JP4370502B2 - コンテンツ再生管理システム、コンテンツ提供管理装置、コンテンツ提供管理方法及びコンテンツ提供管理プログラム - Google Patents
コンテンツ再生管理システム、コンテンツ提供管理装置、コンテンツ提供管理方法及びコンテンツ提供管理プログラム Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はコンテンツ再生管理システム、コンテンツ提供管理装置、コンテンツ提供管理方法及びコンテンツ提供管理プログラムに関し、例えばEMD(Electronic Music Distribution:電子音楽配信サービス)においてコンテンツサーバからダウンロードした楽曲データ等のコンテンツに対する再生管理技術に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、インターネットを利用して楽曲データ等のコンテンツをコピー制限した状態で販売するシステムとしてEMDが実用化されている。このEMDでは、コンテンツ配信事業者とクライアントとがインターネット上で相互に接続されることにより、コンテンツ配信事業者の有するコンテンツサーバからクライアントに対して要求のあった楽曲データを提供するようになされている。
【0003】
クライアントのパーソナルコンピュータは、コンテンツサーバからダウンロードした楽曲データ等のコンテンツを内部のハードディスクに記憶し、当該記憶した楽曲データを専用のアプリケーションプログラムによって再生するようになされている。
【0004】
このときハードディスクに記憶された楽曲データはディジタルデータであって劣化することがないので、着脱自在なリムーバブルメディアに無制限コピーされてしまうことを回避する必要がある。
【0005】
このため通常コンテンツサーバからダウンロードした楽曲データに関しては、コンテンツ配信事業者が設定したコピー制限回数(例えば1回)が課せられており、このコピー制限回数の範囲内でのみコピーすることが許容されている。
【0006】
しかしながら、コピー制限回数が課された楽曲データに対しても悪意のユーザにより不正コピーされてしまうことが現実問題として生じており、このような問題を解決すべく、不正コピーされたとしても当該不正コピーされた楽曲データに対しては再生を制限してしまう方法が本願出願人によって提案されている(例えば、特許文献1)。
【0007】
この方法では、楽曲データを光磁気ディスクに記憶すると共に、その楽曲データの再生を許可する正規の「鍵」のデータ及び「条件」のデータを着脱自在な半導体メモリに記憶し、光磁気ディスクの再生時に「鍵」のデータをチェックして正規の「鍵」のデータではないときには楽曲データの再生を行わないように制御することにより不正コピーに対する防御策としている。
【0008】
【特許文献1】
特開2002-63075公報(第3頁及び第4頁、図1)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところでかかる方法においては、正規の「鍵」のデータ及び「条件」のデータが記憶されている半導体メモリを光磁気ディスクと共に常に持ち運ばなければ再生することはできず、不正コピーを防止できたとしても使い勝手が非常に悪いという問題があった。
【0010】
また半導体メモリが盗難された場合には容易に再生されてしまう危険性が高く、セキュリティ上についてもまだ不十分という問題があった。
【0011】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、不正コピーを確実に防止すると共に正規ユーザに対する再生を容易に管理し得るコンテンツ再生管理システム、コンテンツ提供管理装置、コンテンツ提供管理方法及びコンテンツ提供管理プログラムを提案しようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため本発明においては、コンテンツ提供管理装置とコンテンツ再生装置とによって構成されるコンテンツ再生管理システムにおいて、コンテンツ再生装置は、コンテンツ提供管理装置に対して行うコンテンツ取得要求に応じて当該コンテンツ提供管理装置から取得する暗号化コンテンツを、その暗号化に対応したスクランブル解除キーを用いてデコードすることにより暗号化前のコンテンツを復元するデコード手段と、デコード手段に対して付された固有のデコーダ識別情報を読み取る識別情報読取手段と、コンテンツ取得要求及びデコーダ識別情報をコンテンツ提供管理装置へ送信する送信手段と、暗号化コンテンツを格納可能なリムーバブル記録媒体が装填されたとき、当該リムーバブル記録媒体から暗号化コンテンツを読み出し、デコード手段により暗号化前のコンテンツを復元する再生制御手段とを具え、コンテンツ提供管理装置は、コンテンツ再生装置からのコンテンツ取得要求及びデコーダ識別情報を受信する受信手段と、コンテンツ再生装置に対応して予め登録された暗号化コンテンツの取得に関する購入条件の内容と、コンテンツ取得要求の内容とを照合し、その照合結果に矛盾が有るか否かを判定する判定手段と、判定手段により矛盾が無かったとき、コンテンツ再生装置からのコンテンツ取得要求に応じた暗号化コンテンツを特定するための固有のコンテンツ識別情報を生成するコンテンツ識別情報生成手段と、固有のコンテンツ識別情報及びデコーダ識別情報に購入条件を組み合わせ、その組み合わせに基づいて暗号化を解読するためのスクランブル解除キーを生成するスクランブル解除キー生成手段と、コンテンツ取得要求に応じた暗号化コンテンツ及びスクランブル解除キーをコンテンツ再生装置へ送信するコンテンツ送信手段とを具えるようにする。
【0013】
これにより、コンテンツ提供管理装置に対してコンテンツ再生装置のデコーダ識別情報を予め登録しておくことができるので、コンテンツ提供管理装置から取得した暗号化コンテンツや、リムーバブル記録媒体に格納された暗号化コンテンツに対する再生対象をコンテンツ再生装置に限定し、暗号化コンテンツの購入条件と、コンテンツ提供管理装置に対して行うコンテンツ取得要求とを照合したとき内容的に矛盾が無い場合に限り、コンテンツ取得要求に応じた暗号化コンテンツを特定するためのコンテンツ識別情報を生成し、そのコンテンツ識別情報及びデコーダ識別情報に購入条件を組み合わせたスクランブル解除キーを暗号化コンテンツと共にコンテンツ再生装置へ送信することにより、暗号化コンテンツの購入条件の中でコンテンツ再生装置による再生管理を実行することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
【0015】
(1)コンテンツ再生管理システムの全体構成
図1において、1は全体として本発明のコンテンツ再生管理システムを示し、クライアントであるコンテンツ再生装置としてのホームサーバ2と、コンテンツ提供管理装置としてのコンテンツサーバ4とがインターネット3を介して接続することにより構成される。
【0016】
