JP4370242B2 - コネクタ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、接続対象に着脱可能に装着されるコネクタ装置に関する。
図22は、従来の技術の配管用コネクタ1を分解して示す斜視図である。図23は、配管用コネクタ1を示す断面図である。配管用コネクタ1は、たとえば特許文献1に示されており、配管をそれぞれ接続可能な2つのコネクタ部材2,3と、リテーナ部材4とを有する。2つのコネクタ部材2,3は、一方のコネクタ部材2に他方のコネクタ3を挿入して接続される。一方のコネクタ部材2には、リテーナ部材4を軸線に垂直な方向に挿入するための挿入孔5が形成されている。他方のコネクタ部材3には、フランジ部6が形成され、リテーナ部材4には、フランジ部6が嵌まり込む嵌合溝7が形成されている。このような配管用コネクタ1では、各コネクタ部材2,3が完全に接続された状態で、つまりコネクタ部材3が図23の第1位置8aにある状態で、嵌合溝7にフランジ6が嵌まり込むようにリテーナ部材4を挿入孔5挿入して、各コネクタ2,3の接続が解除されることを防止できるように構成されている。
この配管用コネクタ1では、たとえば図23に仮想線で示すように、フランジ6が、挿入孔5の外側にある第2位置8bに、コネクタ部材3が配置される状態、したがって各コネクタ部材2,3の接続が不完全な接続であっても、リテーナ部材4を挿入孔5に挿入することができる。したがって作業者が各コネクタ部材2,3の接続が不完全であるにも関わらず、リテーナ部材4が挿入できたことから、各コネクタ部材2,3の接続が完全であると判断してしまい、接続作業の信頼性が低くなってしまう。そこで配管用コネクタ1では、不完全な接続状態では、一方のコネクタ部材2に保持されているOリング9に、他方のコネクタ部材3が挿入されないように構成されており、輸送すべき流体の漏れがあるか否かによって、接続が完全であるか不完全であるか判定できるように構成されている。この構成では、流体を流下させてみなければ接続が完全であるか不完全であるか判定できない。また各コネクタ部材2,3の接続が完全な状態では、他方のコネクタ部材3がOリング9に確実に挿通され、かつ各コネクタ部材2,3の接続が不完全な状態では、他方のコネクタ部材3がOリング9から確実に離脱しているように構成しなければならず、完全な接続状態にあるときと不完全で最も完全な状態に近いときの他方のコネクタ部材3の位置の距離Xを大きくしなければならず、構成が大形化してしまう。
図24は、他の従来の技術の配管用コネクタ10を分解して示す斜視図である。配管用コネクタ10は、図22および図23に示される従来の技術の配管用コネクタ1の不具合を解消可能な構成であり、たとえば特許文献2に示されている。配管用コネクタ10は、配管をそれぞれ接続可能な2つのコネクタ部材12,13と、リテーナ部材14とを有する。2つのコネクタ部材12,13は、一方のコネクタ部材12に他方のコネクタ13を挿入して接続される。一方のコネクタ部材12には、リテーナ部材14を外側から装着される状態、軸線に垂直な方向に変位可能に案内する案内部15が形成されている。他方のコネクタ部材13には、フランジ部16が形成され、リテーナ部材14には、フランジ部16を係止して、各コネクタ部材12,13の接続が解除されることを防止する係止部17が形成されている。
またリテーナ部材14に、係合爪20が形成され、一方のコネクタ部材12に、係合部21が形成されている。これによって各コネクタ部材12,13の接続が不完全な状態では、係合爪20と係合部21とが係合し、リテーナ部材14が各コネクタ部材12,13の接続解除を防止可能な位置に変位することを阻止することができる。各係合爪20には、他方のコネクタ部材13が接続時に挿入される方向下流側になるにつれて、半径方向内方に傾斜する案内面23が形成されており、各コネクタ12,13が完全に接続されると、各係合爪20が案内面23の働きによってフランジ部16に半径方向外方へ押圧されて変形される。これによって係合爪20と係合部21との係合が解除され、リテーナ部材14を、各コネクタ部材12,13の接続解除を防止可能な位置に変位させることができる。このようにして各コネクタ部材12,13が完全に接続されたときだけ、リテーナ部材14を、各コネクタ部材12,13の接続解除を防止可能な位置に変位させることができるように構成されている。したがってリテーナ部材14を各コネクタ部材12,13の接続解除を防止可能な位置に変位させることができるか否かで、各コネクタ部材12,13の接続が完全であるか不完全であるかを容易に判定することができる。
さらに特許文献2と同様の配管用コネクタが、特許文献3に示されている。
特許第317434号公報 特許2004−3588号公報 特開2004−251319号公報
特許文献2に示される従来の技術の配管用コネクタ10では、各コネクタ部材12,13の接続が不完全な状態で、係合部21に係合される係合爪22が、他方のコネクタ部材13を軸線方向に変位させて完全な接続状態とすることによって半径方向外方へ変位されて、係合部21との係合が解除されるように構成されている。この構成では、軸線方向に変位する他方のコネクタ部材13で、係合爪21を半径方向外方へ変形させなければならず、操作性が悪い。またフランジ部16が係合爪21の案内面23に確実に臨んでいなければならず、各部材の高い寸法精度が必要である。
本発明の目的は、コネクタ部材の接続対象に対する接続状態が容易に判定できるとともに、操作性が良好でかつ各部材に要求される寸法精度が低い配管用コネクタを提供することである。
本発明は、(a)接続対象に、軸線方向へ相対的に変位することによって相互に接続されるコネクタ部材と、コネクタ部材が接続対象に接続される状態で、接続が解除されることを防止するリテーナ部材とを備える配管用コネクタであって、
(b)コネクタ部材は、
(b1)コネクタ部材の接続対象に対する接続解除を禁止する禁止位置と、コネクタ部材の接続対象に対する接続および接続解除を許容する許容位置とにわたって変位可能に、リテーナ部材を案内するリテーナ案内部と、
(b2)コネクタ部材の接続対象に対する接続が不完全である場合、リテーナ部材の許容位置から禁止位置への変位を阻止するための変位阻止部とを有し、
(c)リテーナ部材は、
(c1)許容位置にある状態で、許容位置から禁止位置に向かう禁止操作方向上流側から変位阻止部に対向する自然状態にある自然位置と、自然状態から弾性変形されて変位阻止部からずれた変形位置とにわたって、コネクタ部材の軸線方向へ変位可能である変位可不可判定部を有し、
(c2)変位可不可判定部は、リテーナ部材が許容位置にある状態で、コネクタ部材の接続対象に対する接続が不完全である場合、自然位置に配置され、コネクタ部材の接続対象に対する接続が完全である場合、変形位置に配置されるように、接続対象によって操作されることを特徴とする配管用コネクタである。
