JP4360416B2 - 画像圧縮方法、画像圧縮装置およびプログラム - Google Patents

画像圧縮方法、画像圧縮装置およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像圧縮方法、画像圧縮装置およびプログラムに関する。
モノクロ処理モードを選択すると、画像データの色差成分を所定の値に固定させて、該固定された色差成分と輝度成分とを圧縮符号化手段にて圧縮符号化処理させる画像データ圧縮符号化装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平10−271530号公報
特許文献1に記載の画像データ圧縮符号化装置などは、カラー画像を圧縮する場合であっても、2つの色差信号の値が共にゼロに近い閾値以下である、ほぼモノクロの画素の2つの色差信号の値を共にゼロに変換することにより、モノクロの画素に変換した後に、周波数領域に変換する。したがってブロック毎に圧縮する場合に、2つの色差信号の値が共に閾値内である画素を多く含むブロックとそうでないブロックが隣接すると、両ブロック間のブロックノイズが目立つという課題がある。また、元画像が閾値周辺のグラデーションを含む場合、圧縮後の画像において当該グラデーションが再現されないという課題がある。
上記課題を解決するために、本発明の第1の形態においては、各画素を輝度信号および2つの色差信号により表したカラー画像を、複数の画素が含まれる複数のブロックに分割して圧縮する画像圧縮方法であって、カラー画像の各画素の色差信号の絶対値が、第一の閾値以上であるかどうか判断する判断ステップと、判断ステップにより、ブロックに含まれる画素のうち、2つの色差信号の絶対値が共に第一の閾値未満である画素が所定数以上あると判断された場合に、ブロックに含まれるすべての画素の2つの色差信号の値を共にゼロに変換するモノクロ変換ステップと、判断ステップにより、ブロックに含まれる画素のうち、2つの色差信号の絶対値が共に第一の閾値未満である画素が所定数未満であると判断された場合に、(A)画素の一の色差信号の絶対値が第一の閾値未満であるときは、画素の一の色差信号の値をゼロに変換するゼロ値変換ステップと、(B)画素の一の色差信号の絶対値が第一の閾値以上であるときは、画素の一の色差信号の値を、色差信号の絶対値が小さいほどゼロに近づけた補正値に変換する補正値変換ステップと、ブロック単位に、モノクロ変換ステップ、ゼロ値変換ステップおよび補正値変換ステップにより色差信号が変換された変換後のカラー画像を圧縮する圧縮ステップとを備える。これにより、圧縮に要する時間を早くしつつ、ブロックノイズの発生を抑えた圧縮画像を生成することができる。
補正値変換ステップは、画素の一の色差信号の絶対値が、一の色差信号について取り得る最大値である場合は補正せずに、第一の閾値と同じ値である場合にゼロに補正する一次関数により、一の色差信号の値を補正値に変換してもよい。これにより、ブロックノイズの発生を抑えた圧縮画像を簡便に生成することができる。
判断ステップは、カラー画像の各画素の色差信号の絶対値が、第一の閾値、および、第一の閾値より大きい第二の閾値以上であるかどうかをさらに判断し、補正値変換ステップは、判断ステップによりブロックに含まれる画素のうち、2つの色差信号の絶対値が共に第一の閾値未満である画素が所定数未満であると判断された場合に、(C)判断ステップにより画素の一の色差信号の絶対値が第一の閾値以上かつ第二の閾値未満であると判断されたときは、画素の一の色差信号の値を、色差信号の絶対値が小さいほどゼロに近づけた補正値に変換し、(D)判断ステップにより画素の一の色差信号の絶対値が第二の閾値以上であると判断されたときは、画素の一の色差信号の値をそのまま出力してもよい。これにより、圧縮に要する時間を早くしつつ、ブロックノイズの発生を抑え、さらには、元の画像の色を保った圧縮画像を生成することができる。
補正値変換ステップは、判断ステップにより、ブロックに含まれる画素のうち、2つの色差信号の絶対値が共に第二の閾値以上である画素が所定数以上あると判断された場合に、画素の色差信号の値をそのまま出力してもよい。これにより、元の画像の色を保った圧縮画像を生成することができる。
本発明の第2の形態においては、各画素を輝度信号および2つの色差信号により表したカラー画像を、複数の画素が含まれる複数のブロックに分割して圧縮する画像圧縮装置であって、カラー画像の各画素の色差信号の絶対値が、第一の閾値以上であるかどうか判断する判断部と、判断部により、ブロックに含まれる画素のうち、2つの色差信号の絶対値が共に第一の閾値未満である画素が所定数以上あると判断された場合に、ブロックに含まれるすべての画素の2つの色差信号の値を共にゼロに変換するモノクロ変換部と、判断部により、ブロックに含まれる画素のうち、2つの色差信号の絶対値が共に第一の閾値未満である画素が所定数未満であると判断された場合に、画素の一の色差信号の絶対値が第一の閾値未満であるときは、画素の一の色差信号の値をゼロに変換するゼロ値変換部と、判断部により、ブロックに含まれる画素のうち、2つの色差信号の絶対値が共に第一の閾値未満である画素が所定数未満であると判断された場合に、画素の一の色差信号の絶対値が第一の閾値以上であるときは、画素の一の色差信号の値を、色差信号の絶対値が小さいほどゼロに近づけた補正値に変換する補正値変換部と、ブロック単位に、モノクロ変換部、ゼロ値変換部および補正値変換部により色差信号が変換された変換後のカラー画像を圧縮する圧縮部とを備える。これにより、第1の形態と同様の効果を得ることができる。
