JP4380023B2

JP4380023B2 - Rear cargo compartment structure of vehicle

Info

Publication number: JP4380023B2
Application number: JP2000146114A
Authority: JP
Inventors: 安成広谷; 晃伊藤; 哲哉梅木
Original assignee: Mazda Motor Corp
Current assignee: Mazda Motor Corp
Priority date: 2000-05-18
Filing date: 2000-05-18
Publication date: 2009-12-09
Anticipated expiration: 2020-05-18
Also published as: JP2001328488A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、乗員室の後側に設けられた後部荷室を備えた車両の後部荷室構造に係り、特に上記後部荷室に配設されるパッケージトレイに関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来より、この種の車両の後部荷室構造として、該後部荷室（荷室）の上端部位置（リアサイドウインドウの下端付近）で、該荷室を覆うように配設されるパッケージトレイが知られている（例えば、特開平１０−１３８８４０号公報参照）。このものでは、パッケージトレイが荷室の上端部位置に取り付けられるため、上記パッケージトレイの下側には大きな収納空間が一つ形成される。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来の車両の後部荷室構造においては、大きな収納空間を形成することしかできないため、例えば複数個の比較的小さい荷物を荷室に収納したいとき等には、上記荷物を安定して収納することができない等の不都合が生じてしまう。このように、単に荷室の上端部位置にパッケージトレイを配設するだけの従来の車両の後部荷室構造では、荷室の利便性が悪い。
【０００４】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、車両の後部荷室における利便性を向上させることにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、パッケージトレイによって、後部荷室を複数の収納空間に区画可能にした。
【０００６】
具体的に、第１の発明は、乗員室の後側に設けられ、車幅方向両側壁の間隔が上下方向に対して変化するように形成された後部荷室を備えた車両の後部荷室構造を対象とする。
【０００７】
そして、上記後部荷室の両側壁のそれぞれに車幅方向に相対して設けられた被取付部と、該被取付部に対して着脱可能に取り付けられて上記両側壁を互いに掛け渡すように配設されるパッケージトレイとを備えたものとし、上記パッケージトレイを、本体部と、当該本体部に対して車幅方向の少なくとも一側端側に配置されかつ、上記本体部に対して車幅方向に折り返し可能な折り返し端部と、を含んで、該パッケージトレイの車幅方向の長さが上記両側壁の間隔に応じて可変になるように構成すると共に、上記折り返し端部の車幅方向外方端部に、上記被取付部に対して係合する凹溝を形成し、上記本体部の車幅方向外方端部に、上記折り返し端部を折り返した状態において、上記被取付部に対して係合する凹溝を形成することを特定事項とするものである。パッケージトレイの一側端部を車幅方向に折り返せば、該折り返された一側端部の長さ分だけ上記パッケージトレイの車幅方向の長さが短くなる。
【０００８】
ここで、請求項２記載の発明の如く、後部荷室の各側壁は、その下部において車幅方向内方に突出したホイールハウス部を有するものとして、被取付部を、上記ホイールハウス部に設けるようにしてもよい。
【０００９】
すなわち、「車幅方向両側壁の間隔が上下方向に対して変化する」こととして、上記ホイールハウス部が配設された後部荷室の下部では両側壁の間隔が狭く、上記ホイールハウス部よりも上側である後部荷室の上部では上記両側壁の間隔が広くなることとしてもよい。
【００１０】
また、上記被取付部は、例えば請求項３記載の発明の如く、後部荷室の側壁において高さが互いに異なる複数の位置にそれぞれ設けるようにしてもよい。
【００１１】
請求項１〜請求項３記載の発明によると、パッケージトレイを車幅方向に分割可能にしてその車幅方向長さを可変に構成することによって、車幅方向両側壁の間隔が上下方向に対し変化する後部荷室の両側壁における、例えば高さの異なる複数の位置に設けられた被取付部に対して、上記両側壁の間隔に応じて上記パッケージトレイの車幅方向の長さを変更して取り付けることが可能になる。すなわち、上記パッケージトレイが後部荷室における複数の位置に選択的に取付可能になる。
【００１２】
これにより、収納する荷物の大きさ等、必要に応じてパッケージトレイを挟んだ複数の収納空間に後部荷室を区画して上記荷物を収納することが可能となり、車両の後部荷室における利便性の向上が図られる。
【００１３】
また、上記被取付部は、例えば請求項４記載の発明の如く、少なくとも後部荷室の側壁における上端部位置及び中間部位置にそれぞれ設け、パッケージトレイを、その取付位置が少なくとも後部荷室の上端部で該荷室を覆う位置と、該後部荷室の中間部で該後部荷室を上下に区画する位置とに変更可能に構成してもよい。
【００１４】
請求項４記載の発明によると、例えばパッケージトレイを後部荷室の上端部位置に配設した場合には、該パッケージトレイの下側に大きな収納空間が形成されかつ該後部荷室を外部から見えないようにすると共に、後部荷室と乗員室とを上記パッケージトレイによって仕切ることが可能になる。一方、上記パッケージトレイを後部荷室の中間部位置に配設した場合には、上記パッケージトレイを挟んだ上下に収納空間が形成されるため、該各収納空間に区分けして荷物を収納することが可能になる。
【００１５】
さらに、例えば請求項５記載の発明の如く、パッケージトレイを、車両前後方向に分割可能に構成して、上記分割された各パッケージトレイを、被取付部に対し選択的にかつ着脱可能に取り付けられるよう構成してもよい。
【００１６】
請求項５記載の発明によると、一つのパッケージトレイを分割して複数のパッケージトレイとし、該複数のパッケージトレイをそれぞれ個別に被取付部に対し取り付け可能とすることによって、より多様な形態で後部荷室を区画することが可能になる。その結果、後部荷室の利便性のより一層の向上が図られる。
【００１７】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明における車両の後部荷室構造によれば、パッケージトレイの取り付け位置を選択的に変更可能にすることによって、該パッケージトレイによって必要に応じて後部荷室を複数の収納空間に区画することができ、多様な収納形態を実現することができる。その結果、車両の後部荷室の利便性を向上させることができる。
【００１８】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基いて説明する。
【００１９】
図１は、本発明の実施形態に係る車両の後部荷室（荷室）１を示し、該荷室１は、乗員室６の後側に該乗員室６と連通して設けられていて、車幅方向は両側壁１１，１１によって区画されている一方、前後方向前側はリアシート６１のシートバックによって区画されるようになっている。
【００２０】
上記各側壁１１は、その下部の前側において車幅方向内方に突出したホイールハウス部１２を有しており、これにより、上記ホイールハウス部１２が設けられた荷室１の下部では両側壁１１，１１の間隔が狭く、上記ホイールハウス部１２よりも上側である荷室１の上部では上記両側壁１１，１１の間隔が広くなっている。つまり、上記荷室１は両側壁１１，１１の間隔が上下方向に対して変化するように形成されている。
【００２１】
上記荷室１には、上記両側壁１１，１１を互いに掛け渡すようにパッケージトレイ２が配設されるようになっていて、該パッケージトレイ２は、両側壁１１，１１における互いに異なる位置のそれぞれに該車幅方向に相対して設けられた複数のフック３ａ，３ａ，…に対して、選択的にかつ着脱可能に取り付けられるようになっている（図２参照）。
【００２２】
上記各フック３ａは、車幅方向右側の側壁１１において車両前後方向に所定間隔だけ離された一対のフック３ａ，３ａと、該一対のフック３ａ，３ａに相対するように左側の側壁１１に設けられた一対のフック３ａ，３ａ（図示省略）とによって、上記パッケージトレイ２を取り付ける一つの被取付部を構成するようになっていて、リアサイドウインドウ１３の下端には上端部前側被取付部３１及び上端部後側被取付部３２が、上記ホイールハウス部１２における車幅方向内方側の上端には中間部前側被取付部３３が、上記ホイールハウス部１２の後側に着脱可能に配設される箱状部材１４における車幅方向内方側の上端には中間部後側被取付部３４がそれぞれ設けられている。従って、上端部前側及び後側被取付部３１，３２では荷室１の両側壁１１，１１の間隔が広い一方、中間部前側及び後側被取付部３３，３４では、荷室１の両側壁１１，１１の間隔が狭くなっている。
【００２３】
尚、上記箱状部材１４は、その内部に荷物を収納するために用いるものであって、その車幅方向の長さは上記ホイールハウス部１２のそれと同一に形成されている。
【００２４】
また、図例では、荷室１における車幅方向右側の部分のみを示しているが、該荷室の左側の側壁１１にも上記右側側壁１１に設けられた各フック３ａに対応してフック３ａが設けられている。
【００２５】
上記各フック３ａは、図３に示すように、上述した被取付部３１〜３４の各配設位置における上面４１と側面４２とが直交する角部において、上記上面４１及び側面４２からそれぞれ凹となった一対の凹溝４３，４３から車幅方向内方に突出するように設けられている。つまり、上記各フック３ａは、上記凹溝４３，４３における下端部からそれぞれ車幅方向内方に突出した一対の棒状突出部の突出端が上方に折曲されかつこの一対の折曲部の上端同士が互いに連結されて形成されている。上記各フック３ａにおける一対の棒状突出部の基端は、それぞれ上記凹溝４３，４３の下端部に対して車両前後方向に延びる回転軸Ｘ１回りに回転可能に取り付けられていて、上記各フック３ａを上方に回転移動させれば、各棒状突出部が凹溝４３内に収容されかつ折曲部が上面４１上に位置するようになっている。このため、上記各フック３ａは、上記側面４２から突出した状態（同図の実線参照）と上記凹溝内４３，４３に収容された状態（同図の二点鎖線参照）とに互いに状態変更可能になっている（同図の矢印参照）。
【００２６】
これにより、使用しないときには、上記フック３ａを凹溝４３，４３内に収容するようにして該フック３ａとの干渉を防止することができるようになると共に、見映えの向上が図られる。尚、上記各フック３ａは、上記パッケージトレイ２の取り付けのためだけに使用されるのではなく、例えば荷室１内に収納した荷物を固定するために用いられるロープを掛けるフック３ａとしても使用することができる。
【００２７】
上記パッケージトレイ２は、図４に示すように、略同一形状である一対の帯板状の前側及び後側パッケージトレイ２１，２２によって構成されていて、該前側及び後側パッケージトレイ２１，２２は車両前後方向に対し互いに着脱可能になっている（同図の一点鎖線の矢印参照）。これにより、一つのパッケージトレイ２にされた状態と、２つのパッケージトレイ２１，２２に分割された状態とに変更可能になっている。
【００２８】
上記前側及び後側の各パッケージトレイ２１，２２は、板状の本体部５１と、該本体部５１の車幅方向両側に配設される一対の板状折返し端部５２とによって形成されている。
【００２９】
上記各折返し端部５２の裏面には、図５及び図６に示すように、その車幅方向外方端部に、該裏面及び車幅方向外側面に開口する略Ｕ字状の凹溝５２ａが、車両前後方向に互いに離されて２つ形成されていて、該一対の凹溝５２ａ，５２ａは、上記各被取付部３１〜３４を構成する一対のフック３ａ，３ａに対して取り付けられるようになっている。
【００３０】
また、上記各折返し端部５２の裏面における車両前後方向の各側には、車幅方向に互いに離されて大小２つの係止片部５２ｂ，５２ｃが該裏面から突出するように形成されている。
【００３１】
上記各係止片部５２ｂ，５２ｃは、車幅方向を臨む面が傾斜した傾斜面となっており、上記各係止片部５２ｂ，５２ｃにおける傾斜面には、凹部５２ｄ，５２ｅがそれぞれ形成されている。
【００３２】
一方、上記本体部５１の裏面には、上記折返し端部５２と同様に、その車幅方向外方端部に一対の凹溝５１ａ，５１ａが形成されていて、該一対の凹溝５１ａ，５１ａも、上記各被取付部３１〜３４を構成する一対のフック３ａ，３ａに対して取り付けられるようになっている。また、上記本体部５１の裏面における車両前後方向の各側には、上記折返し端部５２と同様に、車幅方向に互いに離されて３つの係止片部５１ｂ，５１ｃ，５１ｄが該裏面から突出するように形成されていて、上記各係止片部５１ｂ〜５１ｄにおける傾斜面には、凸部５１ｅ〜５１ｇが形成されている。
【００３３】
そして、上記本体部５１と折返し端部５２とは、一対の連結片５３，５３によって互いに連結されており、上記連結片５３は、上記折返し端部５２における本体部５１側の一対の係止片部５２ｂ，５２ｂと、上記本体部５１における折返し端部５２側の一対の係止片部５１ｂ，５１ｂとに対し、車両前後方向に延びる回転軸Ｘ２，Ｘ３回りに回転可能に取り付けられている。これにより、上記折返し端部５２は本体部５１の裏面側に折返すことができるようになっている。そして、上記折返し端部５２を折り返したときには、該折返し端部５２の各係止片部５２ｂ，５２ｃが上記本体部の係止片部５１ｂ〜５１ｄの間に位置しかつ上記本体部の係止片部５１ｂ〜５１ｄに形成された凸部５１ｅ〜５１ｇが、折返し端部５２の各係止片部５２ｂ，５２ｃに形成された凹部５２ｄ，５２ｅ内に位置して、上記折返し端部５２が本体部５１に対し折返した状態で係止されるようになっている（図６の二点鎖線参照）。
【００３４】
一方、本体部５１と折返し端部５２とを互いに連結する連結片５３，５３は、上記折返し端部５２を拡げた状態では、上記本体部５１及び折返し端部５２の裏面に当接するようになっていて、これにより、上記折返し端部５２が本体部５１の表面側に折り返されることを防止するようになっている（同図の実線参照）。
【００３５】
このように、上記折返し端部５２を車幅方向に折返すことによって、上記前側及び後側の各パッケージトレイ２１，２２は、車幅方向の長さが変更可能にされている（図４の二点鎖線参照）。
【００３６】
また、上記折返し端部５２を拡げた状態では、該折返し部５２に設けられた一対の凹溝５２ａ，５２ａが上記上端部前側又は後側被取付部３１，３２に取り付けられる取付部となって、上記各パッケージトレイ２１，２２を上端部前側又は後側被取付部３１，３２に取り付けることができるようになる一方、上記折返し端部５２を折返した状態では、該本体部５１に設けられた一対の凹溝５１ａ，５１ａが上記中間部前側又は後側被取付部３３，３４に取り付けられてる取付部となって、上記各パッケージトレイ２１，２２を中間部前側又は後側被取付部３３，３４に取り付けることができるようになっている（図１及び図２参照）。
【００３７】
尚、図例では、パッケージトレイ２１，２２の車幅方向の右側端部を示しているが、上記パッケージトレイ２１，２２の左側端部も上記と同様に構成されている。
【００３８】
そして、上記前側パッケージトレイ２１には、図４に示すように、その本体部５１における車両前後方向の後端面からそれぞれ凹となった一対の係合凹部２１ａ，２１ａが車幅方向に互いに離されて形成されている一方、上記後側パッケージトレイ２２には、その本体部５１における車両前後方向の前端面からそれぞれ凸となった一対の係合凸部２２ａ，２２ａが、上記係合凹部２１ａの位置に対応して形成されている。
【００３９】
上記各係合凹部２１ａは、図７に示すように、該係合凹部２１ａの車幅方向両側壁を互いに連結するように延びる丸棒状の係合棒２１ｂを有している。
【００４０】
一方、上記各係合凸部２２ａには、該係合凸部２２ａの前端面に開口しかつ車幅方向に延びる係合溝２２ｂが形成されていて、この係合溝２２ｂは、略Ω状の断面形状を有している。
【００４１】
そして、上記係合棒２１ｂは、上記係合溝２２ｂ内に挿入可能になっていて、上記係合溝２２ｂ内に上記係合棒２１ｂが挿入されれば該係合溝２２ｂは、係合棒２１ｂが挿入された状態を保持することができるようになっている。これにより、前側パッケージトレイ２１の係合凹部２１ａと後側パッケージトレイ２２の係合凸部２２ａとの係脱が行われ、上記前側及び後側パッケージトレイ２１，２２が着脱可能に構成されるようになっている。
【００４２】
次に、上記実施形態の作用・効果を説明する。
【００４３】
パッケージトレイ２の車幅方向両側を折返し端部５２，５２としかつ該折返し端部５２、５２及び上記パッケージトレイ２の本体部５１に被取付部３１〜３４に取り付けられる凹溝５１ａ，５２ａをそれぞれ設けることによって、例えばパッケージトレイ２の両折返し端部５２，５２をそれぞれ延ばした状態にして、各折返し部５２に設けられた一対の凹溝５２ａ，５２ａを、荷室１の上端部前側及び後側被取付部３１，３２の各フック３ａに取り付ければ、上記パッケージトレイ２を荷室１の上端部位置に配設することができる（図１の実線参照）。
【００４４】
一方、上記パッケージトレイ２の両折返し端部５２，５２をそれぞれ折返した状態にして、各本体部５１に設けられた一対の凹溝５１ａ，５１ａを、荷室１の中間部前側及び後側被取付部３３，３４のフック３ａに取り付ければ、上記パッケージトレイ２を荷室１の中間部位置に配設することができる（同図の二点鎖線参照）。
【００４５】
このように、上記パッケージトレイ２の車幅方向の長さを上記両側壁１１，１１の間隔に応じて変更することができるため、両側壁１１，１１の間隔が互いに異なる荷室１の上端部及び中間部のそれぞれに上記パッケージトレイ２を選択的に取り付けることができる。
【００４６】
また、上記パッケージトレイ２を前側及び後側パッケージトレイ２１，２２に分割可能とし、上記前側及び後側パッケージトレイ２１，２２のそれぞれに凹溝５１ａ，５２ａを設けることによって、例えば上記前側パッケージトレイ２１を上端部前側被取付部３１に対して取り付ける一方、後側パッケージトレイ２２を中間部前側被取付部３３に対して取り付けることができる。
【００４７】
このように、上記パッケージトレイ２の車幅方向の長さを変更可能とすると共に、車両前後方向に２つに分割可能としかつ各分割された各パッケージトレイを個別に被取付部に対し取付可能とすることによって、例えば図８（ａ）〜（ｅ）に示すような収納形態が実現する。
【００４８】
すなわち、同図（ａ）に示すように、パッケージトレイ２を荷室１の上端部前側及び後側被取付部３１，３２に配設すれば、上記パッケージトレイ２の下側に比較的大きい収納空間を形成することができかつこの収納空間を外部から見えないようにすることができる。それと共に、荷室１と乗員室６とを上記パッケージトレイ２によって仕切ることができる。
【００４９】
また、同図（ｂ）に示すように、上記パッケージトレイ２を荷室１の中間部前側及び後側被取付部３３，３４に配設すれば、該荷室１を上下２つの収納空間に区画することができ、この各収納空間に比較的小さい荷物を区分けして収納することができる。
【００５０】
さらに、同図（ｃ）に示すように、上記パッケージトレイ２を荷室１の床面に載置すれば天井まで拡がる収納空間が形成されるため、大きな荷物を収納することができる。
【００５１】
加えて、同図（ｄ）に示すように、上記パッケージトレイ２を前側及び後側パッケージトレイ２１，２２に分割して該前側パッケージトレイ２１を上端部前側被取付部３１に配設する一方、後側パッケージトレイ２２を中間部前側被取付部３３に配設すれば、荷室１の前側では、比較的小さい複数の荷物を区分けして収納することができる一方、荷室１の後側では、天井まで拡がる空間を利用して、比較的大きい荷物を収納することができる。
【００５２】
