JP4378214B2 - 印刷制御装置及びその制御方法、プログラム - Google Patents

印刷制御装置及びその制御方法、プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP4378214B2
JP4378214B2 JP2004140174A JP2004140174A JP4378214B2 JP 4378214 B2 JP4378214 B2 JP 4378214B2 JP 2004140174 A JP2004140174 A JP 2004140174A JP 2004140174 A JP2004140174 A JP 2004140174A JP 4378214 B2 JP4378214 B2 JP 4378214B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
print data
command
print
virtual
drawing area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2004140174A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005322063A5 (ja
JP2005322063A (ja
Inventor
雅直 安田
覚伸 藤田
行信 赤土
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2004140174A priority Critical patent/JP4378214B2/ja
Publication of JP2005322063A publication Critical patent/JP2005322063A/ja
Publication of JP2005322063A5 publication Critical patent/JP2005322063A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4378214B2 publication Critical patent/JP4378214B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Active legal-status Critical Current

Links

Images

Description

本発明は、印刷装置へ出力する印刷データと、該印刷装置の印刷方法を制御する印刷制御コマンドを生成する印刷制御装置及びその制御方法、プログラムに関するものである。
従来、プリンタを制御するプリンタドライバを搭載するホストコンピュータでは、プリンタドライバによって提供される操作画面に対するユーザの操作によって、印刷データに対するハーフトーン処理を切り換えたり、印刷品質を切り換えるなどの処理を行っていた(特許文献1参照)。
また、印刷時に印刷データを「イメージ」、「グラフィック」及び「テキスト」の3種類に判別し、それぞれの種類に応じたハーフトーン処理を適宜実行する構成が提案されている(特許文献2参照)。
また、印刷データに対応するイメージデータがなければグラフィックモードで印刷し、グラフィックデータもなければテキストモードで印刷する等の印刷モードを切り換る構成が提案されている(特許文献3参照)。
また、高画質が要求されない印刷について、印刷時間を短縮するために画像データをイメージデータに展開するときに、印刷対象が高画質で印刷する必要があるか判定し、その判定結果に基づいて、印刷に係る画像処理で行うハーフトーン処理の処理内容を変更する構成が提案されている(特許文献4)。
特開平6−197217号公報 特開平10−264454号公報 特開2003−108335号公報 特開2002−283620号公報
しかしながら、上記従来例では、次のような課題があった。
・ユーザは、常に作成したデータを意識して、ハーフトーン処理を切り換えたり、印刷品質を切り換えたりしなければならい。
・印刷方法によって印刷品質を切り換えるプリンタでは、ハーフトーン処理を切り換えるだけでは、適切な出力結果を得られない場合がある。
・オブジェクトごとに別々に処理を行うと、その分余計に処理時間がかかるため、パフォーマンスが低下する。
・写真データ以外の印刷データで、例えば、印刷Dutyの高いグラフィックスの塗りつぶしなどでは、高画質印刷が要求されることがあるが、その印刷データに対する印刷方法の制御については考慮されていない。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、パフォーマンスを低下させることなく、印刷データの内容に適した印刷方法で印刷を実行させることができる印刷制御装置及びその制御方法、プログラムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明による印刷制御装置は以下の構成を備える。即ち、
印刷装置へ出力する印刷データと、該印刷装置の印刷方法を制御する印刷制御コマンドを生成する印刷制御装置であって、
1ページ分の前記印刷データ中の描画命令によって描画される描画エリアの描画面積を算出する算出手段と、
前記描画面積を前記印刷データの印刷方法を決定するための判定材料として用いた重みを示す係数を、前記描画命令に基づいて設定する設定手段と、
前記設定手段で設定された係数を前記描画面積に乗じた仮想描画面積を算出する仮想描画面積算出手段と、
前記印刷データ中の描画命令に対応する前記仮想描画面積と、1ページ分の印刷データの仮想基準面積とに基づいて、前記印刷データの印刷方法を決定する決定手段と、
前記決定手段で決定した印刷方法を前記印刷装置に実行させる印刷制御コマンドを生成する生成手段と、
前記印刷制御コマンドを、前記印刷データに先立って、前記印刷装置へ出力する出力手段と
を備える。
また、好ましくは、前記決定手段は、前記印刷データ中の各描画命令に対応する前記仮想描画面積の合計値と、前記仮想基準面積を比較し、その比較結果に基づいて、前記印刷データの印刷方法を決定する。
また、好ましくは、前記仮想描画面積算出手段によって前記仮想描画面積が算出される毎に、仮想描画面積を累積加算して合計値を算出する加算手段を更に備え、
前記決定手段は、前記加算手段で得られる合計値が前記仮想基準面積を超えた時点で、それ以降の未処理の描画命令に対する前記算出手段及び前記加算手段による処理を禁止して、前記印刷データの印刷方法を決定する。
また、好ましくは、前記描画命令の種類に応じた前記係数を管理する係数テーブルを記憶する記憶手段を更に備え、
前記設定手段は、前記係数テーブルを参照して、前記描画命令の種類に応じた前記係数を設定する。
また、好ましくは、前記記憶手段は、前記印刷データとなる元データを生成するデータ生成環境毎に、該データ生成環境に応じた前記係数テーブルを記憶し、
前記設定手段は、前記印刷データとなる元データを生成するデータ生成環境に応じた係数テーブルを参照して、前記描画命令の種類に応じた前記係数を設定する。
また、好ましくは、前記描画命令の種類に応じた前記係数を管理する第1係数テーブルと、前記描画命令によって得られる描画色に応じた前記係数を管理する第2係数テーブルを記憶する記憶手段を更に備え、
前記設定手段は、前記第1及び第2係数テーブルを参照して、前記描画命令に対応する前記係数として、該描画命令に種類に応じた第1係数及び該描画命令によって得られる描画色に応じた第2係数を設定する。
また、好ましくは、前記仮想描画面積算出手段は、前記設定手段で設定された前記第1及び第2係数を前記描画面積に乗じて、前記仮想描画面積を算出する。
また、好ましくは、前記設定手段は、前記描画命令がイメージ系である場合、前記描画命令が保持するビットマップ情報の特徴量を、該描画命令の描画色とし、その描画色に基づいて前記係数を設定する。
また、好ましくは、前記設定手段は、前記描画命令がグラフィックス系で、かつ単色塗りつぶしでない場合、前記描画命令が保持する描画パターンの特徴量を、該描画命令の描画色として、その描画色に基づいて、前記係数を設定する。
上記の目的を達成するための本発明による印刷制御装置は以下の構成を備える。即ち、
印刷装置へ出力する印刷データを生成する印刷制御装置であって、
1ページ分の前記印刷データ中の描画命令によって描画される描画エリアの描画面積を算出する算出手段と、
前記描画面積を前記印刷データに施す画像処理方法を決定するための判定材料として用いた重みを示す係数を、前記描画命令に基づいて設定する設定手段と、
前記設定手段で設定された係数を前記描画面積に乗じた仮想描画面積を算出する仮想描画面積算出手段と、
前記印刷データ中の描画命令に対応する前記仮想描画面積と、1ページ分の印刷データの仮想基準面積とに基づいて、前記印刷データの印刷に係る画像処理方法を決定する決定手段と
前記決定手段で決定した画像処理方法で画像処理した前記印刷データを、前記印刷装置へ出力する出力手段と
を備える。
上記の目的を達成するための本発明による印刷制御装置の制御方法は以下の構成を備える。即ち、
印刷装置へ出力する印刷データと、該印刷装置の印刷方法を制御する印刷制御コマンドを生成する印刷制御装置の制御方法であって、
1ページ分の前記印刷データ中の描画命令によって描画される描画エリアの描画面積を算出する算出工程と、
前記描画面積を前記印刷データの印刷方法を決定するための判定材料として用いた重みを示す係数を、前記描画命令に基づいて設定する設定工程と、
前記設定工程で設定された係数を前記描画面積に乗じた仮想描画面積を算出する仮想描画面積算出工程と、
前記印刷データ中の描画命令に対応する前記仮想描画面積と、1ページ分の印刷データの仮想基準面積とに基づいて、前記印刷データの印刷方法を決定する決定工程と、
前記決定工程で決定した印刷方法を前記印刷装置に実行させる印刷制御コマンドを生成する生成工程と、
前記印刷制御コマンドを、前記印刷データに先立って、前記印刷装置へ出力する出力工程と
を備える。
上記の目的を達成するための本発明による印刷制御装置の制御方法は以下の構成を備える。即ち、
印刷装置へ出力する印刷データを生成する印刷制御装置の制御方法であって、
1ページ分の前記印刷データ中の描画命令によって描画される描画エリアの描画面積を算出する算出工程と、
前記描画面積を前記印刷データに施す画像処理方法を決定するための判定材料として用いた重みを示す係数を、前記描画命令に基づいて設定する設定工程と、
前記設定工程で設定された係数を前記描画面積に乗じた仮想描画面積を算出する仮想描画面積算出工程と、
前記印刷データ中の描画命令に対応する前記仮想描画面積と、1ページ分の印刷データの仮想基準面積とに基づいて、前記印刷データの印刷に係る画像処理方法を決定する決定工程と
前記決定工程で決定した画像処理方法で画像処理した前記印刷データを、前記印刷装置へ出力する出力工程と
を備える。
上記の目的を達成するための本発明によるコンピュータプログラムは以下の構成を備える。即ち、
印刷装置へ出力する印刷データと、該印刷装置の印刷方法を制御する印刷制御コマンドを生成する印刷制御装置の制御をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムであって、
1ページ分の前記印刷データ中の描画命令によって描画される描画エリアの描画面積を算出する算出工程と、
前記描画面積を前記印刷データの印刷方法を決定するための判定材料として用いた重みを示す係数を、前記描画命令に基づいて設定する設定工程と、
前記設定工程で設定された係数を前記描画面積に乗じた仮想描画面積を算出する仮想描画面積算出工程と、
前記印刷データ中の描画命令に対応する前記仮想描画面積と、1ページ分の印刷データの仮想基準面積とに基づいて、前記印刷データの印刷方法を決定する決定工程と、
前記決定工程で決定した印刷方法を前記印刷装置に実行させる印刷制御コマンドを生成する生成工程と、
前記印刷制御コマンドを、前記印刷データに先立って、前記印刷装置へ出力する出力工程と
をコンピュータに実行させることを特徴とする。
上記の目的を達成するための本発明によるコンピュータプログラムは以下の構成を備える。即ち、
印刷装置へ出力する印刷データを生成する印刷制御装置の制御をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムであって、
1ページ分の前記印刷データ中の描画命令によって描画される描画エリアの描画面積を算出する算出工程と、
前記描画面積を前記印刷データに施す画像処理方法を決定するための判定材料として用いた重みを示す係数を、前記描画命令に基づいて設定する設定工程と、
前記設定工程で設定された係数を前記描画面積に乗じた仮想描画面積を算出する仮想描画面積算出工程と、
前記印刷データ中の描画命令に対応する前記仮想描画面積と、1ページ分の印刷データの仮想基準面積とに基づいて、前記印刷データの印刷に係る画像処理方法を決定する決定工程と
前記決定工程で決定した画像処理方法で画像処理した前記印刷データを、前記印刷装置へ出力する出力工程と
をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、パフォーマンスを低下させることなく、印刷データの内容に適した印刷方法で印刷を実行させることができる印刷制御装置及びその制御方法、プログラムを提供できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は本発明の実施形態1の印刷システムの構成を示す図である。
図1において、C1はホストコンピュータであり、プリンタC5(印刷装置)に対する印刷データを生成したり、各種指示入力を行う。C2はプリンタドライバであり、印刷に関する各種指示を行うための設定画面を表示したり、設定画面による設定値に応じて、印刷データを生成する。
C3は記憶装置であり、プリンタドライバC2が生成した印刷データを一時的に記憶する。また、この記憶装置C3には、ホストコンピュータC1を制御するオペレーティングシステム、各種制御プログラム、印刷データの元となるデータを生成するアプリケーションプログラムが記憶されている。C4は外部装置とのインターフェイスであり、例えば、USBインターフェイスやIEEE1394インターフェイスで構成される。
C5はプリンタであり、印刷方式として、例えば、インクジェット方式、レーザビーム方式、熱転写方式等の各種印刷方式が利用可能である。C6は外部装置とのインターフェイスであり、例えば、USBインターフェイスやIEEE1394インターフェイスで構成される。
C7は受信バッファであり、印刷データを受信する。C8は制御部であり、プリンタC5に関する各種制御を実行する。C9はプリンタエンジン部であり、使用する印刷方式に従う印刷を実行する。
尚、ホストコンピュータC1は、汎用コンピュータに搭載される標準的な構成要素(例えば、CPU、RAM、ROM、ハードディスク、外部記憶装置、ネットワークインタフェース、ディスプレイ、キーボード、マウス等)を有している。
次に、ホストコンピュータC1(プリンタドライバC2)が実行する印刷制御処理について、図2を用いて説明する。
図2は本発明の実施形態1の印刷制御処理を示すフローチャートである。
まず、印刷対象の印刷データに対する仮想描画面積を算出するための係数からなる係数テーブルを設定する(ステップS201)。
ここで、仮想描画面積とは、印刷データ中の描画命令によって描画する有意画像を描画するための描画エリアの描画面積に対し、その描画命令の種類に基づく係数を乗算した描画面積である。ここで、係数は、描画エリアの描画面積を、印刷データの印刷方法を決定する際の判定材料として用いる重みを示す値である。
そして、実施形態1では、1ページ分の印刷データ中の各描画命令毎に得られる仮想描画面積の合計値と、所定値とを比較し、その比較結果に基づいて、その印刷データの印刷方法を切り換える。
係数テーブルは、例えば、印刷データがテキストデータについては、色としては黒が中心で、1文字1文字の描画面積もそれほど大きくないために、印刷品位を上げる必要は無いので、係数を0%に設定する。一方、印刷データがテキストデータ以外のイメージ系のデータにおいては、描画面積も大きいことが予想され、なるべく高品位で印刷する必要があるので、係数を100%以上に設定する。
図3において、印刷データに含まれる描画命令1に対する係数をK[1]とし、描画命令2に対する係数をK[2]とし、描画命令nに対する係数をK[n](これ以降、nは各描画命令に対応する番号で1、2、3・・・、nとする)として設定する。
具体的には、オペレーティングシステムが、例えば、Windows(登録商標)2000であり、印刷データ中に描画命令としてテキスト描画命令であるDrvTextOutがある場合は、係数を0%に設定する。一方、描画命令がイメージ描画命令の1つであるDrvStretchBltがある場合、係数を150%に設定する。このように、個々の描画命令ごとに、その描画命令の内容に基づいて、適切な係数を設定する。
次に、印刷を開始する(ステップS202)。印刷が開始すると、ページ単位の処理をスタートする(ステップS203)。ここで、ページ単位に仮想基準面積値を算出する(ステップS204)。ここでは、基準面積比をP%として設定し、係数テーブルのK[0]に設定する。基準面積は、例えば、図4の印刷可能範囲(0,0)−(W,H)を取得し、基準面積比を乗じた値を仮想基準面積値A=K[0]×(W×H)とする。ここからページ単位の処理になる。
オペレーティングシステムは、描画命令を通して、プリンタドライバC2に印刷データを渡す。プリンタドライバC2では、初めに各描画命令別に渡された描画データの描画面積を算出する(ステップS205)。
ここでは、単純に、処理対象の描画データの描画エリアの矩形領域を描画面積とする。ここで、描画エリアは、描画データ中の有意画像(例えば、テキストやイメージ)を展開するために確保されるエリアであり、例えば、有意画像の外接矩形領域や有意画像を囲む矩形領域となる。
例えば、図5のように、描画命令1に対して、描画エリア(Xs[1],Ys[1])−(Xe[1],Ye[1])の描画データが渡されたとすると、描画面積S[1]=(Xe[1]−Xs[1])×(Ye[1]−Ys[1])となる。
また、描画命令2に対して、描画エリア(Xs[2],Ys[2])−(Xe[2],Ye[2])の描画データが渡されたとすると、描画面積S[2]=(Xe[2]−Xs[2])×(Ye[2]−Ys[2])となる。
同様に、描画命令nに対して、描画エリア(Xs[n],Ys[n])−(Xe[n],Ye[n])の描画データが渡されたとすると、描画面積S[n]=(Xe[n]−Xs[n])×(Ye[n]−Ys[n])となる。
次に、各描画命令別に算出した描画面積に対して、印刷前に設定されていた係数テーブルから対応する描画命令の係数値を乗算して得られる仮想描画面積を、各描画命令別の面積テーブルに加算していく(ステップS206)。
図6のように、面積テーブルをTとすると、描画命令1に対する面積テーブルT[1]には、S[1]×K[1]が加算され、T[1]=T[1]+S[1]×K[1]となる。また、描画命令2に対する面積テーブルT[2]には、S[2]×K[2]が加算され、T[2]=T[2]+S[2]×K[2]となる。同様に、描画命令nに対する面積テーブルT[n]には、S[n]×K[n]が加算され、T[n]=T[n]+S[n]×K[n]となる。
同時に、全ての仮想描画面積の合計面積を面積テーブルに格納する(ステップS207)。例えば、面積テーブルTのT[0]を仮想描画面積の合計面積の格納場所とすると、T[0]=T[0]+S[1]×K[1]+S[2]×K[2]+、・・・、+S[n]×K[n]として処理する。
最後に、描画データのラスタライズ処理を実行する(ステップS208)。次に、ページ内の上記の処理がすべて終了しているか否か、つまり、ページ終了(ページ描画終了命令)であるか否かを判定する(ステップS209)。ページ終了でない場合(ステップS209でNO)、ステップS205に戻る。一方、ページ終了である場合(ステップS209でYES)、ステップS210に進む。
1ページ分の印刷データが、プリンタドライバC2に渡り終えたときに、全ての仮想描画面積の合計面積T[0]が仮想基準面積値Aを越えているか否かを判定する(ステップS210)。仮想描画面積の合計面積T[0]が仮想基準面積値Aを超えている場合(ステップS210でYES)、つまり、A<T[0]である場合、そのページは、高品質で印刷を行いたい描画データで構成されている割合が高いと判断されるので、印刷品質を高品位に設定し、印刷パス数を基準印刷パス数よりも増やして印刷させるための印刷制御コマンド(高品位多パス数印刷コマンド)をプリンタC5に出力する(ステップS211)。その後、ラスタデータとして展開した印刷データをプリンタC5に送信する(ステップS212)。
尚、この印刷パス数とは、1ページ中の所定記憶領域に対する印刷を複数回の走査数(パス数)で完了する数を示しており、印刷パス数が多い程、より高品位な印刷を実現することができる。
一方、仮想描画面積の合計面積T[0]が仮想基準面積値Aを越えていない場合(ステップS210でNO)、つまり、A>T[0]である場合、そのページは、高品質に印刷するよりも印刷品質はそこそこに速く印刷したい描画データで構成されている割合が高いと判断されるので、印刷品質を低品位に設定し、印刷パス数を基準印刷パス数よりも減らして高速に印刷させるための印刷制御コマンド(低品位少パス数印刷コマンド)をプリンタC5に出力する(ステップS213)。その後、ラスタデータとして展開した印刷データをプリンタC5に送信する(ステップS212)。
その後、以上の処理を、ページデータが終了するまで繰り返す。つまり、印刷終了であるか否かを判定する(ステップS214)。印刷終了でない場合(ステップS214でNO)、ステップS203に戻る。一方、印刷終了である場合(ステップS214でYES)、処理を終了する。
以上説明したように、実施形態1によれば、印刷データ中の異なる種類の描画命令の存在比率に基づいて、その印刷データの印刷速度や印刷品位等の印刷方法を適応的に切り換えて印刷することができる。
つまり、パフォーマンスを低下させることなく、ページ単位の印刷データ内の異なる種類のデータ比率を判定し、その判定結果に応じた印刷方法をページ単位に切り換えて印刷することができる。
(実施形態2)
実施形態1では、図2のステップS209において、仮想描画面積の合計面積と仮想基準面積値との比較を、ページに対する処理の終了後に実行する構成としているが、このステップS209に相当する処理を、ページに対する処理の終了前に実行する構成としても良い。
この場合、図2のステップS204〜ステップS212の処理を、図7に示す処理を実行することになる。
図7は本発明の実施形態2の印刷制御処理を示すフローチャートである。
まず、ページ単位に仮想基準面積値を算出する(ステップS701)。この処理は、図2のステップS204と同様の処理になる。
次に、基準印刷パス数に対し印刷パス数の増減を規定する制御フラグをクリアする(フラグ=OFF)(ステップS702)。次に、描画命令毎の処理を実行するにあたり、まず、制御フラグ=OFFであるか否かを判定する(ステップS703)。制御フラグ=OFFである場合(ステップS703でYES)、図2のステップS205〜ステップS207の処理に対応する描画命令ごとの面積処理を実行する。(ステップS704)。その後、図2のステップS208と同様のラスタライズ処理を実行する(ステップS705)。
一方、制御フラグ=ONである場合(ステップS703でNO)、ステップS704の処理は行わず、ラスタライズ処理のみを実行する(ステップS705)。
次に、仮想描画面積の合計面積T[0]が仮想基準面積値Aを越えているか否かを判定する(ステップS706)。仮想描画面積の合計面積T[0]が仮想基準面積値Aを超えている場合(ステップS706でYES)、つまり、A<T[0]である場合、そのページは、高品質で印刷を行いたい描画データで構成されている割合が高いと判断されるので、制御フラグ=ONにする(ステップS707)。
一方、仮想描画面積の合計面積T[0]が仮想基準面積値Aを超えていない場合(ステップS706でNO)、つまり、A>T[0]である場合、そのページは、高品質で印刷する必要がない描画データで構成されている割合が高いと判定されるので、ステップS707の処理は行わず、ステップS708に進む。
次に、ページ内の上記の処理がすべて終了しているか否か、つまり、ページ終了(ページ描画終了命令)であるか否かを判定する(ステップS708)。ページ終了でない場合(ステップS708でNO)、ステップS703に戻る。一方、ページ終了である場合(ステップS708でYES)、ステップS709に進む。
1ページ分の印刷データが、プリンタドライバC2に渡り終えたときに、制御フラグ=OFFであるか否かを判定する(ステップS709)。制御フラグ=ONである場合(ステップS709でNO)、印刷パス数を基準印刷パス数より増やして印刷させるための印刷制御コマンド(高品位多パス数印刷コマンド)をプリンタC5に出力する(ステップS710)。その後、ラスタデータとして展開した印刷データをプリンタC5に送信する(ステップS711)。
一方、制御フラグ=OFFである場合(ステップS709でYES)、印刷パス数を減らして高速に印刷させるための印刷制御コマンド(低品位少パス数印刷コマンド)をプリンタC5に出力する(ステップS712)。その後、ラスタデータとして展開した印刷データをプリンタC5に送信する(ステップS711)。
以上説明したように、実施形態2によれば、実施形態1で説明した効果に加えて、ページ内の仮想描画面積の合計面積が仮想基準面積値を超えた時点で、それ以降は、描画命令に対する面積処理の実行を禁止して処理を進めることができる。これにより、処理時間を軽減することができ、トータルスループットを向上することができる。
(実施形態3)
実施形態1では、基準面積比や描画命令に対する係数等の設定値を管理する係数テーブルは固定的に設定されていたが、これに限定されるものではない。実施形態3では、図8に示すように、この係数テーブルである係数テーブル81が管理する値を制御するコントロールファイル83を別途構成しても良い。
そして、このコントロールファイル83では、印刷データとなる元データを生成する、オペレーティングシステム別、アプリケーション別やそのバージョン別等のデータ生成環境毎に、基準面積比や描画命令に対する係数等の設定値を管理する係数テーブル1(84)や係数テーブル2(85)をコントロールファイル83に管理しておき、処理対象のデータのアプリケーションやバージョンに基づいて、より適切な係数テーブルを選択して、係数テーブル81として設定することも可能である。
以下、ホストコンピュータC1(プリンタドライバC2)が実行する印刷制御処理について、図9を用いて説明する。
図9は本発明の実施形態3の印刷制御処理を示すフローチャートである。
プリンタドライバC2は、印刷を開始する(ステップS901)。次に、印刷を依頼したアプリケーション及びそのバージョンを含むアプリケーション情報を取得するためのアプリケーション自動判別処理を実行する(ステップS902)。
取得したアプリケーション情報に対して、コントロールファイル81上に対応する係数テーブルの有無を判定する(ステップS903)。
対応する係数テーブルがある場合(ステップS903でYES)、コントロールファイル83より、対応する係数テーブルを取得して、係数テーブル81として設定する(ステップS904)。一方、対応する係数テーブルがない場合(ステップS903でNO)、コントロールファイル81からデフォルトの係数テーブルを取得して、係数テーブル81として設定する(ステップS905)。
その後、取得した係数テーブルに基づいて、用途や目的に基づいて、実施形態1の図2や実施形態2の図7の処理を実行する。
以上説明したように、実施形態3によれば、オペレーションシステムの差や、アプリケーションの差、あるいはそのバージョンの差から生ずる、各描画命令の呼ばれ方の違いを吸収して、実施形態1や2の効果を実現することができる。
以上説明したように、実施形態1〜3によれば、描画命令ごとに仮想描画面積を算出、加算することにより、1ページに印刷されるデータ量を予測し、その予測から、印刷品位、印刷パス数を自動的に切り換えることにより、ユーザが印刷品位、印刷パス数を気にすることなく、データに適した印刷方法を自動的に選択し、効率の良い印刷を行うことができる。
(実施形態4)
実施形態4は、実施形態1の応用例である。特に、実施形態4では、実施形態1の構成に加えて、描画命令から得られる描画色に基づいて印刷方法を制御する構成について説明する。
以下、ホストコンピュータC1(プリンタドライバC2)が実行する印刷制御処理について、図10を用いて説明する。
図10は本発明の実施形態4の印刷制御処理を示すフローチャートである。
尚、図10では、実施形態1の図2と同一のステップ番号については、同一のステップ番号を付加し、その詳細については省略する。
まず、描画命令ごとに設定される係数テーブルと描画色ごとに設定される係数テーブルをそれぞれ設定する(ステップS201a)。
描画命令ごとに設定される係数テーブルは、例えば、テキストデータについては、1文字1文字の描画面積もそれほど大きくないために、印刷Dutyは低く、印刷品位を上げる必要は無いので、係数を0%に設定する。一方、テキストデータ以外のグラフィックス系のデータにおいては、描画色によっては高い印刷Dutyとなることが予想されるので、係数を100%に設定する。
また、描画色ごとに設定される係数テーブルは、例えば、薄い青色等の印刷Dutyが低く、1ページ中の所定記憶領域を1パスで高速に印刷してもスジムラが目立たないため係数を0%に設定する。また、濃い紺色等は印刷Dutyが高く、1ページ中の所定記憶領域を複数パスで高品位に印刷する必要があるため、100%以上の係数を割り当てる。
ここで、描画色は描画命令のパラメータとしてRGB各256階調の値で与えられるが、各色適当なブロックに分割し、そのブロックごとに係数を割り当てる。そこで、描画色ごとに設定される係数テーブルである図11では、ブロック1に対する係数をC[0]とし、ブロック2に対する係数をC[1]とし、ブロックmに対する係数をK[m−1](これ以降、mは各色ブロックに対応する番号で1、2、3、・・・とする)として設定する。
具体的には、オペレーティングシステムが、例えば、Windows(登録商標)2000であり、印刷データ中に描画命令としてテキスト描画命令であるDrvTextOutがある場合、描画命令ごとに設定される係数として0%を設定する。また、印刷データ中に描画命令としてグラフィックス描画命令の1つであるDrvFillPathがある場合、描画命令ごとに設定される係数として100%を設定する。このように、個々の描画命令に基づいて、描画命令ごとに適切な係数(描画命令係数)をまず設定する。
また、実施形態4では、描画色ブロックとして薄い青色(R,G,B)=(200,255,255)が含まれるブロックは、ここでは、描画色ごとに設定される係数として0%を設定する。また、描画色ブロックとして濃い紺色(R,G,B)=(0,0,125)が含まれるブロックは、描画色ごとに設定される係数として120%を設定する。このように、個々の描画命令で特定される描画色に基づいて、描画色ブロックごとに適切な係数(描画色係数)をまず設定する。
次に、各描画命令別に算出した描画面積に対して、印刷前に設定されていた係数テーブルから対応する描画命令係数値と描画色係数値を乗算した仮想描画面積を各描画命令別の面積テーブルに加算していく(ステップS206a)。
実施形態1の図7の面積テーブルに対し、実施形態4では、面積テーブルをT、描画命令1の描画色をC[0]とすると、描画命令1に対する面積テーブルT[1]には、S[1]×K[1]×C[0]が加算され、T[1]=T[1]+S[1]×K[1]×C[0]となる。また、描画命令2の描画色をC[1]とすると、描画命令2に対する面積テーブルT[2]には、S[2]×K[2]×C[1]が加算され、T[2]=T[2]+S[2]×K[2]×C[1]となる。同様に、描画命令nの描画色をC[m−1]とすると、描画命令nに対する面積テーブルT[n]には、S[n]×K[n]×C[m−1]が加算され、T[n]=T[n]+S[n]×K[n]×C[m−1]となる。
同時に、全ての仮想描画面積の合計面積を面積テーブルに格納する(ステップS207a)。例えば、面積テーブルTのT[0]を仮想描画面積の合計面積の格納場所とすると、T[0]=T[0]+S[1]×K[1]×C[0]+S[2]×K[2]×C[1]+、・・・、+S[n]×K[n]×C[m−1]として処理する。
ステップS207aの処理の完了後、ステップS208〜ステップS210の処理を実行する。
そして、ステップS210において、仮想描画面積の合計面積T[0]が仮想基準面積値Aを超えている場合(ステップS210でYES)、つまり、A<T[0]である場合、そのページは印刷Dutyが大きく、高品質で印刷を行いたい描画データで構成されている割合が高いと判断されるので、印刷品質を高品位に設定し、印刷パス数を基準印刷パス数よりも増やして印刷させるための印刷制御コマンド(高品位多パス数印刷コマンド)をプリンタC5に出力する(ステップS211)。
一方、仮想描画面積の合計面積T[0]が仮想基準面積値Aを越えていない場合(ステップS210でNO)、つまり、A>T[0]である場合、そのページは、印刷Dutyが低く、高品質に印刷するよりも印刷品質はそこそこに速く印刷したい描画データで構成されている割合が高いと判断されるので、印刷品質を低品位に設定し、印刷パス数を基準印刷パス数よりも減らして高速に印刷させるための印刷制御コマンド(低品位少パス数印刷コマンド)をプリンタC5に出力する(ステップS213)。
以上説明したように、実施形態4によれば、実施形態1で説明した構成に加えて、印刷データ中の描画命令によって特定される描画色に基づいて、その印刷データの印刷速度や印刷品位等の印刷方法を適応的に切り換えて印刷することができる。
これにより、実施形態1で説明した効果に加えて、より印刷データの内容に適した印刷方法で印刷することができる。
(実施形態5)
実施形態5は、実施形態4の応用例である。特に、実施形態4では、描画色に対する印刷方法の切換をより厳密に行うことで、更なる印刷品位の向上を図る構成について説明する。
この場合、図11のステップS205〜ステップS209の処理を、図12に示す処理を実行することになる。
図12は本発明の実施形態5の印刷制御処理を示すフローチャートである。
まず、描画命令がイメージ系であるか否かを判定する(ステップS801)。
ここで、イメージ系の描画命令とは、具体的には、DrvStretchBltやDrvBitblt等を指す。
描画命令がイメージ系である場合(ステップS801でYES)、この描画命令は描画するビットマップ情報を保持しているので、そのビットマップ情報を取得する(ステップS802)。次に、取得したビットマップ情報の特徴量を算出する。特に、ここでは、特徴量として、各ピクセルのRGB色情報のRGB平均値を算出する(ステップS803)。そして、このRGB平均値をこの描画命令の色とし、あらかじめ描画色に割り当てられた描画色係数を割り当てる(ステップS808)
尚、特徴量は、RGB平均値以外に、輝度平均値や濃度平均値等の他の特徴量であっても良い。
一方、描画命令がイメージ系でない場合(ステップS801でNO)、描画命令が塗りつぶしを含むグラフィックス系であるか否かを判定する(ステップS804)。
ここで、塗りつぶしを含むグラフィックス系の描画命令とは、例えば、DrvFillPathなどを指す。
描画命令がクラフィックス系でない場合(ステップS804でNO)、ステップS809に進む。一方、描画命令がグラフィックス系である場合(ステップS804でYES)、描画命令の塗りつぶしパターンが単色塗りつぶしであるか否かを判定する(ステップS805)。
尚、空の塗りつぶしパターンが選択されている場合は、白色での単色塗りつぶしと同じ処理を行うものとする。
塗りつぶしパターンが単色塗りつぶしである場合(ステップS805でYES)、あらかじめ描画色に割り当てられた描画色係数と描画命令に割り当てられた描画命令係数を描画面積に積算し、面積テーブルに格納する(ステップS809)。
一方、塗りつぶしパターンが単色塗りつぶしでない場合(ステップS805でNO)、なんらかのパターン情報を所持した描画パターンを所持しているので、この描画パターンを取得する(ステップS806)。次に、描画パターンの特徴量を算出する。特に、ここでは、特徴量として、各ピクセルのRGB平均値を算出する(ステップS807)。次に、このRGB平均値をこの描画命令の色とし、あらかじめ描画色に割り当てられた描画色係数を割り当てる(ステップS808)。
尚、ステップS804で、描画命令が塗りつぶしを含むグラフィックス系以外である場合は、実施形態4の図10のステップS206a以降と同じ処理を行う。
それぞれの場合に対し、描画命令係数及び描画色係数を積算して面積テーブルに格納(ステップS809)した後、すべての描画命令に対して算出した合計面積を加算し、面積テーブルに格納する(ステップS810)。
その後、描画命令のラスタライズ処理を実行する(ステップS810)。
次に、ページ内の上記の処理がすべて終了しているか否か、つまり、ページ終了(ページ描画終了命令)であるか否かを判定する(ステップS811)。ページ終了でない場合(ステップS811でNO)、ステップS801に戻る。一方、ページ終了である場合(ステップS811でYES)、ステップS210に進む。
以上説明したように、実施形態5によれば、実施形態4で説明した効果に加えて、単色塗りつぶし以外を行う描画命令が発行される場合にも、本来の印刷Dutyに近い印刷方法を選択することが可能になり、印刷品位を考慮した印刷方法の切換をより高精度で行うことが可能になる。
以上説明したように、実施形態4及び5によれば、描画命令ごとに描画色を用いて仮想描画面積を算出、加算することにより、1ページの印刷Dutyを予測し、その予測から、印刷品位、印刷パス数を自動的に切り換えることができる。これにより、ユーザが印刷品位、印刷パス数を気にすることなく、データに適した印刷方法を自動的に選択し、効率の良い印刷を行うことができる。
(実施形態6)
実施形態6は、実施形態1の応用例である。特に、実施形態6では、描画命令の種類に基づいて、ハーフトーン処理の処理内容を切り換える印刷方法を制御する構成について説明する。
以下、ホストコンピュータC1(プリンタドライバC2)が実行する印刷制御処理について、図13を用いて説明する。
図13は本発明の実施形態6の印刷制御処理を示すフローチャートである。
尚、図13では、実施形態1の図2と同一のステップ番号については、同一のステップ番号を付加し、その詳細については省略する。
まず、初めに、係数テーブルを設定する(ステップS201b)。係数テーブルは、例えば、テキストデータについては、色としては黒が中心で、誤差拡散を利用することによる品位向上が少なく、圧縮率が高く高速に処理可能なディザ処理でハーフトーン処理を行いたいので、係数を0%に設定する。一方、テキストデータ以外のイメージ系のデータにおいては、なるべく高品位で印刷する必要があるので、高品位に処理可能な誤差拡散処理でハーフトーン処理を行いたいので、係数を100%以上に設定する。
具体的には、オペレーティングシステムが、例えば、Windows(登録商標)2000であり、印刷データ中に描画命令としてテキスト描画命令であるDrvTextOutがある場合、係数を0%に設定する。また、印刷データ中に描画命令としてイメージ描画命令の1つであるDrvStretchBltがある場合、係数を150%に設定する。このように、個々の描画命令ごとに、その描画命令の内容に基づいて、適切な係数を設定する。
ステップS201bの処理の完了後、ステップS202〜ステップS210の処理を実行する。
そして、ステップS210において、仮想描画面積の合計面積T[0]が仮想基準面積値Aを超えている場合(ステップS210でYES)、つまり、A<T[0]である場合、そのページは高品質で印刷を行いたい描画データで構成されている割合が高いと判断されるので、誤差拡散処理でハーフトーン処理を実行する(ステップS211b)。
一方、仮想描画面積の合計面積T[0]が仮想基準面積値Aを越えていない場合(ステップS210でNO)、つまり、A>T[0]である場合、そのページは、高品質に印刷するよりも印刷品質はそこそこに速く印刷したい描画データで構成されている割合が高いと判断されるので、ディザ処理でハーフトーン処理を実行する(ステップS213b)。
以上説明したように、実施形態6によれば、印刷データ中の異なる種類の描画命令の存在比率に基づいて、その印刷データに施す画像処理方法を適応的に切り換えて印刷することができる。
特に、実施形態6の場合、パフォーマンスを低下させることなく、ページ内のデータ比率を判定し、その判定結果に応じたハーフトーン処理方法をページ単位に切り換えて印刷することができる。
(実施形態7)
実施形態7は、実施形態1の応用例である。特に、実施形態7では、描画命令の種類に基づいて、入力デバイス(例えば、ホストコンピュータC1のディスプレイ)と出力デバイス(例えば、プリンタC5)間のカラーマッチング処理の処理内容を切り換える印刷方法を制御する構成について説明する。
以下、ホストコンピュータC1(プリンタドライバC2)が実行する印刷制御処理について、図14を用いて説明する。
図14は本発明の実施形態7の印刷制御処理を示すフローチャートである。
尚、図14では、実施形態1の図2と同一のステップ番号については、同一のステップ番号を付加し、その詳細については省略する。
まず、係数テーブルを設定する(ステップS201c)。係数テーブルは、例えば、グラフィックスについては、モニタでの表示色を忠実に再現した印刷を行いたいので、モニターマッチングを行えるように、係数を0%に設定する。また、テキストデータ以外のイメージ系のデータにおいては、できるだけ階調性高く印刷を行いたいので写真調マッチングを行えるように、係数を100%以上に設定する。
具体的には、オペレーティングシステムが、例えば、Windows(登録商標)2000であり、印刷データ中に描画命令としてグラフィックス描画命令であるDrvFillPathがある場合、係数を0%に設定する。また、印刷データ中に描画命令としてイメージ描画命令の1つであるDrvStretchBltがある場合、係数を150%に設定する。このように、個々の描画命令ごとに、その描画命令の内容に基づいて、適切な係数を設定する。
ステップS201cの処理の完了後、ステップS202〜ステップS210の処理を実行する。
そして、ステップS210において、仮想描画面積の合計面積T[0]が仮想基準面積値Aを超えている場合(ステップS210でYES)、つまり、A<T[0]である場合、そのページは、イメージデータが多いと判断されるので、写真調マッチングによるカラーマッチングを実行する(ステップS211C)。その後、ハーフトーン処理を実行する(ステップS215)。
一方、仮想描画面積の合計面積T[0]が仮想基準面積値Aを越えていない場合(ステップS210でNO)、つまり、A>T[0]である場合、そのページは、グラフィックスデータが多いと判断されるので、モニターマッチングによるカラーマッチングを実行する(ステップS213c)。その後、ハーフトーン処理を実行する(ステップS215)。
以上説明したように、実施形態7によれば、印刷データ中の異なる種類の描画命令の存在比率に基づいて、その印刷データに施す画像処理方法を適応的に切り換えて印刷することができる。
特に、実施形態7の場合、パフォーマンスを低下させることなく、ページ内のデータ比率を判定し、その判定結果に応じたカラーマッチング方法をページ単位に切り換えて印刷することができる。
以上説明したように、実施形態6及び7によれば、描画命令ごとに仮想描画面積を算出、加算することにより、1ページに印刷されるデータ量を予測し、その予測から、画像処理方法を自動的に切り換えることができる。これにより、ユーザがデータに適した印刷方法を自動的に選択し、効率の良い印刷を行うことができる。
尚、上記実施形態1〜7の構成は、用途や目的に応じて、任意に組み合わせて、所望する動作が実行できるように構成できることは言うまでもない。
以上、実施形態例を詳述したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様をとることが可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
尚、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム(実施形態では図に示すフローチャートに対応したプログラム)を、システムあるいは装置に直接あるいは遠隔から供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータが該供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であっても良い。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などがある。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
本発明の実施形態1の印刷システムの構成を示す図である。 本発明の実施形態1の印刷制御処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態1の係数テーブルの一例を示す図である。 本発明の実施形態1の仮想基準面積値の算出を説明するための図である。 本発明の実施形態1の印刷データの一例を示す図である。 本発明の実施形態1の面積テーブルの一例を示す図である。 本発明の実施形態2の印刷制御処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態3の係数テーブル及びコントロールファイルの一例を示す図である。 本発明の実施形態3の印刷制御処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態4の印刷制御処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態4の係数テーブルの一例を示す図である。 本発明の実施形態5の印刷制御処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態6の印刷制御処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態7の印刷制御処理を示すフローチャートである。
符号の説明
C1 ホストコンピュータ
C2 プリンタドライバ
C3 記憶装置
C4 インターフェイス
C5 プリンタ本体
C6 インターフェイス
C7 受信バッファ
C8 制御部
C9 プリンタエンジン部

Claims (14)

  1. 印刷装置へ出力する印刷データと、該印刷装置の印刷方法を制御する印刷制御コマンドを生成する印刷制御装置であって、
    1ページ分の前記印刷データ中の描画命令によって描画される描画エリアの描画面積を算出する算出手段と、
    前記描画面積を前記印刷データの印刷方法を決定するための判定材料として用いた重みを示す係数を、前記描画命令に基づいて設定する設定手段と、
    前記設定手段で設定された係数を前記描画面積に乗じた仮想描画面積を算出する仮想描画面積算出手段と、
    前記印刷データ中の描画命令に対応する前記仮想描画面積と、1ページ分の印刷データの仮想基準面積とに基づいて、前記印刷データの印刷方法を決定する決定手段と、
    前記決定手段で決定した印刷方法を前記印刷装置に実行させる印刷制御コマンドを生成する生成手段と、
    前記印刷制御コマンドを、前記印刷データに先立って、前記印刷装置へ出力する出力手段と
    を備えることを特徴とする印刷制御装置。
  2. 前記決定手段は、前記印刷データ中の各描画命令に対応する前記仮想描画面積の合計値と、前記仮想基準面積を比較し、その比較結果に基づいて、前記印刷データの印刷方法を決定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の印刷制御装置。
  3. 前記仮想描画面積算出手段によって前記仮想描画面積が算出される毎に、仮想描画面積を累積加算して合計値を算出する加算手段を更に備え、
    前記決定手段は、前記加算手段で得られる合計値が前記仮想基準面積を超えた時点で、それ以降の未処理の描画命令に対する前記算出手段及び前記加算手段による処理を禁止して、前記印刷データの印刷方法を決定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の印刷制御装置。
  4. 前記描画命令の種類に応じた前記係数を管理する係数テーブルを記憶する記憶手段を更に備え、
    前記設定手段は、前記係数テーブルを参照して、前記描画命令の種類に応じた前記係数を設定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の印刷制御装置。
  5. 前記記憶手段は、前記印刷データとなる元データを生成するデータ生成環境毎に、該データ生成環境に応じた前記係数テーブルを記憶し、
    前記設定手段は、前記印刷データとなる元データを生成するデータ生成環境に応じた係数テーブルを参照して、前記描画命令の種類に応じた前記係数を設定する
    ことを特徴とする請求項4に記載の印刷制御装置。
  6. 前記描画命令の種類に応じた前記係数を管理する第1係数テーブルと、前記描画命令によって得られる描画色に応じた前記係数を管理する第2係数テーブルを記憶する記憶手段を更に備え、
    前記設定手段は、前記第1及び第2係数テーブルを参照して、前記描画命令に対応する前記係数として、該描画命令の種類に応じた第1係数及び該描画命令によって得られる描画色に応じた第2係数を設定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の印刷制御装置。
  7. 前記仮想描画面積算出手段は、前記設定手段で設定された前記第1及び第2係数を前記描画面積に乗じて、前記仮想描画面積を算出する
    ことを特徴とする請求項6に記載の印刷制御装置。
  8. 前記設定手段は、前記描画命令がイメージ系である場合、前記描画命令が保持するビットマップ情報の特徴量を、該描画命令の描画色とし、その描画色に基づいて前記係数を設定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の印刷制御装置。
  9. 前記設定手段は、前記描画命令がグラフィックス系で、かつ単色塗りつぶしでない場合、前記描画命令が保持する描画パターンの特徴量を、該描画命令の描画色として、その描画色に基づいて、前記係数を設定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の印刷制御装置。
  10. 印刷装置へ出力する印刷データを生成する印刷制御装置であって、
    1ページ分の前記印刷データ中の描画命令によって描画される描画エリアの描画面積を算出する算出手段と、
    前記描画面積を前記印刷データに施す画像処理方法を決定するための判定材料として用いた重みを示す係数を、前記描画命令に基づいて設定する設定手段と、
    前記設定手段で設定された係数を前記描画面積に乗じた仮想描画面積を算出する仮想描画面積算出手段と、
    前記印刷データ中の描画命令に対応する前記仮想描画面積と、1ページ分の印刷データの仮想基準面積とに基づいて、前記印刷データの印刷に係る画像処理方法を決定する決定手段と
    前記決定手段で決定した画像処理方法で画像処理した前記印刷データを、前記印刷装置へ出力する出力手段と
    を備えることを特徴とする印刷制御装置。
  11. 印刷装置へ出力する印刷データと、該印刷装置の印刷方法を制御する印刷制御コマンドを生成する印刷制御装置の制御方法であって、
    1ページ分の前記印刷データ中の描画命令によって描画される描画エリアの描画面積を算出する算出工程と、
    前記描画面積を前記印刷データの印刷方法を決定するための判定材料として用いた重みを示す係数を、前記描画命令に基づいて設定する設定工程と、
    前記設定工程で設定された係数を前記描画面積に乗じた仮想描画面積を算出する仮想描画面積算出工程と、
    前記印刷データ中の描画命令に対応する前記仮想描画面積と、1ページ分の印刷データの仮想基準面積とに基づいて、前記印刷データの印刷方法を決定する決定工程と、
    前記決定工程で決定した印刷方法を前記印刷装置に実行させる印刷制御コマンドを生成する生成工程と、
    前記印刷制御コマンドを、前記印刷データに先立って、前記印刷装置へ出力する出力工程と
    を備えることを特徴とする印刷制御装置の制御方法。
  12. 印刷装置へ出力する印刷データを生成する印刷制御装置の制御方法であって、
    1ページ分の前記印刷データ中の描画命令によって描画される描画エリアの描画面積を算出する算出工程と、
    前記描画面積を前記印刷データに施す画像処理方法を決定するための判定材料として用いた重みを示す係数を、前記描画命令に基づいて設定する設定工程と、
    前記設定工程で設定された係数を前記描画面積に乗じた仮想描画面積を算出する仮想描画面積算出工程と、
    前記印刷データ中の描画命令に対応する前記仮想描画面積と、1ページ分の印刷データの仮想基準面積とに基づいて、前記印刷データの印刷に係る画像処理方法を決定する決定工程と
    前記決定工程で決定した画像処理方法で画像処理した前記印刷データを、前記印刷装置へ出力する出力工程と
    を備えることを特徴とする印刷制御装置の制御方法。
  13. 印刷装置へ出力する印刷データと、該印刷装置の印刷方法を制御する印刷制御コマンドを生成する印刷制御装置の制御をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムであって、
    1ページ分の前記印刷データ中の描画命令によって描画される描画エリアの描画面積を算出する算出工程と、
    前記描画面積を前記印刷データの印刷方法を決定するための判定材料として用いた重みを示す係数を、前記描画命令に基づいて設定する設定工程と、
    前記設定工程で設定された係数を前記描画面積に乗じた仮想描画面積を算出する仮想描画面積算出工程と、
    前記印刷データ中の描画命令に対応する前記仮想描画面積と、1ページ分の印刷データの仮想基準面積とに基づいて、前記印刷データの印刷方法を決定する決定工程と、
    前記決定工程で決定した印刷方法を前記印刷装置に実行させる印刷制御コマンドを生成する生成工程と、
    前記印刷制御コマンドを、前記印刷データに先立って、前記印刷装置へ出力する出力工程と
    をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  14. 印刷装置へ出力する印刷データを生成する印刷制御装置の制御をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムであって、
    1ページ分の前記印刷データ中の描画命令によって描画される描画エリアの描画面積を算出する算出工程と、
    前記描画面積を前記印刷データに施す画像処理方法を決定するための判定材料として用いた重みを示す係数を、前記描画命令に基づいて設定する設定工程と、
    前記設定工程で設定された係数を前記描画面積に乗じた仮想描画面積を算出する仮想描画面積算出工程と、
    前記印刷データ中の描画命令に対応する前記仮想描画面積と、1ページ分の印刷データの仮想基準面積とに基づいて、前記印刷データの印刷に係る画像処理方法を決定する決定工程と
    前記決定工程で決定した画像処理方法で画像処理した前記印刷データを、前記印刷装置へ出力する出力工程と
    をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
JP2004140174A 2004-05-10 2004-05-10 印刷制御装置及びその制御方法、プログラム Active JP4378214B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004140174A JP4378214B2 (ja) 2004-05-10 2004-05-10 印刷制御装置及びその制御方法、プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004140174A JP4378214B2 (ja) 2004-05-10 2004-05-10 印刷制御装置及びその制御方法、プログラム

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2005322063A JP2005322063A (ja) 2005-11-17
JP2005322063A5 JP2005322063A5 (ja) 2007-06-28
JP4378214B2 true JP4378214B2 (ja) 2009-12-02

Family

ID=35469297

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004140174A Active JP4378214B2 (ja) 2004-05-10 2004-05-10 印刷制御装置及びその制御方法、プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4378214B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005322063A (ja) 2005-11-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4174484B2 (ja) グラフィカルオブジェクトをレンダリングする方法
US7978364B2 (en) Image processing apparatus and control method thereof
US7697168B2 (en) Image processing apparatus and method for generating bitmap data and attribute information from a raster data
US7706001B2 (en) Print control apparatus, control method thereof, and device driver for converting commands from one format to another
JP2009527805A (ja) 透明を含むアートワークを印刷するシステム本PCT出願は、「透明を含むアートワークを印刷するシステムおよび方法」と表題の付けられた、2005年11月30日出願の米国特許出願番号11/291,177の出願日の利益を主張し、その優先権は、35U.S.C.§120または365(c)の下、本明細書で主張される。
US8493612B2 (en) Predicting an expansion difficulty and an expansion time required to perform a rendering operation
US6975416B2 (en) Print control apparatus and method
JP2008117379A (ja) エンコードされたラスタ文書を生成するシステム、方法およびコンピュータプログラム
JP5644214B2 (ja) 印刷制御プログラム、情報処理装置、記憶媒体、印刷装置、印刷システム
JP2007331390A (ja) 画像形成装置およびその制御方法
US8373903B2 (en) Efficient implementation of raster operations flow
JP4378214B2 (ja) 印刷制御装置及びその制御方法、プログラム
JP2007245723A (ja) ドキュメント・レンダリング・システム、方法およびプログラム
JP2008146415A (ja) 画像処理装置及びその制御方法、プログラム
JP2006293561A (ja) プリンタドライバ及びそのプリンタシステム
JP2005182692A (ja) 描画処理方法およびプログラム並びに描画命令出力装置および画像形成装置
US20030160991A1 (en) Spool file modifying device
JP2019111677A (ja) 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、画像形成装置およびプログラム
JP3792881B2 (ja) 画像処理装置および画像処理装置のデータ処理方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体
JP2007081886A (ja) 描画処理装置
JP4467715B2 (ja) 画像出力制御装置及び方法
JP2010187177A (ja) 画像形成装置および制御プログラム
JP4853654B2 (ja) 画像処理装置、画像処理システムおよび画像処理プログラム
JP2007306432A (ja) 画像形成装置および画像形成方法
JP2010010837A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、及び、画像処理プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070509

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070509

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20070509

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090828

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090904

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090914

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4378214

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120918

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120918

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130918

Year of fee payment: 4