JP4347301B2 - グリーンシートの製造方法および製造装置 - Google Patents

グリーンシートの製造方法および製造装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4347301B2
JP4347301B2 JP2006011573A JP2006011573A JP4347301B2 JP 4347301 B2 JP4347301 B2 JP 4347301B2 JP 2006011573 A JP2006011573 A JP 2006011573A JP 2006011573 A JP2006011573 A JP 2006011573A JP 4347301 B2 JP4347301 B2 JP 4347301B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
molding material
molded body
thickness
width direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006011573A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007190828A (ja
Inventor
勝美 秋本
幸一郎 岡崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP2006011573A priority Critical patent/JP4347301B2/ja
Publication of JP2007190828A publication Critical patent/JP2007190828A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4347301B2 publication Critical patent/JP4347301B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Producing Shaped Articles From Materials (AREA)
  • Press-Shaping Or Shaping Using Conveyers (AREA)
  • Devices For Post-Treatments, Processing, Supply, Discharge, And Other Processes (AREA)

Description

本発明は、グリーンシートの製造方法および製造装置に関する。
バンドパスフィルタ、積層インダクタ、積層コンデンサなどのチップ状電子部品を製造するには、グリーンシートを製造する工程が不可欠である(特許文献1および2参照)。
グリーンシートを製造する方法として、たとえばPETフィルムなどの支持フィルム上に、塗布ヘッドなどの成形材料吐出部材のノズル口からシート状に成形材料を吐出する方法が知られている(特許文献3参照)。支持フィルム上に塗布ヘッドのノズル口から成形材料をシート状に吐出する際には、支持フィルムは、一定速度で送られ、次の乾燥ステージへと送られる。
チップ状電子部品の小型化に伴い、グリーンシートの厚みは、ますます薄く成りつつある。しかも、グリーンシートの厚みがばらつくと、電子部品における電気特性(静電容量やインダクタンス値など)のバラツキにつながり、グリーンシートの厚みのバラツキは極力避けなければならない。たとえばバンドパスフィルタなどの分野では、グリーンシートの厚みが20μmで、±1μm以内の厚みバラツキにする必要がある。
ところが、従来の方法では、たとえば特許文献3に示すように、塗布ヘッドにおけるスラリー吐出圧力を制御することにより、シートの厚みムラを低減する技術は知られているが、この技術では、以下に示す課題を有している。
すなわち、特許文献3に示す方法では、特定粘度のスラリーを用いた場合に、シートの長手方向に沿ったシートの厚みムラは、ある程度低減することができるが、スラリーの粘度が変化した場合に、シートの幅方向の厚みムラを低減することが困難である。なぜなら、従来の塗布ヘッドでは、ポンプから供給されるスラリーは、一カ所の供給口から幅方向拡散流路を通り、スラリー溜まりへと至り、そこからノズル口へ送られて、支持シート上に吐出されるからである。
塗布ヘッド内における幅方向拡散流路の形状は、特定のスラリー粘度に合わせて設計され、幅方向に細長いノズル口からシート状に吐出されるスラリーの幅方向吐出圧力が均一になるように設計されている。そのため、スラリーの種類が変化した場合や、環境温度が変化した場合などには、スラリーの粘度が変化し、その結果、幅方向拡散流路において、幅方向に均一な圧力でスラリーをスラリー溜まりへ送り込むことが困難になり、スラリーの幅方向吐出圧力が不均一になる。
その結果、スラリー溜まりからノズル口へ向かい、ノズル口からシート状に吐出されるスラリーの吐出圧力が、幅方向に不均一になり、シートの幅方向に厚みムラが生じてしまう。特に、グリーンシートの幅が大きい場合において、シートの幅方向の厚みムラが顕著である。
このような不都合を避けるためには、スラリー粘度に合わせて設計された塗布ヘッド毎に塗布ヘッドを交換して使用するか、あるいは、ノズル口の流路断面積などを手動で調整する必要があり、その作業が煩雑である。
特開平7−88820号公報 特開2004−265971号公報 特開平9−129505号公報
本発明は、このような実状に鑑みてなされ、その目的は、シート成形材料としてのスラリーの粘度が変化したとしても、塗布ヘッドなどのシート成形材料吐出部材を交換することなく、しかもノズル口を手動で調整することなく、シートの幅方向に厚みムラが生ぜず、均一な厚みの幅広なグリーンシートを製造することができるグリーンシートの製造方法および製造装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明に係るグリーンシートの製造方法は、
シート成形材料吐出部材のノズル口から吐出されたシート成形体の厚みを、シート成形体の幅方向に沿って複数の検出位置で測定する工程と、
幅方向に沿って複数の検出位置で測定された前記シート成形体の厚みデータに基づき、前記シート成形材料吐出部材のノズル口の上流側に形成してあるスラリー溜まりへ向かう複数の個別流路に供給されるシート成形材料の流量を制御する工程と、
前記スラリー溜まりから前記ノズル口を通して前記成形材料をシート状に吐出して前記シート成形体を形成する工程と、を有し、
前記シート成形材料吐出部材には、前記個別流路に供給されたシート成形材料を前記個別流路から前記スラリー溜まりへと通す幅方向拡散流路が形成してある。
上記目的を達成するために、本発明に係るグリーンシートの製造装置は、
ノズル口からシート成形材料をシート状に吐出してシート成形体を形成するシート成形材料吐出部材と、
前記ノズル口から吐出されたシート成形体の厚みを、シート成形体の幅方向に沿って複数の検出位置で測定する厚み測定センサと、
前記厚み測定センサにより複数の前記検出位置で測定された前記シート成形体の厚みデータに基づき、前記シート成形材料吐出部材のノズル口の上流側に形成してあるスラリー溜まりへ向かう複数の個別流路に供給されるシート成形材料の流量を制御する制御手段と、を有し、
前記シート成形材料吐出部材には、前記個別流路に供給されたシート成形材料を前記個別流路から前記スラリー溜まりへと通す幅方向拡散流路が形成してある。
本発明において、厚み測定センサとしては、シート成形体の幅方向に沿って複数の検出位置でシート厚みを測定することができるものであれば、特に限定されない。複数の厚み測定センサがシートの幅方向に沿って配置してあっても良く、あるいは、単一の厚み測定センサがシートの幅方向に沿って移動することにより、シート成形体の幅方向に沿って複数の検出位置でシート厚みを測定することができるものでもよい。
本発明に係るグリーンシートの製造方法および製造装置によれば、幅方向に沿って複数の検出位置で測定されたシート成形体の厚みデータに基づき、シート成形材料吐出部材のノズル口の上流側に形成してあるスラリー溜まりへ向かう複数の個別流路に供給されるシート成形材料(スラリー)の流量を制御する。そのため、本発明では、シート成形材料としてのスラリーの粘度が変化したとしても、塗布ヘッドなどのシート成形材料吐出部材を交換することなく、しかもノズル口を手動で調整することなく、シートの幅方向に厚みムラが生ぜず、均一な厚みの幅広なグリーンシートを製造することができる。
好ましくは、前記シート成形体の幅方向に沿って測定されるシート成形体の複数位置(厚み測定センサの測定位置)と、
前記シート成形材料吐出部材のスラリー溜まりへ向かう複数の前記個別流路の幅方向位置とが、ほぼ一致している。
このように、厚み測定センサの測定位置と個別流路の幅方向位置とがほぼ一致することで、厚みムラが生じるおそれがある部分に対応する個別流路の流量を正確に制御することが可能になり、幅方向により均一な厚みのグリーンシートを製造することができる。
好ましくは、複数の前記検出位置(厚み測定センサの測定位置)で測定された厚みデータが、全て同一の基準値に近づくように、前記検出位置に対応する前記個別流路に供給されるシート成形材料の流量を制御する。このような制御を行うことで、幅方向により均一な厚みのグリーンシートを製造することができる。
好ましくは、前記シート成形材料吐出部材の個別流路の上流側には、それぞれ制御バルブが装着してあり、
各制御バルブの開度を制御することにより、前記個別流路に供給されるシート成形材料の流量を制御する。
個別流路に供給されるシート成形材料の流量を制御するには、各制御バルブの開度を制御する方法が考えられる。たとえば、厚み測定センサにより測定された厚みが、基準値よりも薄い場合には、その検出位置に対応する制御バルブの開度を制御して、シート成形材料の流量を大きくする。また、厚み測定センサにより測定された厚みが、基準値よりも厚い場合には、その検出位置に対応する制御バルブの開度を制御して、シート成形材料の流量を小さくする。その結果、その幅方向位置に対応する部分のシート成形体の厚みは、基準値に近づく方向に制御される。
また本発明では、前記シート成形材料吐出部材の個別流路の上流側には、それぞれ容量可変ポンプが装着してあり、
各容量可変ポンプから吐出される流量を制御することにより、前記個別流路に供給されるシート成形材料の流量を制御しても良い。この場合には、容量可変ポンプが、制御バルブの代わりになる。
好ましくは、前記吐出口に対して所定距離離れて送り込まれる支持シートの表面に、前記ノズル口から前記成形材料をシート状に吐出して前記シート成形体を形成し、
形成された前記シート成形体の表裏面から非接触式にレーザ光を照射することにより、前記複数の検出位置で、シート成形体の厚みを測定する。
支持シートは、たとえばPETフィルムなどの透明シートで構成されることから、レーザ光をシート成形体の表裏面からレーザ光を照射することにより、複数の検出位置で、シート成形体の厚みを非接触式に測定することができる。
本発明において、グリーンシートとしては、特に限定されず、セラミック粒子が含まれるセラミックグリーンシートに限らず、樹脂粒子グリーンシート、金属粒子グリーンシートなどが例示され、本発明では、樹脂粒子が含まれるグリーンシートなどの複合樹脂シートもグリーンシートの範疇に含まれる。
以下、本発明を、図面に示す実施形態に基づき説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るグリーンシートの製造装置の概略断面構成図、
図2は図1に示すII−II線に沿う概略断面構成図である。
図1および図2に示すように、本発明の一実施形態に係るグリーンシートの製造装置2は、バックアップロール4を有する。バックアップロール4の外周には、支持フィルムとしてのPETフィルム6が所定の巻き付き角度範囲θ1で巻き付けられ、送り方向X(水平方向)に送り込まれるようになっている。巻き付き角度範囲θ1は、90度〜180度である。
PETフィルム6の膜厚は、特に限定されないが、通常、50〜75μmである。また、PETフィルム6の幅寸法は、特に限定されないが、130〜350mmである。
バックアップロール4は、時計方向R1回りに回転し、PETフィルム6を水平な送り方向Xに送り出すようになっており、バックアップロール4の左側水平位置(図1参照)には、塗布ヘッド(シート成形材料吐出部材)8が配置してある。塗布ヘッド8のノズル口8aは、回転するバックアップロール4の所定位置において、PETフィルム6の表面との間にコーティングギャップG1を形成し、そこからグリーンシート用成形材料(スラリー)を吐出し、送り方向Xに送り出されるPETフィルムの表面に、所定厚みのセラミックグリーンシート(シート成形体)20を形成するようになっている。PETフィルム6の送り速度は、特に限定されないが、たとえば6m/分程度である。
図1および図2に示すように、送り方向Xに送り出されるPETフィルム20の表面に形成されたセラミックグリーンシート20の厚みを、シート20の幅方向Y(図2参照)に沿って複数の検出位置で測定するように、複数の厚み測定センサ10が所定間隔で配置してある。各厚み測定センサ10は、グリーンシート20の表裏面から非接触式にレーザ光を照射することにより、幅方向Yの複数の検出位置で、グリーンシートの厚みを測定するセンサである。PETフィルム6は、透明なので、各厚み測定センサ10は、グリーンシート20の厚みのみを測定することができる。
塗布ヘッド8には、ノズル口8aの上流側に、スラリー溜まり8bが形成してある。スラリー溜まり8bは、図1に示すように、その横断面が略半円形状になっており、ノズル口8aの流路高さ(図1においてZ軸方向の高さ)よりも広い高さを有している。スラリー溜まり8bは、シート20の幅方向Yに沿って同じ横断面を有し、スラリーの圧力を幅方向Yに沿って均一になるように調整する。
塗布ヘッド8内では、スラリー溜まり8bの上流側に、幅方向拡散流路8cが形成してある。この実施形態では、幅方向拡散流路8cの平面形状は、図2に示すように、幅方向Yに沿って中央部で流路方向(送り方向X)の長さが最大となり、幅方向Yに沿ってヘッド8の両端部で流路方向(送り方向X)の長さが最小となる形状に設計してある。幅方向拡散流路8cのZ軸方向の高さは、スラリー溜まり8bの高さよりも小さく、幅方向Yに沿って同じであるが、流路方向に沿って漸次変化させても良い。幅方向拡散流路8cは、シート20の幅方向Yに沿って連通している。
幅方向拡散流路8cの上流側には、厚み測定センサ10の幅方向Yの配置位置に対応して、幅方向Yに分離して個別流路8dが形成してある。たとえば厚み測定センサ10が、幅方向Yに沿って30mmのピッチ間隔で10個配置してある場合には、個別流路8dも、幅方向Yに沿って30mmのピッチ間隔で10個配置してある。各個別流路8dは、流路方向(送り方向X)に延び、幅方向拡散流路8cに連通するようになっている。
なお、流路方向とは、ヘッド8の内部において、ノズル口8aに対して最短で向かう方向であり、この実施形態では、シート20の送り方向に一致するが、これらが一致しない場合もあり得る。また、この実施形態では、幅方向拡散流路8cの平面形状を全体として三角形状にしたが、本発明では、これに限定されず、長方形形状、その他の形状であっても良い。
ヘッド8に形成された各個別流路8dの上流側には、それぞれ配管などを介して制御バルブ14が装着してある。各制御バルブ14の上流側には、配管などを介してポンプ16およびタンク18が接続してある。タンク18には、シート成形材料となるスラリーが貯留してあり、ポンプ16によりスラリーが各制御バルブ14方向へと送られるようになっている。
ポンプ16の出力、および各制御バルブ14の開度は、制御手段12により制御される。制御手段12は、たとえば中央処理装置(CPU)と、プログラムなどが記憶してあるメモリとから成る。制御手段12には、各厚み測定センサ10で測定された厚みデータが入力されるようになっている。
各制御バルブ14の開度は、各厚み測定センサ10で測定された厚みデータに基づき制御される。本実施形態では、複数の厚み測定センサ10の測定位置で測定された厚みデータが、全て同一の基準値に近づくように、検出位置に対応する個別流路8dに供給されるスラリーの流量を制御する。
たとえば何れかの厚み測定センサ10により測定された厚みが、基準値よりも薄い場合には、その検出位置に対応する特定の制御バルブ14の開度を制御して、特定の個別流路8dを通るスラリーの流量を大きくする。また、特定の厚み測定センサ10により測定された厚みが、基準値よりも厚い場合には、その検出位置に対応する制御バルブ14の開度のみを制御して、特定の個別流路8dを通るスラリーの流量を小さくする。その結果、特定の幅方向Y位置に対応する部分のシート20の厚みは、基準値に近づく方向に制御され、結果として、幅方向Yに沿って均一な厚みのシート20を成形することができる。
本実施形態に係るグリーンシートの製造方法および製造装置2によれば、センサ10により幅方向に沿って複数の検出位置で測定されたグリーンシート20の厚みデータに基づき、塗布ヘッド8のノズル口8aの上流側に形成してあるスラリー溜まり8bへ向かう複数の個別流路8dに供給されるスラリーの流量を制御する。そのため、本実施形態では、スラリーの粘度が変化したとしても、塗布ヘッド8を交換することなく、しかもノズル口8aを手動で調整することなく、シート20の幅方向Yに厚みムラが生ぜず、均一な厚みの幅広なグリーンシートを製造することができる。たとえば200mm以上、好ましくは300mm以上ほどに幅広で、所定厚み(たとえば20μm)のグリーンシート20を、±1μm以下の厚みムラ範囲内で成形することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変することができる。
たとえば、上述した実施形態では、厚み測定センサ10の測定位置と個別流路8dの幅方向Y位置とをほぼ一致させたが、本発明では、厚み測定センサ10の測定位置と個別流路8dの幅方向Y位置とは、多少ずらしても良い。あるいは、厚み測定センサ10の測定位置数と、個別流路8dの幅方向Yの配置個数とを異ならせてもよい。
また、塗布ヘッド8の配置位置は、バックアップロール4の水平位置に限定されず、Z軸方向の最上部位置、あるいはその他の位置であっても良い。
さらに本発明では、塗布ヘッド8の個別流路8dの上流側には、制御バルブ14の代わりに、それぞれ容量可変ポンプを装着しても良い。その場合には、図示するポンプ16は不要となり、各容量可変ポンプから吐出される流量を制御することにより、個別流路8dに供給されるスラリーの流量を制御する。
さらにまた、本発明では、シート成形材料吐出部材としては、図示する塗布ヘッド8に限定されず、その他のシート成形材料吐出部材などであっても良い。
図1は本発明の一実施形態に係るグリーンシートの製造装置の概略断面構成図である。 図2は図1に示すII−II線に沿う概略断面構成図である。
符号の説明
2… グリーンシートの製造装置
4… バックアップロール
6… PETフィルム
8… 塗布ヘッド
8a… ノズル口
8b… スラリー溜まり
8c… 幅方向拡散流路
8d… 個別流路
10… 厚み測定センサ
12… 制御手段
14… 制御バルブ
16… ポンプ
18… タンク
20… グリーンシート

Claims (7)

  1. シート成形材料吐出部材のノズル口から吐出されたシート成形体の厚みを、シート成形体の幅方向に沿って複数の検出位置で測定する工程と、
    幅方向に沿って複数の検出位置で測定された前記シート成形体の厚みデータに基づき、前記シート成形材料吐出部材のノズル口の上流側に形成してあるスラリー溜まりへ向かう複数の個別流路に供給されるシート成形材料の流量を制御する工程と、
    前記スラリー溜まりから前記ノズル口を通して前記成形材料をシート状に吐出して前記シート成形体を形成する工程と、を有し、
    前記シート成形材料吐出部材には、前記個別流路に供給されたシート成形材料を前記個別流路から前記スラリー溜まりへと通す幅方向拡散流路が形成してあるグリーンシートの製造方法。
  2. 前記シート成形体の幅方向に沿って測定されるシート成形体の複数位置と、
    前記シート成形材料吐出部材のスラリー溜まりへ向かう複数の前記個別流路の幅方向位置とが、ほぼ一致していることを特徴とする請求項1に記載のグリーンシートの製造方法。
  3. 複数の前記検出位置で測定された厚みデータが、全て同一の基準値に近づくように、前記検出位置に対応する前記個別流路に供給されるシート成形材料の流量を制御する請求項1または2に記載のグリーンシートの製造方法。
  4. 前記シート成形材料吐出部材の個別流路の上流側には、それぞれ制御バルブが装着してあり、
    各制御バルブの開度を制御することにより、前記個別流路に供給されるシート成形材料の流量を制御する請求項1〜3のいずれかに記載のグリーンシートの製造方法。
  5. 前記シート成形材料吐出部材の個別流路の上流側には、それぞれ容量可変ポンプが装着してあり、
    各容量可変ポンプから吐出される流量を制御することにより、前記個別流路に供給されるシート成形材料の流量を制御する請求項1〜3のいずれかに記載のグリーンシートの製造方法。
  6. 前記吐出口に対して所定距離離れて送り込まれる支持シートの表面に、前記ノズル口から前記成形材料をシート状に吐出して前記シート成形体を形成し、
    形成された前記シート成形体の表裏面から非接触式にレーザ光を照射することにより、前記複数の検出位置で、シート成形体の厚みを測定することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のグリーンシートの製造方法。
  7. ノズル口からシート成形材料をシート状に吐出してシート成形体を形成するシート成形材料吐出部材と、
    前記ノズル口から吐出されたシート成形体の厚みを、シート成形体の幅方向に沿って複数の検出位置で測定する厚み測定センサと、
    前記厚み測定センサにより複数の前記検出位置で測定された前記シート成形体の厚みデータに基づき、前記シート成形材料吐出部材のノズル口の上流側に形成してあるスラリー溜まりへ向かう複数の個別流路に供給されるシート成形材料の流量を制御する制御手段と、を有し、
    前記シート成形材料吐出部材には、前記個別流路に供給されたシート成形材料を前記個別流路から前記スラリー溜まりへと通す幅方向拡散流路が形成してあるグリーンシートの製造装置。
JP2006011573A 2006-01-19 2006-01-19 グリーンシートの製造方法および製造装置 Expired - Fee Related JP4347301B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006011573A JP4347301B2 (ja) 2006-01-19 2006-01-19 グリーンシートの製造方法および製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006011573A JP4347301B2 (ja) 2006-01-19 2006-01-19 グリーンシートの製造方法および製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007190828A JP2007190828A (ja) 2007-08-02
JP4347301B2 true JP4347301B2 (ja) 2009-10-21

Family

ID=38446881

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006011573A Expired - Fee Related JP4347301B2 (ja) 2006-01-19 2006-01-19 グリーンシートの製造方法および製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4347301B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5499297B2 (ja) 2010-03-24 2014-05-21 本田技研工業株式会社 ドクターブレード用シート成形装置
JP5541174B2 (ja) * 2011-01-20 2014-07-09 株式会社村田製作所 セラミックグリーンシートの製造方法および製造装置
JP2012179502A (ja) * 2011-02-28 2012-09-20 Nordson Corp スロットノズル組立体及びシム板

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007190828A (ja) 2007-08-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4347301B2 (ja) グリーンシートの製造方法および製造装置
JP2015097198A (ja) 電池用極板の製造装置及びその製造方法
JP2016153230A (ja) 押出ダイのランドチャネル長さを調整するシステム及び方法
KR20130060294A (ko) 전지의 전극의 제조 방법 및 전지의 전극의 제조 장치
JP6215098B2 (ja) 電池用極板の製造装置
JP4202917B2 (ja) 押出成形ハニカム品の弓反りを矯正する装置及び方法
CN111479634B (zh) 涂布装置
WO2020145204A1 (ja) 電池用極板の製造装置および電池用極板の製造方法
JP6084480B2 (ja) 電池用極板の製造装置及びその製造方法
JP2015062219A (ja) 塗布装置及び塗布方法
JP2005503280A5 (ja)
JP2016167402A (ja) 電池用極板の製造装置
JP6420997B2 (ja) 塗工装置及び塗工膜の製造方法
KR102473483B1 (ko) 전지용 극판의 제조 장치
JP5023335B2 (ja) ダイ、ダイ方式塗布装置及び塗布方法
KR101739175B1 (ko) 제어 시스템 및 제어 방법
KR102476172B1 (ko) 도공 장치 및 도공 방법
JP2001170543A (ja) エクストルージョン型ダイ、塗布装置および塗布方法
JP6397683B2 (ja) 電池用極板の製造装置
JP2017183010A (ja) 電池用極板の製造装置
JP2012075980A (ja) 塗工装置
US8821148B2 (en) Sheet forming apparatus for use with doctor blade
JP4785609B2 (ja) ダイ方式塗布装置及び塗布方法
JP5541174B2 (ja) セラミックグリーンシートの製造方法および製造装置
KR102142700B1 (ko) 편심 토출구를 포함하는 3d 프린터용 노즐 및 이를 포함하는 3d 프린터

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090401

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090525

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090630

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090715

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4347301

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120724

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130724

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees