JP4369679B2 - 呼吸補助装置 - Google Patents
呼吸補助装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4369679B2 JP4369679B2 JP2003124927A JP2003124927A JP4369679B2 JP 4369679 B2 JP4369679 B2 JP 4369679B2 JP 2003124927 A JP2003124927 A JP 2003124927A JP 2003124927 A JP2003124927 A JP 2003124927A JP 4369679 B2 JP4369679 B2 JP 4369679B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air supply
- user
- face mask
- gas
- diffusion plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Respiratory Apparatuses And Protective Means (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、睡眠時において使用者の顔面に適切な湿気を含み適切な温度の空気を送気し、使用者が快適に呼吸を行なうことができる呼吸補助装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
口を気道として呼吸すること、いわゆる口呼吸が可能なのは哺乳動物では人類のみである。近年、この口呼吸を行なうことにより種々の免疫病が発症することが明らかになった。すなわち、口呼吸を続けていると空気と一緒に細菌やウイルスが吸い込まれ、これら細菌やウイルスが体内に病気を発生させ、風邪や花粉症、アトピー性皮膚炎などの免疫病を発症させることがある。このため、健康上、鼻を気道として呼吸すること、いわゆる鼻呼吸が奨励されている。鼻呼吸を行なうことにより、空気と一緒に細菌やウイルスが吸い込まれた場合であっても、細菌やウイルスを鼻内部の毛や粘膜により捕獲して、細菌やウイルスが肺等から体内に侵入することを防ぐことができ、また、鼻腔を通過することにより、空気が適当な温度及び湿気を含むように調整されるため、喉等の乾燥を防ぐことができ、健康維持に大きな効果がある。
【0003】
一方、睡眠不全症の一種である閉塞性睡眠無呼吸症(以下、OSAという)の治療に用いる連続気道陽圧化装置(以下、CPAP装置という)として、特許文献1には、呼吸補助装置が開示されている。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−24109号公報
【0005】
OSAの症状は、正常時には気道を開いた状態に保つ筋肉が、例えば睡眠時等に弛緩し、気道を閉塞してしまうものである。OSA症状を持つ患者の睡眠パターンとしては、鼾をかき、呼吸困難となり、呼吸不足となって、覚醒し、また眠りに戻ると言った一連の動作を繰り返す特徴がある。OSA患者の治療については、連続気道陽圧化(CPAP)として知られる技術が考案されている。この技術を用いたCPAP装置は、患者に送られる加圧気体により筋肉が患者の気道を開いた状態に保つことを効果的に補助するものである。
特許文献1の呼吸補助装置は、CPAP装置として使用されるものであり、所定体積の水を入れた加湿室と、加湿室の入口に空気を加圧して供給するブロワと、加湿室の出口に接続された吸気導管と、吸気導管に接続された鼻マスクと、を備えている。なお、鼻マスクは患者の鼻を覆うようにして顔面に装着される。このような構成により、ブロワから加湿室に加圧された空気を送り、加湿室から装着された鼻マスクを介して加湿された加圧気体を患者へ強制的に送り、気道に作用する圧力を高めて気道の閉塞を防ぐことができる。加圧気体を加湿することは、気道の脱水及び鼻炎(鼻腔の気道炎症)を引き起こす鼻腔内の脱水と言った副作用を防ぐためである。
【0006】
また、睡眠時において使用者の顔面に適切な湿気を含み適切な温度の空気を送気し、使用者が快適に呼吸を行なうことができる呼吸補助装置として、本件出願人が出願したもの(特願2002−310200号)がある。この呼吸補助装置は、使用者の顔面に沿って湾曲して形成された顔面マスク用パネル部と、顔面マスク用パネル部の下面を使用者の顔面から所定距離離隔させて支持するパネル支持部材と、顔面マスク用パネル部に穿設された送気孔部に上面側から接続された送気管と、送気孔部の下方に配設された拡散板と、拡散板を顔面マスク用パネル部に固定する拡散板固定部材と、を備えた構成を有している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の技術では、以下のような課題を有していた。
(1)特許文献1の呼吸補助装置では、ブロワから加湿室を介して鼻マスクに加圧気体を送り気道を加圧して閉塞を防ぐため、鼻マスクを患者の鼻の周囲に顔面に密着させて装着する必要があり、常に鼻マスクが顔面に密着して装着感が悪く、また、寝返りをうった場合に外れることがあり装着性及び使用性に欠けるという課題を有していた。
