速機の変速制御装置及び方法を示すものである。本実施形態は、クラッチの差回転制御を入力軸の回転速度制御(回転数制御)に置き換えたものである。つまり、クラッチの差回転制御は、クラッチの入力回転速度と出力回転速度との差の制御であるが、クラッチの入力回転速度は入力軸の回転速度に対応し、クラッチの出力回転速度そのクラッチの変速比に応じた比で車速と対応する。変速時には、車速は略変化しないものとすることができるため、クラッチの差回転制御を入力軸の回転速度制御に置き換えることができる。
(ブロック図)
図12は、本実施形態の制御構成を示したブロック図である。第1実施形態との違いは、第1実施形態では、制御対象のクラッチの目標差回転数を設定し、実差回転数を制御するのに対して、本実施形態では、制御対象のクラッチの目標入力軸回転数を設定し、実入力軸回転数を制御する点である。したがって、図12に示すブロック図では、図8のブロック図に対して、ブロックB7が削除され、B5,B8が目標差回転数から目標入力軸回転数に変更される。ただし、差回転数を制御するロジックを、実回転数を制御するロジックに置き換えるだけであって、得られる制御の効果は同等である。
図13は、本実施形態による制御のフローチャートを示している。図13のフローチャートは図9に対して、S3,S4,S7,S12,S13,S17,S20,S23,S25の各ステップが目標差回転数から目標入力軸回転数に変更される。ただし、差回転数を制御するロジックを、実回転数を制御するロジックに置き替えるだけであって、得られる制御の効果は同等である。
図13は、本実施形態によるパワーオフダウンシフト時であって、終了フェーズ時にプリシフトが必要でないと判断された時の時系列動作模式図である。
本件実施形態では、第1実施形態の差回転数制御ロジックを入力軸回転数制御ロジックに置き換えたものであり、制御の効果は図10と同等である。
図14は、本実施形態によるパワーオフダウンシフト時であって、終了フェーズ時にプリシフトが必要であると判断された時の時系列動作模式図である。本件実施例2によるパワーオフダウンシフト時の時系列動作模式図である。
このようにして、入力軸の目標数に着目しても第1実施形態と同様の制御を行なうことができ、これにより、第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
例えば、上記の第1,2実施形態では、摩擦係合要素制御手段10は、入力軸回転速度を制御パラメータとしてクラッチ1,2の制御を行なっているが、入力軸回転速度自体ではなくこれに対応した他の入力部材の回転速度を制御パラメータとしてもよい。また、変速比を制御パラメータとしてクラッチ1,2の制御を行なってもよい。つまり、クラッチの入出力間に差回転を与えることは、見かけ上の変速比を微小に変更することにもなるので、目標変速比を変速前の値或いは変速後の値に対して微小に変更して、変速比が目標変速比となるようにクラッチ1,2の制御を行なうのである。
なお、準備フェーズにおける目標変速比(フェーズ終了閾値)r1については、目標回転速度を変速前入力回転或いは変速後入力回転よりも所定速度Δn1,Δn2だけ高い回転速度に設定する場合には、目標変速比を変速前変速比或いは変速後変速比よりも所定量Δr1,Δr2だけ高い変速比に設定し、目標回転速度を変速前入力回転或いは変速後入力回転よりも所定速度Δn1´,Δn2´だけ低い回転速度に設定する場合には、目標変速比を変速前変速比或いは変速後変速比よりも所定量Δr1´,Δr2´だけ低い変速比に設定に設定すればよい。
52 第1クラッチ(クラッチ1)
53 第2クラッチ(クラッチ2)
54 出力軸
60A 変速ギア機構
60B 変速ギア機構
10 摩擦係合要素制御手段
10A 目標値設定手段
10B 総トルク容量算出手段
10C 配分比設定手段
10D 個別トルク容量算出手段
10E 締結制御手段
B1 入力信号演算部
B2 変速決心演算部
B3 変速スケジュール制御部
B4 制御対象回転選択部
B5 目標差回転演算部(目標値設定手段)
B5´ 目標回転演算部
B6 配分比演算部(配分比設定手段)
B7 実差回転演算部
B8 差回転数F/B制御部(差回転数フィードバック制御部)
B8´ 回転F/B制御部(回転速度フィードバック制御部)
B9 加算部(総トルク容量算出手段)
B10 クラッチ容量配分部(個別トルク容量算出手段)
B12 クラッチ1容量/圧変換部(締結制御手段)
B13 クラッチ2容量/圧変換部(締結制御手段)
B14 変速段確立変換部
B15 トルク補正量演算部
B16,b17 加算部(個別トルク容量算出手段)
Claims (28)
- 変速段に応じて複数の摩擦係合要素の何れかを係合させてエンジンから入力部材に入力された回転を適宜変速して出力する自動変速機を備えた車両のパワーオフ走行時に、変速前の高速段を達成する第1の摩擦係合要素と、変速後の低速段を達成する第2の摩擦係合要素との掛け替えによってダウンシフトを実現する自動変速機の制御装置において、
上記ダウンシフト時には、上記の第1又は第2の摩擦係合要素の直後の出力側の回転速度から直前の入力側の回転速度を減算した回転速度差に基づいて回転目標値を設定するとともに、上記の車両のパワーオフ走行時であって上記ダウンシフトのための変速を実施する前の定常走行時には、上記第1の摩擦係合要素について上記回転目標値を設定する目標値設定手段と、
上記目標値設定手段により設定された上記回転目標値を得るために上記の第1及び第2の摩擦係合要素に要求される総トルク容量を、上記変速機の入力トルクと、上記回転目標値と実パラメータとの偏差とから算出されるトルク補正量との和として算出する総トルク容量算出手段と、
上記の第1及び第2の摩擦係合要素への上記総トルク容量の配分比を設定する配分比設定手段と、
上記総トルク容量算出手段により算出された上記総トルク容量と、上記配分比設定手段により設定された上記配分比とに基づいて、上記の第1及び第2の摩擦係合要素にそれぞれ要求される個別トルク容量を算出する個別トルク容量算出手段と、
上記個別トルク容量算出手段により算出された個別トルク容量に応じて上記の第1及び第2の摩擦係合要素の締結状態を制御する締結制御手段と、をそなえている
ことを特徴とする、自動変速機の制御装置。 - 上記目標値設定手段は、上記エンジンの負荷又は該負荷に対応する量と、上記エンジンの入力部材の回転又は該回転に対応する量もしくは変速比とに基づいて設定される
ことを特徴とする、請求項1記載の自動変速機の制御装置。 - 上記ダウンシフト時の変速制御は、
上記第1の摩擦係合要素の該入力側と該出力側との該回転速度差を、上記第1の摩擦係合要素の上記目標差回転数に基づく第1回転目標値に保持する準備フェーズと、
上記準備フェーズの後に、上記トルク容量の配分比を変化させることで上記各個別トルク容量を変化させて上記第1の摩擦係合要素から上記第2の摩擦係合要素にトルク伝達を掛け替える掛け替えフェーズと、
上記掛け替えフェーズの後に、上記第2の摩擦係合要素の上記回転速度差が、上記第2の摩擦係合要素の上記目標差回転数に基づく第2回転目標値に到達するように上記第2の摩擦係合要素の締結状態を制御し、上記第2の摩擦係合要素の該入力側の回転速度を徐々に変化させるイナーシャフェーズと、
上記イナーシャフェーズの後に、上記第2の摩擦係合要素の上記回転速度差が上記第2回転目標値に保持されるように上記第2の摩擦係合要素の締結状態を制御する終了フェーズと、をそなえている
ことを特徴とする、請求項1又は2記載の自動変速機の制御装置。 - 上記配分比設定手段は、上記車両の走行状況、もしくは、上記自動変速機の変速状況に応じて上記配分比を設定する
ことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の自動変速機の制御装置。 - 上記の各摩擦係合要素は油圧式のものであって、
上記締結制御手段では、予め得られているトルク容量−油圧変換特性に基づいて、上記の第1及び第2の摩擦係合要素の制御指令圧を決定して、該制御指令圧により上記の第1及び第2の摩擦係合要素の締結状態を制御する
ことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の自動変速機の制御装置。 - 上記定常走行時には、上記配分比設定手段は、上記第1の摩擦係合要素が上記総トルク容量を全て負担するように上記配分比を設定し、上記締結制御手段は、上記第1の摩擦係合要素の実回転値が上記回転目標値に追従するように制御する
ことを特徴とする、請求項1〜5の何れか1項に記載の自動変速機の制御装置。 - 上記自動変速機が、上記の第1及び第2の摩擦係合要素の締結開放以外の動力伝達要素の機械的操作を含めて上記ダウンシフトを行なうように構成され、
上記締結制御手段は、上記定常走行時に、上記第2の摩擦係合要素を通じた動力伝達系に属する上記動力伝達要素が完全な動力伝達状態になっていないことを条件に、上記第2の摩擦係合要素の容量を所定値だけ持たせるように、上記第2の摩擦係合要素の出力軸を連れ回す連れ回し制御を行なう
ことを特徴とする、請求項6記載の自動変速機の制御装置。 - 上記自動変速機が、上記の第1及び第2の摩擦係合要素の締結開放以外の動力伝達要素の機械的操作を含めて上記ダウンシフトを行なうように構成され、
上記締結制御手段は、上記定常走行時に、上記第2の摩擦係合要素を通じた動力伝達系に属する上記動力伝達要素が完全な動力伝達状態になっている場合、上記第2の摩擦係合要素の容量を、入力トルクを伝達するのに必要最低限未満のトルク容量に制御する
ことを特徴とする、請求項6記載の自動変速機の制御装置。 - 上記準備フェーズでは、上記目標値設定手段は、上記第1の摩擦係合要素について上記回転目標値を設定し、上記配分比設定手段は、上記第1の摩擦係合要素への上記配分比を1に設定し上記総トルク容量の全てを上記第1の摩擦係合要素に配分する
