JP4366143B2 - 傾斜式サクションスクリーン - Google Patents

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Description

本発明は、固液混合体を液体と固体に分離する傾斜式サクションスクリーンに関する。
従来、固液混合体を固体と液体に分離する簡易バキュームフイルターは、筐体の上部に傾斜スクリーンを張設して固液混合体を流下させ、仕切壁で仕切られた2室には、上記仕切壁に設けたダイヤフラムダイヤの往復運動により交互的な増減圧を起させ、室の減圧時に固液混合体より液体を搾出させ、増圧時に固液混合体へ通気させるようにするとともに
、上記筐体の下部に通液口を密封するように密封水を溜めるようにしている。(例えば、特許文献1参照)
実公平1−13525号公報(第2頁、第1図)
しかしながら、上記簡易バキュームバキフイルターは、筐体の下部に通液口を密封するように溜めた密封水の全表面が空気と接触している。このため、ダイアフラムの往復運動で筐体内の2室に交番的な増減圧が起るとき、空気圧と密封水の表面積との積値となる密封水への作用力が大きくて、密封水の量が少いと水の重量よりも作用力が大きくなって、密封水を通液口を通して増圧側から減圧側へ移動させ、これに伴われて空気も同様に移動するため、2室に起る増減圧での圧力変動の値が減少して、スクリーン機能を著しく低下させる。そこで、密封水をダイアフラムの下部が漬かる程度に増して機能の保持を図れば
、密封水の増加分だけ2室の容積が減少するため作動効率が悪くなって、ダイアフラムの一部は水中で作動することになって、変則的で過大な負荷を受けるため損傷し易い問題点がある。
本発明は前記問題点を解消し、少ない密封水でも通液口の密封が維持されて、2室の増減圧を確実に起させるため、固体と液体の分離を効率よく行わせることができる傾斜式サクションスクリーンを提供することをその課題とする。
本発明は、前記課題を解決するため、下記の構成を採用することを特徴とする。
筐体の上部に傾斜スクリーンを張設して固液混合体を流下させ、仕切壁で仕切られる2室に、仕切壁に設けた可動部の往復運動によって交番的な増減圧を起させ、
室の減圧時に固液混合体から液体を搾出させ、増圧時に固液混合体に通気させるようにした傾斜式サクションスクリーンにおいて、
上記筐体の下部に通液口を密封するように密封水を溜め、この密封水の表面を搾出される液体の取入部を除いて遮蔽板により遮蔽させたこと。
請求項1の効果 通水口の密封水が液体の取入部を除いて遮蔽板により遮蔽され、可動部の往復運動で2室に増減圧が発生しても、この増減圧によって起きる密封水の作用を遮蔽板で防ぎ、増減圧による影響を殆ど受けないようにしてあるため、密封水の量を必要最小限にしても通水口の密封が確実に維持される。従って、2室には増減圧を確実に起させて、傾斜スクリーンを流下する固液混合体からの液体の搾出と、固液混合体への通気とを良好に行わせ得るから、固液混合体を固体と液体とに分離する操作を効率よく行わせることができる。
必要最小限の密封水で通水口の密封を行えば、その分だけ2室の容積が増すため増減圧の能力が向上して分離機能の向上に寄与するだけでなく、可動部の全体を空気中で作動させて、各部の作動状態と負荷を均等にして可動部の損傷を防止することができる。
密封水の表面を覆う遮蔽板を液体の取入部を除くように設けたから、固液混合体から搾出された液分は取入部から密封水中へ取り入れられ、その余剰分は排液口より排出されるので、液体を随時排出しながら密封水の適切な水位保持を行わせ得る。
以下に本発明に係る傾斜式サクションスクリーンの実施形態を図面に付いて説明する。
図1において符号1は、傾斜式サクションスクリーンを示す。この傾斜式サクションスクリーン1は、筐体2の上部に傾斜スクリーン3を張設して、固液混合体を流下させ、仕切壁4で仕切られる室5と室6には、上記仕切壁4に設けた可動部7の往復運動により交番的な増減圧を起させ、室5と室6の減圧時に混合体より液体を搾出させ、増圧時に混合体に空気を通過させるように構成してある。
上記筐体2は、内部へ固液混合体から液体が搾出されるので、仕切壁4の下部に室5と室6を連通させる通液口8を設け、一方の側壁2aの下部に通液口8が液体で閉じられると、液体を外部へ排出する排液口9を設けて、筐体2の下部に室5と室6を気密的に隔離する密封水10が溜まるようにしたものであり、この密封水10は、スクリーンの始動時にはあらかじめ溜めて置く。
上記密封水10は、その表面に室5と室6に起る増減圧が作用する部分をなるべく少なくする必要がある。このため、室5側では固液混合体から搾出された液体の取入部11を除く部分に遮蔽板12を設け、室6側では固液混合体から分離された液体の取入部13を除く部分に遮蔽板14設けて、これら遮蔽板12、14に室5と室6に起る増減圧を作用させて、密封水10の遮蔽される部分には作用させないようにする。
上記仕切壁4に設けた可動部7は、ゴム等の柔軟弾性体で形成して仕切壁4に設けた窓孔4aへ機密的に取付けたダイアフラム15と、このダイアフラム15の両側に添えた当板16とで形成して、筐体2内に軸受17により水平に支持させた往復軸18へ取り付ける。そして、上記往復軸18の一端は筐体2一方の側壁2aより外側へ突出させる。
上記往復軸13の筐体2の外側へ突出する部分には、往復軸13と直交する回転軸19へ固定した偏心輪20を連結し、回転軸19をモータ(図面省略)等で回転させると、往復軸18が往復運動して可動部7を室5側と室6側とへ交互に変形させるため、室5と室6の容積は相反的に変化して、室5と室6に増減圧を交番的に起させるようにしたものであり、上記回転軸19はその回転を安定させるためフライホイール21を取り付けられてある。
上記傾斜スクリーン3は、室5と室6とを覆うように張設して、その上流側に供給箱22から固液混合体を供給し、傾斜スクリーン3上に平均した層厚で固液混合体を流下させる。そして、流下する過程で室5と室6の減圧時に、固液混合体から液体を筐体2内へ搾出させ、増圧時に、固液混合体に空気を通過させて、固体の攪拌移動と曝気等を行い、傾斜スクリーン3の終端に達するとき、液体を除かれた固体をシュート23を経て回収容器24へ送り込ませるようにする。
上記実施例1に示す傾斜式サクションスクリーン1は、筐体2の下部に密封水10を溜めた状態で、仕切壁4の可動部7を往復軸18により往復運動させて、傾斜スクリーン3に供給箱22から固液混合体を流下させると、可動部7の往復運動により室5と室6とが交番的な増減圧を起し、減圧時には固液混合体から液体を搾出し、増圧時には固液混合体に空気を通過させて、固体の吹上げによる攪拌移動、曝気等を行い、傾斜スクリーン3の終端に達するまでに固液混合体から液体を分離して筐体2内へ集め、固体は傾斜スクリーン3の終端からシュート23を経て回収容器24へ送り込んで、固液の分離を確実に能率よく行う。
上記の作動が行われるとき、遮蔽板12、14は密封水10の表面を液体の取入部11、13を除いて遮蔽したので、室5及び室6に起る増減圧は、遮蔽板12、14に邪魔されて遮蔽板12、14に遮蔽された部分には作用せず、液体の取入部11、13だけに作用する。このため、室5と室6圧力変動が生じても、この変動値と液体の取入部11、13の面積の積になる作用力は小さくて、密封水の量が少なくてもその重量以上となることがない。従って、密封水の移動も、これに伴う空気の移動も起らないから、室5と室6においては規定の増減圧が確実に起きて、常に最高の効率で固液の分離を行うことができる。
上記実施例においては、筐体2内に室5と室6を設けた例を示したが、必要に応じて筐体2内に室5と室6とを複数組併設することもできる。しかし、この場合の構造は実施例1に準ずるものであるので、この例についての図面並びに説明は省略する。
固液混合体を傾斜スクリーンを流下させる間に、液体と固体とに分離して分別回収するのに適用できる。
本発明に係る傾斜式サクションスクリーンの断面図である。
符号の説明
1 傾斜式サクションスクリーン
2 筐体
3 傾斜スクリーン
4 仕切壁
5、6 室
7 可動部
8 通液口
10 密封水
11、13 液体の取入部
12、14 遮蔽板

Claims (1)

  1. 筐体の上部に傾斜スクリーンを張設して固液混合体を流下させ、仕切壁で仕切られる2室に、仕切壁に設けた可動部の往復運動によって交番的な増減圧を起させ、
    室の減圧時に固液混合体から液体を搾出させ、増圧時に固液混合体に通気させるようにした傾斜式サクションスクリーンにおいて、
    上記筐体の下部に通液口を密封するように密封水を溜め、この密封水の表面を搾出される液体の取入部を除いて遮蔽板により遮蔽させ
    とを特徴とする傾斜式サクションスクリーン。
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