(2)また、特許文献1の呼吸補助装置では、加圧した空気を供給するブロワを有し、OSA症状を持つ患者に対するCPAP治療のために用いられるものであるため、OSA症状を持たない者で鼻詰まりの激しい者が使用した場合、気道が加圧気体により圧迫を受け睡眠を妨げるという課題を有していた。
(3)また、通常、鼻呼吸をしようとする場合、鼻炎等による鼻詰まりを起こしていると鼻呼吸ができず、特に就寝時においては鼻をかむこともできず、無意識に口呼吸を行なうことになる。鼻詰まりを引き起こす一因としては、喉の粘膜の炎症がある。喉の粘膜が炎症を起こして腫れると、同時に鼻腔内の粘膜も腫れ、自律神経が敏感になって、鼻腔内を通る空気を遮断する機能が働き、鼻詰まりを引き起こす。したがって、就寝中に口呼吸を行なうことは、喉を外気に直接さらすことになり、このとき、外気が乾燥していたり低温であったりする場合は、喉の炎症を引き起こす原因になると共に、既に炎症を引き起こしている場合は、乾燥した空気や低温の空気を炎症部に直接当てることになり、炎症部がさらに悪化する原因となる。鼻詰まりを起こしている場合は、鼻呼吸できず口呼吸を行なうため炎症部がさらに悪化し、益々鼻詰まりが激しくなるという悪循環が生じるという課題を有していた。
(4)本出願人が出願した特願2002−310200号の呼吸補助装置では、拡散板固定部材により拡散板を顔面マスク用パネル部に固定しているので、送気孔部から吐出される空気が使用者の顔面に直接当ることがなく睡眠中であっても不快感がなく快適に睡眠を行なうことができると共に、拡散板固定部材に設けられた螺子等を調節して使用者に応じて顔面から拡散板までの距離を容易に設定することができるという優れた作用・効果を有しているが、拡散板の送気孔部に対する取り付け角度を任意に変更することができないため、使用者によっては送気孔部から送気された空気を効率的に鼻等に向けて送ることができ難いという課題があることがわかった。
【0008】
本発明は上記従来の課題を解決するもので、睡眠時において使用者の顔面に適切な湿気を含み適切な温度の空気を送気し、使用者が快適に呼吸を行なうことができると共に、顔面に器具を接触させて装着する必要がなく、且つ拡散板の送気孔部に対する取り付け角度を使用者の鼻の位置等に応じて任意に変更することができ鼻詰まりを防ぎ快適に睡眠することができる使用性に優れた呼吸補助装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明の呼吸補助装置は、以下の構成を有している。
本発明の請求項1に記載の呼吸補助装置は、断面視形状が円弧状、曲線状、山型に形成され使用者の顔面の両耳方向に沿って湾曲して形成された顔面マスク用パネル部と、一端部が脚部を有する支柱部に固定され前記顔面マスク用パネル部の下面を前記使用者の顔面から所定距離離隔させて支持するパネル支持部材と、前記顔面マスク用パネル部に穿設された送気孔部に上面側から接続された送気管と、前記送気孔部の下方に配設された拡散板と、前記拡散板を前記送気孔部に対して送気方向の角度の調整を可能に支持し、前記送気孔部から吐出される空気の送気方向を前記使用者の鼻側に向けて調整する拡散板調整支持部材と、を備えた構成を有している。
【0010】
この構成により、以下のような作用を有する。
(1)一端部が脚部を有する支柱部に固定されたパネル支持部材により顔面マスク用パネル部を睡眠中の使用者の顔面から所定距離離隔させて支持することができるので、使用者は顔面にマスク等の器具を接触させて装着する必要がないので違和感がなく快適に睡眠することができ使用性に優れる。
(2)送気管及び送気孔部を介して顔面マスク用パネル部の下部側に気体を供給することができ、空気が鼻腔を通過することにより、適当な温度及び湿度に調整されるため、使用者は好適な温度及び湿気(水蒸気)を含んだ空気を吸い込んで呼吸を行なうことができる。
(3)空気が鼻腔を通過することにより、好適な温度及び湿気(水蒸気)を含んだ空気が供給されるため、鼻詰まりにならず容易に鼻呼吸を行なうことができるので、空気と一緒に細菌やウイルスが吸い込まれた場合であっても、細菌やウイルスを鼻内部の毛や粘膜により捕獲して、細菌やウイルスが肺等から体内に侵入することを防ぐことができ、また、喉等の乾燥を防ぐことができ、健康維持に大きな効果がある。
(4)拡散板調整支持部材により顔面マスク用パネル部に固定され送気孔部の下方に配設された拡散板を有しているので、送気孔部から送気される空気が使用者の顔面に直接当ることがなく睡眠中であっても不快感がなく快適に睡眠を行なうことができる。
(5)拡散板調整支持部材により拡散板を送気孔部に対して送気方向が所定の角度に調整を可能に支持することができるので、送気孔部から顔面マスク用パネル部の内部へ吐出される空気の送気方向を使用者の鼻の位置等に向けて任意に調節することができ、効率良く送気でき使用者に十分に湿気を含んだ気体を供給することができ鼻詰まりを防止できる。
(6)鼻呼吸により鼻から吐出された吐気は、顔面マスク用パネル部の端部から外部に放出される。
【0011】
ここで、顔面マスク用パネル部の形状としては、その断面視形状が円弧状、曲線状、山型等に形成され、使用者の顔面に沿って湾曲した形状に形成される。特に、睡眠中の使用者の顔面近傍に配設されるため、接触により怪我等しないように縁部は角のない形状に形成することが好ましい。顔面マスク用パネル部の大きさとしては、使用者の顔面の少なくとも鼻と口を十分に覆うことができる大きさに形成されることが好ましい。顔面マスク用パネル部の断面形状を半円形状に形成した場合、その横幅は顔面の横幅より大きく形成されることが好ましく、220mm〜280mm程度に形成され、その縦方向の長さは、少なくとも鼻と口を覆うことができるように、顔面の眉間から顎までの長さに形成されることが好ましく、120mm〜150mmに形成されることが好ましい。また、顔面マスク用パネル部の長手方向側の一端部又は両端部には、使用者の顔面側に湾曲して形成された端部湾曲部を設けることもできる。これにより、送気された気体が使用者に吸気される前に外部に放出されるのを防ぎ、使用者の鼻又は鼻の近傍に気体が送気されるので、送気された気体を鼻や口で確実に吸気できる。
また、顔面マスク用パネル部はパネル支持部材により使用者の顔面から所定距離離隔して配設される。離隔距離は、湿気体供給部からの湿気体の吐出量や吐出圧、或いは拡散板の大きさや形状等にもよるが、使用者の顔面から10mm〜20mm程度離隔して配設されることが好ましい。
【0012】
パネル支持部材としては、一端部が室内の柱や脚部を有する支柱部等に固定され他端部が顔面マスク用パネル部に固定されるフレキシブルパイプ部等とを有するもの等により構成されることが好ましい。なお、支柱部は下端部に支持脚を設けて床面に立設してもよく、直接床面に固定して立設してもよく、又は板状の基部を有し該基部を枕の下等に敷設して支柱部を立設してもよく、或いはその下端部等に固定部材を設けてベッドの枠材や壁面等に固定してもよい。また、フレキシブルパイプ部の代わりに1乃至複数のボールジョイント等の継手により連結されたリンク機構等を用いることもできる。
【0013】
送気管は、使用者が顔面マスク用パネル部の位置を変更した場合にそれに追従するように柔軟性を有する材料により形成されることが好ましい。
拡散板は、上部に固定される回動軸に軸支される矩形状や多角形状等に形成されることが好ましい。拡散板の大きさは、送気孔部から送気される空気が使用者の顔面に直接当ることがないように適宜設定されることが好ましい。なお、拡散板は合成樹脂等により形成された板状部材を湾曲して形成してもよく、或いは合成樹脂やゴム等の柔軟性を有する材質により形成し、使用者等により任意に湾曲させることができるようにしてもよい。これにより、使用者に応じて拡散板の湾曲率等を容易に設定することができ使用性に優れる。
拡散板調整支持部材は、拡散板を顔面マスク用パネル部の送気孔部の下方に取り付けると共に、送気孔部から吐出される空気の送気方向を所定の角度に調整することができるように拡散板を支持する。拡散板調整支持部材としては、拡散板を回動自在に軸支すると共に拡散板の自由端の回動軌跡に沿って配設されたレール部等に沿って回動させ、滑り止め部等を設けて任意の角度で固定し支持するものや、拡散板に固定された回動軸と、該軸支部を軸支する軸支部との接触部分における摩擦力により固定し支持するもの等が用いられる。
【0014】
請求項2に記載の呼吸補助装置は、請求項1に記載の発明において、前記顔面マスク用パネル部の顎側の端部に使用者の顔面側に湾曲した端部湾曲部が形成され、前記送気管に前記顔面マスク用パネル部に湿気を含んだ気体を供給する湿気体供給部が接続され、前記湿気体供給部が、前記顔面マスク用パネル部に供給する気体を外部や酸素ボンベから取り入れる気体取入口と、前記気体取入口から取り入れた気体を加湿する加湿器と、前記気体取入口から取り入れた気体を加熱する加熱部と、を備えた構成を有している。
【0015】
この構成により、請求項1の作用に加え、以下のような作用を有する。
(1)取り入れた気体を加熱部により好適な温度にすると共に、取り入れた気体を加湿器により湿気を含ませることができ、好適な温度及び湿気を含んだ気体を顔面マスク用パネル部に供給できるので、喉の炎症の発症を防ぐと共に、既に炎症を引き起こしている場合は、炎症部の悪化を防ぐことができる。また、鼻詰まりを防ぎ使用者は快適な鼻呼吸を行なうことができる。
(2)使用者は湿気体供給部より供給される好適な温度及び湿気(水蒸気)を含んだ空気を吸い込んで呼吸を行なうことができる。
(3)送気された気体が使用者に吸気される前に外部に放出されるのを防ぎ、使用者の鼻又は鼻の近傍に気体が送気されるので、送気された気体を鼻で確実に吸気できる。
【0016】
ここで、湿気体供給部としては、顔面マスク用パネル部に供給する気体を外部や酸素ボンベから取り入れる気体取入口と、気体取入口から取り入れた気体を加熱する加熱部と、取り入れた気体を加湿する加湿器と、を有するものが用いられる。また、外部の気体を気体取入口から取り入れ顔面マスク用パネル部に送気するために、ファン等の送気部を備えてもよく、或いは、温風器等の加熱部や加湿器に設けられた送気装置を用いてもよい。ファン等の送気部、加熱部、及び加湿器等は、制御部等により予め設定された所定の温度及び湿気を含んだ気体が顔面マスク用パネル部に送気されるように制御されることが好ましい。更に、顔面マスク用パネル部や送気管等の所定部に温度センサや湿度センサ等を設け、これらのセンサで検出された温度や湿度に基づいて送気部、加熱部、及び加湿器等を制御することもできる。
