JP4370492B2 - Weaving method of air jet loom - Google Patents

Weaving method of air jet loom Download PDF

Info

Publication number
JP4370492B2
JP4370492B2 JP2000109663A JP2000109663A JP4370492B2 JP 4370492 B2 JP4370492 B2 JP 4370492B2 JP 2000109663 A JP2000109663 A JP 2000109663A JP 2000109663 A JP2000109663 A JP 2000109663A JP 4370492 B2 JP4370492 B2 JP 4370492B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
warp
wings
weaving
air jet
density
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2000109663A
Other languages
Japanese (ja)
Other versions
JP2001295155A (en
Inventor
辰男 小西
守 北村
まり子 篠崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyobo Co Ltd filed Critical Toyobo Co Ltd
Priority to JP2000109663A priority Critical patent/JP4370492B2/en
Publication of JP2001295155A publication Critical patent/JP2001295155A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4370492B2 publication Critical patent/JP4370492B2/en
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air Bags (AREA)
  • Woven Fabrics (AREA)
  • Looms (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はエアージェットルームの製織方法に関するものであり、特に産業資材用織物のように比較的繊度の大きい原糸を使用し、また特に高密度織物を製織する際に有効な方法を提供するものである。産業資材用織物の中でも、最近の自動車用安全装置の一つであるエアバッグに関して、更に詳しくは、車両の側部に衝撃が加わった時に乗員と側部窓部の間に展開し、主に乗員の頭部を保護することを目的とする袋織エアバッグの製織に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、自動車安全部品の一つとしてのエアバッグは乗員の安全意識の向上に伴い、急速に装着率が向上している。エアバッグは自動車の衝突事故の際、衝撃をセンサーが感知し、インフレーターから高温、高圧のガスを発生させ、このガスによってエアバッグを急激に展開させ、乗員保護に役立つものである。
【0003】
従来、エアバッグには運転席用、助手席用のほぼ正面からの衝突時に乗員を保護するものが装着されてきたが、最近では側部からの衝突にも対応できるエアバッグが開発されてきた。
【0004】
既に提案されている側部衝突用エアバッグとしてはWO96/26087号公報に示されているように、側突時や横転時に感知するセンサーと連結するガス発生装置と、そのガス発生装置に連結するエアバッグ、そのエアバッグは表面と裏面がしっかり結合されており、また実質的に平行する細長い複数のセルから構成され、そのセルは展開時に円筒状に形成され、乗員の頭部を保護している。
【0005】
ところで、この主に側部からの衝突に対する頭部保護を狙ったエアバッグは、車両の横転時を想定した場合、運転席、助手席用のエアバッグと異なり展開後に内圧保持時間を数秒から10秒程度確保する必要があり、それによって車両が横転中にも乗員の頭部が保護できるように設計されている。そのため織物の織密度はできるだけ密にすることがガス漏れ防止の目的から重要である。更に袋織物の表面にコーティングし、気密性を高めることが行われていることが通常である。
【0006】
側部衝突用のエアバッグ袋体を製造する際に、該エアバッグの展開時に発生する高い内圧に耐えられる袋接合部での高引裂強力、耐目ずれ性を有するためには、ジャカード織機を用いた袋織物が好んで使用される。
【0007】
