JP4717428B2 - エアーバッグ展開用開放部のための脆弱ライン加工方法及び装置 - Google Patents

エアーバッグ展開用開放部のための脆弱ライン加工方法及び装置 Download PDF

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Description

本発明は、自動車用内装カバー(自動車のインストルメントパネルカバー)などにエアーバッグの展開用開放部のための開裂用脆弱ラインを加工する方法及び装置に関し、特に内装カバーの裏面からレーザビームを照射することにより開裂用の脆弱ラインを加工するようにした方法及び装置に関するものである。
自動車の運転席や助手席などに装着されるエアーバッグ装置は、基本的に、エアーバッグと、このエアーバッグを膨張展開が容易なように折り畳んだ状態に収容するエアーバッグケースと、折り畳まれたエアーバッグを短時間で膨張させるインフレータなどから構成されている。特に運転席や助手席に使用されるエアーバッグ装置は、ダッシュボードを構成すインストルメントパネルカバー(内装カバー)の内側に装着され、自動車の衝突などにより自動車が急激に減速された時にインフレータを作動させ、このインフレータからの高圧ガスにより、エアーバッグを短時間で膨張させると同時に内装カバーの展開用開放部を通して内装カバー外へ突出させ、搭乗者にクッション作用を与えるようになっている。
内装カバーは、一般的にポリプロピレン等のプラスチック材からなるパネルコアーと、このパネルコアーの表面を覆うポリプロピレン等のプラスチック製の単板から構成されたもの、または、ポリプロピレンからなるプラスチック製の硬質基板と、発砲ポリプロピレンからなる発砲プラスチック製の弾性中間層と、外被層を形成する熱可塑性ポリオレフィン(TPO)からなる装飾用フォイルとを積層したものから構成されている。
一方、内装カバーには、エアーバッグの展開用開放部のための開裂用脆弱ラインが加工されている。この開裂用脆弱ラインはレーザビームを用いて内装カバーに切り込みを入れることにより加工される。そして、内装カバーへのレーザビームの侵入深さは、脆弱ラインに残っている材料の厚さをモニタすることにより、脆弱ライン内の無傷の材料の厚さ、すなわちレーザビームによる切り込みの入らない材料の厚さをほぼ一定に維持するようになっている。
次に、図1により、従来おける内装カバーへの開裂用脆弱ラインの加工方法について説明する。
図1において、脆弱ライン加工装置1は、パルス状のビームを発生するレーザビーム発生装置2と、このレーザビーム発生装置2から出射されるレーザビーム2Aの照射方向に所定間隔離して対向設置されたセンサー3とを備える。また、レーザビーム発生装置2とセンサー3との間には内装カバー4が配置されている。この内装カバー4は、多軸ポジショニング機構10によって適当な速度で開裂用脆弱ラインの形状パターンに沿い移動される構成になっている(特許文献1参照)。
内装カバー4は、所望厚さの硬質ポリプロピレン基板4aと、この硬質ポリプロピレン基板4aに接合された所望厚さの発泡ポリプロピレン中間層4bと、この発泡ポリプロピレン中間層4bをカバーする所望厚さの熱可塑性ポリオレフィン(TPO)からなるフォイル4cとから構成される。また、レーザビーム発生装置2から出射されるレーザビーム2Aには、ビーム径が0.2〜0.5mmで、10.6μmの波長の赤外線光が使用されている。
内装カバー4への脆弱ラインの加工に際しては、内装カバー4を図示省略の多軸ポジショニング機構10により脆弱ラインパターンに沿い移動させながら、レーザビーム発生装置2から出射されるレーザビーム2Aを内装カバー4にその裏面から照射する。これに伴い、内装カバー4には、主にレーザによる溶融せん断作用により材料を除去することで切り込みが入れられる。この場合、材料の蒸発作用及び化学的劣化作用も材料の除去に寄与する。
レーザビーム2Aが内装カバー4を完全に貫通すると、フォイル4cに約20μmの小孔(マイクロパーフォレーション)5が形成され、この小孔5を通過したレーザビームはセンサー3に入射される。これにより、通過ビームの透過量をセンサー3で測定し、この測定結果を、脆弱ライン加工装置1全体を制御するシステムコントローラ6に取り込む。システムコントローラ6では、センサー3で測定された透過量に基づいて、内装カバー4へのレーザビームの侵入深さ、特に脆弱ラインの内装カバー4内に残留する無傷の材料の厚さ7を一定に維持するための基準点を設定する。すなわち、小孔5を有する脆弱ライン用切り込み孔8が加工される時の単位時間当りのレーザビーム2Aのパルス数またはレーザビームの照射時間より小さい値のパルス数または照射時間を、無傷の材料の厚さ7が残る状態の脆弱ライン用切り込み孔(盲孔)用として設定し、この設定値になるようにレーザビーム2Aをシステムコントローラ6により制御して、厚み7がほぼ一定に維持される脆弱ラインが加工されるようにする。
したがって、図2に示すように、小孔5を有する脆弱ライン用切り込み孔8が加工された段階から、図示省略の多軸ポジショニング機構で内装カバー4をレーザビーム2Aに対してステップ状に移動することにより、無傷の材料の厚さ7が残る脆弱ライン用切り込み孔(盲孔)9が内装カバー4に順次加工されることになり、脆弱ライン10を構成する。ここで、小孔5を有する脆弱ライン用切り込み孔8の間隔は、0.3〜0.9mmであることが望ましい。
国際出願番号PTC/GB98/01947
上記のような従来の脆弱ライン加工方法において、内装カバー4に加工される脆弱ラインのカバー内に残留する材料の厚さ7を一定に維持するに際しては、所定の間隔ごとにレーザビームが貫通する小孔(マイクロパーフォレーション)5を加工し、この小孔5を通過したレーザビームがセンサー3で検出されるまでのレーザビームのパルス数をシステムコントローラ6でカウントし、このカウント値を基にして、材料の厚さ7が残る脆弱ライン用切り込み孔(盲孔)9を加工する時のレーザビームのパルス数を小孔5を有する脆弱ライン用切り込み孔8を加工する時より減少するように設定している。
しかし、このような従来方法では、内装カバー4の装飾用外被層に光透過性を有する熱可塑性ポリオレフィン(TPO)を使用した場合、レーザビーム2Aの先端がTPOからなる装飾用フォイル4cに達する段階になると、このレーザビーム2Aの一部が装飾用フォイル4cを透過してセンサー3に入射される。このため、センサー3は小孔5を通過したレーザビームを受けていないにもかかわらず動作して、レーザビームを検知したことをシステムコントローラ6に対し通知してしまう。その結果、システムコントローラ6は、脆弱ライン用切り込み孔(盲孔)9を加工する時のレーザビームのパルス数を、正常に小孔5を通過したレーザビームを受けた時の値より更に少ない数値の誤って算定してしまう。これにより、内装カバー4へのレーザビーム2Aの侵入深さが更に浅くなって、脆弱ライン用切り込み孔(盲孔)9の残留する材料の厚さ7が大きく、かつ不均一になり、脆弱ラインの開裂が良好にできなくなるほか、展開された開放部の破断面にササクレが生じるという問題がある。特に内装カバー4に肉厚変動がある場合は、上述する現象が顕著となるという問題がある。
本発明は上記のような従来の問題点を解決するためになされたもので、内装カバーの装飾用外被層に光透過性を有する熱可塑性の樹脂材が使用した場合でも、脆弱ラインの内装カバー内に残留する材料の厚さを一定に維持でき、かつ脆弱ラインの良好は開裂を可能にして、展開用開放部の破断面にササクレが生じるのを防止できるようにしたエアーバッグ展開用開放部のための脆弱ライン加工方法及び装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1の発明は、内装カバーにエアーバッグの展開用開放部のための開裂用脆弱ラインをレーザ発生源からのレーザにより加工する方法であって、前記レーザ発生源からのレーザビームを前記内装カバーの裏面から照射して前記内装カバーにその裏面から所望深さに切り込みを入れて前記開裂用脆弱ラインを加工する工程を有し、前記開裂用脆弱ラインを加工する工程は、前記レーザ発生源から発生するレーザビームを前記内装カバーが貫通されるまで照射して該内装カバーの裏面と反対の表面に開口するモニタ用小孔を有する第1切り込み孔を加工する第1の工程と、前記モニタ用小孔が加工されたことを光学的に検出してレーザ供給量の切り替え指令信号を出力する第2の工程と、前記切り替え指令信号が出力された時点で前記第1の工程を停止し前記第1切り込み孔の加工時より少ない供給量のレーザビームを前記レーザ発生源から発生させて前記内装カバーに照射し前記内装カバーの表面側に一定の厚さの材料が残存する第2切り込み孔を前記開裂用脆弱ラインに沿い一定の間隔で複数連続して加工する第3の工程とを含み、
前記第1の工程と前記第2の工程と前記第3の工程を前記開裂用脆弱ラインに沿い繰り返し実行して脆弱ラインを加工することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1記載のエアーバッグ展開用開放部のための脆弱ライン加工方法において、前記第1切り込み孔を加工する時のレーザ供給量及び前記第2切り込み孔を加工する時のレーザ供給量は、前記レーザ発生手段から照射されるレーザビームの照射時間またはパルス数により設定されることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1記載のエアーバッグ展開用開放部のための脆弱ライン加工方法において、前記第2の工程は、前記モニタ用小孔に向けて発光体から光を照射し、前記モニタ用小孔を透過する光を受光体で検出した時に前記切り替え指令信号を出力することを特徴とする。
請求項4の発明は、内装カバーにエアーバッグの展開用開放部のための開裂用脆弱ラインをレーザ加工する装置であって、前記内装カバーにその裏面からレーザビームを照射して該内装カバーの裏面と反対の表面に開口するモニタ用小孔を有する第1切り込み孔及び一定の厚さの材料が残存する所望深さの第2切り込み孔を加工するレーザ発生手段と、前記第1切り込み孔が加工された時に前記モニタ用小孔を透過するレーザビーム検出してレーザ供給量の切り替え指令信号を出力する小孔検出手段と、前記内装カバーを前記開裂用脆弱ラインの形状パターンに沿い移動させる多軸ポジショニング機構と、前記多軸ポジショニング機構を制御して前記内装カバーが前記開裂用脆弱ラインに沿い複数ステップ移動される毎に前記レーザ発生手段から前記内装カバーに照射されるレーザビームの供給量を第1のレーザ量に制御して前記モニタ用小孔を有する1つの第1切り込み孔を前記内装カバーに加工する第1切り込み孔の加工と、前記第1切り込み孔が加工された時点で前記小孔検出手段から出力される切り替え指令信号により前記レーザ発生手段から前記内装カバーに照射されるレーザビームの供給量を前記第1のレーザ量より小さい第2のレーザ量に切り替えるとともに前記多軸ポジショニング機構により前記内装カバーが前記開裂用脆弱ラインに沿いステップ移動毎に前記第2のレーザ量で前記内装カバーに前記第2切り込み孔を複数連続して加工する第2切り込み孔の加工が前記開裂用脆弱ラインに沿って繰り返し実行されるように制御するシステム制御手段とを備えることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項4記載のエアーバッグ展開用開放部のための脆弱ライン加工装置において、前記小孔検出手段は、前記内装カバーの裏面側に配置され前記モニタ用小孔に向けて光を照射する発光体と、前記内装カバーの表面側に配置され前記モニタ用小孔を透過した光を検出した時に前記切り替え指令信号を出力する受光体とから構成されていることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項4記載のエアーバッグ展開用開放部のための脆弱ライン加工装置において、前記第1のレーザ量及び前記第2レーザは、前記レーザ発生手段から照射されるレーザビームの照射時間またはパルス数により設定されることを特徴とする。
本発明の脆弱ライン加工方法及び装置によれば、レーザ発生源から発生するレーザビームを内装カバーが貫通されるまで照射することにより内装カバーの表面に開口するモニタ用小孔を有する第1切り込み孔を加工し、この時点でモニタ用小孔を通して透過される光を検出してレーザ供給量の切り替え指令信号を生成し、この切り替え指令信号に基づいて第2切り込み孔が加工される際のレーザビームの供給量を第1切り込み孔の加工時より少ない値になるようにレーザ発生源に対して設定するように構成したので、内装カバーの装飾用外被層に光透過性を有する熱可塑性の樹脂材が使用されていても、脆弱ラインの内装カバー内に残留する材料の厚さを一定に維持でき、脆弱ラインの良好は開裂を可能にするとともに、展開用開放部の破断面にササクレが生じるのを防止できる。
本実施の形態による脆弱ライン加工方法及び装置の特徴は、レーザ発生源から発生するレーザビームを内装カバーが貫通されるまで照射することにより内装カバーの表面に開口するモニタ用小孔を有する第1切り込み孔を加工し、この時点でモニタ用小孔を通して透過される光を検出してレーザ供給量の切り替え指令信号を生成し、この切り替え指令信号に基づいて第2切り込み孔が加工される際のレーザビームのレーザ供給量を第1切り込み孔の加工時より少ない値になるようにレーザ発生源に対して設定するように構成したところにある。
この構成により、内装カバーの装飾用外被層に光透過性を有する熱可塑性の樹脂材が使用されていても、脆弱ラインの内装カバー内に残留する材料の厚さを一定に維持でき、かつ脆弱ラインの良好は開裂を可能にして、展開用開放部の破断面にササクレが生じるのを防止できる。
以下、本発明の実施例1にかかるエアーバッグ展開用開放部のための脆弱ライン加工方法及び装置について、図面を参照して説明する。
図3は本発明方法を適用したエアーバッグ展開用開放部のための脆弱ライン加工装置の一例を示す全体の構成図、図4は本実施例1に示す脆弱ライン加工装置により内装カバーに加工した開裂用脆弱ラインの一例を示す説明用平面図、図5は図4の5−5線に沿う拡大断面図である。
図3において、本発明の加工方法を適用した脆弱ライン加工装置20は、レーザ発生源(特許請求の範囲に記載したレーザ発生手段に相当)21と、光学的モニタ用小孔検出機構(特許請求の範囲に記載した小孔検出手段に相当)22と、システム制御部(特許請求の範囲に記載したシステム制御手段に相当)23と、多軸ポジショニング機構24とを備える。
レーザ発生源21はパルス状のレーザビーム21Aを所定の周波数で発生するものであり、このレーザ発生源21からのレーザビーム21Aの照射路上には内装カバー18がその裏面をレーザビーム21Aに向けて配置されている。また、このレーザ発生源21は、内装カバー18にその裏面からレーザビーム221Aを照射して該内装カバー18の裏面と反対の表面18aに開口するモニタ用小孔19aを有する1つの第1切り込み孔19bを開裂用脆弱ライン19(図4及び図5参照)に沿い加工し、この第1切り込み孔19bが加工された後、一定の厚さ18b(図5参照)の材料が残存する所望深さの複数の第2切り込み孔19cを開裂用脆弱ライン19(図4及び図5参照)に沿い一定の間隔で連続して加工する。
また、内装カバー18は多軸ポジショニング機構24にセットされ、この多軸ポジショニング機構24はシステム制御部23の制御下で、内装カバー18を適当な速度で、かつ内装カバー18に加工される開裂用脆弱ライン19の形状パターンに沿って一定の間隔でステップ状に移動されるように構成されている。
なお、図4において、破線が開裂用脆弱ライン19を示し、この破線で囲まれた領域がエアーバッグの展開用開放部となる。
小孔検出機構22は、内装カバー18の裏面から表面18aへ貫通されるように加工された第1切り込み孔19bのモニタ用小孔19a(約0.02mm程度)を光学的に検出してレーザ供給量の切り替え指令信号22aを出力するものであり、この小孔検出機構22は、図3に示すように、レーザ発生源21からのレーザビーム21Aの照射路上に配置された赤外線等の可視光線を発する発光ダイオード等からなる発光体221と、内装カバー18の下方にモニタ用小孔19aと相対向するように配置されモニタ用小孔19aを通して透過してくる発光体221からの光を受光する受光体222と、この受光体222に入射される発光体221からの可視光線のみを透過する光フィルタ223とから構成されている。また、受光体222の光入射側には、モニタ用小孔19aを透過した発光体221からの光束を受光体222に集光させる光学レンズ224が配置されている。
システム制御部23は、レーザ発生源21をも制御するもので、このレーザ発生源21に対しては、モニタ用小孔19aを有する第1切り込み孔19bが加工されるようにレーザ発生源21から内装カバー18に照射されるレーザビーム21Aの供給量を第1のレーザ量に制御するとともに、この第1切り込み孔19bが加工された時に小孔検出機構22から出力される切り替え指令信号22aに基づいてレーザ発生源21から内装カバー18に照射されるレーザビーム21Aの供給量を第2切り込み孔19bが加工されるように第1のレーザ量より小さい第2のレーザ量に制御する。
レーザビーム発生源21のレーザビーム出射前面側にはビームスプリッタ25が配置されている。このビームスプリッタ25は、レーザビーム発生源21からのレーザビーム21Aを内装カバー18に向け反射させるとともにレーザビーム21Aの一部を透過するものである。また、ビームスプリッタ25のレーザビーム反射側には、ビームスプリッタ25で反射されたレーザビーム21Aを内装カバー18に対して集光させる光学レンズ26が配置されている。また、ビームスプリッタ25のレーザビーム透過側には、ビームスプリッタ25を透過したレーザビームを検出してレーザビーム発生源21のレーザ出力をモニタするモニタ用センサー27が配置されている。
また、小孔検出機構22の発光体221はレーザビーム発生源21とビームスプリッタ25との間に配置されている。したがって、モニタ用小孔19aを通して透過してくる発光体221からの光はビームスプリッタ25で反射され、光学レンズ26を通過した後、光学レンズ224により光フィルタ223を通して受光体222に集光されるように構成されている。
前記内装カバー18は、2.2mm〜2.7mmの厚さの硬質ポリプロピレン基板181と、この硬質ポリプロピレン基板181に接合された、1.3mm〜1.8mmの厚さの発泡ポリプロピレン中間層182と、この発泡ポリプロピレン中間層182をカバーする、0.5mmの厚さの熱可塑性ポリオレフィン(TPO)からなるフォイル183とから構成されている。
また、レーザビーム発生源21から出射されるレーザビーム21Aは0.2〜0.5mmの径に集束された10.6μmの波長の赤外線光である。
次に、本実施例1による内装カバー18への開裂用脆弱ライン19の加工動作について説明する。
まず、内装カバー18を、その裏面、すなわち硬質ポリプロピレン基板181がレーザビーム21Aの照射側を向くようにして多軸ポジショニング機構24にセットする。この状態で、小孔検出機構22の発光体221をシステム制御部23からの点灯指令にしたがい点灯する。次いで、多軸ポジショニング機構24をシステム制御部23からの制御信号に基づいて制御することにより、内装カバー18を図4に示すような開裂用脆弱ライン19の形状パターンに沿い一定の間隔でステップ状に移動させる。これと同時に、レーザビーム発生源21をシステム制御部23からの指令信号に基づいて動作することにより、レーザビーム21Aを発生させる。レーザビーム発生源21から出射されるレーザビーム21Aはビームスプリッタ25により内装カバー18に向けて反射されるとともに、光学レンズ26により集光されて内装カバー18にその裏面から照射される。これにより、内装カバー18には、主にレーザによる溶融せん断作用により材料を除去することで脆弱ライン用の切り込み孔が加工される。そして、内装カバー18に対するレーザビーム21Aの侵入深さが増大し、この状態が更に継続されると、内装カバー18には、図に示すように、モニタ用の小孔19aを有する脆弱ライン用の第1切り込み孔19bが加工される。この第1切り込み孔19bは、主にレーザによる溶融せん断作用により材料を除去することで加工される。また、この時の第1切り込み孔19bの加工に用いられるレーザ供給量(第1のレーザ量)には20〜25個のパルスが使用される。このレーザのパルス数はシステム制御部23でカウントされる。また、第1切り込み孔19bの加工時における材料の除去は、材料の蒸発作用及び化学的劣化作用も寄与する。
モニタ用小孔19aを有する第1切り込み孔19bが内装カバー18に加工された状態になると、発光体221からの光221aはビームスプリッタ25で反射され、光学レンズ26を通過した後、内装カバー18に加工されたモニタ用小孔19aを透過する。さらに、この透過光は光学レンズ224により光フィルタ223を通して受光体222に集光される。これにより、受光体222がモニタ用小孔19aを通して光を検知するとシステム制御部23に対して切り替え指令信号22aを出力する。システム制御部23では、レーザビーム21Aによるモニタ用小孔19aの加工が停止されるようにレーザビーム発生源21を制御するとともに、第1切り込み孔19bの加工時におけるレーザパルスのカウント値を基にして、第2切り込み孔19を加工する時のパルス数、すなわち、レーザ供給量(第2のレーザ量)を設定する。すなわち、第2切り込み孔19を加工する時の内装カバー18へのレーザビームの侵入深さ、特に開裂用脆弱ライン19の内装カバー18内に残留する無傷の材料の厚さ18bを一定に維持するための供給パルス数を第1切り込み孔19bが加工されるときのパスル数より少ないパルス数、例えば、この実施例1では17パルス程度に設定する。したがって、第2切り込み孔19の加工に際しては、上記パルス数のレーザビーム21Aをレーザビーム発生源21から発生させて内装カバー18にその裏面から照射すれば、内装カバー18には、第1切り込み孔19bに隣接して、脆弱ライン用の第2切り込み孔(盲孔)19cが開裂用脆弱ライン19に沿い多軸ポジショニング機構24のステップ移動で決まる一定の間隔で複数(図5では3個)連続して加工される。
したがって、上記第1切り込み孔19bの加工と第2切り込み孔19cの加工を開裂用脆弱ライン19に沿って繰り返し実行することで図4に示す開裂用脆弱ライン19が形成される。
また、レーザビーム発生源21のレーザ出力はモニタ用センサー27により検出され、このセンサー27で検出されたレーザ出力に比例する検出信号をシステム制御部23に取り込むとともに、システム制御部23から出力させる制御指令をレーザビーム発生源21に供給することにより、レーザビーム発生源21からのレーザ出力を予め設定した値になるように制御する。
なお、モニタ用小孔19aを有する脆弱ライン用切り込み孔19bと複数の脆弱ライン用切り込み孔19cとを開裂用脆弱ライン19に沿って交互に加工することが好ましい。これは、内装カバー18の厚さが全ての部分で均一に加工されているとは限らないため、一箇所のモニタ用小孔19aのみでは材料の厚み18bをほぼ一定に維持できなくなるからである。
このような本実施例1によれば、レーザ発生源21から発生するレーザビームを内装カバー18が貫通されるまで照射することにより内装カバーの表面に開口するモニタ用小孔19aを有する第1切り込み孔19bを加工し、この時点でモニタ用小孔19aを通して透過される発光体221からの光221aを小孔検出機構22の受光体222で検出することによりレーザ供給量の切り替え指令信号22aを生成し、この切り替え指令信号22aをシステム制御部23に取り込むにより、第2切り込み孔19cが加工される際のレーザビーム2Aの供給量を第1切り込み孔19aの加工時より少ない値になるようにレーザ発生源21に対して設定するように構成したので、内装カバー18の装飾用外被層であるフォイル183に光透過性を有する熱可塑性の樹脂材が使用されていても、脆弱ラインの内装カバー18内に残留する材料の厚さ18bを一定に維持でき、脆弱ライン19の良好は開裂を可能にするとともに、展開用開放部の破断面にササクレが生じるのを防止することができる。
なお、上記の実施例では、内装カバー18を硬質ポリプロピレン基板181と、発泡ポリプロピレン中間層182と、フォイル183との三層構造の場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、これ以外の構造のもの、例えば硬質ポリプロピレン等からなる単板構造でもよいほか、フォイル183は光を透過し得る物性のものでなくともよい。
また、本発明における内装カバー18の開裂用脆弱ライン19は、図5に示すように、モニタ用小孔19aを有する脆弱ライン用の第1切り込み孔19bと複数の脆弱ライン用切り込み孔19cとが間隔をおいて加工される構造のものに限らず、互いに隣接する脆弱ライン用切り込み孔19bと脆弱ライン用切り込み孔19c及び互いに隣接する脆弱ライン用切り込み孔19c同士とがオーバラップ状態に重複して連続する構造の開裂用脆弱ラインであってもよい。
また、小孔検出機構22は図3に示すような構造のものに限定されず、重要なことは、第1切り込み孔19bが加工される時にモニタ用小孔19aの存在が光学的に検出できる構成のものであればよい。
従来における脆弱ライン加工装置の全体の構成図である。 従来の脆弱ライン加工装置により内装カバーに加工した開裂用脆弱ラインの一例を示す拡大断面図である。 本発明方法を適用したエアーバッグ展開用開放部のための脆弱ライン加工装置の一例を示す全体の構成図である。 本実施例1に示す脆弱ライン加工装置により内装カバーに加工した開裂用脆弱ラインの一例を示す説明用平面図である。 図4の5−5線に沿う拡大断面図である。
18 内装カバー
18a 無傷の材料の厚さ
19 開裂用脆弱ライン
19a モニタ用の小孔
19b 脆弱ライン用切り込み孔
19c 脆弱ライン用切り込み孔
20 脆弱ライン加工装置
21 レーザビーム発生源
21A レーザビーム
22 小孔検出機構
23 システム制御部
24 多軸ポジショニング機構

Claims (6)

  1. 内装カバーにエアーバッグの展開用開放部のための開裂用脆弱ラインをレーザ発生源からのレーザにより加工する方法であって、
    前記レーザ発生源からのレーザビームを前記内装カバーの裏面から照射して前記内装カバーにその裏面から所望深さに切り込みを入れて前記開裂用脆弱ラインを加工する工程を有し、
    前記開裂用脆弱ラインを加工する工程は、前記レーザ発生源から発生するレーザビームを前記内装カバーが貫通されるまで照射して該内装カバーの裏面と反対の表面に開口するモニタ用小孔を有する第1切り込み孔を加工する第1の工程と、前記モニタ用小孔が加工されたことを光学的に検出してレーザ供給量の切り替え指令信号を出力する第2の工程と、前記切り替え指令信号が出力された時点で前記第1の工程を停止し前記第1切り込み孔の加工時より少ない供給量のレーザビームを前記レーザ発生源から発生させて前記内装カバーに照射し前記内装カバーの表面側に一定の厚さの材料が残存する第2切り込み孔を前記開裂用脆弱ラインに沿い一定の間隔で複数連続して加工する第3の工程とを含み、
    前記第1の工程と前記第2の工程と前記第3の工程を前記開裂用脆弱ラインに沿い繰り返し実行して脆弱ラインを加工する、
    ことを特徴とするエアーバッグ展開用開放部のための脆弱ライン加工方法。
  2. 前記第1切り込み孔を加工する時のレーザ供給量及び前記第2切り込み孔を加工する時のレーザ供給量は、前記レーザ発生手段から照射されるレーザビームの照射時間またはパルス数により設定されることを特徴とする請求項1記載のエアーバッグ展開用開放部のための脆弱ライン加工方法。
  3. 前記第2の工程は、前記モニタ用小孔に向けて発光体から光を照射し、前記モニタ用小孔を透過する光を受光体で検出した時に前記切り替え指令信号を出力することを特徴とする請求項1記載のエアーバッグ展開用開放部のための脆弱ライン加工方法。
  4. 内装カバーにエアーバッグの展開用開放部のための開裂用脆弱ラインをレーザ加工する装置であって、
    前記内装カバーにその裏面からレーザビームを照射して該内装カバーの裏面と反対の表面に開口するモニタ用小孔を有する第1切り込み孔及び一定の厚さの材料が残存する所望深さの第2切り込み孔を加工するレーザ発生手段と、
    前記第1切り込み孔が加工された時に前記モニタ用小孔を透過するレーザビーム検出してレーザ供給量の切り替え指令信号を出力する小孔検出手段と、
    前記内装カバーを前記開裂用脆弱ラインの形状パターンに沿い一定の間隔でステップ移動させる多軸ポジショニング機構と、
    前記多軸ポジショニング機構を制御して前記内装カバーが前記開裂用脆弱ラインに沿い複数ステップ移動される毎に前記レーザ発生手段から前記内装カバーに照射されるレーザビームの供給量を第1のレーザ量に制御して前記モニタ用小孔を有する1つの第1切り込み孔を前記内装カバーに加工する第1切り込み孔の加工と、前記第1切り込み孔が加工された時点で前記小孔検出手段から出力される切り替え指令信号により前記レーザ発生手段から前記内装カバーに照射されるレーザビームの供給量を前記第1のレーザ量より小さい第2のレーザ量に切り替えるとともに前記多軸ポジショニング機構により前記内装カバーが前記開裂用脆弱ラインに沿いステップ移動毎に前記第2のレーザ量で前記内装カバーに前記第2切り込み孔を複数連続して加工する第2切り込み孔の加工が前記開裂用脆弱ラインに沿って繰り返し実行されるように制御するシステム制御手段と、
    を備えることを特徴とするエアーバッグ展開用開放部のための脆弱ライン加工装置。
  5. 前記小孔検出手段は、前記内装カバーの裏面側に配置され前記モニタ用小孔に向けて光を照射する発光体と、前記内装カバーの表面側に配置され前記モニタ用小孔を透過した光を検出した時に前記切り替え指令信号を出力する受光体とから構成されていることを特徴とする請求項4記載のエアーバッグ展開用開放部のための脆弱ライン加工装置。
  6. 前記第1のレーザ量及び前記第2レーザは、前記レーザ発生手段から照射されるレーザビームの照射時間またはパルス数により設定されることを特徴とする請求項4記載のエアーバッグ展開用開放部のための脆弱ライン加工装置。
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