JP4370950B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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本発明は、画像データを所定のルールで分離し、圧縮処理を行う画像処理装置に関する。
ラスタ画像のデータ(以下、区別するべき場合を除いて単に「画像データ」と呼ぶ)には、文字(テキスト)部分や、自然画の部分(絵柄部分)など、互いに性状の異なる多くの画像要素が含まれ得る。こうした画像要素は、その性状の相違から、例えば圧縮処理において異なる方式での圧縮が適していたりするなど、画像要素ごとに異なる画像処理を行うことが好ましい場合が多い。
そこで従来から、いわゆるT/I分離と呼ばれる画像処理が研究・開発されており、文字と絵柄とに分離して圧縮処理を行う技術が開発されている(例えば特許文献1,2)。
特開2002−165105号公報 特開2002−175532号公報
しかしながら、例えば特許文献1に開示された方法では、文字以外の部分については単にJPEG(Joint Picture Experts Group)等の非可逆圧縮を行うだけで、絵柄のうち輪郭線の部分や線画内で限定色化可能な部分にまでJPEG圧縮が行われてしまうため、圧縮率の面でも、また画質の面でも十分な性能を発揮できない場合があった。
本発明は上記実情に鑑みて為されたもので、文字以外の部分においても可能な部分について限定色化を行って圧縮率を向上し、また画質を向上できる画像処理装置を提供することをその目的の一つとする。
上記従来例の問題点を解決するための本発明は、画像処理装置であって、処理対象となっている画像データから、線分の画像要素を抽出し、当該線分の画像要素からなる第1部分画像データと当該線分の画像要素を除く第2部分画像データとを生成する手段と、前記第1部分画像データに含まれる画素の値に基づいて、少なくとも一つの代表色を決定し、当該決定した代表色を用いて前記第1部分画像データを限定色化した、第1限定色化画像データを生成する第1限定色化手段と、前記第2部分画像データに含まれる画素の値に基づいて、少なくとも一つの代表色を決定し、当該決定した代表色を用いて前記第2部分画像データを限定色化した、第2限定色化画像データを生成する第2限定色化手段と、を含み、前記第1限定色化画像データと第2限定色化画像データとが所定の圧縮処理に供されることを特徴としている。
ここで処理対象となる画像データは、例えば元となる画像データから文字部分を除去して得た画像データであってもよい。
ここで前記第1限定色化画像データは、前記第1部分画像データに含まれる画素の値の有意個数を演算し、当該有意個数が予め定めた第1しきい値を越えない場合にのみ、少なくとも一つの代表色を決定し、当該決定した代表色を用いて前記第1部分画像データを限定色化した、第1限定色化画像データを生成することとしてもよい。
さらに、前記第2限定色化画像データは、前記第2部分画像データに含まれる画素の値の有意個数を演算し、当該有意個数が予め定めた第2しきい値を越えない場合にのみ、少なくとも一つの代表色を決定し、当該決定した代表色を用いて前記第2部分画像データを限定色化した、第2限定色化画像データを生成することとしてもよい。
さらに前記第1限定色化画像データと第2限定色化画像データとに基づいて、前記第1限定色化画像データと第2限定色化画像データとに含まれる画素のうち、互いに同一色と判断される色ごとの画素を含んでなる、複数の色別画像データを生成する手段をさらに含むこととしてもよい。
なお、処理対象となる画像データが、元の画像データから文字部分を除去して得た画像データであり、また、元の画像データ内から複数抽出された部分的な画像データの一つである場合、当該部分的な画像データの各々から得られる前記第1限定色化画像データと第2限定色化画像データとに基づき、前記第1限定色化画像データと第2限定色化画像データとに含まれる画素のうち、互いに同一色と判断される色ごとの画素を含んでなる、複数の色別画像データを生成することとしてもよい。
また、本発明のある態様に係る画像処理方法は、処理対象となっている画像データから、線分の画像要素を抽出し、当該線分の画像要素からなる第1部分画像データと当該線分の画像要素を除く第2部分画像データとを生成する工程と、前記第1部分画像データに含まれる画素の値に基づいて、少なくとも一つの代表色を決定し、当該決定した代表色を用いて前記第1部分画像データを限定色化した、第1限定色化画像データを生成する工程と、前記第2部分画像データに含まれる画素の値に基づいて、少なくとも一つの代表色を決定し、当該決定した代表色を用いて前記第2部分画像データを限定色化した、第2限定色化画像データを生成する工程と、前記分離して得られた第1限定色化画像データと、第2限定色化画像データとが所定の圧縮処理に供されることを特徴としている。
さらに本発明の別の態様に係る画像処理プログラムは、コンピュータに、処理対象となっている画像データから、線分の画像要素を抽出し、当該線分の画像要素からなる第1部分画像データと当該線分の画像要素を除く第2部分画像データとを生成する手順と、前記第1部分画像データに含まれる画素の値に基づいて、少なくとも一つの代表色を決定し、当該決定した代表色を用いて前記第1部分画像データを限定色化した、第1限定色化画像データを生成する手順と、前記第2部分画像データに含まれる画素の値に基づいて、少なくとも一つの代表色を決定し、当該決定した代表色を用いて前記第2部分画像データを限定色化した、第2限定色化画像データを生成する手順と、を実行させ、前記分離して得られた第1限定色化画像データと、第2限定色化画像データとが所定の圧縮処理に供させることを特徴としている。
本発明の実施の形態に係る画像処理装置は、図1に示すように、制御部11と記憶部12と画像入力部13と画像出力部14とを含んで構成されている。制御部11は、記憶部12に格納されているプログラムに従って動作しており、後に説明する各画像処理を遂行する。この画像処理の内容については、後に詳しく述べる。
記憶部12は、制御部11によって実行されるプログラムを保持している。またこの記憶部12は、制御部11の処理の過程で生成される各種データ等を格納するワークメモリとしても動作する。具体的にこの記憶部12は、コンピュータ可読な記録媒体と当該記録媒体に対してデータを書き込み、又は当該記録媒体からデータを読み出す装置(例えばハードディスク装置やメモリ装置)として実装できる。
画像入力部13は、例えばスキャナであり、原稿を光学的に読み取って得られた画像データを制御部11に出力する。ここではこの画像入力部13が出力する画像データにおいて、各画素の値がRGB(赤、緑、青)の色空間で表現されているとする。画像出力部14は、制御部11から入力される指示に従って画像データを出力するもので、例えば画像形成部(プリンタ等)に出力し、又はネットワークを介して外部の装置に送信する等の処理を行うものである。
次に制御部11の処理の内容について説明する。本実施の形態の制御部11は、図2に機能的に示すように、画像入力部13から入力される画像データを処理対象として、この処理対象となった画像データに対して、所定前処理を行う前処理部21と、絵柄部分の候補となる部分(絵柄候補部分)を特定する絵柄候補部分特定処理部22と、文字を抽出する文字抽出処理部23と、レイアウト処理を遂行するレイアウト処理部24と、同一色領域分離部25と、穴埋処理部26と、圧縮処理部27とを含んで構成されている。
以下、これら各部について具体的に説明する。
[1.前処理部]
この前処理部21では、画像入力部13から入力される画像データ(処理対象画像データ)の各画素の値をRGBからYCbCr(輝度と色差とからなる値)に変換する。具体的には、次の(1)式を用いて変換を行うことができる。なお、ここではRGBの各成分の値は0x00(「0x」は16進数であることを示す)から0xFFまでの値であるとしている。また、この前処理部21では、下地領域の輝度・彩度に基づいて各画素値を階調補正してもよい。尤も、この階調補正の処理は、必ずしも必要なものではない。
Figure 0004370950
[2.絵柄候補領域特定処理部]
絵柄候補部分特定処理部22は、前処理部21が出力するYCbCr色空間で表現された画像データから絵柄の領域と推定される領域を、絵柄候補領域として特定する処理を行う。具体的に、この絵柄候補部分特定処理部22は、前処理部21が出力するYCbCr色空間で表現された画像データを記憶部12にコピーして格納する。そして、当該コピーされた画像データ(絵柄領域特定画像データと呼ぶ)の各画素の値を参照しながら、当該画素値の輝度成分と、予め定めた二値化しきい値とを比較して、輝度成分が二値化しきい値以上の画素を黒画素(値「1」)、輝度成分が二値化しきい値未満の画素を白画素(値「0」)としていき、当該絵柄領域特定画像データを二値画像データに変換する。なおここでは、輝度成分が大きいほど暗い(黒い)ものとする。
次に絵柄候補部分特定処理部22は、この二値画像データ中から、黒画素が連結している領域(連結領域)を抽出する。この連結領域の抽出は、ラベリング処理として広く知られた処理を用いることができる。ラベリング処理を用いる場合、各連結領域には互いに異なるラベル識別子を付して、記憶部12に格納しておく。次に、この連結領域の各々について、その所定のスケール特徴量を演算する。ここでスケール特徴量には、連結領域に関係して定められる矩形の面積などを含む。そして、このスケール特徴量に基づいて各連結領域が絵柄候補領域であるか否かを判定する。具体的な例を挙げると、文字であれば一般的なドキュメントで利用されるフォントサイズの最小値(例えば6ポイント)に相当する面積(いわば最小面積)未満の領域(小領域)は、文字を含まない、絵柄の領域と判定できるので、こうした小領域を除去する。また一般的なドキュメントでは、フォントサイズの大きさも例えば24ポイントを超えることは稀となる。そこで、この一般的なドキュメントで利用される最大のフォントサイズに相当する面積(いわば最大面積)以上の場合、文字は含まれない(つまり絵柄領域)と判断する。
絵柄候補部分特定処理部22は、各連結領域ごとの判定結果を参照して、二値化した絵柄領域特定画像データのうち、絵柄領域でないと判定された連結領域に含まれる黒画素を白画素に設定する。こうして非絵柄領域と背景とが白画素となっている絵柄領域特定画像データが生成される。
次に絵柄候補部分特定処理部22は、絵柄部分の境界に連結している白画素を、所定の値(白、黒以外の任意の色)で塗りつぶす。ここでは、広く知られているような、閉じた領域(閉曲線で囲まれた内部又は外部)を塗つぶす処理を用いる。
そして絵柄候補部分特定処理部22は、上記所定の値で塗潰されなかった画素の色を黒に設定する。この処理によって黒画素に設定された部分を絵柄候補領域として記憶部12に格納する。
[3.文字抽出処理部]
文字抽出処理部23は、前処理部21が出力するYCbCr色空間で表現された画像データから文字部分を抽出する処理を行う。この処理は、例えば特許文献2に開示されている通りの処理を用いることができる。
そして文字抽出処理部23は、個々の文字についてそれらを構成する画素に外接する矩形(基本矩形)の座標情報を記憶部12に格納する。この情報が文字部分を特定する情報となる。
[4.レイアウト処理部]
レイアウト処理部24は、絵柄候補部分特定処理部22が生成した絵柄候補領域画定情報と、文字抽出処理部23が生成した文字外接矩形の座標情報とを記憶部12から読み出す。
レイアウト処理部24は、この絵柄候補領域画定情報によって画定される絵柄候補領域と、文字外接矩形の座標情報で画定される文字の領域とのそれぞれに対して互いに異なる判定条件を用いてレイアウト解析を行う。
具体的に本実施の形態においては、記憶部12から読出した絵柄候補領域画定情報によって画定される絵柄候補領域においてレイアウト解析処理を行い、当該絵柄候補領域の中からさらに文字部分の抽出を試みる。そして、抽出された文字部分を除く部分を絵柄領域として画定する。
本実施形態において特徴的なことの一つは、いわゆるT/I分離処理においてレイアウト解析を用いて文字部分を抽出することとしていることである。これによって絵柄候補領域に含まれる文字部分もレイアウト解析処理によって抽出されることとなり、文字部分の抽出精度を向上させることができる。
一方、レイアウト処理部24は、文字抽出処理部23によって文字として画定された基本矩形についても、レイアウト解析処理を行う。そしてレイアウト処理部24は、当該レイアウト解析処理の結果として得られたレイアウト枠(少なくとも各文字に外接する矩形(基本矩形)を含む)を定め、これらレイアウト枠の情報(座標情報など)を記憶部12に格納する。
このレイアウト処理部24は、記憶部12に格納された文字部分特定情報と、文字抽出処理部23が生成した基本矩形(またはそれに対するレイアウト処理結果としてのレイアウト枠)とを参照し、処理対象となった画像データ全体について、画像データ内で文字を含む矩形領域の座標情報を生成する。具体的にレイアウト処理部24は、絵柄候補となった部分から抽出された文字部分と、文字抽出処理部23が抽出した文字部分との各情報を統合して、文字領域を画定する情報を生成する。
そしてレイアウト処理部24は、結合後の各文字部分について固有の領域識別子(以下、ラベルデータと呼ぶ)を生成し、このラベルデータと、対応する文字領域を画定するための座標情報(頂点座標の情報等)とを関連づけて記憶部12に文字領域データベースとして格納する。
また、このレイアウト処理部24は、絵柄部分や文字部分を取り囲む(つまり、それらを構成する画素に外接する)矩形の情報をレイアウト枠情報として生成して、記憶部12に格納する。
[5.同一色領域分離部]
同一色領域分離部25は、文字領域データベースに格納された文字部分の画像データと、それ以外の部分の画像データとについて、それぞれ色別の領域に分離する処理を行う。
[5a.文字部分に対する処理]
まず文字部分の画像データに対する処理について説明する。同一色領域分離部25は、記憶部12の文字領域データベースに格納されている文字領域の各々について、同一の色の文字部分のみからなる領域に分離する。同一色領域分離部25は、レイアウト処理の過程で記憶部12に格納された基本矩形(絵柄候補領域と文字領域との双方から画定された矩形)の座標情報を読み出す。そして、処理対象となっている画像データ(元画像データ)のうち、この座標情報で画定される各基本矩形内に含まれる画素値から代表値(代表色)の候補を決定する。
本実施の形態における同一色領域分離部25は、図3(a)に示すように、代表色決定部51と、同一色領域情報生成部52と、包含画像作成部53とを含んで構成されている。なお、以下の説明で基本矩形内の画素は、元画像データ上で基本矩形内に含まれるすべての画素であってもよいし、基本矩形内で、文字を構成する画素として判断される画素であってもよい。
代表色決定部51は、記憶部12に格納された基本矩形の座標情報を参照し、それらを順次注目基本矩形として選択しながら、当該注目基本矩形内の画素値に基づいて少なくとも一つの代表画素値を決定する。ここで、代表画素値の決定方法は、元画像データのうち注目基本矩形内の画素値のヒストグラム(発生頻度)を生成し、このヒストグラムにおいて最も高い頻度で出現する一つの画素値、又は所定しきい値(例えば注目基本矩形内の画素数の1/3など)を超える頻度で出現する少なくとも一つの画素値を代表画素値とする方法などがある。代表色決定部51は、注目基本矩形を特定する情報(注目基本矩形に固有に発行された識別子)に関連づけて決定した代表画素値を代表画素値データベースとして記憶部12に格納する。
同一色領域情報生成部52は、代表画素値データベースに格納されている代表画素値を、互いに同一と判断される色ごとにグループ化する。具体的に同一色領域情報生成部52は、代表画素値データベースに格納されている代表画素値のうち、未だグループ化されていない代表画素値を注目代表画素値とし、この注目代表画素値とは異なる代表画素値であって、未だグループ化されていない代表画素値を順次、比較対照画素値として選択する。そして注目代表画素値と同一の色と判断できる比較対照画素値があった場合には、当該少なくとも一つの比較対照画素値と注目代表画素値とを一つのグループとして決定する。そして同一色領域情報生成部52は、それらグループとなった代表画素値に関連づけられた基本矩形の識別子を代表画素値データベースから取り出して、基本矩形の識別子のリストを生成し、注目代表画素値と比較対照画素値とに基づいて決定される一つのグループ代表画素値を決定する。同一色領域情報生成部52はそして、固有のグループ識別子を発行し、このグループ識別子と、グループ代表画素値と、上記生成した基本矩形の識別子のリストとを関連づけて同一色領域情報データベースとして、記憶部12に格納する。なおグループ代表画素値の決定方法は、例えば注目代表画素値と、それに同一と判断された比較対照画素値との統計演算結果(例えば平均)の画素値などとすることができる。
一方、注目代表画素値と同一の色と判断できる比較対照画素値がなかった場合には、注目代表画素値のみからなるグループを生成する。つまり同一色領域情報生成部52は、注目代表画素値に関連づけられた基本矩形の識別子を代表画素値データベースから取り出し、注目代表画素値をそのままグループ代表画素値として決定する。そして同一色領域情報生成部52は固有のグループ識別子を発行し、このグループ識別子と、グループ代表画素値と、上記生成した基本矩形の識別子とを関連づけて、同一色領域情報データベースとして記憶部12に格納する。
こうして同一色領域情報生成部52は、グループ化された代表画素値(グループ代表画素値)ごとに、当該代表画素値(グループ代表画素値)と当該代表画素値に対応した基本領域を画定する情報(ここでは基本領域の識別子)とを関連づけた情報を含む同一色領域情報を生成し、これを記憶部12に同一色領域情報データベースとして格納することになる。
包含画像作成部53は、代表画素値データベースを参照しながら、当該代表画素値データベースに含まれる基本領域の識別子を取り出す。また基本矩形データベースを参照して、上記取り出した各基本領域の識別子に関連づけられている座標情報(各基本領域を画定する情報)を取得する。そして包含画像作成部53は、これら基本領域を包含する領域を生成する。具体的に包含画像作成部53は、取得した座標情報が示すX,Yの座標値のうち、最も小さいX座標値Xminと、Y座標値Ymin、並びに、最も大きいX座標値Xmaxと、Y座標値Ymaxとを検索する。そして、(Xmin,Ymin)と、(Xmax,Ymax)を対角線とする矩形(包含される各基本矩形に外接する矩形)を画定する情報を生成する。
包含画像作成部53は、包含している各基本領域内の画素を元画像データから抽出し、これを、例えば元画像データの四隅の画素値から決定される背景画素値に基づいて生成されるしきい値を用いて二値化し、当該二値化された画像データを包含画像データとして生成する。
この包含画像データは、当該包含画像データに包含されている基本領域内の各画素の値を二値化して得たビットマップ情報となっており、従って、包含画像データには少なくともいずれかの代表画素値(又はグループ代表画素値)に設定されるべき画素の位置を示す情報が含まれることになる。なお、包含画像作成部53は、この二値化して得たビットマップ情報など、上記画素の位置を示す情報を所定の方法(例えばMMRやJBIG2等)で圧縮処理してもよい。
また、制御部11の同一色領域分離部25は、文字部分についての処理の別の例として、図3(b)に示す処理を行ってもよい。すなわちこの処理は、代表色決定部51と、同一色領域情報生成部52と、包含画像作成部53と、色別包含画像作成部54と、比較部55とを含んで機能的に構成される。ここで代表色決定部51と、同一色領域情報生成部52と、包含画像作成部53とは既に説明したものと同様の動作を行う。
色別包含画像作成部54は、グループごとの包含画像データを生成する。比較部55は、これらグループごとの包含画像データ(色別包含領域)を含んだ文字プレーンデータ(第1画像データ)と、上記包含画像データと同一色領域情報データベースとを含む文字プレーンデータ(第2画像データ)とを比較し、第1画像データと第2画像データとのうちいずれかサイズの小さい方を選択して、選択したデータを文字プレーンデータとして出力する。
また、同一色領域情報生成部52において、2つの代表画素値が同一と判断できるか否かを決定する方法は、2つの代表画素値の成分ごとの差の二乗和(代表画素値間の所定色空間上での距離に関する量)が予め定められたしきい値より小さい場合に同一と判断することとすればよい。
次に、図4を参照しながら、本実施の形態の同一色領域分離部25の動作を説明する。ここでは具体的に図4(a)に示すような画像を例として説明する。図4(a)に示す例では、第1行目の文字列「昨日は雨でした」のうち、「昨日」の文字が赤文字で、「は雨でした」の文字が黒文字で表され、次の行の文字列「今日は曇です」の全体が黒文字で表されている。また、この2行の文字列とは離れた位置に「お天気の話でした」との文字列があり、ここで「話」の文字のみが赤文字となっている例を示している。なお、図4(a)では図示の都合上、赤色文字部分を破線で囲んで示すこととしている。この囲み破線は現実に表されるものではない。
この場合、レイアウト処理部24の処理等によって個々の文字の画素塊に外接する矩形(基本矩形)が画定され、代表色決定部51が、各基本矩形ごとに代表色を決定する。なお、この代表色決定部51によって決定される代表色は、個々の文字、例えば上記「昨日」の「昨」と「日」との2つの文字が元々同じ色(画素値)に設定されていたとしても、同一の画素値になるとは限らず、距離は比較的近いが互いに異なる代表画素値が決定されてもよい。つまり、この代表色決定部51によって、「昨」と「日」、並びに「話」の3つの文字に外接する基本矩形について赤色に近い代表画素値が決定され、他の文字に外接する各基本矩形については、黒色に近い代表画素値が決定される。
同一色領域情報生成部52は、同一と判断される代表画素値に関連づけられる基本矩形をグループとして定める。これにより「昨」と「日」、並びに「話」の3つの文字に外接する基本矩形を画定する情報に一つのグループ代表画素値(これもまた、赤色に近い値として定められる)が関連づけてグループ化され、他の文字に外接する基本矩形を画定する情報に一つのグループ代表画素値(これもまた、黒色に近い値として定められる)が関連づけてグループ化される。
包含画像作成部53は、(グループに関わらず)対象となっている基本矩形のすべてを包含する矩形を生成し、各基本矩形内の画素値を二値化した画像データを包含画像データ(第2画像データとなる)として生成する(図4(b))。
そして基本矩形を画定する情報とグループ代表画素値との組を少なくとも一つ含んでなる同一色領域情報データベースと、包含画像データとを関連づけて、文字プレーンデータとして出力する。
一方、色別包含画像作成部54はグループごとに包含画像データ(色別包含画像データ)を生成する(図4(c))。ここで色別包含画像データ内の画素値は二値化しなくてもよい。また、二値化する場合は、色別包含画像データに対応するグループのグループ代表画素値を関連づけて文字プレーンデータに含める。そして比較部55が、この色別包含画像作成部54が生成する文字プレーンデータ(第1画像データ)と、第2画像データのうち、データのサイズの小さい画像データを選択的に出力し、この出力結果が文字プレーンデータとして記憶部12に格納される。
[5b.文字以外の領域に対する処理]
次に、文字以外の領域に対する処理について説明する。同一色領域分離部25の文字以外の領域に対する処理は、機能的には、図5に示すように、前処理部60と、エッジ抽出部61と、線分抽出部62と、線分画像要素特定部63と、線分画像要素除去部64と、第1色抽出部65と、第2色抽出部66と、限定色化部67と、領域統合部68とを含んで構成される。
前処理部60は、記憶部12から文字プレーンデータを読出す。そして元画像データから文字プレーンデータに含まれる画素を除去し、文字以外の領域の画像データを生成する。さらに、この前処理部60は、記憶部12から絵柄部分や線画部分を取り囲む矩形情報(レイアウト枠情報)を読み出す。そして、文字以外の領域の画像データからレイアウト枠情報によって画定される矩形内の画像データを取り出し、処理対象の画像データとして記憶部12に格納する。
これにより、レイアウト枠で取り囲まれる絵柄部分や線画部分の画像であって、文字部分を除去した画像が生成される。例えば図6(a)に示すようなグラフについては、文字が取り除かれた状態(図6(b))の画像が処理対象の画像データとなって記憶部12に格納される。
エッジ抽出部61は、記憶部12に格納されている処理対象の画像データから互いに隣接する画素のうち、最大輝度と最小輝度の画素の差を輝度差として演算し、さらにこの輝度差の標準偏差を演算してエッジを抽出する。線分抽出部62は、記憶部12に格納されている処理対象の画像データから互いに隣接する画素値の差が所定の閾値以上となる部分を検出し、線分を抽出する。これらエッジ抽出の処理及び線分抽出の処理についてはいずれも広く知られているので、詳細な説明を省略する。
線分画像要素特定部63は、エッジとして抽出された画素と線分として抽出された画素とを含む画素群を特定する情報を生成して、線分画像要素データとして出力する。例えば図6(b)の例から、そのエッジ部分や線分を構成する画素を抽出すると図6(c)に示すような画素群が得られる。この画素群が線分画像要素データであり、本発明の第1部分画像データに相当する。
線分画像要素除去部64は、前処理部60が出力する画像データから線分画像要素データに含まれる画素群を除去した画像データ(線分画像要素除去データ)を生成する。この線分画像要素除去データは、本発明の第2部分画像データに相当するものであり、具体的には図6(d)に示すようなものとなる。
第1色抽出部65は、線分画像要素データに含まれている各画素の画素値から代表色を抽出する。具体的にこの第1色抽出部65は、図7に示すように、色数判定部71と、代表色決定部72とを含む。色数判定部71は、線分画像要素データに含まれている各画素の画素値をメジアン・カット(中央値分割法)等の方法で限定色化して、限定色化後の色数を出力する。またこの色数判定部71は、各画素の画素値を色空間に配置し、当該色空間におけるクラスタリング処理を行って、色空間を複数の部分に分割し、その分割数を色数として判断するようにしてもよい。こうして得られた色数の値は、有意な色の数を表すものであり、本発明の画素値の値の有意個数に相当する。
代表色決定部72は、色数判定部71が出力する色数が、予め定めたしきい値(第1しきい値)を越えない場合に、当該色数に相当する数の代表色の情報を出力する。例えば色数判定部71がメジアン・カットによって限定色化した場合には、当該限定色化で得られた各画素値をそのまま代表色を表す情報として出力する。またクラスタリングを用いる場合は、分割された各部分ごとに、当該部分に含まれる画素値の重心を演算し、当該重心に対応する色を代表色の情報として出力する。
