JP4376334B2 - 電話機及びデータ入力方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、電話機及び電話機へのデータ入力方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
初期のセルラ電話機は、大きく重いバッテリと大きな電子回路基板を収納するために、大きな筐体を有していた。近年では、セルラ電話機に関する技術が進歩し、セルラ電話機の筐体は、次第に小型化されている。デジタルシグナルプロセッサ(DSP)等の半導体チップにセルラ電話機の処理に必要な回路を集積化することができるようになったため、このような小型が進んでいる。さらに、より小型で、長時間使用可能なバッテリも開発されている。
【0003】
このように、セルラ電話機の小型化は進んでいるが、それでも従来のセルラ電話機は、ユーザのポケットに収納するには大きすぎる。このため、ユーザは、セルラ電話機を鞄又はアタッシェケースに入れるか、あるいは手で持ち運ぶ必要があった。そこで、ポケットに収納して携帯できるセルラ電話が望まれている。
【0004】
セルラ電話機の小型化を制限する要因の1つに、セルラ電話機の操作上、及び機能上の制約がある。すなわち、ユーザは、マイクロフォンを介して話すとともに、スピーカから音を聞く必要があり、このためマイクロフォンとスピーカとの間には、ある程度の距離がなくてはならない。
【0005】
また、セルラ電話機のディスプレイも、セルラ電話機の小型化の障壁となっている。セルラ電話機は、通常、ディスプレイを備え、そのディスプレイの表示内容は、ユーザが十分に読みとれるものでなくてはならず、したがって、ディスプレイを極端に小型化することはできない。したがって、一定の大きさを有するディスプレイが、通常、電話機の操作面に配設される。
【0006】
また、多くのセルラ電話機は、複数の機能ボタンを備えている。機能ボタンは、例えば、通話の開始時、及び終了時に使用される。また、他の様々な用途に使用される機能ボタンを有するセルラ電話機もある。これらの機能ボタンは、頻繁に使用されるので、使いやすいところに配設する必要がある。したがって、機能キーは、セルラ電話機の操作面に設置される。
【0007】
従来のセルラ電話機は、通常、セルラ電話機の操作面にキーパッドを有する。このキーパッドは、電話番号の入力に使用される。また、キーパッドの大きさは、ユーザが指で確実に押せる程度である必要があり、このため、キーパッドもセルラ電話機の小型化を制限している。フルサイズのキーパッド、すなわち操作性の高いキーパッドは、通常、比較的大きなものである。キーパッドは、通常、電話の操作面に設置されるので、電話の操作面の多くをキーパッドが占めることになる。このため、スピーカ、マイクロホン、ディスプレイ及び各種機能キーを配設できる領域はさらに制限されてしまう。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従来のセルラ電話機の多くは、ユーザが頻繁にかける相手先の名前及び電話番号を登録する機能を有している。さらに、ユーザがキーパッド、あるいは1又は複数の専用機能キーを用いて、相手先の名前及び電話番号をスクロールできるものもある。しかしながら、電話の操作面の大部分をキーパッド及び機能キーが占めているので、ディスプレイ用のスペースがほとんどなく、したがって、従来のセルラ電話機のディスプレイの多くは、極めて小さいものであった。したがって、ユーザが番号をスクロールする場合の最低条件である、1行のみしか表示しないディスプレイが多い。このため、登録された名前及び番号を読み出す操作が難しく、手間と時間がかかってしまうために、この登録機能を利用せず、自らの記憶に頼って手動でキーパッドに電話番号を入力して電話をかけるユーザも多い。
【0009】
したがって、ユーザのポケットに納まるほど小型化されるとともに、適切なサイズのディスプレイ及びキーパッドを有するセルラ電話機が望まれる。さらに、発呼時にユーザが検索しやすい相手先の名前及び電話番号の登録/検索機能を有するセルラ電話が望まれる。
【0010】
