JP4378422B1 - 衝撃吸収構造物を備える循環式水力発電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
水力発電装置において、揚水ポンプ等の動力を使用しないで水資源を揚水し再利用する循環型の発電システムを提供する。
【解決手段】
昇降路と衝撃吸収構造物及びワイヤー等のロープで接続され水を収容/排水できる昇降籠を夫々2組備える構造物において、当該衝撃吸収構造物は当該昇降路と隔てる可動隔壁とその内部に開閉を制御できる開閉口と、貯水槽に連絡する複数の導水管と個々の当該導水管の開閉を制御するバルブ及び逆止弁から構成する。
前記昇降籠への給排水を適時制御して上下動させたとき自由落下した際の衝撃力は、降下サイクル毎に前記可動隔壁下の当該昇降籠収容相当分を前記逆止弁上の位置に揚水する圧力に変換され、他動力を必要としない揚水ポンプのように作用し前記貯水槽に揚水することができる。
このように上下動を継続する前記ロープのプーリの軸に連絡した発電タービンから、発電出力を得ることが可能である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自然エネルギーを利用する水力発電装置に関する。
発電手段には火力及び原子力等の化石燃料を利用する発電装置と、ダムに代表される水力発電と風力及び太陽光等の自然エネルギーを利用する発電装置に大別される。
火力及び原子力発電装置は、いずれも作りだした熱で蒸気を発生させタービンを回して電力を得ており、前者は石油/石炭などの化石燃料を燃焼させ後者は核分裂反応で生じる熱を利用する。その発電出力は大きく電力需要の大半を担っている。
ダムに代表される水力発電装置は、媒体の水資源が上方より下方に落下する際の位置エネルギーを利用して導管中に設けたプロペラで回転運動に変換してタービンを回して電力を得ている。
フリー百科事典「ウィキペディア」 水力発電 フリー百科事典「ウィキペディア」 ショックアブソーバ
水資源などの自然エネルギーを利用する発電装置は、地球環境に優しい発電手段として周知されているが既存ダムに代表されるように渇水すると発電できないなど、その発電出力は気象条件に左右され安定した電力源に至っていない。
本発明は、発電に供した水資源を循環させて再利用し、安価で安定した電力を得る水力発電装置に関する。
昇降路内を上下動する昇降籠を有する構造物において、上下動を繰り返す2組の当該昇降籠を接続しているロープ延長上のプーリは正逆回転しており、当該プーリの軸に連絡した発電タービンで電力を得ることができる。当該昇降籠が上下動する機能の実現に水を収容/排水できる構造とするが、循環式とするため排水した水を揚水するのに揚水ポンプなどの動力を使用すれば電力を得ることはできない。
前記昇降籠の降下の際には当該昇降籠の質量と高さに比例する衝撃力を発生するが、何ら制御が無ければ僅か数サイクルで破壊に至ることは容易に推測できる。逆に揚水の圧力に還元すれば一部の動力を投入せずに揚水することができる。
安定した前記昇降籠の上下動を実現するには、降下の際の衝撃力を大きく損なうこと無く当該昇降籠の降下速度を徐々に減速させなければならない。この解決には当該昇降籠に収容した水以上を前記昇降路下部に満たし、流量を徐々に制限すれば当該昇降籠の降下速度も同様に徐々に減速しやがて停止させることができる。
この機能の実現には前記昇降路下部に当該昇降路と隔てる隔壁を可動構造とし、降下する前記昇降籠と一緒に下降させ当該可動隔壁にかかる衝撃を緩和させるとともに、流量の制御に複数の導水管と個々の当該導水管の開閉を制御できるバルブ及びその直列経路に逆止弁を備える。当該可動隔壁の下降とともに前記導水管の開閉を順次"閉"に制御することで、流量が順次制限され当該昇降籠の降下速度を徐々に減速することができる。即ち衝撃吸収構造物の機能を有する。