本発明に従えば、コネクタ部材には、リテーナ案内部が設けられ、リテーナ部材が禁止位置と許容位置とにわたって変位可能に案内される。リテーナ部材が許容位置に配置される状態では、コネクタ部材の接続対象に対する接続および接続解除が可能であり、リテーナ部材が禁止位置に配置される状態では、コネクタ部材の接続対象に対する接続解除が禁止される。
コネクタ部材には、コネクタ部材の接続対象に対する接続が不完全である場合、リテーナ部材の許容位置から禁止位置への変位を阻止するための変位阻止部が設けられ、リテーナ部材には、許容位置に配置されるとき、自然状態では変位阻止部に対向する自然位置に配置され、軸線方向へ弾性変形されることによって変位阻止部からずれる変形位置に配置される変位可不可判定部が設けられている。この変位可不可判定部は、リテーナが許容位置にある状態で、コネクタ部材の接続対象に対する接続が不完全である場合、自然位置に配置され、コネクタ部材の接続対象に対する接続が完全である場合、変形位置に配置されるように、接続対象によって操作される。これによってコネクタ部材の接続対象に対して完全に接続された状態でだけ、変位可不可判定部の変位阻止部による係止が解除され、リテーナ部材を禁止位置まで変位させることができ、不完全な接続状態では、変位可不可判定部が変位阻止部によって係止され、リテーナ部材の禁止位置への変位が阻止される。したがってリテーナ部材を禁止位置に変位させることができるか否かで、コネクタ部材の接続対象に対する接続が完全であるか不完全であるかを容易に判定することができる。
さらにコネクタ部材の接続対象に対する接続状態の判定を容易にするための構成として、コネクタ部材に対して軸線方向に変位させて接続される接続対象によって、変位可不可判定部を軸線方向へ変位させる構成が用いられており、操作性に優れている。しかも変位可不可判定部に接続対象の一部が軸線方向に対向していれば、接続対象による変位可不可判定部の操作が可能であり、高い寸法精度が要求されることはない。このようにコネクタ部材の接続対象に対する接続状態が容易に判定できるとともに、操作性が良好でかつ各部材に要求される寸法精度が低い配管用コネクタを実現することができる。
また本発明は、コネクタ部材の接続対象に対する接続が完全である状態で、リテーナ部材の禁止位置と許容位置との間の変位時に、変位可不可判定部が通過する通路を形成するための通路形成部が設けられることを特徴とする。
本発明に従えば、通路形成部が設けられ、コネクタ部材の接続対象に対する接続が完全である状態で、リテーナ部材の禁止位置と許容位置との間の変位時に、変位可不可判定部の通過する通路が形成される。これによって前述のように操作性向上を目的として、変位可不可判定部を軸線方向へ変位させる構成としても、変位可不可判定部がコネクタ部材と接続対象とによって強固に挟持されてしまうことを防止することができる。したがってリテーナ部材の禁止位置と許容位置との間の円滑な変位を達成することができ、操作性を向上することができる。
また本発明は、リテーナ部材には、禁止位置に配置される状態で、変位可不可判定部が自然状態に復帰できるように、コネクタ部材の変位阻止部が嵌まり込む阻止部配置凹所が形成されることを特徴とする。
本発明に従えば、リテーナ部材には、阻止部配置凹所が形成されており、リテーナ部材が禁止位置に配置される状態で、変位阻止部が阻止部配置凹所に嵌まり込むように構成されている。これによってリテーナ部材が禁止位置に配置される状態で、変位可不可判定部が自然状態に復帰することができる。これによってリテーナ部材に不必要な負荷が作用する状態で配管用コネクタが用いられることを防ぎ、リテーナ部材の経年劣化を抑制し、配管用コネクタの耐久性を高くすることができる。
また本発明は、リテーナ部材が許容位置にある状態で、禁止位置から許容位置に向かう許容操作方向へのリテーナ部材の変位を阻止する脱落防止部が設けられることを特徴とする。
本発明に従えば、脱落防止部が設けられ、リテーナ部材が許容位置にある状態で、禁止位置から許容位置に向かう許容操作方向へリテーナ部材が変位することを阻止することができる。これによってリテーナ部材をコネクタ部材に仮止めして保持させることができ、コネクタ部材を接続対象に対して接続するときに、リテーナ部材が不所望に脱落することを防止することができる。したがって操作性をさらに向上することができる。
また本発明は、リテーナ部材が禁止位置にある状態で、許容位置から禁止位置に向かう禁止操作方向および禁止位置から許容位置に向かう許容操作方向へのリテーナ部材の変位を阻止するリテーナ位置保持部が設けられることを特徴とする。
本発明に従えば、リテーナ位置保持部が設けられ、リテーナ部材が禁止位置にある状態で、許容位置から禁止位置に向かう禁止操作方向および禁止位置から許容位置に向かう許容操作方向へリテーナ部材が変位することを阻止することができる。これによってリテーナ部材が、禁止位置から不所望に変位して脱落することを防止できるとともに、コネクタ部材の接続対象に対する接続が解除されてしまうことを防止することができる。したがって操作性をさらに向上することができる。
本発明によれば、リテーナ部材を禁止位置に変位させることができるか否かで、コネクタ部材の接続対象に対する接続が完全であるか不完全であるかを容易に判定することができる。さらにコネクタ部材の接続対象に対する接続状態の判定を容易にするための構成として、コネクタ部材に対して軸線方向に変位させて接続される接続対象によって、変位可不可判定部を軸線方向へ変位させる構成が用いられており、操作性に優れている。しかも変位可不可判定部と接続対象とは、一部でも軸線方向に対向していれば、変位可不可判定部の操作が可能であり、高い寸法精度が要求されることはない。
また本発明によれば、変位可不可判定部がコネクタ部材と接続対象とによって強固に挟持されてしまうことを防止することができ、リテーナ部材の禁止位置と許容位置との間の円滑な変位を達成して、操作性を向上することができる。
また本発明によれば、リテーナ部材に不必要な負荷が作用する状態で配管用コネクタが用いられることを防ぎ、リテーナ部材の経年劣化を抑制し、配管用コネクタの耐久性を高くすることができる。
また本発明によれば、リテーナ部材をコネクタ部材に仮止めして保持させることができ、コネクタ部材を接続対象に接続するときに、リテーナ部材が不所望に脱落することを防止して、操作性をさらに向上することができる。
また本発明によれば、リテーナ部材が、禁止位置から不所望に変位して脱落することを防止できるとともに、コネクタ部材の接続対象に対する接続が解除されてしまうことを防止して、操作性を向上することができる。