本発明の目的は、ユーザのポケットに収納できる程度の大きさであって、かつ操作性が高いセルラ電話機を提供することを目的とする。すなわち、本発明は、十分な大きさのディスプレイとキーパッドを備えるとともに、小型化されたセルラ電話機及びその電話機に対する電話機へのデータ入力方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するために、本発明に係る電話機は、底面に開口部を備える電話機本体と、電話機本体内に設けられた電子回路と、開口部に収納され、開口部から引き出されるよう電話機本体に摺動自在に装着されたキーパッドハウジングと、電話機本体内の電子回路に接続されるとともにキーパッドハウジングの表面から突出し、キーパッドハウジングが引き出された位置でデータが入力されるキーパッドとを備え、このキーパッドハウジングは、電話機本体の開口部に収納されているときに、電話機本体の表面に形成された差込口に差し込まれ、電話機本体の差込口が形成された部分から外部に露出されるマイクロフォンを有するものである。
【0012】
キーパッドハウジングは、収納位置では、電話機本体の開口部内に納まり、これにより、電話機は、小型で携帯しやすいサイズとなる。キーパッドハウジングは、例えばこのキーパッドハウジングに設けらマイクロフォンを引っ張ることにより引出位置に移動する。キーパッドハウジングを引き出すとキーパッドが露出する。キーパッドハウジングは、通常電話機本体の内部に収納され、フルサイズのキーパッドを配設するのに十分な大きさを有する。
【0013】
キーパッドハウジングの移動は、収納位置と引出位置の間で行われ、キーパッドハウジングに形成された係止片は、電話機本体に形成された係止溝と嵌合し、キーパッドハウジングを収納位置及び引出位置において固定する。
【0014】
また、電話機本体には、スピーカと、ディスプレイと、アンテナと、バッテリと、選択スイッチと、機能キーとが配設される。キーパッドは、電話機本体の操作面に配置されないので、電話機の小型化が図れるとともに、十分な大きさを有するディスプレイを電話機本体に取り付けることができる。また、電話機本体は機能キー用のスペースも十分有している。
【0015】
操作において、ユーザは、キーパッドを用いて、例えば頻繁にかける相手先の名前及び電話番号を入力できる。この名前及び電話番号は電話機内に登録され、必要に応じて呼び出される。この名前及び番号は、不揮発性メモリに記憶される。ユーザは、選択スイッチを操作して、相手先を選択することができる。通話は、接続機能を有する機能キーを押すことにより開始される。さらにこの通話は、切断機能を有する機能キーを押すことにより切断される。
【0016】
キーパッドハウジングを収納位置に収納すると、電話機は、ユーザのポケットに納まる程度の大きさとなる。キーパッドハウジングの引き出しは、新たに相手先の名前及び番号を登録するか、手操作で電話番号を入力する等、ユーザがキーパッドを操作するときのみ必要となる。このため、電話機は、利便性を犠牲にすることなく小型化される。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の好適な実施の形態について、添付の図面を参照して詳細に説明する。以下の実施の形態は、本発明の技術的範囲を限定するものではない。すなわち、本発明は、技術的範囲は特許請求の範囲の記載により解釈されるものであり、以下の形態は、様々な変更、修正、均等物による置き換え等が可能なものである。以下の説明では、本発明の理解を容易にするために、様々に細部を限定して説明するが、本発明がその細部に制限されるものではないことは、当業者にとって明らかである。また、説明を簡潔に行うために、当業者にとって周知の手法、手順、素子、回路等については詳細な説明を避ける。
【0018】
図1に示す電話機10は、電話機本体11とキーパッドハウジング12とを備える。電話機本体11は、プラスチック製のハウジングを有している。キーパッド13は、キーパッドハウジング12の表面に露出するように配設されている。キーパッド13は、標準フルサイズの12個の英数字キーパッドにより構成されている。
【0019】
電話機本体11内には、キーパッド13に電気的に接続された電子回路(図示せず)が配設されている。これにより、ユーザがキーパッド13を操作すると、電話機10内においてこの操作に基づく入力信号が生成される。また、電話機10は、キーパッド13の文字数字式キーを操作して、ユーザが頻繁に使用する電話番号をメモリに登録し、及びメモリから検索することができる機能を有している。
【0020】
また、電話機10は、電話機本体11内の電子回路に接続されたアンテナ14を備える。アンテナ14は、セルラ電話業者が設置した中継器からの無線信号を受信して、受信した信号を電話機本体内の電子回路に供給し、また、電子回路において生成された信号を中継器に送信する機能を有する。
【0021】
ディスプレイ16は、電話機本体11の操作面側に露出して配設されており、ユーザは、ディスプレイ16を容易に視認することができる。ディスプレイ16は、電話機本体11内の電子回路に電気的に接続されており、必要な情報をユーザに表示する。例えば、この実施の形態においては、ユーザが頻繁に電話をかける相手先の名前及び電話番号が、電話機10の有するメモリ内に登録されており、この名前及び電話番号は、必要に応じてディスプレイ16に表示される。また、ユーザがキーパッド13を操作して入力した電話番号は、ディスプレイ16に表示される。ディスプレイ16は、ユーザが見やすい大きなディスプレイである。このディスプレイ16は、表示される文字サイズによって、6行から10行のテキストを一度に表示することができる。
【0022】
また、電話機10は、電話機本体11の操作面から突出する機能キー18を備える。機能キー18は、電話機本体11内の電子回路に接続されている。なお、この機能キー18は、電話機10の機能、設計等に応じて、いくつ設けてもよい。この実施の形態においては、機能キー18は、電話機10のユーザが通話を開始及び終了するために用いる接続及び切断の機能を担っている。
【0023】
また、図1に示すように、電話機本体11には、スピーカ15が設けられている。スピーカ15は、電話機本体11内の電子回路に電気的に接続されており、電話機10の使用時に電気信号を音に変換してユーザに提供する。
【0024】
さらにまた、図1に示すように、電話機10は、マイクロフォン19を備える。この実施の形態においては、マイクロフォン19は、キーパッドハウジング12に取り付けられている。マイクロフォン19は、電話機10内の電子回路に電気的に接続されており、ユーザが発話した音声を受信して、受信した音声に基づく電気信号を生成する。マイクロフォン19がキーパッドハウジング12の底部、すなわち、スピーカ15と反対側の端部に配設されているので、スピーカ15とマイクロフォン19との間の距離は、ユーザの耳と口との間の距離に十分対応することができる。すなわち、ユーザは、マイクロフォン19に向かって発話しながら、同時にスピーカ15から発せられる音声を聞くことができる。
【0025】
また、図1に示すように、電話機本体11には、ユーザが様々なデータ項目を選択するための選択スイッチ17が設けられている。選択スイッチ17は、電話機10の電子回路に電気的に接続されている。この選択スイッチ17に、例えば回転式スイッチを用いてもよく、これにより、ユーザは、回転式の選択スイッチ17を回転させてデータをスクロールし、さらに選択スイッチ17を押圧して項目を決定することができる。
【0026】
また、この変形例として、選択スイッチ17が機能キー18の機能を実行するようにしてもよい。ここで、選択スイッチ17は、ディスプレイ16に表示されるデータ項目をスクロールしながら、実行する機能を選択することができる。
【0027】
図2に示すように、キーパッドハウジング12の厚みは、電話機本体11の側面の厚みより薄く形成されており、キーパッドハウジング12は、電話機本体11に形成された収納部に収納できる。キーパッドハウジング12は、ラッチ機構により、収納位置及び引出位置に係止される。この実施の形態においては、ラッチ機構は、キーパッドハウジング12の側面22から突出する係止片20を有している。キーパッドハウジング12は、プラスチック製であり、係止片20は、キーパッドハウジング12の側面22にバンプモールド加工により一体に成形されている。
【0028】
図3は、キーパッドハウジング12を収納位置に収納した状態を示す。図3に示すように、マイクロフォン19は、電話機本体11の操作面23に形成された差込口に嵌合する。
【0029】
図4は、電話機本体11の側面図である。図4に示すように、キーパッドハウジング12が収納位置にある状態では、キーパッドハウジング12の底面24及び電話機本体11の底面25は、1平面を形成し、これにより電話機10が小型で携帯しやすい形状となる。
【0030】
図5は、電話機10からキーパッドハウジング12を取り外した状態を示す図である。底面25は、開口部26を有しており、開口部26から電話機本体11内部に空洞が形成されている。この開口部26には、図1から図4に示すようなキーパッドハウジング12が挿入される。
【0031】
図5Aは、開口部26にキーパッドハウジング12を挿入した状態を示す図である。このように、実際には、開口部26にはキーパッドハウジング12が挿入され、キーパッドハウジング12は、使用時には、開口部26から引き出され、非使用時には開口部26に収納される。このように、キーパッドハウジング12を開口部26に収納することにより、電話機10は、ユーザのポケットに収納できる程度の大きさとなる。
【0032】