ところで、高密度織物を製織する際には経糸密度が大きくなり、また高密度製織を行うため経糸を高張力の条件で織る必要があるため、筬羽内での経糸同士の摩擦が大きくなり、経毛羽(フィラメント切れ)が発生しやすい。また特に袋織物を製造する時には通常の平織物と異なり、二重織物であるため、筬羽内での経糸密度を更に大きくなり、経糸毛羽の発生が更に起こり易い。そのため、織物品位の低下を招き、好ましくない。
【0008】
この問題を解決するための方法としては、例えば特開昭57−56546号公報に記載されているように、補助(リレー)ノズル頭部に対向する位置のおさ導糸溝の張出部分を切欠にすることで、リレーノズルが経糸を割った時に経糸とおさ羽の間で摩擦が起き、毛羽や糸切れが発生することを防止できるとしている。但し、この方法はエアージェットルームのリレーノズルの位置変更を緯糸飛走不良時の調整として行う場合や、織物幅が変わった時にリレーノズルの追加が必要とされる時には、その都度おさをその織物にあったものに交換する必要があり、作業が煩雑になり、また費用が多く掛かる等の問題があり好ましくない。
【0009】
また、リレーノズル前の筬羽部分を他の部分より広くなるように作製し、その部分の筬羽内での経糸同士の摩擦を小さくすることが考えられるが、この方法でもリレーノズル位置がずれた場合に、筬を交換する必要があり、経済的に好ましくない。また、筬羽の厚みを厚くし(空隙率を小さくし)その筬羽の前にリレーノズルを位置させることによって経糸毛羽の発生を抑制することが予想されるが、その効果は筬羽の厚みに対しリレーノズルの厚みが大きいために、効果はない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記問題点を解決し、袋織エアバッグとしたときに、エアバッグ袋体に必要な内圧保持性を高めると同時に、エアバッグの高品位性を得る事が出きる織物の製織方法を提供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは鋭利検討した結果、織機の筬羽のうち、筬通し幅内にある筬羽のうち、経方向に緯糸をカットするためのスペース(例えば、センターカット部で経糸を敢えて抜いておき、緯糸のみの部分)を除き、実際に織物になる部分の全筬羽のうち、筬羽に経糸が通っていない部分を作り製織する時に、特に次式で表わされる経糸密度と筬羽密度が以下の数式を満足する時に、上記問題点の解決効果が高まることが判明した。上記課題を解決するための手段、即ち、本発明の第一は、織機の一方に緯糸を噴射するメインノズルと緯糸噴射方向に一定間隔で設置されたリレーノズルを有するエアージェットルームで製織するに際し、実際に織物を構成している筬通し幅内で、リレーノズルがある部分の筬羽を経糸の通っていない空羽にして袋織エアバッグ用織物を製織することを特徴とするエアージェットルームの製織方法であり、その第二は、次式で表わされる経糸密度、経織密度、および筬羽数の関係が以下の数式を満足する請求項1に記載のエアージェットルームの製織方法であり、
W=[(解反)経糸繊度(dtex)]1/2×経織密度(本/2.54cm)
R=筬羽数/2.54cmの時、 W≧2000、かつ、30≦W/R≦150
【0012】
その第三は、空羽数の割合が、実際に織物を構成している筬通し幅内にある全筬羽数のうち、0.5〜5%である請求項1に記載のエアージェットルームの製織方法であ
【0013】
【発明の実施の形態】
ここで、詳細に本発明について説明すると、経糸の筬通し幅内にある筬羽のうち、経方向に緯糸をカットするためのスペース(例えば、センターカット部で経糸を敢えて抜いておき、緯糸のみの部分)を除き、実際に織物になる部分の全筬羽のうち、空羽である部分を作り、また、経糸密度と筬羽密度の関係(W/R)が以下の数式を満足することで本発明は効果的であることが判明した。
すなわち、
W=[(解反)経糸繊度(dtex)]1/2×経織密度(本/2.54cm)
R=羽数/2.54cm
の時、W≧2000、かつ、30≦W/R≦150
ここで、Wの意味するところは、経方向の糸の筬羽内での充填度合を示し、2000以上ないとエアバッグ展開時に織物からのガス漏れが仮に表面コーティングをしていても発生し、バッグの内圧保持の点から不都合である。また、W/Rについては、この値が30未満の場合には、筬密度が大きすぎ、経糸が筬羽と擦れ毛羽が発生しやすくなり、また150を超える場合には、同筬羽内での経糸同士の絡みやよじれが発生し、経糸捌きが悪くなり、緯糸飛走不良により製織上問題となる。
【0014】
また特にリレーノズルが位置する部分にある筬羽を空羽にし、またその数の割合を0.5〜5%に設定することで目覚しい経糸毛羽立ち防止に役立つことが判明した。
ここで、0.5%より少なくすると、リレーノズルの経糸への当りが防止できず、毛羽発生の抑制効果はない。また、5%より大きくすると空羽部が多くなりすぎて、織物になった時にその空羽部が経すじとなり、外観上、基布物性上(例えば通気度)問題が起こる。
【0015】