図1は、本発明の実施の一形態のコネクタ装置である配管用コネクタ20を分解して示す斜視図である。配管用コネクタ20は、流体を輸送する輸送路の一部を成す一輸送路部分を、前記輸送路の他の部分を成す他輸送路部分に接続するために用いられる。本実施の形態では、一輸送路部分は、一配管21であり、他輸送路部分は、管部材26である。一配管21は、配管用コネクタ20に接続され、管部材26には、前記輸送路のさらに他の部分を成す他配管22が接続される。したがって配管用コネクタ20は、一配管21を管部材26に接続し、輸送路を形成するために用いられる。流体は、液体燃料、水および油などの液体であってもよいし、燃料ガス、空気および酸素などの気体であってもよい。本実施の形態では、配管用コネクタ20は、ガソリンエンジンを搭載する自動車の燃料系統に用いられ、ガソリンを輸送する輸送路を形成するために用いられる。
配管用コネクタ20は、コネクタ部材25と、リテーナ部材27とを備える。コネクタ部材25およびリテーナ部材27は、その材料について特に限定されるものではなく、合成樹脂、金属、木材などから、輸送すべき流体に対する耐性を有し、かつ配管用コネクタ20が用いられる環境に対する耐性を有する材料が適宜選択され、その材料によって形成される。本実施の形態では、各部材25,27は、合成樹脂から成る。
コネクタ部材25は、中空筒状に形成され、軸線方向一端部25a側の部分に、一配管21が接続される。一配管21は、コネクタ部材25と別体に形成されて、たとえば圧入、ねじ込み、溶接または溶着によって、相互に接続されてもよいし、相互に接続される一体に形成されてもよい。管部材26は、中空筒状に形成され、軸線方向一端部26a側の部分に、他配管22が接続される。他配管22は、管部材26と別体に形成されて、たとえば圧入、ねじ込み、溶接または溶着によって、相互に接続されてもよいし、相互に接続される一体に形成されてもよい。各配管21,22は、ゴムなどから成る可撓性を有する配管であってもよいし、金属などから成る剛性の配管であってもよい。他配管22が剛性の配管であり、管部材26が一体に形成される場合、剛性の管の端部が接続対象の管部材26となり、残余の部分が他配管22になる。
コネクタ部材25は、コネクタ部材25の軸線L25と管部材26の軸線L26とを一致させて、コネクタ部材25の軸線方向他端部25bと管部材26の軸線方向他端部26bとを対向させて配置し、この状態からたとえばコネクタ部材25が管部材26に対して第1方向A1へ変位するように、コネクタ部材25と管部材26とを軸線方向へ相対的に変位させて、管部材26に接続される。本実施の形態では、管部材26の他端部26b側の部分を、コネクタ部材25の他端部25b側の部分に挿入して、相互に接続される。またコネクタ部材25は、管部材26に接続される状態から、たとえばコネクタ部材25が管部材26に対して第2方向A2へ変位するように、コネクタ部材25と管部材26とを軸線方向へ相対的に変位させて、管部材26の他端部26b側の部分を、コネクタ部材25の他端部25b側の部分から抜出し、相互の接続を解除することができる。リテーナ部材27は、コネクタ部材25が管部材26に対して完全に接続される状態で、リテーナ部材27を禁止位置に配置することによって、コネクタ部材25と管部材26との接続が解除されることを防止することができる。第1方向A1は、コネクタ部材25の軸線方向一端部25aから軸線方向他端部25bへ向かう方向である。第2方向A2は、第1方向A1の逆方向であり、コネクタ部材25の軸線方向他端部25bから軸線方向一端部25aへ向かう方向である。
図2は、軸線L25を含む基準仮想平面で切断してコネクタ部材25を示す断面である。図3は、図2の上側から見てコネクタ部材25を示す平面である。図4は、図2の左側から見てコネクタ部材25を示す側面図である。図5は、図2の切断面線S5−S5から見てコネクタ部材25を示す断面図である。コネクタ部材25は、コネクタ本体100の内周部に、スペーサ101を介在させて2つのOリング80が設けられ、内部流体の圧力による各Oリング80の飛出しを抑えるストッパ102が設けられている。このようにコネクタ部材25は、コネクタ本体100の内周部にスペーサ101およびストッパ102が設けられて構成され、2つのOリング80を保持している。スペーサ101およびストッパ102は、コネクタ本体100に、圧入、ねじ込み、接着または溶着して設けられてもよいし、一体に形成されもよい。またスペーサ102は、軸線方向へ変位可能に保持されてもよい。
コネクタ部材25は、軸線方向他端部25bに、リテーナ部材27を案内するためのリテーナ案内部30を有する。リテーナ案内部30は、コネクタ本体100に形成される。リテーナ案内部30には、基準仮想平面に沿って軸線L25と垂直に、案内方向B1,B2へ延びて貫通する案内孔31が形成され、基準仮想平面に垂直な方向(以下「基準面垂直方向」という場合がある)両側から案内孔31を挟むように設けられる側方案内壁32,33と、軸線方向両側から案内孔31を挟むように設けられる軸方向案内壁34,35とが設けられている。
このリテーナ案内部30は、リテーナ部材27を案内孔31に嵌まり込ませ、各案内壁32〜35によって案内方向B1,B2と交差する方向の変位を阻止した状態で、コネクタ部材25の管部材26に対する接続解除を禁止する禁止位置37と、コネクタ部材25の管部材26に対する接続および接続解除を許容する許容位置38とにわたって、案内方向B1,B2へ変位可能に、リテーナ部材27を案内する。禁止位置37は、リテーナ部材27の軸線L27がコネクタ部材25の軸線L25と一致する位置であり、許容位置38は、リテーナ部材27の軸線L27がコネクタ部材25の軸線L25がずれた位置である。案内方向の一方が、許容位置38から禁止位置37に向かう禁止操作方向B1であり、案内方向の他方が、禁止位置37から許容位置38に向かう許容操作方向B2である。
またコネクタ部材25には、コネクタ部材25の管部材26に対する接続が不完全である場合、リテーナ部材27の許容位置38から禁止位置37への変位を阻止するための変位阻止部40,41が設けられる。各変位阻止部40,41は、各側方案内壁32,33にそれぞれ一体に形成されて、各側方案内壁32,33から案内孔31に向けて突出している。各変位阻止部40,41は、各側方案内壁32,33の禁止操作方向B1寄りの端部かつ軸線方向の中間位置に形成されている。
さらにストッパ102には、軸線方向一端部25a側に配置される軸方向案内壁34から軸線方向へ案内孔31に向けて突出する位置決め突起42,43がそれぞれ形成されている。この位置決め突起42,43は、コネクタ部材25と管部材26とが、正規の位置に配置されて、完全な接続状態で接続されるように、コネクタ部材25と管部材26とを正規の位置に位置決めするための手段である。各位置決め突起42,43は、周方向に関して基準仮想平面と交差する位置付近にだけ形成されている。したがって各位置決め突起42,43は、基準面垂直方向の中央位置付近に形成されている。