また、加湿器と加熱部は、1つの筐体内部に配設され一体的に設けられたものを用いてもよく、或いは各々別設して連結管等により連結するようにしてもよい。
気体取入口は清潔な場所に配置して使用されることが好ましい。
【0017】
請求項3に記載の呼吸補助装置は、請求項1又は2に記載の発明において、前記拡散板調整支持部材が、前記顔面マスク用パネル部の下面側の前記送気孔部近傍に配設され前記拡散板の上端部を回動自在に軸支する拡散板軸支部と、前記拡散板の自由端の回動軌跡に沿って配設されたレール部と、前記拡散板の自由端の前記レール部との接触部分に配設され前記拡散板を前記送気孔部に対して所定の角度で固定するための滑り止め部と、を備えた構成を有している。
【0018】
この構成により、請求項1又は2の作用に加え、以下のような作用を有する。
(1)拡散板を拡散板軸支部を中心としてレール部に沿って回動させることができると共に、拡散板の自由端のレール部との接触部分に配設された滑り止め部により、拡散板を送気孔部に対して所定の角度で固定することができる。
(2)滑り止め部とレール部との接触による摩擦力で拡散板を送気孔部に対して所定の角度で固定することができるので、拡散板の取り付け角度の変更が容易であると共に、簡単な構造で確実に固定することができる。
【0019】
請求項4に記載の呼吸補助装置は、請求項1乃至3の内いずれか1項に記載の発明において、前記顔面マスク用パネル部の下面側に前記拡散板の前記送気孔部を挟んで反対側に配設された送気方向調整板を備えた構成を有している。
【0020】
この構成により、請求項1乃至3の内いずれか1項の作用に加え、以下のような作用を有する。
(1)送気方向調整板を備えているので、送気方向調整板の傾きを調整することにより、送気孔部から吐出される気体が使用者の目の方向に送気されることを防ぎ睡眠中であっても不快感がなく快適に睡眠を行なうことができる。
【0021】
送気方向調整板は、上部に固定される回動軸に軸支される矩形状や多角形状等に形成されることが好ましい。送気方向調整板の大きさは、送気孔部から送気される空気が使用者の顔面、特に目に直接当ることがないように適宜設定されることが好ましい。送気方向調整板は、拡散板に対向して送気孔部の近傍に配設され、送気孔部の近傍の使用者の目側に配設されることが好ましい。これにより、送気孔部から吐出した気体や拡散板により拡散された気体が使用者の目に直接入ることを防ぐことができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態について、図を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は本実施の形態1における呼吸補助装置の全体斜視図であり、図2は本実施の形態1における呼吸補助装置の顔面マスク用パネル部の要部側面断面図であり、図3は本実施の形態1における呼吸補助装置の顔面マスク用パネル部の要部正面断面図である。
図中、1は本実施の形態1における呼吸補助装置、2は使用者の顔面に沿って湾曲して形成された顔面マスク用パネル部、3は顔面マスク用パネル部2の下面を使用者の顔面から所定距離離隔させて支持するパネル支持部材、4は一端部が顔面マスク用パネル部2の上面に固定され他端部が後述の水平部に接続されたフレキシブルパイプ部、5は下端部に配設された支持部6により床面等に立設され上端部にはフレキシブルパイプ部4に接続される水平部5aが配設された支持柱部、7は顔面マスク用パネル部2に穿設された送気孔部8に上面側から接続された送気管、9は送気管8に接続され顔面マスク用パネル部2に高湿度化した空気や酸素等の湿気体を供給する湿気体供給部、10は送気管7を介して顔面マスク用パネル部2に供給する気体を取り入れる気体取入口、11は気体取入口10を有し気体取入口10から取り入れた気体を加熱する加熱部を備えた温風器、12は温風器11に連結管11aにより接続され温風器11により加熱された気体を加湿する加湿器である。
【0023】
図2又は図3において、2aは顔面マスク用パネル部2の使用者の顎側の端部を顔面側に湾曲して形成された端部湾曲部、14は送気孔部8の下方に配設された拡散板、15は拡散板14を送気孔部8に対して送気方向の調整を可能に支持する拡散板調整支持部材、17は拡散板14の上端部に固定された拡散板回動軸、18は顔面マスク用パネル部2の下面側の送気孔部8の近傍の両側部に形設され拡散板回動軸17を軸支する拡散板軸支部、19は拡散板14の自由端の回動軌跡に沿うように略半円形状に形成され送気孔部8の近傍の両側部に下に向けて形成されたレール部、20は拡散板14の自由端の両側の角部に配設されレール部19に接触してその摩擦力により拡散板14を固定するための滑り止め部、Xは仰向け姿勢の使用者、Yは使用者Xの顔面、Zは使用者Xの鼻、Mは使用者Xの口である。
【0024】
ここで、顔面マスク用パネル部2は、その断面形状が略半円状となるように形成され、使用者Xの顔面Yに沿って湾曲した形状に形成されている。また、顔面マスク用パネル部2は、使用者Xの顔面Yの少なくとも鼻Zと口Mを十分に覆うことができる大きさに形成されている。断面視半円形状に形成された場合、顔面マスク用パネル部2の直径の長さは、顔面Yの幅より大きく形成されることが好ましく、220mm〜280mmに形成されることが好ましい。また、長手方向の長さは少なくとも鼻Zと口Mを覆うことができるように120mm〜200mmに形成されることが好ましい。更に、顔面マスク用パネル部2は、使用時には使用者の顔面から10mm〜20mm離隔した位置に配設されるように使用者により調整される。
フレキシブルパイプ部4は、軽量のものであればその重量や自重により変形することなく一端部に顔面マスク用パネル部2を固定して支持することができる。
送気管7は、使用者Xが顔面マスク用パネル部2の位置を変更した場合にそれに追従するように、合成樹脂等の柔軟性を有する材料により形成されている。
また、本実施の形態1においては、温風器11として電気により加熱する電気温風器を用い、加湿器12として一般的な超音波を用いて水蒸気を発散させるものを用いた。
また、本実施の形態1において、拡散板調整支持部材15は、拡散板回動軸17を回動自在に軸支する拡散板軸支部18と、拡散板14の自由端の回動軌跡に沿って略半円形状に形成された2本のレール部19と、レール部19と接触してその摩擦力により拡散板14を固定する滑り止め部20と、により構成されている。拡散板14は、上端部で拡散板回動軸17に固定され拡散板回動軸17を中心として回動自在に配設されている。また、平板状の拡散板14の自由端側の角部分には各々滑り止め部20が配設されている。拡散板14の大きさは、送気孔部8から吐出される空気が使用者Xの顔面Yに直接当ることがないように、且つ、拡散板14自体も使用者Xの顔面Yに当ることがないように適宜設定されることが好ましい。
滑り止め部20は、レール部19に沿って摺動すると共に、レール部19との摩擦力により任意の位置で拡散板14を固定することができるように、所定の摩擦力を有するゴム材や合成樹脂材等により形成されることが好ましい。
【0025】
以上のように構成された本実施の形態1における呼吸補助装置について、以下その使用動作を図を用いて説明する。
使用者Xは、フレキシブルパイプ部4を曲げる等して仰向け姿勢で顔面マスク用パネル部2の下面が顔面Yから所定距離離隔した位置に配設されるように調整する。このとき、拡散板14が口M又は鼻Zの上方に配設されるように調整する。
湿気体供給部9の温風器11及び加湿器12の駆動が開始されると、湿気体供給部9では気体取入口10から取り入れられた空気が温風器11により設定された温度に加熱されると共に、加熱された空気は加湿器12により加湿される。加熱及び加湿された空気は送気管7を通って送気孔部8から顔面マスク用パネル部2の下方へ吐出される。吐出された空気は、使用者Xの顔面Yには直接当らず、拡散板14により鼻Z側に拡散される。使用者Xは睡眠中に加熱及び加湿された好適な温度及び湿気を含んだ空気等を鼻呼吸により鼻Zから吸い込む。鼻呼吸により鼻Zから吐出された吐気は、顔面マスク用パネル部2の端部から外部に放出される。
【0026】
また、図2又は図3に示すように、拡散板14は拡散板回動軸17に固定され拡散板回動軸17を中心として自由端がレール部19に沿って回動する。また、拡散板14の自由端のレール部19との接触部分に配設された滑り止め部20により、拡散板14は送気孔部8に対して所定の角度で固定される。これにより、送気孔部8から吐出される空気の送気方向を使用者Xの鼻Z側に向けて調整することができ、使用者Xの鼻Zに湿気を含んだ温かい気体を供給することができ、使用者Xの鼻詰まりを防止することができる。
【0027】
また、本実施の形態1においては、拡散板14の送気孔部8を挟んで反対側にさらに送気方向調整板を設けることもできる。
図4は送気方向調整板を有する呼吸補助装置の顔面マスク用パネル部の要部側面断面図である。
図4において、21は拡散板14の送気孔部8を挟んだ反対側に配設された送気方向調整板、22は送気方向調整板21の上端部に固定された調整板回動軸、23は顔面マスク用パネル部2の下面に形成され調整板回動軸22の両端部を軸支して送気方向調整板21を回動自在且つ任意の向きで固定可能に軸支する調整板軸支部である。
図4に示すように、送気方向調整板21は顔面マスク用パネル部2の下面に送気孔部8を挟んで拡散板14の反対側に配設されている。送気方向調整板21は調整板回動軸22を調整板軸支部23に遊嵌して回動自在に配設してもよく、或いは調整板回動軸22と調整板軸支部23の接触部分の摩擦力により、送気方向調整板21を任意の傾きで固定できるようにしてもよい。送気方向調整板21の傾きを調整することにより、送気孔部8から吐出される湿気体が使用者Xの目の方向に送気されることを防ぎ、睡眠中に睫毛や眉毛等で湿気体中の水分が凝縮するという不快感がなく快適に睡眠を行なうことができる。
