JP4358687B2 - 積層型熱交換器および空気調和装置 - Google Patents

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本発明は、車両用空調装置などのエバポレータ(蒸発器)に用いられて好適な積層型熱交換器の構造に関する。
車両用空調装置のエバポレータ(蒸発器)として、図3に示すような積層型熱交換器が多用されている。
同図に示されているように、複数のチューブエレメント1が積層されて積層型熱交換器10が構成されている。各チューブエレメント1の間は空気通路となっており、空気側フィン3がこの空気通路内に配設されている。
チューブエレメント1は、図4に示されているように、2枚の成形プレート(板体)1a,1bの面同士が突き合わされることによって構成されている。これら成形プレート1a,1bには、冷媒の内部流路を形成する深さの浅い皿状部9が設けられている。この皿状部9の一端には、より深さの深い冷媒入口タンク部4a及び冷媒出口タンク部4bが形成されている。
皿状部9には、冷媒との熱交換面積を増大させるためのインナーフィン2が配置されている。
各成形プレート1a,1bの皿状部9の幅方向中央部には、互いに向かい合ってリブ11が内側に突設されて設けられている。リブ11は、互いにろう付けされた状態で冷媒流路を幅方向に2分割するとともに、配置されたインナーフィン挟み込み部2bを挟み込むことにより固定して左右位置のズレを防止している。
リブ11は、図6に示されているように、上端(タンク側の固定端部)がタンク部4a,4bにまで延設された状態となっている。
このように構成されたチューブエレメント1は、一対の成形プレート1a,1bを互いに対向させて接合し、その間に冷媒入口タンク部4aから流入した冷媒を冷媒出口タンク部4bへと流す冷媒流路を形成する。
積層型熱交換器10には、図3に示されているように、冷媒入口管5に接続される冷媒入口ヘッダ6が設けられている。この冷媒入口ヘッダ6は、積層型熱交換器10の一方の側面部で、冷媒入口タンク部4aと連通して接続されている。
また、積層型熱交換器10には、冷媒出口管8に接続される冷媒出口ヘッダ7が設けられている。この冷媒出口ヘッダ7は、積層型熱交換器10の他方の側面部で、冷媒出口タンク部4bと連通して接続されている。
冷媒入口管5から入った冷媒は、冷媒入口ヘッダ6から、個々に接続されて連通している各チューブエレメント1の冷媒入口タンク部4aの通路に流入し、この通路を流動する過程で各チューブエレメント1に分配される。
各チューブエレメント1に分配された冷媒は、そのチューブエレメント1に形成されている冷媒流路を経て冷媒出口タンク部4bに流入する。各チューブエレメント1の冷媒出口タンク部4bは、冷媒入口タンク部4aと同様に個々に接続されて連通した通路を成しているので、冷媒はこの冷媒出口タンク部4bの通路を流動し、これに接続連通された冷媒出口ヘッダ7に流入した後、本冷媒出口ヘッダ7に接続する冷媒出口管8を通過して積層型熱交換器10から流出していく。
特開平8−136179号公報
ところで、以上の構成において、積層型熱交換器10のチューブエレメント1を構成する成形プレート1a,1bが形成する冷媒入口タンク部4a及び冷媒出口タンク部4bには、図5に矢印で示したように冷媒の内圧が作用する。この内圧によってタンク部4a、4bまで延設されているリブ11の上端(固定端部)にピーク応力が発生してしまい、繰り返し圧力変動時の破壊原因となっていた。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、チューブエレメントの強度が高い積層型熱交換器および該積層型熱交換器を備えた空気調和装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、2枚の板体が重ね合わされて内部流路が設けられたプレート状のチューブエレメントと冷却フィンとが交互に積層されて構成され、前記2枚の板体の端部には積層されて隣り合うチューブエレメントを相互に連通させるタンク部が形成された積層型熱交換器において、重ね合わされる2枚の前記板体の間には、前記タンクに連通する前記内部流路を幅方向中央部にて分離するように長手方向に延在する1本のリブと、インナーフィンとが固定され、前記リブの前記タンク側の固定端部は、前記インナーフィンの前記タンク側の固定端部よりも前記タンクから見て遠い位置に設けられ、前記各板体に設けられた前記リブは、その先端が互いに付きあわされ、前記インナーフィンを挟み込んだ状態で固定されていることを特徴とする。
この発明によれば、リブの固定端部よりもインナーフィンの固定端部がタンク部に近い位置にあるため、リブの固定端部に応力集中が生じることなく、タンク部に作用する応力がインナーフィン全体に分散される。
インナーフィンは、板体に対して固定されているので、チューブエレメントの内部で支柱構造をなし、強度の増大が図られる。
請求項2に記載の発明は、前記インナーフィンが断面視波形状であることを特徴とする。
インナーフィンが断面波形状とされているので、より強固な支柱構造が実現され、チューブエレメントの耐圧強度が増し、また、タンク部にかかる応力負荷が低減する。
請求項3に記載の発明は、冷媒と吸入空気との間で熱交換を行う室内熱交換器と、冷媒と外気との間で熱交換を行う室外熱交換器と、冷媒を圧縮し吐出する圧縮機と、冷媒を減圧膨張させる膨張機構とを備えた空気調和装置において、前記室内熱交換器と室外熱交換器の少なくとも一方は請求項1または2に記載の積層型熱交換器であることを特徴とする。
本発明によれば、高い耐圧強度を有する熱交換器を備えた空気調和装置を提供することができる。
本発明においては以下の効果を得ることができる。
チューブ入口部にかかる応力をインナーフィン全体に分散させることができるから、発生応力の低減、強度向上を実現することができる。
また、インナーフィンがチューブ内部で支柱構造をなすことにより、チューブ耐圧強度が増し、またチューブ入口部にかかる負荷応力を低減することができる。
さらにインナーフィンを波形状とすることにより、チューブ内で確実に支柱構造を構成することができる。
次に、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、従来と同一の構成については同一の符号を用い、その説明を省略する。また、全体構成は図3に示した従来技術と略同様であるので説明を省略する。
本実施形態にかかる積層型熱交換器は、例えば、車両用空調装置のエバポレータ(蒸発器)として用いられる。
図1には、成形プレート(板体)21a,21bのタンク部4a,4bの周辺が示されている。
図2は成形プレート21a、21bにより構成されたチューブエレメントの部分側断面図である。
各成形プレート21a,21bの皿状部9の幅方向中央部には互いに向かい合ってリブ22が突設されて設けられている。このリブ22は、チューブエレメントの長手方向に延在しており、冷媒が流れる流路(内部流路)を分離するようになっている。
各成形プレート21a,21bに設けられたリブ22は、その先端が互いに付きあわされ、インナーフィン2を挟み込んだ状態でろう付けにより固定されている。このようにインナーフィン2は、インナーフィン挟み込み部2bにおいてリブ22によって挟み込まれているので、その位置決めが確実になされるようになっている。
なお、リブ22は、タンク部4aの下方に形成された皿状部9だけでなく、タンク部4bの下方に形成された皿状部9にも設けられているが、図1ではタンク部4bの図示が省略されている。
インナーフィン2は、成形プレート21a,21bの幅方向に沿って波打つ波形状とされている。このインナーフィン2は、波形状の山および谷の頂部がろう付けによって成形プレート21a,21bに対して固定されている。したがって、インナーフィン2の成形プレート21a,21bに対する接合線は、成形プレート21a,21bの上下方向(図1において上下方向)に亘って並ぶようにして複数形成されている。
リブ22の上端の成形プレート21a,21bに対する固定位置(ろう付け位置)は、インナーフィン2の上端の成形プレート21a,21bに対する固定位置(ろう付け位置)よりもタンク部4a,4bから離間した位置(遠い位置)となっている。すなわち、インナーフィン2の上端のろう付け位置がリブ22の上端ろう付け線22aよりも図1において上方(タンク部寄り)に位置している。
このように、リブ22のタンク部側端部固定位置をインナーフィン2のタンク部側端部固定位置よりもタンク部4a,bから見て遠い位置になるよう所定間隔を空けて設けることとしたので、上述した接合線をなす複数のろう付け部でも内圧に起因する応力を受けることにより、図2のようにタンク内の冷媒の内圧負荷がインナーフィン2の全体に分散され、リブ22上端への応力集中を防ぐことができる。すなわち、従来技術においてはリブ22の上端の固定端部にピーク応力が発生していたが、本実施形態によれば、リブ22タンク部側端部固定位置とインナーフィン2タンク部側端部固定位置を揃えない構成とすることにより、インナーフィン2の上端縁全体で応力が支持されるから、発生応力が低減し、タンク部4a,4bの強度を向上させることができる。
さらに、インナーフィン2は波形状とされており、波形状の各頂部(山および谷)が成形プレート21a,21bに固定されているので、チューブエレメント内で支柱構造を構成することになる。これにより、チューブエレメントの剛性が増し、チューブエレメント耐圧強度が上昇するとともに、タンク部4a,4bにかかる応力負荷を低減することが可能となる。
特に、インナーフィン2が波形状とされているので、インナーフィン2自体の剛性が増してさらに強度を増すことができる。
なお、本実施形態では、エバポレータについて説明したが、コンデンサ(凝縮器)に本発明を適用して良い。
本発明の一実施形態として示した積層型熱交換器に用いられる成形プレートの部分正面図である。 同積層型熱交換器の図5に相当する部分図である。 従来の車両用空調装置のエバポレータに用いられる積層型熱交換器の外観斜視図である。 同積層型熱交換器を構成する冷媒管の分解斜視図である。 図3のA-A線に沿ったチューブエレメントの部分断面図である。 成形プレートの部分正面図である。
符号の説明
2a インナーフィン
2b インナーフィン挟み込み部
4a,4b タンク部
21a,21b 成形プレート(板体)
22 リブ

Claims (3)

  1. 2枚の板体が重ね合わされて内部流路が設けられたプレート状のチューブエレメントと冷却フィンとが交互に積層されて構成され、前記2枚の板体の端部には積層されて隣り合うチューブエレメントを相互に連通させるタンク部が形成された積層型熱交換器において、
    重ね合わされる2枚の前記板体の間には、前記タンクに連通する前記内部流路を幅方向中央部にて分離するように長手方向に延在する1本のリブと、インナーフィンとが固定され、
    前記リブの前記タンク側の固定端部は、前記インナーフィンの前記タンク側の固定端部よりも前記タンクから見て遠い位置に設けられ
    前記各板体に設けられた前記リブは、その先端が互いに付きあわされ、前記インナーフィンを挟み込んだ状態で固定されていることを特徴とする積層型熱交換器。
  2. 前記インナーフィンは、断面視波形状であることを特徴とする請求項1に記載の積層型熱交換器。
  3. 冷媒と吸入空気との間で熱交換を行う室内熱交換器と、冷媒と外気との間で熱交換を行う室外熱交換器と、冷媒を圧縮し吐出する圧縮機と、冷媒を減圧膨張させる膨張機構とを備えた空気調和装置において、
    前記室内熱交換器と室外熱交換器の少なくとも一方は請求項1または2に記載の積層型熱交換器であることを特徴とする空気調和装置。
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