JP4367003B2

JP4367003B2 - Interface device, interface control method, and interface control program

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Publication number: JP4367003B2
Application number: JP2003146738A
Authority: JP
Inventors: 康寺島
Original assignee: Sony Corp
Current assignee: Sony Corp
Priority date: 2003-05-23
Filing date: 2003-05-23
Publication date: 2009-11-18
Anticipated expiration: 2023-05-23
Also published as: JP2004348589A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ホストからデバイスへの機能切替えリクエストによる設定機能の変更により、ホストとデバイスの区別なく、ホストになったり、デバイスになったりできるようにされたインタフェース装置及びインタフェース制御方法、並びにインタフェース制御プログラムに関する。
【０００２】
【従来の技術】
コンピュータと各種周辺装置とを接続するためのバスとして、ＵＳＢ（Universal Serial Bus）が知られている。このＵＳＢは、２本の信号線と２本の電源線とが内包されたケーブルバスとされ、最近提供されている、多くのパーソナルコンピュータやその周辺装置には、このＵＳＢに対応したインタフェースが装備されている。ＵＳＢインタフェースでは、１つのホストコンピュータ（以下、単にＵＳＢホストと称す)に対し、１以上の周辺装置がバス接続されるシステムが想定されている。このＵＳＢを介しＵＳＢホストに接続される周辺装置は一般的にＵＳＢデバイスと称されている。
【０００３】
ＵＳＢホストにＵＳＢデバイスが接続されれば、ＵＳＢホストからそのＵＳＢデバイスに対しては、一意的なアドレスが割り当てられるようになっている。また、ＵＳＢデバイスには、ＵＳＢホストとの間の通信を終端するためのエンドポイント（Endpoint）が複数備えられている。このエンドポイントは具体的にデータ格納用のＦＩＦＯ（First In First Out）バッファとして構成されており、ＵＳＢホストとＵＳＢデバイスとの間で通信が行われるに際しては、そのエンドポイントを介し通信が行われるようになっている。
【０００４】
因みに、特許文献１には、ＵＳＢデバイスとしてのハードディスクドライブ装置やＦＤ（フレキシブル磁気ディスク）ドライブ装置、キーボード、ポインティングデバイス等を物理的に取外すことなく、外部のコンピュータ装置で兼用することができるコンピュータ装置が記載されている。
【０００５】
【特許文献１】
特開２００２―３６６２６８号公報
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ＵＳＢの通信規格では、１つのＵＳＢデバイスにはただ１つのディスクリプタ（descriptor）（ＵＳＢ通信規格において、どのような機能のデバイスが接続されているかを示す記述子）を持つようにされている。そのため、これまでのＵＳＢデバイスでは、そのデバイスが複数の機能を持つ場合には、複数のディスクリプタを持つことが不可とされていたことから、１つのディスクリプタに対し複数のインタフェース（ＵＳＢ通信規格では、接続手段を示す）を実装せざるを得なかった。
【０００７】
また、ＵＳＢデバイスはＵＳＢホストからのリクエストに応じてデータ転送を行うことから、ＵＳＢデバイスから主体的にデータ転送を行うことは不可とされ、必然的にそのような形態でデータ転送が行われるように、ＵＳＢデバイスが設計されていた。このような不具合を回避するには、ＵＳＢホストコントローラとＵＳＢデバイスコントローラを同一機器上に実装するか、ＵＳＢ―ＯＴＧ規格に沿ったＵＳＢコントローラを実装するしかなかった。
【０００８】
本発明の目的は、ホストとデバイスの区別なく、機能切替えリクエストによる設定機能の変更によりホストになったり、デバイスになったりできるようにすることにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ホストからデバイスへの機能切替えリクエストによる設定機能の変更により、アプリケーションから見て、上記ホスト又は上記デバイスの区別なく、データ転送が可能とされているようにして、インタフェースディスクリプタ及びインタフェースディスクリプタの代替設定である他のディスクリプタを有し、インタフェースディスクリプタにホスト機能が設定される場合は他のディスクリプタにデバイス機能が設定され、インタフェースディスクリプタにデバイス機能が設定される場合は他のディスクリプタにホスト機能が設定され、初期状態ではインタフェースディスクリプタに設定された機能が有効となり、ホストからデバイスに定期的に問合せを行って、アプリケーションが発行する機能切替えリクエストをデバイスから受け取ることにより、インタフェースディスクリプタに設定された機能を無効とし、他のディスクリプタに設定された機能を有効とし、有効とされる機能に基づいて、機能切替えリクエスト又はデータの転送を行うものである。
【００１０】
これまでにあっては、デバイスはホストからのリクエストに応じてデータ転送を行い、デバイスから主体的にデータ転送を行うことは不可とされていたが、ホストでの設定機能は自律的に変更可能とされ、また、その設定機能の変更に伴い、以上のように、デバイスでの設定機能がホストからの機能切替えリクエストにより変更可能とされる場合には、デバイスからも主体的にデータ転送を行うことが可能となる。
【００１１】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態をインタフェースはＵＳＢであるとして、図１から図５により説明する。
先ず本発明に係るＵＳＢシステムについて説明すれば、その一例でのシステム構成を図１に示す。図示のように、そのＵＳＢシステムは、ＵＳＢホスト１１とＵＳＢデバイス１３とがＵＳＢケーブル１２により接続された状態として構成されている。このうち、先ずＵＳＢホスト１１について説明すれば、そのソフトウェアとハードウェアの構成は、ＵＳＢホストコントローラ１１１とそれを制御するデバイスドライバ１１２、更には、そのデバイスドライバ１１２を利用するアプリケーション１１３により構成される。そのデバイスドライバ１１２はまた、使用される機能毎に分けられている。即ち、デバイスドライバ１１２は、ホスト機能デバイスドライバ１１２１とデバイス機能デバイスドライバ１１２２から構成されている。
【００１２】
以上のような事情はＵＳＢデバイス１３側でも同様であり、そのソフトウェアとハードウェアの構成は、ＵＳＢデバイスコントローラ１３１とそれを制御するデバイスドライバ１３２、更には、そのデバイスドライバ１３２を利用するアプリケーション１３３により構成される。そのデバイスドライバ１３２はまた、使用される機能毎に分けられている。即ち、デバイスドライバ１３２は、ホスト機能デバイスドライバ１３２１とデバイス機能デバイスドライバ１３２２から構成されている。このＵＳＢデバイス１３側では、ＵＳＢの機能としては物理的に１つであるが、１つのインタフェース上に、少なくとも２つの機能（ホスト機能及びデバイス機能）が区別された状態として存在している。上述のように、デバイスドライバ１１２，１３２各々には、それら機能に対応したデバイスドライバが実装されている。
【００１３】
ここで、ＵＳＢデバイス１３がホスト機能及びデバイス機能を有していることについて説明すれば、一般的に、ＵＳＢの機能を表現するためにディスクリプタが使用される。複数の機能を表現するためには、インタフェースディスクリプタが複数記述されるが、本発明では、インタフェースを１つに見せるためにインタフェースディスクリプタは１つとし、その上に２つの機能が実装されていることを示す。図２にはディスクリプタの階層構成が示されているが、これからも判るように、インタフェースディスクリプタは１つであり、代替設定としてのディスクリプタが記述されることで、別の機能が存在していることを示している。そして、各々のインタフェース、代替設定に対してエンドポイントディスクリプタが関連付けられている。
【００１４】
その図２について詳細に説明すれば、図２に示す例では、ディスクリプタ階層として、ＵＳＢホスト１１、ＵＳＢデバイス１３各々について以下の構成が成立するものとする。先ずデバイスディスクリプタ（Device）２１が存在する。このデバイスディスクリプタ２１にデバイス固有の情報とエンドポイント０（コントロールエンドポイント）情報が含まれている。このエンドポイント０情報には、デフォルトコントロールパイプ（default control pipe）における最大パケットサイズが記述される。また、そのデバイスディスクリプタ２１に関連付けされて、コンフィギュレーションディスプリクタ（Configuration0）２２が存在する。このコンフィギュレーションディスクリプタ２２には、インタフェースの数や電源特性が記述される。図２においては、インタフェースの数は１である。
【００１５】
更に、１つのインターフェィスディスクリプタ（Interface0）２３が存在しているが、代替設定として、オルターネート０（Alternate0）２４のディスクリプタが記述されることで、別の機能が存在していることを示している。そして、各々のインタフェース、代替設定に対してエンドポイントディスクリプタが関連付けられている。インタフェース０に関連付けられているエンドポイント情報は、図２に示す例においては、３つ存在している。エンドポイント１（Endpoint1）２３１、エンドポイント２（Endpoint2）２３２、エンドポイント３（Endpoint3）２３３各々のエンドポイント情報であり、デフォルトコントロールパイプ用として存在しているエンドポイント０（Endpoint0）２２１のエンドポイント情報とは別の、バルク（Bulk）転送、インタラプト（Interrupt）転送、アイソクロナス（Isochronous）転送のエンドポイント情報が記述される。図２に示す例においては、エンドポイント１、エンドポイント２、エンドポイント３各々には、Bulk IN転送、Bulk OUT転送、Interrupt IN転送の情報と、各エンドポイントにおける最大パケットサイズが記述される。
【００１６】
また、オルターネート０に関連付けられているエンドポイント情報も、図２に示す例においては、３つ存在している。エンドポイント１（Endpoint1）２４１、エンドポイント２（Endpoint2）２４２、エンドポイント３（Endpoint3）２４３各々のエンドポイント情報であり、このオルターネート０のインタフェース固有のエンドポイント情報には、インタフェース０と同様の情報が記述されており、エンドポイントディスクリプタはインタフェースディスクリプタとその代替設定においては同一の構成にしておく。但し、インタフェース０とオルターネート０のインタフェース情報における違いは、USB Host機能を有しているか、USB Device機能を有しているかの違いになる。
【００１７】
インタフェースディスクリプタ内にUSB Device機能を保有していることの情報を入れ、代替設定のディスクリプタ内にUSB Host機能を有していることの情報を入れることで、ＵＳＢデバイス１３として、USB Host機能及びUSB Device機能を有していることを表す。以降の説明において、ディスクリプタの構成は上記の通りであるとする。図２に示す例において、インタフェース０においては、USB Deviceとしてのストレージ機能が、また、オルターネート０においては、USB Hostとしてのデバッグ機能が有効になるように記載される。この情報は、インタフェースディスクリプタ内のClass／SubClassの組合せにて決定される。因みに、これらの機能を入れ替えて設定しておくことは基本的に不可能である。つまり、インタフェースディスクリプタ内にUSB Host機能を有していることの情報を入れ、代替設定のディスクリプタ内にUSB Device機能を有していることの情報をいれるという設定は不可とされる。
【００１８】
以上の構成において、インタフェースディスクリプタに設定された機能が初期状態で有効な機能として設定されることになる。つまり、インタフェースディスクリプタ内にUSB Device機能の設定が、また、代替設定のディスクリプタ内にUSB Host機能の設定がされていれば、初期状態においては、USB Device機能が有効になるように、システム設定されることになる。
【００１９】
したがって、ＵＳＢホスト１１では、それらディスクリプタ情報をＵＳＢデバイス１３から受け取ることで、ＵＳＢデバイス１３の機能を認識するようになる。１つのインタフェース上に、少なくとも２つの機能が区別された状態として存在していること知る手段として、ディスクリプタ構成に全てを記述する必要はなく、例えばベンダ定義のコマンドを用いるようにして、別の手段を用いることでも可能である。
【００２０】
また、ＵＳＢホスト１１も同様のディスクリプタ情報を保持しており、インタフェースディスクリプタ内にUSB Host機能の設定が、また、代替設定のディスクリプタ内にUSB Device機能の設定がされていれば、初期状態においては、USB Host機能が有効になるように、システム設定される。そして、これらの機能を入れ替えて設定しておくことは基本的に不可とされる。このようにして、初期状態のＵＳＢシステムにおいては、ＵＳＢホスト１１とＵＳＢデバイス１３は一意に区別されることになる。
【００２１】
ここで、ＵＳＢデバイス１３がＵＳＢホスト１１に接続された際に、ＵＳＢホスト１１とＵＳＢデバイス１３との間で行われるセットアップの手順について説明すれば、ＵＳＢデバイス１３が接続されたことを検知すると、ＵＳＢホスト１１によりデフォルトコントロールパイプが形成される。デフォルトコントロールパイプが形成されれば、このデフォルトコントロールパイプを介し、ＵＳＢホスト１１によりＵＳＢデバイス１３のセットアップが開始される。先ずＵＳＢホスト１１は、ＵＳＢデバイス１３に対してコントロール転送を開始し、そのセットアップステージにおいて、Get Descriptor（DEVICE指定）リクエストを送信することで、デバイスディスクリプタをＵＳＢホスト１１に送信することが要求される。
【００２２】
この要求に対する応答として、ＵＳＢデバイス１３からは、コントロール転送のデータステージにおいて、デバイスディスクリプタがＵＳＢホスト１１宛てに送信される。このデバイスディスクリプタが受信されれば、ＵＳＢホスト１１からは、ステータスステージにおいて、ＵＳＢデバイス１３のエンドポイント０宛てに長さ０のデータパケットが送信されることにより、正常にディスクリプタが受信されたことが通知される。このようにして、デバイスディスクリプタがＵＳＢホスト１１に送信されることで、ＵＳＢホスト１１はＵＳＢデバイス１３に関する一般情報を有するようになる。この一般情報には、ＵＳＢデバイス１３のプロトコルコードやエンドポイント０の最大パケットサイズ等が含まれている。
【００２３】
ＵＳＢホスト１１ではまた、デバイスディスクリプタが受信されれば、ＵＳＢデバイス１３に対して一意のアドレス(以下、単にデバイスアドレスと称す)を割り当てるが、このデバイスアドレスの割当てが完了すれば、ＵＳＢデバイス１３に対し、Set Addressリクエストが送信されることによって、デバイスアドレスの割り当てが報告される。このようにして、ＵＳＢデバイス１３に対して、デバイスアドレスが設定される。
【００２４】
以上のようにして、デバイスアドレスの設定が完了すれば、ＵＳＢホスト１１からは、再度、セットアップステージにおいて、Get Descriptor（CNFIGURATION指定）リクエストがＵＳＢデバイス１３に送信されることによって、コンフィギュレーションディスクリプタ等をＵＳＢホスト１１に送信することが、ＵＳＢデバイス１３に要求される。ＵＳＢデバイス１３からは、その要求に応答して、データステージにおいて、コンフィギュレーションディスクリプタ、インタフェースディスクリプタ、代替設定及びそれらに付随するエンドポイントディスクリプタがＵＳＢホスト１１に送信される。これに対する応答として、ＵＳＢホスト１１からはまた、ステータスステージにおいて、ＵＳＢデバイス１３のエンドポイント０宛てに長さ０のデータパケットが送信されることで、正常にそれらディスクリプタが受信されたことが通知される。
【００２５】
以上のようにして、ＵＳＢデバイス１３からＵＳＢホスト１１へ送られるコンフィギュレーションディスクリプタ等には、ＵＳＢデバイス１３が有する情報が含まれている。この際に、ＵＳＢホスト１１が受け取るディスクリプタの構成は、インタフェースディスクリプタ内にはUSB Device機能の設定が、また、代替設定のディスクリプタ内にはUSB Host機能が設定されている。