前記昇降籠に収容した水を前記可動隔壁下に収容して次の降下サイクルに備えるため、当該可動隔壁内に開閉を制御できる開閉口を備える。前記昇降路の下限に達する前後に当該開閉口を"開"に制御して当該可動隔壁下に収容する。
前述した当該可動隔壁の下降とともに前記導水管の開閉を順次"閉"に制御したとき、当該可動隔壁下の当該昇降籠に収容した相当分の一部の水は前記逆止弁上の位置に圧送されるため、降下サイクル毎に導水管中を遡上する。結果、発電に供した水の一部は導水管に導かれ貯水槽に揚水することができ再利用が可能である。
これだけでは前記可動隔壁は下限位置にとどまった状態のままなので、当該可動隔壁を所定位置に押し上げるために公知のショックアブソーバと支持体で支持する。当該ショックアブソーバはスプリングと油圧による蓄圧機構を内包しており、前記昇降籠が降下した際の衝撃力を蓄圧し荷重が軽減したとき所定位置に戻すことができる。
上限に位置している他方の昇降籠に水を収容して前述のような制御を繰返したとき、当該両昇降籠は上下動を継続することができる。以上のように揚水ポンプなどの動力を使用しなくとも、発電に供した水資源の一部を揚水することができる。
前述の制御にかかる消費電力は制御システム及び開閉口の開閉を司るモータ等の制御電源電圧のみで、前記両昇降籠を交互に自由落下させたとき位置エネルギーから一部の電力を得ることが期待できる。
自然エネルギーを利用する発電装置であっても、水資源を循環させ再利用するので気象条件に影響されない安価で安定した電力を得ることができる。
石油/石炭などの化石燃料を燃焼させる必要が無いため、低コストで発電でき地球温暖化の一要因とされる二酸化炭素も一切排出しない。
水資源を再利用して再び発電に供する目的のために、昇降路と衝撃吸収構造物及び昇降籠を夫々2組備え、当該昇降籠をワイヤー等のロープで接続し当該昇降路内を交互に上下動するように適時制御して実現する。水がかかる恐れのある各制御のモータ等電装部品は公知の防水処理を施す筐体に収容する。
実施例1では昇降路と昇降籠の断面を4角形としているが円形及び6角形など多角形としてもよい。また媒体を水資源としているが基本的に循環する方式で装置外部に流出しない構造のため、媒体は例えば粒子が微細にコントロールされた泥水等他流体の使用も可能である。
図1に本発明に係る水力発電装置の第一実施形態の斜視図を示す。図より大きくは昇降路構造物10aと10b及び昇降籠20aと20b及び貯水槽90と夫々の当該昇降路構造物下部に図示されていない衝撃吸収構造物を有する。
前記昇降路構造物内に昇降路11aと11b及びその上部に配水口12a及び12bを有しており、"開"に制御したとき前記貯水槽内の水を前記昇降籠に配水する。
前記昇降路構造物の上部にプーリ支持構造物13aから13cとプーリ14aから14c及びワイヤー等のロープ16を有し、前記ロープの一端は前記昇降籠20aの上部に他端は昇降籠20bの上部に接続しており当該昇降籠は前記昇降路内を上下動する。プーリ軸15は前記プーリと機械的に結合しており当該昇降籠の上下動に応じ正逆回転する。
図3及び図4に昇降籠の第一実施形態の斜視図を示す。図より上部に取水口21と下部に排水口30及び当該排水口の蓋をロックするロック装置40そして複数のローラ装置50aから50fを有する。
前記取水口の開閉機構は、減速器付モータ23と当該モータの軸と連絡したピニオンギア25及び取水口蓋22と当該蓋に機械的に結合しているインナーギア24を有し、当該モータの回転で当該インナーギアが周動し当該取水口蓋が開閉する。蓋ガイドロッド26はショックアブソーバの構造を有し蓋が開く際の開放速度を制限する。
