JP4352875B2 - 音声区間検出器 - Google Patents
音声区間検出器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4352875B2 JP4352875B2 JP2003394669A JP2003394669A JP4352875B2 JP 4352875 B2 JP4352875 B2 JP 4352875B2 JP 2003394669 A JP2003394669 A JP 2003394669A JP 2003394669 A JP2003394669 A JP 2003394669A JP 4352875 B2 JP4352875 B2 JP 4352875B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- background noise
- instantaneous power
- time constant
- speech
- value
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Telephone Function (AREA)
Description
(参考例1)
図1は本発明の参考例1における音声区間検出器VDを有する拡声通話機Aを示すブロック図である。この拡声通話機Aは、マイクロホン10、スピーカ11、音声区間検出器VD並びに音声スイッチVSを備え、回線を通じて他の拡声通話機等と接続される。ここで音声スイッチVSは、スピーカ11からマイクロホン10への音響結合、及び回線側での回り込みにより形成される閉ループの利得を低減させることによりハウリングを抑圧するものであり、マイクロホン10で集音する音響信号(送話信号)を回線へ伝送するための通話路上に挿入される送話側減衰器12と、回線から受信した音響信号(受話信号)をスピーカ11へ伝送するための通話路上に挿入される受話側減衰器13と、音声区間検出器VDによる音声の検出結果(音声を検出すればSDF=1、音声を検出しなければSDF=0)を参照して送話側減衰器12並びに受話側減衰器13の挿入損失量を制御する挿入損失量制御部14とを備える。而して、挿入損失量制御部14においては、音声区間検出器VDから出力される音声検出信号SDFを参照するとともに送受話信号を観測して通話状態を判定し、通話状態に応じて送話側減衰器12の利得及び受話側減衰器13の利得を適切に設定する。
Px(n)<Pn(n−1)ならば、Cu=0,Cd=Cd+1
また、セレクタ28は以下の規則に則って3つの補正値のうちの何れか1つを選択して出力する。
Cd=Dsならば、−β(n)
Cu≠Us且つCd≠Dsならば、0
したがって、第1および第2のカウンタ26,27のカウント値Cu,Cdと比較されるしきい値Us,Dsが、Us≫Dsとなるように設定すれば、立ち上がり時定数が大きく且つ立ち下がり時定数が小さい応答特性を有するフィルタが実現できる(藤井,大賀,「音響エコーキャンセラに有用な無音声雑音区間における適応フィルタ係数の更新継続法」,電子情報通信学会論文誌A Vol.J78-A No.11 pp.1403-1409 1995年11月 参照)。なお、前記立ち上がり時定数は正の補正値β(n)とそのしきい値Usによってきまり、補正値β(n)が大きいほどあるいはしきい値Usが小さいほど、小さくなる。
図4は本参考例の音声区間検出器VDを示すブロック図であり、基本的な構成は参考例1と共通である。よって、参考例1と共通の構成要素については同一の符号を付して説明を省略する。
ところで、参照信号x(n)に含まれる背景騒音が非常に低いレベルであって、騒音判別時間Tnがほとんどゼロあるいは非常に短い時間となる状況においても、時定数更新部4で補正値β(n)を適応的に更新する場合には常に一定の騒音判別時間Tnが確保されてしまう。
本実施形態は判定部3における判定処理に特徴があり、全体の構成は参考例1又は2と共通であるから図示並びに説明は省略する。
図12は本実施形態のブロック図を示している。本実施形態は、背景騒音パワー推定値Pnが収束したか否かを判定し、収束したと判定した場合に背景騒音パワー推定部2における背景騒音パワー推定値Pnの更新を停止する収束判定部5を備えた点に特徴があり、その他の構成および動作は参考例1と共通である。よって、参考例1と共通の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
2 背景騒音パワー推定部
3 判定部
4 時定数更新部
Claims (6)
- マイクロホンおよびスピーカを有する拡声通話端末が他の通話端末又は拡声通話端末に接続されてなる拡声通話系の前記拡声通話端末に用いられ、通話路に伝送される音響信号が音声か非音声かを検出する音声区間検出器であって、前記通話路から取り出した参照信号の瞬時パワーを推定する瞬時パワー推定部と、前記参照信号に含まれる背景騒音成分のパワーを推定する背景騒音パワー推定部と、前記瞬時パワー推定部で推定した瞬時パワー推定値並びに前記背景騒音パワー推定部で推定した背景騒音パワー推定値に基づいて当該参照信号が音声か非音声かを判定する判定部とを備えた音声区間検出器において、前記背景騒音パワー推定部が立ち上がり時定数が相対的に大きく且つ立ち下がり時定数が相対的に小さい応答特性を有するフィルタで構成され、前記瞬時パワー推定値と負の相関を持つように前記立ち上がり時定数を適応的に更新する時定数更新部を備え、前記時定数更新部は、前記瞬時パワー推定値が所定の基準値よりも小さいときに前記立ち上がり時定数を所定の定数とし、当該基準値より大きいときに前記立ち上がり時定数を適応的に更新することを特徴とする音声区間検出器。
- マイクロホンおよびスピーカを有する拡声通話端末が他の通話端末又は拡声通話端末に接続されてなる拡声通話系の前記拡声通話端末に用いられ、通話路に伝送される音響信号が音声か非音声かを検出する音声区間検出器であって、前記通話路から取り出した参照信号の瞬時パワーを推定する瞬時パワー推定部と、前記参照信号に含まれる背景騒音成分のパワーを推定する背景騒音パワー推定部と、前記瞬時パワー推定部で推定した瞬時パワー推定値並びに前記背景騒音パワー推定部で推定した背景騒音パワー推定値に基づいて当該参照信号が音声か非音声かを判定する判定部とを備えた音声区間検出器において、前記背景騒音パワー推定部が立ち上がり時定数が相対的に大きく且つ立ち下がり時定数が相対的に小さい応答特性を有するフィルタで構成され、前記瞬時パワー推定値と負の相関を持つように前記立ち上がり時定数を適応的に更新する時定数更新部を備え、前記判定部は、所定の時間間隔を空けて算出された2つの瞬時パワー推定値の差分の絶対値を求め、該差分の絶対値と所定のしきい値の比較結果を参照して判定することを特徴とする音声区間検出器。
- マイクロホンおよびスピーカを有する拡声通話端末が他の通話端末又は拡声通話端末に接続されてなる拡声通話系の前記拡声通話端末に用いられ、通話路に伝送される音響信号が音声か非音声かを検出する音声区間検出器であって、前記通話路から取り出した参照信号の瞬時パワーを推定する瞬時パワー推定部と、前記参照信号に含まれる背景騒音成分のパワーを推定する背景騒音パワー推定部と、前記瞬時パワー推定部で推定した瞬時パワー推定値並びに前記背景騒音パワー推定部で推定した背景騒音パワー推定値に基づいて当該参照信号が音声か非音声かを判定する判定部とを備えた音声区間検出器において、前記背景騒音パワー推定部が立ち上がり時定数が相対的に大きく且つ立ち下がり時定数が相対的に小さい応答特性を有するフィルタで構成され、前記瞬時パワー推定値と負の相関を持つように前記立ち上がり時定数を適応的に更新する時定数更新部と、前記背景騒音パワー推定値が収束したか否かを判定し、収束したと判定した場合に前記背景騒音パワー推定部における背景騒音パワー推定値の更新を停止する収束判定部とを備えたことを特徴とする音声区間検出器。
- マイクロホンおよびスピーカを有する拡声通話端末が他の通話端末又は拡声通話端末に接続されてなる拡声通話系の前記拡声通話端末に用いられ、通話路に伝送される音響信号が音声か非音声かを検出する音声区間検出器であって、前記通話路から取り出した参照信号の瞬時パワーを推定する瞬時パワー推定部と、前記瞬時パワー推定部で推定した瞬時パワー推定値から参照信号に含まれる背景騒音成分のパワーを推定する背景騒音パワー推定部と、前記瞬時パワー推定部で推定した瞬時パワー推定値並びに前記背景騒音パワー推定部で推定した背景騒音パワー推定値に基づいて当該参照信号が音声か非音声かを判定する判定部とを備えた音声区間検出器において、前記背景騒音パワー推定部が立ち上がり時定数が相対的に大きく且つ立ち下がり時定数が相対的に小さい応答特性を有するフィルタで構成され、前記瞬時パワー推定値と負の相関を持つように前記立ち上がり時定数を適応的に更新する時定数更新部を備え、前記時定数更新部は、前記瞬時パワー推定値が所定の基準値よりも小さいときに前記立ち上がり時定数を所定の定数とし、当該基準値より大きいときに前記立ち上がり時定数を適応的に更新することを特徴とする音声区間検出器。
- マイクロホンおよびスピーカを有する拡声通話端末が他の通話端末又は拡声通話端末に接続されてなる拡声通話系の前記拡声通話端末に用いられ、通話路に伝送される音響信号が音声か非音声かを検出する音声区間検出器であって、前記通話路から取り出した参照信号の瞬時パワーを推定する瞬時パワー推定部と、前記瞬時パワー推定部で推定した瞬時パワー推定値から参照信号に含まれる背景騒音成分のパワーを推定する背景騒音パワー推定部と、前記瞬時パワー推定部で推定した瞬時パワー推定値並びに前記背景騒音パワー推定部で推定した背景騒音パワー推定値に基づいて当該参照信号が音声か非音声かを判定する判定部とを備えた音声区間検出器において、前記背景騒音パワー推定部が立ち上がり時定数が相対的に大きく且つ立ち下がり時定数が相対的に小さい応答特性を有するフィルタで構成され、前記瞬時パワー推定値と負の相関を持つように前記立ち上がり時定数を適応的に更新する時定数更新部を備え、前記判定部は、所定の時間間隔を空けて算出された2つの瞬時パワー推定値の差分の絶対値を求め、該差分の絶対値と所定のしきい値の比較結果を参照して判定することを特徴とする音声区間検出器。
- マイクロホンおよびスピーカを有する拡声通話端末が他の通話端末又は拡声通話端末に接続されてなる拡声通話系の前記拡声通話端末に用いられ、通話路に伝送される音響信号が音声か非音声かを検出する音声区間検出器であって、前記通話路から取り出した参照信号の瞬時パワーを推定する瞬時パワー推定部と、前記瞬時パワー推定部で推定した瞬時パワー推定値から参照信号に含まれる背景騒音成分のパワーを推定する背景騒音パワー推定部と、前記瞬時パワー推定部で推定した瞬時パワー推定値並びに前記背景騒音パワー推定部で推定した背景騒音パワー推定値に基づいて当該参照信号が音声か非音声かを判定する判定部とを備えた音声区間検出器において、前記背景騒音パワー推定部が立ち上がり時定数が相対的に大きく且つ立ち下がり時定数が相対的に小さい応答特性を有するフィルタで構成され、前記瞬時パワー推定値と負の相関を持つように前記立ち上がり時定数を適応的に更新する時定数更新部と、前記背景騒音パワー推定値が収束したか否かを判定し、収束したと判定した場合に前記背景騒音パワー推定部における背景騒音パワー推定値の更新を停止する収束判定部とを備えたことを特徴とする音声区間検出器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003394669A JP4352875B2 (ja) | 2003-11-25 | 2003-11-25 | 音声区間検出器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003394669A JP4352875B2 (ja) | 2003-11-25 | 2003-11-25 | 音声区間検出器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005156887A JP2005156887A (ja) | 2005-06-16 |
