JP4370131B2 - コンピュータ操作記録再生方法 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば講演、講義、会議などにおけるコンピュータの操作を、再生可能に記録するコンピュータ操作記録再生方法に関する。
従来より、コンピュータの操作を記録する方法がいくつか提案されている。
例えば特許文献1のものは、パソコンファイル画像のCRT出力を記録して再生するものである。
また、特許文献2のものは、予めワーク領域に会議資料を提示し、提示された資料から得られる静止画像データ、動画像データ及び音声データを含む電子会議データを記録媒体に記録するものである。
また、特許文献3のものは、管理サーバがマウス操作などをトリガとして、選択された資料と映像・音声とを対応させて蓄積するものである。
また、特許文献4のものは、オーディエンス側とプレゼンタ側との処理装置が伝送路を介して接続されたリモートプレゼンテーションシステムで、プレゼンタ側で受け手の反応を掴み、イベントを記録しようとするものである。
特開平6−303635号公報 特開平10−257463号公報 特開2002−109099号公報 特開2000−341659号公報
しかしながら、上述した特許文献1から3のものは、表示画面における画像情報を記録することで操作内容を記録するため、保存データ量が膨大となってしまっていた。
また、上述した特許文献3、4のものは、専用の管理サーバやオーディエンス側とプレゼンタ側といった専用の固定されたシステムが必要となってしまい、例えば記録時と再生時の環境が異なる場合などまで考慮されたものではない。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、データ量を膨大にすることなくコンピュータの操作内容を記録でき、専用の固定されたシステムに限定されず、例えば記録時と再生時の環境が異なる場合であっても不具合なく再生が可能なコンピュータ操作記録再生方法を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明のコンピュータ操作記録再生方法は、以下の特徴を有する。
操作内容を記録する操作記録コンピュータを備えたコンピュータシステムにおけるコンピュータ操作記録再生方法において、操作記録コンピュータに接続された操作入力装置または操作記録コンピュータによる操作内容を、画像データ以外の少なくともプログラム起動情報およびウィンドウ情報を含めて再生可能に記録する記録工程と、上記記録工程により記録された操作内容を再生する再生工程と、を備え、上記記録工程では、アプリケーションプログラムにより画面表示されるウィンドウ外で上記操作記録コンピュータに接続された操作入力装置または上記操作記録コンピュータによるクリック操作の後にダブルクリック許容時間内に新たなクリックがあった場合に、ダブルクリック操作としてマウスデータを記録せず、上記操作記録コンピュータのOSが提供するI/F(API)によりダブルクリックされたアイコンのファイルパスを取得することで上記プログラム起動情報を記録することを特徴とする。
上記記録工程では、上記した操作内容、操作画面における入力時の座標情報や、キー入力におけるキーコード情報、指定された時間における音声情報、表示画面の情報などを含めて記録することが好ましい。
上記した表示画面の情報は、当該表示画面における表示領域情報や、当該表示画面における色数情報を含むことが好ましい。
上記記録工程では、表示画面におけるタスクバー上でタッチからデタッチまでの操作がされた場合に、マウスデータを記録せずに、操作記録コンピュータのOSが提供するI/F(API)により当該タッチで起動されたプログラムのファイルパスを取得することでプログラム起動情報を記録することが好ましい。
上記記録工程では、表示画面でスタートボタンからタッチメニューが表示された場合、ボタンへのタッチからメニューが閉じるまでの操作によるマウスデータを記録しないことが好ましい。
また、上記記録工程では、上記の操作により全メニューが閉じた時、OSが提供するI/F(API)により起動されたプログラムのファイルパスを取得してプログラム起動情報を記録することが好ましい。
上記記録工程では、アプリケーションプログラムが新たなウィンドウを表示した時、OSが提供するI/F(API)を介してウィンドウ情報を取得し、ダイアログボックスまたはメニューウィンドウが新たに表示されたことを示す「ウィンドウ情報(表示)」を記録することが好ましい
上記記録工程では、アプリケーションプログラムが表示中のウィンドウを閉じた時、表示されていたダイアログボックスまたはメニューウィンドウが閉じたことを示す「ウィンドウ情報(消去)」を記録することが好ましい
上記記録工程では、表示画面に「ファイルを開く」ダイアログボックスが表示された時、ダイアログボックス操作のマウスデータ、キーボードデータを記録しないことが好ましい。
上記記録工程では、コンピュータ操作記録中断時、実行中の全アプリケーションウィンドウを最小化し、再開時に再表示することが好ましい。
また、上記再生工程では、記録時のコンピュータ操作間隔により再生することが好ましい。
上記再生工程では、コンピュータ操作記録を早送り再生する場合、音声データを再生せず記録単位に再生する間隔を調整できるよう動作することが好ましい。
以上のように、本発明によれば、データ量を膨大にすることなくコンピュータの操作内容を記録でき、専用の固定されたシステムに限定されず、例えば記録時と再生時の環境が異なる場合であっても不具合なく再生が可能となる。
次に、本発明に係るコンピュータ操作記録再生方法を、図面を用いて詳細に説明する。
まず、本発明が効力を発揮する構成について、図1のシステム構成図を参照して説明する。
図1(a)に示す講演、講義などに好適なシステム構成は、PDP(Plasma Display Panel)や液晶リアプロジェクタ等の大型表示装置の表示面に透明に設置された座標入力装置11がPC(パソコン)2のディスプレイとして接続されてなるものであり、PC2の電子文書として作成された講演(講演)資料を座標入力装置(マウス)、マイクによる講演(講義)をPC2の記録装置へ記録、講演(講義)における画面表示、講演(講義)音声を再生できるようにするものである。
また、図1(b)に示す会議再生などに好適なシステム構成は、タブレットPC3にプロジェクタ4が接続されてなるものであり、スクリーンへタブレットPC3の電子文書として作成された会議資料を表示し、タブレットPC3の操作、指定された時間帯における音声をタブレットPC3の記録装置へ記録し、会議における画面表示、議論音声を再生できるようにするものである。
また、図1(c)に示すPC操作再生などに好適なシステム構成は、キーボードやマウスといった操作入力装置を備えたPC5からなるものであり、PC5における操作方法を記録、説明資料として再生できるようにするものである。あるいは、複数のPC5で同一の操作(プログラムインストール等)が必要となる場合に、その操作を記録、再生できるようにするものである。
次に、図2を参照して、大型(50インチ、60インチ等)のPDP、液晶リアプロジェクタといった大型表示装置を用いた表示一体型座標入力装置1について説明する。
座標入力装置11は、表示装置画面を隠さないように設置され、画面上に触れた座標指示物の位置を表示装置の画素(ピクセル)数(X軸方向1024、Y軸方向768等)に対応した(X,Y)座標を周期的(5ms、10ms等)に検出し、ホスト装置へPC I/F(RS232C、USB等の通信手段)を介して送出する。
表示装置12は、ホスト装置(PC2など)が出力するRGB画像データを液晶画面、PDP画面へ表示する。
次に、図3を参照して、上述した座標入力装置11における座標検知方式の1例である光遮断方式について説明する。
座標指示物検知器111は半導体レーザーにより照射光を発光、光再帰性反射部材112により反射される光を検知、アナログデータ化し、座標検知制御装置113へ送出する。画面上に指、ペン等の座標指示物がない場合、照射光L1は光再帰性反射部材112により180°逆方向に反射され受光される。座標指示物が存在する場合、照射光L2は遮られて光再帰性反射部材に反射されず、座標指示物検知器は受光しない。
この受光のない方向(光遮断角)を、座標指示物検知器は、左光遮断角度(θL)、光遮断角度(θR)として検出する。この検出としては、H、W、θL、θRから以下の式により座標指示物のX座標、Y座標を算出する。
X=W*tanθR/(tanθL+tanθR)
Y=H−W*tanθL*tanθR/(tanθL+tanθR)
こうして検知された座標は、PCに標準装備されているRS232C、USB等の通信手段により通知される。
次に、図4を参照して、本実施形態で用いられるタブレットPC3について説明する。
タブレットPC3は、キーボードとマウス操作を前提とする既存のPCに代わり、ペンでマウスの代わりに操作、キーボードに代わりテキスト入力を手書き文字描画、あるいは文字認識により行えるようタッチパネルが標準装備となっている。また、マイクロソフト株式会社からタブレットPC用OSである「Windows(R) PC Tablet PC Edition」がリリースされ、手書き文字認識エンジン、音声認識エンジンなどが提供されている。
図4(a)に示すように、タブレットPC3は一般的なノートPCと同様、液晶ディスプレイとキーボード、マウスで構成され同様の操作が可能となる。
図4(b)は、ディスプレイを180度回転させ折り畳んだ状態を示す。電子ペンとタブレットPCに内蔵されたセンサーにより、ディスプレイ上の電子ペンの位置(座標)を検知し、マウスのクリックやドラッグ操作などをエミュレートする。水平のディスプレイと電子ペンによりマウス操作では困難な手書き文字が紙に文字を書く感覚で描画可能となる。
図4(c)は、電子ペン描画面の構成を示す。
電子ペンが直接接触する面には強化ガラスが配設され、液晶ディスプレイユニットが傷つくのを防止する。液晶ディスプレイユニットの下に電子ペンの位置を検知する電磁誘導センサーユニットが設置され、ディスプレイの画像品質が損なわれない構造となっている。
なお、ディスプレイを回転折り畳む形式について示したが、本実施形態に用いられるタブレットPCはこの構成に限定されず、他の折り畳み形式や折り畳まない形式のものであってもよい。
次に、図5に示す電磁誘導方式による座標検知方式を説明する。
図5(a)に示すように、共振回路31が電子ペンに内蔵され、電磁誘導センサーユニットのセンサーコイルに流れる電流による磁界により、コイル32に誘導起電圧が生じ、コンデンサー33とからなる共振回路が励振され共振電流が流れる。
センサーコイル34は、座標検知精度に比例した密度に設置される。図はX軸方向を検知するためのセンサーコイルの1部を示す。図示はないがこれと直角の方向にY軸方向を検知するためのセンサーコイルが設置される。
座標検知制御装置は、送受切替スイッチ36を制御し、その送受切替スイッチ36をACに接続、交流電源35からセンサーコイル34に電流を流し、X軸コイル切替スイッチ37を制御、高速にスイッチを切替え順次センサーコイル34へ電流を流す。このことにより、センサーコイル34上に順次磁界が発生する。この磁界により電子ペンが共振することになる。
次に、送受切替スイッチ36をBCに接続、X軸コイル切替スイッチ37を順次高速に切り替える。この時、電子ペンの共振電流により発する磁界によりセンサーコイルに誘導起電圧が発生する。
センサーコイル34に発生する誘導起電圧は増幅されて測定(V)される。
図5(b)の誘導起電圧分布図に、この時検知される誘導起電圧分布を示す。電子ペンがセンサーコイル34の「2」上にある場合、センサーコイル「2」から受信される誘導起電圧が最も高くなる。
このことから誘導起電圧分布の最も高い点を検出することにより、X座標が確定する。図示していないが同様にしてY座標を確定する。
検知した電子ペンの座標は、PC I/F(RS232C、USBなど汎用I/F、または専用I/F)38によりPC本体へ通知される。
座標検知制御装置はディスプレイ装置に内蔵されている。
次に、図6、図7に示すPC操作記録再生方式について説明する。
「PC操作記録」プログラムは、OSが提供するデスクトップアイコンのダブルクリック等の手段により起動されてPC操作を記録する。
(1) PC操作記録は、座標入力装置、マウスにより入力される全マウスデータをOSが提供するI/Fを介して受け取り(Windows(R)におけるマウスHook機能)、APL(アプリケーション)へ渡すと共に「マウスデータ記録」として保存する。
(2) PC操作記録は、キーボードにより入力されるキーボードデータをOSが提供するI/Fを介して受け取り(Windows(R)におけるキーボードHook機能)、APLへ渡すと共に「キーボードデータ記録」として保存する。
(3) 音声入力は「音声データ記録」として保存する。
(4) OSが提供するI/Fにより、ウィンドウ情報(左上原点座標、幅、高さ、重なり順(Zオーダー)、ウィンドウキャプション、クラス、スタイルなど)を取得し、「ウィンドウ情報記録」として保存する。
デスクトップアイコンのダブルクリック、タスクバーボタンクリック、スタートメニュークリックによる起動プログラムのファイルパスを取得、「プログラム起動記録」として保存する。
画面色数(True Color等)、画面領域(1024,768等)を取得し、「画面情報記録」として保存する。
「ファイルを開く」ダイアログボックスにより外部から入力されたファイルパスを取得し、「ファイル入力記録」として保存する。
(5) PC操作再生時、座標入力装置(マウス)入力はPC操作再生ツールバー操作のみ有効とする。
(6) PC操作再生時、キーボード入力を無効にする。
(7) PC操作再生時、OSが提供するI/F(API)を介して「画面情報記録」により画面色数、画面領域を設定する。
「プログラム起動記録」によりAPLプログラムを検索起動する。APLファイル付きである場合、APLファイルをディスクの作業領域へ格納、このファイルパスによりプログラムを起動する。
「マウスデータ記録」によりマウスボタン情報、マウス座標を再生APLへ渡す。
「キーボードデータ記録」によりキーボードデータを再生APLへ渡す。
「音声データ記録」により音声データをスピーカーへ出力する。
「ウィンドウ情報記録」によりウィンドウの移動、表示、消去の確認を行なう。
「ファイル入力記録」によりAPLファイルを作成、このファイルパスをAPLの「ファイルを開く」ダイアログボックスへ出力することによりAPLファイルを開く。
なお、上記したPC操作記録とPC操作再生とは、同一の制御部によって実現される機能部であってよい。
次に、図8に示すプログラム起動監視について説明する。
(1) APLプログラムが表示するウィンドウ外でのタッチ(クリック)は、ダブルクリック許容時間(OSが提供するI/Fにより取得)内に次のクリックがない場合クリック操作として「マウスデータ記録」として保存する。
ダブルクリック許容時間内に次のクリックがある場合ダブルクリックとしマウスデータを再生、OSが提供するI/Fによりダブルクリックされたアイコンのファイルパス情報を取得し、「プログラム起動記録」として保存する。
(2) タッチ座標がタスクバー上である場合、マウスデータを記録せずデタッチ(クリックOFF)により、OSが提供するI/Fを介して起動されたプログラムのファイルパス情報を取得、「プログラム起動記録」として保存する。
(3) 「スタートボタン」がタッチされた場合、マウスデータを記録せず表示されたメニューが全て閉じた時点でOSが提供するI/Fを介して起動されたプログラムのファイルパス情報を取得、「プログラム起動記録」として保存する。
(4) PC操作記録起動時、既にAPLが起動されている場合、ウィンドウキャプション(一般的にプログラム名、入力ファイル名が設定される)からプログラムのファイルパス、開いているファイルのファイルパス情報を取得、「プログラム起動記録」として保存する。
次に、図9に示すウィンドウ表示監視について説明する。
(1) OSが提供するI/Fによりウィンドウ情報「ウィンドウキャプション」(一般的にプログラム名、入力ファイル名が設定される)、ウィンドウ種別を定義する「ウィンドウクラス」、「ウィンドウスタイル」、他ウィンドウとの重なり順「Zオーダー」、ウィンドウ左上原点座標(X,Y)、ウィンドウ幅(W)、ウィンドウ高さ(H)を取得する。
(2) マウスデータ入力時、表示中の全ウィンドウ情報を取得、ダイアログボックスウィンドウが新たに表示された時「ウィンドウ情報(表示)記録」、表示されていたダイアログボックスウィンドウが閉じた時「ウィンドウ情報(消去)記録」を保存する。
(3) マウスデータ入力時、表示中の全ウィンドウ情報を取得、メニューウィンドウが新たに表示された時「ウィンドウ情報(表示)記録」、表示されていたメニューウィンドウが閉じた時「ウィンドウ情報(消去)記録」を保存する。
次に、図10に示すファイルオープン監視について説明する。
(1) ウィンドウ表示監視により「ファイルオープンダイアログボックス」が表示された場合、ダイアログボックスが閉じるまでのマウス操作、キーボードデータ操作データは記録しない。
(2) ファイルオープンダイアログボックスにより入力されたファイルパスをOSが提供するI/Fを介して取得可能である場合、ダイアログが閉じた時ファイルパスを取得する。
取得できない場合、APLが表示した「ファイルを開く」ダイアログボックスを最小化し、PC操作記録プログラムが「ファイルを開く」ダイアログボックスを表示、ファイルパスを取得し、「ファイル入力記録」として保存する。
(3) APLの「ファイルを開く」ダイアログボックスを再表示、以下の手順によりAPLファイルを開く。
(3−1) 取得したファイルパスをOSが提供するAPL間共通通信領域(Windows(R)のクリップボード)へコピーする。
(3−2) ファイル名入力ウィンドウをアクティブにする。
(3−3) 「Control+V」、「Enter」キーコードをOSが提供するI/Fを介して出力する。
次に、図11に示すファイルオープンダイアログボックス登録方法について説明する。
(1) APLプログラムが起動された時、APLウィンドウ情報からファイルオープンダイアログ登録の有無を判定、登録されていない場合、登録メッセージを表示する。一般的に流通しているAPLについては予め登録されているものとする。
(2) APLプログラムの「ファイルを開く」ダイアログボックスを表示、ファイル名入力領域がタッチ(クリックによる入力)されると、その操作を登録する。
ここでは、APLウィンドウのウィンドウキャプション、スタイル、クラス、「ファイルを開く」ダイアログボックスのウィンドウキャプション、スタイル、クラス、ファイル名入力領域のウィンドウキャプション、スタイル、クラスを保存する。
次に、図12を参照して、会議、講演資料などへの上書き処理について説明する。
(1) 会議、講演資料を表示するAPLプログラムとは別に上書きAPLプログラムが起動された場合「プログラム起動記録」として保存する。
(2) 上書きAPLは全画面サイズとなる透明ウィンドウを会議資料画面上に表示、手書きで図形、文字を説明する箇所の明示、補足説明のため手書き文字描画する。この描画操作(マウスドラッグ)が「マウスデータ記録」として保存される。
(3) PC操作再生時、「プログラム起動記録」により上書きプログラムが起動され、「マウスデータ記録」により手書き文字が描画されることになる。
次に、図13に示すPC操作記録方法について説明する。
(1) PC操作記録プログラムはOSが提供する起動手段により起動され「PC操作記録ツールバー」を表示、「開始」ボタンによりPC操作記録を開始する。
(2) 「終了」ボタンにより保存ダイアログを表示する。
(3) PC操作記録名称、概要を入力、PC操作記録ファイル「タイトル記録」へ保存する。
次に、図14に示すPC操作記録の中断方法について説明する。
(1) 「中断ボタン」により記録中のAPLウィンドウを最小化、マウス、キーボード監視(Hook)を終了、PCを通常操作へ戻す。
(2) 中断中は「再開」ボタンを表示、このボタンにより再開させる。
(3) 「再開」ボタンにより最小化したウィンドウを再表示、「PC操作再生ツールバー」を表示、再生、記録を再開する。
Figure 0004370131
(4) スライダーにより再生開始時間を選択する。
(5) 再生開始時間を微調整する。
(6) スライダーにより記録データ間の再生間隔を「早く」、「遅く」へ調整する。
次に、図15に示すPC操作再生方法を説明する。
(1) PC操作再生プログラムはOSが提供する起動手段により起動され「PC操作記録ファイル」ダイアログボックスを表示、再生するPC操作記録ファイルを入力する。
(2) PC操作記録ファイルの「タイトル記録」に保存されている名称、日時、概要を「PC操作記録再生」ダイアログボックスへ表示、「開始」ボタンにより再生を開始する。
(3) 「PC操作再生ツールバー」を表示する。この機能については、図14についての上述した説明と同様である。
次に、図16に示すPC操作記録制御を説明する。
(1) PC操作記録プログラム構成を示す。マウスデータ入出力制御、キーボードデータ入出力制御、音声データ入出力制御は独立して動作する。
Figure 0004370131
(2) PC操作記録制御が入出力するファイルを示す。
Figure 0004370131
(3) マウスデータ入出力制御、キーボードデータ入出力制御、音声データ入出力制御、PC操作中断制御により共有される制御データを示す。
Figure 0004370131
(4) OSが提供するAPIの中で、本実施形態に関連する機能を示す。
Figure 0004370131
次に、図17に示すPC操作再生制御を説明する。
(1) PC操作再生制御プログラムの構成を示す。
Figure 0004370131
(2) PC操作再生制御が入出力するファイルを示す。
Figure 0004370131
(3) PC操作再生開始制御、PC操作再生制御により共有される共通領域上の制御データを示す。
Figure 0004370131
(4) OSが提供するAPIの中で、本実施形態に関連する機能を示す。
Figure 0004370131
次に、図18に示すPC操作記録開始制御フローについて説明する。
まず、PC操作記録プログラムはデスクトップアイコンのダブルクリックなどOSが提供する手段により起動されPC記録開始ツールバーを表示する(ステップS101)。ボタンタッチ前のボタン情報を保存する(ステップS102)。PC操作記録ツールバーへのタッチ(クリック入力)があると、マウスデータが通知される(ステップS103)。
タッチ座標ボタンを選択表示する(ステップS104)。選択表示ボタン外座標である場合、選択表示を通常表示へ戻す。また、ボタン外へドラッグされた場合選択表示はしない。
デタッチ(ボタンOFF)時の座標がツールバー外である場合、ボタン表示を戻す(ステップS105)。
PC記録開始ツールバーにおける開始ボタンがクリックされると、PC記録開始ツールバーを消去する(ステップS106)。キーボード入力データ記録を有効に初期設定する(ステップS107)。マウスデータ入出力制御を起動する(ステップS108)。キーボードデータ入出力制御を起動する(ステップS109)。
音声データ入出力制御を起動する(ステップS110)。「終了」ボタンにより終了する(ステップS111)。
「PC操作記録保存」ダイアログを表示、PC操作記録ファイルをユーザー保存する(ステップS112)。
次に、図19に示すマウスデータ入出力制御フローについて説明する。
まず、全マウスデータを入力する(ステップS201)。起動中APLプログラム情報を取得する(ステップS202)。PC操作記録ツールバーを表示する(ステップS203)。
「終了」ボタンによるPC操作記録終了通知により終了する(ステップS204)。
「終了」ボタンがクリックされない場合、マウス座標のウィンドウ情報を取得する(ステップS205)。クリックがPC操作記録ツールバー座標である場合、「PC操作記録ツールバー制御」を実行する(ステップS206)。
デスクトップウィンドウ座標(APLが表示するウィンドウ外)である場合、「デスクトップ制御」を実行する(ステップS207)。
タスクバーウィンドウ座標である場合、「タスクバー制御」を実行する(ステップS208)。
APLへのマウス操作である場合、「APLマウス操作制御」を実行する(ステップS209)。
終了時には、マウス監視を終了、PCを通常操作状態へ戻す(ステップS210)。
次に、図20に示すAPL起動監視制御フローについて説明する。
まず、「タイトル記録」データを作成保存する(ステップS301)。名称、概要については最大入力領域を確保、終了時入力設定する。
画面情報(色数、領域)を取得、「画面情報記録」データを作成保存する(ステップS302)。
表示中の全てのウィンドウ情報(左上原点座標、幅、高さ、キャプション、クラス、タイトル、Zオーダー)を取得し、ウィンドウ情報テーブルを設定する(ステップS303)。
APLプログラムが起動されてウィンドウを表示しているか否かを判定する(ステップS304)。
表示APLのウィンドウキャプション(一般的にAPLプログラム名、入力ファイル名が設定される)から開いているファイルを検索する(ステップS305)。
ファイルを開いている場合、ファイルを添付し、「プログラム起動(ファイル付き)記録」データを作成保存する(ステップS306)。
ファイルを開いていない場合、「プログラム起動(ファイル無し)記録」データを作成保存する(ステップS307)。