上述のように、キーパッドハウジング12は、使用時に開口部26から引き出され、すなわち収納位置から引出位置に引き出される。図6に示すように、電話機本体11内の内側壁には、案内溝27,28が形成されており、この案内溝27,28は、キーパッドハウジング12の側面21,22に嵌合して、キーパッドハウジング12を案内する。すなわち、キーパッドハウジング12は、案内溝27,28にされた状態で電話機本体11から出し入れされる。
【0033】
さらに、図6に示すように、電話機10の電子回路は、回路板29とケーブル30とを備える。ケーブル30は、回路板29に電気的に接続されるとともに、キーパッドハウジング12にも接続し、これにより回路ボード29と、キーパッド13及びマイクロフォン19とが電気的に接続される。ケーブル30は、十分な長さを有するとともに可撓性を有しており、このため、キーパッドハウジング12を収納位置から引出位置に引き出し、また引出位置から収納位置に収納することができる。
【0034】
図7に示すように、キーパッドハウジング12は、電話機本体11内部に形成された係止溝31と係止片20を嵌合させることにより、収納位置に係止される。この状態でユーザがマイクロフォン19を摘んでキーパッドハウジング12を引出方向に引っ張ると、係止片20は、係止溝31から離脱して、キーパッドハウジング12が引き出される。
【0035】
図8に示すように、キーパッドハウジング12を引き出すと、第2の係止片32が係止溝31に嵌合する。この実施の形態では、キーパッドハウジング12は、プラスチックにより成形されており、第2の係止片32は、係止片20と同様にキーパッドハウジング12の側面にバンプモールド加工により一体に成形されている。さらに、この実施の形態においては、キーパッドハウジング12は、側面21,22の端部にフランジ33,34を備え、これにより、キーパッドハウジング12が電話機本体11から引き抜かれないようにしている。すなわち、ユーザがキーパッドハウジング12を引出位置からさらに引き出そうとすると、フランジ33,34が電話機本体11に当接してキーパッドハウジング12の引出方向への移動を規制する。
【0036】
図9及び図10は、本発明の他の実施の形態を示し、この実施の形態においては、キーパッドハウジング12を収納位置に係止するラッチ機構として、プッシュプッシュラッチ35を用いる。キーパッドハウジング12の端部には、プッシュプッシュラッチ35に係合する鉤状の係合突片36が突設されている。図9及び図10に示す実施の形態においては、バネ機構37を用いてキーパッドハウジング12を収納位置から引出位置に移動させる。バネ機構37は、コイルバネ38を備え、コイルバネ38の一端は電話機本体11のハウジング内壁に当接し、他端はキーパッドハウジング12の頂面に当接しており、このコイルバネ38は、キーパッドハウジング12が図9に示すように収納位置にある状態では、圧縮されている。
【0037】
プッシュプッシュラッチ35は、キーパッドハウジング12に突設された係合突片36と噛み合い、これによりキーパッドハウジング12は、収納位置に保持される。そして、ユーザがキーパッドハウジング12をさらに電話機本体11内に押し込むと。プッシュプッシュラッチ35から係合突片36が離脱し、さらに、圧縮されているコイルバネ38の付勢力によってキーパッドハウジングが引出位置に移動する。
【0038】
図10は、キーパッドハウジング12が引出位置にある状態を示す図である。この引出位置においては、係止片32は、係止溝31に嵌合し、これによりキーパッドハウジング12は、引出位置において係止される。ユーザは、この状態でキーパッド13を操作することができる。
【0039】
ユーザが操作を終えると、ユーザは、キーパッドハウジング12を電話機本体11内に押し込み、これにより係合突片36がプッシュプッシュラッチ35と噛み合わされて、これによりキーパッドハウジング12は、収納位置において係止される。
【0040】
本発明の実施の形態において、図1〜図8に示すキーパッド13は、データの入力等に使用される。例えば、ユーザは、頻繁にかける相手先の名前及び電話番号をキーパッド13を用いて登録することができる。登録された名前及び電話番号は、ディスプレイ16に表示される。ユーザは、選択スイッチ17を操作して登録された名前及び電話番号をディスプレイ16上でスクロールし、所望の相手先を検索してダイヤルすることもできる。さらに、ユーザは、接続開始機能を有する機能キー18を操作して、所望の相手先との通話を開始することができる。このようにして確立された接続は、切断機能を有する機能キー18を操作することにより切断できる。
【0041】
