JP4349605B2 - Automotive control device - Google Patents
Automotive control device Download PDFInfo
- Publication number
- JP4349605B2 JP4349605B2 JP2002010858A JP2002010858A JP4349605B2 JP 4349605 B2 JP4349605 B2 JP 4349605B2 JP 2002010858 A JP2002010858 A JP 2002010858A JP 2002010858 A JP2002010858 A JP 2002010858A JP 4349605 B2 JP4349605 B2 JP 4349605B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- time
- microcomputer
- engine
- engine stop
- stopped
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/40—Engine management systems
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジン停止時間を計測するタイムカウンタを備えた自動車用制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
エンジン停止時間を計測する場合、エンジン停止中でも所定の電源電圧を発生するサブ電源(バックアップ電源)で動作するタイムカウンタを設け、イグニッションスイッチのオフ操作によりエンジンが停止したときに、タイムカウンタの計時動作を開始させて、エンジン停止時間を計測するようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
一般に、エンジン停止時間は長時間になることが多いが、このような長時間をタイムカウンタで計測するためには、ビット数のかなり大きいカウンタや多段カウンタを用いる必要があり、タイムカウンタの構成が複雑となって、製造コストが高くなるという欠点があった。
【0004】
本発明はこのような事情を考慮してなされたものであり、従ってその目的は、エンジン停止時間を計測するためのタイムカウンタの構成を簡単化することができて、低コスト化の要求を満たすことができる自動車用制御装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1の自動車用制御装置は、自動車に搭載されたマイクロコンピュータと、このマイクロコンピュータとの間で信号を送受信するタイマ回路と、前記マイクロコンピュータの動作電源電圧を供給するメイン電源と、このメイン電源のオフ中でも前記タイマ回路の動作電源電圧を供給するサブ電源と、イグニッションスイッチの操作信号又は前記マイクロコンピュータ若しくは前記タイマ回路から出力される信号に基づいて前記メイン電源をオン/オフするメイン電源オン/オフ手段とを備え、前記タイマ回路は、前記イグニッションスイッチのオフ操作時に前記マイクロコンピュータから出力される計時動作許可信号によって計時動作を開始するタイムカウンタを有すると共に、このタイムカウンタの計測時間が設定時間に達する毎に起動信号を前記メイン電源オン/オフ手段に出力して前記メイン電源をオンして前記マイクロコンピュータを起動し、前記マイクロコンピュータは、前記タイマ回路からの前記起動信号により起動される毎に、該マイクロコンピュータのオフ中でも記憶データを保持するメモリに前記起動信号の出力回数又はそれを時間に換算したデータをエンジン停止時間の情報として記憶すると共に、前記タイマ回路に対して計時動作許可信号を出力して前記タイムカウンタに計時動作を繰り返させ、必要に応じてその他の処理を行った後、電源オフ信号を出力して前記メイン電源をオフするように構成したものである。この場合、エンジン停止時間の情報を記憶するメモリは、マイクロコンピュータに内蔵させても良いし、マイクロコンピュータの外部に設けても良く、また、タイマ回路に設けても良い。
【0006】
この構成では、エンジン停止中にタイムカウンタの計測時間が設定時間に達して起動信号が出力される毎に、その起動信号の出力回数又はそれを時間に換算したデータをエンジン停止時間の情報として書換え可能な不揮発性のメモリ又はバックアップメモリに記憶して、その後、再びタイムカウンタに計時動作を繰り返させることで、エンジン停止時間の計測を継続させることができるので、タイムカウンタのビット数を増加させたり、多段カウンタを用いたりする必要がなくなり、エンジン停止時間を計測するためのタイムカウンタの構成を簡単化することができて、低コスト化の要求を満たすことができる。
【0007】
この場合、請求項2のように、マイクロコンピュータは、イグニッションスイッチのオン操作によるメイン電源のオンによって起動されたときに、その時点におけるタイムカウンタの計測時間を読み取り、この計測時間と、前記メモリの記憶データとに基づいてエンジン停止時間を演算するようにしても良い。このようにすれば、イグニッションスイッチがオフされてエンジンが停止されてから、次にイグニッションスイッチがオンされるまでのエンジン停止時間を正確に計測することができる。
【0008】
ところで、エンジン停止中に運転者がイグニッションスイッチをオン位置に操作して、パワーウインドウを操作したり、ラジオをかけたりすることがあるが、イグニッションスイッチをオン位置に操作したたけでは、エンジンは始動されず、イグニッションスイッチをオン位置からスタート位置に操作したときに、初めてスタータがオンされてエンジンが始動される。従って、エンジン停止中に、運転者がイグニッションスイッチをオン位置に操作しただけでエンジン始動と判断して、エンジン停止時間の計測を終了してリセット処理等を行うと、実際にエンジンが始動されなかった場合に、エンジン停止時間の計測を継続して行うことができない。
【0009】
そこで、請求項3のように、マイクロコンピュータは、エンジン停止中にイグニッションスイッチがオン位置からスタート位置に操作されたとき又はエンジン始動が完了したときに、その時点におけるタイムカウンタの計測時間を読み取り、この計測時間と、前記メモリの記憶データとに基づいてエンジン停止時間を演算し、エンジン停止中にイグニッションスイッチがオン位置に操作されただけでは、エンジン始動とは判断せず、前記タイムカウンタによるエンジン停止時間の計測を継続させるようにしても良い。このようにすれば、エンジン停止中に運転者がイグニッションスイッチをオン位置に操作して、パワーウインドウを操作したり、ラジオをかけたりした場合でも、実際にエンジンが始動されなければ、エンジン停止時間の計測が終了されないので、実際にエンジン始動が行われるまでのエンジン停止時間を正確に計測することができる。
【0010】
この際、イグニッションスイッチがオン位置からスタート位置に操作されても、エンジン始動に失敗して再びエンジン停止状態になることがあるため、実際にエンジン始動が完了するまで、エンジン停止時間の計測を継続させるようにすれば、仮に、エンジン始動に失敗して再びエンジン停止状態になった場合に、エンジン停止時間の計測を継続させることができ、実際のエンジン停止時間を正確に計測することができる。
【0011】
この場合、タイムカウンタの設定時間は、タイムカウンタのビット数等から決まる固定値としても良いが、請求項4のように、車両状態のデータ又は実行しようとする処理内容に応じてタイムカウンタの設定時間を変更するようにしても良い。このようにすれば、車両状態のデータ又は実行しようとする処理内容に応じてマイクロコンピュータの起動タイミングを適宜変更することができて、エンジン停止中に常に最適なタイミングでマイクロコンピュータを起動することができる。
【0012】
或は、請求項5のように、車両状態のデータ又は実行しようとする処理内容に応じてタイムカウンタの初期値を変更するようにしても良い。このように、タイムカウンタの初期値を変更すれば、タイムカウンタのカウント値が初期値から設定時間に達するまでの所要時間が変わるため、タイムカウンタの設定時間を変更する場合と同様の作用効果を得ることができる。
【0013】
また、請求項6のように、車両状態のデータ又は実行しようとする処理内容に応じてエンジン停止時間計測の可否及び/又はエンジン停止中のマイクロコンピュータの起動回数を決定するようにしても良い。このようにすれば、車両状態が悪化している状態(例えばバッテリ容量低下)のときにマイクロコンピュータの起動を禁止したり、実行しようとする処理内容によっては不必要なマイクロコンピュータの起動を避けることができる。
【0014】
また、請求項7のように、タイマ回路からの起動信号によりマイクロコンピュータが起動される毎に、車両状態を検出して、そのデータを前記メモリに記憶するようにしても良い。このようにすれば、エンジン停止中の車両状態の経時的変化のデータをメモリに記憶することができ、そのデータを各種の制御に利用することができる。
【0015】
また、請求項8のように、エンジン運転中に所定期間毎に車両状態を検出して、そのデータを前記メモリに記憶するようにしても良い。このようにすれば、エンジン停止中にマイクロコンピュータが起動された時に実行する制御にエンジン運転中の車両状態のデータを利用することができると共に、万一、車両事故が発生した場合に、メモリの記憶データから事故前の車両運転状況を解析することができる。
【0016】
この場合、請求項9のように、記憶する車両状態のデータには、エンジン回転情報、イグニッションスイッチの状態、冷却水温、吸気温度、バッテリ容量情報、車速、ナビゲーションシステムの位置情報の少なくとも1つを含むようにすると良い。これらのデータは、エンジン停止中の制御や始動後の制御に役立つ有用な情報となる。
【0017】
ここで、バッテリ容量情報は、エンジン始動時等のバッテリ電圧を検出して推定しても良いが、請求項10のように、バッテリ容量情報をバッテリ電流及び車両状態に基づいて推定するようにしても良い。このようにすれば、バッテリ容量情報を精度良く推定することができる。
【0018】