【0028】
以上のように、本実施の形態1における呼吸補助装置1は構成されているので、以下のような作用を有する。
(1)パネル支持部材3のフレキシブルパイプ4により顔面マスク用パネル部2の位置を任意に設定することができると共に、睡眠中の使用者Xの顔面Yから所定距離離隔させて支持することができるので、使用者Xは顔面Yにマスク等の器具を接触させて装着する必要がなく不快感なく快適に睡眠することができ使用性に優れる。
(2)気体取入口10より取り入れた気体を温風器11により好適な温度にすると共に、加湿器12により好適な湿気を含む空気にすることができるので、好適な温度及び湿気を含んだ気体を顔面マスク用パネル部2の下部側に供給し、使用者Xの鼻Zを温めることができ、鼻詰まりを防ぎ快適な鼻呼吸を行なうことができる。
(3)好適な温度及び湿気を含んだ気体が顔面マスク用パネル部2の下部側に供給されるので、使用者Xは湿気体供給部9より供給される好適な温度及び湿気を含んだ空気を鼻Zから吸い込んで鼻呼吸を行なうことができ、喉の炎症の発症を防ぐと共に、既に炎症を引き起こしている場合は、炎症部の悪化を防ぐことができる。
(4)容易に鼻呼吸を行なうことができるので、空気と一緒に細菌やウイルスが吸い込まれた場合であっても、細菌やウイルスが鼻内部の毛や粘膜により肺等に侵入することを防ぐことができ、また、鼻腔を通過することにより、空気が適当な温度及び湿度に調整されるため、喉等の乾燥を防ぐことができ、健康維持に大きな効果がある。
(5)拡散板調整支持部材15により顔面マスク用パネル部2に固定され送気孔部8の下方に配設された拡散板14を有しているので、送気孔部8から吐出される気体が使用者Xの顔面Yに直接当ることがなく睡眠中であっても不快感がなく快適に睡眠を行なうことができる。
(6)拡散板14は拡散板軸支部18に回動自在に軸支されレール部19に沿って回動し、滑り止め部20とレール部19との接触による摩擦力により送気孔部8に対して所定の角度で固定されるので、送気孔部8から顔面マスク用パネル部2の内部へ送気される湿気体の吐出方向を使用者Xの鼻Zの位置に向けて所望の方向に任意に調節することができ、効率良く送気でき使用者Xの鼻Zを温めることができると共に十分に湿気を含んだ気体を供給することができ鼻詰まりを防止できる。
(7)滑り止め部20とレール部19との接触による摩擦力により、送気孔部8に対する拡散板14の取り付け角度の変更が容易であると共に、簡単な構造で確実に固定することができる。
(8)拡散板14が使用者Xの鼻Z側に傾けるように容易に調節可能であるので、使用者Xによって鼻Zの位置が異なる場合であっても容易に調整でき、温められた空気を鼻に向けて送気することができ、鼻腔内の炎症を防ぎ鼻詰まりにならず快適に睡眠することができる。
(9)拡散板14に加え送気方向調整板21を備えているので、拡散板14や送気方向調整板21の傾きを調整することにより、送気孔部8から吐出される気体が使用者Xの目の方向に送気されることを防ぎ、且つ鼻Zに向けて確実に送気することができるので、効率良く送気でき使用者Xの鼻Zを温めることができると共に睡眠中であっても不快感がなく快適に睡眠を行なうことができる。
【0029】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の呼吸補助装置によれば、以下のような有利な効果が得られる。
【0030】
請求項1に記載の発明によれば、
(1)一端部が脚部を有する支柱部に固定されたパネル支持部材により顔面マスク用パネル部を睡眠中の使用者の顔面から所定距離離隔させて支持することができるので、使用者は顔面にマスク等の器具を接触させて装着する必要がないので違和感がなく快適に睡眠することができる使用性に優れた呼吸補助装置を提供することができる。
(2)送気管及び送気孔部を介して顔面マスク用パネル部の下部側に気体を供給することができ、空気が鼻腔を通過することにより、適当な温度及び湿度に調整されるため、使用者は好適な温度及び湿気を含んだ空気を吸い込んで呼吸を行なうことができる呼吸補助装置を提供することができる。
(3)空気が鼻腔を通過することにより、好適な温度及び湿気(水蒸気)を含んだ空気が供給されるため、鼻詰まりにならず容易に鼻呼吸を行なうことができるので、空気と一緒に細菌やウイルスが吸い込まれた場合であっても、細菌やウイルスを鼻内部の毛や粘膜により捕獲して、細菌やウイルスが肺等から体内に侵入することを防ぐことができ、また、喉等の乾燥を防ぐことができ、健康維持に大きな効果がある呼吸補助装置を提供することができる。
(4)拡散板調整支持部材により顔面マスク用パネル部に固定され送気孔部の下方に配設された拡散板を有しているので、送気孔部から送気される空気が使用者の顔面に直接当ることがなく睡眠中であっても不快感がなく快適に睡眠を行なうことができる呼吸補助装置を提供することができる。
(5)拡散板調整支持部材により拡散板を送気孔部に対して送気方向が所定の角度に調整を可能に支持することができるので、送気孔部から顔面マスク用パネル部の内部へ吐出される空気の送気方向を使用者の鼻の位置等に向けて任意に調節することができ、効率良く送気でき使用者に十分に湿気を含んだ気体を供給することができ鼻詰まりを防止できる呼吸補助装置を提供することができる。
(6)鼻呼吸により鼻から吐出された吐気は、顔面マスク用パネル部の端部から外部に放出される。
【0031】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1の効果に加え、
(1)取り入れた気体を加熱部により好適な温度にすると共に、取り入れた気体に加湿器により湿気を含ませることができ、好適な温度及び湿度の気体を顔面マスク用パネル部に供給できるので、喉の炎症の発症を防ぐと共に、既に炎症を引き起こしている場合は、炎症部の悪化を防ぐことができる。これにより、鼻詰まりを防ぎ使用者は快適な鼻呼吸を行なうことができる呼吸補助装置を提供することができる。
(2)使用者は湿気体供給部より供給される好適な温度及び湿気(水蒸気)を含んだ空気を吸い込んで呼吸を行なうことができる。
(3)送気された気体が使用者に吸気される前に外部に放出されるのを防ぎ、使用者の鼻又は鼻の近傍に気体が送気されるので、送気された気体を鼻で確実に吸気できる。
【0032】
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2の効果に加え、
(1)滑り止め部とレール部との接触による摩擦力で拡散板を送気孔部に対して所定の角度で固定することができるので、拡散板の取り付け角度の変更が容易であると共に、簡単な構造で確実に固定することができる呼吸補助装置を提供することができる。
【0033】
請求項4に記載の発明によれば、請求項1乃至3の内いずれか1項の効果に加え、
(1)送気方向調整板を備えているので、送気方向調整板の傾きを調整することにより、送気孔部から吐出される気体が使用者の目の方向に送気されることを防ぎ睡眠中であっても不快感がなく快適に睡眠を行なうことができる使用性に優れた呼吸補助装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1における呼吸補助装置の全体斜視図
【図2】実施の形態1における呼吸補助装置の顔面マスク用パネル部の要部側面断面図
【図3】実施の形態1における呼吸補助装置の顔面マスク用パネル部の要部正面断面図
【図4】送気方向調整板を有する呼吸補助装置の顔面マスク用パネル部の要部側面断面図
【符号の説明】
1 呼吸補助装置
2 顔面マスク用パネル部
2a 端部湾曲部
3 パネル支持部材
4 フレキシブルパイプ部
5 支持柱部
6 支持部
7 送気管
8 送気孔部
9 湿気体供給部
10 気体取入口
11 温風器
12 加湿器
14 拡散板
15 拡散板調整支持部材
17 拡散板回動軸
18 拡散板軸支部
19 レール部
20 滑り止め部
21 送気方向調整板
22 調整板回動軸
23 調整板軸支部
X 使用者
Y 顔面
Z 鼻
M 口
Claims (4)
- 断面視形状が円弧状、曲線状、山型に形成され使用者の顔面の両耳方向に沿って湾曲して形成された顔面マスク用パネル部と、一端部が脚部を有する支柱部に固定され前記顔面マスク用パネル部の下面を前記使用者の顔面から所定距離離隔させて支持するパネル支持部材と、前記顔面マスク用パネル部に穿設された送気孔部に上面側から接続された送気管と、前記送気孔部の下方に配設された拡散板と、前記拡散板を前記送気孔部に対して送気方向の角度の調整を可能に支持し、前記送気孔部から吐出される空気の送気方向を前記使用者の鼻側に向けて調整する拡散板調整支持部材と、を備えていることを特徴とする呼吸補助装置。
- 前記顔面マスク用パネル部の顎側の端部に使用者の顔面側に湾曲した端部湾曲部が形成され、前記送気管に前記顔面マスク用パネル部に湿気を含んだ気体を供給する湿気体供給部が接続され、前記湿気体供給部が、前記顔面マスク用パネル部に供給する気体を外部や酸素ボンベから取り入れる気体取入口と、前記気体取入口から取り入れた気体を加湿する加湿器と、前記気体取入口から取り入れた気体を加熱する加熱部と、を備えていることを特徴とする請求項1に記載の呼吸補助装置。
- 前記拡散板調整支持部材が、前記顔面マスク用パネル部の下面側の前記送気孔部近傍に配設され前記拡散板の上端部を回動自在に軸支する拡散板軸支部と、前記拡散板の自由端の回動軌跡に沿って配設されたレール部と、前記拡散板の自由端の前記レール部との接触部分に配設され前記拡散板を前記送気孔部に対して所定の角度で固定するための滑り止め部と、を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の呼吸補助装置。
- 前記顔面マスク用パネル部の下面側に前記拡散板の前記送気孔部を挟んで反対側に配設された送気方向調整板を備えていることを特徴とする請求項1乃至3の内いずれか1項に記載の呼吸補助装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003124927A JP4369679B2 (ja) | 2003-04-30 | 2003-04-30 | 呼吸補助装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003124927A JP4369679B2 (ja) | 2003-04-30 | 2003-04-30 | 呼吸補助装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004329255A JP2004329255A (ja) | 2004-11-25 |
JP4369679B2 true JP4369679B2 (ja) | 2009-11-25 |
Family
ID=33502332
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003124927A Expired - Fee Related JP4369679B2 (ja) | 2003-04-30 | 2003-04-30 | 呼吸補助装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4369679B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NZ732004A (en) * | 2014-06-19 | 2018-11-30 | ResMed Pty Ltd | Patient interface for respiratory therapy |
CN112402762A (zh) * | 2020-12-01 | 2021-02-26 | 泰州市人民医院 | 一种用于儿科医疗中新生儿呼吸辅助装置 |
-
2003
- 2003-04-30 JP JP2003124927A patent/JP4369679B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2004329255A (ja) | 2004-11-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US11400249B2 (en) | Breathing assistance apparatus | |
AU2001267947B2 (en) | Breathing assistance apparatus | |
JP3545582B2 (ja) | 呼吸補助装置、および呼吸補助装置操作法 | |
JP6693888B2 (ja) | 患者インタフェースにおいて湿度を保持する装置 | |
CN110072585B (zh) | 湿化器贮存器 | |
JP7098842B2 (ja) | 織物通気アセンブリ | |
JP4369679B2 (ja) | 呼吸補助装置 | |
US11623059B2 (en) | Pivotable outlet port | |
JP7073245B2 (ja) | 睡眠時無呼吸症候群の治療に使用するcpapマスク,非侵襲的陽圧換気療法に使用するnppvマスクの内部に粘着することができる粘着機能を有する結露水吸水保水不織布、吸入薬を含浸または包含させた粘着機能を有する結露水吸水保水不織布及びそのマスク構成 | |
JP2004141430A (ja) | 呼吸補助装置 | |
AU2001267947A1 (en) | Breathing assistance apparatus |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040930 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061110 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061226 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070306 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070507 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20070514 |
|
A912 | Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20070615 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090828 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120904 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120904 Year of fee payment: 3 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120904 Year of fee payment: 3 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130904 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |