JP4347446B2 - Microencapsulated termite control agent and method for producing the same - Google Patents

Microencapsulated termite control agent and method for producing the same Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、マイクロカプセル化シロアリ防除剤およびその製造方法、詳しくは、有効成分としてネオニコチノイド系化合物が含有されている、マイクロカプセル化シロアリ防除剤およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、建物を食害するシロアリを防除するために、種々のシロアリ防除剤が広く使用されている。このようなシロアリ防除剤は、例えば、建物の基礎や、その周囲に処理するものであるため、長期にわたってその効力を維持することが必要とされている。
【0003】
そのため、有効成分をマイクロカプセル化することによって、残効性の高いシロアリ防除剤を得ようとするものが種々提案されている(特開平61−249904号、特公平6−92282、特公平6−92283、特開平10−114608号)。
【0004】
一方、近年、従来からシロアリ防除剤の有効成分としてよく知られている有機リン系化合物やピレスロイド系化合物に比べて人体に対する安全性が高く、かつ効力持続性に優れるネオニコチノイド系化合物が、シロアリ防除剤の有効成分として使用されつつある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、最近、床下コンクリートばりの建物などが多くなってきており、例えば、そのような建物に有効成分としてネオニコチノイド系化合物を含むシロアリ防除剤を処理する場合には、耐アルカリ性を向上させるなど、より一層、土壌安定性および効力持続性を向上させることが必要となってきている。
【0006】
そのため、ネオニコチノイド系化合物を、例えば、特開昭61−249904号公報に記載されるような方法でマイクロカプセル化することによって、残効性の高いシロアリ防除剤を得ようとすることが考えられるが、マイクロカプセル化するために、ネオニコチノイド系化合物をスラリーとして調製しようとしても、スラリー中に良好に分散せず、マイクロカプセル化できないという不具合がある。
【0007】
本発明は、このような不具合に鑑みなされたもので、その目的とするところは、人体に対する安全性の高いネオニコチノイド系化合物を、良好にマイクロカプセル化することによって、有効成分を高濃度で封入し、耐アルカリ性、土壌安定性、効力持続性が著しく高められたシロアリ防除剤を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のマイクロカプセル化シロアリ防除剤は、ネオニコチノイド系化合物、有機分散媒、および、3級アミンを含む分子量1000以上の分散剤を有することを特徴としている。
また、本発明のマイクロカプセル化シロアリ防除剤は、ネオニコチノイド系化合物、有機分散媒、および、3級アミンを含む分子量1000以上の分散剤を含有するスラリーを、湿式粉砕後、マイクロカプセル化することによって得られることが好ましい。
【0009】
ネオニコチノイド系化合物としては、(E)−1−(2−クロロ−1,3−チアゾール−5−イルメチル)−3−メチル−2−ニトログアニジンが好ましく、有機分散媒としては、沸点が200℃以上の高沸点芳香族有機溶媒を50重量%以上含んでいることが好ましい。
【0010】
また、本発明のマイクロカプセル化シロアリ防除剤の製造方法は、ネオニコチノイド系化合物、有機分散媒、および、3級アミンを含む分子量1000以上の分散剤を含有するスラリーを、湿式粉砕後、マイクロカプセル化することを特徴としている。
また、本発明のマイクロカプセル化シロアリ防除剤の製造方法では、ネオニコチノイド系化合物を、スラリー中において、ネオニコチノイド系化合物と有機分散媒との合計量に対して、5〜60重量%の割合で含有させることが好ましく、また、湿式粉砕後のネオニコチノイド系化合物の平均粒子径5μm以下とすることが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明のマイクロカプセル化シロアリ防除剤(以下、シロアリ防除剤と称する。)は、有効成分としてネオニコチノイド系化合物が用いられる。ネオニコチノイド系化合物は、塩素原子置換含窒素複素環とニトロ置換イミノ基(C=N−NO)含有化合物とが2価の炭化水素基を介して結合している化合物の総称であって、具体的には、(E)−1−(2−クロロ−1,3−チアゾール−5−イルメチル)−3−メチル−2−ニトログアニジン(一般名:クロチアニジン)、1−(6−クロロ−3−ピリジルメチル)−N−ニトロイミダゾリン−2−イリデンアミン(一般名:イミダクロプリド)、3−(2−クロロ−1,3−チアゾール−5−イルメチル)−5−メチル−[1,3,5]オキサジアジナン−4−イリデン−N−ニトロアミン(一般名:チアメトキサム)である。これらネオニコチノイド系化合物は、単独で使用してもよく、また2種類以上併用してもよい。好ましくは、(E)−1−(2−クロロ−1,3−チアゾール−5−イルメチル)−3−メチル−2−ニトログアニジンが挙げられる。
【0012】
本発明のシロアリ防除剤に用いられる有機分散媒(以下、分散媒と称する。)は、マイクロカプセル化に用いられる公知の有機溶媒を使用することができる。そのような有機溶媒としては、例えば、沸点が200℃以上の高沸点芳香族有機溶媒が好ましく用いられる。高沸点芳香族有機溶媒を用いることにより、マイクロカプセル化された有効成分の残効性を向上させることができる。
【0013】
このような高沸点芳香族有機溶媒としては、例えば、アルキルベンゼン類、アルキルナフタレン類、アルキルフェノール類、フェニルキシリルエタンなどが挙げられ、より具体的には、石油留分より得られる種々の市販の有機溶媒、例えば、サートレックス48(高沸点芳香族溶剤、蒸留範囲254〜386℃、モービル石油(株)製)、アルケンL(アルキルベンゼン、蒸留範囲285〜309℃、日本石油化学(株)製)、ソルベッソ200(アルキルナフタレン、蒸留範囲226〜286℃、エクソン化学(株)製)、KMC−113(ジイソプロピルナフタレン、沸点300℃、呉羽化学工業(株)製)、SAS296(フェニルキシリルエタン、蒸留範囲290〜305℃、日本石油化学(株)製)などが挙げられる。
【0014】
また、その他の有機溶媒として、例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、オクタン、デカンなどの脂肪族炭化水素類、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素類、例えば、酢酸エチル、酢酸ブチル、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノブチルエーテルアセテートなどのエステル類、例えば、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなどのケトン類、例えば、1,4−ジオキサン、テトラヒドロフランなどのエーテル類、例えば、ヘキサノール、オクタノール、ベンジルアルコール、フルフリルアルコールなどのアルコール類、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテルなどのグリコール類、例えば、四塩化炭素、ジクロロメタン、1,1,1−トリクロロエタン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼンなどのハロゲン化炭化水素類、例えば、N−メチルピロリドン、N,N−ジメチルアニリン、ピリジン、アセトニトリル、ジメチルホルムアミドなどの含窒素化合物類などが挙げられる。
【0015】
これら有機溶媒は、単独で使用してもよく、また2種以上併用してもよい。2種以上併用する場合には、上記した高沸点芳香族有機溶媒を少なくとも含むことが好ましく、その割合としては、例えば、分散媒中に、50重量%以上、さらには70重量%以上となるような割合であることが好ましい
【0016】
本発明のシロアリ防除剤に用いられる分散剤は、3級アミンを含む分子量1000以上の分散剤である。このような分散剤を用いることによって、ネオニコチノイド系化合物を、増粘させることなく湿式粉砕することができ、良好なスラリーを得ることができる。
【0017】
このような分散剤としては、3級アミンを含有するカチオン系の高分子重合体、例えば、3級アミン含有ポリエステル変性ポリウレタン系高分子重合体、3級アミン含有変性ポリウレタン系高分子重合体などが挙げられる。より具体的には、市販されているものとして、例えば、Disperbyk−161(3級アミン含有ポリエステル変性ポリウレタン系高分子重合体、分子量100000、ビッグケミー(株)製)、Disperbyk−163(3級アミン含有ポリエステル変性ポリウレタン系高分子重合体、分子量50000、ビッグケミー(株)製)、Disperbyk−164(3級アミン含有ポリエステル変性ポリウレタン系高分子重合体、分子量10000〜50000、ビッグケミー(株)製)、EFKA46(3級アミン含有変性ポリウレタン系高分子重合体、分子量8000、EFKAケミカル(株)製)、EFKA47(3級アミン含有変性ポリウレタン系高分子重合体、分子量13000、EFKAケミカル(株)製)、EFKA48(3級アミン含有変性ポリウレタン系高分子重合体、分子量18000、EFKAケミカル(株)製)、EFKA4050(3級アミン含有変性ポリウレタン系高分子重合体、分子量12000、EFKAケミカル(株)製)、EFKA4055(3級アミン含有変性ポリウレタン系高分子重合体、分子量12000、EFKAケミカル(株)製)、EFKA4009(3級アミン含有変性ポリウレタン系高分子重合体、分子量5000、EFKAケミカル(株)製)、EFKA4010(3級アミン含有変性ポリウレタン系高分子重合体、分子量5000、EFKAケミカル(株)製)などが挙げられる。
【0018】
このような分散剤は、単独で使用してもよく、また2種以上併用してもよい。また、上記した市販の分散剤は、通常、上記した有機溶媒などに、その濃度が50重量%以上となるような割合で希釈されている。
【0019】
なお、その他に、例えば、エチルセルロース、エチルヒドロキシセルロース、エステルゴム、フローレンDOPA・15B(変性アクリル共重合物、共栄社製)、フローレン700(分岐カルボン酸の部分エステル、共栄社製)などの公知の分散剤を、3級アミンを含む分子量1000以上の分散剤と適宜併用してもよい。
【0020】
そして、スラリーを得るには、上記したネオニコチノイド系化合物、分散媒および分散剤を配合し、攪拌混合すればよい。このような配合において、ネオニコチノイド系化合物と分散媒との配合割合は、例えば、ネオニコチノイド系化合物と分散媒との合計量に対して、ネオニコチノイド系化合物が、5〜60重量%、さらには、10〜50重量%の割合となり、分散媒が、40〜95重量%、さらには、50〜90重量%の割合となることが好ましい。ネオニコチノイド系化合物は、マイクロカプセル内に高濃度で封入されることが好ましく、そのためには配合割合が高い方がよいが、60重量%を超えると、換言すると、分散媒が40重量%未満になると、湿式粉砕時に増粘する場合がある。一方、ネオニコチノイド系化合物が5重量%未満になると、換言すると、分散媒が95重量%を超えると、シロアリに対する即効性が低下する場合がある。
【0021】
また、分散剤は、ネオニコチノイド系化合物、分散媒および分散剤の合計量に対して、0.01〜99.99重量%の範囲において配合可能であるが、20重量%以下、さらには10重量%以下で配合することが好ましい。
【0022】
次いで、このようにして得られたスラリーを、湿式粉砕した後に、マイクロカプセル化することにより、本発明のシロアリ防除剤を得ることができる。
【0023】
湿式粉砕は、例えば、ビーズミル、ボールミル、またはロッドミルなどの公知の粉砕機を用いて所定の時間行なえばよい。湿式粉砕することにより、分散媒中にネオニコチノイド系化合物を微細な粒子として分散させることができ、カプセル化率の向上、製剤安定性の向上、および効力増強を図ることができる。このような湿式粉砕において、ネオニコチノイド系化合物の平均粒子径を、例えば、5μm以下、さらには2.5μm以下とすることが好ましい。平均粒子径がこの値より大きいと、有効成分をマイクロカプセル内に良好に封入できない場合がある。
【0024】
次いで、このように湿式粉砕されたスラリーをマイクロプセル化するには、例えば、界面重合法、in−situ重合法、コアセルベーション法、液中乾燥法、スプレードライング法、融解分散冷却法、オリフィス法、気中懸濁被覆法、無機質壁マイクロカプセル化法などの公知の方法を用いればよい。好ましくは、界面重合法が用いられる。
【0025】
界面重合法では、例えば、得られたスラリーに油溶性膜形成物質を配合し、これを、水中に分散させた後、水溶性膜形成物質を添加すればよい。
【0026】
油溶性膜形成物質としては、マイクロカプセル化のために通常用いられる公知のものでよく、例えば、ポリイソシアネート、ポリカルボン酸クロライド、ポリスルホン酸クロライドなどが挙げられる。
【0027】
ポリイソシアネートとしては、例えば、ジフェニルメタンジイソシアネート、トルエンジイソシアネートなどの芳香族ポリイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネートなどの脂肪族ポリイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、水添キシリレンジイソシアネート、水添ジフェニルメタンジイソシアネートなどの脂環族ポリイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、テトラメチルキシリレンジイソシアネートなどの芳香脂肪族ポリイソシアネートなどが挙げられ、さらに、これらの変性体、例えば、これらポリイソシアネートの誘導体であるダイマー、トリマー、ビウレット、アロファネート、カルボジイミド、ウレットジオン、オキサジアジントリオンなどにより変性される誘導体変性ポリイソシアネートや、例えば、トリメチロールプロパンなどの低分子量ポリオールを予め反応させて得られるポリオール変性ポリイソシアネートなどが挙げられる。
【0028】
また、ポリカルボン酸クロライドとしては、例えば、セバシン酸ジクロライド、アジピン酸ジクロライド、アゼライン酸ジクロライド、テレフタル酸ジクロライド、トリメシン酸ジクロライドなどが挙げられ、また、ポリスルホン酸クロライドとしては、例えば、ベンゼンスルホニルジクロライドなどが挙げられる。
【0029】
これら油溶性膜形成物質は、単独で使用してもよく、また2種以上併用してもよい。好ましくは、ポリイソシアネートが挙げられ、さらに好ましくは、脂肪族および脂環族のポリイソシアネート、とりわけ、ヘキサメチレンジイソシアネートやイソホロンジイソシアネートのトリマー変性体やポリオール変性体が挙げられる。
【0030】
また、油溶性膜形成物質は、スラリーと油溶性膜形成物質との合計量に対して、0.1〜99.9重量%の範囲において配合可能であるが、1〜80重量%、さらには、10〜50重量%の範囲において配合することが好ましい。油溶性膜形成物質の配合量が多くなると、得られたマイクロカプセルの被膜が厚くなりすぎて、シロアリに対する効力が低下する場合がある。一方、油溶性膜形成物質の配合量が少なくなると、マイクロカプセルの被膜を形成することができなくなる場合がある。また、油溶性膜形成物質を湿式粉砕されたスラリーに配合するには、油溶性膜形成物質をスラリーに加えて攪拌混合すればよい。
【0031】
そして、油溶性膜形成物質が配合されたスラリーを水中に分散させるには、例えば、このスラリーを水中に加えて、常温下、微小滴になるまでミキサーなどにより攪拌すればよい。スラリーを分散させるための水には、分散性を向上させるために予め分散安定剤を20重量%以下、好ましくは、5重量%以下の割合で配合しておくことが好ましい。このような分散安定剤としては、例えば、アラビヤガムなどの天然多糖類、例えば、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロースなどの半合成多糖類、ポリビニルアルコールなどの水溶性合成高分子、アニオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤などが挙げられ、これら分散安定剤は、単独で使用してもよく、また2種以上併用してもよい。好ましくは、ポリビニルアルコールが用いられる。
【0032】
次いで、スラリーの水中分散後に、水溶性膜形成物質を添加するには、例えば、水溶性膜形成物質を水溶液として滴下させればよい。水溶性膜形成物質は、マイクロカプセル化のために通常用いられる公知のものでよく、例えば、ポリアミンやポリオールなどが挙げられる。
【0033】
ポリアミンとしては、例えば、エチレンジアミン、プロピレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、ジアミノトルエン、フェニレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、ペンタエチレンヘキサミン、ピペラジンなどが挙げられる。
【0034】
また、ポリオールとしては、例えば、エチレングリコール、プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、シクロヘキサンジメタノール、グリセリン、トリメチロールプロパン、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコールなどが挙げられる。
【0035】
これら水溶性膜形成物質は、単独で使用してもよく、また2種以上併用してもよい。好ましくは、ポリアミン、なかでも、エチレンジアミンが好ましく用いられる。また、このような水溶性膜形成物質を水溶液とするには、約50重量%以下の濃度とすることが好ましく、このような水溶液を、例えば、水溶性膜形成物質が、油溶性膜形成物質に対してほぼ等しい当量(例えば、ポリイソシアネートとポリアミンとが用いられる場合では、イソシアネート基/アミノ基の当量比がほぼ1となる割合)となるような量となるまで滴下することが好ましい。
【0036】
このような水溶性膜形成物質の添加により、水溶性膜形成物質と油溶性膜形成物質とが、分散媒と水(油と水)との界面で反応することにより、ネオニコチノイド系化合物が封入されるマイクロカプセルを得ることができる。この反応を促進するために、例えば、水溶性膜形成物質の添加後に、約25〜85℃、好ましくは、約40〜70℃で、約30分〜24時間、好ましくは、約1〜3時間攪拌しつつ加熱することが好ましい。
【0037】
そして、このようにして得られたマイクロカプセルを含有する水分散液に、必要により、増粘剤、凍結防止剤、防腐剤、比重調節剤などの公知の添加剤を適宜配合することにより、本発明のシロアリ防除剤を得ることができる。このようにして得られた本発明のシロアリ防除剤は、そのままの状態(水懸濁剤)で用いてもよく、また、例えば、粉剤、粒剤などの公知の剤型に製剤化して用いてもよい。
【0038】
このような本発明のシロアリ防除剤は、本発明のシロアリ防除剤は、人体に対する安全性の高いネオニコチノイド系化合物が、その有効成分として高濃度でマイクロカプセルに封入されているので、耐アルカリ性、土壌安定性、効力持続性に優れ、例えば、最近、普及されつつある床下コンクリートばりの建物などに処理しても、長期にわたりその効力を維持することができる。
【0039】
【実施例】
以下に実施例および比較例を挙げ、本発明をより具体的に説明する。
【0040】
実施例1
KMC−113(ジイソプロピルナフタレン、沸点300℃、呉羽化学工業(株)製)360g、アルケンL(アルキルベンゼン、蒸留範囲285〜309℃、日本石油化学(株)製)230g、Disperbyk−164(3級アミン含有ポリエステル変性ポリウレタン系高分子重合体、分子量10000〜50000、ビッグケミー(株)製)10gを均一になるまで攪拌し、得られた混合溶液にクロチアニジン400gを加え、T.K.オートホモディスパー(特殊機化工業(株)製)にて攪拌しスラリー(1)を得た。
【0041】
得られたスラリー(1)をビーズミル(ダイノーミル KDL A型、ガラスビーズ径1.5mm)にて20分間湿式粉砕した。このとき得られたスラリー液(1)中のクロチアニジンの平均粒子径は840nmであった。
【0042】
次に、この湿式粉砕後のスラリー(1)112.5gに、タケネートD−170N(ヘキサメチレンジイソシアネートのトリマー変性体,武田薬品工業(株)製)28.3gを加え、均一になるまで攪拌しスラリー(2)を得た。
【0043】
得られたスラリー(2)を、1.5重量%ポリビニルアルコール(クラレポバール217、クラレ(株)製)含有水溶液125g中に加えて、常温下で微少滴になるまでT.K.オートホモミキサーで数分間攪拌した。この時のミキサーの回転数は5000rpmであった。攪拌中に、エチレンジアミン4.16gを含む水溶液20gを滴下した。
【0044】
次いで、得られた水分散液を、60℃の恒温槽中で6時間緩やかに攪拌させながら反応させることにより、マイクロカプセルを含む水分散液を得た。これに0.1N HCl水溶液を滴下し、pH7に中和した後、純水を加えて全体の重量が300gになるように調整し、有効成分濃度15重量%のシロアリ防除剤Aを得た。得られたシロアリ防除剤Aのマイクロカプセルの平均粒径は、25μmであった。
【0045】
実施例2
アルケンL 230gの代わりに、アルケンL 60gおよび酢酸エチル170gを用いた以外は、実施例1と同様の操作を行ない、有効成分濃度15重量%のシロアリ防除剤Bを得た。得られたシロアリ防除剤Bのマイクロカプセルの平均粒径は、25μmであった。
【0046】
実施例3
KMC113 360gおよびアルケンL 230gの代わりに、酢酸エチル590gを用いた以外は、実施例1と同様の操作を行ない、有効成分濃度15重量%のシロアリ防除剤Cを得た。得られたシロアリ防除剤Cのマイクロカプセルの平均粒径は、25μmであった。
【0047】
実施例4
クロチアニジン400gの代わりに、イミダクロプリド400gを用いた以外は、実施例1と同様の操作を行ない、有効成分濃度15重量%のシロアリ防除剤Dを得た。得られたシロアリ防除剤Dのマイクロカプセルの平均粒径は、25μmであった。
【0048】
実施例5
タケネートD−170N(ヘキサメチレンジイソシアネートのトリマー変性体,武田薬品工業(株)製)28.3gの代わりに、タケネートD−140N(イソホロンジイソシアネートのトリメチロールプロパン変性体,武田薬品工業(株)製)33.9gを用い、エチレンジアミン4.16gの代わりにエチレンジアミン2.38gを用いた以外は、実施例1と同様の操作を行ない、有効成分濃度15重量%のシロアリ防除剤Eを得た。得られたシロアリ防除剤Eのマイクロカプセルの平均粒径は、25μmであった。
【0049】
実施例6
KMC113 360g、アルケンL 230gおよびクロチアニジン400gの代わりに、KMC−113 610g、アルケンL 360gおよびクロチアニジン20gを用いた以外は、実施例1と同様の操作を行ない、有効成分濃度0.75重量%のシロアリ防除剤Fを得た。得られたシロアリ防除剤Fのマイクロカプセルの平均粒径は、25μmであった。
【0050】
実施例7
KMC113 360g、アルケンL 230gおよびイミダクロプリド400gの代わりに、KMC−113 610g、アルケンL 360gおよびイミダクロプリド20gを用いた以外は、実施例4と同様の操作を行ない、有効成分濃度0.75重量%のシロアリ防除剤Gを得た。得られたシロアリ防除剤Gのマイクロカプセルの平均粒径は、25μmであった。
【0052】
比較例
KMC−113の配合割合を360gに代えて370gとし、Disperbyk−164を配合しなかった以外は、実施例1と同様の操作によりスラリー(1)を得た。次いで、得られたスラリー(1)をビーズミルにて湿式粉砕しようとしたが、スラリー(1)が著しく増粘してしまい、湿式粉砕を完了することができなかった。
【0053】
比較例
Disperbyk−164 10gに代えて、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(ノニオン系分散剤、分子量616)10gを用いた以外は、実施例1と同様の操作によりスラリー(1)を得た。次いで、得られたスラリー(1)をビーズミルにて湿式粉砕しようとしたが、スラリー(1)が著しく増粘してしまい、湿式粉砕を完了することができなかった。
【0054】
比較例
Disperbyk−164 10gに代えて、ドデシル硫酸ナトリウム(アニオン系分散剤、分子量288)10gを用いた以外は、実施例1と同様の操作によりスラリー(1)を得た。次いで、得られたスラリー(1)をビーズミルにて湿式粉砕しようとしたが、スラリー(1)が著しく増粘してしまい、湿式粉砕を完了することができなかった。
【0055】
比較例
Disperbyk−164 10gに代えて、塩化ベンゼトニウム(カチオン系分散剤、分子量448)10gを用いた以外は、実施例1と同様の操作によりスラリー(1)を得た。次いで、得られたスラリー(1)をビーズミルにて湿式粉砕しようとしたが、スラリー(1)が著しく増粘してしまい、湿式粉砕を完了することができなかった。
【0056】
比較例
Disperbyk−164 10gに代えて、ジメチルオクチルアミンの塩酸塩(3級アミン含有カチオン系分散剤、分子量193)10gを用いた以外は、実施例1と同様の操作によりスラリー(1)を得た。次いで、得られたスラリー(1)をビーズミルにて湿式粉砕しようとしたが、スラリー(1)が著しく増粘してしまい、湿式粉砕を完了することができなかった。
【0057】
比較例
Disperbyk−164 10gに代えて、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックコポリマー(ノニオン系分散剤、分子量5000〜6000)10gを用いた以外は、実施例1と同様の操作によりスラリー(1)を得た。次いで、得られたスラリー(1)をビーズミルにて湿式粉砕しようとしたが、スラリー(1)が著しく増粘してしまい、湿式粉砕を完了することができなかった。
【0058】
試験例1(耐アルカリ性試験)
実施例および比較例で得られたシロアリ防除剤A〜、および実施例1で得られたスラリー(1)に、pH13の緩衝液を加えて、そのスラリー(1)中に含まれる有効成分(クロチアニジンまたはイミダクロプリド)の濃度が1000ppmとなるように希釈した。次いで、各々の希釈液10ccを遮光下、40℃で7日間保存した後、中和して、アセトニトリルにより抽出し、各希釈液中の有効成分の残存率を測定した。その結果を表1に示す。
【0059】
【表1】

Figure 0004347446
【0060】
試験例2(SEM観察)
実施例および比較例で得られたシロアリ防除剤A〜を、ろ過し、マイクロカプセル粉末を取り出した後、SEM観察を行なった。シロアリ防除剤A〜Gは球形のマイクロカプセルのみが認められた。
【0061】
試験例3(シロアリ試験)
20メッシュの篩を通過した石英砂を、温度60±2℃で恒量になるまで乾燥させた後、冷却し、試供用の石英砂とした。この石英砂を直径6cmのシャーレに敷き詰め、実施例および比較例で得られたシロアリ防除剤A〜を水にて100倍希釈した後、希釈液がシャーレ内の石英砂に対して3L/mとなるよう散布した。なお、コントロールとして、水のみを3L/mとなるように散布したものについても試験を行なった。
【0062】
巣から採取したイエシロアリ(Coptotermes formosanus)の職蟻10頭を、無作為にこれら石英砂の上に投入した。底部に水を入れた容器に各シャーレを入れ、その容器を温度28℃±2℃の恒温室に静置し、第1日目は2時間ごとに、2日目以降は24時間ごとにイエシロアリの健康状態を観察した。結果を表2に示す。
【0063】
【表2】
Figure 0004347446
【0064】
表2から明らかなように、クロチアニジンを40重量%含むスラリーをマイクロカプセル化したシロアリ防除剤A〜C、Eについては、8時間以内に10頭すべてが死亡しているが、クロチアニジンを2重量%含むスラリーをマイクロカプセル化したシロアリ防除剤Fについては、開始1日後においても全頭死亡に至らなかった。また、イミダクロプリドを40重量%含むスラリーをマイクロカプセル化したシロアリ防除剤Dについては、1日後に10頭すべてが死亡しているが、イミダクロプリドを2重量%含むスラリーをマイクロカプセル化したシロアリ防除剤Gについては、開始2日後においても全頭死亡に至らなかった。これらのことより、有効成分を含むスラリーをマイクロカプセル化したシロアリ防除剤においては、効力の持続のみならず即効性を持たせるためには、有効成分をマイクロカプセル内に高濃度で封入することが有効であることがわかる。
【0065】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明のマイクロカプセル化シロアリ防除剤およびその製造方法では、人体に対する安全性の高いネオニコチノイド系化合物が、その有効成分として高濃度でマイクロカプセルに封入されているので、耐アルカリ性、土壌安定性、効力持続性に優れ、例えば、最近、普及されつつある床下コンクリートばりの建物などに処理しても、長期にわたりその効力を維持することができる。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
  The present inventionMicroencapsulationTermite control agentAnd manufacturing method thereofSpecifically, a neonicotinoid compound is contained as an active ingredient,MicroencapsulationTermite control agentAnd manufacturing method thereofAbout.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, various termite control agents have been widely used to control termites that damage buildings. Such a termite control agent is, for example, processed on the foundation of a building or its surroundings, and therefore, it is necessary to maintain its effectiveness over a long period of time.
[0003]
Therefore, various proposals have been made to obtain a termite control agent having a high residual effect by microencapsulating an active ingredient (Japanese Patent Laid-Open No. 61-249904, Japanese Patent Publication No. 6-92282, Japanese Patent Publication No. 92283, JP-A-10-114608).
[0004]
On the other hand, in recent years, neonicotinoid compounds, which are safer to the human body and have a long-lasting efficacy compared to organophosphorus compounds and pyrethroid compounds, which have been well known as active ingredients for termite control agents, are termite ants. It is being used as an active ingredient of control agents.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
Recently, however, buildings with underfloor concrete beams have been increasing. For example, when a termite control agent containing a neonicotinoid compound as an active ingredient is treated in such a building, the alkali resistance is improved. There is a need to further improve soil stability and sustainability.
[0006]
For this reason, it is considered to obtain a termite control agent having a high residual effect by microencapsulating a neonicotinoid compound by a method described in, for example, Japanese Patent Application Laid-Open No. Sho 61-249904. However, even if an attempt is made to prepare a neonicotinoid compound as a slurry for microencapsulation, it does not disperse well in the slurry and cannot be microencapsulated.