JP4352875B2 true JP4352875B2 (ja) | 2009-10-28 |
Family
ID=34720670
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003394669A Expired - Fee Related JP4352875B2 (ja) | 2003-11-25 | 2003-11-25 | 音声区間検出器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4352875B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5229234B2 (ja) | 2007-12-18 | 2013-07-03 | 富士通株式会社 | 非音声区間検出方法及び非音声区間検出装置 |
JP5870476B2 (ja) | 2010-08-04 | 2016-03-01 | 富士通株式会社 | 雑音推定装置、雑音推定方法および雑音推定プログラム |
CN106328151B (zh) * | 2015-06-30 | 2020-01-31 | 芋头科技(杭州)有限公司 | 一种环噪消除系统及其应用方法 |
CN109478405A (zh) * | 2016-07-22 | 2019-03-15 | 索尼公司 | 信息处理设备、信息处理方法以及程序 |
-
2003
- 2003-11-25 JP JP2003394669A patent/JP4352875B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2005156887A (ja) | 2005-06-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5332733B2 (ja) | エコーキャンセラ | |
KR100335162B1 (ko) | 음성신호의잡음저감방법및잡음구간검출방법 | |
US7035398B2 (en) | Echo cancellation processing system | |
US6023674A (en) | Non-parametric voice activity detection | |
US6453041B1 (en) | Voice activity detection system and method | |
JP6028502B2 (ja) | 音声信号処理装置、方法及びプログラム | |
US7535859B2 (en) | Voice activity detection with adaptive noise floor tracking | |
US8085930B2 (en) | Communication system | |
US20070232257A1 (en) | Noise suppressor | |
JP3273599B2 (ja) | 音声符号化レート選択器と音声符号化装置 | |
JP3961290B2 (ja) | 雑音抑圧装置 | |
KR20010052483A (ko) | 외부 음성 활동 검출을 이용한 잡음 억제 | |
EP2700161B1 (en) | Processing audio signals | |
JP5838861B2 (ja) | 音声信号処理装置、方法及びプログラム | |
US8229107B2 (en) | Echo canceler | |
JP2003259480A (ja) | ハウリング検出装置 | |
JP4321049B2 (ja) | 自動利得制御装置 | |
JP4352875B2 (ja) | 音声区間検出器 | |
JP3929686B2 (ja) | 音声スイッチング装置およびその方法 | |
JP2009147701A (ja) | 振幅制御装置、携帯電話装置、および振幅制限方法 | |
JP4888262B2 (ja) | 通話状態判定装置および該通話状態判定装置を備えたエコーキャンセラ | |
JP2009147702A (ja) | 騒音レベル推定装置、受話音量制御装置、携帯電話装置、および騒音レベル推定方法 | |
JP4306424B2 (ja) | 音声区間検出器 | |
JPH10308815A (ja) | 通話機の音声スイッチ | |
US20210390942A1 (en) | Hearing device with speech resynthesis, and related method |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060417 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090407 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090414 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090615 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090707 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090720 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120807 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130807 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |