JP4365818B2 - リソグラフィ装置の焦点試験方法およびシステム、およびデバイス製造方法 - Google Patents

リソグラフィ装置の焦点試験方法およびシステム、およびデバイス製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4365818B2
JP4365818B2 JP2005366092A JP2005366092A JP4365818B2 JP 4365818 B2 JP4365818 B2 JP 4365818B2 JP 2005366092 A JP2005366092 A JP 2005366092A JP 2005366092 A JP2005366092 A JP 2005366092A JP 4365818 B2 JP4365818 B2 JP 4365818B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
focus
substrate
insensitive
feature
marks
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005366092A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006179915A (ja
Inventor
ハウシルト ヤン
ヨハネス アンネマリー ピーターズ マルコ
ファン デ フィン コーエン
Original Assignee
エーエスエムエル ネザーランズ ビー.ブイ.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by エーエスエムエル ネザーランズ ビー.ブイ. filed Critical エーエスエムエル ネザーランズ ビー.ブイ.
Publication of JP2006179915A publication Critical patent/JP2006179915A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4365818B2 publication Critical patent/JP4365818B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70483Information management; Active and passive control; Testing; Wafer monitoring, e.g. pattern monitoring
    • G03F7/70605Workpiece metrology
    • G03F7/70616Monitoring the printed patterns
    • G03F7/70641Focus

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Description

本発明は、リソグラフィ装置およびデバイス製造方法に関し、特にリソグラフィ装置で焦点試験を行うための方法に関する。
リソグラフィ装置は、基板上に、通常は基板の目標部分上に所望のパターンを形成する機械である。リソグラフィ装置は、例えば、集積回路(IC)の製造の際に使用することができる。その場合、マスクまたはレチクルとも呼ばれるパターニング・デバイスを、ICの個々の層上に形成される回路パターンを生成するために使用することができる。このパターンは基板(例えば、シリコン・ウェハ)上の目標部分(例えば、1つまたは数個のダイの一部を含む)上に転写することができる。パターンの転写は、通常、基板上に塗布された放射線感光材料(レジスト)の層上に画像を形成することにより行われる。一般的に、1つの基板は、連続的にパターン化される隣接する目標部分のネットワークを含む。周知のリソグラフィ装置は、各目標部分が、一度に目標部分上に全パターンを露光することにより照射されるいわゆるステッパと、所与の方向(「走査」方向)に平行にまたは逆平行に同期状態で基板を走査しながら、上記走査方向に放射線ビームを通してパターンを走査することにより、各目標部分が照射されるいわゆるスキャナとを含む。また、基板上にパターンを印刷することにより、パターンをパターニング・デバイスから基板に転写することもできる。
リソグラフィ装置の検定の一部は、システムの焦点の検定に関連する。現在のリソグラフィ装置においては、焦点の検定は、通常、焦点の検定用に特に作られた検定ウェハ上で行われる。何故なら、これらの検定用ウェハを使用すれば、再現可能な試験結果が得られるからである。
しかし、リソグラフィ装置の動作中に、特に製造ウェハ上で焦点試験を行えれば好都合である。製造ウェハは、1つまたは複数の製造ステップですでに処理されている場合があり、そのためすでに製品のフィーチャを含んでいる場合がある。焦点試験システムとこれらのフィーチャとの間のクロストークが、焦点試験の結果に影響を与える恐れがある。特に、結果は焦点試験から得られるものであるが、結果の信頼性には疑問がある場合がある。
実際の製造ウェハ上で焦点性能の測定を行うことができれば好都合である。しかし、この製造ウェハの層のフィーチャは、現在の焦点試験測定技術と干渉を起こすことがあり、その場合、焦点試験の結果は信頼することができないものになる。それ故、通常のウェハ(処理済み層を含んでいる、または含んでいない)上での焦点試験が信頼できるものかどうかを表示するある種のインジケータを使用することは望ましいことである。
ある態様によれば、本発明は、リソグラフィ装置で焦点試験を行うための方法を提供する。上記方法は、
放射線感光材料の層を含む基板を提供するステップと、
第1の焦点感知フィーチャであって、焦点がぼけた場合に、画像形成したフィーチャのある特性に測定可能なシフトを与える第1の焦点感知フィーチャ、および第2の焦点フィーチャにより、リソグラフィ装置で基板を照明するステップと、
基板上に画像形成された第1の焦点感知フィーチャにより、焦点試験の結果を提供するために、基板を分析するステップとを含む。
基板は通常の製造ウェハであり、基板上に画像形成された第2の焦点フィーチャに関連する所定の統計的特性が所定の限界内に入った場合だけ、焦点試験の結果が容認される。この態様の場合、焦点感知フィーチャは、フィーチャの焦点がぼけた場合、基板の面に沿った変位のような画像形成されたフィーチャのある特性に測定可能なシフトが起こることを意味する。
通常の製造ウェハは、基板の作業処理中に使用する基板である。通常の製造ウェハは、平らな研磨済みのウェハ(多くの場合、その頂部上に樹脂を含む)である場合もあるし、または1つまたは複数の処理ステップをすでに終わっていて、1つまたは複数のフィーチャを有する層を含んでいる基板である場合もある。基板は、照明後であって分析を行う前に現像することができ、または基板層上の潜像上で(すなわち、照明した基板を現像しないで)分析を行うこともできる。第1の焦点感知フィーチャおよび第2の焦点フィーチャは、1枚の試験マスク上、複数の試験マスク上、または別々の試験マスク上に形成することができる。また、第1の焦点感知フィーチャおよび第2の焦点フィーチャは、試験マスク上の1つの形のマークとして形成することもできる。この場合、試験マスク内においては、1つの形のマークの別々の面が、第1の焦点感知フィーチャおよび第2の焦点フィーチャとして使用される。
所定の統計的特性は、例えば、第2の焦点フィーチャが焦点不感知フィーチャを含んでいる場合には、基板上の画像形成された第2の焦点フィーチャの位置の標準偏差であってもよい。
他の態様においては、本発明は、パターニング・デバイスから基板上にパターンを転写するステップと、焦点試験を行うステップとを含むデバイス製造方法に関する。上記焦点試験は、
放射線感光材料の層を含む基板を提供するステップと、
第1の焦点感知フィーチャであって、焦点がぼけた場合に、画像形成したフィーチャのある特性に測定可能なシフトを与える第1の焦点感知フィーチャ、および第2の焦点フィーチャにより、リソグラフィ装置で基板を照明するステップと、
基板上に画像形成された第1の焦点感知フィーチャにより焦点試験の結果を提供するために、基板を分析するステップとを含む。
基板は通常の製造ウェハであり、基板上に画像形成された第2の焦点フィーチャに関連する所定の統計的特性が所定の限界内に入った場合だけ、焦点試験の結果が容認される。