[0007]
The present invention has been made in view of such problems, and the object of the present invention is to effectively encapsulate a neonicotinoid compound that is highly safe for the human body at a high concentration by effectively microencapsulating it. It is an object of the present invention to provide a termite control agent that is encapsulated and has significantly enhanced alkali resistance, soil stability, and sustained efficacy.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
  In order to achieve the above object, the present inventionMicroencapsulationTermite control agent,NeOnicotinoid compounds, OrganicDispersion medium,and,Dispersion with a molecular weight of 1000 or more, including tertiary aminesAgentIncludingHaveIt is characterized by.
Further, the microencapsulated termite control agent of the present invention microencapsulates a slurry containing a neonicotinoid compound, an organic dispersion medium, and a dispersant having a molecular weight of 1000 or more, including a tertiary amine, after wet grinding. Is preferably obtained.
[0009]
The neonicotinoid compound is preferably (E) -1- (2-chloro-1,3-thiazol-5-ylmethyl) -3-methyl-2-nitroguanidine, and the organic dispersion medium has a boiling point of 200. It is preferable to contain 50% by weight or more of a high-boiling aromatic organic solvent having a temperature of not lower than ° C.
[0010]
In addition, the method for producing the microencapsulated termite control agent of the present invention includes a slurry containing a neonicotinoid compound, an organic dispersion medium, and a dispersant having a molecular weight of 1000 or more, including a tertiary amine, It is characterized by encapsulation.
Further, in the method for producing a microencapsulated termite control agent of the present invention, the neonicotinoid compound is contained in the slurry in an amount of 5 to 60% by weight based on the total amount of the neonicotinoid compound and the organic dispersion medium. It is preferable to contain in a proportion,Average particle size of neonicotinoid compounds after wet grindingThe5μm or lessToIt is preferable.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
  Of the present inventionMicroencapsulationTermite control agent(Hereinafter referred to as termite control agent.)Uses neonicotinoid compounds as active ingredients. Neonicotinoid compounds include chlorine atom-substituted nitrogen-containing heterocycles and nitro-substituted imino groups (C = N-NO).2) -Containing compound is a generic term for compounds bonded via a divalent hydrocarbon group, specifically, (E) -1- (2-chloro-1,3-thiazol-5-ylmethyl) ) -3-Methyl-2-nitroguanidine (generic name: clothianidin), 1- (6-chloro-3-pyridylmethyl) -N-nitroimidazoline-2-ylideneamine (generic name: imidacloprid), 3- (2- Chloro-1,3-thiazol-5-ylmethyl) -5-methyl- [1,3,5] oxadiazinan-4-ylidene-N-nitroamine (generic name: thiamethoxam). These neonicotinoid compounds may be used alone or in combination of two or more. Preferably, (E) -1- (2-chloro-1,3-thiazol-5-ylmethyl) -3-methyl-2-nitroguanidine is used.
[0012]
  Used in the termite control agent of the present inventionOrganicDispersion medium(Hereinafter referred to as a dispersion medium.)Can use a known organic solvent used for microencapsulation. As such an organic solvent,For example,High boiling point aroma with a boiling point of 200 ° C or higherOwnershipAn organic solvent is preferably used. High boiling point aromaOwnershipBy using an organic solvent, the residual effect of the active ingredient microencapsulated can be improved.
[0013]
  Such high boiling fragranceOwnershipExamples of the organic solvent include alkylbenzenes, alkylnaphthalenes, alkylphenols, phenylxylylethane, and the like. More specifically, various commercially available organic solvents obtained from petroleum fractions such as Sartrex 48 (High boiling point aromaFamily dissolutionAgent, distillation range 254 to 386 ° C., manufactured by Mobil Sekiyu KK, Alkene L (alkylbenzene, distillation range 285 to 309 ° C., manufactured by Nippon Petrochemical Co., Ltd.), Solvesso 200 (alkyl naphthalene, distillation range 226 to 286 ° C.) , Exxon Chemical Co., Ltd.), KMC-113 (diisopropylnaphthalene, boiling point 300 ° C., Kureha Chemical Industry Co., Ltd.), SAS296 (phenylxylylethane, distillation range 290-305 ° C., Nippon Petrochemical Co., Ltd.) ) And the like.
[0014]
As other organic solvents,For example, hexane, cyclohexane, octane, decane, etc.Aliphatic hydrocarbons,For example, benzene, toluene, xylene, etc.Of aromatic hydrocarbons,For example, ethyl acetate, butyl acetate, ethylene glycol monomethyl ether acetate, ethylene glycol monoethyl ether acetate, ethylene glycol monobutyl ether acetate, etc.Esters of theFor example, acetone, methyl ethyl ketone, methyl isobutyl ketoneKetones such as 1,4-dioxane, ethers such as tetrahydrofuran, alcohols such as hexanol, octanol, benzyl alcohol, furfuryl alcohol, such as ethylene glycol, diethylene glycol, polyethylene glycol, propylene glycol, dipropylene Glycol, tripropylene glycol, polypropylene glycol, 1,4-butanediol, 1,5-pentanediol, ethylene glycol monomethyl ether, ethylene glycol monoethyl ether, ethylene glycol monobutyl ether, diethylene glycol monomethyl ether, diethylene glycol monoethyl ether, tripropylene Glycols such as glycol monomethyl ether,For example, carbon tetrachloride, dichloromethane, 1,1,1-trichloroethane, chlorobenzene, dichlorobenzene, etc.Halogenated hydrocarbons ofFor example, N-methylpyrrolidone, N, N-dimethylaniline, pyridine, acetonitrile, dimethylformamide, etc.And nitrogen-containing compounds.
[0015]
  These organic solvents may be used alone or in combination of two or more.When using two or more types together,High boiling point fragranceOwnershipIt is preferable to include at least an organic solvent,For exampleThe ratio is preferably 50% by weight or more, more preferably 70% by weight or more in the dispersion medium..
[0016]
The dispersant used in the termite control agent of the present invention is a dispersant having a molecular weight of 1000 or more, including a tertiary amine. By using such a dispersant, the neonicotinoid compound can be wet-ground without increasing the viscosity, and a good slurry can be obtained.
[0017]
As such a dispersant, a cationic polymer containing a tertiary amine, for example, a tertiary amine-containing polyester-modified polyurethane polymer, a tertiary amine-containing modified polyurethane polymer, or the like. Can be mentioned. More specifically, as commercially available products, for example, Disperbyk-161 (tertiary amine-containing polyester-modified polyurethane polymer, molecular weight 100,000, manufactured by Big Chemie), Disperbyk-163 (tertiary amine-containing) Polyester-modified polyurethane polymer, molecular weight 50000, manufactured by Big Chemie Co., Ltd., Disperbyk-164 (tertiary amine-containing polyester-modified polyurethane polymer, molecular weight 10,000 to 50,000, manufactured by Big Chemie Co., Ltd.), EFKA46 ( Tertiary amine-containing modified polyurethane polymer, molecular weight 8000, manufactured by EFKA Chemical Co., Ltd.), EFKA47 (tertiary amine-containing modified polyurethane polymer, molecular weight 13000, manufactured by EFKA Chemical Co., Ltd.), EFKA 8 (tertiary amine-containing modified polyurethane polymer, molecular weight 18000, manufactured by EFKA Chemical Co., Ltd.), EFKA4050 (tertiary amine-containing modified polyurethane polymer, molecular weight 12000, manufactured by EFKA Chemical Co., Ltd.), EFKA4055 (tertiary amine-containing modified polyurethane polymer, molecular weight 12000, manufactured by EFKA Chemical Co., Ltd.), EFKA4009 (tertiary amine-containing modified polyurethane polymer, molecular weight 5000, manufactured by EFKA Chemical Co., Ltd.), EFKA4010 (tertiary amine-containing modified polyurethane polymer, molecular weight 5000, manufactured by EFKA Chemical Co., Ltd.) can be used.
[0018]
Such dispersants may be used alone or in combination of two or more. In addition, the above-described commercially available dispersant is usually diluted in the above-described organic solvent at a ratio such that the concentration is 50% by weight or more.
[0019]
In addition, other well-known dispersants such as ethyl cellulose, ethyl hydroxy cellulose, ester rubber, florene DOPA.15B (modified acrylic copolymer, manufactured by Kyoeisha), florene 700 (partially ester of branched carboxylic acid, manufactured by Kyoeisha), etc. May be appropriately used in combination with a dispersant containing a tertiary amine and having a molecular weight of 1000 or more.
[0020]
  And in order to obtain a slurry, what is necessary is just to mix | blend the above-mentioned neonicotinoid type compound, a dispersion medium, and a dispersing agent, and to stir and mix. In such a blend, the blending ratio of the neonicotinoid compound and the dispersion medium isFor example,The neonicotinoid compound is 5 to 60% by weight, further 10 to 50% by weight with respect to the total amount of the neonicotinoid compound and the dispersion medium, and the dispersion medium is 40 to 95% by weight. Furthermore, it is preferable that the ratio is 50 to 90% by weight. The neonicotinoid-based compound is preferably encapsulated at a high concentration in the microcapsule, and for that purpose, the blending ratio is preferably high, but when it exceeds 60% by weight, in other words, the dispersion medium is less than 40% by weight. Then, the viscosity may increase during wet pulverization. On the other hand, when the neonicotinoid compound is less than 5% by weight, in other words, when the dispersion medium exceeds 95% by weight, the immediate effect on termites may be reduced.
[0021]
Further, the dispersant can be blended in the range of 0.01 to 99.99% by weight with respect to the total amount of the neonicotinoid compound, the dispersion medium, and the dispersant, but is 20% by weight or less, and further 10 It is preferable to mix it by weight% or less.
[0022]
Next, the slurry thus obtained is wet-pulverized and then microencapsulated, whereby the termite control agent of the present invention can be obtained.
[0023]
The wet pulverization may be performed for a predetermined time using a known pulverizer such as a bead mill, a ball mill, or a rod mill. By wet pulverization, the neonicotinoid compound can be dispersed as fine particles in the dispersion medium, and the encapsulation rate, formulation stability, and efficacy can be improved. In such wet pulverization, the average particle size of the neonicotinoid compound is preferably 5 μm or less, and more preferably 2.5 μm or less. If the average particle size is larger than this value, the active ingredient may not be satisfactorily sealed in the microcapsules.
[0024]
Next, in order to make the wet pulverized slurry into a micro-cell, for example, interfacial polymerization method, in-situ polymerization method, coacervation method, submerged drying method, spray drying method, melt dispersion cooling method, orifice A known method such as a method, an air suspension coating method, or an inorganic wall microencapsulation method may be used. Preferably, an interfacial polymerization method is used.
[0025]
In the interfacial polymerization method, for example, an oil-soluble film-forming substance is blended in the obtained slurry and dispersed in water, and then a water-soluble film-forming substance is added.
[0026]
The oil-soluble film forming substance may be a known substance usually used for microencapsulation, and examples thereof include polyisocyanate, polycarboxylic acid chloride, and polysulfonic acid chloride.
[0027]
Examples of the polyisocyanate include aromatic polyisocyanates such as diphenylmethane diisocyanate and toluene diisocyanate, aliphatic polyisocyanates such as hexamethylene diisocyanate, isophorone diisocyanate, hydrogenated xylylene diisocyanate, and alicyclic polyisocyanates such as hydrogenated diphenylmethane diisocyanate, And araliphatic polyisocyanates such as xylylene diisocyanate and tetramethyl xylylene diisocyanate. Furthermore, these modified products such as dimers, trimers, biurets, allophanates, carbodiimides, uretdiones, oxadiones, which are derivatives of these polyisocyanates. Derivative-modified polyisocyanate modified with diazinetrione or the like, for example, Such as polyol-modified polyisocyanate obtained by the low molecular weight polyols such as trimethylolpropane prereacted the like.
[0028]
Examples of the polycarboxylic acid chloride include sebacic acid dichloride, adipic acid dichloride, azelaic acid dichloride, terephthalic acid dichloride, and trimesic acid dichloride. Examples of the polysulfonic acid chloride include benzenesulfonyl dichloride. Can be mentioned.
[0029]
These oil-soluble film-forming substances may be used alone or in combination of two or more. Preferred are polyisocyanates, and more preferred are aliphatic and alicyclic polyisocyanates, especially hexamethylene diisocyanate and isophorone diisocyanate trimer-modified products and polyol-modified products.
[0030]
The oil-soluble film-forming substance can be blended in the range of 0.1 to 99.9% by weight with respect to the total amount of the slurry and the oil-soluble film-forming substance, but 1 to 80% by weight, , And preferably in the range of 10 to 50% by weight. When the amount of the oil-soluble film-forming substance is increased, the resulting microcapsule film becomes too thick, and the effectiveness against termites may be reduced. On the other hand, when the blending amount of the oil-soluble film-forming substance is reduced, it may be impossible to form a microcapsule film. In addition, in order to blend the oil-soluble film-forming substance into the wet-pulverized slurry, the oil-soluble film-forming substance may be added to the slurry and mixed with stirring.
[0031]
In order to disperse the slurry containing the oil-soluble film forming substance in water, for example, the slurry may be added to water and stirred with a mixer or the like at room temperature until it becomes fine droplets. In order to improve the dispersibility, it is preferable to add a dispersion stabilizer to the water for dispersing the slurry in advance in a proportion of 20% by weight or less, preferably 5% by weight or less. Examples of such a dispersion stabilizer include natural polysaccharides such as arabic gum, semi-synthetic polysaccharides such as sodium carboxymethylcellulose, methylcellulose, and hydroxypropylcellulose, water-soluble synthetic polymers such as polyvinyl alcohol, anionic surfactants, and the like. Agents, nonionic surfactants, cationic surfactants, amphoteric surfactants and the like. These dispersion stabilizers may be used alone or in combination of two or more. Preferably, polyvinyl alcohol is used.
[0032]
Next, in order to add the water-soluble film-forming substance after the slurry is dispersed in water, for example, the water-soluble film-forming substance may be dropped as an aqueous solution. The water-soluble film-forming substance may be a known substance that is usually used for microencapsulation, and examples thereof include polyamines and polyols.
[0033]
Examples of the polyamine include ethylenediamine, propylenediamine, hexamethylenediamine, diaminotoluene, phenylenediamine, diethylenetriamine, triethylenetetramine, tetraethylenepentamine, pentaethylenehexamine, piperazine and the like.
[0034]
Examples of the polyol include ethylene glycol, propanediol, 1,4-butanediol, 1,6-hexanediol, neopentyl glycol, diethylene glycol, triethylene glycol, dipropylene glycol, cyclohexanedimethanol, glycerin, and trimethylol. Examples include propane, polyethylene glycol, and polypropylene glycol.
[0035]
These water-soluble film-forming substances may be used alone or in combination of two or more. Preferably, polyamine, especially ethylenediamine is preferably used. In order to make such a water-soluble film-forming substance into an aqueous solution, it is preferable to have a concentration of about 50% by weight or less. For example, a water-soluble film-forming substance is an oil-soluble film-forming substance. It is preferable to add dropwise until the amount becomes approximately equal to the amount (for example, in the case where polyisocyanate and polyamine are used, the ratio in which the equivalent ratio of isocyanate group / amino group is approximately 1).
[0036]
By adding such a water-soluble film-forming substance, the water-soluble film-forming substance and the oil-soluble film-forming substance react at the interface between the dispersion medium and water (oil and water), so that the neonicotinoid compound An encapsulated microcapsule can be obtained. In order to accelerate this reaction, for example, at about 25 to 85 ° C., preferably about 40 to 70 ° C., for about 30 minutes to 24 hours, preferably about 1 to 3 hours after addition of the water-soluble film-forming substance. It is preferable to heat with stirring.
[0037]
Then, the aqueous dispersion containing the microcapsules thus obtained is appropriately blended with known additives such as thickeners, antifreeze agents, preservatives, specific gravity regulators, etc. as necessary. The termite control agent of the invention can be obtained. The termite control agent of the present invention thus obtained may be used as it is (water suspension), and is formulated into a known dosage form such as a powder or a granule, for example. Also good.
[0038]
Such a termite control agent of the present invention is an alkali resistance because the termite control agent of the present invention is a highly safe neonicotinoid-based compound encapsulated in a microcapsule at a high concentration as its active ingredient. It is excellent in soil stability and sustainability, and can be maintained over a long period of time, for example, even if it is processed into a building of underfloor concrete that has recently been spread.
[0039]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described more specifically with reference to examples and comparative examples.
[0040]
Example 1
360 g of KMC-113 (diisopropylnaphthalene, boiling point 300 ° C., manufactured by Kureha Chemical Industry Co., Ltd.), Alkene L (alkylbenzene, distillation range 285-309 ° C., manufactured by Nippon Petrochemical Co., Ltd.) 230 g, Disperbyk-164 (tertiary amine) 10 g of a polyester-containing polyurethane-modified high molecular weight polymer, molecular weight 10,000 to 50,000, manufactured by Big Chemie Co., Ltd.) is stirred until it becomes uniform. 400 g of clothianidin is added to the resulting mixed solution. K. A slurry (1) was obtained by stirring with an auto homodisper (manufactured by Tokushu Kika Kogyo Co., Ltd.).
[0041]
The obtained slurry (1) was wet-ground for 20 minutes in a bead mill (Dynomill KDL A type, glass bead diameter 1.5 mm). The average particle diameter of clothianidin in the slurry liquid (1) obtained at this time was 840 nm.
[0042]
Next, 28.3 g of Takenate D-170N (hexamethylene diisocyanate trimer modified, Takeda Pharmaceutical Co., Ltd.) was added to 112.5 g of this wet-pulverized slurry (1) and stirred until uniform. A slurry (2) was obtained.
[0043]
The obtained slurry (2) was added to 125 g of an aqueous solution containing 1.5% by weight of polyvinyl alcohol (Kuraray Poval 217, manufactured by Kuraray Co., Ltd.). K. It stirred for several minutes with the auto homomixer. The rotation speed of the mixer at this time was 5000 rpm. During the stirring, 20 g of an aqueous solution containing 4.16 g of ethylenediamine was added dropwise.
[0044]
Next, the obtained aqueous dispersion was reacted in a constant temperature bath at 60 ° C. with gentle stirring for 6 hours to obtain an aqueous dispersion containing microcapsules. A 0.1N HCl aqueous solution was added dropwise thereto, neutralized to pH 7, and pure water was added to adjust the total weight to 300 g. Thus, termite control agent A having an active ingredient concentration of 15% by weight was obtained. The average particle diameter of the obtained termite controlling agent A microcapsules was 25 μm.
[0045]
Example 2
A termite control agent B having an active ingredient concentration of 15% by weight was obtained in the same manner as in Example 1 except that 60 g of alkene L and 170 g of ethyl acetate were used instead of 230 g of alkene L. The average particle size of the obtained termite control agent B microcapsules was 25 μm.
[0046]
Example 3
A termite control agent C having an active ingredient concentration of 15% by weight was obtained in the same manner as in Example 1 except that 590 g of ethyl acetate was used instead of 360 g of KMC113 and 230 g of alkene L. The average particle diameter of the obtained termite controlling agent C microcapsules was 25 μm.
[0047]
Example 4
A termite control agent D having an active ingredient concentration of 15% by weight was obtained in the same manner as in Example 1 except that 400 g of imidacloprid was used instead of 400 g of clothianidin. The average particle diameter of the obtained termite controlling agent D microcapsules was 25 μm.
[0048]
Example 5
Takenate D-170N (trimethylene modification of hexamethylene diisocyanate, Takeda Pharmaceutical Co., Ltd.) 28.3 g instead of Takenate D-140N (trimethylolpropane modification of isophorone diisocyanate, Takeda Pharmaceutical Co., Ltd.) A termite control agent E having an active ingredient concentration of 15% by weight was obtained in the same manner as in Example 1 except that 33.9 g was used and 2.38 g of ethylenediamine was used instead of 4.16 g of ethylenediamine. The average particle diameter of the obtained termite controlling agent E microcapsules was 25 μm.
[0049]
    Example 6
  The same procedure as in Example 1 was carried out except that KMC-113 610 g, alkene L 360 g and clothianidin 20 g was used instead of KMC113 360 g, alkene L 230 g and clothianidin 400 g. A control agent F was obtained. The average particle diameter of the obtained termite controlling agent F microcapsules was 25 μm.
[0050]
    Example 7
  A termite having an active ingredient concentration of 0.75 wt% was carried out in the same manner as in Example 4 except that KMC-113 610 g, alkene L 360 g and imidacloprid 20 g were used instead of KMC113 360 g, alkene L 230 g and imidacloprid 400 g. A control agent G was obtained. The average particle diameter of the obtained termite controlling agent G microcapsules was 25 μm.
[0052]
    Comparative example1
  A slurry (1) was obtained in the same manner as in Example 1 except that the blending ratio of KMC-113 was changed to 360 g instead of 360 g and Disperbyk-164 was not blended. Next, the obtained slurry (1) was wet pulverized by a bead mill, but the slurry (1) was remarkably thickened, and the wet pulverization could not be completed.
[0053]
    Comparative example2
  A slurry (1) was obtained in the same manner as in Example 1, except that 10 g of polyoxyethylene nonylphenyl ether (nonionic dispersant, molecular weight 616) was used instead of 10 g of Disperbyk-164. Next, the obtained slurry (1) was wet pulverized by a bead mill, but the slurry (1) was remarkably thickened, and the wet pulverization could not be completed.
[0054]
    Comparative example3
  A slurry (1) was obtained in the same manner as in Example 1, except that 10 g of sodium dodecyl sulfate (anionic dispersant, molecular weight 288) was used instead of 10 g of Disperbyk-164. Next, the obtained slurry (1) was wet pulverized by a bead mill, but the slurry (1) was remarkably thickened, and the wet pulverization could not be completed.
[0055]
    Comparative example4
  A slurry (1) was obtained in the same manner as in Example 1, except that 10 g of benzethonium chloride (cationic dispersant, molecular weight 448) was used instead of 10 g of Disperbyk-164. Next, the obtained slurry (1) was wet pulverized by a bead mill, but the slurry (1) was remarkably thickened, and the wet pulverization could not be completed.
[0056]
    Comparative example5
  A slurry (1) was obtained in the same manner as in Example 1, except that 10 g of dimethyloctylamine hydrochloride (tertiary amine-containing cationic dispersant, molecular weight 193) was used instead of 10 g of Disperbyk-164. Next, the obtained slurry (1) was wet pulverized by a bead mill, but the slurry (1) was remarkably thickened, and the wet pulverization could not be completed.
[0057]
    Comparative example6
  A slurry (1) was obtained in the same manner as in Example 1, except that 10 g of polyoxyethylene polyoxypropylene block copolymer (nonionic dispersant, molecular weight 5000 to 6000) was used instead of 10 g of Disperbyk-164. Next, the obtained slurry (1) was wet pulverized by a bead mill, but the slurry (1) was remarkably thickened, and the wet pulverization could not be completed.
[0058]
    Test example 1 (alkali resistance test)
  Termite control agents A to B obtained in Examples and Comparative ExamplesGA buffer solution of pH 13 was added to the slurry (1) obtained in Example 1 and diluted so that the concentration of the active ingredient (clothianidin or imidacloprid) contained in the slurry (1) was 1000 ppm. Next, 10 cc of each diluted solution was stored at 40 ° C. for 7 days under light shielding, then neutralized and extracted with acetonitrile, and the residual ratio of the active ingredient in each diluted solution was measured. The results are shown in Table 1.
[0059]
[Table 1]
Figure 0004347446
[0060]
    Test Example 2 (SEM observation)
  Termite control agents A to B obtained in Examples and Comparative ExamplesGAfter filtering and taking out microcapsule powder, SEM observation was performed. As for termite control agents A to G, only spherical microcapsules are recognized.It was.
[0061]
    Test Example 3 (Termite test)
  The quartz sand that passed through the 20-mesh sieve was dried at a temperature of 60 ± 2 ° C. until it became a constant weight, and then cooled to obtain a sample quartz sand. This quartz sand was spread on a petri dish having a diameter of 6 cm, and termite control agents A to A obtained in Examples and Comparative Examples were used.GWas diluted 100 times with water, and the diluted solution was 3 L / m against the quartz sand in the petri dish2It was sprayed to become. As a control, only water is 3 L / m.2A test was also conducted on the sprayed product.
[0062]
Ten ants of the termites (Coptothermes formosanus) collected from the nest were randomly placed on these quartz sands. Place each petri dish in a container with water in the bottom, and leave the container in a constant temperature room at 28 ° C ± 2 ° C. The termites are every two hours on the first day and every 24 hours on and after the second day. The health condition was observed. The results are shown in Table 2.
[0063]
[Table 2]
Figure 0004347446
[0064]
  As is apparent from Table 2, termite control agents A to C in which a slurry containing 40% by weight of clothianidin was microencapsulated,EAs for the termite control agent F microencapsulated with a slurry containing 2% by weight of clothianidin, all 10 animals died within 8 hours, but none of the animals died even one day after the start. Moreover, as for the termite control agent D microencapsulated in a slurry containing 40% by weight of imidacloprid, all 10 animals died after 1 day, but the termite control agent G in which a slurry containing 2% by weight of imidacloprid was microencapsulated. As for, no head death occurred even 2 days after the start. Therefore, in the termite control agent in which the slurry containing the active ingredient is microencapsulated, the active ingredient can be encapsulated at a high concentration in the microcapsule in order to have not only sustained efficacy but also immediate effect. It turns out that it is effective.
[0065]
【The invention's effect】
  As described above, the present inventionMicroencapsulationTermite control agentAnd its manufacturing methodIs a highly safe neonicotinoid-based compound that is encapsulated in microcapsules as an active ingredient in a high concentration, so it has excellent alkali resistance, soil stability, and sustained efficacy. Even if it is processed into a building with an underfloor concrete beam, the effect can be maintained for a long time.

Claims (7)

オニコチノイド系化合物、有機分散媒、および、3級アミンを含む分子量1000以上の分散剤を有することを特徴とする、マイクロカプセル化シロアリ防除剤。 Ne Onikochinoido compounds, organic dispersion medium, and characterized that you have containing a molecular weight of 1000 or more dispersants including tertiary amines, microencapsulated termiticide. ネオニコチノイド系化合物、有機分散媒、および、3級アミンを含む分子量1000以上の分散剤を含有するスラリーを、湿式粉砕後、マイクロカプセル化することによって得られることを特徴とする、請求項1に記載のマイクロカプセル化シロアリ防除剤。  2. A slurry containing a neonicotinoid compound, an organic dispersion medium, and a dispersant containing a tertiary amine and having a molecular weight of 1000 or more is obtained by wet pulverization and then microencapsulation. The microencapsulated termite control agent according to 1. ネオニコチノイド系化合物が、(E)−1−(2−クロロ−1,3−チアゾール−5−イルメチル)−3−メチル−2−ニトログアニジンである、請求項1または2に記載のマイクロカプセル化シロアリ防除剤。  The microcapsule according to claim 1 or 2, wherein the neonicotinoid compound is (E) -1- (2-chloro-1,3-thiazol-5-ylmethyl) -3-methyl-2-nitroguanidine. Termite control agent. 有機分散媒が、沸点が200℃以上の高沸点芳香族有機溶媒を50重量%以上含んでいる、請求項1〜3のいずれかに記載のマイクロカプセル化シロアリ防除剤。  The microencapsulated termite control agent according to any one of claims 1 to 3, wherein the organic dispersion medium contains 50% by weight or more of a high-boiling aromatic organic solvent having a boiling point of 200 ° C or higher. ネオニコチノイド系化合物、有機分散媒、および、3級アミンを含む分子量1000以上の分散剤を含有するスラリーを、湿式粉砕後、マイクロカプセル化することを特徴とする、マイクロカプセル化シロアリ防除剤の製造方法。  A microencapsulated termite control agent characterized in that a slurry containing a neonicotinoid compound, an organic dispersion medium, and a dispersant containing a tertiary amine and having a molecular weight of 1000 or more is microencapsulated after wet grinding. Production method. ネオニコチノイド系化合物を、スラリー中において、ネオニコチノイド系化合物と有機分散媒との合計量に対して、5〜60重量%の割合で含有させる、請求項5に記載のマイクロカプセル化シロアリ防除剤の製造方法。  The microencapsulated termite control according to claim 5, wherein the neonicotinoid compound is contained in the slurry at a ratio of 5 to 60% by weight with respect to the total amount of the neonicotinoid compound and the organic dispersion medium. Manufacturing method. 湿式粉砕後のネオニコチノイド系化合物の平均粒子径5μm以下とする、請求項5または6に記載のマイクロカプセル化シロアリ防除剤の製造方法。 The method for producing a microencapsulated termite control agent according to claim 5 or 6, wherein the average particle size of the neonicotinoid compound after wet pulverization is 5 µm or less .
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