JP4373325B2 - 自己加熱または自己冷却容器 - Google Patents

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Description

本発明は、内部に保持された生成物を加熱または冷却するためにそれぞれ発熱性または吸熱性の化学反応を用いる自己加熱および自己冷却の容器に関する。特に、本発明は、化学反応によって引き起こされた加熱または冷却の度合いを容器の周囲温度に応答して調節する装置を提案する。
周囲温度が高くなったとき、自己加熱缶は、缶内の生成物の温度を所望の温度まで上昇させるためには、発生する熱を少なくすることが要求される。発熱反応が調節されないと、容器の取扱いが不快または危険なものになることがある。
逆に、周囲温度が高くなったとき、自己冷却缶は、より高い冷却作用を発揮する必要がある。したがって、吸熱性反応は、より多くの熱を吸収することが必要である。
自己加熱パックによって発生した熱を周囲温度に応答して調節する様々な方法が従来技術において提案されている。たとえば、米国特許第5984953号は、発熱化学反応速度を変化させるために、「加熱パック」が使用される周囲温度条件に応じてゲルの硬さを調整する蒸発可能な溶剤と一緒に、「硬化可能ゲル」を用いることを記載している。
本発明では、化学反応は、少なくとも1つの流体成分を試薬または溶剤として含む必要がある。容器の周囲温度によって駆動される温度調節装置は、化学反応に加えられるこの流体成分の体積を調節する働きをする。流体成分はゲルなどの物質を、それらが十分な移動度を有し、流れることができるのであれば、含んでいてよい。
したがって、本発明は、生成物を保持するボディと、一次燃料を保持する反応チャンバと、流体成分を保持するリザーバと、リザーバから反応チャンバ内への流体流路を形成する作動手段とを有する、発熱性または吸熱性の反応を用いて加熱または冷却を行う自己加熱または自己冷却容器において、この容器は、反応チャンバに入る流体成分の体積を容器の周囲温度に応答して調節する温度調節手段をさらに有することを特徴とする自己加熱または自己冷却容器を提案する。
自己加熱または自己冷却容器は、容器の使用者によって容積を減らすことができる(流体成分を保持する)リザーバを含むことが好ましい。リザーバの容積が少なくなるにつれて、流体成分は反応チャンバに強制的に送り込まれ、化学反応を開始させる。
容器は、互いに対して移動するようになっている少なくとも2つの部分を有することが好ましい。容器の第1の部分はリザーバの壁に連結されており、リザーバの容積の減少は、容器のこの第1の部分が他方の(第2の)部分に対して移動することによって実現される。この移動は、使用者が容器の第1の部分を押すだけでも行うことができる。しかし、容器の第1部分と第2の部分は、協働するねじ構造によって連結されていることが好ましい。容器の使用者は、リザーバの壁を軸方向に移動させるために、容器の第1の部分を他方の部分に対して回転させるだけでよく、この結果、リザーバの容積が減る。このような構造は、リザーバの容積変化率、したがって流体成分の付加率が、ねじのピッチによっていくらか調節されるため、反応チャンバへの流体成分の制御された付加を可能にする。
リザーバと反応チャンバとの間の流体接続は、常時閉じ弁を内部に有する導管によって行うのが有利である。流体成分が、特に容器を保存または輸送する間、反応チャンバに進入するのが該弁によって通常妨げられる。しかし、使用者が反応を活性化させると、該弁が開き、流体成分が反応チャンバに進入することが可能になり、それによって化学反応を開始させる。
リザーバ内の流体成分は、使用者によって容器が作動させられると加圧され、圧力の増大によって該弁が開き、それによってリザーバと反応チャンバとの間の導管が通ずるのが有利である。その後、弁は、リザーバ内の圧力を逃がすとそれ自身で閉じるようになっていることが好ましい。したがって、このために自己閉じ弁(当業者に良く知られている)を導管に組み込んでもよい。
あるいは、導管は、流体成分が反応チャンバに進入できるようになる前に穴が明く必要のある膜または(弱くした部分によって導管に連結された)「ブレイクアウト」(break out)によって常時遮断するようにしてもよい。
第1の実施態様では、温度調節手段は、位置が周囲温度によって決定され、それによって、反応チャンバに強制的に送り込むことのできる流体成分の体積を調節する「ストッパ」の形態をとる。「ストッパ」は、容器がさらに作動するのに抵抗するように構成された物理的なストッパ部材を有する。物理的なストッパ部材の位置は温度の影響を受ける材料によって調節される。有利なことに、温度の影響を受ける材料は、その周囲の周囲温度に応じてその体積を変化させる。したがって、この材料が、たとえば一定の断面積を有するチューブ内に閉じ込められると、物理的なストッパ部材をこの材料によって支持し、リザーバ内のストッパ部材の軸方向位置を調節してもよい。温度の影響を受ける材料は、周囲の周囲温度の変化に応答して著しく膨張または収縮するように選択してもよい。適切な材料には、温度の上昇に応答して膨張するある種のろうまたはグリース、あるいは温度の低下に応答して膨張するヒドロゲルなどの材料が含まれる。ヒドロゲルは、その体積が温度に対して線形に変化するので特に好ましい。
自己加熱缶を例にとると、周囲温度が上昇したときは、発熱性反応の発生する熱を少なくする必要がある。したがって、すべての試薬が使い尽くされる前に発熱性反応を停止する必要がある。本発明によれば、これは、流体リザーバの全容積が無くなるのを妨げ、それによって、反応チャンバへ流体試薬が加えられるのを停止することによって行われる。したがって、ストッパは、周囲温度が高くなったときに、物理的なストッパ部材が、使用者が缶をさらに作動させるのを妨げるように構成されている必要がある。
温度の上昇に応答して膨張するろうまたはグリースを温度の影響を受ける材料として選択した場合、物理的なストッパ部材は、壁の移動を、より低い温度で行うことができる場合よりも早く停止させるために、リザーバの可動壁に連結する必要がある。温度の低下に応答して膨張するヒドロゲルを温度の影響を受ける材料として選択した場合、温度が最低のときにリザーバの可動壁の移動度を最大にし、温度が上昇したときに移動量が最低になるようにするために、物理的なストッパ部材をリザーバの停止部分に連結する必要がある。
「ストッパ」は、周囲温度の変化によって生じる、選択された材料(たとえば、金属)の膨張を増幅するように構成された機械的構造の形態をとってよい。「ストッパ」は、周囲温度(すなわち、00〜400C)の予想された通常の変化に応答してそれ自体が著しい膨張または収縮を受ける材料から作られていることが好ましい。このような材料は当業者に周知である。「ストッパ」は、著しく膨張/収縮すると共に、有効なストッパとして働かなければならず、すなわち、缶が使用者によってさらに作動させられるのにも抵抗できなければならない。
本発明の第2の実施態様では、自己加熱または自己冷却容器は、反応において必要とされない任意の流体成分が送られる補助リザーバも有する。自己加熱缶の場合、この補助リザーバに1つまたは複数の導管が設けられる。この補助導管または各補助導管は、周囲温度の上昇に応答して融解するプラグによって遮断されるようにしてもよい。各々が、異なる温度で融解するプラグによって遮断される複数の導管を設けることが好ましい。プラグ用の適切な化学物質は、異なった融点を有するパラフィンろうの族から得られる。たとえば、ヘキサデカン[融点180C]、パルミテート(たとえば、プロピルパルミテート[融点200C])、およびミリステート(たとえば、ベンジルミリステート[融点210C])が挙げられる。したがって、周囲温度が高くなると、1つまたは複数のプラグが融解し、対応する補助導管が開かれる。使用者によって容器が作動させられると、ある割合の流体成分が反応チャンバに送り込まれるが、補助リザーバにもある割合の流体成分が送り込まれ、補助リザーバ内では流体成分は化学反応に関与しない。
この実施態様では、容器の周囲温度の上昇に応答して徐々に開く弁が内部に有する1つまたは複数の導管を、リザーバと補助リザーバとの間に配置してもよい。しかし、各導管が、それぞれの異なる所定の温度で融解するプラグによって遮断される複数の導管を補助リザーバに設けることが好ましい。周囲温度が高くなると、融解するプラグの数が増え、補助リザーバのより多くの導管が開き、それによって反応チャンバから流される流体の体積が増大する。
この構造の利点は構造が簡単であることである。プラグは単に、定められた温度で融解する材料からなる小さなスラグであってよい。
プラグ材料、および(プラグが内部に配置される)補助導管を形成するのに用いられる材料は、プラグが導管に「付着」し、融解によってのみ取り外すことができるように、互いに対して高い表面張力を有している。流体成分に加えられる圧力によって、プラグが、それに対応する導管から押し出されるのを防止する段部を補助導管の壁に形成してもよい。この場合も、導管およびプラグは、プラグが、融解によってのみ対応する導管から取り外せるように構成されている。
最後に、流体成分はゲルの形態で与えてもよく、リザーバ構造は、流体成分自体が1つまたは複数の補助導管をほぼ遮断するように構成されていてもよい。周囲温度が上昇すると、ゲルの移動度が高くなり、ゲルの大部分が補助導管を通って、反応チャンバではなく補助リザーバまで送られる。この構造では、この補助導管または各補助導管の直径および長さが、反応チャンバに入る流体成分に比べて、補助リザーバに入る流体成分の体積を決定するうえで重要である。
次に、本発明を、添付の図面を参照して例によってのみ説明する。
図1および2を参照すると、本発明による自己加熱容器は、ボディ2、ベース3、およびインサート4を有する缶1を有している。インサート4は、一次燃料用の反応チャンバ5および流体成分用のリザーバ6を形成している。リザーバ6は、使用者によって缶1が作動させられると、容積の減少に対応するようになっている。
図1を参照すると、リザーバ6のフロア61は、使用者によって缶1が作動させられると、軸方向に移動し、それによってリザーバ6の容積を減らすように構成されている。インサート4は、缶1のボディ2に対して固定されており、リザーバのフロア61はベース3にしっかりと連結されている。リザーバのフロア61と、インサート4は、フロア61をインサート4に対して軸方向に移動させる、協働するねじ構造45、65を有している。フロア61の周縁62はベース3に固定されている。フロア61の軸方向への移動に対応する可とう性のダイアフラム63が周縁62に隣接して設けられているが、缶1の全長は一定のままである。
使用時に、缶1の使用者はベース3をボディ2に対してねじり、フロアねじ65とインサートねじ45が相互に作用して、リザーバねじ65がインサートねじ45に沿って進むことによってリザーバのフロア61を軸方向に動かす。この軸方向の移動は、フロア61が移動するにつれて広がる可とう性のダイアフラム63によって行われる。フロア61が移動すると、リザーバ6の容積が小さくなり、リザーバ6内に保持されている流体成分(図示せず)が、流路(図示せず)に沿ってリザーバからリザーバねじ65とインサートねじ45を通って反応チャンバまで送られる。
常時閉じている圧力作動弁7が、リザーバと反応チャンバ5との間の流路内に設けられている。この弁は、缶が偶発的に作動するのを防止する。しかし、使用者が一旦缶1のベース3を回転させると、上述したようにリザーバ6の容積が減り、リザーバ6内に保持されている流体成分が加圧され、流路内に送られる。弁7は、圧力の上昇に応答して開き、流体成分が反応チャンバ5に入るのを可能にする。
本発明の第1の実施形態(図1に示されている)では、温度調節手段は、缶1の温度に応答して膨張する「ストッパ」8を有している。ストッパ8は、「通常の」状態では、まったく膨張しないかまたは限られた膨張しか示さないように構成されており、協働するねじ45、65は、リザーバ6の容積がほぼ0になるまで(すなわち、リザーバのフロア61がリザーバ6の反対側の境界66に接触すると)互いに対して前進する。この状態では、リザーバ6内に保持されている流体成分の全体積が反応チャンバ5に送られる。
しかし、周囲温度が高くなると、「ストッパ」は膨張してねじ45と65が互いに対して前進するのを制限する。これによってフロア61の軸方向の移動が停止し、それによってリザーバ6の容積の減少が停止する。したがって、この状態では、ある体積の流体成分がリザーバ6内に保持され、残りの部分のみが反応チャンバ5に送られる。そのため、反応は、一旦「ストッパ」が、ベース3がボディ2に対して回転するのを制限するように働くと、停止する。
「ストッパ」は、ピストンシリンダ内に保持されたろうまたはグリースによって与えられるのが好ましい。周囲の周囲温度が上昇するにつれて、ろうまたはグリースは膨張し、ピストンをシリンダの外側に押しやる。ピストンは、リザーバのフロア61がさらに移動するのを防止する機械的ストッパとして働く。
本発明の第2の実施形態(図2に示されている)では、缶1は補助リザーバ9も含んでいる。補助リザーバ9は、複数のバイパス流路91によって流体リザーバ6に連結されている。各流路91内に融解可能なろうプラグ(図示せず)が設けられている。
「通常の」状態では、リザーバ6の容積の減少は上述したように起こる。すべての流体成分は、融解可能なプラグが固体のままであり、バイパス流路91を遮断するので反応チャンバに送られる。周囲温度が高くなるにつれて、いくつかまたはすべてのプラグが融解し、対応するバイパス流路91が開き、補助リザーバ9と流体接続される。この状態では、流体成分の一部のみがリザーバ6から反応チャンバ5に送られる。残りの部分は補助リザーバ9に迂回され、補助リザーバ9では流体成分は化学反応に関与しない。
図2に示されているように、リザーバ6と反応チャンバ5との間の1つまたは複数の流路は通常、使用者によって缶が作動させられる前に「ブレイクアウト」7’によって遮断されている。図1に示されている弁7を、図2に示されているブレイクアウトと同様な「ブレイクアウト」と交換し、またその逆でもよいことが理解されよう。
この第2の実施形態では、缶のベース3は、ベース3と一緒に回転するベースねじ35を備えている。可動ディバイダ61’が反応チャンバ5をリザーバ6から分離し、かつ可動ディバイダ61’は、ベースねじ35と協働するように構成されたねじ構造65を備えている。ディバイダ61’は、位置決めロッド10によって、ベース3と一緒に回転するのが防止されている。
使用時には、缶1の使用者はベース3を回転させ、それによってねじ35を回転させる。ディバイダは、位置決めロッド10によって、ベース3と一緒に回転するのが防止されている。ディバイダ61が回転できないため、ベース3の回転によってディバイダ61が軸方向に移動させられる。ベースねじ35と位置決めロッド10は「ブレイクアウト」7’の脆弱な連結部を壊し、リザーバ6と反応チャンバ5との間の流体接続を開く。さらに、ディバイダ61が軸方向に移動するにつれて、リザーバ5の容積が減り、流体成分がリザーバ5から送り出される。「通常」の構成状態では、すべての流体成分が反応チャンバ5に送られる。周囲温度が上昇して「通常」の構成状態を超えると、補助流路91内のプラグが徐々に融解し、ある割合の流体成分が補助リザーバ9に送られ、この流体成分は化学反応に関与しない。このようにして、化学反応によって発生する熱が少なくなり、缶1内の生成物の過熱が防止される。
図2に示されている缶1は、制限された回転運動に対応するように構成されたプレート15、16の構造も有している。プレート15、16は、プラグの挿入時に使用されると共に、缶がその使用時の温度条件とは異なる温度条件にさらされることがある缶の輸送時にも使用される。
プラグは、後で流路91内で凝固することができる融解した材料で補助流路91を満たすことによって形成されることが好ましい。プレート15、16の一方が回転させられて補助流路91の一方の端部を遮断し、次に、融解した材料が、流路91の他方の開いた端部に注入される。材料が満たされると、他方のプレート15、16が回転させられて補助流路91の他方の端部を覆う。したがって、缶1が輸送時に高温にさらされた場合、プラグは融解するが、流路91内に閉じ込められ、温度が下がった場合には再凝固する。使用者によって缶が初めて作動させられると、ベース3の最初の回転によって、プレート15、16が、補助流路91から離れる方向に移動させられ、容器の周囲温度に応じて、1つまたは複数のプラグが融解し、流体成分によって補助リザーバ内に送り込まれる。
図2に示されている缶の特徴のいくつかを図1に示されている缶に適用してもよく、その逆でもよいことが明らかになろう。さらに、反応チャンバとリザーバとの間の流体接続部を密封する他の多くの方法が当業者に明らかであろう。たとえば、使用者によって缶が最初に作動させられると穴が明けられ、流体成分が反応チャンバ内の一次燃料に接触するのを可能にする、流体成分用の可とう性のリザーバ(可とう性のパウチなど)を設けることは本発明の範囲内である。
適切な発熱性および吸熱性化学反応も当業者に明らかであろう。試薬の1つは流体であってよく、あるいは試薬を不活性の固体の形態で与えてもよく、流体成分は、試薬の1つまたは複数を溶解状態に保持することによって化学反応を開始させる溶剤の形態をとっていてもよい。
本発明の第1の実施形態による自己加熱缶の側面断面図である。この実施形態では、(位置が周囲温度によって決まる)「ストッパ」が、リザーバの容積の減少を制限し、それによって反応チャンバに送り込まれる流体成分の体積を調節するように構成されている。 本発明の第2の実施形態による自己加熱缶の側面断面図である。この実施形態では、周囲温度に応じて、ある体積の流体成分が分流される補助リザーバが設けられている。

Claims (10)

  1. 生成物を保持するボディ(2)と、
    一次燃料を保持する反応チャンバ(5)と、
    流体成分を保持するリザーバ(6)と、
    前記リザーバから前記反応チャンバ内への流体流路を形成する作動手段(7、7’)とを有する、発熱性または吸熱性の化学反応を用いて加熱または冷却を行う自己加熱または自己冷却容器(1)において、
    前記容器(1)は、前記反応チャンバ(5)に入る前記流体成分の体積を前記容器の周囲温度に応答して調節する温度調節手段(8、91)をさらに有し、
    前記リザーバ(6)はその容積が減少可能に構成されており、該容積の減少によって、前記流体成分を加圧し、それによって前記反応チャンバ(5)への前記流体流路を形成するようにされており、
    前記温度調節手段は、位置が前記容器の前記周囲温度に応答して自動的に調整され、前記リザーバの容積がさらに減少するのを防止し、それによって、前記流体成分が前記反応チャンバ(5)へさらに加えられるのを防止するように構成されているストッパ(8)を有することを特徴とする自己加熱または自己冷却容器。
  2. 前記リザーバ(6)は、2つの部分、すなわちハウジング部分とプランジャ部分(61)を有し、前記プランジャ部分(61)は、前記ハウジング内を移動して前記リザーバの容積を少なくするようになっている、請求項に記載の自己加熱または自己冷却容器。
  3. 前記プランジャ部分(61)は、ハウジング部分(45、35)の上にある相補的なねじ構造と協働して前記プランジャ部分(61)を前記ハウジング部分内で移動させるねじ構造(65)を備えている、請求項に記載の自己加熱または自己冷却容器。
  4. 前記プランジャ部分(61)は前記容器(1)に固定されており、前記プランジャ部分(61)の移動は可とう性のダイアフラム(63)によって対応される、請求項またはに記載の自己加熱または自己冷却容器。
  5. 前記リザーバと前記反応チャンバとの間に流路を有し、前記流体流路内に弁(7)が設けられており、前記弁は、前記リザーバ内の圧力上昇に応答して開くようになっている、請求項1からのいずれか1項に記載の自己加熱または自己冷却容器。
  6. 前記温度調節手段は、前記容器の前記周囲温度の上昇に応答して著しく膨張する材料を有する、請求項1から5のいずれか1項に記載の自己加熱容器。
  7. 前記材料はろうまたはオイルである、請求項6に記載の自己加熱容器。
  8. 前記温度調節手段は、周囲の周囲温度の上昇に応答して著しく膨張する機械的構造を有する、請求項1から5のいずれか1項に記載の自己加熱または自己冷却容器。
  9. 生成物を保持するボディ(2)と、
    一次燃料を保持する反応チャンバ(5)と、
    流体成分を保持するリザーバ(6)と、
    前記リザーバから前記反応チャンバ内への流体流路を形成する作動手段(7、7’)とを有する、発熱性または吸熱性の化学反応を用いて加熱または冷却を行う自己加熱または自己冷却容器(1)において、
    前記容器(1)は、前記反応チャンバ(5)に入る前記流体成分の体積を前記容器の周囲温度に応答して調節する温度調節手段(8、91)をさらに有し、
    前記リザーバ(6)はその容積が減少可能に構成されており、該容積の減少によって、前記流体成分を加圧し、それによって前記反応チャンバ(5)への前記流体流路を形成するようにされており、
    1つまたは複数の流路(91)によって前記リザーバ()に接続された補助リザーバ(9)をさらに有し、
    前記温度調節手段は、前記周囲の前記周囲温度が予め定められた温度に達したときに開くようになっている前記流路または各流路(91)に付属したプラグを備えている、自己加熱容器。
  10. 前記プラグまたは各プラグは、前記容器の前記周囲温度の上昇に応答して融解する材料で作られている、請求項に記載の自己加熱容器。
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