本発明におけるエアバッグ袋体を構成する合成繊維としては、特に素材を限定するものではないが、特にナイロン66、ナイロン6、ナイロン46、ナイロン12等の脂肪族ポリアミド繊維、アラミド繊維のような芳香族ポリアミド繊維、ポリエチレンテレフタレートやポリブチレンテレフタレートなどのホモポリエステルが使用される。他には全芳香族ポリエステル、超高分子量ポリエチレン繊維、PPS繊維、ポリエーテルケトン繊維等が挙げられる。ただし、経済性を勘案するとポリエステル繊維、ポリアミド繊維(ナイロン66、ナイロン46、ナイロン6)が特に好ましい。また、これらの合成繊維には原糸製造工程や後加工工程での工程通過性を向上させるために、各種添加剤を含有していても何ら問題はない。例えば、酸化防止剤、熱安定剤、平滑剤、帯電防止剤、増粘剤、難燃剤等である。
【0016】
該織物を形成する解反原糸繊度は特に限定するものではないが、布帛を形成する解反原糸が100dtexから700dtexであることが望ましい。100dtex未満の場合、布帛強力が満足されず、また700dtexより大きいと布帛が剛直になり収納性に問題がある。また単糸繊度は7dtex以下であることが織物の剛軟度の点から好ましく、更に好ましくは4.4dtex以下である。
【0017】
織物組織については特に限定するものではないが、袋織物の場合、袋部(二重部)には低通気性や引裂強力の点から平織であることが好ましく、一重部は製織性を阻害しない織組織(例えばバスケット織、綾織等)が製織性の点から好んで使用される。
【0018】
【実施例】
【0019】
(実施例1)
原糸にナイロン66の350dtex/108fフィラメント糸を使用し、電子ジャカード付きエアージェットルームにて、筬羽密度(R)が23.8羽/2.54cm、経糸5本/羽入れの筬を使用し、生機織密度が袋部で経/緯=61/53(本/2.54cm・袋部)の織密度になるよう袋織物を製織した。その時、リレーノズルがある部分の筬羽を1羽空羽にしたところ、空羽数が実際に織物を構成している筬通し幅内にある全筬羽数のうち、1.2%を占めることになった。また、その時、W=2340,W/R=98.3であった。その後、織物表面にシリコーンコーティングを施した。その時の製織性、基布物性,品位等について、表1に記す。
【0020】
(実施例2)
原糸にナイロン66の470dtex/72fフィラメント糸を使用し、電子ジャカード付きエアージェットルームにて、筬羽密度(R)が21.0羽/2.54cmの筬を使用し、経糸5本/羽入れで、生機織密度が経/緯=108/94(本/2.54cm)の織密度になるよう製織した。その時、リレーノズルがある部分の筬羽を2羽空羽にしたところ、空羽数が実際に織物を構成している筬通し幅内にある全筬羽数のうち、2.7%を占めることになった。その時、W=2400,W/R=114.3であった。その時の製織性、基布物性,品位等について、表1に記す。
【0021】
(比較例1)
原糸にナイロン66の350dtex/108fフィラメント糸を使用し、電子ジャカード付きエアージェットルームにて、筬羽密度(R)が119.0羽/2.54cmの筬を使用し、経糸1本/羽入れで、生機織密度が袋部で経/緯=61/53(本/2.54cm・袋部)の織密度になるよう袋織物を製織した。その時、リレーノズルがある部分の筬羽を1羽空羽にしたところ、空羽数が実際に織物を構成している筬通し幅内にある全筬羽数のうち、0.2%を占めることになった。
その時、W=2347,W/R=19.7であった。その後、織物表面にシリコーンコーティングを施した。その時の製織性、基布物性,品位等について、表1に記す。
【0022】
(比較例2)
原糸にナイロン66の350dtex/108fフィラメント糸を使用し、電子ジャカード付きエアージェットルームにて、筬羽密度(R)が19.6羽/2.54cmの筬を使用し、経糸5本/羽入れで、生機織密度が袋部で経/緯=50/50(本/2.54cm・袋部)の織密度になるよう袋織物を製織した。その時、リレーノズルがある部分の筬羽を1羽空羽にしたところ、空羽数が実際に織物を構成している筬通し幅内にある全筬羽数のうち、1.4%を占めることになった。
その時、W=1910,W/R=97.4であった。その後、織物表面にシリコーンコーティングを施した。その時の製織性、基布物性,品位等について、表1に記す。
【0023】
(比較例3)
原糸にナイロン66の350dtex/108fフィラメント糸を使用し、電子ジャカード付きエアージェットルームにて、筬羽密度(R)が23.8羽/2.54cm、経糸5本/羽入れの筬を使用し、生機織密度が袋部で経/緯=61/53(本/2.54cm・袋部)の織密度になるよう袋織物を製織した。その時、リレーノズルがある部分の筬羽を5羽空羽にしたところ、空羽数が実際に織物を構成している筬通し幅内にある全筬羽数のうち、5.8%を占めることになった。また、その時、W=2340,W/R=98.3であった。その後、織物表面にシリコーンコーティングを施した。その時の製織性、基布物性,品位等について、表1に記す。
【0024】
【表1】