このように、上述のような操作を行う場合、キーパッドハウジング12を収納位置に収納したまま電話機10を操作することができる。ユーザは、必要に応じてキーパッドハウジング12を引き出せばよい。これにより、マイクロフォン19を口に近付けることができる。なお、この実施の形態においては、マイクロフォン19は十分な集音力を有しているので、キーパッドハウジング12を収納位置に収納したまま通話を行うこともできる。すなわち、電話番号が電話機10に登録されている場合は、キーパッドハウジング12を引き出すことなく発呼及び通話を行うことができる。
【0042】
上述のように、電話機10は、キーパッドハウジング12が収納位置にある場合も、引出位置にある場合も操作することができる。マイクロフォン19及びスピーカ15は、ともに電話機10の中心線上に配設されているので、ユーザは、スピーカ15を右耳にも左耳にも押し当てて使用することができる。
【0043】
電話機10は、キーパッドハウジング12が収納位置にあるとき、ユーザのポケットにも容易に収納できるほどに小型化される。さらに、キーパッド13は、電話機本体11に収納されるキーパッドハウジング12に設けられているため、電話機本体11の操作面23にキーパッドを配設する必要がなく、このため、操作面23には、スピーカ15と機能キー18とともに、比較的大きなディスプレイ16を配設することができる。
【0044】
なお、本発明の実施の形態を、セルラ電話機である電話機10を用いて説明してきたが、本発明は、セルラ電話機以外に、衛星電話機又はコード分割多重アクセス(Code Division Multiple Access)電話機にも適用できる。すなわち、本発明をページデータや文字データを送受できるCDMA電話機に適用することもできる。
【0045】
以上、本発明を特定の実施の形態を用いて説明してきたが、本発明は上述し、図に示した形態の細部に限定されるものではない。これら細部を変更して、本発明を実施することは、当業者にとって容易であるが、このような変更、置換等は本発明の技術的範囲に含まれるものである。本発明の技術的範囲は、添付の請求の範囲に示すとおりである。
【0046】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係る電話機は、開口部を備える電話機本体にキーパッドハウジングを収納し、必要に応じてキーパッドハウジングを電話機本体から引き出して使用する。このため、電話機は、小型化され、ユーザのポケットに収まる程度の大きさとなる。また、電話機本体に収納されるキーパッドハウジングにキーパッドを設けることにより、電話機本体にスピーカや機能キーとともに比較的大きなサイズのディスプレイを設けることができ、このため、操作性や利便性を犠牲にすることなく、電話機が小型化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】キーパッドハウジングが引出位置に引き出された電話機の平面図である。
【図2】キーパッドハウジングが引出位置に引き出された電話機の側面図である。
【図3】キーパッドハウジングが収納位置に収納された電話機の平面図である。
【図4】キーパッドハウジングが収納位置に収納された電話機の側面図である。
【図5】キーパッドハウジングが取り外された電話機の底面図である。
【図5A】キーパッドハウジングが収納位置に収納された電話機の底面図である。
【図6】図3に示す電話機の線A−Aに沿った断面図である。
【図7】キーパッドハウジングが収納位置に収納された電話機の一部を切り欠いて示す平面図である。
【図8】キーパッドハウジングが引出位置に引き出された電話機の一部を切り欠いて示す平面図である。
【図9】プッシュプッシュラッチと、バネ機構とを備え、キーパッドが収納位置に収納された電話機の一部を切り欠いて示す平面図である。
【図10】プッシュプッシュラッチと、バネ機構とを備え、キーパッドが引出位置に引き出された電話機の一部を切り欠いて示す平面図である。
【符号の説明】
10 電話機、11 電話機本体、12キーパッドハウジング、13 キーパッド、14 アンテナ、15 スピーカ、16 ディスプレイ、17 選択スイッチ、18 機能キー、19 マイクロフォン、21 側面、22 側面

Claims (18)

  1. 底面に開口部を備える電話機本体と、
    上記電話機本体内に設けられた電子回路と、
    上記開口部に収納され及び上記開口部から引き出されるよう上記電話機本体に摺動自在に装着されたキーパッドハウジングと、
    上記電話機本体内の電子回路に接続されるとともに上記キーパッドハウジングの表面から突出し、上記キーパッドハウジングが引き出された位置でデータが入力されるキーパッドとを備え
    上記キーパッドハウジングは、上記電話機本体の上記開口部に収納されているときに、上記電話機本体の表面に形成された差込口に差し込まれ、上記電話機本体の上記差込口が形成された部分から外部に露出されるマイクロフォンを有することを特徴とする電話機。
  2. セルラ電話機であることを特徴とする請求項1記載の電話機。
  3. 上記電話機本体は、上記キーパッドハウジングに嵌合して上記キーパッドハウジングを収納位置及び引出位置に案内する第1及び第2の案内溝を備えることを特徴とする請求項1記載の電話機。
  4. 上記キーパッドハウジングは、上記電話機本体に挿入される側の面に設けられ、該キーパッドハウジングが上記電話機本体から所定の位置以上に引き出されないよう該キーパッドハウジングの引出方向の動きを規制するように上記電話機本体内部に当接する第1及び第2のフランジを備えることを特徴とする請求項1記載の電話機。
  5. 上記キーパッドは、フルサイズのキーパッドであることを特徴とする請求項1記載の電話機。
  6. 上記電話機本体に配設されたディスプレイを備えることを特徴とする請求項1記載の電話機。
  7. 上記電話機本体に配設された機能キーを備えることを特徴とする請求項1記載の電話機。
  8. 上記電話機本体は、係止溝を備え、上記キーパッドハウジングは、上記係止溝に嵌合して上記キーパッドハウジングを収納位置に固定する第1の係止片と、上記係止溝に嵌合して上記キーパッドハウジングを引出位置に固定する第2の係止片とを備えることを特徴とする請求項3記載の電話機。
  9. 上記キーパッドハウジングを収納位置に固定するプッシュプッシュラッチと、
    上記電話機本体と上記キーパッドハウジングとに結合され、上記プッシュプッシュラッチが外されると、付勢力により上記キーパッドハウジングを引出位置に移動させるコイルバネとを備えることを特徴とする請求項記載の電話機。
  10. 底面に開口部を備える電話機本体と、
    上記開口部に収納されるキーパッドハウジングと、
    上記キーパッドハウジングを上記開口部から引き出す引出手段と、
    上記キーパッドハウジングのキーパッドに配設されたデータ入力手段とを備え
    上記キーパッドハウジングは、上記電話機本体の上記開口部に収納されているときに、上記電話機本体の表面に形成された差込口に差し込まれ、上記電話機本体の上記差込口が形成された部分から外部に露出されるマイクロフォンを有することを特徴とする電話機。
  11. セルラ電話機であることを特徴とする請求項10記載の電話機。
  12. 上記引出手段は、上記キーパッドハウジングに嵌合し、該キーパッドハウジングを収納位置及び引出位置の間で摺動可能に保持する案内溝を備えることを特徴とする請求項10記載の電話機。
  13. 上記キーパッドは、フルサイズのキーパッドであることを特徴とする請求項10記載の電話機。
  14. 上記電話機本体は、ディスプレイを備えることを特徴とする請求項10記載の電話機。
  15. 上記電話機本体は、機能キーを備えることを特徴とする請求項10記載の電話機。
  16. 電話機にデータを入力するデータ入力方法であって、
    入力キーが配設されたキーパッドが設けられたキーパッドハウジングを電話機本体に設けられた開口部から引き出すステップと、
    上記キーを操作することによってデータを入力するステップとを有し、
    上記キーパッドハウジングは、上記電話機本体の上記開口部に収納されているときに、上記電話機本体の表面に形成された差込口に差し込まれ、上記電話機本体の上記差込口が形成された部分から外部に露出されるマイクロフォンを有し、
    上記キーパッドハウジングを引き出すステップは、上記マイクロフォンを、上記差込口に差し込まれ上記電話機本体の上記差込口が形成された部分から露出された状態から、上記差込口に差し込まれず露出された状態にするステップであることを特徴とするデータ入力方法。
  17. 上記キーパッドハウジングは、上記電話機本体に摺動可能に挿入されており、上記キーパッドハウジングを引き出すステップは、上記キーパッドハウジングを上記開口部から摺動させて引き出すステップであることを特徴とする請求項16記載のデータ入力方法。
  18. 上記電話機本体は、プッシュプッシュラッチと、上記キーパッドハウジングに付勢力を加えるバネ機構とを備え、上記キーパッドハウジングを引き出すステップは、上記キーパッドハウジングを上記電話機本体に対して押し込んで上記プッシュプッシュラッチを外し、上記バネ機構の付勢力により上記キーパッドハウジングを引き出すステップであることを特徴とする請求項17記載のデータ入力方法。
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