JP4341586B2 - 通話品質の客観評価サーバ、方法及びプログラム - Google Patents
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Description
第1の送信音声信号に対する第1の受信音声信号に基づいて算出された第1の客観評価値と、第1の受信音声信号における第1のラウドネス信号対雑音比とから、第1の受信音声信号の第1の主観評価平均値を実質的に算出することができる近似係数又は関数を算出する近似係数算出手段と、
第2の送信音声信号に対する第2の受信音声信号に基づいて算出された第2の客観評価値と、第2の受信音声信号における第2のラウドネス信号対雑音比とに、近似係数又は関数を計算適用した値を、第2の客観評価値に対する補正客観評価値として算出する補正客観評価値算出手段と
を有することを特徴とする。
近似係数算出手段は、第1の主観評価平均値及び第1の客観評価値の差分値と、第1のラウドネス信号対雑音比に近似係数又は関数を計算適用した値とが、実質的に一致するような近似係数又は関数を算出し、
補正客観評価値算出手段は、第2の客観評価値と、第2のラウドネス信号対雑音比に近似係数又は関数を計算適用した値との加算値を、補正客観評価値として算出することも好ましい。
受話装置によって受信された第1の受信音声信号についての第1の主観評価値を受信する主観評価値収集手段と、
第1の主観評価値から第1の主観評価平均値を算出する主観評価平均値算出手段と、
受話装置から第1及び第2の受信音声信号を受信する音声信号受信手段と、
原音声信号及び第1又は第2の受信音声信号から第1又は第2の客観評価値を算出する客観評価値算出手段と、
第1又は第2の受信音声信号における第1又は第2のラウドネス信号対雑音比を算出するラウドネスSNR算出手段と
を更に有することも好ましい。
近似係数算出手段は、
第1の主観評価平均値−第1の客観評価値 ≒
近似係数c0×第1のラウドネス信号対雑音比+近似係数c1
の近似式に基づく近似係数c0及びc1を算出し、
補正客観評価値算出手段は、
補正客観評価値 =
第2の客観評価値+近似係数c0×第2のラウドネス信号対雑音比+近似係数c1
の補正式によって補正客観評価値を算出する
ことも好ましい。
第1の主観評価平均値は、ITU−T勧告P.800に基づくMOS値であり、
第1及び第2の客観評価値は、ITU−T勧告P.862に基づくPESQ値であることも好ましい。
第1の送信音声信号に対する第1の受信音声信号に基づいて算出された第1の客観評価値と、第1の受信音声信号における第1のラウドネス信号対雑音比とから、第1の受信音声信号の第1の主観評価平均値を実質的に算出することができる近似係数又は関数を算出する第1のステップと、
第2の送信音声信号に対する第2の受信音声信号に基づいて算出された第2の客観評価値と、第2の受信音声信号における第2のラウドネス信号対雑音比とに、近似係数又は関数を計算適用した値を、第2の客観評価値に対する補正客観評価値として算出する第2のステップと
を有することを特徴とする。
第1のステップは、第1の主観評価平均値及び第1の客観評価値の差分値と、第1のラウドネス信号対雑音比に近似係数又は関数を計算適用した値とが、実質的に一致するような近似係数又は関数を算出し、
第2のステップは、第2の客観評価値と、第2のラウドネス信号対雑音比に近似係数又は関数を計算適用した値との加算値を、補正客観評価値として算出する
を有することも好ましい。
第1のステップは、その前段階で、
受話装置によって受信された第1の受信音声信号についての第1の主観評価値を受信するステップと、
第1の主観評価値から第1の主観評価平均値を算出するステップと、
受話装置から第1の受信音声信号を受信するステップと、
原音声信号及び第1の受信音声信号から第1の客観評価値を算出するステップと、
第1の受信音声信号における第1のラウドネス信号対雑音比を算出するステップと
を更に有し、
第2のステップは、その前段階で、
受話装置から第2の受信音声信号を受信するステップと、
原音声信号及び第2の受信音声信号から第2の客観評価値を算出するステップと、
第2の受信音声信号における第2のラウドネス信号対雑音比を算出するステップと
を更に有する
ことも好ましい。
第1のステップは、
第1の主観評価平均値−第1の客観評価値 ≒
近似係数c0×第1のラウドネス信号対雑音比+近似係数c1
の近似式に基づく近似係数c0及びc1を算出し、
第2のステップは、
補正客観評価値 =
第2の客観評価値+近似係数c0×第2のラウドネス信号対雑音比+近似係数c1
の補正式によって補正客観評価値を算出する
ことも好ましい。
第1の主観評価平均値は、ITU−T勧告P.800に基づくMOS値であり、
第1及び第2の客観評価値は、ITU−T勧告P.862に基づくPESQ値であることも好ましい。
第1の送信音声信号に対する第1の受信音声信号に基づいて算出された第1の客観評価値と、第1の受信音声信号における第1のラウドネス信号対雑音比とから、第1の受信音声信号の第1の主観評価平均値を実質的に算出することができる近似係数又は関数を算出する近似係数算出手段と、
第2の送信音声信号に対する第2の受信音声信号に基づいて算出された第2の客観評価値と、第2の受信音声信号における第2のラウドネス信号対雑音比とに、近似係数又は関数を計算適用した値を、第2の客観評価値に対する補正客観評価値として算出する補正客観評価値算出手段と
してコンピュータを機能させることを特徴とする。
MOS−PESQ ≒ c0×SNRL+c1
但し、近似式は、SNRLを入力とする関数であってもよく、この式に限られるものではない。即ち、MOS値とPESQ値との差分を、SNRL値から導出できるような関数又は近似係数であればよい。また、近似係数又は関数は、MOS値とPESQ値との推定誤差の関係から導出される係数又は関数である。
cPESQ = PESQ+c0×SNRL+c1
(S102)複数の第1の主観評価値からMOS値を算出する。
(S202)原音声信号と第1の受信音声信号とを客観評価アルゴリズムに基づいて比較し、第1のPESQ値を算出する。
(S203)受信音声信号における第1のSNRL値を算出する。
(S204)第1のMOS値と第1のPESQ値と第1のSNRL値とに基づいて、近似式における近似係数又は関数を算出する。
(S205)近似係数又は関数を蓄積部に蓄積する。
(S302)原音声信号と第2の受信音声信号とを客観評価アルゴリズムに基づいて比較し、第2のPESQ値を算出する。
(S303)第2の受信音声信号における第2のSNRL値を算出する。
(S304)予め算出された近似係数又は関数に基づく補正式に、新たに取得された第2のPESQ値と第2のSNRL値とを代入することにより、補正PESQ値を算出する。補正PESQ値は、実際のMOS値に極めて近い値となる。
10 主観評価値収集部
11 主観評価平均(MOS)値算出部
12 音声信号受信部
13 客観評価(PESQ)値算出部
14 ラウドネスSNR算出部
15 近似係数算出部
16 近似係数蓄積部
17 補正客観評価値算出部
2 送話装置
3 受話装置
4 ネットワーク
Claims (13)
- 通話品質の客観評価サーバにおいて、
第1の送信音声信号に対する第1の受信音声信号に基づいて算出された第1の客観評価値と、第1の受信音声信号における第1のラウドネス信号対雑音比とから、第1の受信音声信号の第1の主観評価平均値を実質的に算出することができる近似係数又は関数を算出する近似係数算出手段と、
第2の送信音声信号に対する第2の受信音声信号に基づいて算出された第2の客観評価値と、第2の受信音声信号における第2のラウドネス信号対雑音比とに、前記近似係数又は関数を計算適用した値を、第2の客観評価値に対する補正客観評価値として算出する補正客観評価値算出手段と
を有することを特徴とする客観評価サーバ。 - 前記近似係数算出手段は、第1の主観評価平均値及び第1の客観評価値の差分値と、第1のラウドネス信号対雑音比に近似係数又は関数を計算適用した値とが、実質的に一致するような前記近似係数又は関数を算出し、
前記補正客観評価値算出手段は、第2の客観評価値と、第2のラウドネス信号対雑音比に前記近似係数又は関数を計算適用した値との加算値を、前記補正客観評価値として算出することを特徴とする請求項1に記載の客観評価サーバ。 - 前記送信音声信号は、原音声信号に背景雑音が混在したものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の客観評価サーバ。
- 受話装置によって受信された第1の受信音声信号についての第1の主観評価値を受信する主観評価値収集手段と、
第1の主観評価値から第1の主観評価平均値を算出する主観評価平均値算出手段と、
前記受話装置から第1及び第2の受信音声信号を受信する音声信号受信手段と、
前記原音声信号及び第1又は第2の受信音声信号から第1又は第2の客観評価値を算出する客観評価値算出手段と、
第1又は第2の受信音声信号における第1又は第2のラウドネス信号対雑音比を算出するラウドネスSNR算出手段と
を更に有することを特徴とする請求項3に記載の客観評価サーバ。 - 前記近似係数算出手段は、
第1の主観評価平均値−第1の客観評価値 ≒
近似係数c0×第1のラウドネス信号対雑音比+近似係数c1
の近似式に基づく近似係数c0及びc1を算出し、
前記補正客観評価値算出手段は、
前記補正客観評価値 =
第2の客観評価値+近似係数c0×第2のラウドネス信号対雑音比+近似係数c1
の補正式によって前記補正客観評価値を算出する
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の客観評価サーバ。 - 前記第1の主観評価平均値は、ITU−T勧告P.800に基づくMOS値であり、
前記第1及び第2の客観評価値は、ITU−T勧告P.862に基づくPESQ値であることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の客観評価サーバ。 - 通話品質の客観評価サーバにおける客観評価方法において、
第1の送信音声信号に対する第1の受信音声信号に基づいて算出された第1の客観評価値と、第1の受信音声信号における第1のラウドネス信号対雑音比とから、第1の受信音声信号の第1の主観評価平均値を実質的に算出することができる近似係数又は関数を算出する第1のステップと、
第2の送信音声信号に対する第2の受信音声信号に基づいて算出された第2の客観評価値と、第2の受信音声信号における第2のラウドネス信号対雑音比とに、前記近似係数又は関数を計算適用した値を、第2の客観評価値に対する補正客観評価値として算出する第2のステップと
を有することを特徴とする客観評価方法。 - 第1のステップは、第1の主観評価平均値及び第1の客観評価値の差分値と、第1のラウドネス信号対雑音比に近似係数又は関数を計算適用した値とが、実質的に一致するような前記近似係数又は関数を算出し、
第2のステップは、第2の客観評価値と、第2のラウドネス信号対雑音比に前記近似係数又は関数を計算適用した値との加算値を、前記補正客観評価値として算出する
を有することを特徴とする請求項7に記載の客観評価方法。 - 前記送信音声信号は、原音声信号に背景雑音が混在したものであることを特徴とする請求項7又は8に記載の客観評価方法。
- 第1のステップは、その前段階で、
受話装置によって受信された第1の受信音声信号についての第1の主観評価値を受信するステップと、
第1の主観評価値から第1の主観評価平均値を算出するステップと、
前記受話装置から第1の受信音声信号を受信するステップと、
前記原音声信号及び第1の受信音声信号から第1の客観評価値を算出するステップと、
第1の受信音声信号における第1のラウドネス信号対雑音比を算出するステップと
を更に有し、
前記第2のステップは、その前段階で、
前記受話装置から第2の受信音声信号を受信するステップと、
前記原音声信号及び第2の受信音声信号から第2の客観評価値を算出するステップと、
第2の受信音声信号における第2のラウドネス信号対雑音比を算出するステップと
を更に有する
ことを特徴とする請求項9に記載の客観評価方法。 - 前記第1のステップは、
第1の主観評価平均値−第1の客観評価値 ≒
近似係数c0×第1のラウドネス信号対雑音比+近似係数c1
の近似式に基づく近似係数c0及びc1を算出し、
前記第2のステップは、
前記補正客観評価値 =
第2の客観評価値+近似係数c0×第2のラウドネス信号対雑音比+近似係数c1
の補正式によって前記補正客観評価値を算出する
ことを特徴とする請求項8から10のいずれか1項に記載の客観評価方法。 - 前記第1の主観評価平均値は、ITU−T勧告P.800に基づくMOS値であり、
前記第1及び第2の客観評価値は、ITU−T勧告P.862に基づくPESQ値であることを特徴とする請求項8から11のいずれか1項に記載の客観評価方法。 - 通話品質の客観評価サーバに搭載されたコンピュータによって機能される通話品質の客観評価プログラムであって、
第1の送信音声信号に対する第1の受信音声信号に基づいて算出された第1の客観評価値と、第1の受信音声信号における第1のラウドネス信号対雑音比とから、第1の受信音声信号の第1の主観評価平均値を実質的に算出することができる近似係数又は関数を算出する近似係数算出手段と、
第2の送信音声信号に対する第2の受信音声信号に基づいて算出された第2の客観評価値と、第2の受信音声信号における第2のラウドネス信号対雑音比とに、前記近似係数又は関数を計算適用した値を、第2の客観評価値に対する補正客観評価値として算出する補正客観評価値算出手段と
して前記コンピュータを機能させることを特徴とする通話品質の客観評価プログラム。
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