Figure 0004370492
【0025】
上記表1のように、実施例1ではエアバッグ展開時のガス漏れもなく、エアバッグとしての性能を維持しつつ経糸毛羽発生や経すじのない、安全部品としてのエアバッグに求められる品位を充分満足させることができた。また、実施例2では経毛羽や経すじの発生のない品位に優れた一重織の産業資材用織物を得ることができた。一方、比較例1では、経毛羽多発による品位低下が見られ、また比較例2では、Wが不足することによるエアバッグ展開時のガス漏れが織物から発生し性能が満足するものではなかった。比較例3では、空羽を作りすぎることによる経すじ及び、その部分からのガス漏れが発生し、好ましいものにはならなかった。
【0026】
【発明の効果】
本発明によれば、袋織エアバッグ袋体に必要な内圧保持性、高品位性を得ることが可能になる。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for weaving an air jet loom, and particularly provides an effective method for weaving a high-density woven fabric using a yarn having a relatively high fineness, such as a woven fabric for industrial materials. It is. Among industrial fabrics, airbags, one of the latest automotive safety devices, are more specifically developed between passengers and side windows when an impact is applied to the side of the vehicle. The present invention relates to weaving of a bag-woven airbag intended to protect the head of an occupant.
[0002]
[Prior art]
In recent years, the installation rate of an airbag as one of automobile safety parts has been rapidly improved with the improvement of safety awareness of passengers. In the event of an automobile collision, an air bag detects an impact by a sensor, generates high-temperature and high-pressure gas from an inflator, and rapidly deploys the air bag with this gas to help protect passengers.
[0003]
Conventionally, airbags for passenger seats and passenger seats that have been installed to protect occupants in the event of a collision from almost the front have recently been developed. .
[0004]
As a side collision air bag that has already been proposed, as disclosed in WO96 / 26087, a gas generator connected to a sensor that senses when a side collision or rollover occurs, and a gas generator connected to the gas generator. An airbag, which has a front surface and a back surface that are firmly joined to each other, and is composed of a plurality of substantially parallel elongated cells. The cell is formed into a cylindrical shape when deployed, and protects the head of an occupant. Yes.
[0005]
By the way, this airbag mainly aimed at protecting the head against a collision from the side part is different from an airbag for a driver seat and a passenger seat when the vehicle rolls over. It is necessary to secure about 2 seconds, so that the passenger's head can be protected even when the vehicle rolls over. Therefore, it is important for the purpose of preventing gas leakage to make the woven density of the fabric as dense as possible. Further, it is usual that coating is performed on the surface of the bag fabric to improve the airtightness.
[0006]
In order to have a high tearing strength and misalignment resistance at the bag joint that can withstand the high internal pressure generated when the airbag is deployed when manufacturing an airbag bag body for side collision, a jacquard loom A bag fabric using is preferably used.
[0007]
By the way, when weaving a high-density woven fabric, the warp density is increased, and it is necessary to weave the warp yarn under high tension conditions in order to perform high-density weaving. Warp fluff (filament breakage) is likely to occur. In addition, especially when producing bag fabrics, unlike ordinary plain fabrics, they are double fabrics, so that the warp density in the cocoon feathers is further increased and warp fluff is more likely to occur. Therefore, the textile quality is lowered, which is not preferable.
[0008]
As a method for solving this problem, for example, as described in Japanese Patent Application Laid-Open No. 57-56546, the protruding portion of the guide yarn groove at the position facing the auxiliary (relay) nozzle head is used. By making the notch, friction between the warp and the wings when the relay nozzle breaks the warp can prevent fuzz and yarn breakage. However, in this method, when changing the position of the relay nozzle in the air jet loom as an adjustment when the weft run is poor, or when it is necessary to add a relay nozzle when the fabric width changes, it is necessary to adjust the position. It is necessary to replace the cloth with one suitable for the woven fabric, and there are problems such as complicated work and high cost.
[0009]
In addition, it is possible to make the wing part in front of the relay nozzle wider than the other part and reduce the friction between the warps in the wing of that part. In such a case, it is necessary to replace the bag, which is not economically preferable. In addition, it is expected that the generation of warp fluff can be suppressed by increasing the thickness of the cocoon wing (decreasing the porosity) and positioning the relay nozzle in front of the cocoon wing. On the other hand, since the thickness of the relay nozzle is large, there is no effect.
[0010]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention solves the above-mentioned problems and, when used as a bag-woven airbag, improves the internal pressure retention required for the airbag bag body and at the same time obtains a high-grade quality of the airbag. It is an issue to provide.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