このホームサーバ2は、着脱自在なPC(Personal Computer)カード型のハードディスクユニット(以下、これをリムーバブルハードディスクユニットと呼ぶ)10を記憶媒体として用いることを特徴とし、当該リムーバブルハードディスクユニット10に記憶した例えば楽曲データ等でなるコンテンツを再生し得、その再生データを家庭内無線LAN(Local Area Network)を介して家庭内のテレビ8やオーディオ機器9へ伝送し、テレビ8やオーディオ機器9を介して出力するようになされている。
【0017】
またホームサーバ2は、正面パネルに電源ボタン11、記録、再生及び停止等の各種操作を行うための操作部12、記録時間、再生時間及びコンテンツのタイトル名、アーティスト名等の各種表示を行うLCD(Liquid Crystal Display)でなる表示部13及びリムーバブルハードディスクユニット10の装着口14が設けられている。
【0018】
ホームサーバ2は、装着口14を介して装填されたリムーバブルハードディスクユニット10に格納されているコンテンツを再生し得、またコンテンツサーバ4から新たにコンテンツをリムーバブルハードディスクユニット10にダウンロードして記憶し得るようになされている。
【0019】
ここでリムーバブルハードディスクユニット10は、PCカード型であって着脱自在な構成を有していることにより、テレビ8、オーディオ機器9、持ち運び可能な携帯型再生装置6や自動車に搭載されている車載用再生装置7に装填されて使用し得るようにもなされている。
【0020】
なおコンテンツ再生管理システム1では、コンビニエンスストア等に設置されているキオスク端末5に対してもリムーバブルハードディスクユニット10を装填可能としており、当該キオスク端末5自身から若しくはキオスク端末5を介してコンテンツサーバ4からコンテンツをダウンロードしてリムーバブルハードディスクユニット10に記憶し得るようにもなされている。
【0021】
このようにユーザは、ホームサーバ2やキオスク端末5からインターネット3を介してコンテンツサーバ4からダウンロードした楽曲データをコンテンツとしてリムーバブルハードディスクユニット10に記憶することができる一方、予め複数曲分の楽曲データをコンテンツとしてプリインストールされたリムーバブルハードディスクユニット10を購入することも可能である。
【0022】
ところでリムーバブルハードディスクユニット10の購入時点において予め複数曲分の楽曲データがコンテンツとしてプリインストールされている場合、その中にはユーザにとって不要な楽曲データが含まれていることがある。
【0023】
そのような場合ホームサーバ2は、コンテンツサーバ4とアクセスし、複数曲分の楽曲データがコンテンツとしてプリインストールされたリムーバブルハードディスクユニット10を購入したときの購入条件の範囲内で、当該リムーバブルハードディスクユニット10中の不要な未再生楽曲データについて交換し得るようになされている。
【0024】
具体的には、例えば100曲分の楽曲データがコンテンツとしてプリインストールされたリムーバブルハードディスクユニット10をユーザが購入したとき、100曲分の楽曲データの対価を含めた価格でリムーバブルハードディスクユニット10が購入されることになり、100曲分の楽曲データについてはユーザが自由に再生しても良いとする購入条件がコンテンツサーバ4に登録される。
【0025】
従ってホームサーバ2は、コンテンツサーバ4とアクセスして購入条件の範囲内で例えばユーザが所望する10曲分の楽曲データを当該コンテンツサーバ4からダウンロードして、当該ダウンロードした楽曲データを不要な10曲分の未再生楽曲データに上書きして消去することにより、不要な10曲分の未再生楽曲データをユーザ所望の楽曲データに交換し得るようになされている。
【0026】
(1−1)ホームサーバの回路構成
次にホームサーバ2の回路構成について説明する。ホームサーバ2は全体を統括制御するCPU(Central Processing Unit)20に対して、ROM21(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)22、操作部12、表示部13、コンテンツのエンコード又はデコードを行うエンコーダ/デコーダ部23、ネットワークインタフェース24、ハードディスクインタフェース25及び無線LAN(Local Area Interface)インタフェース26がバス27を介して相互に接続されている。
【0027】
ホームサーバ2のCPU20は、ROM21から読み出してRAM22に展開した基本プログラム及びコンテンツ再生管理処理プログラム等の各種アプリケーションプログラムに従って各種処理を実行するようになされている。
【0028】
実際上ホームサーバ2のCPU20は、リムーバブルハードディスクユニット10が装着口14を介して装填されると、ハードディスクインタフェース25を介して当該リムーバブルハードディスクユニット10のFAT(File Allocation Table)を読み出し、コンテンツとして格納されている複数の楽曲データにおける属性情報等を表示部13に表示する。
【0029】
これによりユーザは、リムーバブルハードディスクユニット10に既に複数曲分の楽曲データが格納されている場合には、それらの楽曲データに関する詳細な情報を認識し得ると共に、リムーバブルハードディスクユニット10に楽曲データが一切格納されていない場合には、新たにダウンロードする必要があることを認識し得るようになされている。
【0030】
そしてホームサーバ2のCPU20は、リムーバブルハードディスクユニット10に既に複数曲分の楽曲データが格納されている場合であって、操作部12を介してユーザにより任意の楽曲データの再生が指示されると、リムーバブルハードディスクユニット10の中から当該指示された楽曲データを読み出した後エンコーダ/デコーダ部23でデコードすることにより再生し、その再生した楽曲データを例えばIEEE802.11g等の無線LANインタフェース26を介してオーディオ機器9やテレビジョン8へ無線送信する。
【0031】
またホームサーバ2のCPU20は、リムーバブルハードディスクユニット10に既に複数曲分の楽曲データが格納されていない場合であれば、ネットワークインタフェース24及びインターネット3を介してコンテンツサーバ4からダウンロードした楽曲データをコンテンツとして、ハードディスクインタフェース25を介してリムーバブルハードディスク10に格納し得るようになされている。
【0032】
(1−2)コンテンツサーバの回路構成
図3に示すようにコンテンツサーバ4は、全体を統括制御するCPU30に対して、ROM31、ワークエリアとして用いられるRAM32、楽曲データ等のコンテンツが格納されると共に、基本プログラム及びコンテンツ再生管理処理プログラム等の各種アプリケーションプログラムが格納されたコンテンツ蓄積部33がバス37を介して相互に接続されている。
【0033】