また、燃料タンク内の蒸発燃料(エバポガス)を処理する蒸発燃料処理装置(エバポガスパージシステム)を搭載した自動車に本発明を適用する場合は、請求項11のように、エンジン停止中にタイマ回路の起動信号の出力回数が所定回数に達したとき又は該起動信号の出力回数から換算したエンジン停止時間が所定時間に達したときに蒸発燃料処理装置の漏れを診断する処理を開始するようにすると良い。このようにすれば、エンジン停止後の経過時間が予め設定された一定時間に達したときに、蒸発燃料処理装置の漏れ診断を自動的に開始することができる。しかも、漏れ診断を開始するまでのエンジン停止時間が長くなっても、バッテリ上がりを起こさずに、漏れ診断を開始するまでのエンジン停止時間を計測することができる。
【0019】
この場合、請求項12のように、蒸発燃料処理装置の漏れ診断が行われた頻度に応じてタイムカウンタの設定時間又は初期値を変更するようにしても良い。このようにすれば、蒸発燃料処理装置の漏れ診断が行われた頻度に応じて、エンジン停止から漏れ診断を開始するまでのエンジン停止時間を変更することができるので、蒸発燃料処理装置の漏れ診断の頻度が適正な頻度よりも少ない場合は、エンジン停止から漏れ診断を開始するまでのエンジン停止時間を短くして、漏れ診断の頻度を増やすことができ、反対に、漏れ診断の頻度が必要以上に多い場合は、エンジン停止から漏れ診断を開始するまでのエンジン停止時間を長くして、漏れ診断の頻度を適正な頻度まで少なくして、バッテリの消耗を少なくすることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態の一例について説明する。まず、図1に基づいてエンジン制御システム全体の概略構成を説明する。エンジン11の吸気管12の最上流部には、エアクリーナ13が設けられ、このエアクリーナ13の下流側には、吸入空気量を検出するエアフローメータ14が設けられている。このエアフローメータ14の下流側には、スロットルバルブ15が設けられ、このスロットルバルブ15の開度がスロットル開度センサ16によって検出される。
【0021】
更に、スロットルバルブ15の下流側には、サージタンク17が設けられ、このサージタンク17に、吸気管圧力を検出する吸気管圧力センサ18が設けられている。また、サージタンク17には、エンジン11の各気筒に空気を導入する吸気マニホールド19が設けられ、各気筒の吸気マニホールド19の吸気ポート近傍に、それぞれ燃料噴射弁20が取り付けられている。また、エンジン11の各気筒のシリンダヘッドには、点火プラグ21が取り付けられ、エンジン11のシリンダブロックには、冷却水温を検出する冷却水温センサ22や、エンジン回転速度を検出するクランク角センサ23が取り付けられている。その他、吸気温度を検出する吸気温度センサ(図示せず)、車速を検出する車速センサ(図示せず)等が設けられている。
【0022】
次に、燃料タンク24内の蒸発燃料(エバポガス)を処理する蒸発燃料処理装置であるエバポガスパージシステム25の構成を説明する。燃料タンク24には、エバポ通路26を介してキャニスタ27が接続されている。このキャニスタ27内には、エバポガスを吸着する活性炭等の吸着体(図示せず)が収容されている。このキャニスタ27と吸気管12のスロットルバルブ15の下流側との間には、キャニスタ27内の吸着体に吸着されているエバポガスを吸気管12内にパージ(放出)するためのパージ通路28が設けられ、このパージ通路28の途中に、パージ流量を制御するパージ制御弁29が設けられている。このパージ制御弁29は、常閉型の電磁弁により構成され、通電をデューティ制御することで、キャニスタ27から吸気管12へのエバポガスのパージ流量を制御するようになっている。
【0023】
また、キャニスタ27には電動エアポンプ30が組み付けられている。この電動エアポンプ30は、エバポガスパージシステム25の漏れ診断(リーク診断)を行う際に、燃料タンク24を含む密閉したエバポ系内に大気をキャニスタ27から導入してエバポ系の内圧を上昇させるのに用いられる。尚、この電動エアポンプ30には、エバポ系の内圧を検出する圧力センサ(図示せず)と、キャニスタ27の大気連通孔を開閉する大気開閉弁(図示せず)とが一体的に組み付けられてモジュール化されている。
【0024】
上述した各種のセンサの出力は、エンジン制御用のマイクロコンピュータ31に入力される。このマイクロコンピュータ31は、エンジン運転中に上述した各種のセンサ出力からエンジン運転状態を検出して燃料噴射弁20の燃料噴射量や点火プラグ21の点火時期を制御すると共に、パージ制御弁29への通電をデューティ制御することで、キャニスタ27から吸気管12へのエバポガスのパージ流量を制御する。
【0025】
このマイクロコンピュータ31には、エンジン停止時間を計測するためのタイマ回路32が接続されている。以下、これらの回路構成を図2に基づいて説明する。マイクロコンピュータ31は、水晶振動子42を共振させて所定周波数のクロックパルスを発生する発振回路33、CPU34、RAM35、ROM36、タイマ37、入力ポート38、出力ポート39、シリアル通信ポート40等を備えている。更に、このマイクロコンピュータ31には、後述する起動信号TSWの出力回数をエンジン停止時間に換算したデータや車両状態のデータを記憶するメモリとして、例えばSRAM41が内蔵されている。尚、このSRAM41はマイクロコンピュータ31の外部に設けても良く、また、タイマ回路32に設けても良い。
【0026】
一方、タイマ回路32は、タイマIC43と発振回路52とから構成されている。タイマIC43には、発振回路52の発振周波数を分周して比較的低い周波数のクロックパルスを発生するクロック分周回路44と、クロックパルスをカウントするタイムカウンタ45と、シリアル通信ポート46とが設けられている。タイムカウンタ45のカウント値(計測時間)が設定値(設定時間)に達すると、タイムカウンタ45は、起動信号TSWを後述するOR回路49とマイクロコンピュータ31に出力する。そして、タイマIC43は、マイクロコンピュータ31のシリアル通信ポート40から送信されてくるリセット信号(計時動作許可信号)をシリアル通信ポート46で受信する毎に、タイムカウンタ45をリセットスタートさせて計時動作を開始する。
【0027】
次に、マイクロコンピュータ31及びタイマIC43に電源電圧を供給する回路構成を説明する。マイクロコンピュータ31の動作電源電圧Vomを供給するメイン電源47は、メインリレー48のリレースイッチ48aを介してバッテリ電源端子BATTに接続されている。このメイン電源47は、バッテリ電圧(例えば14V)を例えば5Vの直流電源電圧Vomに変換する。
【0028】
このメイン電源47をオン/オフするメイン電源オン/オフ手段として、三端子型のOR回路49が設けられ、このOR回路49の出力によってメインリレー48の駆動コイル48bのオン/オフが切り換えられる。OR回路49の3つの入力端子には、イグニッションスイッチ50の操作信号と、タイマIC43から出力される起動信号TSWと、マイクロコンピュータ31の出力ポート39から出力される電源オン/オフ信号とが入力され、これら3つの信号のうちのいずれか1つでもハイレベルの信号があれば、OR回路49の出力がハイレベルに維持されて、メインリレー48の駆動コイル48bに通電されてリレースイッチ48aがオン状態に維持され、メイン電源47がオン状態に維持されて、マイクロコンピュータ31の動作電源電圧Vomがオン状態に維持される。
【0029】
一方、タイマIC43の動作電源電圧Vosを供給するサブ電源51は、メインリレー48を介さずにバッテリ電源端子BATTに接続されている。これにより、サブ電源51は、メイン電源51のオン/オフを問わず、常にオン状態に維持され、エンジン停止中でもタイマIC43に電源電圧Vosを供給し続けることができるようになっている。更に、このサブ電源51の電圧Vosは、マイクロコンピュータ31内のSRAM41にも供給され、マイクロコンピュータ31のオフ中(メイン電源47のオフ中)でも、SRAM41の記憶状態を保持できるようになっている。
【0030】
尚、SRAM41等のバックアップ電源の必要なメモリに代えて、EEPROM、フラッシュメモリ等の電気的に書き換え可能な不揮発性メモリを用いても良く、この不揮発性メモリに対してはサブ電源51の電圧Vosを供給する必要はない。
【0031】
[第1実施例]
次に、エンジン停止時間の計測方法に関する第1実施例を図3のタイムチャートを用いて説明する。
【0032】
エンジン運転中に、運転者がイグニッションスイッチ50をオフ操作してエンジン11を停止させる際に、マイクロコンピュータ31は、リセット信号(計時動作許可信号)をタイマIC43に出力した後、OR回路49に出力する電源オン/オフ信号をローレベルに反転させてメイン電源47をオフさせる。これにより、マイクロコンピュータ31の電源電圧Vomがオフされると同時に、タイマIC43のタイムカウンタ45が初期値(例えば0)にリセットされてから計時動作を開始する。
【0033】
この後、タイムカウンタ45は、クロック分周回路44からクロックパルスが入力される毎にカウント値を1ずつ増加させ、そのカウント値(計測時間)が設定値(設定時間)に達した時点で、タイムカウンタ45から起動信号TSWをマイクロコンピュータ31の入力ポート38とOR回路49に出力する。これにより、メイン電源47がオンしてマイクロコンピュータ31が起動されると、マイクロコンピュータ31は、エンジン停止中の起動信号TSWの出力回数から換算したエンジン停止時間のデータをSRAM41に記憶すると共に、必要に応じてその他の処理(例えば車両状態のデータをセンサ等で検出してSRAM41に記憶する処理等)を行った後、上述したイグニッションスイッチ50のオフ操作時の処理と同じく、マイクロコンピュータ31からリセット信号(計時動作許可信号)をタイマIC43に出力した後、マイクロコンピュータ31からOR回路49に出力する電源オン/オフ信号をローレベルに反転させてメイン電源47をオフさせる。これにより、マイクロコンピュータ31の電源電圧Vomがオフされると同時に、タイマIC43のタイムカウンタ45が再びリセットスタートされる。
【0034】
以後、エンジン停止中は、タイムカウンタ45のカウント値(計測時間)が設定値(設定時間)に達する毎に、タイムカウンタ45から起動信号TSWを出力してメイン電源47をオンしてマイクロコンピュータ31を起動し、エンジン停止中の起動信号TSWの出力回数から換算したエンジン停止時間のデータをSRAM41に記憶すると共に、必要に応じてその他の処理(例えば車両状態のデータをセンサ等で検出してSRAM41に記憶する処理等)を行って、再びタイムカウンタ45をリセットスタートさせてメイン電源47をオフするという処理を繰り返す。
【0035】
このエンジン停止中に、運転者がイグニッションスイッチ50をオン操作すると、メイン電源47がオンしてマイクロコンピュータ31が起動される。これにより、マイクロコンピュータ31は、エンジン始動と判断し、その時点におけるタイムカウンタ45の計測時間を読み取り、SRAM41に記憶された起動信号TSWの出力回数から換算したエンジン停止時間に上記タイムカウンタ45の計測時間を加算して、エンジン始動までのエンジン停止時間を求める。
【0036】
ところで、タイムカウンタ45の設定時間は、タイムカウンタ45のビット数等から決まる固定値としても良いが、第1実施例では、マイクロコンピュータ31がバッテリ容量等の車両状態のデータに応じてタイムカウンタ45の設定時間を変更するようにしている。これにより、バッテリ容量等の車両状態のデータに応じてマイクロコンピュータ31の起動タイミングを適宜変更することができ、エンジン停止中にその時点のバッテリ容量等の車両状態を悪化させないようなタイミングでマイクロコンピュータ31を起動することができる。
【0037】
更に、第1実施例では、バッテリ容量等の車両状態のデータに基づいてエンジン停止時間の計測を許可するか否か(エンジン停止中のマイクロコンピュータ31の起動を許可するか否か)を判定し、バッテリ上がり等の弊害が予想される場合には、エンジン停止時間の計測を禁止して、エンジン停止中のマイクロコンピュータ31の起動(メイン電源47のオン)を禁止するようにしている。これにより、バッテリ容量等の車両状態が悪化している状態でマイクロコンピュータ31を起動することを避けることができ、バッテリ上がり等を未然に防止することができる。
【0038】
以上説明した第1実施例のエンジン停止時間の計測は、マイクロコンピュータ31が図4乃至図6の各ルーチンによって実行する。以下、これら各ルーチンの処理内容を説明する。
【0039】
図4のタイムカウンタリセットスタート処理ルーチンは、マイクロコンピュータ31の動作中(メイン電源47のオン中)に所定周期で繰り返し起動される。本ルーチンが起動されると、まずステップ101で、イグニッションスイッチ50がオフされているか否かを判定する。
【0040】
イグニッションスイッチ50のオン中は、メイン電源47がオン状態に維持されるため、本ルーチンが所定周期で起動されるが、その都度、ステップ101で「No」と判定され、何もせずに本ルーチンを終了する。
【0041】
その後、エンジン運転中に運転者がイグニッションスイッチ50をオフ操作してエンジン11を停止させる際に、本ルーチンが起動されると、ステップ101で「Yes」と判定される。また、エンジン停止中(イグニッションスイッチ50のオフ中)に、タイマIC43から出力される起動信号TSWによってマイクロコンピュータ31が起動された場合も、ステップ101で「Yes」と判定される。
【0042】
このステップ101で「Yes」と判定された場合は、ステップ102に進み、バッテリ容量等の車両状態のデータに基づいてエンジン停止時間の計測を許可するか否か(エンジン停止中のマイクロコンピュータ31の起動を許可するか否か)を判定する。この際、バッテリ容量は、現在のバッテリ電圧又は予めエンジン始動時等の特定の運転条件で検出したバッテリ電圧から推定しても良いが、予めエンジン始動時等の特定の運転条件でバッテリ電流を検出して、そのバッテリ電流と車両運転状態に基づいてバッテリ容量を推定するようにしても良い。尚、エンジン停止時間の計測の許可/禁止は、バッテリ容量のみに基づいて判定しても良いが、バッテリ容量と冷却水温等の他のデータとに基づいて判定するようにしても良く、要は、バッテリ上がり等の弊害が発生する可能性を予想するのに適したデータに基づいて判定するようにすれば良い。
【0043】
上記ステップ102で、エンジン停止時間の計測を許可すると判定された場合は、ステップ103に進み、マイクロコンピュータ31からリセット信号(計時動作許可信号)をタイマIC43へ出力してタイマIC43のタイムカウンタ45をリセットスタートさせる。この後、ステップ104に進み、図5、図6のルーチンやその他の処理(例えば車両状態のデータをセンサ等で検出してSRAM41に記憶する処理等)を終了したか否かを判定し、まだ終了していない処理があれば、その処理が終了するまで待機する。そして、全ての処理が終了した時点で、ステップ105に進み、マイクロコンピュータ31からメインリレー48側のOR回路49に出力する電源オン/オフ信号をローレベルに反転させてメイン電源47をオフさせて、本ルーチンを終了する。
【0044】
一方、ステップ102で「No」と判定された場合は、バッテリ上がり等の弊害を避けるために、エンジン停止時間の計測が禁止され(エンジン停止中のマイクロコンピュータ31の起動が禁止され)、ステップ103のリセット信号出力処理を行わずに、ステップ104に進み、全ての処理を終了させてから、ステップ105に進み、メイン電源47をオフさせて、本ルーチンを終了する。
【0045】
図5の設定時間送信処理ルーチンは、マイクロコンピュータ31の動作中に図4のルーチンが実行される毎に起動される。本ルーチンが起動されると、まずステップ111で、リセット信号が出力されたか否か(つまり図4のステップ103の処理を実行したか否か)を判定し、リセット信号が出力されていなければ、何もせずに本ルーチンを終了する。
【0046】
これに対し、ステップ101で、リセット信号が出力されたと判定されれば、ステップ112に進み、バッテリ容量等の車両状態のデータに基づいてタイムカウンタ45の設定時間ALEVをマップ又は数式等によって設定する。これにより、例えば、バッテリ容量が少ないときに、設定時間ALEVを設定可能な範囲内で長く設定して、エンジン停止中のマイクロコンピュータ31の起動回数を少なくすることで、バッテリ上がりを未然に防止する。そして、次のステップ113で、設定時間ALEVの情報をタイマIC43へ出力して本ルーチンを終了する。
【0047】
尚、タイムカウンタ45の設定時間ALEVは、タイムカウンタ45のビット数等から決まる固定値としても良く、この場合は、図5の設定時間送信処理ルーチンは不要となる。
【0048】
図6のエンジン停止時間演算処理ルーチンは、マイクロコンピュータ31が起動される毎に1回だけ起動される。本ルーチンが起動されると、まずステップ121で、タイマIC43から出力された起動信号TSWによってマイクロコンピュータ31が起動されたか否かを判定し、起動信号TSWで起動された場合は、ステップ122に進み、SRAM41に記憶されたエンジン停止時間MSCNTにタイムカウンタ45の設定時間ALEVを加算して、現時点までのエンジン停止時間MSCNTを求め、SRAM41のエンジン停止時間MSCNTの記憶データを更新する(MSCNT=MSCNT+ALEV)。従って、現時点までの起動信号TSWの出力回数(マイクロコンピュータ31の起動回数)がN回の場合は、設定時間ALEVをN倍した時間(ALEV×N)が現時点までのエンジン停止時間MSCNTとしてSRAM41に記憶される。このSRAM41の記憶データは、マイクロコンピュータ31のオフ中でも保持される。尚、SRAM41に記憶されたエンジン停止時間MSCNTの初期値は0である。
【0049】
エンジン停止時間MSCNTの更新後、ステップ123に進み、車両状態のデータ[例えばバッテリ容量、冷却水温、外気温(吸気温)、エバポ系の内圧、燃料タンク24内の温度、イグニッションスイッチ50のオン/オフの状態、ナビゲーションシステムの位置情報等]をSRAM41に記憶して本ルーチンを終了する。このSRAM41に記憶された車両状態のデータから車両の放置状況が分かり、例えば、エンジン停止時間の計測の許可/禁止(マイクロコンピュータ31の起動の許可/禁止)をバッテリ容量、冷却水温等に基づいて判定したり、エンジン停止中の燃料タンク24内の温度をエンジン停止直後(又は直前)の冷却水温とエンジン停止時間等に基づいて推定する際に、燃料タンク24内の温度推定値を冷却水温や外気温で補正したりするのに使用される。また、ナビゲーションシステムの位置情報は、例えば、駐車中の車両がレッカー移動されたか否かを判定するのに用いられる。
【0050】
これに対し、ステップ121で「No」と判定された場合、すなわちイグニッションスイッチ50のオン操作によってメイン電源47がオンされてマイクロコンピュータ31が起動された場合は、エンジン始動と判断して、ステップ124に進み、現時点におけるタイムカウンタ45の計測時間SCNTを読み取り、次のステップ125で、この計測時間SCNTをSRAM41に記憶されたエンジン停止時間MSCNTに加算して、最終的なエンジン停止時間TSCNTを求める(TSCNT=MSCNT+SCNT)。このようにして演算されたエンジン停止時間TSCNTは、前回のイグニッションスイッチ50のオフ操作から今回のイグニッションスイッチ50のオン操作までのエンジン停止時間である。その後、ステップ126に進み、SRAM41に記憶されたエンジン停止時間MSCNTを初期値(例えば0)にリセットして、本ルーチンを終了する。
【0051】
尚、上記ステップ122では、エンジン停止中の起動信号TSWの出力回数Nをエンジン停止時間MSCNTに換算してSRAM41に記憶するようにしたが、エンジン停止中の起動信号TSWの出力回数NをそのままSRAM41に記憶するようにしても良い。この場合は、ステップ124で、タイムカウンタ45の設定時間ALEVと、SRAM41に記憶された起動信号TSWの出力回数Nと、現時点におけるタイムカウンタ45の計測時間SCNTとを用いて、次式によってエンジン停止時間TSCNTを演算すれば良い。
TSCNT=ALEV×N+SCNT
【0052】
以上説明した第1実施例では、エンジン停止中にタイムカウンタ45の計測時間が設定時間ALEVに達して起動信号TSWが出力される毎に、その起動信号TSWの出力回数Nをエンジン停止時間MSCNTに換算したデータ(又は起動信号TSWの出力回数N)をSRAM41に記憶して、その後、再びタイムカウンタ45に計時動作を繰り返させることで、エンジン停止時間の計測を継続させることができるので、タイムカウンタ45のビット数を増加させたり、多段カウンタを用いたりする必要がなくなり、エンジン停止時間を計測するためのタイムカウンタ45の構成を簡単化することができて、低コスト化の要求を満たすことができる。
【0053】
しかも、マイクロコンピュータ31は、イグニッションスイッチ50のオン操作によって起動されたときに、その時点におけるタイムカウンタ45の計測時間SCNTを読み取り、この計測時間SCNTと、SRAM41の記憶データMSCNTとに基づいてエンジン停止時間TSCNTを演算するようにしたので、前回のイグニッションスイッチ50のオフ操作から今回のイグニッションスイッチ50のオン操作までのエンジン停止時間を正確に計測することができる。
【0054】
尚、エンジン停止中の車両状態のデータの記憶が不要な場合は、図6のエンジン停止時間演算処理ルーチンにおいて、ステップ123の処理(車両状態のデータをSRAM41に記憶する処理)を省略すれば良い。
【0055】
また、第1実施例では、エンジン停止中にタイマIC43から出力される起動信号TSWによってマイクロコンピュータ31が起動される毎に、図4のタイムカウンタリセットスタート処理ルーチンのステップ102で、バッテリ容量等の車両状態のデータに基づいてエンジン停止時間の計測(マイクロコンピュータ31の起動)を許可するか禁止するかを判定するようにしたが、イグニッションスイッチ50のオフ操作によりエンジン11が停止する際に、バッテリ容量等の車両状態のデータに基づいてエンジン停止中のマイクロコンピュータ31の起動回数(計測可能な最長のエンジン停止時間)を決定するようにしても良い。これにより、バッテリ容量が少なくなるほど、エンジン停止中のマイクロコンピュータ31の起動回数を少なくして、バッテリ上がりを避けることができる。
【0056】
また、第1実施例では、エンジン停止中にタイマIC43から出力される起動信号TSWによってマイクロコンピュータ31が起動されると、マイクロコンピュータ31からメインリレー48側のOR回路49に出力される電源オン/オフ信号をハイレベルに反転させることで、起動信号TSWがローレベルに反転した後もメイン電源47をオン状態に維持し、その間に、マイクロコンピュータ31がタイマIC43へのリセット信号の出力や車両状態のデータの記憶等の処理を行った後、マイクロコンピュータ31からメインリレー48側のOR回路49に出力する電源オン/オフ信号をローレベルに反転させてメイン電源47をオフさせるようにしたが、これ以外の方法でメイン電源47をオフさせるようにしても良い。
【0057】
例えば、タイマIC43から出力される起動信号TSWをローレベルに反転させるタイミングを、マイクロコンピュータ31からタイマIC43に出力する制御信号によって制御できる構成とし、エンジン停止中にタイマIC43から出力される起動信号TSWによってマイクロコンピュータ31が起動される毎に、マイクロコンピュータ31がタイマIC43へのリセット信号の出力や車両状態のデータの記憶等の処理を行った後、マイクロコンピュータ31から起動信号TSWをローレベルに反転させる制御信号をタイマIC43へ出力して起動信号TSWをローレベルに反転させて、メイン電源47をオフさせるようにしても良い。この場合は、マイクロコンピュータ31からメインリレー48側のOR回路49に電源オン/オフ信号を出力する信号線は不要となる。
【0058】
また、タイムカウンタ45は、カウントアップ動作するアップカウンタに限定されず、カウントダウン動作するダウンカウンタを用いても良いことは言うまでもない。
【0059】
[第2実施例]
ところで、エンジン停止中に運転者がイグニッションスイッチ50をオン位置に操作して、パワーウインドウ(図示せず)を操作したり、ラジオ(図示せず)をかけたりすることがあるが、イグニッションスイッチ50をオン位置に操作したたけでは、エンジン11は始動されず、イグニッションスイッチ50をオン位置からスタート位置に操作したときに、初めてスタータ(図示せず)がオンされてエンジン11が始動される。従って、前記第1実施例のように、エンジン停止中に運転者がイグニッションスイッチ50をオン位置に操作しただけでエンジン始動と判断して、エンジン停止時間の計測を終了してSRAM41のリセット処理を行うと、実際にエンジンが始動されなかった場合に、エンジン停止時間の計測を継続して行うことができない。
【0060】
そこで、第2実施例では、図7に示すように、エンジン停止中にイグニッションスイッチ50がオン位置に操作されただけでは、エンジン始動とは判断せず、タイムカウンタ45によるエンジン停止時間の計測を継続させて、SRAM41のリセット処理を行わない。そして、エンジン停止中にイグニッションスイッチ50がオン位置からスタート位置に操作されたとき又はエンジン始動が完了したときに、その時点におけるタイムカウンタ45の計測時間SCNTを読み取り、この計測時間SCNTと、SRAM41の記憶データMSCNTとに基づいてエンジン停止時間TSCNTを演算する。
【0061】
以上説明した第2実施例のエンジン停止時間の計測は、マイクロコンピュータ31が図8、図9の各ルーチンによって実行する。尚、タイムカウンタ45の設定時間ALEVを送信する処理については、前記第1実施例と同じく、図5の設定時間送信処理ルーチンが用いられる。
【0062】
図8のタイムカウンタリセットスタート処理ルーチンは、前記第1実施例で説明した図4のタイムカウンタリセットスタート処理ルーチンのステップ101とステップ102との間にステップ101aの処理を追加したものであり、それ以外の処理は同じである。
【0063】
また、図9のエンジン停止時間演算処理ルーチンは、前記第1実施例で説明した図6のエンジン停止時間演算処理ルーチンのステップ121とステップ124との間にステップ121aの処理を追加したものであり、それ以外の処理は同じである。
【0064】
エンジン停止中(イグニッションスイッチ50のオフ中)に、イグニッションスイッチ50がオン位置に操作されると、メイン電源47がオンされてマイクロコンピュータ31が起動される。これにより、図8のタイムカウンタリセットスタート処理ルーチンが起動されると、ステップ101で「No」と判定されるため、何もせずに本ルーチンを終了する。イグニッションスイッチ50のオン中は、メイン電源47がオン状態に維持されるため、本ルーチンが所定周期で起動されるが、その都度、ステップ101で「No」と判定され、何もせずに本ルーチンを終了する。
【0065】
その後、イグニッションスイッチ50がオフされた直後(メイン電源47のオフ前)に本ルーチンが起動されると、ステップ101で「Yes」と判定されて、ステップ101aに進み、イグニッションスイッチ50のオン中にエンジン11が運転されていたか否かを判定する。このとき、図7に示すように、エンジン停止中にイグニッションスイッチ50がオン位置に操作されただけで、エンジン11が運転されていなければ、上記ステップ101aで「No」と判定されて、ステップ104に進み、全ての処理を終了させてから、ステップ105に進み、メイン電源47をオフさせて、本ルーチンを終了する。従って、イグニッションスイッチ50をオン位置からオフ位置に操作しても、それ以前にエンジン11が運転されていなければ、マイクロコンピュータ31からリセット信号がタイマIC43へ出力されず、タイムカウンタ45がリセットされないため、タイムカウンタ45の計時動作を継続させることができる。
【0066】
また、エンジン停止中(イグニッションスイッチ50のオフ中)に、イグニッションスイッチ50のオン操作によりマイクロコンピュータ31が起動されると、図9のエンジン停止時間演算処理ルーチンも起動されるが、イグニッションスイッチ50のオン操作で起動された場合は、ステップ121で「No」と判定されて、ステップ121aに進み、エンジン始動が完了したか否かを判定し、まだ、エンジン始動が完了していなければ、エンジン始動が完了するまで待機する。従って、エンジン停止中にイグニッションスイッチ50がオン位置に操作されただけで、エンジン始動が完了していなければ、ステップ124〜126のエンジン停止時間の計測終了処理が行われず、タイムカウンタ45によるエンジン停止時間の計測を継続させて、SRAM41の記憶データをリセットしない。
【0067】
その後、エンジン始動が完了した時点で、ステップ124に進み、現時点におけるタイムカウンタ45の計測時間SCNTを読み取り、次のステップ125で、この計測時間SCNTをSRAM41に記憶されたエンジン停止時間MSCNTに加算して、最終的なエンジン停止時間TSCNTを求めた後、ステップ126に進み、SRAM41に記憶されたエンジン停止時間MSCNTを初期値(0)にリセットして、本ルーチンを終了する。
【0068】
以上説明した第2実施例では、エンジン停止中にイグニッションスイッチ50がオン位置に操作されただけで、エンジン11が始動されなければ、タイムカウンタ45によるエンジン停止時間の計測を継続させるようにしたので、エンジン停止中に運転者がイグニッションスイッチ50をオン位置に操作して、パワーウインドウを操作したり、ラジオをかけたりした場合でも、タイムカウンタ45によるエンジン停止時間の計測を継続させることができ、実際にエンジン始動が行われるまでのエンジン停止時間を正確に計測することができる。
【0069】
尚、図9のエンジン停止時間演算処理ルーチンでは、エンジン始動が完了したか否かで、エンジン停止時間の計測を終了するか否かを判定するようにしたが、イグニッションスイッチ50がオン位置からスタート位置に操作されたか否かでエンジン停止時間の計測を終了するか否かを判定するようにしても良い。
【0070】
[第3実施例]
エンジン停止中に、エンジン停止時間が所定時間に達した時点(起動信号TSWの出力回数が所定回数に達した時点)で、エバポガスパージシステム25の漏れ診断を開始する。この漏れ診断は、燃料タンク24を含む密閉したエバポ系内に電動エアポンプ30によって大気を導入してエバポ系の内圧を上昇させ、その内圧上昇量に基づいて漏れの有無を判定する。
【0071】
このエバポガスパージシステム25の漏れ診断は、マイクロコンピュータ31によって前記第1実施例又は第2実施例の方法でエンジン停止時間を計測しながら、図10及び図11の漏れ診断ルーチンによって実行される。図10及び図11の漏れ診断ルーチンは、エンジン停止中にタイマIC43から出力される起動信号TSWによってマイクロコンピュータ31が起動される毎に、図6又は図9のエンジン停止時間演算処理ルーチンを実行した後に起動される。この漏れ診断ルーチンが起動されると、まずステップ201で、図6又は図9のステップ122で演算されたエンジン停止時間MSCNTが所定時間か否か(起動信号TSWの出力回数が所定回数か否か)を判定し、エンジン停止時間MSCNTが所定時間でなければ、何もせずに本ルーチンを終了する。
【0072】
その後、本プログラムが起動されたときに、エンジン停止時間MSCNTが所定時間に達していれば、ステップ201で「Yes」と判定されて、ステップ202に進み、SRAM41に記憶されているバッテリ容量と冷却水温(又は外気温)とに基づいて図12のマップ等から漏れ診断が許可されているか否かを判定する。エンジン停止中にバッテリ容量が少ないときに漏れ診断を実行すると、バッテリ上がりが発生する可能性があるため、漏れ診断を実行しても、バッテリ上がりが発生しないバッテリ容量が残っている場合に漏れ診断が許可される。尚、冷却水温(又は外気温)が低くなるほど、バッテリ上がりが発生しやすくなることを考慮して、図12のマップは、バッテリ容量と冷却水温(又は外気温)とに基づいて漏れ診断の許可/禁止を判定するようにしたが、演算処理の簡略化のために、バッテリ容量のみに基づいて漏れ診断の許可/禁止を判定するようにしても良いことは言うまでもない。
【0073】
また、SRAM41に記憶されているエンジン停止中の冷却水温、燃料タンク24内の温度推定値(又は温度検出値)等の経時的変化を判定して燃料タンク24内の温度が安定しているか、変化途中であるかを判定し、燃料タンク24内の温度が安定している場合のみ、漏れ診断を許可し、燃料タンク24内の温度が変化途中である場合は、漏れ診断を禁止するようにしても良い。これは、エバポ系を密閉して漏れ診断を行っている期間中に、燃料タンク24内の温度が変化すると、その温度変化によりエバポ系の内圧が変化するため、その内圧変化の要因が微小な漏れによるものか温度変化によるものかを判別できないためである。
【0074】
上記ステップ202で、漏れ診断が許可されていないと判定されれば、ステップ203以降の漏れ診断の処理を行わずに本ルーチンを終了して、バッテリ上がりを未然に防止する。
【0075】
これに対し、ステップ202で、漏れ診断が許可されていると判定されれば、ステップ203以降の漏れ診断の処理を次のようにして実行する。まず、ステップ203で、燃料タンク24を含む密閉したエバポ系の内圧P1を電動エアポンプ30に組み付けられた圧力センサ(図示せず)で測定する。エンジン停止中は、キャニスタ27の大気開閉弁(図示せず)が開弁状態に維持されてエバポ系が大気に連通した状態に維持されるため、ステップ203でも、大気に連通したエバポ系の内圧P1を測定することになる。また、エンジン停止中は、起動信号TSWによりメイン電源47がオンされても、パージ制御弁29は閉弁状態(非通電状態)に維持される。
【0076】
そして、次のステップ204で、キャニスタ27の大気開閉弁を閉弁して、パージ制御弁29から燃料タンク24までのエバポ系を密閉した状態にする。この後、ステップ205に進み、電動エアポンプ30を所定時間作動させてエバポ系内に所定量の大気を導入してエバポ系の内圧を上昇させた後、ステップ206に進み、再び、エバポ系の内圧P1を圧力センサで測定する。
【0077】
この後、図11のステップ207に進み、電動エアポンプ30の作動によるエバポ系の内圧上昇量(P2−P1)を算出して、この内圧上昇量(P2−P1)を予め設定した漏れ判定値Kと比較し、この内圧上昇量(P2−P1)が漏れ判定値K以下であれば、ステップ208に進み、エバポ系の漏れ有りと判定して、ステップ209に進み、警告ランプ(図示せず)を点灯又は点滅させて運転者に警告すると共に、漏れ有りを意味する異常コードをSRAM41に記憶する。この後、ステップ210に進み、キャニスタ27の大気開閉弁を開弁してエバポ系を大気に連通させ、本ルーチンを終了する。
【0078】
これに対し、ステップ207で、内圧上昇量(P2−P1)が漏れ判定値Kよりも大きいと判定されれば、ステップ210に進み、エバポ系の漏れ無しと判定して、ステップ210に進み、キャニスタ27の大気開閉弁を開弁してエバポ系を大気に連通させ、本ルーチンを終了する。
【0079】
尚、ステップ207で用いる漏れ判定値Kは、演算処理の簡略化のために、予め設定した固定値としても良いが、SRAM41に記憶されたエンジン停止中の車両状態のデータ(例えば冷却水温、外気温、燃料タンク24内の温度等)に基づいて漏れ判定値Kをマップ又は数式等により算出するようにしても良い。
【0080】
以上説明した第3実施例のように、エンジン停止中に、エンジン停止時間が所定時間に達した時点(起動信号TSWの出力回数が所定回数に達した時点)で漏れ診断を開始する場合は、タイムカウンタ45の設定時間ALEVの整数倍が漏れ診断を開始するまでのエンジン停止時間となるように設定すれば良い。従って、漏れ診断を開始するまでのエンジン停止時間を常に一定時間にする場合は、タイムカウンタ45の設定時間ALEVを一定時間に設定すれば良く、図5の設定時間送信処理ルーチンは不要となる。
【0081】
また、バッテリ容量等の車両状態のデータに応じてタイムカウンタ45の設定時間ALEVを変更する場合は、変更した設定時間ALEVの整数倍が漏れ診断を開始するまでのエンジン停止時間と一致しなくなると思われるが、この場合は、エンジン停止中にタイマIC43から出力される起動信号TSWによってマイクロコンピュータ31が起動される毎に、漏れ診断を開始するまでの残り時間を算出し、その残り時間がタイムカウンタ45の設定時間ALEVの変更範囲内になった時点で、タイムカウンタ45の設定時間ALEVを当該残り時間に変更するようにすれば良い。このようにすれば、漏れ診断を開始するまでのエンジン停止時間を車両状態のデータ等に応じて変更する場合でも、常に目標とするエンジン停止時間で漏れ診断を開始することができる。
【0082】
また、バッテリ容量等の車両状態のデータに応じてタイムカウンタ45の設定時間ALEVを変更する場合は、図10のステップ201で、起動信号TSWの出力回数が設定回数に達したか否かで、漏れ診断を開始するか否かを判定するようにしても良い。この場合は、バッテリ容量等の車両状態のデータに応じてタイムカウンタ45の設定時間ALEVが変更されるのに伴い、漏れ診断を開始するまでのエンジン停止時間も変更されることになる。
【0083】
ところで、漏れ診断を開始するまでのエンジン停止時間は、燃料タンク24内のエバポガスの発生やガソリン給油の影響による誤診断を避けるために、数時間程度の長い時間に設定することが望ましいが、漏れ診断を開始するまでのエンジン停止時間を長い時間に設定すると、車両の使用状況によっては、漏れ診断の頻度が適正な頻度よりも少なくなる可能性がある。
【0084】
そこで、エンジン始動時に、エンジン停止中に漏れ診断を実行したか否かを判定して、それまでの所定走行距離当たりの漏れ診断の実行回数、又は所定エンジン停止回数当たりの漏れ診断の実行回数を漏れ診断の頻度としてSRAM41に記憶しておき、図5の設定時間送信処理ルーチンのステップ112でタイムカウンタ45の設定時間ALEVを設定する際に、漏れ診断の頻度に応じてタイムカウンタ45の設定時間ALEVをマップ又は数式等により設定して、図10のステップ201で、起動信号TSWの出力回数(マイクロコンピュータ31の起動回数)が設定回数に達したか否かで、漏れ診断を開始するか否かを判定するようにしても良い。
【0085】
この場合、漏れ診断の頻度が適正な頻度よりも少ない場合は、タイムカウンタ45の設定時間ALEVを短くすれば、漏れ診断を開始するまでのエンジン停止時間を短くすることができるので、漏れ診断の頻度を増やすことができる。反対に、漏れ診断の頻度が必要以上に多い場合は、タイムカウンタ45の設定時間ALEVを長くすれば、漏れ診断を開始するまでのエンジン停止時間を長くすることができるので、漏れ診断の頻度を適正な頻度まで少なくすることができ、バッテリの消耗を少なくすることができる。
【0086】
また、バッテリ容量等の車両状態のデータや漏れ診断の頻度に応じてタイムカウンタ45の設定時間ALEVを変更する代わりに、バッテリ容量等の車両状態のデータや漏れ診断の頻度に応じてタイムカウンタ45の初期値を変更するようにしても良い。つまり、タイムカウンタ45の設定時間ALEVを±α時間分だけ変更する代わりに、タイムカウンタ45の初期値を±α時間分だけ変更しても良く、それによって、設定時間ALEVを変更するのと全く同様の効果を得ることができる。
【0087】
また、起動信号TSWの出力回数(マイクロコンピュータ31の起動回数)が設定回数に達したか否かで、漏れ診断を開始するか否かを判定する場合は、バッテリ容量等の車両状態のデータや漏れ診断の頻度に応じて設定回数を変更するようにしても良い。この際、漏れ診断の頻度が少なすぎる場合は、設定回数を1回に設定しても良く、この場合は、タイムカウンタ45の計時動作が1回終了した時点で、漏れ診断を開始することになる。
【0088】
また、エバポガスパージシステム25の漏れ診断方法は上記第3実施例に限定されず、例えば特開平10−90107号公報に示すように、電動エアポンプ30の消費電流値を検出して、この消費電流値からエバポ系内へのエア供給流量を推定し、電動エアポンプ30の作動開始時のエア供給流量と、所定時間経過後のエア供給流量とを比較して、エバポ系の漏れの有無を判定するようにしても良い。この場合は、エバポ系の内圧を検出する圧力センサは不要となる。
【0089】
或は、電動エアポンプ30を省略して、エンジン停止中の所定時間経過後に、エバポ系を密閉してエバポ系の内圧を圧力センサで検出し、このエバポ系の密閉期間中のエバポ系内圧の変化具合からエバポ系の漏れの有無を判定するようにしても良い。
【0090】
また、エンジン停止中にマイクロコンピュータ31が起動されたときに実行する処理は、車両状態のデータの記憶やエバポガスパージシステム25の漏れ診断に限定されず、これ以外の処理を行うようにしても良い。
【0091】
この場合、エンジン停止中に実行しようとする処理内容に応じてタイムカウンタ45の設定時間又は初期値を設定するようにしても良い。このようにすれば、実行しようとする処理内容に応じてマイクロコンピュータ31の起動タイミングを適宜変更することができ、エンジン停止中に実行しようとする処理内容に応じた適切なタイミングでマイクロコンピュータ31を起動することができる。
【0092】
また、実行しようとする処理内容に応じて、エンジン停止時間計測の可否や、エンジン停止中のマイクロコンピュータ31の起動回数を決定するようにしても良い。例えば、エバポガスパージシステム25の漏れ診断を行う場合は、漏れ診断を開始した時点で、エンジン停止時間の計測を終了し、漏れ診断終了後のマイクロコンピュータ31の起動を禁止するようにしても良い。このようにすれば、不必要なエンジン停止時間の計測を行わずに済み、バッテリの消耗を避けることができる。
【0093】
また、エンジン運転中に所定期間毎に車両状態(例えばエンジン回転情報、冷却水温、吸気温度、バッテリ容量情報、車速、ナビゲーションシステムの位置情報等)を検出して、そのデータをSRAM41に記憶するようにしても良い。このようにすれば、エンジン停止中にマイクロコンピュータ31が起動された時に実行する制御にエンジン運転中の車両状態のデータを利用することができると共に、万一、車両の事故が発生した場合にSRAM41の記憶データから事故前の車両運転状況を解析することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すエンジン制御システム全体の概略構成図
【図2】マイクロコンピュータとタイマ回路の電気的構成を示す回路図
【図3】第1実施例のエンジン停止時間の計測方法を説明するタイムチャート
【図4】第1実施例のタイムカウンタリセットスタート処理ルーチンの処理の流れを示すフローチャート
【図5】第1実施例の設定時間送信処理ルーチンの処理の流れを示すフローチャート
【図6】第1実施例のエンジン停止時間演算処理ルーチンの処理の流れを示すフローチャート
【図7】第2実施例のエンジン停止時間の計測方法を説明するタイムチャート
【図8】第2実施例のタイムカウンタリセットスタート処理ルーチンの処理の流れを示すフローチャート
【図9】第2実施例のエンジン停止時間演算処理ルーチンの処理の流れを示すフローチャート
【図10】第3実施例の漏れ診断ルーチンの処理の流れを示すフローチャート(その1)
【図11】第3実施例の漏れ診断ルーチンの処理の流れを示すフローチャート(その2)
【図12】漏れ診断許可/禁止を判定するマップの一例を示す図
【符号の説明】
11…エンジン、14…エアフローメータ、15…スロットルバルブ、24…燃料タンク、25…エバポガスパージシステム(蒸発燃料処理装置)、26…エバポ通路、27…キャニスタ、28…パージ通路、29…パージ制御弁、30…電動エアポンプ、31…マイクロコンピュータ、32…タイマ回路、41…SRAM(メモリ)、43…タイマIC、45…タイムカウンタ、47…メイン電源、48…メインリレー、49…OR回路(メイン電源オン/オフ手段)、50…イグニッションスイッチ、51…サブ電源。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an automobile control device including a time counter that measures an engine stop time.
[0002]
[Prior art]
When measuring the engine stop time, a time counter that operates with a sub power supply (backup power supply) that generates a specified power supply voltage even when the engine is stopped is provided. When the engine is stopped by turning off the ignition switch, the time counter measures the time. Is used to measure the engine stop time.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
In general, the engine stop time is often long, but in order to measure such a long time with a time counter, it is necessary to use a counter with a considerably large number of bits or a multistage counter, and the time counter has a configuration. There is a drawback that the manufacturing cost is increased due to the complexity.
[0004]
The present invention has been made in view of such circumstances. Therefore, the object of the present invention is to simplify the configuration of the time counter for measuring the engine stop time, and to satisfy the demand for cost reduction. An object of the present invention is to provide a control device for an automobile that can be used.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a vehicle control apparatus according to claim 1 of the present invention includes a microcomputer mounted on a vehicle, a timer circuit that transmits and receives signals to and from the microcomputer, and the operation of the microcomputer. Based on a main power supply for supplying a power supply voltage, a sub power supply for supplying an operation power supply voltage for the timer circuit even when the main power supply is off, an operation signal for an ignition switch, or a signal output from the microcomputer or the timer circuit Main power on / off means for turning on / off the main power, and the timer circuit includes a time counter that starts a time counting operation by a time counting operation permission signal output from the microcomputer when the ignition switch is turned off. And have this time counter Each time the measurement time reaches a set time, a start signal is output to the main power on / off means to turn on the main power to start the microcomputer, and the microcomputer starts the start signal from the timer circuit. Each time the microcomputer is turned on, the number of times the start signal is output or the data converted into time is stored in the memory holding the stored data even when the microcomputer is off as engine stop time information. The time counting operation permission signal is output to cause the time counter to repeat the time counting operation, and after other processing is performed as necessary, a power off signal is output to turn off the main power source. is there. In this case, the memory for storing the engine stop time information may be built in the microcomputer, provided outside the microcomputer, or provided in the timer circuit.
[0006]
In this configuration, every time the start signal is output when the time counter measurement time reaches the set time while the engine is stopped, the number of times the start signal is output or the data converted to time is rewritten as engine stop time information. It is possible to continue the measurement of the engine stop time by storing the data in a possible non-volatile memory or backup memory and then causing the time counter to repeat the time measuring operation again, so the number of bits of the time counter can be increased. It is not necessary to use a multi-stage counter, the configuration of the time counter for measuring the engine stop time can be simplified, and the demand for cost reduction can be satisfied.
[0007]
In this case, when the microcomputer is activated by turning on the main power supply by turning on the ignition switch, the microcomputer reads the measurement time of the time counter at that time, and the measurement time and the memory The engine stop time may be calculated based on the stored data. In this way, it is possible to accurately measure the engine stop time from when the ignition switch is turned off and the engine is stopped until when the ignition switch is turned on next time.
[0008]
By the way, while the engine is stopped, the driver may operate the power switch or turn on the radio by operating the ignition switch to the on position, but the engine will start only by operating the ignition switch to the on position. Instead, when the ignition switch is operated from the on position to the start position, the starter is turned on for the first time and the engine is started. Therefore, if the driver determines that the engine has started simply by operating the ignition switch to the on position while the engine is stopped, and the engine stop time is measured and reset processing is performed, the engine is not actually started. In this case, the engine stop time cannot be continuously measured.
[0009]
Therefore, as in claim 3, when the ignition switch is operated from the on position to the start position while the engine is stopped or when the engine start is completed, the microcomputer reads the time measured by the time counter at that time, The engine stop time is calculated based on the measured time and the data stored in the memory, and it is not determined that the engine is started simply by operating the ignition switch to the on position while the engine is stopped. The measurement of the stop time may be continued. In this way, even if the driver operates the ignition switch to the on position and operates the power window or turns on the radio while the engine is stopped, the engine stop time will not be started unless the engine is actually started. Therefore, the engine stop time until the engine is actually started can be accurately measured.
[0010]
At this time, even if the ignition switch is operated from the on position to the start position, the engine start may fail and the engine may be stopped again. Therefore, the engine stop time is continuously measured until the engine start is actually completed. By doing so, if the engine start fails and the engine is stopped again, the measurement of the engine stop time can be continued, and the actual engine stop time can be accurately measured.
[0011]
In this case, the set time of the time counter may be a fixed value determined by the number of bits of the time counter or the like. However, as described in claim 4, the time counter is set according to the vehicle state data or the processing content to be executed. You may make it change time. In this way, the start timing of the microcomputer can be appropriately changed according to the vehicle state data or the processing content to be executed, and the microcomputer can always be started at the optimum timing while the engine is stopped. it can.
[0012]
Or you may make it change the initial value of a time counter according to the data of a vehicle state or the content of the process to be performed like Claim 5. In this way, if the initial value of the time counter is changed, the time required for the count value of the time counter to reach the set time from the initial value changes, so the same effect as when changing the set time of the time counter is achieved. Obtainable.
[0013]
Further, according to the sixth aspect of the present invention, whether or not the engine stop time can be measured and / or the number of times the microcomputer is started while the engine is stopped may be determined according to the vehicle state data or the processing content to be executed. In this way, it is prohibited to start the microcomputer when the vehicle condition is deteriorated (for example, when the battery capacity is low), or avoid unnecessary starting of the microcomputer depending on the processing contents to be executed. Can do.
[0014]
According to another aspect of the present invention, each time the microcomputer is activated by the activation signal from the timer circuit, the vehicle state may be detected and the data may be stored in the memory. In this way, it is possible to store data of changes over time in the vehicle state while the engine is stopped in the memory, and the data can be used for various controls.
[0015]
According to another aspect of the present invention, the vehicle state may be detected at predetermined intervals during engine operation, and the data may be stored in the memory. In this way, it is possible to use the data of the vehicle state during engine operation for the control executed when the microcomputer is started while the engine is stopped, and in the event of a vehicle accident, It is possible to analyze the vehicle driving situation before the accident from the stored data.
[0016]
In this case, as described in claim 9, the stored vehicle state data includes at least one of engine rotation information, ignition switch state, cooling water temperature, intake air temperature, battery capacity information, vehicle speed, and navigation system position information. It should be included. These data are useful information useful for control while the engine is stopped and control after starting.
[0017]
Here, the battery capacity information may be estimated by detecting the battery voltage at the time of engine start or the like. However, as in claim 10, the battery capacity information is estimated based on the battery current and the vehicle state. Also good. In this way, the battery capacity information can be estimated with high accuracy.
[0018]
In addition, when the present invention is applied to an automobile equipped with an evaporative fuel processing device (evaporative gas purge system) for processing evaporative fuel (evaporative gas) in a fuel tank, as in
[0019]
In this case, as described in
[0020]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an example of an embodiment of the present invention will be described. First, a schematic configuration of the entire engine control system will be described with reference to FIG. An
[0021]
Further, a
[0022]
Next, the configuration of the evaporation
[0023]
An
[0024]
Outputs of the various sensors described above are input to the
[0025]
The
[0026]
On the other hand, the
[0027]
Next, a circuit configuration for supplying a power supply voltage to the
[0028]
As a main power on / off means for turning on / off the
[0029]
On the other hand, the
[0030]
Note that an electrically rewritable nonvolatile memory such as an EEPROM or a flash memory may be used in place of the memory that requires a backup power source such as the
[0031]
[First embodiment]
Next, a first embodiment relating to a method for measuring the engine stop time will be described with reference to the time chart of FIG.
[0032]
During engine operation, when the driver turns off the
[0033]
Thereafter, the
[0034]
Thereafter, when the engine is stopped, every time the count value (measurement time) of the
[0035]
When the driver turns on the
[0036]
Incidentally, the set time of the
[0037]
Furthermore, in the first embodiment, it is determined whether or not the measurement of the engine stop time is permitted based on the vehicle state data such as the battery capacity (whether or not the
[0038]
The measurement of the engine stop time of the first embodiment described above is executed by the
[0039]
The time counter reset start processing routine of FIG. 4 is repeatedly started at a predetermined cycle while the
[0040]
While the
[0041]
Thereafter, when the routine is started when the driver turns off the
[0042]
If “Yes” is determined in
[0043]
If it is determined in
[0044]
On the other hand, if “No” is determined in
[0045]
The set time transmission processing routine of FIG. 5 is started every time the routine of FIG. 4 is executed during the operation of the
[0046]
On the other hand, if it is determined in
[0047]
Note that the set time ALEV of the
[0048]
The engine stop time calculation processing routine of FIG. 6 is started only once each time the
[0049]
After updating the engine stop time MSCNT, the routine proceeds to step 123, where the vehicle state data [e.g., battery capacity, cooling water temperature, outside air temperature (intake air temperature), evaporation system internal pressure,
[0050]
On the other hand, if it is determined as “No” in
[0051]
In
TSCNT = ALEV × N + SCNT
[0052]
In the first embodiment described above, every time the measurement time of the
[0053]
Moreover, when the
[0054]
If it is not necessary to store the vehicle state data while the engine is stopped, the process of step 123 (the process of storing the vehicle state data in the SRAM 41) may be omitted in the engine stop time calculation processing routine of FIG. .
[0055]
In the first embodiment, every time the
[0056]
In the first embodiment, when the
[0057]
For example, the timing at which the start signal TSW output from the
[0058]
Needless to say, the
[0059]
[Second Embodiment]
Incidentally, the driver may operate the power switch (not shown) or turn on the radio (not shown) by operating the
[0060]
Therefore, in the second embodiment, as shown in FIG. 7, it is not determined that the engine is started simply by operating the
[0061]
The measurement of the engine stop time of the second embodiment described above is executed by the
[0062]
The time counter reset start processing routine of FIG. 8 is obtained by adding the processing of
[0063]
The engine stop time calculation processing routine of FIG. 9 is obtained by adding the processing of
[0064]
If the
[0065]
Thereafter, when this routine is started immediately after the
[0066]
Further, when the
[0067]
Thereafter, when the engine start is completed, the routine proceeds to step 124 where the current measurement time SCNT of the
[0068]
In the second embodiment described above, if the
[0069]
In the engine stop time calculation processing routine of FIG. 9, it is determined whether or not the measurement of the engine stop time is finished depending on whether or not the engine start is completed, but the
[0070]
[Third embodiment]
While the engine is stopped, the leakage diagnosis of the evaporation
[0071]
The leakage diagnosis of the evaporation
[0072]
Thereafter, if the engine stop time MSCNT has reached a predetermined time when this program is started, “Yes” is determined in
[0073]
Whether the temperature in the
[0074]
If it is determined in
[0075]
On the other hand, if it is determined in
[0076]
In the
[0077]
Thereafter, the process proceeds to step 207 in FIG. 11, where an evaporation system internal pressure increase amount (P2-P1) due to the operation of the
[0078]
On the other hand, if it is determined in
[0079]
Note that the leak determination value K used in
[0080]
As in the third embodiment described above, when starting the leak diagnosis when the engine stop time reaches a predetermined time (when the output number of the start signal TSW reaches the predetermined number) while the engine is stopped, What is necessary is just to set so that the integral multiple of the set time ALEV of the
[0081]
Further, when the set time ALEV of the
[0082]
Further, when the set time ALEV of the
[0083]
By the way, it is desirable to set the engine stop time until the leak diagnosis is started to a long time of about several hours in order to avoid a misdiagnosis due to the generation of evaporation gas in the
[0084]
Therefore, when the engine is started, it is determined whether or not the leakage diagnosis has been executed while the engine is stopped, and the number of executions of the leakage diagnosis per predetermined traveling distance or the number of executions of the leakage diagnosis per predetermined number of engine stops until then The frequency of leak diagnosis is stored in the
[0085]
In this case, when the leak diagnosis frequency is less than the appropriate frequency, the engine stop time until the leak diagnosis is started can be shortened by shortening the set time ALEV of the
[0086]
Further, instead of changing the set time ALEV of the
[0087]
Further, when it is determined whether or not to start the leakage diagnosis based on whether or not the number of outputs of the activation signal TSW (the number of activations of the microcomputer 31) has reached the set number of times, vehicle state data such as battery capacity, The set number of times may be changed according to the frequency of leak diagnosis. At this time, if the frequency of leak diagnosis is too small, the set number of times may be set to one. In this case, the leak diagnosis is started at the time when the time counting operation of the
[0088]
Further, the leakage diagnosis method of the evaporation
[0089]
Alternatively, the
[0090]
Further, the process executed when the
[0091]
In this case, the set time or initial value of the
[0092]
Further, whether or not the engine stop time can be measured and the number of activations of the
[0093]
Further, the vehicle state (for example, engine rotation information, cooling water temperature, intake air temperature, battery capacity information, vehicle speed, navigation system position information, etc.) is detected every predetermined period during engine operation, and the data is stored in the
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic configuration diagram of an entire engine control system showing an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a circuit diagram showing an electrical configuration of a microcomputer and a timer circuit.
FIG. 3 is a time chart for explaining a method of measuring an engine stop time according to the first embodiment.
FIG. 4 is a flowchart showing a process flow of a time counter reset start process routine according to the first embodiment;
FIG. 5 is a flowchart showing a processing flow of a set time transmission processing routine of the first embodiment.
FIG. 6 is a flowchart showing a process flow of an engine stop time calculation process routine of the first embodiment.
FIG. 7 is a time chart illustrating a method for measuring an engine stop time according to the second embodiment.
FIG. 8 is a flowchart showing a process flow of a time counter reset start process routine according to the second embodiment;
FIG. 9 is a flowchart showing the flow of processing of an engine stop time calculation processing routine of the second embodiment.
FIG. 10 is a flowchart (part 1) showing a flow of processing of a leakage diagnosis routine of the third embodiment.
FIG. 11 is a flowchart (2) showing the flow of processing of a leakage diagnosis routine of the third embodiment.
FIG. 12 is a diagram showing an example of a map for determining whether leakage diagnosis is permitted / prohibited
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (12)
前記タイマ回路は、前記イグニッションスイッチのオフ操作時に前記マイクロコンピュータから出力される計時動作許可信号によって計時動作を開始するタイムカウンタを有すると共に、このタイムカウンタの計測時間が設定時間に達する毎に起動信号を前記メイン電源オン/オフ手段に出力して前記メイン電源をオンして前記マイクロコンピュータを起動し、
前記マイクロコンピュータは、前記タイマ回路からの前記起動信号により起動される毎に、該マイクロコンピュータのオフ中でも記憶データを保持するメモリに前記起動信号の出力回数又はそれを時間に換算したデータをエンジン停止時間の情報として記憶すると共に、前記タイマ回路に対して計時動作許可信号を出力して前記タイムカウンタに計時動作を繰り返させ、必要に応じてその他の処理を行った後、電源オフ信号を出力して前記メイン電源をオフすることを特徴とする自動車用制御装置。A microcomputer mounted in an automobile, a timer circuit that transmits and receives signals to and from the microcomputer, a main power supply that supplies an operating power supply voltage for the microcomputer, and an operating power supply for the timer circuit even when the main power is off A sub power supply for supplying voltage, and a main power on / off means for turning on / off the main power based on an operation signal of an ignition switch or a signal output from the microcomputer or the timer circuit,
The timer circuit has a time counter that starts a time counting operation by a time counting operation permission signal output from the microcomputer when the ignition switch is turned off, and a start signal every time the time counter measurement time reaches a set time. To the main power on / off means to turn on the main power to start the microcomputer,
Each time the microcomputer is activated by the activation signal from the timer circuit, the engine stops the number of times the activation signal is output to the memory holding the stored data even when the microcomputer is off, or the data converted to time. Stores it as time information, outputs a timing operation permission signal to the timer circuit, causes the time counter to repeat the timing operation, performs other processing as necessary, and then outputs a power-off signal And the main power supply is turned off.
前記マイクロコンピュータは、エンジン停止中に前記タイマ回路の起動信号の出力回数が所定回数に達したとき又は該起動信号の出力回数から換算したエンジン停止時間が所定時間に達したときに、前記蒸発燃料処理装置の漏れを診断する処理を開始することを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の自動車用制御装置。Applied to automobiles equipped with an evaporative fuel processing device that processes evaporative fuel in a fuel tank,
The microcomputer is configured to output the evaporated fuel when the output number of the start signal of the timer circuit reaches a predetermined number while the engine is stopped or when the engine stop time converted from the output number of the start signal reaches a predetermined time. The automobile control device according to any one of claims 1 to 10, wherein processing for diagnosing leakage of the processing device is started.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002010858A JP4349605B2 (en) | 2002-01-18 | 2002-01-18 | Automotive control device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002010858A JP4349605B2 (en) | 2002-01-18 | 2002-01-18 | Automotive control device |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003214246A JP2003214246A (en) | 2003-07-30 |
JP4349605B2 true JP4349605B2 (en) | 2009-10-21 |
Family
ID=27648481
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002010858A Expired - Fee Related JP4349605B2 (en) | 2002-01-18 | 2002-01-18 | Automotive control device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4349605B2 (en) |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7475234B2 (en) | 2004-02-10 | 2009-01-06 | Denso Corporation | Electronic control apparatus equipped with malfunction monitor |
DE102004047181A1 (en) | 2004-09-29 | 2006-03-30 | Robert Bosch Gmbh | Method for locking a wake-up signal |
JP4238835B2 (en) | 2005-03-18 | 2009-03-18 | トヨタ自動車株式会社 | Automobile and control method thereof |
JP4752807B2 (en) * | 2007-05-08 | 2011-08-17 | 株式会社デンソー | Microcomputer |
JP4578542B2 (en) * | 2008-07-02 | 2010-11-10 | 三菱電機株式会社 | In-vehicle electronic control unit |
JP5794012B2 (en) * | 2011-07-20 | 2015-10-14 | 株式会社デンソー | Electronic control unit |
JP6319036B2 (en) * | 2014-10-17 | 2018-05-09 | 浜名湖電装株式会社 | Fuel evaporative gas purge system |
JP6380089B2 (en) * | 2014-12-25 | 2018-08-29 | 株式会社デンソー | Electronic control unit |
KR101745105B1 (en) * | 2015-07-07 | 2017-06-21 | 현대자동차주식회사 | Control method of electrical waste gate actuator |
CN111042932B (en) * | 2019-12-13 | 2022-06-10 | 潍柴动力股份有限公司 | Method and device for obtaining downtime and electronic control unit |
-
2002
- 2002-01-18 JP JP2002010858A patent/JP4349605B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003214246A (en) | 2003-07-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4026348B2 (en) | Evaporative gas purge system leak diagnosis device | |
JP2007211789A5 (en) | ||
US8327695B2 (en) | Restricted filter diagnostic system and method | |
JP4349605B2 (en) | Automotive control device | |
US20050187681A1 (en) | Electronic control apparatus equipped with malfuction monitor | |
JP2007262945A (en) | Abnormality diagnosis device for exhaust gas sensor | |
JP2006132324A (en) | Leak diagnosing device for evaporated gas purging system | |
JP4214815B2 (en) | Electronic control device for vehicle | |
JP2003074421A (en) | Leakage diagnosing device for evaporated gas purging system | |
US7117729B2 (en) | Diagnosis apparatus for fuel vapor purge system and method thereof | |
JP6432356B2 (en) | Electronic control unit | |
JP2003035215A (en) | Fuel temperature estimating device and abnormality diagnosing device | |
JP2010174872A (en) | Malfunction diagnosis device for internal combustion engine secondary air supply system | |
JP2004293438A (en) | Leak diagnosing device of evaporation gas purging system | |
JP2003056416A (en) | Leak diagnostic device for evaporated gas purge system | |
JP4356988B2 (en) | Evaporative gas purge system leak diagnosis device | |
JPH04292545A (en) | Electronic control device for automobile | |
JP2022001472A (en) | Vehicular electronic control device | |
KR100724262B1 (en) | Method for detecting stuck of fuel level sensor in car | |
JP2005226488A (en) | Electronic control device for vehicle | |
US7103459B2 (en) | Vehicular abnormality detecting device | |
KR19990013274A (en) | Automotive Controls | |
JP4395890B2 (en) | Abnormality diagnosis device for secondary air supply system of internal combustion engine | |
JP4547617B2 (en) | Abnormality diagnosis device for secondary air supply system of internal combustion engine | |
JP4431934B2 (en) | Evaporative gas purge system leak diagnosis device |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040623 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20040623 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041006 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070904 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080425 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080602 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080709 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090717 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120731 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120731 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130731 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |