JP4372814B2 - データユニットの送信回数のカウント方法、カウント装置、送信装置、およびコンピュータプログラム - Google Patents

データユニットの送信回数のカウント方法、カウント装置、送信装置、およびコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、同一の可変長のデータユニットを送信した回数をカウントする方法および装置などに関する。
図9はRLCサブレイヤでの処理の例を説明するための図、図10は送信回数のカウンタの従来の問題点を説明するための図である。
無線通信システムにおいて、ユーザデータは、無線プロトコルに基づいて2つの装置の間でやり取りされる。
携帯電話網のプロトコルのレイヤ2は、下位から順に、MAC(Medium Access Control)サブレイヤ、RLC(Radio Link Control)サブレイヤ、およびPDCP(Packet Data Convergence Protocol)サブレイヤなどのサブレイヤによって構成される。
PDCPエンティティおよびRLCエンティティは、相互に通信を行う2つの装置が使用する論理チャネル(LCH:Logical Channel)の数だけ存在する。
図9に示すように、送信側の装置において、ある論理チャネルのRLCエンティティは、ユーザデータを複数のRLC−SDU(Service Data Unit)に分割し、RLC−SDUそれぞれにヘッダを付すなどしてRLC−PDU(Protocol Data Unit)を生成する。ヘッダには、シーケンス番号などのプロトコル制御情報が含まれる。
そして、これらのRLC−PDUは、MACサブレイヤおよびレイヤ1によって処理され、受信側の装置の、同一の論理チャネルのRLCエンティティに届けられる。
RLC−PDUは、シーケンス番号順に送信側の装置のRLCエンティティから送出される。したがって、受信側の装置のRLCエンティティにおいて、RLC−PDUはシーケンス番号順に届けられることが期待される。
確認型モードを適用する場合は、受信側の装置のRLCエンティティは、次に届くことが期待されるRLC−PDUが届かない場合は、それが届くまで定期的に、それを再送信するように要求する。送信側の装置のRLCエンティティは、要求に基づいてRLC−PDUを再送信する。このように、従来、両RLCエンティティの間で、シーケンス番号による送達確認が行われている。
また、非特許文献1に記載されるように、新たな通信規格の策定が進められている。この通信規格によると、RLC−PDUを可変長にすることができる。したがって、RLC−PDUを分割してやり取りすることも可能になる。
"3GPP TS 36.300 V8.1.0(2007−06)",3GPP(The 3rd Generation Partnership Project)発行,URL「http://www.3gpp.org/ftp/Specs/archive/36_series/36.300/36300-810.zip」,2007年8月7日インターネット検索
送信側の装置のRLCエンティティは、RLC−PDUを送出した回数を、RLC−PDUごとに(つまり、シーケンス番号ごとに)カウントしている。しかし、従来のカウント方法では、RLC−PDUをN個に分割して送出すると、そのRLC−PDUを送出した回数がN回になってしまう。
すなわち、例えば、図10に示すように、シーケンス番号が「0」であるRLC−PDUを分割せずに送信すると(#901)、そのRLC−PDUの送信回数は「1」になる(#902)。シーケンス番号が「1」であるRLC−PDUを分割せずに送信すると(#903)、そのRLC−PDUの送信回数は「1」になる(#904)。そのRLC−PDUの再送信の要求を受け付けると(#905)、そのRLC−PDUを再送信し(#906)、そのRLC−PDUの送信回数は「1」加算されて「2」になる(#907)。
シーケンス番号が「2」であるRLC−PDUを2つの分割ユニットに分割し、1番目の分割ユニットを送信すると(#908)、そのRLC−PDUの送信回数は「1」になる(#909)。しかし、もう一方の分割ユニットを送信すると(#910)、再送信でないにも関わらず、そのRLC−PDUの送信回数に「1」加算されてしまう(#911)。
このように、従来のカウント方法では、RLC−PDUなどのデータユニットを分割して送信する場合に、データユニットの実質的な送信回数を正確にカウントすることができない。
本発明は、このような問題点に鑑み、RLC−PDUのようなデータユニットを分割して送信する場合であってもデータユニットの実質的な送信回数を正確にカウントできるようにすることを、目的とする。
本発明に係るカウント方法は、1つのデータユニットを、全部分を分割することなくまたは一部分ずつに分割して受信装置に送信することが可能であり、かつ、前記データユニットの全部分または一部分を前記受信装置にもう一度送信することが可能である送信装置における、当該データユニットの送信回数のカウント方法であって、前記送信回数のカウントを行うカウンタを用意しておき、前記送信装置が前記データユニットの全部分または一部分を前記受信装置に送信するごとに、前記データユニットにおける、今回送信する部分の位置を示す、位置情報を、記憶手段に記憶させる第一のステップと、今回送信する部分の前記位置情報および前回送信した送信対象の前記位置情報に基づいて、当該部分を今回送信したことに伴って前記送信回数のカウントを行うべきか否かを判別する第二のステップと、カウントを行うべきであると判別した場合に、前記カウンタにカウントを行わせる第三のステップと、を有することを特徴とする。
好ましくは、前記受信装置から前記データユニットの再送信の要求があった回数をカウントする第四のステップを行う。
または、前記第二のステップにおいて、今回送信する部分の前記位置情報に示される先頭の位置が、前回送信した送信対象の前記位置情報に示される末尾の位置よりも前である場合または両者が重なる場合に、カウントを行うべきであると、判別する。
または、今回送信する部分が前記データユニットの全部分である場合は、部分の前記位置情報の内容および前回送信した送信対象の前記位置情報の内容に関わらず、カウントを行うべきであると判別する。
本発明によると、RLC−PDUのようなデータユニットを分割して送信する場合であってもデータユニットの実質的な送信回数を正確にカウントすることができる。
図1は通信システム100の全体的な構成の例を示す図、図2は携帯電話端末1およびレイヤ2の処理を行う基地局21またはネットワーク制御装置22の機能的構成の例を示す図である。
通信システム100は、携帯電話網による無線通信のサービスをユーザに提供するシステムであって、図1に示すように、携帯電話端末1、無線ネットワーク2、およびコアネットワーク4などによって構成される。
無線ネットワーク2は、基地局(BTS:Base Transceiver Station)21および無線ネットワーク制御装置(RNC:Radio Network Controller)22などによって構成され、携帯電話端末1の接続を制御する処理および携帯電話端末1とコアネットワーク4との通信を中継する処理などを行う。
コアネットワーク4は、移動交換局(MSC:Mobile Service Switching Center)、関門移動交換局(GMSC:Gateway MSC)、およびホームロケーションレジスタ(HLR:Home Location Register)などによって構成される。
携帯電話端末1は、ユーザが使用する、携帯電話通信用の端末装置である。携帯電話端末1は、無線ネットワーク2およびコアネットワーク4などを介して、他の携帯電話端末1、PHS端末、またはいわゆる固定電話端末などと通信を行うことができる。さらに、インターネット上のWebサーバまたは電子メールサーバなどと通信を行うことができる。
携帯電話端末1と無線ネットワーク2の間で行われる無線通信で使用されるプロトコルは、従来の無線プロトコルに本発明に係る方法を適用したものである。以下、携帯電話端末1と無線ネットワーク2との間で本プロトコルに基づいて行われる無線通信について、詳細に説明する。
無線ネットワーク2の各装置は、本プロトコルのRLCサブレイヤにおけるデータの送信処理用の手段として、図2に示すような送信データ保持バッファ301、スキップ制御情報生成部302、PDU送信処理部303、PDU再送用バッファ304、PDU送信カウンタ管理部305、PDUポインタ制御部306、分割PDU送信情報記憶部307、ステータス情報解析部308、および再送信要求カウンタ管理部309などを有する。
これらの手段は、基地局21が有することもあれば、ネットワーク制御装置22が有することもある。いずれの装置が有するかは、一般に、世代によって異なり、例えば、3Gではネットワーク制御装置が有するが、スーパ3Gでは基地局が有する。以下、基地局21が図2の手段を有する場合を例に説明する。
さらに、RLCサブレイヤにおけるデータの受信処理用の手段として、PDU受信検出部311、受信データ制御部312、およびステータス情報生成部313などを有する。
携帯電話端末1も、図2の各手段を有する。
図2に示す各部は、ソフトウェアに基づいてCPUでハードウェアを制御することによって実現してもよいし、専用の回路によって実現してもよい。
図3は送信処理の流れの例を説明するフローチャート、図4は前送信ポインタPB、先頭ポインタPT、末尾ポインタPE、および送信カウンタSCの変遷の例を説明するための図である。
次に、ある1つの論理チャネルの、コアネットワーク4から転送されてきたデータ(以下、「ユーザデータ」と記載する。)を、基地局21Aが携帯電話端末1Bに中継する場合を例に、図2の各部の処理内容を、フローチャートなどを参照しながら説明する。
基地局21Aにおいて、図2の送信データ保持バッファ301は、上位から逐次送られてくる携帯電話端末1Bへの送信対象であるユーザデータを一時的に保持(記憶)する。
スキップ制御情報生成部302は、携帯電話端末1Bに送信するRLC−PDUに適宜記載するスキップ制御情報8SKを生成する。このスキップ制御情報8SKは、特定のシーケンス番号のRLC−PDUの取得をスキップする(飛ばす、中止する)ように指令する情報である。スキップ制御情報8SKの生成のタイミングおよび携帯電話端末1Bでの取扱いについては、後に説明する。
PDU送信処理部303は、送信データ保持バッファ301に保持されているユーザデータを前から順に、所定の範囲の長さのデータ(RLC−SDU)に分割し、シーケンス番号を含むヘッダをそのRLC−SDUに付すことによって、RLC−PDUを生成する。そして、このRLC−PDUを携帯電話端末1Bの同一の論理チャネルのRLCエンティティに宛てて送信する処理を行う。後に説明するように、スキップ制御情報生成部302によって生成されたスキップ制御情報8SKをヘッダに記載することがある。
または、再送信の場合は、後に説明するPDU再送用バッファ304に記憶されているRLC−PDUを送信する。
または、PDU送信処理部303は、生成したRLC−PDUを、複数のユニット(以下、「分割PDU」と記載する。)に分割し、分割PDUごとに送信の処理を行うこともある。
RLC−SDUの長さ、RLC−PDUを分割するか否か、および分割PDUの長さは、通信回線の状況、その論理チャネルにおける再送信の発生の頻度、またはその論理チャネルのQoS(Quality of Service)と他の論理チャネルのQoSとのバランスなどに応じて決定される。
分割PDU送信情報記憶部307は、RLC−PDUが分割されて送信される場合に、それぞれの分割PDUがそのRLC−PDUのどの部分であるのかを示す情報を記憶する。具体的には、分割PDUそれぞれについて、そのRLC−PDUにおける先頭の位置(何バイト目か)を示すポインタと末尾の位置を示すポインタとを記憶する。これらのポインタは、後に説明する種々の処理のために用いられる。
携帯電話端末1Bによって受信されたと判断できまたは推定できる分割PDUのこれらのポインタは、分割PDU送信情報記憶部307から削除される。
PDU再送用バッファ304は、PDU送信処理部303によって送信の処理が行われたRLC−PDUを、後に再送信の要求があった場合に備えて、一時的に保持(記憶)する。
携帯電話端末1Bによって受信されたと判断できまたは推定できるRLC−PDUまたは分割PDUは、PDU再送用バッファ304から削除される。
PDU送信カウンタ管理部305は、PDU送信処理部303によって送信の処理がなされたRLC−PDUごとの、送信回数をカウントするためのカウンタ(以下、「送信カウンタSC」と記載する。)を管理する。
PDUポインタ制御部306は、3つのポインタを制御することによって、RLC−PDUの送信カウンタSCに「1」を加算すべき否かの判別を行う。
ここで、PDU送信カウンタ管理部305およびPDUポインタ制御部306によるRLC−PDUの送信回数のカウント方法を、図3のフローチャートを参照しながら説明する。
PDU送信処理部303によってRLC−PDUの送信の処理が行われると(図3の#501)、そのRLC−PDUが今回初めて送信されかつそのRLC−PDUのいずれの分割PDUも今まで一度も送信されたことがない場合は(#502でYes)、PDUポインタ制御部306は、そのRLC−PDUのために送信カウンタSCを1つ生成するなどして用意し、PDU送信カウンタ管理部305は、そのRLC−PDUのために前送信ポインタPB、先頭ポインタPT、および末尾ポインタPEを1つずつ生成するなどして用意する(#503)。送信カウンタSCの初期値は「0」である。前送信ポインタPB、先頭ポインタPT、末尾ポインタPEの初期値はいずれも「Null」である。
または、PDU送信処理部303によってRLC−PDUの分割PDUの送信の処理が行われた場合は、今までに、そのRLC−PDUが非分割で送信されたこともなく、かつ、そのRLC−PDUのいずれの分割PDUも送信されたこともなければ、そのRLC−PDUのための送信カウンタSC、前送信ポインタPB、先頭ポインタPT、および末尾ポインタPEを生成する。
そのRLC−PDUの先頭ポインタPTおよび末尾ポインタPEを、次のように更新する(#504)。
そのRLC−PDUの分割PDUが送信された場合は、その分割PDUがそのRLC−PDUの中のどの部分であるかが示されるように、先頭ポインタPTおよび末尾ポインタPEを更新する。つまり、その分割PDUの先頭がそのRLC−PDUの中の先頭から何バイト目に当たるのかをチェックし、それが示されるように先頭ポインタPTを更新する。さらに、その分割PDUの末尾がそのRLC−PDUの中の先頭から何バイト目に当たるのかをチェックし、それが示されるように末尾ポインタPEを更新する。ただし、本実施形態では、RLC−PDUの中の最終バイト目を、それよりも後ろにデータがないことに鑑み、「Null」と表現している。「Null」の代わりに、例えば「EOD(End of Data)」のような他の値を用いてもよい。または、最終バイト目そのものを用いてもよい。
そのRLC−PDUが分割されずに送信された場合も、分割PDUと同様に先頭ポインタPTおよび末尾ポインタPEを更新する。ただし、この場合は、そのRLC−PDUのデータ長に関わらず、当然、先頭ポインタPTは「1」に決まり、末尾ポインタPEは「Null」に決まる。
このように、先頭ポインタPTおよび末尾ポインタPEによって、今回送信されたRLC−PDUまたは分割PDUの範囲が表される。
前送信ポインタPBは、そのRLC−PDUまたは分割PDUが今までに送信されたことがあるのであれば、前回に送信されたそのRLC−PDUまたは分割PDUの末尾(最終のバイト目)を示す。未だそのRLC−PDUおよび分割PDUのいずれもが一度も送信されたことがない場合は、上述の通り、「Null」という初期値が便宜上、示される。
フローチャートに戻って、PDUポインタ制御部306は、現在の前送信ポインタPBの値が「Null」であるか否かをチェックし、または、現在の前送信ポインタPBおよび先頭ポインタPTそれぞれの値同士を比較する(#505)。
現在の前送信ポインタPBの値が「Null」である場合は(#506でYes)、PDU送信カウンタ管理部305は、送信カウンタSCに「1」を加算する(#509)。先頭ポインタPTの値が前送信ポインタPBの値以下である場合も(#507でYes)、「1」を加算する(#510)。
現在の前送信ポインタPBの値が「Null」でなく、かつ、先頭ポインタPTの値が前送信ポインタPBの値よりも大きい場合は(#506でNoかつ#507でNo)、送信カウンタSCのカウントアップは行わない。
そして、前送信ポインタPBを、現在の末尾ポインタPEの値に更新する(#509)。
ここで、300バイトのデータからなる、ある1つのRLC−PDUの送信および再送信が、図4に示すような順に行われた場合を例に、図3の処理の内容をさらに具体的に説明する。
図4の例では、そのRLC−PDUが、最初は分割されることなく送信され(#601)、次にそのRLC−PDUが3つの分割PDUに分割されて順次送信され(#602、#603、#604)、再び2番目の分割PDUが送信され(#605)、そして、再びそのRLC−PDUが分割されることなく送信されている(#606)。
最初にそのRLC−PDUが送信された際に(図4の#601、図3の#501、#502でYes)、PDU送信カウンタ管理部305およびPDUポインタ制御部306は、初期値が「0」である送信カウンタSCと初期値がいずれも「Null」である前送信ポインタPB、先頭ポインタPT、および送信カウンタSCとを用意する(#611、#503)。
今回の送信に応じて、PDUポインタ制御部306は、先頭ポインタPTを「1」に更新し、末尾ポインタPEを「Null」に更新する(#612、#613、#504)。
PDUポインタ制御部306は、ポインタのチェックまたは比較を行う(#505)。現在、前送信ポインタPBは「Null」を示している。したがって(#506でYes)、PDU送信カウンタ管理部305は、そのRLC−PDUの送信カウンタSCに「1」を加算する(#614、#508)。
そして、PDU送信カウンタ管理部305は、前送信ポインタPBを、現在の末尾ポインタPEの値つまり「Null」に更新する(#615、#509)。
次に、そのRLC−PDUが3つの分割PDUに分割され、1番目の分割PDUが送信されると(#602、#501、#502でNo)、今回の送信に応じて、PDUポインタ制御部306は、先頭ポインタPTを「1」に更新し、末尾ポインタPEを「100」に更新する(#616、#617、#504)。
PDUポインタ制御部306は、ポインタのチェックまたは比較を行う(#505)。現在、前送信ポインタPBは「Null」を示している。したがって(#506でYes)、今回もPDU送信カウンタ管理部305は、そのRLC−PDUの送信カウンタSCに「1」を加算する(#618、#508)。
そして、PDU送信カウンタ管理部305は、前送信ポインタPBを、現在の末尾ポインタPEの値つまり「100」に更新する(#619、#509)。
2番目の分割PDUが送信されると(#603、#501、#502でNo)、今回の送信に応じて、PDUポインタ制御部306は、先頭ポインタPTを「101」に更新し、末尾ポインタPEを「200」に更新する(#620、#621、#504)。
PDUポインタ制御部306は、ポインタのチェックまたは比較を行う(#505)。現在、前送信ポインタPBは「100」を指し、先頭ポインタPTは「101」を指している。よって、先頭ポインタPTの値のほうが前送信ポインタPBの値よりも大きいので(#506でNo、#507でNo)、カウントアップは行わない(#622)。
そして、PDU送信カウンタ管理部305は、前送信ポインタPBを、現在の末尾ポインタPEの値つまり「200」に更新する(#623、#509)。
3番目の分割PDUが送信されると(#604、#501、#502でNo)、今回の送信に応じて、PDUポインタ制御部306は、先頭ポインタPTを「201」に更新し、末尾ポインタPEを「Null」に更新する(#624、#625、#504)。
PDUポインタ制御部306は、ポインタのチェックまたは比較を行う(#505)。現在、前送信ポインタPBは「200」を指し、先頭ポインタPTは「201」を指している。よって、先頭ポインタPTの値のほうが前送信ポインタPBの値よりも大きいので(#506でNo、#507でNo)、今回もカウントアップは行わない(#626)。
そして、PDU送信カウンタ管理部305は、前送信ポインタPBを、現在の末尾ポインタPEの値つまり「Null」に更新する(#627、#509)。
再び2番目の分割PDUが送信されると(#605、#501、#502でNo)、今回の送信に応じて、PDUポインタ制御部306は、先頭ポインタPTを「101」に更新し、末尾ポインタPEを「200」に更新する(#628、#629、#504)。
PDUポインタ制御部306は、ポインタのチェックまたは比較を行う(#505)。現在、前送信ポインタPBは「Null」を指しているので(#506でYes)、送信カウンタSCに「1」を加算する(#630)。
そして、PDU送信カウンタ管理部305は、前送信ポインタPBを、現在の末尾ポインタPEの値つまり「200」に更新する(#631、#509)。
再びRLC−PDUが分割されることなく送信されると(#606、#501、#502でNo)、今回の送信に応じて、PDUポインタ制御部306は、先頭ポインタPTを「1」に更新し、末尾ポインタPEを「Null」に更新する(#632、#633、#504)。
PDUポインタ制御部306は、ポインタのチェックまたは比較を行う(#505)。現在、前送信ポインタPBは「200」を指し、先頭ポインタPTは「1」を指している。つまり、前送信ポインタPBの値は先頭ポインタPTの値以下なので(#507でYes)、送信カウンタSCに「1」を加算する(#634)。
そして、PDU送信カウンタ管理部305は、前送信ポインタPBを、現在の末尾ポインタPEの値つまり「Null」に更新する(#635、#509)。
図3および図4で説明した方法によると、RLC−PDUのようなデータユニットを分割して送信する場合であってもデータユニットの実質的な送信回数を正確にカウントすることができる。
図5は要求応対処理の流れの例を説明するフローチャート、図6および図7は送信側および受信側の再送要求の取扱いの処理の例を説明するための図である。
図2に戻って、携帯電話端末1BのPDU受信検出部311は、基地局21Aから順次送信されてきたRLC−PDUのシーケンス番号に基づいて、RLC−PDUの受信の状態を確認する。つまり、現在まで、どのRLC−PDUを正常に受信することができたのか、または、どのRLC−PDUが本来受信できているはずであるにも関わらず未だ受信できていないのか、を確認する。また、次に受信できることが期待されるRLC−PDUを判別する。つまり、未だ受信できていないRLC−PDUのシーケンス番号の中から最小のシーケンス番号を検索する。そして、検索したシーケンス番号のRLC−PDUを、期待されるRLC−PDUであると判別する。
受信データ制御部312は、受信したRLC−PDUを上位のサブレイヤつまりPDCPサブレイヤに送る。
ステータス情報生成部313は、どのシーケンス番号のRLC−PDUまで受信することができたのか、または、どのシーケンス番号のRLC−PDUが未だ受信できていないのか、などの受信の状態を示すステータス情報8STを生成する。このステータス情報8STは、基地局21Aに送信される。
未だ受信できていないRLC−PDUを示すステータス情報8STは、基地局21Aに対してそのRLC−PDUの要求のためにも使用される。つまり、未だ受信できていないRLC−PDUを示すステータス情報8STは、再送信の要求情報でもある。分割PDUの再送信を要求する場合は、元のRLC−PDUのシーケンス番号とその分割PDUの番号(つまり、その分割PDUが何番目のものであるか)とを示すステータス情報8STが送信される。
ただし、携帯電話端末1Bは、スキップ制御情報8SKが受信された場合は、そのスキップ制御情報8SKに示されるシーケンス番号のRLC−PDUを受信するのをスキップする。つまり、そのRLC−PDUを受信するのを中止する。それに伴って、ステータス情報生成部313は、そのRLC−PDUを要求するのを中止する。
基地局21Aのステータス情報解析部308は、携帯電話端末1Bから受信したステータス情報8STを解析し、各部を次のように制御する。
どのシーケンス番号のRLC−PDUまでを携帯電話端末1Bが受信することができたのかを解析できた場合は、そのシーケンス番号以前のRLC−PDUのバックアップデータを削除するように、PDU再送用バッファ304を制御する。
一方、どのRLC−PDUまたは分割PDUを携帯電話端末1Bが未だ受信できていないのか、つまり、RLC−PDUまたは分割PDUの再送信の要求を解析できた場合は、再送信の回数をカウントする処理が行われるように再送信要求カウンタ管理部309を制御し、そのRLC−PDUまたは分割PDUを再送信する処理が行われるようにPDU送信処理部303を制御する。
再送信要求カウンタ管理部309は、ステータス情報解析部308による解析結果に基づいて、RLC−PDUごとに、再送信の要求があった回数をカウントするカウンタ(以下、「再送信要求カウンタYC」と記載する。)を管理する。
ここで、再送信要求カウンタYCによるカウント方法および再送信の制御方法を、図5のフローチャートを参照して説明する。
RLC−PDUまたは分割PDUの再送信の要求が受信されたことがステータス情報解析部308によって解析されると(図5の#521)、再送信要求カウンタ管理部309は、そのRLC−PDUまたは分割PDUの再送信の要求が、今回初めてなされたものである場合は(#522でYes)、そのRLC−PDUまたは分割PDUのための再送信要求カウンタYCを生成するなどして用意する。再送信要求カウンタYCの初期値は「0」である。
なお、RLC−PDUとそれを分割したすべての分割PDUとで1つの再送信要求カウンタYCを共用してもよいし、RLC−PDUおよび各分割PDUごとに1つずつ再送信要求カウンタYCを用意してもよい。以下、前者の場合を例に説明する。したがって、そのRLC−PDUおよび各分割PDUの共通の再送信要求カウンタYCは、そのRLC−PDUおよび分割PDUのいずれについても今までに再送信の要求がなかった場合に、用意する。
再送信の要求に係るRLC−PDUまたは分割PDUの再送信要求カウンタYCに「1」を加算する(#524)。
そのRLC−PDUまたは分割PDUがPDU再送用バッファ304に記憶されている場合は(#525でYes)、それを再送信するようにPDU送信処理部303に指令する。これにより、そのRLC−PDUまたは分割PDUが携帯電話端末1Bに再送信される(#526)。再送信の処理の流れは、前に図3で説明した通りである。
なお、再送信の要求が分割PDUに係り、かつ、PDU再送用バッファ304に非分割のRLC−PDUが記憶されている場合は、PDU送信処理部303は、分割PDU送信情報記憶部307に記憶されているその分割PDUの先頭を表すポインタおよび末尾を表すポインタに基づいて、その分割PDUをそのRLC−PDUから抽出することができる。
そのRLC−PDUまたは分割PDUがPDU再送用バッファ304に記憶されていない場合は(#525でNo)、再送信要求カウンタYCの値が閾値α以上になっている場合は(#527でYes)、そのRLC−PDUまたは分割PDUのシーケンス番号を示すスキップ制御情報8SKを生成する処理をスキップ制御情報生成部302に実行させる。このスキップ制御情報8SKは、次に携帯電話端末1Bに送信される他のRLC−PDUのヘッダに付されるなどして、携帯電話端末1Bに届けられる(#528)。
なお、図5の例では、要求されたRLC−PDUまたは分割PDUの有無をチェックした後に、ステップ#527、#528の再送信要求カウンタYCの値のチェックおよび必要なスキップ制御情報8SKの送信の処理を行ったが、先にステップ#527、#528の処理を行ってもよい。
次に、非分割のRLC−PDUの再送信の要求がなされる場合の具体例および分割PDUの再送信の要求がなされる場合の具体例を、図6および図7を参照しながら説明する。
基地局21Aは、シーケンス番号がそれぞれ「0」〜「3」である4つのRLC−PDUを順次、携帯電話端末1Bに送信する(図6の#701〜#704)。シーケンス番号が「2」であるRLC−PDUが携帯電話端末1Bに届くことなく欠落すると、携帯電話端末1BからそのRLC−PDUの再送信の要求がなされる。
基地局21Aは、その要求を受信すると(#706)、そのRLC−PDUを再送信する。
しかし、その要求を受信する前にそのRLC−PDUがPDU再送用バッファ304から開放つまり削除されたてた場合は、再送信することはできない。そこで、そのRLC−PDUの再送信要求カウンタYCを用意し、そのRLC−PDUの再送信の要求を受け付けた回数をカウントする。
携帯電話端末1Bは、そのRLC−PDUを受信できない限り、適宜、再送信の要求を行う。また、その間、次にそのRLC−PDUが送信されてくるであろうと期待している。
基地局21Aは、そのRLC−PDUの再送信の要求の受信回数が所定の回数以上に達したら(#707)、そのRLC−PDUのシーケンス番号つまり「2」を示すスキップ制御情報8SKを携帯電話端末1Bに送信する(#708)。
携帯電話端末1Bは、このスキップ制御情報8SKを受信すると、それに示されるシーケンス番号「2」のRLC−PDUの受信をスキップする。
または、図7において、基地局21Aは、シーケンス番号が「1」であるRLC−PDUを4つの分割PDUに分割して携帯電話端末1Bに送信する(図6の#722〜#725)。2番目の分割PDUと4番目の分割PDUが携帯電話端末1Bに届くことなく欠落すると、携帯電話端末1Bからそれぞれの分割PDUの再送信の要求がなされる。基地局21Aは、それぞれの要求に基づいて再送信を行う。
基地局21Aは、2番目の分割PDUの再送信の要求よりも先に4番目の分割PDUの再送信の要求を受け付けることがある(#726、#728)。
しかし、基地局21Aは、4番目の分割PDUの再送信を受け付けたことに基づいて、それより前つまり1〜3番目の分割PDUが携帯電話端末1Bによって正常に受信されたと、判断してしまうことがある。そうすると、2番目の分割PDUの再送信の要求を受信するよりも前に、2番目の分割PDUを再送信するためのデータ(元のRLC−PDUまたはその分割PDUそのもの)がPDU再送用バッファ304から削除されしまうことがある。2番目の分割PDUの先頭および末尾を示す各ポインタも、分割PDU送信情報記憶部307から削除されてしまうこともある。このような場合は、2番目の分割PDUを再送信することはできない。
そこで、その分割PDUの元のRLC−PDUの再送信要求カウンタYCを用意し、再送信の要求を受け付けた回数をカウントする。
携帯電話端末1Bは、その分割PDUを受信できない限り、適宜、再送信の要求を行う。
基地局21Aは、その再送信要求カウンタYCの値が所定の回数以上に達したら(#729)、その再送信要求カウンタYCに係るRLC−PDUのシーケンス番号つまり「1」を示すスキップ制御情報8SKを携帯電話端末1Bに送信する(#730)。
携帯電話端末1Bは、このスキップ制御情報8SKを受信すると、それに示されるシーケンス番号「1」のRLC−PDUの受信をスキップする。
図5〜図7で説明した方法によると、再送信の要求が無限に続くのを防止することができる。
図8は本発明に係る方法を適用した無線通信を行う装置の全体的な処理の流れの例を説明するフローチャートである。
次に、本発明に係る方法を適用した無線通信を行う装置の全体的な処理の流れを、携帯電話端末1Bとの間で両方向の通信を行う基地局21Aの処理の流れを例にして、図8のフローチャートを参照して説明する。
基地局21Aは、携帯電話端末1Bに送信すべきユーザデータがある場合は(図8の#1でYes)、それをRLC−PDUに載せるなどして携帯電話端末1Bに送信する処理を行う(#2)。この際に、RLC−PDUごとに送信回数のカウントを行う。送信およびカウントの処理の手順の詳細は、前に図3で説明した通りである。
携帯電話端末1BからRLC−PDUまたは分割PDUの再送信の要求があった場合は(#3でYes)、それを再送信する処理を行う(#4)。この処理の手順の詳細は、前に図5で説明した通りである。
ステップ#1〜#4の処理は、下り方向の通信の処理である。ステップ#5以降の処理は上り方向の通信の処理である。
携帯電話端末1BからRLC−PDUまたは分割PDUを受信した場合は(#5でYes)、それを受信して上位のレイヤに渡すなどの処理を行う(#6)。そのRLC−PDUまたは分割PDUにスキップ制御情報8SKが含まれている場合は(#7でYes)、そのスキップ制御情報8SKに示されるシーケンス番号のRLC−PDUを受信するのを中止する(#8)。つまり、そのシーケンス番号のRLC−PDUをスキップする。
携帯電話端末1Bから受信したRLC−PDUの状態をチェックし(#9)、それを示すステータス情報8STを携帯電話端末1Bに送信する(#10)。ステータス情報8STが再送要求の情報になる場合もある。
基地局21Aは、以上説明した処理を、携帯電話端末1Bとの通信が終了するまでの間、適宜、実行する。
本実施形態によると、RLC−PDUのようなデータユニットを分割して送信する場合であってもデータユニットの実質的な送信回数を正確にカウントすることができる。さらに、再送信の要求が無限に続くのを防止することができる。このように、本実施形態によると、データユニットの送受信の異常を上手く検出し対処することができる。
閾値αは、管理者などが任意に設定することができる。または、通信回線の状況またはQoSなどに応じて適宜変更できるように構成してもよい。
本実施形態では、ネットワーク制御装置22から携帯電話端末1にデータを送信する場合を例に説明したが、反対方向の場合にも本発明を適用することができる。また、他の装置同士の通信の場合にも、本発明を適用することができる。RLC−PDU以外のデータユニットの場合にも、本発明を適用することができる。
再送信の要求があった場合に、RLC−PDUの分割をやり直してもよい。そして、その要求に係る部分を含む1つまたは複数の分割PDUを送信するようにしてもよい。
本実施形態では、図3および図4で説明したように、RLC−PDUを送信しまたは再送信する場合も、分割PDUを送信しまたは再送信する場合と同様に、ポインタのチェックまたは比較を行うことによって、再送信要求カウンタYCにカウントを行わせるか否かを判別したが、RLC−PDUを送信しまたは再送信する場合は、無条件に再送信要求カウンタYCにカウントを行わせるようにしてもよい。
不要になった前送信ポインタPB、先頭ポインタPT、末尾ポインタPEは、適宜、削除すればよい。または、後に生成されるRLC−PDUのために再利用してもよい。
RLC−PDUを複数の分割PDUに分割して送信する場合において、送信範囲外の領域に係る分割PDU(例えば、未だ一度も送信していない分割PDUまたは既にPDU再送用バッファ304から開放(削除)してしまった分割PDU)の再送信の要求があった場合は、図3および図4で説明した方法に関わらず、その再送信要求カウンタYCにカウントを行わせてもよい。
RLC−PDUまたは分割PDUの再送信の要求とともに送信回数に関する情報の通知の要求があった際に、そのRLC−PDUまたは分割PDUの送信カウンタSCおよびそれに関連する種々の情報を、要求元に送信してもよい。さらに、この通知の要求の回数もカウンタによってカウントし、通知の要求があるごとにその回数を更新するようにしてもよい。
本実施形態では、携帯電話網を用いた通信システム100を例に説明したが、PHSまたは無線LANなど他の網を用いた通信システムの場合にも本発明を適用することができる。
その他、通信システム100、携帯電話端末1、無線ネットワーク2、ネットワーク制御装置22の全体または各部の構成、処理内容、処理順序などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。
通信システムの全体的な構成の例を示す図である。 携帯電話端末およびレイヤ2の処理を行う基地局またはネットワーク制御装置の機能的構成の例を示す図である。 送信処理の流れの例を説明するフローチャートである。 前送信ポインタ、先頭ポインタ、末尾ポインタ、および送信カウンタの変遷の例を説明するための図である。 要求応対処理の流れの例を説明するフローチャートである。 送信側および受信側の再送要求の取扱いの処理の例を説明するための図である。 送信側および受信側の再送要求の取扱いの処理の例を説明するための図である。 本発明に係る方法を適用した無線通信を行う装置の全体的な処理の流れの例を説明するフローチャートである。 RLCサブレイヤでの処理の例を説明するための図である。 送信回数のカウンタの従来の問題点を説明するための図である。
符号の説明
1 携帯電話端末
22 ネットワーク制御装置
303 PDU送信処理部
305 PDU送信カウンタ管理部
306 PDUポインタ制御部

Claims (8)

  1. 1つのデータユニットを、全部分を分割することなくまたは一部分ずつに分割して受信装置に送信することが可能であり、かつ、前記データユニットの全部分または一部分を前記受信装置にもう一度送信することが可能である送信装置における、当該データユニットの送信回数のカウント方法であって、
    前記送信回数のカウントを行うカウンタを用意しておき、
    前記送信装置が前記データユニットの全部分または一部分を前記受信装置に送信するごとに、
    前記データユニットにおける、今回送信する部分の位置を示す、位置情報を、記憶手段に記憶させる第一のステップと、
    今回送信する部分の前記位置情報および前回送信した送信対象の前記位置情報に基づいて、当該部分を今回送信したことに伴って前記送信回数のカウントを行うべきか否かを判別する第二のステップと、
    カウントを行うべきであると判別した場合に、前記カウンタにカウントを行わせる第三のステップと、
    を有することを特徴とするデータユニットの送信回数のカウント方法。
  2. 前記受信装置から前記データユニットの再送信の要求があった回数をカウントする第四のステップを行う、
    請求項1記載のデータユニットの送信回数のカウント方法。
  3. 前記第二のステップにおいて、今回送信する部分の前記位置情報に示される先頭の位置が、前回送信した送信対象の前記位置情報に示される末尾の位置よりも前である場合または両者が重なる場合に、カウントを行うべきであると、判別する、
    請求項1または請求項2記載のデータユニットの送信回数のカウント方法。
  4. 今回送信する部分が前記データユニットの全部分である場合は、部分の前記位置情報の内容および前回送信した送信対象の前記位置情報の内容に関わらず、カウントを行うべきであると判別する、
    請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のデータユニットの送信回数のカウント方法。
  5. 前記データユニットは、RLCサブレイヤのPDUである、
    請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のデータユニットの送信回数のカウント方法。
  6. 1つのデータユニットを、全部分を分割することなくまたは一部分ずつに分割して受信装置に送信することが可能であり、かつ、前記データユニットの全部分または一部分を前記受信装置にもう一度送信することが可能である送信装置における、当該データユニットの送信回数のカウントを行うカウント装置であって、
    前記送信装置が前記データユニットの全部分または一部分を前記受信装置に送信するごとに、前記データユニットにおける、今回送信する部分の位置を示す、位置情報を記憶する、記憶手段と、
    今回送信する部分の前記位置情報および前回送信した送信対象の前記位置情報に基づいて、当該部分を今回送信したことに伴って前記送信回数のカウントを行うべきか否かを判別する判別手段と、
    カウントを行うべきであると判別された場合に前記送信回数をカウントするカウント手段と、
    を有することを特徴とするカウント装置。
  7. 1つのデータユニットを、全部分を分割することなくまたは一部分ずつに分割して受信装置に送信することが可能であり、かつ、前記データユニットの全部分または一部分を前記受信装置にもう一度送信することが可能である送信装置であって、
    前記データユニットの全部分または一部分を前記受信装置に送信するごとに、前記データユニットにおける、今回送信する部分の位置を示す、位置情報を記憶する、記憶手段と、
    今回送信する部分の前記位置情報および前回送信した送信対象の前記位置情報に基づいて、当該部分を今回送信したことに伴って前記送信回数のカウントを行うべきか否かを判別する判別手段と、
    カウントを行うべきであると判別された場合に前記送信回数をカウントするカウント手段と、
    を有することを特徴とする送信装置。
  8. 1つのデータユニットを、全部分を分割することなくまたは一部分ずつに分割して受信装置に送信することが可能であり、かつ、前記データユニットの全部分または一部分を前記受信装置にもう一度送信することが可能である送信装置における、当該データユニットの送信回数のカウントを行うコンピュータに用いられるコンピュータプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記送信装置が前記データユニットの全部分または一部分を前記受信装置に送信するごとに、前記データユニットにおける、今回送信する部分の位置を示す、位置情報を、記憶手段に記憶させる処理を実行させ、
    今回送信する部分の前記位置情報および前回送信した送信対象の前記位置情報に基づいて、当該部分を今回送信したことに伴って前記送信回数のカウントを行うべきか否かを判別する処理を実行させ、
    カウントを行うべきであると判別された場合に前記送信回数をカウントする処理を実行させる、
    ことを特徴とするコンピュータプログラム。
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