JP4368974B2

JP4368974B2 - Shift lock device for automatic transmission

Info

Publication number: JP4368974B2
Application number: JP18540499A
Authority: JP
Inventors: 孝裕久保崎
Original assignee: Delta Kogyo Co Ltd
Current assignee: Delta Kogyo Co Ltd
Priority date: 1999-06-30
Filing date: 1999-06-30
Publication date: 2009-11-18
Anticipated expiration: 2019-06-30
Also published as: JP2001010367A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スタッガートゲート式の自動変速機のシフトロック装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、図９に示すようなスタッガートゲート式の自動変速機のシフト装置は、シフトレバー１をパーキングレンジＰとリバースレンジＲとニュートラルレンジＮとドライブレンジＤとにガイドする前後方向のオートモード用ゲート２が形成されると共に、パーキングレンジＰとニュートラルレンジＮとの間のオートモード用ゲート２が左右方向に屈曲されているものであり、オートマチック車においてもマニュアル車並みのシフトフィーリングが得られるようにしたものである。なお、ドライブレンジＤにはマニュアルモード用ゲート３が形成されて、シフトアップ及びシフトダウンをすることができる。
【０００３】
一方、パーキングレンジＰからリバースレンジＲ方向にシフト操作するときに、ブレーキペダルを踏み込まないとシフト操作できないと共に、ニュートラルレンジＮからリバースレンジＲ方向にシフト操作するときに、ブレーキペダルを踏み込まないとシフト操作できないようにしたシフトロック装置が提案されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
上記のようにパーキングレンジＰとニュートラルレンジＮの双方でシフトロックする装置では、構造が複雑となってコスト高になるという問題がある。
【０００５】
本発明は、上記従来の問題を解決するためになされたもので、構造が簡単でコスト安なスタッガートゲート式の自動変速機のシフトロック装置を提供することを目的とするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、シフトレバーをパーキングレンジとリバースレンジとニュートラルレンジとドライブレンジとにガイドする前後方向のゲートが形成されると共に、パーキングレンジとニュートラルレンジとの間のゲートが左右方向に屈曲されてなるスタッガートゲート式の自動変速機のシフト装置において、
パーキングレンジ用シフトロック部とニュートラルレンジ用シフトロック部とを有し、前後方向に変位可能なシフトロック部材と、前後方向に変位可能な連動部材と、この連動部材と上記シフトロック部材とを前後方向に相対変位可能に連結するスプリング部材とを備え、シフトロック部材は連動部材によりシフトロック位置に保持されると共に、ブレーキペダルの踏み込み時に連動部材が前後方向に変位されたとき、各シフトロック部が各レンジのシフトロックを解除するようにスプリング部材を介してシフトロック部材が前後方向に変位されるようにしたことを特徴とする自動変速機のシフトロック装置を提供するものである。
【０００７】
本発明によれば、シフトレバーをパーキングレンジからリバースレンジ方向にシフト操作しようとする場合、シフトレバーがシフトロック部材のパーキングレンジ用シフトロック部の先端面に当接してシフト操作できない（パーキングレンジのシフトロック）。そこで、ブレーキペダルを踏み込むと連動部材が変位され、パーキングレンジ用シフトロック部がシフトロックを解除するようにスプリング部材を介してシフトロック部材が変位される。これにより、シフトレバーをパーキングレンジからリバースレンジ方向にシフト操作できるようになる。
【０００８】
このリバースレンジ方向へのシフト操作時には、シフトレバーはシフトロック部材のパーキングレンジ用シフトロック部若しくはニュートラルレンジ用シフトロック部の側端面に当接して、シフトロック部材をスプリング部材の付勢力に抗して強制変位させるようになり、シフトレバーをリバースレンジ、ニュートラルレンジのいずれかにシフト操作できる。シフトレバーをニュートラルレンジまでシフト操作したとき、シフトレバーはシフトロック部材のパーキングレンジ用シフトロック部若しくはニュートラルレンジ用シフトロック部の側端面から外れるので、シフトロック部材がスプリング部材の付勢力でシフトロック位置に復帰変位されて、ニュートラルレンジのシフトロック態勢となる。
【０００９】
一方、シフトレバーをニュートラルレンジからリバースレンジ方向にシフト操作しようとする場合、シフトレバーがシフトロック部材のニュートラルレンジ用シフトロック部の先端面に当接してシフト操作できない（ニュートラルレンジのシフトロック）。そこで、ブレーキペダルを踏み込むと連動部材が変位され、ニュートラルレンジ用シフトロック部がシフトロックを解除するようにスプリング部材を介してシフトロック部材が変位される。これにより、シフトレバーをニュートラルレンジからリバースレンジ方向にシフト操作できるようになる。
【００１０】
このパーキングレンジ方向へのシフト操作時には、シフトレバーはシフトロック部材のパーキングレンジ用シフトロック部若しくはニュートラルレンジ用シフトロック部の側端面に当接して、シフトロック部材をスプリング部材の付勢力に抗して強制変位させるようになり、シフトレバーをリバースレンジ、パーキングレンジのいずれかにシフト操作できる。シフトレバーをパーキングレンジまでシフト操作したとき、シフトレバーはシフトロック部材のパーキングレンジ用シフトロック部若しくはニュートラルレンジ用シフトロック部の側端面から外れるので、シフトロック部材がスプリング部材の付勢力でシフトロック位置に復帰変位されるようになって、パーキングレンジのシフトロック態勢となる。
【００１１】
具体的には、請求項２のように、パーキングレンジ用シフトロック部とニュートラルレンジ用シフトロック部とを有し、前後方向に揺動変位可能なシフトロック部材と、このシフトロック部材と同軸に支持されて前後方向に揺動変位可能な連動部材と、この連動部材と上記シフトロック部材の各スプリング掛け部に跨って掛け止められて、連動部材とシフトロック部材とを前後方向に相対変位可能に連結するワイヤースプリング部材とを備えている構成とすることができる。
【００１２】
また、請求項３のように、パーキングレンジ用シフトロック部とニュートラルレンジ用シフトロック部とを有し、前後方向に揺動変位可能なシフトロック部材と、上記ブレーキペダルの踏み込みに連動するインナーロッドと上記シフトロック部材に連結されるアウターロッドとを有し、前後方向に相対直線変位可能な連動部材と、この連動部材のインナーロッドの中間突起部を境にして前位置と後位置とのアウターロッドとの間にそれぞれ介装されて、連動部材のインナーロッドと上記シフトロック部材とを前後方向に相対変位可能に連結するコイルスプリング部材とを備えている構成とすることもできる。
【００１３】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。なお、従来技術と同一構成・作用の箇所は同一番号を付して詳細な説明は省略する。
【００１４】
図１から図４は第１実施形態のシフトロック装置である。
【００１５】
図３（ａ）に示すように、スタッガートゲート式の自動変速機のシフト装置には、シフトレバー１をパーキングレンジＰとリバースレンジＲとニュートラルレンジＮとドライブレンジＤとにガイドする前後方向のオートモード用ゲート２が形成されている。なお、図９におけるドライブレンジＤのマニュアルモード用ゲート３は省略している。
【００１６】
上記パーキングレンジＰとニュートラルレンジＮとの間のオートモード用ゲート２は左右方向に屈曲されている。即ち、パーキングレンジＰ側が高くニュートラルレンジＮ側が低い階段状に形成されて、その中段部分にリバースレンジＲが形成されている。
【００１７】
図１及び図２に示すように、上記パーキングレンジＰとニュートラルレンジＮとの間の側方にはシフトロック部材５が配置され、このシフトロック部材５の下部には外方に突出する中空ボス部５ａが形成されると共に、下端部には外方に突出するスプリング掛けピン部５ｂが形成されている。
【００１８】
また、シフトロック部材５の上部には中空ボス部５ａを中心とした半径の円弧溝５ｃが形成されると共に、上端部には、内方に突出するパーキングレンジ用シフトロック部５ｄとニュートラルレンジ用シフトロック部５ｅとが二股状に形成されている。
【００１９】
このシフトロック部材５は、シフトロック位置に保持されているときには、図３（ａ）のように、シフトレバー１をパーキングレンジＰからリバースレンジＲ方向にシフト操作しようとする場合、シフトレバー１がシフトロック部材５のパーキングレンジ用シフトロック部５ｄの先端面５ｆに当接してシフト操作できなくなる（パーキングレンジのシフトロック）と共に、図３（ｆ）のように、シフトレバー１をニュートラルレンジＮからリバースレンジＲ方向にシフト操作しようとする場合、シフトレバー１がシフトロック部材５のニュートラルレンジ用シフトロック部５ｅの先端面５ｇに当接してシフト操作できなくなる（ニュートラルレンジのシフトロック）。
【００２０】
上記シフトロック部材５の内面側には連動部材６が配置され、この連動部材６の下部には外方に突出して上記シフトロック部材５の中空ボス部５ａに内嵌する中空ボス部６ａが形成されると共に、下端部には、上記シフトロック部材５のスプリング掛けピン部５ｂの真下で外方に突出するスプリング掛けピン部６ｂが形成されている。また、連動部材６の上部には外方に突出して上記シフトロック部材５の円弧溝５ｃに嵌入する連動ピン部６ｃが形成されている。
【００２１】
この連動部材６の中空ボス部６ａを装置本体の軸部材７に嵌合することにより、軸部材７を中心として連動部材６とシフトロック部材５とが前後方向Ｆ，Ｂに揺動変位可能に支持されるようになる。
【００２２】
上記シフトロック部材５の中空ボス部５ａにはワイヤースプリング８が外嵌されて、このワイヤースプリング８の内向き両端部８ａを連動部材６のスプリング掛けピン部６ｂとシフトロック部材５のスプリング掛けピン部５ｂとに跨って挟み込むように掛け止めることにより、連動部材６とシフトロック部材５とが前後方向に相対揺動可能にスプリング連結されるようになる。
【００２３】
上記連動部材６の連動ピン部６ｃにはソレノイド９のプランジャ９ａが連結されて、ソレノイド９の消磁時（オフ）には、不図示のスプリングの付勢力でプランジャ９ａが突出動され、連動部材６からワイヤースプリング８を介してシフトロック部材５をシフトロック位置に前揺動変位させると共に、ブレーキペダルの踏み込み時にソレノイド９が励磁された時（オン）には、プランジャ９ａが没入動され、連動部材６からワイヤースプリング８を介してシフトロック部材５をシフトロック解除位置に後揺動変位させるようになる（図３（ｂ）及び図４（ｂ）参照）。なお、連動部材６をブレーキペダルに連動させる方法として、上述したソレノイド（アクチュエータ）９による電気式に代えて、ワイヤーによる機械式としても良い。
【００２４】
上記連動部材６は、連動ピン部６ｃがソレノイド９のプランジャ９ａに連結されているから、プランジャ９ａの出没動に連動して前後揺動するだけであるが、上記シフトロック部材５は、ワイヤースプリング８を介して連動部材６と共に前後揺動する他、円弧溝５ｃの範囲で連動部材６と別にワイヤースプリング８の付勢力に抗して前後揺動するようになる。
【００２５】
第１実施形態のシフトロック装置において、図３（ａ）のように、シフトレバー１がパーキングレンジＰにあるときには、シフトロック部材５は、シフトロック位置に保持されている。
【００２６】
この状態から、シフトレバー１をパーキングレンジＰからリバースレンジＲ方向にシフト操作しようとする場合、シフトレバー１がシフトロック部材５のパーキングレンジ用シフトロック部５ｄの先端面５ｆに当接するのでシフト操作できない（パーキングレンジＰのシフトロック）。
【００２７】
そこで、ブレーキペダルを踏み込むと、ソレノイド９が励磁されてプランジャ９ａが没入動され、これに連動して連動部材６が後揺動変位され、ワイヤースプリング８を介してシフトロック部材５もシフトロック解除位置に後揺動変位されるようになる（図３（ｂ）参照）。
【００２８】
これにより、図３（ｂ）（ｃ）のように、シフトレバー１をパーキングレンジＰからリバースレンジＲ方向にシフト操作できるようになる。
【００２９】
このリバースレンジＲ方向へのシフト操作時には、シフトレバー１はシフトロック部材５のパーキングレンジ用シフトロック部５ｄの外側端面５ｆに当接して、シフトロック部材５をワイヤースプリング８の付勢力に抗して強制的に後揺動変位させるようになるから、シフトレバー１をリバースレンジＲ（図３（ｄ）参照）にシフト操作できるようになる。このとき、パーキングレンジ用シフトロック部５ｄの外側端面５ｆからシフトレバー１が外れるので、シフトロック部材５がワイヤースプリング８の付勢力で前揺動変位してシフトロック位置に復帰するようになる。
【００３０】
この状態から、シフトレバー１をリバースレンジＲからニュートラルレンジＮ方向にシフト操作すると、図３（ｅ）のように、シフトレバー１はシフトロック部材５のニュートラルレンジ用シフトロック部５ｄの内側端面５ｉに当接して、シフトロック部材５をワイヤースプリング８の付勢力に抗して再び強制的に後揺動変位させるようになるから、シフトレバー１をニュートラルレンジＮ（図３（ｆ）参照）にシフト操作できるようになる。このとき、ニュートラルレンジ用シフトロック部５ｅの内側端面５ｉからシフトレバー１が外れるので、シフトロック部材５がワイヤースプリング８の付勢力で前揺動変位して再びシフトロック位置に復帰するようになる。このニュートラルレンジＮからはドライブレンジＤにシフト操作することができる。
【００３１】
一方、シフトレバー１をニュートラルレンジＮからリバースレンジＲ方向にシフト操作しようとする場合、図３（ｆ）に示したように、シフトレバー１がシフトロック部材５のニュートラルレンジ用シフトロック部５ｅの先端面５ｇに当接するのでシフト操作できない（ニュートラルレンジＮのシフトロック）。
【００３２】
そこで、ブレーキペダルを踏み込むと、ソレノイド９が励磁されてプランジャ９ａが没入動され、これに連動して連動部材６が後揺動変位され、ワイヤースプリング８を介してシフトロック部材５もシフトロック解除位置に後揺動変位されるようになる（図４（ａ）参照）から、シフトレバー１をニュートラルレンジＮからリバースレンジＲ方向にシフト操作できるようになる。
【００３３】
そして、シフトレバー１をリバースレンジＲからパーキングレンジＰ方向にシフト操作すると、図４（ｃ）のように、シフトレバー１はシフトロック部材５のパーキングレンジ用シフトロック部５ｄの内側端面５ｊに当接して、シフトロック部材５をワイヤースプリング８の付勢力に抗して強制的に前揺動変位させるようになるから、シフトレバー１をパーキングレンジＰ（図４（ｄ）参照）にシフト操作できるようになる。このとき、パーキングレンジ用シフトロック部５ｄの内側端面５ｊからシフトレバー１が外れるので、シフトロック部材５がワイヤースプリング８の付勢力で後揺動変位してシフトロック位置に復帰するようになる。
【００３４】
上記構成のように、パーキングレンジＰとニュートラルレンジＮの双方でシフトロックするために、シフトロック部材５と連動部材６とワイヤースプリング８とでシフトロック装置を構成できることから、構造が簡単で組立も容易であり、コスト安に製造できる。。
【００３５】
図５から図８は第２実施形態のシフトロック装置である。なお、第１実施形態と同一構成・作用の箇所の詳細な説明は省略する。
【００３６】
図５及び図６に示すように、上記パーキングレンジＰとニュートラルレンジＮとの間の側方にはシフトロック部材１５が配置され、このシフトロック部材１５の中間部には揺動穴部１５ａが形成されると共に、下部には内方に突出する連動ピン部１５ｂが形成されている。
【００３７】
また、シフトロック部材１５の上部には、内方に突出するパーキングレンジ用シフトロック部１５ｄとニュートラルレンジ用シフトロック部１５ｅとが二股状に形成されている。
【００３８】
このシフトロック部材１５は、揺動穴部１５ａを装置本体の軸部材１７ａに嵌合することにより、軸部材１７ａを中心として前後方向Ｆ，Ｂに揺動変位可能に支持されるようになる。
【００３９】
上記シフトロック部材１５の内面側にはインナーロッド１６ａと、このインナーロッド１６ａを内嵌するとともに両端が閉塞されたアウターロッド１６ｂとでなる連動部材１６が配置され、アウターロッド１６ｂは、外周を装置本体の軸受け部材１７ｂに嵌合することにより、前後方向Ｆ，Ｂに直線（スライド）変位可能に支持されるようになる。
【００４０】
このアウターロッド１６ｂの長さ方向の中間位置の上部には、上方に突出して上記シフトロック部材１５の連動ピン部１５ｂに嵌合するピン穴部１６ｃが形成されている。
【００４１】
上記インナーロッド１６ａには中間突起部１６ｄが形成され、この中間突起部１６ｄを境にして前位置と後位置とのアウターロッド１６ｂとの間にコイルスプリング１８がそれぞれ縮装されることにより、連動部材１６とシフトロック部材１５とが前後方向に相対動可能に連結されるようになる。
【００４２】
上記連動部材１６のインナーロッド１６ａにはソレノイド９のプランジャ９ａが連結されて、ソレノイド９の消磁時（オフ）には、不図示のスプリングの付勢力でプランジャ９ａが突出動され、インナーロッド１６ａからコイルスプリング１８を介してアウターロッド１６ｂとともにシフトロック部材１５をシフトロック位置に後揺動変位させると共に、ブレーキペダルの踏み込み時にソレノイド９が励磁された時（オン）には、プランジャ９ａが没入動され、インナーロッド１６ａからコイルスプリング１８を介してアウターロッド１６ｂとともにシフトロック部材１５をシフトロック解除位置に前揺動変位させるようになる（図７（ｂ）及び図８（ａ）参照）。
【００４３】
上記連動部材１６のインナーロッド１６ａがソレノイド９のプランジャ９ａに連結されているから、プランジャ９ａの出没動に連動してインナーロッド１６ａが前後動するだけであるが、上記シフトロック部材１５は、コイルスプリング１８を介してアウターロッド１６ｂの前後動とともに前後揺動する他、アウターロッド１６ｂのストロークの範囲でインナーロッド１６ａと別にワイヤースプリング１８の付勢力に抗して前後揺動するようになる。
【００４４】
第２実施形態のシフトロック装置において、図７（ａ）のように、シフトレバー１がパーキングレンジＰにあるときには、シフトロック部材１５は、シフトロック位置に保持されている。
【００４５】
この状態から、シフトレバー１をパーキングレンジＰからリバースレンジＲ方向にシフト操作しようとする場合、シフトレバー１がシフトロック部材１５のパーキングレンジ用シフトロック部１５ｄの先端面１５ｆに当接するのでシフト操作できない（パーキングレンジＰのシフトロック）。
【００４６】
そこで、ブレーキペダルを踏み込むと、ソレノイド９が励磁されてプランジャ９ａが没入動され、これに連動して連動部材６のインナーロッド１６ａからコイルスプリング１８を介してアウターロッド１６ｂとともにシフトロック部材１５がロック解除位置に前揺動変位されるようになる（図７（ｂ）参照）。
【００４７】
これにより、図７（ｂ）（ｃ）のように、シフトレバー１をパーキングレンジＰからリバースレンジＲ方向にシフト操作できるようになる。
【００４８】
このリバースレンジＲ方向へのシフト操作時には、シフトレバー１はシフトロック部材１５のニュートラルレンジ用シフトロック部１５ｅの内側端面１５ｉに当接して、シフトロック部材１５をコイルスプリング１８の付勢力に抗して強制的に後揺動変位させるようになるから、シフトレバー１をリバースレンジＲ（図７（ｃ）参照）にシフト操作できるようになる。
【００４９】
この状態から、シフトレバー１をリバースレンジＲからニュートラルレンジＮ方向にシフト操作すると、図７のように、シフトレバー１はシフトロック部材１５のニュートラルレンジ用シフトロック部１５ｅの内側端面１５ｉに当接して、シフトロック部材１５をコイルスプリング１８の付勢力に抗して再び強制的に後揺動変位させるようになるから、シフトレバー１をニュートラルレンジＮ（図７（ｅ）参照）にシフト操作できるようになる。このとき、ニュートラルレンジ用シフトロック部１５ｅの内側端面１５ｉからシフトレバー１が外れるので、シフトロック部材１５がコイルスプリング１８の付勢力で前揺動変位して再びシフトロック位置に復帰するようになる。このニュートラルレンジＮからはドライブレンジＤにシフト操作することができる。
【００５０】
一方、シフトレバー１をニュートラルレンジＮからリバースレンジＲ方向にシフト操作しようとする場合、図７（ｅ）に示したように、シフトレバー１がシフトロック部材１５のニュートラルレンジ用シフトロック部１５ｅの先端面１５ｇに当接するのでシフト操作できない（ニュートラルレンジＮのシフトロック）。
【００５１】
そこで、ブレーキペダルを踏み込むと、ソレノイド９が励磁されてプランジャ９ａが没入動され、これに連動して連動部材１６のインナーロッド１６ａからコイルスプリング１８を介してアウターロッド１６ｂとともにシフトロック部材１５がロック解除位置に前揺動変位されるようになる（図８（ａ）参照）から、シフトレバー１をニュートラルレンジＮからリバースレンジＲ方向にシフト操作できるようになる。
【００５２】
そして、シフトレバー１をリバースレンジＲからパーキングレンジＰ方向にシフト操作すると、図８（ｂ）のように、シフトレバー１はシフトロック部材１５のニュートラルレンジＮ用シフトロック部１５ｅの外側端面１５ｋに当接して、図８（ｃ）のように、シフトロック部材１５をコイルスプリング１８の付勢力に抗して強制的に前揺動変位させるようになるから、シフトレバー１をパーキングレンジＰ（図８（ｄ）参照）にシフト操作できるようになる。このとき、ニュートラルレンジ用シフトロック部１５ｅの外側端面１５ｋからシフトレバー１が外れるので、シフトロック部材１５がコイルスプリング１８の付勢力で後揺動変位してシフトロック位置に復帰するようになる。
【００５３】
上記構成のように、第２実施形態でも、パーキングレンジＰとニュートラルレンジＮの双方でシフトロックするために、シフトロック部材１５と連動部材１６とコイルスプリング１８とでシフトロック装置を構成できることから、構造が簡単で組立も容易であり、コスト安に製造できる。
【００５４】
