JP4360400B2 - コンテンツ再生システムおよびこれに用いられる再生装置、並びにコンテンツ再生方法 - Google Patents

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Description

本発明は、1つのコンテンツを構成する音声情報と映像情報のように、タイミングを合わせて再生すべき第1と第2のコンテンツ情報を、それぞれに対応する第1と第2の再生装置において再生する場合において、第1の再生装置における第1のコンテンツ情報の再生タイミングと、第2の再生装置における第2のコンテンツ情報の再生タイミングとに発生する時間的なズレを低減させる技術に関する。
タイミングを合わせて再生すべき映像情報と音声情報を、別々の再生装置、例えば、映像情報は映像再生装置としてのプロジェクタ、音声情報はアンプとスピーカとで構成される音声再生装置としてのスピーカシステム、で再生する場合がある。この場合、映像情報および音声情報を供給するコンテンツ供給装置から映像再生装置に映像情報を伝送するタイミング(以下、「伝送タイミング」とも呼ぶ。)と、音声再生装置に音声情報を送出するタイミング(伝送タイミング)とのズレや、コンテンツ供給装置とそれぞれの再生装置との間の伝送経路におけるコンテンツ情報の伝送に要する時間(以下、「伝送遅延」とも呼ぶ。)のズレ、それぞれの再生装置における再生処理に要する時間(以下、「再生処理遅延」とも呼ぶ。)のズレ等によって、映像情報の再生タイミングと音声情報の再生タイミングとで、時間的なズレが発生する。なお、以下では、映像情報と音声情報の再生タイミングのズレが、再生された映像と音声のズレを視聴者が感じない程度まで小さくなっているか、あるいは、一致している場合を「同期が合っている」といい、視聴者がズレを感じるほど大きくなっている場合を「同期がずれている」ということとする。また、この時間的なズレを「同期ズレ」ともいうこととする。
上記同期ずれを解決するために、例えば、特許文献1や特許文献2のように、伝送経路において発生する伝送遅延のズレ(以下、「伝送遅延ズレ」とも呼ぶ。)による同期ズレに対して、音声情報の再生タイミングを遅延させる技術が提案されている。また、特許文献3や特許文献4のように、伝送遅延ズレによる同期ズレに対して、コンテンツ供給装置側で、あらかじめ伝送遅延ズレを低減するように映像情報に対して音声情報の伝送タイミングを遅延させて調整する技術も提案されている。
しかし、また、仮に、伝送遅延ズレを調整したとしても、そもそもコンテンツ供給装置における伝送タイミングのズレ(以下、「伝送タイミングズレ」とも呼ぶ。)によって同期ズレが発生する場合もある。また、例えば、衛星中継による外国からの放送のように、その映像情報と音声情報の伝送経路の違いに起因する同期ズレが発生する場合もある。このため、必ずしも音声情報を遅延させれば同期ズレを解決可能であるとは限らない。
また、伝送遅延ズレのみならず、上記したように、映像再生装置における再生遅延と、音声再生装置における再生遅延のズレ(以下、「再生遅延ズレ」とも呼ぶ。)によって同期ズレが発生する可能性が高いが、このズレを低減する標準的な規格は提案されていない。
さらに、また、コンテンツ供給装置側で同期ズレを調整する場合には、コンテンツ供給装置と映像再生装置との間の遅延と、コンテンツ供給装置と音声再生装置との間の遅延と、を比較し、制御する機能を追加しなければならず、かつ、そもそもずれた音声情報の再生タイミングと映像情報の再生タイミングとの同期を合わせる仕組みを有していない。
なお、上記説明では、タイミングを合わせて再生すべき映像情報と音声情報を例に説明したが、タイミングを合わせて再生すべき映像情報と映像情報、音声情報と音声情報等、タイミングを合わせて再生すべき第1と第2の再生情報を、それぞれ別々の第1と第2の再生装置で再生する場合においても同様である。
特開2004-88442号公報 特開2004-104658号公報 特開2004-282667号公報 特開2004-320424号公報
本発明は、上記した問題点を解決するためになされたものであり、1つのコンテンツを構成する音声情報と映像情報のように、タイミングを合わせて再生すべき第1と第2のコンテンツ情報を、それぞれに対応する第1と第2の再生装置において再生する場合において、第1の再生装置における第1のコンテンツ情報の再生タイミングと、第2の再生装置における第2のコンテンツ情報の再生タイミングとに発生する時間的なズレを、低減させる技術を提供することを目的とする。
上述の課題の少なくとも一部を解決するため、本発明は、
タイミングを合わせて再生すべき第1と第2のコンテンツ情報を、それぞれに対応する第1と第2の再生装置において再生するコンテンツ再生システムであって、
第1の再生装置は、
供給される第1のコンテンツ情報の再生タイミングを遅延する第1の遅延処理部と、
前記第1の遅延処理部における遅延量を決定し、前記第1の遅延処理部に設定する第1の遅延量決定部と、
を備え、
第2の再生装置は、
供給される第2のコンテンツ情報の再生タイミングを遅延する第2の遅延処理部と、
前記第2の遅延処理部における遅延量を決定し、前記第2の遅延処理部に設定する第2の遅延量決定部と、
を備え、
前記第1の再生装置に供給される前記第1のコンテンツ情報の再生を開始するまでに要する時間を示す第1の再生遅延量は、前記第1のコンテンツ情報の再生条件に応じて決まる第1の基本遅延量と、前記第1の遅延処理部に設定される第1の追加遅延量とで決定され、
前記第2の再生装置に供給される前記第2のコンテンツ情報の再生を開始するまでに要する時間を示す第2の再生遅延量は、前記第2のコンテンツ情報の再生条件に応じて決まる第2の基本遅延量と、前記第2の遅延処理部に設定される第2の追加遅延量とで決定され、
前記第1の再生遅延量および前記第2の再生遅延量を調整する場合において、
前記第1の遅延量決定部は、前記第1の基本遅延量および前記第1の追加遅延量を取得するとともに、前記第2の遅延量決定部に対して、前記第2の基本遅延量および前記第2の追加遅延量の通知を指示し、
通知指示を受けた前記第2の遅延量決定部は、前記第2の基本遅延量および前記第2の追加遅延量を、前記第1の遅延量決定部に応答し、
応答を受けた前記第1の遅延量決定部は、
前記応答に含まれていた前記第2の基本遅延量および前記第2の追加遅延量を取得し、取得した前記第2の基本遅延量および前記第2の追加遅延量で決まる前記第2の再生遅延量と、前記第1の基本遅延量および前記第1の追加遅延量で決まる前記第1の再生遅延量と、が一致するように、新たな前記第1の追加遅延量および新たな前記第2の追加遅延量を決定し、
前記新たな第1の追加遅延量を前記第1の遅延処理部に設定するとともに、前記第2の遅延量決定部に対して、前記新たな第2の追加遅延量の前記第2の遅延処理部への設定を指示し、
設定指示を受けた前記第2の遅延量決定部は、前記設定指示に含まれていた前記新たな第2の追加遅延量を前記第2の遅延処理部に設定する
ことを特徴とする。
上記コンテンツ再生システムでは、第1の再生装置における第1の再生遅延量と第2の再生装置における第2の再生遅延量とが一致するように調整されるので、第1の再生装置における再生遅延と第2の再生装置における再生遅延のズレによって発生する第1のコンテンツ情報と第2のコンテンツ情報の再生における同期ズレを低減することが可能である。
上記コンテンツ再生システムにおいて、
前記第1の再生装置および前記第2の再生装置は、前記通知指示、前記通知指示に対する応答、および、前記設定指示を実行するために、前記第1のコンテンツ情報および前記第2のコンテンツ情報の通信部とは異なる通信部を備えることが好ましい。
このようにすれば、第1の再生装置と第2の再生装置との間で実行される、第2の基本遅延量および第2の追加遅延量の取得指示、その取得指示に対する応答、および、新たな第2の追加遅延量の設定指示の手段を容易に提供することができる。
なお、前記異なる通信部で利用されるプロトコルとしては、SOAPを用いることができる。
上記コンテンツ再生システムであって、
前記第1の再生装置は、さらに、
ユーザによる調整遅延量の入力を許容する調整遅延量入力部を備え、
ユーザが第1の再生遅延量および前記第2の再生遅延量を調整する場合において、
前記第1の遅延量決定部は、
前記調整遅延量入力部から通知された前記調整遅延量に応じて、新たな前記第1の追加遅延量および新たな前記第2の追加遅延量を決定し、
前記新たな第1の追加遅延量を前記第1の遅延処理部に設定するとともに、前記第2の遅延量決定部に対して、前記新たな第2の追加遅延量の前記第2の遅延処理部への設定を指示し、
設定指示を受けた前記第2の遅延量決定部は、前記設定指示に含まれていた前記新たな第2の追加遅延量を前記第2の遅延処理部に設定する
ようにしてもよい。
上記コンテンツ再生システムによれば、ユーザが入力した調整遅延量に応じて、第1の追加遅延量および第2の追加遅延量を調整することができる。
なお、本発明は、上述したコンテンツ再生システムとしての態様のほか、コンテンツ再生方法としての態様、コンテンツ再生システムに用いられる第1の再生装置や第2の再生装置としての態様、コンピュータプログラムとしての態様、コンピュータプログラムを記録した記録媒体としての態様、コンピュータプログラムを含み搬送波内で具現化されたデータ信号としての態様など、種々の態様で実現可能である。
本発明をコンピュータプログラムまたはそのプログラムを記録した記録媒体等として構成する場合には、上記装置の動作を制御するプログラム全体として構成するものとしてもよいし、本発明の機能を果たす部分のみを構成するものとしてもよい。また、記録媒体としては、フレキシブルディスクやCD−ROM、DVD−ROM/RAM、光磁気ディスク、ICカード、ROMカートリッジ、パンチカード、バーコードなどの符号が印刷された印刷物、コンピュータの内部記憶装置(RAMやROMなどのメモリ)および外部記憶装置などコンピュータが読み取り可能な種々の媒体を利用できる。
以下では、本発明の実施の形態を実施例に基づいて以下の順序で説明する。
A.実施例:
A1.コンテンツ再生システムの構成:
A2.映像遅延量および音声遅延量の自動調製処理:
A3.映像遅延量および音声遅延量のユーザによる調整処理:
A4.効果:
B.変形例:
A.実施例:
A1.コンテンツ再生システムの構成:
図1は、本発明の一実施例としてのコンテンツ再生システム10の構成を機能的に示す説明図である。このコンテンツ再生システム10は、再生するコンテンツを構成する映像情報および音声情報のうち、映像情報を映像再生装置に供給し、音声情報を音声再生装置に供給するコンテンツ供給装置100と、映像情報を再生する映像再生装置200と、音声情報を再生する音声再生装置300と、を備えている。
コンテンツ供給装置100と映像再生装置200とは、映像情報を伝送するための通信経路VL(映像情報通信経路)を介して接続されており、コンテンツ供給装置100と音声再生装置300とは、音声情報を伝送するための通信経路AL(音声情報通信経路)を介して接続されている。また、映像再生装置200と音声再生装置300とは、後述する遅延量に関する情報を伝送するための通信経路CL(遅延情報通信経路)を介して接続されている。なお、映像情報通信経路VLを介して伝送される映像情報の信号形態は、アナログの映像信号の形態であってもデジタルの映像信号の形態であってもよい。また、同様に、音声情報通信経路ALを介して伝送される音声情報の信号形態も、アナログの音声信号の形態であってもデジタルの音声信号の形態であってもよい。なお、遅延情報通信経路CLを介して通信される遅延量に関する情報は、TCP/IPによるパケット通信により伝送される。
映像再生装置200は、例えば、画像を投写するプロジェクタや直視型の液晶ディスプレイ等の種々の画像表示装置により構成されるが、本例の映像再生装置200は、プロジェクタを例に示している。
また、音声再生装置300は、ネットワーク回線に接続可能なスピーカシステムにより構成される。
ここで、映像再生装置200は、コンテンツ供給装置100から供給されるコンテンツ情報である映像ソースとしての映像情報を、映像情報受信部210で受信し、映像処理部220で高画質化処理等の種々の処理を行い、遅延処理部230で遅延させて映像再生部240に供給し、映像再生部240で再生して、投写部250から投写表示する。このとき、映像再生装置200では、映像情報が供給されて、その再生が開始されるまでに要する時間(以下、「映像遅延量」とも呼ぶ。)が発生する。
遅延処理部230で実行される遅延処理の遅延量(以下、「追加映像遅延量」とも呼ぶ。)は、映像処理部220における映像処理条件に対応する基本映像遅延量の情報と、遅延量通信部270を介して供給される音声再生装置300からの音声遅延量の情報や、リモートコントローラ(リモコン)290から調整遅延量入力部280を介してユーザによって入力された調整遅延量の情報に基づいて、遅延量決定部260によって決定され、遅延処理部230に設定される。なお、この追加映像遅延量の決定についてはさらに後述する。
また、音声再生装置300は、コンテンツ供給装置100から供給されるコンテンツ情報である音声ソースとしての音声情報を、音声情報受信部310で受信し、音声処理部320で高音質化処理等の種々の処理を行い、遅延処理部330で遅延させて音声再生部340に供給し、音声再生部340で再生して、スピーカ350から出力する。このとき、音声再生装置300では、音声情報が供給されて、その再生が開始されるまでに要する時間(以下、「音声遅延量」とも呼ぶ。)が発生する。
遅延処理部330で実行される遅延処理の遅延量(以下、「追加音声遅延量」とも呼ぶ。)は、音声処理部320における音声処理条件に対応する基本音声遅延量の情報と、遅延量通信部370を介して供給される映像再生装置300からの追加音声遅延量の情報に基づいて、遅延量決定部360によって決定され、遅延処理部330に設定される。なお、この追加音声遅延量の決定についてはさらに後述する。
上記コンテンツ再生システム10は、映像再生装置200の遅延量決定部260に設定される追加映像遅延量と、音声再生装置300の遅延量決定部360に設定される追加音声遅延量とが、以下で説明するようにして調整設定されることにより、映像再生装置200における映像情報の再生に要する映像遅延量と、音声再生装置300における音声の再生に要する音声遅延量とが、調整設定されて、コンテンツ供給装置100から映像再生装置200に供給される映像情報と、音声再生装置300に供給される音声情報とを、再生のタイミングを合わせて再生することができるシステムである。
A2.映像遅延量および音声遅延量の自動調整処理:
図2は、映像再生装置200の遅延量決定部260において実行される映像遅延量および音声遅延量の自動調製処理の手順を示す説明図である。また、図3は、映像遅延量および音声遅延量の調整例を示す説明図である。
遅延量決定部260は、例えば、映像処理部220から基本映像遅延量tVD0の通知を受けることにより、図2に示す処理を開始する。
なお、映像処理部220では、例えば、入力される映像情報に対して実行する種々の処理条件に応じて発生する基本映像遅延量が格納されたテーブルを有しており、入力される映像情報に対して実行する処理条件の変化に応じて、このテーブルを参照することにより、対応する基本映像遅延量tVD0を動的に求めることができる。
まず、映像処理部220から通知された基本映像遅延量tVD0を取得するとともに、追加映像遅延量tVDsを「0」として、遅延処理部230に設定する(ステップS210)。
次に、遅延量通信部270および音声再生装置300の遅延量通信部370を介して、音声再生装置300の遅延量決定部360に対して、音声再生装置300における音声遅延量tADの情報として、基本音声遅延量tAD0、追加音声遅延量tADs、および、追加可能最大音声遅延量tADmaxの通知を指示し、遅延量決定部360から通知された情報を取得する(ステップS220)。
ここで、遅延量通信部270と音声再生装置300の遅延量通信部370との間で実行される通信は、上記したように、TCP/IPによるパケット通信によるものであり、基本音声遅延量tAD0、追加音声遅延量tADs、および、追加可能最大音声遅延量tADmaxの取得の指示は、例えば、XMLやHTTPを基本とするSOAP(Simple Object Access Protocol)において、新たに、「現設定遅延量の取得」を指示するメッセージコマンドを定義し、この定義したコマンドを用いることにより、実行される。
なお、音声再生装置300の遅延量決定部360における処理については後述する。
そして、基本映像遅延量tVD0と、音声遅延量tAD(tAD=tAD0+tADs)とを比較し、映像遅れであるか音声遅れであるか判定する(ステップS230)。なお、追加音声遅延量tADsについては、後述するように、初期状態においては「0」に設定されているので、処理開始当初においては、実質的には、tVD0とtAD0とを比較することになる。
ここで、tVD0>tAD(=tAD0+tADs)である場合(ステップS230:YES)、例えば、図3(A)に示すような場合には、映像遅れと判定して後述するステップS280の処理を実行する。
ステップS280では、現設定の追加映像遅延量tVDsを基本映像遅延量tVD0に加算することにより求めた映像遅延量tVDから、基本音声遅延量tAD0を減算することにより、追加音声遅延量tADs(tADs=[tVD−tAD0])を求める。そして、求めた追加音声遅延量tADsの設定を、遅延量通信部270および音声再生装置300の遅延量通信部370を介して、音声再生装置300の遅延量決定部360に対して指示し、上記一連の処理を終了する。このとき、音声再生装置300の遅延量決定部360では、後述するように、通知された追加音声遅延量tADsを取得し、遅延処理部330に設定する。なお、追加音声遅延量tADsの通知は、上記した「現設定遅延量の通知」の指示コマンドと同様に、新たに、「追加遅延量の設定」を指示するメッセージコマンドを定義し、定義したメッセージコマンドを用いることにより、実行される。
この結果、図3(A)に示すように、現設定の映像遅延量tVDに一致するように、音声遅延量tADを設定することができる。
一方、tVD0≦tADである場合(ステップS230:NO)、例えば、図3(B),(C)のような場合には、音声遅れと判定して、ステップS240あるいはステップS240〜S270の処理を実行後に上記ステップS280の処理を実行する。
音声遅れと判定された場合には(ステップS230:NO)、ステップS40において、まず、音声遅延量tADと映像遅延量tVD(tVD=tVD0+tVD)との差、すなわち、音声遅れが1フレーム時間tFrameよりも大きいか否か判断する。
ここで、映像情報を表す映像信号は、1枚の映像(画像)を表す映像信号(画像信号)単位(フレームあるいはフィールドと呼ばれる単位)で扱われるため、1フレームの映像信号が映像処理部から出力されるのに要する時間(上記1フレーム時間tFrameに相当する。)単位で遅延を変化させることが望ましい。そこで、遅延処理部230における遅延変化は1フレーム時間tFrame単位で変化するものとする。
図3(B)に示すように、上記判断(ステップS240)において、音声遅れが1フレーム時間tFrame以下([tAD−tVD]≦tFrame)と判断される場合には(ステップS240:NO)、そのまま、ステップS280の処理を実行する。この結果、図3(B)に示すように、現設定の映像遅延量tVDに一致するように、音声遅延量tADを設定することができる。
図3(C)に示すように、上記判断(ステップS240)において、音声遅れが1フレーム時間tFarameよりも大きい([tAD−tVD]>tFrame)と判断される場合には(ステップS240:YES)、映像遅延量を増加させることにより、音声遅延量の範囲を広げることができる。そこで、このような場合には、現在の追加映像遅延量tVDsに1フレーム時間tFrameを加算することにより、新たな追加映像遅延量tVDs(tVDs+=tFrame)を設定し(ステップS250)、設定した追加映像遅延量tVDsが追加可能最大映像遅延量tVDmaxよりも小さい(tVDs<tVDmax)か否か判断する(ステップS260)。
新たな追加映像遅延量tVDsが追加可能最大映像遅延量tVDmax以下(tVDs≦tVDmax)の場合には(ステップS260:YES)、この新たな追加映像遅延量tVDsの遅延を遅延処理部230で設定することが可能であるので、ステップS240に戻って再びステップS240の判断を実行する。このとき、上記したように、音声遅れが1フレーム時間tFrame以下と判断される場合には(ステップS240:NO)、ステップS280の処理を実行することにより、図3(C)に示すように、現設定の映像遅延量tVDに一致するように、音声遅延量tADを設定することができる。
また、新たな追加映像遅延量tVDsが追加可能最大映像遅延量tVDmaxよりも大きい(tVDs>tVDmax)場合には(ステップS260:NO)、この新たな追加映像遅延量tVDsを遅延処理部230で実際に設定することができないので、追加映像遅延量tVDsを追加可能最大映像遅延量tVDmax(tVDs=tVDmax)として(ステップS270)、ステップS280の処理を実行することにより、現設定の映像遅延量tVDに一致するように、音声遅延量tADを設定することができる。
図4は、音声再生装置300の遅延量決定部360において実行される音声遅延量の決定処理の手順を示す説明図である。
遅延量決定部360は、例えば、図示しない制御部からの指示に従って図4に示す処理を開始し、終了指示があるまで(ステップS310:NO)、ステップS320〜ステップS340の処理を繰り返す。
まず、音声処理部320から通知された基本音声遅延量tAD0を取得するとともに、現段階で遅延処理部330に設定されている追加音声遅延量tADsを取得する(ステップS320)。
なお、音声処理部320では、映像再生装置200の映像処理部220と同様に、例えば、入力される音声情報に対して実行する収集の処理条件に応じて発生する基本音声遅延量が格納されたテーブルを参照することにより、対応する基本音声遅延量tAD0を動的に求めることができる。
ステップS330では、映像再生装置200の遅延量決定部260からの指示が、映像再生装置200の遅延量通信部270および遅延量通信部370を介して供給されるまで待機する。
そして、ステップS340では、映像再生装置200(遅延量決定部260)からの指示に応じた処理を実行する。具体的には、図2で示したステップS220の処理による「現設定遅延量の通知」の指示であった場合には、基本音声遅延量tAD0、追加音声遅延量tADs、および、追加可能最大音声遅延量tADmaxを、映像再生装置200(遅延量決定部260)に応答する。また、図2で示したステップS280の処理による「追加遅延量の設定」指示であった場合には、この指示に含まれて通知された追加音声遅延量tADsを取得し、遅延処理部330に設定する。これにより、指示された追加音声遅延量tADsが遅延処理部330に設定され、設定された音声遅延量tADで遅延処理部330が動作する。
以上説明したように、映像再生装置200の遅延量決定部260が図2に示した映像遅延量および音声遅延量の決定処理を実行し、音声再生装置300の遅延量決定部360が図3に示した音声遅延量の設定処理を実行する。
なお、映像再生装置200の遅延処理部230および音声再生装置300の遅延処理部330において設定可能な遅延量としては、あらかじめ想定される遅延量を確保できる範囲が用意されているのが好ましいが、少なくとも、以下で説明する遅延量を追加遅延量の最大値として設定可能とすればよいと考えられる。
日本における放送規格での映像に対する音声の遅れは最大185msとされている。また、高画質化のために実行されるIP変換等の処理において、最小でもインターレス信号で1フレーム時間(約33ms)の遅延が発生する。そこで、映像再生装置200の遅延量決定部260で設定可能な追加映像遅延量の最大値は、理想的には、152ms(=[185−33]ms)の遅延量(フレーム時間tFrameで換算すると、5・tFrameの遅延量)が必要と考えられる。ただし、実質的には3・tFrameの遅延量が設定可能であれば十分であると考えられる。
また、映像に対する音声の進みは、最大90msとされている。従って、音声再生装置300の遅延量決定部360で設定可能な追加音声遅延量の最大値は、123ms(=[90+33]ms)程度であればよいと考えられる。
A3.映像遅延量および音声遅延量のユーザによる調整処理:
図5は、映像再生装置200の遅延量決定部260において実行される映像遅延量および音声遅延量のユーザによる調整処理の手順を示す説明図である。図6は、ユーザが利用する入力装置としてのリモコン290において、映像遅延量および音声遅延量の調整処理のためのボタンを示す説明図である。
映像再生装置200の遅延量決定部260は、ユーザがリモコン290の「遅延調整」ボタン292を押下することにより、調整遅延量入力部280から、映像遅延量および音声遅延量の調整処理の開始指示が発生され、これにより、図5に示す処理を開始する。
まず、ユーザがリモコン290のボタンを押下することにより、調整遅延量入力部280からユーザの指示が入力されるまで待機する(ステップS410)。
次に、入力された指示が終了指示であるか否か判断する(ステップS420)。ここで、終了指示は、「遅延調整」ボタン292を再度押下することによりなされる。但し、これに限定されるものではなく、専用の終了ボタンを設けてもよい。
入力された指示が終了指示であった場合には(ステップS420:YES)、処理を終了する。一方、終了指示でなかった場合には(ステップS420:NO)、音声遅延あるいは映像遅延の指示であると判断され、ステップS430,S440の処理を実行後、ステップS450〜S480、あるいは、ステップS490〜S520の処理を実行する。
ステップS430では、遅延量通信部270および音声再生装置300の遅延量通信部370を介して、音声再生装置300の遅延量決定部360に対して、音声再生装置300における音声遅延量tADの情報として、基本音声遅延量tAD0、追加音声遅延量tADs、および、追加可能最大音声遅延量tADmaxの通知を指示し、遅延量決定部360から通知された情報を取得する。なお、ここで取得する情報は、図2の処理によって既知となっているため、ステップS430の処理を省略することも可能である。
ステップS440では、入力された指示が、リモコン290の「音声遅延」ボタン294の押下による音声遅延であるか、「映像遅延」ボタン296の押下による映像遅延であるか、判断する。
入力された指示が音声遅延の指示の場合には(ステップS440:YES)、ステップS450〜S480の処理を実行した後、一方、映像遅延の指示の場合には(ステップS440:NO)、ステップS490〜S510の処理を実行した後、ステップS410の処理に戻る。このように、終了指示があるまで、ステップS410〜ステップS520の処理を繰り返し実行する。
なお、1回の音声遅延あるいは映像遅延の指示における調整遅延量をtdとする。ただし、調整遅延量tdの値としては、1フレーム時間tFrameよりも小さな値とすることが好ましく、例えば、tFrame=33msの場合td=5msのように設定することが好ましい。
まず、音声遅延の指示が有った場合におけるステップS450〜S480の処理について説明する。
ステップS450では、追加音声遅延量tADsに調整遅延量tdを加算した値が追加可能最大音声遅延量tADmax以下([tADs+td]≦tADmax)であるか否か、すなわち、調整遅延量tdだけ遅延させることができるか否か判断する。
ここで、[tADs+td]≦tADmaxの場合には(ステップS450:YES)、調整遅延量tdだけ遅延させることができるので、ステップS460の処理を実行してステップS410に戻る。
ステップS460では、現在の追加音声遅延量tADsに調整遅延量tdを加算することにより、新たな追加音声遅延量tADs(tADs+=td)を求めて、求めた追加音声遅延量tADsの設定を、遅延量通信部270および音声再生装置300の遅延量通信部370を介して、音声再生装置300の遅延量決定部360に対して指示する(ステップS460)。
一方、[tADs+td]>tADmaxの場合には(ステップS450:NO)、さらに、追加映像遅延量tVDsが1フレーム時間tFrame以上(tVDs≧tFrame)であるか否か判断する(ステップS470)。
ここで、tVDs≧tFrameの場合には(ステップS470:YES)、ステップS480の処理を実行してステップS410に戻り、tVDS<tFrameの場合には(ステップS470:NO)、そのままステップS410に戻る。
ステップS480では、現在の追加映像遅延量tVDsから1フレーム時間tFrameを減算することにより、新たな追加映像遅延量tVDs(tVDs−=tFrame)を求めるとともに、1フレーム時間tFrameから調整遅延量tdを減算した値を、現在の追加音声遅延量tADsから減算することにより、新たな追加音声遅延量tADs(tADs−=[tFRame−td])を求めて、求めた追加音声遅延量tADsの設定を、遅延量通信部270および音声再生装置300の遅延量通信部370を介して、音声再生装置300の遅延量決定部360に対して指示する。
以上のように音声遅延の指示に応じて、調整遅延量tdに対応する遅延の調整が実行される。
次に、映像遅延の指示が有った場合におけるステップS490〜S520の処理について説明する。
ステップS490では、追加音声遅延量tADsから調整遅延量tdを減算した値が「0」以上([tADs−td]≧0)であるか否か判断する。
ここで、[tADs−td]≧0の場合には(ステップS490:YES),ステップS500の処理を実行してステップS410に戻る。
ステップS500では、現在の追加音声遅延量tADsから調整遅延量tdを減算することにより、新たな追加音声遅延量tADs(tADs−=td)を求めて、求めた追加音声遅延量tADsの設定を、遅延量通信部270および音声再生装置300の遅延量通信部370を介して、音声再生装置300の遅延量決定部360に対して指示する(ステップS500)。
一方、[tADs−td]<の場合には(ステップS490:NO)、さらに、追加映像遅延量tVDsに1フレーム時間tFrameを加算した値が追加可能最大映像遅延量tVDmaxよりも小さい([tVDs+tFrame]<tVDmax)か否か判断する(ステップS510)。
ここで、[tVDs+tFrame]<tVDmaxの場合には(ステップS510:YES)、ステップS520の処理を実行してステップS410に戻り、[tVDs+tFrame]≧tVDmaxの場合には(ステップS510:NO)、そのままステップS410に戻る。
ステップS520では、現在の追加映像遅延量tVDsに1フレーム時間tFrameを加算することにより、新たな追加映像遅延量tVDs(tVDs+=tFrame)を求めるとともに、1フレーム時間tFrameから調整遅延量tdを減算した値を、現在の追加音声遅延量tADsに加算することにより、新たな追加音声遅延量tADs(tADs+=[tFRame−td])を求めて、求めた追加音声遅延量tADsの設定を、遅延量通信部270および音声再生装置300の遅延量通信部370を介して、音声再生装置300の遅延量決定部360に対して指示する。
以上のように映像遅延の指示に応じて、調整遅延量tdに対応する遅延の調整が実行される。
なお、映像遅延量および音声遅延量の調整処理における音声再生装置300の遅延量決定部360の処理動作は、図4に示した処理と同様であるので、説明を省略する。
以上説明したように、映像再生装置200の遅延量決定部260が図5に示した映像遅延量および音声遅延量の調整処理を実行することにより、ユーザの指示に応じた遅延量の調整を実行することができる。
A4.効果:
以上説明したように、上記コンテンツ再生システム10では、映像再生装置200の遅延量決定部260が図2に示した映像遅延量および音声遅延量の決定処理を実行し、音声再生装置300の遅延量決定部360が図3に示した音声遅延量の設定処理を実行することにより、映像再生装置200および音声再生装置300は、それぞれの再生装置内部における再生処理遅延のズレによって発生する再生タイミングのズレ(同期ズレ)を低減することができる。これにより、同期ズレが合ったコンテンツの視聴環境を簡便に実現することができる。
また、上記コンテンツ再生システム10では、ユーザがリモコン290から入力する指示に応じて、手動で映像遅延量および音声遅延量の調整を実行することができるので、コンテンツ供給装置100から映像再生装置200に供給される映像情報の伝送遅延と、コンテンツ供給装置100から音声再生装置300に供給される音声情報の伝送遅延のズレ(伝送遅延ズレ)や、そもそもコンテンツ供給装置において発生する映像情報の伝送タイミングと音声情報の伝送タイミングのズレ(伝送タイミングズレ)を、ユーザが手動で調整することにより、低減することができる。
また、上記コンテンツ再生システム10では、映像遅延量および音声遅延量を制御して調整することができるので、音声遅延量のみを制御して調整する場合に比べて、幅広い調整範囲を有することができる。
また、上記コンテンツ再生システム10では、映像再生装置200の操作で。映像再生装置200における再生タイミングと音声再生装置300における再生タイミングの進み/遅れに応じた調整が可能であるので、それぞれの再生装置でそれぞれの遅延量を独立して調整する場合に比べて調整が容易である。
B.変形例:
なお、本発明は上記実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様にて実施することが可能である。
B1.変形例1:
上記実施例では、映像再生装置200の遅延量決定部260において、映像遅延量tVDと音声遅延量tADとが一致するように、追加映像遅延量tVDsと追加音声遅延量tADsとを決定しあるいは調整し、決定あるいは調整した追加音声遅延量を音声再生装置300の遅延量決定部360に設定する場合を例に説明したが、これに限定されるものではなく、音声再生装置300の遅延量決定部360において、映像遅延量tVDと音声遅延量tADとが一致するように、追加映像遅延量tVDsと追加音声遅延量tADsとを決定しあるいは調整し、決定あるいは調整した追加映像遅延量を映像再生装置200の遅延量決定部260に設定するようにしてもよい。
B2.変形例2:
上記実施例では、タイミングを合わせて再生すべき第1と第2のコンテンツ情報として、映像情報と音声情報を例に説明したが、これに限定されるものではなく、映像情報と映像情報、音声情報と音声情報であってもよい。すなわち、1つのコンテンツを構成し、タイミングを合わせて再生すべき第1と第2のコンテンツ情報を、それぞれに対応する第1と第2の再生装置において再生する場合において適用可能である。
B3.変形例3:
上記実施例では、映像情報通信経路VLと、音声情報通信経路ALと、遅延情報通信経路CLと、をそれぞれ独立した経路とした場合を例に説明したが、これに限定されるものではなく、映像情報通信経路と音声情報通信経路とを共通化してもよい。また、映像情報通信経路、音声情報通信経路、および、遅延情報通信経路を全て共通の通信経路としてもよい。通信経路を共通化する場合において、映像情報や音声情報の通信は、例えば、RTP(Real−time Transport Protocol)によるマルチキャスト送信によって実行される。
B4.変形例4:
上記実施例では、映像再生装置200と音声再生装置300との間の通信プロトコルとして、SOAPを例に説明しているが、これに限定されるものではなく、HTTP,XML等の種々の通信プロトコルにおいて、新たに「現設定遅延量の取得」や「追加遅延量の設定」を指示するためのメッセージコマンドを定義することができる通信プロトコルを用いるようにすればよい。
本発明の一実施例としてのコンテンツ再生システム10の構成を機能的に示す説明図である。 映像再生装置200の遅延量決定部260において実行される映像遅延量および音声遅延量の自動調製処理の手順を示す説明図である。 映像遅延量および音声遅延量の調整例を示す説明図である。 音声再生装置300の遅延量決定部360において実行される音声遅延量の決定処理の手順を示す説明図である。 映像再生装置200の遅延量決定部260において実行される映像遅延量および音声遅延量のユーザによる調整処理の手順を示す説明図である。 ユーザが利用する入力装置としてのリモコン290において映像遅延量および音声遅延量の調整処理のためのボタンを示す説明図である。
符号の説明
10…コンテンツ再生システム
100…コンテンツ供給装置
200…映像再生装置
210…映像情報受信部
220…映像処理部
230…遅延処理部
240…映像再生部
250…投写部
260…遅延量決定部
270…遅延量通信部
280…調整遅延量入力部
290…リモートコントローラ(リモコン)
292…「遅延調整」ボタン
294…「音声遅延」ボタン
296…「映像遅延」ボタン
300…音声再生装置
310…音声情報受信部
320…音声処理部
330…遅延処理部
340…音声再生部
350…スピーカ
360…遅延量決定部
370…遅延量通信部
VL…通信経路(映像情報通信経路)
AL…通信経路(音声情報通信経路)
CL…通信経路(遅延情報通信経路)

Claims (7)

  1. タイミングを合わせて再生すべき第1と第2のコンテンツ情報を、それぞれに対応する第1と第2の再生装置において再生するコンテンツ再生システムであって、
    第1の再生装置は、
    供給される第1のコンテンツ情報の再生タイミングを遅延する第1の遅延処理部と、
    前記第1の遅延処理部における遅延量を決定し、前記第1の遅延処理部に設定する第1の遅延量決定部と、
    を備え、
    第2の再生装置は、
    供給される第2のコンテンツ情報の再生タイミングを遅延する第2の遅延処理部と、
    前記第2の遅延処理部における遅延量を決定し、前記第2の遅延処理部に設定する第2の遅延量決定部と、
    を備え、
    前記第1の再生装置に供給される前記第1のコンテンツ情報の再生を開始するまでに要する時間を示す第1の再生遅延量は、前記第1のコンテンツ情報の再生条件に応じて決まる第1の基本遅延量と、前記第1の遅延処理部に設定される第1の追加遅延量とで決定され、
    前記第2の再生装置に供給される前記第2のコンテンツ情報の再生を開始するまでに要する時間を示す第2の再生遅延量は、前記第2のコンテンツ情報の再生条件に応じて決まる第2の基本遅延量と、前記第2の遅延処理部に設定される第2の追加遅延量とで決定され、
    前記第1の再生遅延量および前記第2の再生遅延量を調整する場合において、
    前記第1の遅延量決定部は、前記第1の基本遅延量および前記第1の追加遅延量を取得するとともに、前記第2の遅延量決定部に対して、前記第2の基本遅延量および前記第2の追加遅延量の通知を指示し、
    通知指示を受けた前記第2の遅延量決定部は、前記第2の基本遅延量および前記第2の追加遅延量を、前記第1の遅延量決定部に応答し、
    応答を受けた前記第1の遅延量決定部は、
    前記応答に含まれていた前記第2の基本遅延量および前記第2の追加遅延量を取得し、取得した前記第2の基本遅延量および前記第2の追加遅延量で決まる前記第2の再生遅延量と、前記第1の基本遅延量および前記第1の追加遅延量で決まる前記第1の再生遅延量と、が一致するように、新たな前記第1の追加遅延量および新たな前記第2の追加遅延量を決定し、
    前記新たな第1の追加遅延量を前記第1の遅延処理部に設定するとともに、前記第2の遅延量決定部に対して、前記新たな第2の追加遅延量の前記第2の遅延処理部への設定を指示し、
    設定指示を受けた前記第2の遅延量決定部は、前記設定指示に含まれていた前記新たな第2の追加遅延量を前記第2の遅延処理部に設定する
    ことを特徴とするコンテンツ再生システム。
  2. 請求項1記載のコンテンツ再生システムであって、
    前記第1の再生装置および前記第2の再生装置は、前記通知指示、前記通知指示に対する応答、および、前記設定指示を実行するために、前記第1のコンテンツ情報および前記第2のコンテンツ情報の通信部とは異なる通信部を備える
    ことを特徴とするコンテンツ再生システム。
  3. 請求項2記載のコンテンツ再生システムであって、
    前記異なる通信部で利用されるプロトコルは、SOAPであることを特徴とするコンテンツ再生システム。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のコンテンツ再生システムであって、
    前記第1の再生装置は、さらに、
    ユーザによる調整遅延量の入力を許容する調整遅延量入力部を備え、
    ユーザが第1の再生遅延量および前記第2の再生遅延量を調整する場合において、
    前記第1の遅延量決定部は、
    前記調整遅延量入力部から通知された前記調整遅延量に応じて、新たな前記第1の追加遅延量および新たな前記第2の追加遅延量を決定し、
    前記新たな第1の追加遅延量を前記第1の遅延処理部に設定するとともに、前記第2の遅延量決定部に対して、前記新たな第2の追加遅延量の前記第2の遅延処理部への設定を指示し、
    設定指示を受けた前記第2の遅延量決定部は、前記設定指示に含まれていた前記新たな第2の追加遅延量を前記第2の遅延処理部に設定する
    ことを特徴とするコンテンツ再生システム。
  5. タイミングを合わせて再生すべき第1と第2のコンテンツ情報を、それぞれに対応する第1と第2の再生装置において再生するコンテンツ再生システムに用いられる第1の再生装置であって、
    供給される第1のコンテンツ情報の再生タイミングを遅延する第1の遅延処理部と、
    前記第1の遅延処理部における遅延量を決定し、前記第1の遅延処理部に設定する第1の遅延量決定部と、
    を備え、
    前記コンテンツ再生システムで、前記第1の再生装置に供給される前記第1のコンテンツ情報の再生を開始するまでに要する時間を示す第1の再生遅延量および前記第2の再生装置に供給される前記第2のコンテンツ情報の再生を開始するまでに要する時間を示す第2の再生遅延量を調整する場合において、
    前記第1の遅延量決定部は、
    前記第1の再生遅延量を決定する、前記第1のコンテンツ情報の再生条件に応じて決まる第1の基本遅延量と、前記第2の基本遅延量に追加設定される前記第1の追加遅延量を取得するとともに、前記第2の再生装置に対して、前記第2の再生遅延量を決定する、前記第2のコンテンツ情報の再生条件に応じて決まる第2の基本遅延量と、前記第2の基本遅延量に追加設定される第2の追加遅延量の通知を指示することにより、前記第2の基本遅延量および前記第2の追加遅延量を取得し、
    取得した前記第2の基本遅延量および前記第2の追加遅延量で決まる前記第2の再生遅延量と、前記第1の基本遅延量および前記第1の追加遅延量で決まる前記第1の再生遅延量と、が一致するように、新たな前記第1の追加遅延量および新たな前記第2の追加遅延量を決定し、
    前記新たな第1の追加遅延量を前記第1の遅延処理部に設定するとともに、前記第2の遅延量決定部に対して、前記新たな第2の追加遅延量の前記第2の遅延処理部への設定を指示する
    ことを特徴とする第1の再生装置。
  6. タイミングを合わせて再生すべき第1と第2のコンテンツ情報を、それぞれに対応する第1と第2の再生装置において再生するコンテンツ再生システムに用いられる第2の再生装置であって、
    供給される第2のコンテンツ情報の再生タイミングを遅延する第2の遅延処理部と、
    前記第2の遅延処理部における遅延量を決定し、前記第2の遅延処理部に設定する第2の遅延量決定部と、
    を備え、
    前記コンテンツ再生システムで、前記第1の再生装置に供給される前記第1のコンテンツ情報の再生を開始するまでに要する時間を示す第1の再生遅延量および前記第2の再生装置に供給される前記第2のコンテンツ情報の再生を開始するまでに要する時間を示す第2の再生遅延量を調整する場合において、
    前記第2の遅延量決定部は、
    前記第1の再生装置から、前記第2の再生遅延量を決定する、前記第2のコンテンツ情報の再生条件に応じて決まる第2の基本遅延量と、前記第2の基本遅延量に追加設定される第2の追加遅延量の通知を指示されたときに、前記第2の基本遅延量および前記第2の追加遅延量を、前記第1の再生装置に応答し、
    前記第1の再生装置から、新たな第2の追加遅延量の前記第2の遅延処理部への設定を指示されたときに、設定指示に含まれていた前記新たな第2の追加遅延量を前記第2の遅延処理部に設定する
    ことを特徴とする第2の再生装置。
  7. タイミングを合わせて再生すべき第1と第2のコンテンツ情報を、それぞれに対応する第1と第2の再生装置において再生するコンテンツ再生方法であって、
    前記第1の再生装置に供給される前記第1のコンテンツ情報の再生を開始するまでに要する時間を示す第1の再生遅延量は、前記第1のコンテンツ情報の再生条件に応じて決まる第1の基本遅延量と、前記第1の再生装置に備えられる第1の遅延処理部に設定される第1の追加遅延量とで決定され、
    前記第2の再生装置に供給される前記第2のコンテンツ情報の再生を開始するまでに要する時間を示す第2の再生遅延量は、前記第2のコンテンツ情報の再生条件に応じて決まる第2の基本遅延量と、前記第2の再生装置に備えられる第2の遅延処理部に設定される第2の追加遅延量とで決定され、
    前記第1の再生遅延量および前記第2の再生遅延量を調整する場合において、
    前記第1の再生装置は、前記第1の基本遅延量および前記第1の追加遅延量を取得するとともに、前記第2の再生装置に対して、前記第2の基本遅延量および前記第2の追加遅延量の通知を指示し、
    通知指示を受けた前記第2の再生装置は、前記第2の基本遅延量および前記第2の遅延処理部に設定されている前記第2の追加遅延量を、前記第1の再生装置に応答し、
    応答を受けた前記第1の再生装置は、
    前記応答に含まれていた前記第2の基本遅延量および前記第2の追加遅延量を取得し、取得した前記第2の基本遅延量および前記第2の追加遅延量で決まる前記第2の再生遅延量と、前記第1の基本遅延量および前記第1の追加遅延量で決まる前記第1の再生遅延量と、が一致するように、新たな前記第1の追加遅延量および新たな前記第2の追加遅延量を決定し、
    前記新たな第1の追加遅延量を前記第1の遅延処理部に設定するとともに、前記第2の再生装置に対して、前記新たな第2の追加遅延量の前記第2の遅延処理部への設定を指示し、
    設定指示を受けた前記第2の再生装置は、前記設定指示に含まれていた前記新たな第2の追加遅延量を前記第2の遅延処理部に設定する
    ことを特徴とするコンテンツ再生方法。
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