JP4356580B2 - 無方向性電磁鋼板およびその製造方法 - Google Patents

無方向性電磁鋼板およびその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4356580B2
JP4356580B2 JP2004296202A JP2004296202A JP4356580B2 JP 4356580 B2 JP4356580 B2 JP 4356580B2 JP 2004296202 A JP2004296202 A JP 2004296202A JP 2004296202 A JP2004296202 A JP 2004296202A JP 4356580 B2 JP4356580 B2 JP 4356580B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
less
steel sheet
oriented electrical
strength
electrical steel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004296202A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006104557A (ja
Inventor
浩志 藤村
裕義 屋鋪
諭 岡村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Industries Ltd filed Critical Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority to JP2004296202A priority Critical patent/JP4356580B2/ja
Publication of JP2006104557A publication Critical patent/JP2006104557A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4356580B2 publication Critical patent/JP4356580B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Manufacturing Of Steel Electrode Plates (AREA)
  • Soft Magnetic Materials (AREA)

Description

本発明は、高速で回転するモータのロータ用鉄心の素材として好適な無方向性電磁鋼板およびその製造方法に関する。特に、本発明は、回転時の応力あるいは加減速時の応力変動に耐え、優れた強度特性および磁気特性が要求される、磁石埋め込み型モータ(IPMモータ)や突極型表面磁石モータ(突極型SRMモータ)のロータ用鉄心の素材として好適な無方向性電磁鋼板およびその製造方法に関するものである。
地球温暖化ガスを削減するため、自動車や家電製品などの分野では消費エネルギーの少ない新製品開発が必要である。例えば、自動車分野では低燃費化するためガソリンエンジンとモータとのハイブリッド駆動自動車(HEV)あるいはモータ駆動の電気自動車がある。家電製品分野では年間電気消費量の少ない高効率エアコンや冷蔵庫などがある。それらの共通した技術はモータであり、モータの高効率化が重要な技術となっている。モータ高効率化の過程において、モータの駆動システムは高度化し、さまざまな回転駆動制御が可能になっている。すなわち、駆動電源の周波数制御により、可変速運転、商用周波数以上での高速運転を可能としたモータが増加してきている。
このような高速回転機の実現には、高速回転に耐え得る構造のロータを開発する必要がある。一般に、ロータに作用する遠心力は回転半径に比例し、回転速度の二乗に比例する。このため高速回転で運転する際には、そのロータに作用する力が例えば600MPaを超える場合もある。したがって、ロータには降伏強度の高い材料が必要となる。通常、モータロータには、積層した無方向性電磁鋼板が使用されるが、上記のような高速回転するモータでは所要の強度を満足できない場合がある。その際にはロータ材料として高強度の鋳鋼などが用いられている。しかしながら、モータロータは、回転時に磁気的性質を利用するものであるから、その材料としては、上述のように、機械特性とともに磁気特性に優れていることが要求される。すなわち、一体物の鋳鋼製ロータでは、渦電流損が非常に大きくなるのでモータの効率が低下してしまうという問題がある。また、IPMモータの場合はそのロータでの損失による発熱で磁石特性が劣化するという問題も生じる。
このように、上記のような高速回転するモータのロータ鉄心材料としては、機械的には高い降伏強度を有し、かつ磁気的には高周波低鉄損を有するものでなければならない。鋼板の強度を高める手段として、冷延鋼板の分野では一般に、固溶強化、析出強化、細粒化強化、変態強化などの方法が用いられるが、高い降伏強度および高周波低鉄損という優れた磁気特性は一般に相反する関係にあり、これらを同時に満足させることは極めて困難であった。
しかしながら、最近では、高い抗張力を有する無方向性電磁鋼板についてのいくつかの提案がなされてきている。
例えば特許文献1では、Si含有量を3.5〜7.0%と高め、これに固溶強化能の高い元素を添加し、抗張力を高める方法が提案されている。しかしながら、この方法により得られる鋼板は非常に脆いため、冷間圧延時に破断しやすく歩留まりが非常に低いという問題がある。
また、特許文献2では、通常の無方向性電磁鋼板のハイグレード品程度にSiを含有させると同時に、Nb,Zrの1種または2種、あるいはTi,Vの1種または2種の炭窒化物を活用し、さらには熱間圧延条件および仕上げ焼鈍条件を制御することにより、機械特性および磁気特性を兼備した降伏強度の高い無方向性電磁鋼板を製造する方法が提案されている。しかしながら、この方法では仕上げ焼鈍温度が低いために、鋼板の結晶粒径が非常に小さく、鉄損が非常に劣るという問題がある。
さらに、特許文献3では、鋼材内部に直径1.0μm以下のCuからなる金属相を含有させることにより、抗張力を高める方法が提案されている。しかしながら、Si含有量の多いフェライト相においてはCu固溶限が小さくなるため、微細なCu相による析出強化が十分得られない場合があり、改良の余地があった。
特開昭60−238421号公報 特開平6−330255号公報 特開2004−84053号公報
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、冷間圧延性に優れ、降伏強度が高く高周波での鉄損の低い無方向性電磁鋼板およびその製造方法を提供することを主目的とする。
本発明者らは、Cu析出のための時効熱処理を施さなくても強度が高く、かつ磁気特性に優れた鋼板ができないかとの観点から鋭意研究を積み重ねてきた結果、磁気特性および強度特性の両方に有利なSi含有の鋼をベースに、仕上げ焼鈍後の冷却時でのγ/α変態を利用してCu析出物を微細分散させることにより、強度特性および磁気特性を兼ね備えた無方向性電磁鋼板が得られることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明は、質量%で、C:0.03%以下、Si:1%以上3.5%以下、Mn:3%以下、P:0.2%以下、Al:0.1%以上1.5%以下、Ni:0.05%以上3%以下、およびCu:1%超4%以下を含有し、残部が実質的にFeおよび不純物からなり、下記式(1)で規定される成分パラメータAが0.8以上3以下、降伏強度が600MPa以上、鉄損W10/400が30W/kg以下、板厚が0.1mm以上0.35mm以下であることを特徴とする無方向性電磁鋼板を提供する。
A=[Ni]+0.5[Mn]+0.5[Cu]+100[C]−([Al]+0.5[Si]+[P]) … (1)
(ここで、[X]は成分Xの含有量(質量%)を示す。)
本発明においては、無方向性電磁鋼板の鋼組成、降伏強度、鉄損および板厚を所定の範囲とすることにより、冷間圧延性、磁気特性および強度特性に優れたものとすることができる。また、本発明の無方向性電磁鋼板を例えばモータロータに用いた場合、運転中に変形や破壊が生じることなく安定して使用可能なモータロータとすることができる。
また、本発明は、上述した鋼組成を備える冷延鋼板に、900℃以上1150℃以下の範囲内の仕上げ焼鈍温度で仕上げ焼鈍を施す仕上げ焼鈍工程と、上記仕上げ焼鈍工程後の鋼板を、900℃以下700℃以上の温度域での平均冷却速度が1℃/s以上50℃/s以下の範囲となるように冷却する冷却工程とを有することを特徴とする無方向性電磁鋼板の製造方法を提供する。
本発明においては、冷延鋼板の鋼組成と、仕上げ焼鈍工程での仕上げ焼鈍温度と、冷却工程での平均冷却速度とを適正に制御することにより、冷間圧延性、磁気特性および強度特性が良好な無方向性電磁鋼板を製造することができる。
本発明によれば、降伏強度が高く高周波での鉄損の低い無方向性電磁鋼板を効率よく製造することが可能である。また、この無方向性電磁鋼板を用いて製造した鉄心が高速回転するモータロータに組み込まれれば、モータ効率が高くなることはもちろん、運転中に変形や破壊することなく長期間にわたり安定して使用可能となる。このような省エネルギー効果により地球環境に負荷の少ない未来社会創造に貢献できる。
本発明者らは、Cu析出のための時効熱処理を施すことなく無方向性電磁鋼板を高強度化することを新たに着想し、Si、Al、P、Ni、Mn、CおよびCuの含有量の変化による鋼板の強度特性および磁気特性への影響を調査した。その結果、磁気特性および強度特性の両方に有利なSi含有の鋼をベースに、仕上げ焼鈍後の冷却時でのγ(オーステナイト)/α(フェライト)変態を利用してCu析出物を微細分散させるという析出強化により、強度特性および磁気特性を兼ね備えた無方向性電磁鋼板が得られることを見出した。以下、本発明をなすに至った知見およびそれに至る実験結果について説明する。
真空溶解炉にて、主要成分が質量%で、Si:2.5%、P:0.01%、S:0.002%、Al:0.3%、N:0.002%、およびCu:2.5%であり、下記式(2)で規定される成分パラメータBが0.1%〜4%の範囲内である鋳片を作製した。
B=[Ni]+0.5[Mn]+100[C] … (2)
(ここで、[X]は成分Xの含有量(質量%)を示す。)
この鋳片を1100℃で加熱した後、仕上げ温度を850℃として熱間圧延を施し、厚さ2.2mmの熱延鋼板を作製した。その熱延鋼板を厚さ1.8mmまで研削加工し、750℃10時間炉冷の焼鈍を施し、厚さ0.27mmまで冷間圧延を施した。その冷間圧延により得られた冷延鋼板に1000℃で10秒間の仕上げ焼鈍を行い、次いで20℃/sの冷却速度で300℃以下まで冷却した。
このようにして得られた鋼板よりJIS5号の引張試験片を加工し、JIS−Z−2241に規定の方法により引張試験を行った。
図1に、成分パラメータBの値と降伏強度との関係を示す。図1より明らかなように、成分パラメータBの値と降伏強度とには相関があり、成分パラメータBの値が1.1〜3.3の範囲内において鋼板の降伏強度が600MPa以上となることが明らかになった。
この実験結果で明らかなように、成分パラメータBの値、すなわちNi、MnおよびCの含有量を調整することにより高強度の鋼板が得られることがわかった。このように時効熱処理を施すことなく高強度の鋼板が製造できる理由について、本発明者らは次のように推定する。
すなわち、この高強度鋼板の強化機構には、Siなどによる固溶強化、Cu析出相による析出強化、および結晶粒微細化強化がある。それら強化因子の中でも、Cu析出相による析出強化の役割が大きい。母相であるフェライト相中のCu固溶量はSi含有量の増加によって小さくなるので、焼鈍により一旦固溶したCuはその後の冷却中に再析出する。冷却中に析出したCu相は強化に寄与するものもあるが、粒界析出が顕著になると、粒界近傍に無析出帯が形成されるので強度が上がらない。つまり、強度と磁気特性とに有効なSiはCu析出の分散状態に影響を与え、Cu析出強化を十分に活用できない場合がある。このような焼鈍後の冷却中のCu粒界析出を抑制するには、焼鈍中にCu固溶量の大きなオーステナイト相を一旦生成させ、冷却中のγ(オーステナイト)/α(フェライト)変態以降にCu析出を促すことが有効と考えられる。上記の実験では、成分パラメータBの値が小さい鋼板は焼鈍時にオーステナイト相が生成しないために降伏強度が低いのに対し、成分パラメータBの値が大きい鋼板は焼鈍後の冷却中にγ(オーステナイト)/α(フェライト)変態しCu析出が均質化するので降伏強度が高くなったと推察される。
上記の実験ではフェライト生成元素であるSi、AlおよびPの含有量が一定の条件で成分パラメータBの値を制御する方法をとったが、一般的にγ(オーステナイト)/α(フェライト)変態を活用して高強度鋼板を得るには、鋼板の主要成分であるSi、Al、P、Ni、Mn、CおよびCuの含有量を調整する必要がある。その場合、下記式(1)で規定される成分パラメータAが0.8〜3の範囲内となるように制御することが有効である。
A=[Ni]+0.5[Mn]+0.5[Cu]+100[C]−([Al]+0.5[Si]+[P]) … (1)
(ここで、[X]は成分Xの含有量(質量%)を示す。)
以下、本発明の無方向性電磁鋼板およびその製造方法について詳細に説明する。
A.無方向性電磁鋼板
まず、本発明の無方向性電磁鋼板について説明する。
本発明の無方向性電磁鋼板は、質量%で、C:0.03%以下、Si:1%以上3.5%以下、Mn:3%以下、P:0.2%以下、Al:0.1%以上1.5%以下、Ni:0.05%以上3%以下、およびCu:1%超4%以下を含有し、残部が実質的にFeおよび不純物からなり、下記式(1)で規定される成分パラメータAが0.8以上3以下、降伏強度が600MPa以上、鉄損W10/400が30W/kg以下、板厚が0.1mm以上0.35mm以下であることを特徴とするものである。
A=[Ni]+0.5[Mn]+0.5[Cu]+100[C]−([Al]+0.5[Si]+[P]) … (1)
(ここで、[X]は成分Xの含有量(質量%)を示す。)
なお、本発明において、各元素の含有量を示す「%」は、特に断りのない限り「質量%」を意味するものである
以下、本発明の無方向性電磁鋼板の鋼成分、成分パラメータA、降伏強度、鉄損および板厚について説明する。
1.鋼成分
(1)C
Cは成分パラメータAを調整するのに安価で有効な元素である。その効果を確実に得るには、C含有量を少なくとも0.005%以上にすることが好ましい。しかしながら、C含有量が0.03%を超えるとセメンタイトなどの炭化物が粗大に析出し、磁気特性劣化が顕著になる可能性がある。したがってC含有量は0.03%以下に限定する。好ましくは、C含有量は0.005%以上0.02%以下である。
(2)Si
Siは鋼の比抵抗を高め、鉄損低減に有効である。また、Siは固溶強化により鋼板の強度を高めるのにも有効である。さらにSiは鋼の耐酸化性を向上させ、Cu含有鋼特有の表面疵を抑制するのにも有効である。Si含有量は必要な鉄損特性および強度特性に応じて決定すればよい。しかしながら、Si含有量が1%未満では必要な降伏強度および鉄損が得られない可能性がある。一方、Si含有量が3.5%を超えると冷間圧延において破断しやすくなり製造コストが著しく増大するおそれがある。したがって、Si含有量は1%以上3.5%以下とする。より好ましいSi含有量は1.5%以上3%以下である。
(3)Mn