ことを特徴とする、請求項3記載の自動変速機の制御装置。 - 上記準備フェーズを終了し上記掛け替えフェーズを開始する条件として、制御対象である上記第1の摩擦係合要素の実回転値が、上記回転目標値に近い所定の範囲内に、所定時間だけ保持されたことが含まれている
ことを特徴とする、請求項3又は9記載の自動変速機の制御装置。 - 上記自動変速機が、上記の第1及び第2の摩擦係合要素の締結開放以外の動力伝達要素の機械的操作を含めて上記ダウンシフトを行なうように構成され、
上記準備フェーズでは、上記動力伝達要素の機械的操作を実施する制御も行なう
ことを特徴とする、請求項9又は10記載の自動変速機の制御装置。 - 上記準備フェーズでは、上記締結制御手段は、上記第2の摩擦係合要素の容量を、入力トルクを伝達するのに必要最低限未満のトルク容量に制御し、この制御時に、上記動力伝達要素の機械的操作を実施する制御を行なう
ことを特徴とする、請求項11記載の自動変速機の制御装置。 - 上記自動変速機が、上記の第1及び第2の摩擦係合要素の締結開放以外の動力伝達要素の機械的操作を含めて上記ダウンシフトを行なうように構成され、
上記準備フェーズを終了し上記掛け替えフェーズを開始する条件として、上記動力伝達要素の機械的操作の完了が含まれている
ことを特徴とする、請求項9〜12の何れか1項に記載の自動変速機の制御装置。 - 上記掛け替えフェーズでは、上記目標値設定手段は、上記第1の摩擦係合要素を制御対象とした上記準備フェーズにおける回転目標値を保持し、上記配分比設定手段は、上記第1の摩擦係合要素への上記配分比が1で上記第2の摩擦係合要素への上記配分比が0の状態から、上記第1の摩擦係合要素への上記配分比を0に漸減させるとともに上記第2の摩擦係合要素への上記配分比を1に漸増させる
ことを特徴とする、請求項9〜13の何れか1項に記載の自動変速機の制御装置。 - 上記配分比設定手段は、上記掛け替えフェーズにおける上記配分比を、上記エンジンの負荷又は該負荷に対応する量と、上記エンジンの入力部材の回転又は該回転に対応する量もしくは変速比とにより設定する
ことを特徴とする、請求項14記載の自動変速機の制御装置。 - 上記掛け替えフェーズを終了し上記イナーシャフェーズを開始する条件として、上記総トルク容量が上記第2の摩擦係合要素に全て配分される状態になったことが含まれていることを特徴とする、請求項3又は10記載の自動変速機の制御装置。
- 上記イナーシャフェーズでは、
上記目標値設定手段は、上記差回転の制御対象を上記第1の摩擦係合要素から上記第2の摩擦係合要素に切り替えて、上記第2の摩擦係合要素に対する上記目標差回転を設定し、
上記配分比設定手段は、上記第2の摩擦係合要素への上記配分比を1に設定し上記総トルク容量の全てを上記第2の摩擦係合要素に配分する
ことを特徴とする、請求項3又は16記載の自動変速機の制御装置。 - 上記イナーシャフェーズでは、上記目標値設定手段は、上記エンジンの負荷又は該負荷に対応する量と、上記エンジンの入力部材の回転又は該回転に対応する量もしくは変速比とに基づいて、変速前後の回転目標値の軌跡を作成し、実回転値が該回転目標値の軌跡に追従するように制御する
ことを特徴とする、請求項17記載の自動変速機の制御装置。 - 上記イナーシャフェーズを終了し上記終了フェーズを開始する条件として、上記第2の摩擦係合要素の回転数が制御終了閾値に達するか、或いは、上記イナーシャフェーズ開始時から所定時間が経過したことが含まれている
ことを特徴とする、請求項3,10,16の何れか1項に記載の自動変速機の制御装置。 - 上記終了フェーズでは、
上記目標値設定手段は、上記差回転の制御対象を上記第2の摩擦係合要素に保持して、上記第2の摩擦係合要素に対する上記目標差回転を設定し、
上記配分比設定手段は、上記第2の摩擦係合要素への上記配分比を1に設定し上記総トルク容量の全てを上記第2の摩擦係合要素に配分する
ことを特徴とする、請求項3又は19記載の自動変速機の制御装置。 - 上記終了フェーズの終了条件には、制御対象の上記第2の摩擦係合要素の差回転数が、所定の範囲内に、所定時間だけ保持されたことが含まれる
ことを特徴とする、請求項3,19,20の何れか1項に記載の自動変速機の制御装置。 - 上記自動変速機が、上記の第1及び第2の摩擦係合要素の締結開放以外の動力伝達要素の機械的操作を含めて上記ダウンシフトを行なうように構成され、
上記終了フェーズにおいて、上記第1の摩擦係合要素を通じた動力伝達系に属する上記動力伝達要素を動力伝達開放状態にする制御を行なう
ことを特徴とする、請求項3,19,20の何れか1項に記載の自動変速機の制御装置。 - 上記自動変速機が、上記の第1及び第2の摩擦係合要素の締結開放以外の動力伝達要素の機械的操作を含めて上記ダウンシフトを行なうように構成され、
上記終了フェーズにおいて、次回の変速制御が間もなく行われると判断された場合には、上記次回の変速制御の目的とする変速段を達成するのに必要な上記動力伝達要素の機械的操作を予め行なう予測変速段の確立を実施する
ことを特徴とする、請求項3,19,20の何れか1項に記載の自動変速機の制御装置。 - 上記終了フェーズにおいて、次回の変速制御が間もなく行われると判断されない場合には、変速前変速段の動力伝達要素の開放した後、上記第1の摩擦係合要素の容量を所定値だけ持たせ、上記第1の摩擦係合要素の出力軸を連れ回す制御を行なう
ことを特徴とする、請求項23記載の自動変速機の制御装置。 - 上記自動変速機が、上記の第1及び第2の摩擦係合要素の締結開放以外の動力伝達要素の機械的操作を含めて上記ダウンシフトを行なうように構成され、
上記終了フェーズの終了条件には、上記変速前変速段の動力伝達要素の開放後の上記第1の摩擦係合要素の出力軸を連れ回す制御の実行が含まれている
ことを特徴とする、請求項23記載の自動変速機の制御装置。 - 上記目標値設定手段は、上記出力軸回転数と上記回転速度差とに基づく、上記入力部材の回転数を上記回転目標値として設定し、さらに、上記入力部材の上記回転目標値を制御対象の摩擦係合要素の出力回転数よりも低めとなる値に設定し、
上記総トルク容量算出手段は、上記入力部材の実回転数が上記回転目標値設定手段により設定された上記目標回転数となるために上記の第1及び第2の摩擦係合要素に要求される総トルク容量を算出する
ことを特徴とする、請求項1〜25の何れか1項に記載の自動変速機の制御装置。 - 変速段に応じて複数の摩擦係合要素の何れかを係合させてエンジンから入力部材に入力された回転を適宜変速して出力する自動変速機を備えた車両のパワーオフ走行時に、変速前の高速段を達成する第1の摩擦係合要素と、変速後の低速段を達成する第2の摩擦係合要素との掛け替えによってダウンシフトを実現する自動変速機の制御方法において、
上記ダウンシフト時には、上記の第1の摩擦係合要素の直後の出力側の回転速度から直前の入力側の回転速度を減算した回転速度差に基づいて第1回転目標値を設定して、上記第1の摩擦係合要素の上記回転速度差が上記第1回転目標値になるように上記第1の摩擦係合要素の締結状態を制御すると共に、変速機への入力トルクを上記第1の摩擦係合要素により伝達している状態で、上記第1及び第2の摩擦係合要素の締結開放以外の動力伝達要素の機械的操作が必要な場合は該機械的操作を行なう準備フェーズステップと、
上記準備フェーズステップ後に実施し、変速機への入力トルクを上記第1の摩擦係合要素のみの伝達状態から上記第2の摩擦係合要素のみの伝達状態に移行するように、上記第1及び第2の摩擦係合要素のトルク配分比を制御する掛け替えフェーズステップと、
上記掛け替えフェーズステップ後に実施し、上記第2の摩擦係合要素の出力側の回転速度から入力側の回転速度差を減算した回転速度差に基づいて第2回転目標値を設定して、上記第2の摩擦係合要素の上記回転速度差が上記第2回転目標値に到達するように上記第2の摩擦係合要素の締結状態を制御し、上記第2の摩擦係合要素の入力側の回転速度を徐々に変化させるイナーシャフェーズステップと、
上記イナーシャフェーズステップ後に実施し、上記第2の摩擦係合要素変速の上記回転速度差が上記第2回転目標値に保持されるように上記第2の摩擦係合要素の締結状態を制御する終了フェーズステップと、をそなえ、
上記の各締結状態を制御する際には、上記の第1及び第2の摩擦係合要素に要求される総トルク容量を、上記変速機の入力トルクと、上記回転目標値と実パラメータ値との偏差とから算出されるトルク補正量との和として算出し、上記の第1及び第2の摩擦係合要素への上記総トルク容量の配分比を設定して、上記総トルク容量と、上記配分比とに基づいて、上記の第1及び第2の摩擦係合要素にそれぞれ要求される個別トルク容量を算出し、算出された個別トルク容量に応じて上記の第1及び第2の摩擦係合要素の締結状態を制御する
ことを特徴とする、自動変速機の制御方法。 - 上記定常走行差回転制御ステップでは、開放側にある上記第2の摩擦係合要素の容量を所定値だけ持たせ、上記第2の摩擦係合要素の出力軸を連れ回す制御を行なうと共に、
上記終了フェーズステップでは、開放側にある上記第1の摩擦係合要素の容量を所定値だけ持たせ、上記第1の摩擦係合要素の出力軸を連れ回す制御を行なう
ことを特徴とする、請求項27記載の自動変速機の制御方法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006196137A JP4384144B2 (ja) | 2006-07-18 | 2006-07-18 | 自動変速機の制御装置及び方法 |
US11/772,988 US7666113B2 (en) | 2006-07-18 | 2007-07-03 | Control apparatus and method for automatic transmission |
DE102007032789A DE102007032789A1 (de) | 2006-07-18 | 2007-07-13 | Steuervorrichtung und -verfahren für Automatikgetriebe |