As a result of sharp studies, the present inventors have determined that a space for cutting a weft in the warp direction (for example, a center cut portion is used to dare pull out the warp yarn among the wings in the threading width of the loom of the loom. When we make and weave the part where the warp does not pass through the whole wings of the part that will actually be woven, except the weft-only part), especially the warp density and wing density expressed by the following formula When the following equation is satisfied, it has been found that the effect of solving the above problems is enhanced. Means for solving the above-mentioned problem, that is, the first aspect of the present invention, is when weaving in an air jet loom having a main nozzle for injecting weft yarns to one of the looms and a relay nozzle installed at regular intervals in the weft yarn injection direction. The air jet loom is characterized by weaving a bag woven airbag fabric by making the wings of the part where the relay nozzle is located into the empty wings through which the warp does not pass within the threading width that actually constitutes the woven fabric. It is a weaving method, the second is the weaving method of the air jet loom according to claim 1, wherein the relationship between the warp density, the warp density, and the number of wings represented by the following formula satisfies the following formula:
W = [(dissolution) warp fineness (dtex)] 1/2 x warp density (main / 2.54 cm)
When R = number of wings / 2.54 cm, W ≧ 2000 and 30 ≦ W / R ≦ 150
[0012]
The third is the air jet loom according to claim 1, wherein the ratio of the number of empty wings is 0.5 to 5% of the total number of wings within the threading width that actually constitutes the fabric. weaving method der of Ru.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Here, the present invention will be described in detail. A space for cutting the weft in the warp direction among the wings within the warp thread width (for example, the warp is intentionally removed at the center cut portion, and only the weft is Of the entire wings of the part that will actually become a woven fabric, and the relationship between the warp density and the wing density (W / R) satisfies the following formula: Thus, the present invention has been found to be effective.
That is,
W = [(dissolution) warp fineness (dtex)] 1/2 × warp density (main / 2.54 cm)
R = number of feathers / 2.54cm
In this case, W ≧ 2000 and 30 ≦ W / R ≦ 150
Here, the meaning of W indicates the degree of filling in the warp of the warp yarn, and if it is not more than 2000, gas leakage from the fabric occurs even if the surface coating is temporarily performed when the airbag is deployed, This is inconvenient in terms of maintaining the internal pressure of the bag. As for W / R, when this value is less than 30, the wrinkle density is too high, and the warp tends to rub against the wrinkles, and when it exceeds 150, the wrinkles are within the wrinkles. The warp yarns are entangled and kinked, the warp yarns become poor, and the weft flying defect causes a problem in weaving.
[0014]
In particular, it has been found that it is useful to prevent remarkable warp fluffing by making the wings in the portion where the relay nozzle is located empty and setting the ratio of the number to 0.5 to 5%.
Here, if it is less than 0.5%, the contact of the relay nozzle with the warp yarn cannot be prevented, and there is no effect of suppressing fluff generation. On the other hand, if it exceeds 5%, there are too many empty wings, and when the woven fabric is formed, the empty wings become a streak, resulting in a problem in appearance and physical properties (for example, air permeability).
[0015]
The synthetic fiber constituting the airbag bag body in the present invention is not particularly limited in material, but in particular, an aromatic polyamide fiber such as nylon 66, nylon 6, nylon 46, nylon 12, etc., and an aroma such as aramid fiber. Homopolyesters such as group polyamide fiber, polyethylene terephthalate and polybutylene terephthalate are used. Other examples include wholly aromatic polyesters, ultrahigh molecular weight polyethylene fibers, PPS fibers, and polyether ketone fibers. However, polyester fiber and polyamide fiber (nylon 66, nylon 46, nylon 6) are particularly preferable in consideration of economy. Moreover, in order to improve the process passability in the raw yarn manufacturing process and the post-processing process, these synthetic fibers have no problem even if they contain various additives. For example, antioxidants, heat stabilizers, smoothing agents, antistatic agents, thickeners, flame retardants and the like.
[0016]
The fineness of the unwinding raw yarn forming the woven fabric is not particularly limited, but the unwinding raw yarn forming the fabric is desirably 100 dtex to 700 dtex. If it is less than 100 dtex, the fabric strength is not satisfied, and if it is more than 700 dtex, the fabric becomes rigid and there is a problem in storage properties. The single yarn fineness is preferably 7 dtex or less from the viewpoint of the bending resistance of the woven fabric, and more preferably 4.4 dtex or less.
[0017]
