JP4366139B2 - 照明装置の設計システムおよび設計方法ならびにそのプログラム - Google Patents

照明装置の設計システムおよび設計方法ならびにそのプログラム Download PDF

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Description

本発明は、発光ダイオード(LED)と蛍光体材料を組み合せて所望の色の照明光を得る照明装置を設計するためのシステムおよび方法に関する。さらには、本発明は、そのような照明装置の設計を実現するためのプログラムに関する。
最近、青色LEDと蛍光体材料を組み合せた白色LEDが注目を浴びている。この白色LEDは、青色LEDからの青色光と、この青色光で蛍光体材料を励起して得られる蛍光(例えば黄色光)とが混ざることで白色光を得るものである。同様な構成で、蛍光体材料として異なる色の蛍光を発する複数の蛍光体材料を用いれることで所望の発光色を得られる。最近では、このようなLEDと蛍光体材料の組み合せを利用した照明装置が市場に投入されつつある。
この種の照明装置を製造する場合、LED自体の発光波長のばらつきや蛍光体材料の配合のばらつきが問題となる。このため、通常は、LEDと蛍光体材料の組み合わせおよび蛍光体材料の配合比率などの条件を変えながら試行錯誤的に照明装置を作製することで目的の色の照明光を得ていた。しかし、このような試行錯誤的な手法では、どうしても歩留まりが悪く、コストの高いものとなってしまう。
そこで、照明装置の製造を支援するシステムが提案されている(特許文献1参照)。このシステムは、例えば図9に示すような、LEDチップ100のレンズ表面に半球状の蛍光被膜体101を被せた構造を有する照明装置の、蛍光被膜体101の製造を支援するシステムであって、以下の式を用いて、ユーザによって指定された色度情報から蛍光被膜体101に使用する最適な蛍光体材料を選定するようになっている。
Figure 0004366139
ここで、x、yはLEDチップ100として使用するLEDの発光色度、x1、y1はユーザが要求する発光色度である。係数a、b、c、dは、蛍光被膜体101として使用される蛍光原料の種類、組成比および重量部(基材に対する混合比)より定まる固有の値である。この支援システムでは、使用可能な蛍光体材料別に係数a、b、c、dの値が設定されたテーブルが予め用意されており、ユーザが、使用するLEDの発光色度x、yおよび要求発光色度x1、y1をそれぞれ指定すると、その指定した発光色度x、yおよび要求発光色度x1、y1から上記式を用いて係数a、b、c、dが求められ、その求めた係数a、b、c、dから上記テーブルを使用して蛍光体材料が特定される。
特開2001−107036号公報
LEDと蛍光体材料の組み合せを利用した照明装置は、今後、さまざまな用途で使用されることが予想される。こういった状況を踏まえ、照明装置を提供する側では、照明光の色の種類(色相、明度、彩度)や質感(照明表面の光沢など)、装置自体のデザイン(筐体の形状/サイズなど)などのパラメータを、ユーザの使用する用途に応じて変更する必要が出てきた。しかしながら、このようなパラメータを自由に変更することができる設計システムはこれまでになく、その開発が重要な課題とされていた。
上述した特許文献1に記載の支援システムにおいては、ユーザによる照明光の色の選定は可能であるが、照明光の質感や装置自体のデザインなどのパラメータをユーザが指定することはできない。
加えて、使用可能な全ての蛍光体材料について係数a、b、c、dを予め求めてこれをテーブル化するようになっているため、ユーザが指定した色を確実に得られるようにするには、膨大な数のテーブルを用意しておく必要があり、記憶容量が膨大なものとなる。なお、実用性を考慮してテーブルの数を制限することも可能であるが、この場合には、ユーザが指定した発光色度x、yおよび要求発光色度x1、y1から算出された係数a、b、c、dがテーブルの値から大きく外れてしまって、ユーザが所望する色の照明光を得られなくなる恐れがある。
また、ユーザは、システムを利用するにあたって、発光色度x、yおよび要求発光色度x1、y1を予め調べておく必要があり、その分、ユーザへの負担が大きなものとなっている。
本発明の目的は、照明光の色だけでなく、照明光の質感や装置のデザインなどについてもユーザが自由に指定することのできる、設計自由度の高い、照明装置の設計システムおよび設計方法ならびにそのような設計を実現するためのプログラムを提供することにある。
本発明のさらなる目的は、ユーザが照明光の色を簡単に指定することができ、かつ、指定した色の照明光を確実に得ることのできる、照明装置の設計システムおよび設計方法ならびにそのような設計を行うためのプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、発光ダイオードと、該発光ダイオードからの光で励起される蛍光体材料と、該蛍光体材料から発せられる蛍光を含む照明光を透過するカバー部とを有する照明装置の設計システムであって、
サーバと、
前記サーバとネットワークを介して相互通信可能に接続されるクライアント端末とを有し、
前記サーバは、
前記照明光の色と、前記カバー部の表面状態で表される質感と、前記照明装置の筐体の形状およびサイズとを少なくとも指定可能な設計用画面を前記クライアント端末に対して提示する設計用画面提示部と、
前記発光ダイオード、蛍光体材料および該蛍光体材料を含む母材の各部材の組み合せならびに前記蛍光体材料および母材の配合比率が、前記照明光の色と関連づけられて格納されたデータベースと、
前記設計用画面提示部が提示した設計用画面上でユーザが前記照明光の色、質感、筐体の形状およびサイズを指定すると、該ユーザが指定した照明光の色から前記データベースを参照して前記各部材の組み合せおよび配合比率を特定し、該特定した各部材の組み合せおよび配合比率と前記ユーザが指定した質感、筐体の形状およびサイズとから前記照明装置を製造するために必要な設計情報を作成する設計処理部とを有する。
上記の発明によれば、ユーザは、設計用画面上で、所望の照明光の色、質感、筐体の形状およびサイズを指定するだけで、所望の照明色、質感、デザインを有する照明装置を製造するのに必要な設計情報が自動的に作成される。こうして作成された設計情報に従って照明装置を製造すれば、ユーザが所望した照明装置とほぼ一致したものを得られる。このように、照明光の色に加えて、質感、筐体の形状およびサイズを指定することができるようになっているので、より自由度の高い設計が可能である。
また、本発明の他の構成では、前記データベースは、前記照明光の色を指定するための色の異なる複数の標準色見本のそれぞれについて、前記各部材の組み合わせおよび配合比率を格納したテーブル情報を含み、前記設計処理部は、前記クライアント端末に対して前記複数の標準色見本を提示する標準色見本提示部を有していてもよい。
上記の場合、前記標準色見本提示部が、前記提示した複数の標準色見本からユーザが所望の標準色見本を1つ選択すると、該選択した標準色見本から前記テーブル情報を参照して前記各部材の組み合せと前記配合比率を特定してもよい。
また、前記標準色見本提示部が、前記提示した複数の標準色見本からユーザが所望の標準色見本を2つ選択すると、該選択した2つの標準色見本から前記テーブル情報を参照して前記各部材の組み合せと前記配合比率の範囲を特定してもよい。
上記の本発明の他の構成によれば、ユーザは、提示された標準色見本から所望の色を選択するだけでよいので、従来のような色度値などを調べて直接入力する、といった入力の際の煩わしさがなくなる。また、テーブル情報は、各標準色見本に関する情報だけでよいので、従来のように記憶容量が膨大なものになることもない。
また、本発明の他の構成では、前記設計処理部は、前記配合比率と所定の色度図上の色度点との関係が予め与えられており、前記標準色見本提示部が特定した配合比率の範囲内において複数の異なる配合比率を設定し、該設定した配合比率のそれぞれについて、前記関係に基づいて対応する色度点を求め、該求めた色度点の色の配合用色見本を作成して前記クライアント端末に対して提示する配合用色見本提示部をさらに有してもよい。
また、前記配合用色見本提示部が、前記提示した複数の配合用色見本からユーザが所望の配合用色見本を1つ選択すると、該選択した配合用色見本から前記配合比率またはその範囲を特定してもよい。
さらに、前記配合用色見本提示部は、前記提示した複数の配合用色見本からユーザが所望の配合用色見本を2つ選択すると、該選択した2つの配合用色見本から前記配合比率の範囲を特定し、該特定した配合比率の範囲内においてさらに複数の異なる配合比率を設定し、該設定した配合比率のそれぞれについて、前記関係に基づいて対応する色度点を求め、該求めた色度点の色の配合用色見本を作成して前記クライアント端末に対して提示してもよい。
上記の本発明の他の構成によれば、配合用色見本を指定することで、配合比率を絞り込むことができ、より確実に、配合比率を特定することが可能となる。