前記排水口の開閉機構は、減速器付モータ32aと当該モータの軸と連絡したピニオンギア33a及び排水口蓋31aと当該蓋に機械的に結合しているインナーギア34aと排水口蓋31bは31aと同じ構成を有し、当該モータの回転で当該インナーギアが周動し当該排水口蓋が開閉する。ストッパー板36aと36bは外圧による当該蓋の内部への移動を制限し、蓋ガイドロッド37aと37bはショックアブソーバの構造を有し当該モータを駆動しなくても蓋が開く際の開放速度を制限する。
前記排水口蓋のロック装置40は、ロック支持体41と電磁ソレノイド42及び可動プレート43を有し、当該電磁ソレノイドを励磁すると当該可動プレートを前記排水口蓋下に挿入する。これにより当該昇降籠に給水され荷重が掛かっている状態で、前記モータに通電していなくても当該蓋が閉まっている状態を保持できる。
図7にローラ装置の組図を示す。ローラ51はローラ受57に支持され板バネ56aと56bにより前記昇降路の内壁側にあるが、前記ローラ受けの軸受の長穴ストローク分移動できる。前記昇降籠へは外部から当該昇降籠の骨組みに取付け、必要に応じ複数装着し前記昇降路との摩擦低減を図る。
図5及び図6に可動隔壁の第一実施形態の斜視図を示す。前記昇降路と隔てる可動隔壁61と当該可動隔壁内に開閉口62と当該開閉口の開閉機構及び公知のショックアブソーバ18aから18dと支持体17aから17dを有する。当該可動隔壁は周囲のゴム等の弾性体によるシール19により当該昇降路の内壁と密にしているため、当該可動隔壁下の貯水は開閉口61a及び61bが閉じているとき当該昇降路内に容易に流出しない。
公知のショックアブソーバはスプリングと油圧による蓄圧機構を内包するが、当該ショックアブソーバの制動力は前記昇降籠が降下した際の衝撃力に比較して小さいため前記昇降籠の降下を減速させる効果は期待できない。ここでは前記昇降籠が降下した際の衝撃力を蓄圧し、負荷が軽減したとき前記可動隔壁を所定位置に押し上げる役割を担う。
前記可動隔壁の開閉口の開閉機構は、減速器付モータ64aと当該モータの軸と連絡したピニオンギア65a及び開閉口蓋63aと当該蓋に機械的に結合しているアーム67a及びボールネジ66aとボールネジテーブル68a及び開閉口蓋63bは63aと同じ構成を有し、当該モータの回転で当該ボールネジテーブルが周動し当該アームが移動して当該可動隔壁下に開閉する。蓋ガイドロッド69aと図示されていない69bはショックアブソーバの構造を有し当該モータを駆動しなくても蓋が開く際の開放速度を制限する。
前記開閉口蓋のロック機構は前記ロック装置40と同じ構成を有し、当該電磁ソレノイドを制御して当該可動プレートを前記開閉口蓋下に挿入する。これにより当該可動隔壁に荷重が掛かっている状態で、前記モータに通電していなくても当該蓋が閉まっている状態を保持できる。
図2の構造説明図を参照して動作を説明する。
昇降籠20aと20bはロープ16で夫々の上端に接続しており、当該内部の水収容の有無により質量が異なり、より質量が重い当該昇降籠は昇降路11a及び11b内を下降する。これより当該昇降籠へ交互に水収容と排水を繰り返すと当該昇降路内を交互に上下動を継続する。
図2より昇降籠20bは水が収容され可動隔壁61bを押し下げ下限に位置している。当該昇降籠が当該可動隔壁に到達する前、複数の電磁バルブ74kから74tは全て"開"に、当該可動隔壁上の開閉口と当該昇降籠の取水口及び排水口は"閉"に制御する。これにより当該可動隔壁下の水は当初制約が少なく複数の導水管70kから70tに導かれ貯水槽90に揚水される。このとき当該可動隔壁は当初当該昇降籠と同速度で降下するため当該可動隔壁にかかる降下の衝撃は大きく緩和される。個々の前記電磁バルブに接続する逆止弁73kから73tは前記貯水槽からの逆流を防止する。
本発明の方式では、前記昇降籠が降下するサイクル毎に当該昇降籠に収容した相当分の一部を前記貯水槽に揚水すればよい。降下の衝撃力により前記可動隔壁を押し下げ、当該可動隔壁下に貯水している押し下げられたストローク相当分が前記逆止弁上の位置に圧送される。結果、降下サイクル毎に当該昇降籠に収容した相当分の一部が当該導水管中を遡上する。
相当する請求項1の衝撃吸収構造物は他動力を必要としない揚水ポンプのように作用し、当該昇降籠に収容した相当分の一部を当該貯水槽に揚水することができる。同時に、当該逆止弁の経路直列に接続する電磁バルブ或いは当該逆止弁に付随する電磁バルブを"開"から"閉"に順次制御するため、流量が徐々に制限され前記昇降籠の降下速度も徐々に制限する衝撃吸収の機能を併せ持つ。
前記可動隔壁上部に媒体と同じ水を充当量満たしたとき前記昇降籠は先に水に到達する。降下の衝撃力が充分に大きくても、先行して当該可動隔壁は降下し始めるので当該昇降籠と当該可動隔壁にかかる衝撃を緩和できる。また、前記昇降籠の減速ストロークは前記衝撃吸収構造物内の貯水量に決定されるため、当該可動隔壁前後の電磁バルブ75aから75dと排出口77aと77b夫々の電磁バルブ76aと76bを制御して適正にする。
当該昇降籠の降下速度は複数の電磁バルブ74kから74tを"開"から"閉"に順次制御することで流量が制限され順次減速し全て"閉"にすると停止する。当該昇降籠が当該昇降路の下限に到達する前後、当該可動隔壁内の開閉口と当該昇降籠の取水口及び排水口は"開"に制御する。
前記ショックアブソーバ18aから18dは、前述したように前記昇降籠が降下した際の衝撃力を蓄圧している。当該昇降籠が下限に到達して直ぐに上昇し始めると、この圧力で前記可動隔壁を所定位置に押し上げ、このタイミングで当該昇降籠が収容している水を当該可動隔壁下に排水する。所定位置に戻ると当該可動隔壁上の開閉口を"閉"に制御する。
図2より昇降籠20aは昇降籠20bに相対して上限に位置している。当該昇降籠が上限に到達する前後、貯水槽90の水を昇降路11a上部の配水口を"開"にして昇降籠20aに給水する。前記昇降籠が上限に到達したとき当該昇降籠内の水収容量は規定量になるように制御され直ぐに降下しはじめ、以降前述した動作を繰り返す。
前記貯水槽は内部に軽量タンク91aと91b及び当該軽量タンクの入水路92aと92b及び出水路93aと93bを有し、当該軽量タンクの入水路は当該貯水槽に出水路は前記配水路に接続され何れも開閉を制御できる。当該軽量タンク内の水量を前記昇降籠に収容する相当分に制御し、配水の流量を多くすることで当該昇降籠への給水時間を短縮できる。
前述のように前記昇降籠の給排水と前記可動隔壁及び複数のバルブを適時制御することで、当該昇降籠は前記昇降路内を交互に上下動を継続させることができる。発電手段は前記プーリと機械的に結合しているプーリ軸15に連絡した発電タービンから電力を得ることができる。
図8に安全装置の第一実施形態の斜視図を示す。図より安全装置80は公知のブレーキユニット84と巻取りリール81及びリール支持体82を有し昇降路11aと11bの中間上部に設置される。前記巻取りリールのリール軸83は前記ブレーキユニットと機械的に結合しており、当該ブレーキユニットを制動制御すると連絡している前記巻取りリールにブレーキがかかり両方の前記昇降籠を停止するように作用する。
前記巻取りリールにはワイヤー等のロープ87を巻きつけ一端は昇降籠20aに他端は昇降籠20bの上部に接続しており、当該ロープ長は当該昇降籠の上下動のストローク相当と当該巻取りリールに数回巻き付けるターン数とし、更に当該ロープの中点は前記巻取りリールに機械的に結合する。その経路の前記昇降路上部にあるプーリ支持体85aと85b及びプーリ86aから86dを介して前記昇降籠に接続される。
始動時に前記昇降籠を初期位置に微速で移動させるときと、装置異常を検知したとき等に前記プレーキユニットを制動制御する。
図9に前記昇降籠への給電手段の第一実施形態の斜視図を示す。図より前記昇降籠の上部に受電管101a及び101bと当該受電管の鉛直上部に送電管100a及び100bを有し、いずれも内部に電源ケーブルを配している。当該送電管は伸縮構造になっており前記昇降籠が上限に到達する前、伸縮ストローク間接続され制御電源を前記昇降籠に供給する。
図10に前記昇降籠と前記可動隔壁のロック装置の第一実施形態の斜視図を示す。ロック装置は前記可動隔壁の下面に一つ以上設け、前記昇降籠と当該可動隔壁が接触時のバウンドを防止する。図より前記昇降籠の底面にロックロッド44と当該可動隔壁下の固定プレート111と114及び可動プレート112と113及びスプリング119aから119dとカム機構を有する。当該昇降籠のロックロッドが当該可動隔壁上のガイド穴77に案内され前記可動プレートを押し広げ、前記ロックロッドのフック部にかかると前記可動プレートは定位置に戻りロックされた状態になる。
前記カム機構は前記固定プレート111に固定された電磁ソレノイド115aと115b及び自在継手116aと116b及びカムロッド117aと117b及びカム118aと118bを有する。当該電磁ソレノイドの軸が伸縮することで前記カムが回転し前記可動プレートを押し広げている間に前記ロックロッドが離れるとロック解除される。
図11にプーリ支持構造物とプーリ及びロープの第一実施形態の斜視図を示す。当該ロープが断線すると装置破壊等の重大事故は避けられないため単一でも充分な強度を有するように選択するが、機械的疲労等で断線する可能性が常にあり一本のみでは充分ではない。ロープ16aと16b及びその経路のプーリは夫々独立しており、当該ロープの一端は昇降籠20aの上端に接続し他端は他方の昇降籠20bの上端に接続している。又当該プーリ軸に連絡したロータリエンコーダ等の回転検出センサ120aと120bを有するため当該ロープの断線を検出することができる。当該センサは前記昇降籠の位置検出及び加速度の検出にも用いられる。
このため一本のロープが断線しても前記昇降籠の所定位置まで移動でき、上下限で給排水を停止すれば当該昇降籠の上下動を停止できる。
水資源を循環させ再利用するため気象条件に影響されない安価で安定した電力を得ることができる。
石油/石炭などの化石燃料を燃焼させる必要が無いため、低コストで発電でき地球温暖化の一要因とされる二酸化炭素も一切排出しない。
基本構造物の多くは密閉構造のため設置周辺の環境への影響と設置場所の制約が少なく場所及び規模は発電出力の規模により選択できる。同規模の一構造物を複数並べて配置することができるため標準化が容易であり設置コストの低減化が図れる。
基本構造物の多くは密閉構造のため例えば水中でも設置が可能である。水面近くの水が水底に循環されるように給排水を繰り返すので強制的に水流を発生させることができる。流れの少ない河川及び湖沼などの水質汚染改善に、水面近くの酸素を多く含む水が水底に運ばれ発電と同時に水中の酸素濃度が多くなり自浄効果を期待できる。
既存ダムと発電の基本原理は同じであり、大きくは揚水する機構を備えているか無いかの違いで本発明への構造転換が可能である。
本発明に係る水力発電装置の第一実施形態の斜視図である。 本発明に係る水力発電装置の構造を説明する図である。 本発明に係る第一実施形態の昇降籠の蓋が"開"状態の斜視図である。 本発明に係る第一実施形態の昇降籠の蓋が"閉"状態の斜視図である。 本発明に係る第一実施形態の可動隔壁の開閉口が"開"状態の斜視図である。 本発明に係る第一実施形態の可動隔壁の開閉口が"閉"状態の斜視図である。 本発明に係るローラ装置の第一実施形態の組図である。 本発明に係る安全装置の第一実施形態の斜視図である。 本発明に係る給電装置の第一実施形態の斜視図である。 本発明に係る昇降籠と可動隔壁のロック装置の第一実施形態の斜視図である。 本発明に係るプーリ支持構造物とプーリ及びロープの第一実施形態の斜視図である。
符号の説明
10aと10b 昇降路構造物
11aと11b 昇降路
12aと12b 配水口
13aから13c プーリ支持構造物
14aから14c プーリ
15 プーリ軸
16と16aと16b ロープ
17aから17d 支持体
18aから18d ショックアブソーバ
19 シール
20aと20b 昇降籠
21 取水口
22 取水口蓋
23 減速器付モータ
24 インナーギア
25 ピニオンギア
26 蓋ガイドロッド
30 排水口
31aと31b 排水口蓋
32aと32b 減速器付モータ
33aと33b ピニオンギア
34aと34b インナーギア
35aと35b モータ支持体
36aと36b ストッパー板
37aと37b 蓋ガイドロッド
40 ロック装置
41 ロック支持体
42 電磁ソレノイド
43 可動プレート
50aから50f ローラ装置
51 ローラ
52 ベアリング
53 ロッド
54aと54b サイドカバー
55aと55b 板バネ保持具
56aと56b 板バネ
57 ローラ受
58aから58c ボルト
60 衝撃吸収構造物
61 可動隔壁
62 開閉口
63aと63b 開閉口蓋
64aと64b 減速器付モータ
65aと65b ピニオンギア
66aと66b ボールネジ
67aと67b アーム
68aと68b ボールネジテーブル
69aと69b 蓋ガイドロッド
70aから70t 導水管
71aと71b 導水管
72aと72b 導水管
73aから73t 逆止弁
74aから74t 電磁バルブ
75aから75d 電磁バルブ
76aと76b 電磁バルブ
77aと77b 導水管
78と78aと78b ガイド穴
80 安全装置
81 巻取りリール
82 リール支持体
83 リール軸
84 ブレーキユニット
85aと85b プーリ支持体
86aから86d プーリ
87 ロープ
90 貯水槽
91 軽量タンク
92aと92b 入水路
93aと93b 出水路
100aと100b 送電管
101aと101b 受電管
110 ロック装置
111 固定プレート
112 可動プレート
113 可動プレート
114 固定プレート
115aと115b 電磁ソレノイド
116aと116b 自在継手
117aと117b カムロッド
118aと118b カム
119aから119d スプリング、
120aと120b 回転検出センサ

Claims (4)

  1. 下部に水を貯水する昇降路と昇降籠とを夫々2組有する構造物において、当該貯水した水の水面下で当該昇降路を隔てる可動隔壁と当該可動隔壁内に開閉を制御できる開閉口と、当該昇降路の当該可動隔壁よりも下部と貯水槽とを連絡する複数の導水管と、個々の当該導水管の開閉を制御するバルブ及び逆止弁あるいは逆止弁が一体となったバルブから成る衝撃吸収構造物を夫々の当該昇降路内に備えることを特徴とする水力発電装置。
  2. 請求項1に記載の昇降籠において、上部に受電管とその鉛直上部に送電管を備え、当該送電管から当該昇降籠に制御電源を供給することで可動する電源ケーブルを排除することを特徴とする請求項1に記載の水力発電装置。
  3. 請求項1に記載の貯水槽において、内部に2組の軽量タンクを備え、当該軽量タンクの入水路は当該貯水槽内に出水路は前記昇降路の配水口に接続し何れも開閉を制御できるバルブを備えることを特徴とする請求項1に記載の水力発電装置。
  4. 請求項1に記載の昇降路を2組有する構造物において、その中間上部に巻取りリールと公知のブレーキユニットを備え、当該巻取りリールには両端が前記昇降籠に接続されたワイヤー等のロープを巻きつけ、異常を検知したとき等に当該ブレーキユニットを制動制御したとき、機械的に結合している当該巻き取りリールの自転に抵抗が増すことで、当該昇降籠の上下動を制限できることを特徴とする請求項1に記載の水力発電装置。
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