【発明の効果】
以上の説明からも明らかなように、本発明は、スタッガートゲート式の自動変速機のシフト装置において、パーキングレンジ用シフトロック部とニュートラルレンジ用シフトロック部とを有するシフトロック部材と、連動部材と、この連動部材とシフトロック部材とを連結するスプリング部材とを設けることにより、パーキングレンジとニュートラルレンジの双方でシフトロックすることができるから、構造が簡単になってコスト安に製造できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１実施形態のシフトロック装置の分解斜視図である。
【図２】シフトロック装置の外面図である。
【図３】（ａ）〜（ｆ）は、シフトレバーをパーキングレンジからニュートラルレンジにシフト操作するときの作動説明図である。
【図４】（ａ）〜（ｄ）は、シフトレバーをニュートラルレンジからパーキングレンジにシフト操作するときの作動説明図である。
【図５】本発明の第２実施形態のシフトロック装置の分解斜視図である。
【図６】シフトロック装置の内面図である。
【図７】（ａ）〜（ｅ）は、シフトレバーをパーキングレンジからニュートラルレンジにシフト操作するときの作動説明図である。
【図８】（ａ）〜（ｄ）は、シフトレバーをニュートラルレンジからパーキングレンジにシフト操作するときの作動説明図である。
【図９】スタッガートゲート式の自動変速機のシフト装置の斜視図である。
【符号の説明】
１シフトレバー
２オートモード用ゲート
５，１５シフトロック部材
５ｄ，１５ｄパーキングレンジ用シフトロック部
５ｅ，１５ｅニュートラルレンジ用シフトロック部
６，１６連動部材
８，１８スプリング部材
９ソレノイド（アクチュエータ）
Ｐパーキングレンジ
Ｒリバースレンジ
Ｎニュートラルレンジ
Ｄドライブレンジ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a shift lock device for a staggered gate type automatic transmission.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a shift device for a staggered gate type automatic transmission as shown in FIG. 9 is used for an auto mode in the front-rear direction for guiding the shift lever 1 to a parking range P, a reverse range R, a neutral range N, and a drive range D. While the gate 2 is formed, the gate 2 for the auto mode between the parking range P and the neutral range N is bent in the left-right direction, and a shift feeling similar to that of a manual vehicle can be obtained even in an automatic vehicle. It is what I did. Note that a manual mode gate 3 is formed in the drive range D, and can be shifted up and down.
[0003]
On the other hand, when shifting from the parking range P to the reverse range R, the shift cannot be performed unless the brake pedal is depressed, and when shifting from the neutral range N to the reverse range R, the shift is not performed. A shift lock device that cannot be operated has been proposed.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
As described above, an apparatus that shifts and locks in both the parking range P and the neutral range N has a problem that the structure is complicated and the cost is increased.
[0005]
The present invention has been made in order to solve the above-described conventional problems, and an object of the present invention is to provide a shift lock device for a staggered gate type automatic transmission that has a simple structure and is inexpensive.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-described problems, the present invention provides a gate in the front-rear direction that guides the shift lever to the parking range, the reverse range, the neutral range, and the drive range, and the gate between the parking range and the neutral range. In the staggered gate type automatic transmission shift device, which is bent in the left-right direction,
A shift lock member having a parking range shift lock portion and a neutral range shift lock portion, a shift lock member displaceable in the front-rear direction, an interlock member displaceable in the front-rear direction, and the interlock member and the shift lock member Each of the shift lock portions when the interlock member is displaced in the front-rear direction when the brake pedal is depressed, and the shift lock member is held in the shift lock position by the interlock member. A shift lock device for an automatic transmission is provided in which the shift lock member is displaced in the front-rear direction via a spring member so as to release the shift lock of each range.
[0007]
According to the present invention, when the shift lever is to be shifted from the parking range to the reverse range, the shift lever abuts on the front end surface of the parking range shift lock portion of the shift lock member and the shift operation cannot be performed. Shift lock). Therefore, when the brake pedal is depressed, the interlocking member is displaced, and the shift lock member is displaced via the spring member so that the parking range shift lock portion releases the shift lock. As a result, the shift lever can be shifted from the parking range to the reverse range.
[0008]
During the shift operation in the reverse range direction, the shift lever comes into contact with the side end face of the shift lock member for the parking range or the neutral range shift lock member to resist the biasing force of the spring member. The shift lever can be shifted to either the reverse range or the neutral range. When the shift lever is shifted to the neutral range, the shift lever is disengaged from the side end face of the shift lock portion for the parking lock or the shift lock portion for the neutral range, so that the shift lock member is shift-locked by the biasing force of the spring member. It is displaced back to the position, and the neutral range shift lock posture is set.
[0009]
On the other hand, when the shift lever is to be shifted from the neutral range to the reverse range, the shift lever is in contact with the front end surface of the shift lock portion for the neutral range of the shift lock member, so that the shift operation cannot be performed (neutral range shift lock). Therefore, when the brake pedal is depressed, the interlocking member is displaced, and the shift lock member is displaced via the spring member so that the neutral range shift lock portion releases the shift lock. As a result, the shift lever can be shifted from the neutral range to the reverse range.
[0010]
During the shifting operation in the parking range direction, the shift lever comes into contact with the side end face of the parking lock or the neutral range shift lock portion of the shift lock member to resist the biasing force of the spring member. The shift lever can be shifted to either the reverse range or the parking range. When the shift lever is shifted to the parking range, the shift lever disengages from the side end face of the shift lock portion for the parking lock or the shift lock portion for the neutral range, so that the shift lock member is shift-locked by the biasing force of the spring member. The vehicle is returned to the position, and the parking range shift lock posture is established.
[0011]
Specifically, as in claim 2, a shift lock member having a parking range shift lock portion and a neutral range shift lock portion and swingable in the front-rear direction, and coaxial with the shift lock member. An interlocking member that is supported and can swing and displace in the front-rear direction, and the interlocking member and the shift lock member can be relatively displaced in the front-rear direction by being hooked and strung across the spring hooks of the shift lock member. And a wire spring member connected to each other.