FR0756557A FR2904080B1 (fr) | 2006-07-18 | 2007-07-17 | Appareil de commande et procede pour une transmission automatique |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006196137A JP4384144B2 (ja) | 2006-07-18 | 2006-07-18 | 自動変速機の制御装置及び方法 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008025637A JP2008025637A (ja) | 2008-02-07 |
JP2008025637A5 JP2008025637A5 (ja) | 2008-03-21 |
JP4384144B2 true JP4384144B2 (ja) | 2009-12-16 |
Family
ID=38830906
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006196137A Active JP4384144B2 (ja) | 2006-07-18 | 2006-07-18 | 自動変速機の制御装置及び方法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US7666113B2 (ja) |
JP (1) | JP4384144B2 (ja) |
DE (1) | DE102007032789A1 (ja) |
FR (1) | FR2904080B1 (ja) |
Families Citing this family (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007024189A (ja) * | 2005-07-15 | 2007-02-01 | Jatco Ltd | 自動変速機の掛け替え制御装置及び方法 |
JP4257348B2 (ja) * | 2006-07-18 | 2009-04-22 | ジヤトコ株式会社 | 自動変速機の制御装置及び方法 |
JP4257350B2 (ja) * | 2006-07-31 | 2009-04-22 | ジヤトコ株式会社 | 自動変速機の制御装置及び方法 |
JP2013032805A (ja) * | 2011-08-02 | 2013-02-14 | Mitsubishi Fuso Truck & Bus Corp | 機械式自動変速装置の制御システム |
CN103608601A (zh) * | 2011-08-02 | 2014-02-26 | 三菱扶桑卡客车株式会社 | 机械式自动变速装置的控制系统 |
US9616895B2 (en) * | 2012-05-07 | 2017-04-11 | Ford Global Technologies, Llc | Controlled regenerative braking torque incrementing in hybrid vehicle downshift |
DE112012006363B8 (de) | 2012-05-08 | 2019-08-01 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Drehzahlveränderungssteuersystem für Fahrzeuge |
WO2013168226A1 (ja) | 2012-05-08 | 2013-11-14 | トヨタ自動車株式会社 | 車両の変速制御装置 |
IN2015DN00559A (ja) | 2012-07-31 | 2015-06-26 | Toyota Motor Co Ltd | |
US20180320784A1 (en) | 2015-11-27 | 2018-11-08 | Iav Gmbh Ingenieurgesellschaft Auto Und Verkehr | Method for power shifting in hybrid automatic transmissions by means of a dual-clutch strategy involving transformation |
DE102015120599B4 (de) | 2015-11-27 | 2017-06-22 | Iav Gmbh Ingenieurgesellschaft Auto Und Verkehr | Verfahren zur Lastschaltung von Automatgetrieben durch eine Doppelkupplungsstrategie mit Transformation |
DE102016111060B4 (de) | 2016-06-16 | 2019-08-01 | Iav Gmbh Ingenieurgesellschaft Auto Und Verkehr | Verfahren zur Lastschaltung von hybridisierten Automatgetrieben durch eine Doppelkupplungsstrategie mit Transformation |
US10047807B2 (en) | 2016-01-20 | 2018-08-14 | Cnh Industrial America Llc | Clutch control for vehicle transmission |
Family Cites Families (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2684704B2 (ja) | 1988-09-19 | 1997-12-03 | トヨタ自動車株式会社 | 自動変速機の油圧制御装置 |
DE4240621A1 (de) | 1992-12-03 | 1994-06-09 | Zahnradfabrik Friedrichshafen | Verfahren zur Steuerung und Regelung der Lastübernahme bei einem automatischen Schaltgetriebe |
DE4424456A1 (de) * | 1994-07-12 | 1996-01-18 | Zahnradfabrik Friedrichshafen | Verfahren zum Steuern eines Automatgetriebes |
JP3304658B2 (ja) | 1994-12-28 | 2002-07-22 | 本田技研工業株式会社 | 油圧作動式変速機の制御装置 |
JP3331844B2 (ja) * | 1995-12-19 | 2002-10-07 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | 自動変速機の油圧制御装置 |
JPH09296862A (ja) | 1996-04-30 | 1997-11-18 | Aisin Aw Co Ltd | 自動変速機の油圧制御装置 |
JP3458721B2 (ja) | 1998-10-05 | 2003-10-20 | 日産自動車株式会社 | 自動変速機の変速制御装置 |
JP3528712B2 (ja) | 1999-10-25 | 2004-05-24 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | 自動車の変速制御装置 |
JP3699628B2 (ja) | 2000-02-22 | 2005-09-28 | 株式会社日立製作所 | 自動変速機の制御装置 |
JP3849456B2 (ja) * | 2001-04-27 | 2006-11-22 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | 自動変速機の変速制御装置 |
DE10236291B4 (de) * | 2001-08-16 | 2019-03-07 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Verfahren zur Schlupfsteuerung einer Kupplung |
US7131933B2 (en) * | 2001-12-07 | 2006-11-07 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vehicle control apparatus having means for changing inertia torque of engine during shifting action or during switching of operating state of lock-up clutch |
US6832978B2 (en) * | 2003-02-21 | 2004-12-21 | Borgwarner, Inc. | Method of controlling a dual clutch transmission |
US7563196B2 (en) * | 2004-04-27 | 2009-07-21 | Denso Corporation | Controller for automatic transmission |
JP4164057B2 (ja) * | 2004-09-24 | 2008-10-08 | ジヤトコ株式会社 | ベルト式無段変速機 |
-
2006
- 2006-07-18 JP JP2006196137A patent/JP4384144B2/ja active Active
-
2007
