JP4370779B2 - 遊技島 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技機が設置されると共に該遊技機で獲得した遊技玉を計数センサで検出して計数する個別計数装置を備えた遊技島に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、遊技機が設置される遊技島においては、特開平11−137828号公報に記載される発明のように、当該遊技機で獲得した遊技玉を個別計数装置で計数した後に遊技島に返却するものが提案されていた。このような個別計数装置が設置された遊技島においては、遊技者が獲得した遊技玉を座ったままで計数して返却できる点で優れていたが、個別計数装置が遊技者の手元にあるため、遊技場の店員や監視カメラに見つからないように、個別計数装置の計数センサを不正に操作して計数値を多くしようとする不正行為が行われることがあった。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−137828号公報(段落0011)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、現状においては、上記のような個別計数装置の計数センサの不正に対して有効な対策が行われていなかった。本発明は、上記した事情に鑑みなされたもので、その目的とするところは、個別計数装置の計数センサの不正に対して有効な対応をすることができる遊技島を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、請求項1に係る発明においては、遊技機が設置されると共に該遊技機で獲得した遊技玉を計数センサで検出して計数する個別計数装置を備えた遊技島において、前記個別計数装置の計数センサで計数された遊技玉を貯留する計数済玉タンクと、前記個別計数装置の計数センサで計数された遊技玉を前記計数済玉タンクに移送する玉移送機構と、前記計数済玉タンクに貯留された遊技玉を遊技島内に返却する玉返却機構と、該玉返却機構の経路のいずれかの箇所に設けられ且つ前記個別計数装置の計数センサで計数された遊技玉をさらに検出して計数する計数済玉計数センサ手元の遊技玉が不足してきた場合に遊技者によって操作される玉補給操作手段と、前記玉補給手段が操作された場合に、前記計数センサによって得られた第1計数結果から予め定めた補給数を減算すると共に、該予め定めた補給数の遊技玉を前記遊技機に補給する玉補給手段と、遊技終了時に遊技者によって操作される終了操作手段と、該終了操作手段の操作があることを条件として前記計数センサによって得られた計数結果から前記玉補給手段の操作回数に応じた補給数を減算した第1計数結果と前記計数済玉計数センサによって得られた第2計数結果とを比較判定する比較判定手段と、該比較判定手段が、前記第1計数結果と前記第2計数結果と一致しないと判定した場合、又は前記第1計数結果と前記第2計数結果の差が予め定めた範囲を超えていると判定した場合に不正信号を導出する不正信号導出手段と、を設けたことを特徴とする。このように構成することにより、個別計数装置の計数センサで計数した実際の遊技玉を再度計数済玉計数センサで計数して第1計数結果と第2計数結果を得、その2つの計数結果を比較判定手段で比較するとともに判定し、その判定結果が一致しない場合又は誤差の範囲を超える場合に不正信号導出手段から不正信号を導出するので、例えば、その不正信号によって所定の報知手段が動作するようにすれば、計数センサの不正行為に対して容易に対処することができる。ただし、第1の計数結果として、遊技者に戻した遊技玉がある場合には、その戻した遊技玉数を減算した値を第1の計数結果とする。
【0006】
【0007】
また、請求項に係る発明においては、前記遊技島には、設置される遊技機における遊技状態に応じて点灯・点滅制御される電飾部品を遊技機毎に設けると共に該電飾部品を制御する制御手段を設け、前記制御手段は、前記不正信号導出手段から不正信号が導出されたときに、不正信号が導出された遊技機に対応する電飾部品を所定の態様で表示制御し、それ以外の遊技機に対応する電飾部品を消灯するように表示制御することを特徴とする。このように構成することにより、従来と発想を逆転させ、電飾部品の点灯・点滅制御を派手にするのではなく不正があった遊技機以外の遊技機に対応する電飾部品を消灯する一方、不正があった遊技機に対応する電飾部品だけを点灯・点滅制御して、不正があった遊技機を浮かび上がらせることにより、個別計数装置の計数センサの不正に対する処理を迅速に行うことができる。
【0008】
また、請求項に係る発明においては、前記不正信号が導出された遊技機に対応する電飾部品は、当該遊技機の上部に設けられる電飾部品、又は当該遊技機に対応して遊技場の天井に取り付けられる照明電飾部品、であることを特徴とする。このように構成することにより、離れた位置からでも不正のあった遊技機を迅速に特定することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。まず、実施形態に係る遊技島について図1及び図2を参照して説明する。図1は、1つの遊技島1の全体を示す斜視図であり、図2は、当該遊技島1を構成する1つの島ユニットの拡大斜視図である。
【0010】
図1において、本実施形態に係る遊技島1は、複数(図示では3個)の島ユニット1A〜1Cを連結することにより構成され、その複数の島ユニット1A〜1Cを連結した遊技島1の両端に妻板2と称される装飾部材が取り付けられている。妻板2には、長方形状の装飾パネルの上辺に赤・黄・青に区画されてランプで照射する第1表示部3が設けられ、装飾パネルの両側片に7色にグラデーション発光する第2表示部4が設けられている。また、一方の妻板2の装飾パネルには、ランキング表示部5が設けられ、他方の妻板2の装飾パネルには、カード販売・更新機が埋設されるように設けられている。
【0011】
妻板2に設けられる上記第1表示部3及び第2表示部4は、後に詳述するように遊技状態に応じて点灯、点滅、消灯したりして遊技の雰囲気を盛り上げるようになっている。また、第2表示部4における7色グラデーションによる発光は、内部に設けられる棒状デジタルライト(カラーキネティクス製)と該棒状デジタルライトを囲むように設けられる乳白色の合成樹脂板(例えば、アクリル板)とによって虹色の発光を可能としている。この場合、棒状デジタルライトと乳白色合成樹脂板との距離を適宜設定(6〜9cmが好適)することにより、バランスのとれた美しい7色のグラデーション発光とすることができ、また、棒状デジタルライトとして、光量を変えられる高輝度カラーLEDを使用しているので、長期間に亘って安定した発光を提供することができる。更に、ランキング表示部5は、カラー液晶パネルを使用して、遊技場に設置される遊技機の出玉率等の表示を行うようになっている。また、カード販売・更新機(図示しない)は、遊技玉を借り受けるためのカード(遊技カード)を新たに購入したり、また、予め専用のカード(会員遊技カード)を持っているときには、該会員遊技カードに借り受けた遊技玉の玉数を書き込んだり、あるいはそれらのカードの使用期限を更新するための装置である。なお、本実施形態では、カード販売・更新機によって借り受けた遊技玉は、カード内に貯玉数として記録される。同様に、後に詳述するが、遊技者が獲得した遊技玉(個別計数装置によって計数された遊技玉)も、カードに記録するときは、ホール側の手数料無しで貯玉数として記録される(即ち、本実施形態では、所謂、等価交換のホールを想定している)。
【0012】
ところで、遊技島1は、前述したように、複数の島ユニット1A〜1Cを連結することにより構成されるが、各島ユニット1A〜1Cは、工場で骨組みを組み立て製造され、遊技場では、これらを連結する作業を行うだけで遊技島1を完成することができる。したがって、各島ユニット1A〜1Cは、全く同じ構造であるので、以下には島ユニット1Bについて図2を参照して説明する。
【0013】
図2において、島ユニット1Bは、その両面側方に遊技機13(図示の場合は、パチンコ機)を着脱自在に設置するために直方体状に骨組み構成されるものであり、その天井部に上部を装飾する発光天井ドーム7が設けられている。この発光天井ドーム7は、前記第2表示部4と同じく7色グラデーション発光させるように内部に棒状デジタルライトが内蔵され、その棒状デジタルライトを被覆するように円弧状の乳白色合成樹脂板が覆うことにより構成されている。また、図2に示す場合には、発光天井ドーム7の中央部(遊技機13の中心部上方)に溝空間が形成され、該溝空間に大当り表示プレート装置8が設けられている。この大当り表示プレート装置8は、遊技機13における遊技状態が大当り遊技状態となったときに半円を描くようにアームが回動して図2に示すように遊技機13の上方にアームの先端に取り付けられる表示(図示の場合には、「スタート」という文字)が遊技島1から突出した状態で現れるようになっている。この大当り表示プレート装置8は、大当り遊技状態となる毎に回動してその旨を表示し、大当り遊技状態が終了すると、逆方向に回動して表示をしない状態に戻るようになっている。このように構成することにより、光の装飾が多く施されている遊技島1において遊技島1から突出した状態で現れる大当り表示プレート装置8によって遊技場の店員が大当りした場所を認識しやすくするという利点がある。
【0014】
また、島ユニット1Bの上部両側面には、発光ランマ9が開閉自在に且つ遊技機13の設置面に対して前方に突出して設けられている(図4参照)。この発光ランマ9は、乳白色の合成樹脂板(例えば、アクリル板)によって長方形状の箱状に形成され、前記第2表示部4と同様に内部に棒状デジタルライトを内蔵して7色グラデーション発光するように構成されている。ただし、その発光領域は、中心部を除く周辺部だけである。また、発光ランマ9は、開放時にランマ止め具48(図3参照)によって開放状態を保持することができ、その保持した状態で内部の点検、例えば、後述する補給樋32や補給装置33の修理点検を行なうことができる。
【0015】
更に、島ユニット1Bの発光ランマ9の下方には、呼出ランプ10が固定的に設けられている。この呼出ランプ10は、乳白色の合成樹脂板(例えば、アクリル板)の裏面に赤・青・緑の冷陰極管からなる3つの発光源を配置することにより、3つの発光源の色が乳白色の合成樹脂板でにじんだ状態で視認でき、美的装飾効果を高めた演出が可能となっている。また、呼出ランプ10は、遊技機13の設置面に対して前方に突出することなくほぼ同一平面となるように固定的に設けられる(図4参照)と共にその表面にハーフミラーのシートが貼着されている。このため、遊技者が座った状態で呼出ランプ10を見た場合には、後ろの様子が映し出されるようになっていると共に、呼出ランプ10よりも前方に突出している前記発光ランマ9の光を反射して遊技機13側にも照らすことができるため、遊技に集中して遊技盤面を見ている遊技者に対しても、発光ランマ9の発光状態の変化に気づき易いという利点がある。更に、呼出ランプ10の左右方向の幅は、遊技機13と後述する台間ユニット14と該台間ユニット14の反対側の所定幅(後述する玉移送・返却装置50が設けられる幅)を含む左右幅となっているが、この左右幅は、遊技者が占拠できる範囲を視覚的に示しているものである。このように、遊技者に対して占拠できる範囲を視覚的に示すことにより、遊技者が安心して持ち物をカウンター18の上に載置したりできる等の効果がある。また、上記した呼出ランプ10のほぼ中央には、呼出用タッチセンサ11とデータ表示用タッチセンサ12と該データ表示用タッチセンサ12が操作されたときに所定のデータを表示するデータ表示部12aが設けられている。
【0016】
なお、上記した妻板2の第1表示部3、第2表示部4、発光天井ドーム7、発光ランマ9、呼出ランプ10等の電飾部品は、後述する制御基板A100(図7参照)によって遊技状態に応じて点灯又は点滅制御されるが、この点については、後に詳述する。
【0017】
また、島ユニット1Bには、その両側面に複数の遊技機13と該遊技機13と1対1に対応する台間ユニット14とが隣接するように装着される。遊技機13は、図示の場合パチンコ機を示すがパチンコ機以外でも、例えばスロットマシンでもよい。設置される遊技機がスロットマシンの場合には、遊技玉は遊技コインを意味することになり、後述する玉移送・返却装置50は、遊技玉としての遊技コインを強制的に搬送するコンベアによって構成されることになる。また、近年の遊技機13においては、遊技状態として大当り遊技状態(スロットマシンの場合はビッグボーナス)を発生するものが多く提供されており、それらの遊技状態に応じて前記妻板2の第1表示部3、第2表示部4、発光天井ドーム7、発光ランマ9、呼出ランプ10が表示制御されるものである。なお、図示の島ユニット1Bには、片面に2台の遊技機13が設置されるものを示したが、片面に単一の遊技機あるいは3台以上の遊技機が設置される島ユニットとして構成しても良い。また、必ずしも両側面に遊技機13の設置面が形成される島ユニットではなくても片面だけに遊技機13の設置面が形成される壁島ユニットでも良い。
【0018】
一方、台間ユニット14は、対応する遊技機13における出玉状況等を表示するタッチパネル形式の玉数表示手段としてのモニタ15と図示しない遊技カードを差し込むことが可能なカード挿入口16と該カード挿入口16に挿入された遊技カードによって借り受けることできる遊技玉を排出する玉貸ノズル17が設けられている。カード挿入口16の裏面には、カードリーダ16a(図8参照)が設けられ、玉貸ノズル17の裏面には玉貸装置17a(図8参照)が設けられている。カード挿入口16に挿入できる遊技カードは、遊技者がカード販売・更新機6によって購入した遊技玉貸出用の遊技カードや、あるいは会員専用の貯玉数(過去に当該遊技場で遊技して獲得した遊技玉数であって貯蓄した玉数)が記録された会員遊技カード等であって、いずれにしても遊技開始時にカード挿入口16に遊技カードを差し込むことにより遊技を開始することができる。なお、上記したモニタ15、カードリーダ16a、玉貸装置17aは、制御基板B101によって制御されるものである。
【0019】
また、島ユニット1Bには、前記遊技機13の設置領域の下方に外側に向かって突出するカウンター18が一体的に設けられている。このカウンター18には、個別計数装置を構成する玉箱19が固定されている。玉箱19は、遊技機13の下皿から落下する遊技玉を受け止める貯留部を有し、その貯留部に貯留された遊技玉をカウンター18の裏面に形成される中継樋22(図3参照)を介して後述する玉移送・返却装置50に導くものである。このため、玉箱19には、底面中央に移送開口部23が開設され、該移送開口部23を開閉する開閉弁(図示しない)を開放するための玉箱レバー20と、該玉箱レバー20を元の状態に戻すための保持解除ボタン21が玉箱19の前面側に設けられている。つまり、玉箱19は、玉箱レバー20によって移送開口部23が開放するように開閉弁を移動させた状態で保持されるようになっており、保持解除ボタン21を操作することにより開閉弁が移送開口部23を閉塞するようになっている。
【0020】
上記した個別計数装置の一部を構成する玉箱19内に貯留された遊技玉は、後に詳述する個別計数装置の一部を構成する計数センサ52を通過して計数済みの遊技玉となり、玉移送機構を構成する玉移送・返却装置50によって遊技島1の外側近傍に配置された計数済玉タンク60に導かれて貯留されるようになっている。この玉移送・返却装置50と計数済玉タンク60とは、遊技機13毎に対応して設けられている。なお、玉移送・返却装置50及び計数済玉タンク60は、後に詳述する。
【0021】
島ユニット1Bの外観は、概ね上記した構成を有するものであるが、島ユニット1Bの内部構造について図3及び図4を参照して説明する。図3は、島ユニット1Bの内部構造を示す長手方向概略図であり、図4は、島ユニット及び玉移送・返却装置50の内部構造を示す短手方向概略図である。
【0022】
図3において、島ユニット1Bの内部において、一側端部に遊技玉を研磨しながら揚送する玉磨き揚送装置30が立設され、該玉磨き揚送装置30の上部に揚送された遊技玉を一時的に貯留する中継箱31が設けられ、該中継箱31から島ユニット1Bの他端部に向かって補給樋32が傾斜状に設けられている。補給樋32には、各遊技機13及び台間ユニット14の玉貸装置17aに補給樋32を流下する遊技玉を分岐して補給するための補給装置33が各遊技機13及び台間ユニット14毎に設けられている。また、補給樋32の流下端には、営業終了時等に操作されて補給樋32に溜まった遊技玉を後述する貯留タンク37に移送するための玉抜き用分離器34が設けられている。また、前記中継箱31には、揚送された遊技玉であって中継箱31のオーバーフロー口35から溢れた玉を貯留タンク37に導くオーバーフローホース36が接続されている。なお、図示の玉磨き揚送装置30は、揚送ベルトと玉磨き用の布ベルトとによって遊技玉を挟持して玉を揚送する形式のものであるが、必ずしもこの形式のものでなくても良く、要は遊技玉を磨いて揚送するものであればどのような形式の玉磨き揚送装置であっても良い。
【0023】
