JP4363542B2

JP4363542B2 - Bridge construction method

Info

Publication number: JP4363542B2
Application number: JP2003056769A
Authority: JP
Inventors: 浩三上; 裕生篠崎; 宗樹渡辺; 憲二池田; 久志今野; 昌樹皆川
Original assignee: Sumitomo Mitsui Construction Co Ltd
Current assignee: Sumitomo Mitsui Construction Co Ltd
Priority date: 2003-03-04
Filing date: 2003-03-04
Publication date: 2009-11-11
Anticipated expiration: 2023-03-04
Also published as: JP2004263502A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、橋梁の施工方法に関わり、特に、鋼管などによる補強材を用いた補強コンクリート製の橋脚と鋼製の上部工からなる橋梁に適用するに好適な橋梁の施工方法に関する。
【０００２】
【従来技術】
橋脚に、その上部工である橋桁を接合・構築する工事は、多数の鉄筋が配置された狭い橋脚上に橋桁を接合・構築してゆくことから、その作業性が悪く、施工に時間がかかっていた。また、高所作業となり安全な足場の確保が求められることから、足場の構築やその撤去に多くの工数と資材が費やされている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
こうしたことから、短時間で、安全に、橋脚上に橋桁を接合・構築する工法の開発が望まれていた。
【０００４】
本発明は、上記した事情に鑑み、短時間で、安全に、橋脚上に橋桁を接合・構築する橋梁の施工方法を提供することを目的とするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
請求項１の発明は、橋桁（１０）を橋脚（２）の上に仮置きした状態で接合して橋梁を構築する、橋梁の施工方法において、
コンクリート部分（７）と、該コンクリート部分（７）の上端部から突出された複数の鋼管柱（５）とによって、前記橋脚（２）を構築し、
前記複数本の鋼管柱（５）の少なくとも１本を嵌入できる鋼管挿入支持部（１０ａ）と、残りの鋼管柱を配置すると共にコンクリートを打設することのできるコンクリート打設空間（９ｃ）と、が形成されるように前記橋桁（１０）を構築し、
前記複数本の鋼管柱（５）の少なくとも１本が前記鋼管挿入支持部（１０ａ）に嵌入され、前記残りの鋼管柱が前記コンクリート打設空間（９ｃ）に配置されるようにして、該構築した橋桁（１０）を前記橋脚の上端部（３ａ）に仮置きし、
前記コンクリート打設空間（９ｃ）内にコンクリートを打設して、前記残りの鋼管柱を前記橋桁（１０）の側に接合することを特徴とする。
【０００６】
請求項２の発明は、前記鋼管挿入支持部には、多数のコンクリート流通孔（１０ｃ）が筒内外を貫通する形で穿設されて構成される。
【０００７】
請求項３の発明は、前記仮置きされた橋桁を足場として利用すると共に、前記鋼管柱を反力を取るための固定部材として利用して、前記コンクリート打設空間にコンクリートを打設して、前記鋼管柱と前記橋桁を一体化するようにして構成される。
【０００８】
【発明の効果】
請求項１の発明によれば、橋桁が橋脚の鋼管柱を利用して橋脚（２）上に仮置きされるので、当該仮置きされた橋桁を足場として利用して、コンクリートの打設作業などの橋梁構築作業を行うことが出来る。これにより、橋桁の全部または一部を工場などで予め製作した形で施工現場に搬入し、橋脚上に載置することが可能となり、狭い橋脚上で橋桁を最初から構築してゆく必要がなくなる。また、橋桁の工場施工が可能となることから、その作業性が向上し、短時間での施工か可能となる。
【０００９】
また、仮置きされた橋桁や橋脚上部を足場として活用することが出来るので、足場の構築やその撤去にかかる工数と資材を大幅に節約することが出来る。