- 2007-07-03 US US11/772,988 patent/US7666113B2/en active Active
- 2007-07-13 DE DE102007032789A patent/DE102007032789A1/de not_active Withdrawn
- 2007-07-17 FR FR0756557A patent/FR2904080B1/fr not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20080017467A1 (en) | 2008-01-24 |
DE102007032789A1 (de) | 2008-01-24 |
FR2904080A1 (fr) | 2008-01-25 |
US7666113B2 (en) | 2010-02-23 |
JP2008025637A (ja) | 2008-02-07 |
FR2904080B1 (fr) | 2014-08-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4384144B2 (ja) | 自動変速機の制御装置及び方法 | |
JP4257348B2 (ja) | 自動変速機の制御装置及び方法 | |
JP4300233B2 (ja) | 自動変速機の制御装置及び方法 | |
JP4257350B2 (ja) | 自動変速機の制御装置及び方法 | |
JP2007024189A (ja) | 自動変速機の掛け替え制御装置及び方法 | |
US8483919B2 (en) | Double transition shift control in an automatic powershifting transmission | |
JP4970480B2 (ja) | 自動変速機の制御装置 | |
US9470309B2 (en) | Vehicle transmission controller | |
JP4533870B2 (ja) | ツインクラッチ式変速機の制御装置及び方法 | |
EP2947355B1 (en) | Starting clutch control device for automatic transmission | |
JP2008025639A (ja) | 自動変速機の変速制御装置及び方法 | |
JP4849982B2 (ja) | 自動変速機の変速制御装置及び方法 | |
WO2019170768A1 (en) | Method of determining at least one shift parameter of a vehicle transmission | |
JP4849981B2 (ja) | 自動変速機の変速制御装置及び方法 | |
US11644099B2 (en) | Method of shifting a vehicle transmission | |
CN115875445A (zh) | 一种改善车辆动力响应的重叠降挡控制系统和控制方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071130 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080208 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080507 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080707 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090120 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090318 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090908 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090924 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121002 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4384144 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121002 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131002 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131002 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141002 Year of fee payment: 5 |