JP4374135B2 - レーザビームによる孔あけ加工方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、レーザビームをワークに照射することにより、前記ワークに対して目視できないような微小な貫通孔を形成することが可能なレーザビームによる孔あけ加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、自動車の車両等において、エアーバッグシステムが普及するに至り、このエアーバッグシステムには、衝撃吸収装置用空気袋として機能するエアーバッグが設けられている。前記エアーバッグは、折り畳まれて収納容器内に収納され、センサによって車両の衝突が検出されたとき、ガス発生器から供給されるガスによって瞬時に膨張することにより、運転者あるいは乗客の衝撃を吸収するクッションとして機能するものである。
【0003】
また、前記エアーバッグは、例えば、ステアリングホイールカバーまたはインストルメントパネル等の内装部品中に隠された状態で取着され、該エアーバッグが膨張することによりエアーバッグ展開用のドアパネルが強制的に開かれて収納容器の外部に露呈する。
【0004】
この場合、前記ドアパネルの開放を確実にするために、内装カバーのドアパネルには、例えば、溝、孔部等からなる所定の加工パターンによって脆弱部が形成されている。
【0005】
ところで、前記脆弱部を形成する方法として、例えば、特開昭58−16784号公報には、被加工物の加工面と反対面側に光検出器を設け、前記被加工物の貫通孔を通過したレーザビームを前記光検出器によって検知することにより、被加工物に対して孔明け加工する方法が開示されている。
【0006】
また、特開平8−282420号公報には、エアーバッグ展開用開口部の自動車用内装カバーのドアパネルに対しレーザビームによって部分的に溝を形成することにより、脆弱部を形成する方法が開示されている。
【0007】
さらに、特開平10−85966号公報には、制御可能なパルス状のレーザ放射を用いて線状のウィーク部を形成する方法が開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記の従来技術に係る特開昭58−16784号公報に開示された技術的思想では、光検出器によってレーザビームを検知してから実際にレーザビームが停止するまでの遅れ時間の影響によって孔明け加工される貫通孔の直径が大きくなり、穿孔された貫通孔が目視できるために外観品質が劣るとともに、強度剛性が低下することによりエアーバッグ用脆弱部としての機能の耐久性が劣化するという不具合がある。
【0009】
また、前記の従来技術に係る特開平8−282420号公報に開示された技術的思想では、高価なレーザ検知センサが必要とするため設備投資に多大な負担を及ぼすとともに、脆弱部の厚みを一定とするためにレーザビームの制御が複雑になるという不具合がある。
【0010】
さらに、前記の従来技術に係る特開平10−85966号公報に開示された技術的思想では、検知信号を介して得られた積分値と残留強度との相関基準値とを比較する方法が採用されているため、制御装置の構成が複雑になり製造コストが高騰するという不具合がある。
【0011】
本発明は、前記の不具合を考慮してなされたものであり、多大な設備投資を必要とすることがなく簡便な方法によって穿孔される貫通孔の直径を縮径することが可能なレーザビームによる孔あけ加工方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するために、本発明は、ワークに向かってレーザビームを照射することにより、前記ワークに貫通孔を形成する工程と、
前記貫通孔を通過したレーザビームをセンサによって検知し、前記センサから導出される検出信号に基づいてレーザビームの照射を停止する工程と、
を有し、前記貫通孔を通過したレーザビームをセンサによって検知して該レーザビームの照射が実際に停止するまでの時間が、連続する次のパルス信号がオン状態となるまでの時間よりも短くなるように、前記レーザビームを制御するパルス信号を設定することを特徴とする。
【0013】
この場合、前記レーザビームは、複数のパルス状のレーザ出力指令信号によって制御され、ワークの貫通孔を通過したレーザビームをセンサが検知してから検出信号を出力するまでの時間をt1とし、センサから導出された検出信号が予め設定された閾値を越えるまでの時間をt2とし、前記閾値を越えてからレーザビームの照射が実際に停止するまでの時間をt3としたとき、前記時間t1〜t3の合計時間を、前記レーザ出力指令信号を構成するパルス信号の1周期(T2)とパルス幅(T3)との時間差(T2−T3)よりも短くなるように設定するとよい。
【0014】
なお、前記複数のパルス状のレーザ出力指令信号は、オン/オフ信号または所定値だけレベルシフトしたオン/オフ信号によって構成されるとよい。
【0015】
本発明によれば、時間t1〜t3の合計時間(t1+t2+t3)がレーザ出力指令信号を構成するパルス信号の1周期(T2)とパルス幅(T3)との時間差(T2−T3)よりも短くなるように設定されたレーザビーム指令信号によってレーザビームを制御することにより、貫通される側の貫通孔の直径を小さく形成することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明に係るレーザビームによる孔あけ加工方法について、これを実施する装置との関連において好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
【0017】
図1において、参照数字10は、本発明の実施の形態に係るレーザビームによる孔あけ加工方法を実施するワーク加工システムを示す。
【0018】
このワーク加工システム10は、ワークであるインストルメンタルパネル12(以下、単にインパネ12という)を保持するアーム14を有し前記インパネ12をXYZの3軸を含む多軸に変位または回動動作させる6軸ロボット16と、前記6軸ロボット16を制御するロボット用コントローラ18とを備える。なお、前記インパネ12は、図示しないエアーバッグの開口部に設けられたカバーとして機能するものである。
【0019】
前記インパネ12の下方側には、該インパネ12に穿孔された貫通孔を通過したレーザビームを検知するセンサ20が支持台22上に載置されている。なお、前記インパネ12は、レーザビームが照射される側を裏面24とし、センサ20と対峙する側が表面26となるように保持されている。
【0020】
さらに、前記ワーク加工システム10は、ベンドミラー28および集光レンズ30を経由してインパネ12にレーザビームを照射することにより、加工パターンに沿って複数の貫通した小孔を穿孔するレーザビーム発振装置32と、前記レーザビーム発振装置32を制御するレーザ用コントローラ34と、前記レーザ用コントローラ34に接続され、前記センサ20からの検出信号に基づいてレーザビームの出力を制御するフィードバック回路36とを備える。
【0021】
なお、前記レーザビーム発振装置32としては、例えば、CO2、エキシマ、半導体、アルゴンガス、ダイオード等のレーザ発振器等を用いるとよい。また、集光レンズ30にガスを供給するアシストガス供給装置38が配設されている。
【0022】
フィードバック回路36は、レーザ用コントローラ34に対してレーザ出力指令信号を導出するデジタル/アナログ変換器40と、パルス指令信号を導出するタイマコントローラ42と、センサ20から出力された検出信号をアナログ信号からデジタル信号に変換するアナログ/デジタル変換器44とを含む。
【0023】
さらに、前記フィードバック回路36は、ROM46およびRAM48と、後述するように、パルス指令信号の1周期T1、レーザ出力指令信号の1周期T2、前記レーザ出力指令信号のパルス幅T3が予め設定され、前記設定されたデータをメモリとして保持するパルス設定器50と、レーザビームの出力(パワー)が予め設定され、前記設定されたデータをメモリとして保持するレーザパワー設定器52とを備える。
【0024】
この場合、前記デジタル/アナログ変換器40、タイマコントローラ42、アナログ/デジタル変換器44、ROM46、RAM48、パルス設定器50、およびレーザパワー設定器52は、それぞれバス線54を通じてCPU56と接続されている。なお、前記ROM46には、インパネ12に貫通する小孔間の離間距離であるピッチ閾値設定値データが格納されているものとする。
【0025】
本発明の実施の形態に係るレーザビームによる孔あけ加工方法を実施するワーク加工システム10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次に、その動作並びに作用効果について、図2に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0026】
CPU56は、パルス設定器50およびレーザパワー設定器52に予め設定されているデータを読み出し、周波数(1/T2)およびデューティー比(T3/T2)をタイマコントローラ42にセットするとともに、レーザ出力をデジタル/アナログ変換器40にセットする(ステップS1)。続いて、CPU56は、パルス開始信号をタイマコントローラ42に導出し、前記パルス開始信号に基づいてパルス指令信号がオフ状態からオン状態となることにより、パルス停止状態からパルス開始状態となる(ステップS2)。
【0027】
前記パルス指令信号がパルス開始状態となることにより、前記ステップS1によってセットされたパルス波形からなるレーザ出力指令信号がデジタル/アナログ変換器40を介してレーザ用コントローラ34に出力され、レーザビーム発振装置32からレーザビームが照射される。このレーザビームは、ベンドミラー28によって反射され集光レンズ30を透過した後、ワークであるインパネ12の裏面24に向かって照射されることにより前記インパネ12に対するレーザ加工が施される。
【0028】
図3の「レーザビーム到達位置」に示されるように、レーザビームによってインパネ12の裏面24側から徐々に穿孔が開始され、インパネ12の裏面24と表面26とが貫通するに至る。その際、インパネ12の貫通孔を通過したレーザビームがセンサ20によって検知され(ステップS3参照)、前記センサ20から導出された検出信号(フィードバック信号)は、アナログ/デジタル変換器44によってデジタル信号に変換された後、CPU56に導入される。CPU56は、タイマコントローラ42にパルス停止信号を導出してパルス指令信号を停止状態とする(ステップS4)。この結果、レーザ出力指令信号がオフ状態となってインパネ12に対するレーザビームの照射が停止することにより、前記インパネ12に対する1個の貫通孔の穿孔加工が終了する。
【0029】
続いて、ロボット用コントローラ18の制御作用下に6軸ロボット16のアーム14を動作させ、脆弱部の加工パターンにしたがって次に穿孔すべき位置にインパネ12を所定のピッチだけ変位させて位置決めする(ステップS5)。
【0030】
パルス指令信号の1周期T1に対応する時間が経過するとき(ステップS6)、ステップS2乃至ステップS4にしたがってインパネ12に対してレーザビームが照射され、新たな貫通孔が穿孔される。このようにして所定の加工パターンにしたがって複数の貫通孔が穿孔されることにより、図4に示されるような脆弱部58が形成され、インパネ12に対する加工工程が終了する(ステップS7)。
【0031】
この場合、図3に示されるように、インパネ12の貫通孔を通過したレーザビームをセンサ20が検知してから検出信号を出力するまでの時間をt1(図示せず)とし、センサ20からの検出信号がアナログ/デジタル変換器44に入力されて予めROM46に設定された閾値を越えるまでの時間をt2とし、前記閾値を越えてからレーザビームの照射が実際に停止するまでの時間をt3としたとき、本実施の形態では、時間t1〜t3の合計時間が(T2−T3)の時間よりも短くなるように設定されているため、レーザ出力指令信号を構成する次のパルス信号P6が出力される前にレーザビームの照射を停止させることができる。
【0032】
換言すると、時間t1〜t3の合計時間が、レーザ出力指令信号の1周期T2とパルス幅T3との差、すなわち、直前のパルス信号P5と次のパルス信号P6との間(斜線部分参照)の時間よりも短く設定することにより、次のパルス信号P6が立ち上がる前に、パルス指令信号をオフ状態とし、次のパルス信号P6の直前に出力されたパルス信号P5の立ち下がりによってレーザビームの出力を停止させている。従って、センサ20がレーザビームを検知してから迅速にレーザビームの照射を停止させることができるため、レーザビームによって貫通される側(インパネ12の表面26側)の貫通孔の直径を小さくすることができる(図6参照)。
【0033】
レーザビームによって貫通される側の貫通孔の直径は、0μmを含まないで0μmよりも大きく、しかも50μm以下で目視できない範囲がよい。貫通される側の貫通孔の直径が50μmより大きいとその孔部自体を視認できるために外観品質が劣化するとともに、強度剛性が劣るという不具合がある。
【0034】
最も好ましい貫通孔の直径の範囲は、10μm以上30μm以下であり、エアーバックカバーの外観品質を向上させ、しかも、脆弱部58の機能の耐久性を増大させることができる。
【0035】
さらに、加工パターンに沿って形成された貫通孔間の離間間隔(ピッチ)は、0.5mm以上1.5mm以下の範囲がよい。
【0036】
なお、図5に示されるように、貫通孔加工を開始したときに連続したレーザ出力指令信号(オン状態が所定時間だけ継続したレーザ出力指令信号)P1によってレーザ出力を制御するとともに、レーザビームがセンサ20によって検知される直前、すなわちレーザビームによってインパネ12に貫通孔を形成する直前にオン/オフからなる複数のパルス信号P2〜P4によってレーザ出力を制御するようにしてもよい。その際、次のパルス信号P5が出力される前にパルス指令信号をオフ状態にするのは前記と同様である。
【0037】
さらに、図7に示されるように、レベルシフタ(図示せず)を用いて所定値だけレベルシフトしたパルス信号からなるレーザ出力指令信号を用いてインパネ12にレーザビームを照射するようにしてもよい。この場合、図8に示されるように、レーザビームが照射されるインパネ12の裏面24側には連続する溝部が形成され、パルス信号を完全にオフ状態とすることにより(図7参照)、インパネ12の表面26側に貫通される貫通孔の直径をより一層小さくすることができる。
【0038】
次に、一つの孔部の貫通孔加工を連続したレーザ出力によって行った場合を比較例として図9に示す。
【0039】
この場合、図9に示されるように、インパネ12の貫通孔を通過したレーザビームをセンサ20が検知してから検出信号を出力するまでの時間をt1(図示せず)とし、センサ20からの検出信号がアナログ/デジタル変換器44に入力されて予めROM46に設定された閾値を越えるまでの時間をt2とし、前記閾値を越えてからレーザ出力信号をオフ状態とするまでの時間をt3とし、レーザ出力信号をオフ状態にしてからレーザビーム発振装置32からレーザビームの照射が実際に停止するまでの時間をt4としたとき、比較例では、前記時間t1〜t4のそれぞれの合計時間が遅れ時間となるため、センサ20がレーザビームを検知してからレーザビームの照射時間を短縮するのが困難であり、前記レーザビームによって形成される貫通孔の直径を縮径するのに限界がある。
【0040】
なお、図3、図7および図9中における「レーザビーム到達位置」は、ワークであるインパネ12の厚さ方向に対して照射されたレーザビームがどこまで到達したかを便宜的に表したものであり、経時的に示されてはいない。この場合、レーザビームの到達位置を示す波形状は、パルス信号による加工状態を表したものであり、実際上は、インパネ12の移動速度がパルス周波数と比較して遅いため、溝状に加工され、貫通された貫通孔の内周面にギザギザの波形状が形成されることはない。
【0041】
本実施の形態では、時間t1〜t3をそれぞれ加算した時間が(T2−T3)の時間よりも短くなるように設定することにより、比較例と比較して遅れ時間を短縮してレーザビームによって形成される貫通孔(貫通される側の貫通孔)の直径を縮径することができる。また、本実施の形態では、複雑な制御方法を用いることがなく、簡素な装置によって実施することができるため、製造コストを低減することができるという利点がある。
【0042】
【発明の効果】
本発明によれば、以下の効果が得られる。
【0043】
すなわち、センサがレーザビームを検知してから迅速にレーザビームの照射を停止させることができるため、レーザビームによって貫通される側の貫通孔の直径を小さくすることができる。
【0044】
また、複雑な制御方法を用いることがなく、簡素な装置構成によって実施することができるため、製造コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るレーザビームによる孔あけ加工方法を実施するワーク加工システムの概略構成図である。
【図2】レーザビームによってインパネに脆弱部を形成する加工工程を示すフローチャートである。
【図3】インパネにレーザビームを照射する際のタイミングを示すタイムチャートである。
【図4】所定の加工パターンによって脆弱部が形成されたインパネの平面図である。
【図5】インパネにレーザビームを照射する他の方法を示すタイムチャートである。
【図6】本実施の形態に係るレーザビームによる孔あけ加工方法によってインパネに形成された貫通孔を表面側と裏面側からそれぞれ見た平面図である。
【図7】インパネにレーザビームを照射するさらに他の方法を示すタイムチャートである。
【図8】図7に示す方法によってインパネに形成された貫通孔を表面側と裏面側からそれぞれ見た平面図である。
【図9】比較例に係るレーザビームを照射する際のタイミングを示すタイムチャートである。
【符号の説明】
10…ワーク加工システム 12…インストルメントパネル
16…6軸ロボット 18…ロボット用コントローラ
20…センサ 24…裏面
32…レーザビーム発振装置 34…レーザ用コントローラ
36…フィードバック回路 40…デジタル/アナログ変換器
42…タイマコントローラ 44…アナログ/デジタル変換器
50…パルス設定器 52…レーザパワー設定器
56…CPU 58…脆弱部

Claims (3)

  1. ワークに向かってレーザビームを照射することにより、前記ワークに貫通孔を形成する工程と、
    前記貫通孔を通過したレーザビームをセンサによって検知し、前記センサから導出される検出信号に基づいてレーザビームの照射を停止する工程と、
    を有し、前記貫通孔を通過したレーザビームをセンサによって検知して該レーザビームの照射が実際に停止するまでの時間が、連続する次のパルス信号がオン状態となるまでの時間よりも短くなるように、前記レーザビームを制御するパルス信号を設定することを特徴とするレーザビームによる孔あけ加工方法。
  2. 請求項1記載の方法において、
    前記レーザビームは、複数のパルス状のレーザ出力指令信号によって制御され、ワークの貫通孔を通過したレーザビームをセンサが検知してから検出信号を出力するまでの時間をt1とし、センサから導出された検出信号が予め設定された閾値を越えるまでの時間をt2とし、前記閾値を越えてからレーザビームの照射が実際に停止するまでの時間をt3としたとき、前記時間t1〜t3の合計時間が、前記レーザ出力指令信号を構成するパルス信号の1周期(T2)とパルス幅(T3)との時間差(T2−T3)よりも短くなるように設定されていることを特徴とするレーザビームによる孔あけ加工方法。
  3. 請求項2記載の方法において、
    前記複数のパルス状のレーザ出力指令信号は、オン/オフ信号または所定値だけレベルシフトしたオン/オフ信号からなることを特徴とするレーザビームによる孔あけ加工方法。
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