JP4341174B2 - 自動現金取扱装置の監視カメラ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動現金取扱装置の監視カメラ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、金融機関等に自動現金処理機(ATM)、無人契約端末等の自動現金取扱装置が配設され、該自動現金取扱装置を24時間利用することができるようになっている。それに伴って、自動現金取扱装置の不正使用が増加している。そこで、金融機関等は、自動現金取扱装置を管理するに当たり、自動現金取扱装置に監視カメラ装置を配設し、該監視カメラ装置によって被写体としての利用者の動作を監視するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の監視カメラ装置においては、顔用及び手元用の2台のカメラが別々に搭載されているので、コストが高くなるだけでなく、大型化してしまう。
【0004】
そこで、1台のカメラを配設し、該カメラのレンズの前方の所定の箇所にミラーを配設することによって、前記レンズの画角を分割し、顔撮影領域及び手元撮影領域において顔及び手元をそれぞれ撮影することが考えられる。この場合、監視カメラ装置のコストを低くすることができ、監視カメラ装置を小型化することができる。
【0005】
ところが、小型の自動現金取扱装置の場合、利用者が自動現金取扱装置の前に立った状態においては、前記利用者がかなりの長身であっても、顔を含む上半身を撮影することができるが、カード、紙幣等をカード挿入・取出口、紙幣挿入・取出口等に挿入したり、カード挿入・取出口、紙幣挿入・取出口等から取り出したりするために利用者が自動現金取扱装置側に乗り出すと、利用者の顔が顔撮影領域から外れ、顔を撮影することができなくなってしまう。したがって、利用者の動作を十分に監視することができなくなってしまう。
【0006】
しかも、金融機関等としては、自動現金取扱装置の前に立った状態にある利用者の動作より、カード、紙幣等の挿入又は取出しのように、自動現金取扱装置側に乗り出した状態にある利用者の動作を監視することの方が重要である。
【0007】
本発明は、前記従来の監視カメラ装置の問題点を解決して、被写体の動作を十分に監視することができる自動現金取扱装置の監視カメラ装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
そのために、本発明の自動現金取扱装置の監視カメラ装置においては、被写体である利用者の画像を結像部に結像させる結像手段と、該結像手段の前方に配設され、結像手段の画角を上側部分と下側部分とに分割し、上側部分に利用者の顔を撮影するための顔撮影領域を、下側部分に利用者の手元を撮影するための第1、第2の手元撮影領域を形成する撮影画角分割手段と、該撮影画角分割手段の上縁に沿って配設された遮蔽板と、前記利用者の画像の結像に伴う前記結像部の出力に基づいて、前記利用者の画像データを発生させる画像データ発生処理手段とを有する。
【0009】
そして、前記撮影画角分割手段は、上縁を前記結像手段の光軸より下方に位置させて、境界線が前記光軸を通過するように、かつ、下方に凸面を形成するように配設された2枚の反射部材を備える。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0011】
図1は本発明の第1の実施の形態における自動現金取扱装置を説明する側面図、図2は本発明の第1の実施の形態における自動現金取扱装置の正面図である。
【0012】
図において、10は自動現金取扱装置、11は被写体としての利用者21の顔及び手元を撮影するカメラ、12はカメラ基板であり、前記カメラ11は、図示されない結像部、及び前記利用者21の顔及び手元の画像を結像部に結像させる結像手段としてのレンズ13を備える。また、14はレンズ13の光軸を中心にして上下方向及び左右方向に回動自在に配設された撮影画角分割手段としてのミラー、16はカード17を挿入したり取り出したりするための第1の挿入・取出口としてのカード挿入・取出口、18は紙幣19を挿入したり取り出したりするための第2の挿入・取出口としての紙幣挿入・取出口、20は表示手段及び入力手段としてのタッチパネル付CRT、25は背面確認ミラー、26は手元撮影隠しミラー、27は図示されない通帳を挿入したり取り出したりするための第3の挿入・取出口としての通帳挿入・取出口、28は図示されない硬貨を挿入したり取り出したりするための第4の挿入・取出口としての硬貨挿入・取出口である。