[0012]
A shift lock member having a parking range shift lock portion and a neutral range shift lock portion and capable of swinging in the front-rear direction and an inner rod interlocked with the depression of the brake pedal And an outer rod coupled to the shift lock member and capable of relative linear displacement in the front-rear direction, and an outer member between the front position and the rear position with the intermediate protrusion of the inner rod of the interlock member as a boundary. A coil spring member that is interposed between the rods and connects the inner rod of the interlocking member and the shift lock member so as to be relatively displaceable in the front-rear direction can also be provided.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. In addition, the same number is attached | subjected to the location of the same structure and effect | action as a prior art, and detailed description is abbreviate | omitted.
[0014]
1 to 4 show the shift lock device of the first embodiment.
[0015]
As shown in FIG. 3 (a), in the staggered gate type automatic transmission shift device, the shift lever 1 is guided in the front-rear direction to guide the parking range P, reverse range R, neutral range N and drive range D. An auto mode gate 2 is formed. Note that the manual mode gate 3 of the drive range D in FIG. 9 is omitted.
[0016]
The auto mode gate 2 between the parking range P and the neutral range N is bent in the left-right direction. That is, the parking range P side is high and the neutral range N side is low, and the reverse range R is formed in the middle part thereof.
[0017]
As shown in FIGS. 1 and 2, a shift lock member 5 is disposed on the side between the parking range P and the neutral range N, and a hollow boss projecting outwardly is located below the shift lock member 5. A portion 5a is formed, and a spring hook pin portion 5b protruding outward is formed at the lower end portion.
[0018]
An arc groove 5c having a radius centered on the hollow boss portion 5a is formed on the upper portion of the shift lock member 5, and an inwardly projecting parking range shift lock portion 5d and a neutral range portion are formed on the upper end portion. The shift lock portion 5e is formed in a bifurcated shape.
[0019]
When the shift lock member 5 is held at the shift lock position, when the shift lever 1 is to be shifted from the parking range P to the reverse range R as shown in FIG. The shift lock member 5 comes into contact with the front end surface 5f of the parking range shift lock portion 5d and cannot be shifted (parking range shift lock), and the shift lever 1 is moved from the neutral range N as shown in FIG. When a shift operation is to be performed in the reverse range R direction, the shift lever 1 comes into contact with the distal end surface 5g of the shift lock portion 5e for the neutral range of the shift lock member 5 and cannot perform the shift operation (neutral range shift lock).
[0020]
An interlocking member 6 is disposed on the inner surface side of the shift lock member 5, and a hollow boss portion 6 a that protrudes outward and fits into the hollow boss portion 5 a of the shift lock member 5 is formed at the lower portion of the interlock member 6. In addition, a spring hooking pin portion 6b that protrudes outward just below the spring hooking pin portion 5b of the shift lock member 5 is formed at the lower end portion. In addition, an interlocking pin portion 6 c that protrudes outward and fits into the arc groove 5 c of the shift lock member 5 is formed on the upper portion of the interlocking member 6.
[0021]
By fitting the hollow boss 6a of the interlocking member 6 to the shaft member 7 of the apparatus main body, the interlocking member 6 and the shift lock member 5 can be swingably displaced in the front-rear directions F and B around the shaft member 7. Become supported.
[0022]
A wire spring 8 is externally fitted to the hollow boss portion 5 a of the shift lock member 5, and both inwardly facing end portions 8 a of the wire spring 8 are connected to the spring hook pin portion 6 b of the interlocking member 6 and the spring hook pin of the shift lock member 5. By hooking so as to be sandwiched across the portion 5b, the interlocking member 6 and the shift lock member 5 are spring-coupled so as to be relatively swingable in the front-rear direction.
[0023]
A plunger 9a of a solenoid 9 is connected to the interlocking pin portion 6c of the interlocking member 6, and when the solenoid 9 is demagnetized (OFF), the plunger 9a is projected and moved by a biasing force of a spring (not shown). When the solenoid 9 is excited when the brake pedal is depressed (ON), the plunger 9a is retracted, and the interlocking member is moved. From 6, the shift lock member 5 is moved to the shift lock release position via the wire spring 8 so as to swing back and forth (see FIGS. 3B and 4B). In addition, as a method of interlocking the interlocking member 6 with the brake pedal, a mechanical system using a wire may be used instead of the electrical system using the solenoid (actuator) 9 described above.
[0024]
Since the interlocking pin 6c is connected to the plunger 9a of the solenoid 9, the interlocking member 6 only swings back and forth in conjunction with the movement of the plunger 9a, but the shift lock member 5 is a wire spring. In addition to swinging back and forth with the interlocking member 6 via 8, it swings back and forth against the urging force of the wire spring 8 separately from the interlocking member 6 within the arc groove 5 c.
[0025]
In the shift lock device of the first embodiment, as shown in FIG. 3A, when the shift lever 1 is in the parking range P, the shift lock member 5 is held at the shift lock position.
[0026]
In this state, when the shift lever 1 is to be shifted from the parking range P to the reverse range R, the shift lever 1 contacts the front end surface 5f of the parking range shift lock portion 5d of the shift lock member 5, so that the shift operation is performed. Not possible (shift lock of parking range P).
[0027]
Therefore, when the brake pedal is depressed, the solenoid 9 is energized and the plunger 9a is retracted. In conjunction with this, the interlocking member 6 is oscillated and displaced backward, and the shift lock member 5 is also unlocked via the wire spring 8. After that, it is displaced back and forth (see FIG. 3B).
[0028]
Thereby, the shift lever 1 can be shifted from the parking range P to the reverse range R as shown in FIGS.
[0029]
During the shift operation in the reverse range R direction, the shift lever 1 contacts the outer end surface 5f of the parking range shift lock portion 5d of the shift lock member 5 to resist the biasing force of the wire spring 8 from the shift lock member 5. Therefore, the shift lever 1 can be shifted to the reverse range R (see FIG. 3D). At this time, since the shift lever 1 is disengaged from the outer end surface 5f of the parking range shift lock portion 5d, the shift lock member 5 is displaced forwardly by the urging force of the wire spring 8 and returns to the shift lock position.
[0030]
When the shift lever 1 is shifted from the reverse range R to the neutral range N from this state, the shift lever 1 is moved to the inner end face 5i of the shift lock portion 5d for the neutral range of the shift lock member 5 as shown in FIG. , The shift lock member 5 is forcibly moved back and forth again against the urging force of the wire spring 8, so that the shift lever 1 is moved to the neutral range N (see FIG. 3 (f)). Shift operation can be performed. At this time, the shift lever 1 is disengaged from the inner end surface 5i of the neutral range shift lock portion 5e, so that the shift lock member 5 is moved forward and oscillated by the urging force of the wire spring 8 to return to the shift lock position again. . From the neutral range N, a shift operation can be performed to the drive range D.
[0031]
On the other hand, when the shift lever 1 is to be shifted from the neutral range N to the reverse range R, as shown in FIG. 3 (f), the shift lever 1 is connected to the neutral range shift lock portion 5 e of the shift lock member 5. Shift operation cannot be performed because it abuts the front end surface 5g (shift lock of neutral range N).
[0032]
Therefore, when the brake pedal is depressed, the solenoid 9 is energized and the plunger 9a is retracted. In conjunction with this, the interlocking member 6 is oscillated and displaced backward, and the shift lock member 5 is also unlocked via the wire spring 8. The shift lever 1 can now be shifted from the neutral range N to the reverse range R because it is displaced back and forth to the position (see FIG. 4A).
[0033]
When the shift lever 1 is shifted from the reverse range R to the parking range P direction, the shift lever 1 contacts the inner end surface 5j of the parking range shift lock portion 5d of the shift lock member 5 as shown in FIG. In contact therewith, the shift lock member 5 is forcibly displaced forward against the urging force of the wire spring 8, so that the shift lever 1 can be shifted to the parking range P (see FIG. 4D). It becomes like this. At this time, since the shift lever 1 is disengaged from the inner end surface 5j of the parking range shift lock portion 5d, the shift lock member 5 is moved back and forth by the urging force of the wire spring 8 to return to the shift lock position.
[0034]
Since the shift lock device 5, the interlocking member 6, and the wire spring 8 can be configured to shift-lock in both the parking range P and the neutral range N as in the above configuration, the structure is simple and easy to assemble. It is easy and can be manufactured at low cost. .
[0035]
5 to 8 show a shift lock device of the second embodiment. A detailed description of the same configuration and operation as in the first embodiment will be omitted.
[0036]
As shown in FIGS. 5 and 6, a shift lock member 15 is disposed on the side between the parking range P and the neutral range N, and a swing hole portion 15 a is provided at an intermediate portion of the shift lock member 15. The interlocking pin part 15b which protrudes inward is formed in the lower part while being formed.
[0037]
Further, a parking range shift lock portion 15d and a neutral range shift lock portion 15e projecting inward are formed in a bifurcated shape on the upper portion of the shift lock member 15.
[0038]
The shift lock member 15 is supported so as to be swingable and displaceable in the front-rear directions F and B around the shaft member 17a by fitting the swing hole 15a to the shaft member 17a of the apparatus main body.
[0039]
An interlocking member 16 comprising an inner rod 16a and an outer rod 16b in which the inner rod 16a is fitted and closed at both ends is disposed on the inner surface side of the shift lock member 15, and the outer rod 16b By being fitted to the bearing member 17b of the main body, it is supported so that it can be displaced linearly (slidably) in the front-rear directions F and B.
[0040]
A pin hole portion 16c that protrudes upward and fits with the interlocking pin portion 15b of the shift lock member 15 is formed at the upper portion of the intermediate position in the length direction of the outer rod 16b.
[0041]
An intermediate protrusion 16d is formed on the inner rod 16a, and the coil springs 18 are respectively contracted between the outer rod 16b at the front position and the rear position with the intermediate protrusion 16d as a boundary. The member 16 and the shift lock member 15 are coupled so as to be relatively movable in the front-rear direction.
[0042]
The plunger 9a of the solenoid 9 is connected to the inner rod 16a of the interlocking member 16, and when the solenoid 9 is demagnetized (OFF), the plunger 9a is projected and moved by the biasing force of a spring (not shown). When the shift lock member 15 is moved back and forth to the shift lock position together with the outer rod 16b via the coil spring 18, and when the solenoid 9 is energized (on) when the brake pedal is depressed, the plunger 9a is retracted. Then, the shift lock member 15 is moved forward and displaced to the shift lock release position together with the outer rod 16b from the inner rod 16a via the coil spring 18 (see FIGS. 7B and 8A).
[0043]
Since the inner rod 16a of the interlocking member 16 is connected to the plunger 9a of the solenoid 9, the inner rod 16a only moves back and forth in conjunction with the movement of the plunger 9a. In addition to the back and forth movement of the outer rod 16b via the spring 18, it swings back and forth against the urging force of the wire spring 18 separately from the inner rod 16a within the stroke range of the outer rod 16b.
[0044]
In the shift lock device of the second embodiment, when the shift lever 1 is in the parking range P as shown in FIG. 7A, the shift lock member 15 is held at the shift lock position.
[0045]
In this state, when the shift lever 1 is to be shifted from the parking range P to the reverse range R, the shift lever 1 contacts the front end surface 15f of the parking range shift lock portion 15d of the shift lock member 15, so that the shift operation is performed. Not possible (shift lock of parking range P).
[0046]
Therefore, when the brake pedal is depressed, the solenoid 9 is energized and the plunger 9a is moved in and out. In conjunction with this, the shift lock member 15 is locked together with the outer rod 16b from the inner rod 16a of the interlocking member 6 via the coil spring 18. It is displaced forwardly to the release position (see FIG. 7B).
[0047]
As a result, the shift lever 1 can be shifted from the parking range P in the reverse range R direction as shown in FIGS.
[0048]
During the shift operation in the reverse range R direction, the shift lever 1 contacts the inner end face 15i of the neutral range shift lock portion 15e of the shift lock member 15 to resist the biasing force of the coil spring 18. Therefore, the shift lever 1 can be shifted to the reverse range R (see FIG. 7C).
[0049]
When the shift lever 1 is shifted from the reverse range R to the neutral range N from this state, the shift lever 1 contacts the inner end face 15i of the neutral range shift lock portion 15e of the shift lock member 15 as shown in FIG. Thus, the shift lock member 15 is forcibly rearwardly displaced against the urging force of the coil spring 18, so that the shift lever 1 can be shifted to the neutral range N (see FIG. 7E). It becomes like this. At this time, since the shift lever 1 is disengaged from the inner end face 15i of the neutral range shift lock portion 15e, the shift lock member 15 is moved forward and oscillated by the urging force of the coil spring 18 to return to the shift lock position again. . From the neutral range N, a shift operation can be performed to the drive range D.
[0050]
On the other hand, when the shift lever 1 is to be shifted from the neutral range N to the reverse range R, as shown in FIG. 7 (e), the shift lever 1 is connected to the neutral range shift lock portion 15 e of the shift lock member 15. Since it abuts on the end face 15g, it cannot be shifted (neutral range N shift lock).
[0051]
Therefore, when the brake pedal is depressed, the solenoid 9 is energized and the plunger 9a is moved in and out. In conjunction with this, the shift lock member 15 is locked together with the outer rod 16b from the inner rod 16a of the interlocking member 16 via the coil spring 18. Since the forward swing displacement is made to the release position (see FIG. 8A), the shift lever 1 can be shifted from the neutral range N to the reverse range R.
[0052]
When the shift lever 1 is shifted from the reverse range R to the parking range P, the shift lever 1 is moved to the outer end face 15k of the neutral range N shift lock portion 15e of the shift lock member 15 as shown in FIG. As a result, the shift lock member 15 is forced to swing forward against the biasing force of the coil spring 18 as shown in FIG. 8 (d)). At this time, since the shift lever 1 is disengaged from the outer end face 15k of the neutral range shift lock portion 15e, the shift lock member 15 is moved back and forth by the urging force of the coil spring 18 to return to the shift lock position.
[0053]
As in the above configuration, in the second embodiment as well, since the shift lock device 15, the interlocking member 16, and the coil spring 18 can be configured to shift-lock in both the parking range P and the neutral range N, the shift lock device can be configured. The structure is simple and easy to assemble, and can be manufactured at low cost.
[0054]
【The invention's effect】
As apparent from the above description, the present invention provides a shift device for a staggered gate type automatic transmission, a shift lock member having a parking range shift lock portion and a neutral range shift lock portion, and an interlocking member. In addition, by providing a spring member that connects the interlocking member and the shift lock member, the shift lock can be performed in both the parking range and the neutral range, so that the structure can be simplified and can be manufactured at low cost. Become.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an exploded perspective view of a shift lock device according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an external view of the shift lock device.
FIGS. 3A to 3F are operation explanatory views when the shift lever is shifted from the parking range to the neutral range.
FIGS. 4A to 4D are operation explanatory diagrams when the shift lever is shifted from the neutral range to the parking range.
FIG. 5 is an exploded perspective view of a shift lock device according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 6 is an internal view of the shift lock device.
FIGS. 7A to 7E are operation explanatory diagrams when the shift lever is shifted from the parking range to the neutral range.
FIGS. 8A to 8D are operation explanatory diagrams when the shift lever is shifted from the neutral range to the parking range.
FIG. 9 is a perspective view of a shift device of a staggered gate type automatic transmission.
[Explanation of symbols]
1 Shift lever 2 Auto mode gates 5 and 15 Shift lock members 5d and 15d Parking range shift lock portions 5e and 15e Neutral range shift lock portions 6 and 16 Interlocking members 8 and 18 Spring member 9 Solenoid (actuator)
P Parking range R Reverse range N Neutral range D Drive range

Claims

A staggered gate type in which the gate in the front-rear direction is formed to guide the shift lever to the parking range, reverse range, neutral range and drive range, and the gate between the parking range and neutral range is bent in the left-right direction In the automatic transmission shift device of
A shift lock member having a parking range shift lock portion and a neutral range shift lock portion, a shift lock member displaceable in the front-rear direction, an interlock member displaceable in the front-rear direction, and the interlock member and the shift lock member Each of the shift lock portions when the interlock member is displaced in the front-rear direction when the brake pedal is depressed, and the shift lock member is held in the shift lock position by the interlock member. A shift lock device for an automatic transmission, wherein the shift lock member is displaced in the front-rear direction via a spring member so as to release the shift lock of each range.

A shift lock member having a parking range shift lock portion and a neutral range shift lock portion, which is swingably displaceable in the front-rear direction, and an interlocking member that is supported coaxially with the shift lock member and is swingable in the front-rear direction. And a wire spring member that is hooked and strung across each spring hook portion of the shift member and the interlock member and the shift lock member so as to be relatively displaceable in the front-rear direction. Item 2. A shift lock device for an automatic transmission according to Item 1.

A shift lock member having a parking range shift lock portion and a neutral range shift lock portion, which is swingable and displaceable in the front-rear direction, an inner rod that is interlocked with the depression of the brake pedal, and the shift lock member. An interlocking member that has an outer rod and is capable of relative linear displacement in the front-rear direction, and is interposed between the outer rod at the front position and the rear position with the intermediate protrusion of the inner rod of the interlocking member as a boundary. The shift lock device for an automatic transmission according to claim 1, further comprising a coil spring member that connects the inner rod of the interlocking member and the shift lock member so as to be relatively displaceable in the front-rear direction.