JP4375259B2 - 複製ボリューム世代管理システム、ディスクアレイ装置、及び複製ボリューム世代管理プログラム - Google Patents
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Description
すなわち、一つの業務ボリュームに対して、異なる用途の複数のサーバについて、同時に複数の複製ボリュームの世代を作成したい場合がある。例えば、あるサーバAをバックアップ用に、サーバBを物理障害調査用に、サーバCをテスト用にする場合、サーバごとに、複製ボリュームについての複数世代を作成したい場合がある。
特許文献1に記載の発明によれば、効率的で運用性に優れた複製ボリューム間でのバックアップ・リストア管理方法を提供することが可能とされている。
また、特許文献2に記載の発明によれば、複数のストレージのデータ格納領域にデータを割り当てる技術において、そのデータに対するアクセス性能の向上及び信頼性の確保を図ることが可能とされている。
さらに、特許文献3に記載の発明によれば、一つのボリュームを起源とした複数のペアを作成するバックアップデータの世代管理に関して、一巡の世代についてのバックアップデータの世代管理方法を提供することが可能とされている。
すなわち、複製ボリュームを利用するサーバ毎に、世代管理用複製ボリュームグループを割り当て、一つの業務ボリュームに対して、一巡ではなく、複製ボリュームグループ毎に世代管理を可能とするものではなかった。
なお、「参照」とは、複製ボリュームグループ世代管理テーブルに対するデータの変更を伴わないアクセスを意味し、検索して得られたデータを照会する処理等を意味する。また、「更新」とは、複製ボリュームグループ世代管理テーブルに対するデータの変更を伴うアクセスを意味し、データの変更や削除、追加の処理等を意味する。
また、ディスクアレイ装置のファームウェアにて複数の世代管理用複製ボリュームグループを管理するモジュールを実装するため、サーバ間の通信を不要とすることが可能となる。
なお、以下の実施形態に示す本発明の複製ボリューム世代管理システムは、プログラムに制御されたコンピュータにより動作するようになっている。すなわち、業務サーバ等のCPUは、複製ボリューム世代管理プログラムにもとづいて業務サーバ等の各構成要素に指令を送り、業務サーバ等の動作に必要となる所定の処理、例えば、各種モジュールの呼び出し処理などを行わせる。このように、本発明の複製ボリューム世代管理システムにおける各処理,動作は、プログラムとコンピュータとが協働した具体的手段により実現できるものである。
また、プログラムを格納する記録媒体は、例えば半導体メモリ,磁気ディスク,光ディスク、その他任意のコンピュータで読取り可能な任意の記録手段により構成できる。
図1に示すように、本実施形態の複製ボリューム世代管理システムは、業務サーバ10,ディスクアレイ装置20,サーバ30−1〜30−3(サーバA,B,C)を有している。
この業務サーバ10は、図2に示すように、複製ボリュームイメージ作成手段11及び複製ボリュームイメージ削除手段12を備えている。
複製ボリュームイメージ作成手段11は、業務ボリューム22のイメージを複製ボリュームSVに複製する。その複製にあたり、複製ボリュームイメージ作成手段11は、複製ボリュームイメージ作成指示にもとづいて、ディスクアレイ装置20のファームウェア21における各種モジュールを呼び出す。
ファームウェア21は、ディスクアレイ装置20における基本的な制御を行うプログラムであり、複製ボリュームイメージの作成・削除、及び複製ボリュームグループの世代管理等を行うものである。
このファームウェア21は、図3に示すように、複製ボリュームイメージ作成モジュール21−1と、複製ボリュームイメージ削除モジュール21−2と、複製ボリューム世代管理モジュール21−3と、複製ボリューム世代管理テーブル21−4で構成される。
複製ボリュームイメージ削除モジュール21−2は、ディスクアレイ装置20において、複製ボリュームSVから複製ボリュームイメージを削除するモジュールである。
同図の「世代」において、「−1」は最新世代を表わし、「−3」は最古世代を表わしている。また、「NULL」は複製ボリュームが空きであることを意味している。
本実施形態では、図1に示すように、複製ボリュームグループ23,24,25(G1,G2,G3)ごとに、3つの複製ボリュームSV(SV1〜SV3,SV4〜SV6,SV7〜SV9)がそれぞれ割り当てられている。このようにして、業務ボリューム22に対して、用途毎に複製ボリュームグループを選択し、その複製を世代ごとに複数作成することが可能となっている。このように、業務ボリューム22のイメージを複製ボリュームSVに複製した各複製ボリュームを複製世代と呼ぶ。
これらのリンクボリューム26〜28がディスクアレイ装置20にない場合、業務ボリューム22に対応する複数の複製ボリュームSVを利用するに際して、全てのSVを図示しないバックアップサーバに追加する必要が生じる。そうすると、バックアップサーバにおけるLUN(Logical Unit Number)管理に負担をかけてしまうという問題がある。本実施形態では、リンクボリューム26〜28を用いて、利用したい複製ボリュームSVのみをリンクし、そのデータを利用することにより、バックアップサーバで管理するLUNを少なくしている。
サーバ30−1〜30−3(サーバA,B,C)は、リンクボリューム26〜28を経由して、それぞれの用途毎の複製ボリュームグループにおいて作成された複製世代イメージを利用する。
まず、業務サーバ10において、複製ボリュームイメージ作成指示が発行されると、複製ボリュームイメージ作成手段11を起動する。
複製ボリュームイメージ作成手段11は、指示内容を取り出して、SV指定かどうかを判断する(ステップ10)。複製ボリュームイメージ作成指示における入力引数に、複製ボリュームSVが設定されていない場合(ステップ10のNo)、すなわち、入力引数に複製ボリュームSVではなく、複製ボリュームグループ番号が指定されている場合、複製ボリュームイメージ作成手段11は、このグループ番号を取り出す(ステップ11)。
図6は、複製ボリュームイメージ作成モジュール21−1による複製ボリュームイメージ作成処理手順を示すフローチャートである。
次に、複製ボリュームイメージ作成モジュール21−1は、複製ボリューム世代管理モジュール21−3を呼び出して、世代情報を更新する(ステップ31)。
例えば、図4の例において、「SV9」に複製ボリュームイメージを作成した場合、この「SV9」に対応する世代を「−1」とし、「SV7」に対応する世代を「−2」、「SV8」に対応する世代を「−3」に更新する。
例えば、図4に示す例において、グループ番号が「G1」であれば、最古世代は、世代情報として「−3」が登録されている複製ボリューム「SV3」であるため、最古世代SV情報として複製ボリューム「SV3」が取得される。
図7は、複製ボリュームイメージ削除モジュール21−2による複製ボリュームイメージ削除処理手順を示すフローチャートである。
次に、複製ボリュームイメージ削除モジュール21−2は、複製ボリューム世代管理モジュール21−3を呼び出して、世代情報を更新する(ステップ51)。
例えば、図4の例において、「SV3」が最古世代SV情報として取得された場合、この「SV3」に対応する世代を「NULL」に更新する。
次に、複製ボリュームイメージ作成手段11は、ステップ15の処理を上記と同様に行い、複製ボリュームイメージ削除モジュール21−2により複製ボリュームイメージが削除され、空きとなった複製ボリュームSVに、複製ボリュームイメージを作成する。
複製ボリューム世代管理モジュール21−3は、入力引数に設定されている複製ボリュームSVにもとづいて、複製ボリューム世代管理テーブル21−4を検索し、対応する世代情報を取得する(ステップ18)。
また、ステップ18において取得された世代情報に「NULL」でない世代情報が登録されている場合には、そのまま処理を終了(異常終了)する(ステップ19のNo)。
まず、業務サーバ10において、複製ボリュームイメージ削除指示が発行されると、複製ボリュームイメージ削除手段12を起動する。
複製ボリュームイメージ削除手段12は、指示内容を取り出して、SV指定かどうかを判断する(ステップ70)。
この場合、複製ボリュームグループ世代管理モジュール21−3によって、削除した複製ボリュームSVに対応する世代情報に「NULL」が登録され、残りの複製ボリュームSVの世代情報については、更新日の遅い順に、「−1」から世代情報の振り直しが行われる。
入力引数に全ての世代を削除しないとの識別情報が設定されている場合(ステップ73のNo)、複製ボリュームイメージ削除手段12は、複製ボリューム世代管理モジュール21−3を呼び出し、対象の複製ボリュームグループにおける最古世代SV情報、すなわち更新時期が最も古い世代情報に対応する複製ボリューム情報を取得する(ステップ74)。
ただし、この場合は、最古世代の複製ボリュームイメージを削除するものであるため、世代情報の更新については、図5のステップ17における場合と同様に、削除対象の複製ボリュームの世代情報に「NULL」を設定すればよく、同一複製ボリュームグループにおける残りの複製ボリュームの世代情報については、振り直しを行う必要はない。
このとき、複製ボリューム世代管理モジュール21−3は、呼び出しの際に入力される入力引数にもとづいて、この呼び出しが情報取得要求に係るものか、あるいは世代情報の更新に係るものかを判断する(ステップ90)。
また、呼び出しが世代情報の更新に係るものである場合、複製ボリューム世代管理モジュール21−3は、入力引数における「更新内容」にもとづいて、複製ボリューム世代管理テーブル21−4を更新する(ステップ92)。この更新の具体的処理については、図5のステップ15,17、及び図8のステップ71,75において上述した通りである。
また、ディスクアレイ装置のファームウェアにて複数の世代管理用複製ボリュームグループを管理するモジュールを実装するため、サーバ間の通信を不要とすることが可能となる。
例えば、複製ボリュームグループにおける複製ボリュームは、上記実施形態では3世代となっているが、これを2世代、あるいは4世代以上とするなど適宜変更することが可能である。
11 複製ボリュームイメージ作成手段
12 複製ボリュームイメージ削除手段
20 ディスクアレイ装置
21 ファームウェア
21−1 複製ボリュームイメージ作成モジュール
21−2 複製ボリュームイメージ削除モジュール
21−3 複製ボリューム世代管理モジュール
21−4 複製ボリューム世代管理テーブル
22 業務ボリューム(BV)
23 複製ボリュームグループG1(SV1〜SV3)
24 複製ボリュームグループG2(SV4〜SV6)
25 複製ボリュームグループG3(SV7〜SV9)
26 リンクボリューム(LV1)
27 リンクボリューム(LV2)
28 リンクボリューム(LV3)
30−1 サーバA
30−2 サーバB
30−3 サーバC
Claims (4)
- 業務ボリュームに対応する複製ボリュームイメージをディスクアレイ装置に作成する複製ボリューム世代管理システムであって、
複製ボリュームイメージの作成指示又は複製ボリュームイメージの削除指示にもとづくモジュールの呼び出しをディスクアレイ装置に対して行う業務サーバと、
前記モジュールを保有するファームウェア、前記業務ボリューム、この業務ボリュームに対応する前記複製ボリュームを複数世代保有し、前記複製ボリュームを利用するサーバ毎に複数世代の前記複製ボリュームが割り当てられた複製ボリュームグループ、及び前記サーバ毎に前記複製ボリュームグループに含まれるいずれかの複製ボリュームにリンクするリンクボリュームを備え、前記業務サーバから受信したモジュールの呼び出しに応じて、これに対応する前記複製ボリュームイメージを作成又は削除するモジュールを実行するディスクアレイ装置と、を有し、
前記サーバは、前記リンクボリュームを経由して、前記リンクされた複製ボリュームを利用し、
前記ファームウェアが、
前記複製ボリュームに複製ボリュームイメージを作成する複製ボリュームイメージ作成モジュールと、
前記複製ボリュームから複製ボリュームイメージを削除する複製ボリュームイメージ削除モジュールと、
複製ボリュームグループ情報,複製ボリューム情報,世代情報を保有する複製ボリューム世代管理テーブルと、
この複製ボリューム世代管理テーブルのデータの参照及び更新を行う複製ボリューム世代管理モジュールと、を備え、
前記業務サーバが、複製ボリュームイメージ作成指示が発行されると、当該複製ボリュームイメージ作成指示の入力引数を参照して、複製ボリュームが指定されているかどうかを判断し、複製ボリュームが指定されている場合、前記複製ボリューム世代管理モジュールを呼び出して、前記複製ボリュームに対応する世代情報を取得し、当該世代情報が空きを示すものである場合、前記複製ボリュームイメージ作成モジュールを呼び出して、指定された前記複製ボリュームに複製ボリュームイメージを作成し、複製ボリュームが指定されていない場合、前記入力引数から複製ボリュームグループ情報を取得し、前記複製ボリューム世代管理モジュールを呼び出して、当該複製ボリュームグループ情報に対応する複製ボリュームの世代情報として空きが存在するかどうかを判断し、空きが存在する場合、前記複製ボリュームイメージ作成モジュールを呼び出して、この空きである複製ボリュームに複製ボリュームイメージを作成し、空きが存在しない場合、前記複製ボリューム世代管理モジュールを呼び出して、最古世代の複製ボリューム情報を取得するとともに、前記複製ボリュームイメージ削除モジュールを呼び出して、前記最古世代の複製ボリュームから複製ボリュームイメージを削除し、前記複製ボリュームイメージ作成モジュールを呼び出して、複製ボリュームイメージを削除した前記複製ボリュームに複製ボリュームイメージを作成する複製ボリュームイメージ作成手段を備えた
ことを特徴とする複製ボリューム世代管理システム。 - 業務ボリュームに対応する複製ボリュームイメージをディスクアレイ装置に作成する複製ボリューム世代管理システムであって、
複製ボリュームイメージの作成指示又は複製ボリュームイメージの削除指示にもとづくモジュールの呼び出しをディスクアレイ装置に対して行う業務サーバと、
前記モジュールを保有するファームウェア、前記業務ボリューム、この業務ボリュームに対応する前記複製ボリュームを複数世代保有し、前記複製ボリュームを利用するサーバ毎に複数世代の前記複製ボリュームが割り当てられた複製ボリュームグループ、及び前記サーバ毎に前記複製ボリュームグループに含まれるいずれかの複製ボリュームにリンクするリンクボリュームを備え、前記業務サーバから受信したモジュールの呼び出しに応じて、これに対応する前記複製ボリュームイメージを作成又は削除するモジュールを実行するディスクアレイ装置と、を有し、
前記サーバは、前記リンクボリュームを経由して、前記リンクされた複製ボリュームを利用し、
前記ファームウェアが、
前記複製ボリュームに複製ボリュームイメージを作成する複製ボリュームイメージ作成モジュールと、
前記複製ボリュームから複製ボリュームイメージを削除する複製ボリュームイメージ削除モジュールと、
複製ボリュームグループ情報,複製ボリューム情報,世代情報を保有する複製ボリューム世代管理テーブルと、
この複製ボリューム世代管理テーブルのデータの参照及び更新を行う複製ボリューム世代管理モジュールと、を備え、
前記業務サーバが、複製ボリュームイメージ削除指示が発行されると、当該複製ボリュームイメージ削除指示の入力引数を参照して、複製ボリュームが指定されているかどうかを判断し、複製ボリュームが指定されている場合、前記複製ボリュームイメージ削除モジュールを呼び出して、指定された前記複製ボリュームから複製ボリュームイメージを削除し、複製ボリュームが指定されていない場合、前記入力引数から複製ボリュームグループ情報と全ての世代を削除するかいなかを識別する情報を取得し、前記識別する情報が、全ての世代を削除することを示すものである場合、前記複製ボリュームイメージ削除モジュールを呼び出して、前記複製ボリュームグループ情報に対応する全ての複製ボリュームから複製ボリュームイメージを削除し、前記識別する情報が、全ての世代を削除することを示すものでない場合、前記複製ボリューム世代管理モジュールを呼び出して、最古世代の複製ボリューム情報を取得するとともに、前記複製ボリュームイメージ削除モジュールを呼び出して、前記最古世代の複製ボリュームから複製ボリュームイメージを削除する複製ボリュームイメージ削除手段を備えた
ことを特徴とする複製ボリューム世代管理システム。 - 業務ボリュームに対応する複製ボリュームイメージを作成し、業務サーバから受信したモジュールの呼び出しに応じて、これに対応する前記複製ボリュームイメージを作成又は削除するモジュールを実行するディスクアレイ装置であって、
前記モジュールを保有するファームウェアと、
前記業務ボリュームと、
前記業務ボリュームに対応する前記複製ボリュームを複数世代保有し、前記複製ボリュームを利用するサーバ毎に複数世代の前記複製ボリュームが割り当てられた複製ボリュームグループと、
前記サーバ毎に前記複製ボリュームグループに含まれるいずれかの複製ボリュームにリンクするリンクボリュームと、を備え、
前記サーバは、前記リンクボリュームを経由して、前記リンクされた複製ボリュームを利用し、
前記ファームウェアが、
前記複製ボリュームに複製ボリュームイメージを作成する複製ボリュームイメージ作成モジュールと、
前記複製ボリュームから複製ボリュームイメージを削除する複製ボリュームイメージ削除モジュールと、
複製ボリュームグループ情報,複製ボリューム情報,世代情報を保有する複製ボリューム世代管理テーブルと、
この複製ボリューム世代管理テーブルのデータの参照及び更新を行う複製ボリューム世代管理モジュールと、を備え、
前記業務サーバに、複製ボリュームイメージ作成指示が発行されると、当該複製ボリュームイメージ作成指示の入力引数を参照して、複製ボリュームが指定されているかどうかを判断し、複製ボリュームが指定されている場合、前記複製ボリューム世代管理モジュールを呼び出して、前記複製ボリュームに対応する世代情報を取得し、当該世代情報が空きを示すものである場合、前記複製ボリュームイメージ作成モジュールを呼び出して、指定された前記複製ボリュームに複製ボリュームイメージを作成し、複製ボリュームが指定されていない場合、前記入力引数から複製ボリュームグループ情報を取得し、前記複製ボリューム世代管理モジュールを呼び出して、当該複製ボリュームグループ情報に対応する複製ボリュームの世代情報として空きが存在するかどうかを判断し、空きが存在する場合、前記複製ボリュームイメージ作成モジュールを呼び出して、この空きである複製ボリュームに複製ボリュームイメージを作成し、空きが存在しない場合、前記複製ボリューム世代管理モジュールを呼び出して、最古世代の複製ボリューム情報を取得するとともに、前記複製ボリュームイメージ削除モジュールを呼び出して、前記最古世代の複製ボリュームから複製ボリュームイメージを削除し、前記複製ボリュームイメージ作成モジュールを呼び出して、複製ボリュームイメージを削除した前記複製ボリュームに複製ボリュームイメージを作成する複製ボリュームイメージ作成手段が備えられた
ことを特徴とするディスクアレイ装置。 - 業務ボリュームに対応する複製ボリュームイメージを作成し、業務サーバから受信したモジュールの呼び出しに応じて、これに対応する前記複製ボリュームイメージを作成又は削除するモジュールを実行するディスクアレイ装置であって、
前記モジュールを保有するファームウェアと、
前記業務ボリュームと、
前記業務ボリュームに対応する前記複製ボリュームを複数世代保有し、前記複製ボリュームを利用するサーバ毎に複数世代の前記複製ボリュームが割り当てられた複製ボリュームグループと、
前記サーバ毎に前記複製ボリュームグループに含まれるいずれかの複製ボリュームにリンクするリンクボリュームと、を備え、
前記サーバは、前記リンクボリュームを経由して、前記リンクされた複製ボリュームを利用し、
前記ファームウェアが、
前記複製ボリュームに複製ボリュームイメージを作成する複製ボリュームイメージ作成モジュールと、
前記複製ボリュームから複製ボリュームイメージを削除する複製ボリュームイメージ削除モジュールと、
複製ボリュームグループ情報,複製ボリューム情報,世代情報を保有する複製ボリューム世代管理テーブルと、
この複製ボリューム世代管理テーブルのデータの参照及び更新を行う複製ボリューム世代管理モジュールと、を備え、
前記業務サーバに、複製ボリュームイメージ削除指示が発行されると、当該複製ボリュームイメージ削除指示の入力引数を参照して、複製ボリュームが指定されているかどうかを判断し、複製ボリュームが指定されている場合、前記複製ボリュームイメージ削除モジュールを呼び出して、指定された前記複製ボリュームから複製ボリュームイメージを削除し、複製ボリュームが指定されていない場合、前記入力引数から複製ボリュームグループ情報と全ての世代を削除するかいなかを識別する情報を取得し、前記識別する情報が、全ての世代を削除することを示すものである場合、前記複製ボリュームイメージ削除モジュールを呼び出して、前記複製ボリュームグループ情報に対応する全ての複製ボリュームから複製ボリュームイメージを削除し、前記識別する情報が、全ての世代を削除することを示すものでない場合、前記複製ボリューム世代管理モジュールを呼び出して、最古世代の複製ボリューム情報を取得するとともに、前記複製ボリュームイメージ削除モジュールを呼び出して、前記最古世代の複製ボリュームから複製ボリュームイメージを削除する複製ボリュームイメージ削除手段が備えられた
ことを特徴とするディスクアレイ装置。
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