補正値変換部は、画素の一の色差信号の絶対値が、一の色差信号について取り得る最大値である場合は補正せずに、第一の閾値と同じ値である場合にゼロに補正する一次関数により、一の色差信号の値を補正値に変換してもよい。
判断部は、カラー画像の各画素の色差信号の絶対値が、第一の閾値、および、第一の閾値より大きい第二の閾値以上であるかどうかをさらに判断し、補正値変換部は、判断部によりブロックに含まれる画素のうち、2つの色差信号の絶対値が共に第一の閾値未満である画素が所定数未満であると判断された場合に、(E)判断部により画素の一の色差信号の絶対値が第一の閾値以上かつ第二の閾値未満であると判断されたときは、画素の一の色差信号の値を、色差信号の絶対値が小さいほどゼロに近づけた補正値に変換し、(F)判断部により画素の一の色差信号の絶対値が第二の閾値以上であると判断されたときは、画素の一の色差信号の値をそのまま出力してもよい。
補正値変換部は、判断部により、ブロックに含まれる画素のうち、2つの色差信号の絶対値が共に第二の閾値以上である画素が所定数以上あると判断された場合に、画素の色差信号の値をそのまま出力してもよい。
本発明の第3の形態においては、各画素を輝度信号および2つの色差信号により表したカラー画像を、複数の画素が含まれる複数のブロックに分割して圧縮する画像圧縮装置を制御するプログラムであって、画像圧縮装置に、カラー画像の各画素の色差信号の絶対値が、第一の閾値以上であるかどうか判断する判断ステップ、判断ステップにより、ブロックに含まれる画素のうち、2つの色差信号の絶対値が共に第一の閾値未満である画素が所定数以上あると判断された場合に、ブロックに含まれるすべての画素の2つの色差信号の値を共にゼロに変換するモノクロ変換ステップ、判断ステップにより、ブロックに含まれる画素のうち、2つの色差信号の絶対値が共に第一の閾値未満である画素が所定数未満であると判断された場合に、(G)画素の一の色差信号の絶対値が第一の閾値未満であるときは、画素の一の色差信号の値をゼロに変換するゼロ値変換ステップ、(H)画素の一の色差信号の絶対値が第一の閾値以上であるときは、画素の一の色差信号の値を、色差信号の絶対値が小さいほどゼロに近づけた補正値に変換する補正値変換ステップ、および、ブロック単位に、モノクロ変換ステップ、ゼロ値変換ステップおよび補正値変換ステップにより色差信号が変換された変換後のカラー画像を圧縮する圧縮ステップを実行させる。これにより、第1の形態と同様の効果を得ることができる。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、スキャナ10の一例を示す。スキャナ10は、画像圧縮装置の一例であって、ユーザからの入力手段の一例としての操作パネル16、ユーザに対する出力手段の一例として液晶モニタ14を備える。このスキャナ10は、プリンタとしての機能も兼ね備えた複合機であってもよい。スキャナ10は、操作パネル16を介してユーザからの指示を受け付け、カラーの画像を生成するCCDなどの撮像素子を用いて絵、写真などを撮像する。スキャナ10は、撮像された絵、写真などのカラー画像を、液晶モニタ14を介してユーザに表示する。また、スキャナ10は、上記カラー画像をパーソナルコンピュータ20に出力する。パーソナルコンピュータ20は、本体22と、当該本体22からの出力に基づいてユーザに対して表示をするディスプレイ24と、本体22に対するユーザからの入力手段の一例としてのキーボード26及びマウス28とを備える。パーソナルコンピュータ20は、キーボード26等を介してユーザからの指示を受け付け、スキャナ10から出力されたカラー画像を液晶モニタ14に表示する。
図2は、スキャナ10のブロック図の一例を示す。スキャナ10は、画像格納部100、撮像部110、画像圧縮生成部12および復号化部300を備える。画像圧縮生成部12は、色空間変換部120、判断部130、モノクロ変換部140、ゼロ値変換部152、補正値変換部150および圧縮部200を備える。圧縮部200は、空間周波数変換部210、量子化部220およびエントロピー符号化部230を備える。なお、画像圧縮生成部12は、特定用途向けIC(Application Specific Integrated Circuit)であってもよい。
撮像部110は、図1に示す操作パネル16を介してユーザからの指示を受け付けた場合、原稿を反射または透過した光を、RGBのフィルタを通したCCDなどの撮像素子で撮像し、撮像した画像をRGB色空間により示されるカラー画像として色空間変換部120に出力する。
色空間変換部120は、撮像部110から出力されたRGB空間により示されるカラー画像を、YCbCr色空間により示されるカラー画像に変換する。すなわち色空間変換部120は、R値、G値およびB値で示されるカラー画像を、輝度信号(以下、「輝度信号Y」という。)、青成分の色差信号(以下、「色差成分Cb」という。)および赤成分の色差信号(以下、「色差成分Cr」という。)により示されるカラー画像に変換する。これにより、RGB色空間の画像について、圧縮効率を考慮しつつ、ブロックノイズの発生を抑えた圧縮画像を生成することができる。なお、RGB空間においてR、G、Bが0から255の値で示されるカラー画像は、YCbCr色空間において輝度信号Yは0〜255、色差信号Cb、Crは−128から127の値で示されるカラー画像に変換される。また、色空間変換部120は、YCbCr色空間により示されるカラー画像を、RGB空間により示されるカラー画像に逆変換する。
判断部130は、色空間変換部120によりYCbCr色空間に変換されたカラー画像の各画素の色差信号Cb、色差信号Crの絶対値が、第一の閾値以上であるかどうか判断する。具体的には、判断部130は、色空間変換部120によりYCbCr色空間に変換されたカラー画像を複数の画素が含まれる複数のブロックに分割し、分割されたブロック毎に当該ブロックに含まれる各画素の色差信号Cb、色差信号Crの絶対値が、第一の閾値以上であるかどうか判断する。なお、上記ブロックは、例えば、水平および垂直方向に8×8画素の64画素である。
なお、判断部130は、例えば、色空間変換部120により出力された色差信号CbまたはCrを、8ビットで表現できる−128から127の整数値に丸めた後に、色差信号CbまたはCrの絶対値が第一の閾値以上であるか判断してもよい。具体的には、第一の閾値が10進数の8であるとき、判断部130は、色差信号CbまたはCrの上位1ビット目がゼロである場合に、つまり色差信号CbまたはCrが正の数の場合に、上位5ビットを参照し上位5ビットのうち何れか1つがゼロでなければ第一の閾値「8」以上であると判断する。なお、判断部130は、色差信号CbまたはCrの上位1ビット目が1であるとき、つまり色差信号CbまたはCrが負の数のときは、2の補数から絶対値を求めた後に、上記と同様に判断する。さらに判断部130は、あるブロックに含まれる画素のうち色差信号Cbおよび色差信号Crの絶対値が共に第一の閾値未満である画素の画素数が、所定数以上であるかどうか判断する。
モノクロ変換部140は、あるブロックに含まれる画素のうち色差信号Cbおよび色差信号Crの絶対値が共に第一の閾値未満である画素の画素数が、所定数以上であると判断部130により判断された場合に、当該ブロックに含まれるすべての画素の色差信号Cbおよび色差信号Crの値を共にゼロに変換する。これにより、後段の空間周波数変換部210の出力値がゼロに偏るので、続くエントロピー符号化部230によるデータ圧縮効率を向上させることができる。
ゼロ値変換部152および補正値変換部150は、判断部130により、あるブロックに含まれる画素のうち、2つの色差信号のCb、Crの絶対値が共に第一の閾値未満である画素が所定数未満であると判断された場合に、このブロックの画素の信号の値をそれぞれ、下記の通りに変換する。まず、ゼロ値変換部152は、判断部130により、あるブロックに含まれる画素のうち、2つの色差信号のCb、Crの絶対値が共に第一の閾値未満である画素が所定数未満であると判断された場合に、当該ブロックのある画素の色差信号Cbの絶対値が第一の閾値未満であるときは、当該色差信号Cbの値をゼロに変換する。同様に、ゼロ値変換部152は、当該ブロックのある画素の色差信号Crの絶対値が第一の閾値未満であるときは、当該色差信号Crの値をゼロに変換する。
一方、補正値変換部150は、当該ブロックのある画素の色差信号Cbの絶対値が第一の閾値以上であるときは、当該色差信号Cbの値を、当該色差信号Cbの絶対値が小さいほどゼロに近づけた補正値に変換する。同様に、補正値変換部150は、当該ブロックのある画素の色差信号Crの絶対値が第一の閾値以上であるときは、当該色差信号Crの値を、当該色差信号Crの絶対値が小さいほどゼロに近づけた補正値に変換する。これにより、圧縮効率を考慮しつつ、ブロックノイズの発生を抑えた圧縮画像を生成することができる。
なお、補正値変換部150は、色差信号Cbの値を、当該色差信号Cbの絶対値が小さいほどゼロに近づけた補正値に変換する場合、当該色差信号Cbの絶対値を、当該絶対値と第一の閾値との差に比例してゼロから取りうる最大値(−128または127)までの補正値に変換してもよい。すなわち補正値変換部150は、ある色差信号Cbの絶対値が第一の閾値に等しいときは当該色差信号Cbの値をゼロに変換し、ある色差信号Cbの絶対値が取りうる最大値に等しいときは当該色差信号Cbの値をとる一次関数を予め格納しておいてもよい。なお、色差信号Crについても色差信号Cbと同様である。これにより、ブロックノイズの発生を抑えた圧縮画像を簡便に生成することができる。
圧縮部200は、ブロック単位に、モノクロ変換部140および補正値変換部150により色差信号が変換された変換後のカラー画像を圧縮する。圧縮部200の圧縮方法の一例は、JPEG、MPEG等である。具体的には、圧縮部200の空間周波数変換部210は、ブロック単位に、空間領域の輝度信号Y、色差信号Cb、色差信号Crの各々を周波数領域の空間周波数に変換する。つまり空間周波数変換部210は、ブロック単位に、輝度信号Y、色差信号Cb、色差信号Crの各々を、離散コサイン変換(DCT:Discrete Cosine Transform)を用いて、空間周波数に変換する。圧縮部200の量子化部220は、空間周波数に変換された輝度信号Y、色差信号Cb、色差信号Crの各々について量子化する。なお、量子化部220は、輝度信号Y:色差信号Cb:色差信号Crの情報量の比率を4:4:4として量子化してもよいし、圧縮効率を考慮して色差信号Cbおよび色差信号Crの情報量を削減し、例えば4:2:2としてから量子化してもよい。圧縮部200のエントロピー符号化部230は、量子化された輝度信号Y、色差信号Cb、色差信号Crをエントロピー符号化する。これにより、圧縮効率を考慮しつつ、ブロックノイズの発生を抑えたJPEG画像を生成することができる。なお「エントロピー符号化」は、データ圧縮に用いる符号化を一般に指し、ハフマン符号化、算術符号化、DPCM(Differential Pulse Code Modulation)符号化などが含まれる。
画像格納部100は、圧縮部200により圧縮されたカラー画像を格納する。また、画像格納部100は、操作パネル16またはパーソナルコンピュータ20のキーボード26などを介してユーザからの指示を受け付けた場合、格納しているカラー画像をパーソナルコンピュータ20に出力する。
復号化部300は、圧縮部200と逆の処理をすることにより、圧縮部200により圧縮されたカラー画像を復号化する。具体的には、復号化部300は、操作パネル16を介してユーザからの指示を受け付けた場合、画像格納部100に格納された圧縮されたカラー画像を復号化する。なお、復号化部300により復号化されたカラー画像は、色空間変換部120によりRGB空間により示されるカラー画像に変換されて、液晶モニタ14に表示される。
なお、パーソナルコンピュータ20は、復号化部300および圧縮部200と同様の非図示の復号化部および色空間変換部を備え、キーボード26などを介してユーザからの指示を受け付けた場合、スキャナ10から出力されたカラー画像をディスプレイ24に表示する。
図3は、スキャナ10の動作の一例を示すフローチャートである。図3に示すフローチャートは、撮像部110が絵、写真などを撮像することにより開始する。
まず、色空間変換部120は、当該カラー画像の一の注目画素のR値、G値、B値を、YCbCr色空間により示される輝度信号Y、色差成分Cr、色差成分Cbに変換する(S100)。
色空間変換部120は、当該カラー画像の全画素について変換したか否かを判断する(S105)。ステップS105において色空間変換部120は、当該カラー画像の全画素を変換していないと判断した場合(S105:No)、注目画素を移動し(S110)、ステップS100に戻る。一方、ステップS105において色空間変換部120は、当該カラー画像の全画素を変換したと判断した場合(S105:Yes)、判断部130は、色空間変換部120によりYCbCr色空間に変換されたカラー画像を水平および垂直方向に8×8画素の64画素が含まれる複数のブロックに分割する(S115)。
モノクロ変換部140または補正値変換部150は、一の注目ブロックについての判断部130の判断に基づいて、当該ブロックに含まれる各画素の色差信号Cb、色差信号Crを変換する(S200)。なお、ステップS200の動作は、図4において詳しく説明する。
判断部130は、当該カラー画像の全ブロックについて判断したか否かを判断する(S120)。ステップS120において判断部130は、当該カラー画像の全ブロックについて判断していない場合(S120:No)、注目ブロックを移動し(S125)、ステップS200に戻る。一方、ステップS120において判断部130は、当該カラー画像の全ブロックについて判断した場合(S120:Yes)、空間周波数変換部210は、ブロック単位に、輝度信号Y、色差信号Cb、色差信号Crの各々について、離散コサイン変換を用いて空間周波数に変換する(S130)。量子化部220は、ブロック毎に、空間周波数に変換された輝度信号Y、色差信号Cb、色差信号Crの各々について量子化する(S135)。量子化された輝度信号Y、色差信号Cb、色差信号Crの各々は、ブロック毎にジグザグスキャンされてエントロピー符号化部230に出力される。エントロピー符号化部230は、ブロック毎に、量子化された輝度信号Y、色差信号Cb、色差信号Crをハフマン符号化する(S140)。エントロピー符号化部230は、ハフマン符号化された輝度信号Y、色差信号Cb、色差信号Crを画像格納部100に格納する(S145)。そして本フローチャートは終了する。なお、ステップS100において色空間変換部120は、見た目への影響が少ない色差信号Crおよび色差信号Cbについて情報量を削減しつつ変換してもよい。また、ステップS135において量子化部220は、色差信号Cbおよび色差信号Crの情報量を削減しつつ量子化してもよい。
図4は、スキャナ10の動作の一例を示すフローチャートである。図4に示すフローチャートは、図3に示すステップS115またはステップS125に続いて実行する。ステップS115などに続いて判断部130は、一の注目ブロックに含まれる画素のうち色差信号Cbおよび色差信号Crの絶対値が共に第一の閾値未満である画素の画素数が、所定数以上であるかどうか判断する(S205)。ステップS205において判断部130は、一の注目ブロックに含まれる画素のうち色差信号Cbおよび色差信号Crの絶対値が共に第一の閾値未満である画素の画素数が、所定数以上であると判断した場合(S205:Yes)、モノクロ変換部140は、当該ブロックに含まれるすべての画素の色差信号Cbおよび色差信号Crの値を共にゼロに変換する(S210)。これにより、後段の空間周波数変換部210の出力値がより偏るので、続くエントロピー符号化部230によるデータ圧縮効率を向上させることができる。そして本フローチャートは終了し、図3に示すステップS120に進む。
一方、ステップS205において判断部130は、一の注目ブロックに含まれる画素のうち色差信号Cbおよび色差信号Crの絶対値が共に第一の閾値未満である画素の画素数が、所定数以上でないと判断した場合(S205:No)に、当該ブロックの一の注目画素の色差信号Cbの絶対値が第一の閾値未満であるかどうかを判断する(S220)。ステップS220において判断部130は、当該ブロックの一の注目画素の色差信号Cbの絶対値が第一の閾値未満であると判断した場合(S220:Yes)、ゼロ値変換部152は、当該画素の色差信号Cbの値をゼロに変換する(S225)。
一方、ステップS220において判断部130は、当該ブロックの一の注目画素の色差信号Cbの絶対値が第一の閾値未満でないと判断した場合に(S220:No)、補正値変換部150は、注目画素の色差信号Cbの絶対値を、当該絶対値と第一の閾値との差に比例してゼロから取りうる最大値までの補正値に変換することにより、当該色差信号Cbの絶対値が小さいほどゼロに近づけた補正値に変換する(S235)。これにより、ブロックノイズの発生を抑えた圧縮画像を生成することができる。
ステップS225およびステップS235に続いて、判断部130は、注目画素の色差信号Crの絶対値が第一の閾値未満であるかどうかを判断する(S240)。なおステップS240からステップS255の色差信号Crについての動作は、ステップS220からステップS235の色差信号Cbについての動作と同様なので説明を省略する。
ステップS245およびステップS255に続いて、判断部130は、当該ブロックの全画素について判断したか否かを判断する(S260)。ステップS260において判断部130は、当該ブロックの全画素について判断していない場合(S260:No)、注目画素を移動し(S265)、ステップS220に戻る。一方、ステップS260において判断部130は、当該ブロックの全画素について判断した場合(S260:Yes)、本フローチャートは終了し、図3に示すステップS120に進む。
なお、図4に示すフローチャートのステップS205の所定の数は、例えば59(=64−5)個程度であることが好ましい。これにより、注目ブロックにおいて、色差信号Cbおよび色差信号Crの絶対値が共に第一の閾値未満である画素が大多数であるときに、ステップS210が実行される。
図5は、色差信号の変換式の一例を示す。図6は、色差信号の変換の模式図を示す。以下、図5、6を用いて図4に示すフローチャートを補足する。なお、図5に示す変換式においてX、Y、aはそれぞれ、変換前つまり色差信号の入力値X、変換後つまり色差信号の出力値Y、第一の閾値aを示す。また、図6に示す模式図において横軸および縦軸は、入力値Xおよび出力値Yを示す。また、第一の閾値a「10」とする。
図4のステップS225において、例えば、当該ブロックの一の注目画素の色差信号Cbの入力値X「7」は、図5(a)の算術式に基づいて、ゼロ値変換部152により出力値Y「0」に変換される。また例えば、当該ブロックの一の注目画素の色差信号Cbの入力値X「−7」も、図5(a)の算術式に基づいて、ゼロ値変換部152により出力値Y「0」に変換される。
また、ステップS235において、例えば、当該ブロックの一の注目画素の色差信号Cbの入力値X「30」は、図5(b)の算術式に基づいて、補正値変換部150により出力値Y「25」に変換される。これにより、ブロックノイズの発生を抑えた圧縮画像を生成することができる。また例えば、当該ブロックの一の注目画素の色差信号Cbの入力値X「−30」は、図5(c)の算術式に基づいて、補正値変換部150により出力値Y「−25」に変換される。なお、補正値変換部150は、色差信号Cbを、図5(b)または図5(c)の算術式から算出される値に近似した値に変換してもよい。すなわち図5(b)または図5(c)の算術式は、近似式であってもよい。
以上、本実施例によれば、圧縮効率を考慮しつつ、ブロックノイズの発生を抑えた圧縮画像を生成することができる。なお、本実施例において、ゼロ値変換部152および補正値変換部150は、図5に示す変換式により色差信号Cb、色差信号Crを変換したが、画像圧縮生成部12は、色差信号Cb、色差信号Crを変換する色差信号変換テーブルをさらに備え、補正値変換部150は、図5に示す変換式にかえて色差信号変換テーブルを用いて色差信号Cb、色差信号Crを変換してもよい。
なお、図1から図6に示す実施形態のステップS200において、補正値変換部150は、ゼロから取りうる最大値までの一次関数を用いて色差信号の値を補正値に変換したが、変換の方法はこれに限られない。他の変換の方法として、一次関数以外の関数であってもよい。さらに、他の変換の方法として、第二の閾値を設定し、色差信号の絶対値が第一の閾値から第二の閾値までは一次関数を用いて当該色差信号の値を補正値に変換し、第二の閾値以上の場合にはそのまま出力してもよい。
図7は、上記第二の閾値を用いたスキャナ10の他の動作(ステップS201)の一例を示すフローチャートである。図7に示すフローチャートにおいて、図4のフローチャートと同じ動作については同じステップの番号を付して説明を省略する。
図7に示すフローチャートにおいて、ステップS205において判断部130は、一の注目ブロックに含まれる画素のうち色差信号Cbおよび色差信号Crの絶対値が共に第一の閾値未満である画素の画素数が、所定数以上でないと判断した場合(S205:No)、当該ブロックの一の注目画素の色差信号Cbの絶対値が第一の閾値未満であるかどうかを判断する(S220)。ステップS220において判断部130は、当該ブロックの一の注目画素の色差信号Cbの絶対値が第一の閾値未満であると判断した場合(S220:Yes)、ゼロ値変換部152は、当該画素の色差信号Cbの値をゼロに変換する(S225)。
一方、ステップS220において判断部130は、当該ブロックの一の注目画素の色差信号Cbの絶対値が第一の閾値未満でないと判断した場合(S220:No)、注目画素の色差信号Cbの絶対値が第二の閾値未満であるかどうかを判断する(S230)。ステップS230において判断部130は、注目画素の色差信号Cbの絶対値が第二の閾値未満であると判断した場合(S230:Yes)、補正値変換部150は、注目画素の色差信号Cbの絶対値を、当該絶対値と第一の閾値との差に比例してゼロから第二の閾値までの補正値に変換することにより、当該色差信号Cbの絶対値が小さいほどゼロに近づけた補正値に変換する(S235)。これにより、ブロックノイズの発生を抑えた圧縮画像を生成することができる。
ステップS230(No)、ステップS225およびステップS235に続いて、判断部130は、注目画素の色差信号Crの絶対値が第一の閾値未満であるかどうかを判断する(S240)。なおステップS240からステップS255の色差信号Crについての動作は、ステップS220からステップS235の色差信号Cbについての動作と同様なので説明を省略する。
ステップS250(No)、ステップS245およびステップS255に続いて、判断部130は、当該ブロックの全画素について判断したか否かを判断する(S260)。ステップS260において判断部130は、当該ブロックの全画素について判断していない場合(S260:No)、注目画素を移動し(S265)、ステップS220に戻る。一方、ステップS260において判断部130は、当該ブロックの全画素について判断した場合(S260:Yes)、本フローチャートは終了し、図3に示すステップS120に進む。
図8は、図7のステップS201に用いられる色差信号の変換式の一例を示す。図9は、色差信号の変換の模式図を示す。以下、図8、9を用いて図7に示すフローチャートを補足する。なお、図8に示す変換式においてX、Y、a、bはそれぞれ、変換前つまり色差信号の入力値X、変換後つまり色差信号の出力値Y、第一の閾値a、第二の閾値bを示す。また、図9に示す模式図において横軸および縦軸は、入力値Xおよび出力値Yを示す。また、第一の閾値a「10」、第二の閾値b「50」とする。
図7のステップS225において、当該ブロックの一の注目画素の色差信号Cbの入力値X「7」は、図8(a)の算術式に基づいて、ゼロ値変換部152により出力値Y「0」に変換される。すなわち図9の模式図の下段に示すTの範囲にある破線上の入力値Xは、同範囲の実線上の出力値Yに変換される。また例えば、当該ブロックの一の注目画素の色差信号Cbの入力値X「−7」も、図8(a)の算術式に基づいて、ゼロ値変換部152により出力値Y「0」に変換される。
また、図7のステップS235において、例えば、当該ブロックの一の注目画素の色差信号Cbの入力値X「30」は、図8(b)の算術式に基づいて、補正値変換部150により出力値Y「25」に変換される。すなわち図9の模式図の下段に示すUの範囲にある破線上の入力値Xは、同範囲の実線上の出力値Yに変換される。これにより、ブロックノイズの発生を抑えた圧縮画像を生成することができる。また例えば、当該ブロックの一の注目画素の色差信号Cbの入力値X「−30」は、図8(c)の算術式に基づいて、補正値変換部150により出力値Y「−25」に変換される。すなわち図9の模式図の下段に示すSの範囲にある破線上の入力値Xは、同範囲の実線上の出力値Yに変換される。これにより、ブロックノイズの発生を抑えた圧縮画像を生成することができる。なお、補正値変換部150は、色差信号Cbを、図8(b)または図8(c)の算術式から算出される値に近似した値に変換してもよい。すなわち図8(b)または図8(c)の算術式は、近似式であってもよい。
さらに、図7のステップS230において、例えば、当該ブロックの一の注目画素の色差信号Cbの入力値X「80」は、図8(d)の算術式に基づいて、出力値Y「80」としてそのまま出力される。すなわち図9の模式図の下段に示すVの範囲にある実線上の入力値Xは出力値Yとしてそのまま出力される。また例えば、当該ブロックの一の注目画素の色差信号Cbの入力値X「−80」は、図8(d)の算術式に基づいて、出力値Y「−80」としてそのまま出力される。すなわち図9の模式図の下段に示すRの範囲にある実線上の入力値Xは出力値Yとしてそのまま出力される。
以上、本実施例によれば、これにより、圧縮に要する時間を早くしつつ、ブロックノイズの発生を抑え、さらには、元の画像の色を保った圧縮画像を生成することができる。
図10は、スキャナ10のさらに他の動作(ステップS202)の一例を示すフローチャートである。図10に示すフローチャートにおいて、図7のフローチャートと同じ動作については同じステップの番号を付して説明を省略する。
図10に示すフローチャートにおいて、ステップS205において判断部130は、一の注目ブロックに含まれる画素のうち色差信号Cbおよび色差信号Crの絶対値が共に第一の閾値未満である画素の画素数が、所定数以上でないと判断した場合(S205:No)、当該ブロックに含まれる画素のうち色差信号Cbおよび色差信号Crの絶対値が共に第二の閾値未満である画素の画素数が、所定数以上であるかどうか判断する(S215)。
ステップS215において判断部130は、当該ブロックに含まれる画素のうち色差信号Cbおよび色差信号Crの絶対値が共に第二の閾値未満である画素の画素数が、所定数以上であると判断した場合(S215:Yes)、当該ブロックの一の注目画素の色差信号Cbの絶対値が第一の閾値未満であるかどうかを判断する(S220)。その後の動作は図7に示すフローチャートと同じであるので説明を省略する。
一方、ステップS215において判断部130は、当該ブロックに含まれる画素のうち色差信号Cbおよび色差信号Crの絶対値が共に第二の閾値未満である画素の画素数が、所定数以上でないと判断した場合(S215:No)、本フローチャートは終了し、図3に示すステップS120に進む。
なお、図10に示すフローチャートのステップS215の所定の数は、ステップS205の所定の数と同じもよいし、異なっていていてもよい。これにより、注目ブロックにおいて、色差信号Cbおよび色差信号Crの絶対値が共に第二の閾値未満である画素が少ないときは、元の画像の色を保ちつつ、ブロックノイズの発生を抑えることができる。
また、本実施例において、スキャナ10を画像圧縮装置の一例としたが、画像圧縮装置は、デジタルカメラであってもよい。また、画像圧縮装置は、スキャナ10またはデジタルカメラを制御するソフトウェア・ドライバがインストールされたパーソナルコンピュータであってもよい。この場合、ソフトウェア・ドライバは、CD−ROMまたはネットワークを介してパーソナルコンピュータに格納されてもよい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
スキャナ10の一例を示す。 スキャナ10のブロック図の一例を示す。 スキャナ10の動作の一例を示すフローチャートである。 スキャナ10の動作の一例を示すフローチャートである。 色差信号の変換式の一例を示す。 色差信号の変換の模式図を示す。 スキャナ10の他の動作の一例を示すフローチャートである。 色差信号の変換式の他の例を示す。 色差信号の変換の他の模式図を示す。 スキャナ10のさらに他の動作の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
10 スキャナ、12 画像圧縮生成部、14 液晶モニタ、16 操作パネル、20 パーソナルコンピュータ、22 本体、24 ディスプレイ、26 キーボード、28 マウス、100 画像格納部、110 撮像部、120 色空間変換部、130 判断部、140 モノクロ変換部、150 補正値変換部、200 圧縮部、210 空間周波数変換部、220 量子化部、230 エントロピー符号化部、300 復号化部

Claims (9)

  1. 各画素を輝度信号および2つの色差信号により表したカラー画像を、複数の画素が含まれる複数のブロックに分割して圧縮する画像圧縮方法であって、
    前記カラー画像の各画素の前記色差信号の絶対値が、第一の閾値以上であるかどうか判断する判断ステップと、
    前記判断ステップにより、ブロックに含まれる画素のうち、前記2つの色差信号の絶対値が共に前記第一の閾値未満である画素が所定数以上あると判断された場合に、前記ブロックに含まれるすべての画素の前記2つの色差信号の値を共にゼロに変換するモノクロ変換ステップと、
    前記判断ステップにより、ブロックに含まれる画素のうち、前記2つの色差信号の絶対値が共に前記第一の閾値未満である画素が所定数未満であると判断された場合に、
    (A)前記画素の一の色差信号の絶対値が前記第一の閾値未満であるときは、前記画素の前記一の色差信号の値をゼロに変換するゼロ値変換ステップと、
    (B)前記画素の前記一の色差信号の絶対値が前記第一の閾値以上であるときは、前記画素の前記一の色差信号の値を、前記色差信号の絶対値が小さいほどゼロに近づけた補正値に変換する補正値変換ステップと、
    前記ブロック単位に、前記モノクロ変換ステップ、前記ゼロ値変換ステップおよび前記補正値変換ステップにより前記色差信号が変換された変換後のカラー画像を圧縮する圧縮ステップと
    を備える画像圧縮方法。
  2. 前記補正値変換ステップは、前記画素の前記一の色差信号の絶対値が、前記一の色差信号について取り得る最大値である場合は補正せずに、前記第一の閾値と同じ値である場合にゼロに補正する一次関数により、前記一の色差信号の値を補正値に変換する請求項1に記載の画像圧縮方法。
  3. 前記判断ステップは、前記カラー画像の各画素の前記色差信号の絶対値が、第一の閾値、および、前記第一の閾値より大きい第二の閾値以上であるかどうかをさらに判断し、
    前記補正値変換ステップは、
    前記判断ステップによりブロックに含まれる画素のうち、前記2つの色差信号の絶対値が共に前記第一の閾値未満である画素が所定数未満であると判断された場合に、
    (C)前記判断ステップにより前記画素の前記一の色差信号の絶対値が前記第一の閾値以上かつ前記第二の閾値未満であると判断されたときは、前記画素の前記一の色差信号の値を、前記色差信号の絶対値が小さいほどゼロに近づけた補正値に変換し、
    (D)前記判断ステップにより前記画素の前記一の色差信号の絶対値が前記第二の閾値以上であると判断されたときは、前記画素の前記一の色差信号の値をそのまま出力する請求項1に記載の画像圧縮方法。
  4. 前記補正値変換ステップは、前記判断ステップにより、ブロックに含まれる画素のうち、前記2つの色差信号の絶対値が共に前記第二の閾値以上である画素が所定数以上あると判断された場合に、前記画素の前記色差信号の値をそのまま出力する請求項3に記載の画像圧縮方法。
  5. 各画素を輝度信号および2つの色差信号により表したカラー画像を、複数の画素が含まれる複数のブロックに分割して圧縮する画像圧縮装置であって、
    前記カラー画像の各画素の前記色差信号の絶対値が、第一の閾値以上であるかどうか判断する判断部と、
    前記判断部により、ブロックに含まれる画素のうち、前記2つの色差信号の絶対値が共に前記第一の閾値未満である画素が所定数以上あると判断された場合に、前記ブロックに含まれるすべての画素の前記2つの色差信号の値を共にゼロに変換するモノクロ変換部と、
    前記判断部により、ブロックに含まれる画素のうち、前記2つの色差信号の絶対値が共に前記第一の閾値未満である画素が所定数未満であると判断された場合に、前記画素の一の色差信号の絶対値が前記第一の閾値未満であるときは、前記画素の前記一の色差信号の値をゼロに変換するゼロ値変換部と、
    前記判断部により、ブロックに含まれる画素のうち、前記2つの色差信号の絶対値が共に前記第一の閾値未満である画素が所定数未満であると判断された場合に、前記画素の前記一の色差信号の絶対値が前記第一の閾値以上であるときは、前記画素の前記一の色差信号の値を、前記色差信号の絶対値が小さいほどゼロに近づけた補正値に変換する補正値変換部と、
    前記ブロック単位に、前記モノクロ変換部、ゼロ値変換部および前記補正値変換部により前記色差信号が変換された変換後のカラー画像を圧縮する圧縮部と
    を備える画像圧縮装置。
  6. 前記補正値変換部は、前記画素の前記一の色差信号の絶対値が、前記一の色差信号について取り得る最大値である場合は補正せずに、前記第一の閾値と同じ値である場合にゼロに補正する一次関数により、前記一の色差信号の値を補正値に変換する請求項5に記載の画像圧縮装置。
  7. 前記判断部は、前記カラー画像の各画素の前記色差信号の絶対値が、第一の閾値、および、前記第一の閾値より大きい第二の閾値以上であるかどうかをさらに判断し、
    前記補正値変換部は、
    前記判断部によりブロックに含まれる画素のうち、前記2つの色差信号の絶対値が共に前記第一の閾値未満である画素が所定数未満であると判断された場合に、
    (E)前記判断部により前記画素の前記一の色差信号の絶対値が前記第一の閾値以上かつ前記第二の閾値未満であると判断されたときは、前記画素の前記一の色差信号の値を、前記色差信号の絶対値が小さいほどゼロに近づけた補正値に変換し、
    (F)前記判断部により前記画素の前記一の色差信号の絶対値が前記第二の閾値以上であると判断されたときは、前記画素の前記一の色差信号の値をそのまま出力する請求項5に記載の画像圧縮装置。
  8. 前記補正値変換部は、前記判断部により、ブロックに含まれる画素のうち、前記2つの色差信号の絶対値が共に前記第二の閾値以上である画素が所定数以上あると判断された場合に、前記画素の前記色差信号の値をそのまま出力する請求項7に記載の画像圧縮装置。
  9. 各画素を輝度信号および2つの色差信号により表したカラー画像を、複数の画素が含まれる複数のブロックに分割して圧縮する画像圧縮装置を制御するプログラムであって、前記画像圧縮装置に、
    前記カラー画像の各画素の前記色差信号の絶対値が、第一の閾値以上であるかどうか判断する判断ステップ、
    前記判断ステップにより、ブロックに含まれる画素のうち、前記2つの色差信号の絶対値が共に前記第一の閾値未満である画素が所定数以上あると判断された場合に、前記ブロックに含まれるすべての画素の前記2つの色差信号の値を共にゼロに変換するモノクロ変換ステップ、
    前記判断ステップにより、ブロックに含まれる画素のうち、前記2つの色差信号の絶対値が共に前記第一の閾値未満である画素が所定数未満であると判断された場合に、
    (G)前記画素の一の色差信号の絶対値が前記第一の閾値未満であるときは、前記画素の前記一の色差信号の値をゼロに変換するゼロ値変換ステップ、
    (H)前記画素の前記一の色差信号の絶対値が前記第一の閾値以上であるときは、前記画素の前記一の色差信号の値を、前記色差信号の絶対値が小さいほどゼロに近づけた補正値に変換する補正値変換ステップ、および、
    前記ブロック単位に、前記モノクロ変換ステップ、前記ゼロ値変換ステップおよび前記補正値変換ステップにより前記色差信号が変換された変換後のカラー画像を圧縮する圧縮ステップ
    を実行させるプログラム。
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