JP4356389B2 - 燃料電池のガス流量制御装置 - Google Patents

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Description

この発明は、電極に面してガス流路を備えた燃料電池のガス流量制御装置に関する。
一般に、燃料電池においては、高温部での発電効率が低温部より高くなるため、発電領域にて発熱のばらつきが生じた場合に、高温部はより高温化しやすく、ガス流路全体の温度が不均一になりやすい。
例えば、燃料電池の熱的なバランスの点で原理的に最適な形状は、薄型の円盤形状とされているが、このような円盤形状中心よりガスを供給した場合でも、下記非特許文献1にあるように、反応箇所に大きなばらつきを生じ、発電効率の低下を招く。
平成9年度成果報告書 固体電解質型燃料電池の研究開発:株式会社 富士電機総合研究所 これに対し、下記特許文献1では、ガス流路内にバイメタルを含む感温型のガス流量調節弁を設ける手法が提案されている。 特開平7−249419号公報
しかしながら、上記した特許文献1に記載のガス流量調節弁では、バイメタル全体に対する変形部の位置を、ガスの流れに対して特に考慮していないので、的確なガス流量制御が難しく、ガス流路全体の温度を均一化することが困難となっている。
そこで、この発明は、ガス流量を的確に制御し、ガス流路全体の温度を均一化することを目的としている。
前記目的を達成するために、この発明は、電極に面しかつ隔壁相互間に設けたガス流路に温度によって変形する温度可変体を配置し、この温度可変体は、所定温度未満でガスの流れに対して平行となる一方、所定温度以上で前記ガス流路を狭めるよう突出変形し、この突出変形する変形部が前記ガスの流れ方向上流側となるよう配置した燃料電池のガス流量制御装置であって、前記温度可変体は、互いに同一特性のもの一対を、前記所定温度以上で前記変形部が互いに離反するよう突出変形した状態から、前記所定温度未満でガスの流れに対して平行となるよう戻る側を互いに向かい合わせて配置し、この向かい合わせた状態で、前記変形部と反対の前記ガスの流れ方向下流側を固定部として互いに固定した構成としてある。
この発明によれば、所定温度未満でガスの流れに対して平行となる温度可変体が、所定温度以上でガス流路を狭めるように突出変形し、かつこの変形部がガスの流れ方向上流側に位置しているので、変形部がガスの流れの圧力を変形方向に受け、高温時でのガス流量制御を安定して的確に行うことができ、ガス流路全体の温度を均一化することができる。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1は、この発明の参考例に係わる燃料電池のガス流量制御装置を示す要部の平面図で、このガス流量制御装置は、図2に側面断面図として示してある薄型の円盤形状とした燃料電池に適用している。
この燃料電池は、固体電解質の両面に燃料極と空気極とをそれぞれ配置した発電要素1を、導電性のセパレータ3を介して複数積層して構成している。上記円盤状の燃料電池の中心部には、ホルダ部5を備え、ホルダ部5の中心には燃料ガス供給流路5aを、その外側には空気供給流路5bをそれぞれ形成してある。
燃料ガス供給流路5aに供給した燃料ガスは、ホルダ部5に形成してある外周方向に延びる貫通孔5cを通してセパレータ3と発電要素1の燃料極との間の燃料ガス流路7に流入し、図1にて後述する隔壁11の外周側端部でガス流れが反転して中心部に戻り、この燃料ガス流路7を通過する間に燃料ガスが消費されて、残りの燃料ガスがホルダ部5に設けてある図示しない燃料ガス排出流路を通して外部に排出する。
したがって、図2には図示していないが、燃料ガス流路7の外周部は閉じた状態とする。
一方、空気供給流路5bに供給した空気は、ホルダ部5に形成してある外周方向に延びる貫通孔5dを通してセパレータ3と発電要素1の空気極との間の空気流路9に流入し、ここで消費されて、残りの空気が外周側から排出する。
また、上記したホルダ部5は、セパレータ3に導通する上部電極5Aと、発電要素1の燃料極に導通する下部電極5Bと、各電極A,B相互間を電気的に絶縁する絶縁体5Cとを備えている。
このような燃料電池は、中央のホルダ部5を上下から挟持固定して燃料電池スタックを構成する。
図3は、図2に対し、隣接する発電要素1,1相互間に、各発電要素1,1にそれぞれ対応するセパレータ3,3を設けた例であり、この燃料電池にも前記図1に示したガス流量制御装置を適用可能である。
次に、前記図1に示したガス流量制御装置について説明する。図1は、前記図2,図3に示した燃料ガス流路7の一部を示している。この燃料ガス流路7は、セパレータ3と発電要素1の燃料極との間に形成されている。
上記した燃料ガス流路7は、円周方向に沿って等間隔に、放射状の隔壁11を複数備えている。そして、この各隔壁11相互間の燃料ガス流路7は、燃料ガス入口流路7aと、燃料ガス出口流路7bとが、円周方向に沿って交互に形成される。すなわち、燃料ガス入口流路7aの内周側の端部7aiは、前記図2に示した燃料ガス供給流路5aに連通し、燃料ガス出口流路7bの内周側の端部7biは、前記図示しない燃料ガス排出流路に連通する。
そして、上記した燃料ガス入口流路7aの内周側の端部7ai付近における両側の隔壁11には、温度可変体としての一対の内周側バイメタル13が、また燃料ガス出口流路7bの外周側付近における両側壁11には、温度可変体としての一対の外周側バイメタル15が、それぞ配置してある。
上記した内周側バイメタル13は、ガス流れの下流側端部を固定部13aとして、隔壁11に耐熱性の良好な金ロウ付などで固定し、同上流側端部を変形部13bとして隔壁11に対して固定していない。この一対の内周側バイメタル13は、所定温度以上で、図1に示すように、変形部13bが互いに接近する方向に湾曲変形して燃料ガス入口流路7aを狭める一方、所定温度未満では、変形部13bが隔壁11にほぼ密着して、燃料ガス入口流路7aを、図1の状態より広くする。
また、外周側バイメタル15は、ガス流れの下流側端部を固定部15aとして、隔壁11に耐熱性の良好な金ロウ付などで固定し、同上流側端部を変形部15bとして隔壁11に対して固定していない。この一対の外周側バイメタル15は、所定温度以上で、図1に示すように、変形部15bが互いに接近する方向に湾曲変形して燃料ガス出口流路7bを狭める一方、所定温度未満では、変形部15bが隔壁11にほぼ密着して、燃料ガス出口流路7bを、図1の状態より広くする。
すなわち、上記した各バイメタル13,15は、所定温度未満で、ガスの流れと平行となるように、非変形体としての隔壁11に沿わせて配置している。
図4は、隔壁11に外周側バイメタル15を固定部15aにて固定して変形部15bが突出変形した状態を実線で、変形前の状態を二点鎖線で示す斜視図である。
各バイメタル13,15は、燃料電池の動作温度が、数百℃程度であれば、熱膨張率が互いに異なる耐熱金属2種を、互いに接着して構成し、それ以上の例えば700℃程度以上の場合には、バイメタル13,15に代えて、熱膨張率が互いに異なるセラミックス2種を、バイメタルのように互いに接着して構成する。
各バイメタル13,15に、耐熱性金属を使用することでコストを低く抑えることができる一方、セラミックスを使用することで高温時での特性変化を抑えることができる。
上記した耐熱金属としては、コバールとフェライト系ステンレスとの組合せなどがあり、セラミックスとしては、熱膨張率が小さいアルミナと熱膨張率が大きいYZS(イットリア安定化ジルコニア)との組合せなどがある。
また、図示していないが、燃料ガス流路7の各バイメタル13,15の作動領域を除く領域には、発電要素1とセパレータ3とを電気的に接続する多孔質の集電体を収容する。
次に作用を説明する。前記図2に示すように、燃料ガス流路7に燃料ガスを、空気流路9に空気をそれぞれ供給することで、これらが発電要素1で反応して、燃料電池として発電動作を行い、上部電極5Aおよび下部電極5Bから電力を取り出す。
このような発電動作の過程で、燃料ガスは、図1に示すように、燃料ガス入口流路7aにその内周側の端部7aiから流入し、隔壁11の外周側の端部で反転して折り返し、燃料ガス出口流路7bに流れ込み、その内周側の端部7biに達する。
ここで、各バイメタル13,15は、周囲温度が所定温度未満と低い場合には、図4にて変形部15bを二点鎖線で示すように、各変形部13b,15bが隔壁11にほぼ密着し、バイメタル13,15全体がガスの流れと平行となるよう隔壁11に沿わせて配置した状態となる。したがって、この場合には、燃料ガス流路7の流路幅は、各バイメタル13,15を配置しない場合と大きく変わることがなく、バイメタル13,15がガスの流れを阻害せずに、燃料ガスが規定通りに流れて発電に供される。
一方、燃料ガス流路7の温度が所定温度以上と高くなった部分には、互いに向かい合って配置してある内周側バイメタル13の変形部13同士あるいは、同外周側バイメタル15の変形部15b同士が、互いに接近する方向に突出変形し、燃料ガス入口流路7aあるいは燃料ガス出口流路7bをそれぞれ狭め、前記した低温時よりもガス流路幅を狭くする。
これにより、高温部の燃料ガス流路7への燃料ガスの供給量が減少する一方、燃料ガス流路7の温度が所定温度以上に達していない低温部への燃料ガスの供給量が増加し、結果として燃料ガス流路7全体として温度の均一化が達成できる。このように、燃料ガス流路7における高温部位への燃料ガスの流量を制限することで、燃料ガス流路7内に設置してある構造部材の劣化を防止できる。
また、変形部13b,15bは、突出変形した状態で、さらに変形する方向にガス流れの圧力を受けるので、昇温時には敏感にガス流を制限することができる。このような変形部13b,15bの変形は、温度の上昇に応じて徐々に大きくなるので、燃料ガスの流量制御が的確に行え、燃料ガス流路7全体の温度をより均一化することができる。
また、本実施形態のように、円周方向に放射状に燃料ガスが供給される場合、燃料供給の入口側の燃料の濃度が高いため高温になりやすいが、変形部13bはこの高温になりやすい燃料ガス入口流路7a内周側の端部7ai付近に設けられているので、高温化を効果的に防止することができる。
さらに、バイメタル13,15が動くことで、燃料ガス流路7への煤の付着を防止することができる。
上記したガス流量制御は、燃料ガス流路7だけでなく、燃料ガス流路7を空気流路9に置き換えて使用することもできる。
図5は、この発明の第の実施形態を示す、前記図1に対応する燃料電池のガス流量制御装置の要部の平面図である。この実施形態は、燃料ガス入口流路7aの内周側の端部7ai近傍の隔壁11相互間に、互いに同一特性の一対の内周側バイメタル17を配置するとともに、燃料ガス出口流路7bの外周側近傍の隔壁11相互間に、互いに同一特性の一対の外周側バイメタル19を配置する。
上記した一対の内周側バイメタル17は、燃料ガス入口流路7aの幅方向中央に設置し、燃料ガスの下流側の端部を固定部17aとして互いに固定する。一方、一対の内周側バイメタル17の燃料ガスの上流側の端部は、変形部17bとして互いに固定せずに、温度によって互いに接近離反する方向に変形可能とする。
上記した一対の内周側バイメタル17は、周囲温度が所定温度以上で、図5に示すように、変形部17bが互いに離反する方向に突出変形して燃料ガス入口流路7aを狭める一方、所定温度未満では、変形部17bが互いにほぼ密着して、燃料ガス入口流路7aを、図の状態より広くする。
また、一対の外周側バイメタル19は、燃料ガス出口流路7bの幅方向中央に配置し、燃料ガスの下流側の端部を固定部19aとして互いに固定する。一方、一対の外周側バイメタル19の燃料ガスの上流側の端部は、変形部19bとして互いに固定せずに、互いに接近離反する方向に変形可能とする。
上記した一対の外周側バイメタル19は、周囲温度が所定温度以上で、図5に示すように、変形部19bが互いに離反する方向に突出変形して燃料ガス入口流路7bを狭める一方、所定温度未満では、変形部19bが互いにほぼ密着して、燃料ガス入口流路7bを、図の状態より広くする。
すなわち、前記した各バイメタル17,19は、互いに同一特性のもの一対を、所定温度以上で突出変形した状態から、所定温度未満でガスの流れに対して平行となるよう戻る側を互いに向かい合わせて配置している。
上記した第の実施形態においても、周囲温度が所定温度未満と低い場合には、各バイメタル17,19の変形部17b同士,19b同士が互いにほぼ密着して平板状となるので、燃料ガス流路7の流路幅を、各バイメタル17,19を配置しない場合と大きく変わることがなく、また燃料ガスの流れも阻害することなく規定通りに流れる。
一方、周囲温度が所定温度以上と高くなった場合には、一対の内周側バイメタル17の変形部17同士あるいは、一対の外周側バイメタル19の変形部19b同士が、互いに離反する方向に突出変形し、燃料ガス入口流路7aあるいは燃料ガス出口流路7bをそれぞれ狭め、前記した低温時よりもガス流路幅を狭くする。
これにより、高温部の燃料ガス流路7への燃料ガスの供給量が減少する一方、燃料ガス流路7の温度が所定温度以上に達していない低温部への燃料ガスの供給量が増加し、結果として燃料ガス流路7全体として温度の均一化が達成できるなど、参考例と同様の効果が発生する。
また、この実施形態では、バイメタル17,19を隔壁11に取り付けていないので、隔壁11を発電要素1とセパレータ3との電気的接続および機械的接続に特化でき、電気伝導性や反応の均一性に寄与することができる。
さらに、各バイメタル17,19の固定部17a,19aは、発電要素1とセパレータ3とを繋ぐようにすることで、設置状態が安定化するとともに、この状態でバイメタル17,19を導電体とすることで、電気的伝導にも寄与することができる。
図6は、この発明の他の参考例に係わる燃料ガス流路7の一部を示す斜視図である。この参考例は、隔壁11の外周側の一部を、バイメタル21で構成している。このバイメタル21は、内周側の一端を固定部21aとして隔壁11に固定し、外周側の他端を所定温度以上で燃料ガス出口流路7bに向けて突出変形する変形部21bとしている。この変形部21bは、所定温度未満では隔壁11のほぼ延長上に位置するよう直線状となる。
すなわち、他の参考例は、燃料ガス流路7が、隔壁11によって互いに隣接する燃料ガス入口流路7a,燃料ガス出口流路7b相互間で、ガスの流れ方向が反転する流路反転部を備え、この流路反転部に、隔壁11の端部に一端(固定部21a)を接続して他端(変形部21b)が所定温度以上で変形するバイメタル21を配置している。
この参考例では、図6に示すように、一対のバイメタル21の変形部21bが、周囲温度が所定温度以上となった場合に互いに接近する方向に変形する。これにより、変形部21b相互間の流路が狭まり、燃料ガス入口流路7aから、高温となった燃料ガス出口流路7bに入り込む燃料ガス量を制限することができる。
周囲温度が所定温度未満で高温となっていない燃料ガス流路7の部位については、バイメタル21は変形しないので、その低温部側へのガス流量が、高温部へのガス流量が減った分増大し、結果として燃料ガス流路7全体として温度の均一化が達成できるなど、第1の実施形態と同様の効果が発生する。
図7は、この発明の第の実施形態に係わるバイメタル23周辺の燃料ガス流路7を示す斜視図である。この実施形態は、燃料ガス流路7において、バイメタル23の動作領域における発電要素1の表面に、多孔質導電体25を発電要素1の電極に接触するよう設置する。
多孔質導電体25は、外周側ほど広がる扇形状を呈し、内周側の端部に、発電要素1とセパレータ3とを電気的に接続する接続体27を一体化している。この接続体27は、セパレータ3に向けて突出するバイメタル取付部27aと、バイメタル取付部27aから屈曲してセパレータ3の表面に接触する接触部27bとを備える。
なお、バイメタル23は、多孔質集電体25の表面に接触しないようにして、バイメタル23の動作を確実なものとする。
上記した接続体27の取付部27aに、バイメタル23の一端の固定部23aを金ロウ付などにより取り付け、外周側の他端を、周囲温度が所定温度以上で突出変形してバイメタル23全体が湾曲する変形部23bとする。
このバイメタル23は、例えば前記図5に示した外周側バイメタル19のように、背中合わせに一対配置し、周囲温度が所定温度以上で変形部23bが隔壁11に向けて突出変形して燃料ガス出口流路7bを狭くし、周囲温度が所定温度未満では直線状となる。
バイメタル23が、周囲温度が所定温度以上となったときに、燃料ガス出口流路7bを狭くすることにより、燃料ガス入口流路7aから、高温となった燃料ガス出口流路7bに入り込む燃料ガス量を制限することができる。
また、上記した第の実施形態では、発電要素1上に設置した多孔質集電体25を、接続体27を介してセパレータ3に導通させて、発電要素1側の電力を集電しており、この際多孔質集電体25をバイメタル23の動作領域に配置して、燃料ガス流路7内のスペースの有効利用を図っている。
さらに、バイメタル23は、図7中で上下両端をセパレータ3および発電要素1にそれぞれ固定してある接続体27に取り付けているので、取付精度が向上し、動作が安定する。
また、バイメタル23を燃料ガス流路7の中央部分に配置する場合には、接続体27によって流路高さを一定に保ち、構造の保持に寄与することができる。
なお、上記した各実施形態では、燃料ガス流路7にこの発明のガス流量制御装置を適用したが、燃料ガス流路7を空気流路9に置き換えて使用することもできる。
この発明の参考例に係わる燃料電池のガス流量制御装置を示す要部の平面図である。 図1のガス流量制御装置を適用した燃料電池の側面断面図である。 図1のガス流量制御装置を適用した他の燃料電池の側面断面図である。 図1のガス流量制御装置の外周側バイメタルを隔壁に固定した状態を示す斜視図である。 この発明の第の実施形態を示す、図1に対応する燃料電池のガス流量制御装置の要部の平面図である。 この発明の他の参考例に係わるバイメタル周辺を示す斜視図である。 この発明の第の実施形態に係わるバイメタル周辺を示す斜視図である。
符号の説明
3 導電性のセパレータ
7 燃料ガス流路(ガス流路)
9 空気流路(ガス流路)
11 隔壁
17 内周側バイメタル(温度可変体)
17a,19a 固定部
17b,19b 変形部
19 外周側バイメタル(温度可変体)
23 バイメタル(温度可変体)
25 多孔質導電体
27 接続体

Claims (6)

  1. 電極に面しかつ隔壁相互間に設けたガス流路に温度によって変形する温度可変体を配置し、この温度可変体は、所定温度未満でガスの流れに対して平行となる一方、所定温度以上で前記ガス流路を狭めるよう突出変形し、この突出変形する変形部が前記ガスの流れ方向上流側となるよう配置した燃料電池のガス流量制御装置であって、前記温度可変体は、互いに同一特性のもの一対を、前記所定温度以上で前記変形部が互いに離反するよう突出変形した状態から、前記所定温度未満でガスの流れに対して平行となるよう戻る側を互いに向かい合わせて配置し、この向かい合わせた状態で、前記変形部と反対の前記ガスの流れ方向下流側を固定部として互いに固定したことを特徴とする燃料電池のガス流量制御装置。
  2. 電極に面したガス流路に温度によって変形する温度可変体を配置し、この温度可変体は、所定温度未満でガスの流れに対して平行となる一方、所定温度以上で前記ガス流路を狭めるよう突出変形し、この突出変形する変形部が前記ガスの流れ方向上流側となるよう配置した燃料電池のガス流量制御装置であって、前記電極との間で前記ガス流路を形成する導電性のセパレータを設け、このセパレータと前記電極とを電気的に接続する接続体に、前記温度可変体を固定し、前記温度可変体の変形動作領域の少なくとも前記電極側に、多孔質導電体を設け、この多孔質導電体を前記接続体に接続したことを特徴とする燃料電池のガス流量制御装置。
  3. 前記温度可変体を、前記ガス流路の上流側および下流側にそれぞれ配置したことを特徴とする請求項1または2記載の燃料電池のガス流量制御装置。
  4. 前記温度可変体は、熱膨張率が互いに異なる耐熱金属2種からなるバイメタルで構成したことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の燃料電池のガス流量制御装置。
  5. 前記温度可変体は、熱膨張率が互いに異なるセラミックス2種を互いに接合して構成したことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の燃料電池のガス流量制御装置。
  6. 前記燃料電池は、電解質の両側に電極を設けた円盤状の発電要素と、前記発電要素との間でガス流路を形成する導電性のガスセパレータと、前記発電要素およびガスセパレータに対してその中心部を保持するホルダ部を備え、前記ホルダ部には前記ガス流路にガスを供給するガス供給路および、前記ガス流路からガスを排出するガス排出路をそれぞれ設け、前記ガス流路には放射状の複数の隔壁を設け、前記ガス流路は前記複数の隔壁を介してガス流れが外側に向かうガス流路と、外側から折り返して内側に向かうガス流路とに隔てられ、前記温度可変体は少なくとも前記外側に向かう流路の上流部に設けられていることを特徴とする請求項1,2,4,5のいずれか1項に記載の燃料電池のガス流量制御装置。
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