本発明の他の構成では、前記設計処理部は、前記設計情報に基づいて前記照明装置の合成画像を生成して前記クライアント端末に対して提示してもよい。この構成によれば、ユーザは、提示された合成画像から照明装置が目的のものと合致するかどうかを確認することができる。これにより、ユーザが所望する照明装置をより確実に設計することが可能となる。
本発明の他の構成では、前記ネットワークを介して前記サーバと相互通信可能に接続される、前記照明装置を製造する業者によって使用される製造業者端末をさらに有し、
前記サーバは、前記設計情報に基づいて前記製造業者端末に対する発注処理を行う発注処理部をさらに有し、
前記発注処理部は、前記製造業者端末に対して前記設計情報を送信して仮製造を指示するとともに、該仮製造で作製される照明装置の照明状態に関する仮製造画像を要求し、
前記製造業者端末は、前記サーバから受信した設計情報を、仮製造の開始要求および前記仮製造画像の入力要求を示すメッセージと一緒に表示し、該表示に応じて前記仮製造画像が入力されると、該入力された仮製造画像を前記サーバへ送信し、
前記サーバは、前記製造業者端末から前記仮製造画像を受信すると、前記発注処理部が、前記クライアント端末に対して、該受信した仮製造画像およびその確認要求画面を提示し、該提示した確認要求画面上でユーザが了承する旨を入力すると、前記製造業者端末に対して製造開始指示を送信するように構成されている。
上記の構成によれば、照明装置の設計から発注までの処理を一連の処理として行うことができる。これにより、照明装置の製造期間の短縮が可能となる。
本発明の照明装置の設計方法は、サーバとクライアント端末がネットワークを介して相互通信可能に接続されるシステムにおいて行われる、発光ダイオードと、該発光ダイオードからの光で励起される蛍光体材料と、該蛍光体材料から発せられる蛍光を含む照明光を透過するカバー部とを有する照明装置の設計方法であって、前記サーバが、前記照明光の色と、前記カバー部の表面状態で表される質感と、前記照明装置の筐体の形状およびサイズとを少なくとも指定可能な設計用画面を前記クライアント端末に対して提示する第1のステップと、前記クライアント端末が、前記サーバにより提示された設計用画面上で、ユーザが前記照明光の色、質感、筐体の形状およびサイズを指定すると、該指定結果を前記サーバに送信する第2のステップと、前記サーバが、前記クライアント端末から前記指定結果を受信すると、前記発光ダイオード、蛍光体材料および該蛍光体材料を含む母材の各部材の組み合せならびに前記蛍光体材料および母材の配合比率を前記照明光の色と関連づけて格納したテーブル情報を参照して、前記ユーザが指定した照明光の色から前記各部材の組み合せおよび配合比率を特定するとともに、該特定した各部材の組み合せおよび配合比率と前記ユーザが指定した質感、筐体の形状およびサイズとから前記照明装置を製造するために必要な設計情報を作成する第3のステップとを含む。
上記の場合、前記第1のステップは、前記サーバが、前記照明光の色を指定するための色の異なる複数の標準色見本を前記クライアント端末に対して提示するステップを含み、前記第2のステップは、前記クライアント端末が、前記サーバにより提示された複数の標準色見本からユーザが所望の標準色見本を選択すると、該選択結果を前記サーバに送信するステップを含み、前記第3のステップは、前記サーバが、前記クライアント端末から前記選択結果を受信すると、前記テーブル情報として予め与えられている、前記複数の標準色見本に関する前記各部材の組み合わせおよび配合比率を参照して、前記ユーザが選択した標準色見本から前記各部材の組み合せと前記配合比率またはその範囲を特定するステップを含んでもよい。
また、前記第3のステップは、前記サーバが、前記提示した複数の標準色見本からユーザが所望の標準色見本を1つ選択すると、該選択した標準色見本から前記テーブル情報を参照して前記各部材の組み合せと前記配合比率を特定するステップを含んでもよい。
さらに、前記第3のステップは、前記サーバが、前記提示した複数の標準色見本からユーザが所望の標準色見本を2つ選択すると、該選択した2つの標準色見本から前記テーブル情報を参照して前記各部材の組み合せと前記配合比率の範囲を特定するステップを含んでもよい。
また、前記サーバが、前記ユーザが選択した2つの標準色見本に基づいて特定された配合比率の範囲内において複数の異なる配合比率を設定し、該設定した配合比率のそれぞれについて、予め与えられている、前記配合比率と前記所定の色度図上の色度点との関係に基づいて対応する色度点を求め、該求めた色度点の色の配合用色見本を作成して前記クライアント端末に対して提示するステップを含んでもよい。
さらに、前記サーバが、前記提示した複数の配合用色見本からユーザが所望の配合用色見本を1つ選択すると、該選択した配合用色見本から前記配合比率またはその範囲を特定するステップを含んでもよい。
さらに、前記サーバが、前記提示した複数の配合用色見本からユーザが所望の配合用色見本を2つ選択すると、該選択した2つの配合用色見本から前記配合比率の範囲を特定し、該特定した配合比率の範囲内においてさらに複数の異なる配合比率を設定し、該設定した配合比率のそれぞれについて、前記関係に基づいて対応する色度点を求め、該求めた色度点の色の配合用色見本を作成して前記クライアント端末に対して提示するステップを含んでもよい。
また、前記サーバが、前記第3のステップで作成した設計情報に基づいて前記照明装置の合成画像を生成し、該生成した合成画像と一緒にその合否を入力するための第1の確認画面を前記クライアント端末に対して提示するステップと、前記クライアント端末が、前記サーバにより提示された第1の確認画面上で、ユーザが前記合成画像の合否を入力すると、該入力結果を前記サーバに送信するステップとをさらに含んでもよい。
また、前記サーバが、前記クライアント端末から前記合成画像が合格である旨の入力結果を受信すると、前記ネットワークを介して接続された、前記照明装置を製造する業者によって使用される製造業者端末に対して、前記設計情報を送信して仮製造を指示するとともに、該仮製造で作製される照明装置の照明状態に関する仮製造画像を要求するステップと、前記製造業者端末が、前記サーバから受信した設計情報を、仮製造の開始要求および前記仮製造画像の入力要求を示すメッセージと一緒に表示し、該表示に応じて前記仮製造画像が入力されると、該入力された仮製造画像を前記サーバへ送信するステップと、前記サーバが、前記製造業者端末から仮製造画像を受信すると、該受信した仮製造画像と一緒にその合否を入力するための第2の確認画面を前記クライアント端末に対して提示するステップと、前記クライアント端末が、前記サーバにより提示された第2の確認画面上で、ユーザが前記仮製造画像の合否を入力すると、該入力結果を前記サーバに送信するステップと、前記サーバが、前記クライアント端末から前記仮製造画像が合格である旨の入力結果を受信すると、前記製造業者端末に対して製造開始指示を送信するステップとを含んでもよい。
上記の本発明の照明装置の設計方法においても、上述した本発明の照明装置の設計システムと同様な作用を有する。
本発明のプログラムは、サーバとクライアント端末がネットワークを介して相互通信可能に接続された、発光ダイオードと、該発光ダイオードからの光で励起される蛍光体材料と、該蛍光体材料から発せられる蛍光を含む照明光を透過するカバー部とを有する照明装置の設計を行うシステムにおいて使用されるプログラムであって、前記照明光の色と、前記カバー部の表面状態で表される質感と、前記照明装置の筐体の形状およびサイズとを少なくとも指定可能な設計用画面を前記クライアント端末に対して提示する第1の処理を前記サーバのコンピュータに実行させ、前記サーバにより提示された設計用画面上で、ユーザが前記照明光の色、質感、筐体の形状およびサイズを指定すると、該指定結果を前記サーバに送信する第2の処理を前記クライアント端末のコンピュータに実行させ、前記クライアント端末から前記指定結果を受信すると、前記発光ダイオード、蛍光体材料および該蛍光体材料を含む母材の各部材の組み合せならびに前記蛍光体材料および母材の配合比率を前記照明光の色と関連づけて格納したテーブル情報を参照して、前記ユーザが指定した照明光の色から前記各部材の組み合せおよび配合比率を特定するとともに、該特定した各部材の組み合せおよび配合比率と前記ユーザが指定した質感、筐体の形状およびサイズとから前記照明装置を製造するために必要な設計情報を作成する第3の処理を前記サーバのコンピュータに実行させることを特徴とする。
上記の場合、前記第3の処理で作成した設計情報に基づいて前記照明装置の合成画像を生成し、該生成した合成画像と一緒にその合否を入力するための第1の確認画面を前記クライアント端末に対して提示する処理を前記サーバのコンピュータに実行させ、前記サーバにより提示された第1の確認画面上で、ユーザが前記合成画像の合否を入力すると、該入力結果を前記サーバに送信する処理を前記クライアント端末のコンピュータに実行さてもよい。