図6は、リテーナ部材27を示す正面図である。図7は、図6の左側から見てリテーナ部材27を示す側面図である。図8は、図7の切断面線S8−S8から見てリテーナ部材27を示す断面図である。リテーナ部材27は、軸線L27に垂直な一方向C1に開放し、軸線方向に見た形状が大略的にU字状の部材である。リテーナ部材27は、軸線L27の前記一方向C1と反対の他方向C2側に、軸線L27ならびに一方向C1および他方向C2に垂直な方向(図7の左右方向、以下「幅方向」という場合がある)に延びる基部44を有する。基部44の幅方向両端部には、一方向C1へ突出するように、解除阻止片49,50が形成され、各解除阻止片49,50に挟まれるようにして、軸線方向に貫通する挿通孔110が形成されている。
また基部44の幅方向両端部には、各解除阻止片49,50から外方側に間隔をあけて、一方向C1へ突出するように、係止爪部45,46およびチェック爪部47,48がそれぞれ形成される。幅方向一方の係止爪部45とチェック爪部47とは軸線方向に間隔をあけ、係止爪部45が軸線方向一方側に配置されるように設けられ、幅方向他方の係止爪部46とチェック爪部48とは軸線方向に間隔をあけ、係止爪部46が軸線方向一方側に配置されるように設けられる。
各係止爪部45,46は、先端部分に外方に向けて突出する係止片51,52がそれぞれ形成されている。各チェック爪部47,48は、先端部分に一方向C1へ向かうにつれて各係止爪部45,46に近づくように傾斜する当接片53,54がそれぞれ形成されている。
再び図1を参照して、管部材26には、軸線方向他端部26bから間隔をあけた位置に、周方向全周にわたって延びる突条の外向きのフランジ部55が形成されている。フランジ部55は、少なくともフランジ部55よりも軸線方向他端部26b側の部分よりも半径方向外方へ突出するとともに、フランジ部55に軸線方向一端部26a側で隣接する部分よりも半径方向外方に突出している。
図9は、リテーナ部材27が許容位置38にある状態で軸線方向他端部25b側から見て案内部30を示す側面図である。図10は、図9と同じ側から見て案内部30を示す断面図であり、図11の切断面線S10−S10で切断した断面を示す。図11は、図10の切断面線S11−S11から見て案内部30を示す断面図である。図12は、リテーナ部材27が許容位置38にある状態で禁止操作方向B1下流側から見て案内部30を示す平面図である。リテーナ部材27は、案内部30に対して解除操作方向B2側に配置された状態から禁止操作方向B1へ変位されて、部分的に案内孔31内に嵌まり込むことによって、許容位置38に配置される。リテーナ部材27は、一方向C1が禁止操作方向B1と一致しかつ他方向C2が解除操作方向B2と一致し、さらに各係止爪部45,46が、コネクタ部材25の他端部25b側(第1方向A1側)に配置される状態で、案内部30に保持され、その姿勢を保って案内方向B1,B2へ案内される。
コネクタ部材25およびリテーナ部材27の少なくともいずれか一方には、リテーナ部材27が許容位置38にある状態で、許容操作方向B2へのリテーナ部材27の変位を阻止する脱落防止部が設けられる。脱落防止部は、コネクタ部材25およびリテーナ部材27のいずれか一方にだけ形成される構成でもよいが、本実施の形態では、リテーナ部材27の係止爪部45,46と、案内部30に形成される仮係止部分60,61とによって実現される。
案内部30の各側方案内壁32,33には、互いに遠ざかる方向へ、したがって基準面垂直方向両外方へ凹む係止凹所57,58がそれぞれ形成され、各係止凹所57,58に解除操作方向B2側から臨む部分が仮係止部分60,61となる。リテーナ部材27が許容位置にある状態で、各係止爪部45,46は、各係止片51,52が各係止凹所57,58に嵌まり込み、各仮係止部分60,61にそれぞれ係止される。これによってリテーナ部材27は、許容位置38にある状態で、許容操作方向B2への変位が阻止され、案内部30に仮止めされて案内部30からの脱落が阻止される。
さらに各係止爪部45,46は、互いに近づくように幅方向内方側へ向けて弾発的に変形可能である。リテーナ部材27は、各係止爪部45,46を弾性変形させて、許容位置38まで案内孔31に挿入変位させることができる。各係止爪部45,46の係止片51,52には、禁止操作方向B1に向かうにつれて幅方向内方へ傾斜する案内面120,121がそれぞれ形成されており、リテーナ部材27を案内孔31に挿入すれば、各案内面120,121の働きによって各係止爪部45,46は変形するので、挿入操作は容易である。
リテーナ部材27は、変位可不可判定部として、前述の各チェック爪部47,48を有している。各チェック爪部47,48は、許容位置38にある状態で自然状態にあると、各当接片53,54が、禁止操作方向B1上流側から変位阻止部40,41に対向する自然位置63にあり、自然状態からコネクタ部材25の軸線方向他端部25bから軸線方向一端部25aに向かう軸線方向(第2方向A2)へ変形することができる。自然状態から弾性変形された位置が変形位置64であり、各当接片53,54が変位阻止部40,41に対して軸線方向(第2方向A2)へずれた位置である。このように各チェック爪部47,48は、自然位置63と変形位置64とにわたって、コネクタ部材25およびリテーナ部材27の軸線方向へ変位可能である。
各チェック爪部47,48が自然位置にある状態では、各変位阻止部40,41と、各チェック爪部47,48が互いに当接し、言い換えるならば互いに係合し、リテーナ部材27の第1コネクタク部材25に対する禁止操作方向B1への変位が阻止される。また各チェック爪部47,48が変形位置にある状態では、各変位阻止部40,41と、各チェック爪部47,48が互いに当接することがなく、言い換えるならば互いの係合が解除され、リテーナ部材27のコネクタ部材25に対する禁止操作方向B1への変位阻止が解除され、変位が許容される状態となる。
各チェック爪部47,48は、リテーナ部材27が許容位置38にある状態で、コネクタ部材25の管部材26に対する接続が不完全である場合、自然位置63に配置され、コネクタ部材25の管部材26に対する接続が完全である場合、変形位置64に配置されるように、管部材26具体的にはフランジ部55によって操作される。逆に言えば、管部材26のフランジ部55は、各チェック爪部47,48を、前述のように変位操作する操作部として機能する。コネクタ部材25と管部材26との完全な接続状態は、コネクタ部材25と管部材26とが正規の位置に配置されて接続される状態であり、コネクタ部材25と管部材26との不完全な接続状態は、コネクタ部材25と管部材26とが前記正規の位置でない位置に配置される状態である。具体的には不完全な接続状態では、正規の位置にある状態に比べて、コネクタ部材25が管部材26に対し第2方向A2へ変位した位置にある。
コネクタ部材25と管部材26とが同軸に配置される場合のフランジ部55の最外周面を軸線方向へ延長した仮想円筒面を想定した場合、リテーナ部材27が許容位置38に配置される状態で、軸線方向一端部25a側に配置される軸方向案内壁34よりも第1方向A1側において、仮想円筒面よりも内方の領域には、各当接片53,54の少なくとも一部が配置され、各位置決め突起42,43の少なくとも一部が配置される。各チェック爪部47,48および各位置決め突起42,43を除く他の構成は、前記仮想円筒面よりも内方の領域には配置されていない。また各係止爪部45,46および各変位阻止部40,41は、コネクタ部材25を管部材26に接続するときに、管部材26のフランジ部55よりも軸線方向他端部26b側の部分に干渉しない位置に配置されている。
図13は、コネクタ部材25の管部材26に対する接続動作を説明するための断面図である。コネクタ部材25と管部材26とを接続するにあたっては、図9〜図12に示すように、リテーナ部材27をコネクタ部材25に仮止めした状態にする。配管用コネクタ20は、製造工場において、リテーナ部材27がコネクタ部材25に仮止めされ、この状態で出荷される。したがって現場では、作業者は、仮止めされた状態から作業を開始することになる。
現場では、リテーナ部材27が仮止めされているコネクタ部材25と、管部材26とを、同軸にかつ軸線方向他端部25b,26b同士を対向させて配置し、この状態からコネクタ部材25が、管部材26に対して近づく第1方向A1へ変位するように、コネクタ部材25と管部材26とを軸線方向へ相対的に変位させて、管部材26の他端部26b側の部分を、コネクタ部材25の他端部25b側の部分に挿入する。
このように管部材26をコネクタ部材25に挿入してゆくと、やがて図13(1)に示すように、フランジ部55が各チェック爪部47,48の各当接部53,54に当接する。図13(1)に示す状態では、各チェック爪部47,48は自然状態にある自然位置63にある。この状態では、コネクタ部材25と管部材26との接続は、また不完全な状態である。
この状態からさらに、コネクタ部材25を、管部材26に対して第1方向A1へ変位させると、各チェック爪部47,48は、各当接部53,54がフランジ部55によって、コネクタ部材25に対する管部材26の変位方向と同一の方向へ、したがって第2方向A2へ押圧される。これによって図13(2)に示すように、各チェック爪部47,48は、第2方向A2へ、基端部で湾曲するように変形する。このようにして各チェック爪部47,48は、弾性変形されて変形位置64に変位され、各変位阻止部40,41から第2方向A2へずれる。各チェック爪部47,48の変形に必要な力は、完全な接続状態ある管部材26を、各Oリング80によって保持する力より小さく設定される。これによって管部材26が、変形位置64から自然位置63に復帰しようとする各チェック爪部47,48のばね力(弾性回復力)で押し戻されることがなくなり、作業者が手を離しても、コネクタ部材25と管部材26との完全な接続状態が維持でき、作業性を向上することができる。
管部材26が、各チェック爪部47,48を変形位置64に変位させることができる状態で、コネクタ部材25と管部材26とは、正規の位置に配置され、接続が完全な状態となる。接続が完全な状態となると、コネクタ部材25の内周部に保持される各Oリング80を、管部材25が確実に挿通し、コネクタ部材25が管部材26に、流体が漏れないように密に接続される。
図14は、図13(2)に示す状態で、図13の上側から見て案内部30を示す平面図である。コネクタ部材25には、コネクタ部材25と管部材26との接続が完全である状態で、リテーナ部材27の禁止位置37と許容位置38との間の変位時に、各チェック爪部47,48が通過する通路70を形成するための通路形成部が設けられる。通路形成部は、本実施の形態では、各位置決め突起42,43によって実現される。
具体的に述べると、コネクタ部材25のストッパ102には、前述のように位置決め突起42,43がそれぞれ形成されている。コネクタ部材25が管部材26に対して第1方向A1へ変位されて、フランジ部55に各位置決め突起42,43が当接すると、その位置で、コネクタ部材25の管部材26に対する第1方向A1への変位が阻止される。この状態で、コネクタ部材25と管部材26とは、正規の位置に配置され、コネクタ部材25の軸線方向一端部25a側に配置される軸方向案内壁(以下「一端部側案内壁」という場合がある)34とフランジ部55との間に、各位置決め突起42,43の両側において、通路70となるすき間が形成される。
配管用コネクタ20の各部材25,27は、一端部側案内壁34と各変位阻止部40,41との間の軸線方向の距離Dxと、各位置決め突起42,43の一端部側案内壁34からの軸線方向の突出距離Dyと、各チェック爪部47,48の厚み寸法Dzとが、次式(1)で示される関係を満たす寸法に、それぞれ形成される。
Dx>Dy>Dz …(1)
突出距離Dyは、位置決めされた状態における一端部側案内壁34とフランジ部55との距離(すき間寸法)であり、通路70の軸線方向の寸法でもある。このような寸法構成によって、各チェック爪部47,48がフランジ部55によって軸線方向へ変位操作される構成において、コネクタ部材25を管部材26に対して正規の位置に容易に位置決めできるようにしたうえで、各チェック爪部47,48が、一端部側案内壁34とフランジ部55とに強固に挟まれることを防ぎ、各チェック爪部47,48の通路70を、一端部側案内壁34と各変位阻止部40,41との間に形成することができる。したがって本実施の形態では、各位置決め突起42,43が、通路形成部に相当する。
再び図13を参照して、図13(2)に示す状態から、リテーナ部材27を禁止操作方向B1へ向けて押圧すると、図13(3)に示すように、各チェック爪部47,48が、一端部側案内壁34およびフランジ部55に案内されて通路70を通過するようにして、リテーナ部材27が禁止操作方向B1へ変位される。このとき各係止爪部45,46は、各係止片51,52の各案内面120,121の働きによって変形して、コネクタ部材25の軸線方向他端部25b側に配置される軸方向案内壁35と各変位阻止部40,41との間を通過する。リテーナ部材27は、このように禁止操作方向B1へ変位して、図13(4)に示すように禁止位置37に配置される。
図15は、図13の切断面線S15−S15から見て配管用コネクタ20を示す断面図である。リテーナ部材27には、コネクタ部材25と管部材26との接続解除を防止する解除防止部が設けられる。解除防止部は、本実施の形態では、各解除阻止片49,50によって実現される。
具体的には、リテーナ部材27が禁止位置に配置される状態では、管部材26のフランジ部55に軸線方向一端部26a側で隣接する部分が、各解除阻止片49,50間に嵌まり込み、挿通孔110を挿通する状態で、コネクタ部材25、管部材26、リテーナ部材27が同軸になるように配置されている。この状態で各解除阻止片49,50が、フランジ部55の第1方向A1側に配置される。したがって各解除阻止片49,50によって管部材26が係止され、コネクタ部材25の管部材26に対する第2方向A2への変位が阻止される。このようにしてコネクタ部材25と管部材26との接続が解除されることを防止することができる。したがって本実施の形態では、各解除阻止片49,50が、解除防止部に相当する。
またコネクタ部材25およびリテーナ部材27の少なくともいずれか一方には、リテーナ部材27が禁止位置37にある状態で、案内方向B1,B2へのリテーナ部材の変位を阻止するリテーナ位置保持部が設けられる。リテーナ位置保持部は、コネクタ部材25およびリテーナ部材27のいずれか一方にだけ形成される構成でもよいが、本実施の形態では、1つめの組合わせてとして、係止爪部45,46と、案内部30に形成される本係止部分71,72と、各変位阻止片40,41とによって実現され、また2つめの組合わせてとして各解除阻止片49,50によって実現される。いずれか一方の組合わせだけが設けられる構成でもよいが、本実施の形態では両方が設けられる。
具体的には、リテーナ部材27が禁止位置37にある状態で、各係止爪部45,46は、各係止片51,52が、各側方案内壁32,33の禁止操作方向B1の端部の一部から成る本係止部分71,72に係止される。これによってリテーナ部材27は、解除操作方向B2への変位が阻止される。また各係止片45,46には、各変位阻止部40,41に禁止操作方向B1上流側から臨む位置保持用突起75,76が形成されている。各変位阻止部40,41と、各位置保持用突起75,76とが係合することによって、リテーナ部材27は、禁止操作方向B1への変位が阻止される。このようにして、リテーナ部材27の案内方向B1,B2の変位が阻止される。したがって本実施の形態では、係止爪部45,46と、案内部30に形成される本係止部分71,72と、各変位阻止片40,41とが、リテーナ位置保持部に相当する。
また本実施の形態では、各解除阻止片49,50は、管部材26のフランジ部55に軸線方向一端部26a側で隣接する部分に、周方向の180度以上の範囲にわたって当接するように構成されている。これによってリテーナ部材27は、管部材26に対して、案内方向B1,B2を含む、軸線と交差する方向への変位が阻止される。このような構成も、リテーナ位置保持部と同様の機能を有している。したがって本実施の形態では、各解除阻止片49,50もまた、リテーナ位置保持部に相当する。
またリテーナ部材27には、禁止位置37に配置される状態で、各チェック爪部47,48が自然状態に復帰できるように、管部材25の各変位阻止部40,41が嵌まり込む阻止部配置凹所77,78が形成されている。各阻止部配置凹所77,78は、各係止爪部45,46と、各チェック爪部47,48との間に形成される溝状の空間の一部によって実現される。各係止爪部45,46の各位置保持用突起75,76よりも先端部側の部分と、各チェック爪部47,48の当接部53,54を除く部分とは、各チェック爪部45,46が自然状態にある状態で、各変位阻止部40,41が嵌まり込むことができる寸法の間隔をあけており、各係止爪部45,46の各位置保持用突起75,76よりも先端部側の部分と、各チェック爪部47,48の当接部53,54を除く部分とに挟まる空間部分が、各阻止部配置凹所77,78となる。リテーナ部材27が禁止位置37に配置される状態では、各変位阻止部40,41が各阻止部配置凹所77,78に嵌まり込み、各当接部53,54がフランジ部55を禁止操作方向B1へ乗り越えた位置に配置されるので、各チェック爪部47,48には外力が作用せず、各チェック爪部47,48は、自然状態である自然位置63に復帰している。
また各係止爪部45,46の本係止部分71,72に対する係止を解除した状態で、リテーナ部材27を解除操作方向B2へ押圧することによって、リテーナ部材27を解除方向B2へ変位させて、許容位置38に配置することができる。このようにリテーナ部材27を許容位置に配置して、コネクタ部材25を管部材26に対して第2方向A2へ変位させることによって、コネクタ部材25と管部材26との接続を解除することができる。このような接続および接続解除動作は、作業者が手作業でも実行することができる。
また配管用コネクタ20では、リテーナ部材27の各チェック爪部47,48は、容易に軸線方向へ弾性変形可能であり、かつリテーナ部材27が禁止位置37に配置される状態で、コネクタ部材25を管部材26に対して第2方向A2へ変位させたときに、作用する引張力に耐え得るように、ASTM D790に準拠する曲げ弾性率が1000MPa〜10GPaである材料から成ることが好ましく、本実施の形態では、リテーナ部材27は、前記弾性率を有する熱可塑性合成樹脂から成る。
また配管用コネクタ20では、コネクタ部材25の案内部30は、コネクタ部材25と管部材26とが接続され、リテーナ部材27が禁止位置37に配置される状態で、コネクタ部材25を管部材26に対して第2方向A2へ変位させたときに、各方向に作用する引張力に耐え得るように、JIS K6251に準拠する引張硬度が60MPa以上、ASTM D790に準拠する曲げ強度が75MPa以上である材料から成ることが好ましく、本実施の形態では、コネクタ部材25は、前記強度を有する熱可塑性合成樹脂から成る。コネクタ部材25の材料としては、前述のような燃料配管系統に用いることを想定して燃料バリア性を必要とする場合、ポリブチレンナフタレート、ポリアミド6T、ポリフタルアミド、ポリアミド9T、ポリメタキシリレンジアパミド、ポリフェニレンサルファイドなどが好ましく用いられる。また燃料配管系統に用いるなど使用環境における加熱を想定し、または高温塗装処理などの車両組立時の加熱を想定して耐熱性を必要とする場合、ポリアミド66、ポリアミド6/12、ポリブチレンテレフタレート、ポリブチレンナフタレート、ポリアミド46、ポリアミド6T、ポリフタルアミド、ポリアミド9T、ポリメタキシリレンジアパミド、ポリフェニレンサルファイドなどが好ましく用いられる。
