JP4360411B2 - 画像データの画質調整 - Google Patents
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Description
前記画質調整処理の対象となる処理対象領域は、輝度値が取りうる最大値である最高輝度画素が連結した第1の領域を含むのが好ましい。
A.画像出力システムの構成:
B.画像ファイルの構成:
C.画像ファイルを利用可能な画像出力システムの構成:
D.ディジタルスチルカメラにおける画像処理:
E.プリンタにおける画像処理:
F.自動画質調整処理の実施例:
G.画像データ処理装置を用いる画像出力システムの構成:
H.変形例:
図1は、本発明の一実施例としての出力装置を適用可能な画像出力システムの一例を示す説明図である。画像出力システム10は、画像ファイルを生成する画像生成装置としてのディジタルスチルカメラ12と、画像の出力装置としてのプリンタ20とを備えている。ディジタルスチルカメラ12において生成された画像ファイルは、ケーブルCVを介したり、画像ファイルが格納されたメモリカードMCをプリンタ20に直接挿入したりすることによって、プリンタ20に送出される。プリンタ20は、読み込んだ画像ファイルに基づいた画像データの画質調整処理を実行し、画像を出力する。出力装置としては、プリンタ20の他に、CRTディスプレイ、LCDディスプレイ等のモニタ14、プロジェクタ等を用いることができる。以下、画質調整部と画像出力部を備えるプリンタ20を出力装置として用い、メモリカードMCをプリンタ20に直接挿入する場合に基づいて説明する。
図3は、本実施例にて用いることができる画像ファイルの内部構成の一例を概念的に示す説明図である。画像ファイルGFは、画像データGDを格納する画像データ格納領域101と、画像生成履歴情報GIを格納する画像生成履歴情報格納領域102を備えている。画像データGDは、例えば、JPEG形式で格納されており、画像生成履歴情報GIは、例えば、TIFF形式(データおよびデータ領域がタグを用いて特定される形式)で格納されている。なお、本実施例におけるファイルの構造、データの構造といった用語は、ファイルまたはデータ等が記憶装置内に格納された状態におけるファイルまたはデータの構造を意味するものである。
・フラッシュ(発光の有無)。
・被写体距離。
・被写体距離レンジ。
・フラッシュ強度。
・絞り値。
・ISOスピードレート(ISO感度)。
・撮影モード。
・メーカ名。
・モデル名。
・ガンマ値。
1:強制発光モード。
2:発光禁止モード。
3:自動発光モード。
図6は、本実施例のプリンタ20の概略構成を示すブロック図である。プリンタ20は、画像の出力が可能なプリンタであり、例えば、シアンCと、マゼンタMgと、イエロYと、ブラックKとの4色のインクを印刷媒体上に吐出してドットパターンを形成するインクジェット方式のプリンタである。また、トナーを印刷媒体上に転写・定着させて画像を形成する電子写真方式のプリンタを用いることもできる。インクには、上記4色に加えて、シアンCよりも濃度の薄いライトシアンLCと、マゼンタMgよりも濃度の薄いライトマゼンタLMと、イエロYよりも濃度の濃いダークイエロDYとを用いても良い。また、モノクロ印刷を行う場合には、ブラックKのみを用いる構成としても良く、レッドRやグリーンGを用いても良い。利用するインクやトナーの種類は、出力する画像の特徴に応じて決めることができる。
図8は、ディジタルスチルカメラ12における画像ファイルGFの生成処理の流れを示すフローチャートである。
図9は、本実施例のプリンタ20における画像処理の処理ルーチンを示すフローチャートである。以下の説明では、画像ファイルGFを格納したメモリカードMCがプリンタ20に直接挿入される場合に基づいて説明する。プリンタ20の制御回路30(図7)のCPU31は、メモリカードスロット34にメモリカードMCが差し込まれると、メモリカードMCから画像ファイルGF(図3)を読み出す(ステップS200)。次にステップS210にて、CPU31は、画像ファイルGFの付属情報格納領域から、画像データ生成時の情報を示す画像生成履歴情報GIを検索する。画像生成履歴情報GIを発見できた場合には(ステップS220:Y)、CPU31は、画像生成履歴情報GIを取得して解析する(ステップS230)。CPU31は、解析した画像生成履歴情報GIに基づいて、後述する画像処理を実行し(ステップS240)、処理した画像を出力して(ステップS250)、本処理ルーチンを終了する。
F1.自動画質調整処理の第1実施例:
図11は、本実施例における自動画質調整処理(図10においてはステップS340に相当する)の処理ルーチンを示すフローチャートである。CPU31(図7)は、画像生成履歴情報GIを解析し、フラッシュ情報等のパラメータ値を取得する(ステップS400)。次に、ステップS410において、CPU31は、取得したパラメータ値に基づいた、画質調整処理を実行するか否かの判定を実行する(詳細は後述)。画質調整処理を実行すると判定した場合(ステップS410:Y)には、ステップS420において、CPU31は画質調整処理を実行する(詳細は後述)。ステップS410において、画質調整処理を実行しないと判定した場合(ステップS410:N)には、処理を終了する。
この実施例では、以下の条件を満たす場合に、CPU31(図7)が画質調整処理を実行すると判定する。
(b1)被写体距離が、第1の所定の値以下である。
この実施例では、上述の第2実施例と同様に、以下の条件を満たす場合にCPU31(図7)が画質調整処理を実行すると判定する。
(b1)被写体距離が、第1の所定の値以下である。
この実施例では、上述の第2実施例と同様に、以下の条件を満たす場合にCPU31(図7)が画質調整処理を実行すると判定する。
(b1)被写体距離が、第1の所定の値以下である。
この実施例では、上述の第2実施例と同様に、以下の条件を満たす場合にCPU31(図7)が画質調整処理を実行すると判定する。
(b1)被写体距離が、第1の所定の値以下である。
この実施例では、以下の条件を満たす場合にCPU31(図7)が画質調整処理を実行すると判定する。
(c1)フラッシュ強度が、第2の所定の値より大きい。
この実施例では、以下の条件を満たす場合にCPU31(図7)が画質調整処理を実行すると判定する。
(d1)白飛び領域の大きさの最大値が、所定のしきい値よりも大きい。
この実施例では、上述の各実施例と異なり、画質調整処理の対象となる画素として、第1の領域と、その周辺領域である第2の領域とが選択される。第1の領域は、輝度値が取りうる最大値である最高輝度画素が連結した最高輝度領域である。図18は、画像内における第1の領域と画質調整処理対象領域の例を説明する説明図である。図18においては、2つの第1の領域600と610が斜線で示されており、さらに、それぞれの第1の領域とその周辺の第2の領域を含む処理対象領域602と612が示されている。第2の領域としては、例えば、その第1の領域との最短距離が、第1の所定の距離、例えば、5画素以下である画素を選択することができる。このように、輝度値がその取りうる最大値である第1の領域とその周辺領域である第2の領域とを含む領域を処理対象とすることで、第1の領域を含まない領域の画質を変えないとともに、最も明るい第1の領域とその周辺領域との境界を目立たせることなく、画質調整処理を実行することができる。
上述の各実施例では、輝度値を調整する画質調整処理を実行しているが、さらに、処理対象領域の色相や彩度を調整する画質調整処理を実行してもよい。例えば、処理対象領域の周辺領域における色相の変化が小さい場合には、処理対象領域の色相を、その周辺領域の色相の平均値となるように調整することができる。こうすることで、処理対象領域の色相が周辺領域の色相と似た色相となるので、処理対象領域が目立つことを、さらに抑制することができる。また、彩度については、周辺領域の彩度と同程度、もしくは、より小さい値となるように調整するのが好ましい。このような彩度として、例えば、周辺領域の彩度の平均値や最小値を用いることができる。こうすることで、処理対象領域が周辺領域よりも鮮やかになって目立つことを抑制することができる。
図19は、画質調整処理における輝度値の入力レベルYinと出力レベルYoutとの関係の別の実施例を示す説明図である。図19には、2つの実施例Yout1とYout2とが示されている。Yout1は、図12の実施例と異なり、入力レベルの増加に対する出力レベルの増加の割合が、入力レベルによらず一定となるように構成されている。こうすることで、輝度値が大きく変化するグラデーション領域の輝度値の変化を滑らかに表現することができる。Yout2は、出力レベルの変化の割合が、入力レベルの中間領域で大きくなるように構成されている。こうすることで、コントラストをより強く表現することができる。輝度値の入力レベルと出力レベルとの関係は、画像の出力結果の感応評価に基づき、画像の出力結果が最適となるように決めることができる。いずれの場合も、輝度値の入力レベルがその取りうる範囲の最大値である場合に、輝度値の出力レベルが元の値よりも小さくなるように、輝度値の調整が実行される。
図20は、画質調整処理における輝度値の入力レベルYinと出力レベルYoutとの関係の別の実施例を示す説明図である。グラフG1は、入力レベルYinの増加に対する出力レベルYoutの増加の割合が、入力レベルYinが高い領域において、大きくなるように構成されている。このグラフG1を用いて輝度値の調整を行えば、明るい領域の輝度値の出力レベルの変化を大きくすることができる。よって、明るい領域のコントラストを、より強く表現することができる。グラフG2,G3は、グラフG1よりも輝度値調整度合いの高い処理で使用される入出力関係を示している。ここで、「輝度値調整度合いが高い」とは、明るい領域における、輝度値の入力レベルYinに対する出力レベルYoutの増加の割合が大きいことを意味している。輝度値調整度合いは、被写体が受ける光量が多いほど高くなるようにするのが好ましい。例えば、フラッシュ強度の増加に伴って大きくなるように構成しても良い。また、絞り値の増加や、被写体距離の増加に伴って小さくなり、さらに、ISOスピードレートの増加に伴って大きくなるように構成しても良い。このように、画像生成履歴情報に基づいて輝度値調整の度合いを調整することで、様々な条件下において生成され得る画像データにより適した画質調整処理を実行することができる。いずれの場合も、輝度値の入力レベルがその取りうる範囲の最大値である場合に、輝度値の出力レベルが元の値よりも小さくなるように、輝度値の調整が実行される。
図21は、本発明の一実施例としての画像データ処理装置を適用可能な画像出力システムの一例を示す説明図である。画像出力システム10Bは、画像ファイルを生成する画像生成装置としてのディジタルスチルカメラ12と、画像ファイルに基づいた画質調整処理を実行するコンピュータPCと、画像を出力する画像出力装置としてのプリンタ20Bとを備えている。コンピュータPCは、一般的に用いられているタイプのコンピュータであり、画像データ処理装置として機能する。画像出力装置としては、プリンタ20Bの他に、CRTディスプレイ、LCDディスプレイ等のモニタ14B、プロジェクタ等を用いることができる。以下の説明では、プリンタ20Bを画像出力装置として用いるものとする。本実施例では、画質調整部を備える画像データ処理装置と、画像出力部を備える画像出力装置とを、独立に構成している点が、上述の画像出力システム実施例(図1)と異なる。なお、画像データ処理装置としてのコンピュータPCと画像出力部を備えたプリンタとは、広義の「出力装置」と呼ぶことができる。
H1.変形例1:
上述の各実施例における、画質調整処理実行のための判定条件(b1)の第1の所定の値は、複数のパラメータ値に基づいて調整される構成としてもよい。例えば、フラッシュ強度と絞り値(F値)に基づいて調整される構成とすることができる。また、画像生成履歴情報GIが含む情報の種類に基づいて、第1の所定の値の調整に用いるパラメータ値を選択する構成としても良い。例えば、画像生成履歴情報GIが、フラッシュ強度とISOスピードレートを含む場合には、フラッシュ強度とISOスピードレートに基づいて第1の所定の値を調整し、フラッシュ強度と絞り値を含む場合には、フラッシュ強度と絞り値に基づいて第1の所定の値を調整する構成とすることができる。このように、画像生成履歴情報GIに含まれる情報に基づいて判定条件を選択することで、より適切な判定を実行することができる。
画質調整処理実行のための判定条件は、画像生成履歴情報GIに含まれる情報に基づいて、複数の判定条件の中から選択して用いる構成としてもよい。例えば、画像生成履歴情報GIがフラッシュ情報と、被写体距離情報と、絞り値情報を含む場合には、判定条件(a1)と(b1)と(d1)とに基づく判定を実行し、画像生成履歴情報GIが、フラッシュ情報のみを含む場合には、判定条件(a1)と(d1)とに基づく判定を実行する構成とすることができる。このように、画像生成履歴情報GIに含まれる情報に基づいて判定条件を選択することで、より適切な判定を実行することができる。
上述の判定条件(b1)に用いられる、被写体と画像生成装置との距離に関する情報としては、被写体距離情報以外にも、パラメータ値として距離範囲を設定することが可能な距離情報を用いることができる。例えば、マクロ(0〜1m)、近景(1〜3m)、遠景(3m〜)の3つの距離範囲の中から選択して設定される被写体距離レンジ情報を用いて、条件(b1)の判定を実行することもできる。この場合、それぞれの距離範囲について代表的な距離を予め設定しておき、その代表距離と、条件(b1)の第1の所定の値とを比較することで、条件(b1)についての判定を実行することができる。代表的な距離としては、例えば、距離の上限値と下限値が設定されている距離範囲については、その中間値を用い、上限値、もしくは、下限値のみが設定されている距離範囲については、その上限値、もしくは下限値を用いることができる。同様に、輝度値調整の度合いを、被写体距離レンジに基づいて調整する構成とすることもできる。
補助光源と画像生成装置とを別の位置に設置して画像データの生成を行う場合には、画質調整処理を実行するための判定を、補助光源と被写体との距離に関する情報に基づいて実行するのが好ましい。補助光源と被写体との距離に基づく判定方法としては、例えば、上述の各実施例の条件(b1)において、被写体距離の代わりに、補助光源と被写体との距離を用いて判定する方法を用いることができる。こうすることで、補助光源と被写体との距離が近いために生じた白飛び領域が目立つことを抑制することができる。同様に、輝度値調整の度合いを、補助光源と被写体との距離に関する情報に基づいて調整する構成とすることもできる。
画像ファイルGFが、画像データのガンマ値と色空間情報とを含まない場合には、図10に示す画像処理ルーチンにおける色空間変換処理(ステップS320とステップS330)を省略することができる。図22は、色空間変換処理を省略した場合の画像処理ルーチンを示すフローチャートである。ステップS500にて取り出された画像データは、ステップS510にてYCbCr色空間に基づく画像データからRGB色空間に基づく画像データに変換される。次に、ステップS520にて、ステップS510で得られた画像データを用いた自動画質調整処理が実行される。次に、S530にて、印刷のためのCMYK色変換処理、および、ハーフトーン処理が実行される。
上記各実施例では、色空間の変換を実行した後に自動画質調整処理を実行しているが、自動画質調整処理を実行した後に色空間の変換を実行してもよい。例えば、図23に示すフローチャートに従って、画像処理を実行してもよい。
上記各実施例では、画像出力部としてプリンタを用いているが、プリンタ以外の画像出力部を用いることができる。図24は、画像出力部としてCRTを利用する場合の、画像生成履歴情報に基づく画像処理の処理ルーチンを示すフローチャートである。図10に示したプリンタを画像出力部としたフローチャートとは異なり、CMYK色変換処理とハーフトーン処理が省略されている。また、CRTは、マトリックス演算(S)を実行して得られる画像データのRGB色空間を表現することが可能であるため、色空間変換処理も省略されている。ステップS610で得られるRGB色空間に基づく画像データが、そのRGB色空間の定義領域外にデータを含む場合には、定義領域外のデータがクリッピングされた後、ステップS620が実行される。画像出力部が利用可能な色空間がRGB色空間と異なる場合には、プリンタを用いる場合にCMYK色変換処理を実行するのと同様に、画像出力部が利用可能な色空間への色変換処理を実行し、その結果得られる画像を、画像出力部より出力する。
上記実施例では、画像ファイルGFの具体例としてExif形式のファイルを例にとって説明したが、本発明に係る画像ファイルの形式はこれに限られない。すなわち、画像生成装置において生成された画像データと、画像データの生成時条件(情報)を記述する画像生成履歴情報GIとが含まれている画像ファイルであれば良い。このようなファイルであれば、画像生成装置において生成された画像データの画質を、適切に自動調整して出力装置から出力することができる。
各数式におけるマトリックスS、N-1、Mの値は例示に過ぎず、画像ファイルが基づく色空間や、画像出力部が利用可能な色空間等に応じて適宜変更することができる。
上記実施例では、画像生成装置としてディジタルスチルカメラ12を用いて説明したが、この他にもスキャナ、ディジタルビデオカメラ等の画像生成装置を用いて画像ファイルを生成することができる。
上記実施例では、画像データGDと画像生成履歴情報GIとが同一の画像ファイルGFに含まれる場合を例にとって説明したが、画像データGDと画像生成履歴情報GIとは、必ずしも同一のファイル内に格納される必要はない。すなわち、画像データGDと画像生成履歴情報GIとが関連づけられていれば良く、例えば、画像データGDと画像生成履歴情報GIとを関連付ける関連付けデータを生成し、1または複数の画像データと画像生成履歴情報GIとをそれぞれ独立したファイルに格納し、画像データGDを処理する際に関連付けられた画像生成履歴情報GIを参照しても良い。かかる場合には、画像データGDと画像生成履歴情報GIとが別ファイルに格納されているものの、画像生成履歴情報GIを利用する画像処理の時点では、画像データGDおよび画像生成履歴情報GIとが一体不可分の関係にあり、実質的に同一のファイルに格納されている場合と同様に機能するからである。すなわち、少なくとも画像処理の時点において、画像データGDと画像生成履歴情報GIとが関連付けられている態様は、本実施例における画像ファイルGFに含まれる。さらに、CD−ROM、CD−R、DVD−ROM、DVD−RAM等の光ディスクメディアに格納されている動画像ファイルも含まれる。
Claims (13)
- 画像生成部で生成された画像データと、前記画像データ生成時における補助光源の発光情報を少なくとも含むとともに前記画像データに関連付けられた画像生成履歴情報とを用いて画像処理を行う画像処理装置であって、
前記画像生成履歴情報に含まれる前記補助光源の発光情報に基づいて、画質調整処理を実行するか否かの判定を行うとともに、実行すると判定した場合には、前記画像データで表される輝度値が取りうる最大値である最高輝度値を小さくするように、前記画像データを調整する画質調整処理を実行する画質調整部を備え、
前記画像生成履歴情報は、さらに、前記画像データ生成時における前記画像データの被写体と前記画像生成部との距離に関する情報を含み、
前記画質調整部は、
前記画像生成履歴情報に含まれる前記補助光源の発光情報に基づいて、前記画像データ生成時に補助光源による光の照射が行われたか否かの判定を行い、
(a)前記画像データ生成時に前記補助光源による光の照射が行われたとの判定、が成立したときに、前記画質調整処理を実行し、
前記判定(a)の成立に係わらず、(b)前記被写体との距離が第1の近距離の範囲内にないとの判定、が成立したときには、前記画質調整処理の実行を停止、または、前記画質調整処理の調整度合いを低減し、
前記画像生成履歴情報は、さらに、前記画像データ生成時における前記補助光源の光量に関する情報と、前記画像データ生成時における前記画像生成部の絞り値に関する情報と、前記画像データ生成時における前記画像生成部の光学回路の感度に関する情報と、の少なくとも1つを含み、
前記画質調整部は、前記第1の近距離の範囲を、前記光量と前記絞り値と前記光学回路感度との少なくとも1つに基づいて調整する、画像処理装置。 - 請求項1に記載の画像処理装置であって、
前記画像生成履歴情報は、さらに、前記画像データ生成時における前記補助光源の光量に関する情報を含み、
前記画質調整部は、前記判定(a)の成立に係わらず、
(c)前記光量が第2の所定の範囲内にないとの判定、
が成立したときには、前記画質調整処理の実行を停止、または、前記画質調整処理の調整度合いを低減する、画像処理装置。 - 請求項1に記載の画像処理装置であって、
前記画質調整部は、前記判定(a)の成立に係わらず、
(d)前記画像データにおいて第1の所定の輝度値以上の輝度を有する画素が連結した領域の大きさが所定のしきい値以下であるとの判定、
が成立したときには、前記画質調整処理の実行を停止、または、前記画質調整処理の調整度合いを低減する、画像処理装置。 - 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の画像処理装置であって、
前記画像生成履歴情報は、さらに、前記画像データ生成時における前記補助光源の光量に関する情報を含み、
前記画質調整部は、前記画質調整処理における輝度値調整の度合いを、少なくとも前記光量に基づいて調整する、画像処理装置。 - 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の画像処理装置であって、
前記画像生成履歴情報は、さらに、前記画像データ生成時における前記画像データの被写体と前記画像生成部との距離に関する情報を含み、
前記画質調整部は、前記画質調整処理における輝度値調整の度合いを、少なくとも前記被写体との距離に基づいて調整する、画像処理装置。 - 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の画像処理装置であって、
前記画像生成履歴情報は、さらに、前記画像データ生成時における前記画像生成部の絞り値に関する情報を含み、
前記画質調整部は、前記画質調整処理における輝度値調整の度合いを、少なくとも前記絞り値に基づいて調整する、画像処理装置。 - 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の画像処理装置であって、
前記画像生成履歴情報は、さらに、前記画像データ生成時における前記画像生成部の光学回路の感度に関する情報を含み、
前記画質調整部は、前記画質調整処理における輝度値調整の度合いを、少なくとも前記光学回路感度に基づいて調整する、画像処理装置。 - 請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の画像処理装置であって、
前記画質調整処理の対象となる処理対象領域は、輝度値が取りうる最大値である最高輝度画素が連結した第1の領域を含む、画像処理装置。 - 請求項8に記載の画像処理装置であって、
前記画質調整処理の対象となる処理対象領域は、さらに、前記第1の領域の周辺に存在し、特定の条件を満たす第2の領域を含む、画像処理装置。 - 請求項9に記載の画像処理装置であって、
前記特定の条件は、少なくとも、
(e)前記第1の領域との最短距離が第1の所定の距離以下である画素からなる領域であるとの条件、
を含む、画像処理装置。 - 請求項9に記載の画像処理装置であって、
前記特定の条件は、少なくとも、
(f)輝度値が第2の所定の輝度値以上である画素によって構成される領域であって、さらに、前記第1の領域と連結している領域であるとの条件、
を含む、画像処理装置。 - 画像生成部で生成された画像データと、前記画像データ生成時における補助光源の発光情報を少なくとも含むとともに前記画像データに関連付けられた画像生成履歴情報とを用いて画像処理を行う方法であって、
前記画像生成履歴情報に含まれる前記補助光源の発光情報に基づいて、画質調整処理を実行するか否かの判定を行う判定工程と、
前記判定工程において、実行すると判定した場合に、前記画像データで表される輝度値が取りうる最大値である最高輝度値を小さくするように、前記画像データを調整する画質調整工程と、
を備え、
前記画像生成履歴情報は、さらに、前記画像データ生成時における前記画像データの被写体と前記画像生成部との距離に関する情報を含み、
前記判定工程は、前記画像生成履歴情報に含まれる前記補助光源の発光情報に基づいて、前記画像データ生成時に補助光源による光の照射が行われたか否かの判定を行う工程を含み、
前記画質調整工程は、
(a)前記画像データ生成時に前記補助光源による光の照射が行われたとの判定、が成立したときに、前記画質調整処理を実行する工程と、
前記判定(a)の成立に係わらず、(b)前記被写体との距離が第1の近距離の範囲内にないとの判定、が成立したときには、前記画質調整処理の実行を停止、または、前記画質調整処理の調整度合いを低減する工程と、
を含み、
前記画像生成履歴情報は、さらに、前記画像データ生成時における前記補助光源の光量に関する情報と、前記画像データ生成時における前記画像生成部の絞り値に関する情報と、前記画像データ生成時における前記画像生成部の光学回路の感度に関する情報と、の少なくとも1つを含み、
前記画質調整工程は、前記第1の近距離の範囲を、前記光量と前記絞り値と前記光学回路感度との少なくとも1つに基づいて調整する工程を含む、
方法。 - 画像生成部で生成された画像データと、前記画像データ生成時における補助光源の発光情報を少なくとも含むとともに前記画像データに関連付けられた画像生成履歴情報とを用いて画像処理をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムであって、
前記画像生成履歴情報に含まれる前記補助光源の発光情報に基づいて、画質調整処理を実行するか否かの判定を行う判定機能と、
前記画質調整処理を実行すると判定された場合に、前記画像データで表される輝度値が取りうる最大値である最高輝度値を小さくするように、前記画像データを調整する画質調整機能と、
を前記コンピュータに実現させ、
前記画像生成履歴情報は、さらに、前記画像データ生成時における前記画像データの被写体と前記画像生成部との距離に関する情報を含み、
前記判定機能は、前記画像生成履歴情報に含まれる前記補助光源の発光情報に基づいて、前記画像データ生成時に補助光源による光の照射が行われたか否かの判定を行う機能を含み、
前記画質調整機能は、
(a)前記画像データ生成時に前記補助光源による光の照射が行われたとの判定、が成立したときに、前記画質調整処理を実行する機能と、
前記判定(a)の成立に係わらず、(b)前記被写体との距離が第1の近距離の範囲内にないとの判定、が成立したときには、前記画質調整処理の実行を停止、または、前記画質調整処理の調整度合いを低減する機能と、
を含み、
前記画像生成履歴情報は、さらに、前記画像データ生成時における前記補助光源の光量に関する情報と、前記画像データ生成時における前記画像生成部の絞り値に関する情報と、前記画像データ生成時における前記画像生成部の光学回路の感度に関する情報と、の少なくとも1つを含み、
前記画質調整機能は、前記第1の近距離の範囲を、前記光量と前記絞り値と前記光学回路感度との少なくとも1つに基づいて調整する機能を含む、
コンピュータプログラム。
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