さらに、前記システムは、前記サーバと前記ネットワークを介して相互通信可能に接続される、前記照明装置を製造する業者によって使用される製造業者端末をさらに有し、前記クライアント端末から前記合成画像が合格である旨の入力結果を受信すると、前記製造業者端末に対して、前記設計情報を送信して仮製造を指示するとともに、該仮製造で作製される照明装置の照明状態に関する仮製造画像を要求する処理を前記サーバのコンピュータに実行させ、前記サーバから受信した設計情報を、仮製造の開始要求および前記仮製造画像の入力要求を示すメッセージと一緒に表示し、該表示に応じて前記仮製造画像が入力されると、該入力された仮製造画像を前記サーバへ送信する処理を前記製造業者端末のコンピュータに実行させ、前記製造業者端末から仮製造画像を受信すると、該受信した仮製造画像と一緒にその合否を入力するための第2の確認画面を前記クライアント端末に対して提示する処理を前記サーバのコンピュータに実行させ、前記サーバにより提示された第2の確認画面上で、ユーザが前記仮製造画像の合否を入力すると、該入力結果を前記サーバに送信する処理を前記クライアント端末のコンピュータに実行させ、前記クライアント端末から前記仮製造画像が合格である旨の入力結果を受信すると、前記製造業者端末に対して製造開始指示を送信する処理を前記サーバのコンピュータに実行させるようにしてもよい。
上記の本発明のプログラムにおいても、基本的には、上述した本発明の照明装置の設計システムと同様な作用を有する。
以上説明したように、本発明によれば、照明光の色に加えて、照明光の質感や装置のデザインなどについてもユーザが自由に指定することのできるので、従来にない設計自由度の高い照明装置の設計システムを提供することができる。
また、ユーザは提示された標準色見本または配合用色見本から所望の色を選択するだけでよいので、従来に比べて入力操作が簡単で、より使い勝手の良いシステムを提供することができる。
さらに、テーブル情報は、基本的には、各標準色見本に関する情報だけでよいので、従来に比べて、記憶容量を大幅に削減することができ、これによりコスト低下を図ることができる。
また、配合用色見本の選択により配合比率が絞り込まれるので、従来に比べて、確実に配合比率を特定することができる。
さらに、ユーザは、提示された合成画像から照明装置が目的のものと合致するかどうかを確認することができるので、ユーザが所望する照明装置をより確実に設計することができる。
次に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1に、本発明の一実施形態である、照明装置の設計システムの主な構成を示す。この設計システムは、LEDと、該LEDからの光で励起される蛍光体材料と、該蛍光体材料から発せられる蛍光を含む照明光を透過するカバー部とを有する照明装置の設計システムであって、当該システムの運用者によって使用されるサーバ1と、該サーバ1とネットワーク3を介して相互通信可能に接続されるクライアント端末2とを有する。ネットワーク3は、インターネットまたは専用回線である。
サーバ1およびクライアント端末2はいずれも通信機能を備えたコンピュータシステムであり、プログラムなどを蓄積する記憶装置、キーボードやマウスなどの入力装置、CRTやLCDなどの表示装置、ネットワーク3を介して通信を行うためのモデムなどの通信装置、プリンタなどの出力装置、および入力装置からの入力を受け付けて通信装置、出力装置、表示装置の動作を制御したり、記憶装置に蓄積されたプログラムにしたがって必要な処理を実行したりする制御装置から構成されている。
サーバ1は、クライアント端末2に対して、照明装置を設計するのに必要な情報を入力するための設計用画面や情報確認のための確認画面を提示する機能を有する。設計用画面には、照明光の色および質感や筐体の形状やサイズなどを選択指定する項目が設けられている。また、サーバ1は、LED、蛍光体材料および該蛍光体材料を含む母材の各部材の組み合せならびに蛍光体材料および母材の配合比率が照明光の色と関連づけられて格納されたデータベースを有しており、上記提示した設計用画面上でユーザが指定する照明光の色からそのデータベースを参照して各部材の組み合せと蛍光体材料および母材の配合比率とを特定する機能を備える。この他、サーバ1は、特定した各部材の組み合せおよび配合比率と上記提示した設計用画面上でユーザが指定したユーザが指定した質感、筐体の形状およびサイズとから照明装置を製造するために必要な設計情報を作成する機能、この作成した設計情報に基づいて、照明装置の合成画像を生成したり、照明装置の製造の発注処理を行ったりする機能など、照明装置を製造するために必要な種々の機能を備える。
クライアント端末2は、サーバ1によって提示される設計用画面、確認画面、合成画像などの情報を例えばネットワーク3であるインターネットを介して取得して表示する機能(例えばブラウザ)を備え、その表示した画面上で、ユーザがキーボードやマウスなどの入力装置を用いて必要な項目または情報を入力することができる。
次に、本実施形態の設計システムの動作を説明する。図2は、照明装置の設計の際の、サーバ1とクライアント端末2の間で行われる動作を示す図である。以下、図2を参照して動作説明を行う。
照明装置の設計を希望するユーザは、クライアント端末2上で、サーバ1が例えばネットワーク3であるインターネット上に公開している、照明装置の設計のためのWebページにアクセスして設計用画面を要求する(ステップS1)。この要求に応じて、サーバ1は、設計用画面をクライアント端末2に対して提示する(ステップS2)。この提示した設計用画面上で、ユーザが照明光の色、質感、筐体の形状およびサイズなどの照明装置を設計するのに必要な情報を入力すると(ステップS3)、該入力結果がクライアント端末2からサーバ1へ送信される(ステップS4)。入力結果を受信したサーバ1は、ユーザが指定した照明光の色からデータベースを参照して各部材の組み合せおよび配合比率を特定し、該特定した各部材の組み合せおよび配合比率とユーザが指定した質感、筐体の形状およびサイズとから照明装置を製造するために必要な設計情報を作成する(ステップS5)。
設計情報が作成されると、サーバ1は、その作成した設計情報に基づいて照明装置の合成画像を作成し、該作成した合成画像と一緒にその合否を入力するための確認画面をクライアント端末2に対して提示する(ステップS6)。この提示した確認画面上で、ユーザは、提示された合成画像が所望のものであるかどうかを確認し、その結果(合否)を入力する(ステップS7)。この入力結果(確認結果)は、クライアント端末2からサーバ1へ送信される(ステップS8)。入力結果を受信したサーバ1は、確認結果が合格である場合は、照明装置を製造するための処理へ移行し、確認結果が不合格である場合は、上記ステップS2に戻る。
上記の照明装置の設計手順によれば、ユーザは、サーバ1が提示する設計用画面上で、設計に必要となる情報として照明光の色、質感、筐体の形状およびサイズを指定するだけで、所望の照明色、質感、デザインを有する照明装置を設計することができる。
また、ユーザが指定した照明光の色や質感、筐体の形状およびサイズに基づいて照明装置の合成画像が作成されてユーザに提示されるので、ユーザは、その提示された合成画像から照明装置が目的のものと合致するかどうかを確認することができる。これにより、ユーザが所望する照明装置をより確実に設計することが可能となる。
上述した実施形態において、照明光の質感は、照明装置のカバー部の表面状態で表されるものであって、例えば表面の粗さ(凹凸の大きさやバラツキ)、艶(光沢)、異方性などがある。異方性には、ヘアライン調、同心円調、木目調、障子調などがある。
また、照明光の色の指定には、既存の表色系、例えばCIE色度座標Y(x、y)、マンセル、La*b*、LCh、ハンターLabなどを使用することができる。この他、彩度・明度・色相による色指定、色温度を用いた色指定も可能である。いずれの場合も、LED、蛍光体材料および該蛍光体材料を含む母材の各部材の組み合せならびに蛍光体材料および母材の配合比率を、指定される色と関連づけてデータベースに格納することで、このデータベースを参照して、ユーザが指定した色から各部材の組み合せおよび配合比率を特定することが可能となる。
上記のようなデータベースを参照して各部材の組み合せおよび配合比率を特定する手法としては、例えば前述の特許文献1に記載されたような手法を用いることができる。しかし、この場合には、前述の課題で説明した、容量や色指定の煩わしさの問題、所望の照明光の色が確実に得られないといった不具合の問題が残る。本実施形態では、色見本による色指定を行うことで、これらの問題を解決するようになっている。
以下、色見本による色指定が可能なサーバ1の構成について具体的に説明する。
図3に、サーバ1の主な機能部を示す。サーバ1の主機能部は、アクセス受付部10、設計用画面提示部11、設計処理部12、記憶部13、およびデータベース14からなる。
記憶部13には、色見本の標準となる複数の異なる光源色の短冊状サンプル画像に関する標準色見本画像データ13aと、質感見本の標準となる複数の異なる質感の短冊状サンプル画像に関する質感画像データ13bと、筐体として使用可能な複数の異なる基本形状(図形または画像)に関する筐体形状画像データ13cとが予め格納されている。
標準色見本画像データ13aは、クライアント端末2に提示する標準色見本の画像データであって、次のようにして作成される。まず、照明装置に使用されるLED、母材および蛍光体材料について、それらの組み合わせと蛍光体材料の配合比率を適当に替えて、標準となる複数の異なる照明色(それぞれの照明色は、例えばCIE色度図に代表される色度図上で異なる色度点を持つ)を有する照明装置を実際に作製する。ここで作製する照明装置の基本構成は、例えば図4に示すような、LED42と、LED42を収容する筐体の前面カバー40と、前面カバー40のLED42側の面に設けられた、LED42からのLED光によって励起されて蛍光を発する蛍光体材料41とからなる。このような基本構成を有する照明装置を作製する。
上記のようにして作製した、異なる光源色を有する複数の照明装置のそれぞれについて、前面カバー40を透過した照明光43の色(照明色)を既存の分光蛍光光度計や色彩輝度計を用いて測定し、その測定結果から三刺激値であるXYZを求める。サーバ1は、XYZから色度図上の色度点(x、y)を算出するための計算処理機能を有し、また色度図上における色度点と照明色の関係が予め与えられており、この関係に従って色度点から照明色を求め、その求めた照明色の短冊状サンプル画像を作成する画像処理機能を有する。システム運用者が、サーバ1上でこれら計算処理機能および画像処理機能を起動して、上記測定結果から求めたXYZを入力することで、自動的に各照明装置の光源色の短冊状サンプル画像が作成されて標準色見本画像データ13aとして記憶部13に格納される。
質感画像データ13bは、クライアント端末2に提示する標準質感見本の画像データであって、次のようにして作成される。図4に示した照明装置の基本構成の前面カバー40について、照明光43が出射される側の面(表面)の粗さを除々に変えた複数の前面カバーを用意する。そして、これら表面の粗さの異なる前面カバーのそれぞれについて、同じLED42および蛍光体材料41を使用して実際に照明光43を出射させ、その状態で前面カバーの表面を既存のデジタルカメラで撮影する。こうして得られたデジタル画像データをサーバ1上に取り込んで、質感画像データ13bとして記憶部13に格納する。
筐体形状データ13cは、クライアント端末2に提示する筐体の基本形状であって、図4に示した基本構成を有する照明装置の筐体として使用可能な複数種類の筐体形状に関する基本形状データ(図形データ)よりなる。基本形状データとしては、角型形状、丸型形状などがある。
アクセス受付部10は、クライアント端末2からのアクセスを受け付ける部分である。アクセスを受け付けるにあたって、アクセス受付部10は、ユーザの正当性を判断するために周知の認証処理、例えばパスワードを用いた認証処理を行うようにしてもよい。これにより、予め登録されたユーザに対してのみ、本システムの使用を許可することができる。
設計用画面提示部11は、アクセス受付部10にてアクセスを受け付けたクライアント端末2に対して設計用画面を送信する部分である。この設計用画面提示部11から送信された設計用画面は、クライアント端末2の表示装置上に表示される。設計用画面には、照明光の色を選択するための処理に移行するボタンA、質感を選択するための処理に移行するボタンB、筐体の形状/サイズを選択するための処理に移行するボタンCなどが設けられており、ユーザは、クライアント端末2上で、それらボタンを任意に選択入力することができる。
設計処理部12は、ボタンAが選択されることで起動する照明色選択処理部12aと、ボタンBが選択されることで起動する質感選択処理部12bと、ボタンCが選択されることで起動する筐体形状/サイズ選択処理部12cとからなる。
照明色選択処理部12aは、記憶部13から標準色見本画像データ13aを読み出してクライアント端末2に標準色見本を提示する標準色見本提示部121と、複数の配合用色見本を作成して提示する配合用色見本提示部122とを有し、提示した標準色見本および配合用色見本からユーザが選択した色見本に基づいて、ユーザの所望する色の照明光を得ることのできる、LED、母材および蛍光体材料の種類とその母材および蛍光体材料の配合比率を決定する。
質感選択処理部12bは、記憶部13から質感画像データ13bを読み出してクライアント端末2に標準質感見本を提示する部分である。筐体形状/サイズ選択処理部12cは、記憶部13から筐体形状画像データ13cを読み出してクライアント端末2に標準筐体形状の図形を提示する部分である。この標準筐体形状の図形の提示画面には、そのサイズを選択するための入力項目が設けられている。
データベース15は、標準色見本画像データ13aとして格納された標準色見本のそれぞれについて、LED、母材および蛍光体材料の種類とその母材および蛍光体材料の配合比率の関係をテーブル形式で格納したものである。このテーブルの一例を図5に示す。
図5に示すテーブルには、A1、A2、・・・、Anのn個の標準色見本A群、B1、B2、・・・、Bmのm個の標準色見本B群を含む複数の標準色見本群に関する、LED、母材および蛍光体材料の種類とその母材および蛍光体材料の配合比率が格納されている。標準色見本A群は、LEDとして「L1」、母材として「b1」を、蛍光体材料として「f1」をそれぞれ使用し、母材と蛍光体材料の配合比率をma1〜manの範囲で替えたものである。標準色見本B群は、LEDとして「L1」、母材として「b1」を、蛍光体材料として「f2、f3」をそれぞれ使用し、母材と蛍光体材料の配合比率をmb1〜mbnの範囲で替えたものである。このテーブルを参照することで、標準色見本からLED、母材および蛍光体材料の種類とその母材および蛍光体材料の配合比率を特定することができる。
次に、上述したように構成されたサーバ1の動作について説明する。ここでは、データベース14として図5に示したテーブルを有し、このテーブルの標準色見本A1〜An、B1〜Bmに関する短冊状サンプル画像が標準色見本画像データ13aとして記憶部13に格納されているものとする。以下、図1、図3および図5を参照して動作を説明する。
照明装置を設計するにあたって、ユーザは、まず、クライアント端末2を使ってサーバ1にアクセスして、設計用画面を取得するための所定の入力操作を行う。サーバ1では、アクセス受付部10がクライアント端末2からのアクセス要求を受け付けると、設計用画面提示部11が、設計用画面をクライアント端末2に送信する。
クライアント端末2は、サーバ1から送信された設計用画面を受信して表示する。表示された設計用画面には、照明光の色を選択するための処理に移行するボタンA、質感を選択するための処理に移行するボタンB、筐体の形状/サイズを選択するための処理に移行するボタンCが設けられており、ユーザは、画面上でそれらボタンを任意に選択入力して必要な処理に移行する。
以下、ボタンAを選択した場合の「照明光の色選択処理」、ボタンBを選択した場合の「質感選択処理」、ボタンCを選択した場合の「筐体形状/サイズ選択処理」の項目ごとに動作を説明する。
(1)照明光の色選択処理:
LED、母材および蛍光体材料の種類が同じである場合、配合比率の変化に対する色度図上における色度点(色度座標)の遷移に規則性があり、色度点は配合比率から一意に決まることが、これまでの実験から分かっている。ここでは、この規則性を積極的に利用することで、以下の照明光の色選択処理を実現する。
設計用画面上で、ボタンAが選択入力されると、その旨がクライアント端末2からサーバ1へ送信される。サーバ1では、ボタンAが選択入力された旨を受信すると、照明色選択処理部12aが起動する。照明色選択処理部12aが起動すると、まず、標準色見本提示部121が、記憶部13から標準色見本画像データ13aを読み出して標準色見本となる短冊状サンプル画像をクライアント端末2に提示する。ここでは、図5に示したテーブルの、標準色見本A1〜An、B1〜Bmの短冊状サンプル画像が提示される。
クライアント端末2では、表示画面上に、標準色見本提示部121によって提示された標準色見本A1〜An、B1〜Bmの短冊状サンプル画像が表示され、ユーザは、その表示された各短冊状サンプル画像から所望の色に近い1つまたは2つの標準色見本を選択する。例えば標準色見本がA1、A2、・・・、An、B1、B2、・・・、Bmと並べられて表示されている場合、ユーザは、所望の色がA1の色である場合は、A1を選択し、所望の色がA1とA2の間の色である場合には、A1とA2を選択する。この選択結果は、クライアント端末2からサーバ1へ送信される。
サーバ1では、クライアント端末2から受信した選択結果に基づいて、照明色選択処理部12aの標準色見本提示部121または配合用色見本提示部122が、ユーザが所望する色の照明光を得るのに必要な、LED、母材および蛍光体材料の種類を特定するとともに、その母材および蛍光体材料の配合比率を特定する。1つの標準色見本が選択された旨の第1の選択結果、同一の標準色見本群内の2つの標準色見本(例えばA1、A2)が選択された旨の第2の選択結果、および2つの異なる標準色見本群にまたがって2つの標準色見本(例えばAn、B1)が選択された旨の第3の選択結果のいずれを受信するかによって特定する手順が異なる。
(1−1)第1の選択結果を受信した場合:
第1の選択結果、例えば、標準色見本A1のみが選択された旨の選択結果を受信した場合は、標準色見本提示部121の標準色見本提示部121が、その標準色見本A1の色がユーザの所望する照明光の色であると判断し、図5のテーブルを参照して標準色見本A1からLED、母材および蛍光体材料の種類とその母材および蛍光体材料の配合比率を特定する。この場合は、標準色見本A1に関する項目から、LED「L1」、母材「b1」、蛍光体材料「f1」、配合比率「ma1」が特定される。
(1−2)第2の選択結果を受信した場合:
第2の選択結果、例えば、標準色見本A1、A2が選択された旨の選択結果を受信した場合は、照明色選択処理部12aでは、まず、標準色見本提示部121が、その標準色見本A1、A2の間の色がユーザの所望する照明光の色であると判断し、図5のテーブルを参照して標準色見本A1、A2から、LED、母材および蛍光体材料の種類とその母材および蛍光体材料の配合比率の範囲を特定する。この場合は、標準色見本A1、A2に関する項目から、LED「L1」、母材「b1」および蛍光体材料「f1」が特定されるとともに、配合比率の範囲「ma1」〜「ma2」が特定される。
次いで、照明色選択処理部12aは、配合比率の範囲を絞り込むための処理を行う。この絞込みの処理では、配合用色見本提示部122が、上記特定された配合比率の範囲「ma1」〜「ma2」を複数に分割するような形で適当に配合比率を何点か設定し、上述した規則性を利用して、各設定した配合比率のそれぞれについて色度点を求める。さらに、配合用色見本提示部122は、上述した標準色見本画像データ13aの作成で説明した画像処理機能を利用して、その求めた各色度点に関する短冊状サンプル画像を作成し、これを配合用色見本としてクライアント端末2に提示する。ここでは、a1、a2、・・・anのn個の配合用色見本が提示されるものと仮定する。
配合用色見本の提示を受けたクライアント端末2では、表示画面上に配合用色見本a1、a2、・・・anがこの順序で表示され、ユーザは、これら配合用色見本から所望の色に近い1つまたは2つの配合用色見本を選択する。例えば、ユーザは、所望の色が配合用色見本a1の色である場合は、配合用色見本a1を選択し、所望の色が配合用色見本a1と配合用色見本a2の間の色である場合には、配合用色見本a1、a2を選択する。この配合選択結果は、クライアント端末2からサーバ1へ送信される。
サーバ1では、クライアント端末2から受信した配合選択結果に基づいて、配合用色見本提示部122が、ユーザが所望する色の照明光を得るのに必要な母材および蛍光体材料の配合比率を特定する。1つの配合用色見本が選択された旨の配合選択結果を受信した場合は、その配合用色見本の配合比率がユーザの所望する色の照明光を得るのに必要な配合比率とされる。また、2つの配合用色見本が選択された旨の配合選択結果を受信した場合は、その2つの配合用色見本の配合比率から配合比率の範囲を特定し、その特定した範囲において再度絞込みを行う。例えば、配合用色見本a1、a2、・・・anのうち、配合用色見本a1、a2が選択された場合は、これら配合用色見本a1、a2から配合比率の範囲を特定し、この特定した配合比率の範囲において適当にn個の配合比率を設定し、各設定した配合比率のそれぞれについて、上述した規則性から色度点を求めてn個の配合用色見本a1’、a2’、・・・an’を作成する。そして、これら配合用色見本a1’、a2’、・・・an’をクライアント端末2に提示して、ユーザに、所望する色に近い1つまたは2つの配合用色見本を再度選択させる。こうした処理を繰り返すことで、最終的に、ユーザは1つの配合用色見本を選択することとなり、その配合選択結果からユーザが所望する色の照明光を得るのに必要な母材および蛍光体材料の配合比率を特定することができる。
(1−3)第3の選択結果を受信した場合:
第3の選択結果、例えば、標準色見本An、B1が選択された旨の選択結果を受信した場合は、照明色選択処理部12aは、まず、標準色見本An、B1のどちらが所望の色に近いかをユーザに選択させるための選択画面をクライアント端末2に提示する。クライアント端末2では、その選択画面が表示され、ユーザは、その表示された選択画面上で、標準色見本An、B1のいずれかを選択入力する。ここでは、標準色見本Anを選択したものと仮定する。この入力結果は、クライアント端末2からサーバ1に送信される。
サーバ1では、標準色見本Anを選択した旨の入力結果をクライアント端末2から受信すると、標準色見本提示部121が、ユーザの所望する照明光の色は標準色見本Anの色に近いものであると判断し、図5のテーブルを参照して標準色見本Anから、LED、母材および蛍光体材料の種類を特定するとともに、その母材および蛍光体材料の配合比率の範囲を特定する。この場合は、標準色見本Anに関する項目から、LED「L1」、母材「b1」および蛍光体材料「f1」が特定される。配合比率の範囲については、配合用色見本提示部122が、「man」を基準として所定の範囲を設定し、この所定の範囲において、上述した配合用色見本a1、a2、・・・anを作成する。これ以降は、上述の(2)の場合の手順を繰り返すことで、配合比率が特定される。
(2)質感選択処理:
設計用画面上で、ボタンBが選択入力されると、その旨がクライアント端末2からサーバ1へ送信される。サーバ1では、ボタンBが選択入力された旨を受信すると、質感選択処理部12bが起動する。質感選択処理部12bは、起動されると、記憶部13から質感画像データ13bを読み出して標準質感見本をクライアント端末2に提示する。
クライアント端末2では、表示画面上に、質感選択処理部12bによって提示された各標準質感見本が表示され、ユーザは、その表示された各標準質感見本から所望の質感のものを選択する。この選択結果は、クライアント端末2からサーバ1へ送信される。
(3)筐体形状/サイズ選択処理:
設計用画面上で、ボタンCが選択入力されると、その旨がクライアント端末2からサーバ1へ送信される。サーバ1では、ボタンCが選択入力された旨を受信すると、筐体形状/サイズ選択処理部12cが起動する。筐体形状/サイズ選択処理部12cは、起動されると、記憶部13から筐体形状画像データ13cを読み出して標準筐体形状の図形をクライアント端末2に提示する。
クライアント端末2では、表示画面上に、筐体形状/サイズ選択処理部12cによって提示された各標準筐体形状の図形が表示される。この表示画面には、標準筐体形状の図形の他、筐体のサイズを選択するためのサイズ入力欄も設けられている。ユーザは、その表示された各標準筐体形状の図形から所望の形状のものを選択するとともに、サイズ入力欄にて所望のサイズを選択する、または、所望のサイズに対応する数字を直接入力する。これら形状およびサイズの選択結果は、クライアント端末2からサーバ1へ送信される。なお、LEDの数および配置は筐体形状およびサイズに応じて一意に決まるようになっており、サーバ1では、設計処理部12が、クライアント端末2から受信した筐体形状およびサイズの選択結果に基づいてLEDの数および配置を自動的に決定する。
上述した(1)照明光の色選択処理、(2)質感選択処理および(3)筐体形状/サイズ選択処理を経ることで設計に必要な情報が、クライアント端末2からサーバ1へ送信される。サーバ1では、設計処理部12が、それら処理結果から得られた情報(照明光の色、質感、筐体形状/サイズ)から設計情報を作成し、該設計情報に従って照明装置の3次元イメージ(合成画像)を作成する。この3次元イメージの作成は、既存のソフトウェアを利用して実現することができる。こうして作成された3次元イメージは、サーバ1からクライアント端末2に送信される。
クライアント端末2では、サーバ1から受信した3次元イメージが表示される。この表示画面には、3次元イメージの他に、合格(または発注)および不合格(または変更)のボタンが設けられており、ユーザは、表示された3次元イメージに問題(変更)がなければ、合格ボタンを選択入力し、問題(変更)があれば、不合格ボタンを選択入力する。この選択結果(確認結果)クライアント端末2からサーバ1へ送信される。
サーバ1では、クライアント端末2から合格の選択結果を受信した場合は、照明装置を製造するための処理に移行し、不合格の選択結果を受信した場合は、設計変更を行うために、再度、設計用画面提示部11が、クライアント端末2に対して設計用画面を提示する。照明装置を製造するための手順では、設計情報、すなわちLED、母材および蛍光体材料の種類と、その母材および蛍光体材料の配合比率と、質感と、筐体形状/サイズとを含む、実際に照明装置を製造するために必要となる情報をプリントアウトする、または、外部の端末へ送信する。システム運用者は、その出力された情報を製造部門または製造メーカに送付して発注依頼を行う。設計変更を行う場合は、再度提示された設計用画面上で、ユーザが、変更した項目を指定して、その項目を変更する。
以上説明した本実施形態のシステムによれば、提示された標準色見本や配合用色見本から所望の色に合致するものを選択するだけ、照明色を指定することができる。よって、ユーザは、サーバへのアクセスが可能な端末を有していれば良く、照明色を指定するにあたって、色度図を用意したり、色度図上で発光色度や要求色度を調べたりする必要はない。
また、本実施形態では、照明色を選択するために予め用意しておく情報は、標準色見本に関する情報、すなわちデータベース14に格納されるテーブル情報と、記憶部13に格納される標準色見本画像データ13aだけである。
上述した実施形態において、設計対象となる照明装置は、図4に示した構成のものに限定されるものではない。例えば、図9に示したLED構造を有するものであってもよい。この場合は、図3の構成において、蛍光体材料41が削除され、LED42の代わりに図9のLED構造のものが使用される。また、筐体が反射板を有し、その反射板の反射面に蛍光体材料41が設けられるような構成にしてもよい。この場合は、反射板からの反射光(蛍光を含む)が前面カバーを透過して照明光として出射される。さらに、LEDからの光はそのままで、カバー部や筐体部部に蛍光体を混合または塗布した構成としてもよい。
また、データベース14のテーブルに格納される標準色見本のパラメータは、図5に示したLED、蛍光体材料、母材に限定されるものではない。例えば、蛍光体の粒子径など照明光の色に影響する他のパラメータを含むようにしてもよい。
本実施形態では、標準色見本はデジタル画像データとして提示されるようになっているが、標準色見本を印刷物としてユーザに提供することもできる。こうすることで、ユーザは、デジタル画像としてクライアント端末2上に提示される標準色見本と、印刷物として提供される標準色見本とを比較し、表示デバイス(CRTや液晶でディスプレイ)の個体差(ガンマ補正などの違い)によって生じる標準色見本の色の違いを把握することができる。
さらに、標準色見本(短冊状サンプル画像)の作成では、図4に示したような基本構成を有する照明装置を用いたが、これに代えて、図9に示した構成のLEDを用いてもよい。
ユーザが指定することのできる設計に必要な情報として、照明光の色および質感、筐体の形状およびサイズを挙げているが、これら以外の情報、例えば照明光の輝度やLEDの数および種類などを指定することも可能である。
また、指定可能な情報は、設計対象となる照明装置の構成に応じて適宜設定することが可能である。例えばLEDとして、紫外LEDを用いる場合で、カバーの材質としてフッ素樹脂やシリコーン樹脂の他オレフィン、アクリルなどの汎用樹脂を採用し、さらに、封止剤やレンズ部分に紫外線に強い材質を採用する場合には、それらの種類を指定することも可能である。また、蛍光体に加えて、光拡散剤(パール顔料や無機酸化物粒子、麟片状タルクなど)を配合することで、母材中の蛍光体量を減らし、拡散光を得られるようにした照明装置であれば、蛍光体や光拡散剤の配合比率を指定することも可能である。さらに、顔料や染料を用いて色フォルタを形成した構造を採用する場合には、それら顔料や染料の種類や配合を指定することも可能である。いずれの場合も、予め指定する情報を予めデータベースに登録しておく必要がある。
また、図3に示したサーバ1の構成において、データベース14のテーブル内容を更新可能に構成してもよい。このように構成することで、システム運用者は、現在のデータベース14に格納されていないLED、母材および蛍光体材料が存在した場合は、サーバ1上で、それらの部材に関するデータをデータベース14に登録することができる。ただし、データベース14の内容を変更した場合は、記憶部13に格納されている標準色見本画像データ13aも一緒に変更する必要がある。具体的には、データベース14に新たなLED、母材および蛍光体材料に関する標準色見本のデータを登録した場合は、その登録した標準色見本に関する画像データを作成して標準色見本画像データ13aとして記憶部13に格納する必要がある。
(他の実施形態)
上述した実施形態では、発注処理はシステム運用者が行うようになっているが、この発注処理をシステム上で行うようにすることもできる。ここでは、そのような処理が可能なシステムについて説明する。
図6は、本発明の他の実施形態である、照明装置の設計システムの概略構成を示すブロック図である。この設計システムは、図1に示した設計システムにおいて、製造業者によって管理される製造業者端末4が加えられた構成になっている。製造業者端末4は、サーバ1やクライアント端末2と同様な通信機能を備えたコンピュータシステムであって、ネットワーク3を介してサーバ1と相互通信可能に接続される。サーバ1は、図7に示すように、図3に示した機能部の他に、発注処理部15を有する。
本実施形態においても、図2に示したステップS1〜S9までは同じ手順で行われ、ステップS9にて、照明装置を製造するための処理に移行した後は、図8に示す手順で発注処理が製造される。以下、図8を参照して発注処理を説明する。
サーバ1では、発注処理部15が、ステップS2〜S4にて得られた情報、すなわちLED、母材および蛍光体材料の各部材の組み合わせと、母材および蛍光体材料の配合比率と、質感と、筐体形状/サイズとを含む、実際に照明装置を製造するために必要となる設計情報を製造業者端末4に送信して、仮製造画像データを要求する(ステップS10)。製造業者端末4は、サーバ1から受信した製造に必要な情報を表示し、その表示画面上で仮製造画像データの入力を要求する。この入力要求に応じて、製造担当者は、表示された情報に従って照明装置を仮製造し、その画像データを製造業者端末4上に取り込む(ステップS11)。仮製造画像データは、例えば、仮製造した照明装置を実際に動作させてその照明状態をデジタルカメラで撮像することで得られるデジタル画像データである。デジタルカメラでの撮影に際しては、例えば標準白板を使用して予めカメラの分光感度を把握しておいて、実際の照明色に近似するような色調補正を行うことが望ましい。
仮製造画像データの取り込みが完了した後、製造担当者が製造業者端末4上で所定の入力操作を行うと、製造業者端末4は、取り込んだ仮製造画像データをサーバ1へ送信する(ステップS12)。サーバ1では、製造業者端末4から仮製造画像データを受信すると、発注処理部15が、クライアント端末2に対して、その受信した仮製造画像データを送信して確認要求を行う(ステップS13)。
クライアント端末2では、サーバ1から受信した仮製造画像データが表示されるとともに、その表示された仮製造画像データが自身の要求したものと合致するかどうかの確認入力を行うための確認画面が表示される。確認画面には、製造開始ボタンと設計変更ボタンが用意されており、ユーザは、表示された仮製造画像データが自身の要求したものと合致する場合は、製造開始ボタンを選択入力し、合致しない場合は、設計変更ボタンを選択入力する(ステップS14)。この選択入力結果は、クライアント端末2からサーバ1へ送信される(ステップS15)。
サーバ1では、製造開始ボタンを選択入力した旨の結果を受信した場合は、発注処理部15が、ステップS10で送信した設計情報に従って照明装置の製造を開始する旨の指示を製造業者端末4に送信する。また、設計変更ボタンを選択入力した旨の結果を受信した場合は、発注処理部15が、本発注処理を終了する旨の指示を製造業者端末4に送信するとともに、図2のステップS2に戻って、設計用画面提示部11が設計用画面をクライアント端末2に提示する(ステップS16)。
製造業者端末4では、製造開始要求を受信した場合は、ステップS10で送信した情報に従って製造を開始する旨のメッセージを表示し、本発注処理を終了する旨の指示を受信した場合は、設計変更のために本発注処理を終了する旨のメッセージを表示する(ステップS17)。製造担当者は、表示されたメッセージに従って照明装置の製造する、または、製造業者端末4上で処理終了に必要な操作を行う。
上述した本実施形態のシステムによれば、照明装置の設計から発注までの処理を一連の処理として行うことができる。これは、照明装置の製造期間の短縮に大きく貢献する。
また、ユーザは、製造開始前に、仮製造画像を確認することで、所望の照明装置であるか否かを確認することができる。これにより、ユーザが所望する照明装置を、より確実に製造することが可能になる。
なお、上述した実施形態では、システム運用者と照明装置の製造業者は別なものとしているが、システム運用者と製造業者は同じであってもよい。
以上説明した各実施形態において、サーバ1、クライアント端末2および製造業者端末4の各機能およびこれら端末間で行われる動作は、基本的にはプログラムによって実現される。プログラムは、各端末の記憶装置に予め格納されていても、CD−ROMなどの記録媒体で提供されてもよい。
本発明の一実施形態である、照明装置の設計システムの主な構成を示すブロック図である。 図1に示す照明装置の設計システムの動作説明図である。 図1に示す照明装置の設計システムの、サーバの主な機能部を示すブロック図である。 設計対象である照明装置の基本構成を示す模式図である。 図1に示す照明装置の設計システムの、データベースの一例を示す図である。 本発明の他の実施形態である、照明装置の設計システムの概略構成を示すブロック図である。 図6に示す照明装置の設計システムの、サーバの主な機能部を示すブロック図である。 図6に示す照明装置の設計システムの動作説明図である。 特開2001−107036号公報に記載されたシステムの設計対象であるLEDの構成図である。
符号の説明
1 サーバ
2 クライアント端末
3 ネットワーク
4 製造業者端末
10 アクセス受付部
11 設計用画面提示部
12 設計処理部
12a 照明色選択処理部
12b 質感選択処理部
12c 筐体形状/サイズ選択処理部
13 記憶部
13a 標準色見本画像データ
13b 質感画像データ
13c 筐体形状/サイズ画像データ
14 データベース
15 発注処理部
40 前面カバー
41 蛍光体材料
42 LED
43 照明光
100 LEDチップ
101 蛍光体被膜
121 標準色見本提示部
122 配合用色見本提示部

Claims (27)

  1. 発光ダイオードと、該発光ダイオードからの光で励起される蛍光体材料が塗布され、または、混合されたカバー部とを有し、前記蛍光体材料から発せられた蛍光を含む照明光が前記カバー部から外部へ出射される照明装置の設計システムであって、
    サーバと、
    前記サーバとネットワークを介して相互通信可能に接続されるクライアント端末とを有し、
    前記サーバは、
    前記照明光の色と、前記カバー部の表面状態で表される質感と、前記照明装置の筐体の形状およびサイズとを少なくとも指定可能な設計用画面を前記クライアント端末に対して提示する設計用画面提示部と、
    前記発光ダイオード、蛍光体材料および該蛍光体材料を含む母材の各部材の組み合せならびに前記蛍光体材料および母材の配合比率が、前記照明光の色と関連づけられて格納されたデータベースと、
    前記設計用画面提示部が提示した設計用画面上でユーザが前記照明光の色、質感、筐体の形状およびサイズを指定すると、該ユーザが指定した照明光の色から前記データベースを参照して前記各部材の組み合せおよび配合比率を特定し、該特定した各部材の組み合せおよび配合比率と前記ユーザが指定した質感、筐体の形状およびサイズとから前記照明装置を製造するために必要な設計情報を作成する設計処理部とを有する照明装置の設計システム。
  2. 前記カバー部は、光拡散剤を含み、前記蛍光体材料および母材の配合比率が前記蛍光体材料および光拡散剤の配合比率であることを特徴とする、請求項1に記載の照明装置の設計システム。
  3. 前記各部材の組み合せ、前記蛍光体材料および母材の配合比率、および前記蛍光体材料の蛍光体の粒子径が、前記照明光の色と関連づけられて前記データベースに格納されており、
    前記設計処理部は、ユーザが指定した照明光の色から前記データベースを参照して前記各部材の組み合せ、配合比率および蛍光体の粒子径を特定して前記設計情報を作成することを特徴とする、請求項1に記載の照明装置の設計システム。
  4. 前記データベースは、前記照明光の色を指定するための色の異なる複数の標準色見本のそれぞれについて、前記各部材の組み合わせおよび配合比率を格納したテーブル情報を含み、
    前記設計処理部は、前記クライアント端末に対して前記複数の標準色見本を提示する標準色見本提示部を有することを特徴とする、請求項1に記載の照明装置の設計システム。
  5. 前記標準色見本提示部は、前記提示した複数の標準色見本からユーザが所望の標準色見本を1つ選択すると、該選択した標準色見本から前記テーブル情報を参照して前記各部材の組み合せと前記配合比率を特定することを特徴とする、請求項に記載の照明装置の設計システム。
  6. 前記標準色見本提示部は、前記提示した複数の標準色見本からユーザが所望の標準色見本を2つ選択すると、該選択した2つの標準色見本から前記テーブル情報を参照して前記各部材の組み合せと前記配合比率の範囲を特定することを特徴とする、請求項に記載の照明装置の設計システム。
  7. 前記設計処理部は、前記配合比率と所定の色度図上の色度点との関係が予め与えられており、前記標準色見本提示部が特定した配合比率の範囲内において複数の異なる配合比率を設定し、該設定した配合比率のそれぞれについて、前記関係に基づいて対応する色度点を求め、該求めた色度点の色の配合用色見本を作成して前記クライアント端末に対して提示する配合用色見本提示部をさらに有することを特徴とする、請求項に記載の照明装置の設計システム。
  8. 前記配合用色見本提示部は、前記提示した複数の配合用色見本からユーザが所望の配合用色見本を1つ選択すると、該選択した配合用色見本から前記配合比率またはその範囲を特定することを特徴とする、請求項に記載の照明装置の設計システム。
  9. 前記配合用色見本提示部は、前記提示した複数の配合用色見本からユーザが所望の配合用色見本を2つ選択すると、該選択した2つの配合用色見本から前記配合比率の範囲を特定し、該特定した配合比率の範囲内においてさらに複数の異なる配合比率を設定し、該設定した配合比率のそれぞれについて、前記関係に基づいて対応する色度点を求め、該求めた色度点の色の配合用色見本を作成して前記クライアント端末に対して提示することを特徴とする、請求項に記載の照明装置の設計システム。
  10. 前記複数の標準色見本は、前記発光ダイオード、蛍光体材料および母材の少なくとも1つが異なる複数の組み合わせについて、それぞれ前記配合比率を段階的に替えて実測した前記照明光の色から算出された前記所定の色度図上の色度点に対応する色の画像であることを特徴とする、請求項からのいずれか1項に記載の照明装置の設計システム。
  11. 前記設計処理部は、前記設計情報に基づいて前記照明装置の合成画像を生成して前記クライアント端末に対して提示することを特徴とする、請求項1から10のいずれか1項に記載の照明装置の設計システム。
  12. 前記ネットワークを介して前記サーバと相互通信可能に接続される、前記照明装置を製造する業者によって使用される製造業者端末をさらに有し、
    前記サーバは、前記設計情報に基づいて前記製造業者端末に対する発注処理を行う発注処理部をさらに有し、
    前記発注処理部は、前記製造業者端末に対して前記設計情報を送信して仮製造を指示するとともに、該仮製造で作製される照明装置の照明状態に関する仮製造画像を要求し、
    前記製造業者端末は、前記サーバから受信した設計情報を、仮製造の開始要求および前記仮製造画像の入力要求を示すメッセージと一緒に表示し、該表示に応じて前記仮製造画像が入力されると、該入力された仮製造画像を前記サーバへ送信し、
    前記サーバは、前記製造業者端末から前記仮製造画像を受信すると、前記発注処理部が、前記クライアント端末に対して、該受信した仮製造画像およびその確認要求画面を提示し、該提示した確認要求画面上でユーザが了承する旨を入力すると、前記製造業者端末に対して製造開始指示を送信することを特徴とする、請求項1から11のいずれか1項に記載の照明装置の設計システム。
  13. サーバとクライアント端末がネットワークを介して相互通信可能に接続されるシステムにおいて行われる、発光ダイオードと、該発光ダイオードからの光で励起される蛍光体材料が塗布され、または、混合されたカバー部とを有し、前記蛍光体材料から発せられた蛍光を含む照明光が前記カバー部から外部へ出射される照明装置の設計方法であって、
    前記サーバが、前記照明光の色と、前記カバー部の表面状態で表される質感と、前記照明装置の筐体の形状およびサイズとを少なくとも指定可能な設計用画面を前記クライアント端末に対して提示する第1のステップと、
    前記クライアント端末が、前記サーバにより提示された設計用画面上で、ユーザが前記照明光の色、質感、筐体の形状およびサイズを指定すると、該指定結果を前記サーバに送信する第2のステップと、
    前記サーバが、前記クライアント端末から前記指定結果を受信すると、前記発光ダイオード、蛍光体材料および該蛍光体材料を含む母材の各部材の組み合せならびに前記蛍光体材料および母材の配合比率を前記照明光の色と関連づけて格納したテーブル情報を参照して、前記ユーザが指定した照明光の色から前記各部材の組み合せおよび配合比率を特定するとともに、該特定した各部材の組み合せおよび配合比率と前記ユーザが指定した質感、筐体の形状およびサイズとから前記照明装置を製造するために必要な設計情報を作成する第3のステップとを含む照明装置の設計方法。
  14. 前記カバー部は、光拡散剤を含み、前記蛍光体材料および母材の配合比率が前記蛍光体材料および光拡散剤の配合比率である、請求項13に記載の照明装置の設計方法。
  15. 前記各部材の組み合せ、前記蛍光体材料および母材の配合比率、および前記蛍光体材料の蛍光体の粒子径が、前記照明光の色と関連づけられて前記データベースに格納されており、
    前記第3のステップは、前記サーバが、ユーザが指定した照明光の色から前記データベースを参照して前記各部材の組み合せ、配合比率および蛍光体の粒子径を特定して前記設計情報を作成するステップを含む、請求項13に記載の照明装置の設計方法。
  16. 前記第1のステップは、前記サーバが、前記照明光の色を指定するための色の異なる複数の標準色見本を前記クライアント端末に対して提示するステップを含み、
    前記第2のステップは、前記クライアント端末が、前記サーバにより提示された複数の標準色見本からユーザが所望の標準色見本を選択すると、該選択結果を前記サーバに送信するステップを含み、
    前記第3のステップは、前記サーバが、前記クライアント端末から前記選択結果を受信すると、前記テーブル情報として予め与えられている、前記複数の標準色見本に関する前記各部材の組み合わせおよび配合比率を参照して、前記ユーザが選択した標準色見本から前記各部材の組み合せと前記配合比率またはその範囲を特定するステップを含む、請求項13に記載の照明装置の設計方法。
  17. 前記第3のステップは、前記サーバが、前記提示した複数の標準色見本からユーザが所望の標準色見本を1つ選択すると、該選択した標準色見本から前記テーブル情報を参照して前記各部材の組み合せと前記配合比率を特定するステップを含むことを特徴とする、請求項16に記載の照明装置の設計方法。
  18. 前記第3のステップは、前記サーバが、前記提示した複数の標準色見本からユーザが所望の標準色見本を2つ選択すると、該選択した2つの標準色見本から前記テーブル情報を参照して前記各部材の組み合せと前記配合比率の範囲を特定するステップを含むことを特徴とする、請求項16に記載の照明装置の設計方法。
  19. 前記サーバが、前記ユーザが選択した2つの標準色見本に基づいて特定された配合比率の範囲内において複数の異なる配合比率を設定し、該設定した配合比率のそれぞれについて、予め与えられている、前記配合比率と前記所定の色度図上の色度点との関係に基づいて対応する色度点を求め、該求めた色度点の色の配合用色見本を作成して前記クライアント端末に対して提示するステップをさらに含む、請求項18に記載の照明装置の設計方法。
  20. 前記サーバが、前記提示した複数の配合用色見本からユーザが所望の配合用色見本を1つ選択すると、該選択した配合用色見本から前記配合比率またはその範囲を特定するステップをさらに含む、請求項19に記載の照明装置の設計方法。
  21. 前記サーバが、前記提示した複数の配合用色見本からユーザが所望の配合用色見本を2つ選択すると、該選択した2つの配合用色見本から前記配合比率の範囲を特定し、該特定した配合比率の範囲内においてさらに複数の異なる配合比率を設定し、該設定した配合比率のそれぞれについて、前記関係に基づいて対応する色度点を求め、該求めた色度点の色の配合用色見本を作成して前記クライアント端末に対して提示するステップを含むことを特徴とする、請求項19に記載の照明装置の設計方法。
  22. 前記複数の標準色見本として、前記発光ダイオード、蛍光体材料および母材の少なくとも1つが異なる複数の組み合わせについて、それぞれ前記配合比率を段階的に替えて実測した前記照明光の色から算出された前記所定の色度図上の色度点に対応する色の画像を用いることを特徴とする、請求項16から21のいずれか1項に記載の照明装置の設計方法。
  23. 前記サーバが、前記第3のステップで作成した設計情報に基づいて前記照明装置の合成画像を生成し、該生成した合成画像と一緒にその合否を入力するための第1の確認画面を前記クライアント端末に対して提示するステップと、
    前記クライアント端末が、前記サーバにより提示された第1の確認画面上で、ユーザが前記合成画像の合否を入力すると、該入力結果を前記サーバに送信するステップとをさらに含むことを特徴とする、請求項13から22のいずれか1項に記載の照明装置の設計方法。
  24. 前記サーバが、前記クライアント端末から前記合成画像が合格である旨の入力結果を受信すると、前記ネットワークを介して接続された、前記照明装置を製造する業者によって使用される製造業者端末に対して、前記設計情報を送信して仮製造を指示するとともに、該仮製造で作製される照明装置の照明状態に関する仮製造画像を要求するステップと、
    前記製造業者端末が、前記サーバから受信した設計情報を、仮製造の開始要求および前記仮製造画像の入力要求を示すメッセージと一緒に表示し、該表示に応じて前記仮製造画像が入力されると、該入力された仮製造画像を前記サーバへ送信するステップと、
    前記サーバが、前記製造業者端末から仮製造画像を受信すると、該受信した仮製造画像と一緒にその合否を入力するための第2の確認画面を前記クライアント端末に対して提示するステップと、
    前記クライアント端末が、前記サーバにより提示された第2の確認画面上で、ユーザが前記仮製造画像の合否を入力すると、該入力結果を前記サーバに送信するステップと、
    前記サーバが、前記クライアント端末から前記仮製造画像が合格である旨の入力結果を受信すると、前記製造業者端末に対して製造開始指示を送信するステップとを含むことを特徴とする、請求項23に記載の照明装置の設計方法。
  25. サーバとクライアント端末がネットワークを介して相互通信可能に接続されたシステムにおいて、発光ダイオードと、該発光ダイオードからの光で励起される蛍光体材料が塗布され、または、混合されたカバー部とを有し、前記蛍光体材料から発せられた蛍光を含む照明光が前記カバー部から外部へ出射される照明装置の設計のために使用されるプログラムであって、
    前記照明光の色と、前記カバー部の表面状態で表される質感と、前記照明装置の筐体の形状およびサイズとを少なくとも指定可能な設計用画面を前記クライアント端末に対して提示する第1の処理を前記サーバのコンピュータに実行させ、
    前記サーバにより提示された設計用画面上で、ユーザが前記照明光の色、質感、筐体の形状およびサイズを指定すると、該指定結果を前記サーバに送信する第2の処理を前記クライアント端末のコンピュータに実行させ、
    前記クライアント端末から前記指定結果を受信すると、前記発光ダイオード、蛍光体材料および該蛍光体材料を含む母材の各部材の組み合せならびに前記蛍光体材料および母材の配合比率を前記照明光の色と関連づけて格納したテーブル情報を参照して、前記ユーザが指定した照明光の色から前記各部材の組み合せおよび配合比率を特定するとともに、該特定した各部材の組み合せおよび配合比率と前記ユーザが指定した質感、筐体の形状およびサイズとから前記照明装置を製造するために必要な設計情報を作成する第3の処理を前記サーバのコンピュータに実行させるプログラム。
  26. 前記第3の処理で作成した設計情報に基づいて前記照明装置の合成画像を生成し、該生成した合成画像と一緒にその合否を入力するための第1の確認画面を前記クライアント端末に対して提示する処理を前記サーバのコンピュータに実行させ、
    前記サーバにより提示された第1の確認画面上で、ユーザが前記合成画像の合否を入力すると、該入力結果を前記サーバに送信する処理を前記クライアント端末のコンピュータに実行させる、請求項25に記載のプログラム。
  27. 前記システムは、前記サーバと前記ネットワークを介して相互通信可能に接続される、前記照明装置を製造する業者によって使用される製造業者端末をさらに有し、
    前記クライアント端末から前記合成画像が合格である旨の入力結果を受信すると、前記製造業者端末に対して、前記設計情報を送信して仮製造を指示するとともに、該仮製造で作製される照明装置の照明状態に関する仮製造画像を要求する処理を前記サーバのコンピュータに実行させ、
    前記サーバから受信した設計情報を、仮製造の開始要求および前記仮製造画像の入力要求を示すメッセージと一緒に表示し、該表示に応じて前記仮製造画像が入力されると、該入力された仮製造画像を前記サーバへ送信する処理を前記製造業者端末のコンピュータに実行させ、
    前記製造業者端末から仮製造画像を受信すると、該受信した仮製造画像と一緒にその合否を入力するための第2の確認画面を前記クライアント端末に対して提示する処理を前記サーバのコンピュータに実行させ、
    前記サーバにより提示された第2の確認画面上で、ユーザが前記仮製造画像の合否を入力すると、該入力結果を前記サーバに送信する処理を前記クライアント端末のコンピュータに実行させ、
    前記クライアント端末から前記仮製造画像が合格である旨の入力結果を受信すると、前記製造業者端末に対して製造開始指示を送信する処理を前記サーバのコンピュータに実行させる、請求項26に記載のプログラム。
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