Mnは不可避不純物元素であり添加する必要はない。しかしながら、Mnは鋼の比抵抗を高め、鉄損低減に有効である。また、MnはNiやCと共に成分パラメータAを調整しCu析出を制御するのに有効な元素である。それらの効果を確実に得るには、Mnを0.1%以上含有させることが好ましい。一方、Mn含有量が3%を超えると原料コストが大きくなる場合がある。したがって、Mn含有量は3%以下に限定する。
(4)P
Pは不可避不純物元素であり添加する必要はない。しかしながら、Pは固溶強化により鋼板の強度を高めるのに有効な元素であり、その効果を得るには0.05%以上含有させることが好ましい。一方、P含有量が0.2%を超えると鋼の靱性が劣化し、冷間圧延時に破断するおそれがある。したがって、P含有量は0.2%以下に限定する。
(5)Al
AlはSiと同様に鋼の比抵抗を高め、鉄損低減に有効である。また、Alは鋼の耐酸化性も向上させるので、Cu含有鋼特有の表面疵を抑制するのにも有効である。しかしながら、Al含有量が1.5%を超えると、成分パラメータAの調整のためにMnやNiを多量に含有させる必要が生じ、飽和磁束密度が著しく低下して鉄心性能が劣化する可能性がある。一方、Cuによる表面疵を抑制するにはAl含有量を0.1%以上とすることが有効である。したがって、Al含有量は0.1%以上1.5%以下に限定する。
また、上記の効果を総合的に得るためには、SiおよびAlの合計含有量が2%以上4%以下であることが好ましい。
(6)Cu
Cuは本発明において必須の元素である。上述したように、Cu析出物が非常に微細である場合、磁気特性をほとんど劣化させることなく、強度特性を向上させる効果がある。しかしながら、Cu含有量が1%以下ではCu析出による強度上昇が十分得られない場合がある。一方、Cu含有量が増加するにつれて時効強化量は大きくなるが4%を超えると析出強化現象が飽和し、また鋼板の磁束密度も低下する可能性がある。したがって、Cu含有量は1%超4%以下に限定する。また、より望ましいCu含有量は、析出強化が最も顕著になるという点から2%以上3%以下である。
(7)Ni
Niはスラブ加熱時の溶融Cuによる耳割れや表面疵発生を抑制するのに必要な元素である。また、成分パラメータAを調整するのにも有効であり、本発明において必須の元素である。その効果を得るにはNi含有量を0.05%以上とする必要がある。一方、Ni含有量が3%を超えると、成分パラメータAを調整するためにSiやAlの含有量を多くする必要が生じ、飽和磁束密度が著しく低下して鉄心性能が劣化する可能性がある。したがって、Ni含有量は0.05%以上3%以下に限定する。より望ましいNi含有量は、0.5%以上2.5%以下である。
2.成分パラメータA
本発明においては、Cu析出物を仕上げ焼鈍後の冷却中に微細に分散させるため、α(フェライト)/γ(オーステナイト)変態を有する鋼成分にすることが必須である。具体的には、本発明の無方向性電磁鋼板の主要な成分を、下記式(1)で規定される成分パラメータAが0.8以上3以下となるように調整する。
A=[Ni]+0.5[Mn]+0.5[Cu]+100[C]−([Al]+0.5[Si]+[P]) … (1)
(ここで、[X]は成分Xの含有量(質量%)を示す。)
上記成分パラメータAが0.8未満では仕上げ焼鈍時にγ相(オーステナイト相)が生成せず、冷却中にCu析出物の粗大化がα(フェライト)粒界で顕著に起こり、所望の強度が得られない場合がある。一方、成分パラメータAが3を超えるとオーステナイトからフェライトへの変態温度が低くなるのでCu析出が抑制され強度が低下する可能性がある。したがって、成分パラメータAは0.8以上3以下に限定する。好ましくは1.0以上2.5以下である。
2.降伏強度
本発明の無方向性電磁鋼板の降伏強度は、600MPa以上である。降伏強度を上記範囲とすることにより、本発明の無方向性電磁鋼板を用いて例えばモータロータとした際に、運転中に変形や破壊が発生することなく安定して使用することが可能となるからである。
また、降伏強度の上限値としては特に限定されないが、通常1000MPa以下とする。
なお、上記降伏強度は、JIS−Z−2241に規定の方法にて測定した値とする。
3.鉄損
本発明の無方向性電磁鋼板の鉄損は、高周波400Hz、最大磁束密度1Tにて測定した値で30W/kg以下であり、好ましくは25W/kg以下とする。高周波での鉄損を上記範囲とすることにより、本発明の無方向性電磁鋼板を用いて例えばモータロータとした際に、モータ損失が低減されるだけでなく、磁石の温度上昇を抑制してトルク特性を低下させずに使用することが可能となるからである。
なお、上記鉄損は、JIS−C−2550に規定の方法にて測定した値とする。
4.板厚
無方向性電磁鋼板の板厚と電気抵抗とは反比例の関係にあり、板厚が薄いほど無方向性電磁鋼板の渦電流損失を低減することができる。特に、本発明の無方向性電磁鋼板を高速回転するモータロータに用いる場合には、ロータ材の渦電流損を低減することが鋼板の高強度化とならんで重要である。その効果を十分得るには、板厚を0.30mm以下にすることが必要である。一方、板厚が0.1mm未満では積層したロータ鉄心の製造が非常に困難となる場合がある。したがって、板厚は0.1mm以上0.30mm以下に限定する。より望ましくは、0.15mm以上0.30mm以下である。
5.その他
本発明の無方向性電磁鋼板は、時効熱処理用無方向性電磁鋼板として用いてもよい。本発明の無方向性電磁鋼板に時効熱処理を施すことにより、降伏強度をより一層高めることができるからである。
B.無方向性電磁鋼板の製造方法
次に、本発明の無方向性電磁鋼板の製造方法について説明する。
本発明の無方向性電磁鋼板の製造方法は、上述した鋼組成を備える冷延鋼板に、900℃以上1150℃以下の範囲内の仕上げ焼鈍温度で仕上げ焼鈍を施す仕上げ焼鈍工程と、上記仕上げ焼鈍工程後の鋼板を、900℃以下700℃以上の温度域での平均冷却速度が1℃/s以上50℃/s以下の範囲となるように冷却する冷却工程とを有することを特徴とするものである。
以下、本発明の無方向性電磁鋼板の製造方法の各工程について説明する。
1.仕上げ焼鈍工程
本発明における仕上げ焼鈍工程は、上述した鋼組成を備える冷延鋼板に、900℃以上1150℃以下の範囲内の仕上げ焼鈍温度で仕上げ焼鈍を施す工程である。
本工程における仕上げ焼鈍温度の制御は、鋼板の強度特性および磁気特性を改善する上で非常に重要である。仕上げ焼鈍温度が900℃未満では、Cu固溶が不十分となり、Cu析出による強度特性が低下する可能性がある。また、仕上げ焼鈍温度が900℃未満では未再結晶組織が残存し鉄損特性も劣化する可能性がある。一方、仕上げ焼鈍温度が1150℃を超えると鋼板の平坦度が著しく劣化し打ち抜き加工性が劣化する場合がある。したがって、仕上げ焼鈍温度は900℃以上1150℃以下に限定する。より好ましくは、950℃以上1100℃以下である。
なお、冷延鋼板の鋼成分および成分パラメータAについては、上述した「A.無方向性電磁鋼板」の項に記載したものと同様であるので、ここでの説明は省略する。
2.冷却工程
本発明における冷却工程は、上記仕上げ焼鈍工程後の鋼板を、900℃以下700℃以上の温度域での平均冷却速度が1℃/s以上50℃/s以下の範囲となるように冷却する工程である。
仕上げ焼鈍工程後の鋼板の平均冷却速度を制御することにより、鋼板中のCu析出物を微細に分散させることが可能となり、またオーステナイトからフェライトへの変態温度を制御することができるのでフェライト粒径を適正化することが可能となる。このため、平均冷却速度を制御することは、良好な磁気特性を実現し、かつ目的とする降伏強度を得るのに重要である。また、冷却工程後に後述する時効熱処理工程を行う場合には、冷却工程にてCuをある程度過飽和固溶状態とし、時効熱処理によりCuの析出を促すことができるので、平均冷却速度を制御することは、より一層高い降伏強度を得るのにも重要である。
このため、Cuの析出が盛んとなる900℃以下700℃以上の温度域を冷却する際には、平均冷却速度1℃/s以上で冷却することが必要である。900℃以下700℃以上の温度域での平均冷却速度が1℃/s未満である場合には、冷却過程においてCuがフェライト粒界に粗大に析出して分散状態が不均一となり、目的とする降伏強度および鉄損特性を得ることができない場合がある。一方、平均冷却速度が50℃/sを超えると、オーステナイトからフェライトへの変態温度が低下してフェライト粒径が小さくなり鉄損が劣化する可能性がある。また、平均冷却速度が速すぎると、冷却中に析出Cuが生成しにくくなるので強度も低下する可能性がある。したがって、平均冷却速度は1℃/s以上50℃/s以下に限定する。より好ましくは、10℃/s以上40℃/s以下である。
また、冷却工程では、鋼板を室温まで冷却させてもよく、後述する時効熱処理工程を行う場合は時効熱処理温度まで冷却させてもよい。鋼板を時効熱処理温度まで冷却させた場合は、時効熱処理工程にて鋼板の温度を時効熱処理温度まで再度上昇させる必要がないため、製造工程が簡便となり冷却工程と時効熱処理工程とを連続して行うことができる。
3.熱間圧延工程および冷間圧延工程
本発明においては、上記仕上げ焼鈍工程前に、通常、上述した鋼成分を有する鋼塊または鋼片(以下、スラブということもある。)に熱間圧延を施す熱間圧延工程と、この熱間圧延工程により得られる熱延鋼板に冷間圧延を施す冷間圧延工程とが行われる。
本発明における熱間圧延および冷間圧延としては一般的な方法を用いることができ、熱間圧延工程および冷間圧延工程での温度等の条件は、スラブの鋼組成、目的とする鋼板の板厚などにより適宜選択するものとする。
また本発明においては、上記熱間圧延工程後に、熱延鋼板に熱延板焼鈍を施す熱延板焼鈍工程を行ってもよい。
さらに本発明においては、上記冷間圧延工程は、中間焼鈍をはさんだ二回以上の冷間圧延を施す工程であってもよい。
このような熱延板焼鈍や中間焼鈍は必ずしも必須の工程ではないが、熱延板焼鈍または中間焼鈍を行うことにより、鋼板が軟質化して延性が向上し冷間圧延での破断が少なくなる。熱延板焼鈍および中間焼鈍は、いずれか一方を行ってもよく、両方を行ってもよい。
また、熱延板焼鈍および中間焼鈍における焼鈍温度は、500℃未満であるとかえって鋼板の強度が高くなりすぎ、冷間圧延が困難となる可能性がある。一方、熱延板焼鈍および中間焼鈍における焼鈍温度が900℃を超えてもCuの固溶・再析出が起こり、鋼板強度が高くなり、冷間圧延が困難となる可能性がある。したがって、熱延板焼鈍や中間焼鈍を施す場合は、焼鈍温度を500℃以上900℃以下とすることが好ましい。より好ましい焼鈍温度は、650℃以上850℃以下である。
4.時効熱処理工程
本発明においては、上記冷却工程後に、鋼板に時効熱処理を施す時効熱処理工程を行ってもよい。本発明によれば、時効熱処理を施さなくても降伏強度600MPa以上を得ることができるので、時効熱処理は必須の工程ではないが、より一層降伏強度を高めたい場合は、例えば冷却工程後に得られた鋼板を用いてモータロータを組み立てた後に時効熱処理を施すことが有効である。
時効熱処理の具体的な条件としては、400℃以上700℃以下の範囲内の時効熱処理温度で、下記式(3)で示される熱処理パラメータPが12000以上18000以下の範囲内となるような時効熱処理であることが好ましい。
P=(T+273)×(20+log(t)) … (3)
(ここで、Tは時効熱処理温度(℃)であり、tは時効熱処理時間(h)である。)
時効強化による効果を得るには、時効熱処理温度を400℃以上とすることが好ましい。時効熱処理温度が400℃未満では時効熱処理時間が長大となるため生産性に劣る場合があるからである。一方、時効熱処理温度が700℃を超えると過時効になりCu析出粒子は粗大化して所望の降伏強度が得られず、磁気特性も劣化する可能性がある。したがって、時効熱処理温度は400℃以上700℃以下とすることが好ましいのである。
さらに本発明においては、時効熱処理温度T(℃)と時効熱処理時間t(h)とにより上記式(3)で示される熱処理パラメータPが、12000以上18000以下となる条件を満足することが好ましい。熱処理パラメータPが12000未満の場合には時効析出が不十分となり、熱処理パラメータPが18000を超える場合には過時効となり、それぞれ所望の降伏強度が得られない可能性があるからである。
また、時効熱処理工程は非酸化性雰囲気で行うことが好ましく、例えば水素、窒素あるいはアルゴンなどが挙げられる。
なお、本発明により製造された無方向性電磁鋼板については、上述した「A.無方向性電磁鋼板」の項に記載したものと同様であるので、ここでの説明は省略する。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
以下、実施例を例示して、本発明を具体的に説明する。
[実施例1]
転炉で脱炭脱硫した溶鋼230tonを取鍋内に出鋼し、取鍋をRH式真空脱ガス装置に移動した。RH式真空脱ガス装置で減圧脱炭を行い、鋼中のC含有量を0.03%以下とした後に、Si、Mn、P、Al、CuおよびNiの含有量を調整し、連続鋳造機にてスラブとした。
上記スラブを加熱炉で1200℃まで加熱し、仕上げ温度780〜850℃、巻き取り温度450℃で熱間圧延し、厚さ2.2mmとした。次いで、酸洗脱スケールして750℃で10時間焼鈍後、厚さ0.27mmまで冷間圧延し、950〜1020℃で仕上げ焼鈍した。そして、900℃〜700℃の温度域を20〜25℃/sの平均冷却速度で冷却した。さらに、鋼板表面に絶縁皮膜を塗布した。
得られた鋼板から28cmエプスタイン試験片を採取してJIS−C−2550規定の方法により鉄損を測定した。またJIS−Z−2241規定の方法により引張試験を行い、降伏強度および引張強度を測定した。
製品の成分分析値、製造条件、および磁気特性・強度特性の評価結果を表−1および表−2に示す。
Figure 0004356580
Figure 0004356580
本発明に従って製造した鋼板は、降伏強度が600MPa以上でかつ鉄損W10/400が25W/kg以下となり、所要の強度特性および磁気特性が得られた。また、鋼No.A2、A6およびA8は鋼成分が本発明範囲外であるため、鋼板の表面に疵が発生し、製品歩留まりが低下した。
[実施例2]
実施例1にて製造した鋼No.A5およびA9を用いて板厚0.27mmまたは0.50mmの冷延鋼板を製造し、仕上げ焼鈍温度を変化させて仕上げ焼鈍を行い、さらに平均冷却速度を変化させて冷却を行った。そして、鋼板表面に絶縁皮膜を塗布した。
得られた鋼板から28cmエプスタイン試験片を採取してJIS−C−2550規定の方法により鉄損を測定した。またJIS−Z−2241規定の方法により引張試験を行い、降伏強度および引張強度を測定した。
製品の製造条件、および磁気特性・強度特性の評価結果を表−3に示す。
なお、平坦度とは、仕上げ焼鈍後の鋼帯から長手方向に3mの鋼板を採取して、水平な定盤上にのせ、側波の高さ(h)および波長(L)を測定することにより得られるh/L値を基準とするものである。表−3では、平坦度100h/L値が0.4以下のものを「○」印で表し、平坦度100h/L値が0.4を超えるものを「×」印で表す。
Figure 0004356580
本発明に従って製造した鋼板は、降伏強度が600MPa以上でかつ鉄損W10/400が25W/kg以下と所要の強度特性および磁気特性が得られた。一方、本発明の規定外の条件で製造された鋼板は、降伏強度が600MPaを下回っていたり、鉄損W10/400が30W/kgを超えていたりして、本発明例より明らかに劣っていた。また、仕上げ焼鈍温度が1160℃で製造された鋼板の平坦度は非常に劣っていることが判明した。
成分パラメータBの値と鋼板の降伏強度との関係を示すグラフである。

Claims (2)

  1. 質量%で、C:0.03%以下、Si:1%以上3.5%以下、Mn:3%以下、P:0.2%以下、Al:0.1%以上1.5%以下、Ni:0.05%以上3%以下、およびCu:1%超4%以下を含有し、残部がFeおよび不可避不純物からなり、下記式(1)で規定される成分パラメータAが0.8以上3以下、降伏強度が600MPa以上、鉄損W10/400が30W/kg以下、板厚が0.1mm以上0.30mm以下であることを特徴とする無方向性電磁鋼板。
    A=[Ni]+0.5[Mn]+0.5[Cu]+100[C]−([Al]+0.5[Si]+[P])
    … (1)
    (ここで、[X]は成分Xの含有量(質量%)を示す。)
  2. 請求項1に記載の鋼組成を備えるとともに板厚が0.1mm以上0.30mm以下である冷延鋼板に、900℃以上1150℃以下の範囲内の仕上げ焼鈍温度で仕上げ焼鈍を施す仕上げ焼鈍工程と、
    前記仕上げ焼鈍工程後の鋼板を、900℃以下700℃以上の温度域での平均冷却速度が1℃/s以上50℃/s以下の範囲となるように冷却する冷却工程とを有することを特徴とする無方向性電磁鋼板の製造方法。
JP2004296202A 2004-10-08 2004-10-08 無方向性電磁鋼板およびその製造方法 Expired - Fee Related JP4356580B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004296202A JP4356580B2 (ja) 2004-10-08 2004-10-08 無方向性電磁鋼板およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004296202A JP4356580B2 (ja) 2004-10-08 2004-10-08 無方向性電磁鋼板およびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006104557A JP2006104557A (ja) 2006-04-20
JP4356580B2 true JP4356580B2 (ja) 2009-11-04

Family

ID=36374629

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004296202A Expired - Fee Related JP4356580B2 (ja) 2004-10-08 2004-10-08 無方向性電磁鋼板およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4356580B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6623533B2 (ja) * 2015-03-25 2019-12-25 日本製鉄株式会社 Fe系金属板
KR102438478B1 (ko) * 2020-12-21 2022-08-31 주식회사 포스코 무방향성 전기강판 및 그 제조방법
EP4317506B1 (en) * 2021-04-02 2025-12-10 Nippon Steel Corporation Non-oriented electrical steel sheet

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006104557A (ja) 2006-04-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5228379B2 (ja) 強度と磁気特性に優れた無方向性電磁鋼板とその製造方法
CN103392021B (zh) 无方向性电磁钢板及其制造方法
JP2014173099A (ja) 無方向性電磁鋼板およびその製造方法
CN117377787A (zh) 无取向电工钢板及其制造方法
JP2004300535A (ja) 磁気特性の優れた高強度無方向性電磁鋼板およびその製造方法
JP4352691B2 (ja) 打ち抜き性及び鉄損の優れた時効硬化性無方向性電磁鋼板、その製造方法及びそれを用いたローターの製造方法
JP4389691B2 (ja) 回転子用無方向性電磁鋼板およびその製造方法
JPH06330255A (ja) 高張力無方向性電磁鋼板およびその製造方法
JP5310599B2 (ja) 高周波用無方向性電磁鋼板の製造方法
JP5418469B2 (ja) 時効熱処理用無方向性電磁鋼板の製造方法
CN101321883B (zh) 无方向性电磁钢板及其制造方法
JP4424075B2 (ja) 無方向性電磁鋼板および時効熱処理用無方向性電磁鋼板、ならびにそれらの製造方法
JP4696750B2 (ja) 時効熱処理用無方向性電磁鋼板の製造方法
JP2003096548A (ja) 無方向性電磁鋼板とその製造方法
JP5245977B2 (ja) 無方向性電磁鋼板の製造方法
JP5333415B2 (ja) 回転子用無方向性電磁鋼板およびその製造方法
JP4599843B2 (ja) 無方向性電磁鋼板の製造方法
JP4356580B2 (ja) 無方向性電磁鋼板およびその製造方法
JP2004339603A (ja) 高周波磁気特性に優れた高強度無方向性電磁鋼板およびその製造方法
JP5186781B2 (ja) 時効熱処理用無方向性電磁鋼板ならびに無方向性電磁鋼板およびその製造方法
JP6123234B2 (ja) 電磁鋼板
JP4349340B2 (ja) Cu含有無方向性電磁鋼板の製造方法
CN105331879A (zh) 一种高功率密度电机用无取向硅钢及生产方法
JP4929484B2 (ja) 無方向性電磁鋼板およびその製造方法
JP5648661B2 (ja) 時効熱処理用無方向性電磁鋼板ならびに無方向性電磁鋼板およびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061018

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080321

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080325

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080501

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090714

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090727

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120814

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20120703

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees
A072 Dismissal of procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A072

Effective date: 20121030