一方、島ユニット1Bの下方には、大量の遊技玉を貯留する貯留タンク37が設けられている。貯留タンク37の上部中央には、一端(玉磨き揚送装置側)から他端に向けて傾斜状に設けられる上部誘導板38が設けられている。この上部誘導板38は、前記オーバーフローホース36から導かれて排出される遊技玉や各遊技機13から排出された遊技玉であってアウト玉計数装置49(図示しないが、図8に符号だけを示す)を介して排出される遊技玉を貯留タンク37の上流側(他端部)に向けて転動させるものであり、その転動する過程において上部誘導板38の両サイドから貯留タンク37の貯留空間に遊技玉が落下して貯留されることになる。また、貯留タンク37の底面板39は、前記上部誘導板38と逆方向に傾斜して設けられ、貯留された遊技玉を後に説明する合流部42に向けて誘導するようになっている。また、貯留タンク37の下流側には、貯留された遊技玉であって底面板39を転動する遊技玉が合流部42にスムーズに移動するように圧抜き板40が設けられている。また、貯留タンク37の左右側壁には、後述する玉移送・返却装置50から返却された遊技玉を優先して合流部42に導く返却玉通路41が形成されている。即ち、図3(B)及び図4に示すように、返却玉通路41の上流端は、玉返却機構を構成する玉移送・返却装置50の返却樋55の出口と連通しており、返却樋55を介して返却された遊技玉が返却玉通路41を流下して合流部42に導かれるようになっている。
【0024】
また、貯留タンク37の下流側には、合流部42が形成されている。この合流部42は、貯留タンク37に貯留された遊技玉と返却玉通路41に導かれた遊技玉とを合流させて前記玉磨き揚送装置30に遊技玉を導く誘導樋45及び導入樋46にスムーズに誘導するためのものである。なお、図3(B)に示すように、貯留タンク37内に設けられる前記返却玉通路41は、島ユニット1Bの片面に設置される一方の遊技機13に対応する玉移送・返却装置50に対応するものであったが、同様に、他方の遊技機13に対応する玉移送・返却装置50に対応する返却玉通路44も合流部42に連通している。ただし、玉磨き揚送装置30の設置空間側から合流部42に連通されている。したがって、島ユニット1Bの片面から見れば、合流部42には、2つの返却玉通路41,44から流出する遊技玉と貯留タンク37から流出する遊技玉とが合流して誘導樋45に導かれるものである。なお、返却玉通路41は、図4に示すように、島ユニット1Bの両面に配置される玉移送・返却装置50に対応するように貯留タンク37の両側壁内側に設けられており、同様にもう一つの返却玉通路44も玉磨き揚送装置30の設置空間の両側壁に設けられている。このため、島ユニット1Bの両面を考慮に入れると、合流部42においては、合計4つの返却玉通路41,44から流出する遊技玉と貯留タンク37から流出する遊技玉とが合流するようになっている。
【0025】
しかして、合流部42における遊技玉の合流は、4つの返却玉通路41,44から流入した遊技玉は、傾斜板43上に導かれた後、傾斜板43上を貯留タンク37の中央部に向けて転動し、貯留タンク37の底面板39から合流部42の底面を流れて誘導樋45に流下する遊技玉の経路の上部に落下するようになっている。このため、貯留タンク37から流出する遊技玉の流下経路上に傾斜板43からの遊技玉が落下するので、返却玉通路41,44から流出した遊技玉が優先して誘導樋45及び導入樋46に導かれて玉磨き揚送装置30によって研磨揚送されるようになっている。なお、誘導樋45の上流端には、合流部42からの遊技玉の流入を止めたり受け入れたりするためのシャッター47が設けられており、例えば、営業終了時等にシャッター47を閉塞した状態で玉磨き揚送装置30を所定時間駆動して玉磨き揚送装置30内に遊技玉が残留しないようにしている。なお、島ユニット1Bの上部内側には、前述した発光ランマ9の開放状態を保持するためのランマ止め具48が設けられている。
【0026】
上記のように構成される島ユニット1Bにおいては、玉磨き揚送装置30で揚送された遊技玉が中継箱31、補給樋32、補給装置33、遊技機13、アウト玉計数装置49、貯留タンク37、合流部42、誘導樋45及び導入樋46を経て再度玉磨き揚送装置30によって揚送されるため、島ユニット1B内を遊技玉が循環するようになっている。また、遊技者が遊技機で獲得した遊技玉においても、個別計数装置としての玉箱19から玉移送・返却装置50、計数済玉タンク60、玉移送・返却装置50、返却玉通路41,44、合流部42、誘導樋45及び導入樋46を経て再度玉磨き揚送装置30によって揚送されるため、同様に、島ユニット1B内を遊技玉が循環するようになっている。
【0027】
そこで、次に玉移送・返却装置50について図2及び図4を参照して説明する。玉移送・返却装置50は、直方体状のボックスの上部に前記玉箱19及び中継樋22から流出する遊技玉が流下する移送樋51が傾斜状に形成され、その内部下方に計数済玉タンク60から流入する遊技玉が流下する返却導入樋53と、該返却導入樋53を流下する遊技玉を揚送するミニコンベア54と、ミニコンベア54で揚送された遊技玉を前記返却玉通路41,44に導く返却樋55が設けられている。また、移送樋51の途中には、計数センサ52が設けられて移送樋51を流下する遊技玉を計数するようになっている。なお、この計数センサ52は、玉箱19と共に個別計数装置を構成するものであるが、必ずしも移送樋51の途中に設ける必要はなく、玉箱19から計数済玉タンク60までの経路のどこかに設けていれば良い。例えば、中継樋22に設けてあっても良い。また、移送樋51の流下端は、ほぼ直角に曲がっており、計数済玉タンク60の後述する誘導板63に誘導されるようになっている。しかして、移送樋51は、玉移送機構を構成するものであり、その上面が透明な取り外し可能な蓋で覆われて移送される遊技玉の移送状態が外部から視認できるように構成されているので、獲得した遊技玉が確実に貯留される経過を見ることができ、遊技者の達成感を満足させることができる。
【0028】
一方、玉移送・返却装置50の下方に形成される返却導入樋53には、返却終了センサ56が設けられ、返却樋55には、計数済玉計数センサとしての計数値確認センサ57が設けられている。返却終了センサ56及び計数値確認センサ57の機能は後に詳述する。しかして、返却導入樋53、ミニコンベア54、及び返却樋55は、玉返却機構を構成するものであり、計数済玉計数センサとしての計数値確認センサ57は、玉返却機構の経路のいずれかの箇所に設けられていれば良い。なお、ミニコンベア54は、ベルトがモータによって回転駆動されることにより、遊技玉を斜め上方に揚送するものである。
【0029】
上記した玉移送・返却装置50によって移送された遊技玉を貯留し且つその貯留した遊技玉を玉移送・返却装置50によって返却しえるように構成される計数済玉タンク60について図2、図5、及び図6を参照して説明する。図5は、計数済玉タンク60の断面図であり、図6は、計数済玉タンク60に遊技玉が貯留される様子を示す断面図である。
【0030】
図2において、計数済玉タンク60は、タンク土台部61とタンク本体部62とからなり、タンク土台部61とタンク本体部62とが4つの透明な合成樹脂板(例えば、アクリル板)によって箱状に形成され、タンク土台部61とタンク本体部62とを区画するように、底板67が内側に横方向傾斜状に固定されている。タンク土台部61には、その外周が不透明なシールによって覆われており、内部が視認できないが、タンク本体部62は、内部が視認できるようにシールで覆っていない。また、タンク本体部62の上部には、前記移送樋51に連続するように誘導板63が傾斜状に設けられると共に、タンク本体部62の貯留空間を複数に仕切るように縦方向に複数の仕切板64が設けられている。複数の仕切板64は、その上辺が誘導板63の裏面に当接し、その下辺が傾斜状の底板67との間に連通口68が形成されるように固定されている。また、底板67は、前記誘導板63と逆方向に傾斜状に設けられるがその傾斜下端の側板に返却開口部69が開設されて前記玉移送・返却装置50の返却導入樋53に連通するようになっている。また、返却開口部69の上部に満タンセンサ70が設けられ、計数済玉タンク60に遊技玉が満杯となったことを検出するようになっている。この満タンセンサ70が遊技玉の満杯を検出すると、前記ミニコンベア54を所定時間回転駆動するようになっている。なお、ミニコンベア54の駆動制御については、後に詳述する。
【0031】
ところで、計数済玉タンク60は、前述したように透明の合成樹脂板によって形成されるが、その4つの合成樹脂板の下端部に臨んで冷陰極管装置66が配置されている(図5(B)参照)。この冷陰極管装置66は、ほぼ合成樹脂板の板厚に面して配置されているので、点灯・点滅(「点灯又は点滅」と「点灯及び点滅」の両方の意味を含む)されたときに光が透明合成樹脂板の内部を透過してタンク本体部62全体を冷陰極管装置66が発する色(本実施形態の場合には、青色であるが、貯留される玉量に応じて色が変化するように複数の冷陰極管装置66を臨ませても良い)に発光させるので、例えば、冷陰極管装置66を遊技機13の遊技状態に応じて点灯・点滅制御することにより、よりアピール度の高い演出を行うことができる。特に、合成樹脂板の側面に刻印65を形成したときには、その刻印65で内部を透過してきた光が乱反射するので、さらにアピール度の高い演出を行うことができる。なお、タンク本体部62の上面は、図示しない透明の蓋によって覆われている。
【0032】
上記のように構成される計数済玉タンク60に遊技玉が貯留される様子について図6を参照して説明する。玉移送・返却装置50の移送樋51から移送された遊技玉は、図6(A)に示すように、そのほとんどが誘導板63を転動して誘導板63の流下端とタンク本体部62の側壁内側との間に形成される落下口63aから仕切板64で仕切られた上流側の貯留空間に優先的に貯留される。上流側の貯留空間と中流域の貯留空間との間の下部には、連通口68が形成されているので、最初のうちは、底板67に遊技玉が並ぶが徐々に増加したときに連通口68が遊技玉に塞がれて、図6(B)に示すように、まず、最初に上流側の貯留空間に遊技玉が貯留されて満杯となる。なお、計数済玉タンク60に遊技玉が溜まり始める際には、前述したミニコンベア54が停止しているので、返却導入樋53から返却開口部69を経て底板67に遊技玉が貯留されさらに図6(A)(B)のように順次遊技玉が貯留されるものである。
【0033】
上流側の貯留空間が遊技玉で満杯になると、誘導板63上を転動する遊技玉が誘導板63の中ほどから中流域の貯留空間に落下して図6(C)に示すように中流域の貯留空間に遊技玉が貯留される。このとき、中流域の貯留空間と下流側の貯留空間との間の下部には、連通口68が形成されているので、最初のうちは、連通口68から下流側の貯留空間に遊技玉が流れるが、貯留される遊技玉が徐々に増加したときに連通口68が遊技玉に塞がれて中流域の貯留空間に遊技玉が貯留されて満杯となる。さらに、中流域の貯留空間が遊技玉で満杯になると、誘導板63上を転動する遊技玉が誘導板63の上流部から下流側の貯留空間に落下して図6(D)に示すように下流側の貯留空間に遊技玉が貯留される。そして、下流側の貯留空間が遊技玉で満杯になるとそれ以上の遊技玉が貯留できないので、ミニコンベア54を駆動して貯留空間に貯留される遊技玉を島ユニット1Bの貯留タンク37に返却するようになっている。この点については、後に詳述する。
【0034】
上記したように、本実施形態における計数済玉タンク60は、複数の仕切板64で仕切られた貯留空間毎に順次遊技玉が貯留される様子を遊技者に視認させることができるため、早く高く遊技玉を貯留することが可能となり、よりアピール度の高い出玉感の演出を行うことができるものである。なお、図示の実施形態においては、貯留空間を2枚の仕切板64で仕切って1つの仕切られた貯留空間に約7000個の遊技玉を貯留できるもの(合計で約20000個)を示したが、その仕切数、換言するならば、仕切られた貯留空間の数は、任意に設定すればよい。例えば、1回の大当りで獲得できる遊技玉の数(現時点では、約2500個前後)を1つの貯留空間に貯留できるようにしても良い。また、ミニコンベア54が回転駆動されて遊技玉が返却される場合においては、下流側の貯留空間に貯留された遊技玉から上流側の貯留空間に貯留された遊技玉へ順次返却されるようになっている。
【0035】
以上、本実施形態に係る遊技島1の構成について説明してきたが、遊技島1に設けられる遊技機13毎に対応してそれぞれ設けられる発光天井ドーム7、大当り表示プレート装置8、発光ランマ9、呼出ランプ10、台間ユニット14、玉箱19(個別計数装置)、玉移送・返却装置50、計数済玉タンク60等のこれらの装置等は、図7に示すように、各遊技機13毎に設けられる制御基板A100によって駆動制御されるものであり、また、各遊技機13毎に設けられる制御基板A100は、互いに直列に接続され、最終的に島コントローラ102に接続されている。なお、島端の制御基板A100には、妻板2に設けられる第1表示部3、第2表示部4も接続されるようになっている。また、島コントローラ102は、遊技島1の全体を制御するものであり、妻板2に設けられるランキングボード5やカード販売・更新機6等が接続される一方、遊技場全体を管理するホールコンピュータ103との間で各種の情報や指令信号等をやり取りしている。また、ホールコンピュータ103には、ホール内の照明電飾部品としての照明器104(図26参照)と接続され、島コントローラ102からの信号に基づいてホール内の照明器104を点灯制御するようになっている。なお、図26に示すホール120(遊技場)に設けられる照明器104は、ホールの天井に設けられるものであり、図示の実施形態の場合には、島ユニット1A〜1Cの両側面に1つずつ対応するように設けられている。なお、図7は、遊技島1における制御基板Aと島コントローラとホールコンピュータとの関係を示す配線図であり、これら制御基板Aと島コントローラとホールコンピュータとで制御手段を構成するものである。
【0036】
上記した制御基板A100は、図8に示すように、各遊技機13毎に対応して設けられる各種装置と接続されている。図8は、1つの制御基板Aと接続される各種の装置との関係を示す配線図である。より詳細に説明すると、制御基板A100は、1つの遊技機13に対応する発光ランマ9、呼出ランプ10、大当り表示プレート装置8(プレート装置と表示)、発光天井ドーム7に駆動信号を与え、補給装置33の計数カウンタから補給数を検出するための信号(現金機の場合、これを「セーフ信号」と言う)が入力され、遊技機13の外部端子信号から発せられる各種の信号(例えば、大当り信号、確変信号、スタート信号(始動信号のこと)、賞球信号(CR機の場合、これを「セーフ信号」と言う)、不正信号等)が入力され、アウト計数装置の計数カウンタから打込数を検出するための信号(アウト信号)が入力される。また、制御基板A100は、台間ユニット14に設けられる制御基板B101との間で各種の信号をやり取りする。制御基板B101は、台間ユニット14に設けられるモニタ15、カードリーダ16a、玉貸装置17aを制御するものである。また、制御基板A100は、計数済玉タンク60の冷陰極管装置66に表示駆動信号を送り、満タンセンサ70からの信号が入力されるようになっている。また、玉移送・返却装置50の返却終了センサ56からの信号が入力され、ミニコンベア54を駆動する信号を出力する。なお、玉移送・返却装置50に設けられる計数センサ52及び計数値確認センサ57は、制御基板B101に信号が入力されるようになっている。更に、島端に設けられる制御基板A100には、妻板2の第1表示部3及び第2表示部4に表示制御信号を出力するようになっている。
【0037】
上記した遊技島1に設けられる島コントローラ102及び制御基板A100によって制御される各種の装置のうち、島コントローラ102によって制御されるランキング表示部5について、図9を参照して説明する。図9は、ランキング表示部5に表示される表示内容の一例を示す説明図である。図9において、ランキング表示部5(「ランキングボード」という場合もある)には、ホールコンピュータ103で集積演算されたデータのうち、営業当日における出玉数ベスト3の台番号及び出玉数を表示する全台ベストランキング表示5aと、ある機種の遊技機すべての台番号と出玉数を表示する機種ランキング表示5bと、機種毎の出玉数ベスト3の台番号と出玉数とを表示する機種ベストランキング表示5c,5dとが島コントローラ102を介して表示されるようになっている。なお、これらの表示は、所定時間毎に変更表示されると共に、表示内容もランキングだけではなく、ホールの宣伝等の表示を行なうようにしても良い。なお、各機種毎の表示5b,5c,5dの上部に矢印が表示されているが、この矢印は、該当する機種がどの方向の遊技島面(遊技島のどちらの面)に設置されているかを示すためのものである。
【0038】
次に、制御基板Aによって制御される各種の電飾部品(電飾装置ともいう)の動作について図10及び図11を参照して説明する。ここで、電飾部品とは、妻板2に設けられる第1表示部3、第2表示部4、発光ランマ9、呼出ランプ10、発光天井ドーム7、計数済玉タンク60の冷陰極管装置66、及びホール内の照明器104をいうものとする。また、これらの電飾部品は、対応する遊技機13の遊技状態に応じてその態様が異なるように駆動制御されるものであるが、遊技状態が変化した遊技機13が装着される面に属する電飾部品が全て下記のように駆動制御されるものである。なお、図10及び図11は、各遊技状態における電飾部品の動作を示す一覧表図である。
【0039】
図10及び図11において、通常の遊技状態時(当該遊技機で遊技が行われていない状態及び遊技が行われていても大当りとなっていない状態)においては、第1表示部3は消灯し、第2表示部4は7色グラデーション発光し、発光ランマ9は7色グラデーション発光し、呼出ランプ10は消灯し、発光天井ドーム7は7色グラデーション発光し、計数済玉タンク60の冷陰極管装置66は青色発光しており、照明器104は点灯状態である。
【0040】
通常の遊技状態から予め定めた遊技状態である大当り遊技状態(例えば、第1種又は第3種パチンコ機では図柄表示装置の図柄が大当りとなったとき、第2種パチンコ機では打球がV入賞口に入賞したこと、スロットマシンではビッグボーナスが発生したこと等)となったときには、大当り発生直後から所定時間(本実施形態の場合は、2秒)が経過するまで、全ての電飾部品3,4,9,10,7,66が消灯する。ただし、照明器104は、若干暗くなるだけである。もちろん、照明器104を消灯としても良い。しかして、従来は、大当りが発生した直後から遊技機に設けられる電飾部品だけでなく、装飾効果の観点から通常の遊技状態時から点灯・点滅制御を行う遊技島側に設けられる電飾部品もより一層点灯したり点滅したりしていたが、せっかく苦労して遊技者が大当りを引き当てても、他の遊技者や店員等にわかりにくいという欠点があった。しかし、本実施形態のように、少なくとも遊技島1に設けられる電飾部品を一斉に消灯することにより、上述した欠点を解消し、遊技島側に設けられる電飾部品による装飾効果を保ちつつ、大当りの発生を逆に浮き立たせるということを可能にしたのである。
【0041】
次に、大当り遊技状態が発生して所定時間が経過したときには、第1表示部3は黄色の表示部が点滅し、第2表示部4は消灯したままであり、発光ランマ9は大当りとなった遊技機13に対応するものだけがフラッシュ発光(速度の速い点滅)し、それ以外の発光ランマ9は消灯し、呼出ランプ10は、遊技島1の一端から他端までのものが順次移動点灯するランナー制御され、発光天井ドーム7も大当りとなった遊技機13に対応するものだけがフラッシュ発光し、それ以外の発光天井ドーム7は消灯し、冷陰極管装置66も大当りとなった遊技機13に対応するものだけが点滅し、それ以外の冷陰極管装置66は消灯し、照明器104は、大当りとなった遊技機13に対応するエリアのものだけが点滅し、それ以外のエリアの照明器104は若干暗い状態を維持している(消灯でも良い)。このように大当り遊技状態が発生して所定時間が経過したときには、大当り遊技状態となった遊技機13に対応する電飾部材のみを点灯又は点滅して大当り遊技状態となった遊技機13だけを浮かび上がらせるようにしている。
【0042】
更に、大当り遊技状態が発生して所定時間(本実施形態の場合には、10秒)が経過し、大当り遊技状態が終了するまで(図10及び図11においては、10秒後の欄)、第1表示部3は消灯し、第2表示部4は7色グラデーション発光し、発光ランマ9は大当りとなった遊技機13に対応するものだけがフラッシュ発光し、それ以外の発光ランマ9は7色グラデーション発光し、呼出ランプ10は大当りとなった遊技機13に対応するものだけが赤・青・緑に交互に点灯し、それ以外の呼出ランプ10は消灯し、発光天井ドーム7は大当りとなった遊技機13に対応するものだけがフラッシュ発光し、それ以外の発光天井ドーム7は7色グラデーション発光し、冷陰極管装置66は大当りとなった遊技機13に対応するものだけが点滅し、それ以外の冷陰極管装置66は青く点灯し、照明器104は大当りとなった遊技機13に対応するエリアのものだけが点滅し、それ以外のエリアの照明器104は点灯する。
【0043】
また、遊技状態が確変となった場合(第1種又は第3種パチンコ機で図柄表示装置の図柄が大当りとなる確率が向上している遊技状態等)には、第1表示部3は消灯し、第2表示部4は7色グラデーション発光し、発光ランマ9は確変となった遊技機13に対応するものだけが単色で周回するように点灯し、それ以外の発光ランマ9は7色グラデーション発光し、呼出ランプ10は確変となった遊技機13に対応するものだけが赤・青に交互に点灯し、それ以外の呼出ランプ10は消灯し、発光天井ドーム7は7色グラデーション発光し、冷陰極管装置66は青く点灯し、照明器104は点灯する。
【0044】
また、呼出用タッチセンサ11が操作されたときには、第1表示部3は赤・黄・青の表示部を交互に点灯し、第2表示部4は点滅し、発光ランマ9は消灯し、呼出ランプ10は呼出箇所の遊技機13に対応するものだけが点灯し、それ以外の呼出ランプ10は消灯し、発光天井ドーム7は呼出箇所の遊技機13に対応するものだけが消灯し、それ以外の発光天井ドーム7は7色グラデーション発光し、冷陰極管装置66は青く点灯し、照明器104は点灯する。このように制御することにより、たとえ、遊技島が装飾効果の観点から電飾部品によって覆われることになったとしても、本実施形態のように、呼出箇所の電飾部品を消灯させ、呼出ランプ等の呼出装置だけを点灯(点滅でも良い)させることによって、呼出箇所が遠くからでも明確にわかり、極めて有効である。なお、呼び出し時、第1表示部3の赤・黄・青の表示部を交互に点灯させる構成は、従来の遊技島の端部に設けられた所謂トップランプ(代表ランプともいう)とほぼ同じ構成である。
【0045】
更に、遊技機13又は台間ユニット14から何らかの不正信号が導出されたときには、第1表示部3は赤の表示部を点滅し、第2表示部4は消灯し、発光ランマ9は消灯し、呼出ランプ10は不正発生箇所の遊技機13に対応するものだけが点灯し、それ以外の呼出ランプ10は消灯し、発光天井ドーム7は消灯し、冷陰極管装置66も消灯し、照明器104は不正発生箇所の遊技機13に対応するものだけが赤く点灯し、それ以外の照明器104は若干暗くなる(消灯でもよい)。このように制御することにより、たとえ、遊技島が装飾効果の観点から電飾部品によって覆われることになったとしても、本実施形態のように、遊技島すべての電飾部品(ただし、不正報知手段としての電飾部品(本実施形態の場合、第1表示部3及び呼出ランプ10)は除く。)を一斉に消灯させ、不正発生箇所だけを不正報知手段でもある遊技機の上部に設けられる呼出ランプ10を点灯(点滅でも良い)させ、あるいは不正発生箇所の遊技機13に対応する照明器104を点灯させることにより、不正発生箇所が遠くからでも明確にわかり、極めて有効である。なお、不正時、第1表示部3の赤の表示部を点滅させる構成は、前記トップランプとほぼ同じ構成である。
【0046】
次に、制御基板A100で制御される動作のうち、ミニコンベア54の制御動作について図12を参照して説明する。図12は、ミニコンベア54の制御手順を示すフロー図である。図12において、ステップ1(以下「S1」と略称する)において計数センサ52によって計数された計数済玉数が有るか否かが判別され、計数済玉数がなければ、ミニコンベア制御が行われることなく処理を終了するが、計数済玉数が有る場合には、S2で台間ユニット14のタッチパネル方式のモニタ15に表示される『玉補給』が押されたか否かが判別される。この『玉補給』は、遊技者が手元の遊技玉が不足してきた場合に操作するもので、『玉補給』が操作されたときに、S3でミニコンベア54の稼動信号が有るか否かが判別され、稼動信号が有る場合には、S4でミニコンベア54が玉125個分(現状において500円分であるが、この数は任意に設定すれば良い)揚送するように稼動させた後S5に進む。なお、S3における稼動信号は、後述するS41の処理において発せられるものである。なお、S2で『玉補給』が押されないと判別された場合、及びS3で稼動信号がないと判別された場合には、ミニコンベア54は稼動されることはなく次のS5に進む。
【0047】
次に、S5でモニタ15に表示される『玉返却』が押されたか否かが判別される。『玉返却』は、遊技終了時等に操作されることにより、計数済玉タンク60に貯留された遊技玉を島ユニットの貯留タンク37に返却するものである。したがって、この『玉返却』が終了操作手段を構成するものである。しかして、『玉返却』が押されたときにS7でミニコンベア54が駆動開始され、S8で返却終了センサ56が所定時間の間(図示の場合には、10秒間)OFFであるか否かが判別され、返却終了センサ56が所定時間OFFであると判別されたときには、計数済玉タンク60に貯留される遊技玉がなくなったものとして、S9でミニコンベア54が停止される。一方、S5で『玉返却』が押されなかったと判別された場合及びS8で返却終了センサ56が所定時間OFFではないと判別されたときには、S6でモニタ15に表示される『玉返却中止』が押されたか否かが判別され、押された場合には、S9に進みミニコンベア54を停止した後S10に進み、押されない場合は、S10に進む。
【0048】
S10においては、満タンセンサ70がONしたか否かが判別され、ONしたと判別された場合には、S11でミニコンベア54が所定時間(図示の場合には、20秒間で約2500個分が返却される)の間駆動されて処理を終了し、ONしていないと判別された場合には、処理を終了する。
【0049】
以上、ミニコンベア54の制御手順について説明したが、上記の処理手順においてS2,S5,S6に示すように、台間ユニット14のモニタ15に表示されるタッチパネル式の操作ボタンによって計数済玉タンク60に貯留された遊技玉を座ったままで遊技者の意志により減らしたり保持したりすることができるという利点がある。
【0050】
次に、制御基板A100及び制御基板B101によって制御される台間ユニット14の処理手順と各処理が実行されたときのモニタ15の表示画面について図13乃至図24を参照して説明する。図13乃至図17は、台間ユニット制御の処理手順を示すフロー図であり、図18は、待機状態時のモニタ15の表示画面を示す正面図であり、図19は、カード挿入状態時のモニタ15の表示画面を示す正面図であり、図20は、挿入カードが有る場合の個別計数装置としての玉箱19から計数済玉タンク60に遊技玉を移送したときのモニタ15の表示画面を示す正面図であり、図21は、挿入カードがない場合の個別計数装置としての玉箱19から計数済玉タンク60に遊技玉を移送したときのモニタ15の表示画面を示す正面図であり、図22は、離席ボタンが操作された場合のモニタ15の表示画面を示す正面図であり、図23は、計数済玉数が20000個未満の場合に玉返却ボタンが操作されたときのモニタ15の表示画面の変化を示す正面図であり、図24は、計数済玉数が20000個以上の場合に玉返却ボタンが操作されたときのモニタ15の表示画面の変化を示す正面図である。
【0051】
図13において、S20でカード挿入口16にカードが挿入されているか否かが判別される。しかして、カードが挿入されていないと判別された場合にはS28に進む。S28については、後に詳述する。カードが挿入されていると判別された場合には、S21でカードに貯玉数が有るか否かが判別され、貯玉数がなければ、S22でカードを返却してS28に進む。一方、カードに貯玉数があると判別された場合には、S23でモニタ15にカード挿入時の画面を表示する。S23の表示画面は、例えば、図19に示されるような表示画面であり、左上にキャラクター図柄が表示され、その右側に遊技者を激励する言葉(ファイトー)や、遊技者の現在の計数済玉数やカードに記録された貯玉数(図示の場合には、5500個)が表示され、画面中ほどに「玉補給」と「EXIT」ボタンが表示され、画面下方に現在時刻と会員遊技者の名前等が表示される。
【0052】
上記した画面が表示されている状態で、S24で「EXIT」ボタンが押されたか否かが判別され、押された場合には、S25でカードを返却してS28に進む。また、「EXIT」ボタンが押されない場合には、S26で『玉補給』ボタンが押されたか否かが判別され、押された場合には、S27で貯玉数から所定個数(図示の場合には、125個・500円分)が減算(5500個から125個が減算されて画面に表示される)されると共に、玉貸装置17aからその所定個数の遊技玉が遊技機13に対して払い出される。
【0053】
一方、S20でカードが挿入されていないと判別された場合、及びS22とS25でカードが返却された後に表示されるS28の表示画面は、例えば、図18に示される。この場合、画面の上部にキャラクター図柄が表示され、宣伝文句(遊技者募集中)が表示され、画面の中ほどから下部にかけて、当該遊技機13の本日の総出玉数や、機種別のランキング、全遊技機中のランキングが表示され、最下部に現在時刻が表示されている。上記の総出玉数やランキング等は、ホールコンピュータ103に蓄積されたデータを取得して表示されるものであり、例えば、総出玉数は、大当り遊技状態中における「総セーフ玉数−総アウト玉数」によって算出される大当りベース値を累積したものが採用されるのが一般的であるが、遊技状態に関係なく単に「総セーフ玉数−総アウト玉数」によって算出されるベース値をそのまま採用したり、あるいは大当り遊技状態中における「総セーフ玉数−総アウト玉数」によって算出される大当りベース値を累積し、その累積値に「総セーフ玉数−総アウト玉数」によって算出されるベース値を加算したものを採用しても良い。
【0054】
更に、S26,S27,S28の処理が終了したときには、S29で計数センサ52がONしたか否かが判別され、ONしない場合にはS30を飛ばしてS31に進み、ONした場合には、S30で計数センサ52で計数した計数値を計数済玉に加算しその加算した値が図19の計数済玉数の欄に刻々と表示されるようになっている。S30の次にS31で計数済玉数が有るか否かが判別され、ない場合には、台間ユニット制御が終了し、ある場合には、図14に示す処理に移行する。なお、S30の処理によって計数センサ52によって第1計数結果が得られることになる。
【0055】
図14において、S32でカードが挿入されているか否かが判別され、カードが挿入されていると判別された場合には、S33でカード有の場合の画面(遊技時の画面)がモニタ15に表示される。このS33の画面は、例えば、図20に示される画面構成であり、左上部にキャラクター図柄が表示され、その右側にメッセージ(まずは、5000個を目指せ)と計数済玉数(2400個玉箱19から計数済玉タンク60に移送した場合)と貯玉数とが表示され、中ほどに「玉補給」、「玉返却」、「離席」、「玉返却中止」の各ボタンが表示され、下部に現在時刻と会員遊技者の名称が表示される。
【0056】
一方、S32でカードが挿入されていないと判別された場合には、S34でカード無の場合の画面(カード未挿入時の画面)がモニタ15に表示される。このS34の画面は、例えば、図21に示される画面構成であり、左上部にキャラクター図柄が表示され、その右側にメッセージ(まずは、5000個を目指せ)と計数済玉数(2400個玉箱19から計数済玉タンク60に移送した場合)とカード挿入を促すメッセージ(カードを挿入してください)が表示され、中ほどに「玉補給」のボタンが表示され、下部に現在時刻が表示される。
【0057】
その後、S35で『離席』ボタンが押されたか否かが判別される。離席ボタンが押された場合には、次の図15に示す処理が実行されるので、その処理についてまず説明する。図15において、S42で計数済玉数や他のデータを保持したままでカードを排出した後、S43でモニタ15に離席中の画面を表示する。離席中の画面は、例えば、図22に示されるように、左上部にキャラクター図柄が表示され、その右側にメッセージ(離席中)と計数済玉数と貯玉数とが表示され、中ほどにメッセージ(30分を越えると、係員が整理します。残り『20分』カードを挿入すると遊技再開)が表示され、下部に現在時刻と会員遊技者の名称が表示される。S43の画面が表示された後、S44で30分経過したか否かが判別され、経過していない場合にはS45でカードが挿入されたか否かが判別される。カードが挿入されていない場合には、S44に戻り、カードが挿入されている場合には、S46で離席前と同一のカードか否かが判別され、同一のカードではないと判別された場合にはS47でカードを排出した後S44に戻り、離席前と同一のカードであると判別された場合には、前記S33に戻る。一方、S44で同一のカードが差し込まれること無く30分経過したと判別された場合には、S48でモニタ15に時間がオーバーした旨を表示(この表示画面は省略する)した後、S49で店員により確認があったか否かが判別され、確認があればS33に戻る。
【0058】
図14に戻って、S35で離席ボタンが押されていないと判別された場合には、S36で計数値確認センサ57がONしたか否かが判別され、ONしない場合には、S37の処理を飛ばし、ONした場合には、S37に進み、計数値確認センサ57の検出結果をRAMに記憶値として記憶した後にS38に進む。この場合のRAMは、制御基板B101に内蔵されるものである。
【0059】
次に、S38に進み、図20に示す表示画面(遊技時の画面)において、『玉補給』が押されたか否かを判別し、押されない場合には、図16に示す処理に移行し、押された場合には、S39で前記RAMに記憶値があるか否かを判別し、記憶値があればS40でRAMに記憶された記憶値から所定個数(図示の場合には、125個・500円分)を減算し玉貸装置17aから遊技玉を遊技機13に補給する。一方、RAMに記憶値がない場合には、S41でミニコンベア54の稼動信号を発信し、計数済玉数から所定個数を減算し玉貸装置17aから遊技玉を遊技機13に補給する。この所定個数は、計数値確認センサ57によって検出されて計数されるものである。なお、S40でRAM内の記憶値が所定個数に達していない場合には、まず、優先してRAMの記憶値を「0」にし、その後、足りない個数についてS41の処理と同等の処理を行なうようにすれば良い。
【0060】
S40及びS41の処理が終了すると、図16に移行して、S50で『玉返却』ボタンが操作されたか否かが判別される。『玉返却』ボタンが操作されていないと判別された場合には、図13に示す処理、即ち、S29に戻り、『玉返却』ボタンが操作された場合には、S51でRAMに記憶値があるか否かが判別され、記憶値がなければ、S52の処理を飛ばしてS53に移行し、一方、記憶値があれば、S52でRAMの記憶値をリセットすると共にそのリセットした記憶値を貯玉数に加算し且つ計数済玉数からリセットした記憶値を減算する。そして、その後、S53で計数値確認センサ57の検出結果に基づいて、即ち、計数値確認センサ57が遊技玉を検出した値に同調させて貯玉数に加算する。その後、S54で加算途中で『玉返却中止』ボタンが押されたか否かが判別され、押された場合には、前記S29に戻り、押されなければ、S55で計数値確認センサ57が10秒間OFFか否かを判別し、OFFでなければS53に戻り、OFFであれば、次の図17の処理に移行する。なお、本実施形態における計数値確認センサ57の検出に基づく第2計数結果は、1つの計数カウンタによって計数センサ52の計数結果である第1計数結果から減算すること、即ちマイナスに計数するものであるが、それぞれのセンサ52,57に対応する計数カウンタを設け、それらの計数カウンタを常に比較判定するようにしていても良い。
【0061】
なお、上記したS50からS53の処理におけるモニタ15の表示画面は、例えば、図23及び図24に示すように表示される。図23は、S50、S51、S53の順序に処理が流れる場合を示しており、即ち、RAMに記憶値がない場合であり、本実施形態においては、計数済玉数が20000個未満の場合、即ち計数済玉タンク60が満タンにならなかった場合であり、図23の上段の表示画面において『玉返却』ボタンが押されると、図23の下段の表示画面が現れ、『玉返却』ボタンが押されたときの計数済玉数が貯留数の方に、計数値確認センサ57の検出結果に基づいて、即ち、計数値確認センサ57が遊技玉を検出した値に同調させてデータ(玉数)が移行し始める。具体的には、左上部にキャラクター図柄が表示され、その右側にメッセージ(カードに記録中)と表示され、計数済玉数が貯玉数の方にデータが移行する様子が現れ、その移行の終了と同時に、画面中ほどに「玉補給」、「EXIT」ボタンが表示される。一方、図24は、S50、S51、S52、S53の順序に処理が流れる場合を示しており、即ち、RAMに記憶値がある場合であり、本実施形態においては、計数済玉数が20000個以上の場合、即ち、計数済玉タンク60が満タンになった場合であり、図24の上段の表示画面において『玉返却』ボタンが押されると、図24の中段の表示画面が現れて、RAMに記憶されている記憶値を一気に貯玉数に加算すると共にその換算した記憶値の分だけ計数済玉数から減算し、その後、図24の下段の表示画面が現れ、残りの計数済玉数が貯玉数の方に、計数値確認センサ57の検出結果に基づいて、即ち、計数値確認センサ57の遊技玉を検出した値に同調させて、データ(玉数)が移行し始める。具体的には、左上部にキャラクター図柄が表示され、その右側にメッセージ(カードに記録中)と表示され、計数済玉数が貯玉数の方にデータが移行する様子が現れ、その移行の終了と同時に、画面中ほどに「玉補給」、「EXIT」ボタンが表示される。このように構成することにより、即ち、計数済玉タンク60内の遊技玉の返却が始まると、モニタ15に表示される計数済玉数(数量出玉感の演出)と計数済玉タンク60内の遊技玉の玉数(質感的出玉感の演出)とが同調しながら減算し始め、最終的には、同期して終了することになる。これにより、計数済玉タンク60内の遊技玉が減っている様子を見ている遊技者が、突然、返却を中止して(玉返却中止ボタンON)遊技に復帰したい衝動にかられても、返却中止を行った時点の計数済玉数の分だけの遊技玉を計数済玉タンク60内に残すことができるため、違和感なく、遊技に復帰することができる。
【0062】
次に、図16のS55の処理を終了した後、計数値確認センサ57が所定時間(例えば、10秒)OFFの状態であると判別されると、図17のS56の処理に移行する。S56の処理では、全ての遊技玉が計数済玉タンク60から排出された後でも依然として計数済玉数が残存しているか否かが比較判定され、その残存している計数済玉数が所定数(図示の実施例の場合には、125個・500円分)以内の場合には、誤差の範囲内と看做して、S60でその誤差の範囲内と看做した計数済玉数を貯玉数に加算した後、前記S23に戻る(図13参照)。一方、残存している計数済玉数が所定数以上の場合には、不正行為や故障等があったとしてS57で不正信号導出手段から不正信号を発信した後、S58でモニタ15に不正時の画面(図示省略する)を表示し且つ図10及び図11の「不正時」の欄に示すような前述した電飾部品の不正制御を実行し、その後、S59で店員の確認があると判別されるまでS60に進まない。なお、不正信号が発生されるような不正行為として考えられるのは、遊技者が移送開口部23から擬似遊技玉等を投入して計数センサ52をONせしめて、実際に獲得した遊技玉数よりも多くするような不正行為が考えられる。また、故障としては、計数センサ52や計数確認センサ57の接触不良による計数ミス等が考えられる。また、上記したS56における比較判定(このS56は、「比較判定手段」を構成する)は、計数センサ52の計数結果である第1計数結果と計数値確認センサ57の計数結果である第2計数結果との差が予め定められた所定の範囲を超えたときに不正としているが、第1計数結果と第2計数結果の値が一致しないときに不正があったとしてS57,S58の処理を実行しても良い。
【0063】
以上、本発明の実施形態の構造及び作用について説明してきたが、本実施形態においては、遊技機13が設置されると共に該遊技機13で獲得した遊技玉を計数センサ52で検出して計数する個別計数装置19を備えた遊技島1において、前記個別計数装置19の計数センサ52で計数された遊技玉をさらに検出して計数する計数済玉計数センサとしての計数値確認センサ57を設け、遊技終了時に遊技者によって操作される終了操作手段として『玉返却』と、該『玉返却』の操作があることを条件として前記計数センサ52によって得られた第1計数結果と前記計数値確認センサ57によって得られた第2計数結果とを比較判定する比較判定手段と、該比較判定手段が、第1表示結果と第2表示結果と一致しないと判定した場合、又は第1計数結果と第2判定結果の差が予め定めた範囲を超えていると判定した場合に不正信号を導出する不正信号導出手段と、を設けたことにより、個別計数装置19の計数センサ52で計数した実際の遊技玉を再度計数値確認センサ57で計数して第1計数結果と第2計数結果を得、その2つの計数結果を比較判定手段で比較するとともに判定し、その判定結果が一致しない場合又は誤差の範囲を超える場合に不正信号導出手段から不正信号を導出するので、例えば、その不正信号によって所定の報知手段が動作するようにすれば、計数センサ52の不正行為に対して容易に対処することができる。
【0064】
また、本実施形態においては、前記遊技島1には、その外側近傍に、前記個別計数装置19の計数センサ52で計数された遊技玉を貯留する計数済玉タンク60と、前記個別計数装置19の計数センサ52で計数された遊技玉を前記計数済玉タンク60に移送する玉移送機構50と、前記計数済玉タンク50に貯留された遊技玉を遊技島内に返却する玉返却機構50と、を前記遊技機13毎に配置し、前記計数済玉計数センサ57は、前記玉返却機構50の経路のいずれかの箇所に設けたことにより、計数センサ52で計数された数値と計数済玉タンク60に貯留された遊技玉量との大凡の対比を行うことができ、両者の関係が大幅に相違する場合に計数センサ52に対して不正行為があったと推測できることもある。また、実際に遊技者が獲得した遊技玉を計数済玉タンク60に貯留するので、出玉感の演出効果を向上することができる。
【0065】
また、本実施形態においては、前記遊技島1には、設置される遊技機13における遊技状態に応じて点灯・点滅制御される電飾部品10,104を遊技機毎に設けると共に該電飾部品を制御する制御手段Aを設け、前記制御手段Aは、前記不正信号導出手段から不正信号が導出されたときに、不正信号が導出された遊技機に対応する電飾部品10,104を所定の態様で表示制御し、それ以外の遊技機に対応する電飾部品を消灯するように表示制御することにより、従来と発想を逆転させ、電飾部品の点灯・点滅制御を派手にするのではなく不正があった遊技機以外の遊技機に対応する電飾部品を消灯する一方、不正があった遊技機に対応する電飾部品だけを点灯・点滅制御して、不正があった遊技機を浮かび上がらせることにより、個別計数装置19の計数センサ52の不正に対する処理を迅速に行うことができる。
【0066】
更に、本実施形態においては、前記不正信号が導出された遊技機に対応する電飾部品は、当該遊技機の上部に設けられる電飾部品である呼出ランプ10、又は当該遊技機に対応して遊技場の天井に取り付けられる照明電飾部品104、であることにより、離れた位置からでも不正のあった遊技機を迅速に特定することができる。
【0067】
なお、上記した実施形態においては、島ユニット1A〜1Cに設けられる発光天井ドーム7、発光ランマ9及び大当り表示プレート装置8として、図2に示すものを示したが、図25に示すように、発光天井ドーム110としては中央で割れていない連続したものを使用し、ランマとしては、通常の開閉自在なランマに行灯型の発光行灯111を突出したものでもよく、また、大当り表示プレート装置112として、ランマ部分あるいはその他の装飾板部分から通常時は隠れた状態で大当りになると突出する形式のものでも良い。
【0068】
【発明の効果】
以上詳述したところから明らかなように、請求項1に係る発明においては、個別計数装置の計数センサで計数した実際の遊技玉を再度計数済玉計数センサで計数して第1計数結果と第2計数結果を得、その2つの計数結果を比較判定手段で比較するとともに判定し、その判定結果が一致しない場合又は誤差の範囲を超える場合に不正信号導出手段から不正信号を導出するので、例えば、その不正信号によって所定の報知手段が動作するようにすれば、計数センサの不正行為に対して容易に対処することができる。ただし、第1の計数結果として、遊技者に戻した遊技玉がある場合には、その戻した遊技玉数を減算した値を第1の計数結果とする。
【0069】
【0070】
また、請求項に係る発明においては、従来と発想を逆転させ、電飾部品の点灯・点滅制御を派手にするのではなく不正があった遊技機以外の遊技機に対応する電飾部品を消灯する一方、不正があった遊技機に対応する電飾部品だけを点灯・点滅制御して、不正があった遊技機を浮かび上がらせることにより、個別計数装置の計数センサの不正に対する処理を迅速に行うことができる。
【0071】
また、請求項に係る発明においては、離れた位置からでも不正のあった遊技機を迅速に特定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 1つの遊技島の全体を示す斜視図である。
【図2】 当該遊技島を構成する1つの島ユニットの拡大斜視図である。
【図3】 島ユニットの内部構造を示す長手方向概略図である。
【図4】 島ユニット及び玉移送・返却装置の内部構造を示す短手方向概略図である。
【図5】 計数済玉タンクの断面図である。
【図6】 計数済玉タンクに遊技玉が貯留される様子を示す断面図である。
【図7】 遊技島における制御基板Aと島コントローラとホールコンピュータとの関係を示す配線図である。
【図8】 1つの制御基板Aと接続される各種の装置との関係を示す配線図である。
【図9】 ランキング表示部に表示される表示内容の一例を示す説明図である。
【図10】 各遊技状態における電飾部品の動作を示す一覧表図である。
【図11】 同じく、各遊技状態における電飾部品の動作を示す一覧表図である。
【図12】 ミニコンベアの制御手順を示すフロー図である。
【図13】 台間ユニット制御の処理手順を示すフロー図の一部である。
【図14】 同じく、台間ユニット制御の処理手順を示すフロー図の一部である。
【図15】 同じく、台間ユニット制御の処理手順を示すフロー図の一部である。
【図16】 同じく、台間ユニット制御の処理手順を示すフロー図の一部である。
【図17】 同じく、台間ユニット制御の処理手順を示すフロー図の一部である。
【図18】 待機状態時のモニタの表示画面を示す正面図である。
【図19】 カード挿入状態時のモニタの表示画面を示す正面図である。
【図20】 挿入カードが有る場合の個別計数装置としての玉箱から計数済玉タンクに遊技玉を移送したときのモニタの表示画面を示す正面図である。
【図21】 挿入カードがない場合の個別計数装置としての玉箱から計数済玉タンクに遊技玉を移送したときのモニタの表示画面を示す正面図である。
【図22】 離席ボタンが操作された場合のモニタの表示画面を示す正面図である。
【図23】 計数済玉数が20000個未満の場合に玉返却ボタンが操作されたときのモニタの表示画面の変化を示す正面図である。
【図24】 計数済玉数が20000個以上の場合に玉返却ボタンが操作されたときのモニタの表示画面の変化を示す正面図である。
【図25】 別の実施形態に係る島ユニットの拡大斜視図である。
【図26】 ホールにおける照明器と遊技島との関係を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
1 遊技島
1A〜1C 島ユニット
2 妻板
3 第1表示部(電飾部品)
4 第2表示部(電飾部品)
7 発光天井ドーム(電飾部品)
9 発光ランマ(電飾部品)
10 呼出ランプ(電飾部品)
13 遊技機
14 台間ユニット
15 モニタ(玉数表示手段)
19 玉箱(個別計数装置)
30 玉磨き揚送装置
37 貯留タンク
50 玉移送・返却装置(玉移送機構・玉返却機構)
51 移送樋
52 計数センサ
54 ミニコンベア
56 返却終了センサ
57 計数値確認センサ(計数済玉計数センサ)
60 計数済玉タンク
62 タンク本体部
63 誘導板
64 仕切板
66 冷陰極管(発光体)
67 底板
68 連通口
70 満タンセンサ
100 制御基板A(制御手段)
101 制御基板B(制御手段)
103 ホールコンピュータ(制御手段)
104 ホール内の照明器(電飾部品)
110 発光天井ドーム(電飾部品)
111 発光行灯(電飾部品)

Claims (3)

  1. 遊技機が設置されると共に該遊技機で獲得した遊技玉を計数センサで検出して計数する個別計数装置を備えた遊技島において、
    前記個別計数装置の計数センサで計数された遊技玉を貯留する計数済玉タンクと、
    前記個別計数装置の計数センサで計数された遊技玉を前記計数済玉タンクに移送する玉移送機構と、
    前記計数済玉タンクに貯留された遊技玉を遊技島内に返却する玉返却機構と、
    該玉返却機構の経路のいずれかの箇所に設けられ且つ前記個別計数装置の計数センサで計数された遊技玉をさらに検出して計数する計数済玉計数センサ
    手元の遊技玉が不足してきた場合に遊技者によって操作される玉補給操作手段と、
    前記玉補給手段が操作された場合に、前記計数センサによって得られた計数結果から予め定めた補給数を減算すると共に、該予め定めた補給数の遊技玉を前記遊技機に補給する玉補給手段と、
    遊技終了時に遊技者によって操作される終了操作手段と、
    該終了操作手段の操作があることを条件として前記計数センサによって得られた計数結果から前記玉補給手段の操作回数に応じた補給数を減算した第1計数結果と前記計数済玉計数センサによって得られた第2計数結果とを比較判定する比較判定手段と、
    該比較判定手段が、前記第1計数結果と前記第2計数結果と一致しないと判定した場合、又は前記第1計数結果と前記第2計数結果の差が予め定めた範囲を超えていると判定した場合に不正信号を導出する不正信号導出手段と、
    を設けたことを特徴とする遊技島。
  2. 前記遊技島には、設置される遊技機における遊技状態に応じて点灯・点滅制御される電飾部品を遊技機毎に設けると共に該電飾部品を制御する制御手段を設け、
    前記制御手段は、前記不正信号導出手段から不正信号が導出されたときに、不正信号が導出された遊技機に対応する電飾部品を所定の態様で表示制御し、それ以外の遊技機に対応する電飾部品を消灯するように表示制御することを特徴とする請求項1記載の遊技島。
  3. 前記不正信号が導出された遊技機に対応する電飾部品は、当該遊技機の上部に設けられる電飾部品、又は当該遊技機に対応して遊技場の天井に取り付けられる照明電飾部品、であることを特徴とする請求項記載の遊技島。
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