JP4344064B2 - 核酸の分離方法及びその装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気泳動による核酸の分離方法及び装置、特に電気泳動槽を用いて巨大な高分子核酸をより効果的に分離する方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
生物のゲノム(生物特有の1揃いの染色体のことであり、染色体とは遺伝子の1次元的集合体のことである)は、数百万塩基対(Mb:メガベース)の範囲のDNAで構成されている。
ピペットや撹拌操作などの通常の方法でゲノムDNAを水溶液中で抽出すると、該ピペットや撹拌操作などにより物理的剪断応力が生じ、200kb(キロベース)以上のDNAを得るのは極めて困難であった。
しかしながら、従来のアガロースを用いる電気泳動法では、抽出されたDNAの小さな断片(数10kb以下)でなければ分離ができないので、液体法によって抽出されたDNAの解析には不十分であった。
【0003】
近年、ゲノム解析の必要性が高まる一方で、低融点アガロース中に細胞または核を封じ込めて物理的剪断応力を避け、そのままDNAを抽出する方法が確立された。上記のように、従来の電気泳動法により分離されたものでは十分なゲノム解析ができないので、この電気泳動法を改善してゲノム程度のより大きな高分子核酸の分離方法が必要になってきた。
【0004】
通常の電気泳動法では、担体であるアガロースの綱目構造による分子篩(ふるい)効果を利用しており、長い直鎖状の核酸でも十分な篩効果を受け、分子量に比例した泳動の応力を受け、その結果、分子量に応じた分離をする。すなわち、低分子核酸は早く移動し、高分子核酸はゆっくり移動する。
しかし、一定以上の高分子DNAは、一定の電場の中に置かれると時間経過とともに次第に直線的になり、アガロースの綱目の中を、抵抗なく進むようになる。このことは、一定の大きさ以上の核酸は分離できないことを意味する。
実際、通常の電気泳動では、50kbを超える核酸は全て一緒に移動するか、あるいは、アガロースに複雑に絡まったものはそのままサンプル溝(ウェル)に残ってしまう。これは、核酸が分離されようとする担体、すなわちアガロースゲルを用いる以上避けられない問題であった。しかも、現在のところ、アガロースに代わる優れた担体はないという問題がある。
【0005】
これを解決するため、ある程度伸び切ったDNAに対して、別の方向から電場をかける提案がなされた。これによると核酸分子は再び新たな電場の方向に伸び始め、これが伸びきる間、分子量に応じて分子篩効果を受け、高分子の分離が可能になるというものである。
このため、従来の平行な電極に加え、直角方向にもう一組の電極を置き、時間と共に横方向にも電場を形成することで高分子核酸の分離を行うものである。(パルスフィールド電気泳法、Schwartz,D.C. and Cantor, C.R. Cell 31:67-75 (1984))。
【0006】
この後、上記の方法にいくつか改善が加えられ現在に至っている。いずれも、従来の直線的に電極を配置した水平型サブマリン電気泳動とは異なり、電気的に電場の方向を変化させることができるようになっている。
しかしながら、高分子核酸を分離するためには、このような時間と共に電場が変化するという複雑な特別の装置が必要であって、装置は高価であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、高分子核酸の分離を、安価で、従来のパルスフィールド電気泳動法とは異なる原理を用いた電気泳動による核酸の分離方法および装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、上記目的を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、泳動装置を傾けることにより、泳動方向のみならず、泳動に直角に交差する方向成分を含む、歪んだ電場を発生できることを見い出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、
1)電気泳動による核酸の分離方法であって、水平型サブマリンゲル電気泳動槽を傾斜させることにより、アガロースゲル内に、電気泳動方向に直交する方向成分を含む歪曲した電場を発生させることを特徴とする核酸の分離方法
2)電気泳動による核酸を分離する方法であって、水平型アガロースゲル電気泳動槽を経時的に傾斜させることにより、アガロースゲル内に時間と共に連続して変化する、電気泳動方向に直交する方向成分を含む歪曲した電場を発生させることを特徴とする核酸の分離方法
3)電気泳動による核酸を分離する方法であって、水平型アガロースゲル電気泳動槽の傾斜角度を一定に保ちながら、時間と共に傾斜位置を変化させ、アガロースゲル内に時間と共に連続して変化する、電気泳動方向に直交する方向成分を含む歪曲した電場を発生させることを特徴とする核酸の分離方法
4)電気泳動による核酸を分離する方法であって、電気泳動槽を傾斜させることにより、水槽内に設置されたアガロースゲルを、緩衝液の水面から一部露出させることにより、該アガロースゲル内に電気泳動方向に直交する方向成分を含む歪曲した電場を発生させることを特徴とする核酸の分離方法
5)電気泳動による核酸を分離する方法であって、アガロースゲル内に発生させた時間と共に変化する電場を一定の周期で繰り返し、電気泳動の可動力となる直交する方向成分を含む電場を連続して周期的に変化させながら核酸をほぼ直線的に泳動させることを特徴とする上記1〜4のそれぞれに記載する核酸の分離方法
6)水平型アガロースゲル電気泳動槽と該電気泳動槽を載せかつ傾斜させることのできる台を備えることを特徴とする電気泳動による核酸の分離装置
7)傾斜角度調節装置を備えることを特徴とする上記6記載の核酸の分離装置
8)時間と共に傾斜位置を変化させる装置を備えることを特徴とする上記6又は7記載の核酸の分離装置
、を提供するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に、本発明を図に基づいて説明する。
図1に示す通り、通常、電気泳動槽には2本の白金線が平行に向い合って設置されており、その白金線に対し直角方向に整然とした電流が流れる。
図1において、符号1は電気泳動槽、2は陰極側の白金線、3は陽極側の白金線、4はアガロ−スゲル、5は試料を載せるウェル、6は直流電源、7は電流の方向、8は試料の泳動方向を示す。試料の泳動方向が電流の方向と逆であるのは、試料である核酸が負に帯電しているためである。
【0010】
この時、傾斜した面に電気泳動槽が乗っており、かつアガロ−スゲルの一端が電気泳動用緩衝液面の上に出るように配置されると、液面から出たゲル部分には電流が一様に流れないので、アガロースゲル内には、歪んだ電流が流れると考えられる。すなわち、泳動中のゲルに図2に示すような傾斜をつけると、図3に示すような電流がアガロ−ス内に発生すると考えられる。このことは、本発明の重要なヒントとなった。
【0011】
図2において、符号9は電気泳動装置「東洋紡績株式会社製:ゲルメイト」を示し、手前側が陽極方向である。符号10は斜面を表わし、水平面との角度θを保っている。
図3において、符号11の斜線部分は水面上に露出したアガロ−スゲルを示し、矢印は電流の向き12を示している。すなわち、核酸の泳動は電流と正反対方向の軌跡を描く。符号13は液体中にあるアガロ−スゲル、符号14は泳動槽の一部をそれぞれ示す。なお、図3の上部は負極側、下部は正極側である。
【0012】
歪んだ電流とは、電流成分として、泳動方向(以下X軸方向とよぶ)および泳動方向に直角な方向(以下Y軸方向とよぶ)の電流と考えることができる。一定の傾斜面上では、X軸方向の電場の他に、一定方向のY軸方向成分の電場が形成され、ゲル上のDNAは直線的に移動しない。
この時、経時的に傾斜面を回転させると、試料の載ったアガロースゲルの一端が順序よく水面に露出され、異なった向きでY軸方向成分を含む電流を発生させることができる。
したがって、傾斜面の一回転によって、DNAは左右に振りながら泳動方向に移動させられることになる。巨大DNAは常に異なった方向の電場による力を得るので、通常の電気泳動のように伸び切った構造をとらない。このため、アガロースの分子篩構造による泳動の応力を常に受け、巨大DNAを効率よく分離することができる。
【0013】
本発明の原理はパルスフィールド電気泳動法と異なり、形成される電場は時間に対し連続的に変化するサインカーブに近いカーブを描き、この時間とともに変化する電場が、電気泳動によって直線状になりやすい巨大DNAの形状を常に変化させるので、より解像度の高い泳動が期待できる。
本発明を下記の確認試験及び実施例を挙げて説明するが、本発明はこれらにより何ら限定されるものではない。
【0014】
(確認試験1)
まず、傾斜した台16上の電気泳動槽1内で、どのように電場が形成されるかを検討した。電気泳動槽1は前記電気泳動装置9「ゲルメイト」を用い、プラスチック製の平らな台(板状の)16に載せ、該台16を8度に傾斜させた。
台16の傾斜面に対し、ゲルメイトを45度刻みで回転させながら1回転させ、計8点の各々の角度での電場を観察した。
電場の観察は、泳動用色素であるブロモフェノールブルー(BPB)とキシレンシアノール(XC)を混合した液をアガロースゲルに載せ、100Vで約40分間泳動を行ない、色素の移動軌跡を記録した。電気泳動用緩衝液としてTBE(トリス−ほう酸緩衝液)を0.5Xの濃度で用いた。
【0015】
図4にその結果の一部を示す。Y軸方向に電場が発生する45度、135度、225度、315度の場合を示した。泳動槽を斜面に対して、陰極を上部にし、平行に置いた時を0度とし、時計周りに角度を表わした。
色素は電気泳動槽1の置かれる角度によって異なった方向に力を受け、歪んだ移動軌跡が形成されているのが解った。
【0016】
(確認試験2)
次に、確認試験1で観察された歪んだ移動軌跡が、電場の歪みによるものであるかどうかを検証した。
電気泳動槽1は上記確認試験1と同様に設置し、アガロースゲル(1%)に対し、図5に示す位置に白金のプローブ20を差し込んで、各々の点における、各々の角度による、直交する二方向成分(以下X軸方向とY軸方向と呼ぶ)の電位差をそれぞれ測定した。
図5に示す通り、各プローブ20間の距離はそれぞれ5mmであり、電気泳動槽1内のアガロースゲルの寸法は縦75mm、横51mmであり、上側のプローブ20は上端から10mmの位置に設置した。
【0017】
X軸方向とは泳動方向であり、泳動方向をマイナス、電流方向をプラスとする。また、Y軸方向とはX軸方向に直交する方向である
白金プローブは、ゲルに完全に埋没するように、長さを3mmとし、緩衝液に露出する部分はシリコンチューブで覆い、ゲル外での電位差が測定に影響しないよう工夫した。電気泳動用緩衝液としてTBE(トリス−ほう酸緩衝液)を0.5Xの濃度で用いた。
【0018】
図5において、位置A,B,C,D,E,Fはそれぞれ測定用白金プローブ20の差し込んだ位置を表わし、AのY軸方向の電位差としてAB間の電位差を、BのY軸方向の電位差としてBC間の電位差を各々とり、また、AのX軸方向の電位差としてAD間の電位差を、BのX軸方向の電位差としてBE間の電位差を、CのX軸方向の電位差としてCF間の電位差を各々とった。Y軸方向を測定するときは、プローブ20の陽極側を左に、また、X軸方向を測定するときには、プローブ20の陰極側を上にして測定した。
いずれも電流方向を正の電位差として表わした。また、泳動槽を斜面に対して、陰極を上部にし、平行に置いた時を0度とし、時計周りに角度を表わした。
結果は図6Aに示すように、Y軸方向には、角度の変化とともに電位差は増減し、図6Bに示すように、X軸方向には、予想通り、角度に応じた電位差が生じており、角度と共に変化しているのが解った。
【0019】
【実施例1】
実際に、泳動槽の傾斜位置および角度を時間と共に変化させたとき、予想通り巨大DNAが分離できるかどうかを検証するため、装置を作製した(以下クレイドル(「ゆりかご」の意)と呼ぶ)。図7に電気泳動揺動装置の回路構成図の一例を示す。クレイドルは、これにより揺動できるように構成されている。
また、電気泳動揺動装置15の概観を図8に示す。該装置15において、角度と回転速度が設定できるようになっている。また、X軸方向に対し、Y軸方向に複数回振らせることができるように、それぞれ異なった記憶素子を用意した。
図8において、電気泳動装置を載せる台(プレート)16、符号17は該台(プレート)の支柱、符号18はステッピングモーター、符号19は揺動装置15のコントロール回路基板を示す。図の矢印方向は移動方向を示す。
なお、上記図7及び図8に示す装置は、いずれも本発明の実施に好適な装置の一例を示すものであるが、この例に限定される必要はなく、他の揺動装置への置換や設計変更することは可能である。
【0020】
泳動にはバクテリオファージのλDNAを無秩序に結合した高分子マーカーであるλラダ−と、酵母ゲノムを用い、1%アガロースに載せ、傾斜角8度、回転速度1時間にクレイドルを動作し、ゲルメイトを泳動電圧50Vに設定して20時間泳動を行なった。電気泳動用緩衝液としてTBE(トリス−ほう酸緩衝液)を0.5Xの濃度で用いた。
以上の結果を図9に示す。図9に示す通り、いずれのマーカーDNAも階段状に分離され、本発明が有効に機能したことが証明された。Aがλラダーであり、Bが酵母ゲノムである。
【0021】
【発明の効果】
本発明では全方向に電気泳動槽を経時的に傾けることにより、泳動方向と直角方向に、一定のリズムを持った電場を発生させることができ、このために巨大な核酸を効率よく分離することが可能になる。
このために、装置が簡便になり、安価な装置を得ることができる。さらに、この装置は電気泳動槽とは独立しているため、従来の電気泳動槽がそのまま転用可能になるので、より経済的である。
また、分離する核酸の分子量範囲によって、泳動の条件設定が傾斜角度と回転速度のみ調節することで済み、操作が簡便になるという著しい効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】電気泳動槽に流れる電流の概念図である。
【図2】傾斜角度を調節できる台の傾斜面に載せた電気泳動槽の模式図である。
【図3】図2の傾斜面における電気泳動槽内に流れる電流の概念図である。
【図4】傾斜面が変化したときの電気泳動槽内に流れる電流の軌跡を示す試験結果である。
【図5】電位差を測定したゲル内の位置及び電位差測定用白金プローブの位置を示す模式図である。
【図6】傾斜角度に対する各点における測定電位差を表す図である。
【図7】電気泳動揺動装置の回路構成図の一例を示す図である。
【図8】電気泳動揺動装置15の概観を示す図である。
【図9】本実施例におけるマーカーDNAを電気泳動した結果を示す写真である。
【符号の説明】
1 電気泳動槽
2 陰極側の白金線
3 陽極側の白金線
4 アガロ−スゲル
5 試料を載せるウェル
6 直流電源
7 電流の方向
8 試料の泳動方向
9 電気泳動装置
10 斜面
11 水面上に露出したアガロ−スゲル
12 電流の向き
13 液体中にあるアガロ−スゲル
14 泳動槽の一部
15 電気泳動揺動装置
16 電気泳動装置を載せる台(プレート)
17 台の支柱
18 ステッピングモーター
19 コントロール回路基板
20 プローブ

Claims (6)

  1. 電気泳動による核酸の分離方法であって、水平型サブマリンゲル電気泳動槽を傾斜させて、電気泳動槽内に設置されたアガロースゲルを、緩衝液の水面から一部露出させることにより、アガロースゲル内に、電気泳動方向に直交する方向成分を含む歪曲した電場を発生させることを特徴とする核酸の分離方法。
  2. 電気泳動による核酸を分離する方法であって、水平型アガロースゲル電気泳動槽を経時的に傾斜させて、電気泳動槽内に設置されたアガロースゲルを、緩衝液の水面から一部露出させることにより、アガロースゲル内に時間と共に連続して変化する、電気泳動方向に直交する方向成分を含む歪曲した電場を発生させることを特徴とする核酸の分離方法。
  3. 電気泳動による核酸を分離する方法であって、水平型アガロースゲル電気泳動槽の傾斜角度を一定に保ちながら、時間と共に傾斜位置を変化させて、電気泳動槽内に設置されたアガロースゲルを、緩衝液の水面から一部露出させることにより、アガロースゲル内に時間と共に連続して変化する、電気泳動方向に直交する方向成分を含む歪曲した電場を発生させることを特徴とする核酸の分離方法。
  4. 電気泳動による核酸を分離する方法であって、アガロースゲル内に時間と共に変化する電場を一定の周期で繰り返し、電気泳動の可動力となる直交する方向成分を含む電場を連続して周期的に変化させながら核酸をほぼ直線的に泳動させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載する核酸の分離方法。
  5. 水平型アガロースゲル電気泳動槽と該電気泳動槽を載せかつ傾斜させることのできる台及び該台を時間と共に傾斜位置を変化させる装置を備えることを特徴とする電気泳動による核酸の分離装置。
  6. 傾斜角度調節装置を備えることを特徴とする請求項5記載の核酸の分離装置。
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