JP4346459B2 - 発光装置 - Google Patents

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Description

本発明は、発光素子を備えた発光装置に関する。
近年、高度情報化杜会の進展と多様化に伴い、従来から一般に使用されているCRT(Cathode-Ray Tube)に比べ消費電力が少なく薄型である表示機器の需要が高くなってきている。
このような需要に対して、有機エレクトロルミネッセンス(以下、有機ELと略記する。)素子を用いたディスプレイは、低消費電力、高速応答、薄型かつ軽量および視野角依存性が無い等の特徴を有しており、そのポテンシャルの高さから研究開発が盛んに行われている。
ここで、有機EL素子とは、電子注入電極とホール注入電極とからそれぞれ電子とホールとを発光部へ向けて注入し、これらの電子・ホールを発光部で再結合させることにより発光部の有機分子を励起状態とし、この有機分子が励起状態から基底状態へと戻るときに螢光を発光するものである。
一方、有機EL素子は水分に非常に弱いため、水分を遮断する技術が重要となる。一般的には、有機EL素子をメタル缶によって封止し、さらにメタル缶内には吸水剤が設けられている。
しかしながら、上記のように、有機EL素子をメタル缶により封止する方法では、有機EL素子を用いたディスプレイを薄型化することが困難となる。
したがって、現在、メタル缶を使用しない有機EL素子の封止方法の開発が進められている。例えば、特許文献1に示されている有機EL素子の封止方法においては、有機層および電極を封止するために、ALE(アトミック・レイヤー・エピタキシー)法により樹脂膜と酸化アルミニウム(Al2 O3 )膜との積層膜を形成している。この場合、酸化アルミニウム膜の内部応力による有機層および電極への圧迫を防止するために樹脂膜が設けられる。
特開2002−151254号公報
しかしながら、上記のように、有機層および電極を封止するために、樹脂膜の上に酸化アルミニウム膜を形成する際に、樹脂膜が完全に膜で被覆されない場合がある。その結果、水分が樹脂膜を通して有機層内に浸入する。
本発明の目的は、薄型化が可能でかつ水分の浸入が十分に防止された発光装置を提供することである。
本発明に係る発光装置は、基板と、基板上に配置された1または複数の発光素子と、1または複数の発光素子を被覆する封止膜とを備え、封止膜は、1または複数の発光素子を含む領域を覆うように形成された樹脂層と、樹脂層上および樹脂層の外周部を覆うように形成された無機層とを含むものである。
本発明に係る発光装置においては、基板上に配置された1または複数の発光素子を含む領域を覆うように樹脂層が形成される。また、この樹脂層上および樹脂層の外周部を覆うように無機層が形成される。
それにより、水分が樹脂層を通して発光素子内に浸入することを防止することができる。また、封止缶を用いずに発光素子を封止することができるので、発光装置を薄型化することができる。
発光装置は、基板上において少なくとも領域の外側に形成された撥水処理膜をさらに備えてもよい。
この場合、撥水処理膜により樹脂層が無機層の外側にはみ出ることが防止される。それにより、発光素子内に水分が浸入することを確実に防止することができる。
撥水処理膜は、基板上において領域の内側を除いて領域の外側に形成されてもよい。
この場合、領域の外側に形成された撥水処理膜により樹脂層が無機層の外側にはみ出ることが防止される。それにより、発光素子内に水分が浸入することを確実に防止することができる。
撥水処理膜は、基板上の全域に形成されてもよい。この場合、基板上の全域に形成された撥水処理膜により樹脂層が無機層の外側にはみ出ることが防止される。それにより、発光素子内に水分が浸入することを確実に防止することができる。
1または複数の発光素子の各々は、基板上に第1の電極、有機層および第2の電極を順に含み、撥水処理膜は、第1の電極と有機層との間に延び、キャリア注入層および/またはキャリア輸送層として機能してもよい。
この場合、撥水処理膜が発光素子の第1の電極と有機層との間に延びるように設けられていることにより、撥水処理膜がキャリア注入層および/またはキャリア輸送層として機能する。これにより、共通の工程により撥水処理膜、キャリア注入層およびキャリア輸送層を形成することができる。その結果、製造時間および製造工程を低減することができる。
