JP4373625B2 - Electronic musical instruments - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、白鍵と黒鍵が並んだ鍵盤と、その鍵盤の演奏操作に応じた楽音を生成する楽音生成部とを備えた電子楽器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、リズムパターンや効果音のパターンに対応させてノートナンバーを設定しておき、指示されたノートナンバーに応じたパターンを楽音発生手段に読み出すことにより、演奏中にリアルタイムでリズムパターンや効果音のパターンを自在に変更するRPS(Realtime Phrase Sequence)の技術が知られている(特許第2629433号公報参照)。この技術を採用して、鍵盤の一部の鍵域内(例えば1オクターブ分の鍵域内)の各鍵に各パターンを割り当てておき、所望のパターンに対応した鍵を押鍵することにより、鍵盤で演奏される楽音にリズムや効果音を付与するということが行なわれている。ここで、白鍵にはベーシックなリズムパターンを割り当て、また黒鍵にはフィルインのような効果音のパターンを割り当てると、リズムパターンと効果音のパターンとを視覚的に簡単に区別することができるため、演奏を容易に行なうことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、鍵盤で楽音を演奏するにあたり、演奏される曲目によっては、鍵盤のうちの高音域側の鍵のみを用いて演奏したり、あるいは低音域側の鍵のみを用いて演奏する場合がある。その場合、予め所定の鍵域に割り当てられているパターンを鍵盤の低音域側に移動したり、あるいは高音域側に移動するということが行なわれる。このような移動がオクターブ単位で行なわれた場合には問題ないが、半音単位で移動が行なわれると、移動される前に白鍵に割り当てられていたリズムパターンと黒鍵に割り当てられていた効果音のパターンとの位置関係が崩れてしまう場合がある。すると、白鍵に効果音のパターンが割り当てられたり、黒鍵にリズムパターンが割り当てられたりするため、リズムパターンと効果音のパターンを視覚的に区別することが困難となり、演奏しにくいという問題が発生する。
【0004】
本発明は、上記事情に鑑み、演奏を容易に行なうことができる電子楽器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明の電子楽器は、白鍵と黒鍵が並んだ鍵盤と、その鍵盤の演奏操作に応じた楽音を生成する楽音生成部とを備えた電子楽器において、
上記鍵盤の一部の鍵域内の各鍵に各機能を割り当てる機能割当部と、
上記鍵域内の各鍵の操作に応じて操作された鍵に割り当てられている機能を実行する機能実行部と、
上記鍵域の、新たな鍵域への移動量を半音単位で指定する鍵域移動指定部とを備え、
上記機能割当部は、上記鍵域移動指定部により新たな鍵域への移動量が指定された場合に、上記各機能が割り当てられる鍵域を、移動前の鍵域から、上記鍵域移動指定部で指定された移動量に応じた移動量だけ移動した新たな鍵域に、移動前の鍵域において白鍵に割り当てられていた機能は新たな鍵域においても白鍵に割り当てられるとともに、移動前の鍵域において黒鍵に割り当てられていた機能は新たな鍵域においても黒鍵に割り当てられるように移動するものである。
【0006】
本発明の電子楽器は、鍵盤の、あらかじめ機能が割り当てられている鍵域から、新たな鍵域への移動にあたり、移動前の鍵域において白鍵に割り当てられていた機能は新たな鍵域においても白鍵に割り当てられるとともに、移動前の鍵域において黒鍵に割り当てられていた機能は新たな鍵域においても黒鍵に割り当てられるように移動するものであるため、半音単位で移動する場合であっても、白鍵に割り当てられていた機能が黒鍵に割り当てられたり黒鍵に割り当てられていた機能が白鍵に割り当てられることが防止される。従って、演奏にあたり、白鍵に割り当てられた機能と黒鍵に割り当てられた機能とを簡単に区別することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について説明する。
【0008】
図1は、本発明の電子楽器の一実施形態のブロック図である。
【0009】
図1に示す電子楽器100には、ROM11と、RAM12と、CPU13と、モード選択操作子14と、トランスポーズ設定操作子15と、パターンシフト設定操作子16と、白鍵と黒鍵が並んだ鍵盤装置17と、その鍵盤装置17の演奏操作に応じた楽音を生成する楽音生成部を構成する楽音再生装置18,パターン再生装置19と、D/Aコンバータ20と、スピーカ21とが備えられている。
【0010】
ROM11には、電子楽器100全体の制御を行なうためのプログラムが格納されている。
【0011】
RAM12には、CPU13が種々の処理を実行するための作業領域等が備えられている。
【0012】
CPU13は、ROM11に格納されたプログラムを読み出してRAM12に備えられた作業領域を使用して、その読み出されたプログラムを実行することにより、この図1に示す電子楽器100全体の制御を行なう。
【0013】
また、CPU13は、鍵盤装置17の一部の鍵域内の各鍵に各機能を割り当てる機能割当部の役割を担うものである。さらに、CPU13は、上記鍵域内の各鍵の操作に応じて操作された鍵に割り当てられている機能を実行する機能実行部の役割を担うものである。ここでいう機能とは、鍵盤装置17で演奏される楽音にリズムや効果音を付与するための機能をいい、鍵盤装置17の上記鍵域内の白鍵にはベーシックなリズムパターンが割り当てられるとともに、黒鍵にはフィルインのような効果音のパターンが割り当てられる。
【0014】
モード選択操作子14は、楽音モードとパターンモードとのいずれかのモードを選択するための操作子である。楽音モードとは、鍵盤装置17の鍵操作に応じて演奏される通常の楽音を、後述する楽音再生装置18により生成するためのモードである。一方、パターンモードとは、鍵盤装置17の上記鍵域内の白鍵に割り当てられたリズムパターン、黒鍵に割り当てられた効果音のパターンを、パターン再生装置19により生成するためのモードである。演奏者によりモード選択操作子14が楽音モードに選択された場合は、そのモード選択操作子14から値「1」がCPU11に出力され、パターンモードに選択された場合は値「2」がCPU11に出力される。
【0015】
トランスポーズ設定操作子15は、通常の楽音の生成にあたり、操作された鍵に対応するノートナンバーをどれだけの量(トランスポーズ値)移動するかを指定するための操作子である。演奏者は、トランスポーズ設定操作子15を操作して、−12〜+12までの範囲内でトランスポーズ値を指定することができる。指定されたトランスポーズ値は、CPU13に出力される。
【0016】
パターンシフト設定操作子16は、本発明にいう鍵域移動指定部の一例に相当し、鍵盤装置17の、予め上記リズムパターンや効果音のパターンが割り当てられている鍵域から、新たな鍵域への上記パターンの移動量を指定するものである。演奏者は、パターンシフト設定操作子16を操作して、−24〜+24までの範囲内でパターンシフト値を指定することができる。指定されたパターンシフト値は、CPU13に出力される。尚、パターンシフト値が「0」の場合は、鍵盤装置17の中央部の1オクターブ分の鍵域におけるノートナンバー60〜71がパターン演奏鍵域となる。
【0017】
ここで、CPU13は、パターンシフト設定操作子16により新たな鍵域への移動量(パターンシフト値)が指定された場合に、上記リズムパターン,効果音のパターンが割り当てられる鍵域を、移動前の鍵域から、パターンシフト設定操作子16で指定された移動量に応じた移動量だけ移動した新たな鍵域に、移動前の鍵域において白鍵に割り当てられていたリズムパターンはその新たな鍵域においても白鍵に割り当てられるとともに、移動前の鍵域において黒鍵に割り当てられていた効果音のパターンはその新たな鍵域においても黒鍵に割り当てられるように移動する。
【0018】
鍵盤装置17については図2を参照して説明する。
【0019】
図2は、図1に示す鍵盤装置の一部を示す図である。
【0020】
本実施形態の鍵盤装置17には、0〜127のノートナンバーに対応する128の鍵が備えられており、図2にはその一部の鍵域(4オクターブ分の鍵域)の鍵が示されている。1オクターブ分の鍵域は、7つの白鍵17_0,17_2,17_4,17_5,17_7,17_9,17_11と5つの黒鍵17_1,17_3,17_6,17_8,17_10から構成されている。この鍵盤装置17は、演奏者により操作された鍵に対応するノートナンバーを伴った押鍵情報および離鍵情報をCPU13に出力する。
【0021】
再び図1に戻って説明を続ける。電子楽器100を構成する楽音再生装置18は、CPU13から0〜127のノートナンバーを伴った楽音再生開始指示を受けると、そのノートナンバーに対応した音程のデジタルの楽音信号を出力する。また、CPU13から楽音再生停止指示を受けると、その楽音信号の出力を停止する。
【0022】
パターン再生装置19は、CPU13から、後述する11〜17もしくは21〜25のパターンナンバーを伴ったパターン再生開始指示を受けると、そのパターンナンバーに対応したパターンのデジタルの楽音信号を出力する。また、CPU13からパターン再生停止指示を受けると、その楽音信号の出力を停止する。
【0023】
D/Aコンバータ20は、楽音再生装置18およびパターン再生装置19から出力されたデジタルの楽音信号をアナログ信号に変換し、スピーカ21を介して音声を出力する。
【0024】
図3は、図1に示す電子楽器で使用される変数を説明するための図である。
【0025】
図3に示す変数CurMode,CurTranspose,CurPatternShiftは、いずれもRAM12内に格納される。
【0026】
変数CurModeは、モード選択操作子14で現在選択されているモードの番号を保持するためのものであり、楽音モードの場合は変数CurModeに値「1」が代入され、パターンモードの場合は値「2」が代入される。
【0027】
変数CurTransposeは、トランスポーズ設定操作子15で現在設定されているトランスポーズ値を保持するためのものであり、取り得る値は前述したように−12〜+12までである。尚、初期値は「0」に設定される。
【0028】
変数CurPatternShiftは、パターンシフト設定操作子16で現在設定されているパターンシフト値を保持するためのものであり、取り得る値は前述したように−24〜+24までである。尚、初期値は「0」に設定される。
【0029】
図4は、ノートナンバーとキーとの対応関係を示す図である。
【0030】
鍵盤装置17には、0〜127のノートナンバーに対応する128のキーを有する鍵が備えられており、図4には鍵盤装置17の左端側である1オクターブ分のノートナンバー0,1,2,…に対応するキーC,C#,D,…や、中央部分である1オクターブ分のノートナンバー60,61,62,…に対応するキーC,C#,D,…等が示されている。
【0031】
図5は、1オクターブ分のパターンテーブル、白鍵テーブル、および黒鍵テーブルを示す図である。
【0032】
図5に示すパターンテーブル51を構成するインデックス0〜11は、1オクターブ分の鍵域を示しており、0〜127のノートナンバーを12で除算した余りで表される。このようにすることにより、いずれのオクターブ分の領域における鍵であってもこのインデックス0〜11で表わすことができる。例えば、インデックス0〜11は、図2に示す鍵盤装置17において、左から順番に、白鍵17_0,黒鍵17_1,白鍵17_2,黒鍵17_3,白鍵17_4,17_5,黒鍵17_6,白鍵17_7,黒鍵17_8,白鍵17_9,黒鍵17_10,白鍵17_11というように対応付けられる。ここでは、7つの白鍵(ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ)に対応するインデックス0,2,4,5,7,9,11には、リズム1,2,3,4,5,6,7を表わすパターンナンバー11,12,13,14,15,16,17が対応付けられており、一方、5つの黒鍵に対応するインデックス1,3,6,8,10には、効果音1,2,3,4,5を表わすパターンナンバー21,22,23,24,25が対応付けられている。
【0033】
また、前述したパターンシフト設定処理が行なわれた結果、1オクターブ分の鍵域における7つの白鍵がシフトした場合にそれら7つの白鍵それぞれのインデックス(ノートナンバー)に応じて割り当てるための白鍵テーブル52と、5つの黒鍵がシフトした場合にそれら5つの黒鍵それぞれのインデックス(ノートナンバー)に応じて割り当てるための黒鍵テーブル53が示されている。
【0034】
図6は、図1に示すパターンシフト設定操作子に設定された各パターンシフト値における各テーブルを示す図である。
【0035】
図6に示すテーブル61は、パターンシフト値が「0」の場合(変数CurPatternShiftが「0」の場合)のテーブルである。この場合は、前述したように、ノートナンバー60(C)〜71(B)がパターン演奏鍵域となる。詳細には、7つのノートナンバー60(C),62(D),64(E),65(F),67(G),69(A),71(B)に対応する7つの白鍵に、7つのパターンナンバー11(リズム1),12(リズム2),13(リズム3),14(リズム4),15(リズム5),16(リズム6),17(リズム7)が割り当てられている。また、5つのノートナンバー61(C#),63(D#),66(F#),68(G#),70(A#)に対応する5つの黒鍵に、5つのパターンナンバー21(効果音1),22(効果音2),23(効果音3),24(効果音4),25(効果音5)が割り当てられている。
【0036】
ここで、パターンシフト設定操作子16を操作して変数CurPatternShiftを+1(高音域側)に設定する。すると、テーブル61からテーブル62に移行する。テーブル62では、ノートナンバー61(C#)〜72(C)がパターン演奏鍵域となる。即ち、7つのノートナンバー62(D),64(E),65(F),67(G),69(A),71(B),72(C)に対応する7つの白鍵に、7つのパターンナンバー11(リズム1),12(リズム2),13(リズム3),14(リズム4),15(リズム5),16(リズム6),17(リズム7)が割り当てられる。また、5つのノートナンバー61(C#),63(D#),66(F#),68(G#),70(A#)に対応する5つの黒鍵には、テーブル61と同じパターンナンバー21(効果音1),22(効果音2),23(効果音3),24(効果音4),25(効果音5)がそのまま割り当てられる。
【0037】
さらに、パターンシフト設定操作子16を操作して変数CurPatternShiftを+2(さらに高音域側)に設定する。すると、テーブル62からテーブル63に移行する。テーブル63では、ノートナンバー62(D)〜73(C#)がパターン演奏鍵域となる。即ち、7つのノートナンバー62(D),64(E),65(F),67(G),69(A),71(B),72(C)に対応する7つの白鍵に、パターンナンバー11(リズム1),12(リズム2),13(リズム3),14(リズム4),15(リズム5),16(リズム6),17(リズム7)がそのまま割り当てられる。また、5つのノートナンバー63(D#),66(F#),68(G#),70(A#),73(C#)には、5つの黒鍵に対応するパターンナンバー21(効果音1),22(効果音2),23(効果音3),24(効果音4),25(効果音5)が割り当てられる。
【0038】
このように、本実施形態では、あらかじめ割り当てられている鍵域から新たな鍵域への移動にあたり、移動前の鍵域において白鍵に割り当てられていたリズムパターンはその新たな鍵域においても白鍵に割り当てられるとともに、移動前の鍵域において黒鍵に割り当てられていた効果音のパターンはその新たな鍵域においても黒鍵に割り当てられるように移動する。このため、白鍵に割り当てられていたリズムパターンが黒鍵に割り当てられたり黒鍵に割り当てられていた効果音のパターンが白鍵に割り当てられることが防止される。従って、演奏にあたり、リズムパターンと効果音のパターンとを簡単に区別することができる。
【0039】
図7は、図1に示す電子楽器の、鍵盤装置から押鍵情報がCPUに入力されると起動されるルーチンのフローチャートである。
【0040】
先ずステップS1において、パターンモードか楽音モードかが判定される。即ち、変数CurModeの値が「2」の場合はパターンモードであると判定され、変数CurModeの値が「1」の場合は楽音モードであると判定される。パターンモードであると判定された場合はステップS2に進み、楽音モードであると判定された場合はステップS9に進む。ステップS2では、パターン鍵域であるか否かが判定される。ここでは、ノートナンバーが変数CurPatternShiftの値+60以上で且つ変数CurPatternShiftの値+72未満であるか否かで判定される。パターン鍵域であると判定された場合はステップS3に進み、パターン鍵域でないと判定された場合はステップS9に進む。
【0041】
ステップS3では、ノートナンバーからパターンナンバーを求める。詳細には、現在のノートナンバーを12で除算した余り(図5に示すパターンテーブル51のインデックス)に対応する値(パターンナンバー)を求める。次にステップS4に進む。
【0042】
ステップS4では、白鍵であるか否かが判定される。この判定にあたっては、ステップS3で求めたパターンナンバーが20未満の場合は白鍵であると判定されてステップS5に進み、20以上の場合は黒鍵であると判定されてステップS7に進む。
【0043】
ステップS5では、パターンナンバーをパターンシフト値で補正する。具体的には、変数CurPatternShiftの値+60を12で除算した余り(インデックス)で、前述した図5に示す白鍵テーブル52を参照し、パターンナンバーからその参照した値を減算する。ここで、減算した結果が「11」未満の場合は「7」を加算する。次にステップS6に進み、求めたパターンナンバーを伴ったパターン再生開始指示をパターン再生装置19に出力してこのルーチンを終了する。
【0044】
一方、ステップS4において黒鍵であると判定されステップS7に進んだ場合は、そのステップS7においてパターンナンバーをパターンシフト値で補正する。即ち、変数CurPatternShiftの値+60を12で除算した余りで、前述した図5に示す黒鍵テーブル53を参照し、パターンナンバーからその参照した値を減算する。ここで、減算した結果が「21」未満の場合は「5」を加算する。次にステップS8に進み、求めたパターンナンバーを伴ったパターン再生開始指示をパターン再生装置19に出力してこのルーチンを終了する。
【0045】
また、ステップS1において楽音モードであると判定されてステップS9に進んだ場合、あるいはステップS2においてパターン領域でないと判定されてステップS9に進んだ場合は、そのステップS9においてノートナンバーをトランスポーズ値で補正する。具体的には、ノートナンバーに変数CurTransposeの値を加算する。次にステップS10に進み、その補正されたノートナンバーを伴った楽音再生開始指示を楽音再生装置18に出力してこのルーチンを終了する。
【0046】
図8は、図1に示す電子楽器の、鍵盤装置から離鍵情報がCPUに入力されると起動されるルーチンのフローチャートである。
【0047】
先ずステップS21において、パターンモードか楽音モードかが判定される。変数CurModeの値が「2」の場合はパターンモードであると判定され、変数CurModeの値が「1」の場合は楽音モードであると判定される。パターンモードであると判定された場合はステップS22に進み、楽音モードであると判定された場合はステップS24に進む。ステップS22では、パターン鍵域であるか否かが、ノートナンバーが変数CurPatternShiftの値+60以上で且つ変数CurPatternShiftの値+72未満であるか否かで判定される。パターン鍵域であると判定された場合はステップS23に進み、パターン鍵域でないと判定された場合はステップS24に進む。
【0048】
ステップS23では、パターン再生停止指示をパターン再生装置19に出力してこのルーチンを終了する。
【0049】
一方、ステップS21において楽音モードであると判定された場合やステップS22においてパターン領域でないと判定されステップS24に進んだ場合は、そのステップS24において楽音再生停止指示を楽音再生装置18に出力してこのルーチンを終了する。
【0050】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の電子楽器によれば、演奏を容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子楽器の一実施形態のブロック図である。
【図2】図1に示す鍵盤装置の一部を示す図である。
【図3】図1に示す電子楽器で使用される変数を説明するための図である。
【図4】ノートナンバーとキーとの対応関係を示す図である。
【図5】1オクターブ分のパターンテーブル、白鍵テーブル、および黒鍵テーブルを示す図である。
【図6】図1に示すパターンシフト設定操作子に設定された各パターンシフト値における各テーブルを示す図である。
【図7】図1に示す電子楽器の、鍵盤装置から押鍵情報がCPUに入力されると起動されるルーチンのフローチャートである。
【図8】図1に示す電子楽器の、鍵盤装置から離鍵情報がCPUに入力されると起動されるルーチンのフローチャートである。
【符号の説明】
11 ROM
12 RAM
13 CPU
14 モード選択操作子
15 トランスポーズ設定操作子
16 パターンシフト設定操作子
17 鍵盤装置
17_0,17_2,17_4,17_5,17_7,17_9,17_11白鍵
17_1,17_3,17_6,17_8,17_10 黒鍵
18 楽音再生装置
19 パターン再生装置
20 D/Aコンバータ
21 スピーカ
100 電子楽器
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an electronic musical instrument including a keyboard in which white keys and black keys are arranged, and a musical sound generation unit that generates musical sounds according to the performance operation of the keyboard.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, note numbers are set corresponding to rhythm patterns and sound effect patterns, and patterns corresponding to the specified note numbers are read out to the musical sound generating means, so that rhythm patterns and sound effects are played in real time during performance. A technique of RPS (Realtime Phase Sequence) that freely changes the pattern is known (see Japanese Patent No. 2629433). By adopting this technology, each pattern is assigned to each key within a part of the key range of the keyboard (for example, within a key range of one octave), and the key corresponding to the desired pattern is pressed. Rhythm and sound effects are added to the musical sound to be played. Here, when a basic rhythm pattern is assigned to the white key and a sound effect pattern such as fill-in is assigned to the black key, the rhythm pattern and the sound effect pattern can be easily distinguished visually. Therefore, performance can be performed easily.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
Here, when playing a musical tone on the keyboard, depending on the music played, there may be a performance using only the high-frequency side keys of the keyboard, or only using the low-frequency side keys. . In this case, a pattern assigned in advance to a predetermined key range is moved to the low tone range side of the keyboard or moved to the high tone range side. There is no problem if such movement is performed in octaves, but if movement is performed in semitones, the rhythm pattern assigned to the white key before the movement and the effect assigned to the black key are moved. The positional relationship with the sound pattern may be lost. Then, a sound effect pattern is assigned to the white key, and a rhythm pattern is assigned to the black key, making it difficult to visually distinguish the rhythm pattern from the sound effect pattern, which makes it difficult to play. appear.
[0004]
In view of the above circumstances, an object of the present invention is to provide an electronic musical instrument that can be easily played.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
An electronic musical instrument of the present invention that achieves the above object is an electronic musical instrument comprising a keyboard in which white keys and black keys are arranged, and a musical sound generating unit that generates musical sounds according to a performance operation of the keyboard.
A function assigning unit that assigns each function to each key in a part of the key range of the keyboard;
A function execution unit that executes a function assigned to a key operated in response to an operation of each key in the key range;
A key range movement designating unit for designating the amount of movement of the key range to a new key range in semitone units;
The function allocating unit specifies the key area movement designation from the key area before the movement to the key area to which each function is assigned when the movement amount to the new key area is designated by the key area movement designation unit. The function that was assigned to the white key in the previous key range is also assigned to the white key in the new key range and moved to the new key range that has been moved according to the movement amount specified in the section. The function assigned to the black key in the previous key range moves so as to be assigned to the black key also in the new key range.
[0006]
In the electronic musical instrument of the present invention, when a key is moved from a key range to which a function is assigned in advance to a new key range, the function assigned to the white key in the key range before the movement is changed in the new key range. Is assigned to the white key, and the function assigned to the black key in the previous key range moves so that it is also assigned to the black key in the new key range. Even if it exists, it is prevented that the function assigned to the white key is assigned to the black key or the function assigned to the black key is assigned to the white key. Therefore, in the performance, it is possible to easily distinguish the function assigned to the white key and the function assigned to the black key.
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described.
[0008]
FIG. 1 is a block diagram of an embodiment of an electronic musical instrument of the present invention.
[0009]
In the electronic musical instrument 100 shown in FIG. 1, a ROM 11, a RAM 12, a CPU 13, a mode selection operator 14, a transpose setting operator 15, a pattern shift setting operator 16, a white key and a black key are arranged. A keyboard device 17, a musical sound reproducing device 18, a pattern reproducing device 19, a D / A converter 20, and a speaker 21, which constitute a musical sound generating unit that generates musical sounds according to a performance operation of the keyboard device 17, are provided. Yes.
[0010]
The ROM 11 stores a program for controlling the entire electronic musical instrument 100.
[0011]
The RAM 12 includes a work area for the CPU 13 to execute various processes.
[0012]
The CPU 13 controls the entire electronic musical instrument 100 shown in FIG. 1 by reading the program stored in the ROM 11 and using the work area provided in the RAM 12 and executing the read program.
[0013]
Further, the CPU 13 plays a role of a function assigning unit that assigns each function to each key in a part of the key range of the keyboard device 17. Furthermore, the CPU 13 plays a role of a function execution unit that executes a function assigned to the key operated in accordance with the operation of each key in the key range. The function here refers to a function for adding a rhythm or a sound effect to a musical sound played on the keyboard device 17, and a basic rhythm pattern is assigned to the white key in the above-mentioned key range of the keyboard device 17. Black keys are assigned sound effect patterns such as fill-in.
[0014]
The mode selection operator 14 is an operator for selecting one of the tone mode and the pattern mode. The musical tone mode is a mode for generating a normal musical tone played in response to a key operation of the keyboard device 17 by a musical tone reproducing device 18 described later. On the other hand, the pattern mode is a mode in which the pattern playback device 19 generates a rhythm pattern assigned to the white key in the above-mentioned key range of the keyboard device 17 and a sound effect pattern assigned to the black key. When the player selects the mode selection operator 14 in the musical tone mode, the value “1” is output from the mode selection operator 14 to the CPU 11. When the pattern mode is selected, the value “2” is output to the CPU 11. Is output.
[0015]
The transpose setting operator 15 is an operator for designating how much (transpose value) the note number corresponding to the operated key is to be moved when generating a normal musical tone. The performer can specify a transpose value within a range of −12 to +12 by operating the transpose setting operator 15. The designated transpose value is output to the CPU 13.
[0016]
The pattern shift setting operator 16 corresponds to an example of a key range movement designation unit according to the present invention, and a new key range is selected from the key range of the keyboard device 17 to which the rhythm pattern or sound effect pattern is previously assigned. This specifies the amount of movement of the above pattern. The performer can operate the pattern shift setting operator 16 to designate a pattern shift value within a range of −24 to +24. The designated pattern shift value is output to the CPU 13. When the pattern shift value is “0”, note numbers 60 to 71 in the key range for one octave at the center of the keyboard device 17 are the pattern performance key range.
[0017]
Here, when the movement amount (pattern shift value) to a new key range is designated by the pattern shift setting operator 16, the CPU 13 moves the key range to which the rhythm pattern and sound effect pattern are assigned before moving. The rhythm pattern assigned to the white key in the key range before the movement is moved to the new key range moved by the movement amount corresponding to the movement amount designated by the pattern shift setting operator 16 from the key range of the new key range. The sound effect pattern assigned to the black key in the key range before movement is moved so as to be assigned to the black key also in the new key range.
[0018]
The keyboard device 17 will be described with reference to FIG.
[0019]
FIG. 2 shows a part of the keyboard apparatus shown in FIG.
[0020]
The keyboard device 17 of this embodiment is provided with 128 keys corresponding to note numbers from 0 to 127, and FIG. 2 shows a part of the keys (keys corresponding to 4 octaves). Has been. The key range for one octave is composed of seven white keys 17_0, 17_2, 17_4, 17_5, 17_7, 17_9, 17_11 and five black keys 17_1, 17_3, 17_6, 17_8, 17_10. The keyboard device 17 outputs key press information and key release information with a note number corresponding to the key operated by the performer to the CPU 13.
[0021]
Returning to FIG. 1 again, the description will be continued. When the musical sound reproducing apparatus 18 constituting the electronic musical instrument 100 receives a musical sound reproduction start instruction with a note number of 0 to 127 from the CPU 13, it outputs a digital musical sound signal having a pitch corresponding to the note number. When receiving a musical sound reproduction stop instruction from the CPU 13, the output of the musical sound signal is stopped.
[0022]
When receiving a pattern reproduction start instruction with a pattern number of 11 to 17 or 21 to 25, which will be described later, from the CPU 13, the pattern reproduction device 19 outputs a digital musical tone signal having a pattern corresponding to the pattern number. When receiving a pattern reproduction stop instruction from the CPU 13, the output of the tone signal is stopped.
[0023]
The D / A converter 20 converts the digital musical sound signal output from the musical sound reproducing device 18 and the pattern reproducing device 19 into an analog signal, and outputs the sound through the speaker 21.
[0024]
FIG. 3 is a diagram for explaining variables used in the electronic musical instrument shown in FIG.
[0025]
Variables CurMode, CurTranspose, and CurPatternShift shown in FIG. 3 are all stored in the RAM 12.
[0026]
The variable CurMode is for holding the number of the mode currently selected by the mode selection operator 14. In the case of the musical tone mode, the value “1” is substituted for the variable CurMode, and in the case of the pattern mode, the value “ 2 "is substituted.
[0027]
The variable CurTranspose is for holding the transpose value currently set by the transpose setting operator 15, and the possible values are from −12 to +12 as described above. The initial value is set to “0”.
[0028]
The variable CurPatternShift is for holding the pattern shift value currently set by the pattern shift setting operator 16, and the possible values are from −24 to +24 as described above. The initial value is set to “0”.
[0029]
FIG. 4 is a diagram showing the correspondence between note numbers and keys.
[0030]
The keyboard device 17 is provided with keys having 128 keys corresponding to note numbers of 0 to 127. FIG. 4 shows note numbers 0, 1, 2 for one octave on the left end side of the keyboard device 17. ,..., And keys C, C #, D,... Corresponding to note numbers 60, 61, 62,. Yes.
[0031]
FIG. 5 shows a pattern table, white key table, and black key table for one octave.
[0032]
Indexes 0 to 11 constituting the pattern table 51 shown in FIG. 5 indicate a key range for one octave, and are represented by a remainder obtained by dividing a note number of 0 to 127 by 12. By doing in this way, even if it is the key in the area | region for any octave, it can represent with this index 0-11. For example, the indexes 0 to 11 are the white key 17_0, the black key 17_1, the white key 17_2, the black key 17_3, the white key 17_4, 17_5, the black key 17_6 and the white key in order from the left in the keyboard device 17 shown in FIG. 17_7, black key 17_8, white key 17_9, black key 17_10, and white key 17_11. Here, the indexes 0, 2, 4, 5, 7, 9, and 11 corresponding to seven white keys (de, les, mi, fa, so, la, and shi) have rhythms 1, 2, 3, and 4, respectively. , 5, 6, and 7 are associated with pattern numbers 11, 12, 13, 14, 15, 16, and 17, while indexes 1, 3, 6, 8, and 10 corresponding to the five black keys are associated. Are associated with pattern numbers 21, 22, 23, 24, and 25 representing sound effects 1, 2, 3, 4, and 5, respectively.
[0033]
Also, as a result of the above-described pattern shift setting process, when seven white keys in a key range of one octave are shifted, white keys to be assigned according to respective indexes (note numbers) of the seven white keys A table 52 and a black key table 53 for assigning according to an index (note number) of each of the five black keys when the five black keys are shifted are shown.
[0034]
FIG. 6 is a diagram showing each table in each pattern shift value set in the pattern shift setting operator shown in FIG.
[0035]
A table 61 illustrated in FIG. 6 is a table when the pattern shift value is “0” (when the variable CurPatternShift is “0”). In this case, as described above, note numbers 60 (C) to 71 (B) are pattern performance key ranges. Specifically, seven white keys corresponding to seven note numbers 60 (C), 62 (D), 64 (E), 65 (F), 67 (G), 69 (A), 71 (B) 7 pattern numbers 11 (rhythm 1), 12 (rhythm 2), 13 (rhythm 3), 14 (rhythm 4), 15 (rhythm 5), 16 (rhythm 6), 17 (rhythm 7) are assigned. Yes. Also, five pattern numbers 21 (5) are assigned to five black keys corresponding to five note numbers 61 (C #), 63 (D #), 66 (F #), 68 (G #), and 70 (A #). Sound effects 1), 22 (sound effect 2), 23 (sound effect 3), 24 (sound effect 4), and 25 (sound effect 5) are assigned.
[0036]
Here, the pattern shift setting operator 16 is operated to set the variable CurPatternShift to +1 (high sound range side). Then, the table 61 is shifted to the table 62. In the table 62, note numbers 61 (C #) to 72 (C) are pattern performance key ranges. That is, seven white keys corresponding to seven note numbers 62 (D), 64 (E), 65 (F), 67 (G), 69 (A), 71 (B), 72 (C) Two pattern numbers 11 (rhythm 1), 12 (rhythm 2), 13 (rhythm 3), 14 (rhythm 4), 15 (rhythm 5), 16 (rhythm 6), and 17 (rhythm 7) are assigned. The five black keys corresponding to the five note numbers 61 (C #), 63 (D #), 66 (F #), 68 (G #), and 70 (A #) have the same pattern as the table 61. Numbers 21 (effect sound 1), 22 (effect sound 2), 23 (effect sound 3), 24 (effect sound 4), and 25 (effect sound 5) are assigned as they are.
[0037]
Further, the pattern shift setting operator 16 is operated to set the variable CurPatternShift to +2 (further high frequency range side). Then, the table 62 is shifted to the table 63. In the table 63, note numbers 62 (D) to 73 (C #) are pattern performance key ranges. That is, seven white keys corresponding to seven note numbers 62 (D), 64 (E), 65 (F), 67 (G), 69 (A), 71 (B), 72 (C) Numbers 11 (rhythm 1), 12 (rhythm 2), 13 (rhythm 3), 14 (rhythm 4), 15 (rhythm 5), 16 (rhythm 6), and 17 (rhythm 7) are assigned as they are. The five note numbers 63 (D #), 66 (F #), 68 (G #), 70 (A #), and 73 (C #) have pattern numbers 21 (effects) corresponding to the five black keys. Sounds 1), 22 (effect sound 2), 23 (effect sound 3), 24 (effect sound 4), and 25 (effect sound 5) are assigned.
[0038]
As described above, in this embodiment, when moving from a pre-assigned key range to a new key range, the rhythm pattern assigned to the white key in the key range before the movement is also white in the new key range. The sound effect pattern assigned to the black key in the key range before the movement is moved so as to be assigned to the black key also in the new key range. This prevents the rhythm pattern assigned to the white key from being assigned to the black key or the sound effect pattern assigned to the black key from being assigned to the white key. Therefore, it is possible to easily distinguish the rhythm pattern and the sound effect pattern when performing.
[0039]
FIG. 7 is a flowchart of a routine that is started when key depression information is input from the keyboard device to the CPU of the electronic musical instrument shown in FIG.
[0040]
First, in step S1, it is determined whether the pattern mode or the musical tone mode. That is, when the value of the variable CurMode is “2”, it is determined that the pattern mode is selected, and when the value of the variable CurMode is “1”, it is determined that the tone mode is selected. If it is determined that the pattern mode is selected, the process proceeds to step S2, and if it is determined that the tone mode is selected, the process proceeds to step S9. In step S2, it is determined whether or not it is a pattern key area. Here, it is determined whether or not the note number is equal to or greater than the value of the variable CurPatternShift + 60 and less than the value of the variable CurPatternShift + 72. When it is determined that it is the pattern key area, the process proceeds to step S3, and when it is determined that it is not the pattern key area, the process proceeds to step S9.
[0041]
In step S3, the pattern number is obtained from the note number. Specifically, a value (pattern number) corresponding to the remainder (index of the pattern table 51 shown in FIG. 5) obtained by dividing the current note number by 12 is obtained. Next, the process proceeds to step S4.
[0042]
In step S4, it is determined whether or not the key is a white key. In this determination, if the pattern number obtained in step S3 is less than 20, it is determined to be a white key and the process proceeds to step S5. If it is 20 or more, it is determined to be a black key and the process proceeds to step S7.
[0043]
In step S5, the pattern number is corrected with the pattern shift value. Specifically, the white key table 52 shown in FIG. 5 described above is referred to by the remainder (index) obtained by dividing the value of the variable CurPatterShift + 60 by 12, and the referenced value is subtracted from the pattern number. If the subtraction result is less than “11”, “7” is added. In step S6, a pattern reproduction start instruction with the obtained pattern number is output to the pattern reproduction device 19, and this routine is terminated.
[0044]
On the other hand, if it is determined in step S4 that the key is a black key and the process proceeds to step S7, the pattern number is corrected by the pattern shift value in step S7. That is, with reference to the black key table 53 shown in FIG. 5 described above with the remainder obtained by dividing the value of the variable CurPattern Shift +60 by 12, the value referred to is subtracted from the pattern number. If the subtraction result is less than “21”, “5” is added. In step S8, a pattern reproduction start instruction with the obtained pattern number is output to the pattern reproduction device 19, and this routine is terminated.
[0045]
If it is determined in step S1 that the musical tone mode is selected and the process proceeds to step S9, or if it is determined in step S2 that it is not a pattern area and the process proceeds to step S9, the note number is converted into a transpose value in step S9. to correct. Specifically, the value of the variable CurTranspose is added to the note number. In step S10, a tone reproduction start instruction with the corrected note number is output to the tone reproduction apparatus 18, and this routine is terminated.
[0046]
FIG. 8 is a flowchart of a routine that is started when key release information is input from the keyboard device to the CPU of the electronic musical instrument shown in FIG.
[0047]
First, in step S21, it is determined whether the pattern mode or the musical tone mode. When the value of the variable CurMode is “2”, it is determined that the mode is the pattern mode, and when the value of the variable CurMode is “1”, it is determined that the mode is the musical tone mode. If it is determined that the pattern mode is selected, the process proceeds to step S22. If it is determined that the musical tone mode is selected, the process proceeds to step S24. In step S22, whether or not it is the pattern key range is determined by whether or not the note number is equal to or greater than the value of the variable CurPatternShift + 60 and less than the value of the variable CurPatternShift + 72. When it is determined that it is the pattern key area, the process proceeds to step S23, and when it is determined that it is not the pattern key area, the process proceeds to step S24.
[0048]
In step S23, a pattern reproduction stop instruction is output to the pattern reproduction device 19, and this routine is terminated.
[0049]
On the other hand, if it is determined in step S21 that the musical tone mode is selected, or if it is determined that it is not a pattern area in step S22 and the process proceeds to step S24, a musical sound reproduction stop instruction is output to the musical sound reproducing device 18 in step S24. End the routine.
[0050]
【The invention's effect】
As described above, according to the electronic musical instrument of the present invention, performance can be easily performed.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram of an embodiment of an electronic musical instrument of the present invention.
FIG. 2 is a diagram showing a part of the keyboard device shown in FIG. 1;
FIG. 3 is a diagram for explaining variables used in the electronic musical instrument shown in FIG. 1;
FIG. 4 is a diagram illustrating a correspondence relationship between a note number and a key.
FIG. 5 is a diagram showing a pattern table, a white key table, and a black key table for one octave.
6 is a diagram showing each table in each pattern shift value set in the pattern shift setting operator shown in FIG. 1. FIG.
7 is a flowchart of a routine that is activated when key depression information is input from the keyboard device to the CPU of the electronic musical instrument shown in FIG. 1;
FIG. 8 is a flowchart of a routine that is activated when key release information is input from the keyboard device to the CPU of the electronic musical instrument shown in FIG. 1;
[Explanation of symbols]
11 ROM
12 RAM
13 CPU
14 mode selection operator 15 transpose setting operator 16 pattern shift setting operator 17 keyboard device 17_0, 17_2, 17_4, 17_5, 17_7, 17_9, 17_11 white key 17_1, 17_3, 17_6, 17_8, 17_10 black key 18 musical sound reproducing device 19 Pattern playback device 20 D / A converter 21 Speaker 100 Electronic musical instrument

Claims (1)

白鍵と黒鍵が並んだ鍵盤と、該鍵盤の演奏操作に応じた楽音を生成する楽音生成部とを備えた電子楽器において、
前記鍵盤の一部の鍵域内の各鍵に各機能を割り当てる機能割当部と、
前記鍵域内の各鍵の操作に応じて操作された鍵に割り当てられている機能を実行する機能実行部と、
前記鍵域の、新たな鍵域への移動量を半音単位で指定する鍵域移動指定部とを備え、
前記機能割当部は、前記鍵域移動指定部により新たな鍵域への移動量が指定された場合に、前記各機能が割り当てられる鍵域を、移動前の鍵域から、前記鍵域移動指定部で指定された移動量に応じた移動量だけ移動した新たな鍵域に、移動前の鍵域において白鍵に割り当てられていた機能は新たな鍵域においても白鍵に割り当てられるとともに、移動前の鍵域において黒鍵に割り当てられていた機能は新たな鍵域においても黒鍵に割り当てられるように移動するものであることを特徴とする電子楽器。
In an electronic musical instrument comprising a keyboard in which white keys and black keys are arranged, and a musical sound generator that generates musical sounds according to the performance operation of the keyboard,
A function assigning unit that assigns each function to each key in a part of the key range of the keyboard;
A function execution unit that executes a function assigned to a key operated in response to an operation of each key in the key range;
A key range movement designating unit for designating the amount of movement of the key range to a new key range in semitone units;
The function allocating unit specifies the key area movement designation from the key area before the movement to the key area to which each function is assigned when the movement amount to the new key area is designated by the key area movement designation unit. The function assigned to the white key in the new key range is also assigned to the white key in the new key range and moved to the new key range that has been moved according to the movement amount specified in the section. An electronic musical instrument characterized in that the function assigned to the black key in the previous key range moves so as to be assigned to the black key also in the new key range.
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