【００１０】
請求項２の発明によれば、コンクリート流通孔（１０ｃ）により、コンクリート打設空間（９ｃ）内に配置された鋼管挿入支持部（１０ａ）内外に確実に打設コンクリートを流通させることが出来、信頼性の高い施工が可能となる。
【００１１】
また、請求項３の発明によれば、橋脚上部及び鋼管柱を足場や反力を取るための固定部材として利用することにより、足場及び反力受け部材を別に設ける必要が無く、橋桁の接合・構築作業を鋼管柱を利用して円滑に行うことが出来る。
【００１２】
なお、括弧内の番号等は、図面における対応する要素を示す便宜的なものであり、従って、本記述は図面上の記載に限定拘束されるものではない。
【００１３】
【発明の実施の形態】
図１は、橋脚と橋桁からなる橋梁の一例を示す正面図、図２は図１の側面図、図３は図２の平面図、図４は橋桁の接合部部分を示す側面図、図５は図３の正面図、図６は図５のＡ−Ａ断面図、図７は図５のＢ−Ｂ断面図である。
【００１４】
橋梁１は、図１及び図２に示すように、図示しない地盤に立設された橋脚２を有しており、橋脚２は、柱状に構築された本体３を有している。本体３は、３本の鋼管柱５が２列配置で垂直方向に構築された形の、６本の鋼管柱５を有しており、各鋼管柱５の外周部には、リブ５ｂが形成されている。各鋼管柱５は所定長さのリブ付き鋼管５ａを、図中上下方向に直列に接続した形で形成されており、また、６本の鋼管柱５の周囲には、図２に示すように、帯筋６が所定の間隔で上下方向に巻設されている（図１は図示を省略）。帯筋６の内側には、図中上下方向に主筋（図示せず）が本体３を貫通する形で配置されており、更に、それら鋼管柱５の間と帯筋６及び主筋の周囲には、コンクリート７が打設されて、本体３の外形を形成している。なお、橋脚２を構成する鋼管柱５の数や、その配置態様、帯筋６や主筋の有無や、配置態様は各種の態様を採用することが出来る。なお、本体３内の主筋の数は、鋼管柱５がコンクリートの補強部材として作用するので、全くないか大幅に少なくすることが出来る。
【００１５】
本体３の上部は、橋脚２と上部工である主橋桁１０が接合される接合部９内に、その鋼管柱５の上端を嵌入させる形で形成されており、６本の鋼管柱５のうち、図１左右方向における中央部の２本の鋼管柱５Ａ、５Ａは、他の鋼管柱５よりも長さがＬ２だけ短く形成されている。当該２本の鋼管柱５Ａ、５Ａは、先端及び周辺が上部工である主橋桁１０に溶接された、後述する鋼管挿入支持部１０ａ、１０ａに嵌入係合させた形となっている。
【００１６】
主橋桁１０は、図３に示すように、床板（道路）の敷設方向である矢印Ｃ、Ｄ方向に、所定長さにわたり伸延する３本の桁１２、１２、１２を有しており、各桁１２は、断面がＩ型の鋼材から形成されている。それら桁１２、１２、１２間には、鋼製の補強梁１３がそれら桁１２間を接続する形で複数個、設けられている。主橋桁１０の、床板敷設方向における図中中央部には、橋脚２と上部工が接合される接合部９が、形成されており、３本の桁１２のうち、図中中央の桁１２Ａは、図１下方、即ち、橋脚２側がフランジ１２ａ及びウエブ１２ｂ部分が切り欠かれて、図３及び図５に示すように、穴あき鋼管により形成された鋼管挿入支持部１０ａ、１０ａが形成されている。鋼管挿入支持部１０ａの図５下方には、挿入口１０ｄ、１０ｄが、鋼管柱５Ａの先端部をそれぞれ受け入れ可能に図５下方に開口する形で形成されている。
【００１７】
桁１２Ａは、接合部９に対応する部分のフランジ１２ａが、その幅Ｗ１を、他の部分よりも大きくする形で形成されており、更に、接合部９の周囲には、図３に示すように、前述した補強梁１３Ａ、１３Ｂが互いに対向する形で配置されている。
【００１８】
補強梁１３Ａ、１３Ｂは、図４に示すように、接合部９の外殻９ａを形成しており、各補強梁１３Ａ、１３Ｂの接合部９の外周側には、補強リブ１３ａが、床板（道路）の敷設方向に対して直行する方向（幅方向）である矢印Ｅ、Ｆ方向に多数形成されている。また、各補強梁１３Ａ、１３Ｂの接合部９の内周９ｂ側、即ち、コンクリート７が打設される側には、打設されるコンクリート７との付着を取るための、ジベルなどの付着部材９ｄが、図３に示すように、多数設けられている。なお、付着部材９ｄは、補強梁１３Ａ、１３Ｂばかりでなく、接合部９の内周９ｂ側となる、図３左右の桁１２，１２及び接合部９内部に位置する桁１２Ａのウエブ１２ｂ部分にも多数形成されている。
【００１９】
接合部９は、前述の補強梁１３Ａ、１３Ｂ及び図３左右の桁１２、１２などの主橋桁１０を構成する部材により周囲を囲まれ、それら部材を型枠として兼用する形で、内部にほぼ直方体のコンクリート打設空間９ｃを形成しており、コンクリート打設空間９ｃには、図２に示すように、橋脚２の本体３の上端部３ａから所定の高さＨまでコンクリート７が打設充填されている。
【００２０】
柱梁接合構造体１は、以上のような構成を有するので、橋脚２上に、上部工である主橋桁１０を接合構築するには、まず、橋脚２を、本体３の上端部３ａあるいはその少し下までコンクリート７を打設して構築する。この状態では、本体３の上端部３ａから、６本の鋼管柱５の先端部５ｃが所定長さＬ１、Ｌ３だけそれぞれ図１上方に突出した状態となっている。
【００２１】
次に、床板敷設方向である矢印Ｃ、Ｄ方向に所定長さとなるように、工場などであらかじめ構築された主橋桁１０の一部分（なお、主橋桁の全部を工場などで予め構築してきてもよい）を、図１及び図２上方からクレーンなどにより吊下し、その状態で橋脚２に向けて主橋桁１０を降下移動させ、本体３の６本の鋼管柱５を、主橋桁１０の中央部に形成された接合部９内のコンクリート打設空間９ｃ内に挿入させる。この際、鋼管柱５のうち、幅方向である矢印Ｅ、Ｆ方向における中央部の鋼管柱５Ａ、５Ａの先端部５ｃを、桁１２Ａに形成された２つの鋼管挿入支持部１０ａ、１０ａに挿入口１０ｄを介して嵌入係合させる。すると、２本の鋼管柱５Ａ、５Ａの先端部５が鋼管挿入支持部１０ａ、１０ａの突き当て面１０ｅとそれぞれ当接し、主橋桁１０は、鋼管挿入支持部１０ａに挿入された２本の鋼管柱５Ａにより、橋脚２上に仮置きされることとなる。
【００２２】
この状態で、橋脚２の本体上端部３ａ及び、仮置きされた主橋桁１０を足場として利用し、また、鋼管柱５を反力を取るための固定部材として活用して、その後のコンクリートの打設作業や、主橋桁１０の固定作業を行う。これにより、主橋桁１０の橋脚２への載置作業及びその後の接合部９の構築作業を、短時間で行うことが出来、施工期間の短縮に寄与することが出来る。
【００２３】
６本の鋼管柱５が接合部９内に挿入されたところで、接合部９内のコンクリート打設空間９ｃに、コンクリート７を打設すると、打設されたコンクリート７は、凝固後には、橋脚２の６本の鋼管柱５と主橋桁１０を、接合部９を介して剛に接続する形となる。なお、鋼管挿入支持部１０ａには、図５及び図７に示すように、多数のコンクリート流通孔１０ｃが筒内外を貫通する形で穿設されており、コンクリート打設空間９ｃに打設されたコンクリート７が、確実に鋼管挿入支持部１０ａ内の鋼管柱５側に流通するように構成されている。
【００２４】
この際、既に述べたように、構築済みの橋脚本体３の上端部３ａや、その上部に突出した鋼管柱５を足場や仮固定材として使用することが出来るので、主橋桁１０の橋脚２への載置作業を、特別な足場や仮固定材を用いることなく容易かつ確実に行うことが出来る。
【００２５】
なお、既に述べたように、鋼管柱５Ａと桁１２Ａの鋼管挿入支持部１０ａの間には、図５及び図７に示すように、コンクリート流通孔１０ｃが多数形成されているので、打設されたコンクリート７は、接合部９内で隙間なく充填される。また、鋼管柱５は、既に述べたように、外部にリブ５ｂが多数形成されているので、打設されたコンクリート７と良好な状態で一体化される。更に、接合部９を形成する桁１２、１２Ａ及び補強梁１３Ａ、１３Ｂに設けられた付着部材９ｄにより、打設されたコンクリート７と接合部９の桁１２、１２Ａ及び補強梁１３Ａ、１３Ｂも、強固に一体化され、結果的に橋脚２と主橋桁１０は、接合部９を介して一体化される。
【００２６】
なお、鋼管挿入支持部１０ａ以外の接合部９内に挿入される、鋼管柱５の先端部５ｃの接合部９内への突き出し長さＬ３（図１参照）、即ち、埋め込み深さは、鋼管直径の２倍程度の長さがあれば十分であるが、必ずしも、鋼管挿入支持部１０ａ以外に配置される全ての鋼管柱５の接合部９内への突き出し長さＬ３は同じ長さである必要はない。
【００２７】
これにより、主橋桁１０と鋼管柱５との間は、現場での溶接作業などを行うことなく、一体化することが出来る。また、橋脚本体３内に配置される主筋の量を、鋼管柱５により大幅に少なくすることが出来るので、橋脚２上に、上部工である主橋桁１０を設置する際の、それら主筋を通過させるための削孔作業や溶接作業は、大幅に減少させることが出来る。
【００２８】
また、橋脚２と主橋桁１０を一体的に接続するためのコンクリート７が打設される接合部９は、主橋桁１０の構造部材である、幅方向両側の桁１２、１２及び補強梁１３Ａ、１３Ｂを型枠兼用部材として使用して構築されるので、接合部９を構築するための型枠を別に設ける必要がなく、型枠構築及び脱型の手間がかからない。更に内部にコンクリート７が打設されて接合部９と一体化される補強梁１３Ａ、１３Ｂの接合部９の外側には、補強リブ１３ａが多数形成されており、更に、各鋼管柱５はリブ付き鋼管であること、また、接合部９内のコンクリート打設空間９ｃには多数の穴あきジベル及びスタッドなどのコンクリート付着部材９ｄがコンクリート打設空間９ｃに突出する形で設けられていること、主橋桁１０の中央部の桁１２Ａ（複数でもよい）がコンクリート打設空間９ｃを貫通する形で配置されているので、コンクリート打設空間９ｃに打設されたコンクリート７の凝固後には、接合部９はきわめて剛性の高い構造物となり、接合部９内部に補剛材や補強筋などの接合部９の剛性を高める部材を配置する必要がなくなり、主橋桁１０を構成する部材のみの簡単な構造でありながら、接合部９の剛性を向上させ、適正な柱梁接続が可能となる。
【００２９】
なお、上述の実施例は、橋脚本体３の鋼管柱５のうち、図１中央部の鋼管柱５Ａ上に、橋桁１０の鋼管挿入支持部１０ａを嵌入係合させて、橋桁１０を橋脚２上に仮置きした場合について述べたが、橋桁１０を仮置きする鋼管柱５としては、図１中央部の鋼管柱５Ａに限らず、橋桁１０を安定的に橋脚２上に仮置き出来る限り、本体３内の複数の鋼管柱５のうち、任意の鋼管柱５を選択することが可能である。この場合、選択された鋼管柱５に対応する、橋桁１０の接合部位置に、鋼管柱５が挿入される鋼管挿入支持部１０ａを設置しておくことは勿論である。
【００３０】
また、安定的に橋桁１０を仮置き出来る限り、鋼管挿入支持部１０ａに挿入される鋼管柱５の数、大きさなどは任意である。例えば、複数の鋼管柱５のうち、仮支持用の大口径の鋼管柱５を一本配置し、その鋼管柱５上に、鋼管挿入支持部１０ａを介して橋桁１０を仮置きすることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１は、橋脚と橋桁からなる橋梁の一例を示す正面図である。
【図２】図２は図１の側面図である。
【図３】図３は図２の平面図である。
【図４】図４は橋桁の接合部部分を示す側面図である。
【図５】図５は図３の正面図である。
【図６】図６は図５のＡ−Ａ断面図である。
【図７】図７は図５のＢ−Ｂ断面図である。
【符号の説明】
１……橋梁
２……橋脚
３……本体
５、５Ａ……鋼管柱
５ｃ……先端部
７……コンクリート
９……接合部
９ｃ……コンクリート打設空間
１０……橋桁
１０ａ……鋼管挿入支持部
１０ｃ……コンクリート流通孔
１２……橋桁を構成する部材（桁）
１３……橋桁を構成する部材（補強梁）[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a bridge construction method, and more particularly to a bridge construction method suitable for application to a bridge composed of a reinforced concrete bridge pier and a steel superstructure using a reinforcing material such as a steel pipe.
[0002]
[Prior art]
The work of joining and constructing the bridge girder, which is the superstructure of the bridge pier, is poor in workability and takes time to construct because the bridge girder is joined and constructed on a narrow pier with many reinforcing bars. It was. In addition, since it is required to work at a high place and secure a secure scaffold, a lot of man-hours and materials are spent on the construction and removal of the scaffold.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
For these reasons, it has been desired to develop a method for joining and constructing bridge girders on bridge piers in a short time and safely.
[0004]
In view of the circumstances described above, an object of the present invention is to provide a method for constructing a bridge in which a bridge girder is joined and constructed on a pier in a short time and safely.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The invention of claim 1 is a construction method of a bridge in which a bridge is constructed by joining a bridge girder (10) temporarily placed on a pier (2).
The pier (2) is constructed by a concrete part (7) and a plurality of steel pipe columns (5) protruding from the upper end of the concrete part (7),
A steel pipe insertion support portion (10a) into which at least one of the plurality of steel pipe columns (5) can be fitted, a concrete placement space (9c) in which the remaining steel pipe columns can be placed and concrete can be placed; Construct the bridge girder (10) so that
Said plurality of tubular columns at least one (5) is fitted to the steel pipe insertion support portion (10a), as the rest of the tubular columns are arranged between the concrete設空(9c), the The constructed bridge girder (10) is temporarily placed on the upper end (3a) of the pier ,
Concrete is cast in the concrete placing space (9c), and the remaining steel pipe columns are joined to the bridge girder (10) side.
[0006]
The invention of claim 2 is configured such that a large number of concrete flow holes (10c) are formed in the steel pipe insertion support portion so as to penetrate inside and outside the cylinder.
[0007]
The invention according to claim 3, while using the temporary been girder as a scaffold, by using the steel column as a fixing member for taking the reaction force, and Da設concrete between the concrete設空, The steel pipe column and the bridge girder are configured to be integrated.
[0008]
【The invention's effect】
According to the invention of claim 1, since the bridge girder is temporarily placed on the pier (2) using the steel pipe column of the pier, the concrete placing operation using the temporarily placed bridge girder as a scaffold, etc. Can be built. As a result, it is possible to carry all or part of the bridge girder into the construction site in the form pre-manufactured at the factory and place it on the pier, eliminating the need to build the bridge girder from the beginning on a narrow pier. . Moreover, since the construction of the bridge girder is possible, the workability is improved and the construction can be performed in a short time.
[0009]
Moreover, since the temporarily placed bridge girder and the upper part of the pier can be used as a scaffold, man-hours and materials for constructing and removing the scaffold can be greatly saved.
[0010]
According to the invention of claim 2, the cast concrete can be reliably circulated in and out of the steel pipe insertion support portion (10 a) disposed in the concrete placement space (9 c) by the concrete flow hole (10 c), Highly reliable construction is possible.
[0011]
Further, according to the invention of claim 3, by using the upper part of the pier and the steel pipe column as a fixing member for taking a scaffold or a reaction force, there is no need to separately provide a scaffold and a reaction force receiving member, Construction work can be done smoothly using steel pipe columns.
[0012]
Note that the numbers in parentheses are for the sake of convenience indicating the corresponding elements in the drawings, and therefore the present description is not limited to the descriptions on the drawings.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
1 is a front view showing an example of a bridge composed of a bridge pier and a bridge girder, FIG. 2 is a side view of FIG. 1, FIG. 3 is a plan view of FIG. 2, and FIG. 4 is a side view showing a joint portion of the bridge girder. 3 is a front view of FIG. 3, FIG. 6 is a sectional view taken along line AA of FIG. 5, and FIG. 7 is a sectional view taken along line BB of FIG.
[0014]
As shown in FIGS. 1 and 2, the bridge 1 has a pier 2 standing on a ground (not shown), and the pier 2 has a main body 3 constructed in a column shape. The main body 3 has six steel pipe columns 5 in which three steel pipe columns 5 are constructed in a vertical direction in two rows, and ribs 5b are formed on the outer periphery of each steel tube column 5. Has been. Each steel pipe column 5 is formed in such a manner that a ribbed steel pipe 5a having a predetermined length is connected in series in the vertical direction in the figure, and around the six steel pipe columns 5, as shown in FIG. The band 6 is wound up and down at a predetermined interval (not shown in FIG. 1). Inside the band 6, a main bar (not shown) is arranged in the vertical direction in the figure so as to penetrate the main body 3, and between the steel pipe columns 5 and around the band 6 and the main bar. Concrete 7 is cast to form the outer shape of the main body 3. In addition, various aspects can be employ | adopted for the number of the steel pipe pillars 5 which comprise the bridge pier 2, the arrangement | positioning aspect, the presence or absence of the strip 6 or the main reinforcement, and the arrangement | positioning aspect. It should be noted that the number of main bars in the main body 3 can be greatly reduced or not at all because the steel pipe column 5 acts as a concrete reinforcing member.
[0015]
The upper part of the main body 3 is formed in a shape in which the upper end of the steel pipe column 5 is fitted into the joint 9 where the main bridge girder 10 which is the bridge pier 2 and the superstructure is joined. 1, the two steel pipe columns 5A and 5A at the center in the left-right direction are formed shorter than the other steel pipe columns 5 by L2. The two steel pipe columns 5A and 5A are fitted into and engaged with steel pipe insertion support portions 10a and 10a, which will be described later, welded to a main bridge girder 10 whose tip and periphery are superstructures.
[0016]
As shown in FIG. 3, the main bridge girder 10 has three girders 12, 12, 12 extending over a predetermined length in the directions of arrows C and D, which are laying directions of a floor board (road). The girder 12 is formed of a steel material having an I-shaped cross section. A plurality of steel reinforcing beams 13 are provided between the girders 12, 12, 12 so as to connect the girders 12. In the center portion of the main bridge girder 10 in the direction of laying the floor board, a joint 9 where the pier 2 and the superstructure are joined is formed, and among the three girders 12, the center girder 12A in the diagram is 1, that is, the flange 12a and the web 12b are notched on the pier 2 side, and steel pipe insertion support portions 10a and 10a formed by perforated steel pipes are formed as shown in FIGS. Yes. In the lower part of FIG. 5 of the steel pipe insertion support portion 10a, insertion ports 10d and 10d are formed in such a manner as to open downward in FIG.
[0017]
In the girder 12A, a flange 12a corresponding to the joint portion 9 is formed in such a manner that its width W1 is larger than that of the other portions. Further, as shown in FIG. Further, the reinforcing beams 13A and 13B described above are arranged so as to face each other.
[0018]
As shown in FIG. 4, the reinforcing beams 13A and 13B form an outer shell 9a of the joint portion 9. On the outer peripheral side of the joint portion 9 of the reinforcing beams 13A and 13B, reinforcing ribs 13a are provided on the floor plate ( Many roads are formed in the directions of arrows E and F, which are directions (width directions) perpendicular to the laying direction of the road. Further, an adhering member such as a diver is provided on the inner periphery 9b side of the joint portion 9 of each of the reinforcing beams 13A and 13B, that is, on the side on which the concrete 7 is placed, so as to adhere to the concrete 7 to be placed. As shown in FIG. 3, many 9d are provided. Note that the adhering member 9d is not only on the reinforcing beams 13A and 13B, but also on the inner peripheral 9b side of the joint 9 and on the left and right girders 12 and 12 and the web 12b portion of the girder 12A located inside the joint 9. Many are also formed.
[0019]
The joint portion 9 is surrounded by members constituting the main bridge girder 10 such as the reinforcing beams 13A and 13B and the left and right girders 12 and 12 in FIG. A rectangular concrete placing space 9c is formed, and the concrete placing space 9c is filled with concrete 7 from the upper end 3a of the main body 3 of the pier 2 to a predetermined height H as shown in FIG. Has been.
[0020]
Since the beam-column joint structure 1 has the above-described configuration, in order to join and construct the main bridge girder 10 as the superstructure on the pier 2, first, the pier 2 is connected to the upper end portion 3a of the main body 3 or its upper portion 3a. The concrete 7 is laid down to a little bit and constructed. In this state, from the upper end portion 3a of the main body 3, the tip portions 5c of the six steel pipe columns 5 protrude upward in FIG.
[0021]
Next, a part of the main bridge girder 10 constructed in advance at a factory or the like (all of the main bridge girder may be constructed in advance at the factory or the like so as to have a predetermined length in the direction of arrows C and D, which are the floorboard laying directions. 2) is suspended from above by FIGS. 1 and 2 with a crane or the like, and in this state, the main bridge girder 10 is moved downward toward the pier 2 so that the six steel pipe columns 5 of the main body 3 are moved to the center of the main bridge girder 10. It inserts in the concrete placement space 9c in the junction part 9 formed in this. At this time, among the steel pipe columns 5, the end portions 5c of the steel pipe columns 5A and 5A at the center in the arrow E and F directions which are the width direction are inserted into the two steel pipe insertion support portions 10a and 10a formed on the beam 12A. It is inserted and engaged through the opening 10d. Then, the tip portions 5 of the two steel pipe columns 5A and 5A are brought into contact with the abutting surfaces 10e of the steel pipe insertion support portions 10a and 10a, respectively, and the main bridge girder 10 has two steel pipes inserted into the steel pipe insertion support portion 10a. It will be temporarily placed on the pier 2 by the pillar 5A.
[0022]
In this state, the main body upper end portion 3a of the pier 2 and the temporarily placed main bridge girder 10 are used as a scaffold, and the steel pipe column 5 is used as a fixing member for taking a reaction force, and then the concrete is cast. Installation work and fixing work of the main bridge girder 10 are performed. Thereby, the mounting operation | work to the pier 2 of the main bridge girder 10 and the subsequent construction operation | work of the junction part 9 can be performed in a short time, and it can contribute to shortening of a construction period.
[0023]
When the six steel pipe pillars 5 are inserted into the joint portion 9 and the concrete 7 is placed in the concrete placement space 9c in the joint portion 9, the placed concrete 7 becomes the pier 2 after solidification. The six steel pipe columns 5 and the main bridge girder 10 are rigidly connected via the joint 9. As shown in FIGS. 5 and 7, the steel pipe insertion support portion 10a is provided with a large number of concrete flow holes 10c that penetrate through the inside and outside of the cylinder and is placed in the concrete placement space 9c. The concrete 7 is configured to surely flow to the steel pipe column 5 side in the steel pipe insertion support portion 10a.
[0024]
At this time, as described above, the upper end portion 3a of the constructed pier body 3 and the steel pipe column 5 projecting from the upper portion 3a can be used as a scaffold or a temporary fixing member, so that the pier 2 of the main bridge girder 10 can be used. Can be easily and reliably performed without using a special scaffold or temporary fixing material.
[0025]
As already described, as shown in FIGS. 5 and 7, a large number of concrete flow holes 10c are formed between the steel pipe column 5A and the steel pipe insertion support portion 10a of the spar 12A. The concrete 7 is filled in the joint 9 without any gaps. Moreover, since the steel pipe pillar 5 has many ribs 5b formed outside as already described, it is integrated with the placed concrete 7 in good condition. Furthermore, by the adhering member 9d provided on the girders 12 and 12A and the reinforcing beams 13A and 13B forming the joint portion 9, the placed concrete 7 and the girders 12 and 12A of the joint portion 9 and the reinforcing beams 13A and 13B are also obtained. As a result, the bridge pier 2 and the main bridge girder 10 are integrated via the joint 9.
[0026]
In addition, the protrusion length L3 (refer FIG. 1) into the junction part 9 of the front-end | tip part 5c of the steel pipe column 5 inserted in the junction parts 9 other than the steel pipe insertion support part 10a, ie, the embedding depth, is a steel pipe. Although it is sufficient if the length is about twice the diameter, the protruding length L3 of all the steel pipe columns 5 arranged other than the steel pipe insertion support portion 10a is not necessarily the same length. There is no need.
[0027]
Thereby, between the main bridge girder 10 and the steel pipe pillar 5 can be integrated, without performing the welding operation etc. on the spot. Moreover, since the amount of the main bars arranged in the pier body 3 can be greatly reduced by the steel pipe column 5, it passes through these main bars when installing the main bridge girder 10 which is the superstructure on the pier 2 Therefore, the drilling work and welding work for making it possible can be greatly reduced.
[0028]
Further, the joint portion 9 into which the concrete 7 for integrally connecting the pier 2 and the main bridge girder 10 is cast is a structural member of the main bridge girder 10, and the beams 12 and 12 on both sides in the width direction and the reinforcing beams 13A, Since it is constructed using 13B as a member also serving as a formwork, it is not necessary to provide a separate formwork for constructing the joint portion 9, and it is not necessary to construct and remove the formwork. Further, a number of reinforcing ribs 13a are formed on the outside of the joints 9 of the reinforcing beams 13A and 13B, in which the concrete 7 is cast and integrated with the joints 9, and each steel pipe column 5 is a rib. It is a steel pipe, and the concrete placement space 9c in the joint portion 9 is provided with a large number of concrete adhering members 9d such as perforated gibbles and studs protruding from the concrete placement space 9c. Since the central girder 12A (a plurality of girders) of the main bridge girder 10 is disposed so as to penetrate the concrete placing space 9c, the joint portion is solidified after the concrete 7 placed in the concrete placing space 9c is solidified. 9 is an extremely rigid structure, and it is not necessary to arrange a member for increasing the rigidity of the joint 9 such as a stiffener or a reinforcing bar inside the joint 9. With a simple structure, to improve the rigidity of the joint portion 9, it is possible to properly Column connections.
[0029]
In the above-described embodiment, the steel pipe insertion support portion 10a of the bridge girder 10 is fitted and engaged on the steel pipe column 5A in the center of FIG. The steel pipe column 5 for temporarily placing the bridge girder 10 is not limited to the steel pipe column 5A in the center of FIG. It is possible to select an arbitrary steel pipe column 5 among the plurality of steel pipe columns 5 in 3. In this case, it goes without saying that a steel pipe insertion support portion 10a into which the steel pipe column 5 is inserted is installed at the joint position of the bridge girder 10 corresponding to the selected steel pipe column 5.
[0030]
In addition, as long as the bridge girder 10 can be temporarily placed stably, the number and size of the steel pipe columns 5 inserted into the steel pipe insertion support portion 10a are arbitrary. For example, it is also possible to arrange one large-diameter steel pipe column 5 for temporary support among the plurality of steel pipe columns 5 and temporarily place the bridge girder 10 on the steel pipe column 5 via the steel pipe insertion support portion 10a. It is.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view showing an example of a bridge composed of a bridge pier and a bridge girder.
FIG. 2 is a side view of FIG.
FIG. 3 is a plan view of FIG. 2;
FIG. 4 is a side view showing a joint portion of a bridge girder.
FIG. 5 is a front view of FIG. 3;
6 is a cross-sectional view taken along the line AA in FIG. 5. FIG.
FIG. 7 is a cross-sectional view taken along the line BB in FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Bridge 2 ... Bridge pier 3 ... Main body 5, 5A ... Steel pipe column 5c .... End part 7 ... Concrete 9 ... Joint part 9c ... Concrete placement space 10 ... Bridge girder 10a ... Steel pipe insertion support Part 10c …… Concrete flow hole 12 …… Members constituting the bridge girder (girder)
13 …… Members constituting the bridge girder (reinforcement beams)

Claims

In the bridge construction method, where the bridge girder is constructed by temporarily placing the bridge girder on the pier,
The pier is constructed by a concrete part and a plurality of steel pipe columns protruding from the upper end of the concrete part,
The bridge girder is formed so as to form a steel pipe insertion support portion into which at least one of the plurality of steel pipe columns can be inserted, and a concrete placement space in which the remaining steel pipe columns can be placed and concrete can be placed. Build and
Said plurality of at least one steel column is fitted into the steel tube insertion supporting portion, said as the rest of the tubular columns are arranged between the concrete設空, upper end of the pier the girder that the constructed Temporarily put in
Placing concrete in the concrete placement space and joining the remaining steel pipe columns to the bridge girder side;
The construction method of the bridge characterized by this.

The bridge construction method according to claim 1, wherein a plurality of concrete circulation holes are formed in the steel pipe insertion support portion so as to penetrate inside and outside the cylinder.

Using the temporarily placed bridge girder as a scaffold, using the steel pipe column as a fixing member for taking a reaction force, placing concrete in the concrete placing space, and connecting the steel pipe column and the bridge girder The bridge construction method according to claim 1, wherein the bridge is constructed so as to be integrated.