【００２６】
ＵＳＢホスト１１では、図２に示すディスクリプタ情報を全て受け取ると、各エンドポイントの番号とインタフェース番号との関係を把握するとともに、ＵＳＢデバイス１３の構成が以下のように設定される。
即ち、インタフェースディスクリプタ及びその代替設定にＵＳＢデバイス１３の機能が記述されているが、インタフェースディスクリプタに記述された機能であるところのストレージ機能が最初に有効になるように、ＵＳＢデバイス１３のエンドポイント及びインタフェース構成が設定される。これは、後述する機能変更のリクエストがくるまでは、デバッグ機能に対する要求を全てStall（停止）させるようにするためである。
【００２７】
そして、エンドポイント情報のコンフィギュレーションを行い、図２に記載されたエンドポイント情報に基づき、Bulk転送やInterrupt転送等の転送モード、更には、IN／OUTの方向、最大パケットサイズが決定される。その際、代替設定に記述されたデバッグ機能もセットアップ後にも使用できるように、デバッグ機能を有することと、ディスクリプタ階層の情報を保持しておく。
【００２８】
その後、ＵＳＢホスト１１からは、コントロール転送のセットアップステージにおいて、Set ConfigurationリクエストＵＳＢデバイス１３に送信されることによって、設定通りにインタフェース機能を設定することが要求される。ＵＳＢデバイス１３では、そのSet Configurationコマンドに従って、インタフェース設定が行われる。このようにして、ＵＳＢデバイス１３のセットアップは完了される。このセットアップ作業以降、ＵＳＢデバイス１３は、インタフェースディスクリプタに設定された機能であるところのUSB Deviceとして機能するようになる。この時点では、代替設定に記述されたUSB Host機能は有効にはならないが、USB Host機能を有することをＵＳＢホスト１１は理解していることになる。
【００２９】
更に、その後、ＵＳＢホスト１１からＵＳＢデバイス１３に対しては、コンフィギュレーションが行われる。この際でのデータ転送には、先ほどコンフィギュレーションされたデバイスアドレスが使用される。ＵＳＢホスト１１は、先ほどと逆方向にディスクリプタ情報が転送されるように、Get Descriptor（DEVICE指定）とGet Descriptor（Configuration指定）を行うことで、ＵＳＢホスト１１からディスクリプタ情報がＵＳＢデバイス１３に転送される。その後、ＵＳＢホスト１１が逆方向のSet Configurationを行うことで、ＵＳＢデバイス１３はＵＳＢホスト１１のセットアップを完了する。
【００３０】
以上の一連の作業が行われることで、ＵＳＢシステムのセットアップが完了される。これにより、ＵＳＢホスト１１では、ＵＳＢデバイス１３がUSB Host／USB Deviceの両機能を有しており、USB Deviceが有効であることが判る。一方、ＵＳＢデバイス１３では、ＵＳＢホスト１１がUSB Host／USB Deviceの両機能を有しており、USB Hostが有効であることが判る。
【００３１】
さて、図１に示すＵＳＢシステムにおいて、USB HostとUSB Deviceの機能を切替る方法について具体的に説明すれば、機能の切替えは、インタラプト転送及びSET INTERFACEのコマンドを利用して行われる。これらのコマンドはＵＳＢの規格上で定義されているコマンドであり、機能の切り替えは、ＵＳＢホスト１１上においてアプリケーションが切替わるとき、あるいはＵＳＢデバイス１３において、データ転送要求が発生した場合に起こる。因みに、ＵＳＢホスト１１上においてアプリケーションが切替わるときとは、１）USBホスト機能を利用していたアプリケーションがＵＳＢデバイス機能を利用してデータ転送を発生させる場合や、２）USBデバイス機能を利用していたアプリケーションがＵＳＢホスト機能を利用してデータ転送を発生させる場合を指す。
【００３２】
図３に、その切替えの際に、現在の機能から別の機能の使用要求がなされた場合での動作シーケンスを示す。これによる場合、先ずＵＳＢホスト１１は、インタラプト転送を利用して、ＳＯＦ（スタートオブフレーム）の発生するタイミングで、ＵＳＢデバイス１３に対しUSB Host機能が主体となってのデータ転送要求が発生しているか否かを定期的に確認する（処理３０１，３０２）。ＵＳＢデバイス１３でUSB Host機能を利用したデータ転送要求が発生している場合、あるいはＵＳＢホスト１１でUSB Device機能を利用したデータ転送要求が発生している場合には、データ転送要求がありとして、機能の切替えが行われることになる（処理３０３）。
【００３３】
そのUSB Host／USB Device機能の機能切替えに先立っては、先ずＵＳＢホスト１１は、ＵＳＢデバイス１３のエンドポイント０宛てのコントロール転送を開始し、そのセットアップステージにおいて、そのエンドポイント０に対しては、GET INTERFACE（ベンダ定義のコマンド）が送信される（処理３０４）。このGET INTERFACEは、現在、ＵＳＢデバイス１３側では如何なる機能が設定された上、実行されているのか、その設定機能情報を要求する旨のコマンドである。その要求に応答して、ＵＳＢデバイス１３からは、データステージにおいて、現在設定されている機能に対応したデータがＵＳＢホスト１１側に送信される（処理３０５）。この場合、ＵＳＢデバイス１３には、USB Device機能が設定されているので、その旨の情報がＵＳＢホスト１１に送信される。その情報を受け取れば、ＵＳＢホスト１１からは、ステータスステージにおいて、正常に情報の受信が行われた旨がＵＳＢデバイス１３側に通知される（処理３０６）。
【００３４】
以上のようにして、ＵＳＢホスト１１では、ＵＳＢデバイス１３に現に設定されている機能が確認されているが、果して、その機能がＵＳＢホスト１１が要求している機能と一致しているか否かが判定される（処理３０７）。もしも、一致していれば、その後に機能切替えのための設定機能変更要求は発生されることはないが、一致していなければ、その後に、設定機能変更要求が発生されるようになっている。この場合、ＵＳＢホスト１１からＵＳＢデバイス１３に対しては、デバッグ機能への切替えが要求されているが、ＵＳＢデバイス１３での設定機能はUSB Device機能であることから、設定機能変更要求が発生されることになる。
【００３５】
その設定機能変更要求の発生に際しては、それに先立って、先ずＵＳＢホスト１１はUSB Host機能からUSB Device機能に仮切替えされる（処理３０８）。その後、ＵＳＢホスト１１は、ＵＳＢデバイス１３のエンドポイント０宛てのコントロール転送を開始し、そのセットアップステージにおいて、設定機能変更要求としてのSET INTERFACE（ベンダ定義のコマンド）が送信される（処理３０９）。このSET INTERFACEは、現在、ＵＳＢデバイス１３側に設定されている機能を指定機能に変更することを要求する旨のコマンドである。このコマンドにはUSB Host機能への切替えの情報が埋め込まれている。したがって、ＵＳＢデバイス１３では、そのコマンドを受信後、指定機能への切替えが行われる（処理３１０）。この場合、ＵＳＢデバイス１３には、それまでUSB Device機能が設定されていたが、設定機能はUSB Host機能に変更されることになる。この設定機能の変更後、コントロール転送のステータスステージで、機能切替えの成否がＵＳＢデバイス１３からＵＳＢホスト１１に送信される（処理３１１）。
【００３６】
機能の切替えに成功した場合には、ＵＳＢホスト１１側での機能はUSB Host機能からUSB Device機能に最終的に切替えされ、後述のように、新機能であるUSB Host機能とUSB Deviceとの間でデータ通信が開始される。しかしながら、機能の切替えに失敗した場合、新機能であるUSB Host機能はＵＳＢデバイス１３側では有効とならず、また、ＵＳＢホスト１１はUSB Host機能に戻され、以前の機能でデータ通信が行われる。代替設定の機能からインタフェースディスクリプタの機能への機能切替えも同様な動作で行われる。
【００３７】
引き続き、設定機能変更後でのデータ転送動作を図４に示すシーケンスに従って説明すれば、ＵＳＢホスト１１側のUSB Device機能からベンダ定義によるコマンド発行リクエストが出される（処理３１２）。そのリクエストにＵＳＢデバイス１３側のUSB Host機能が応答し、コマンドがＵＳＢホスト１１のUSB Device機能に発行される（処理３１３）。そのコマンドを受信したＵＳＢホスト１１のUSB Device機能はコマンド内容を解釈した上、ステータスをＵＳＢデバイス１３のUSB Host機能に返答する（処理３１４）。この後は、コマンドに従って、Bulk転送やInterrupt転送、Isochronous転送によるデータ転送が行われる（処理３１５）。
【００３８】
更に、データ転送終了後での機能変更動作シーケンスを図５により説明すれば、ＵＳＢホスト１１は、インタラプト転送を利用して、ＳＯＦ（スタートオブフレーム）の発生するタイミングで、ＵＳＢデバイス１３に対しUSB Host機能が主体となってのデータ転送要求が発生しているか否かを確認する（処理３１６，３３１７）。ＵＳＢデバイス１３でUSB Host機能を利用したデータ転送が発生しない場合、あるいはＵＳＢホスト１１でUSB Host機能を利用したデータ転送が発生する場合には、以降、図３での機能変更の場合と同様のシーケンスに従って、機能切替えが行われることになる。この機能変更が終了すれば、初期状態、即ち、ＵＳＢホスト１１側はUSB Host機能を、また、ＵＳＢデバイス１３側はUSB Device機能を有するようになる。
【００３９】
以上、説明したように、ＵＳＢホスト／ＵＳＢデバイスにおいて、機能切替えベンダリクエストを発行する機能を備えたデバイスドライバを有することにより、これらの機能全てに必要なコンフィギュレーションやインタフェース、エンドポイントを持つことなく、必要最低限のコンフィギュレーションやインタフェース、エンドポイントで通信路を確保することができる。同時に、ＵＳＢホストコントローラ、あるいはＵＳＢデバイスコントローラの何れか１つしか有さないシステムにおいて、ＵＳＢデバイスの機能、あるいはＵＳＢホストの機能を実現することができる。
【００４０】
上記効果に加え、複数の機能を同時に使用することにより、ホストアプリケーションからは複数のアプリケーションの同時利用が可能になり、ユーザの利便性が向上されることになる。それとともに、ＵＳＢシステムのユーザーアプリケーションからは、ＵＳＢホストコントローラ及びＵＳＢデバイスコントローラの存在を意識することなく、データ転送を行うことが可能になる。
【００４１】
因みに、本発明に係るＵＳＢシステムでの特徴としては、以下のような内容（１）〜（８）が考えられる。
即ち、
（１）：ホストコンピュータと周辺機器をＵＳＢにより接続するＵＳＢ制御システムであって、ＵＳＢホスト及びＵＳＢデバイス上のアプリケーションからはそれらの機能の違いを意識することなく、データ転送が可能とされているＵＳＢ制御システム。
（２）：（１）に記載のＵＳＢ制御システムにおいて、ホストコンピュータと周辺機器各々がホスト機能とデバイス機能を持つことを特徴とするＵＳＢ制御システム。
（３）：（１）に記載のＵＳＢ制御システムにおいて、ホストが機能取得・切替えリクエストを発行する機能を備えたデバイスドライバを有し、前記ＵＳＢホストは定期的にＵＳＢデバイスにデータ転送の有無を問い合わせることを特徴とするＵＳＢ制御システム。
（４）：（１）に記載のＵＳＢ制御システムにおいて、デバイスドライバはホスト機能、デバイス機能ごとに有するが、デバイスドライバはインタフェースが１つとして振舞うことを特徴とするＵＳＢ制御システム。
【００４２】
（５）：（１）に記載のＵＳＢ制御システムにおいて、前記機能切替えベンダリクエストを受信する機能を備えた制御部は、機能切替えベンダリクエストの受信時に、シームレスに指定された機能の内容に従った動作状態へ移行させることを特徴とするＵＳＢ制御システム。
（６）：（１）に記載のＵＳＢ制御システムにおいて、前記機能切替えのために周辺機器の機能の情報をホストコンピュータに送る（ホストコンピュータは機能の情報を受信する）ことを特徴とするＵＳＢ制御システム。
（７）：（１）に記載のＵＳＢ制御システムにおいて、前記機能切替えのためにＵＳＢホストの機能の情報を周辺機器に送ることを特徴とするＵＳＢ制御システム。（８）：（１）に記載のＵＳＢ制御システムにおいて、（２）に記載された問い合わせ機能はホストコントローラを保有するＵＳＢホストから問い合わせが送られることを特徴とするＵＳＢ制御システム。
【００４３】
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき、具体的に説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々変更可能であることはいうまでもない。
【００４４】
【発明の効果】
ホストとデバイスの区別なく、機能切替えリクエストによる設定機能の変更によりホストになったり、デバイスになったりできる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係るＵＳＢシステムの一例でのシステム構成を示す図である。
【図２】ＵＳＢデバイスのディスクリプタの階層構成を示す図である。
【図３】現在の機能から別の機能の使用要求が行われた場合での動作シーケンスを示す図である。
【図４】設定機能変更後でのデータ転送動作シーケンスを示す図である。
【図５】データ転送終了後での機能変更動作シーケンスを示す図である。
【符号の説明】
１１…ＵＳＢホスト、１２…ＵＳＢケーブル、１３…ＵＳＢデバイス、１１１…ＵＳＢホストコントローラ、１１２，１３２…デバイスドライバ、１１３，１３３…アプリケーション、１１２１，１３２１…ホスト機能デバイスドライバ、１１２２，１３２２…デバイス機能デバイスドライバ、１３１…ＵＳＢデバイスコントローラ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an interface device, an interface control method, and an interface control that can be configured as a host or a device without distinguishing between the host and the device by changing a setting function in response to a function switching request from the host to the device. Regarding the program.
[0002]
[Prior art]
A USB (Universal Serial Bus) is known as a bus for connecting a computer and various peripheral devices. This USB is a cable bus that contains two signal lines and two power lines, and many personal computers and peripheral devices that have been provided recently are equipped with interfaces that support this USB. Has been. The USB interface is assumed to be a system in which one or more peripheral devices are connected by bus to one host computer (hereinafter simply referred to as a USB host). A peripheral device connected to a USB host via the USB is generally called a USB device.
[0003]
When a USB device is connected to the USB host, a unique address is assigned from the USB host to the USB device. Also, the USB device is provided with a plurality of endpoints (Endpoints) for terminating communication with the USB host. This endpoint is specifically configured as a FIFO (First In First Out) buffer for storing data. When communication is performed between the USB host and the USB device, communication is performed via the endpoint. It is like that.
[0004]
Incidentally, Patent Document 1 discloses a computer device that can be used as an external computer device without physically removing a hard disk drive device, FD (flexible magnetic disk) drive device, keyboard, pointing device, or the like as a USB device. Is described.
[0005]
[Patent Document 1]
JP 2002-366268 A
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in the USB communication standard, one USB device has only one descriptor (descriptor indicating what function device is connected in the USB communication standard). . Therefore, in the conventional USB device, when the device has a plurality of functions, it is impossible to have a plurality of descriptors. Therefore, a plurality of interfaces (in the USB communication standard, (Indicating connection means).
[0007]
Further, since the USB device performs data transfer in response to a request from the USB host, it is impossible to perform data transfer independently from the USB device, and data transfer is inevitably performed in such a form. In addition, a USB device was designed. In order to avoid such a problem, the USB host controller and the USB device controller must be mounted on the same device, or a USB controller conforming to the USB-OTG standard must be mounted.
[0008]
It is an object of the present invention to be able to become a host or a device by changing a setting function by a function switching request without distinguishing between a host and a device.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
The present inventionBy changing the setting function due to a function switching request from the host to the deviceASeen from the applicationWhen the data transfer is enabled without distinguishing between the host or the device, the interface descriptor and other descriptors that are alternative settings for the interface descriptor are included, and the host function is set in the interface descriptor. When the device function is set in the descriptor and the device function is set in the interface descriptor, the host function is set in the other descriptor. In the initial state, the function set in the interface descriptor is valid and is periodically sent from the host to the device. The function set in the interface descriptor is invalidated by receiving the function switching request issued by the application from the device. It was valid, based on the features that are enabled, and performs transfer function switching request or data.
[0010]
In the past, devices transferred data in response to requests from the host, and it was not possible to transfer data independently from the device, but the setting function at the host can be changed autonomously. If the setting function on the device can be changed by a function switching request from the host as described above, along with the change of the setting function, the device also actively transfers data. It becomes possible.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. 1 to 5 assuming that the interface is USB.
First, a USB system according to the present invention will be described. FIG. 1 shows a system configuration as an example. As shown in the figure, the USB system is configured in a state in which a USB host 11 and a USB device 13 are connected by a USB cable 12. Of these, first, the USB host 11 will be described. The software and hardware are configured by a USB host controller 111, a device driver 112 that controls the USB host controller 111, and an application 113 that uses the device driver 112. . The device driver 112 is also divided for each function used. That is, the device driver 112 includes a host function device driver 1121 and a device function device driver 1122.
[0012]
The situation as described above is the same on the USB device 13 side, and the configuration of the software and hardware depends on the USB device controller 131, the device driver 132 that controls the USB device controller 131, and the application 133 that uses the device driver 132. Composed. The device driver 132 is also divided for each function used. That is, the device driver 132 includes a host function device driver 1321 and a device function device driver 1322. On the USB device 13 side, there is physically one USB function, but at least two functions (host function and device function) exist on one interface as distinguished from each other. As described above, device drivers corresponding to these functions are mounted on the device drivers 112 and 132, respectively.
[0013]
Here, to describe that the USB device 13 has a host function and a device function, generally, a descriptor is used to express a USB function. In order to express a plurality of functions, a plurality of interface descriptors are described. In the present invention, in order to make an interface appear as one, there is one interface descriptor, and two functions are mounted thereon. Indicates. Although FIG. 2 shows the hierarchical structure of descriptors, as will be understood, there is only one interface descriptor, and another function exists by describing a descriptor as an alternative setting. Is shown. An endpoint descriptor is associated with each interface and alternative setting.
[0014]
2 will be described in detail. In the example shown in FIG. 2, the following configurations are assumed for the USB host 11 and the USB device 13 as the descriptor hierarchy. First, a device descriptor (Device) 21 exists. This device descriptor 21 includes device-specific information and end point 0 (control end point) information. This endpoint 0 information describes the maximum packet size in the default control pipe. Further, a configuration descriptor (Configuration 0) 22 exists in association with the device descriptor 21. The configuration descriptor 22 describes the number of interfaces and power supply characteristics. In FIG. 2, the number of interfaces is one.
[0015]
Furthermore, although one interface descriptor (Interface0) 23 exists, as a substitute setting, the descriptor of alternate 0 (Alternate0) 24 is described, which indicates that another function exists. . An endpoint descriptor is associated with each interface and alternative setting. In the example shown in FIG. 2, there are three pieces of endpoint information associated with the interface 0. Endpoint 1 (Endpoint 1) 231, Endpoint 2 (Endpoint 2) 232, Endpoint 3 (Endpoint 3) 233 endpoint information of endpoint 0 (Endpoint 0) 221 existing for the default control pipe Separately from the information, endpoint information of bulk transfer, interrupt transfer, and isochronous transfer is described. In the example shown in FIG. 2, each of the endpoint 1, the endpoint 2, and the endpoint 3 describes information on Bulk IN transfer, Bulk OUT transfer, and Interrupt IN transfer, and the maximum packet size at each endpoint.
[0016]
There are also three pieces of endpoint information associated with the alternate 0 in the example shown in FIG. This is endpoint information for each of endpoint 1 (Endpoint 1) 241, endpoint 2 (Endpoint 2) 242, endpoint 3 (Endpoint 3) 243. Information is described, and the endpoint descriptor has the same configuration in the interface descriptor and its alternative setting. However, the difference in interface information between interface 0 and alternate 0 is the difference between having a USB Host function or having a USB Device function.
[0017]
The information indicating that the USB Device function is held in the interface descriptor and the information indicating that the USB Host function is included in the alternative setting descriptor are entered as the USB device 13 and the USB Host function and USB. Indicates that the device has a function. In the following description, it is assumed that the configuration of the descriptor is as described above. In the example illustrated in FIG. 2, the interface 0 is described so that the storage function as a USB device is enabled, and the alternate 0 is described so that the debug function as a USB host is enabled. This information is determined by the combination of Class / SubClass in the interface descriptor. Incidentally, it is basically impossible to set these functions interchangeably. That is, the setting that the information indicating that the USB Host function is provided in the interface descriptor and the information indicating that the USB Device function is included in the substitute setting descriptor is not allowed.
[0018]
In the above configuration, the function set in the interface descriptor is set as an effective function in the initial state. In other words, if the USB Device function is set in the interface descriptor and the USB Host function is set in the alternative setting descriptor, the system settings are set so that the USB Device function is enabled in the initial state. Will be.
[0019]
Therefore, the USB host 11 recognizes the function of the USB device 13 by receiving the descriptor information from the USB device 13. As a means of knowing that at least two functions exist as a distinguished state on one interface, it is not necessary to describe everything in the descriptor configuration. For example, another means can be used by using a vendor-defined command. It is also possible to use
[0020]
The USB host 11 also holds the same descriptor information. If the USB Host function is set in the interface descriptor and the USB Device function is set in the alternative setting descriptor, the initial state is set. The system is set to enable the USB Host function. It is basically impossible to set these functions interchangeably. In this way, in the USB system in the initial state, the USB host 11 and the USB device 13 are uniquely distinguished.
[0021]
Here, when the USB device 13 is connected to the USB host 11, the setup procedure performed between the USB host 11 and the USB device 13 will be described. A default control pipe is formed by the USB host 11. If the default control pipe is formed, setup of the USB device 13 is started by the USB host 11 via the default control pipe. First, the USB host 11 starts control transfer to the USB device 13 and transmits a device descriptor to the USB host 11 by transmitting a Get Descriptor (DEVICE designation) request in the setup stage. .
[0022]
As a response to this request, the device descriptor is transmitted from the USB device 13 to the USB host 11 in the control transfer data stage. If this device descriptor is received, it is confirmed that the descriptor is normally received from the USB host 11 by transmitting a zero-length data packet to the endpoint 0 of the USB device 13 in the status stage. Be notified. In this way, the device descriptor is transmitted to the USB host 11, so that the USB host 11 has general information regarding the USB device 13. This general information includes the protocol code of the USB device 13, the maximum packet size of the endpoint 0, and the like.
[0023]
In addition, when the device descriptor is received, the USB host 11 assigns a unique address (hereinafter simply referred to as a device address) to the USB device 13. When the device address assignment is completed, the USB host 13 is assigned to the USB device 13. On the other hand, device address assignment is reported by sending a Set Address request. In this way, a device address is set for the USB device 13.
[0024]
When the setting of the device address is completed as described above, the USB host 11 sends a Get Descriptor (CNFIGURATION designation) request to the USB device 13 again in the setup stage, so that the configuration descriptor and the like can be obtained. The USB device 13 is requested to transmit to the USB host 11. In response to the request, the USB device 13 transmits a configuration descriptor, an interface descriptor, an alternative setting, and an endpoint descriptor associated therewith to the USB host 11 in the data stage. As a response to this, the USB host 11 also notifies that the descriptors have been received normally by transmitting data packets of length 0 to the endpoint 0 of the USB device 13 in the status stage. The
[0025]
As described above, the configuration descriptor or the like sent from the USB device 13 to the USB host 11 includes information held by the USB device 13. At this time, in the configuration of the descriptor received by the USB host 11, the USB Device function setting is set in the interface descriptor, and the USB Host function is set in the alternative setting descriptor.
[0026]
When all the descriptor information shown in FIG. 2 is received, the USB host 11 grasps the relationship between each endpoint number and the interface number, and the configuration of the USB device 13 is set as follows.
That is, although the function of the USB device 13 is described in the interface descriptor and its alternative setting, the endpoint of the USB device 13 and the storage function that is the function described in the interface descriptor are first enabled. The interface configuration is set. This is to stop all requests for the debug function until a function change request to be described later is received.
[0027]
Then, the end point information is configured, and based on the end point information described in FIG. 2, the transfer mode such as Bulk transfer and Interrupt transfer, the IN / OUT direction, and the maximum packet size are determined. At this time, the debug function and the descriptor hierarchy information are held so that the debug function described in the alternative setting can be used even after the setup.
[0028]
Thereafter, the USB host 11 is requested to set the interface function as set by being transmitted to the Set Configuration request USB device 13 in the control transfer setup stage. In the USB device 13, interface setting is performed according to the Set Configuration command. In this way, the setup of the USB device 13 is completed. After this setup operation, the USB device 13 functions as a USB Device that is a function set in the interface descriptor. At this point, the USB Host function described in the alternative setting is not valid, but the USB host 11 understands that it has the USB Host function.
[0029]
Further, after that, configuration from the USB host 11 to the USB device 13 is performed. For the data transfer at this time, the device address configured earlier is used. The USB host 11 transfers the descriptor information from the USB host 11 to the USB device 13 by performing Get Descriptor (DEVICE designation) and Get Descriptor (Configuration designation) so that the descriptor information is transferred in the opposite direction. The Thereafter, the USB device 11 completes the setup of the USB host 11 by performing Set Configuration in the reverse direction.
[0030]
The USB system setup is completed by performing the above series of operations. Thereby, in the USB host 11, it can be seen that the USB device 13 has both USB Host / USB Device functions, and the USB Device is effective. On the other hand, in the USB device 13, the USB host 11 has both functions of USB Host / USB Device, and it can be seen that the USB Host is effective.
[0031]
Now, in the USB system shown in FIG. 1, the method for switching the functions of the USB Host and USB Device will be described in detail. Switching between functions includes interrupt transfer and SET. This is done using the INTERFACE command. These commands are commands defined in the USB standard, and switching of functions occurs when an application is switched on the USB host 11 or when a data transfer request is generated in the USB device 13. By the way, when an application is switched on the USB host 11, 1) an application that uses the USB host function generates data transfer using the USB device function, or 2) uses an USB device function. This refers to a case where a previously used application generates data transfer using the USB host function.
[0032]
FIG. 3 shows an operation sequence when a request for using another function is made from the current function at the time of switching. In this case, first, the USB host 11 uses interrupt transfer to generate a data transfer request mainly for the USB Host function to the USB device 13 at the timing when SOF (start of frame) occurs. It is confirmed periodically whether or not (processing 301, 302). When a data transfer request using the USB Host function is generated in the USB device 13 or when a data transfer request using the USB Device function is generated in the USB host 11, it is assumed that there is a data transfer request. Function switching is performed (processing 303).
[0033]
Prior to the function switching of the USB Host / USB Device function, the USB host 11 first starts control transfer to the endpoint 0 of the USB device 13, and in the setup stage, for the endpoint 0, GET INTERFACE (a vendor-defined command) is transmitted (process 304). This GET INTERFACE is a command for requesting the set function information of what function is currently set and executed on the USB device 13 side. In response to the request, the USB device 13 transmits data corresponding to the currently set function to the USB host 11 side in the data stage (process 305). In this case, since the USB Device function is set in the USB device 13, information to that effect is transmitted to the USB host 11. If the information is received, the USB host 11 notifies the USB device 13 that the information has been normally received in the status stage (process 306).
[0034]
As described above, in the USB host 11, the function currently set in the USB device 13 is confirmed. However, whether or not the function matches the function requested by the USB host 11. It is determined (process 307). If they match, a setting function change request for function switching is not generated after that, but if they do not match, a setting function change request is generated after that. . In this case, the USB host 11 requests the USB device 13 to switch to the debug function, but since the setting function in the USB device 13 is the USB Device function, a setting function change request is generated. Will be.
[0035]
Prior to the generation of the setting function change request, the USB host 11 is temporarily switched from the USB Host function to the USB Device function (process 308). Thereafter, the USB host 11 starts control transfer to the endpoint 0 of the USB device 13, and, in the setup stage, sets the SET function as a setting function change request. INTERFACE (a vendor-defined command) is transmitted (process 309). This SET INTERFACE is a command for requesting that the function currently set on the USB device 13 side be changed to the designated function. Information on switching to the USB Host function is embedded in this command. Therefore, after receiving the command, the USB device 13 switches to the designated function (processing 310). In this case, the USB Device function has been set in the USB device 13 until then, but the setting function is changed to the USB Host function. After the change of the setting function, the success or failure of the function switching is transmitted from the USB device 13 to the USB host 11 in the control transfer status stage (processing 311).
[0036]
If the function switching is successful, the function on the USB host 11 side is finally switched from the USB Host function to the USB Device function, and between the new USB Host function and USB Device, as will be described later. The data communication is started. However, if the function switching fails, the new USB Host function is not effective on the USB device 13 side, and the USB host 11 is returned to the USB Host function and data communication is performed with the previous function. . The function switching from the substitute setting function to the interface descriptor function is performed in the same manner.
[0037]
If the data transfer operation after changing the setting function is described according to the sequence shown in FIG. 4, a vendor-defined command issue request is issued from the USB Device function on the USB host 11 side (process 312). The USB Host function on the USB device 13 side responds to the request, and a command is issued to the USB Device function of the USB host 11 (processing 313). The USB Device function of the USB host 11 that has received the command interprets the command contents and returns a status to the USB Host function of the USB device 13 (process 314). Thereafter, data transfer by Bulk transfer, Interrupt transfer, or Isochronous transfer is performed according to the command (process 315).
[0038]
Further, the function change operation sequence after the data transfer is completed will be described with reference to FIG. 5. The USB host 11 uses the interrupt transfer to transfer the USB device 13 to the USB device 13 at the timing when SOF (start of frame) occurs. It is confirmed whether or not a data transfer request mainly generated by the Host function has occurred (processing 316, 3317). When the data transfer using the USB Host function does not occur in the USB device 13 or the data transfer using the USB Host function occurs in the USB host 11, the same as the case of the function change in FIG. Function switching is performed according to the sequence. When this function change is completed, the initial state, that is, the USB host 11 side has the USB Host function, and the USB device 13 side has the USB Device function.
[0039]
As described above, a USB host / USB device has a device driver having a function for issuing a function switching vendor request, so that it does not have a configuration, an interface, and an endpoint necessary for all these functions. The communication path can be secured with the minimum required configuration, interface, and endpoint. At the same time, the function of the USB device or the function of the USB host can be realized in a system having only one of the USB host controller and the USB device controller.
[0040]
In addition to the above effects, by using a plurality of functions simultaneously, a plurality of applications can be used simultaneously from the host application, and convenience for the user is improved. At the same time, it becomes possible to transfer data from the user application of the USB system without being aware of the existence of the USB host controller and the USB device controller.
[0041]
Incidentally, the following contents (1) to (8) can be considered as features in the USB system according to the present invention.
That is,
(1): A USB control system that connects a host computer and peripheral devices via USB, and data transfer is possible from applications on the USB host and USB device without being aware of the differences in their functions. USB control system.
(2): The USB control system according to (1), wherein each of the host computer and the peripheral device has a host function and a device function.
(3): In the USB control system according to (1), the host has a device driver having a function of issuing a function acquisition / switching request, and the USB host periodically checks whether or not data is transferred to the USB device. USB control system characterized by inquiring.
(4): The USB control system according to (1), wherein the device driver has a host function and a device function, but the device driver behaves as one interface.
[0042]
(5): In the USB control system according to (1), the control unit having the function of receiving the function switching vendor request follows the contents of the seamlessly designated function when receiving the function switching vendor request. A USB control system characterized by shifting to an operating state.
(6): The USB control system according to (1), wherein the function information of the peripheral device is sent to the host computer for the function switching (the host computer receives the function information). system.
(7): The USB control system according to (1), wherein the function information of the USB host is sent to a peripheral device for the function switching. (8): The USB control system according to (1), wherein the inquiry function described in (2) is sent from a USB host having a host controller.
[0043]
As mentioned above, the invention made by the present inventor has been specifically described based on the embodiment. However, the present invention is not limited to the embodiment described above, and various modifications can be made without departing from the scope of the invention. Needless to say.
[0044]
【The invention's effect】
Regardless of whether the device is a host or a device, it can become a host or a device by changing the setting function by a function switching request.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing a system configuration of an example of a USB system according to the present invention.
FIG. 2 is a diagram illustrating a hierarchical configuration of descriptors of a USB device.
FIG. 3 is a diagram showing an operation sequence when a request for using another function is made from the current function.
FIG. 4 is a diagram showing a data transfer operation sequence after a setting function change.
FIG. 5 is a diagram showing a function change operation sequence after the end of data transfer;
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 11 ... USB host, 12 ... USB cable, 13 ... USB device, 111 ... USB host controller, 112, 132 ... Device driver, 113, 133 ... Application, 1121, 1321 ... Host function device driver, 1122, 1322 ... Device function device Driver, 131 ... USB device controller

Claims

By changing the settings function by function switching request to the device functions from the host function, as seen from the application, without distinguishing between the host or device, an interface device a data transfer is possible,
If there is an interface descriptor and another descriptor that is an alternative setting for the interface descriptor, and the host function is set in the interface descriptor, the device function is set in the other descriptor, and the device function is set in the interface descriptor If this is the case, the host function is set in the other descriptor. In the initial state, the function set in the interface descriptor is valid. The host periodically queries the device and issues the application. By receiving the function switching request from the device, the function set in the interface descriptor is invalidated and the function set in the other descriptor is validated. And vinegar driver,
An interface device comprising: a controller unit configured to transfer the function switching request or data based on a function enabled by the device driver .

The interface device according to claim 1,
From the host periodically polls for the presence or absence of a data transfer request to the device, the result depending on how the said query, acquires the setting function at the device from the device, necessary to change the setting function whether the determined, if necessary to change the setting function, and issues a request switch the function to the device
Interface devices.

The interface device according to claim 1 or 2,
The interface device, wherein the device driver has one interface descriptor .

By changing the settings function by function switching request to the device functions from the host function, as seen from the application, without distinguishing between the host or device, an interface control method a data transfer is possible,
If there is an interface descriptor and another descriptor that is an alternative setting for the interface descriptor, and the host function is set in the interface descriptor, the device function is set in the other descriptor, and the device function is set in the interface descriptor If this is the case, the host function is set in the other descriptor. In the initial state, the function set in the interface descriptor is valid. The host periodically queries the device and issues the application. By receiving the function switching request from the device, the function set in the interface descriptor is invalidated and the function set in the other descriptor is validated. And-flops,
And a step of transferring the function switching request or data based on the enabled function .

The interface control method according to claim 4, wherein
From the host, the inquiry step of querying whether the data transfer request to periodically the device,
In accordance with the result of the inquiry obtained in the inquiry step, a setting function acquisition step for acquiring a setting function in the device from the device;
A function switching request for issuing a function switching request to the device when it is necessary to change the setting function based on the setting function acquired in the setting function acquisition step. An interface control method including an issuing step.

An interface control program that enables data transfer without changing the host or device as seen from the application by changing the setting function in response to a function switching request from the host function to the device function.
If there is an interface descriptor and another descriptor that is an alternative setting for the interface descriptor, and the host function is set in the interface descriptor, the device function is set in the other descriptor, and the device function is set in the interface descriptor If this is the case, the host function is set in the other descriptor. In the initial state, the function set in the interface descriptor is valid. The host periodically queries the device and issues the application. By receiving the function switching request from the device, the function set in the interface descriptor is invalidated and the function set in the other descriptor is validated. And-flops,
And a step of transferring the function switching request or data based on the valid function .

The interface control program according to claim 6,
An inquiry step for making an inquiry about the presence or absence of a data transfer request to the device periodically from the host;
In accordance with the result of the inquiry obtained in the inquiry step, a setting function acquisition step for acquiring a setting function in the device.
A function switching request for issuing a function switching request to the device when it is necessary to change the setting function based on the setting function acquired in the setting function acquisition step. Issuing step and
Interface control program including