JP4346850B2 - Osイメージごとに論理分割された論理分割データ処理システム - Google Patents

Osイメージごとに論理分割された論理分割データ処理システム Download PDF

Info

Publication number
JP4346850B2
JP4346850B2 JP2002010686A JP2002010686A JP4346850B2 JP 4346850 B2 JP4346850 B2 JP 4346850B2 JP 2002010686 A JP2002010686 A JP 2002010686A JP 2002010686 A JP2002010686 A JP 2002010686A JP 4346850 B2 JP4346850 B2 JP 4346850B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bus
ioa
data processing
range
processing system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2002010686A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002318701A (ja
Inventor
リチャード・ルイス・アーンド
ダニー・マービン・ニール
スティーブン・マーク・サーバー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
International Business Machines Corp
Original Assignee
International Business Machines Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from US09/766,764 external-priority patent/US6823404B2/en
Application filed by International Business Machines Corp filed Critical International Business Machines Corp
Publication of JP2002318701A publication Critical patent/JP2002318701A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4346850B2 publication Critical patent/JP4346850B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Storage Device Security (AREA)
  • Bus Control (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は一般に、コンピュータ・アーキテクチャの分野に関し、特に、論理分割データ処理システム内の複数のオペレーティング・システム・イメージの間で、資源を管理する方法及びシステムに関する。
【0003】
【従来の技術】
データ処理システム(プラットフォーム)内における論理分割(LPAR)機能は、単一のオペレーティング・システム(OS)の複数のコピー、または複数の異種のオペレーティング・システムが、単一のデータ処理システム・プラットフォーム上で同時に実行されることを可能にする。オペレーティング・システム・イメージが実行される区画には、プラットフォームの資源の非オーバラップ・サブセットが割当てられる。これらのプラットフォームの割当て可能な資源には、1つ以上のアーキテクチャ的に別個のプロセッサが含まれ、これらは独自の割込み管理領域、システム・メモリの領域、及びI/Oアダプタ・バス・スロットを有する。区画の資源はプラットフォームのファームウェアにより、OSイメージに表される。
【0004】
それぞれの別個のOS、またはプラットフォーム内で実行されるOSのイメージは、論理区画上のソフトウェア・エラーが、他の区画の適正動作に影響しないようにお互いから保護される。これは各OSイメージにより直接管理されるべき、プラットフォーム資源の互いに素なセット(disjoint set)を割当て、様々なイメージが、それらにまだ割当てられていない資源を制御できないように保証する機構を提供することにより達成される。更に、OSの割当て資源の制御に関するソフトウェア・エラーは、他のイメージの資源に影響しないようにされる。従って、OSの各イメージ(または各異なるOS)は、プラットフォーム内の割当て可能な資源の別個のセットを直接制御する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
標準のコンピュータ・システムに関する1つの問題は、入出力(I/O)サブシステムが、単一のI/Oバスを共用する幾つかのI/Oアダプタ(IOA)により設計されることである。OSイメージは、それらのIOAを直接制御するコマンドを発行するデバイス・ドライバを含む。これらのコマンドの1つは、直接メモリ・アクセス(DMA)アドレス、及びプログラムされるI/O操作の長さを含む。アドレスまたは長さパラメータのエラーは、別のイメージに割当てられたメモリにデータを送信したり、そうしたメモリからデータをフェッチしたりする。こうしたエラーの結果は、データ処理システム内の別のOSイメージのデータを破壊したり盗難につながる。これらの発生は、論理分割データ処理システムの要件に違反する。従って、論理分割システム内の1つのOSイメージにより使用されるI/Oが、システム内の別のOSイメージに属するデータを破壊またはフェッチすることを防止する方法、システム及び装置が必要とされる。
【0006】
前述の問題は、システム内の大きい数のI/Oアダプタの存在により悪化し得、どのI/OアダプタがどのLPAR区画に属するか、或いはアダプタが異なる区画内に存在する場合、どのアドレス範囲が各I/Oアダプタにとって正当であるかを判断することをより困難にする。従って、非常に数多くのI/Oアダプタの使用を受け入れ、多額の費用の追加を伴わずに、既存のハードウェアを用いて、この機能を提供する方法、システム及び装置を考案することが所望される。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記の目的は、論理分割データ処理システムにおいて、あるオペレーティング・システム(OS)により使用される入出力(I/O)アダプタが、別のOSイメージに割当てられたメモリ・ロケーションからデータをフェッチまたは破壊することを防止する方法、システム及び装置において達成される。1実施例では、データ処理システムは複数の論理区画、複数のオペレーティング・システム(OS)、複数のメモリ・ロケーション、複数のI/Oアダプタ(IOA)、及びハイパバイザを含む。オペレーティング・システム・イメージの各々は、論理区画の異なる1つに割当てられる。メモリ・ロケーションの各々、及び入出力アダプタの各々が論理区画の1つに割当てられる。ハイパバイザは、入出力アダプタの各々にI/OバスDMAアドレス範囲を割当てることにより、直接メモリ・アクセス(DMA)操作の間に、1論理区画内の入出力アダプタと、他の論理区画に割当てられたメモリ・ロケーションとの間のデータの伝送を防止する。OSイメージから、そのメモリの一部をDMA操作のためにマップする要求が受信されると、ハイパバイザは、メモリ・アドレス範囲及びI/Oアダプタが要求OSイメージに割当てられており、I/OバスDMA範囲がI/Oアダプタに割当てられた範囲内にあることをチェックする。これらのチェックが合格すると、ハイパバイザは要求されたマッピングを実行するが、それ以外では要求が拒否される。
【0008】
本発明は更に、複数のIOAをサポートする端末ブリッジの使用を考慮する。この実施例では、あらゆる端末ブリッジが範囲レジスタの複数のセットを有し、各々のセットがそれぞれのIOAに関連付けられ、それに接続される。更にアービタが提供され、PCIバスを使用する入出力アダプタの1つを選択する。端末ブリッジがアービタからIOAへのグラント(grant)信号を調査し、使用される範囲レジスタのセットを決定する。
【0009】
本発明の前記の及び追加の目的、特徴及び利点が、以下で述べる詳細な説明から明らかとなろう。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1を参照すると、本発明が実施される分散データ処理システムが示される。分散データ処理システム100は、本発明が実施されるコンピュータのネットワークである。分散データ処理システム100はネットワーク102を含み、これは分散データ処理システム100内で接続される様々な装置及びコンピュータの間の、通信リンクを提供するために使用される媒体である。ネットワーク102はワイヤまたは光ファイバ・ケーブルなどの永久接続、或いは電話接続により形成される一時接続を含む。
【0011】
図示の例では、サーバ104がハードウェア・システム・コンソール150に接続される。サーバ104はまた記憶ユニット106と共に、ネットワーク102にも接続される。更に、クライアント108、110及び112がネットワーク102に接続される。これらのクライアント108、110及び112は、例えばパーソナル・コンピュータまたはネットワーク・コンピュータである。本願の目的上、ネットワーク・コンピュータは、ネットワークに接続される任意のコンピュータであり、ネットワークに接続される別のコンピュータからプログラムまたは他のアプリケーションを受信する。図示の例では、サーバ104は論理分割プラットフォームであり、ブート・ファイル、オペレーティング・システム・イメージ、及びアプリケーションなどのデータをクライアント108乃至112に提供する。ハードウェア・システム・コンソール150はラップトップ・コンピュータであり、サーバ104上で実行される各オペレーティング・システム・イメージからメッセージをオペレータに表示するために、及びオペレータから受信される入力情報をサーバ104に送信するために使用される。クライアント108、110及び112は、サーバ104のクライアントである。分散データ処理システム100は、図示されない追加のサーバ、クライアント、及び他の装置を含み得る。分散データ処理システム100はまた、プリンタ114、116及び118を含む。クライアント110などのクライアントは、プリンタ114に直接印刷する。クライアント108及びクライアント112は、直接接続されたプリンタを有さないので、これらのクライアントは、サーバ104に接続されるプリンタ116に印刷したり、或いはネットワーク・プリンタであり、コンピュータへの接続を要求せずに文書印刷を可能にするプリンタ118に印刷する。更にまた、クライアント110はプリンタ・タイプ及び文書要求に応じて、プリンタ116またはプリンタ118に印刷することもできる。
【0012】
図示の例では、分散データ処理システム100はインターネットであり、ネットワーク102は、TCP/IPプロトコルを用いて互いに通信する、ネットワーク及びゲートウェイの世界的収集を表す。インターネットの中心部は、高速データ通信回線の中枢であり、これは数千の商業用、行政用、教育用、及びその他のコンピュータ・システムから成る、主要ノードまたはホスト・コンピュータ間でデータやメッセージを経路指定する。もちろん、分散データ処理システム100は、イントラネットやローカル・エリア・ネットワークなどの、多数の異なるタイプのネットワークとしても実現される。
【0013】
図1は、本発明の1例に過ぎず、そのプロセスのアーキテクチャ的な制限を意味するものではない。
【0014】
図2を参照すると、本発明に従うデータ処理システムのブロック図が示される。データ処理システム200は、図1に示されるハードウェア・システム・コンソール150などの、ハードウェア・システム・コンソールの1例である。データ処理システム200は、周辺コンポーネント相互接続(PCI)ローカル・バス・アーキテクチャを採用する。図示の例はPCIバスを使用するが、マイクロ・チャネルやISAなどの他のバス・アーキテクチャも使用可能である。プロセッサ202及びメイン・メモリ204は、PCIブリッジ208を介して、PCIローカル・バス206に接続される。PCIブリッジ208は、プロセッサ202のための統合メモリ制御装置及びキャッシュ・メモリを含む。PCIローカル・バス206への追加の接続が、直接コンポーネント相互接続または増設ボードを通じて行われる。図示の例では、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)アダプタ210、SCSIホスト・バス・アダプタ212、及び拡張バス・インタフェース214が、直接コンポーネント接続により、PCIローカル・バス206に接続される。それに対してオーディオ・アダプタ216、グラフィックス・アダプタ218、及びオーディオ/ビデオ・アダプタ(A/V)219が、拡張スロットに挿入される増設ボードにより、PCIローカル・バス206に接続される。拡張バス・インタフェース214は、キーボード、マウス・アダプタ220及びモデム222との接続を提供する。図示の例では、SCSIホスト・バス・アダプタ212がハード・ディスク・ドライブ226、テープ・ドライブ228、CD−ROMドライブ230、及びデジタル・ビデオ・ディスク読出し専用メモリ・ドライブ(DVD−ROM)232との接続を提供する。典型的なPCIローカル・バス・インプリメンテーションは、3つ乃至4つのPCI拡張スロットまたは増設コネクタをサポートする。
【0015】
オペレーティング・システムはプロセッサ202上で実行され、図2に示されるデータ処理システム200内の様々なコンポーネントの制御を調整及び提供するために使用される。オペレーティング・システムは、例えばIBMから提供されるOS/2などの、市販のオペレーティング・システムでよい。"OS/2"はIBMの商標である。Java(R)などのオブジェクト指向プログラミング・システムが、オペレーティング・システムと共に実行され、Java(R)プログラムから、またはデータ処理システム200上で実行されるアプリケーションから、オペレーティング・システムへの呼び出しを提供する。オペレーティング・システムのための命令、オブジェクト指向オペレーティング・システム、及びアプリケーションまたはプログラムが、ハード・ディスク・ドライブ226などの記憶装置上に配置され、メイン・メモリ204内にロードされて、プロセッサ202により実行される。
【0016】
当業者であれば、図2のハードウェアがインプリメンテーションに応じて変化し得ることが理解できよう。例えば、光ディスク・ドライブなどの他の周辺装置が、図2に示されるハードウェアに加えて、またはその代わりに使用されてもよい。図示の例は、本発明に関するアーキテクチャ的な制限を意味するものではない。例えば、本発明のプロセスはマルチプロセッサ・データ処理システムにも適用され得る。
【0017】
図3を参照すると、本発明に従い、図1のサーバ104などの、論理分割サーバとして実現されるデータ処理システムのブロック図が示される。データ処理システム300は対称マルチプロセッサ(SMP)システムであり、システム・バス306に接続される複数のプロセッサ301、302、303及び304を含む。例えば、データ処理システム300は、IBMの製品であるIBM RS/6000である。或いは、単一プロセッサ・システムが使用されてもよい。システム・バス306にはメモリ制御装置/キャッシュ308が接続され、これは複数のローカル・メモリ360乃至363へのインタフェースを提供する。I/Oバス・ブリッジ310がシステム・バス306に接続され、I/Oバス312とのインタフェースを提供する。メモリ制御装置/キャッシュ308及びI/Oバス・ブリッジ310は、図示のように統合される。
【0018】
データ処理システム300は、論理分割データ処理システムである。従って、データ処理システム300は、同時に実行される複数の異種のオペレーティング・システム(単一オペレーティング・システムの複数のインスタンス)を有する。これらの複数のオペレーティング・システムの各々内では、任意の数のソフトウェア・プログラムが実行される。データ処理システム300は論理的に区画化され、異なるI/Oアダプタ320乃至321、328乃至329、336乃至337、及び346乃至347が、異なる論理区画に割当てられる。
【0019】
従って、例えば、データ処理システム300が3つの論理区画P1、P2、P3に分割されると仮定する。I/Oアダプタ320乃至321、328乃至329、336乃至337の各々、プロセッサ301乃至304の各々、及びローカル・メモリ360乃至363の各々が、3つの区画の1つに割当てられる。例えば、プロセッサ301、メモリ360、及びI/Oアダプタ320、328及び329が論理区画P1に割当てられ、プロセッサ302乃至303、メモリ361、及びI/Oアダプタ321及び337が、論理区画P2に割当てられ、プロセッサ304、メモリ362乃至363、及びI/Oアダプタ336及び346乃至347が、論理区画P3に割当てられる。
【0020】
データ処理システム300内で実行される各オペレーティング・システムは、異なる論理区画に割当てられる。従って、データ処理システム300内で実行される各オペレーティング・システムは、その論理区画内に存在するI/Oユニットだけをアクセスする。例えば、拡張対話式エグゼクティブ(AIX)オペレーティング・システムの1インスタンスが、区画P1内で実行され、AIXオペレーティング・システムの第2のインスタンス(イメージ)が、区画P2内で実行され、ウィンドウズ(R)2000オペレーティング・システムが、区画P3内で実行される。ウィンドウズ(R)2000は、マイクロソフト社の製品及び商標である。
【0021】
I/Oバス312に接続される周辺コンポーネント相互接続(PCI)ホスト・ブリッジ314は、PCIローカル・バス315とのインタフェースを提供する。多数の端末ブリッジ316乃至317が、PCIバス315に接続される。典型的なPCIバス・インプリメンテーションは、拡張スロットまたは増設コネクタを提供するための4個乃至10個の端末ブリッジをサポートする。端末ブリッジ316乃至317の各々は、PCIバス318乃至319を介して、PCII/Oアダプタ320乃至321に接続される。各I/Oアダプタ320乃至321は、データ処理システム300と入出力装置との間のインタフェースを提供する。こうした入出力装置には、例えばサーバ300のクライアントである、他のネットワーク・コンピュータなどが含まれる。1実施例では、単一のI/Oアダプタ320乃至321だけが、各端末ブリッジ316乃至317に接続される。端末ブリッジ316乃至317の各々は、PCIホスト・ブリッジ314への、及びデータ処理システム300のより高いレベルへの、エラーの伝搬を防止するように構成される。これにより、端末ブリッジ316乃至317により受信されるエラーは、異なる区画内に存在する他のI/Oアダプタ328乃至329、336乃至337、及び346乃至347の共用バス315及び312から分離される。従って、ある区画内のI/O装置内で発生するエラーは、別の区画のオペレーティング・システムによっては認識されない。これにより、1区画内のオペレーティング・システムの保全性が、別の論理区画内で発生するエラーにより影響を受けない。こうしたエラーの分離がないと、ある区画のI/O装置内で発生するエラーが、別の区画のオペレーティング・システムまたはアプリケーション・プログラムの動作を停止させたり、正しい動作を阻害したりする。
【0022】
追加のPCIホスト・ブリッジ322、330及び340が、追加のPCIバス323、331及び341のためのインタフェースを提供する。追加のPCIバス323、331及び341の各々は、複数の端末ブリッジ324乃至325、332乃至333、及び342乃至343に接続され、これらはそれぞれPCIバス326乃至327、334乃至335、及び344乃至345により、PCI I/Oアダプタ328乃至329、336乃至337、及び346乃至347に接続される。従って、追加のI/O装置である例えばモデムやネットワーク・アダプタなどがPCI I/Oアダプタ328乃至329、336乃至337、及び346乃至347を介してサポートされる。このように、サーバ300は複数のネットワーク・コンピュータとの接続を可能にする。更に、図示のように、メモリ・マップド・グラフィックス・アダプタ348及びハード・ディスク350が、直接的にまたは間接的にI/Oバス312に接続される。ハード・ディスク350は追加のハード・ディスクの必要無しに、様々な区画の間で論理的に区画化される。しかしながら、追加のハード・ディスクは必要に応じて使用される。
【0023】
当業者であれば、図3に示されるハードウェアが変化し得ることが理解できよう。例えば、光ディスク・ドライブなどの他の周辺装置が、図示のハードウェアに加えて、またはその代わりに使用されてもよい。従って、図示の例は、本発明に関するアーキテクチャ的な制限を意味するものではない。
【0024】
図4を参照すると、本発明が実施される論理分割プラットフォーム(論理分割データ処理システム)のブロック図が示される。論理分割プラットフォーム400内のハードウェアは、例えば図3のサーバ300として実現される。論理分割プラットフォーム400は分割ハードウェア430と、ハイパバイザ410と、オペレーティング・システム402乃至408とを含む。オペレーティング・システム402乃至408は、単一のオペレーティング・システムの複数のコピーか、またはプラットフォーム400上で同時に実行される複数の異種のオペレーティング・システムである。
【0025】
分割ハードウェア430は複数のプロセッサ432乃至438と、複数のシステム・メモリ・ユニット440乃至446と、複数の入出力(I/O)アダプタ448乃至462と、記憶ユニット470とを含む。プロセッサ432乃至438、メモリ・ユニット440乃至446、及びI/Oアダプタ448乃至462の各々は、論理分割プラットフォーム400内の複数の区画の1つに割当てられ、これらの区画の各々はオペレーティング・システム402乃至408の1つに対応する。
【0026】
ハイパバイザ410はファームウェアとして実現され、論理分割プラットフォーム400の区画化を生成し、実施する。ファームウェアは、電力を必要とせずにその内容を保持するメモリ・チップ内に記憶される"ハード・ソフトウェア"である。こうしたメモリには、読出し専用メモリ(ROM)、プログラマブルROM(PROM)、消去可能プログラマブルROM(EPROM)、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM)、及び不揮発性ランダム・アクセス・メモリ(不揮発性RAM)が含まれる。
【0027】
ハイパバイザ410は、図3のI/Oバス312などの共用I/Oバス上において、図3のIOA328などのIOAごとに、図4のOSイメージ402などの、その関連OSイメージに割当てられるメモリ資源に対して、安全な直接メモリ・アクセス(DMA)ウィンドウを提供する。安全なDMAウィンドウは、IOAから、そのIOAと同じ区画に割当てられるメモリへのアクセスを提供する一方、IOAが異なる区画に割当てられたメモリへのアクセスを獲得することを防止する。
【0028】
1実施例では、RS/6000プラットフォーム・アーキテクチャにおいて実現されるように、ハイパバイザが2つの既存のハードウェア機構を利用する。これらのハードウェア機構は、変換制御エントリ(TCE)機構及びDMA範囲レジスタ機構と呼ばれる。1実施例では、TCE機構は、図3のPCIホスト・ブリッジ314、322、330及び340などのPCIホスト・ブリッジ内で実現され、DMA範囲レジスタ機構は、端末ブリッジ316乃至317、324乃至325、332乃至333、及び342乃至343などの、端末ブリッジ内で実現される。
【0029】
TCE機構(図示せず)は、I/Oの機構であり、今日のほとんどのプロセッサにより提供される仮想メモリ・アドレス変換機構と類似である。すなわち、TCE機構はI/Oバス上の連続アドレス空間をメモリ内の異なる、ことによると非連続のアドレス空間に変換する機構を提供する。TCE機構はこれをプロセッサの変換機構と同様に行い、すなわち、メモリのアドレス空間及びI/Oバスのアドレス空間をページと呼ばれる小さなチャンクに分割する。IBMのPowerPCプロセッサにもとづくプラットフォームでは、このサイズは一般に、1ページ当たり4Kバイトである。各ページには変換及び制御エントリが関連付けられる。この変換及び制御エントリは、このI/O変換機構ではTCEと呼ばれ、ときに対応するプロセッサ仮想変換機構のページ・テーブル・エントリと呼ばれる。これらの変換エントリは、プロセッサ及びI/Oのための異なるテーブル内に存在する。
【0030】
I/O操作がバス上で開始すると、TCE機構はTCEテーブル内のそのページのエントリをアクセスし、そのエントリ内のデータを、メモリをアクセスするためのアドレスの最上位ビットとして使用する。ちなみに最下位ビットは、バス上のI/Oアドレスから取得される。バスから使用されるビットの数は、ページのサイズに依存し、ページ内のバイト・レベルをアドレス指定するために必要なビット数である(例えば4Kバイトのページ・サイズの例では、バスから取得されるビットの数は12であり、これは4Kバイトのページ内のバイト・レベルをアドレス指定するために必要なビット数に相当する)。従って、TCEはメモリ内のどのページがアドレス指定されるかを決定するためのビットを提供し、I/Oバスから取得されるアドレス・ビットがページ内のアドレスを決定する。
【0031】
IOAがI/Oバス上に設定することを許可されるバス・アドレス範囲は、範囲レジスタ機構により制限される。範囲レジスタ機構は、IOAがアクセスしようとしている場所と比較されるアドレスを保持する多数のレジスタを含む。IOAが、ファームウェアにより範囲レジスタ内にプログラムされたアドレスの範囲外をアクセスしようとしている場合、ブリッジはIOAに応答せず、それによりIOAが自身がアクセスを許可されないアドレスをアクセスすることを効果的に防止する。この実施例では、これらの2つのハードウェア機構が、ハイパバイザにより制御される。
【0032】
プラットフォーム400が初期化されるとき、IOA448乃至462のそれぞれの排他的使用のために、ハイパバイザ410により、I/OバスDMAアドレスの互いに素な範囲(disjoint range)が、IOA448乃至462の各々に割当てられる。次に、ハイパバイザ410は、この排他的使用を実施するために、端末ブリッジ範囲レジスタ(図示せず)機構を構成する。ハイパバイザ410は次に、この割当てをOSイメージ420乃至408の該当所有者に伝達する。ハイパバイザはまた、TCEテーブルの特定のIOA関連セクション内の全てのエントリを初期化し、そのIOAを割当てられたOSイメージにより所有される、1イメージ当たりの予約ページを指し示すようにする。これにより、IOAによるメモリの無許可のアクセスが、他のOSイメージ402乃至408の1つに影響するエラーを発生しないようになる。
【0033】
OSイメージ402乃至408の該当所有者が、DMA操作のためにそのメモリの一部をマップすることを要求するとき、そのOSイメージはハイパバイザ410に、IOA、メモリ・アドレス範囲、及びマップされる関連I/OバスDMAアドレス範囲を示すパラメータを含む呼び出しを送る。ハイパバイザ410は、IOA及びメモリ・アドレス範囲がOSイメージ402乃至408の該当所有者に割当てられていることをチェックする。ハイパバイザ410はまた、I/OバスDMA範囲が、そのIOAに割当てられた範囲内にあることをチェックする。これらのチェックが合格すると、ハイパバイザ410は要求されたTCEマッピングを実行する。これらのチェックが合格しない場合には、ハイパバイザは要求を拒否する。
【0034】
ハイパバイザ410はまた、複数の論理区画内で実行されるOSイメージ402乃至408の各々に、コンソール及びオペレータ・パネルの仮想コピーを提供する。コンソールとのインタフェースは、非同期テレタイプ・ポート・デバイス・ドライバから、従来技術同様、ポート・デバイス・ドライバをエミュレートするハイパバイザ・ファームウェア呼び出しのセットに変更される。ハイパバイザ410は、様々なOSイメージからのデータを、ハードウェア・システム・コンソールとして知られるコンピュータ480に転送されるメッセージ・ストリーム上にカプセル化する。
【0035】
ハードウェア・システム・コンソール480は、図4に示されるように、論理分割プラットフォーム400に直接接続されるか、論理分割プラットフォーム400に、例えば図1のネットワーク102などのネットワークを通じて接続される。ハードウェア・システム・コンソール480はメッセージ・ストリームをデコードし、様々なOSイメージ402乃至408からの情報を、別々のウィンドウに表示する。詳細には、1つのOSイメージにつき、少なくとも1つのウィンドウが用意される。同様に、オペレータからのキーボード入力情報が、ハードウェア・システム・コンソールによりパッケージ化され、論理分割プラットフォーム400に送信され、そこでデコードされて、適切なOSイメージにハイパバイザ410によりエミュレートされたポート・デバイス・ドライバを介して送達される。尚、ポート・デバイス・ドライバは、ハードウェア・システム・コンソール480上のアクティブ・ウィンドウに関連付けられる。
【0036】
当業者であればわかるように、図4に示されるハードウェア及びソフトウェアは変化し得る。例えば、図4に示されるよりも多くのまたは少ない数のプロセッサ、或いはより多くのまたはより少ないオペレーティング・システム・イメージが使用されてもよい。従って、図示の例は、本発明に関するアーキテクチャ的な制限を意味するものではない。
【0037】
図5乃至図7を参照すると、本発明に従う典型的な割当てテーブル、I/OバスDMAアドレス範囲テーブル、及び変換制御エントリ・テーブルが示される。図5では、I/OバスDMAアドレス範囲テーブル500の例が示される。この例では、第1の入出力アダプタIOA1が、I/OバスDMAアドレス1乃至4のI/OバスDMAアドレス範囲を割当てられ、第2の入出力アダプタIOA2が、I/OバスDMAアドレス5乃至8のI/OバスDMAアドレス範囲を割当てられ、第3の入出力アダプタIOA3が、I/OバスDMAアドレス9乃至12のI/OバスDMAアドレス範囲を割当てられる。図6の割当てテーブル520では、第1のオペレーティング・システム・イメージOS1が、IOA1、IOA3、及びメモリ・ロケーション1乃至20を割当てられている。第2のオペレーティング・システム・イメージOS2は、IOA2及びメモリ・ロケーション21乃至40を割当てられている。
【0038】
図7に示される変換制御エントリ(TCE)テーブル550において、メモリ・ロケーション5乃至8はI/OバスDMAアドレス1乃至4にマップされ、メモリ・ロケーション11乃至13はI/OバスDMAアドレス9乃至11にマップされ、メモリ・ロケーション25乃至26はI/OバスDMAアドレス5乃至6にマップされる。例えば、第1のオペレーティング・システムOS1が、メモリ・ロケーション21乃至24が、第1の入出力アダプタIOA1に対応して、I/OバスDMAアドレス1乃至4にマップされることを要求するか、メモリ・ロケーション1乃至5が、第2の入出力アダプタIOA2に対応して、I/OバスDMAアドレス5乃至8にマップされることを要求する場合、図4のハイパバイザ410などのハイパバイザがいずれの要求も拒否する。第1のケースでは、I/OバスDMAアドレスは、第1の入出力アダプタIOA1に割当てられる範囲内にあり、第1の入出力アダプタIOA1は第1のオペレーティング・システムOS1に割当てられるが、メモリ・ロケーションは第2のオペレーティング・システムOS2に割当てられるので、要求は拒否される。第2のケースでは、第2の入出力アダプタIOA2は第1のオペレーティング・システムOS1に割当てられない。従って、第1のオペレーティング・システムは、第2のオペレーティング・システムOS2に属するデータを変更または影響することを阻止される。
【0039】
しかしながら、例えば第1のオペレーティング・システムが、メモリ・ロケーション18を、第3の入出力アダプタIOA3に対応して、I/OバスDMAアドレス12にマップすることを要求する場合、ハイパバイザはこうした要求を実行し、TCEテーブル550を変更し得る。なぜなら、こうした要求は、第2のオペレーティング・システムOS2に割当てられたメモリ空間、または入出力アダプタに干渉しないからである。
【0040】
図8を参照すると、本発明に従い、直接メモリ・アクセス(DMA)の間に、あるOSイメージが別のOSイメージに割当てられたメモリから、データを送信またはフェッチすることを防止する典型的なプロセスを示すフローチャートが示される。図5のプラットフォーム500などの論理分割プラットフォームが初期化されるとき、ハイパバイザはI/OバスDMAアドレスの互いに素な範囲を、各IOAにその排他的使用のために割当てる(ステップ602)。RS/6000プラットフォーム内で実現される実施例では、ハイパバイザがこの排他的使用を実現するように、端末ブリッジのDMA範囲レジスタ機構を構成する。ハイパバイザは次にこの割当てを、所有OSイメージに伝達する(ステップ604)。ハイパバイザはまた、転換制御エントリ(TCE)機構テーブルのIOA関連セクション内の全てのエントリを初期化し、そのIOAを割当てられたOSイメージにより所有される、1イメージ当たりの予約ページを指し示すようにする。これにより、無許可のアクセスが、別のOSイメージに影響するエラーを発生しないようになる(ステップ606)。
【0041】
ハイパバイザは次に、あるOSイメージから、そのそれぞれのOSイメージに属するメモリの一部をDMA操作に割当てる要求が受信されるか否かを判断する(ステップ608)。OSイメージはハイパバイザへの呼び出しにより、要求を発する。こうした呼び出しには、IOA、メモリ・アドレス範囲、及びマップされる関連I/OバスDMAアドレス範囲を示すパラメータが含まれる。こうした要求が受信されない場合には、ハイパバイザは要求を待機し続ける。こうした要求が受信されると、ハイパバイザはその要求内のIOA及びメモリ・アドレス範囲が、要求側OSイメージに割当てられているか否かを判断する(ステップ610)。OSイメージから受信される要求内のIOA及びメモリ・アドレス範囲が、要求側OSイメージに割当てられていない場合、その要求は拒否され(ステップ616)、プロセスはステップ608に継続する。
【0042】
IOAメモリ及びアドレス範囲が要求側OSイメージに割当てられると、ハイパバイザは、I/OバスDMA範囲が、そのIOAに割当てられる範囲内にあるか否かを判断する(ステップ612)。I/OバスDMA範囲がそのIOAに割当てられる範囲内にない場合、要求は拒否され(ステップ616)、プロセスはステップ608に継続する。I/OバスDMA範囲がそのIOAに割当てられる範囲内にある場合には、要求されたTCEマッピングが実行され、プロセスがステップ608に継続する。
【0043】
前述の実施例では、各IOAに対して1つの端末ブリッジが提供され、所与のIOAがDMA操作を実行するために、バスの制御を獲得するとき、端末ブリッジは要求されるアドレスを、端末ブリッジ内の範囲レジスタ機構内のレジスタのセットと比較する。このアプローチは、IOAと端末ブリッジとの間に、1対1の対応関係がある場合には十分であるが、ユーザがシステム・コストを削減するために、複数のIOAを同一の端末ブリッジの下に配置したい場合には、問題がある。
【0044】
複数のIOAを1つの端末ブリッジの下に配置すると、範囲レジスタが各IOAに対して許可されるバス・アドレスを割当てない場合(段落31の内容)、端末ブリッジは、どのIOAがどのLPAR区画に属するかがわからなくなり、更にそれらが異なるLPAR区画内に存在する場合、各IOAにとって正当なバス・アドレス範囲を決定する方法がわからないといった問題がある。本発明はこの制限を回避し、複数のIOAの間で端末ブリッジを共用することにより、廉価なコストのLPARシステムを実現する。
【0045】
図9に示されるように、更に本発明の別の実施例では、1つのIOAにつき、範囲レジスタのセットを設け、IOAへのアービタからのグラント信号ラインを用いて、トランザクション時にバスの制御を有するIOAを決定することによりこの問題を解決する。この実施例では、複数のIOA700が単一の端末ブリッジ702に接続され、これがPCIバス706を介して、PCIホスト・ブリッジ704に接続される。図9では1つの端末ブリッジだけが示されるが、図3の構成のように、2つ以上の端末ブリッジ702がPCIホスト・ブリッジ704に接続されてもよい。PCIホスト・ブリッジ704は、メインI/Oバスに接続される。
【0046】
端末ブリッジ702の制御論理は、PCIバス716へのアクセスを制御するアービタ714を含む。IOA700からのバス要求信号710がアービタ714に供給される。端末ブリッジはバス要求信号に応じて要求バス・アドレスが範囲レジスタのバス・アドレス範囲内か否かを調査し、アービタ714がバスを使用する権利を有するIOAかどうかを決定する。IOAが範囲レジスタ内のバス・アドレスを要求している場合、アービタはグラント(grant)信号718を介して、そのIOAに信号を送る。図5の範囲レジスタの典型的なテーブル500を参照すると、これらの範囲レジスタを調査することにより、端末ブリッジ702は、グラント信号によりその特定のIOAに割当てられるバス・アドレスの適切な範囲を使用できる。IOAがアービタからグラント信号を受信したが、IOAが使用しようとしているバス・アドレスが、選択された範囲レジスタにより示されるバス・アドレス範囲外にある場合、端末ブリッジはIOAに信号を発しIOAの操作を無効にし、IOAがアクセスを許可されないメモリをアクセスすることを防止する。
【0047】
アービタが端末ブリッジの外部にあってもよく、この場合、IOAへのグラント・ラインが端末ブリッジに入力信号として持ち込まれなければならない。また、端末ブリッジがホスト・ブリッジの一部として実現されてもよい。
【0048】
本発明は特定の実施例に関連して述べられてきたが、前述の説明は限定的なものとして捉えられるべきではない。当業者であれば、前述の説明から、ここで開示された実施例の様々な変更、並びに本発明の代替実施例が明らかとなろう。従って、こうした変更についても、本発明の趣旨及び範囲から逸れることなく、本発明に含まれるものとみなされる。また、本発明は完全機能型のデータ処理システムの状況において述べられてきたが、当業者であれば、本発明のプロセスが命令を保持するコンピュータ可読媒体の形態、及び様々な形態で配布され得ること、また本発明が、配布を実施するために使用される特定タイプの信号担持媒体に関わらず当てはまることが理解できよう。コンピュータ可読媒体の例には、フロッピー(R)ディスク、ハード・ディスク・ドライブ、RAM及びCD−ROMなどの記録型媒体、及びデジタル及びアナログ通信リンクなどの伝送型媒体が含まれる。
【0049】
まとめとして、本発明の構成に関して以下の事項を開示する。
【0050】
(1)
(a)複数の入出力アダプタ(IOA)と、複数のメモリ・ユニットとを割当テーブルによりオペレーティング・システム(OS)イメージごとに論理分割された論理分割データ処理システムであって、
(b)前記割当テーブルに基づいて、前記OSイメージが実行される複数の論理区画と、
(c)前記割当テーブルに基づいて、各々が前記複数の論理区画の1つに割当てられる複数のオペレーティング・システム(OS)と、
(d)前記割当テーブルに基づいて、各々が前記複数の論理区画の1つに割当てられる複数のメモリ・ユニットと、
(e)I/Oバス(312)に接続されたPCIホスト・ブリッジ(314)と、
(f)前記PCIホスト・ブリッジに第1のPCIバス(315,706)を介して接続された少なくとも1つの端末ブリッジと、
(g)前記割当テーブルに基づいて、各々が前記複数の論理区画の異なる1つに割当てられ、前記端末ブリッジの一つに第2のPCIバス(716)を介して接続される複数の入出力アダプタ(IOA)と、
(h)それぞれの前記IOAに対応するアクセス可能なIOバスDMAアドレス範囲を割当てる範囲レジスタのテーブル(500,712)と、前記IOバスDMAアドレス範囲レジスタに、アクセス可能な前記メモリ・ユニットのアドレス範囲を割当てる変換制御エントリ・テーブル(550)とを有し、前記テーブルに基づいて、前記複数のIOAは、前記複数の論理区画の内の第1の論理区画に割当てられる第1のものと他の論理区画に割当てられる第2のものに分けられ、前記第1のIOAと前記第1の論理区画に割当てられない前記メモリ・ユニットとの間のデータの伝送を阻止する手段とを備え、
(i)第2のPCIバスは、前記IOAが前記PCIバスにアクセス要求するアクセス要求信号線(710)、及び、各前記IOA及び前記範囲レジスタに接続されるグラント信号線(718)を含み、
(j)前記端末ブリッジは、前記PCIバスを使用する前記IOAの1つに決定するアービタ(714)を含み、前記アービタは、更に前記IOAからの前記PCIバスへのアクセス要求信号線(710)に接続され、
(k)前記阻止する手段は、前記アービタが、前記IOAから前記PCIバスへのアクセス要求信号(710)を受けると、前記グラント信号線(718)を介して前記IOAに信号を送ると同時に要求バス・アドレスが前記範囲レジスタのIOバスDMAアドレス範囲内にあるか否かを判断し前記要求されたバスDMAアドレスが前記範囲外にある場合、IOAに操作を無効にする信号を送ることにより、前記第1のIOAと前記第1の論理区画に割当てられない前記メモリ・ユニットとの間のデータの伝送を阻止することを特徴とする、
論理分割データ処理システム

前記端末ブリッジが範囲レジスタの複数のセットを有し、各範囲レジスタがそれぞれの前記IOAに関連付けられる、(1)記載の論理分割データ処理システム。

前記範囲レジスタがプログラマブルである、(2)記載の論理分割データ処理システム。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が実施される分散データ処理システムを示す図である。
【図2】本発明に従うデータ処理システムのブロック図である。
【図3】本発明に従い、論理分割サーバとして実現されるデータ処理システムのブロック図である。
【図4】本発明が実施される論理分割プラットフォームのブロック図である。
【図5】本発明に従うI/OバスDMAアドレス範囲テーブルを示す図である。
【図6】本発明に従う割当てテーブルを示す図である。
【図7】本発明に従うTCEテーブルを示す図である。
【図8】本発明に従い、直接メモリ・アクセス(DMA)の間に、あるOSイメージが別のOSイメージに割当てられたメモリから、データを送信またはフェッチすることを防止する典型的なプロセスを示すフローチャートである。
【図9】複数の入出力アダプタが、複数の範囲レジスタ・セットを有する単一の端末ブリッジによりサポートされる、本発明の別の実施例を示すブロック図である。
【符号の説明】
100、200 分散データ処理システム
102 ネットワーク
104 サーバ
108、110、112 クライアント
106 記憶ユニット
114、116、118 プリンタ
150、480 ハードウェア・システム・コンソール
202、301、302、303、304、432、434、436、438 プロセッサ
204 メイン・メモリ
206、315、318、319 PCIローカル・バス
208 PCIブリッジ
210 ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)アダプタ
212 SCSIホスト・バス・アダプタ
214 拡張バス・インタフェース
216 オーディオ・アダプタ
218 グラフィックス・アダプタ
219 オーディオ/ビデオ・アダプタ(A/V)
220 マウス・アダプタ
222 モデム
226 ハード・ディスク・ドライブ
228 テープ・ドライブ
230 CD−ROMドライブ
232 デジタル・ビデオ・ディスク読出し専用メモリ・ドライブ(DVD−ROM)
306 システム・バス
308 メモリ制御装置/キャッシュ
310 I/Oバス・ブリッジ
314、322、330、340、704 周辺コンポーネント相互接続(PCI)ホスト・ブリッジ
316、317、324、325、332、333、342、343、702 端末ブリッジ
320、321、328、329、336、337、346、347、448、450、452、454、456、458、460、462 I/Oアダプタ
323、331、341、706 PCIバス
348 メモリ・マップド・グラフィックス・アダプタ
350 ハード・ディスク
360、361、362、363 ローカル・メモリ
400 論理分割プラットフォーム
402、404、406、408 オペレーティング・システム
410 ハイパバイザ
430 分割ハードウェア
440、442、444、446 システム・メモリ・ユニット
470 記憶ユニット
500 I/OバスDMAアドレス範囲テーブル
550 変換制御エントリ(TCE)テーブル
710 バス要求信号
712 範囲レジスタ
714 アービタ
718 グラント(grant)信号

Claims (3)

  1. (a)複数の入出力アダプタ(IOA)と、複数のメモリ・ユニットとを割当テーブルによりオペレーティング・システム(OS)イメージごとに論理分割された論理分割データ処理システムであって、
    (b)前記割当テーブルに基づいて、前記OSイメージが実行される複数の論理区画と、
    (c)前記割当テーブルに基づいて、各々が前記複数の論理区画の1つに割当てられる複数のオペレーティング・システム(OS)と、
    (d)前記割当テーブルに基づいて、各々が前記複数の論理区画の1つに割当てられる複数のメモリ・ユニットと、
    (e)I/Oバス(312)に接続されたPCIホスト・ブリッジ(314)と、
    (f)前記PCIホスト・ブリッジに第1のPCIバス(315,706)を介して接続された少なくとも1つの端末ブリッジと、
    (g)前記割当テーブルに基づいて、各々が前記複数の論理区画の異なる1つに割当てられ、前記端末ブリッジの一つに第2のPCIバス(716)を介して接続される複数の入出力アダプタ(IOA)と、
    (h)それぞれの前記IOAに対応するアクセス可能なIOバスDMAアドレス範囲を割当てる範囲レジスタのテーブル(500,712)と、前記IOバスDMAアドレス範囲レジスタに、アクセス可能な前記メモリ・ユニットのアドレス範囲を割当てる変換制御エントリ・テーブル(550)とを有し、前記テーブルに基づいて、前記複数のIOAは、前記複数の論理区画の内の第1の論理区画に割当てられる第1のものと他の論理区画に割当てられる第2のものに分けられ、前記第1のIOAと前記第1の論理区画に割当てられない前記メモリ・ユニットとの間のデータの伝送を阻止する手段とを備え、
    (i)第2のPCIバスは、前記IOAが前記PCIバスにアクセス要求するアクセス要求信号線(710)、及び、各前記IOA及び前記範囲レジスタに接続されるグラント信号線(718)を含み、
    (j)前記端末ブリッジは、前記PCIバスを使用する前記IOAの1つに決定するアービタ(714)を含み、前記アービタは、更に前記IOAからの前記PCIバスへのアクセス要求信号線(710)に接続され、
    (k)前記阻止する手段は、前記アービタが、前記IOAから前記PCIバスへのアクセス要求信号(710)を受けると、前記グラント信号線(718)を介して前記IOAに信号を送ると同時に要求バス・アドレスが前記範囲レジスタのIOバスDMAアドレス範囲内にあるか否かを判断し前記要求されたバスDMAアドレスが前記範囲外にある場合、IOAに操作を無効にする信号を送ることにより、前記第1のIOAと前記第1の論理区画に割当てられない前記メモリ・ユニットとの間のデータの伝送を阻止することを特徴とする、
    論理分割データ処理システム
  2. 前記端末ブリッジが範囲レジスタの複数のセットを有し、各範囲レジスタがそれぞれの前記IOAに関連付けられる、請求項1記載の論理分割データ処理システム。
  3. 前記範囲レジスタがプログラマブルである、請求項記載の論理分割データ処理システム。
JP2002010686A 2001-01-23 2002-01-18 Osイメージごとに論理分割された論理分割データ処理システム Expired - Lifetime JP4346850B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US09/766764 2001-01-23
US09/766,764 US6823404B2 (en) 2000-06-08 2001-01-23 DMA windowing in an LPAR environment using device arbitration level to allow multiple IOAs per terminal bridge

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009055764A Division JP2009193590A (ja) 2001-01-23 2009-03-09 装置アービトレーション・レベルを使用し、1つの端末ブリッジにつき複数のioaを可能にする、lpar環境におけるdmaウィンドウ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002318701A JP2002318701A (ja) 2002-10-31
JP4346850B2 true JP4346850B2 (ja) 2009-10-21

Family

ID=25077463

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002010686A Expired - Lifetime JP4346850B2 (ja) 2001-01-23 2002-01-18 Osイメージごとに論理分割された論理分割データ処理システム
JP2009055764A Withdrawn JP2009193590A (ja) 2001-01-23 2009-03-09 装置アービトレーション・レベルを使用し、1つの端末ブリッジにつき複数のioaを可能にする、lpar環境におけるdmaウィンドウ

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009055764A Withdrawn JP2009193590A (ja) 2001-01-23 2009-03-09 装置アービトレーション・レベルを使用し、1つの端末ブリッジにつき複数のioaを可能にする、lpar環境におけるdmaウィンドウ

Country Status (1)

Country Link
JP (2) JP4346850B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7085862B2 (en) * 2003-03-13 2006-08-01 International Business Machines Corporation Apparatus and method for controlling resource transfers in a logically partitioned computer system by placing a resource in a power on reset state when transferring the resource to a logical partition
US20060168214A1 (en) * 2004-10-29 2006-07-27 International Business Machines Corporation System for managing logical partition preemption
KR100823734B1 (ko) * 2006-07-07 2008-04-21 한국전자통신연구원 iSCSI를 위한 데이터 가속 장치 및 이를 이용한iSCSI 저장 시스템
US7660912B2 (en) * 2006-10-18 2010-02-09 International Business Machines Corporation I/O adapter LPAR isolation in a hypertransport environment
JP5496464B2 (ja) * 2007-04-16 2014-05-21 三星電子株式会社 仮想化環境での安全なシステム保護装置および方法
US8689288B2 (en) 2007-04-16 2014-04-01 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus and method for protecting system in virtualized environment
JP5142819B2 (ja) * 2008-05-21 2013-02-13 株式会社日立製作所 仮想計算機システム
JP2011145912A (ja) * 2010-01-15 2011-07-28 Fujitsu Ltd 仮想計算機を使用したクライアントシステム、仮想計算機を使用したクライアント制御方法及びそのプログラム
US8626970B2 (en) * 2010-06-23 2014-01-07 International Business Machines Corporation Controlling access by a configuration to an adapter function

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009193590A (ja) 2009-08-27
JP2002318701A (ja) 2002-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6823404B2 (en) DMA windowing in an LPAR environment using device arbitration level to allow multiple IOAs per terminal bridge
US6629162B1 (en) System, method, and product in a logically partitioned system for prohibiting I/O adapters from accessing memory assigned to other partitions during DMA
JP2009193590A (ja) 装置アービトレーション・レベルを使用し、1つの端末ブリッジにつき複数のioaを可能にする、lpar環境におけるdmaウィンドウ
US6877158B1 (en) Logical partitioning via hypervisor mediated address translation
KR100504208B1 (ko) 논리 분할형 데이터 처리 시스템과, 데이터 처리 시스템 내의 다수의 파티션들의 각각에 공유형 자원들의 개별의 사본을 제공하기 위한 방법 및 시스템과, 컴퓨터 판독가능한 기록 매체와, 공유형 자원 분할 시스템
US6820207B2 (en) Method for rebooting only a specific logical partition in a data processing system as per a request for reboot
EP1851627B1 (en) Virtual adapter destruction on a physical adapter that supports virtual adapters
JP3669653B2 (ja) コンピュータ・システム
US8346997B2 (en) Use of peripheral component interconnect input/output virtualization devices to create redundant configurations
US8225005B2 (en) Use of peripheral component interconnect input/output virtualization devices to create high-speed, low-latency interconnect
US7003586B1 (en) Arrangement for implementing kernel bypass for access by user mode consumer processes to a channel adapter based on virtual address mapping
JP2500095B2 (ja) 入出力資源を共用するための方法及びシステム
US7492723B2 (en) Mechanism to virtualize all address spaces in shared I/O fabrics
US6892383B1 (en) Hypervisor function sets
US9875208B2 (en) Method to use PCIe device resources by using unmodified PCIe device drivers on CPUs in a PCIe fabric with commodity PCI switches
US5574862A (en) Multiprocessing system with distributed input/output management
US8918568B2 (en) PCI express SR-IOV/MR-IOV virtual function clusters
US20070136458A1 (en) Creation and management of ATPT in switches of multi-host PCI topologies
US20080137676A1 (en) Bus/device/function translation within and routing of communications packets in a pci switched-fabric in a multi-host environment environment utilizing a root switch
US8706942B2 (en) Direct memory access (DMA) address translation between peer-to-peer input/output (I/O) devices
JP2002304364A (ja) Pci入出力スロットの論理分割を実施する方法および装置
US8566479B2 (en) Method and system to allow logical partitions to access resources
US7039692B2 (en) Method and apparatus for maintaining profiles for terminals in a configurable data processing system
JP2008021252A (ja) 計算機システム及びアドレス割当方法
US7003771B1 (en) Logically partitioned processing system having hypervisor for creating a new translation table in response to OS request to directly access the non-assignable resource

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040825

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20041111

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20041116

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050225

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051011

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060207

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060207

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20060217

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20060317

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20080220

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20080225

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090309

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090604

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090715

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4346850

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120724

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130724

Year of fee payment: 4

EXPY Cancellation because of completion of term