またコンテンツサーバ4は、CPU30に対して、コンテンツのダウンロードに際して予め課金された購入条件や、楽曲データが予めプリインストールされたリムーバブルハードディスクユニット10をユーザが購入したときに予め登録される購入条件を管理する購入条件管理データベース34、ホームサーバ2が当該コンテンツサーバ4に予め登録された正規ユーザのものであるか否かを認証するための認証用データベース35及びホームサーバ2とインターネット3を介して接続するためのネットワークインタフェース36がバス37を介して相互に接続されている。
【0034】
コンテンツサーバ4は、ホームサーバ2からインターネット3を介してアクセスされると、認証用データベース35で当該ホームサーバ2がコンテンツのダウンロードを許可された正規ユーザのものであるか否かを認証する。
【0035】
そしてコンテンツサーバ4は、ホームサーバ2が正規ユーザであることを認識すると、購入条件管理データベース34で購入条件の内容を検証する。
【0036】
具体的にはコンテンツサーバ4は、リムーバブルハードディスク10にコンテンツとして楽曲データが一切格納されていない状態で購入されたものである場合であって、例えば50曲分の楽曲データを当該コンテンツサーバ45からダウンロードできるように予め課金されている場合、50曲分の範囲内で楽曲データをホームサーバ2へ提供し得ることが購入条件として購入条件管理データベース34に登録されている。
【0037】
またコンテンツサーバ4は、リムーバブルハードディスク10にコンテンツとして100曲分の楽曲データが予めプリインストールされた状態で購入されたものである場合、100曲分の楽曲データについてはユーザが自由に再生可能であることが購入条件として購入条件管理データベース34に登録されている。
【0038】
すなわちコンテンツサーバ4は、ホームサーバ2からリムーバブルハードディスク10に格納された100曲分の楽曲データのうち不要な10曲分の未再生楽曲データの交換が依頼されたときに、その10曲分の未再生楽曲データに代わって当該コンテンツサーバ4が所有する他の楽曲データを提供し得るようになされている。
【0039】
これら購入条件の範囲内でコンテンツサーバ4は、ホームサーバ2に対するリムーバブルハードディスク10の再生を管理し得るようになされており、その具体的処理手順については以下に説明する。
【0040】
(2)コンテンツ再生管理処理手順
次に、コンテンツ再生管理システム1におけるホームサーバ2及びコンテンツサーバ4間における基本的なコンテンツ再生管理処理手順について、図4を用いて説明する。
【0041】
なお、この場合、リムーバブルハードディスク10にコンテンツとして楽曲データが一切格納されていない状態で購入されたものであって、例えば50曲分の楽曲データを当該コンテンツサーバ45からダウンロードできるように課金されており、そのことが購入条件として購入条件管理データベース34に予め登録されている場合を想定して、以下の説明を行う。
【0042】
ステップSP1においてホームサーバ2のCPU20は、エンコーダ/デコーダ部23のチップに付けられたデコーダチップID(Identification)を予め取得しておき、次のステップSP2へ移る。
【0043】
ステップSP2においてホームサーバ2のCPU20は、インターネット3を介してコンテンツサーバ4へアクセスし、次のステップSP3へ移る。
【0044】
このときステップSP11においてコンテンツサーバ4のCPU30は、ホームサーバ2に対してデコーダチップIDの送信を要求し、次のステップ12へ移る。
【0045】
ステップSP3においてホームサーバ2のCPU20は、ステップSP1で予め取得しておいたデコーダチップIDをコンテンツサーバ4へ送信し、次のステップSP4へ移る。
【0046】
このときステップSP12においてコンテンツサーバ4のCPU30は、ネットワークインタフェース36を介してホームサーバ2から受信したデコーダチップIDを、認証用データベース35で照合することにより、当該ホームサーバ2が正規に登録された正規ユーザのものであるか否かの認証確認を行い、当該認証確認ができた旨をホームサーバ2へ通知した後、次のステップSP13へ移る。
【0047】
ステップSP4においてホームサーバ2のCPU20は、リムーバブルハードディスク10に格納すべきコンテンツのダウンロード取得要求をコンテンツサーバ4に対して行い、次のステップSP5へ移る。
【0048】
このときステップSP13においてコンテンツサーバ4のCPU30は、購入条件管理データベース34によって当該ホームサーバ2の正規ユーザを示す登録番号に基づいて購入条件IDを判別し、当該購入条件IDに対応した購入条件の内容と、ダウンロード取得要求の内容とを照合した後、次のステップSP14へ移る。
【0049】
ステップSP13においてコンテンツサーバ4のCPU30は、購入条件の内容とダウンロード取得要求の内容との照合結果に矛盾がないかを判定する。
【0050】
ここで否定結果が生じると、このことは例えば購入条件が50曲分の楽曲データをダウンロードできる内容であるのに対し、100曲分の楽曲データのダウンロード取得要求がされているので、矛盾を生じていることを表しており、このときコンテンツサーバ4のCPU30は次のステップSP15へ移る。
【0051】
ステップSP15においてコンテンツサーバ4のCPU30は、ホームサーバ2からのダウンロード取得要求が購入条件の範囲内ではなく、その100曲分の楽曲データのダウンロード取得要求には応じることができないので、コンテンツの配信不許可をホームサーバ2へ通知した後、次のステップSP19へ移ってコンテンツサーバ4における処理を終了する。
【0052】
これに対してステップSP14で肯定結果が得られると、このことは購入条件が50曲分の楽曲データをダウンロードできる内容であるのに対し、10曲分の楽曲データのダウンロード取得要求がされているので、矛盾を生じていないことを表しており、このときコンテンツサーバ4のCPU30は次のステップSP16へ移る。
【0053】
ステップSP16においてコンテンツサーバ4のCPU30は、10曲分の楽曲データに対してそれぞれ付された固有の楽曲データIDを10曲分組み合わせることにより固有のコンテンツ識別情報CIDを生成し、次のステップSP17へ移る。
【0054】
ステップSP17においてコンテンツサーバ4のCPU30は、ホームサーバ2からのダウンロード取得要求に応じたコンテンツに対する暗号化を解読するためのスクランブル解除キーSKA1を、所定の関数アルゴリズムに従ってデコーダチップID、購入条件ID及びコンテンツ識別情報CIDを基に作成し、次のステップSP18へ移る。
【0055】
ここで、スクランブル解除キーSKA1の作成方法について説明する。この場合、スクランブル解除キーSKA1は、例えば次式
【0056】
【数1】
【0057】
で定義することができる(F:関数、x:デコーダチップID、y:コンテンツ識別情報CID、z:購入条件ID)。
【0058】
これを具体的に示すと、スクランブル解除キーSKA1は、次式
【0059】
【数2】
【0060】
で表すことができ、この(2)式を用いて作成することができる。
【0061】
ステップSP18においてコンテンツサーバ4のCPU30は、コンテンツ識別情報CIDに対応する暗号化されたコンテンツ(10曲分の楽曲データ)及び当該暗号化されたコンテンツを解読するためのスクランブル解除キーSKA1をホームサーバ2へ送信し、次のステップSP19へ移る。
【0062】
ステップSP19においてコンテンツサーバ4のCPU30は、10曲分の楽曲データでなるコンテンツをホームサーバ2へ提供したことにより、残り40曲分の楽曲データを提供可能な購入条件に変更して更新した後、次のステップSP20へ移ってコンテンツサーバ4における処理を終了する。
【0063】
一方ステップSP5においてホームサーバ2のCPU20は、コンテンツサーバ4から受信した暗号化されたコンテンツをリムーバブルハードディスク10に格納すると共に、スクランブル解除キーSKA1をエンコーダ/デコーダ部23にセットし、次のステップSP6へ移る。
【0064】
ステップSP6においてホームサーバ2のCPU20は、スクランブル解除キーSKA1をリムーバブルハードディスク10に格納した暗号化されたコンテンツの解読用に用いるべく更新し、次のステップSP7へ移る。
【0065】
ステップSP7においてホームサーバ2のCPU20は、リムーバブルハードディスク10に格納した暗号化されたコンテンツをスクランブル解除キーSKA1によって解読して復号し、次のステップSP8へ移ってホームサーバ2における処理を終了する。
【0066】
このようにコンテンツ再生管理システム1においては、コンテンツサーバ4がホームサーバ2からダウンロード取得要求のあった10曲分の楽曲データでなるコンテンツに対してコンテンツ識別情報CIDを付し、当該コンテンツ識別情報CID、ホームサーバ2のデコーダチップID及び購入条件IDに基づいてスクランブル解除キーSKA1を作成し、これを暗号化したコンテンツと共にホームサーバ2へ送信する。
【0067】
これによりコンテンツサーバ4は、ホームサーバ2へコンテンツを提供する度毎に異なる暗号化を施し、その暗号化を解読するスクランブル解除キーSKA1を生成することができるので、リムーバブルハードディスク10に格納された10曲分の楽曲データをホームサーバ2で再生する場合に限定し得るようになされている。
【0068】
すなわちコンテンツ再生管理システム1では、暗号化されたコンテンツが格納されたリムーバブルハードディスク10が他のユーザのパーソナルコンピュータ等へ装填された場合であっても、当該パーソナルコンピュータがコンテンツサーバ4にアクセスしたときにホームサーバ2のデコーダチップIDを所有していないため認証確認を受けることができず、かつ当該コンテンツサーバ4からスクランブル解除キーSKA1を取得することができない。
【0069】
従って、他のユーザがパーソナルコンピュータに対してリムーバブルハードディスク10を装填して再生しようと試みても、コンテンツサーバ4からスクランブル解除キーSKA1を取得することができない以上再生し得ないようになされている。
【0070】
なお、仮に他のユーザがパーソナルコンピュータにコンテンツサーバ4からスクランブル解除キーSKA1だけを取得できたとしても、そのスクランブル解除キーSKA1に対応したコンテンツの格納されたリムーバブルハードディスク10が手に入らなければ再生することはできないようになされている。
【0071】
(3)コンテンツの通信入換え再生管理処理手順
次に、コンテンツ再生管理システム1におけるホームサーバ2とコンテンツサーバ4との間におけるコンテンツの通信入換え再生管理処理手順について、図5を用いて説明する。
【0072】
この場合、コンテンツとして100曲分の楽曲データがプリインストールされた状態のリムーバブルハードディスク10が購入された場合であって、100曲分の楽曲データに関しては自由に再生することを許可された購入条件が予めコンテンツサーバ4の購入条件管理データベース34に登録されていることを想定して以下説明を行う。
【0073】
従ってホームサーバ2は、リムーバブルハードディスク10に予め格納された100曲の楽曲データの中にユーザにとって不要な未再生楽曲データが存在するときは、コンテンツサーバ4とアクセスして自由に未再生楽曲データを入換え得るようになされており、以下その説明を行う。
【0074】
ここで、ステップSP31〜ステップSP33におけるホームサーバ2のCPU20が行う処理と、ステップSP41、ステップSP42におけるコンテンツサーバ4のCPU30が行う処理については、コンテンツ再生管理処理手順(図4)と同様であるので説明を省略し、ホームサーバ2のステップSP34以降における処理とコンテンツサーバ4のステップSP43以降における処理について説明する。
【0075】
ステップSP34においてホームサーバ2のCPU20は、リムーバブルハードディスク10に予め格納された100曲の楽曲データのうち当該ユーザにとって不要な例えば10曲分の未再生楽曲データの入換え要求をコンテンツサーバ4に対して行い、次のステップSP35へ移る。
【0076】
このときステップSP43においてコンテンツサーバ4のCPU30は、購入条件管理データベース34によって当該ホームサーバ2の正規ユーザを示す登録番号に基づいて購入条件IDを判別し、当該購入条件IDに対応した購入条件の内容と、入換え要求の内容とを照合した後、次のステップSP44へ移る。
【0077】
ステップSP44においてコンテンツサーバ4のCPU30は、購入条件の内容と入換え要求の内容との照合結果に矛盾がないかを判定する。
【0078】
ここで否定結果が生じると、このことは購入条件が100曲分の楽曲データのうち例えば110曲分の未再生楽曲データの入換え要求がされているので、矛盾を生じていることを表しており、このときコンテンツサーバ4のCPU30は次のステップSP45へ移る。
【0079】
ステップSP45においてコンテンツサーバ4のCPU30は、購入条件の範囲内ではなく、110曲分の未再生楽曲データの入換え要求には応じることができないので、コンテンツの入換え不許可をホームサーバ2へ通知した後、ステップSP50へ移ってコンテンツサーバ4における処理を終了する。
【0080】
これに対してステップSP44で肯定結果が生じると、このことは購入条件が100曲分の楽曲データのうち例えば10曲分の未再生楽曲データの入換え要求がされているので矛盾を生じていないことを表しており、このときコンテンツサーバ4のCPU30は次のステップSP46へ移る。
【0081】
ステップSP46においてコンテンツサーバ4のCPU30は、入換え対象となった10曲分の未再生楽曲データに対してそれぞれ付された固有の楽曲データIDを組み合わせることにより固有のコンテンツ識別情報CIDを生成し、次のステップSP47へ移る。
【0082】
ステップSP47においてコンテンツサーバ4のCPU30は、ホームサーバ2からの入換え要求に応じた10曲分の未再生楽曲データでなるコンテンツを暗号化すると共に、その暗号化を解読するためのスクランブル解除キーSKA2を上述の(2)式と同様に、次式
【0083】
【数3】
【0084】
で示す所定の関数アルゴリズムに従ってデコーダチップID、購入条件ID及びコンテンツ識別情報CIDを基に作成し、次のステップSP48へ移る。
【0085】
ステップSP48においてコンテンツサーバ4のCPU30は、暗号化した10曲分の楽曲データでなるコンテンツと、その暗号化を解読するためのスクランブル解除キーSKA2とをホームサーバ2へ送信し、次のステップSP49へ移る。
【0086】
ステップSP49においてコンテンツサーバ4のCPU30は、10曲分の楽曲データに対する入換えをホームサーバ2に対して行ったので、100曲分の楽曲データのうち残り90曲分の未再生楽曲データについては入換え可能であることを新たな購入条件に変更して更新した後、次のステップSP50へ移ってコンテンツサーバ4における処理を終了する。
【0087】
一方、ステップSP35においてホームサーバ2のCPU20は、コンテンツサーバ4から受信した入換え要求に応じた10曲分の楽曲データでなる暗号化されたコンテンツを、入換え要求の対象となった不要な10曲分の未再生楽曲データに上書きしてリムーバブルハードディスク10に格納すると共に、スクランブル解除キーSKA2をエンコーダ/デコーダ部23にセットし、次のステップSP36へ移る。
【0088】
ステップSP36においてホームサーバ2のCPU20は、10曲分の未再生楽曲データに対する入換えを行う前に取得したリムーバブルハードディスク10に予め格納されている90曲分の楽曲データに対する暗号化を解読するためのスクランブル解除キーに対して、入換え要求に応じた10曲分の未再生楽曲データでなる暗号化されたコンテンツの解読用にスクランブル解除キーSKA2を付け加え、次のステップSP37へ移る。
【0089】
ステップSP37においてホームサーバ2のCPU20は、リムーバブルハードディスク10に格納した暗号化されたコンテンツをスクランブル解除キーSKA2によって解読して復号し、次のステップSP38へ移ってホームサーバ2における処理を終了する。
【0090】
このようにコンテンツ再生管理システム1においては、コンテンツサーバ4がホームサーバ2から入換え要求のあった10曲分の未再生楽曲データでなるコンテンツに対してコンテンツ識別情報CIDを付し、当該コンテンツ識別情報CID、ホームサーバ2のデコーダチップID及び購入条件IDに基づいてスクランブル解除キーSKA2を作成し、これを暗号化したコンテンツと共にホームサーバ2へ送信する。
【0091】
これによりコンテンツサーバ4は、ホームサーバ2へコンテンツの入換えを行う度毎に異なる暗号化を行い、その暗号化を解読するスクランブル解除キーSKA2を生成することができるので、リムーバブルハードディスク10に格納された90曲分の楽曲データや入換え要求に応じた新たな10曲分の未再生楽曲データをホームサーバ2で再生する場合にのみ限定し得るようになされている。
【0092】
すなわちコンテンツ再生管理システム1では、新たな10曲分の未再生楽曲データが交換されて格納されたリムーバブルハードディスク10が他のユーザのパーソナルコンピュータ等へ装填された場合であっても、当該パーソナルコンピュータではコンテンツサーバ4にアクセスしたときにホームサーバ2のデコーダチップIDを所有していないため認証確認を受けることができず、かつ当該コンテンツサーバ4から入換え要求毎に暗号化されたコンテンツに対するスクランブル解除キーSKA2を取得することができない。
【0093】
従って、他のユーザがパーソナルコンピュータに対してリムーバブルハードディスク10を装填して再生しようと試みても、コンテンツサーバ4からスクランブル解除キーSKA2を取得することができない以上再生し得ないようになされている。
【0094】
なお、仮に他のユーザがパーソナルコンピュータにコンテンツサーバ4からスクランブル解除キーSKA2だけを取得できたとしても、そのスクランブル解除キーSKA2に対応した10曲分の未再生楽曲データの格納されたリムーバブルハードディスク10が手に入らなければ再生することはできないようになされている。
【0095】
(4)複数台の電子機器を再生管理対象とする追加登録処理手順
次に、コンテンツ再生管理システム1におけるホームサーバ2とコンテンツサーバ4との間でコンテンツ再生管理処理手順(図4)又はコンテンツの通信入換え再生管理処理手順(図5)を行うだけでなく、携帯型再生装置6、テレビ8及びオーディオ機器9等の他の電子機器についてもリムーバブルハードディスク10が装填されたときに再生することができるようにするための追加登録処理手順について、図6を用いて説明する。
【0096】
この場合、コンテンツ再生管理システム1ではリムーバブルハードディスク10をホームサーバ2、携帯型再生装置6、テレビ8又はオーディオ機器9のいずれの電子機器に装填した場合であっても、コンテンツサーバ4から取得するスクランブル解除キーSKA3を用いて暗号化を解読した後復号し得るようになされている。
【0097】
ここで、ステップSP61〜ステップSP63におけるホームサーバ2のCPU20が行う処理と、ステップSP71、ステップSP72におけるコンテンツサーバ4のCPU30が行う処理については、コンテンツ再生管理処理手順(図4)と同様であるので説明を省略し、ホームサーバ2のステップSP64以降における処理とコンテンツサーバ4のステップSP73以降における処理について説明する。
【0098】
ステップSP64においてホームサーバ2のCPU20は、ユーザによって携帯型再生装置6、テレビ8及びオーディオ機器9等の電子機器におけるそれぞれのハードウェアシリアル番号が操作部12を介して入力されると、当該複数のハードウェアシリアル番号をコンテンツサーバ4へ送信することにより、デコーダチップIDの追加要求を行い、次のステップSP65へ移る。
【0099】
このときステップSP73においてコンテンツサーバ4のCPU30は、ホームサーバ2から受信した複数の電子機器(携帯型再生装置6、テレビ8及びオーディオ機器9)におけるハードウェアシリアル番号とデコーダチップIDとが1対1に予め対応付けられた対応テーブルを認証用データベース35によって参照することにより、追加要求のあったハードウェアシリアル番号のデコーダチップIDを確認する。
【0100】
そしてコンテンツサーバ4のCPU30は、当該確認した追加要求のあった電子機器(携帯型再生装置6、テレビ8及びオーディオ機器9)のデコーダチップIDをホームサーバ2のデコーダチップIDに付け加えることにより購入条件を変更し、その旨の通知をホームサーバ2へ行った後、次のステップSP74へ移る。
【0101】