The woven structure is not particularly limited, but in the case of a bag woven fabric, the bag portion (double portion) is preferably a plain weave from the viewpoint of low breathability and tear strength, and the single portion does not impair the weaving property. A woven structure (for example, basket weave, twill weave, etc.) is preferably used from the viewpoint of weaving.
[0018]
【Example】
[0019]
(Example 1)
Using 350 dtex / 108f filament yarn of nylon 66 as the raw yarn, and using an air jet loom with electronic jacquard, the density of the cocoon feather (R) is 23.8 / 2.54 cm, and 5 cocoons of warp The bag woven fabric was woven so that the density of the weaving machine was a weaving density of warp / weft = 61/53 (main / 2.54 cm · bag portion) at the bag portion. At that time, when one wing of the part where the relay nozzle is located is made into one wing, the number of wings occupies 1.2% of the total number of wings within the threading width constituting the woven fabric. is what happened. At that time, W = 2340 and W / R = 98.3. Thereafter, a silicone coating was applied to the fabric surface. Table 1 shows the weaving properties, base fabric properties, quality, etc. at that time.
[0020]
(Example 2)
Nylon 66 470 dtex / 72f filament yarn is used as the raw yarn. In an air jet loom with an electronic jacquard, a cocoon wing density (R) of 21.0 wings / 2.54 cm is used, and 5 warps / Weaving was performed so that the weaving density would be a weaving density of warp / wet = 108/94 (main / 2.54 cm). At that time, when the two wings of the part where the relay nozzle is located are made into two wings, the number of wings occupies 2.7% of the total number of wings within the threading width of the woven fabric. is what happened. At that time, W = 2400 and W / R = 11.4. Table 1 shows the weaving properties, base fabric properties, quality, etc. at that time.
[0021]
(Comparative Example 1)
Using a nylon 66 350 dtex / 108f filament yarn as the raw yarn, and using a cocoon with an jacquard density (R) of 119.0 / 2.54 cm in an air jet loom with electronic jacquard, 1 warp / The bag woven fabric was woven with the wings so that the density of the weaving machine was woven density of warp / weft = 61/53 (mains / 2.54 cm · bag part) in the bag part. At that time, when the wings of the part where the relay nozzle is located are made one wing, the number of wings occupies 0.2% of the total number of wings within the threading width constituting the woven fabric. is what happened.
At that time, W = 2347 and W / R = 19.7. Thereafter, a silicone coating was applied to the fabric surface. Table 1 shows the weaving properties, base fabric properties, quality, etc. at that time.
[0022]
(Comparative Example 2)
Using nylon 66 350 dtex / 108 f filament yarn as the raw yarn, using an air jet loom with electronic jacquard, using a cocoon with a density of 19.6 wings / 2.54 cm, 5 warps / The bag woven fabric was woven with the wings so that the density of the weaving machine was a weaving density of warp / weft = 50/50 (mains / 2.54 cm · bag) at the bag. At that time, when one of the wings where the relay nozzle is located is made empty, the number of wings occupies 1.4% of the total number of wings within the threading width that actually constitutes the fabric. is what happened.
At that time, W was 1910 and W / R was 97.4. Thereafter, a silicone coating was applied to the fabric surface. Table 1 shows the weaving properties, base fabric properties, quality, etc. at that time.
[0023]
(Comparative Example 3)
Using 350 dtex / 108f filament yarn of nylon 66 as the raw yarn, in an air jet loom with electronic jacquard, the density of the cocoon feather (R) is 23.8 / 2.54cm, and 5 cocoons of warp The bag woven fabric was woven so that the density of the weaving machine was a weaving density of warp / weft = 61/53 (main / 2.54 cm · bag portion) at the bag portion. At that time, when the number of wings in the part where the relay nozzle is located is changed to five wings, the number of wings occupies 5.8% of the total number of wings within the threading width of the woven fabric. is what happened. At that time, W = 2340 and W / R = 98.3. Thereafter, a silicone coating was applied to the fabric surface. Table 1 shows the weaving properties, base fabric properties, quality, etc. at that time.
[0024]
[Table 1]
Figure 0004370492
[0025]
As shown in Table 1 above, in Example 1, there is no gas leakage when the airbag is deployed, and the quality required for an airbag as a safety part without warp and generation of warp while maintaining the performance as an airbag. I was satisfied enough. Further, in Example 2, a single woven fabric for industrial material excellent in quality without generation of warp and warp could be obtained. On the other hand, in Comparative Example 1, quality degradation was observed due to frequent occurrence of warp, and in Comparative Example 2, gas leakage during airbag deployment due to lack of W occurred from the fabric and the performance was not satisfactory. In Comparative Example 3, a warp caused by making too many empty feathers and gas leakage from the portion occurred, which was not preferable.
[0026]
【The invention's effect】
According to the present invention, it is possible to obtain internal pressure retention and high quality required for a bag-woven airbag bag body.

Claims (3)

織機の一方に緯糸を噴射するメインノズルと緯糸噴射方向に一定間隔で設置されたリレーノズルを有するエアージェットルームで製織するに際し、実際に織物を構成している筬通し幅内で、リレーノズルがある部分の筬羽を経糸の通っていない空羽にして袋織エアバッグ用織物を製織することを特徴とするエアージェットルームの製織方法。When weaving in an air jet loom that has a main nozzle that injects the weft to one side of the loom and a relay nozzle that is installed at regular intervals in the weft injection direction, the relay nozzle is within the threading width that actually constitutes the fabric. A method of weaving an air jet loom , characterized by weaving a woven fabric for a bag-woven airbag using a certain portion of the wings as empty feathers through which warp does not pass. 次式で表わされる経糸密度、経織密度、および筬羽数の関係が以下の数式を満足する請求項1に記載のエアージェットルームの製織方法。
W=[(解反)経糸繊度(dtex)]1/2×経織密度(本/2.54cm)
R=筬羽数/2.54cmの時、 W≧2000、かつ、30≦W/R≦150
The air jet loom weaving method according to claim 1, wherein the relationship among the warp density, the warp density, and the number of wings expressed by the following formula satisfies the following formula.
W = [(dissolution) warp fineness (dtex)] 1/2 x warp density (main / 2.54 cm)
When R = number of wings / 2.54 cm, W ≧ 2000 and 30 ≦ W / R ≦ 150
空羽数の割合が、実際に織物を構成している筬通し幅内にある全筬羽数のうち、0.5〜5%である請求項1に記載のエアージェットルームの製織方法。The method for weaving an air jet loom according to claim 1, wherein the ratio of the number of empty feathers is 0.5 to 5% of the total number of reed wings within the threading width that actually constitutes the woven fabric.
JP2000109663A 2000-04-11 2000-04-11 Weaving method of air jet loom Expired - Lifetime JP4370492B2 (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000109663A JP4370492B2 (en) 2000-04-11 2000-04-11 Weaving method of air jet loom

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000109663A JP4370492B2 (en) 2000-04-11 2000-04-11 Weaving method of air jet loom

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001295155A JP2001295155A (en) 2001-10-26
JP4370492B2 true JP4370492B2 (en) 2009-11-25

Family

ID=18622322

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000109663A Expired - Lifetime JP4370492B2 (en) 2000-04-11 2000-04-11 Weaving method of air jet loom

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4370492B2 (en)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4553656B2 (en) * 2004-07-28 2010-09-29 旭化成せんい株式会社 Weaving method of high density bag weave base fabric
JP4593307B2 (en) * 2005-02-14 2010-12-08 旭化成せんい株式会社 Weaving method for base fabric for bag-woven airbag
JP4603390B2 (en) * 2005-03-03 2010-12-22 旭化成せんい株式会社 Air Jet Loom Weaving Method for Base Fabric for Bag Woven Airbag

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001295155A (en) 2001-10-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10562483B2 (en) Coated base fabric for an airbag, airbag, and method of producing coated base fabric for an airbag
JP5593010B1 (en) Airbag fabric
JP2014181430A (en) High-density fabric
JP5241165B2 (en) Manufacturing method for air bag base fabric
JP3850234B2 (en) Airbag base fabric and airbag
JP4423853B2 (en) Airbag base fabric and airbag
JP4370492B2 (en) Weaving method of air jet loom
JP5873268B2 (en) High density fabric for airbag and its weaving method
JP4292978B2 (en) Base fabric for bag-woven airbag, method for manufacturing the same, airbag and airbag device
JP3745627B2 (en) High density fabric
JP4354771B2 (en) Airbag woven fabric and curtain airbag
JP2002321585A (en) Hollow weave air bag for side protection
JPH09105047A (en) Woven fabric for noncoated air bag
JP3888495B2 (en) Airbag fabric
JP4258946B2 (en) Bag woven airbag
JP4096299B2 (en) Bag-woven airbag base fabric and bag-woven airbag using the same
JP4553656B2 (en) Weaving method of high density bag weave base fabric
JP4496451B2 (en) Weaving method of high density fabric
JP3830332B2 (en) Airbag base fabric and airbag
WO2022196191A1 (en) Non-coated textile for airbag
JP4830210B2 (en) High density fabric
JP4190740B2 (en) Bag-woven airbag base fabric and bag-woven airbag
JP4374871B2 (en) Bag-woven airbag base fabric, airbag and airbag device
JP2004190158A (en) Air bag base fabric and air bag
JP7533215B2 (en) Airbag fabric, method for producing airbag fabric, and airbag

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070320

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090423

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090511

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090710

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090806

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090819

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120911

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4370492

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120911

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130911

Year of fee payment: 4

EXPY Cancellation because of completion of term