【0013】
利用者21は、自動現金取扱装置10の前に立ち、タッチパネル付CRT20の図示されないタッチパネルに表示されている取引内容を選択し、所定の箇所を指で押す。そして、例えば、紙幣19が紙幣挿入・取出口18から排出されると、利用者21は自動現金取扱装置10側に乗り出して紙幣19を取り出す。この場合、自動現金取扱装置10側に乗り出した状態にある利用者21の顔を十分に撮影することができるように、あらかじめレンズ13の取付角度が設定され、光軸が十分に上方に向けられる。
【0014】
また、前記ミラー14は、上端がレンズ13の光軸より下方になるように、しかも、反射面を下方に向けて配設される。前記ミラー14は上下方向に回動自在に配設され、ミラー14を回動させることによって、ミラー14の取付角度を調整することができる。前記ミラー14は、反射部材としての、矩(く)形、かつ、平面状の形状を有する2枚のミラー14a、14bから成り、該ミラー14a、14bを凹形(下向きに凸型)に組み合わせることによって、ミラー14の下方に凸面が形成される。
【0015】
したがって、ミラー14によってレンズ13の画角が上側部分と下側部分とに分割され、上側部分に、利用者21の顔を撮影するための顔撮影領域23が、下側部分に、利用者21の手元を撮影するための第1、第2の手元撮影領域24、29が左右に分割されて形成される。なお、前記第1、第2の手元撮影領域24、29においては、カード17、紙幣19、通帳、硬貨等も撮影される。
【0016】
そして、前記顔撮影領域23及び第1、第2の手元撮影領域24、29が形成されるのに伴って、レンズ13の画角は三つの画角A、B1、B2に分割される。なお、ミラー14a、14bを同じ寸法にした方が、ミラー14の組立てが容易であり、その分、ミラー14のコストを低くすることができる。
【0017】
ところで、利用者21の手元を撮影する場合、取引きの重要度に応じて、第1の手元撮影領域24の画像を第2の手元撮影領域29の画像より大きくすることが必要になることがある。その場合、ミラー14を水平方向に回動させることによって、画角B1、B2のうちの画角B2を大きくし、第1の手元撮影領域24の画像を大きくすることができる。なお、ミラー14を回動させない場合、画角B1、B2は等しい。
【0018】
このようにして、前記カメラ11によって撮影された利用者21の顔及び手元の画像は前記結像部に結像され、それに伴う結像部の出力に基づいて、図示されない画像データ発生処理手段は、前記利用者21の顔及び手元の画像データを発生させる。該画像データは図示されない画像処理装置に送られ、該画像処理装置において画像処理が行われ、図示されないモニタに送られ、該モニタによって、モニタ画面にモニタ画像が表示される。
【0019】
図3は本発明の第1の実施の形態におけるカメラの搭載状態を示す正面図、図4は本発明の第1の実施の形態におけるカメラの搭載状態を示す側面図である。
【0020】
図において、11はカメラ、12はカメラ基板、13はレンズ、14はミラー、30はカメラ取付フレーム、31はカラー、32は固定ねじであり、前記カメラ基板12を固定ねじ32によってカメラ取付フレーム30に固定すると、カメラ基板12に取り付けられたレンズ13の光軸が固定される。すなわち、自動現金取扱装置10(図2)に対するカメラ取付フレーム30の取付状態によってレンズ13の光軸が決定される。
【0021】
前記カメラ取付フレーム30の両縁には、一対のブラケット30aが前方(図4における左方)に向けて立ち上げて形成され、該ブラケット30aにおける上端近傍及び下端近傍に打出し37、38が突出させて形成される。
【0022】
また、33はミラー取付フレーム、35はミラー貼(ちょう)付板、36は、該ミラー貼付板35の前面に、ミラー14の上縁に沿って配設された帯状の第1の遮蔽(へい)板としての上遮蔽板であり、前記ミラー貼付板35にミラー14が接着剤によって貼付される。そのために、前記ミラー貼付板35は、ミラー14と同じ凹形の形状を有する。また、前記ミラー取付フレーム33の両縁には、後方(図4における右方)に向けて一対の側壁部33cが互いに平行に形成され、前記ミラー取付フレーム33の下縁には、下方に向けて取付片33a、33bが突出させて形成される。そして、ミラー貼付板35の前面の所定の位置に前記上遮蔽板36を置き、固定ねじ41、43によって、前記上遮蔽板36及びミラー貼付板35をスペーサ34a、34bを介して取付片33a、33bに取り付けることにより、ミラー14をカメラ取付フレーム30に取り付けることができる。この場合、前記ミラー貼付板35は、ミラー14a、14bの境界線がレンズ13の光軸を通るようにミラー取付フレーム33に取り付けられる。これによって、図2に示されるように、画角B2を画角B1より大きくすることができる。
【0023】
また、前記側壁部33cには、前記打出し37、38と対応させて溝80、81が形成される。したがって、前記打出し37、38と溝80、81とを所定の深さで係合させ、カメラ取付フレーム30に対するミラー取付フレーム33の角度を調整することによって、ミラー14の取付角度を調整することができる。なお、39、40は、ミラー14の取付角度を調整した後、ミラー取付フレーム33をカメラ取付フレーム30に対して固定するための調整取付ねじである。
【0024】
また、前記レンズ13よりわずかに下方において、三角形の形状を有する第2の遮蔽板としての下遮蔽板42は遮蔽板固定ねじ43によってカメラ取付フレーム30に固定される。このとき、下遮蔽板42は、先端が、ミラー14a、14bの境界線と同様に、レンズ13の光軸を通るように固定される。
【0025】
次に、前記構成の監視カメラ装置においてモニタ画面に表示されたモニタ画像について説明する。
【0026】
図5は上遮蔽板及び下遮蔽板を備えない場合に形成される背景のモニタ画像の例を示す図、図6は本発明の第1の実施の形態における監視カメラ装置によって形成された背景のモニタ画像の例を示す図、図7は本発明の第1の実施の形態における監視カメラ装置によって形成された利用者のモニタ画像の例を示す第1の図、図8は本発明の第1の実施の形態における監視カメラ装置によって形成された利用者のモニタ画像の例を示す第2の図である。
【0027】
図において、44は顔撮影領域23(図1)における画像、45は第1の手元撮影領域24における画像、46は第2の手元撮影領域29(図2)における画像、47は紙幣挿入・取出口18のシャッターが閉じられた状態を示す画像、48はタッチパネル付CRT20の画像、49は硬貨挿入・取出口28のシャッターが閉じられた状態を示す画像、50は自動現金取扱装置10の筐(きょう)体の画像、51は下遮蔽板42(図3)による遮蔽影、52は上遮蔽板36による遮蔽影、53は自動現金取扱装置10の前に立った状態にある利用者21の画像、54は自動現金取扱装置10側に乗り出した状態にある利用者21の画像、55は利用者21の右手の画像、59は紙幣19の画像である。
【0028】
ところで、上遮蔽板36及び下遮蔽板42を備えない場合、図5に示されるように、遮蔽影51、52が形成されない。この場合、背景の色と筐体の色とが同じであると、背景の画像と手元の画像とを区別するのが困難になるので、画像を目視する図示されない監視者に違和感を与えてしまう。これに対して、本実施の形態においては、上遮蔽板36及び下遮蔽板42が取り付けられるので、図6に示されるように、画像44〜46間の境界線が黒く撮影され、遮蔽影51、52が形成される。したがって、前記監視者に違和感を与えることがなくなる。
【0029】
また、前述されたように、下遮蔽板42の先端とミラー14a、14bの境界線とが合わせられ、かつ、レンズ13の光軸の中心を通るよう設定されているので、遮蔽影51の太さを均一にすることができる。なお、下遮蔽板42の三角形の左右の辺の傾きを一定にしたまま底辺を長くすると、遮蔽影51を太くすることができる。この場合、下遮蔽板42は台形に近い形状を有する。
【0030】
このように、本発明においては、一つのレンズ13の画角を分割して利用者21の顔及び手元を撮影するようにしているので、利用者21の顔及び手元を高解像度で撮影することができるだけでなく、撮影された利用者21の顔及び手元の画像に発生する歪(ひず)みを小さくすることができる。また、レンズ13として画角の大きい魚眼レンズ等の超広角レンズを使用する必要がなく、通常のレンズを使用することができるので、監視カメラ装置のコストを低くすることができる。
【0031】
そして、レンズ13の光軸より下方にミラー14が配設されるので、レンズ13より上方に障害物がなくなる。したがって、顔撮影領域23を十分に広く形成することができるので、利用者21がカード17、紙幣19、通帳、硬貨等をカード挿入・取出口16、紙幣挿入・取出口18、通帳挿入・取出口27、硬貨挿入・取出口28等の各挿入・取出口に挿入したり、各挿入・取出口から取り出したりするときに、自動現金取扱装置10側に乗り出しても、利用者21の顔が顔撮影領域23から外れることがなく、利用者21の顔を確実に撮影することができる。その結果、利用者21の動作を十分に監視することができる。
【0032】
そして、前記ミラー14は、2枚の平面状のミラー14a、14bを凹形に組み合わせることによって形成されるので、利用者21の顔及び手元の画像の位置を互いに対応させることができる。したがって、前記監視者に違和感を与えることがない。
【0033】
また、前記スペーサ34a、34bの厚さを変える等によってミラー14を水平方向に回動させることにより、画角B2を画角B1より大きくし、画像45を画像46より大きくすることができる。したがって、大きさの異なるミラーを使用する必要がなくなるので、監視カメラ装置のコストを低くすることができる。
【0034】
ところで、本実施の形態において、ミラー14はガラス製であるので、薄くすると破損しやすい。したがって、ある程度の厚さを有するミラー14が必要となるが、ミラー14が厚くなると、図6に示される、遮蔽影52が太くなり、レンズ13の画角A、B1、B2がその分小さくなり、顔撮影領域23及び第1、第2の撮影領域24、29が狭くなってしまう。
【0035】
そこで、画角A、B1、B2を大きくすることができ、顔撮影領域23及び第1、第2の撮影領域24、29を広くすることができるようにした本発明の第2の実施の形態について説明する。
【0036】
図9は本発明の第2の実施の形態におけるミラーを示す斜視図である。
【0037】
図において、14はミラーであり、該ミラー14は、プラスチック層57の一方の面に、アルミメッキ層56をコーティングすることにより鏡面処理を施し、他方の面に粘着テープ層58を接着することによって形成される。したがって、ミラー14を極めて薄くすることができ、しかも、ミラー14が割れて破損することがない。また、粘着テープ層58によって接着剤を使用することなく、ミラー14をミラー貼付板35(図4)に貼付することができるので、ミラー14の組立ての作業性を向上させることができる。
【0038】
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略する。
【0039】
図10は本発明の第3の実施の形態におけるミラーの取付状態を示す斜視図、図11は本発明の第3の実施の形態におけるミラーの取付状態を示す側面図、図12は図10のX−X断面図、図13は本発明の第3の実施の形態における監視カメラ装置によって形成された背景のモニタ画像の例を示す図である。
【0040】
図において、59はミラー貼付板35の裏面に配設された撮影画角分割手段としての1枚の凸面ミラーである。該凸面ミラー59は、図示されない凸状の形状を有するプラスチック層の一方の面に、図示されないアルミメッキ層をコーティングすることにより鏡面処理を施し、他方の面に図示されない粘着テープ層を接着することによって形成され、該粘着テープ層を介してミラー貼付板35に貼付される。なお、前記凸面ミラー59によって、下方に凸面を形成する反射部材が構成される。
【0041】
前記構成の凸面ミラー59を備えた監視カメラ装置においては、カメラ11(図4)によって背景を撮影すると、図13に示されるようなモニタ画像が形成される。この場合、凸面ミラー59は1枚のミラーによって形成されるので、手元撮影領域61は分割されない。したがって、監視者は、画像47、48、49等の全体を目視することができる。
【0042】
なお、前記凸面ミラー59は、平面状のミラー14a(図2)、14bを凹形に組み合わせることによって形成されたミラー14より広角であるので、画角B1、B2を分割する必要はない。したがって、下遮蔽板を配設する必要はない。
【0043】
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0044】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、自動現金取扱装置の監視カメラ装置においては、被写体である利用者の画像を結像部に結像させる結像手段と、該結像手段の前方に配設され、結像手段の画角を上側部分と下側部分とに分割し、上側部分に利用者の顔を撮影するための顔撮影領域を、下側部分に利用者の手元を撮影するための第1、第2の手元撮影領域を形成する撮影画角分割手段と、該撮影画角分割手段の上縁に沿って配設された遮蔽板と、前記利用者の画像の結像に伴う前記結像部の出力に基づいて、前記利用者の画像データを発生させる画像データ発生処理手段とを有する。
【0045】
そして、前記撮影画角分割手段は、上縁を前記結像手段の光軸より下方に位置させて、境界線が前記光軸を通過するように、かつ、下方に凸面を形成するように配設された2枚の反射部材を備える。
【0046】
この場合、撮影画角分割手段は、上縁を前記結像手段の光軸より下方に位置させて、境界線が前記光軸を通過するように、かつ、下方に凸面を形成するように配設された2枚の反射部材を備える。したがって、撮影画角分割手段によって結像手段の画角が上側部分と下側部分とに分割され、上側部分に利用者の顔を撮影するための顔撮影領域が、下側部分に利用者の手元を撮影するための第1、第2の手元撮影領域が形成される。
【0047】
そして、顔を撮影するための撮影領域を十分に広く形成することができるので、利用者が自動現金取扱装置側に乗り出しても、利用者の顔が撮影領域から外れることがなくなり、利用者の顔を確実に撮影することができる。その結果、利用者の動作を十分に監視することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における自動現金取扱装置を説明する側面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態における自動現金取扱装置の正面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態におけるカメラの搭載状態を示す正面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態におけるカメラの搭載状態を示す側面図である。
【図5】上遮蔽板及び下遮蔽板を備えない場合に形成される背景のモニタ画像の例を示す図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態における監視カメラ装置によって形成された背景のモニタ画像の例を示す図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態における監視カメラ装置によって形成された利用者のモニタ画像の例を示す第1の図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態における監視カメラ装置によって形成された利用者のモニタ画像の例を示す第2の図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態におけるミラーを示す斜視図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態におけるミラーの取付状態を示す斜視図である。
【図11】本発明の第3の実施の形態におけるミラーの取付状態を示す側面図である。
【図12】図10のX−X断面図である。
【図13】本発明の第3の実施の形態における監視カメラ装置によって形成された背景のモニタ画像の例を示す図である。
【符号の説明】
13 レンズ
14、14a、14b ミラー
21 利用者
23 顔撮影領域
24、29 第1、第2の手元撮影領域
36 上遮蔽板
57 プラスチック層
59 凸面ミラー
61 手元撮影領域
A、B1、B2 画角
Claims (1)
- 自動現金取扱装置の監視カメラ装置において、
(a)被写体である利用者の画像を結像部に結像させる結像手段と、
(b)該結像手段の前方に配設され、結像手段の画角を上側部分と下側部分とに分割し、上側部分に利用者の顔を撮影するための顔撮影領域を、下側部分に利用者の手元を撮影するための第1、第2の手元撮影領域を形成する撮影画角分割手段と、
(c)該撮影画角分割手段の上縁に沿って配設された遮蔽板と、
(d)前記利用者の画像の結像に伴う前記結像部の出力に基づいて、前記利用者の画像データを発生させる画像データ発生処理手段とを有するとともに、
(e)前記撮影画角分割手段は、上縁を前記結像手段の光軸より下方に位置させて、境界線が前記光軸を通過するように、かつ、下方に凸面を形成するように配設された2枚の反射部材を備えることを特徴とする自動現金取扱装置の監視カメラ装置。
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