起動APLプログラムが表示するウィンドウ情報により、「ウィンドウ情報(移動)記録」データを作成保存する(ステップS308)。
起動APLプログラムの「ファイルを開く」ダイアログボックスの登録確認、登録制御を実行する(ステップS309)。
次に、図21に示すPC操作記録ツールバー制御フローについて説明する。タッチ時のマウスデータが入力値として渡される。
まず、現在のボタン表示情報を保存する(ステップS401)。タッチ座標ボタンを選択表示する(ステップS402)。ここでタッチ時の座標が選択表示ボタン外座標である場合、選択表示を通常表示へ戻す。また、ボタン外へドラッグされた場合、選択表示はしない。
ボタンOFF時の座標がPC操作記録ツールバー上で無い場合、ステップS401の保存の表示状態へ戻す(ステップS403)。
「終了」ボタンによりPC操作記録終了を通知、全ての制御プログラムを終了させる(ステップS404)。
「中断」ボタンによりPC操作記録中断制御を実行する(ステップS405)。
次に、図22に示すデスクトップ制御フローについて説明する。タッチ時のマウスデータが入力値として渡される。
まず、タッチ座標マウスデータを保存する(ステップS501)。マウスデータを再生する(ステップS502)。1回目のクリック操作(タッチ、デタッチ)の後、次のタッチがダブルクリック許容時間(OSが提供するI/Fにより取得)以上無い場合、タッチからデタッチまでのマウスデータにより「マウスデータ記録」データを作成保存する(ステップS503)。
ダブルクリック許容時間内にタッチがある場合、1回目のデタッチ(ボタンOFF)によりダブルクリック監視タイマをスタートする(ステップS504)。ダブルクリック実行時、表示中の全ウィンドウ情報を取得する(ステップS505)。
ダブルクリックにより新たなウィンドウが表示された場合ウィンドウテーブルに設定する(ステップS506)。ダブルクリックが実行されたアイコンのファイルパスをOSが提供するI/Fにより取得する(ステップS507)。
実行ファイル(xxxxx/xxxxxx/xxxxxx.exe)以外である場合、取得したパスのファイルを添付、ファイル拡張子に関連付けられているプログラムを取得し、「プログラム起動(ファイル付)記録」データを作成保存する(ステップS508)。
実行ファイル(xxxxx/xxxxxx/xxxxxx.exe)以外である場合、「プログラム起動(ファイル無)記録」データを作成保存する(ステップS509)。
起動プログラムが表示するウィンドウ情報を取得し、「ウィンドウ情報(移動)記録」を作成保存する(ステップS510)。
起動プログラムの「ファイルを開く」ダイアログの登録確認、または登録を行なう(ステップS511)。
次に、図23に示すタスクバー制御フローについて説明する。タッチ時のマウスデータが入力値として渡される。
まず、タッチ座標マウスデータを再生する(ステップS601)。タッチ座標がスタートボタンか否かを判定する(ステップS602)。
ボタンOFF時、表示中の全ウィンドウ情報を取得する(ステップS603)。「スタート」ボタン操作によりメニューが表示中である場合、消去されるまでタスクバー制御を続行する(ステップS604)。
タスクバー操作により新APLウィンドウが表示された場合、ウィンドウテーブルに設定する(ステップS605)。タスクバー操作により起動されたファイルパスをOSが提供するI/Fにより取得する(ステップS606)。
実行ファイル(xxxxx/xxxxxx/xxxxxx.exe)以外である場合、取得したパスのファイルを添付、ファイル拡張子に関連付けられているプログラムを取得「プログラム起動(ファイル付)記録」データを作成保存する(ステップS607)。
実行ファイル(xxxxx/xxxxxx/xxxxxx.exe)以外である場合、「プログラム起動(ファイル無)記録」を作成保存する(ステップS608)。
起動プログラムが表示するウィンドウ情報を取得し、「ウィンドウ情報(移動)記録」データを作成保存する(ステップS609)。
起動プログラムの「ファイルを開く」ダイアログの登録確認、または登録を行なう(ステップS610)。
次に、図24に示すAPLマウス操作制御フローについて説明する。タッチ時のマウスデータが入力値として渡される。
まず、ウィンドウ監視制御を実行する(ステップS701)。「ファイルを開く」ダイアログボックス処理のマウスデータは記録しない(ステップS702)。タッチ座標マウスデータを保存する(ステップS703)。APLへマウスデータを渡す(ステップS704)。
特定サイズ(N)単位に区切り、「マウスデータ記録」データを作成保存する(ステップS705)。マウスボタンON(タッチ)からマウスボタンOFF(デタッチ)までを1単位に制御する(ステップS706)。
次に、図25に示すファイルオープンダイアログ登録制御フローについて説明する。「APLウィンドウ情報」が入力値として渡される。
まず、APLウィンドウが「ファイルオープンダイアログ登録ファイル」に既に登録されているかどうかを検索する(ステップS801)。「ファイルを開く」ダイアログボックス登録メッセージを表示する(ステップS802)。「ファイルを開く」ダイアログボックス登録ツールバーを表示する(ステップS803)。
タッチ座標ボタンを選択表示する(ステップS804)。タッチされた座標が選択表示ボタン外座標である場合、選択表示を通常表示へ戻す。
マウスデータをAPLプログラムへ渡す(ステップS805)。選択表示中のボタンを通常表示へ戻す。「キャンセル」ボタンにより本制御により登録したファイルオープンダイアログ情報を削除する(ステップS806)。
「登録」ボタンにより、一時保存されているウィンドウ情報をファイルオープンダイアログ情報として登録する(ステップS807)。
終了ボタンがクリックされると、タッチ座標のウィンドウ情報、タッチ座標ウィンドウの親ウィンドウ(ファイルを開くダイアログボックス)情報を取得、一時保存する(ステップS808)。
ウィンドウスタイル、クラスから標準の「ファイルを開く」ダイアログか判定する(ステップS809)。
次に、図26に示すウィンドウ監視制御フローについて説明する。
まず、表示中の全ウィンドウ情報を取得する(ステップS901)。ウィンドウ情報テーブルに存在しないウィンドウが表示されている場合、新ウィンドウ表示と判定する(ステップS902)。
新表示されたウィンドウがファイルオープンダイアログ登録ファイルに登録されているウィンドウである場合、ファイルパス入力制御を実行する(ステップS903)。
ファイルオープンダイアログ以外のウィンドウ表示である場合「ウィンドウ情報(表示)記録」データを作成保存する(ステップS904)。
ウィンドウが消去された場合「ウィンドウ情報(消去)記録」データを作成保存する(ステップS905)。
取得したウィンドウ情報をウィンドウ情報テーブルに設定する(ステップS906)。
次に、図27に示すファイルパス取得制御フローについて説明する。ファイルオープンダイアログ情報が入力値として渡される。
まず、キー入力ステータスを「無効」に設定、キーボード入力データの記録を中止する(ステップS1001)。標準ダイアログでない場合、APLプログラムが表示した「ファイルを開く」ダイアログボックスを最小化する(ステップS1002)。
「ファイルを開く」ダイアログボックスを表示する(ステップS1003)。
「ファイルを開く」ダイアログボックスが閉じるまでマウスデータ入力、マウスデータ再生を継続する(ステップS1004)。
OSが提供するI/Fにより標準ダイアログボックスにより入力されたファイルパス情報を取得する(ステップS1005)。取得したファイルパスからファイル入力、「ファイル入力記録」データを作成保存する(ステップS1006)。
標準ダイアログでない場合、最小化した「ファイルを開く」ダイアログボックスを再表示する(ステップS1007)。
ファイル名入力ウィンドウ情報(左上原点座標、幅、高さ)を取得、ウィンドウ内マウスデータ(ボタンON)、マウスデータ(ボタンOFF)を作成再生、ファイル名入力ウィンドウをアクティブにする(ステップS1008)。取得したファイルパスをAPL間共通参照領域(クリップボード)へコピーする(ステップS1009)。OSが提供するキーボードI/Fを介して(Control+V、Enter)を出力する(ステップS1010)。
キー入力ステータスを「有効」に設定、キーボード入力データの記録を再開する(ステップS1011)。
次に、図28に示すキーボード入出力制御フローについて説明する。
まず、全キーボードデータを入力する(ステップS1101)。「終了」ボタンによるPC操作記録終了通知により終了する(ステップS1102)。
キー入力ステータスが「有効」でない場合、キーボードデータを記録せずAPL通知のみとする(ステップS1103)。
キー入力ステータスが「有効」である場合、キーボードデータをAPLへ渡す(ステップS1104)。
キーボード入力データを特定長(K)に区切り、「キーボードデータ記録」データを作成保存する(ステップS1105)。
特定時間キーボード入力が無い場合、キーボードデータ記録を1区切りする(ステップS1106)。
終了通知時には、キーボードデータ監視を終了キーボード入力を通常モードへ戻す(ステップS1107)。
次に、図29に示す音声データ入出力制御フローについて説明する。
まず、「終了」ボタンによるPC操作記録終了通知により終了する(ステップS1201)。
マイクより入力された音声データをスピーカへ出力する(ステップS1202)。音声データが特定時間入力されず再開した時、音声データパケットの音声データ制御コードを「開始」に設定する(ステップS1203)。音声データが入力中である時、音声データ制御コードを「継続」に設定する(ステップS1204)。
音声データは特定長(S)に区切り「音声データ記録」データを作成保存する(ステップS1205)。
特定時間音声データ入力が無い場合、入力終了とする(ステップS1206)。
音声データの入力が無い場合、音声データサイズ「0」の「音声データ記録」データを作成保存する(ステップS1207)。
音声データ入力終了時、音声データ制御コードを「終了」に設定する(ステップS1208)。
次に、図30に示すPC操作記録保存制御フローについて説明する。PC操作記録開始制御、マウスデータ入出力制御、キーボードデータ入出力制御、音声データ入出力制御により作成された記録データが入力値として渡される。
まず、「タイトル記録」データによりPC操作記録ファイルを作成し、タイトル記録データ、次記録データポインタ「0」、操作時間「0」に設定、PC操作記録データを作成、PC操作記録ファイルへ保存する(ステップS1301)。
「PC操作記録データポインタ」を「4」に設定する(ステップS1302)。1秒単位にカウントアップするPC操作記録タイマーをスタートする(ステップS1303)。
「タイトル記録」データがない場合、記録データ、次記録データポインタ「0」、操作時間「PC操作記録タイマー値」に設定し、PC操作記録データを作成する(ステップS1304)。PC操作記録データポインタが示すPC操作記録ファイル「次記録データポインタ」に、〔PC操作記録データポインタ+記録サイズ+8〕を設定し、ステップS1304で作成したPC操作記録データを次記録データポインタへ保存する(ステップS1305)。
「PC操作記録データポインタ」に次記録データポインタを設定する(ステップS1306)。
次に、図31に示すPC操作記録中断制御フローについて説明する。
まず、APLプログラムウィンドウを最小化する(ステップS1401)。PC会議へ復帰する「再開」ボタンを表示する(ステップS1402)。マウスデータ監視(Hook)を終了し、通常操作へ戻す(ステップS1403)。
キーボードデータ監視(Hook)を終了し、通常操作へ戻す(ステップS1404)。音声データ入力を終了する(ステップS1405)。
「再生」ボタンへのマウス操作のみ通知され、他は実行中のAPLへ通知される(ステップS1406)。マウスデータを監視する(ステップS1407)。キーボードデータを監視する(ステップS1408)。
最小化したAPLプログラムウィンドウを再表示する(ステップS1409)。「PC操作再生制御」を起動する(ステップS1410)。
PC操作再生データポインタを「0」に設定する(ステップS1411)。PC操作再生ツールバー制御を実行する(ステップS1412)。
中断時の状態まで再生されていない場合、中断時の状態まで再生する(ステップS1413)。
再生が完了すると、PC操作再生制御へ終了通知し、PC操作再生制御を終了する(ステップS1414)。
再生時に作成したAPLファイルを削除する(ステップS1415)。
次に、図32、図33に示すPC操作再生ツールバー制御フローについて説明する。
まず、PC会議再生ツールバーを表示する(ステップS1501)。再生モードを停止に初期設定する(ステップS1502)。PC操作再生制御からの再生完了通知によりボタン(通常再生は通常再生ボタン)を通常表示へ戻す(ステップS1503)。
マウス入力がなされると、タッチ座標ボタンを選択表示する(ステップS1504)。選択表示ボタン外座標である場合、選択表示を通常表示へ戻す。また、ボタン外へドラッグされた場合、選択表示はしない。
デタッチ座標(ボタンOFF)がツールバー外である場合、保存ボタン表示へ戻す(ステップS1505)。
通常再生あるいは早送り再生中である場合、PC操作再生制御へ再生制御の停止を通知する(ステップS1506)。
「通常再生」ボタンによりPC操作再生制御へ通常再生の開始を通知する(ステップS1507)。
「早送り」ボタンにより、PC操作再生制御へ早送り再生の開始を通知する(ステップS1508)。
「停止ボタン」により再生を停止(ステップS1506で停止済み)停止ボタンを選択表示から通常表示へ戻す(ステップS1509)。
「コマ送りボタン」によりPC操作コマ送り再生制御を実行する(ステップS1510)。コマ送り再生の終了によりコマ送りボタンを通常表示へ戻す(ステップS1511)。
「頭出しボタン」によりPC操作再生頭出し制御を実行する(ステップS1512)。
「早送り間隔」ボタンにより早送り間隔設定ダイアログボックスを表示、「早送り間隔」を取得保存する(ステップS1513)。
「終了ボタン」によりPC操作再生ツールバーを消去、ツールバー制御を終了する(ステップS1514)。
次に、図34に示すPC操作再生制御フローについて説明する。PC操作再生制御は「PC操作記録中断制御」、または「PC操作再生開始制御」により起動される。
まず、PC操作記録中断制御、またはPC操作再生開始制御からの「終了通知」により終了する(ステップS1601)。PC操作記録中断制御、またはPC操作再生開始制御からの「再生通知」により再生を開始する(ステップS1602)。
「PC操作再生データポインタ」が「0」である場合、PC操作記録データが終了したことを示す(ステップS1603)。
PC操作記録データの最終データの再生によりPC操作記録中断制御、またはPC操作再生開始制御へ「完了通知」する(ステップS1604)。
PC操作記録ファイルからPC操作再生データポインタが示す「PC操作記録データ」を入力する(ステップS1605)。
PC操作記録データの「操作時間」を再生タイマに設定する(ステップS1606)。再生タイマはこの値から秒単位にカウントアップすることになる。
「早送り再生」の場合音声記録データは再生しない(ステップS1607)。
PC操作記録データが再生時間に達するのを監視する(ステップS1608)。通常再生は実際の操作間隔で再生、早送り再生は「早送り間隔」ごとに再生する。
PC操作記録データを再生する(ステップS1609)。
PC操作記録データ「次記録データポインタ」を「PC操作再生データポインタ」へ設定する(ステップS1610)。
早送り再生の場合、再生タイマを「操作時間−早送り間隔」に設定することにより早送り間隔後に実行する(ステップS1611)。
次に、図35に示すPC操作コマ送り再生制御フローについて説明する。
まず、「PC操作再生データポインタ」が「0」である場合PC操作記録データが終了したことを示す(ステップS1701)。PC操作記録ファイルからPC操作再生データポインタが示す「PC操作記録データ」を入力する(ステップS1702)。
PC操作記録データを再生する(ステップS1703)。
PC操作記録データ「次記録データポインタ」を「PC操作再生データポインタ」へ設定する(ステップS1704)。
音声記録データは音声入力開始から終了まで1コマ送りで再生する(ステップS1705)。
音声記録データをコマ送り再生する場合操作間隔で再生させる「コマ送り再生タイマ」に音声記録データ開始時の操作時間を設定する(ステップS1706)。
コマ送りタイマは秒単位にカウントアップされ音声記録が再生時間に達するのを監視する(ステップS1707)。
音声記録データ「終了」によりコマ送り再生を終了する(ステップS1708)。
次に、図36に示すPC操作再生頭出し制御フローについて説明する。
まず、「PC操作再生頭出しダイアログ」を表示し、再生の開始時間(操作時間)を入力する(ステップS1801)。起動中のAPLプログラムを終了させる(ステップS1802)。
「PC操作再生データポインタ」にPC操作記録ファイル「タイトル記録」の「次記録データポインタ」を設定する(ステップS1803)。
「PC操作再生データポインタ」が「0」である場合、最終データを示す(ステップS1804)。
PC操作記録データにおける「操作時間」が、「開始時間」に達するまで再生を続行する(ステップS1805)。音声記録データは再生しない(ステップS1806)。PC操作記録を再生する(ステップS1807)。
「PC操作再生データポインタ」へPC操作記録データ「次記録データポインタ」を設定する(ステップS1808)。
次に、図37に示すPC操作記録再生制御フローについて説明する。PC操作記録データが入力値として渡される。
まず、プログラム起動パケット実行制御を実行する(ステップS1901)。
マウスデータ記録時、マウスデータを再生APLプログラムへ渡す(ステップS1902)。
キーボードデータ記録時、キーボードデータを再生APLプログラムへ渡す(ステップS1903)。
音声データ記録時、音声データをスピーカへ出力する(ステップS1904)。
ウィンドウ情報記録時、ウィンドウ情報記録再生制御を実行する(ステップS1905)。
ファイル入力情報記録時、ファイル入力記録再生制御を実行する(ステップS1906)。
次に、図38に示すプログラム起動記録再生制御フローについて説明する。プログラム起動記録データが入力値として渡される。
まず、起動するAPLプログラムを検索する(ステップS2001)。プログラムが検索できない場合、「プログラム検索ダイアログボックス」を表示する(ステップS2002)。
APLファイル付きである場合、APLファイルを作業領域に作成、プログラム起動記録のファイルデータを保存する(ステップS2003)。
作業領域に作成したAPLファイルパスによりプログラムを起動する(ステップS2004)。
次に、図39に示すウィンドウ情報記録再生制御フローについて説明する。
ウィンドウ情報記録データが入力値として渡される。
まず、表示中の全ウィンドウ情報を取得する(ステップS2101)。ウィンドウ表示である表示中ウィンドウに表示ウィンドウが存在するのを確認する(ステップS2102)。
ウィンドウ消去時、ウィンドウ消去である表示中ウィンドウに消去ウィンドウがないのを確認する(ステップS2103)。
ウィンドウ移動時、ウィンドウを左上原点座標、幅、高さに表示変更する(ステップS2104)。
次に、図40に示すファイル入力記録再生制御フローについて説明する。ファイル入力パケットデータが入力値として渡される。
まず、APLファイルを作業領域に作成、ファイル入力記録のファイルデータを保存する(ステップS2201)。表示中の全ウィンドウ情報を取得する(ステップS2202)。
ファイル名入力ウィンドウを検索し、ウィンドウ左上原点座標、幅、高さを取得する(ステップS2203)。
ファイル名入力ウィンドウ内マウスデータ(ボタンON)、マウスデータ(ボタンOFF)を作成再生し、ファイル名入力ウィンドウをアクティブにすることにより、コピー先ウィンドウとする(ステップS2204)。
作製したファイルパスを、APL共通参照領域(クリップボード)へコピーする(ステップS2205)。
OSが提供するキーボードI/Fを介して「Control+V)、Enter」キーコードを出力する(ステップS2206)
次に、図41に示すPC操作再生開始制御フローについて説明する。PC操作再生開始制御プログラムはOSが提供する手段により起動される。
まず、「PC操作記録ファイルを開く」ダイアログを表示、再生するPC操作記録ファイルを入力する(ステップS2301)。
PC操作記録ファイルから「タイトル記録」データを入力、PC操作記録再生ダイアログへ表示する(ステップS2302)。マウスデータを監視する(ステップS2303)。キーボードデータを監視する(ステップS2304)。
PC操作記録ファイルから「画面情報記録」を入力、画面の色数、画面領域を設定する(ステップS2305)。「PC操作再生制御」を起動する(ステップS2306)。「画面情報記録」データの「次記録データポインタ」を「PC操作再生データポインタ」へ設定する(ステップS2307)。
早送り間隔をデフォルト値(評価操作により得た最適値)に設定する(ステップS2308)。PC操作再生ツールバー制御を実行する(ステップS2309)。
「終了」ボタンにより、PC操作再生制御へ終了通知し、終了させる(ステップS2310)。
再生時に作成したAPLファイルを削除する(ステップS2311)。
なお、上述した各フローについて、PC操作再生ツールバー制御(図32、図33)、PC操作再生制御(図34)、PC操作コマ送り再生制御(図35)、PC操作再生頭出し制御(図36)、PC操作記録再生制御(図37)、プログラム起動記録再生制御、ウィンドウ情報記録再生制御、ファイル入力再生制御(図40)は、同様であるため記載を省略する。
このように、従来では画面表示画像データは画面の色数を256色に制限してもサイズはXGA(1024×768)で(1024×768×1)バイトになる。また、講演資料などを表示する汎用のプログラムはマウス操作、キーボード操作により画面表示を切り替えることになるがこの切り替わりを他のプログラム(PC操作記録プログラム等)に通知する手段を持っていないのが一般的である。このため、周期的に画面表示画像を保存することになり、記録データが膨大となっていた。
これに対し、本発明では、PCを用い、資料表示による講演、会議のPC操作を、プログラム起動情報、マウス座標情報、キーコード情報、ウィンドウ情報、ファイル入力情報、音声情報として記録、再生する。
このことにより、本発明によれば、画面表示画像データを保存することなく講義、講演などを再現することができ、PCを用いた講演、会議を再生することができるので出席者以外への周知、簡単にPC操作説明を作成できる等の効果がある。
また、従来では、XGA(1024×768)で記録、SVGA(800×600)で再生すると表示されない部分が生じることになっていた。
これに対し、本発明では、講演、会議、PC操作開始時、画面情報(色数(True Color等)、表示領域(1024×768等))を取得記録する。
このことにより、本発明によれば、画面設定を記録PCと再生PCで統一され正確に再生できるため、出席者以外への周知、簡単にPC操作説明を作成できる等の効果がある。
また、従来では、PC毎にデスクトップの内容(プログラム起動アイコン)が異なるのが一般的であり、記録時のダブルクリック操作を再生PCで実行すると必要なプログラムが実行されず正確に再生できなくなっていた。
これに対し、デスクトップ上でクリックの後ダブルクリック許容時間内に新たなクリックがあった時、ダブルクリック操作としてマウスデータを記録しない。
このことにより、本発明によれば、記録中にダブルクリックによるプログラム起動を可能にすることができ、デスクトップ環境が異なる再生PCにおいてダブルクリックにより不要なプログラムが起動されるのを防止でき、正確に再生できるため、出席者以外への周知、簡単にPC操作説明を作成できる等の効果がある。
また、本発明では、ダブルクリック時OSが提供するI/Fによりダブルクリックされたアイコンのファイルパスを取得、プログラム起動情報を記録する。
このことにより、PC操作記録中にPCの通常操作であるデスクトップアイコンのダブルクリックによりプログラム起動ができるため、記録操作の簡易化を図れる効果がある。
また、従来では、PC毎にタスクトレイに挿入されているプログラム起動アイコンが異なるのが一般的であり、記録時のタスクバー操作を再生PCで実行すると必要なプログラムが実行されず正確に再生できなくなっていた。
これに対し、本発明では、タスクバーへのタッチ(クリックON)からデタッチ(クリックOFF)までの操作によるマウスデータを記録しない。
このことにより、本発明によれば、記録中にタスクトレイアイコンクリックによるプログラム起動を可能とすることができ、タスクバー環境が異なる再生PCにおいてもタスクバー操作により不要なプログラムが起動されるのを防止でき、正確に再生できるため、出席者以外への周知、簡単にPC操作説明を作成できる等の効果がある。
また、本発明では、タスクバーへのタッチによりOSが提供するI/Fにより起動されたプログラムのファイルパスを取得、プログラム起動情報を記録する。
このことにより、PC操作記録中にPCの通常操作であるタスクバー操作よりプログラム起動ができるため記録操作の簡易化を図れる効果がある。
また、従来では、PC毎にスタートメニューが異なるのが一般的であり、記録時のスタートメニュー操作を再生PCで実行すると必要なプログラムが実行されず正確に再生できなくなっていた。
これに対し、本発明では、スタートボタンへタッチメニューが表示された場合、ボタンへのタッチからメニューが閉じるまでの操作によるマウスデータを記録しない。
このことにより、本発明によれば、記録中にスタートメニューよるプログラム起動を可能にすることができ、スタートメニューが異なる再生PCにおいてスタートメニュー操作により不要なプログラムが起動されるのを防止でき正確に再生できるため出席者以外への周知、簡単にPC操作説明を作成できる等の効果がある。
また、本発明では、上記した操作により全メニューが閉じた時、OSが提供するI/Fにより起動されたプログラムのファイルパスを取得、プログラム起動情報を記録する。
このことにより、PC操作記録中にPCの通常操作であるスタートメニュー操作によりプログラム起動ができるため記録操作の簡易化を図れる効果がある。
また、従来では、PC操作記録プログラムを講演、会議資料表示APLプログラムより先に起動する必要がある場合、間違えると終了させ再度やり直す手間が発生していた。
これに対し、本発明では、PC操作記録開始時、既にAPLプログラムが起動されている場合、OSが提供するI/FによりAPLウィンドウのタイトル情報からプログラム、プログラムが入力しているファイルパスを取得、プログラム起動情報を記録する。
このことにより、本発明によれば、PC操作記録プログラムの起動順の間違いを解消することができ、PC操作記録プログラム実行前に記録対象となるプログラムが起動可能となるため、順序間違いによる誤操作を防止できるため、記録操作の簡易化を図れる効果がある。
また、従来では、PC毎にパフォーマンスが異なるのが一般的であり、記録時のボタンタッチ→メニュー表示→メニュー操作など一連の操作を再生PCで実行するとメニューが表示される前にメニュー操作が実行されるなどが発生、正確に再生できなくなっていた。
これに対し、本発明では、APLプログラムが新たなウィンドウ(ダイアログボックス、プルダウンメニュー等)を表示した時、OSが提供するI/Fを介してウィンドウ情報を取得「ウィンドウ情報(表示)」を記録する。また、再生時、「ウィンドウ情報(表示)」によりウィンドウの表示を確認する
このことにより、本発明によれば、PCパフォーマンスなどの違いにより実行結果が異なることを防止することができ、PC環境の違い(パフォーマンス、実行中プログラム等)による動作結果の違いを防止でき正確に再生できるため、出席者以外への周知、簡単にPC操作説明を作成できる等の効果がある。
また、従来では、PC毎にパフォーマンスが異なるのが一般的であり、記録時のボタンタッチ→ダイアログ消去→別操作などの一連の操作を再生PCで実行するとダイアログが消去される前に操作が実行されダイアログへの操作となるなどが発生、正確に再生できなくなっていた。
これに対し、本発明では、APLプログラムが表示中のウィンドウ(ダイアログボックス、プルダウンメニュー等)を閉じた時、「ウィンドウ情報(消去)」を記録する。また、再生時「ウィンドウ情報(消去)」によりウィンドウの消去を確認する。
このことにより、本発明によれば、PCパフォーマンスなどの違いにより実行結果が異なることを防止することができ、上述した各種の効果を得ることができる。
また、従来では、PC毎にディスクのファイル構造が異なるのが一般的であり、「ファイルを開く」ダイアログボックス操作を再生PCで同様に(同座標マウスクリック、キーボード入力)再現しても必要なファイルが開かれず正確に再生できなくなっていた。
これに対し、本発明では、「ファイルを開く」ダイアログボックスが表示された時、ダイアログボックス操作のマウスデータ、キーボードデータを記録しない。
このことにより、本発明によれば、不要なファイルが開かれるのを防止することができ、ディスク構成、名称が異なる再生PCで「ファイルを開く」操作が実行され不要なファイルが開かれのを防止でき正確に再生できるため、出席者以外への周知、簡単にPC操作説明を作成できる等の効果がある。
また、従来では、記録中にファイルを開く度PC操作記録ツールバーへのボタンタッチなどにより入力ファイルの記録操作が必要である場合、操作が煩わしくなるばかりか忘れると正確な再生ができなくなっていた。
これに対し、本発明では、OSが提供するI/Fを介して「ファイルを開く」ダイアログボックスにより入力されるファイルパスの取得が可能なダイアログが表示された時、ファイルパスを取得、「ファイル入力情報」を記録する。
このことにより、本発明によれば、記録中にファイルを開く操作を可能にすることができ、PC操作記録中にPCの通常操作であるファイル入力ができるため記録操作の簡易化を図れる効果がある。
また、従来では、「ファイルを開く」ダイアログボックス操作により入力されたファイルパス情報の取得はOSが提供する標準のダイアログボックスを用いる場合に限り可能となっている。APLが標準外のダイアログボックスによりファイルを開くと何のファイルを開いたか不明となり正確な再生ができなくなっていた。
これに対し、本発明では、OSが提供するI/Fを介して「ファイルを開く」ダイアログボックスにより入力されるファイルパスの取得ができないダイアログが表示された場合、APLが表示するダイアログを最小化、PC操作記録プログラムが「ファイルを開く」ダイアログボックスを表示、APLが開くファイルパスを取得、「ファイル入力情報」を記録する。
また、こうして取得したファイルパスをAPLの「ファイルを開く」ダイアログボックス、ファイル名入力領域へ出力することによりAPLファイルを開く
このことにより、本発明によれば、記録中にファイルを開く操作を可能にすることができ、上述した各効果を得ることができる。
また、従来では、記録中に不明な「ファイルを開く」ダイアログによりファイル入力操作が実行されると、ファイルを開く操作がそのまま記録されることになり、この操作を再生PCが実行しても必要なファイルが開かれず正確に再生ができなくなっていた。
これに対し、本発明では、プログラム起動時、ファイルオープンダイアログボックスが登録されているか自動判定、登録されていない場合登録制御を実行する。
このことにより、本発明によれば、記録中にファイルを開く操作を可能にすることができ、ディスク構成、名称が異なる再生PCで「ファイルを開く」操作が実行されて不要なファイルが開かれのを防止でき、正確に再生できるため、出席者以外への周知、簡単にPC操作説明を作成できる等の効果がある。
また、一般に、会議中に記録すると機密がもれ問題となる。あるいは、本題とはそれ記録する必要がない雑談をすることがある。また、前の内容を確認したいこともしばしば生じる。
これに対し、本発明では、PC操作記録中に記録制御を中断、通常のPC操作、あるいはPC操作記録データを再生できる。
このことにより、本発明によれば、記録中に中断再生できるようにすることができ、記録を中断、再開することが可能となるため、PC操作記録の利便性の向上を図ることができる。
また、従来では、中断中に記録中のプログラムへの操作が実行されると記録開始時中断時の状態へ戻す必要があり正確に戻さないと記録内容が中断時からの操作となり正確に再生できなくなっていた。
これに対し、本発明では、PC操作記録中断時、実行中の全APLウィンドウを最小化、再開時再表示する。
このことにより、本発明によれば、中断中に間違って操作されるのを防止することができ、中断中に記録中のプログラムが実行され中断状態と異なる状態となることを防止でき正確に再生できるため出席者以外への周知、簡単にPC操作説明を作成できる等の効果がある。
また、本発明では、実際のPC操作間隔により再生するため、講演、会議等が実際に実施された内容と同様に再生できるためPC操作再生の効果向上を図ることができる。
また、従来では、ツールバーを操作、ダイアログボックスを表示する操作を記録、これを逆に再生してもダイアログボックスは閉じず、逆再生することはできなかった。しかし、確認、理解を深めるために同じ箇所を繰り返し再生したい場合がある。
これに対し、本発明は、PC操作再生時間を前に戻すとき実行中のAPLを終了、再生開始時まで先頭から記録データ(音声データを除く)連続再生する。
このことにより、本発明によれば、同じ箇所を繰り返し再生可能とすることができ、講演、会議を特定の(指定された?)位置から再現することができるため重要項目の周知徹底、確認ができるためPC操作再生の効果向上を図ることができる。