さらに、同図（ｅ）に示すように、前側パッケージトレイ２１を中間部前側被取付部３３に配設する一方、後側パッケージトレイ２２を上端部後側被取付部３２に配設すれば、荷室１の前側では、例えば前側パッケージトレイ２１上に荷物を載置すれば乗員室６内の乗員の手が容易に届く位置に該荷物を載置することになると共に、上記前側パッケージトレイ２１の下側を収納空間として利用することができる。一方、荷室１の後側では、後側パッケージトレイ２２の下側に比較的大に形成された収納空間を利用して、大きい荷物を収納することができる。
【００５３】
このように、必要に応じてパッケージトレイ２の配設位置を変更して荷室１における多様な収納形態を実現することによって、例えば大きさの異なる複数の荷物を安定して荷室１内に収納すること等ができる。
【００５４】
その結果、単に荷室１の上端部位置にパッケージトレイ２を配設するだけの従来の後部荷室に比べて、利便性の大幅な向上を図ることができる。
【００５５】
＜他の実施形態＞
尚、上記実施形態では、前側及び後側パッケージトレイ２１，２２の本体部５１と折返し端部５２とを連結片５３によって互いに連結し、該折返し端部５２を本体部５１の裏面側に折り返すようにしているが、例えば図９に示すように、本体部５４とは別体の取外し端部５５を設けるようにしてもよい。そして、上記取外し端部５５における本体部５４側の側部に一対の係合棒５５ａ，５５ａを設ける一方、本体部５４における取外し端部５５側の側部に上記係合棒５５ａ，５５ａが内挿される一対の係合孔５４ａ，５４ａを設ける。そして、上記係合棒５５ａ，５５ａを係合孔５４ａ，５４ａに内挿することによって、取外し端部５５を本体部に対し取り付けた状態とする一方、上記取外し端部５４を本体部５５から取り外して、前側及び後側パッケージトレイ２１，２２の車幅方向の長さを変更するようにしてもよい。尚、図示は省略するが、上記取り外した取外し端部５５は、上記本体部５４の裏面側に取付可能に構成してもよい。
【００５６】
また、上記実施形態では、前側及び後側パッケージトレイ２１，２２における本体部５１の車幅方向両側にそれぞれ折返し端部５２，５２を配設して該両折返し端部５２，５２をそれぞれ折返し可能に構成しているが、前側及び後側パッケージトレイ２１，２２としてはこれに限らず、例えば、上記本体部５１の車幅方向のいずれか一側にのみ折返し端部５２を配設するように構成してもよい。
【００５７】
さらに、上記実施形態では、前側及び後側パッケージトレイ２１，２２を略同一の帯板状に形成しているが、これに限らず、例えば後側パッケージトレイ２２の形状を荷室１の後端の形状に応じた形状にしてもよい。
【００５８】
加えて、上記実施形態では、中間部後側被取付部３４を箱状部材１４に設けるようにしているが、これに限らず、上記中間部後側被取付部３４は、例えば側壁１１に設けるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施形態に係る車両の後部荷室を示す斜視図である。
【図２】荷室の車幅方向右側の側壁部分を示す斜視図である。
【図３】フックが配設された部分を拡大して示す拡大斜視図である。
【図４】パッケージトレイを示す斜視図である。
【図５】パッケージトレイの端部部分の裏面側を示す斜視図である。
【図６】パッケージトレイの端部部分を示す側面図である。
【図７】パッケージトレイにおける係合部を拡大して示す拡大斜視図である。
【図８】荷室の収納形態を示す側面図である。
【図９】他の実施形態に係るパッケージトレイの端部を示す斜視図である。
【符号の説明】
１荷室
２パッケージトレイ
６乗員室
１１側壁
１２ホイールハウス部
２１前側パッケージトレイ
２２後側パッケージトレイ
３１〜３４被取付部
５１本体部
５２折返し端部
５５取外し端部
３ａフック[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a rear luggage compartment structure of a vehicle provided with a rear cargo compartment provided on the rear side of a passenger compartment, and more particularly to a package tray disposed in the rear cargo compartment.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as a rear cargo compartment structure of this type of vehicle, a package tray disposed so as to cover the cargo compartment at the upper end position (near the lower end of the rear side window) of the rear cargo compartment (load compartment) is known. (See, for example, JP-A-10-138840). In this case, since the package tray is attached to the upper end position of the cargo compartment, one large storage space is formed below the package tray.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, since the conventional rear luggage compartment structure of the vehicle can only form a large storage space, for example, when it is desired to store a plurality of relatively small loads in the luggage compartment, Inconveniences such as being unable to be stored occur. Thus, in the conventional rear luggage compartment structure of the vehicle in which the package tray is simply disposed at the upper end position of the cargo compartment, the convenience of the cargo compartment is poor.
[0004]
This invention is made | formed in view of such a situation, The place made into the objective is to improve the convenience in the rear luggage compartment of a vehicle.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, according to the present invention, the rear cargo room can be partitioned into a plurality of storage spaces by the package tray.
[0006]
Specifically, the first aspect of the present invention is a vehicle rear luggage compartment provided with a rear cargo compartment provided on the rear side of the passenger compartment and formed such that the distance between the side walls in the vehicle width direction changes with respect to the vertical direction. For structure.
[0007]
A mounting portion provided opposite to each of the both side walls of the rear cargo compartment in the vehicle width direction and a detachably attached to the mounting portion so as to span the both side walls. And the package tray is disposed on at least one side end in the vehicle width direction with respect to the main body portion and in the vehicle width direction with respect to the main body portion. includes a folded end portion capable folded, into, with the length of the vehicle width direction of the package tray is to configure so as to variably according to the spacing of the side walls, the vehicle width direction of the folded end portion A concave groove that engages with the attached portion is formed at the outer end portion, and the folded end portion is folded at the outer end portion in the vehicle width direction of the main body portion. specific items forming a concave groove which engages against It is intended to. If the one side end portion of the package tray is folded back in the vehicle width direction, the length of the package tray in the vehicle width direction is shortened by the length of the folded one side end portion.
[0008]
Here, as in the invention described in claim 2, each side wall of the rear luggage compartment has a wheel house portion protruding inward in the vehicle width direction at the lower portion thereof, and the attached portion is provided in the wheel house portion. You may do it.
[0009]
That is, "the distance between the side walls in the vehicle width direction changes in the vertical direction", the lower side wall of the rear cargo compartment where the wheel house part is disposed, the distance between the side walls is narrower than the wheel house part. It is good also as the space | interval of the said both side walls becoming wide in the upper part of the rear luggage compartment which is an upper side.
[0010]
Further, the attached portion may be provided at a plurality of positions having different heights on the side wall of the rear luggage compartment, for example, as in the third aspect of the invention.
[0011]
According to the first to third aspects of the present invention, the package tray can be divided in the vehicle width direction so that the length in the vehicle width direction is variable, so that the distance between the side walls in the vehicle width direction is in the vertical direction. For example, the length of the package tray in the vehicle width direction is changed in accordance with the interval between the side walls with respect to the mounted portions provided at a plurality of positions having different heights, for example, on both side walls of the changing rear cargo compartment. Can be attached. That is, the package tray can be selectively attached to a plurality of positions in the rear cargo compartment.
[0012]
As a result, the rear luggage compartment can be divided into a plurality of storage spaces sandwiching the package tray as needed, such as the size of the luggage to be stored, and the luggage can be stored. Is improved.
[0013]
Further, as in the invention described in claim 4, for example, the mounted portion is provided at least at the upper end position and the middle position on the side wall of the rear cargo compartment, and the package tray is attached at least at the upper end of the rear cargo compartment. You may comprise so that it can change to the position which covers this luggage compartment in a part, and the position which divides this rear luggage compartment up and down in the intermediate part of this rear luggage compartment.
[0014]
According to the invention described in claim 4, for example, when the package tray is disposed at the upper end position of the rear cargo compartment, a large storage space is formed on the lower side of the package tray and the rear cargo compartment can be seen from the outside. In addition, the rear cargo compartment and the passenger compartment can be partitioned by the package tray. On the other hand, when the package tray is disposed at an intermediate position of the rear cargo compartment, storage spaces are formed above and below the package tray, so that the packages can be divided into the respective storage spaces and stored. Is possible.
[0015]
Further, for example, as in the invention described in claim 5, the package tray is configured to be split in the vehicle front-rear direction, and each of the divided package trays is selectively and detachably attached to the attached portion. You may comprise.
[0016]
According to the invention described in claim 5, by dividing one package tray into a plurality of package trays, and allowing the plurality of package trays to be individually attached to the mounted portion, the rear portion can be formed in various forms. It becomes possible to partition the cargo room. As a result, the convenience of the rear cargo room can be further improved.
[0017]
【The invention's effect】
As described above, according to the rear luggage compartment structure of the vehicle of the present invention, the mounting position of the package tray can be selectively changed, whereby a plurality of rear cargo compartments can be accommodated by the package tray as needed. It can be partitioned into spaces and various storage forms can be realized. As a result, the convenience of the rear luggage room of the vehicle can be improved.
[0018]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0019]
FIG. 1 shows a rear luggage room (loading room) 1 of a vehicle according to an embodiment of the present invention, and the luggage room 1 is provided in communication with the passenger compartment 6 on the rear side of the passenger compartment 6. The vehicle width direction is defined by both side walls 11, 11, while the front side in the front-rear direction is defined by the seat back of the rear seat 61.
[0020]
Each of the side walls 11 has a wheel house portion 12 that protrudes inward in the vehicle width direction on the front side of the lower portion thereof. Thus, both side walls 11 are provided at the lower portion of the luggage compartment 1 in which the wheel house portion 12 is provided. , 11 is narrow, and the space between the side walls 11, 11 is wide at the upper part of the luggage compartment 1 above the wheel house portion 12. That is, the luggage compartment 1 is formed such that the distance between the side walls 11 is changed in the vertical direction.
[0021]
A package tray 2 is arranged in the luggage compartment 1 so as to span the both side walls 11, 11, and the package tray 2 is located at different positions on the side walls 11, 11. Are attached to the plurality of hooks 3a, 3a,... Provided relative to the vehicle width direction selectively and detachably (see FIG. 2).
[0022]
Each hook 3a is provided on the left side wall 11 so as to be opposed to the pair of hooks 3a, 3a spaced apart from each other by a predetermined distance in the vehicle front-rear direction on the right side wall 11 in the vehicle width direction. A pair of hooks 3a, 3a (not shown) constitutes one attached portion to which the package tray 2 is attached. At the lower end of the rear side window 13, an upper end front attached portion 31 and An upper end rear attached portion 32 is detachably disposed at the upper end on the inner side in the vehicle width direction of the wheel house portion 12, and an intermediate front attached portion 33 is detachably attached to the rear side of the wheel house portion 12. In the box-shaped member 14, an intermediate rear-side attached portion 34 is provided at the upper end on the inner side in the vehicle width direction. Therefore, while the space | interval of the both-sides walls 11 and 11 of the luggage compartment 1 is wide in the upper part front side and the rear side attachment parts 31 and 32, both side walls of the luggage compartment 1 are in the middle part front side and the rear side attachment parts 33 and 34. The space | interval of 11 and 11 is narrow.
[0023]
The box-shaped member 14 is used for storing luggage therein, and the length in the vehicle width direction is the same as that of the wheel house portion 12.
[0024]
Further, in the illustrated example, only the right side portion of the cargo compartment 1 in the vehicle width direction is shown, but the left side wall 11 of the cargo compartment also has hooks 3a corresponding to the hooks 3a provided on the right side wall 11. Is provided.
[0025]
As shown in FIG. 3, the hooks 3 a are recessed from the upper surface 41 and the side surface 42 at corners where the upper surface 41 and the side surface 42 are orthogonal to each other at the positions where the attached portions 31 to 34 are disposed. It is provided so as to protrude inward in the vehicle width direction from the pair of recessed grooves 43, 43. That is, the hooks 3a are bent upward at the protruding ends of a pair of rod-shaped protruding portions protruding inward in the vehicle width direction from the lower ends of the concave grooves 43, 43, and the upper ends of the pair of bent portions. They are connected to each other. The base ends of the pair of rod-like protrusions in each hook 3a are attached to the lower ends of the concave grooves 43, 43 so as to be rotatable about a rotation axis X1 extending in the vehicle front-rear direction, and the hooks 3a. Is rotated upward, each rod-like protrusion is accommodated in the groove 43 and the bent portion is positioned on the upper surface 41. For this reason, each hook 3a changes its state between the state protruding from the side surface 42 (see the solid line in the figure) and the state accommodated in the concave grooves 43, 43 (see the two-dot chain line in the figure). It is possible (see arrow in the figure).
[0026]
Thereby, when not in use, the hook 3a can be accommodated in the concave grooves 43, 43 to prevent interference with the hook 3a, and the appearance can be improved. The hooks 3a are not only used for attaching the package tray 2, but also used as hooks 3a for hanging ropes used for fixing the luggage stored in the luggage compartment 1, for example. be able to.
[0027]
As shown in FIG. 4, the package tray 2 is constituted by a pair of front and rear package trays 21 and 22 having substantially the same shape, and the front and rear package trays 21 and 22 are They can be attached to and detached from each other in the vehicle front-rear direction (see the dashed line arrow in the figure). Thereby, it can change into the state made into the one package tray 2, and the state divided | segmented into the two package trays 21 and 22. FIG.
[0028]
Each of the front and rear package trays 21 and 22 is formed by a plate-like main body portion 51 and a pair of plate-like folded end portions 52 disposed on both sides of the main body portion 51 in the vehicle width direction. .
[0029]
As shown in FIGS. 5 and 6, on the back surface of each folded end portion 52, a substantially U-shaped groove 52a that opens to the back surface and the outer surface in the vehicle width direction is formed at the outer end portion in the vehicle width direction. Are formed so as to be separated from each other in the vehicle front-rear direction, and the pair of concave grooves 52a, 52a is attached to the pair of hooks 3a, 3a constituting the attached portions 31-34. It has become.
[0030]
In addition, on each side in the vehicle front-rear direction on the back surface of each folded end portion 52, two large and small locking pieces 52b and 52c are formed so as to protrude from the back surface, separated from each other in the vehicle width direction. .
[0031]
Each of the locking piece portions 52b and 52c is an inclined surface having an inclined surface facing the vehicle width direction, and recessed portions 52d and 52e are formed on the inclined surfaces of the locking piece portions 52b and 52c, respectively. ing.
[0032]
On the other hand, a pair of concave grooves 51a, 51a are formed on the rear surface of the main body 51 at the outer end in the vehicle width direction, like the folded end 52, and the pair of concave grooves 51a, 51a. Are attached to the pair of hooks 3a, 3a constituting the attached parts 31 to 34. Further, on each side in the vehicle front-rear direction on the back surface of the main body 51, as in the folded end portion 52, three locking pieces 51b, 51c, 51d are separated from each other in the vehicle width direction from the back surface. Protruding portions 51e to 51g are formed on the inclined surfaces of the locking piece portions 51b to 51d.
[0033]
The main body 51 and the folded end 52 are connected to each other by a pair of connecting pieces 53, 53. The connecting piece 53 is a pair of locking pieces on the main body 51 side of the folded end 52. The parts 52b and 52b and the pair of locking pieces 51b and 51b on the folded end 52 side of the main body 51 are attached so as to be rotatable about rotation axes X2 and X3 extending in the vehicle front-rear direction. Accordingly, the folded end 52 can be folded back to the back side of the main body 51. When the folded end 52 is folded, the locking pieces 52b and 52c of the folded end 52 are positioned between the locking pieces 51b to 51d of the main body and are locked to the main body. The convex portions 51e to 51g formed on the piece portions 51b to 51d are positioned in the concave portions 52d and 52e formed on the respective locking piece portions 52b and 52c of the folded end portion 52, and the folded end portion 52 is the main body. It is locked in a folded state with respect to the portion 51 (see the two-dot chain line in FIG. 6).
[0034]
On the other hand, the connecting pieces 53, 53, which connect the main body 51 and the folded end 52 to each other, come into contact with the back surfaces of the main body 51 and the folded end 52 when the folded end 52 is expanded. Thus, the folded end 52 is prevented from being folded back to the surface side of the main body 51 (see the solid line in the figure).
[0035]
Thus, by folding the folding end 52 in the vehicle width direction, the front and rear package trays 21 and 22 can be changed in length in the vehicle width direction (FIG. 4). (See the two-dot chain line).
[0036]
Moreover, in the state which expanded the said folding | turning edge part 52, a pair of ditch | groove 52a, 52a provided in this folding | turning part 52 becomes an attaching part attached to the said upper end front side or rear side attached part 31,32. Each of the package trays 21 and 22 can be attached to the front-side or rear-side attached portions 31 and 32 at the upper end portion, while the folded end portion 52 is provided on the main body portion 51 in the folded state. A pair of concave grooves 51a, 51a serve as attachment portions that are attached to the intermediate portion front side or rear side attachment portions 33, 34, and each of the package trays 21, 22 is attached to the intermediate portion front side or rear side attachment portion 33, 34 (see FIGS. 1 and 2).
[0037]
In the illustrated example, the right end portion of the package trays 21 and 22 in the vehicle width direction is shown, but the left end portions of the package trays 21 and 22 are configured in the same manner as described above.
[0038]
As shown in FIG. 4, the front package tray 21 has a pair of engaging recesses 21 a and 21 a that are recessed from the rear end surface in the vehicle front-rear direction in the main body 51, and are separated from each other in the vehicle width direction. On the other hand, the rear package tray 22 has a pair of engaging convex portions 22a and 22a that are convex from the front end surface of the main body 51 in the vehicle front-rear direction. It is formed corresponding to the position.
[0039]
As shown in FIG. 7, each of the engaging recesses 21a has a round bar-like engaging bar 21b extending so as to connect both side walls in the vehicle width direction of the engaging recess 21a.
[0040]
On the other hand, each of the engaging convex portions 22a is formed with an engaging groove 22b that opens in the front end surface of the engaging convex portion 22a and extends in the vehicle width direction. The engaging groove 22b is substantially Ω-shaped. The cross-sectional shape is as follows.
[0041]
The engaging rod 21b can be inserted into the engaging groove 22b. When the engaging rod 21b is inserted into the engaging groove 22b, the engaging groove 22b is engaged with the engaging rod. The state where 21b is inserted can be held. Thereby, the engagement concave portion 21a of the front package tray 21 and the engagement convex portion 22a of the rear package tray 22 are engaged and disengaged, and the front and rear package trays 21 and 22 are configured to be detachable. It has become.
[0042]
Next, the operation and effect of the above embodiment will be described.
[0043]
The both sides of the package tray 2 in the vehicle width direction are folded end portions 52, 52, and the folded end portions 52, 52 and the recessed grooves 51a, 52a attached to the mounted portions 31-34 on the main body portion 51 of the package tray 2, respectively. By providing, for example, both folded end portions 52, 52 of the package tray 2 are extended, and a pair of concave grooves 52a, 52a provided in each folded portion 52 are provided on the front side and the rear side of the upper end portion of the cargo compartment 1. If it attaches to each hook 3a of the side attachment parts 31 and 32, the said package tray 2 can be arrange | positioned in the upper end part position of the luggage compartment 1 (refer the continuous line of FIG. 1).
[0044]
On the other hand, with the folded-back ends 52 and 52 of the package tray 2 folded, the pair of concave grooves 51a and 51a provided in each main body 51 are connected to the intermediate portion front side and rear side cover of the luggage compartment 1, respectively. If it attaches to the hook 3a of the attaching parts 33 and 34, the said package tray 2 can be arrange | positioned in the intermediate part position of the luggage compartment 1 (refer the dashed-two dotted line of the figure).
[0045]
Thus, since the length of the package tray 2 in the vehicle width direction can be changed according to the distance between the side walls 11, 11, the upper end of the cargo compartment 1 where the distance between the side walls 11, 11 is different from each other. The package tray 2 can be selectively attached to each of the intermediate portions.
[0046]
The package tray 2 can be divided into front and rear package trays 21 and 22, and concave grooves 51a and 52a are provided in the front and rear package trays 21 and 22, respectively. Can be attached to the upper front portion attached portion 31, while the rear package tray 22 can be attached to the intermediate portion front attached portion 33.
[0047]
In this way, the length of the package tray 2 in the vehicle width direction can be changed, and the length can be divided into two in the vehicle front-rear direction, and each divided package tray can be individually attached to the mounted portion. By doing so, for example, a storage form as shown in FIGS. 8A to 8E is realized.
[0048]
That is, as shown in FIG. 2A, if the package tray 2 is disposed on the front upper end portion and the rear attached portions 31 and 32 of the luggage compartment 1, a relatively large storage is provided below the package tray 2. A space can be formed and the storage space can be hidden from the outside. At the same time, the cargo compartment 1 and the passenger compartment 6 can be partitioned by the package tray 2.
[0049]
Further, as shown in FIG. 5B, if the package tray 2 is disposed in the front part of the middle part and the rear attached parts 33 and 34 of the cargo room 1, the cargo room 1 is divided into two upper and lower storage spaces. It is possible to divide and store relatively small loads in the respective storage spaces.
[0050]
Furthermore, as shown in FIG. 5C, when the package tray 2 is placed on the floor surface of the luggage compartment 1, a storage space that extends to the ceiling is formed, so that large luggage can be stored.
[0051]
In addition, as shown in FIG. 4D, the package tray 2 is divided into front and rear package trays 21 and 22, and the front package tray 21 is disposed on the upper end front mounted portion 31, If the rear package tray 22 is arranged in the middle front mounted portion 33, a plurality of relatively small packages can be divided and stored on the front side of the luggage compartment 1, while on the rear side of the luggage compartment 1 By using the space extending to the ceiling, relatively large luggage can be stored.
[0052]
Further, as shown in FIG. 5 (e), if the front package tray 21 is disposed on the middle front mounted portion 33, while the rear package tray 22 is disposed on the upper rear mounted portion 32, On the front side of the luggage compartment 1, for example, if the luggage is placed on the front package tray 21, the luggage is placed at a position where the passenger's hand can easily reach in the passenger compartment 6, and the front package tray 21. The lower side can be used as a storage space. On the other hand, on the rear side of the luggage compartment 1, a large luggage can be stored using a storage space formed relatively large below the rear package tray 22.
[0053]
Thus, by changing the arrangement position of the package tray 2 as necessary to realize various storage forms in the luggage compartment 1, for example, a plurality of different sizes of luggage can be stably placed in the luggage compartment 1. It can be stored.
[0054]
As a result, the convenience can be greatly improved as compared with the conventional rear luggage compartment in which the package tray 2 is simply disposed at the upper end position of the cargo compartment 1.
[0055]
<Other embodiments>
In the above SL embodiment, connected to each other by a connecting piece 53 and an end portion 52 folded body portion 51 of the front and rear package tray 21, wrap the該折-back end 52 on the back side of the main body portion 51 While being so, if example embodiment as shown in FIG. 9, it may be the main body portion 54 provided with a removable end portion 55 of the separate. A pair of engagement rods 55a and 55a are provided on the side of the removal end 55 on the main body 54 side, while the engagement rods 55a and 55a are provided on the side of the main body 54 on the removal end 55 side. A pair of engagement holes 54a and 54a to be inserted are provided. Then, by inserting the engagement rods 55a, 55a into the engagement holes 54a, 54a, the removal end portion 55 is attached to the main body portion, while the removal end portion 54 is detached from the main body portion 55. Thus, the lengths of the front and rear package trays 21 and 22 in the vehicle width direction may be changed. Although not shown, the removed removal end 55 may be configured to be attachable to the back side of the main body 54.
[0056]
Moreover, in the said embodiment, the folding | turning edge parts 52 and 52 are each arrange | positioned in the vehicle width direction both sides of the main-body part 51 in the front side and rear side package trays 21 and 22, and both these folding | turning edge parts 52 and 52 can be folded back, respectively. However, the front and rear package trays 21 and 22 are not limited thereto. For example, the folded end 52 is disposed only on one side of the main body 51 in the vehicle width direction. It may be configured.
[0057]
Furthermore, in the said embodiment, although the front side and the rear side package trays 21 and 22 are formed in the substantially same strip | belt shape, it is not restricted to this, For example, the shape of the rear side package tray 22 is made into the rear end of the luggage compartment 1 You may make it the shape according to this shape.
[0058]
In addition, in the said embodiment, although the intermediate part rear side mounting part 34 is provided in the box-shaped member 14, it is not restricted to this, The said intermediate part rear side mounting part 34 is provided in the side wall 11, for example. You may do it.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a rear luggage compartment of a vehicle according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a perspective view showing a side wall portion on the right side of the cargo compartment in the vehicle width direction.
FIG. 3 is an enlarged perspective view showing an enlarged portion where a hook is disposed.
FIG. 4 is a perspective view showing a package tray.
FIG. 5 is a perspective view showing the back side of the end portion of the package tray.
FIG. 6 is a side view showing an end portion of the package tray.
FIG. 7 is an enlarged perspective view showing an enlarged engagement portion of the package tray.
FIG. 8 is a side view showing a storage mode of the luggage compartment.
FIG. 9 is a perspective view showing an end portion of a package tray according to another embodiment.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Cargo compartment 2 Package tray 6 Passenger compartment 11 Side wall 12 Wheel house part 21 Front side package tray 22 Rear side package trays 31-34 Attached part 51 Main part 52 Folding end part 55 Detaching end part 3a Hook

Claims

A rear cargo compartment structure of a vehicle including a rear cargo compartment provided on the rear side of the passenger compartment and formed such that the interval between both side walls in the vehicle width direction changes in the vertical direction,
A mounting portion provided opposite to each of the both side walls of the rear cargo compartment in the vehicle width direction, and detachably attached to the mounting portion so as to span the both side walls. And a package tray
The package tray includes a main body portion and a folded end portion that is disposed on at least one side end side in the vehicle width direction with respect to the main body portion and can be folded back in the vehicle width direction with respect to the main body portion. , the length of the vehicle width direction of the package tray consists to be variable according to the distance of the side walls,
A concave groove that engages with the attached portion is formed at an outer end in the vehicle width direction of the folded end,
A concave groove that engages with the attached portion when the folded end portion is folded is formed at an outer end portion in the vehicle width direction of the main body portion. Rear cargo compartment structure of the vehicle.

In claim 1,
Each side wall of the rear luggage compartment has a wheel house portion projecting inward in the vehicle width direction at the lower portion thereof,
A rear luggage compartment structure of a vehicle, wherein the attached portion is provided in the wheel house portion.

In claim 1 or claim 2,
The rear luggage compartment structure of a vehicle, wherein the mounted portions are provided at a plurality of positions having different heights on the side wall of the rear cargo compartment.

In claim 3,
The attached parts are provided at least at the upper end position and the middle position on the side wall of the rear luggage compartment,
The package tray is configured so that its mounting position can be changed to at least a position that covers the luggage compartment at the upper end of the rear luggage compartment and a position that divides the rear luggage compartment vertically at an intermediate portion of the rear luggage compartment. A rear luggage compartment structure of a vehicle.

In any one of Claims 1-4,
The package tray is configured to be splittable in the vehicle longitudinal direction.
Each of the divided package trays is configured to be selectively and detachably attached to the attached portion.