ステップSP65においてホームサーバ2のCPU20は、コンテンツサーバ4から受け取った購入条件を変更する旨の通知を表示部13に表示することにより、ユーザに対して購入条件変更内容を目視確認させた上、携帯型再生装置6、テレビ8又はオーディオ機器9等の電子機器についてもリムーバブルハードディスク10のコンテンツを再生可能とするための対価の支払い方法がユーザによって決定されると、その課金処理に関する情報をコンテンツサーバ4へ送信し、次のステップSP66へ移る。
【0102】
このときステップSP74においてコンテンツサーバ4のCPU30は、複数の電子機器(ホームサーバ2、携帯型再生装置6、テレビ8及びオーディオ機器9)に関するデコーダチップID、購入条件ID及びコンテンツ識別情報CIDを用いてコンテンツの暗号化を解読するためのスクランブル解除キーSKA3を所定の関数アルゴリズムに基づいて作成し、これをホームサーバ2へ送信した後、次のステップSP75へ移る。
【0103】
ここで、複数の電子機器で解読可能なスクランブル解除キーSKA3の作成方法について説明する。この場合、スクランブル解除キーSKA3は、例えば次式
【0104】
【数4】
【0105】
SKA3=F(x、y、z)で定義することができる(F:関数、x:デコーダチップID、y:コンテンツ識別情報CID、z:購入条件ID)。
【0106】
なお、デコーダチップIDのxは、次式
【0107】
【数5】
【0108】
で定義することができる。
【0109】
そうするとスクランブル解除キーSKA3は、次式
【0110】
【数6】
【0111】
で表すことができ、この(6)式を用いて作成することができる。
【0112】
ステップSP75においてコンテンツサーバ4のCPU30は、ホームサーバ2から取得要求のあったコンテンツを暗号化し、その暗号化されたコンテンツと当該暗号化されたコンテンツを解読するためのスクランブル解除キーSKA3とをホームサーバ2へ送信し、次のステップSP76へ移る。
【0113】
ステップSP76においてコンテンツサーバ4のCPU30は、複数の電子機器(ホームサーバ2、携帯型再生装置6、テレビ8又はオーディオ機器9)でリムーバブルハードディスク10の暗号化されたコンテンツを再生可能とするための新たな購入条件に変更して更新し、次のステップSP77へ移ってコンテンツサーバ4における処理を終了する。
【0114】
一方ステップSP66においてホームサーバ2のCPU20は、コンテンツサーバ4からのスクランブル解除キーSKA3をエンコーダ/デコーダ部23にセットし、次のステップSP67へ移る
【0115】
ステップSP67においてホームサーバ2のCPU20は、携帯型再生装置6、テレビ8又はオーディオ機器9等の電子機器と無線LAN通信を行い、当該携帯型再生装置6、テレビ8又はオーディオ機器9にリムーバブルハードディスク10が装填されて再生する際には、携帯型再生装置6、テレビ8又はオーディオ機器9に対してスクランブル解除キーSKA3を送信し、次のステップSP68へ移ってホームサーバ2における処理を終了する。
【0116】
このようにコンテンツ再生管理システム1のホームサーバ2は、無線LAN通信を行う他の電子機器(携帯型再生装置6、テレビ8及びオーディオ機器9)に対してもリムーバブルハードディスク10を再生することを可能とすべく、当該他の電子機器に関するそれぞれのハードウェアシリアル番号をコンテンツサーバ4へ送信し、当該コンテンツサーバ4で予め登録されている対応テーブルにより複数の他の電子機器に関するデコーダチップIDを全て読み出し、これらを用いてスクランブル解除キーSKA3を作成する。
【0117】
これによりホームサーバ2及びその他の電子機器(携帯型再生装置6、テレビ8及びオーディオ機器9)においては、スクランブル解除キーSKA3を用いてコンテンツの暗号化を解読することができるので、ユーザはリムーバブルハードディスク10をホームサーバ2のみならず、携帯型再生装置6、テレビ8又はオーディオ機器9等のいずれの電子機器に装填された場合であっても再生し得るようになされている。
【0118】
この場合も、コンテンツサーバ4から提供されるコンテンツ毎にスクランブル解除キーSKA3が異なるので、当該コンテンツが不正ユーザによって取得された場合や、他のパーソナルコンピュータにリムーバブルハードディスク10が装填された場合でも、当該リムーバブルハードディスク10の中に格納されているコンテンツに対応したスクランブル解除キーSKA3を取得しない限り、再生し得ないようになされている。
【0119】
(5)動作及び効果
以上の構成において、コンテンツサーバ4のCPU30は、ホームサーバ2からダウンロード取得要求のあったコンテンツに対してコンテンツ識別情報CIDを付し、当該コンテンツ識別情報CID、ホームサーバ2のデコーダチップID及び購入条件IDに基づいてスクランブル解除キーSKA1を作成する。
【0120】
これによりコンテンツサーバ4は、ホームサーバ2へコンテンツを提供する度毎に異なる暗号化を施し、その暗号化を解読するスクランブル解除キーSKA1をコンテンツ識別情報CID、ホームサーバ2のデコーダチップID及び購入条件IDに基づいて生成することができるので、リムーバブルハードディスク10に格納されたコンテンツの再生をホームサーバ2でのみ許可することができる。
【0121】
従って、暗号化されたコンテンツを格納したリムーバブルハードディスク10が他のユーザのパーソナルコンピュータ等へ装填された場合であっても、当該パーソナルコンピュータがコンテンツサーバ4にアクセスしたときにホームサーバ2のデコーダチップIDを所有していないため認証確認を受けることができず、かつ当該コンテンツサーバ4からスクランブル解除キーSKA1を取得することができないため、リムーバブルハードディスク10に格納されたコンテンツの再生が制限されることになる。
【0122】
また、他のユーザがコンテンツサーバ4からスクランブル解除キーSKA1だけを取得できたとしても、そのスクランブル解除キーSKA1に対応したコンテンツの格納されたリムーバブルハードディスク10を取得できなければ再生することはできない。
【0123】
さらにコンテンツサーバ4は、例えば100曲分の楽曲データが予めプリインストールされたリムーバブルハードディスク10のうち10曲分の未再生楽曲データを交換する場合、新たに提供する10曲分の未再生楽曲データに対してそれぞれ付された固有の楽曲データIDを組み合わせることにより生成した固有のコンテンツ識別情報CID、ホームサーバ2のデコーダチップID及び購入条件IDに基づいて当該10曲分の未再生楽曲データに対する暗号化を解除するためのスクランブル解除キーSKA2を生成することができる。
【0124】
これによりコンテンツサーバ4は、ホームサーバ2へコンテンツを交換して提供する度毎に異なる暗号化を施し、その暗号化を解読するスクランブル解除キーSKA2を交換対象であるコンテンツのコンテンツ識別情報CID、ホームサーバ2のデコーダチップID及び購入条件IDに基づいて生成することができるので、リムーバブルハードディスク10に格納された交換後のコンテンツに対する再生をホームサーバ2でのみ許可することができる。
【0125】
さらにコンテンツ再生管理システム1では、ホームサーバ2だけでなく、携帯型再生装置6、テレビ8及びオーディオ機器9等の他の電子機器であってもリムーバブルハードディスク10に格納されたコンテンツの再生を可能とするべく、ホームサーバ2、携帯型再生装置6、テレビ8及びオーディオ機器9におけるそれぞれのデコーダチップIDと、購入条件IDとコンテンツ識別情報CIDとを用いてスクランブル解除キーSKA3を作成する。
【0126】
これによりコンテンツ再生管理システム1では、ホームサーバ2だけでなく、携帯型再生装置6、テレビ8及びオーディオ機器9等の他の電子機器に対してもリムーバブルハードディスク10に格納されたコンテンツの再生を拡張することができる。
【0127】
ユーザは、ホームサーバ2を介してコンテンツサーバ4から提供されてコンテンツを格納したリムーバブルハードディスク10を自己の所有する電子機器であれば、ホームサーバ2に限らず、携帯型再生装置6、テレビ8及びオーディオ機器9等のいずれかの電子機器においても自由に再生することができる。
【0128】
また、コンテンツ再生管理システム1は、このリムーバブルハードディスク10が他人に盗用された場合でも、ユーザが所有する他の電子機器ではスクランブル解除キーSKA3が設定されていないためコンテンツの再生を行うことができず、不正再生を確実に防止することができる。
【0129】
以上の構成によれば、コンテンツ再生管理システム1ではコンテンツサーバ4からコンテンツの提供を受けて格納されたリムーバブルハードディスク10を当該ユーザの所有するホームサーバ2、携帯型再生装置6、テレビ8及びオーディオ機器9等のいずれかの電子機器に装填された場合に限って再生することができ、それ以外の他人の電子機器に当該リムーバブルハードディスク10が装填された場合には再生を確実に防止することができる。
【0130】
これによりコンテンツ再生管理システム1は、コンテンツサーバ4から提供を受けたコンテンツを格納したリムーバブルハードディスク10の再生を正規ユーザの所有するホームサーバ2、携帯型再生装置6、テレビ8及びオーディオ機器9等のいずれかの電子機器に制限することができるので、不正コピーについても確実に防止することができる。
【0131】
(6)他の実施の形態
なお上述の実施の形態においては、スクランブル解除キーSKA1〜SKA3を上述の(1)式〜(6)式を用いて作成するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、その他種々の関数アルゴリズムに従って作成するようにしても良い。
【0132】
また上述の形態においては、リムーバブルハードディスク10に楽曲データをコンテンツとして格納するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、映像データやゲームプログラム等の種々のコンテンツを格納するようにしても良い。
【0133】
さらに上述の実施の形態においては、コンテンツサーバ4から提供された楽曲データでなるコンテンツをリムーバブルハードディスク10に格納してホームサーバ2やその他の電子機器(携帯型再生装置6、テレビ8及びオーディオ機器9)で再生するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、コンテンツをリムーバブルハードディスク10に格納するのではなく、コンテンツサーバ4とアクセスしてコンテンツの提供を受ける電子機器に内蔵されたハードディスク等の記憶手段に対して直接コンテンツを格納するようにしても良い。
【0134】
さらに上述の実施の形態においては、ホームサーバ2のROM、コンテンツサーバ4のコンテンツ蓄積部33に予め格納されたコンテンツ再生管理処理プログラムをRAM22及び32上に展開し、当該コンテンツ再生管理処理プログラムに従って上述のコンテンツ再生管理処理手順(図4)及びコンテンツの通信入換え再生管理処理手順(図5)を実行するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、コンテンツ再生管理処理プログラムが格納されたプログラム格納媒体をホームサーバ2及びコンテンツサーバ4にインストールすることによりコンテンツ再生管理処理手順(図4)及びコンテンツの通信入換え再生管理処理手順(図5)を実行するようにしても良い。
【0135】
このように上述した一連のコンテンツ再生管理処理手順(図4)及びコンテンツの通信入換え再生管理処理手順(図5)を実行するためのコンテンツ再生管理処理プログラムをホームサーバ2及びコンテンツサーバ4にインストールして実行可能な状態にするためのプログラム格納媒体としては、例えばフロッピー(登録商標)ディスク、CD−ROM(Compact Disc-Read Only Memory )、DVD(Digital Versatile Disc)等のパッケージメディアのみならず、コンテンツ再生管理処理プログラムが一時的もしくは永続的に格納される半導体メモリや磁気ディスク等で実現しても良い。またこれらプログラム格納媒体にコンテンツ再生管理処理プログラムを格納する手段として、ローカルエリアネットワークやインターネット、ディジタル衛星放送等の有線及び無線通信媒体を利用してもよく、ルータやモデム等の各種通信インターフェースを介して格納するようにしても良い。
【0136】
【発明の効果】
上述のように本発明によれば、コンテンツ提供管理装置に対してコンテンツ再生装置のデコーダ識別情報を予め登録しておくことができるので、コンテンツ提供管理装置から取得した暗号化コンテンツや、リムーバブル記録媒体に格納された暗号化コンテンツに対する再生対象をコンテンツ再生装置に限定し、暗号化コンテンツの購入条件と、コンテンツ提供管理装置に対して行うコンテンツ取得要求とを照合したとき内容的に矛盾が無い場合に限り、コンテンツ取得要求に応じた暗号化コンテンツを特定するためのコンテンツ識別情報を生成し、そのコンテンツ識別情報及びデコーダ識別情報に購入条件を組み合わせたスクランブル解除キーを暗号化コンテンツと共にコンテンツ再生装置へ送信することにより、暗号化コンテンツの購入条件の中でコンテンツ再生装置による再生管理を実行し得るコンテンツ再生管理システム、コンテンツ提供管理装置、コンテンツ提供管理方法及びコンテンツ提供管理プログラムを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるコンテンツ再生管理システムの構成を示す略線図である。
【図2】ホームサーバの回路構成を示す略線的ブロック図である。
【図3】コンテンツサーバの回路構成を示す略線的ブロック図である。
【図4】コンテンツ再生管理処理手順を示すフローチャートである。
【図5】コンテンツの通信入換え再生管理処理手順を示すフローチャートである。
【図6】複数の電子機器を再生管理対象とする追加登録処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1……コンテンツ再生管理システム、2……ホームサーバ、4……コンテンツサーバ、10……リムーバブルハードディスク、20、30……CPU、22、32……RAM、33……コンテンツ蓄積部、34……購入条件管理データベース、35……認証用データベース。
Claims (6)
- コンテンツ提供管理装置とコンテンツ再生装置とによって構成されるコンテンツ再生管理システムにおいて、
上記コンテンツ再生装置は、
上記コンテンツ提供管理装置に対して行うコンテンツ取得要求に応じて当該コンテンツ提供管理装置から取得する暗号化コンテンツを、その暗号化に対応したスクランブル解除キーを用いてデコードすることにより暗号化前のコンテンツを復元するデコード手段と、
上記デコード手段に対して付された固有のデコーダ識別情報を読み取る識別情報読取手段と、
上記コンテンツ取得要求及び上記デコーダ識別情報を上記コンテンツ提供管理装置へ送信する送信手段と、
上記暗号化コンテンツを格納可能なリムーバブル記録媒体が装填されたとき、当該リムーバブル記録媒体から上記暗号化コンテンツを読み出し、上記デコード手段により上記暗号化前のコンテンツを復元する再生制御手段と
を具え、
上記コンテンツ提供管理装置は、
上記コンテンツ再生装置からの上記コンテンツ取得要求及び上記デコーダ識別情報を受信する受信手段と、
上記コンテンツ再生装置に対応して予め登録された上記暗号化コンテンツの取得に関する購入条件の内容と、上記コンテンツ取得要求の内容とを照合し、その照合結果に矛盾が有るか否かを判定する判定手段と、
上記判定手段により上記矛盾が無かったとき、上記コンテンツ再生装置からの上記コンテンツ取得要求に応じた上記暗号化コンテンツを特定するための固有のコンテンツ識別情報を生成するコンテンツ識別情報生成手段と、
上記固有のコンテンツ識別情報及び上記デコーダ識別情報に上記購入条件を組み合わせ、その組み合わせに基づいて上記暗号化を解読するための上記スクランブル解除キーを生成するスクランブル解除キー生成手段と、
上記コンテンツ取得要求に応じた上記暗号化コンテンツ及び上記スクランブル解除キーを上記コンテンツ再生装置へ送信するコンテンツ送信手段と
を具えるコンテンツ再生管理システム。 - 上記判定手段は、上記購入条件の内容が、上記リムーバブル記録媒体に格納された複数の上記暗号化コンテンツを全て再生することが許可されたものであり、上記コンテンツ取得要求の内容が、そのうち未再生の上記暗号化コンテンツについて、上記コンテンツ提供管理装置が保持している他の上記暗号化コンテンツに入れ換える命令であるとき、上記照合結果に矛盾が有るか否かを判定し、
上記コンテンツ識別情報生成手段は、上記判定手段により上記矛盾が無かったとき、上記コンテンツ再生装置からの上記コンテンツ取得要求に応じて入れ換えた他の上記暗号化コンテンツを特定するための固有のコンテンツ識別情報を生成する
請求項1に記載のコンテンツ再生管理システム。 - コンテンツ再生装置からのコンテンツ取得要求と、当該コンテンツ取得要求に応じた暗号化コンテンツをスクランブル解除キーでデコードすることにより再生する上記コンテンツ再生装置のデコード手段に対して付された固有のデコーダ識別情報とを当該コンテンツ再生装置から受信する受信手段と、
上記コンテンツ再生装置に対応して予め登録された上記暗号化コンテンツの取得に関する購入条件の内容と、上記コンテンツ取得要求の内容とを照合し、その照合結果に矛盾が有るか否かを判定する判定手段と、
上記判定手段により上記矛盾が無かったとき、上記コンテンツ再生装置からの上記コンテンツ取得要求に応じた上記暗号化コンテンツを特定するための固有のコンテンツ識別情報を生成するコンテンツ識別情報生成手段と、
上記固有のコンテンツ識別情報及び上記デコーダ識別情報に上記購入条件を組み合わせ、その組み合わせに基づいて上記暗号化を解読するための上記スクランブル解除キーを生成するスクランブル解除キー生成手段と、
上記コンテンツ取得要求に応じた上記暗号化コンテンツ及び上記スクランブル解除キーを上記コンテンツ再生装置へ送信するコンテンツ送信手段と
を具えるコンテンツ提供管理装置。 - 上記コンテンツ提供管理装置は、上記コンテンツ再生装置へ上記コンテンツを提供する毎に異なる暗号化を施す
請求項3に記載のコンテンツ提供管理装置。 - コンテンツ再生装置からのコンテンツ取得要求と、当該コンテンツ取得要求に応じた暗号化コンテンツをスクランブル解除キーでデコードすることにより再生する上記コンテンツ再生装置のデコード手段に対して付された固有のデコーダ識別情報とを当該コンテンツ再生装置から受信手段によって受信する受信ステップと、
上記コンテンツ再生装置に対応して予め登録された上記暗号化コンテンツの取得に関する購入条件の内容と、上記コンテンツ取得要求の内容とを判定手段によって照合し、その照合結果に矛盾が有るか否かを判定する判定ステップと、
上記判定ステップにより上記矛盾が無かったことを判定したとき、上記コンテンツ再生装置からの上記コンテンツ取得要求に応じた上記暗号化コンテンツを特定するための固有のコンテンツ識別情報をコンテンツ識別情報生成手段によって生成するコンテンツ識別情報生成ステップと、
上記固有のコンテンツ識別情報、上記デコーダ識別情報に上記購入条件を組み合わせ、その組み合わせに基づいてスクランブル解除キー生成手段により上記暗号化を解読するための上記スクランブル解除キーを生成するスクランブル解除キー生成ステップと、
上記コンテンツ取得要求に応じた上記暗号化コンテンツ及び上記スクランブル解除キーをコンテンツ送信手段によって上記コンテンツ再生装置へ送信するコンテンツ送信ステップと
を有するコンテンツ提供管理方法。 - コンピュータに、
コンテンツ再生装置からのコンテンツ取得要求と、当該コンテンツ取得要求に応じた暗号化コンテンツをスクランブル解除キーでデコードすることにより再生する上記コンテンツ再生装置のデコード手段に対して付された固有のデコーダ識別情報とを当該コンテンツ再生装置から受信する受信ステップと、
上記コンテンツ再生装置に対応して予め登録された上記暗号化コンテンツの取得に関する購入条件の内容と、上記コンテンツ取得要求の内容とを照合し、その照合結果に矛盾が有るか否かを判定する判定ステップと、
上記判定ステップにより上記矛盾が無かったことを判定したとき、上記コンテンツ再生装置からの上記コンテンツ取得要求に応じた上記暗号化コンテンツを特定するための固有のコンテンツ識別情報を生成するコンテンツ識別情報生成ステップと、
上記固有のコンテンツ識別情報、上記デコーダ識別情報に上記購入条件を組み合わせ、その組み合わせに基づいて上記暗号化を解読するための上記スクランブル解除キーを生成するスクランブル解除キー生成ステップと、
上記コンテンツ取得要求に応じた上記暗号化コンテンツ及び上記スクランブル解除キーを上記コンテンツ再生装置へ送信するコンテンツ送信ステップと
を実行させるためのコンテンツ提供管理プログラム。
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