撥水処理膜は、フッ化炭素よりなってもよい。この場合、フッ化炭素は、優れた撥水性を有するので、樹脂層が無機層の外側にはみ出ることを十分に防止することができる。
発光素子は、有機エレクトロルミネッセンス(以下、有機ELと略記する。)素子であってもよい。この場合、発光装置の薄型化が可能でかつ有機EL素子内への水分の浸入を十分に防止することができる。
本発明によれば、水分が樹脂膜を通して発光素子内に浸入することを防止することができる。また、封止缶を用いずに発光素子を封止することができるので、発光装置を薄型化することができる。
以下、本発明に係る発光装置の一例として、有機EL装置について図面を参照しながら説明する。
(第1の実施の形態)
図1は第1の実施の形態および後述の第2、第3および第4の実施の形態に係る有機EL装置の模式的断面図であり、図2は第1の実施の形態に係る有機EL装置の一部の拡大図である。
なお、第1および第2の実施の形態に係る有機EL装置100は下面側(基板において素子が形成されない側)から光を取り出すボトムエミッション構造を有し、第3および第4の実施の形態に係る有機EL装置100は上面側(基板において素子が形成される側)から光を取り出すトップエミッション構造を有する。
以下、互いに直交する3方向をX方向、Y方向およびZ方向とする。X方向およびY方向は、基板1の表面に平行な方向であり、Z方向は基板1の表面に垂直な方向である。複数の有機EL素子50はX方向およびY方向に沿って配列される。
図1の有機EL装置100においては、基板1上にX方向に延びる複数のホール注入電極2が形成されている。ホール注入電極2上に複数の有機EL素子50がマトリクス状に配置されている。各有機EL素子50が画素を構成する。単純マトリクス型(パッシブ型)では、基板1として透明ガラス基板が用いられ、アクティブ・マトリクス型では、基板1として、透明ガラス基板上に複数のTFT(薄膜トランジスタ)および平坦化層を備えたTFT基板が用いられる。なお、有機EL素子50の構造の詳細については後述する。
複数の有機EL素子50を含む領域を覆うように保護層9が形成されている。保護層9は窒化シリコン(SiN)等からなる。また、保護層9上および保護層9の外周部を覆うように樹脂層10が形成されている。さらに、樹脂層10上および樹脂層10の外周部を覆うように無機層11が形成されている。樹脂層10はアクリル樹脂等からなり、無機層11は窒化シリコン等からなる。
図2に示すように、有機EL素子50は、ホール注入電極2、ホール注入層3、ホール輸送層4、発光層5、電子輸送層6、電子注入層7および電子注入電極8の積層構造を有する。
ホール注入電極2はX方向に沿って連続的または画素ごとに配列され、電子注入電極8はY方向に沿って配列されている。隣接する有機EL素子50間はレジスト材料からなる素子分離用絶縁層(図示せず)により分離されている。
本実施の形態においては、保護層9が各有機EL素子50を含む領域を覆うように形成された後、基板1上の外周部における保護層9の外側の領域にフッ化炭素(CFx)からなる撥水処理膜12が形成される。撥水処理膜12の形成方法については後述する。
ホール注入電極2は、RF(高周波)スパッタリング法により基板1上に形成され、例えば厚さ800ÅのITO(インジウム−スズ酸化物)等の金属化合物からなる透明電極である。スパッタガスとして例えばアルゴン(Ar)ガスを用いる。成膜時の圧力は例えば1.5×10-1 Paであり、RF出力は例えば200Wである。
ホール注入層3は、真空蒸着法によりホール注入電極2上に形成され、下記式(1)に示される銅フタロシアニン(Copper phthalocyanine:以下、CuPcと略記する)等からなる。ホール注入層3の厚さは例えば100Åである。
Figure 0004346459
ホール輸送層4は、真空蒸着法によりホール注入層3上に形成され、下記式(2)に示されるN,N'-ジ(ナフタレン-1-イル)-N,N'-ジフェニル-ベンジジン(N,N'-Di(naphthalene-1-yl)-N,N'-diphenyl-benzidine:以下、NPBと略記する)等からなる。ホール輸送層4の厚さは例えば500Åである。
Figure 0004346459
発光層5は、真空蒸着法によりホール輸送層4上に形成され、下記式(3)に示されるトリス(8-ヒドロキシキノリナト)アルミニウム(Tris(8-hydroxyquinolinato)aluminum:以下、Alqと略記する)等からなる。
Figure 0004346459
電子輸送層6は、真空蒸着法により発光層5上に形成され、Alq等からなる。発光層5と電子輸送層6との厚さの合計は例えば500Åである。
電子注入層7は、真空蒸着法により電子輸送層6上に形成され、LiF(フッ化リチウム)等のハロゲン化物からなる。電子注入層7の厚さは例えば5Åである。
上記のホール注入層3、ホール輸送層4、発光層5、電子輸送層6および電子注入層7のそれぞれの成膜時の圧力は例えば5.0×10-5 Paである。
電子注入電極8は、真空蒸着法により電子注入層7上に形成され、アルミニウム等からなる。電子注入電極8の厚さは例えば1000Åであり、成膜時の圧力は例えば1.0×10-4 Paである。
次に、本実施の形態に係る有機EL装置100の製造方法について説明する。
図3は本実施の形態に係る有機EL装置100の製造の手順を示す模式図である。図3(a)〜(d)の左側に有機EL装置100の平面図を示し、右側にこの平面図におけるA−A線断面図を示す。図3では、図示を簡略化するために2×2画素を有する有機EL装置100を示している。
まず、上述した方法により、基板1の上に、ホール注入電極2、ホール注入層3、ホール輸送層4、発光層5、電子輸送層6、電子注入層7および電子注入電極8をそれぞれ順に形成する。
この後、図3(a)に示すように、所定のマスクを用いてECR(電子サイクロトロン共鳴)スパッタリング法により複数の有機EL素子50を覆うように保護層9を形成する。保護層9は窒化シリコンからなり、保護層9の厚さは例えば1000Åである。
また、保護層9の成膜時の圧力は例えば1.9×10-1 Paであり、RF出力は例えば300Wである。スパッタガスとしては、例えばアルゴン(Ar)ガスと窒素(N2 )ガスとの混合ガスを用いる。この場合、アルゴンガスに対する窒素ガスの流量比は例えば22%である。なお、保護層9が形成された面積をaとする。
次に、図3(b)に示すように、所定のマスクを用いてプラズマCVD(化学的気相堆積)法により、基板1上の外周部における保護層9の外側の領域に撥水処理膜12を形成する。この場合、所定のマスクの表面積をa’としたとき、a’≒a(a’>a)の関係が成り立つ。
撥水処理膜12は例えばフッ化炭素(CFx)よりなる。原料ガスとして三フッ化メタン(CHF3 )等を用いる。撥水処理膜12の成膜時の圧力は例えば20Paであり、バイアス電圧の印加電力は例えば100Wである。また、撥水処理膜12の成膜時間は例えば10秒である。
次に、図3(c)に示すように、所定の開口部を有するマスクを用いてスピンコート法により保護層9を含む領域を覆うように樹脂層10を塗布する。撥水処理膜12上には樹脂が弾かれるために樹脂層10は形成されない。樹脂層10は例えばアクリル樹脂からなり、樹脂層10の厚さは例えば5μmである。樹脂層10が塗布された面積をbとしたとき、b≒a’(b<a’)の関係が成り立つ。
次に、図3(d)に示すように、所定のマスクを用いて樹脂層10を含む領域を覆うように無機層11を形成する。無機層11の厚さは例えば1000Åであり、成膜方法および成膜条件は保護層9の成膜方法および成膜条件と同様である。無機層11が形成された面積をcとしたとき、c≫bの関係が成り立つ。すなわち、樹脂層10の上面および外周部が無機層11により覆われる。
本実施の形態においては、基板1上に配置された1または複数の有機EL素子50を含む領域を覆うように樹脂層10が形成される。また、この樹脂層10上および樹脂層10の外周部を覆うように無機層11が形成される。それにより、水分が樹脂層10を通して有機EL素子50内に浸入することを防止することができる。また、封止缶を用いずに有機EL素子50を封止することができるので、有機EL装置100を薄型化することができる。
また、撥水処理膜12が基板1上において有機EL素子50を含む領域の内側を除いて上記領域の外側に形成されているので、上記領域の外側に形成された撥水処理膜12により樹脂層10が無機層11の外側にはみ出ることが防止される。それにより、有機EL素子50内に水分が浸入することを確実に防止することができる。
本実施の形態においては、ホール注入電極2が第1の電極に相当し、ホール注入層3、ホール輸送層4、発光層5、電子輸送層6および電子注入層7が有機層に相当し、電子注入電極8が第2の電極に相当し、有機EL素子50が有機電界発光素子に相当し、有機EL装置100が有機電界発光装置に相当し、ホール注入層3がキャリア注入層に相当し、ホール輸送層4がキャリア輸送層に相当する。
なお、撥水処理膜12としてフッ化炭素を用いたが、酸化チタン等の撥水性を有する他の無機膜、有機膜等を用いてもよく、また、樹脂層10としてアクリル樹脂を用いたが、エポキシ樹脂等の他の樹脂を用いてもよい。さらに、無機層11の材料は窒化シリコンに限定されず、酸化シリコン、窒化アルミニウム等の他の種々の無機材料を単独でまたは積層して用いることできる。
また、保護層9の形成の前に、撥水処理膜12を形成してもよく、所定のマスクを用いて樹脂層10をスプレーにより塗布してもよい。
また、基板1上において無機層11を含む領域を覆うように封止缶をさらに設けてもよい。
さらに、基板1上に電子注入電極、電子注入層、電子輸送層、発光層、ホール輸送層、ホール注入層およびホール注入電極を順に積層してもよい。
(第2の実施の形態)
図4は第2の実施の形態に係る有機EL装置の一部の拡大図である。
図4に示すように、本実施の形態に係る有機EL装置が第1の実施の形態に係る有機EL装置100と異なる点は以下の点である。
本実施の形態においては、基板1上にホール注入電極2を形成した後、基板1上の全域に撥水処理膜12を形成する。その後、図2のホール注入層3は形成せず、第1の実施の形態と同様に、ホール輸送層4、発光層5、電子輸送層6、電子注入層7、電子注入電極8、保護層9、樹脂層10および無機層11をそれぞれ順に形成する。成膜方法については後述する。
また、ホール輸送層4の厚さは例えば600Åであり、電子輸送層6の厚さは例えば600Åである。
以上の点を除き、第1の実施の形態に係る有機EL装置100と同様な材料および構成で本実施の形態に係る有機EL装置を作製する。
次に、本実施の形態に係る有機EL装置の製造方法について説明する。本実施の形態に係る有機EL装置の製造方法が第1の実施の形態に係る有機EL装置100の製造方法と異なる点は、撥水処理膜12の成膜時間が例えば20秒である点である。
図5は本実施の形態に係る有機EL装置の製造の手順を示す模式図である。図5(a)〜(d)の左側に有機EL装置の平面図を示し、右側にこの平面図におけるB−B線断面図を示す。図5では、図示を簡略化するために2×2画素を有する有機EL装置を示している。
まず、上述した方法により、基板1の上に、ホール注入電極2を形成する。この後、図5(a)に示すように、プラズマCVD法により、基板1上の全域に撥水処理膜12を形成する。
次に、図5(b)に示すように、撥水処理膜12上に、ホール輸送層4、発光層5、電子輸送層6、電子注入層7および電子注入電極8を形成する。
次に、図5(c)に示すように、所定のマスクを用いてECRスパッタリング法により複数の有機EL素子50を覆うように保護層9を形成する。なお、保護層9が形成された面積をdとする。
次に、図5(d)に示すように、所定の開口部を有するマスクを用いてスピンコート法により保護層9を含む領域を覆うように樹脂層10を塗布する。この場合、樹脂層10の外周部が撥水処理膜12により弾かれることによって、樹脂層10は撥水処理膜12上において拡張せずにマスクの開口部に対応する形状に形成される。樹脂層10が塗布された面積をeとしたとき、e≒d(e>d)の関係が成り立つ。
次に、図5(e)に示すように、所定のマスクを用いて樹脂層10を含む領域を覆うように無機層11を形成する。無機層11が形成された面積をfとしたとき、f≫eの関係が成り立つ。すなわち、樹脂層10の上面および外周部が無機層11により覆われる。
本実施の形態においては、基板1上に配置された1または複数の有機EL素子50を含む領域を覆うように樹脂層10が形成される。また、この樹脂層10上および樹脂層10の外周部を覆うように無機層11が形成される。それにより、水分が樹脂層10を通して有機EL素子50内に浸入することを防止することができる。また、封止缶を用いずに有機EL素子50を封止することができるので、有機EL装置100を薄型化することができる。
また、撥水処理膜12が基板1上の全域に形成されているので、基板1上の全域に形成された撥水処理膜12により樹脂層10が無機層11の外側にはみ出ることが防止される。それにより、有機EL素子50内に水分が浸入することを確実に防止することができる。
さらに、撥水処理膜12がホール注入電極2とホール輸送層4との間に延びるように設けられていることにより、撥水処理膜12がホール注入層として機能する。これにより、共通の工程により撥水処理膜12およびホール注入層を形成することができる。その結果、製造時間および製造工程を低減することができる。
なお、ホール輸送層4を設けずに、ホール輸送機能を有する撥水処理膜12を設けてもよい。
また、基板1上に電子注入層、電子輸送層、発光層、ホール輸送層およびホール注入層を順に積層してもよい。この場合、撥水処理膜12として電子注入機能または電子輸送機能を有する膜を用いることにより、共通の工程によって撥水処理膜12および電子注入層または電子輸送層を形成することができる。
(第3の実施の形態)
図6は第3の実施の形態に係る有機EL装置の一部の拡大図である。
図6に示すように、本実施の形態に係る有機EL装置が第1の実施の形態に係る有機EL装置100と異なる点は以下の点である。
本実施の形態においては、基板1上に形成されるホール注入電極2として例えばモリブデン(Mo)を用いる。ホール注入電極2の厚さは例えば1000Åである。
また、電子輸送層6上に形成される電子注入層7として例えば酸化リチウム(Li2 O)を用いる。電子注入層7の厚さは例えば15Åである。
さらに、電子注入層7上に形成される電子注入電極8として金属薄膜8aと透明導電膜8bとの積層構造を用いる。この場合、金属薄膜8aとして例えば銀(Ag)を用いる。金属薄膜8aの厚さは例えば150Åである。
透明導電膜8bは、ECRスパッタリング法により金属薄膜8a上に形成される。この場合、透明導電膜8bとして例えばIZO(インジウム・亜鉛酸化物)を用いる。透明導電膜8bの厚さは例えば1000Åである。透明導電膜8bの成膜時の圧力は例えば1.9×10-1 Paであり、RF出力は例えば300Wである。スパッタガスとして例えばアルゴンガスと酸素ガスとの混合ガスを用い、アルゴンガスに対する酸素ガスの流量比は例えば0.3%である。
本実施の形態においては、基板1上に配置された1または複数の有機EL素子50を含む領域を覆うように樹脂層10が形成される。また、この樹脂層10上および樹脂層10の外周部を覆うように無機層11が形成される。それにより、水分が樹脂層10を通して有機EL素子50内に浸入することを防止することができる。また、封止缶を用いずに有機EL素子50を封止することができるので、有機EL装置100を薄型化することができる。
また、撥水処理膜12が基板1上において有機EL素子50を含む領域の内側を除いて上記領域の外側に形成されているので、上記領域の外側に形成された撥水処理膜12により樹脂層10が無機層11の外側にはみ出ることが防止される。それにより、有機EL素子50内に水分が浸入することを確実に防止することができる。
(第4の実施の形態)
図7は第4の実施の形態に係る有機EL装置の一部の拡大図である。
図7に示すように、本実施の形態に係る有機EL装置が第2の実施の形態に係る有機EL装置と異なる点は以下の点である。
本実施の形態においては、基板1上に形成されるホール注入電極2として例えばモリブデンを用いる。ホール注入電極2の厚さは例えば1000Åである。
また、電子輸送層6上に形成される電子注入層7として例えば酸化リチウムを用いる。電子注入層7の厚さは例えば15Åである。
さらに、電子注入層7上に形成される電子注入電極8として金属薄膜8aと透明導電膜8bとの積層構造を用いる。この場合、金属薄膜8aとして例えば銀を用いる。金属薄膜8aの厚さは例えば150Åである。
透明導電膜8bは、ECRスパッタリング法により金属薄膜8a上に形成される。この場合、透明導電膜8bとして例えばIZOを用いる。透明導電膜8bの厚さは例えば1000Åである。透明導電膜8bの成膜時の圧力は例えば1.9×10-1 Paであり、RF出力は例えば300Wである。スパッタガスとして例えばアルゴンガスと酸素ガスとの混合ガスを用い、アルゴンガスに対する酸素ガスの流量比は例えば0.3%である。
本実施の形態においては、基板1上に配置された1または複数の有機EL素子50を含む領域を覆うように樹脂層10が形成される。また、この樹脂層10上および樹脂層10の外周部を覆うように無機層11が形成される。それにより、水分が樹脂層10を通して有機EL素子50内に浸入することを防止することができる。また、封止缶を用いずに有機EL素子50を封止することができるので、有機EL装置100を薄型化することができる。
また、撥水処理膜12が基板1上の全域に形成されているので、基板1上の全域に形成された撥水処理膜12により樹脂層10が無機層11の外側にはみ出ることが防止される。それにより、有機EL素子50内に水分が浸入することを確実に防止することができる。
さらに、撥水処理膜12がホール注入電極2とホール輸送層4との間に延びるように設けられていることにより、撥水処理膜12がホール注入層として機能する。これにより、共通の工程により撥水処理膜12およびホール注入層を形成することができる。その結果、製造時間および製造工程を低減することができる。
なお、ホール輸送層4を設けずに、ホール輸送機能を有する撥水処理膜12を設けてもよい。
(第5の実施の形態)
図8は第5の実施の形態に係る有機EL装置の模式図である。図8(a)は本実施の形態に係る有機EL装置の模式的平面図であり、図8(b)は本実施の形態に係る有機EL装置のC−C線断面図である。
図8(a)および図8(b)に示すように、有機EL装置200は、トップエミッション構造を有し、単一の有機EL素子により構成される。この有機EL装置200は、例えば液晶表示装置のバックライトとして用いられる。
ガラス基板1上にホール注入電極2が形成されている。金属、合金等からなるホール注入電極2上には、有機化合物層51が形成されている。有機化合物層51は、例えばホール注入層、ホール輸送層、発光層、電子輸送層および電子注入層の積層構造からなる。有機化合物層51上に透明導電膜からなる電子注入電極8が形成されている。なお、有機EL素子52は、ホール注入電極2、有機化合物層51および電子注入電極8を含む。
また、有機化合物層51および電子注入電極8を含む領域を覆うように保護層9が形成される。保護層9が形成された後、基板1上の外周部における保護層9の外側の領域にフッ化炭素(CFx)からなる撥水処理膜12が形成されている。
さらに、保護層9上および保護層9の外周部を覆うように樹脂層10が形成されている。樹脂層10上および樹脂層10の外周部を覆うように無機層11が形成されている。
本実施の形態においては、基板1上に配置された有機EL素子52を含む領域を覆うように樹脂層10が形成される。また、この樹脂層10上および樹脂層10の外周部を覆うように無機層11が形成される。それにより、水分が樹脂層10を通して有機EL素子52内に浸入することを防止することができる。また、封止缶を用いずに有機EL素子52を封止することができるので、有機EL装置200を薄型化することができる。
また、撥水処理膜12が基板1上において有機EL素子52を含む領域の内側を除いて上記領域の外側に形成されているので、上記領域の外側に形成された撥水処理膜12により樹脂層10が無機層11の外側にはみ出ることが防止される。それにより、有機EL素子52内に水分が浸入することを確実に防止することができる。
本実施の形態においては、ホール注入電極2が第1の電極に相当し、有機化合物層51が有機層に相当し、電子注入電極8が第2の電極に相当し、有機EL素子52が有機電界発光素子に相当し、有機EL装置200が有機電界発光装置に相当する。
(第6の実施の形態)
図9は第6の実施の形態に係る有機EL装置の模式図である。図9(a)は本実施の形態に係る有機EL装置の模式的平面図であり、図9(b)は本実施の形態に係る有機EL装置のD−D線断面図である。
図9(a)および図9(b)に示すように、有機EL装置201は、トップエミッション構造を有し、単一の有機EL素子により構成される。この有機EL装置201は、例えば液晶表示装置のバックライトとして用いられる。
ガラス基板1上にホール注入電極2が形成されている。このホール注入電極2が形成された基板1上の全域にはフッ化炭素(CFx)からなる撥水処理膜12が形成されている。
撥水処理膜12上には、有機化合物層51が形成されている。有機化合物層51は、例えばホール輸送層、発光層、電子輸送層および電子注入層の積層構造からなる。この場合、別途例えばCuPcからなるホール注入層を撥水処理膜12とホール輸送層との間に形成してもよい。
有機化合物層51上に透明導電膜からなる電子注入電極8が形成されている。なお、有機EL素子52は、ホール注入電極2、有機化合物層51および電子注入電極8を含む。
また、有機化合物層51および電子注入電極8を含む領域を覆うように保護層9が形成される。
さらに、保護層9上および保護層9の外周部を覆うように樹脂層10が形成されている。樹脂層10上および樹脂層10の外周部を覆うように無機層11が形成されている。
本実施の形態においては、基板1上に配置された有機EL素子52を含む領域を覆うように樹脂層10が形成される。また、この樹脂層10上および樹脂層10の外周部を覆うように無機層11が形成される。それにより、水分が樹脂層10を通して有機EL素子52内に浸入することを防止することができる。また、封止缶を用いずに有機EL素子52を封止することができるので、有機EL装置201を薄型化することができる。
また、撥水処理膜12が基板1上の全域に形成されているので、基板1上の全域に形成された撥水処理膜12により樹脂層10が無機層11の外側にはみ出ることが防止される。それにより、有機EL素子52内に水分が浸入することを確実に防止することができる。
さらに、撥水処理膜12がホール注入電極2と有機化合物層51との間に延びるように設けられていることにより、撥水処理膜12がホール注入層として機能する。これにより、共通の工程により撥水処理膜12およびホール注入層を形成することができる。その結果、製造時間および製造工程を低減することができる。
なお、ホール輸送層を設けずに、ホール輸送機能を有する撥水処理膜12を設けてもよい。
本実施の形態においては、ホール注入電極2が第1の電極に相当し、有機化合物層51が有機層に相当し、電子注入電極8が第2の電極に相当し、有機EL素子52が有機電界発光素子に相当し、有機EL装置201が有機電界発光装置に相当する。
以下、上記第1〜第4の実施の形態に基づいて実施例1〜4および比較例1,2の有機EL装置を作製し、作製された有機EL装置のエッジグロースを測定した。本実施例においては、有機EL装置の恒温恒湿試験を実施し、1000時間経過後のエッジグロースを測定した。
ここで、エッジグロースとは、初期状態(恒温恒湿試験前)の有機EL素子の発光面積に対する水分等の影響により発光しなくなった非発光面積の割合をいう。
(1)実施例1,2および比較例1
実施例1では、第1の実施の形態に係る有機EL装置100と同様の構造を有する有機EL装置を作製し、実施例2では、第2の実施の形態に係る有機EL装置と同様の構造を有する有機EL装置を作製した。また、比較例1では、撥水処理膜12を形成しない点を除いて実施例1の有機EL装置100と同様の構造を有する有機EL装置を作製した。
図10は実施例1,2および比較例1の有機EL装置の恒温恒湿試験の結果を示す図である。
図10に示すように、実施例1の有機EL装置100の1000時間経過後のエッジグロースは0.6%となった。また、実施例2の有機EL装置の1000時間経過後のエッジグロースは0.4%となった。
一方、比較例1の有機EL装置の1000時間経過後のエッジグロースは12%となった。
以上の結果より、撥水処理膜12を有する有機EL装置では、撥水処理膜12を有しない有機EL装置に比べ格段にエッジグロースの値が低くなることがわかった。
図11は実施例1,2および比較例1の有機EL装置の恒温恒湿試験による非発光部を示す図である。
図11(a)の上図は実施例1の有機EL装置100の初期状態の発光部を示し、図11(a)の下図は実施例1の有機EL装置100の1000時間経過後の発光部を示す。図11(a)の下図において、点線の丸で示す部分が恒温恒湿試験により発光しなくなった非発光部分である。
図11(b)の上図は比較例1の有機EL装置の初期状態の発光部を示し、図11(b)の下図は比較例1の有機EL装置の1000時間経過後の発光部を示す。図11(b)の下図において、点線の丸で示す部分が恒温恒湿試験により発光しなくなった非発光部分である。
図11(c)の上図は実施例2の有機EL装置の初期状態の発光部を示し、図11(c)の下図は実施例2の有機EL装置の1000時間経過後の発光部を示す。図11(c)の下図において、点線の丸で示す部分が恒温恒湿試験により発光しなくなった非発光部分である。
図11(a),(b),(c)の下図にそれぞれ示すように、比較例1の有機EL装置の非発光部分は、実施例1,2の有機EL装置の非発光部分に比べ非常に大きくなっていることがわかる。
このように、有機EL装置は、撥水処理膜12を基板1上の外周部における保護層9の外側の領域または基板1上の全域に形成することにより、有機EL素子50内への水分の浸入を十分に防止できることがわかる。
(2)実施例3,4および比較例2
実施例3では、第3の実施の形態に係る有機EL装置と同様の構造を有する有機EL装置を作製し、実施例4では、第4の実施の形態に係る有機EL装置と同様の構造を有する有機EL装置を作製した。また、比較例2では、撥水処理膜12を形成しない点を除いて実施例3の有機EL装置と同様の構造を有する有機EL装置を作製した。
図12は実施例3,4および比較例2の有機EL装置の恒温恒湿試験の結果を示す図である。
図12に示すように、実施例3の有機EL装置の1000時間経過後のエッジグロースは0.7%となった。また、実施例4の有機EL装置の1000時間経過後のエッジグロースは0.9%となった。
一方、比較例2の有機EL装置の1000時間経過後のエッジグロースは16%となった。
以上の結果より、撥水処理膜12を有する有機EL装置では、撥水処理膜12を有しない有機EL装置に比べ格段にエッジグロースの値が低くなることがわかった。
このように、有機EL装置は、撥水処理膜12を基板1上の外周部における保護層9の外側の領域または基板1上の全域に形成することにより、有機EL素子50内への水分の浸入を十分に防止できることがわかる。
本発明は、発光素子内への水分等の浸入を防止することができる発光装置として利用することができる。
第1、第2、第3および第4の実施の形態に係る有機EL装置の模式的断面図である。 第1の実施の形態に係る有機EL装置の一部の拡大図である。 第1の実施の形態に係る有機EL装置の製造の手順を示す模式図である。 第2の実施の形態に係る有機EL装置の一部の拡大図である。 第2の実施の形態に係る有機EL装置の製造の手順を示す模式図である。 第3の実施の形態に係る有機EL装置の一部の拡大図である。 第4の実施の形態に係る有機EL装置の一部の拡大図である。 第5の実施の形態に係る有機EL装置の模式図である。 第6の実施の形態に係る有機EL装置の模式図である。 実施例1,2および比較例1の有機EL装置の恒温恒湿試験の結果を示す図である。 実施例1,2および比較例1の有機EL装置の恒温恒湿試験による非発光部を示す図である。 実施例3,4および比較例2の有機EL装置の恒温恒湿試験の結果を示す図である。
符号の説明
1 基板
2 ホール注入電極
3 ホール注入層
4 ホール輸送層
5 発光層
6 電子輸送層
7 電子注入層
8 電子注入電極
9 保護層
10 樹脂層
11 無機層
12 撥水処理膜
50,52 有機EL素子
51 有機化合物層
100,200,201 有機EL装置

Claims (3)

  1. 基板と、
    前記基板上に配置され、第1の電極、有機層および第2の電極を順に含んだ複数の発光素子と、
    前記複数の発光素子を被覆する封止膜とを備え、
    前記封止膜は、前記複数の発光素子を含む領域を覆うように形成された樹脂層と、
    前記樹脂層上および前記樹脂層の外周部を覆うように形成された無機層と、
    前記基板上において前記領域の外側に形成されと共に、前記発光素子において前記第1の電極と前記有機層との間に延びるフッ化炭素からなる撥水処理膜を備え、
    前記撥水処理層は、前記撥水処理膜上の前記樹脂層の拡張を阻止すると共に、前記発光層の前記第1の電極と前記有機層との間で、キャリア注入層および/またはキャリア輸送層として機能することを特徴とした発光装置。
  2. 前記撥水処理膜は、フッ化炭素よりなることを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
  3. 前記発光素子は、有機エレクトロルミネッセンス素子であることを特徴とする請求項1または2に記載の発光装置。
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