JP4340775B2 - 電子掲示板システムおよび電子掲示板プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、電子掲示板システムおよび電子掲示板プログラムに関し、特に、投稿された記事の評価が可能な電子掲示板システムおよび電子掲示板プログラムに関する。
従来より、インターネットなどのネットワーク上で複数のユーザ間で所定のテーマに関して情報交換を行うサービスとして電子掲示板がウェブサイト形態で提供されている。従来の電子掲示板システムとしては、例えば特許文献1に記載されたものがある。同文献に記載された電子掲示板システムは、ユーザから寄せられた質問に対する一般人からの回答を電子掲示板形式で蓄積するものである。このシステムでは、良質な回答が得られた場合には、回答者に対しポイントを付与し、質問者と回答者の両者ともが利益を得ることができることによりサービスの利用促進を図ることができる。
また、特許文献2には、認証された投票者によってコンテンツの投票およびコメントの入力を受け付けるとともに、投票者のコメントをウェブサイト上に公開し、投票者に対する評価を一般の閲覧者によって行い、評価によって投票者のランクを決定し、そのランクに応じて投票点を重み付けしてコンテンツのランクを決定するものである。これにより、コンテンツの評価の公平を保とうとするものである。
さらに、特許文献3には、投稿記事の内容を検査し、適正な記事のみを掲載可能な電子掲示板システムが記載されている。
特開2001−273432号公報 特開2004−139343号公報 特開2004−334458号公報
しかしながら、上記特許文献1の従来技術においては、「良質な回答」の評価自体の信憑性は加味されていない。すなわち、評価を行う人の適正さが不明なまま評価がなされてしまうので、不適切な評価がなされる可能性がある。また、上記特許文献2の従来技術においても、投票者に対する評価は行っているが、そのランク付けをする閲覧者の評価の信憑性が加味されていない。
また、上記特許文献3の従来技術においては、電子掲示板の記事内容を査読者が評価し、不適正な記事を削除しているが、機械的に悪質な迷惑広告などの記事が自動的に大量に投稿されるような場合には、対処しきれないという問題が生じる。
一般に、電子掲示板システムなどにおいて、記事を投稿する際にはハンドルネームなどの匿名を用いる場合が多い。そのため、記事を書いた人のバックグランドなどが不明確であるため、その記事の内容の信憑性の判断が困難となる。そこで投稿された記事に対して査読者による査読を行い、記事に点数を付けたり、コメントを書いたりすることにより投稿記事を評価することができる。しかしながら、高度な技術分野においては、専門家と言われる人々であっても、見解が異なる場合も出てくるため、査読者による評価の信憑性もまた判断が難しい場合がある。また、特定の査読者による投稿記事の査読には専門知識や手間もかかるため、その自動化が望まれている。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、投稿記事の公正な評価が可能な電子掲示板システムを提供することにある。また、本発明の別の目的は、不適正な記事の公開を防止可能な電子掲示板システムを提供することにある。
本発明によれば、一ユーザが投稿者として投稿した所定のテーマに対する投稿記事を他のユーザが査読者として査読可能な電子掲示板システムであって、
前記ユーザのユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶部と、
前記ユーザのログイン要求を受け付けるログイン受付部と、
前記ログイン要求を受け付けたとき、前記ユーザ情報に従って前記ユーザを認証するユーザ認証部と、
前記ユーザ認証部が認証した前記ユーザから投稿された投稿記事のみを受け付ける投稿記事受付部と、
前記投稿記事の内容を自動的に評価し、第1評価点を付与する評価部と、
前記投稿記事を前記査読者に提示する提示部と、
前記投稿記事に対する前記査読者による第2評価点を受け付ける評価受付部と、
前記投稿記事の前記第1および第2評価点から、その投稿記事の前記投稿者のユーザ信頼情報のランクを付与する投稿者ランク付与部と、
前記投稿記事に対して一査読者が評価した前記第2評価点と他の査読者の前記第2評価点とを比較し、比較結果に応じて前記一査読者のユーザ信頼情報のランクを付与する査読者ランク付与部と、
前記評価受付部が受け付けた前記第2評価点を、前記査読者の前記ランクに応じて重み付けする重み付け部と、
前記重み付け部によって重み付けされた前記第2評価点を前記投稿者ランク付与部が付与する前記投稿者の前記ランクにフィードバックさせるフィードバック部と、
を備えたことを特徴とする電子掲示板システムが提供される。
ここで、投稿者とは、掲示板システムのユーザであり、あるテーマや議題について、意見、コメント、回答やノウハウなどを記事として投稿する。査読者とは、掲示板システムのユーザおよび編集者を含む。査読者は、投稿された記事を査読し、コメント、修正、削除などを行う。
ユーザ情報記憶部は、受付部が受け付けたユーザのユーザ情報、たとえば、ユーザ名、権限(たとえば、投稿者、査読者、編集者などの別)をユーザ毎に記憶する。権限によって、アクセス可能なリソースが限定される。リソースとは、たとえば、投稿記事、査読記事、編集記事などと、ユーザの信頼情報などを含む。評価部は、たとえば、ニューラルネットワークやベイジアンフィルタなどの学習システムを利用して、記事の単語を抽出し、所定の単語を含むか否かを判断し、含まれる単語によって記事の評価を行うことができる。
この発明によれば、投稿記事の評価を行う査読者のランク付けを行い、ランクに応じて重み付けされた評価点を投稿者のランク付けにフィードバックさせるので、評価の信頼性が向上する。
上記電子掲示板システムにおいて、前記提示部は、前記ランクが所定ランク以上の前記投稿者の前記投稿記事のみを提示することができる。
この構成によれば、投稿記事の評価に従って投稿者のランク付けを行い、所定ランク以上の投稿者の投稿記事のみ公開することができるので、悪質な投稿者によって自動的に大量に投稿される本題と関係のない迷惑広告などを含む記事を排除することが可能となる。
また、ランクの低い投稿者の記事、たとえば、迷惑広告などを含む不適正な記事の投稿は受け付け、公開のみを行わないので、機械的に不適正な記事が自動的に大量に投稿されているような場合に、投稿者に気付かれずに信頼性の評価を適切に行うことができる。すなわち不適正な記事を投稿する悪質な投稿者に記事の受付が拒否されたことが認知されると、別のユーザに登録し直して投稿するという措置を取る可能性があるが、その措置を少しでも遅らせることが可能となる。その間、悪質な投稿者の評価のみを下げていくことができ、不適正な記事の公開も防止可能となる。
上記電子掲示板システムにおいて、前記投稿記事受付部が受け付けた前記投稿記事に含まれるプロキシ証明書を受け付ける証明書受付部と、前記プロキシ証明書を検証する検証部と、前記検証部において前記プロキシ証明書が承認されなかった場合、そのプロキシ証明書を含む投稿記事の前記投稿記事受付部における受付を禁止する記事受付禁止部と、をさらに備えることができる。
この構成によれば、認証局により認証された投稿者からの記事のみを受け付けることができるので、投稿者の信頼性およびセキュリティ上の安全性が向上する。
上記電子掲示板システムにおいて、前記ユーザ情報記憶部に記憶される前記ユーザ情報は、前記ユーザの匿名情報を含むことができ、前記投稿記事受付部が受け付けた前記投稿記事を蓄積する記事格納部と、前記証明書受付部が前記ユーザの前記プロキシ証明書を受け付けたとき、前記プロキシ証明書を前記匿名情報に基づいて匿名化し、匿名証明書を生成し、前記投稿記事に対応付けて前記記事格納部に格納する匿名化部と、を備えることができる。
この構成によれば、記事の投稿者を匿名化して記事を記憶するので、記事の匿名性を確保できるとともに、記事の匿名化により記事投稿の行動を促進することができ、また、記事の評価を行う際、査読者が投稿者の地位身分などに影響されずに先入観のない公正な評価を下すことが可能となる。
上記電子掲示板システムにおいて、前記投稿記事のハッシュを生成するハッシュ生成部と、前記ハッシュに、前記投稿記事の前記タイムスタンプおよび前記ユーザ情報を関連付けて記憶する記事情報記憶部と、前記投稿記事を検索するための検索キーとして、前記タイムスタンプまたは前記ユーザ情報を受け付ける受付部と、前記受付部が受け付けた前記検索キーから前記ハッシュを取得する取得部と、前記取得部が取得した前記ハッシュに基づいて前記記事格納部から前記投稿記事を検索する検索部と、を備えることができる。
この構成によれば、ユーザ情報は投稿記事のハッシュ値と対応付けて管理されるので、ユーザ情報と投稿記事とを別々の記憶部にて管理することができるので、記事の投稿者の秘匿性を確保するとともに、記事検索を行うことが可能となる。
上記電子掲示板システムにおいて、前記ユーザの前記ランクが所定ランク以上の前記ユーザのみ編集者として認証する編集者認証部と、前記編集者認証部が認証した前記編集者からの前記投稿記事の編集を受け付ける編集受付部と、を備えることができる。
この構成によれば、投稿記事の編集は、所定ランク以上のユーザである編集者にのみ許可されることとなる。
本発明によれば、一ユーザが投稿者として投稿した所定のテーマに対する投稿記事を他のユーザが査読者として査読可能な電子掲示板を実現するプログラムであって、
前記ユーザのユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶部を備えたコンピュータに、
前記ユーザのログイン要求を受け付けるログイン受付手段、
前記ログイン要求を受け付けたとき、前記ユーザ情報に従って前記ユーザを認証するユーザ認証手段、
前記ユーザ認証手段が認証した前記ユーザから投稿された投稿記事のみを受け付ける投稿記事受付手段、
前記投稿記事の内容を自動的に評価し、第1評価点を付与する評価手段、
前記投稿記事を前記査読者に提示する提示手段、
前記投稿記事に対する前記査読者による第2評価点を受け付ける評価受付手段、
前記投稿記事の前記第1および第2評価点から、その投稿記事の前記投稿者のユーザ信頼情報のランクを付与する投稿者ランク付与手段、
前記投稿記事に対して一査読者が評価した前記第2評価点と他の査読者の前記第2評価点とを比較し、比較結果に応じて前記一査読者のユーザ信頼情報のランクを付与する査読者ランク付与手段、
前記評価受付手段が受け付けた前記第2評価点を、前記査読者の前記ランクに応じて重み付けする重み付け手段、
前記重み付け手段によって重み付けされた前記第2評価点を前記投稿者ランク付与手段が付与する前記投稿者の前記ランクにフィードバックさせるフィードバック手段、
として機能させるための電子掲示板プログラムが提供される。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、投稿記事の公正な評価が可能であり、かつ不適正な記事の公開を防止可能な電子掲示板システムが提供される。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
図1は、本発明に係る電子掲示板システムのシステム構成の一例を示すブロック図である。電子掲示板システム200は、インターネットなどのネットワーク1を介して複数のユーザ端末100a、100b、100c(以下、特に区別が必要ない場合は、「ユーザ端末100」と呼ぶ。)に接続され、あるテーマや議題について、複数のユーザからの意見、コメント、回答やノウハウなどを投稿記事として受け付け、公開するものである。以下の例において、量子化学における知識と経験の情報を共有および交換するための掲示板を例として説明するがこれに限定されるものではなく、様々な分野に適用することができる。たとえば、俳句などの投稿を受け付け、編集者が講評したり、審査員が審査し、賞を授与したりする掲示板などにも適用できる。
ユーザには、投稿者、査読者、編集者、および管理者が含まれる。投稿者は、ユーザ端末100を用いて電子掲示板システム200にアクセスし、記事の投稿を行う。査読者は、投稿者が投稿した投稿記事を査読し、必要に応じて査読記事やコメントを投稿したり、投稿記事の評価を行ったりする。編集者は、投稿記事および査読記事を編集する権限を有し、修正、削除なども行う。なお、投稿者は、査読記事へのアクセス権は有さず、閲覧のみが許可される。また、査読者は、編集記事へのアクセス権は有さず、閲覧のみが許可される。このように、投稿者、査読者、編集者はそれぞれ記事への異なる権限を有する。
また、本実施形態において、管理者は、ユーザ情報の管理などを行うとともに、全ての記事へのアクセス権限を有するものとする。各ユーザは予め電子掲示板システム200に認証登録されており、後述するように信頼情報を有し、そのランクに応じて、アクセス権限が変化する。なお、認証方法としては、管理者による面接による認証や、単にWeb上でのユーザ登録による認証などがあり、前者の場合、信頼情報のランクが高く設定され、後者の場合は、信頼情報のランクは低く設定される。
ユーザ端末100は、汎用のパーソナルコンピュータなどであり、図示されないCPU、メモリ、キーボードやマウスなどの操作部、CRTやLCDなどの表示部を含む。なお、以下の各図において、本発明の本質に関わらない部分の構成については省略してある。
電子掲示板システム200は、WWWサーバ202と、Webサイト204と、ユーザ登録部206と、トラッキングデータベース(図中、「トラッキングDB」と示す)210と、ACL(Access Control List)212と、リソース信頼情報記憶部(図中、「リソース信頼情報」と示す)214と、ユーザ信頼情報記憶部(図中、「ユーザ信頼情報」と示す)216と、を含む。
電子掲示板システム200において、Webサイト204には、電子掲示板システムのWebページのサイトが含まれ、WWWサーバ202に各ユーザ端末100がブラウザ102を用いてアクセスし、Webサイト204に含まれる電子掲示板のWebページをブラウザ102上で参照するとともに、電子掲示板への記事の投稿を行う。ブラウザ102からWWWサーバ202への記事の投稿は、所謂CGI(Common Gateway Interface)を用いて行うことができる。あるいは、ユーザ端末100は、メーラー104を用いて所定のメーリングリストに登録されているメールアドレスにメールを送信することにより、電子掲示板に投稿することもできる。
トラッキングデータベース210には、ユーザ端末100から投稿された記事が各情報とともに蓄積される。ユーザ登録部206は、電子掲示板システム200を利用するユーザのユーザ情報をACL212に登録する。
図2に、図1のユーザ登録部206において、管理者がユーザ登録を行う際、表示部(不図示)上に表示するユーザ登録画面300の一例を示す図である。ユーザ登録画面300は、ユーザ名欄302、パスワード欄304、パスワード確認欄306、本名欄308、メールアドレス欄310、コメント欄312、権限指定ラジオボタン314、無効指定ラジオボタン316、登録ボタン318を含む。ユーザ登録画面300で指定された各項の情報、たとえば、ユーザ名、パスワード、本名、メールアドレス、コメント、権限、無効指定などはユーザ情報としてACL212に格納される。
リソース信頼情報記憶部214は、電子掲示板システム200に投稿された記事や、その投稿記事を査読した査読記事、さらに編集記事の信頼情報を記憶する。ユーザ信頼情報記憶部216は、記事を作成したユーザの信頼情報を記憶する。このように、本実施形態において、記事に関する信頼情報と、ユーザに対する信頼情報をそれぞれ個別に管理することができる。なお、本実施形態において、CA(Certificate Authority)3によってユーザ認証されたユーザのみが本システムを利用可能となる。また、TA(Time Authority)5は正確な時刻をTSA(Time Stamp Authority)7に配信し、TSA7は要求に応じてタイムスタンプを発行する時刻配信業者である。図1では、ネットワーク1を介して電子掲示板システム200に接続された構成としているが、電子掲示板システム200に含むこともできる。
なお、電子掲示板システム200の各構成要素は、任意のコンピュータのCPU、メモリ、メモリにロードされた本図の構成要素を実現するプログラム、そのプログラムを格納するハードディスクなどの記憶ユニット、ネットワーク接続用インタフェースを中心にハードウェアとソフトウェアの任意の組合せによって実現される。そして、その実現方法、装置にはいろいろな変形例があることは、当業者には理解されるところである。以下説明する各図は、ハードウェア単位の構成ではなく、機能単位のブロックを示している。
図3は、本実施形態の電子掲示板システム200の要部構成を示す機能ブロック図である。本発明に係る電子掲示板システム200は、一ユーザが投稿者10として投稿した所定のテーマに対する投稿記事20を他のユーザが査読者(査読者12および編集者14)として査読可能な電子掲示板システム200であって、ユーザのユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶部(ACL212)と、ユーザのログイン要求を受け付けるログイン受付部207と、ログイン要求を受け付けたとき、ユーザ情報に従ってユーザを認証するユーザ認証部(認証部208)と、ユーザ認証部(認証部208)が認証したユーザから投稿された投稿記事20のみを受け付ける投稿記事受付部220と、投稿記事20の内容を自動的に評価し、第1評価点226を付与する評価部(自動評価部224)と、投稿記事20を査読者(査読者12および編集者14)に提示する提示部228と、投稿記事20に対する査読者(査読者12および編集者14)による第2評価点227を受け付ける評価受付部230と、投稿記事20の第1および第2評価点(第1評価点226および第2評価点227)から、その投稿記事20の投稿者10のユーザ信頼情報のランクを付与する投稿者ランク付与部(第1ランク付与部234)と、投稿記事20に対して一査読者が評価した第2評価点227と他の査読者の第2評価点227とを比較し、比較結果に応じて一査読者(査読者12および編集者14)のユーザ信頼情報のランクを付与する査読者ランク付与部(第2ランク付与部236)と、評価受付部230が受け付けた第2評価点227を、査読者(査読者12および編集者14)のランクに応じて重み付けする重み付け部238と、重み付け部238によって重み付けされた第2評価点227を投稿者ランク付与部(第1ランク付与部234)が付与する投稿者10のランクにフィードバックさせるフィードバック部(重み付け部238)と、を備える。
はじめに、本実施形態の電子掲示板システム200の概要を説明する。本システムにおいて、投稿者10(ユーザU1やユーザU2)が、電子掲示板システム200にログインし(ステップS10)、投稿記事20(A1やA2)にプロキシ証明書30を添付して投稿する(ステップS11)。投稿された投稿記事20は、記事一覧40として提示され、査読者12(ユーザU11やユーザU12)によって各記事は閲覧される(ステップS21)。各記事に対して査読者12は、評価を行うことができる(ステップS23)。さらに、各記事は、編集者14(ユーザU13)によって閲覧され(ステップS31)、かつ評価がなされる(ステップS33)。また、後述するように、査読者12は、投稿記事20の査読記事を投稿することもできる。また、編集者14は、投稿記事20および査読記事を編集することもできる。
詳細には、電子掲示板システム200は、ログイン受付部207と、認証部208と、トラッキングデータベース210と、ACL212と、リソース信頼情報記憶部214と、ユーザ信頼情報記憶部216と、投稿記事受付部220と、自動評価部224と、提示部228と、評価受付部230と、集計部232と、第1ランク付与部234と、第2ランク付与部236と、重み付け部238と、を含む。
ログイン受付部207は、電子掲示板システム200への投稿者10、査読者12、編集者14、および管理者(不図示)を含むユーザのログインを受け付ける。具体的には、たとえば、ユーザ名およびパスワードの入力を受け付ける。
認証部208は、ACL212にアクセスし、ユーザ情報に基づいて、ログイン受付部207が受け付けたユーザ情報の認証を行う。投稿記事受付部220は、認証部208によって認証されたユーザからの投稿記事20を受け付ける。トラッキングデータベース210は、投稿記事記憶部(図中、「投稿記事」と示す)222を含み、投稿記事受付部220が受け付けた投稿記事20を記憶する。
自動評価部224は、投稿記事20の内容を自動的に評価し、第1評価点226を付与する。自動評価部224は、たとえば、ニューラルネットワークやベイジアンフィルタなどの学習システムを利用して、記事の単語を抽出し、所定の単語を含むか否かを判断し、含まれる単語によって記事の評価を行うことができる。これにより、たとえば、悪質な迷惑広告などを含む不適正な記事を検知することができる。あるいは、所定の書式に従って作成する必要がある記事を受け付ける場合などに、予め自動評価部224によって投稿記事20が所定の書式に従っているか否かを判断し、評価することができる。自動評価部224によって付与された第1評価点226は、リソース信頼情報記憶部214に各記事毎に格納される。
評価受付部230は、認証部208によって認証された査読者12や編集者14による投稿記事20に対する評価を受け付ける。集計部232は、評価受付部230が受け付けた各投稿記事20に対する評価を集計し、第2評価点227としてリソース信頼情報記憶部214に格納する。
第1ランク付与部234は、各投稿記事20に対する第1評価点226および第2評価点227から、その投稿記事20の投稿者10のユーザ信頼情報のランクを付与し、ユーザ信頼情報記憶部216に記憶する。
第2ランク付与部236は、各投稿記事20に対して一査読者12(たとえば、ユーザU11)が評価して第2評価点227と、他の査読者12(たとえば、ユーザU12)が評価した第2評価点227との差を比較し、差に応じて、一査読者12(ユーザU11)のユーザ信頼情報のランクを付与する。本実施形態において、第2ランク付与部236は、一査読者12の第2評価点227と他の査読者12の第2評価点227の差をとり、その差が所定値以上か否かを判定し、差が所定値以上の場合に一査読者12のユーザ信頼情報のランクを所定値分下げる。
リソース信頼情報記憶部214は、たとえば、複数の投稿記事20毎に図4(a)に示される第2評価点一覧240と、図4(b)に示される記事別信頼情報一覧250とを含む。図4(a)に示すように、第2評価点一覧240は、投稿記事ID242で示される投稿記事20毎に、その記事の評価を行った複数の査読者12および編集者14のユーザ名244、採点数246、および補正後点数248が含まれる。補正後点数248とは査読者12および編集者14の信頼情報のランクによって重み付けされた後の点数である。詳細については、後述する。
また、図4(b)に示すように、各記事毎の信頼情報を示す記事別信頼情報一覧250は、投稿記事ID252毎に、その記事を投稿した投稿者10のユーザ名254、第1評価点256、および複数の査読者12および編集者14によって評価された第2評価点227の合計点として第2評価点計258が記憶される。この第2評価点計258の値は、集計部232によって図4(a)の補正後点数248の値が集計された結果である。すなわち、集計部232は、各投稿記事20毎に複数の査読者12および編集者14による補正後点数248の合計を算出し、記事別信頼情報一覧250の第2評価点計258に格納する。
ユーザ信頼情報記憶部216は、図5(a)に示される投稿者信頼情報一覧260および図5(b)に示される査読者信頼情報一覧270を含む。図5(a)に示すように、投稿者信頼情報一覧260は、投稿者10毎に、ユーザ名262と、記事数263と、第1評価点計264と、第2評価点計266と、ランク268と、を記憶する。第1ランク付与部234が、投稿者10毎に、全投稿記事20の第1評価点226および第2評価点227の合計を集計し、第1評価点計264および第2評価点計266にそれぞれ格納する。さらに、第1ランク付与部234は、予め定義されている基準に従って、各ユーザにランクを付与し、ランク268に格納する。
また、図5(b)に示すように、査読者信頼情報一覧270は、査読者12毎に、ユーザ名272と、ランク274と、を記憶する。第2ランク付与部236は、リソース信頼情報記憶部214の第2評価点一覧240を参照し、査読者12間の評価の格差を比較し、評価の差が他の査読者12と一定以上ある査読者12のランクを低く設定し、ランク274に格納する。第2ランク付与部236は、査読者12毎に、信頼度を示すポイントを付与してもよく、査読者12が評価をする度に、信頼度を増減させ、情報を蓄積していくこともできる。その場合、信頼度のポイント範囲に応じてランク分けすることができる。
重み付け部238は、第2評価点227を、査読者12および編集者14のランクに応じて重み付けする。ランクに応じて、異なる重み付け係数を予め定義することができる。ここでは、ランクAおよびBの場合、1倍、ランクCの場合、0倍と定義されているものとする。すなわち査読者12のランクが「C」と低い場合は、その査読者12の評価はカウントされないこととなる。たとえば、図5(b)のように査読者12がランク付けされたとすると、ランク274が「C」となっているユーザU12による第2評価点227は、補正されて図4(a)に示すように、採点数246が「−1」から補正後点数248は「0」となる。
また、この重み付けされた補正後点数248は、図5(a)の投稿者信頼情報一覧260の第2評価点計266にフィードバックされ、さらにランク268に反映されることとなる。
このように、本実施形態によれば、投稿記事20の評価を行う査読者12のランク付けを行い、ランクに応じて重み付けされた評価点を投稿者10のランク付けにフィードバックさせるので、評価の信頼性が向上する。
図6は、本実施形態の電子掲示板システム200の部分構成を示す機能ブロック図である。電子掲示板システム200は、投稿記事のタイムスタンプを時刻認証局(TSA7)に要求し、時刻認証局(TSA7)から受信するタイムスタンプ受信部(タイムスタンプ取得部282)と、タイムスタンプに基づいて投稿記事の受付時刻順序を決定する順序決定部284と、受付時刻順序に従って投稿記事毎に付与される所定の得点の分配を決定する得点分配部286と、をさらに備える。
詳細には、電子掲示板システム200は、ハッシュ生成部280、タイムスタンプ取得部282、順序決定部284、得点分配部286をさらに含む。ハッシュ生成部280は、投稿記事受付部220が受け付けた各投稿記事20からハッシュ値を生成する。タイムスタンプ取得部282は、ハッシュ生成部280が生成したハッシュ値をTSA7に送信し、タイムスタンプの発行をTSA7に要求し、TSA7からタイムスタンプを受信し、トラッキングデータベース210のタイムスタンプ記憶部(図中、「TS」と示す)283に投稿記事20のハッシュ値と対応付けて記憶する。この構成によれば、ユーザ情報は投稿記事のハッシュ値と対応付けて管理されるので、ユーザ情報と投稿記事とを別々の記憶部にて管理することができるので、記事の投稿者の秘匿性を確保するとともに、記事検索を行うことが可能となる。
なお、本実施形態において、TSA7へのタイムスタンプの発行要求は電子掲示板システム200において行う構成としたが、これに限定されない。各ユーザ端末100において、記事を投稿する際、TSA7にタイムスタンプの発行要求を行い、取得したタイムスタンプを投稿記事20に添付して電子掲示板システム200にアップロードすることもできる。この場合、ユーザ端末100に、ハッシュ生成部、タイムスタンプ取得部、およびタイムスタンプと投稿記事20を対応付けて管理する記憶部を設ければよい。
順序決定部284は、トラッキングデータベース210に記憶されたタイムスタンプに基づいて投稿記事20の受付時刻順序を決定し、リソース信頼情報記憶部214に順序テーブル285を記憶する。順序テーブル285の一例を図7に示す。得点分配部286は、順序決定部284が決定した受付時刻順序に従って投稿記事20毎に付与される所定の特定の分配を決定し、リソース信頼情報記憶部214の得点記憶部287に記憶する。得点分配部286は、たとえば、所定の分配関数(図8において、「V=p(t)」と示される)に従って、記事を受け付けた時刻順序に従って得点を分配する。この構成によれば、受付時刻順序によって記事に対する得点の分配を公正に決定することが可能となる。
得点とは、たとえば、記事の内容がなんらかの「賞や特権」の対象となるような場合、同じ内容と思われる複数の記事を受け付けた時刻順に、その「賞や特権」を数値化して示したものである。得点分配部286によって分配された得点を、さらに記事別信頼情報一覧250に追加し、投稿者信頼情報一覧260のユーザ毎のランク268に反映させることもできる。あるいは、得点分配部286における得点の分配時に、投稿記事20の投稿者10のランクに応じて得点の分配率を変更することもできる。
図9は、本実施形態のユーザ端末100の構成の一例を示す機能ブロック図である。ユーザ端末100は、ログイン要求部108、ユーザ証明書取得部110、プロキシ生成部112、記事入力受付部120、記事記憶部(図中、「記事」と示す)122、アップロード部124、および閲覧部130を含む。
ログイン要求部108は、ユーザ端末100が電子掲示板システム200に対してログインする際、ブラウザ102に表示されたログイン画面(不図示)においてユーザ名およびパスワードを操作部より入力し、その入力を受け付け電子掲示板システム200にネットワーク1を介してログイン要求として送信する。
ユーザ証明書取得部110は、CA3にユーザ証明書の発行を要求し、ユーザ証明書を取得する。このユーザ証明書の取得タイミングは、記事入力受付部120が記事を受け付けた後、電子掲示板システム200にアップロードする前までに行うか、あるいは、予め取得しておくこともできる。プロキシ生成部112は、ユーザ証明書取得部110が取得したユーザ証明書からプロキシ証明書30を作成する。
プロキシ証明書とは、ユーザ証明書とユーザ証明書を発行したCA3の証明書、CA証明書、さらにCA3が認証した計算機(ホスト)証明書などを組み合わせて生成されるものであり、有効期間や認可権限などにもとのユーザ証明書より厳しい制限を加えたものとなる。たとえば、1年間の有効期限を有するユーザ証明書を元に有効期限1週間のプロキシ証明書30を生成し、掲示板に記事をアップロードする際にタイムスタンプとともに電子掲示板システム200に送信される。このようにして投稿された投稿記事20は、電子掲示板システム200において、プロキシ証明書30の有効期限が検証され、アップロードされた時刻が有効期限内であれば、投稿記事20を有効と判断することができる。あるいは、投稿記事20の署名検証により、記録されているタイムスタンプを取得し、そのタイムスタンプを投稿時刻としてプロキシ証明書30の有効期限内であれば、投稿記事20を有効と判断することができる。
記事入力受付部120は、ブラウザ102に表示された投稿フォーム(後述)上で操作部を用いて投稿者10が作成した投稿記事20を受け付け、記事記憶部122に格納する。アップロード部124は、記事記憶部122に格納された投稿記事20にプロキシ証明書30を添付して電子掲示板システム200に送信する。
アップロード部124は、投稿記事20を電子掲示板システム200にアップロードする。閲覧部130は、電子掲示板システム200に他の投稿者10から投稿された投稿記事20を含む記事をネットワーク1を介して閲覧するブラウザ102上の画面に相当する。
図10は、図3の投稿記事受付部220の詳細を示す機能ブロック図である。投稿記事受付部220は、受信部290、検証部292、匿名化部294を含む。受信部290は、ユーザ端末100からネットワーク1を介して受信したプロキシ証明書30が添付された投稿記事20からプロキシ証明書30を抽出し、検証部292に受け渡す。検証部292はプロキシ証明書30の検証を行う。検証部292は、ユーザ証明書の発行しているCA3のCA証明書を予め記憶する記憶部(不図示)を含み、CA証明書を用いて、プロキシ証明書30の有効期限、証明書発行元、認可権限範囲などを検証する。検証部292においてプロキシ証明書30が承認されなかった場合、その投稿記事20の受付を禁止する。これにより、認証局により認証された投稿者からの記事のみを受け付けることができるので、投稿者の信頼性およびセキュリティ上の安全性が向上する。
匿名化部294は、検証部292で承認された投稿記事20のプロキシ証明書30を匿名化し、トラッキングデータベース210に投稿記事20と関連付けて記憶する。ここで、「匿名化」とは、ユーザ自身が付与する所謂ハンドルネームとは異なり、システム上で自動的に匿名化され、管理される。たとえば、匿名化の手法としては、投稿記事20を投稿した投稿者10の、その時点での投稿者信頼情報一覧260におけるランク268などの信頼情報と、投稿記事20の日付時刻情報などから匿名IDを生成することができる。信頼情報は、たとえば、直近三四半期毎の投稿者10のランク268で表現することもでき、たとえば、「AAA200401221823」という匿名IDは、投稿者10のランク268が高いランクAをずっと保持していることを示し、「CBA200401221823−1」という匿名IDは、投稿者10のランクが最近上昇してきていることを示すこととなる。なお、末尾の「−1」は、同時刻に複数の記事が投稿された場合に、順次付与される連番である。この構成によれば、記事の投稿者10を匿名化して記事を記憶するので、記事の匿名性を確保できるとともに、記事の匿名化により記事投稿の行動を促進することができ、また、記事の評価を行う際、査読者12および編集者14が投稿者10の地位身分などに影響されずに先入観のない公正な評価を下すことが可能となる。また、信頼情報を匿名IDに付加することにより、投稿者10のランクを一瞥で判断することができる。
以上のように構成された電子掲示板システム200の動作について、以下に説明する。図11は、本実施形態の電子掲示板システム200の動作の一例を示すフローチャートである。ここでは、投稿者10から投稿記事20が電子掲示板システム200に投稿され、公開されるまでの動作について説明する。投稿記事20の評価については、後述する。
はじめにユーザ端末100が、ネットワーク1に接続し(ステップS102)、本電子掲示板システム200のWebサイト204にアクセスする(ステップS104)。そして、電子掲示板システム200へユーザ名およびパスワードを用いてログインし(ステップS106)、電子掲示板システム200において、ログイン受付部207がユーザ端末100からのログイン要求を受け付け、認証部208が認証すると(ステップS107のYES)、ユーザ端末100において、図12のメニュー画面320が表示部に表示される(ステップS108)。
メニュー画面320は、投稿ボタン322、インポートボタン324、投稿記事一覧表示ボタン326、査読ボタン328、記事一覧表示ボタン330、プロフィールボタン332、ユーザ登録ボタン334、ユーザ登録変更ボタン336、ログアウトボタン338を含む。
投稿ボタン322を投稿者10が押下すると、図13の投稿フォーム340がブラウザ102上に表示される。ここでは、量子化学技術関連の掲示板を例としている。なお、メニュー画面320における各操作ボタンの押下の受け付けは、ユーザ端末100のブラウザ102を介してWWWサーバ202に通知され、受け付けられる。投稿フォーム340は、インプットデータ表示欄342、インプットデータ用ファイル選択ボタン344、アウトプットデータ表示欄346、アウトプットデータ用ファイル選択ボタン348、コメント入力欄350、アップロードボタン352を含む。
インプットデータ用ファイル選択ボタン344を操作すると、電子掲示板システム200へ送信するファイルの選択を行うためのファイルリスト画面(不図示)が表示され、ユーザは送信したいファイルを指定することができる。ここで指定されたファイルがインプットデータ表示欄342に表示される。同様にして、アウトプットデータ用ファイル選択ボタン348を押下し、表示されたリストから選択されたファイルがアウトプットデータ表示欄346に表示される。インプットデータ表示欄342、インプットデータ用ファイル選択ボタン344、アウトプットデータ表示欄346、アウトプットデータ用ファイル選択ボタン348などは、量子化学特有の項目であり、他の実施例においては、単に添付ファイルの指定ボタンおよびファイル名表示欄とすることもできる。
コメント入力欄350には、テキストデータが入力可能である。アップロードボタン352の操作を受け付けると、コメント入力欄350に入力されたデータと、インプットデータ表示欄342およびアウトプットデータ表示欄346のファイルが投稿記事20として電子掲示板システム200に送信される。
図11に戻り、投稿者10が上述の投稿フォーム340にて投稿記事20を入力し(ステップS110)、ユーザ端末100が投稿フォーム340による投稿記事20の入力を受け付ける(ステップS112)。つづいて、投稿者10が投稿フォーム340のアップロードボタン352を押下すると(ステップS114)、ユーザ端末100において、ユーザ証明書取得部110がCA3からユーザ証明書を取得し(ステップS116)、プロキシ生成部112がプロキシ証明書30を生成し(ステップS118)、記事入力受付部120が受け付けた投稿記事20に添付してアップロード部124がネットワーク1を介して電子掲示板システム200に送信する(ステップS120)。
電子掲示板システム200において、投稿記事受付部220がユーザ端末100から投稿記事20を受け付ける(ステップS122)。投稿記事20に添付されているプロキシ証明書30を検証部292が検証し(ステップS124)、承認された場合(ステップS124のYES)、匿名化部294がプロキシ証明書30を匿名化する(ステップS126)。プロキシ証明書30が承認されなかった場合(ステップS124のNO)、投稿記事20の受付は禁止され、処理を終了する。
投稿記事受付部220が受け付けた投稿記事20からハッシュ生成部280がハッシュ値を生成する(ステップS128)。タイムスタンプ取得部282がTSA7にハッシュ値を送信し、タイムスタンプを取得する(ステップS130)。トラッキングデータベース210の投稿記事記憶部222に投稿記事20が格納されるとともに、タイムスタンプ記憶部283に投稿記事20のハッシュ値とタイムスタンプが蓄積される(ステップS132)。
このようにして蓄積された投稿記事20は、ユーザ端末100からの要求に応じて提示される。図14の投稿記事一覧画面360は、図12のメニュー画面320の投稿記事一覧表示ボタン326が操作されたときにユーザ端末100のブラウザ102上に表示される。投稿記事一覧画面360は、ユーザ端末100のユーザが投稿した記事の一覧が表示される。記事件数362、投稿記事一覧364が表示され、投稿記事一覧364には、記事番号欄366、権限欄370、ID欄372が設けられ、記事毎の情報が表示される。記事番号欄366の番号は、記事リンク368になっていて、操作することにより、その記事が閲覧できる。
図15の閲覧画面380は、図14の記事リンク368が操作されたときに、ユーザ端末100のブラウザ102にその記事の内容が表示される。閲覧画面380は、削除ボタン382、ブラウズボタン384、レビューボタン386、記事内容表示欄388が設けられている。記事内容表示欄388は、インプットデータ表示欄390およびアウトプットデータ表示欄392が含まれる。この記事内容表示欄388のインプットデータ表示欄390およびアウトプットデータ表示欄392は、インプットデータリンク394およびアウトプットデータリンク396が操作されたとき、それぞれ表示される。コメント表示入力欄396は、投稿記事20のコメントが表示されるが、編集が可能であり、編集後にコメント更新ボタン398を操作することにより、コメントの編集を反映させることができる。
次に、本実施形態の電子掲示板システム200において、投稿記事20の評価を行う際の動作について、説明する。図16は、本実施形態の電子掲示板システム200の記事評価時の動作の一例を示すフローチャートである。
まず、投稿記事受付部220が受け付けた投稿記事20を自動評価部224が自動的に評価し、第1評価点226を付与し、リソース信頼情報記憶部214に記憶する(ステップS202)。つづいて、評価受付部230が査読者12および編集者14からの評価をネットワーク1を介して受け付け、第2評価点227として、リソース信頼情報記憶部214に記憶する(ステップS204)。
つづいて、図6の順序決定部284が投稿記事20のタイムスタンプから投稿記事20の受信時刻順序を決定する(ステップS206)。得点分配部286が、ステップS206で決定された受信時刻順序に従って、得点の分配を決定する(ステップS208)。つづいて、第1ランク付与部234がステップS202およびステップS204で決定した各評価点から投稿者10のランクを決定する(ステップS210)。
つづいて、第2ランク付与部236が査読者12の評価を分析する(ステップS212)。一査読者が評価した第2評価点227と他の査読者の第2評価点227との差を比較し、差が所定以上の場合(ステップS214のYES)、その一査読者の信頼情報のランクを下げる(ステップS216)。
そして重み付け部238が、査読者のランクに応じて、第2評価点227に重み付けをすることにより、査読者のランクを第2評価点227にフィードバックする(ステップS218)。提示部228は、ユーザ信頼情報記憶部216にアクセスし、ユーザの信頼度を参照し、信頼度が所定値以下の場合(ステップS220のYES)、そのユーザの記事の公開を中止する(ステップS222)。信頼度が所定値より大きい場合(ステップS220のNO)、そのまま記事を公開する。
以上説明したように、本実施形態の電子掲示板システム200によれば、投稿記事20の評価を行う査読者12および編集者14のランク付けを行い、ランクに応じて重み付けされた評価点を投稿者10のランク付けにフィードバックさせるので、評価の信頼性が向上する。また、投稿記事20の評価に従って投稿者10のランク付けを行い、所定ランク以上の投稿者10の投稿記事20のみ公開することができるので、悪質な投稿者10によって自動的に大量に投稿される本題と関係のない迷惑広告などを含む記事を排除することが可能となる。
また、ランクの低い投稿者10の記事、たとえば、迷惑広告などを含む不適正な記事の投稿は受け付け、公開のみを行わないので、機械的に不適正な記事が自動的に大量に投稿されているような場合に、投稿者10に気付かれずに信頼性の評価を適切に行うことができる。すなわち不適正な記事を投稿する悪質な投稿者10に記事の受付が拒否されたことが認知されると、別のユーザに登録し直して投稿するという措置を取る可能性があるが、その措置を少しでも遅らせることが可能となる。その間、悪質な投稿者10の評価のみを下げていくことができ、不適正な記事の公開も防止可能となる。
また、本実施形態の電子掲示板システム200において、図17に示すように、投稿者10、査読者12、および編集者14は、それぞれ記事への異なるアクセス権限を有する。たとえば、投稿者10がCA3にユーザ証明書502の発行を申請し(ステップP1)、CA3によって認証されたユーザ証明書502を受信する(ステップP3)。投稿者10のユーザ端末100において、ユーザ証明書502から投稿者プロキシ証明書510(図中、「C1」と示す)を生成する(ステップP5)。投稿者10が投稿記事20を投稿する際(ステップP7)、生成した投稿者プロキシ証明書510を投稿記事20に添付し、電子掲示板システム200に投稿し、投稿された投稿記事20がトラッキングデータベース210に格納される(ステップP9)。電子掲示板システム200において、投稿記事20に添付されている投稿者プロキシ証明書510が匿名化され(ステップP11)、匿名化投稿者証明書512(図中、「C3」と示す)として投稿記事20に添付され、トラッキングデータベース210に格納される。
このようにして投稿された投稿記事20は、査読者12によって閲覧される(ステップP13)。査読者12は、この投稿記事20に査読記事を作成する(ステップP27)。その際、査読者12もCA3にユーザ証明書502に発行を申請し(ステップP21)、CA3によって認証されたユーザ証明書502を受信する(ステップP23)。そして、査読者12のユーザ端末100において、ユーザ証明書502から査読者プロキシ証明書520(図中、「C5」と示す)が生成される(ステップP25)。査読記事522に査読者プロキシ証明書520を添付し、電子掲示板システム200に送信し、トラッキングデータベース210に格納する(ステップP29)。
さらに、編集者14は、投稿記事20および査読記事522の両方に対してアクセス権限を有している。編集者14は、投稿記事20または査読記事522を閲覧する(ステップP33またはステップP35)。そして、編集者14が査読記事522に編集を加え(ステップP41)、編集記事530を生成し、電子掲示板システム200に送信し、トラッキングデータベース210に格納する(ステップP43)。このとき、編集記事530には、匿名化投稿者証明書512および匿名化査読者証明書524が添付されており、投稿者10および査読者12の匿名性が確保されている。
なお、本実施形態において、投稿記事20に対する評価についてのみ説明したが、査読記事および編集記事についても同様な評価を行い、第1および第2評価点を付与することができ、さらに査読者12および編集者14のユーザ信頼情報のランク付けにも反映させることができる。
以上説明したように、本発明に係る電子掲示板システム200によれば、投稿者10、査読者12、編集者14などの信頼情報を保持し、評価に反映可能とすることにより、投稿記事20の評価を適正に行うことができる。また、評価に基づいて、記事を投稿したユーザに公正に利益が分配される仕組みを提供される。また、ユーザ認証を行うとともに、ユーザ毎の信頼情報に基づいて、記事の公開を制限するので、電子掲示板で常に問題となる、掲示板荒らしや、スパムと呼ばれる迷惑広告の多量投稿などの被害を最小限に留めることができる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
本発明に係る電子掲示板システムのシステム構成の一例を示すブロック図である。 図1の電子掲示板システムのユーザ登録画面の一例を示す図である。 図1の電子掲示板システムの要部構成を示す機能ブロック図である。 図3のリソース信頼情報記憶部の構造の一例を示す図である。 図3のユーザ信頼情報記憶部の構造の一例を示す図である。 図3の電子掲示板システムの部分構成を示す機能ブロック図である。 図3のリソース信頼情報記憶部の順序テーブルの構造の一例を示す図である。 図6の得点分配部による得点の分配を説明するための図である。 本実施形態のユーザ端末の構成の一例を示す機能ブロック図である。 図3の投稿記事受付部の詳細を示す機能ブロック図である。 本実施形態の電子掲示板システムの動作の一例を示すフローチャートである。 本実施形態の電子掲示板システムのメニュー画面の一例を示す図である。 本実施形態の電子掲示板システムの投稿フォームの一例を示す図である。 本実施形態の電子掲示板システムの投稿記事一覧画面の一例を示す図である。 本実施形態の電子掲示板システムの閲覧画面の一例を示す図である。 本実施形態の電子掲示板システムの記事評価時の動作の一例を示すフローチャートである。 本実施形態の電子掲示板システムのユーザのアクセス権限を説明するための図である。
符号の説明
1 ネットワーク
7 TSA
10 投稿者
12 査読者
14 編集者
20 投稿記事
30 プロキシ証明書
40 記事一覧
100 ユーザ端末
102 ブラウザ
104 メーラー
108 ログイン要求部
110 ユーザ証明書取得部
112 プロキシ生成部
120 記事入力受付部
122 記事記憶部
124 アップロード部
130 閲覧部
200 電子掲示板システム
202 WWWサーバ
204 Webサイト
206 ユーザ登録部
207 ログイン受付部
208 認証部
210 トラッキングデータベース
212 ACL
214 リソース信頼情報記憶部
216 ユーザ信頼情報記憶部
220 投稿記事受付部
222 投稿記事記憶部
224 自動評価部
226 第1評価点
227 第2評価点
228 提示部
230 評価受付部
232 集計部
234 第1ランク付与部
236 第2ランク付与部
238 付け部
242 投稿記事ID
244 ユーザ名
246 採点数
248 補正後点数
250 記事別信頼情報一覧
252 投稿記事ID
254 ユーザ名
260 投稿者信頼情報一覧
262 ユーザ名
263 記事数
268 ランク
270 査読者信頼情報一覧
272 ユーザ名
274 ランク
280 ハッシュ生成部
282 タイムスタンプ取得部
283 タイムスタンプ記憶部
284 順序決定部
285 順序テーブル
286 得点分配部
287 得点記憶部
290 受信部
292 検証部
294 匿名化部
300 ユーザ登録画面
302 ユーザ名欄
304 パスワード欄
306 パスワード確認欄
308 本名欄
310 メールアドレス欄
312 コメント欄
314 権限指定ラジオボタン
316 無効指定ラジオボタン
318 登録ボタン
320 メニュー画面
322 投稿ボタン
324 インポートボタン
326 投稿記事一覧表示ボタン
328 査読ボタン
330 記事一覧表示ボタン
332 プロフィールボタン
334 ユーザ登録ボタン
336 ユーザ登録変更ボタン
338 ログアウトボタン
340 投稿フォーム
342 インプットデータ表示欄
344 インプットデータ用ファイル選択ボタン
346 アウトプットデータ表示欄
348 アウトプットデータ用ファイル選択ボタン
350 コメント入力欄
352 アップロードボタン
360 投稿記事一覧画面
362 記事件数
364 投稿記事一覧
366 記事番号欄
368 記事リンク
370 権限欄
372 ID欄
380 閲覧画面
382 削除ボタン
384 ブラウズボタン
386 レビューボタン
388 記事内容表示欄
390 インプットデータ表示欄
392 アウトプットデータ表示欄
394 インプットデータリンク
396 アウトプットデータリンク
396 コメント表示入力欄
398 コメント更新ボタン
502 ユーザ証明書
510 投稿者プロキシ証明書
512 匿名化投稿者証明書
520 査読者プロキシ証明書
522 査読記事
524 匿名化査読者証明書
530 編集記事

Claims (12)

  1. 一ユーザが投稿者として投稿した所定のテーマに対する投稿記事を他のユーザが査読者として査読可能な電子掲示板システムであって、
    前記ユーザのユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶部と、
    前記ユーザのログイン要求を受け付けるログイン受付部と、
    前記ログイン要求を受け付けたとき、前記ユーザ情報に従って前記ユーザを認証するユーザ認証部と、
    前記ユーザ認証部が認証した前記ユーザから投稿された投稿記事のみを受け付ける投稿記事受付部と、
    前記投稿記事の内容を自動的に評価し、第1評価点を付与する評価部と、
    前記投稿記事を前記査読者に提示する提示部と、
    前記投稿記事に対する前記査読者による第2評価点を受け付ける評価受付部と、
    前記投稿記事の前記第1および第2評価点から、その投稿記事の前記投稿者のユーザ信頼情報のランクを付与する投稿者ランク付与部と、
    前記投稿記事に対して一査読者が評価した前記第2評価点と他の査読者の前記第2評価点とを比較し、比較結果に応じて前記一査読者のユーザ信頼情報のランクを付与する査読者ランク付与部と、
    前記評価受付部が受け付けた前記第2評価点を、前記査読者の前記ランクに応じて重み付けする重み付け部と、
    前記重み付け部によって重み付けされた前記第2評価点を前記投稿者ランク付与部が付与する前記投稿者の前記ランクにフィードバックさせるフィードバック部と、
    を備えたことを特徴とする電子掲示板システム。
  2. 請求項1に記載の電子掲示板システムにおいて、
    前記提示部は、前記ランクが所定ランク以上の前記投稿者の前記投稿記事のみを提示することを特徴とする電子掲示板システム。
  3. 請求項1または2に記載の電子掲示板システムにおいて、
    前記投稿記事受付部が受け付けた前記投稿記事に含まれるプロキシ証明書を受け付ける証明書受付部と、
    前記プロキシ証明書を検証する検証部と、
    前記検証部において前記プロキシ証明書が承認されなかった場合、そのプロキシ証明書を含む投稿記事の前記投稿記事受付部における受付を禁止する記事受付禁止部と、
    をさらに備えたことを特徴とする電子掲示板システム。
  4. 請求項3に記載の電子掲示板システムにおいて、
    前記ユーザ情報記憶部に記憶される前記ユーザ情報は、前記ユーザの匿名情報を含み、
    前記投稿記事受付部が受け付けた前記投稿記事を蓄積する記事格納部と、
    前記証明書受付部が前記ユーザの前記プロキシ証明書を受け付けたとき、前記プロキシ証明書を前記匿名情報に基づいて匿名化し、匿名証明書を生成し、前記投稿記事に対応付けて前記記事格納部に格納する匿名化部と、
    を備えたことを特徴とする電子掲示板システム。
  5. 請求項4に記載の電子掲示板システムにおいて、
    前記投稿記事のハッシュを生成するハッシュ生成部と、
    前記ハッシュに、前記投稿記事の前記タイムスタンプおよび前記ユーザ情報を関連付けて記憶する記事情報記憶部と、
    前記投稿記事を検索するための検索キーとして、前記タイムスタンプまたは前記ユーザ情報を受け付ける受付部と、
    前記受付部が受け付けた前記検索キーから前記ハッシュを取得する取得部と、
    前記取得部が取得した前記ハッシュに基づいて前記記事格納部から前記投稿記事を検索する検索部と、
    を備えたことを特徴とする電子掲示板システム。
  6. 請求項1乃至5いずれかに記載の電子掲示板システムにおいて、
    前記ユーザの前記ランクが所定ランク以上の前記ユーザのみ編集者として認証する編集者認証部と、
    前記編集者認証部が認証した前記編集者からの前記投稿記事の編集を受け付ける編集受付部と、
    を備えたことを特徴とする電子掲示板システム。
  7. 一ユーザが投稿者として投稿した所定のテーマに対する投稿記事を他のユーザが査読者として査読可能な電子掲示板を実現するプログラムであって、
    前記ユーザのユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶部を備えたコンピュータに、
    前記ユーザのログイン要求を受け付けるログイン受付手段、
    前記ログイン要求を受け付けたとき、前記ユーザ情報に従って前記ユーザを認証するユーザ認証手段、
    前記ユーザ認証手段が認証した前記ユーザから投稿された投稿記事のみを受け付ける投稿記事受付手段、
    前記投稿記事の内容を自動的に評価し、第1評価点を付与する評価手段、
    前記投稿記事を前記査読者に提示する提示手段、
    前記投稿記事に対する前記査読者による第2評価点を受け付ける評価受付手段、
    前記投稿記事の前記第1および第2評価点から、その投稿記事の前記投稿者のユーザ信頼情報のランクを付与する投稿者ランク付与手段、
    前記投稿記事に対して一査読者が評価した前記第2評価点と他の査読者の前記第2評価点とを比較し、比較結果に応じて前記一査読者のユーザ信頼情報のランクを付与する査読者ランク付与手段、
    前記評価受付手段が受け付けた前記第2評価点を、前記査読者の前記ランクに応じて重み付けする重み付け手段、
    前記重み付け手段によって重み付けされた前記第2評価点を前記投稿者ランク付与手段が付与する前記投稿者の前記ランクにフィードバックさせるフィードバック手段、
    として機能させるための電子掲示板プログラム。
  8. 請求項7に記載の電子掲示板プログラムにおいて、
    前記提示手段は、前記ランクが所定ランク以上の前記投稿者の前記投稿記事のみを提示することを特徴とする電子掲示板プログラム。
  9. 請求項7または8に記載の電子掲示板プログラムにおいて、
    前記コンピュータに、
    前記投稿記事受付手段が受け付けた前記投稿記事に含まれるプロキシ証明書を受け付ける証明書受付手段、
    前記プロキシ証明書を検証する検証手段、
    前記検証手段において前記プロキシ証明書が承認されなかった場合、そのプロキシ証明書を含む投稿記事の前記投稿記事受付部における受付を禁止する記事受付禁止手段、
    としてさらに機能させるための電子掲示板プログラム。
  10. 請求項9に記載の電子掲示板プログラムにおいて、
    前記ユーザ情報記憶部に記憶される前記ユーザ情報は、前記ユーザの匿名情報を含み、
    前記コンピュータに、
    前記投稿記事受付手段が受け付けた前記投稿記事を蓄積する記事格納手段、
    前記証明書受付手段が前記ユーザの前記プロキシ証明書を受け付けたとき、前記プロキシ証明書を前記匿名情報に基づいて匿名化し、匿名証明書を生成し、前記投稿記事に対応付けて前記記事格納手段に格納する匿名化手段、
    としてさらに機能させるための電子掲示板プログラム。
  11. 請求項10に記載の電子掲示板プログラムにおいて、
    前記コンピュータに、
    前記投稿記事のハッシュを生成するハッシュ生成手段、
    前記ハッシュに、前記投稿記事の前記タイムスタンプおよび前記ユーザ情報を関連付けて記憶する記事情報記憶手段、
    前記投稿記事を検索するための検索キーとして、前記タイムスタンプまたは前記ユーザ情報を受け付ける受付手段、
    前記受付手段が受け付けた前記検索キーから前記ハッシュを取得する取得手段、
    前記取得手段が取得した前記ハッシュに基づいて前記記事格納手段から前記投稿記事を検索する検索手段、
    としてさらに機能させるための電子掲示板プログラム。
  12. 請求項7乃至11いずれかに記載の電子掲示板プログラムにおいて、
    前記コンピュータに、
    前記ユーザの前記ランクが所定ランク以上の前記ユーザのみ編集者として認証する編集者認証手段、
    前記編集者認証手段が認証した前記編集者からの前記投稿記事の編集を受け付ける編集受付手段、
    としてさらに機能させるための電子掲示板プログラム。
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