以上説明したような本実施の形態によれば、コネクタ部材25には、各変位阻止部40,41が設けられ、リテーナ部材27には、各チェック爪部47,48が設けられる。これによってコネクタ部材25と管部材26とが完全に接続された状態でだけ、各チェック爪部47,48の各変位阻止部40,41による係止が解除され、リテーナ部材27を禁止位置37まで変位させることができ、不完全な接続状態では、各チェック爪部47,48が変位阻止部によって係止され、リテーナ部材27の禁止位置37への変位が阻止される。したがってリテーナ部材27を禁止位置37に変位させることができるか否かで、コネクタ部材25と管部材26との接続が完全であるか不完全であるかを容易に判定することができる。
さらにコネクタ部材25と管部材26との接続状態の判定を容易にするための構成として、コネクタ部材25に対して軸線方向に変位させて接続される管部材26によって、各チェック爪部47,48が軸線方向へ変位操作される構成が用いられており、操作性に優れ、確実に作動させることができる。しかも各チェック爪部47,48が、フランジ部55に対して、一部でも軸線方向に対向していれば、フランジ部55による各チェック爪部47,48の操作が可能であり、高い寸法精度が要求されることはない。このようにコネクタ部材25と管部材26との接続状態が容易に判定できるとともに、操作性が良好でかつ各部材25,27に要求される寸法精度が低い配管用コネクタ20を実現することができる。
また各チェック爪部47,48は、先端部の当接部53,54が、先端に向かうにつれて、フランジ部55によって操作される操作方向とは逆方向へ傾斜するように構成されており、コネクタ部材25と管部材26との接続が不完全であり、当接部53,54が各変位阻止部40,41に対向する状態では、リテーナ部材27に禁止操作方向B1の大きな外力が作用したとしても、各チェック爪部47,48が変形位置64に向けて変位するように変形してしまうことがない。むしろ各チェック爪部47,48は、変形位置64とは反対の各係止爪部45,46方向へ変位する力を受ける。したがって仮に変形したとしても、当接部53,54が各係止爪部45,46に当接する位置までであり、各当接部53,54が変位阻止部40,41に対向する状態が確実に維持される。したがってコネクタ部材25と管部材26の接続が不完全である状態では、リテーナ部材27の禁止操作方向B1への変位を確実に阻止することができる。
またコネクタ部材25と管部材26との接続が完全である状態で、リテーナ部材の禁止位置37と許容位置38との間の変位時に、各チェック爪部47,48の通過する通路70が、通路形成部によって形成される。これによって前述のように操作性向上を目的として、各チェック爪部47,48を軸線方向へ変位させる構成としても、各チェック爪部47,48がコネクタ部材25と管部材26とによって強固に挟持されてしまうことを防止することができる。したがってリテーナ部材27の禁止位置37と許容位置38との間の円滑な変位を達成することができ、操作性を向上することができる。
またリテーナ部材27には、阻止部配置凹所77,78が形成されており、リテーナ部材27が禁止位置37に配置される状態で、変位阻止部40,41が阻止部配置凹所77,78に嵌まり込むように構成されている。これによってリテーナ部材27が禁止位置37に配置される状態で、各チェック爪部47,48が自然状態に復帰することができる。これによってリテーナ部材27に不必要な負荷が作用する状態で配管用コネクタ20が用いられることを防ぎ、リテーナ部材27の経年劣化を抑制し、配管用コネクタ20の耐久性を高くすることができる。
また脱落防止部が設けられ、リテーナ部材27が許容位置38にある状態で、許容操作方向B2へリテーナ部材27が変位することを阻止することができる。これによってリテーナ部材27をコネクタ部材25に仮止めして保持させることができ、コネクタ部材25と管部材26とを接続するときに、リテーナ部材27が不所望に脱落することを防止することができる。したがって操作性をさらに向上することができる。
また脱落防止部が設けられるとともに、コネクタ部材25と管部材26との接続が不完全な状態では、リテーナ部材27が禁止位置37に変位しないように構成されているので、工場においてリテーナ部材27をコネクタ部材25に仮止めして現場に搬入するようにしても、搬送中に、搬送に伴って加わる外力で、リテーナ部材27がコネクタ25から脱落したり、禁止位置37に変位してしまったりする不具合を防ぐことができる。したがって現場で作業しやすい状態で、配管用コネクタ20を現場に搬入することができる。
またリテーナ位置保持部が設けられ、リテーナ部材27が禁止位置37にある状態で、禁止操作方向B1および許容操作方向B2へリテーナ部材27が変位することを阻止することができる。これによってリテーナ部材27が、禁止位置37から不所望に変位して脱落することを防止できるとともに、コネクタ部材25と管部材26との接続が解除されてしまうことを防止することができる。したがって操作性をさらに向上することができる。
またリテーナ部材27は、案内部30の案内孔31に挿入される構成であり、各係止爪部45,46、各チェック爪部47,48および各解除阻止片49,50が、案内部30によって外方から覆われる構成である。したがって外的に加えられる衝撃などに対して、各係止爪部45,46、各チェック爪部47,48および各解除阻止片49,50が損傷しにくい、耐久性の高い構成を実現できる。配管用コネクタ20は、前述の自動車の燃料系統に用いられる場合など、外部に露出し、石、工具を含む他の物品などが衝突しやすい環境で用いられるが、このような環境下で好適に用いることができる。また前述のようにリテーナ部材27をコネクタ部材25に仮止めして搬入するときの搬送に伴う外力が、各係止爪部45,46および各チェック爪部47,48に加わりにくくすることができ、損傷しにくくできることはもちろん、さらに加えて、各係止爪部45,46および各チェック爪部47,48が不所望に操作されることを防ぎ、リテーナ部材27の脱落およびリテーナ部材27の禁止位置37への変位を確実に防ぐことができる。
図16は、本発明の実施の他の形態の配管用コネクタ20Bを、コネクタ部材25と管部材26とが離脱される状態で示す正面図である。図17は、図16の左側から見て配管用コネクタ20Bを示す側面図である。図18は、配管用コネクタ20Bを、各チェック爪部47,48が変形位置64に変位操作された状態で示す正面図である。図19は、図18の左側から見て配管用コネクタ20Bを示す側面図である。図20は、配管用コネクタ20Bを、リテーナ部材27が禁止位置37に配置される状態で示す正面図である。図21は、図20の左側から見て配管用コネクタ20Bを示す側面図である。図1〜図15の配管用コネクタ20と対応する構成には同一の符号を付し、同様の構成は、説明を省略する。
図16〜図21に示す配管用コネクタ20Bでは、リテーナ部材27は、各係止爪部45,46および各チェック爪部47,48が、基本的に案内部30の外側に配置される状態で、案内部30に保持されている。したがって各係止爪部45,46の各係止片51,52は、基準面垂直方向内方に向けて突出し、各側方案内壁32,33に外側から係止するように構成されている。また各チェック爪部47,48は、各当接部53,54が、各側方案内壁32,33に形成される孔130を挿通して案内部30内に部分的に突入するように構成されている。
このような構成の配管用コネクタ20Bは、各係止爪部45,46および各チェック爪部47,48が案内部30内に挿入されて保護される効果は達成されないが、その他の効果については、図1〜図15の配管用コネクタ20と同様の効果を達成することができる。
前述の各実施の形態は、本発明の例示に過ぎず構成を変更することができる。たとえばコネクタ部材25は、軸線方向一端部25aが、たとえば燃料タンクなどの容器または弁などの流体を取扱うまたは流体を利用する装置に、接続(一体に形成される場合を含む)される構成であってもよい。また接続対象となる管部材26が、燃料タンクなどの容器または弁などの流体を取扱うまたは流体を利用する装置に、接続(一体に形成される場合を含む)される構成であってもよい。このような場合、前記装置は、輸送路を形成する輸送部分に相当する。またたとえば各配管用コネクタ20,20Bは、前述のような燃料配管系統に代えて、純水を含む水を輸送する水回り配管用として用いられてもよい。この場合、クリーン性・耐水性が要求されるならば、前述のような強度を考慮し、コネクタ部材25の材料としては、ポリプロピレン、ポリフェニレンエーテル(変性)などが好ましく用いられる。
本発明の実施の一形態の配管用コネクタ装置20を分解して示す斜視図である。 軸線L25を含む基準仮想平面で切断してコネクタ部材25を示す断面である。 図2の上側から見てコネクタ部材25を示す平面である。 図2の左側から見てコネクタ部材25を示す側面図である。 図2の切断面線S5−S5から見てコネクタ部材25を示す断面図である。 リテーナ部材27を示す正面図である。 図6の左側から見てリテーナ部材27を示す側面図である。 図7の切断面線S8−S8から見てリテーナ部材27を示す断面図である。 リテーナ部材27が許容位置38にある状態で軸線方向他端部25b側から見て案内部30を示す側面図である。 図9と同じ側から見て案内部30を示す断面図であり、図11の切断面線S10−S10で切断した断面を示す。 図10の切断面線S11−S11から見て案内部30を示す断面図である。 リテーナ部材27が許容位置38にある状態で禁止操作方向B1下流側から見て案内部30を示す平面図である。 コネクタ部材25の管部材26に対する接続動作を説明するための断面図である。 図13(2)に示す状態で、図13の上側から見て案内部30を示す平面図である。 図13の切断面線S15−S15から見て配管用コネクタ20を示す断面図である。 本発明の実施の他の形態の配管用コネクタ20Bを、コネクタ部材25と管部材26とが離脱される状態で示す正面図である。 図16の左側から見て配管用コネクタ20Bを示す側面図である。 配管用コネクタ20Bを、各チェック爪部47,48が変形位置64に変位操作された状態で示す正面図である。 図18の左側から見て配管用コネクタ20Bを示す側面図である。 配管用コネクタ20Bを、リテーナ部材27が禁止位置37に配置される状態で示す正面図である。
図20の左側から見て配管用コネクタ20Bを示す側面図である。 従来の技術の配管用コネクタ1を分解して示す斜視図である。 配管用コネクタ1を示す断面図である。 他の従来の技術の配管用コネクタ10を分解して示す斜視図である。
符号の説明
20 配管用コネクタ
25 コネクタ部材
26 管部材
27 リテーナ部材
30 案内部
31 案内孔
32〜35 案内壁
40,41 変位阻止部
42,43 位置決め用突起
45,46 係止爪部
47,48 チェック爪部
49,50 解除阻止片
51,52 係止片
53,54 当接部
55 フランジ部
70 通路
77,78 阻止部配置凹所

Claims (5)

  1. (a)接続対象に、軸線方向へ相対的に変位することによって接続されるコネクタ部材と、コネクタ部材が接続対象に接続される状態で、接続が解除されることを防止するリテーナ部材とを備えるコネクタ装置であって、
    (b)コネクタ部材は、
    (b1)コネクタ部材の接続対象に対する接続解除を禁止する禁止位置と、コネクタ部材の接続対象に対する接続および接続解除を許容する許容位置とにわたって変位可能に、リテーナ部材を案内するリテーナ案内部と、
    (b2)コネクタ部材の接続対象に対する接続が不完全である場合、リテーナ部材の許容位置から禁止位置への変位を阻止するための変位阻止部とを有し、
    (c)リテーナ部材は、
    (c1)許容位置にある状態で、許容位置から禁止位置に向かう禁止操作方向上流側から変位阻止部に対向する自然状態にある自然位置と、自然状態から弾性変形されて変位阻止部からずれた変形位置とにわたって、コネクタ部材の軸線方向へ変位可能である変位可不可判定部を有し、
    (c2)変位可不可判定部は、リテーナ部材が許容位置にある状態で、コネクタ部材の接続対象に対する接続が不完全である場合、自然位置に配置され、コネクタ部材の接続対象に対する接続が完全である場合、変形位置に配置されるように、接続対象によって操作されることを特徴とするコネクタ装置。
  2. コネクタ部材の接続対象に対する接続が完全である状態で、リテーナ部材の禁止位置と許容位置との間の変位時に、変位可不可判定部が通過する通路を形成するための通路形成部が設けられることを特徴とする請求項1記載のコネクタ装置。
  3. リテーナ部材には、禁止位置に配置される状態で、変位可不可判定部が自然状態に復帰できるように、コネクタ部材の変位阻止部が嵌まり込む阻止部配置凹所が形成されることを特徴とする請求項1または2記載のコネクタ装置。
  4. リテーナ部材が許容位置にある状態で、禁止位置から許容位置に向かう許容操作方向へのリテーナ部材の変位を阻止する脱落防止部が設けられることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のコネクタ装置。
  5. リテーナ部材が禁止位置にある状態で、許容位置から禁止位置に向かう禁止操作方向および禁止位置から許容位置に向かう許容操作方向へのリテーナ部材の変位を阻止するリテーナ位置保持部が設けられることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のコネクタ装置。
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