また、従来では、画面の表示内容と音声データが異なると内容の理解が困難となる場合があった。
これに対し、本発明では、PC操作記録をコマ送り再生する場合、記録単位に再生、音声データである場合音声出力開始から終了までの記録データを操作間隔で再生する。
このことにより、本発明によれば、画面内容と音声を一致させることができ、音声データが画面内容にリンクして出力されるため、PC操作再生の効果向上を図ることができる。
また、従来では、PC会議の特定箇所を検索したい場合、コマ送りでは時間がかかりすぎ、早送り再生が早すぎると検索できないことになっていた。
これに対し、本発明では、PC操作記録を早送り再生する場合、音声データを再生せず記録単位に再生する間隔を調整することができる。
このことにより、本発明によれば、再現箇所の検索を容易にすることができ、再生位置を高速に検索できるためPC操作再生の効果向上を図ることができる。
本発明の各実施形態としてのシステム構成を示す図である。 表示一体型座標入力装置1を用いた構成を示す図である。 光遮断方式による座標検知方式を説明するための図である。 本実施形態で用いられるタブレットPC3の構成を示す図である。 電磁誘導方式による座標検知方式を示す図である。 本実施形態としてのPC操作記録再生方式を概念的に示す図である。 本実施形態としてのPC操作記録再生方式によるPC操作記録データを示す図である。 プログラム起動監視における画面表示を示す図である。 ウィンドウ表示監視における画面表示を示す図である。 ファイルオープン監視における画面表示を示す図である。 ファイルオープンダイアログボックス登録における画面表示を示す図である。 会議、講演資料などでの上書き処理における画面表示を示す図である。 PC操作記録における画面表示を示す図である。 PC操作記録の中断における画面表示を示す図である。 PC操作再生における画面表示を示す図である。 PC操作記録制御におけるデータの相関を示す図である。 PC操作再生制御におけるデータの相関を示す図である。 PC操作記録開始制御の動作を示すフローチャートである。 マウスデータ入出力制御の動作を示すフローチャートである。 APL起動監視制御の動作を示すフローチャートである。 PC操作記録ツールバー制御の動作を示すフローチャートである。 デスクトップ制御の動作を示すフローチャートである。 タスクバー制御の動作を示すフローチャートである。 APLマウス操作制御の動作を示すフローチャートである。 ファイルオープンダイアログ登録制御の動作を示すフローチャートである。 ウィンドウ監視制御の動作を示すフローチャートである。 ファイルパス取得制御の動作を示すフローチャートである。 キーボード入出力制御の動作を示すフローチャートである。 音声データ入出力制御の動作を示すフローチャートである。 PC操作記録保存制御の動作を示すフローチャートである。 PC操作記録中断制御の動作を示すフローチャートである。 PC操作再生ツールバー制御の動作を示す第1のフローチャートである。 PC操作再生ツールバー制御の動作を示す第2のフローチャートである。 PC操作再生制御の動作を示すフローチャートである。 PC操作コマ送り再生制御の動作を示すフローチャートである。 PC操作再生頭出し制御の動作を示すフローチャートである。 PC操作記録再生制御の動作を示すフローチャートである。 プログラム起動記録再生制御の動作を示すフローチャートである。 ウィンドウ情報記録再生制御の動作を示すフローチャートである。 ファイル入力記録再生制御の動作を示すフローチャートである。 PC操作再生開始制御の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 表示一体型座標入力装置
11 座標入力装置
2、5 PC
3 タブレットPC
4 プロジェクタ

Claims (16)

  1. 操作内容を記録する操作記録コンピュータを備えたコンピュータシステムにおけるコンピュータ操作記録再生方法において、
    前記操作記録コンピュータに接続された操作入力装置または前記操作記録コンピュータによる操作内容を、画像データ以外の少なくともプログラム起動情報およびウィンドウ情報を含めて再生可能に記録する記録工程と、
    前記記録工程により記録された操作内容を再生する再生工程と、を備え、
    前記記録工程では、アプリケーションプログラムにより画面表示されるウィンドウ外で前記操作記録コンピュータに接続された操作入力装置または前記操作記録コンピュータによるクリック操作の後にダブルクリック許容時間内に新たなクリックがあった場合に、ダブルクリック操作としてマウスデータを記録せず、前記操作記録コンピュータのOSが提供するI/F(API)によりダブルクリックされたアイコンのファイルパスを取得することで前記プログラム起動情報を記録することを特徴とするコンピュータ操作記録再生方法
  2. 前記記録工程では、前記操作内容、操作画面における入力時の座標情報を含めて記録することを特徴とする請求項1記載のコンピュータ操作記録再生方法
  3. 前記記録工程では、前記操作内容、キー入力におけるキーコード情報を含めて記録することを特徴とする請求項1または2記載のコンピュータ操作記録再生方法
  4. 前記記録工程では、前記操作内容、指定された時間における音声情報を含めて記録することを特徴とする請求項1からの何れか1項に記載のコンピュータ操作記録再生方法
  5. 前記記録工程では、前記操作内容、表示画面の情報を含めて記録することを特徴とする請求項1からの何れか1項に記載のコンピュータ操作記録再生方法
  6. 前記表示画面の情報は、当該表示画面における表示領域情報を含むことを特徴とする請求項記載のコンピュータ操作記録再生方法
  7. 前記表示画面の情報は、当該表示画面における色数情報を含むことを特徴とする請求項または記載のコンピュータ操作記録再生方法
  8. 前記記録工程では、表示画面におけるタスクバー上でタッチからデタッチまでの操作がされた場合に、マウスデータを記録せずに、前記操作記録コンピュータの前記OSが提供するI/F(API)により当該タッチで起動されたプログラムのファイルパスを取得することで前記プログラム起動情報を記録することを特徴とする請求項1からの何れか1項に記載のコンピュータ操作記録再生方法
  9. 前記記録工程では、表示画面でスタートボタンからタッチメニューが表示された場合、ボタンへのタッチからメニューが閉じるまでの操作によるマウスデータを記録しないことを特徴とする請求項1からの何れか1項に記載のコンピュータ操作記録再生方法
  10. 前記記録工程では、請求項13記載の操作により全メニューが閉じた時、前記OSが提供するI/F(API)により起動されたプログラムのファイルパスを取得して前記プログラム起動情報を記録することを特徴とする請求項記載のコンピュータ操作記録再生方法
  11. 前記記録工程では、アプリケーションプログラムが新たなウィンドウを表示した時、前記OSが提供するI/F(API)を介してウィンドウ情報を取得し、ダイアログボックスまたはメニューウィンドウが新たに表示されたことを示す「ウィンドウ情報(表示)」を記録することを特徴とする請求項1から10の何れか1項に記載のコンピュータ操作記録再生方法
  12. 前記記録工程では、アプリケーションプログラムが表示中のウィンドウを閉じた時、表示されていたダイアログボックスまたはメニューウィンドウが閉じたことを示す「ウィンドウ情報(消去)」を記録することを特徴とする請求項1から11の何れか1項に記載のコンピュータ操作記録再生方法
  13. 前記記録工程では、表示画面に「ファイルを開く」ダイアログボックスが表示された時、ダイアログボックス操作のマウスデータ、キーボードデータを記録しないことを特徴とする請求項1から12の何れか1項に記載のコンピュータ操作記録再生方法
  14. 前記記録工程では、コンピュータ操作記録中断時、実行中の全アプリケーションウィンドウを最小化し、再開時に再表示することを特徴とする請求項13記載のコンピュータ操作記録再生方法
  15. 前記再生工程では、記録時のコンピュータ操作間隔により再生することを特徴とする請求項1から14の何れか1項に記載のコンピュータ操作記録再生方法
  16. 前記再生工程では、コンピュータ操作記録を早送り再生する場合、音声データを再生せず記録単位に再生する間隔を調整できるよう動作することを特徴とする請求項1から15の何れか1項に記載のコンピュータ操作記録再生方法
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