JP4340819B2 - Denture stabilization sheet - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は義歯安定用シートに関し、より具体的には、綿不織布を備える義歯安定用シートに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、義歯を顎堤(歯茎や口蓋などの義歯との接触面)に安定して装着させるための手段として、水溶性の高分子物質等からなるパウダータイプの義歯安定剤や、これをワセリン等の油成分に混合したクリームタイプの義歯安定剤が知られている。しかし、これらのタイプの義歯安定剤は、容器から適当な使用量を取り出し、これを義歯床に適切な厚さで塗布する必要があるので、使用が困難で煩わしいことがあった。さらに、クリームタイプの義歯安定剤は、べたつきが強く、油成分を含んでいるので、義歯の清浄が面倒になりがちであった。
【0003】
他のタイプの義歯安定剤としては、水溶性を有さないガムベースのクッションタイプの義歯安定剤もまた知られている。しかし、クッションタイプの義歯安定剤は、非常に固く、チューブから出して義歯床に適切な厚さに塗布することが困難であり、義歯の洗浄が面倒であった。
【0004】
上述のような問題点を解決するための義歯安定剤として、義歯安定剤を義歯床の形状に合わせてシート状に固めるなどして形成されたシートタイプの義歯安定剤が知られている。シートタイプの義歯安定剤は、クリームタイプの安定剤などのように義歯床上に塗布する必要がなく、使用が比較的簡便であるので、短時間で義歯を装着することが可能になる。また、シートタイプの義歯安定剤を用いれば、比較的容易に義歯を洗浄することが可能になる。
【0005】
また、上下2枚のシート状物の間に義歯安定剤を介在させた構造を有する義歯安定用シートが、米国特許第4,503,116号に開示されている。
【0006】
この米国特許第4,503,116号に記載の義歯安定用シートは、支持体として設けられた、例えば酢酸セルロース等の繊維を保持したセルロースペーパからなる上下2枚のウェブの間に義歯安定剤を介在させた3層構造を有している。薬剤としては、義歯安定剤としてエチレンオキサイドポリマーが、再湿性接着剤としてアルギン酸ナトリウムが使用されている。また、この3層構造において、ニードルパンチにより一対のウェブの交絡繊維を絡み合わせたり、義歯安定剤として使用される粉末状エチレンオキサイドポリマーの一部を熱溶着させたりすることによって、一体構造が形成される。これにより、義歯安定用シートの層間剥離が防止される。
【0007】
また、実開昭59−172413号公報には、レーヨン系の薄層不織布に水溶性粘質物の水溶液を含浸させ、これを乾燥させて形成した義歯安定用シートが記載されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記米国特許第4,503,116号に記載の義歯安定用シートは、上下2枚のウェブが酢酸セルロースなどの化学繊維を含む材料などから形成されており、使用状態(すなわち湿潤状態)において水との親和性が十分で無いために柔らかさが不足し、良好な装着感が得られないことがあった。さらに、顎堤に接触するシートの表面に使用する材料によっては、口中において使用すると、ざらつき感を与えたり、酢酸系化学繊維の味がすることもあった。
【0009】
また、実開昭59−172413号公報で開示されている義歯安定用シートも、レーヨン系の不織布などを用いているため、上記米国特許第4,503,116号に記載の義歯安定用シートと同様の問題が生じた。
【0010】
本発明はこれらの問題を解消し、義歯を容易に装着及び清浄でき、良好な装着感を与える義歯安定用シートを提供することをその目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の義歯安定用シートは、義歯付着面に対応した形状を有し、一対の布帛の少なくとも一方を綿不織布とし、湿潤により粘着性を呈する義歯安定剤を乾燥状態で該一対の布帛間に挟持させており、そのことにより上記目的を達成する。
【0012】
前記義歯安定剤が、少なくとも一部が融着した樹脂層で結合された前記一対の布帛間に保持されていてもよい。
【0013】
前記樹脂層における前記布帛に融着している部分が、該布帛面に分散状に設けられていてもよい。
【0014】
前記義歯安定剤が、ニードルパンチにより結合された前記一対の布帛間に保持されていてもよい。
【0015】
あるいは、本発明の義歯安定用シートは、義歯付着面に対応した形状を有した綿不織布と、湿潤により粘着性を呈する乾燥状態の義歯安定剤と、前記綿不織布の一方の面に融着され前記義歯安定剤を前記綿不織布上に固定している樹脂層とを備えることにより、上記目的を達成する。
【0016】
あるいは、本発明の義歯安定用シートは、義歯付着面に対応した形状を有しており、湿潤により粘着性を呈する義歯安定剤を乾燥状態で含浸させた綿不織布からなっており、そのことにより上記目的を達成する。
【0017】
以下、本発明の作用を説明する。
【0018】
本発明の義歯安定用シートは、少なくとも一方の布帛が綿不織布から構成されるので、湿潤状態で顎堤に当てた場合に、柔らかく、ざらつき感が少なく、粘膜刺激が少なく(すなわち、物理的及び化学的に肌に与える刺激が少ない)、その結果、良好な装着感が得られる。また、綿不織布は、無味であり口中に入れた場合にも不快感を与えない。さらに、綿は水との親和性が良いので、速やかに吸水して綿不織布自体の付着性及び義歯安定剤の溶解を促進させ得、これにより、水に接触させると義歯安定用シートが直ぐに粘着性を発揮する。
【0019】
また、一対の布帛の内面に融着した樹脂層により義歯安定剤を保持するように構成すれば、一対の布帛の接合強度を向上させることができ、内側に挟持された義歯安定剤を適切に保持できる。
【0020】
さらに、布帛面に分散状に設けられた樹脂層により、一対の布帛が間に義歯安定剤を保持して接合するように構成すれば、義歯安定シートの物理的柔軟性を維持することができる。これにより、より良好な装着感が得られる。
【0021】
また、本発明の義歯安定用シートを、義歯付着面に対応した形状を有した綿不織布と、湿潤により粘着性を呈する乾燥状態の義歯安定剤と、綿不織布の一方の面に融着され前記義歯安定剤を綿不織布上に固定している樹脂層とを備えるように構成したり、義歯付着面に対応した形状を有し湿潤により粘着性を呈する義歯安定剤を乾燥状態で含浸させた綿不織布から形成した場合にも、使用において綿不織布を顎堤に接触させることが可能であり、湿潤状態において粘膜刺激が少なく、良好な装着感が得られる。
【0022】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)
以下、実施形態1の義歯安定用シートを説明する。
【0023】
図1は、本実施形態の義歯安定用シート100を示し、義歯安定用シート100には下顎用シート100a及び上顎用シート100bがあり、必要に応じてそのいずれか一方又は双方が使用される。各シート100a及び100bの形状は、それぞれ下顎用義歯及び上顎用義歯の義歯床(義歯付着面)の形状に対応しており、これらに適切に貼り付けることができる。
【0024】
図1に示す義歯安定用シート100の断面構造を図2に示す。なお、図2は、図1のX−X線に沿った断面の一部を拡大したものである。
【0025】
図2に示すように、義歯安定用シート100は、下側綿不織布10と、上側綿不織布20と、これらの間に挟持された粉末状薬剤30と、上下綿不織布10及び20内面に溶着された樹脂層(ポリプロピレン・ポリエチレン複合不織布)40とを有している。なお、本明細書において、綿不織布の上下の区別は便宜上図示の状態を基準としているが、実際の製造、使用等の状況に置いては、上下逆にすることも可能である。
【0026】
上下の綿不織布10及び20は、粉末状薬剤30を支持するための支持体として機能し、熱溶着された樹脂層40によって互いに接合されている。この綿不織布10及び20は、目付が約20g/m2以上であることが望ましい。目付が約20g/m2より小さいと、綿不織布の隙間(繊維間の隙間)が大きくなり、内側に保持された粉末状薬剤30が綿不織布の目を通り抜けて外部にこぼれてしまうことがあるからである。一方、不必要に綿不織布材料を使用することなく、好適な綿不織布を得るためには、目付を約110g/m2以下にすることが好ましい。また、綿不織布の厚さは、約0.1mm〜約1mmであることが好ましい。約0.1mmより薄いと、使用状態(湿潤状態)において、綿不織布が水または溶解した義歯安定剤を含浸して膨潤するという効果が低減されるので、柔らかさ又はソフト感が低下し、良好な装着感を得られない場合がある。一方、約1mmより厚いと、顎堤に負荷がかかる、或いは違和感が大きくなる等の不具合を生じさせ得る。
【0027】
また、樹脂層40は、ポリプロピレン・ポリエチレン複合不織布などの布帛を上下の綿不織布10及び20の間に薬剤30と共に介在させ、これを圧締しつつ加熱し、布帛を溶融させることによって得られる。この加熱圧締をエンボス加工を伴って布帛面に対して分散状に行えば、シート100全体の柔軟性を維持することが出来る。樹脂層の熱融着部の分散形態としては、点状、線状又はこれらの複合状態が挙げられる。ただし、樹脂層の全面を溶着する形態とすることも可能であり、このようにすれば、上下綿不織布の密着性及び粉末状薬剤30の保持をより確実にできる。なお、本実施形態においては、ポリプロピレン・ポリエチレン複合不織布を溶融して樹脂層40を形成しているが、この樹脂層は、他の適切な材料の布帛を溶融して形成する事も可能である。例えば、ポリプロピレン布帛又はポリエチレン布帛を単独で使用してもよい。また、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル、或いはその複合体などを使用してもよく、比較的低温で溶融する種々の材料が使用され得る。
【0028】
このような義歯安定用シート100は、種々の方法を用いて形成することができる。例えば図3に示すように、綿不織布とポリプロピレン・ポリエチレン(PP・PE)複合不織布とを重ね合わせた状態で、この上に粉末状薬剤を所定の厚さで堆積させ、さらにこの上に綿不織布を重ねる。これをエンボスローラ200で挟んで加熱圧締することにより、図2に示す断面構造を有する、分散状に溶着されたシート状最終生成物が得られる。この最終生成物を適切な形状に切断する事により、本実施形態の義歯安定用シート100を得ることができる。このように、本実施形態の義歯安定用シート100では、粉末状薬剤30は、上下綿不織布10及び20に分散状に融着された樹脂層40によって保持される。
【0029】
ただし、本実施形態のような熱溶着の方法に代えて、ニードルパンチなどにより上下綿不織布10及び20を物理的に接合することも可能である。この場合、ポリプロピレン・ポリエチレン複合不織布(樹脂層材料)は、不要とされる。また、熱溶着とニードルパンチとの組み合わせにより、上下綿不織布10及び20の接合を行ってもよい。
【0030】
また、粉末状薬剤30には、例えば、粘着剤としてのカルメロースナトリウム及びポリエチレンオキシド(分子量約400万)、pH調整剤としてのリン酸ナトリウムが含まれる。このような粉末状薬剤30は、乾燥状態において粉末状であり、湿潤状態において粘着性を呈する。なお、粘着剤としては、上述のカルメロースナトリウム及びポリエチレンオキシドの他、アルギン酸ナトリウム、ポリビニルアルコール又はこれらの混合物などが使用され得る。また、pH調節剤としては、リン酸ナトリウムの他にも、酢酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム等を用いることができる。これらのpH調節剤は、薬剤を中性に保つことを確実にするので、薬剤が口腔粘膜を損傷する可能性を低下させることができる。
【0031】
以下、上述の義歯安定用シート100の使用方法を説明する。
【0032】
まず、義歯安定用シート100を温水又は水に浸し、良く洗浄した義歯の義歯床上に湿潤状態の義歯安定用シート100を貼り付ける。義歯安定用シート100は、義歯床の形状に合わせてしわを伸ばし、義歯床をはみ出る余分な部分があれば、はさみ等でこの部分を予め切り落としておくことが望ましい。
【0033】
ここで、義歯安定用シート100は、表面が綿不織布で構成されているので、吸水性及び保水性が高く(すなわち、水との親和性が良好である)、上下綿不織布10及び20の内側に保持された義歯安定剤としての薬剤30が迅速に溶解する。また、吸水性が高いので、水分を含むことにより得られる綿不織布自体の付着性も迅速に高まる。従って、本実施形態の義歯安定用シート100は、シートを温水又は水に浸した後、比較的短時間で粘着性を発揮する。さらに、綿不織布は、湿潤状態での引張り伸度が比較的高いので、義歯床の形状に合わせて適切に貼り付けやすい。
【0034】
以下の表1に、例として、綿不織布とレーヨンとの吸水性及び保水率、引張り伸度についての比較試験結果を示す。なお、引張り伸度の試験は、JIS L−1096に準拠の試験方法に基づいて試料が切断するまでの引張り及び破断伸度を測定することにより行われた。吸水性の試験は、JIS L−1096に準拠のバイレック法に基づいて試料の一部を水につけて放置後の水の上昇した高さを測定することにより行われた。保水率の試験は、乾燥状態の試料の重量と、10分間水に浸漬した後に10分間吊り干した後の試料の重量とを測定することにより行われた。
【0035】
【表1】
【0036】
このようにして義歯床上に義歯安定用シート100を適切に貼り付けた後、義歯を顎堤(歯茎や口蓋など)にはめ、これを固定するまで噛みしめる。
【0037】
ここで、綿不織布は、湿潤状態での柔らかさが良好であり、ざらつき感が低いので、顎堤と接触しても不快感を与えにくく、良好な装着感を提供する。また、水分を含んだ綿不織布は膨張して、義歯と顎堤との間にクッション効果を提供するので、義歯の装着感がさらに良好になる。このように綿不織布を用いた場合には、疎水性の化学繊維などを用いた場合と異なり、綿繊維自体が水分を吸収して膨潤し、これにより繊維自体の柔軟性も高まるので、より良好な装着感が得られる。なお、綿の水中膨潤は、長さにおいて約1.1%、直径において約20〜30%、体積において約42〜44%程度である。
【0038】
また、綿は無味であるので、例えば酢酸セルロースなどの酢酸系化学繊維を用いた場合よりも不快な味を与える可能性が少ない。
【0039】
このように、本実施形態の義歯安定用シート100を用いれば、容易に且つ迅速に、良好な装着感で義歯を顎堤に固定することが可能になる。
【0040】
また、本実施形態において示すように、上下綿不織布を分散状に融着した樹脂層40によって接合させれば、全体として物理的により柔らかい義歯安定シートを得ることが出来る。これにより、顎堤への接触をよりソフトにできるので、装着感をさらに快適にし得る。
【0041】
なお、本実施形態の義歯安定用シート100は、上下一対の綿不織布10及び20を用いて構成されているが、顎堤と接触する片側面のみに綿不織布を用い、義歯床と接触する反対側面には、綿以外の材料からなる不織布又は織布を用いる構成としてもよい。この綿以外の布帛としては、種々の合成繊維又は天然繊維を材料とする布帛が使用され得、口中で使用した場合に安全性が保証されるものであれば、任意の布帛を用いることができる。このような場合にも、少なくとも顎堤と接触する側が綿不織布であるので、上述のような良好な装着感が得られる。
【0042】
また、上記実施形態の義歯安定用シート100の構造とは異なり、下側綿不織布10を設けない構造とすることも可能である。この場合には、上側綿不織布20に分散状又は全面的に溶着された樹脂層40を義歯床側に接触させ、上側綿不織布20を顎堤側に接触させるように義歯安定用シートを使用すれば、上述したような良好な装着感を得ることができる。このような形態であっても、ポリプロピレン・ポリエチレン複合不織布を適切な厚さにし、適切に溶着すれば、樹脂層40と上側綿不織布20との間で粉末状薬剤30を適切に保持させることが可能である。
【0043】
(比較試験)
以下、米国特許第4,503,116号に記載の構造を利用した従来の義歯安定用シート(以下比較例という)と、本発明の実施形態1による義歯安定用シート(以下実施例という)との比較試験結果を示す。なお、比較例には、上下一対の薬剤支持体として酢酸セルロースを含む化学繊維の不織布が使用されたものを用いた。ここでは、湿潤状態での滑り易さ、ざらつき感、及び味覚についての比較を示す。
【0044】
下記表2に、湿潤状態での滑り易さ及びざらつき感を比較したデータを示す。
【0045】
【表2】
【0046】
ここで、MIU(平均摩擦係数(単位:無次元))値は人間が感じる滑り易さに対応し、MMD(摩擦係数の平均偏差(単位:無次元))値は人間が感じるざらつき感に対応している。表2からわかるように、実施例の義歯安定用シートは、湿潤状態において、滑り易さは比較例と変わらないが、ざらつき感は比較例より小さいことがわかる。従って、使用状態において、実施例の義歯安定用シートは、比較例の義歯安定用シートに比べて口腔粘膜に与える物理的刺激が小さいと考えられる。
【0047】
次に、下記表3に、実施例及び比較例の義歯安定用シートについて、無作為に抽出された被検者6名により味の比較試験を行った結果を示す。ただし、この試験においては、実際に義歯を顎堤に装着するのではなく、1分間口中に含んで味の比較を行っている。
【0048】
【表3】
【0049】
このように、実施例の義歯安定用シートは比較例よりも味が少なく、不快感が少ないという結果が得られた。これは、薬剤支持体として、比較例が酢酸系化学繊維を含む不織布を用いているのに対し、実施例の義歯安定用シートは綿不織布を用いているためであると考えられる。従って、使用状態においても、綿不織布を用いる実施例の義歯安定用シートは、従来の製品(比較例)に比べて不快な味をあたえる可能性は低いと考えられる。
【0050】
(実施形態2)
以下、実施形態2の義歯安定用シートを説明する。
【0051】
本実施形態2の義歯安定用シートは、義歯床の形状に合わせて適切な形状(例えば図1に示す形状)に形成された綿不織布が、乾燥状態の薬剤を含浸する形態にされている。本実施形態においても薬剤は、上記実施形態1と同様の義歯安定剤(粘着剤)及びpH調節剤を含み得る。上述のように、この薬剤は乾燥状態で粉状であり湿潤状態で粘着性を呈する。
【0052】
このような義歯安定用シートもまた、顎堤との接触表面が綿不織布であるので、良好な装着感を提供し、不快な味を与えることもない。
【0053】
以下、本実施形態の義歯安定用シートの製造方法を説明する。
【0054】
まず、厚さ約0.5mmの綿不織布に、溶解状態の薬剤を含浸させる。これを乾燥させることにより、薬剤を含浸した綿不織布からなる義歯安定用シートが得られる。
【0055】
【発明の効果】
このように、本発明によれば、容易に且つ迅速に、良好な装着感で義歯を顎堤に固定することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による義歯安定用シートの上面図である。
【図2】本発明の実施形態1による義歯安定用シートの部分断面図であり、図1のX−X線に沿った断面に対応する。
【図3】本発明の実施形態1による義歯安定用シートの製造方法を説明する図である。
【符号の説明】
10 下側綿不織布
20 上側綿不織布
30 薬剤
40 樹脂層
100 義歯安定用シート
200 エンボスローラ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a denture stabilizing sheet, and more specifically to a denture stabilizing sheet provided with a cotton nonwoven fabric.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as a means for stably attaching a denture to a ridge (contact surface with a denture such as gums and palate), a powder type denture stabilizer made of a water-soluble polymer substance or the like, or petrolatum is used. Cream type denture stabilizers mixed with oil components such as these are known. However, these types of denture stabilizers are difficult to use and troublesome because it is necessary to take out an appropriate amount of use from the container and apply it to the denture base with an appropriate thickness. Furthermore, cream-type denture stabilizers have a strong stickiness and contain an oil component, so that the cleaning of dentures tends to be troublesome.
[0003]
As other types of denture stabilizers, gum-based cushion type denture stabilizers that are not water-soluble are also known. However, the cushion-type denture stabilizer is very hard, and it is difficult to remove the cushion-type denture stabilizer from the tube to an appropriate thickness on the denture base, and cleaning of the denture is troublesome.
[0004]
As a denture stabilizer for solving the above-mentioned problems, a sheet-type denture stabilizer formed by, for example, solidifying a denture stabilizer in a sheet shape according to the shape of the denture base is known. The sheet-type denture stabilizer does not need to be applied on the denture base like the cream-type stabilizer and is relatively easy to use, so that the denture can be mounted in a short time. Further, if a sheet-type denture stabilizer is used, the denture can be cleaned relatively easily.
[0005]
A denture stabilizing sheet having a structure in which a denture stabilizer is interposed between two upper and lower sheets is disclosed in US Pat. No. 4,503,116.
[0006]
The denture stabilizing sheet described in U.S. Pat. No. 4,503,116 is a denture stabilizer between two upper and lower webs made of cellulose paper provided with a fiber such as cellulose acetate provided as a support. Has a three-layer structure. As the drug, ethylene oxide polymer is used as a denture stabilizer, and sodium alginate is used as a rewet adhesive. In addition, in this three-layer structure, an integral structure is formed by entanglement of a pair of web entangled fibers by needle punching or by thermally welding a part of a powdered ethylene oxide polymer used as a denture stabilizer. Is done. Thereby, delamination of the denture stabilizing sheet is prevented.
[0007]
Japanese Utility Model Publication No. 59-172413 discloses a denture stabilizing sheet formed by impregnating a rayon-based thin nonwoven fabric with an aqueous solution of a water-soluble mucilage and drying it.
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the denture stabilizing sheet described in the above-mentioned US Pat. No. 4,503,116, the upper and lower two webs are formed from a material containing chemical fibers such as cellulose acetate, and the use state (ie, wet state). In this case, since the affinity with water is not sufficient, the softness is insufficient and a good wearing feeling may not be obtained. Furthermore, depending on the material used for the surface of the sheet in contact with the ridge, when used in the mouth, it may give a rough feeling or taste of acetic acid-based chemical fiber.
[0009]
Further, since the denture stabilizing sheet disclosed in Japanese Utility Model Publication No. 59-172413 uses a rayon-based non-woven fabric, the denture stabilizing sheet described in the above-mentioned US Pat. No. 4,503,116 A similar problem occurred.
[0010]
The object of the present invention is to provide a denture-stabilizing sheet that solves these problems, can easily attach and clean dentures, and provides a good feeling of wearing.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
The denture stabilizing sheet of the present invention has a shape corresponding to the denture attachment surface, at least one of the pair of fabrics is a cotton nonwoven fabric, and a denture stabilizer that exhibits adhesiveness when wet is dried between the pair of fabrics. The above-mentioned purpose is achieved by this.
[0012]
The denture stabilizer may be held between the pair of fabrics bonded with a resin layer at least partially fused.
[0013]
The portion of the resin layer fused to the fabric may be provided in a dispersed manner on the fabric surface.
[0014]
The denture stabilizer may be held between the pair of fabrics bonded by a needle punch.
[0015]
Alternatively, the denture stabilizing sheet of the present invention is fused to one surface of the cotton nonwoven fabric having a shape corresponding to the denture attachment surface, a dry denture stabilizer that exhibits adhesiveness when wet, and the cotton nonwoven fabric. The said objective is achieved by providing the resin layer which has fixed the said denture stabilizer on the said cotton nonwoven fabric.
[0016]
Alternatively, the denture stabilizing sheet of the present invention has a shape corresponding to the denture attachment surface, and is made of a cotton non-woven fabric impregnated in a dry state with a denture stabilizer that exhibits adhesiveness when wet. Achieving the above objectives.
[0017]
Hereinafter, the operation of the present invention will be described.
[0018]
In the denture stabilizing sheet of the present invention, since at least one of the fabrics is made of a cotton nonwoven fabric, it is soft, less rough and less mucous membrane irritation (ie, physical and As a result, a good wearing feeling can be obtained. Moreover, a cotton nonwoven fabric is tasteless and does not give unpleasant feeling when put in the mouth. Furthermore, since cotton has a good affinity with water, it can quickly absorb water and promote the adhesion of the cotton nonwoven fabric itself and the dissolution of the denture stabilizer, so that the denture stabilizing sheet immediately sticks when contacted with water. Demonstrate sex.
[0019]
Further, if the denture stabilizer is held by the resin layer fused to the inner surface of the pair of fabrics, the bonding strength of the pair of fabrics can be improved, and the denture stabilizer sandwiched inside can be appropriately used. Can hold.
[0020]
Furthermore, if the pair of fabrics are configured to hold the denture stabilizer between the resin layers provided in a dispersed manner on the fabric surface, the physical flexibility of the denture stabilizing sheet can be maintained. . Thereby, a better wearing feeling can be obtained.
[0021]
Further, the denture stabilizing sheet of the present invention is fused to one surface of a cotton nonwoven fabric having a shape corresponding to the denture attachment surface, a dry denture stabilizer that exhibits adhesiveness when wet, and the cotton nonwoven fabric. A cotton having a resin layer in which a denture stabilizer is fixed on a cotton non-woven fabric, or impregnated in a dry state with a denture stabilizer that has a shape corresponding to the denture attachment surface and exhibits adhesiveness when wet. Even when formed from a non-woven fabric, the non-woven cotton fabric can be brought into contact with the jaw ridge in use, and there is little mucosal irritation in a wet state, and a good wearing feeling can be obtained.
[0022]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
(Embodiment 1)
Hereinafter, the denture stabilizing sheet of Embodiment 1 will be described.
[0023]
FIG. 1 shows a
[0024]
FIG. 2 shows a sectional structure of the
[0025]
As shown in FIG. 2, the
[0026]
The upper and lower
[0027]
The resin layer 40 is obtained by interposing a cloth such as a polypropylene / polyethylene composite non-woven fabric between the upper and lower
[0028]
Such a
[0029]
However, it is also possible to physically join the upper and lower
[0030]
In addition, the powdered
[0031]
Hereinafter, the usage method of the above-mentioned
[0032]
First, the
[0033]
Here, since the surface of the
[0034]
Table 1 below shows, as an example, comparative test results on the water absorption, water retention, and tensile elongation of cotton nonwoven fabric and rayon. In addition, the test of tensile elongation was performed by measuring the tensile and breaking elongation until a sample cut | disconnects based on the test method based on JISL-1096. The water absorption test was carried out by measuring a height of water after standing by placing a part of the sample on water based on the birec method according to JIS L-1096. The water retention rate test was performed by measuring the weight of the dried sample and the weight of the sample after being dipped in water for 10 minutes and then suspended for 10 minutes.
[0035]
[Table 1]
[0036]
In this way, after the
[0037]
Here, the cotton non-woven fabric has good softness in a wet state and has a low feeling of roughness, so that it is difficult to give discomfort even when it comes into contact with the chin, providing a good feeling of wearing. Moreover, since the cotton nonwoven fabric containing water expands and provides a cushioning effect between the denture and the ridge, the feeling of wearing the denture is further improved. When cotton nonwoven fabric is used in this way, unlike the case of using hydrophobic chemical fibers, etc., the cotton fiber itself absorbs moisture and swells, thereby improving the flexibility of the fiber itself. A comfortable wearing feeling is obtained. The underwater swelling of cotton is about 1.1% in length, about 20-30% in diameter, and about 42-44% in volume.
[0038]
Moreover, since cotton is tasteless, there is less possibility of giving an unpleasant taste than when using acetic acid-based chemical fibers such as cellulose acetate.
[0039]
As described above, by using the
[0040]
Moreover, as shown in this embodiment, if it joins with the resin layer 40 which fused the upper and lower cotton nonwoven fabric in the dispersion | distribution form, the softer dentures stability sheet | seat physically physically can be obtained as a whole. Thereby, since a contact with a chin ridge can be made softer, a wearing feeling can be made still more comfortable.
[0041]
The
[0042]
In addition, unlike the structure of the
[0043]
(Comparative test)
Hereinafter, a conventional denture stabilizing sheet (hereinafter referred to as a comparative example) using the structure described in US Pat. No. 4,503,116, and a denture stabilizing sheet according to Embodiment 1 of the present invention (hereinafter referred to as an example) The comparative test results are shown. In the comparative example, a chemical fiber nonwoven fabric containing cellulose acetate was used as a pair of upper and lower drug supports. Here, a comparison is made with respect to slipperiness in a wet state, a feeling of roughness, and a taste.
[0044]
Table 2 below shows data comparing slipperiness and rough feeling in a wet state.
[0045]
[Table 2]
[0046]
Here, the MIU (average friction coefficient (unit: dimensionless)) value corresponds to the slipperiness felt by humans, and the MMD (average deviation of friction coefficient (unit: dimensionless)) values corresponds to the rough feeling felt by humans. is doing. As can be seen from Table 2, the denture stabilizing sheet of the example has the same slipperiness as that of the comparative example in the wet state, but the roughness is smaller than that of the comparative example. Therefore, in the state of use, the denture stabilizing sheet of the example is considered to have less physical irritation to the oral mucosa than the denture stabilizing sheet of the comparative example.
[0047]
Next, Table 3 below shows the results of a taste comparison test conducted by six subjects extracted at random on the denture stabilizing sheets of Examples and Comparative Examples. However, in this test, the denture is not actually attached to the ridge, but the taste is compared by including it in the mouth for 1 minute.
[0048]
[Table 3]
[0049]
Thus, the result that the sheet | seat for denture stabilization of an Example has less taste than a comparative example, and there is little discomfort. This is thought to be because the denture stabilizing sheet of the example uses a cotton nonwoven fabric while the comparative example uses a nonwoven fabric containing acetic acid-based chemical fibers as the drug support. Therefore, it is considered that the denture-stabilizing sheet of the example using the cotton nonwoven fabric is less likely to give an unpleasant taste as compared with the conventional product (comparative example) even in use.
[0050]
(Embodiment 2)
Hereinafter, the denture stabilizing sheet of Embodiment 2 will be described.
[0051]
The denture stabilizing sheet of Embodiment 2 is in a form in which a cotton nonwoven fabric formed in an appropriate shape (for example, the shape shown in FIG. 1) in accordance with the shape of the denture base is impregnated with a dry drug. Also in the present embodiment, the drug may include a denture stabilizer (adhesive) and a pH adjuster similar to those in the first embodiment. As mentioned above, this drug is powdery in the dry state and sticky in the wet state.
[0052]
Such a sheet for stabilizing a denture also provides a good wearing feeling and does not give an unpleasant taste because the contact surface with the ridge is a cotton nonwoven fabric.
[0053]
Hereinafter, the manufacturing method of the denture stabilizing sheet of this embodiment will be described.
[0054]
First, a cotton nonwoven fabric having a thickness of about 0.5 mm is impregnated with a dissolved drug. By drying this, a denture stabilizing sheet made of a cotton nonwoven fabric impregnated with a drug can be obtained.
[0055]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, it is possible to fix the denture to the maxillary ridge easily and quickly with a good wearing feeling.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a top view of a denture stabilizing sheet according to the present invention.
FIG. 2 is a partial cross-sectional view of a denture stabilizing sheet according to Embodiment 1 of the present invention, and corresponds to a cross section taken along line XX in FIG.
FIG. 3 is a diagram illustrating a method for manufacturing a denture stabilizing sheet according to Embodiment 1 of the present invention.
[Explanation of symbols]
10 Lower
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