JP4360708B2

JP4360708B2 - Insulated container with gripping piece

Info

Publication number: JP4360708B2
Application number: JP10206799A
Authority: JP
Inventors: 洋一望月; 裕一平井; 憲一遠藤; 一樹山田
Original assignee: Dai Nippon Printing Co Ltd
Current assignee: Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date: 1998-11-20
Filing date: 1999-04-09
Publication date: 2009-11-11
Anticipated expiration: 2019-04-09
Also published as: JP2000211650A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、熱湯を注いで調理するインスタント食品、電子レンジ加熱調理食品に使用される紙製の断熱容器に関する。
【０００２】
【従来の技術】
これまで、インスタントラーメンを中心に使用されてきている紙製の断熱容器には、縦方向に凸条と凹条が交互に整列するように加工された波板状の断熱材が紙製のカップ本体の胴部外周に巻き付けられたものが多く使用されている。
特開平８−１１３２７４号公報においては、波板の断面形状を変え、表面に凹陥部を少なくして平板部を多くした断熱容器が提案され、実用されている。
また、実開平４−４５２１６号公報、特開平８−１０４３７２号公報には、コルゲート加工、あるいはエンボス加工された断熱材の上に、さらにライナーあるいは薄紙が巻かれ、表面に凹凸のない断熱容器が提案されている。
一方において、実開平４−４５２１２号公報には、かかる断熱材を使用しないで、２重のカップ間に形成された空間によって断熱性を賦与しようとする提案も見られる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように、種々の紙製の断熱容器が提案され、その中のあるものは実用化されているが、殆どの断熱容器が、満注時の内容量が７５０ｃｃ以下の容量のカップ形状であるので、熱湯による加熱調理直後の胴部表面温度はかなり高温になるが、片手で胴部中央を持つことができる。
しかるに、形状が丼状になり、内容量が８００ｃｃを越えると、口径ばかりでなく、重量も増えるので片手では持てなくなり、両側から両手で、特に熱くなり易い断熱容器の上部側壁を支えるような持ち方になるので、熱さを強く感じるようになり、持ち運びに危険を伴うという問題がある。特に、電子レンジで加熱調理の場合、内容物によっては極めて高温に加熱されるので、電子レンジから取り出す時の危険度が高い。
本発明は、この問題点に鑑みてなされたもので、高温に加熱された大型容器であっても、あまり熱さを感じないで、安全に、かつ清潔に手で持つことができる製造コストの安い断熱容器の提供を目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
本発明は、内面にポリオレフィン系樹脂がコートされ、上方開口縁に外向きカール部が形成された有底の紙カップ本体と逆円錐台形状の紙製の筒状体とが組み合わされた断熱容器であって、前記筒状体の側壁の対向する２か所に、所定の長さを有し、前記側壁の略円周方向に形成された折線と該折線の両端部を結ぶ切れ目線とによって区劃され、前記折線によって外側に折り返し可能なつかみ片が形成され、筒状体の下部に紙カップ本体の胴部側壁に当接する内向きカールが設けられ、紙カップ本体の胴部側壁に外方向へ突出する水平リブが設けられ、内向きカールと外方向へ突出する水平リブによって、紙カップ本体の胴部側壁外面と筒状体の内面との間に空間が形成され、この空間によりつかみ片を外側に折り返す際、筒状体の側壁が内側へ変形することを特徴とするつかみ片付き断熱容器である。
また、前記折線が、前記側壁の周方向の２点を結ぶ最短距離の直線であること、もしくは、下方に湾曲していることを特徴とするものである。さらに、前記切れ目線の途中に容易に切り離し可能な繋ぎ部が形成され、前記つかみ片の周辺の一部に切り欠きを設けるか、つかみ片の先端部が折り返し可能であることを特徴とするものである。さらにまた、前記切れ目線の両端部がアールを描いて終結していることを特徴とするものである。
【０００５】
【発明の実施の形態】
本発明を図面を用いて、更に詳しく説明する。
図１は、本発明によるつかみ片付き断熱容器の全体構造の説明図である。
図１は、本発明によるつかみ片付き断熱容器３０の一実施態様を示す断面図兼側面図である。
本発明によるつかみ片付き断熱容器３０は、逆円錐台形状の紙製の筒状体１０と内面にポリオレフィン系樹脂がコートされた筒状胴部の側壁１１の下部に底板１２を巻き締めし、上方開口縁に外向きカール部１３が形成され、側壁１１に外方向に突出する水平リブ１４と内方向に突出する水平リブ１５が形成された紙カップ本体２０とが組み合わされて、前記筒状体１０の側壁１の内面と前記紙カップ本体２０の胴部の側壁１１の外面との間に断熱空間が形成される断熱容器であって、前記筒状体１０の側壁１の対向する２か所に一対のつかみ片３が設けられてなるものである。なお、図１には、一方のつかみ片３のみが現れている。
本発明によるつかみ片付き断熱容器３０の断熱空間の形成は、図１に示すように紙カップ本体２０の側壁１１に設けられた外方向に突出する水平リブ１４と筒状体１０の下部に形成された内向きカール２によって実現されている。ただし、放置状態では、筒状体１０の側壁１と外方向に突出する水平リブ１４は必ずしも当接している必要はない。
水平リブ１４の主な役割は、カップ本体２０の側壁１１の補強にある。また、水平リブ１５の役割は、注入される熱湯の適正量の目安を与えることである。
【０００６】
図２は、本発明によるつかみ片付き断熱容器の筒状体のブランク展開図である。
筒状体１０のブランク１０’は、図２に示すように、板紙を扇状に打ち抜いたものであってその左右両端部は胴貼り部Ｎ、下端部は内向きカール２のカール成形部Ｃとなっている。カール成形部Ｃ以外の部分は、筒状体１０の側壁１を形成する部分である。
筒状体のブランク１０’は、その胴貼り部Ｎ同志が接着されて逆円錐台形状の筒状体１０が形成されるが、筒状体のブランク１０’には、折線５と切れ目線４とによって区画される一対のつかみ片３が打ち抜かれており、それらは、筒状体１０に成形された時に丁度対向する位置にくるように位置決めがなされている。
また折線５はブランク１０’の円弧に沿って設けられている。
【０００７】
図３は、つかみ片のブランクにおける拡大説明図である。
図３（ａ）はつかみ片３の一態様を示すもので、つかみ片３は、筒状体のブランク１０’の外周と平行な円弧上の２点ｐ１，ｐ２を結ぶ直線状もしくはその直線よりも下側に湾曲する曲線状の折線５とその両端（ｐ１，ｐ２）を結び、下部に湾曲する切れ目線４とによって区劃されており、折線５によって外側に折り返しが可能となっているものである。
また、切れ目線４の途中には、繋ぎ部６が形成されている。
繋ぎ部６は、筒状体のブランク１０’が筒状体１０に成形され、紙カップ本体に組み込まれ、さらに最後のつかみ片３の使用直前まで、つかみ片３を側壁１に繋ぎ止めておくためのもので、つかみ片３の使用時に、僅かな指先の力で破壊される０．３〜１．０ｍｍ（板紙の厚みが０．２〜０．５ｍｍの場合）程度の幅を有することが好ましい。一般に、紙を引きちぎって切断する場合に、紙目と直行する引っ張り方向よりも、紙目方向の引っ張り力の方が力を必要とする。従って、この繋ぎ部６が切れ目線４の片側で複数個設けられる場合、それらの幅は、矢印で示す紙目の方向と平行に近くなるほど繋ぎ部６の幅をより大きくして繋ぎ部６の耐切断力を平均化しておくことが好ましい。
さらに、つかみ片３の下部周辺には切り欠き７が形成されている。切り欠き７は、つかみ片３の形成時に、つかみ片３を起こすために使用されるもので、指先あるいは爪が入り込む程度の大きさであればよく、また、つかみ片３の最下部にあることが好ましい。
図３（ｂ）は、つかみ片の他の態様を示すもので、つかみ片３の下部周辺に切り欠き７を設ける代わりに小折線５’を設け、つかみ片３の下部が容易に折れ曲がりそれを摘まみ片としてつかみ片３全体を引き出せるようにしたものである。
さらに、切れ目線４の端部には図３（ｂ）に示すようにアールを描いて終結させることが好ましい。これは、切れ目線４の端部は紙目に平行に近づくので最端のｐ１，ｐ２からさらに上方に裂けやすくなるのを防止するためである。
以上の、折線５、小折線５’、切れ目線４、繋ぎ片６、切り欠き７の総ては、ブランク１０’の打ち抜き加工と同時に形成可能なものばかりであるので、これらの加工は、コスト上昇の要因にはならない。
また、ブランク１０’の殆どの領域は、ブランク１０’の加工前に印刷されており、情報媒体として機能する部分であるが、以上のつかみ片３の加工によって印刷効果、あるいは意匠効果が大きく妨げられることはない。
【０００８】
図４は、本発明によるつかみ片付き断熱容器の使用時の状態説明図である。
図４（ａ）は、本発明によるつかみ片付き断熱容器３０のつかみ片３が起こされた状態を示す側面図である。
つかみ片３は、図１に示すように、逆円錐曲面に折線５を上側にして設けられている。このつかみ片３を最下部から引き起こす場合、若し筒状体１０の側壁１と紙カップ本体２０の側壁１１との間に空間がない２重容器を想定すると、つかみ片３を起こすには、力を要し、起こしたとしてもつかみ片３自体に皺が入り、また引き裂き強度の弱い板紙では、特に折線５の両端で板紙に引き裂きが起こり易くなる。
しかるに、本発明によるつかみ片付き断熱容器３０の場合は、両側壁１、１１間に空間が存在するので、折線５の中央部分の側壁１が、図４（ａ）に示すように、矢印方向に変形することによって、つかみ片３を弱い力で、容易に起こすことができる。また、折線５の形状は、逆円錐面の水平方向の２点ｐ１，ｐ２の最短距離を結ぶ線よりも若干下方向に湾曲している方が、開け易さの点で好ましい。例えば、長さが５０ｍｍの折線の場合に、その中央部で０．５〜２．０ｍｍ程度下方に湾曲していることが好ましい。
この折線５によって、つかみ片３を実際に起こすと、つかみ片３は、図４（ａ）に示すように、前述の側壁１の変形とつかみ片３自体の左右が僅かに持ち上がって反り返る変形を伴って側壁１と略直角な位置で係止される。そして、つかみ片３を押し下げれば、またもとの状態に戻すことができる。
【０００９】
図４（ｂ）は、本発明によるつかみ片付き断熱容器３０の加熱調理直前の状態を示す斜視図である。
本発明によるつかみ片付き断熱容器３０は、熱湯調理加熱、電子レンジ加熱のいずれにも好適に使用可能なものであって、加熱調理に先立って、つかみ片３を図３（ａ）に示す切り欠き７に指先あるいは爪を差し込んで上方に持ち上げるか、図３（ｂ）に示すつかみ片３の場合には、先ずつかみ片３の先端部を小折線５’で折り返して摘まみ片を形成しておいてから、この摘まみ片を指で挟んで上方に持ち上げ、図４に示すように略水平に起こして係止させておけばよい。
なお、熱湯調理加熱の場合は、蓋材Ｌを一旦開いて給湯後，蓋材Ｌを再度閉めて３〜４分間放置するが、電子レンジ調理の場合には、蓋材Ｌを僅かにあけた状態で加熱調理すればよい。
調理後は、つかみ片３を両手で持つことによって、熱さを感じることなく、安全に所定の位置まで加熱調理済食品を容器ごと運ぶことができる。
通常の丼状の容器の場合、容器の縁に指を掛けて運ぶ場合もあって衛生上問題があるが、つかみ片３による持ち運びによれば、この問題も解消する。
なお、つかみ片３に予めエンボス加工を施すか、スリップ防止剤を予め部分コートする等の方法で、つかみ片３のスリップ防止を行っておいてもよい。
【００１０】
本発明による断熱容器３０においては、以上の構成によって、従来の板紙素材を使用して、１２０〜２００ｍｍφの範囲の開口部外径を有する丼型の紙製断熱容器を提供することができる。また、内容積は、満注で６００〜１５００ｃｃの範囲の断熱容器に適用可能である。
本発明による断熱容器３０の成形に使用される板紙素材は、内容積が大きくなるにも係わらず従来と略同じ坪量のものを使用することができる。
通常、カップ原紙の内面には、２０〜８０μｍの範囲で低密度ポリエチレン樹脂、中密度ポリエチレン樹脂、高密度ポリエチレン樹脂、線状低密度ポリエチレン樹脂等のポリオレフィン系樹脂層が押出しコートされて形成される。
このポリオレフィン系樹脂層は、内容物の板紙への浸透防止、内容物保護適性の向上の他に、底部、カール部、胴貼り部におけるカップ成形性をよくし、蓋材（図示せず）のトップカール部におけるヒートシールによる封緘性をも良好にする効果をもたらしている。
カップ原紙の坪量は、１９０〜４５０ｇ／ｍ²程度である。
一方、筒状体２０の成形には、坪量２３０〜４５０ｇ／ｍ²のカード系、コートボール系等の板紙を使用することができる。坪量が、この限度未満であると紙製筒状体２０の剛性が低くなりすぎて、特に高熱時に撓みが大きくなりすぎて充分な断熱性を失い、またこの限度を越えると、剛性は高くなるが、内向きカール２の加工適正が悪化し、材料コストも高くなるので好ましくない。
筒状体１０の表面加工は、従来の断熱容器の場合、ＯＰニス加工で十分であったが、本発明によるつかみ片付き断熱容器３０の場合においては、つかみ片３を取り付けるため、耐引き裂き性を持たせることが好ましい。また、本発明によるつかみ片付き断熱容器入り食品が、チルド、冷凍状態で流通される場合には、耐水性を持たせておくことが好ましい。
そのために、表面から順に次のような積層構成を持たせることができる。
ＰＥ３０μｍ／紙２７０ｇ／ｍ²
ＰＥ２０μｍ／紙２７０ｇ／ｍ²／ＰＥ２０μｍ
ＯＰＰ３０μｍ／ＰＥ１５μｍ／紙２７０ｇ／ｍ²
ＰＥＴ１２μｍ／ＰＥ１５μｍ／紙２７０ｇ／ｍ²
ＯＰＰ３０μｍ／ＰＥ１５μｍ／紙２７０ｇ／ｍ²／ＰＥ１５μｍ
ＰＥＴ１２μｍ／ＰＥ１５μｍ／紙２７０ｇ／ｍ²／ＰＥ１５μｍ
また、製紙段階で耐水性を付与した耐水両面コートボールを使用してもよい。
【００１１】
筒状体１０の表面には、ブランク１０’打ち抜き前のフラットな状態での板紙にプレプリントが可能であるので、印刷の自由度は高く、オフセット、グラビア、フレキソ等の公知の印刷のみならず、各種オーバーコーティング、箔押し、エンボッシング等の印刷後加工も自由に施すことができる。なお、印刷後、前述のようなつかみ片３の加工が施されるが、この加工は、平面性を阻害するものではなく、印刷による美粧効果、情報媒体機能はそのまま保たれる。
【００１２】
一般的に、容器内面のプラスチック面あるいはプラスチック層に熱湯が接触する場合に充分配慮しなければならないことは、プラスチック内に残留しているモノマー、重合触媒に使用される重金属類、その他添加物等の溶出が起こりやすくなり、それらによる食品汚染の問題である。この場合、これらの溶出量が食品衛生法の定める基準値を越えないようにすることは当然であるが、この数値以下の極微量であっても、例えば、哺乳瓶や学校給食用食器に多用されているポリカーボネート樹脂から溶出するビスフェノールＡ、また、発泡ポリスチレン容器から溶出するスチレンオリゴマーのように生物の内分泌を乱す危惧があると指摘されている環境ホルモン（外因性内分泌攪乱化学物質）類を溶出する樹脂の使用は、予防原則から避けることが望ましい。
本発明による断熱容器３０では、このようなリスクの少ないポリオレフィン系樹脂の中から、さらに無添加の樹脂を選んで使用するので、安心感を持って断熱容器の最内面に使用することができる。
【００１３】
次に、本発明によるつかみ片付き断熱容器３０の製造方法について説明する。
先ず、印刷層が表面あるいは中間に設けられた筒状体１０用の板紙を主する積層シートを扇状に打ち抜くと共に、前述のようにつかみ片３の加工も同時に行い、筒状体のブランク１０’を作成する。
カップ成形機によって、紙カップ本体２０用のブランクから逆円錐台形状の胴部１１を成形し、胴部１１の下部を底板２で巻き締めして底部成形を行い、上部開放端部に外向きカール４を成形し、次いで、胴部の所定のレベルに外あるいは内方向に突出する水平リブ１４、１５を成形して紙カップ本体２０を製造する。
外方向に突出するリブ１４の加工方法はカップ成形機インラインあるいはオフラインで行うことができる。すなわち成形済みの紙カップ本体２０を予め水平リブ１４相当部分が溝状に切削されているキャビティに嵌め込み、回転させながら、溝部においてカップ内側から回転ローラーをエキスパンダーで外側に向かって強く押し当てれば、外側に突出するリブを形成することができる。
この場合、最後にキャビティから加工されたカップ本体２０を引き抜かねばならないが、上側斜面がなだらかになっている水平リブ１４の方がシャープなものよりも引き抜き易く作業性の点で勝っている。
また、リブ１４の形成は、雄雌型を使用した絞り加工によっても可能である。
内方向に突出するリブ１５の加工は、成形済みの紙カップ本体を予めリブ１５相当部分が溝状に切削されているマンドレルに嵌め込み、回転させながら、溝部においてカップ外側から回転ローラーを内側に向かって強く押し当てれば、形成することができる。
一方において、筒状体のブランク１０’から逆円錐台形状の紙製筒状体１０を成形し、その下部に内向きカール部２を成形し、スタッキングしておく。
最後に、この紙製筒状体１０を成形された紙カップ本体２０に対して両者が互いに当接するいずれかの点で接着させながら挿着させれば、本発明によるつかみ片付き断熱容器３０が得られる。
完成した本発明による断熱容器３０はスタッキングしてユーザーに供給が可能である。
【００１４】
【実施例】
図５は、本発明によるつかみ片付き断熱容器の実施例サンプルの寸法図面である。
本発明によるつかみ片付き断熱容器３０の実施例サンプルを次の仕様に従って作成した。また、つかみ片３が形成されない以外は全く同一仕様の比較例サンプルを用意した。

つかみ片３を予め起こした実施例サンプルに、９５°Ｃの熱湯を、５００ｃｃ注入し，３分後につかみ片３を両手で両側から持つ場合と、比較例サンプルの胴部の上方を両手で持つ場合とを官能的に比較したところ、実施例サンプルの方が比較例サンプルより、遙に持ち易く、安全に取り扱えることが分かった。
【００１５】
本発明によるつかみ片付き断熱容器３０は、以上の実施の態様の記載に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。
例えば、紙カップ本体２０と筒状体１０との間の断熱空間の形成は、筒状体１０の内向きカールと水平リブ１４とによることに限定されることはなく、紙カップ本体２０の側壁１１と筒状体１０の側壁１間に断熱部材を介在させる方法によってもよい。ただし、つかみ片３の上部には自由空間のあることが望ましい。
【００１６】
【発明の効果】
本発明によるつかみ片付き断熱容器３０によれば、容器の外装となる筒状体１０の側壁１の対向する位置に２枚のつかみ片３を設けることによって、内容量が大きく、形状が例えば丼型、鍋型であっても、熱湯調理、あるいは電子レンジ加熱調理後、熱さを余り感じないで、容易に持つことができるので、安全に、衛生的に食事の場に種々な調理食品を供し、楽しく、食べ易くさせることが可能となる。この効果は、特に高齢者や、身体障害者、子供等に対するバリアーフリー商品の提供を可能とするものである。
また、本発明による断熱容器３０は、胴部外壁に凹凸がなく、印刷の自由度が高く、美しい、精細な印刷が可能であって、優れた印刷媒体となり、広口の容器の場合は、蓋材への印刷効果も相まって、店頭における優れた販促効果を発揮することができる。
また、本発明によるつかみ片付き断熱容器３０の内面のポリオレフィン系樹脂層からは、これまでの断熱容器に使用されている発泡性ポリスチレンに見られる環境ホルモン等の疑惑物質の溶出がなく、衛生面で安心感を与えることができる。
さらに、つかみ片を設けることによるコスト上昇は殆どなく、合理的な経済コストで断熱容器を提供することができる。
さらにまた、本発明による断熱容器は、使用後は紙製品として廃棄され、また減容化が容易であるので廃棄処理性が良好であり、さらに、リサイクルも可能であるので、環境負荷の低減に貢献することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明によるつかみ片付き断熱容器の全体構造の説明図
【図２】本発明によるつかみ片付き断熱容器の筒状体のブランク展開図
【図３】つかみ片のブランクにおける拡大説明図
【図４】本発明によるつかみ片付き断熱容器の使用時における状態説明図
【図５】本発明によるつかみ片付き断熱容器の実施例サンプルの寸法図面
【符号の説明】
１筒状体の側壁
２内向きカール
３つかみ片
４切れ目線
５折線
５’ 小折線
６繋ぎ部
７切り欠き
８底板
１０筒状体
１０’ 筒状体のブランク
１１側壁
１２底板
１３外向きカール
１４外方向に突出する水平リブ
１５内方向に突出する水平リブ
２０紙カップ本体
３０本発明によるつかみ片付き断熱容器
Ｃ内向きカール成形部
Ｌ蓋材
Ｎ胴貼り部
p1,p2 ２点（折線の両端）[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a paper insulated container used for instant foods that are poured by pouring hot water and cooked foods that are cooked in a microwave oven.
[0002]
[Prior art]
Up until now, paper insulation containers that have been used mainly for instant noodles have corrugated plate-like insulation processed so that ridges and recesses are alternately aligned in the vertical direction. Many are wound around the outer periphery of the body.
In Japanese Patent Application Laid-Open No. 8-113274, a heat insulating container in which the cross-sectional shape of the corrugated plate is changed to reduce the number of concave portions on the surface and the flat plate portion is increased is proposed and put into practical use.
In addition, Japanese Utility Model Laid-Open No. 4-45216 and Japanese Patent Laid-Open No. 8-104372 disclose a heat insulating container in which a liner or thin paper is further wound on a corrugated or embossed heat insulating material, and the surface has no irregularities. Proposed.
On the other hand, Japanese Utility Model Laid-Open No. 4-45212 also proposes a proposal to provide heat insulation by a space formed between double cups without using such a heat insulating material.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
As described above, various paper insulated containers have been proposed, and some of them have been put to practical use. However, most of the insulated containers are cup-shaped with a capacity of 750 cc or less when filled. Therefore, the body surface temperature immediately after cooking with hot water is considerably high, but the center of the body can be held with one hand.
However, if the shape becomes bowl-shaped and the internal capacity exceeds 800 cc, not only the diameter but also the weight will increase, so it can not be held with one hand, and it can be held from both sides with both hands to support the upper side wall of a heat-insulating container that tends to get hot. Therefore, there is a problem that the heat is felt strongly and there is a danger in carrying. In particular, in the case of cooking with a microwave oven, depending on the contents, it is heated to a very high temperature, and therefore the degree of danger when taking out from the microwave oven is high.
The present invention has been made in view of this problem, and even a large container heated to a high temperature can be safely and cleanly held by hand without feeling much heat, and at a low manufacturing cost. The purpose is to provide an insulated container.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
The present invention is a heat-insulating container in which a bottomed paper cup body having an inner surface coated with a polyolefin-based resin and an outwardly curled portion formed on an upper opening edge is combined with a paper cylinder having an inverted frustoconical shape. The two side walls of the cylindrical body have a predetermined length and are separated by a fold line formed in a substantially circumferential direction of the side wall and a cut line connecting both ends of the fold line. A gripping piece that can be folded outward is formed by the fold line, and an inward curl that abuts against the barrel side wall of the paper cup body is provided at the bottom of the cylindrical body, and projects outwardly from the barrel side wall of the paper cup body A horizontal rib is provided, and a space is formed between the outer surface of the body side wall of the paper cup body and the inner surface of the cylindrical body by the inwardly curled and outwardly projecting horizontal rib, and this space allows the grip piece to be outward. When turning back, the side wall of the cylindrical body A gripping Katazuki insulated container characterized by deformed.
Further, the fold line is a straight line having a shortest distance connecting two points in the circumferential direction of the side wall, or is curved downward. Further, a connecting portion that can be easily separated is formed in the middle of the cut line, and a notch is provided in a part of the periphery of the grip piece, or a tip portion of the grip piece can be folded back. It is. Furthermore, both ends of the cut line end in a round shape.
[0005]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The present invention will be described in more detail with reference to the drawings.
FIG. 1 is an explanatory view of the overall structure of a heat insulating container with a gripping piece according to the present invention.
FIG. 1 is a sectional view and a side view showing an embodiment of a heat insulating container 30 with a gripping piece according to the present invention.
A heat insulating container 30 with a gripping piece according to the present invention is formed by winding a bottom plate 12 around a cylindrical body 10 made of paper having an inverted truncated cone shape and a side wall 11 of a cylindrical body whose inner surface is coated with a polyolefin-based resin. An outward curled portion 13 is formed at the opening edge, and a paper cup body 20 having a horizontal rib 14 protruding outward and a horizontal rib 15 protruding inward on the side wall 11 is combined to form the tubular body 10. A heat insulating container in which a heat insulating space is formed between the inner surface of the side wall 1 of the paper cup and the outer surface of the side wall 11 of the body portion of the paper cup main body 20. The grip piece 3 is provided. In FIG. 1, only one gripping piece 3 appears.
Formation of the heat insulating space of the heat insulating container 30 with the gripping piece according to the present invention was formed in the lower part of the cylindrical body 10 and the horizontal rib 14 projecting outwardly provided on the side wall 11 of the paper cup body 20 as shown in FIG. This is realized by the inward curl 2. However, in the neglected state, the side wall 1 of the cylindrical body 10 and the horizontal rib 14 protruding outward do not necessarily have to contact each other.
The main role of the horizontal rib 14 is to reinforce the side wall 11 of the cup body 20. Moreover, the role of the horizontal rib 15 is to give an indication of an appropriate amount of hot water to be injected.
[0006]
FIG. 2 is a blank development view of a cylindrical body of a heat insulating container with a gripping piece according to the present invention.
As shown in FIG. 2, the blank 10 ′ of the tubular body 10 is obtained by punching a paperboard into a fan shape, and its left and right end portions are a cylinder pasting portion N, and its lower end portion is a curl forming portion C of an inward curl 2. It has become. The portion other than the curl forming portion C is a portion that forms the side wall 1 of the cylindrical body 10.
The cylindrical body blank 10 ′ is formed by bonding the cylinder pasting portions N together to form an inverted truncated cone-shaped cylindrical body 10, and the cylindrical body blank 10 ′ includes a fold line 5 and a cut line 4. A pair of gripping pieces 3 are cut out, and they are positioned so that they are located just opposite each other when formed into the cylindrical body 10.
The broken line 5 is provided along the arc of the blank 10 '.
[0007]
FIG. 3 is an enlarged explanatory diagram of a grip piece blank.
FIG. 3 (a) shows an embodiment of the grip piece 3. The grip piece 3 is a straight line connecting two points p1 and p2 on an arc parallel to the outer periphery of the cylindrical blank 10 'or a straight line thereof. Also, the curved folding line 5 that curves downward and the both ends (p1, p2) are connected to each other, and are divided by the cut line 4 that curves downward, and can be folded outward by the folding line 5. It is.
A connecting portion 6 is formed in the middle of the cut line 4.
The connecting portion 6 is formed in such a manner that a cylindrical blank 10 ′ is formed into a cylindrical body 10, incorporated in a paper cup body, and the holding piece 3 is held on the side wall 1 until just before the last holding piece 3 is used. It is preferable that the grip piece 3 has a width of about 0.3 to 1.0 mm (when the thickness of the paperboard is 0.2 to 0.5 mm) that is broken by a slight fingertip force when the grip piece 3 is used. . In general, when the paper is torn and cut, the pulling force in the direction of the paper requires more force than the pulling direction perpendicular to the paper. Therefore, when a plurality of the connecting portions 6 are provided on one side of the cut line 4, the width of the connecting portions 6 becomes larger as the width of the connecting portions 6 becomes closer to the direction of the paper line indicated by the arrow. It is preferable to average the cutting resistance.
Further, a notch 7 is formed around the lower part of the grip piece 3. The notch 7 is used to raise the gripping piece 3 when the gripping piece 3 is formed, and may have a size enough to allow a fingertip or a nail to enter, and should be at the lowermost part of the gripping piece 3. Is preferred.
FIG. 3B shows another embodiment of the grip piece. Instead of providing the notch 7 around the lower portion of the grip piece 3, a small fold line 5 'is provided, and the lower portion of the grip piece 3 is easily bent. The entire gripping piece 3 can be pulled out as a gripping piece.
Furthermore, it is preferable to draw a round at the end of the cut line 4 as shown in FIG. This is to prevent the end portion of the cut line 4 from being easily split upward from the extreme ends p1 and p2 because the end portion of the cut line 4 approaches parallel to the paper.
Since all of the fold line 5, the small fold line 5 ', the cut line 4, the connecting piece 6, and the notch 7 described above can be formed simultaneously with the blanking process of the blank 10', these processes are costly. It does not cause an increase.
Further, most of the area of the blank 10 ′ is printed before the blank 10 ′ is processed and functions as an information medium. However, the printing effect or design effect is greatly hindered by the processing of the grip piece 3 described above. It will never be done.
[0008]
FIG. 4 is an explanatory diagram of the state of the insulated container with a gripping piece according to the present invention in use.
Fig.4 (a) is a side view which shows the state by which the grip piece 3 of the heat insulation container 30 with a grip piece by this invention was raised.
As shown in FIG. 1, the grip piece 3 is provided on an inverted conical curved surface with a folding line 5 on the upper side. When this grip piece 3 is caused from the bottom, assuming a double container where there is no space between the side wall 1 of the cylindrical body 10 and the side wall 11 of the paper cup body 20, in order to raise the grip piece 3, In the case of the paperboard having a weak tearing strength, the paperboard tends to tear especially at both ends of the folding line 5.
However, in the case of the insulated container 30 with a gripping piece according to the present invention, since there is a space between the

side walls

1 and 11, the side wall 1 at the center of the fold line 5 is in the direction of the arrow as shown in FIG. By deforming, the grip piece 3 can be easily raised with a weak force. In addition, it is preferable that the shape of the broken line 5 is slightly lower than the line connecting the shortest distances between the two points p1 and p2 in the horizontal direction of the inverted conical surface in terms of ease of opening. For example, in the case of a broken line having a length of 50 mm, it is preferable that the central portion is bent downward by about 0.5 to 2.0 mm.
When the grip piece 3 is actually raised by the fold line 5, as shown in FIG. 4 (a), the grip piece 3 is deformed such that the deformation of the side wall 1 and the left and right of the grip piece 3 itself are slightly lifted and warped. Accordingly, it is locked at a position substantially perpendicular to the side wall 1. And if the grip piece 3 is pushed down, it can return to the original state again.
[0009]
FIG.4 (b) is a perspective view which shows the state just before the cooking of the heat insulation container 30 with a grip piece by this invention.
The insulated container 30 with a gripping piece according to the present invention can be suitably used for both hot water cooking heating and microwave heating. Prior to cooking, the gripping piece 3 is cut out as shown in FIG. 7 is inserted and lifted upward, or in the case of the grip piece 3 shown in FIG. 3B, first, the tip of the grip piece 3 is folded back by a small fold line 5 'to form a grip piece. Then, the pick piece is sandwiched between fingers and lifted upward, and is raised and locked substantially horizontally as shown in FIG.
In the case of hot water cooking and heating, the lid L is temporarily opened and hot water is supplied, and then the lid L is closed again and left for 3 to 4 minutes. In the case of microwave cooking, the lid L is slightly opened. What is necessary is just to heat-cook in a state.
After cooking, by holding the grip piece 3 with both hands, it is possible to safely carry the cooked food together with the container to a predetermined position without feeling the heat.
In the case of a normal bowl-shaped container, there is a case where the finger is placed on the edge of the container to carry it, and there is a problem in hygiene. However, the carrying by the grip piece 3 solves this problem.
Note that the grip piece 3 may be prevented from slipping by a method such as embossing the grip piece 3 in advance or by partially coating an anti-slip agent in advance.
[0010]
In the heat insulating container 30 according to the present invention, a bowl-shaped paper heat insulating container having an opening outer diameter in the range of 120 to 200 mmφ can be provided by using the conventional paperboard material with the above configuration. Further, the internal volume can be applied to a heat-insulated container in a range of 600 to 1500 cc in full order.
As the paperboard material used for forming the heat insulating container 30 according to the present invention, a material having substantially the same basis weight as that of the related art can be used although the internal volume is increased.
Usually, the inner surface of the cup base paper is formed by extrusion coating a polyolefin resin layer such as low density polyethylene resin, medium density polyethylene resin, high density polyethylene resin, linear low density polyethylene resin in the range of 20 to 80 μm. .
This polyolefin-based resin layer improves the cup formability at the bottom, curl, and body pasting part, in addition to preventing the contents from penetrating into the paperboard and improving the contents protection suitability. The effect of improving the sealing property by heat sealing in the top curl portion is also brought about.
The basis weight of the cup base paper is about 190 to 450 g / m ² .
On the other hand, cardboard of a basis weight of 230 to 450 g / m ² or a coated ball type can be used for forming the cylindrical body 20. If the basis weight is less than this limit, the rigidity of the paper tubular body 20 becomes too low, particularly when the heat is high, the deflection becomes too large and loses sufficient heat insulation properties. However, it is not preferable because the processing suitability of the inward curl 2 deteriorates and the material cost increases.
As for the surface processing of the cylindrical body 10, OP varnish processing was sufficient in the case of a conventional heat insulating container, but in the case of the heat insulating container 30 with a gripping piece according to the present invention, the gripping piece 3 is attached, so that the tear resistance is improved. It is preferable to have it. In addition, when the food in a heat-insulated container with a gripping piece according to the present invention is distributed in a chilled or frozen state, it is preferable to have water resistance.
Therefore, the following laminated structure can be given in order from the surface.
PE 30 μm / paper 270 g / m ²
PE 20 μm / paper 270 g / m ² / PE ²⁰ μm
OPP 30 μm / PE 15 μm / paper 270 g / m ²
PET 12 μm / PE 15 μm / paper 270 g / m ²
OPP 30 μm / PE 15 μm / paper 270 g / m ² / PE 15 μm
PET12 μm / PE15 μm / paper 270 g / m ² / PE15 μm
Moreover, you may use the water-resistant double-sided coated ball which gave water resistance at the papermaking stage.
[0011]
Since the surface of the cylindrical body 10 can be preprinted on the paperboard in a flat state before punching the blank 10 ′, the degree of freedom of printing is high and not only known printing such as offset, gravure, flexo, etc. Also, post-printing processing such as various overcoating, foil stamping, embossing, etc. can be performed freely. Although the grip piece 3 is processed as described above after printing, this processing does not impair the flatness, and the cosmetic effect and information medium function by printing are maintained as they are.
[0012]
In general, when hot water comes into contact with the plastic surface or plastic layer on the inner surface of the container, it is important to consider monomers remaining in the plastic, heavy metals used in the polymerization catalyst, other additives, etc. This is a problem of food contamination due to elution. In this case, it is natural that the amount of these elutions does not exceed the standard value stipulated by the Food Sanitation Law. However, even if the amount is less than this value, it is frequently used for, for example, baby bottles and school meals. Dissolves bisphenol A, which is eluted from polycarbonate resin, and environmental hormones (exogenous endocrine disrupting chemicals) that have been pointed out to be likely to disturb the endocrine activity of organisms, such as styrene oligomers, which are eluted from expanded polystyrene containers. It is desirable to avoid the use of resins to prevent from the precautionary principle.
In the heat insulating container 30 according to the present invention, since an additive-free resin is further selected from the polyolefin resins with less risk, it can be used on the innermost surface of the heat insulating container with a sense of security.
[0013]
Next, the manufacturing method of the heat insulation container 30 with a grip piece by this invention is demonstrated.
First, a laminated sheet mainly made of a paperboard for a cylindrical body 10 having a printing layer provided on the surface or in the middle is punched out in a fan shape, and the grip piece 3 is simultaneously processed as described above, so that a blank 10 ′ of the cylindrical body is formed. Create
A cup-forming machine is used to form an inverted frustoconical body 11 from a blank for a paper cup body 20, and a lower part of the body 11 is wound with a bottom plate 2 to form a bottom, and an outward curl is formed at the upper open end. 4 is formed, and then the

horizontal ribs

14 and 15 protruding outward or inward to a predetermined level of the body portion are formed to manufacture the paper cup body 20.
The processing method of the rib 14 protruding outward can be performed in-line or off-line with a cup forming machine. That is, when the molded paper cup body 20 is fitted into a cavity in which a portion corresponding to the horizontal rib 14 has been cut in a groove shape in advance and rotated, the rotating roller is strongly pressed from the inside of the cup toward the outside with an expander in the groove portion. A rib protruding to the surface can be formed.
In this case, the cup body 20 processed from the cavity must be finally pulled out. However, the horizontal rib 14 having a gentle upper slope is easier to pull out than the sharp one, and is superior in terms of workability.
The rib 14 can also be formed by drawing using a male and female mold.
The inwardly projecting ribs 15 are processed by fitting the molded paper cup body into a mandrel whose portion corresponding to the ribs 15 has been cut into a groove shape in advance and rotating the grooved portion from the outside of the cup toward the inside. If pressed strongly, it can be formed.
On the other hand, a paper cylinder 10 having an inverted frustoconical shape is formed from the blank 10 ′ of the cylinder, and the inward curled portion 2 is formed at the lower portion thereof and stacked.
Finally, if the paper tubular body 10 is attached to the molded paper cup main body 20 while adhering at any point where both are in contact with each other, a heat insulating container 30 with a gripping piece according to the present invention is obtained. .
The completed insulated container 30 according to the present invention can be stacked and supplied to the user.
[0014]
【Example】
FIG. 5 is a dimensional drawing of an example sample of the insulated container with a gripping piece according to the present invention.
An example sample of the insulated container 30 with a gripping piece according to the present invention was prepared according to the following specifications. A comparative example sample having exactly the same specifications was prepared except that the grip piece 3 was not formed.

The example sample in which the grip piece 3 was raised in advance was injected with 500 cc of hot water at 95 ° C, and after 3 minutes, the grip piece 3 was held from both sides with both hands, and the upper part of the body of the comparative sample was held with both hands. As a result of sensory comparison with the case, it was found that the example sample is easier to hold than the comparative example sample and can be handled safely.
[0015]
The insulated container 30 with a gripping piece according to the present invention is not limited to the description of the above embodiment, and various modifications can be made without departing from the gist of the present invention.
For example, the formation of the heat insulating space between the paper cup body 20 and the cylindrical body 10 is not limited to the inward curl of the cylindrical body 10 and the horizontal ribs 14. Alternatively, a heat insulating member may be interposed between the side walls 1 of the cylindrical body 10. However, it is desirable that there is a free space above the grip piece 3.
[0016]
【The invention's effect】
According to the heat insulating container 30 with a gripping piece according to the present invention, by providing two gripping pieces 3 at opposite positions of the side wall 1 of the cylindrical body 10 which is the exterior of the container, the internal capacity is large and the shape is, for example, a bowl shape. Even if it is a pot type, after cooking with hot water or cooking with a microwave oven, it can be easily held without feeling much heat, so it provides various prepared foods safely and hygienically, It will be fun and easy to eat. This effect makes it possible to provide barrier-free products especially for elderly people, physically disabled people, children and the like.
Further, the heat insulating container 30 according to the present invention has no irregularities on the outer wall of the body portion, has a high degree of freedom in printing, is capable of beautiful and fine printing, and is an excellent printing medium. Combined with the printing effect on the material, it can exhibit an excellent sales promotion effect at the store.
In addition, from the polyolefin resin layer on the inner surface of the heat insulating container 30 with a gripping piece according to the present invention, there is no elution of suspected substances such as environmental hormones found in the expandable polystyrene used in the conventional heat insulating containers. A sense of security can be given.
Furthermore, there is almost no increase in cost due to the provision of the gripping piece, and the insulated container can be provided at a reasonable economic cost.
Furthermore, the heat-insulated container according to the present invention is discarded as a paper product after use and is easy to reduce in volume, so that the disposal property is good and can be recycled. Can contribute.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory view of the overall structure of a heat insulating container with a gripping piece according to the present invention. FIG. 2 is a blank development view of a cylindrical body of a heat insulating container with a gripping piece according to the present invention. 4] State explanatory drawing at the time of use of the insulated container with a gripping piece according to the present invention. [FIG. 5] Dimensional drawing of an example sample of the insulated container with a gripping piece according to the present invention.
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Side wall 2 of a cylindrical body 3 Inward curl 3 Grasp piece 4 Cut line 5 Fold line 5 'Small fold line 6 Connection part 7 Notch 8 Bottom plate 10 Cylindrical body 10' Cylindrical blank 11 Side wall 12 Bottom plate 13 Outward curl 14 Horizontal rib 15 projecting outward 15 Horizontal rib 20 projecting inward Paper cup main body 30 Insulated container C with gripping piece according to the present invention Inward curl molding portion L Cover material N Body pasting portion
p1, p2 2 points (both ends of broken line)

Claims

A heat-insulating container in which a bottomed paper cup main body coated with a polyolefin-based resin on the inner surface and formed with an outwardly curled portion on an upper opening edge and a paper cylinder of an inverted frustoconical shape are combined, The two opposite sides of the side wall of the cylindrical body have a predetermined length, and are defined by a fold line formed in a substantially circumferential direction of the side wall and a cut line connecting both ends of the fold line, A gripping piece that can be folded outward is formed by a fold line , an inward curl that is in contact with the barrel side wall of the paper cup body is provided at the bottom of the cylindrical body, and a horizontal rib that protrudes outward on the barrel side wall of the paper cup body. A space is formed between the outer surface of the body side wall of the paper cup body and the inner surface of the cylindrical body by the inwardly curled and outwardly projecting horizontal ribs. When the grip piece is folded outward by this space, the cylinder The side wall of the rod is deformed inward Grasp Katazuki insulated container, characterized in that.

The insulated container with a gripping piece according to claim 1, wherein the folding line is a straight line having a shortest distance connecting two points in the circumferential direction of the side wall.

The insulated container with a gripping piece according to claim 1, wherein the fold line is curved downward.

The heat insulating container with a grip piece according to any one of claims 1 to 3, wherein a connecting portion that can be easily separated is formed in the middle of the cut line.

The insulated container with a grip piece according to any one of claims 1 to 4, wherein a notch is formed in a part of the periphery of the grip piece.

The heat insulating container with a gripping piece according to any one of claims 1 to 4, wherein a tip end portion of the gripping piece can be folded back by a small folding line.

The heat insulating container with a grip piece according to any one of claims 1 to 6, wherein both ends of the cut line end in a round shape.