第2色抽出部66は、第1色抽出部65と同様にして、線分画像要素除去データに含まれている各画素の画素値から代表色を抽出する。すなわち、この第2色抽出部66も、線分画像要素データに含まれている各画素の画素値をメジアン・カット(中央値分割法)等の方法で限定色化して、限定色化後の色数をカウントする。そしてこの色数が、予め定めたしきい値(第2しきい値)を越えない場合に、上記限定色化で得られた各画素値をそのまま代表色を表す情報として出力する。
限定色化部67は、線分画像要素データに含まれている各画素の画素値と、第1色抽出部65が出力する各代表値の情報とを比較する。そして、線分画像要素データの各画素の画素値を、第1色抽出部65が出力する代表値のうち、それぞれの画素値に最も近い代表値にそれぞれ設定した画像データ(第1限定色化画像データ)を生成する。また、この限定色化部67は、線分画像要素除外データに含まれている各画素の画素値と、第2色抽出部66が出力する各代表値の情報とを比較する。そして、線分画像要素除外データの各画素の画素値を、第2色抽出部66が出力する代表値のうち、それぞれの画素値に最も近い代表値にそれぞれ設定した画像データ(第2限定色化画像データ)を生成する。
また、第1色抽出部65の代表色決定部72は、色数判定部71が出力する色数が、予め定めたしきい値(第1しきい値)を越える場合は、限定色化不能と判断する。この場合、限定色化部67は、線分画像要素データをそのまま出力し、限定色化を行わない。
同様に線分画像要素除外データに含まれる色数が、予め定めたしきい値(第2しきい値)を越える場合は、第2色抽出部66は、限定色化不能と判断する。このとき限定色化部67は、線分画像要素除外データをそのまま出力し、限定色化を行わない。
さらにこのとき、第1色抽出部65は線分画像要素データの内部に部分的に限定色化可能な領域が含まれるか否かを判断してもよい。この判断は例えば、ヒストグラムを演算して、所定のしきい値を越える画素値について略同色と判断できる(例えばその画素値の差が±16程度の場合など)画素値の数をカウントし、この数が、線分画像要素データ内の画素数に対して所定割合を越えるか否かなどで判断する。そして、部分的に限定色化可能な領域が含まれるならば、第1色抽出部65は当該部分を特定する情報と、当該部分についての代表色の値を出力する。この場合限定色化部67は、線分画像要素データのうち、当該特定される部分の色を上記代表色に限定する処理を行う。
また第2色抽出部66も同様に、線分画像要素除外データの内部に部分的に限定色化可能な領域が含まれるか否かを判断してもよい。そして、部分的に限定色化可能な領域が含まれるならば、第2色抽出部66は当該部分を特定する情報と、当該部分についての代表色の値を出力する。この場合限定色化部67は、線分画像要素除外データのうち、当該特定される部分の色を上記代表色に限定する処理を行う。
領域統合部68は、第1限定色化画像データと第2限定色化画像データとに含まれる画素のうち、互いに同一色と判断される色ごとの画素を含んでなる、複数の色別画像データを生成する。すなわち領域統合部68は、第1色抽出部65が出力する代表色の情報群C1a,C1b…と、第2色抽出部66が出力する代表色の情報群C2a,C2b…とを比較する。そして、互いに同一色と判断される代表色を検索する。例えば、C1a,C1b…の各々を順次注目代表色C1xとして選択する。そして注目代表色C1xと、C2a,C2b…の各々との色空間上の距離(色空間上の各成分同士の差の二乗和)を演算する。ここで当該距離が所定の同一色判定しきい値を下回る代表色C2yがあれば、注目代表色C1xと当該代表色C2yとを互いに同一色と判断する。
次に領域統合部68は、当該同一色と判断された代表色C1xの画素を第1限定色化画像データから分離する。同様に代表色C2yの画素を第2限定色化画像データから分離する。そして、これら第1限定色化画像データと第2限定色化画像データから分離された画素を含んでなる色別画像データを生成して出力する。領域統合部68は、この処理を同一色と判断された各代表色のペアごとに繰り返して行い、色別画像データを生成する。
またこの処理により第1限定色化画像データと第2限定色化画像データからは、各画像データに含まれ互いに同一色と判断される画素が除去されることになる。例えば第1限定色化画像データにC1aとC1bとの画素値の画素が含まれるとし、第2限定色化画像データにC2aとC2bとの画素値の画素が含まれるとする。ここで上記処理によってC1aとC2bとが互いに同一色であると判断されたときには、第1限定色化画像データのうちC1aの画素と、第2限定色化画像データのうちC2bの画素とを合成した画像データが色別画像データとして生成される。また、第1限定色化画像データには、C1bの画素が残存することになる。同様に、第2限定色化画像データには、C2aの画素が残存することになる。
なお、ここでは元画像データ内から複数抽出されたレイアウト枠の一つから得られる第1限定色化画像データと第2限定色化画像データとの間で互いに同一と判断される色を見いだしている。このため、かかる色がある場合に、当該レイアウト枠内で当該見いだされた色の画素を抽出して色別画像データを生成している。しかし、色別画像データの生成方法としてはこれに限られるものではない。すなわち、すべてのレイアウト枠に関する複数の第1限定色化画像データと複数の第2限定色化画像データとの全体から、互いに同一色と判断される色ごとの画素を含んでなる色別画像データを生成することとしてもよい。
さらに領域統合部68は、文字プレーンデータ内に色別包含画像データが含まれる場合は、次のようにしてもよい。すなわち、領域統合部68は、この色別包含画像データに関連づけられた色の情報と、上記色別画像データに係る代表色とを比較する。そして互いに同一の色と判断できる場合(色空間内の距離で判断すればよい)には、当該色別包含画像データに、同一の色と判断された色別画像データを合成する。
こうして同一色領域分離部25は、文字以外の領域からは、色別画像データ(もしあれば)や、レイアウト枠ごとの第1限定色化画像データ(又は線分画像要素データ)と第2限定色化画像データ(又は線分画像要素除外データ)とを生成することとなる。以下、これらの画像データを線分絵柄プレーンデータと呼ぶ。
制御部11は、文字部分の領域から得られる包含画像データと、同一色領域情報データベースと、包含画像データの元の画像データ上での位置を表す座標情報とを取り出す。そして、これらの情報を含むデータを文字線画プレーンデータとして出力する。このように生成された文字線画プレーンデータから元の画像データを再現する際には、まず圧縮されたデータを伸長して包含画像データのビットマップを再現し、同一色領域情報データベースに含まれているグループごとに、当該グループ内の基本矩形に相当する上記再現したビットマップ上の黒画素(オンとなっている画素)の画素値を特定し、当該特定した画素の値を当該グループのグループ代表画素値に設定すればよい。
なお、ここでは同一色領域情報データベースに含まれる基本矩形を画定する座標情報は、元の画像データ上の位置を表すものであってもよいし、包含画像データ内での位置を表すもの(例えば包含画像データの右下座標からの相対位置を表す座標情報)に変換されてもよい。
また同一色領域情報データベースには、必ずしもすべての基本矩形を画定する情報が含まれなくてもよい。例えば各グループのうち、含まれる基本矩形の数が最大となっているグループ(最大グループと呼ぶ)のグループ代表画素値を図4(b)に示した包含画像データに関連づけ、当該最大グループの情報を同一色領域情報データベースから除去してもよい。
この場合、元の画像データを生成する側ではまず、包含画像データのビットマップを再現して、その内部の黒画素(オンとなっている画素)の画素値を、包含画像データに関連づけられたグループ代表画素値(最大グループのグループ代表画素値)に設定し、次いで、同一色領域情報データベース内の各グループごとに、当該ビットマップ上で各グループに含まれる基本矩形に相当する領域内でオンとなっている画素について、各グループのグループ代表画素値に設定し直すことになる。
また、ここでは最大グループのグループ代表画素値とすることとしたが、予め定めた色(例えば黒色)に最も近いグループ代表画素値を図4(b)に示した包含画像データに関連づけ、当該グループ代表画素値に関するグループの情報を同一色領域情報データベースから除去してもよい。
さらに、基本矩形内の画素値がばらついている場合に配慮して、同一色領域分離部25は、事前に平滑化処理を行ってから代表画素値を決定する処理等を行ってもよい。ここで平滑化処理としては、各基本矩形内の各画素を順次注目画素として特定し、注目画素の値とそれに隣接する画素の値との平均値を注目画素の値とする処理などがある。
さらにこの平滑化処理の際に、基本矩形内で文字を構成する画素(例えば二値化処理により黒画素となる部分)のみを注目画素として選択してもよい。また平滑化の処理において、平均値を演算する際は当該文字を構成する画素の値のみを参照して平均値を演算することとしてもよい。これにより、文字以外の部分の画素値を参照することにより、文字の代表色が背景色に影響されることが防止される。
ここで平滑化処理後に代表値を決定した場合、当該代表値について補正を行ってもよい。ここで補正は、例えば図8に示すような輝度に対するトーンカーブ(補正関数)を用いて行うことができる。この図8に示すトーンカーブは、入力値(補正前の代表値の輝度)が最小値MINから第1しきい値TH1までに対する出力値(補正後の値)が最小値MINであり、第2しきい値TH2(ただしTH2>TH1)から、最大値MAXまでに対する出力値が最大値MAXであるように設定されている。また、このトーンカーブは、入力値が最大値MAXと最小値MINとの間の中央の値MID(例えば最大値が「255」であり最小値が「0」であるときにはMIDは「128」となる)であるときに、これに対する出力値が略MIDとなるように設定されてもよい。
つまり同一色領域分離部25は、代表値の輝度成分(Y)について、図8のトーンカーブにより代表値の輝度(Y′)を補正し、このY′と、代表値の候補の色差成分Cb,Crとによって特定される値を補正後の代表値として出力する。
さらに、ここでは輝度のみを補正したが、色差成分についても補正を行ってもよい。具体的に同一色領域分離部25は、代表値の各色差成分が所定の条件を満足しているときに、当該代表色の輝度成分値に関する階調数を低減する補正を行い、当該補正後の値を代表値として決定してもよい。具体的には、図9に示すように、L*a*bの色空間で表現された代表値の色差成分(a*、b*)が、それぞれ対応する色差成分の値域の中心値からの所定範囲内(図9のTHa,THbで画定される円の内部)にあるとの条件を満足している場合に、例えば256階調で表現された輝度成分Lを4階調または8階調など所定階調に低減する。この場合、色差成分の値を上記中心値に設定してもよい。ここで、各成分ごとの所定範囲THa,THbは、同じ値であってもよいし、異なる値であってもよい。
この処理により、特に文字色がグレー(黒を含む)である場合に、その文字色の本来の色を再現した代表値が設定される。例えば文字色が黒であるときに色差成分と輝度成分とは本来「0」であるが、スキャナの特性や、元の画像データのエンコード形式(例えばJPEGなど)の特性によっては、色差成分が「0」でなくなってしまったり、輝度成分が「0」でなくなってしまう場合がある。そこでここで示した色差成分に関する処理を行うことで、代表値を本来の黒色とすることができるようになる。
なお、ここでは平滑化処理を行った後で、補正処理を行って代表値を決定しているが、この処理順序を逆にして各画素について上記補正処理を行った後で、各画素値の平滑化処理を行ってヒストグラムを演算し、代表値を決定してもよい。
[6.穴埋処理部]
穴埋処理部26は、同一色領域分離部25が出力する線分絵柄プレーンデータのうち、限定色化されなかった画像データ(上記線分画像要素データ又は線分画像要素除外データ)について、穴埋処理を行う。
つまり、これらの画像データの各画素をラスタスキャン順に走査し、走査により選択される注目画素が除去された画素でなければ、当該注目画素の画素値をそのままとするとともに、当該注目画素の画素値を直前画素値として記憶部12のワークメモリに記憶する。なお、既に他の画素値が直前画素値として記憶されている場合は、その記憶内容に上書きする。
また、走査により選択される注目画素が除去された画素である場合、当該注目画素の画素値を、記憶している直前画素値に設定する。これにより除去された部分の画素値が、ラスタスキャン順に直前画素値と同一になり、多くの圧縮処理において圧縮効率を向上させることができるようになる。
[7.圧縮処理部]
圧縮処理部27は、記憶部12に格納されている線分絵柄プレーンデータのうち、限定色化されなかった画像データ(上記線分画像要素データ又は線分画像要素除外データ)を、JPEG圧縮し、第1圧縮線分絵柄プレーンデータを生成する。また、圧縮処理部27は、記憶部12に格納されている線分絵柄プレーンデータのうち、限定色化された画像データ(色別画像データ、第1限定色化画像データ、第2限定色化画像データ)については、ランレングス圧縮又はZIPなどの方式で圧縮を行い、第2圧縮線分絵柄プレーンデータを生成する。さらに圧縮処理部27は、文字プレーンデータについても、ランレングス圧縮又はZIP等の方式で圧縮を行い、圧縮文字プレーンデータを生成する。
こうして得られた第1圧縮線分絵柄プレーンデータ、第2圧縮線分絵柄プレーンデータ、並びに圧縮文字プレーンデータは、例えば圧縮処理部27によって連結されて、PDF(Portable Document Format)データとして書き出される。圧縮処理部27は、この生成したPDFデータを記憶部12に格納し、または画像出力部14にこのPDFデータを出力して、外部の装置に送出させる。
[動作]
次に、本実施の形態の画像処理装置の動作について説明する。ここでは図10に示すように、文字部分(T1,T2)と、写真部分(P)と、線画部分としての地図部分(M)とを含むドキュメントが画像入力部13から入力され、このドキュメントの画像データを処理対象とする場合を例として説明する。この図10の例においては写真部分(P)内に文字部分の一部(T2)が重ね合わせられている。また地図部分(M)には、道路線図と文字とが入組んでいる。なお、ここでは便宜的に白黒で示しているが、実際には地図部分の道路線図と文字とは互いに異なる色で表され、写真はカラーで構わない。
前処理部21は、この画像データの画素値を所定色空間(YCbCr)の値に変換する。絵柄候補部分特定処理部22は、この画像データ(元の画像データ)を二値化処理し、その小領域を除去して文字部分(T1)を除去した画像データを生成する。このとき、文字のほとんどが除去されるが(部分的に残存しても構わない)、写真部分に重ね合わせられた文字は、そのまま絵柄候補部分として特定された状態となる。
文字抽出処理部23は、元の画像データを二値化し、小領域部分を特定するなどの方法で文字部分を抽出する。この際において、元の画像データを複数の領域に分割し、分割して得られた各領域ごとに二値化のしきい値を適応的に定める方法(特許文献2に開示の方法など)によって二値化を行うことで、地図等着色された部分からも文字の抽出を可能としている。そしてレイアウト処理部24が、絵柄候補部分内でレイアウト解析処理を行い、絵柄候補部分内に残存する文字部分(T2)を抽出する。また、このレイアウト処理部24は、画像データをドキュメントの要素ごとに分離して、各要素に外接する矩形(レイアウト枠)を定める。具体的に図10に示した例では、文字部分(T1)と地図部分(M)と写真部分(P)とを定めるレイアウト枠が画定される。なお文字部分(T2)は、写真部分(P)に含まれているので、レイアウト枠は決定されなくてもよい。
同一色領域分離部25は、文字抽出処理部23やレイアウト処理部24で抽出された文字部分について(T1,T2の双方について)、個々の文字ごとに代表色を定め、当該定めた代表色から互いに同一色と判断される代表色の組を検索する。次に、各代表色の組ごとに、当該組に属する代表色の文字をグループ化する。そして文字抽出処理部23やレイアウト処理部24で抽出された文字部分を包含する画像データを生成し、この画像データを二値化(又はグレイスケールに変換するなど、画像データの画素値情報のサイズを低減できればよい)して包含画像データとし、グループごとのグループ代表色と、グループに含まれる基本矩形(個々の文字に外接する矩形)を画定する座標情報と、包含画像データと、当該包含画像データの元の画像データ上の位置を特定する座標情報と、を含む文字プレーンデータを生成する。
一方この同一色領域分離部25は、元の画像データから文字部分以外のレイアウト枠内の部分画像データを抽出する。つまりここでは、地図部分(M)と写真部分(P)とが抽出されることになる。次に同一色領域分離部25は、文字抽出処理部23やレイアウト処理部24で抽出された文字部分を、各部分画像データから除去する。これにより、写真部分(P)に含まれる文字部分(T2)が除去される。また、地図部分に文字が含まれている場合は、当該部分も除去される。
次に、各部分画像データを処理対象として、線分画像要素(エッジ及び線分そのもの)を検出する。同一色領域分離部25は、処理対象となった各画像データについて、検出した線分画像要素のみを含んでなる線分画像要素データと、線分画像要素を除去して得られる線分画像要素除去データとを生成する。
そして同一色領域分離部25は、線分画像要素データについて代表色を決定できるか否かを調べ、代表色を決定できる場合は、代表色を定めて、線分画像要素データを限定色化したデータを生成する。ここでは地図部分(M)と、写真部分(P)とのどちらについても、その線分画像要素データについて限定色化が行われたものとする。
また同一色領域分離部25は、線分画像要素除外データについても、代表色を決定できるか否かを調べ、代表色を決定できる場合は、代表色を定めて、線分画像要素除外データを限定色化したデータを生成する。ここでは、地図部分(M)についてのみ線分画像要素除外データを限定色化できたものとする。
同一色領域分離部25は、限定色化が行われた各データについてその限定色化に用いられた代表色のセットを取り出す。そして、各セットに含まれる代表色間に、互いに同一色と判断される色がないかを検索する。例えば地図部分(M)の線分画像要素データについての代表色の一つと、写真部分(P)の線分画像要素データについての代表色の一つとが同一色と判断される場合は、各線分画像要素データから、当該代表色の画素を分離して新たな画像データ(色別画像データ)を生成する。このとき、各線分画像要素データからは、当該分離された画素は除去される。
穴埋処理部26は、限定色化が行われなかった写真部分(P)の線分画像要素除外データについて、文字などとして除去された画素の値を、スキャンライン順で最近傍の画素値(除去されていない画素値)に設定する。
圧縮処理部27は、限定色化が行われなかった写真部分(P)の線分画像要素除外データについてはJPEG圧縮を行い、限定色化が行われた色別画像データや各線分画像要素データ、及び文字プレーンデータについては、例えばランレングス圧縮を行う。そして、これらの圧縮結果を組み合せてPDFデータを生成し、これを画像出力部14に出力する。画像出力部14は、このPDFデータを外部の装置に出力する。
ここで圧縮処理部27は、線分画像要素除外データについてJPEG圧縮の前に画像のサイズを縮小する処理(縮小処理)を行って圧縮率をより向上させることとしてもよい。
本実施の形態では、絵柄中に含まれる線分画像要素についても限定色化などの処理を経てランレングス等、当該画像の性状に適した圧縮処理を適用できるので、圧縮効率と画質とを向上できる。
本発明の実施の形態に係る画像処理装置の一例を表す構成ブロック図である。 本発明の実施の形態に係る画像処理装置の制御部によって実行される処理内容を表す機能ブロック図である。 同一色領域分離部の文字の領域に対する処理の例を表す機能ブロック図である。 同一色領域分離部の処理例を表す説明図である。 同一色領域分離部の文字以外の領域に対する処理の例を表す機能ブロック図である。 同一色領域分離部の処理例を表す説明図である。 色抽出部の例を表す機能ブロック図である。 同一色領域分離部25において利用されるトーンカーブの例を表す説明図である。 同一色領域分離部25における補正処理の処理条件を表す説明図である。 本発明の実施の形態に係る画像処理装置の処理対象となる画像の例を表す説明図である。
符号の説明
11 制御部、12 記憶部、13 画像入力部、14 画像出力部、21 前処理部、22 絵柄候補部分特定処理部、23 文字抽出処理部、24 レイアウト処理部、25 同一色領域分離部、26 穴埋処理部、27 圧縮処理部、51 代表色決定部、52 同一色領域情報生成部、53 包含画像作成部、54 色別包含画像作成部、55 比較部、60 前処理部、61 エッジ抽出部、62 線分抽出部、63 線分画像要素特定部、64 線分画像要素除去部、65 第1色抽出部、66 第2色抽出部、67 限定色化部、68 領域統合部、71 色数判定部、72 代表色決定部。

Claims (6)

  1. 処理対象となっている画像データから、線分の画像要素を抽出し、当該線分の画像要素からなる第1部分画像データと当該線分の画像要素を除く第2部分画像データとを生成する手段と、
    前記第1部分画像データに含まれる画素の値に基づいて、少なくとも一つの代表色を決定し、当該決定した代表色を用いて前記第1部分画像データを限定色化した、第1限定色化画像データを生成する第1限定色化手段と、
    前記第2部分画像データに含まれる画素の値に基づいて、少なくとも一つの代表色を決定し、当該決定した代表色を用いて前記第2部分画像データを限定色化した、第2限定色化画像データを生成する第2限定色化手段と、
    を含み、
    前記第1限定色化手段は、前記第1部分画像データに含まれる画素の値の有意個数を演算し、当該有意個数が予め定めた第1しきい値を越えない場合に、少なくとも一つの代表色を決定し、当該決定した代表色を用いて前記第1部分画像データを限定色化した、第1限定色化画像データを生成し、
    前記第1限定色化画像データと第2限定色化画像データとが所定の圧縮処理に供されることを特徴とする画像処理装置。
  2. 処理対象となっている画像データから、線分の画像要素を抽出し、当該線分の画像要素からなる第1部分画像データと当該線分の画像要素を除く第2部分画像データとを生成する手段と、
    前記第1部分画像データに含まれる画素の値に基づいて、少なくとも一つの代表色を決定し、当該決定した代表色を用いて前記第1部分画像データを限定色化した、第1限定色化画像データを生成する第1限定色化手段と、
    前記第2部分画像データに含まれる画素の値に基づいて、少なくとも一つの代表色を決定し、当該決定した代表色を用いて前記第2部分画像データを限定色化した、第2限定色化画像データを生成する第2限定色化手段と、
    を含み、
    前記第2限定色化手段は、前記第2部分画像データに含まれる画素の値の有意個数を演算し、当該有意個数が予め定めた第2しきい値を越えない場合に、少なくとも一つの代表色を決定し、当該決定した代表色を用いて前記第2部分画像データを限定色化した、第2限定色化画像データを生成し、
    前記第1限定色化画像データと第2限定色化画像データとが所定の圧縮処理に供されることを特徴とする画像処理装置。
  3. 前記第2限定色化画像データは、前記第2部分画像データに含まれる画素の値の有意個数を演算し、当該有意個数が予め定めた第2しきい値を越えない場合に、少なくとも一つの代表色を決定し、当該決定した代表色を用いて前記第2部分画像データを限定色化した、第2限定色化画像データを生成する請求項1記載の画像処理装置。
  4. 前記第1限定色化画像データと第2限定色化画像データとに基づいて、前記第1限定色化画像データと第2限定色化画像データとに含まれる画素のうち、互いに同一色と判断される色ごとの画素を含んでなる、複数の色別画像データを生成する手段をさらに含む、請求項1または2記載の画像処理装置。
  5. コンピュータを、
    処理対象となっている画像データから、線分の画像要素を抽出し、当該線分の画像要素からなる第1部分画像データと当該線分の画像要素を除く第2部分画像データとを生成する手段と、
    前記第1部分画像データに含まれる画素の値に基づいて、少なくとも一つの代表色を決定し、当該決定した代表色を用いて前記第1部分画像データを限定色化した、第1限定色化画像データを生成する第1限定色化手段と、
    前記第2部分画像データに含まれる画素の値に基づいて、少なくとも一つの代表色を決定し、当該決定した代表色を用いて前記第2部分画像データを限定色化した、第2限定色化画像データを生成する第2限定色化手段と、
    として機能させ、
    前記第1限定色化手段では、前記第1部分画像データに含まれる画素の値の有意個数を演算し、当該有意個数が予め定めた第1しきい値を越えない場合に、少なくとも一つの代表色を決定し、当該決定した代表色を用いて前記第1部分画像データを限定色化した、第1限定色化画像データを生成させ、前記第1限定色化画像データと第2限定色化画像データとを所定の圧縮処理に供することを特徴とするプログラム。
  6. コンピュータを、
    処理対象となっている画像データから、線分の画像要素を抽出し、当該線分の画像要素からなる第1部分画像データと当該線分の画像要素を除く第2部分画像データとを生成する手段と、
    前記第1部分画像データに含まれる画素の値に基づいて、少なくとも一つの代表色を決定し、当該決定した代表色を用いて前記第1部分画像データを限定色化した、第1限定色化画像データを生成する第1限定色化手段と、
    前記第2部分画像データに含まれる画素の値に基づいて、少なくとも一つの代表色を決定し、当該決定した代表色を用いて前記第2部分画像データを限定色化した、第2限定色化画像データを生成する第2限定色化手段と、
    として機能させ、
    前記第2限定色化手段では、前記第2部分画像データに含まれる画素の値の有意個数を演算し、当該有意個数が予め定めた第2しきい値を越えない場合に、少なくとも一つの代表色を決定し、当該決定した代表色を用いて前記第2部分画像データを限定色化した、第2限定色化画像データを生成させ、前記第1限定色化画像データと第2限定色化画像データとを所定の圧縮処理に供することを特徴とするプログラム。
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