さらに他の態様においては、本発明は、パターニング・デバイスから基板上にパターンを転写するように配置されているリソグラフィ装置に関する。リソグラフィ装置は、下記のステップを行うために配置されている焦点試験装置を備える。下記のステップとは、
放射線感光材料の層を含む基板を提供するステップと、
第1の焦点感知フィーチャであって、焦点がぼけた場合に、画像形成したフィーチャのある特性に測定可能なシフトを与える第1の焦点感知フィーチャ、および第2の焦点フィーチャにより、リソグラフィ装置で基板を照明するステップと、
基板上に画像形成された第1の焦点感知フィーチャにより焦点試験の結果を提供するために、基板を分析するステップとを含む。
基板は通常の製造ウェハであり、基板上に画像形成された第2の焦点フィーチャに関連する所定の統計的特性が所定の限界内に入った場合だけ、焦点試験の結果が容認される。
添付の略図を参照しながら本発明の実施形態について以下に説明するが、これは単に例示としてのものに過ぎない。図面中、対応する参照符号は対応する部材を示す。
図1は、本発明のある実施形態によるリソグラフィ装置の略図である。この装置は、放射線ビームB(例えば、UV放射線またはEUV放射線)を調整するように構成されている照明システム(照明装置)ILと、
パターニング・デバイス(例えば、マスク)MAを支持するように作られていて、いくつかのパラメータによりパターニング・デバイスを正確に位置決めするように構成されている第1の位置決め装置PMに接続している支持構造(例えば、マスク・テーブル)MTと、
基板(例えば、レジストでコーティングされたウェハ)Wを保持するように作られていて、いくつかのパラメータにより基板を正確に位置決めするように構成されている第2の位置決め装置PWに接続している基板テーブル(例えば、ウェハ・テーブル)WTと、基板Wの目標部分C(例えば、1つまたは複数のダイを含む)上にパターニング・デバイスMAにより、放射線ビームBに与えるパターンを投影するように構成されている投影システム(例えば、屈折投影レンズ・システム)PSとを備える。
照明システムは、放射線をある方向に向け、整形し、または制御するための屈折性、反射性、磁性、電磁性、静電性または他のタイプの光学構成要素、またはこれらの任意の組み合わせのような種々のタイプの光学構成要素を含むことができる。
支持構造MTはパターニング・デバイスの重量を支える。支持構造は、パターニング・デバイスの向き、リソグラフィ装置の設計、および例えば、パターニング・デバイスが真空環境内で保持されるのかどうかというような他の条件に依存する方法でパターニング・デバイスを保持する。支持構造は、パターニング・デバイスを保持するために、機械、真空、静電または他の締付け技術を使用することができる。支持構造は、例えば、必要に応じて固定または移動することができるフレームまたはテーブルであってもよい。支持構造は、例えば、投影システムに対して、パターニング・デバイスを所望の位置に確実に位置させることができる。「レチクル」または「マスク」という用語が本明細書のどこかで使用されている場合には、もっと一般的な用語である「パターニング・デバイス」と同じものであると見なすことができる。
本明細書で使用する「パターニング・デバイス」という用語は、放射線ビームの断面に、基板の目標部分にパターンを生成するようなパターンを与えるために使用することができる任意のデバイスを指すものと広義に解釈すべきである。放射線ビームに与えられたパターンは、例えば、パターンが位相シフト・フィーチャまたはいわゆる補助フィーチャを含んでいる場合には、基板の目標部分の所望のパターンに正確に対応しない場合があることに留意されたい。一般的に、放射線ビームに与えられたパターンは、集積回路のような目標部分で生成されるデバイスの特定の機能層に対応する。
パターニング・デバイスは透過性のものであっても反射性のものであってもよい。パターニング・デバイスの例としては、マスク、プログラマブル・ミラー・アレイ、およびプログラマブルLCDパネル等がある。マスクはリソグラフィで周知のものであり、2進交互位相シフトおよび減衰位相シフトおよび種々のハイブリッド・マスク・タイプのようなマスク・タイプを含む。プログラマブル・ミラー・アレイの一例は、異なる方向に入射放射線ビームを反射するように、それぞれを個々に傾斜させることができる小さなミラーのマトリックス配置を使用する。傾斜したミラーは、ミラー・マトリックスにより反射した放射線ビームをあるパターンの形にする。
本明細書で使用する「投影システム」という用語は、使用する露光放射線、または浸漬液の使用または真空の使用のような他の要因に適している屈折光学システム、反射光学システム、反射屈折光学システム、磁気光学システム、電磁光学システムおよび静電光学システムまたはこれらの任意の組み合わせを含む任意のタイプの投影システムを含むものとして広義に解釈すべきである。本明細書内のどこかで「投影レンズ」という用語が使用されている場合には、もっと一般的な用語である「投影システム」と同じものであると見なすことができる。
本明細書で説明する場合には、装置は、透過性タイプのもの(例えば、透過性マスクを使用する)である。別の方法としては、装置は反射性タイプのもの(例えば、上記タイプのプログラマブル・ミラー・アレイを使用する、または反射性マスクを使用する)であってもよい。
リソグラフィ装置は、2つ(二重ステージ)またはもっと多くの基板テーブル(および/または2つ以上のマスク・テーブル)を有するタイプであってもよい。このような「多重ステージ」機械の場合には、追加のテーブルを並列に使用することができ、または準備ステップを、1つまたは複数の他のテーブルを露光に使用しながら、1つまたは複数のテーブル上で実行することができる。
リソグラフィ装置は、また、投影システムと基板との間の空間を満たすために、基板の少なくとも一部を、例えば、水のような屈折率が比較的高い液体で覆うことができるタイプのものであってもよい。浸漬液は、また、例えば、マスクと投影システムとの間のようなリソグラフィ装置内の他の空間に適用することもできる。浸漬技術は、投影システムの開口数を増大するためのものであって、当業者であれば周知のものである。本明細書で使用する場合には、「浸漬」という用語は、基板のような構造は液体内に沈んでいる必要はなく、液体は露光の間、投影システムと基板との間に位置していればよいことを意味する。
図1を参照すると、照明装置ILは、放射線源SOから放射線ビームを受光する。この放射線源およびリソグラフィ装置は、例えば、放射線源がエキシマ・レーザの場合のように、別々のものであってもよい。このような場合、放射線源は、リソグラフィ装置の一部を形成するものとは見なされず、放射ビームは、例えば、適当な方向づけミラーおよび/またはビーム・エクスパンダを含むビーム供給システムBDの助けを借りて、放射線源SOから照明装置ILに伝達される。他の場合、放射線源は、例えば、放射線源が水銀ランプである場合のように、リソグラフィ装置の一部であってもよい。放射線源SOと照明装置ILは、必要に応じて、ビーム供給システムBDと一緒に放射システムと呼ぶ場合もある。
照明装置ILは、放射線ビームの角度輝度分布を調整するための調整手段ADを備えることができる。一般的に、照明装置の瞳面内の輝度分布の少なくとも外部および/または内部半径範囲(通常、それぞれσアウタおよびσインナと呼ばれる)を調整することができる。さらに、照明装置ILは、インテグレータINおよびコンデンサCOのような種々のタイプの他の構成要素を備えることができる。照明装置は、その断面で所望の均一性および輝度分布を達成する目的で、放射線ビームを調整するために使用することができる。
放射線ビームBは、支持構造(例えば、マスク・テーブルMT)上に保持されているパターニング・デバイス(例えば、マスクM)上に入射し、パターニング・デバイスによりパターン化される。マスクMAを横切った後で、放射線ビームBは投影システムPSを通過し、投影システムPSはビームの焦点を基板Wの目標部分C上に結ぶ。第2の位置決め装置PWおよび位置センサIF(例えば、干渉計デバイス、リニア・エンコーダまたは容量性センサ)により、例えば、放射線ビームBの通路内の異なる目標部分Cを位置決めするために、基板テーブルWTを正確に移動することができる。同様に、第1の位置決め装置PMおよびもう1つの位置センサ(図1に明示的に示されていない)を、例えば、マスク・ライブラリからの機械的検索の後、または走査中に、放射線ビームBの通路に対してマスクMAを正確に位置決めするために使用することができる。一般的に、マスク・テーブルMTは、第1の位置決め装置PMの一部を形成しているロング・ストローク・モジュール(粗動位置決め)およびショート・ストローク・モジュール(微動位置決め)により移動させることができる。同様に、基板テーブルWTは、第2の位置決め装置PWの一部を形成しているロング・ストローク・モジュールおよびショート・ストローク・モジュールにより移動させることができる。ステッパの場合には(スキャナとは反対に)、マスク・テーブルMTをショート・ストローク・アクチュエータだけに接続することもできるし、または固定することもできる。マスクMAおよび基板Wは、マスク・アラインメント・マークM1、M2および基板アラインメント・マークP1、P2により整合することができる。図に示すように、基板アラインメント・マークは、専用の目標部分を占めているが、これらのマークは目標部分(スクライブ・レーン・アラインメント・マークと呼ばれる)間の空間内に位置させることもできる。同様に、マスクMA上に2つ以上のダイが位置している場合には、マスク・アラインメント・マークをダイの間に位置させることができる。
図の装置は下記のモードのうちの少なくとも1つで使用することができる。
1.ステップ・モードの場合には、マスク・テーブルMTおよび基板テーブルWTは本質的に固定されていて、一方、投影ビームに与えられた全パターンが一度に(すなわち、1回の静的露光で)目標部分C上に投影される。基板テーブルWTは、次に、Xおよび/またはY方向にシフトされ、そのため異なる目標部分Cを露光することができる。ステップ・モードの場合には、露光フィールドの最大サイズにより1回の静的露光で画像形成される目標部分Cのサイズが制限される。
2.走査モードの場合、マスク・テーブルMTおよび基板テーブルWTは同期状態で走査され、投影ビームに与えられたパターンが、目標部分C上に投影される(すなわち、1回の動的露光)。マスク・テーブルMTに対する基板テーブルWTの速度および方向は、拡大(縮小)および投影システムPSの画像の逆特性により決定することができる。走査モードの場合には、露光フィールドの最大サイズにより1回の動的露光の際の目標部分の(走査方向でない方向の)幅が制限され、一方、走査運動の長さにより目標部分の(走査方向の)高さが決まる。
3.他のモードの場合、マスク・テーブルMTは、プログラマブル・パターニング・デバイスを保持する本質的に固定状態に維持され、基板テーブルWTは、放射ビームに与えられたパターンの形が目標部分C上に投影されている間に移動または走査される。このモードの場合、一般的に、パルス放射線源が使用され、プログラマブル・パターニング・デバイスが、基板テーブルWTの各運動の後で、または走査中の連続放射パルスの間に必要に応じて更新される。この動作モードは、上記タイプのプログラマブル・ミラー・アレイのようなプログラマブル・パターニング・デバイスを使用し、マスクを使用しないリソグラフィに容易に適用することができる。
上記使用モードの組み合わせおよび/または変更したもの、または全然異なる使用モードを使用することもできる。
動作環境内でリソグラフィ装置の焦点特性を試験することができ、試験の結果が信頼できるものかどうかを判断することができれば好都合である。通常、これらの焦点試験は、すべての予見できない環境を除外するために、特別に作った試験ウェハを使用して行われる。しかし、動作状態で使用する場合には、好適には、できるだけ短い非生産時間を含むことが好ましい通常の製造ウェハを使用して、リソグラフィ装置の焦点試験を行うことができなければならない。このような焦点試験は、処理中のウェハ上、すなわち、リソグラフィ装置で1つまたは複数の処理ステップがすでに行われたウェハ上で、焦点試験を行うことにより実行することができる。従来の焦点試験方法の場合には、焦点試験マスク上の焦点感知マークがウェハ上に投影され、ウェハ上の結果として得られた露光および現像した(変位した)フィーチャから測定値が得られる。しかし、通常の製造ウェハ上の焦点試験の信頼性は変動する場合があり、実行した焦点試験が信頼できるものかどうかを判断する際に役に立つインジケータは存在しない。
ウェハ上にすでに存在するフィーチャ(すなわち、ウェハ上のパターン形成された層)が、ウェハ上の焦点試験パターンから読みとる測定値と干渉を起こし(例えば、クロストーク効果により)、そのため焦点試験の結果が信頼できないものになる場合がある。しかし、ウェハ・フィーチャによる誤差が一定である場合には、焦点試験の結果を判断する際に、これらの誤差を考慮に入れることができる。マークは製品上のレジスト内に直接露光され(および測定終了後に、製品自身に損傷を与えないで除去することができる)る。クロストークがフィールド毎に位置に関して一定でない場合には、試験は使用することはできない。クロストークが、すべてのフィールドにおいて各フィールド内の点に関して一定である場合には、クロストークを容易に校正することができ、ウェハおよび試験の結果を信頼することができる。
それ故、行った焦点試験の信頼性を表示するある種のインジケータが必要になる。例えば、焦点不感知マークが必要になり、またこのマークは、各露光(フィールド)に対して、フィールド内の製品の同じ部分に正確に投影されなければならない。または、すなわち、焦点試験の試験構造および製品自身に対する試験マークのオーバレイ誤差は、各露光(フィールド)に対して最小でなければならない。
本発明による焦点試験方法を使用すれば、製品(処理済みの層を含むウェハ)上で行った焦点試験が使用することができるものかどうかについての信頼性の高いインジケータを提供することができる。このインジケータは、リソグラフィ装置のトラブルシューティングまたは確認の際に役に立つ場合がある。また、リソグラフィ装置の種々の動作パラメータの処理の依存性を調査することもできる。さらに、リソグラフィ装置の自動処理制御(APC)のためにもこれらのタイプの焦点試験を使用することができる。本発明の焦点試験方法は、通常の製造ウェハにも適用することができるので(この場合も、照明し測定した焦点試験層を、処理済みのウェハに損傷を与えないで除去することができる)、リソグラフィ装置のユーザはこれらのタイプの焦点試験を行うことができる。
特殊な場合、例えば、焦点試験により校正曲線を作成する場合に、焦点感知マークに関連する所定の統計的特性に基づいて、信頼性の高いインジケータを提供するためにすでに通常の方法で使用されている焦点感知マークを使用することができる。校正曲線は、露光中所定のフィールドに焦点のズレを人工的に適用することにより決定される。焦点感知マークは、人工的なズレにより横方向のシフトに変換される。この変換の性質は直線的なものなので(または少なくとも既知の関数によるものなので)、焦点感知フィーチャの所定の統計的特性は、例えば、校正の剰余、検定ウェハおよび製品ウェハ校正曲線または適合度の違い、適合度の推定シグマ、または製品校正曲線と所定の設計曲線との間の差である場合がある。本発明で使用する統計的特性は、統計的特性の上記例のうちの1つ、2つまたはそれ以上をも含むことができる。
図2は、複数のm個(図2の場合、m=49個)の画像形成された焦点不感知マーク11を有する焦点試験マスクを使用する試験シーケンスを示す。試験ウェハ上の(1からnの番号がついていて、j=1...n(例えば、n=9)のF)全部でn個のフィールド15が、同じ焦点試験マスクにより露光される。各フィールド15内には、画像形成されたマーク11が位置していて(同様に、i=1...mで、jが関連するフィールド15を示すMijで示す)、各フィールド内には、マーク11がウェハ上の(半)製品の同じエリアを占拠している。ウェハ上の同じ製品(部分)上の各フィールドを照明することにより、露光され照明された試験フィールド15の下の層内の製品のフィーチャは、フィールド毎に同一になり、そのため各マーク11は、フィールド毎に同じ方法で影響を受ける。
次に、図3に示すように、スタック状のフィールドF上で統計的分析を行うことができ、それによりインジケータは、下に位置するウェハによるクロストーク成分が一定であるかどうかを表示することができる。例えば、処理済みのウェハ上で測定したこのインジケータを、検定ウェハ上で測定した同じインジケータと比較することにより、この製品ウェハ上の露光に対して行なった試験の信頼性についての決定的な結論を得ることができる。
以下に、このようなインジケータの1つの可能な例について説明する。すべてのフィールド上の各マーク位置の標準偏差の計算は下記式により行われる。
Figure 0004365818

ここで、
Figure 0004365818

はxの平均値を示す。
各マークの位置の標準偏差は、2つの直交方向(例えば、ウェハ表面上のx方向およびy方向)またはその組合わせの方向で計算することができる。
あるヒストグラム内のm個のすべての標準偏差値を結ぶと、図4に示すグラフのようなものができる。このヒストグラムの分布は、例えば、すべてのσの平均に、定数(例えば、3)へすべてのσの標準偏差を掛けたものを加えたものと表現することができる。次に、すべてのσの分布を、信頼性インジケータrIにより下記のように記述することができる。
Figure 0004365818

ここで、定数(const.)は0より大きい任意の数である。
rIbareが値vを示し、rIproduct=10*vの場合を考えてみよう。この場合、関連する焦点試験の結果は信頼できない。
もう1つの使用することができるインジケータは、例えば、一連のフィールド内の別々の等しいマークの標準偏差(すなわち、図3の1本の矢印)を考慮にいれることができる。マークのうちの1つが非常に広い分布を示す場合には、焦点試験の結果は、少なくともそのマーク11の周囲の特定のエリアについては、すでに信頼できないと見なすことができる。このことは焦点試験の結果を解釈する際に役に立つ。何故なら、フィールド上で非常に大きな標準偏差を示している焦点不感知マークの周囲のエリア内の焦点試験の結果(焦点感知マークによる)を除外することができるからである。
現在のリソグラフィ装置の場合、焦点試験のために多くの異なる技術を使用することができる。ここで、特定の実施形態について説明するが、この説明は、他の(測定)装置または手順を使用しなくても、現在のリソグラフィ装置に本発明を適用することができることを示す。
レベリング検定試験(LQT)は、現在のリソグラフィ装置に通常適用される1つの試験である。LQT試験は、XPAマークの頂部に接着されているウェッジ12を含む特殊なレチクル10(その一例を図5に示す)を、ウェハ上に画像形成する。特殊な試験レチクルまたは焦点試験マスク10は、正規のパターン内に多数のマーク13(図の例の場合には、13×19個のマーク13である)を含む。試験マスク10は、さらに、別々のエリア内に追加の整合マーク14および追加のデータを含む。多数のマーク13は、その頂部上にウェッジ12を位置させることにより焦点感知マークに変わる。図5の場合には、各ウェッジ12の最も高い頂部は、黒いコーナーにより表示され、この頂部の位置を変えることにより、ウェハ上のそのマークの結果としての焦点ぼけが異なる(x,y)方向を向く。これにより画像の非テレセントリシティができ、これによりこれらのマークは、焦点ぼけに正比例して(x,y)方向にシフトする。比例定数は、ウェハの中心内に、それぞれが既知の焦点のズレを含む、例えば9つのフィールドを画像形成することにより、およびこれら9つの校正フィールドの測定値を適合させることにより発見することができる。発見した(x,y)方向のシフトは、例えば、レンズまたはオーバーレイ誤差によるものではなく、焦点ぼけだけによるものであることを確認しておく必要がある。この目的のために、各焦点マークは、レチクル・レベルのところにウェッジ12を有さないいくつかの基準マーク13により囲まれている。それ故、これらの基準マーク13は、焦点に反応しないで、フィールド内の(x,y)フィンガープリント(fingerprint)および焦点の結果からのオーバーレイ誤差を除去する働きをするだけである。フィールド内のフィンガープリント(fingerprint)は、9つの校正フィールド上で平均した、マークごとの平均(x,y)シフトを考慮し、修正することにより決定される。この修正の後で、検定ウェハ上のLQT試験だけのために、基準マークのベクトルは方向がランダムであり、長さが短い(すなわち、数nmである)[請求項3]。
製品(すなわち、IC)の頂部上にこれらのマーク13を画像形成すると、フィールド内修正が検定ウェハ上のそれと有意に異なる場合がある。これは、マーク13を通しての読出しシステム上の製品の影響だけによるものである。ウェハ上の各フィールド上のマーク13毎のこの製品の影響が、全て同じものである場合には(基準マークのベクトルが同じ方向および同じ大きさである場合には)、そのことは、単に定数を修正するだけで修正することができることを意味する。そうである場合には、製品上の焦点試験は成功である。何故なら、製品の外乱を校正により修正することができるからである。
しかし、マークに対する製品の影響がフィールド毎に有意に異なっている場合には、うまく修正することはできない。
例えばLQT試験の一例の信頼性インジケータを発見するために、9つの校正フィールド上の基準マーク(i)の位置の標準偏差を、最初に計算しなければならない。この値はσと呼ばれる[請求項5]。フィールド毎にN個の基準マークを含む層の場合には、全部でN個のマーク上の全部のσの統計は、<σfieldおよびσ(σfieldを形成する。発見した信頼性インジケータは、この時点で(<σfield+3*σ(σfield)に等しい[請求項6]。この分析は、XおよびY両方向で行うことができる。
上記図5の上記実施形態の場合には、焦点試験マスク10は、すでに、焦点感知フィーチャおよび焦点不感知フィーチャの両方を含む。この中、焦点感知フィーチャ(マーク13にウェッジ12を加えたもの)は、焦点試験の結果を決定するために使用され、焦点不感知フィーチャ(ウェッジ12を含まないマーク13)は、焦点試験の結果の信頼性を予測するために使用される。それ故、使用した焦点試験マスク10は、両方のフィーチャを提供する。
例えば、位相マスクを使用するリソグラフィ装置のような他の焦点試験方法の場合には、焦点試験マスクは、例えば、ボックス内ボックス状の構造のような複数の同一の焦点試験マークまたは位相シフト・マークを含む。位相シフト焦点モニタ試験および位相シフト格子焦点モニタのような多くの技術を使用することができる。これらの技術の場合には、焦点試験マスク上の焦点不感知フィーチャとして使用することができる基準マークを使用しない。しかし、オーバーレイ誤差および/またはレンズのために、ボックス内ボックス状の構造全体をシフトすることができる。それ故、この場合、全ボックス内ボックス構造の(x,y)変位は、(現在の焦点試験測定法で)決定することができ、多数のフィールド上のこれら変位に関連する統計は、LQT焦点試験のところで説明した方法の実施形態と似ている信頼性インジケータを決定する方法のために使用することができる。
もう1つの可能な方法は、試験レチクル上のものと同じ位置のところに同じマークを有しているが、焦点に依存しない第2のレチクルを使用し、これを最初に露光し、それを読出し、結果が影響を受けているかどうかを判断するために信頼性インジケータを使用し、受けていない場合には、ウェハをクリーニングし、その上にレジストを再度置き、焦点特性を測定するために本当の試験マスクを露光する方法である。
本明細書において、IC製造の際のリソグラフィ装置の使用について特に参照する場合があるが、本発明のリソグラフィ装置は、集積光学システム、磁気領域メモリ用の案内および検出パターン、フラットパネル・ディスプレイ、液晶ディスプレイ(LCD)、薄膜磁気ヘッド等の製造のような他の用途にも使用することができることを理解されたい。当業者であれば、このような別の用途の場合、本明細書で使用する「ウェハ」または「ダイ」という用語は、それぞれもっと一般的な用語である「基板」または「目標部分」と同義語であると見なすことができることを理解することができるだろう。本明細書における基板は、露光前または露光後に、例えば、トラック(通常、基板にレジストの層を塗布し、露光したレジストを現像するツール)、計測ツールおよび/または検査ツールで処理することができる。適用できる場合には、本明細書の開示を、上記および他の基板処理ツールに適用することができる。さらに、基板を、例えば、多層ICを形成するために2回以上処理することができる。そのため、本明細書で使用する基板という用語は、多重処理層をすでに含んでいる基板を意味する場合もある。
光リソグラフィ装置として本発明の実施形態を使用するために上記説明を特に参照することができるが、本発明は、例えばインプリント・リソグラフィのような他の用途にも使用することができ、その場合、前後関係から判断できる場合には、光リソグラフィに限定されないことを理解することができるだろう。インプリント・リソグラフィの場合には、パターニング・デバイス内の形が基板上に生成されるパターンを決める。パターニング・デバイスの形は、基板に塗布されたレジストの層内に押しつけることができ、その場合、レジストは電磁放射線、熱、圧力またはこれらの組み合わせを適用することにより硬化される。パターニング・デバイスをレジストから取り除くと、レジストが硬化した後でその中にパターンが残る。
本明細書で使用する「放射線」および「ビーム」という用語は、紫外線(UV)放射線(例えば、365、355、248、193、157または126nmの波長を有する)、極紫外線(EUV)放射線(例えば、5〜20nmの範囲内の波長を有する)、およびイオン・ビームまたは電子ビームのような粒子ビームを含むすべてのタイプの電磁放射線を含む。
「レンズ」という用語は、前後関係からそう解釈できる場合には、屈折性、反射性、磁性、電磁性および静電性光学構成要素を含む種々のタイプの光学構成要素のうちの任意のものまたは組み合わせを意味する。
今まで本発明の特定の実施形態について説明してきたが、本発明は上記以外の方法でも実行することができることを理解することができるだろう。例えば、本発明は、上記の方法を記述している機械読み取り可能命令の1つまたは複数のシーケンスを含むコンピュータ・プログラム、またはその中に記憶している上記コンピュータ・プログラムを有するデータ記憶媒体(例えば、半導体メモリ、磁気または光ディスク)の形をとることができる。
上記説明は例示としてのものであって本発明を制限するものではない。それ故、当業者であれば、添付の特許請求の範囲の範囲から逸脱することなしに、上記発明を種々に修正することができることを理解することができるだろう。
本発明のある実施形態によるリソグラフィ装置である。 焦点不感知マーク画像を含む一連のフィールドの略図である。 統計的分析目的のためのスタック状の一連のフィールドの略図である。 例示としての焦点試験の標準偏差値のヒストグラムを表すグラフである。 焦点試験マスクの一例である。
符号の説明
B 放射線ビーム
IL 照明装置
MA パターニング・デバイス
MT 支持構造
PM 第1の位置決め装置
PW 第2の位置決め装置
W 基板
C 目標部分
PS 投影システム
SO 放射線源
BD ビーム供給システム
IN インテグレータ
CO コンデンサ
IF 位置センサ
M1,M2 マスク・アラインメント・マーク
P1,P2 基板アラインメント・マーク
10 レチクル
11 焦点不感知マーク
12 ウェッジ
13 マーク
14 整合マーク
15 フィールド

Claims (18)

  1. リソグラフィ装置で焦点試験を行うための方法であって、
    放射線感光材料の層を含む基板を提供するステップと、
    第1の焦点感知フィーチャであって、焦点がぼけた場合に、画像形成したフィーチャのある特性に測定可能なシフトを与える第1の焦点感知フィーチャと、第2の焦点不感知フィーチャとにより、リソグラフィ装置で前記基板を照明するステップと、
    前記基板上に画像形成された前記第1の焦点感知フィーチャにより、前記焦点試験の結果を提供するために、基板を分析するステップとを含み、
    前記基板が通常の製造ウェハであり、
    前記基板上に画像形成された前記第2の焦点不感知フィーチャに関連する所定の統計的特性が所定の限界内に入った場合だけ、焦点試験の結果が容認される方法。
  2. 前記基板上の複数のn個のフィールドが照明され、各フィールドが、前記基板上の製品の同じ部分を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記所定の限界が、同じリソグラフィ装置での検定ウェハを測定した結果得られた信頼性インジケータに一定の値を掛けた信頼性インジケータの最大値を含む、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記第1の焦点感知フィーチャが、複数の焦点感知マークを含み、前記第2の焦点不感知フィーチャが、複数の焦点不感知マークを含む、請求項1ないし3のいずれかに記載の方法。
  5. 前記第2の焦点不感知フィーチャが、複数のm個の焦点不感知マークを含み、前記所定の統計的特性が、すべてのフィールド上の前記複数のm個の各焦点不感知マークに対する標準偏差である、請求項1または2に記載の方法。
  6. 前記第2の焦点不感知フィーチャが、複数のm個の焦点不感知マークを含み、前記所定の統計的特性が、前記複数のm個の各焦点不感知マークに対する標準偏差から全フィールド上で計算した信頼性インジケータを含む、請求項1または2に記載の方法。
  7. パターニング・デバイスから基板上にパターンを転写するステップと、焦点試験を行うためのステップとを含むデバイス製造方法であって、前記焦点試験が、
    放射線感光材料の層を含む基板を提供するステップと、
    第1の焦点感知フィーチャであって、焦点がぼけた場合に、画像形成したフィーチャのある特性に測定可能なシフトを与える第1の焦点感知フィーチャと、第2の焦点不感知フィーチャとにより、前記リソグラフィ装置で前記基板を照明するステップと、
    前記基板上に画像形成された前記第1の焦点感知フィーチャにより前記焦点試験の結果を提供するために、前記基板を分析するステップとにより行われ、
    前記基板が通常の製造ウェハであり、前記基板上に画像形成された前記第2の焦点不感知フィーチャに関連する所定の統計的特性が所定の限界内に入った場合だけ、前記焦点試験の前記結果が容認される方法。
  8. 前記基板上の複数のn個のフィールドが照明され、各フィールドが、前記基板上の製品の同じ部分を含む、請求項7に記載の方法。
  9. 前記所定の限界が、同じリソグラフィ装置での検定ウェハのために測定した結果得られた信頼性インジケータに一体の値を掛けた信頼性インジケータの最大値を含む、請求項7または8に記載の方法。
  10. 前記第1の焦点感知フィーチャが、複数の焦点感知マークを含み、前記第2の焦点不感知フィーチャが、複数の焦点不感知マークを含む、請求項7ないし9のいずれかに記載の方法。
  11. 前記第2の焦点不感知フィーチャが、複数のm個の焦点不感知マークを含み、前記所定の統計的特性が、すべてのフィールド上の前記複数のm個の各焦点不感知マークに対する標準偏差である、請求項7または8に記載の方法。
  12. 前記第2の焦点不感知フィーチャが、複数のm個の焦点不感知マークを含み、前記所定の統計的特性が、前記複数のm個の各焦点不感知マークに対する標準偏差から全フィールド上で計算した信頼性インジケータを含む、請求項7または8に記載の方法。
  13. パターニング・デバイスから基板上にパターンを転写するように配置されているリソグラフィ装置であって、前記リソグラフィ装置が、
    放射線感光材料の層を含む基板を提供するステップと、
    第1の焦点感知フィーチャであって、焦点がぼけた場合に、画像形成したフィーチャのある特性に測定可能なシフトを与える第1の焦点感知フィーチャと、第2の焦点不感知フィーチャとにより、前記リソグラフィ装置で前記基板を照明するステップと、
    前記基板上に画像形成された前記第1の焦点感知フィーチャにより前記焦点試験の結果を提供するために、前記基板を分析するステップと
    を行うように配置されている焦点試験装置を備え、
    前記基板が通常の製造ウェハであり、前記基板上に画像形成された前記第2の焦点不感知フィーチャに関連する所定の統計的特性が所定の限界内に入った場合だけ、焦点試験の結果が容認されるリソグラフィ装置。
  14. 前記焦点試験装置が、さらに、前記基板上の複数のn個のフィールドを照明するように配置され、各フィールドが、前記基板上の製品の同じ部分を含む、請求項13に記載のリソグラフィ装置。
  15. 前記所定の限界が、同じリソグラフィ装置での検定ウェハを測定した結果得られた信頼性インジケータに一定の値を掛けた信頼性インジケータの最大値を含む、請求項13または14に記載のリソグラフィ装置。
  16. 前記第1の焦点感知フィーチャが複数の焦点感知マークを含み、前記第2の焦点不感知フィーチャが複数の焦点不感知マークを含む、請求項13ないし15のいずれかに記載のリソグラフィ装置。
  17. 前記第2の焦点不感知フィーチャが、複数のm個の焦点不感知マークを含み、前記所定の統計的特性が、すべてのフィールド上の前記複数のm個の各焦点不感知マークに対する標準偏差である、請求項13または14に記載のリソグラフィ装置。
  18. 前記第2の焦点不感知フィーチャが、複数のm個の焦点不感知マークを含み、前記所定の統計的特性が、前記複数のm個の各焦点不感知マークに対する標準偏差から全フィールド上で計算した信頼性インジケータを含む、請求項13または14に記載のリソグラフィ装置。
JP2005366092A 2004-12-21 2005-12-20 リソグラフィ装置の焦点試験方法およびシステム、およびデバイス製造方法 Expired - Fee Related JP4365818B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US11/017,230 US7209214B2 (en) 2004-12-21 2004-12-21 Lithographic apparatus focus test method and system, and device manufacturing method

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006179915A JP2006179915A (ja) 2006-07-06
JP4365818B2 true JP4365818B2 (ja) 2009-11-18

Family

ID=36595240

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005366092A Expired - Fee Related JP4365818B2 (ja) 2004-12-21 2005-12-20 リソグラフィ装置の焦点試験方法およびシステム、およびデバイス製造方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7209214B2 (ja)
JP (1) JP4365818B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4785668B2 (ja) * 2006-08-02 2011-10-05 本田技研工業株式会社 多板クラッチ
US7619717B2 (en) * 2006-10-12 2009-11-17 Asml Netherlands B.V. Method for performing a focus test and a device manufacturing method
KR100790758B1 (ko) * 2007-01-22 2008-01-03 주식회사 루트로닉 냉기 공급 일체형 의료용 레이저 핸드피스 팁 조립체
WO2013189724A2 (en) * 2012-06-22 2013-12-27 Asml Netherlands B.V. Method of determining focus, inspection apparatus, patterning device, substrate and device manufacturing method
JP6532479B2 (ja) * 2014-03-31 2019-06-19 ケーエルエー−テンカー コーポレイション スキャタロメトリ計測法を用いた焦点測定
CN105334703B (zh) * 2014-08-07 2017-05-24 无锡华润上华科技有限公司 一种曝光单元的排布方法
EP4160314A1 (en) * 2021-10-04 2023-04-05 ASML Netherlands B.V. Method for measuring at least one target on a substrate

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6088113A (en) * 1998-02-17 2000-07-11 Samsung Electronics Co., Ltd. Focus test mask for projection exposure system, focus monitoring system using the same, and focus monitoring method
EP1643542A4 (en) * 2003-07-03 2007-08-22 Nikon Corp FOCUS TEST MASK, FOCUS MEASURING METHOD AND EXPOSURE DEVICE
US20050134816A1 (en) * 2003-12-22 2005-06-23 Asml Netherlands B.V. Lithographic apparatus, method of exposing a substrate, method of measurement, device manufacturing method, and device manufactured thereby

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006179915A (ja) 2006-07-06
US7209214B2 (en) 2007-04-24
US20060132744A1 (en) 2006-06-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10133191B2 (en) Method for determining a process window for a lithographic process, associated apparatuses and a computer program
US7619207B2 (en) Lithographic apparatus and device manufacturing method
KR101208462B1 (ko) 리소그래피 장치를 제어하는 방법 및 장치
KR100985834B1 (ko) 리소그래피 투영 장치의 포커스를 측정하는 방법
US8345231B2 (en) Method of determining defects in a substrate and apparatus for exposing a substrate in a lithographic process
KR100825453B1 (ko) 투영시스템의 배율측정방법, 디바이스 제조방법 및 컴퓨터프로그램물
JP2012515431A (ja) 検査方法、検査システム、基板、およびマスク
US7916275B2 (en) Methods of characterizing similarity or consistency in a set of entities
JP4443537B2 (ja) リソグラフィ装置又はその一部を較正又は検定する方法及びデバイス製造方法
KR100803267B1 (ko) 포커스 결정 방법, 디바이스 제조 방법, 및 마스크
KR101129529B1 (ko) 리소그래피 장치 및 디바이스 제조 방법
JP4365818B2 (ja) リソグラフィ装置の焦点試験方法およびシステム、およびデバイス製造方法
US20060092397A1 (en) Lithographic apparatus and device manufacturing method
US6987555B2 (en) Lithographic apparatus, device manufacturing method, and device manufactured thereby
EP1675176A1 (en) Method for measuring the bonding quality of bonded substrates, metrology apparatus, and method of producing a device from a bonded substrate
JP5204062B2 (ja) 球状色収差を補正する半導体検査装置、及び球状色収差の補正方法
KR102059034B1 (ko) 기판에 마크 패턴을 전사하는 방법, 캘리브레이션 방법 및 리소그래피 장치
US7710543B2 (en) Scanning exposure apparatus and device manufacturing method
EP3428725A1 (en) Inspection tool, lithographic apparatus, lithographic system, inspection method and device manufacturing method
KR20200090210A (ko) 검사 툴 및 검사 툴의 왜곡을 결정하는 방법
KR101177404B1 (ko) 캘리브레이션 방법 및 이러한 캘리브레이션 방법을 이용하는 리소그래피 장치
JP2006210895A (ja) 傾斜焦点試験を行う方法及び露光装置、並びにそれに応じて製造されたデバイス

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20060904

RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20070313

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070516

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081212

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081219

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090319

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090626

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090708

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090804

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090821

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120828

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees