【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、種々の物品を、大量に、収容、搬送、保管するための合成樹脂で一体に成形された大型容器に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、種々の物品等の収容物を、大量に、収容、搬送、保管するための大型容器としては、大型容器の底部の四隅に形成された隅桁、隅桁の中間に形成された中間桁及び底部の中央に形成された中央桁を有する大型容器が知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の大型容器を、大型容器に被蓋された蓋を介して、段積みすると、収容物の重量により、大型容器の底部の中央部が下方にたわみ、従って、上に位置する大型容器に形成されている中央桁が、下に位置する大型容器に被蓋されている蓋に当接して、下に位置する大型容器に被蓋されている蓋が損傷するという問題があった。
【０００４】
本発明の目的は、上述した従来の大型容器が有する課題を解決するとともに、取扱性の優れた大型容器を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述した目的を達成するために、底部に、角部に形成された隅桁と、該隅桁間に形成された中間桁のみを配設し、底部の中央に形成される中央桁が省略されているとともに、底部の裏面に垂設された縦横リブのうち、底部の中央部に位置する縦横リブの間隔を、他の部分の縦横リブの間隔より狭くしたものである。
【０００６】
【実施例】
以下に、本発明の実施例について説明するが、本発明の趣旨を越えない限り何ら、本実施例に限定されるものではない。
【０００７】
先ず、最初に、図１〜図１０を用いて、合成樹脂で一体に成形された大型容器Ｂについて説明する。
【０００８】
大型容器Ｂは、平面形状が方形状の底部１と、底部１の各辺から上方に、且つ、外側に傾斜して形成された側壁２とを有している。側壁２の上端からは、外側に水平状に延設されたフランジ３が形成されており、また、フランジ３の下方で、大型容器Ｂの開口部近傍には、側壁２の外周面の全周を囲むように水平状に延設された水平全周リブ４が、適当数、形成されている。本実施例においては、２つの水平全周リブ４ａ、４ｂが形成されている。なお、便宜的に、２つの水平全周リブ４ａ、４ｂのうち、上方に位置する水平全周リブ４ａを、第１水平全周リブ４ａと称し、下方に位置する水平全周リブ４ｂを、第２水平全周リブ４ｂと称する。更に、第１水平全周リブ４ａ及び第２水平全周リブ４ｂの下方には、大型容器Ｂの角部を除いて、各側壁２の外周面の幅方向に、所定の長さに亘たって１つの水平載置リブ５が形成されている。第１水平全周リブ４ａ、第２水平全周リブ４ｂ及び水平載置リブ５の先端を結んで形成される仮想面は、垂直な仮想垂直面Ｆ１を形成しており、フランジ３の先端は、後述するように、この仮想垂直面Ｆ１より、内側に位置している。
【０００９】
フランジ３と、第１水平全周リブ４ａとの間には、フランジ３の先端より外側に突出しない幅を有する縦リブ６が、所定の間隔を置いて形成されており、また、第１水平全周リブ４ａと第２水平全周リブ４ｂの間、及び、第２水平全周リブ４ｂと水平載置リブ５との間には、その先端が、上述した仮想垂直面Ｆ１と面一な縦リブ７、８が、それぞれ、所定の間隔を置いて形成されている。
【００１０】
図４や図６に示されているように、側壁２は、底部１から大型容器Ｂのほぼ中程まで延在する下部側壁領域２ａと、下部側壁領域２ａの上端から上方に位置する大型容器Ｂのほぼ中程に形成された帯状領域２ｂと、帯状領域２ｂの上端から側壁２の上端まで延在する上部側壁領域２ｃとから構成されており、底部１の各辺から上方に延びる仮想垂直面Ｆ２に対する帯状領域２ｂの傾斜角度θ１は、上記仮想垂直面Ｆ２に対する下部側壁領域２ａと上部側壁領域２ｃの傾斜角度θ２より大きく形成されている。従って、上部側壁領域２ｃの外面は、帯状領域２ｂを挟んで、下部側壁領域２ａの外面より、水平距離で幅ｗ１分だけ、外側に位置している。
【００１１】
帯状領域２ｂの直ぐ下に位置する下部側壁領域２ａの外面には、所定の高さ領域に亘たって、該外面から水平方向に突出した箍（たが）状補強水平リブ９が、下部側壁領域２ａの全周に形成されている。本実施例には、側壁２の高さの中程に位置する、下部側壁領域２ａの上部領域に、４本の箍状補強水平リブ９が形成されている例が示されている。また、本実施例においては、水平載置リブ５の下方に位置する上部側壁領域２ｃ及び箍状補強水平リブ９が形成されていない下部側壁領域２ａの外面には、縦横に走る縦横リブ１０が形成されており、この場合には、箍状補強水平リブ９の幅ｗ２（下部側壁領域２ａの外面から箍状補強水平リブ９の先端までの長さ）は、上述した上部側壁領域２ｃの外面と下部側壁領域２ａの外面との水平距離での差である幅ｗ１に、縦横リブ１０の幅ｗ３（上部側壁領域２ｃ或いは下部側壁領域２ａの外面から縦横リブ１０の先端までの長さ）を加えた幅になるように構成されている。水平載置リブ５の下方に位置する上部側壁領域２ｃ及び下部側壁領域２ａの外面に、縦横に走る縦横リブ１０が形成されていない場合には、箍状補強水平リブ９の幅ｗ２は、上部側壁領域２ｃの外面と下部側壁領域２ａの外面との水平距離での差である上記の幅ｗ１になるように構成されている。帯状領域２ｂの直ぐ下に位置する箍状補強水平リブ９間には、必要に応じて、箍状補強水平リブ９を連結する、同じ幅ｗ２を有する縦リブ９ａを形成することもできる。側壁２の中程に、このような箍状補強水平リブ９を形成することにより、大型容器Ｂの側壁２を補強することができ、従って、大型容器Ｂに収容物を収容した際の大型容器Ｂの側壁２が外側に膨れる、所謂、胴膨れ現象を防止することができる。
【００１２】
図２や図５等に示されているように、底部１の４つの角部には、下方に延在する隅桁１ａが形成されており、また、隅桁１ａ間に位置する底部１の各辺の中間には、同じく、４つの中間桁１ｂが形成され、隅桁１ａと中間桁１ｂとの間には、フォークリフトやハンドフォークリフトのフォークが挿入可能なフォーク挿入口１１が形成されている。また、必要に応じて、底部１の裏面には、縦横に走る多数の縦横リブ１ｃが垂設されている。隅桁１ａは、少なくとも、ほぼ角筒状の筒部１ａ１と筒部１ａ１の対角方向に延在する対角リブ１ａ２、１ａ２’とを有しており、また、中間桁１ｂは、ほぼ角筒状の筒部１ｂ１と筒部１ｂ１の周壁に沿って縦横に延在する内部リブ１ｂ２を有している。そして、底部１の対角位置にある隅桁１ａを結ぶ対角線に対して直交する位置にある対角リブ１ａ２より外側に位置する隅桁１ａ’の底部１からの高さは、上記対角リブ１ａ２より内側に位置する隅桁１ａ”の底部１からの高さより低く形成されており、このようにして、隅桁１ａには外側に向かって段部１ａ３が形成されている。更に、段部１ａ３を形成する隅桁１ａの垂直壁１ａ４の外面には、上方に向かうにしたがって外側に傾斜した寄せリブ１ａ５が形成されている。
【００１３】
図５に示されているように、本実施例においては、底部１の裏面に垂設された縦横リブ１ｃのうち、底部１の中央部に位置する縦横リブ１ｃ’の間隔は、他の部分の縦横リブ１ｃの間隔より狭く形成されている。このように、底部１の中央部に位置する縦横リブ１ｃ’の間隔を狭く形成することにより、大型容器Ｂに収容物が収容された際の底部１の中央部の下方へのたわみを防止することができるように構成されている。底部１の裏面に垂設された縦横リブ１ｃの全てを、間隔の狭い縦横リブ１ｃ’に構成することもできるが、このように構成すると、大型容器Ｂの重量が増加するとともに、成形金型がより複雑になる等の問題があるので、大型容器Ｂに収容物が収容された際に、最も下方へたわみやすい部分である、底部１の中央部に位置する縦横リブ１ｃ’を、間隔の狭いリブとすることが好ましい。
【００１４】
図２及び図３等に示されているように、フォーク挿入口１１の上方に位置する下部側壁領域２ａの外面には、上述した下部側壁領域２ａの外面に形成された縦横リブ１０より間隔の狭い縦リブ１２ａと横リブ１２ｂとからなる側壁側のフォーク挿入部補強リブ１２が形成されており、また、隅桁１ａと中間桁１ｂとの間に位置する底部１のアール部１ｄ付近には、縦横に走る底部側のフォーク挿入部補強リブ１３が形成されている。フォークのフォーク挿入口１１への挿入作業の際に、フォークがぶつかり易いフォーク挿入口１１の上方に位置する下部側壁領域２ａや隅桁１ａと中間桁１ｂとの間に位置する底部１のアール部１ｄ付近に、このようなフォーク挿入部補強リブ１２、１３を形成することにより、大型容器Ｂの損傷を防止することができる。
【００１５】
図８や図９等に示されているように、フランジ３と第１水平全周リブ４ａとの間に位置する側壁２の一部を、外側に膨出させることにより、側壁２の上部内面には、所定の間隔を置いて、ボルトの頭部が挿入可能な凹部２ｄが形成されており、凹部２ｄは、底部壁２ｄ１、側壁２にほぼ垂直な相対する対向壁２ｄ２及び側壁２にほぼ平行な内壁２ｄ３とから形成されている。そして、凹部２ｄを形成する内壁２ｄ３には、ボルト孔２ｅが穿設されている。
【００１６】
フランジ３と第１水平全周リブ４ａとの間に形成された縦リブ６のうち、各側壁２の両端部付近に位置する縦リブ６を除いて、凹部６ａが形成されており、この凹部６ａには、フランジ３より外側に突出しないように、筒状の角材等からなる補強材１４が装着されており、補強材１４には、所定の間隔でネジ孔１４ａが形成されている。上記の凹部６ａに装着された補強材１４は、上述した側壁２の上部に形成された凹部２ｄの内壁２ｄ３に穿設されたボルト孔２ｅに、大型容器Ｂの内側から、ボルト１５を、適当数のワッシャー１５ａを介して、挿通するとともに、ボルト１５を、補強材１４に形成されたネジ孔１４ａに螺合させることにより、補強材１４を、フランジ３と第１水平全周リブ４ａとの間に装着することができるように構成されている。このような補強材１４は、大型容器Ｂを取り囲むように、４つの全ての側壁２に取着されている。なお、ボルト１５の頭部１５ｂは、上述したように、凹部２ｄ内に収容され、側壁２の内面から突出しないように構成されている。
【００１７】
上述したような、補強材１４を、大型容器Ｂを取り囲むように、４つの全ての側壁２に取着することにより、大型容器Ｂの開口部を補強することができ、内容物が収容された際に、側壁２の上部が、外側に膨らんで、大型容器Ｂの開口部付近が破損したり、或いは、被蓋された蓋Ｃが破損したりすることを防止できるとともに、側壁２の上部が、外側に膨らんだために、被蓋された蓋Ｃが、大型容器Ｂから取り外せなくなる等のトラブルを解消することができる。勿論、上述した補強材１４に代えて、金属バンド等の補強バンドで、フランジ３と第１水平全周リブ４ａとの間に位置する側壁２を締結して、補強することもできる。
【００１８】
図３に示されている１６は、第１水平全周リブ４ａと第２水平全周リブ４ｂとを連結する縦リブ７のうち、大型容器Ｂの角部付近に位置する縦リブ７ａに穿設された透孔であり、また、１７は、大型容器Ｂの角部付近に位置する第２水平全周リブ４ｂの裏面に垂設された係止リブである。ロープを、透孔１６に通してループを形成したり、ループ状のロープを、係止リブ１７に引っ掛けたりするとともに、ループ状に形成されたロープを、クレーンのフックに引っ掛けたり、或いは、ループ状に形成されたロープに、フォークリフトのフォークを挿通することにより、大型容器Ｂを搬送することができるように構成されている。このような透孔１６や係止リブ１７は、何方か一方のみ、設けることができるが、両方を設けることもできる。
【００１９】
図５に示されている１ｅは、底部１の裏面から垂設されたグロメット装着用の筒状リブであり、筒状リブ１ｅには、図示されていない公知の防滑用のグロメットが嵌着されるように構成されている。フォーク挿入口１１にフォークを挿入し、フォークを上昇させた際に、フォークの上面が、グロメットに当接するように構成されている。このように、フォークを上昇させた際に、フォークの上面が、グロメットに当接するように構成されているので、フォークにより大型容器Ｂを搬送する際に、フォーク上を大型容器Ｂが移動することが防止でき、従って、従来のように、大型容器Ｂが、フォーク上を移動し、大型容器Ｂが、フォークリフトの支柱に衝突して、大型容器Ｂが損傷するようなことが防止できる。
【００２０】
図１０に示されているように、本実施例の本体容器Ｂは、空の状態において、上に位置する大型容器Ｂｕが、下に位置する大型容器Ｂｂ内に、嵌合される、所謂、ネスティングが可能なように構成されている。そして、上に位置する大型容器Ｂｕが、下に位置する大型容器Ｂｂ内に嵌合された、ネスティング状態においては、上に位置する大型容器Ｂｕの水平載置リブ５が、下に位置する大型容器Ｂｂのフランジ３に載置され、また、上に位置する大型容器Ｂｕの底部１に形成された隅桁１ａ及び中間桁１ｂは、下に位置する大型容器Ｂｂの底部１に当接しないように構成されている。更に、上に位置する大型容器Ｂｕに形成された縦横リブ１０は、下に位置する大型容器Ｂｂの側壁２の内面に当接しないように構成されているとともに、上に位置する大型容器Ｂｕに形成された箍状補強水平リブ９は、下に位置する大型容器Ｂｂの帯状領域２ｂより、上に位置するように構成されており、下に位置する大型容器Ｂｂの側壁２の内面に当接しないように構成されている。このように構成することにより、上に位置する大型容器Ｂｕの箍状補強水平リブ９が、下に位置する大型容器Ｂｂの帯状領域２ｂの内面に当接したり、或いは、上に位置する大型容器Ｂｕの縦横リブ１０が、下に位置する大型容器Ｂｂの側壁の内面に当接したりすることにより、ネスティング状態の上に位置する大型容器Ｂｕを、上方に持ち上げた際に、下に位置する大型容器Ｂｂが、上に位置する大型容器Ｂｕと共に持ち上げられるようなことが防止できる。
【００２１】
次に、主として、図１１〜図１３を用いて、側壁２が外側に膨らむ、所謂、胴膨れ現象を防止する側壁補強部材の実施例について説明する。
【００２２】
この実施例は、箍状補強水平リブ９のうち、中央部に位置する１本或いは２本の箍状補強水平リブ９’の幅ｗ２を狭くして、狭く形成された箍状補強水平リブ９の周囲に、透孔１８ａ’が穿設された折り返し端部１８ａを有する補強バンド１８ｂを巻き付けて、緊諦された補強バンド１８ｂの折り返し端部１８ａに穿設された透孔１８ａ’に、適宜、ワッシャー１８ｃ’を介して、ボルト１８ｃを挿通するとともに、挿通されたボルト１８ｃにナット１８ｄを螺合させることにより、補強バンド１８ｂを、箍状補強水平リブ９の周囲に緊諦したものである。この際、補強バンド１８ｂやボルト１８ｂ等からなる側壁補強部材１８は、箍状補強水平リブ９の先端から外側に突出しないように構成されている。このように構成することにより、ネスティングの際に、上に位置する大型容器Ｂの側壁補強部材１８を構成する補強バンド１８ａやボルト１８ｃ等が、下に位置する大型容器Ｂの側壁２の内面に当接しないように構成されている。上記のように、側壁２の中程に、箍状補強水平リブ９に加え、側壁補強部材１８を配設することにより、大型容器Ｂの側壁２を更に補強することができ、従って、大型容器Ｂに収容物を収容した際の大型容器Ｂの側壁２が外側に膨れる、所謂、胴膨れ現象を、確実に防止することができる。なお、この実施例においては、上部側壁領域２ｃ及び下部側壁領域２ａの外面に形成された縦横に走る縦横リブ１０が省略されているが、当然のことながら、このような縦横リブ１０を形成することもできる。
【００２３】
次に、主として、図１４〜図１７を用いて、側壁２が外側に膨らむ、所謂、胴膨れ現象を防止する側壁補強部材の別の実施例について説明する。
【００２４】
この実施例においては、長さ方向に垂直な断面形状がコの字状で、側壁２の幅とほぼ同じ長さを有する角材１９ａの一方の端部に、長さ方向に垂直になるように、透孔１９ｂ’を有する２枚の板材１９ｂを、角材１９ａの内部に溶接等により取着するとともに、もう一方の端部には、中央部１９ｃ１に透孔１９ｃ１’が穿設されたコの字状枠材１９ｃを、コの字状枠材１９ｃの両端部１９ｃ２の端部が、コの字状の角材１９ａの中央部１９ａ１の内面に当接し、且つ、コの字状枠材１９ｃの中央部１９ｃ１に穿設された透孔１９ｃ１’が、角材１９ａの中央部１９ａ１に穿設された透孔１９ａ１’に整合するように、溶接等により取着する。このような構成を有する角材１９ａを、上述した側壁補強部材１８と同様に、中央部に位置する１本或いは２本の箍状補強水平リブ９の幅ｗ２が狭く形成された箍状補強水平リブ９’の周囲に、側壁２を囲むように配置し、その後、隣接する一方の角材１９ａの端部付近に取着された板材１９ｂの透孔１９ｂ’と、隣接するもう一方の角材１９ａの透孔１９ａ１’及び該角材１９ａの端部に取着されたコの字状枠材１９ｃの透孔１９１ｃ’に、ボルト１９ｄを挿通するとともに、ボルト１９ｄにナット１９ｅを螺合させて、隣接する角材１９ａ同士を連結して、４本の角材１９ａにより、箍状補強水平リブ９を囲むように補強する。側壁２の中程に、箍状補強水平リブ９に加え、角材１９ａや板材１９ｂやコの字状枠材１９ｃ等からなる側壁補強部材１９を配設することにより、大型容器Ｂの側壁２を更に補強することができ、従って、大型容器Ｂに収容物を収容した際の大型容器Ｂの側壁２が外側に膨れる、所謂、胴膨れ現象を防止することができる。なお、この実施例においても、上部側壁領域２ｃ及び下部側壁領域２ａの外面に形成された縦横に走る縦横リブ１０が省略されているが、当然のことながら、このような縦横リブ１０を形成することもできる。
【００２５】
次に、図１８〜図２８を用いて、蓋Ｃについて説明する。
【００２６】
主として、図１８〜図２０に示されているように、蓋Ｃは、平面形状がほぼ方形状の天部２０と天部２０の各辺から下方に延在する周縁壁２１を有しており、天部２０の裏面には、周縁壁２１に沿って、環状凹溝２０ａが形成されており、環状凹溝２０ａには、ゴムや軟質合成樹脂等で成形された環状のパッキンＰが装着されている。
【００２７】
天部２０の４つの角部付近には、板状の天部２０を下方に凹ますことにより、平面形状がほぼ三角形状の４つの隅部凹部２２が形成されており、ほぼ三角形状の４つの隅部凹部２２は、天部２０の４つの角部に、ほぼ三角形状の角部領域２０ｂを残すように配置されている。また、隅部凹部２２間には、隅部凹部２２と同様に、天部２０を下方に凹ますことにより形成された、平面形状がほぼ方形状の４つの中間凹部２３が形成されており、更に、天部２０の中央部を下方に凹ますことにより、平面形状がほぼ方形状の１つの中央凹部２４が形成されている。隅部凹部２２、中間凹部２３及び中央凹部２４の深さは、ほぼ同じ深さに形成されている。また、１つの隅部凹部２２の中央凹部２４側の隅２２ａ及び該隅部凹部２２の隣に位置する２つの中間凹部２３の相対する側の隅２３ａ及び中央凹部２４の隅部凹部２２側の隅２４ａにより、それぞれ囲まれた天部２０領域には、該領域を、上方に膨出させることにより形成された、平面形状が方形状の４つの凸状丘部２５ａが形成されている。更に、天部２０の各辺に沿って、且つ、天部２０の各辺に近接して、同様に、天部２０を上方に膨出させることにより、一対の周部凸状丘部２５ｂが形成されており、周部凸状丘部２５ｂは、天部２０の各辺に２つずつ、合計８つ形成されている。そして、周部凸状丘部２５ｂは、凸状丘部２５ａの高さとほぼ同じに形成されている。
【００２８】
隅部凹部２２と中間凹部２３を連結する８つの連結領域２６及び中間凹部２３と中央凹部２４を連結する４つの連結領域２７は、隅部凹部２２、中間凹部２３及び中央凹部２４の底部２２ｂ、２３ｂ、２４ｂと、凸状丘部２５の上面２５ａ’との中間の高さを有するように構成されている。そして、この連結領域２６、２７の上面は、天部２０の４つの角部に位置するほぼ三角形状の角部領域２０ｂと、ほぼ面一になるように構成されている。
【００２９】
天部２０の角部領域２０ｂには、天部２０の各辺に沿って、天部２０の上面から突出した突条２８ａと、１つの辺に沿って形成された突条２８ａの両端から、天部２０の角部を構成する隣接する辺に形成された突条２８ａの両端部に向かって、所定の長さ延在する突条２８ｂ、２８ｃとかなる嵌合突条部材２８が形成されている。天部２０の角部を形成する隣接する２つの辺付近に形成された２つの嵌合突条部材２８の突条２８ａ、２８ｂ、２８ｃが形成されていない開放部は、互いに相対するように構成されており、天部２０の角部領域２０ｂに形成された２つの嵌合突条部材２８には、金属や硬質合成樹脂で成形された筒状の角材等からなる補強材２９が嵌合されている。嵌合突条部材２８に嵌合された補強材２９の両端は、補強材２９が、嵌合突条部材２８の突条２８ａ、２８ｂ、２８ｃに接近或いは接触して配置されるように、補強パイプ２９の長さ方向に対して傾斜した傾斜面２９ａが形成されていることが好ましい。
【００３０】
図２１に示されているように、補強材２９の底板２９ｂにはネジ孔２９ｃが形成されており、また、補強材２９が配設される天部２０には、透孔２０ｃが穿設されている。そして、天部２０の裏面側から透孔２０ｃに、適宜、ワッシャー３０ａを介して、ネジ３０を挿通するとともに、ネジ３０を、補強材２９に形成されたネジ孔２９ｃに螺合させることにより、相対する２つの嵌合突条部材２８に嵌合された補強材２９を、天部２０に取り付けるように構成されている。そして、図１８及び図１９に示されているように、相対する２つの嵌合突条部材２８に嵌合された補強材２９の隅部凹部２２側の垂直壁２９ｄは、天部２０に形成された、ほぼ三角形状の隅部凹部２２の補強材２９側の側面２２ｃとほぼ面一になるように、補強材２９が取着されているとともに、嵌合突条部材２８に嵌合された補強材２９の上面は、天部２０に形成された凸状丘部２５ａ及び周部凸状丘部２５ｂの上面とほぼ面一になるように構成されている。
【００３１】
次に、主として、図１８及び図２２〜図２５を用いて、蓋Ｃに配設された、蓋Ｃを大型容器Ｂに固定するための蓋固定部材Ｌについて説明する。
【００３２】
天部２０の各辺の両端部付近及びその中央部には、周縁壁２１から内側方向に向かう凹溝３１が形成されており、天部２０の上面には、凹溝３１を挟んで、水平な横長孔３２ａが形成された、一対の短軸保持突部３２が突設されている。また、凹溝３１より内側に位置する天部２０の上面には、上部に凹部３３ａが形成された１つの係合突部３３が突設されている。そして、凹溝３１を挟んで形成された一対の短軸保持突部３２の横長孔３２ａには、短軸３４が挿通されており、短軸３４の両端部に刻設されたネジ溝３４ａには、適宜、ワッシャー３５ａを介して、ナット３５が螺合され、短軸３４が、横長孔３２ａから抜け出ないように構成されている。３６は、一端に、短軸３４が挿通される透孔３６ａが穿設されているとともに、ネジ溝３６ｂが刻設された棒状の締め付け部材であり、締め付け部材３６の一方の端部に穿設された透孔３６ａには、短軸３４が挿通され、また、締め付け部材３６のもう一方の端部には、適宜、ワッシャー３７、スプリングワッシャー３８が挿通されているとともに、ナット３９が螺合されている。大型容器Ｂに蓋Ｃが被されていない状態では、締め付け部材３６を、短軸３４を中心に、係合突部３３側に回動させるとともに、締め付け部材３６の端部を、係合突部３３の凹部３３ａに挿入し、その後、ナット３９を回転させて、ナット３９を係合突部３３方向に移動させて、ワッシャー３７、スプリングワッシャー３８を介して、ナット３９を係合突部３３に圧接することにより、締め付け部材３６を、動かないように固定することができるように構成されている。
【００３３】
一方、図２や図２４に示されているように、大型容器Ｂの第１水平全周リブ４ａには、上述した蓋Ｃに形成された凹溝３１に対応して、凹溝４ａ’が形成されている。
【００３４】
次に、上述した蓋Ｃ側に配設された凹部３３ａ、短軸保持突部３２、係合突部３３、短軸３４、締め付け部材３６等と、大型容器Ｂ側に形成され凹溝４ａ’等からなる蓋固定部材Ｌの固定手段について説明する。
【００３５】
大型容器Ｂに、上述した蓋Ｃを、蓋Ｃの天部２０の裏面に形成された環状凹溝２０ａに、大型容器Ｂのフランジ３が嵌合するように被せる。そして、大型容器Ｂに形成された水平全周リブ４ａ、４ｂ及び水平載置リブ５の先端により形成される仮想垂直面Ｆ１に対して、フランジ３の先端は内側に引っ込んであり、しかも、大型容器Ｂに被蓋された蓋Ｃの周縁壁２１が、上記の仮想垂直面Ｆ１より外側に出ないように構成されている。このように、大型容器Ｂに被蓋された蓋Ｃの周縁壁２１が、水平全周リブ４ａ、４ｂ及び水平載置リブ５の先端より、外側に突出しないように構成されているので、蓋Ｃで被蓋された大型容器Ｂを、近接して、並設した場合に、蓋Ｃ同士が接触して、蓋Ｃが損傷するようなことが防止できるとともに、蓋Ｃで被蓋された大型容器Ｂを並設した場合に、蓋Ｃで被蓋された大型容器Ｂ間に形成される間隙が、少なくなり、従って、蓋Ｃで被蓋された大型容器Ｂを並設した場合のデッドスペースが減少し、蓋Ｃで被蓋された大型容器Ｂの保管効率が向上する。
【００３６】
次いで、係合突部３３に固定されている締め付け部材３６を、ナット３９を回転させて、ナット３９を係合突部３３から遠ざかる方向に移動させた後、締め付け部材３６を、係合突部３３の凹部３３ａから外して、短軸３４を中心に回動させて、締め付け部材３６を、蓋Ｃに形成された凹溝３１及び大型容器Ｂの第１水平全周リブ４ａに形成された凹溝４ａ’に挿入する。その後、締め付け部材３６に螺合されているナット３９を回転させて、ナット３９を大型容器Ｂの第１水平全周リブ４ａ方向に移動させて、締め付け部材３６に挿着されているワッシャー３７及びスプリングワッシャー３８を介して、ナット３９を、大型容器Ｂの第１水平全周リブ４ａの下面に押圧させて、蓋Ｃを、大型容器Ｂに被蓋させる。この際、天部２０の裏面に形成された環状凹溝２０ａには、パッキンＰが装着されているので、蓋Ｃは、大型容器Ｂに、パッキンＰがを介して、密閉状に被蓋され、大型容器Ｂに収容された液状の収容物が、漏れるようなことが防止できる。
【００３７】
次に、図２７に示されているように、蓋Ｃで被蓋された大型容器Ｂの上に、他の大型容器Ｂを段積みする手段について、主として、図１８や図１９や図２８等を用いて説明する。
【００３８】
下に位置する蓋Ｃで被蓋された大型容器Ｂの上に、他の大型容器Ｂを載置する際には、下に位置する蓋Ｃに配設された補強材２９上に、大型容器Ｂの隅桁１ａの段部１ａ３の下面１ａ３’が載置されるように構成されているとともに、補強材２９上への大型容器Ｂｂの隅桁１ａの段部１ａ３が載置される過程において、隅桁１ａに形成された寄せリブ１ａ４により、上に載置される大型容器Ｂが、下に位置する大型容器Ｂに被蓋された蓋Ｃに載置され易くなるように構成されている。このように、上に載置される大型容器Ｂは、下に位置する蓋Ｃの天部２０に直接載置されることなく、補強パイプ２９に載置されるので、天部２０が下方に彎曲変形し、蓋Ｃが損傷するようなことがなく、また、天部２０が下方に彎曲変形することにより、上に載置される大型容器Ｂが傾くようなことが防止され、従って、多数の蓋Ｃが被蓋された大型容器Ｂを、安定した状態で、多段に、段積みすることができる。また、下に位置する蓋Ｃに配設された補強材２９上に、大型容器Ｂの隅桁１ａの段部１ａ３の下面１ａ３’が載置されるように構成されているので、段積みされた上に位置する大型容器の大型容器Ｂが、横方向に移動するようなことが阻止され、従って、多くの大型容器を、安定した状態で段積みすることができる。なお、図１９の二点鎖線は、上に載置される大型容器Ｂの隅桁１ａと中間桁１ｂを示しており、下に位置する大型容器Ｂに被蓋された蓋Ｃに対する、上に載置された大型容器Ｂの隅桁１ａと中間桁１ｂの位置関係を示している。
【００３９】
また、下に位置する大型容器Ｂに被蓋された蓋Ｃに配設された補強材２９に、上に位置する大型容器Ｂの隅桁１ａの段部１ａ３が載置された場合には、大型容器Ｂの隅桁１ａの下方には、蓋Ｃの天部２０に形成された隅部凹部２２が位置するように構成されているので、大型容器Ｂの隅桁１ａの下面が、蓋Ｃの天部２０に当接することがなく、従って、蓋Ｃに、大型容器Ｂの隅桁１ａが当接し、大型容器Ｂの隅桁１ａにより、蓋Ｃが損傷するようなことがない。同様に、上に位置する大型容器Ｂの中間桁１ｂの下方には、下に位置する大型容器Ｂに被蓋された蓋Ｃに形成された中間凹部２３が位置するように構成されているので、下に位置する大型容器Ｂに被蓋された蓋Ｃに、上に位置する大型容器Ｂの中間桁１ｂが、当接し、大型容器Ｂの中間桁１ｂにより、蓋Ｃが損傷するようなことがない。
【００４０】
上述した実施例には、大型容器Ｂの底部１に、隅桁１ａ及び中間桁１ｂのみが形成されたており、底部１の中央に中央桁は形成されていない。中央桁の一つの機能は、中央桁を形成することにより、大型容器Ｂを、床や地面等に載置した際に、大型容器Ｂに収容された収容物の重量により、下方に一番たわみ易い底部１の中央部が、中央桁に支持されて、下方へのたわみが防止されるというものである。しかしながら、本発明においては、上述したように、底部１の中央部に位置する縦横リブ１ｃ’の間隔を、他の部分の縦横リブ１ｃの間隔より狭く形成したので、大型容器Ｂに収容物が収容された際の底部１の中央部の下方へのたわみが防止できる。従って、中央桁を省略することができる。このように、中央桁を省略することにより、大型容器Ｂの構造を簡素化することができ、従って、金型費用を低減することができる。また、大型容器Ｂの成形に必要な材料を少なくすることができ、従って、大型容器Ｂの重量が軽減されるとともに、大型容器Ｂの製造費用が低減される。
【００４１】
また、中央桁を設けると、大型容器Ｂの成型時に、底部１が下方に撓んだ場合には、中央桁の下面が、隅桁１ａや中間桁１ｂの下面より下に位置することになる。従って、地面や床に載置され大型容器Ｂが、中央桁を中心に回転したり、或いは、大型容器Ｂが傾斜したりするという不都合が生ずる。また、蓋で被蓋された大型容器Ｂを段積みした場合に、下に位置する大型容器Ｂの蓋が、上に位置する大型容器Ｂに形成された下方に撓んでいる中央桁により、押し下げられたり、損傷するという問題が発生するが、上述したように、中央桁を省略することにより、このような問題の発生を防止することができる。
【００４２】
次に、主として、図１８、図１９及び図２６を用いて、蓋Ｃに配設されたリブ部４０について説明する。
【００４３】
上述した周部凸状丘部２５ｂと天部２０の各辺との間には、蓋Ｃの天部２０の各辺に沿って、周部領域２０ｄが形成されており、周部領域２０ｄは、上述した三角形状の角部領域２０ｂと、面一状に連接されている。周部領域２０ｄには、所定の間隔をおいて配置された一対のリブ部４０が形成されている。リブ部４０は、周部領域２０ｄに２つずつ形成されており、合計４つの周部領域２０ｄに、合計８つのリブ部４０が形成されていることになる。
【００４４】
リブ部４０は、蓋Ｃの周縁壁２１側に位置し、且つ、周縁壁２１に平行な外側リブ４０ａを有しており、外側リブ４０ａは、上述した嵌合突条部材２８の突条２８ａの延長として形成されており、該突条２８ａと同じ高さに形成されている。また、外側リブ４０ａの内側には、外側リブ４０ａと平行で、且つ、同じ高さを有する内側リブ４０ｂが形成されており、内側リブ４０ｂは、外側リブ４０ａと一部重複しているが、外側リブ４０ａを超えて、上述した係合突部３３付近まで延在している。また、外側リブ４０ａと内側リブ４０ｂとの重複する部分は、外側リブ４０ａと内側リブ４０ｂに対して垂直で、且つ、同じ高さを有する連結リブ４０ｃにより連結されている。また、内側リブ４０ｂの内側には、内側リブ４０ｂに対して垂直で、内側リブ４０ｂより高さの低い低部リブ４０ｄが形成されており、低部リブ４０ｄは、連結リブ４０ｃが形成されている部分では、連結リブ４０ｃと一直線状になるように配設されており、それ以外では、連結リブ４０ｃと同じ間隔になるように配設されてる。低部リブ４０ｄは、周部凸状丘部２５ｂまで達するように形成することもでき、また、周部凸状丘部２５ｂと内側リブ４０ｂとの間には、内側リブ４０ｂと平行に、低部リブ４０ｄと同じ高さを有するリブを、適宜、形成することもできる。
【００４５】
上述したようなリブ部４０を、周部凸状丘部２５ｂと天部２０の各辺との間に位置する周部領域２０ｄに形成することにより、蓋Ｃの強度、特に、蓋Ｃの周縁部の強度を上げることができる。
【００４６】
上述したリブ部４０を形成する外側リブ４０ａと、内側リブ４０ｂと、相対する連結リブ４０ｃで囲まれた平面形状が方形状の１つの空間Ｓ内に、外側リブ４０ａと内側リブ４０ｂとのほぼ中間に位置するとともに、外側リブ４０ａと内側リブ４０ｂに平行なバンド掛けリブ４０ｅが形成されており、バンド掛けリブ４０ｅは、外側リブ４０ａや内側リブ４０ｂより、その高さが低く形成されている。また、バンド掛けリブ４０ｅと対向する外側リブ４０ａは切り欠かれており、他の外側リブ４０ａより低く構成されているとともに、バンド掛けリブ４０ｅよりも低く形成されている。そして、内側リブ４０ｂの上端と、バンド掛けリブ４０ｅの上端と、外側リブ４０ａの切り欠かれた部分４０ａ’の上端とを結ぶ仮想面は、内側リブ４０ｂから外側リブ４０ａの切り欠かれた部分４０ａ’に向かって、下方に傾斜した傾斜仮想面を形成している。上記の内側リブ４０ｂと、バンド掛けリブ４０ｅと、外側リブ４０ａの切り欠かれた部分４０ａ’とにより、バンド掛け部４１が形成されている。上述した８つのリブ部４０には、それぞれ、リブからなるバンド掛け用部４１が形成されている。
【００４７】
バンド掛け部４１は、蓋Ｃの周縁壁２１に向かって、順次、高さが低くなるリブにより形成されており、バンド掛け部４１に掛けられるバンドＴは、その屈曲部において、屈曲角が鈍角を構成するので、屈曲部において、バンドＴが損傷を受けるようなことがなく、また、バンド掛け部４１に掛けられたバンドＴは、内側リブ４０ｂと同じ高さで、且つ、バンド掛けリブ４０ｅや外側リブ４０ａの切り欠かれた部分４０ａ’より高い連結リブ４０ｃの間に掛け渡されるので、バンドＴが、横方向（掛け渡されたバンドＴの長手方向に対して垂直方向）に移動するようなことが防止できる。
【００４８】
大型容器Ｂに蓋Ｃを被せるとともに、上述したように、締め付け部材３６を、蓋Ｃに形成された凹溝３１及び大型容器Ｂの第１水平全周リブ４ａに形成された凹溝４ａ’に挿入し、次いで、締め付け部材３６に螺合されているナット３９を回転させて、ナット３９を大型容器Ｂの第１水平全周リブ４ａ方向に移動させて、締め付け部材３６に挿着されているワッシャー３７及びスプリングワッシャー３８を介して、ナット３９を、大型容器Ｂの第１水平全周リブ４ａの下面に押圧させて、パッキンＰを介して、蓋Ｃを、大型容器Ｂに密着させる。次いで、バンドＴを、上述した内側リブ４０ｂとバンド掛けリブ４０ｅと外側リブ４０ａの切り欠かれた部分４０ａ’とからなるバンド掛け部４１に掛けるとともに、蓋Ｃが被蓋された大型容器Ｂに、通常のバンド掛けを行う。
【００４９】
バンド掛け部４１を、上述したリブ部４０を利用して構成したので、別途、バンド掛け部を形成したものに比べ、蓋Ｃの構造が簡素化できるとともに、蓋Ｃの軽量化が実現できる。また、バンド掛け部４１を、リブ部４０の一部として形成したので、バンド掛け部４１の周囲には、バンド掛け部４１に連接されたリブが存在することになるので、バンド掛け部４１の強度が大きくなる。なお、リブ部４０を構成する外側リブ４０ａや内側リブ４０ｂや連結リブ４０ｃや低部リブ４０ｄ等は、当然のことながら、上述した実施例に何ら限定されることなく、その本数や間隔や高さ等は、適宜、変更することができる。
【００５０】
なお、上述した実施例には、箍状補強水平リブ９が形成されたり、大型容器Ｂの開口部を補強する補強材１４が配設されたり、側壁補強部材１８、１９等が配設された大型容器Ｂが示されているが、このようなものが省略された大型容器Ｂとすることもできる。
【００５１】
【発明の効果】
本発明は、以上説明した構成を有しているので、以下に記載する効果を奏するものである。
【００５２】
底部に、角部に形成された隅桁と、該隅桁間に形成された中間桁のみを配設し、底部の中央に形成される中央桁を省略したので、大型容器の構造を簡素化することができ、従って、金型費用を低減することができるとともに、大型容器の成形に必要な材料を少なくすることができ、従って、大型容器の重量が軽減され、ひいては、大型容器の製造費用が低減できる。
【００５３】
中央桁を設けると、大型容器の成型時に、底部が下方に撓んだ場合には、中央桁の下面が、隅桁や中間桁の下面より下に位置することになり、従って、地面や床に載置され大型容器が、中央桁を中心に回転したり、或いは、大型容器が傾斜したりするという不都合が生ずる。また、蓋で被蓋された大型容器を段積みした場合に、下に位置する大型容器の蓋が、上に位置する大型容器に形成された下方に撓んでいる中央桁により、押し下げられたり、損傷するという問題が発生するが、中央桁を省略することにより、このような問題の発生を防止することができる。
【００５４】
底部の裏面に垂設された縦横リブのうち、底部の中央部に位置する縦横リブの間隔を、他の部分の縦横リブの間隔より狭くしたので、大型容器に収容物が収容された際の底部の中央部の下方へのたわみを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１は本発明の大型容器を構成する蓋と大型容器の分解斜視図である。
【図２】図２は本発明の大型容器を構成する大型容器の斜視図である。
【図３】図３は本発明の大型容器を構成する大型容器の正面図である。
【図４】図４は本発明の大型容器を構成する大型容器の垂直断面図である。
【図５】図５は本発明の大型容器を構成する大型容器の裏面図である。
【図６】図６は本発明の大型容器を構成する大型容器の部分垂直断面図である。
【図７】図７は本発明の大型容器を構成する大型容器の隅桁等の部分斜視図である。
【図８】図８は本発明の大型容器を構成する大型容器の補強材等を含む分解斜視図である。
【図９】図９は本発明の大型容器を構成する大型容器のフランジ等や蓋を含む部分拡大垂直断面図である。
【図１０】図１０は本発明の大型容器を構成する大型容器がネスティングされた状態を示す部分垂直断面図である。
【図１１】図１１は本発明の大型容器を構成する大型容器の別の実施例の正面図である。
【図１２】図１２は図１１に示されている大型容器の垂直断面図である。
【図１３】図１３は図１１に示されている大型容器に配設される側壁補強部材の部分斜視図である。
【図１４】図１４は本発明の大型容器を構成する大型容器の更に別の実施例の斜視図である。
【図１５】図１５は図１４に示されている大型容器の垂直断面図である。
【図１６】図１６は図１４に示されている大型容器の水平断面図である。
【図１７】図１７は図１４に示されている大型容器に配設された側壁補強部材を含む部分水平断面図である。
【図１８】図１８は本発明の大型容器を構成する蓋の斜視図である。
【図１９】図１９は本発明の大型容器を構成する蓋の平面図である。
【図２０】図２０は本発明の大型容器を構成する蓋の裏面図である。
【図２１】図２１は図１９のＩ−Ｉ線に沿った垂直断面図である。
【図２２】図２２は本発明の大型容器を構成する蓋等に配設された蓋固定部材の部分分解斜視図である。
【図２３】図２３は本発明の大型容器を構成する蓋等に配設された蓋固定部材の部分平面図である。
【図２４】図２４は本発明の大型容器を構成する蓋等に配設された蓋固定部材等の部分正面図である。
【図２５】図２５は本発明の大型容器を構成する蓋等に配設された蓋固定部材等の部分垂直断面図である。
【図２６】図２６は本発明の大型容器を構成する蓋の部分垂直断面図である。
【図２７】図２７は本発明の大型容器が段積みされた状態を示す正面図である。
【図２８】図２８は本発明の大型容器を構成する大型容器が蓋に載置された状態を示す部分垂直断面図である。
【符号の説明】
Ｂ・・・・・・・・・・・・・大型容器
Ｃ・・・・・・・・・・・・・蓋
Ｌ・・・・・・・・・・・・・蓋固定部材
１・・・・・・・・・・・・・底部
１ａ・・・・・・・・・・・・隅桁
１ｂ・・・・・・・・・・・・中間桁
２・・・・・・・・・・・・・側壁
３・・・・・・・・・・・・・フランジ
４・・・・・・・・・・・・・水平全周リブ
９・・・・・・・・・・・・・箍状補強水平リブ
１４・・・・・・・・・・・・補強材
１８、１９・・・・・・・・・側壁補強部材
２０・・・・・・・・・・・・天部
２２・・・・・・・・・・・・隅部凹部
２３・・・・・・・・・・・・中間凹部
２８・・・・・・・・・・・・嵌合突条部材
４０・・・・・・・・・・・・リブ部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a large container integrally molded with a synthetic resin for storing, transporting and storing various articles in large quantities.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as a large container for storing, transporting, and storing a large amount of items such as various articles, corner girders formed at the four corners of the bottom of the large container, intermediate girders formed in the middle of the corner girders And large containers having a central girder formed in the center of the bottom are known.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
When the above-described conventional large container is stacked through a lid covered with a large container, the center of the bottom of the large container bends downward due to the weight of the contents, and thus the large container positioned above There is a problem that the central girder formed on the abutment abuts on the lid covered by the large container located below, and the lid covered by the large container located below is damaged.
[0004]
The objective of this invention is providing the large sized container excellent in the handleability while solving the subject which the conventional large sized container mentioned above has.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The present invention, in order to achieve the above object, the center of the bottom, a Sumiketa formed at the corner portion, is disposed only the intermediate girder formed between該隅digits, it is formed in the center of the bottom The girders are omitted, and among the vertical and horizontal ribs suspended from the back surface of the bottom, the vertical and horizontal ribs located at the center of the bottom have a smaller interval than the vertical and horizontal ribs of other portions.
[0006]
【Example】
Examples of the present invention will be described below. However, the present invention is not limited to these examples as long as the gist of the present invention is not exceeded.
[0007]
First, a large container B integrally formed of synthetic resin will be described with reference to FIGS.
[0008]
The large container B includes a bottom portion 1 having a rectangular planar shape, and side walls 2 formed to be inclined upward and outward from each side of the bottom portion 1. A flange 3 extending horizontally outward is formed from the upper end of the side wall 2, and the entire circumference of the outer peripheral surface of the side wall 2 is located below the flange 3 in the vicinity of the opening of the large container B. An appropriate number of horizontal circumferential ribs 4 extending horizontally so as to surround are formed. In this embodiment, two horizontal circumferential ribs 4a and 4b are formed. For convenience, of the two horizontal circumferential ribs 4a and 4b, the upper horizontal circumferential rib 4a is referred to as a first horizontal circumferential rib 4a, and the lower horizontal circumferential rib 4b is This is referred to as a second horizontal circumferential rib 4b. Further, below the first horizontal circumferential rib 4a and the second horizontal circumferential rib 4b, a predetermined length is provided in the width direction of the outer circumferential surface of each side wall 2 except for the corners of the large container B. One horizontal mounting rib 5 is formed. The virtual surface formed by connecting the tips of the first horizontal circumferential rib 4a, the second horizontal circumferential rib 4b, and the horizontal mounting rib 5 forms a vertical virtual vertical plane F1, and the tip of the flange 3 is As will be described later, it is located inside the virtual vertical plane F1.
[0009]
Between the flange 3 and the first horizontal circumferential rib 4a, vertical ribs 6 having a width that does not protrude outward from the tip of the flange 3 are formed at a predetermined interval. The tips of the circumferential rib 4a and the second horizontal circumferential rib 4b and between the second horizontal circumferential rib 4b and the horizontal mounting rib 5 are flush with the virtual vertical plane F1 described above. The vertical ribs 7 and 8 are formed at predetermined intervals, respectively.
[0010]
As shown in FIGS. 4 and 6, the side wall 2 includes a lower side wall region 2a extending from the bottom 1 to almost the middle of the large size container B, and a large size container located above the upper end of the lower side wall region 2a. B is formed of a band-like region 2b formed approximately in the middle of B, and an upper side wall region 2c extending from the upper end of the band-like region 2b to the upper end of the side wall 2, and is a virtual vertical extending upward from each side of the bottom 1 The inclination angle θ1 of the band-like region 2b with respect to the surface F2 is formed larger than the inclination angle θ2 of the lower sidewall region 2a and the upper sidewall region 2c with respect to the virtual vertical surface F2. Therefore, the outer surface of the upper side wall region 2c is located outside the outer surface of the lower side wall region 2a by a width w1 across the band-shaped region 2b.
[0011]
On the outer surface of the lower side wall region 2a located immediately below the belt-like region 2b, a hook-shaped reinforcing horizontal rib 9 protruding in a horizontal direction from the outer surface over a predetermined height region is provided on the lower side wall region. 2a is formed all around. In the present embodiment, an example is shown in which four rib-shaped reinforcing horizontal ribs 9 are formed in the upper region of the lower side wall region 2a located in the middle of the height of the side wall 2. Further, in this embodiment, vertical and horizontal ribs 10 running vertically and horizontally are formed on the outer surfaces of the upper side wall region 2c located below the horizontal mounting rib 5 and the lower side wall region 2a where the hook-shaped reinforcing horizontal rib 9 is not formed. In this case, the width w2 of the flange-shaped reinforcing horizontal rib 9 (the length from the outer surface of the lower sidewall region 2a to the tip of the flange-shaped reinforcing horizontal rib 9) is the outer surface of the upper sidewall region 2c described above. And the width w1 of the vertical and horizontal ribs 10 (the length from the outer surface of the upper side wall region 2c or the lower side wall region 2a to the tip of the vertical and horizontal ribs 10). It is configured to have an added width. When the vertical and horizontal ribs 10 running vertically and horizontally are not formed on the outer surfaces of the upper side wall region 2c and the lower side wall region 2a located below the horizontal mounting rib 5, the width w2 of the flange-shaped reinforcing horizontal rib 9 is The width w1 is the difference between the outer surface of the side wall region 2c and the outer surface of the lower side wall region 2a. Between the rib-shaped reinforcing horizontal ribs 9 positioned immediately below the band-shaped region 2b, vertical ribs 9a having the same width w2 that connect the rib-shaped reinforcing horizontal ribs 9 can be formed as necessary. By forming such a bowl-shaped reinforcing horizontal rib 9 in the middle of the side wall 2, the side wall 2 of the large container B can be reinforced, and accordingly, the large container when the contents are accommodated in the large container B. It is possible to prevent a so-called body swelling phenomenon, in which the side wall 2 of B swells outward.
[0012]
As shown in FIGS. 2 and 5, etc., corners 1a extending downward are formed at the four corners of the bottom 1, and the bottom 1 positioned between the corners 1a is also formed. Similarly, four intermediate girders 1b are formed in the middle of each side, and a fork insertion port 11 into which a forklift or a fork of a hand forklift can be inserted is formed between the corner girders 1a and the intermediate girders 1b. . Further, as necessary, a large number of vertical and horizontal ribs 1c that run vertically and horizontally are suspended from the back surface of the bottom 1. The corner beam 1a has at least a cylindrical portion 1a1 having a substantially rectangular tube shape and diagonal ribs 1a2, 1a2 'extending in a diagonal direction of the cylindrical portion 1a1, and the intermediate beam 1b has a substantially rectangular shape. A cylindrical tube portion 1b1 and an internal rib 1b2 extending vertically and horizontally along the peripheral wall of the tube portion 1b1 are provided. And the height from the bottom part 1 of the corner beam 1a 'located outside the diagonal rib 1a2 at the position orthogonal to the diagonal line connecting the corner beam 1a at the diagonal position of the bottom part 1 is the diagonal rib. The corner beam 1a ″ located inside 1a2 is formed lower than the height from the bottom 1, and thus the step beam 1a3 is formed on the corner beam 1a toward the outside. On the outer surface of the vertical wall 1a4 of the corner beam 1a that forms 1a3, there is formed an approaching rib 1a5 that is inclined outward as it goes upward.
[0013]
As shown in FIG. 5, in the present embodiment, among the vertical and horizontal ribs 1 c that are suspended from the back surface of the bottom portion 1, the interval between the vertical and horizontal ribs 1 c ′ located at the center of the bottom portion 1 is the other part. It is formed narrower than the interval between the vertical and horizontal ribs 1c. In this way, by forming the gap between the vertical and horizontal ribs 1c 'located at the center of the bottom 1 narrow, the downward deflection of the center of the bottom 1 when the stored items are stored in the large container B is prevented. It is configured to be able to. Although all of the vertical and horizontal ribs 1c suspended from the back surface of the bottom portion 1 can be configured as vertical and horizontal ribs 1c ′ having a narrow interval, such a configuration increases the weight of the large container B and increases the molding die. Therefore, the vertical and horizontal ribs 1c ′ located at the center of the bottom 1, which is the part that is most likely to bend downward when the stored item is stored in the large container B, are separated from each other. Narrow ribs are preferred.
[0014]
As shown in FIG. 2 and FIG. 3, etc., the outer surface of the lower side wall region 2a located above the fork insertion port 11 is spaced from the vertical and horizontal ribs 10 formed on the outer surface of the lower side wall region 2a. Fork insertion portion reinforcing ribs 12 on the side wall side composed of narrow vertical ribs 12a and horizontal ribs 12b are formed, and in the vicinity of the rounded portion 1d of the bottom portion 1 located between the corner beam 1a and the intermediate beam 1b. The bottom side fork insertion portion reinforcing rib 13 that runs vertically and horizontally is formed. When the fork is inserted into the fork insertion port 11, the lower side wall region 2a located above the fork insertion port 11 where the fork easily collides, or the rounded portion of the bottom 1 located between the corner beam 1a and the intermediate beam 1b By forming such fork insertion portion reinforcing ribs 12 and 13 in the vicinity of 1d, damage to the large container B can be prevented.
[0015]
As shown in FIG. 8 and FIG. 9, etc., the upper inner surface of the side wall 2 is caused to bulge outward from a part of the side wall 2 located between the flange 3 and the first horizontal circumferential rib 4a. Is formed with a recess 2d into which the head of the bolt can be inserted at a predetermined interval. The recess 2d is formed in the bottom wall 2d1, the opposing wall 2d2 and the opposing wall 2d2 that are substantially perpendicular to the side wall 2. It is formed of parallel inner walls 2d3. A bolt hole 2e is formed in the inner wall 2d3 that forms the recess 2d.
[0016]
Of the longitudinal ribs 6 formed between the flange 3 and the first horizontal circumferential rib 4a, the recesses 6a are formed except for the longitudinal ribs 6 located near both ends of each side wall 2. A reinforcing member 14 made of a cylindrical square member or the like is attached to 6a so as not to protrude outward from the flange 3, and screw holes 14a are formed in the reinforcing member 14 at predetermined intervals. The reinforcing member 14 attached to the concave portion 6a is appropriately fitted with a bolt 15 from the inside of the large container B into the bolt hole 2e formed in the inner wall 2d3 of the concave portion 2d formed in the upper portion of the side wall 2 described above. The reinforcing member 14 is inserted between the flange 3 and the first horizontal circumferential rib 4a by inserting the bolt 15 into the screw hole 14a formed in the reinforcing member 14 and inserting the bolt 15 through the plurality of washers 15a. It is comprised so that it can mount | wear between. Such a reinforcing material 14 is attached to all four side walls 2 so as to surround the large container B. As described above, the head 15b of the bolt 15 is accommodated in the recess 2d and is configured not to protrude from the inner surface of the side wall 2.
[0017]
By attaching the reinforcing material 14 as described above to all four side walls 2 so as to surround the large container B, the openings of the large container B can be reinforced and the contents are accommodated. At this time, the upper portion of the side wall 2 can be prevented from bulging outwardly, damaging the vicinity of the opening of the large container B, or damaging the covered lid C. Since the outer cover C bulges out, it is possible to solve troubles such that the covered cover C cannot be removed from the large container B. Of course, instead of the above-described reinforcing material 14, the side wall 2 positioned between the flange 3 and the first horizontal circumferential rib 4a can be fastened and reinforced with a reinforcing band such as a metal band.
[0018]
Reference numeral 16 shown in FIG. 3 denotes a vertical rib 7 a that connects the first horizontal circumferential rib 4 a and the second horizontal circumferential rib 4 b to the vertical rib 7 a located near the corner of the large container B. A through-hole is provided, and 17 is a locking rib suspended from the back surface of the second horizontal circumferential rib 4b located near the corner of the large container B. The rope is passed through the through-hole 16 to form a loop, the loop-shaped rope is hooked on the locking rib 17, and the loop-shaped rope is hooked on the hook of the crane, or the loop The large container B can be transported by inserting the fork of the forklift into the rope formed in a shape. Only one of such through holes 16 and locking ribs 17 can be provided, but both can also be provided.
[0019]
1e shown in FIG. 5 is a cylindrical rib for grommet installation suspended from the back surface of the bottom 1, and a known anti-slip grommet (not shown) is fitted to the cylindrical rib 1e. It is comprised so that. When the fork is inserted into the fork insertion port 11 and raised, the upper surface of the fork is configured to come into contact with the grommet. As described above, when the fork is raised, the upper surface of the fork is configured to come into contact with the grommet. Therefore, when the large container B is transported by the fork, the large container B moves on the fork. Therefore, it is possible to prevent the large container B from moving on the fork and colliding with the support column of the forklift and damaging the large container B as in the prior art.
[0020]
As shown in FIG. 10, the main body container B of the present embodiment is, in an empty state, a large container Bu positioned above is fitted into a large container Bb positioned below, so-called It is configured to allow nesting. In the nesting state in which the large container Bu positioned on the upper side is fitted into the large container Bb positioned on the lower side, the horizontal placement rib 5 of the large container Bu positioned on the upper side is positioned on the large size. The corner beam 1a and the intermediate beam 1b that are placed on the flange 3 of the container Bb and formed on the bottom part 1 of the large container Bu positioned on the upper side do not come into contact with the bottom part 1 of the large container Bb positioned on the lower side. It is configured. Further, the vertical and horizontal ribs 10 formed on the large container Bu positioned on the upper side are configured not to contact the inner surface of the side wall 2 of the large container Bb positioned on the lower side, and on the large container Bu positioned on the upper side. The formed rib-shaped reinforcing horizontal rib 9 is configured to be positioned above the strip-shaped region 2b of the large container Bb positioned below, and is in contact with the inner surface of the side wall 2 of the large container Bb positioned below. It is configured not to. By configuring in this way, the ridge-like reinforcing horizontal rib 9 of the large container Bu positioned above abuts the inner surface of the strip-shaped region 2b of the large container Bb positioned below, or the large container positioned above. When the vertical and horizontal ribs 10 of Bu abut the inner surface of the side wall of the large container Bb positioned below, the large container Bu positioned above the nesting state is lifted upward, and the large container positioned below is located. The container Bb can be prevented from being lifted together with the large container Bu located above.
[0021]
Next, an embodiment of a side wall reinforcing member for preventing the so-called body swelling phenomenon in which the side wall 2 bulges outward will be described mainly with reference to FIGS.
[0022]
In this embodiment, among the rib-shaped reinforcing horizontal ribs 9, one or two hook-shaped reinforcing horizontal ribs 9 ′ located at the center are narrowed to reduce the width w 2, and the hook-shaped reinforcing horizontal ribs 9 are narrowly formed. A reinforcing band 18b having a folded end portion 18a with a through hole 18a 'is wound around the outer periphery, and the through hole 18a' formed in the folded end portion 18a of the tightened reinforcing band 18b is appropriately disposed. The bolt 18c is inserted through the washer 18c ', and the nut 18d is screwed into the inserted bolt 18c, whereby the reinforcing band 18b is tightened around the flange-shaped reinforcing horizontal rib 9. . At this time, the side wall reinforcing member 18 composed of the reinforcing band 18b, the bolt 18b, and the like is configured not to protrude outward from the tip of the flange-shaped reinforcing horizontal rib 9. By configuring in this way, during nesting, the reinforcing band 18a, the bolt 18c, and the like constituting the side wall reinforcing member 18 of the large container B positioned above are arranged on the inner surface of the side wall 2 of the large container B positioned below. It is comprised so that it may not contact | abut. As described above, the side wall 2 of the large container B can be further reinforced by disposing the side wall reinforcing member 18 in addition to the bowl-shaped reinforcing horizontal ribs 9 in the middle of the side wall 2. It is possible to surely prevent the so-called bulging phenomenon in which the side wall 2 of the large container B swells outward when the contents are accommodated in B. In this embodiment, the vertical and horizontal ribs 10 running in the vertical and horizontal directions formed on the outer surfaces of the upper side wall region 2c and the lower side wall region 2a are omitted, but naturally, such vertical and horizontal ribs 10 are formed. You can also.
[0023]
Next, another embodiment of the side wall reinforcing member for preventing the so-called trunk swelling phenomenon in which the side wall 2 bulges outward will be described mainly with reference to FIGS.
[0024]
In this embodiment, the cross-sectional shape perpendicular to the length direction is U-shaped, and is perpendicular to the length direction at one end of the square member 19a having the same length as the width of the side wall 2. The two plate members 19b having the through-holes 19b ′ are attached to the inside of the square member 19a by welding or the like, and the other end is provided with a through-hole 19c1 ′ in the central portion 19c1. The end portions of both ends 19c2 of the U-shaped frame member 19c abut the inner surface of the central portion 19a1 of the U-shaped square member 19a, and the U-shaped frame member 19c of the U-shaped frame member 19c The through hole 19c1 ′ drilled in the central portion 19c1 is attached by welding or the like so as to align with the through hole 19a1 ′ drilled in the central portion 19a1 of the square member 19a. Like the side wall reinforcing member 18 described above, the square bar 19a having such a configuration is a hook-shaped reinforcing horizontal rib formed by narrowing the width w2 of one or two hook-shaped reinforcing horizontal ribs 9 located at the center. 9 'is disposed so as to surround the side wall 2, and then the through hole 19b' of the plate member 19b attached in the vicinity of the end of one adjacent square member 19a and the other adjacent square member 19a. A bolt 19d is inserted into the hole 19a1 'and a through-hole 191c' of the U-shaped frame member 19c attached to the end of the square member 19a, and a nut 19e is screwed into the bolt 19d so that an adjacent square member is inserted. 19a are connected and it reinforces so that the ridge-shaped reinforcement horizontal rib 9 may be enclosed by the four square members 19a. In the middle of the side wall 2, a side wall reinforcing member 19 including a square member 19 a, a plate member 19 b, a U-shaped frame member 19 c and the like is disposed in addition to the bowl-shaped reinforcing horizontal rib 9. Further, it is possible to reinforce, and therefore, the so-called torso phenomenon that the side wall 2 of the large container B swells outward when the container is accommodated in the large container B can be prevented. Also in this embodiment, the vertical and horizontal ribs 10 that run in the vertical and horizontal directions formed on the outer surfaces of the upper side wall region 2c and the lower side wall region 2a are omitted. Of course, such vertical and horizontal ribs 10 are formed. You can also
[0025]
Next, the lid C will be described with reference to FIGS.
[0026]
Mainly, as shown in FIGS. 18 to 20, the lid C has a top part 20 having a substantially rectangular planar shape, and a peripheral wall 21 extending downward from each side of the top part 20. An annular groove 20a is formed on the back surface of the top portion 20 along the peripheral wall 21, and an annular packing P formed of rubber, soft synthetic resin or the like is attached to the annular groove 20a. ing.
[0027]
In the vicinity of the four corners of the top portion 20, the plate-like top portion 20 is recessed downward, so that four corner recess portions 22 having a substantially triangular shape are formed. The two corner recesses 22 are arranged so as to leave a substantially triangular corner region 20 b at the four corners of the top 20. Further, between the corner recesses 22, similarly to the corner recesses 22, four intermediate recesses 23, which are formed by recessing the top portion 20 downward and having a substantially rectangular planar shape, are formed. Furthermore, the central part of the top part 20 is recessed downward to form one central concave part 24 having a substantially square planar shape. The corner recess 22, the intermediate recess 23, and the center recess 24 are formed to have substantially the same depth. Further, the corner 22a of one corner recess 22 on the side of the central recess 24, the corner 23a on the opposite side of the two intermediate recesses 23 located next to the corner recess 22 and the corner recess 22 of the center recess 24 on the side of the corner recess 22 Four convex hill portions 25a having a square planar shape are formed in the top 20 regions surrounded by the corners 24a. Furthermore, along each side of the top part 20 and in proximity to each side of the top part 20, the pair of peripheral convex hill parts 25b is similarly formed by bulging the top part 20 upward. A total of eight circumferential convex hill portions 25 b are formed, two on each side of the top portion 20. And the peripheral convex hill part 25b is formed substantially the same as the height of the convex hill part 25a.
[0028]
The eight connecting regions 26 that connect the corner concave portion 22 and the intermediate concave portion 23 and the four connecting regions 27 that connect the intermediate concave portion 23 and the central concave portion 24 are the corner concave portion 22, the intermediate concave portion 23, and the bottom portion 22 b of the central concave portion 24, 23b, 24b, and the upper surface 25a 'of the convex hill part 25, it is comprised so that it may have the intermediate | middle height. The upper surfaces of the connection regions 26 and 27 are configured to be substantially flush with the substantially triangular corner region 20b located at the four corners of the top portion 20.
[0029]
In the corner area 20b of the top portion 20, along each side of the top portion 20, from both ends of the protrusion 28a protruding from the top surface of the top portion 20 and the protrusion 28a formed along one side, A fitting ridge member 28 such as ridges 28b and 28c extending a predetermined length is formed toward both end portions of the ridge 28a formed on adjacent sides constituting the corner portion of the top portion 20. Yes. The open portions in which the protrusions 28a, 28b, 28c of the two fitting protrusion members 28 formed in the vicinity of two adjacent sides forming the corner portion of the top portion 20 are not formed are configured to face each other. A reinforcing member 29 made of a metal or a hard synthetic resin or the like is fitted into the two fitting protrusions 28 formed in the corner region 20b of the top portion 20. ing. The ends of the reinforcing material 29 fitted to the fitting ridge member 28 are reinforced so that the reinforcing material 29 is arranged close to or in contact with the ridges 28a, 28b, 28c of the fitting ridge member 28. It is preferable that an inclined surface 29 a inclined with respect to the length direction of the pipe 29 is formed.
[0030]
As shown in FIG. 21, a screw hole 29c is formed in the bottom plate 29b of the reinforcing member 29, and a through hole 20c is formed in the top portion 20 where the reinforcing member 29 is disposed. ing. Then, by inserting the screw 30 from the back surface side of the top portion 20 through the washer 30a as appropriate through the washer 30a, and screwing the screw 30 into the screw hole 29c formed in the reinforcing material 29, A reinforcing member 29 fitted to two opposing fitting protrusion members 28 is configured to be attached to the top portion 20. As shown in FIGS. 18 and 19, the vertical wall 29 d on the corner concave portion 22 side of the reinforcing member 29 fitted to the two opposing fitting protrusion members 28 is formed on the top portion 20. The reinforcing material 29 is attached so as to be substantially flush with the side surface 22c on the reinforcing material 29 side of the substantially triangular corner recess 22 and is fitted to the fitting ridge member 28. The upper surface of the reinforcing material 29 is configured to be substantially flush with the upper surfaces of the convex hill portions 25 a and the peripheral convex hill portions 25 b formed on the top portion 20.
[0031]
Next, the lid fixing member L for fixing the lid C to the large container B disposed on the lid C will be described mainly with reference to FIGS. 18 and 22 to 25.
[0032]
A groove 31 is formed in the vicinity of both ends of each side of the top portion 20 and in the center thereof, and the groove is formed inward from the peripheral wall 21. The top surface of the top portion 20 is horizontally sandwiched by the groove 31. A pair of short shaft holding projections 32 in which a wide oblong hole 32a is formed project. Further, on the upper surface of the top portion 20 located on the inner side of the concave groove 31, one engaging projection 33 having a concave portion 33a formed thereon is projected. A short shaft 34 is inserted into the horizontally long hole 32a of the pair of short shaft holding projections 32 formed with the concave groove 31 in between, and screw grooves 34a carved on both ends of the short shaft 34 are inserted. The nut 35 is appropriately screwed through a washer 35a so that the short shaft 34 does not come out of the laterally long hole 32a. Reference numeral 36 denotes a rod-shaped fastening member having a through hole 36a through which the short shaft 34 is inserted at one end and a thread groove 36b engraved at one end of the fastening member 36. A short shaft 34 is inserted into the through-hole 36a, and a washer 37 and a spring washer 38 are appropriately inserted into the other end of the fastening member 36, and a nut 39 is screwed together. ing. In a state where the large container B is not covered with the lid C, the fastening member 36 is rotated toward the engaging protrusion 33 around the short shaft 34 and the end of the fastening member 36 is moved to the engaging protrusion. Then, the nut 39 is rotated to move the nut 39 in the direction of the engaging protrusion 33, and the nut 39 is moved to the engaging protrusion 33 via the washer 37 and the spring washer 38. By being in pressure contact, the fastening member 36 can be fixed so as not to move.
[0033]
On the other hand, as shown in FIG. 2 and FIG. 24, the first horizontal circumferential rib 4a of the large container B has a groove 4a ′ corresponding to the groove 31 formed in the lid C described above. Is formed.
[0034]
Next, the concave portion 33a, the short shaft holding projection 32, the engagement projection 33, the short shaft 34, the fastening member 36 and the like disposed on the lid C side, and the concave groove 4a ′ formed on the large container B side. A means for fixing the lid fixing member L made of the above will be described.
[0035]
The large container B is covered with the above-described lid C so that the flange 3 of the large container B is fitted into the annular groove 20a formed on the back surface of the top portion 20 of the lid C. And the front-end | tip of the flange 3 is retracted inside with respect to the virtual vertical surface F1 formed by the front-end | tip of the horizontal perimeter ribs 4a and 4b and the horizontal mounting rib 5 which were formed in the large sized container B. The peripheral wall 21 of the lid C covered with the container B is configured not to come out of the virtual vertical plane F1. Thus, since the peripheral wall 21 of the lid C covered with the large container B is configured not to protrude outward from the tips of the horizontal circumferential ribs 4a and 4b and the horizontal mounting rib 5, the lid When the large containers B covered with C are arranged in close proximity to each other, it is possible to prevent the lids C from coming into contact with each other and damaging the lid C, and the large containers covered with the lid C. When the containers B are arranged side by side, the gap formed between the large containers B covered with the lid C is reduced. Therefore, the dead space when the large containers B covered with the lid C are arranged in parallel is reduced. And the storage efficiency of the large container B covered with the lid C is improved.
[0036]
Next, the fastening member 36 fixed to the engaging protrusion 33 is rotated by moving the nut 39 in a direction away from the engaging protrusion 33, and then the fastening member 36 is moved to the engaging protrusion. The concave member 33 is removed from the concave portion 33a and rotated around the short shaft 34, so that the fastening member 36 is formed in the concave groove 31 formed in the lid C and the concave portion formed in the first horizontal circumferential rib 4a of the large container B. Insert into groove 4a '. Thereafter, the nut 39 screwed into the tightening member 36 is rotated to move the nut 39 in the direction of the first horizontal circumferential rib 4a of the large container B, and the washer 37 inserted into the tightening member 36 and The nut 39 is pressed against the lower surface of the first horizontal circumferential rib 4a of the large container B via the spring washer 38, and the lid C is covered with the large container B. At this time, since the packing P is attached to the annular concave groove 20a formed on the back surface of the top portion 20, the lid C is covered with the large container B in a sealed manner via the packing P. The liquid container accommodated in the large container B can be prevented from leaking.
[0037]
Next, as shown in FIG. 27, the means for stacking other large containers B on the large container B covered with the lid C is mainly shown in FIG. 18, FIG. 19, FIG. Will be described.
[0038]
When another large container B is placed on the large container B covered with the lower cover C, the large container is placed on the reinforcing member 29 disposed on the lower cover C. In the process in which the lower surface 1a3 ′ of the step portion 1a3 of the B corner beam 1a is placed and the step portion 1a3 of the corner beam 1a of the large container Bb is placed on the reinforcing member 29. The large-sized container B placed on the upper side is configured so as to be easily placed on the lid C covered by the large-sized container B located below by the shift rib 1a4 formed on the corner beam 1a. . Thus, the large container B placed on the top is placed on the reinforcing pipe 29 without being placed directly on the top 20 of the lid C positioned below, so that the top 20 is directed downward. The lid C is not bent and damaged, and the top portion 20 is bent downward to prevent the large container B placed thereon from being tilted. The large container B covered with the lid C can be stacked in multiple stages in a stable state. Further, since the lower surface 1a3 ′ of the stepped portion 1a3 of the corner beam 1a of the large container B is placed on the reinforcing member 29 disposed on the lid C positioned below, it is stacked. In addition, the large container B of the large container located on the upper side is prevented from moving in the lateral direction, so that many large containers can be stacked in a stable state. In addition, the two-dot chain line of FIG. 19 has shown the corner beam 1a and the intermediate beam 1b of the large container B mounted on the upper side with respect to the lid | cover C covered by the large container B located below. The positional relationship between the corner beam 1a and the intermediate beam 1b of the large container B placed thereon is shown.
[0039]
In addition, when the stepped portion 1a3 of the corner beam 1a of the large container B positioned above is placed on the reinforcing member 29 disposed on the lid C covered by the large container B positioned below, Since the corner recess 22 formed in the top 20 of the lid C is positioned below the corner beam 1a of the large container B, the lower surface of the corner beam 1a of the large container B is covered with the lid C. Therefore, the corner beam 1a of the large container B contacts the lid C, and the lid C is not damaged by the corner beam 1a of the large container B. Similarly, the intermediate recess 23 formed in the lid C covered by the large container B positioned below is positioned below the intermediate beam 1b of the large container B positioned above. The intermediate girder 1b of the large container B located above abuts the lid C covered by the large container B located below, and the lid C is damaged by the intermediate girder 1b of the large container B. There is no.
[0040]
In the embodiment described above, only the corner beam 1 a and the intermediate beam 1 b are formed on the bottom 1 of the large container B, and the center beam is not formed at the center of the bottom 1. One function of the central girder is to form the central girder so that when the large container B is placed on the floor or the ground, it is most likely to bend downward due to the weight of the contents accommodated in the large container B. The center part of the bottom part 1 is supported by the center girder, and downward deflection is prevented. However, in the present invention, as described above, since the interval between the vertical and horizontal ribs 1c ′ located in the center portion of the bottom portion 1 is formed narrower than the interval between the vertical and horizontal ribs 1c of the other portions, the large container B contains the contents. The downward deflection of the central portion of the bottom 1 when accommodated can be prevented. Therefore, the central girder can be omitted. Thus, by omitting the central beam, the structure of the large container B can be simplified, and therefore the mold cost can be reduced. Moreover, the material required for molding of the large container B can be reduced, so that the weight of the large container B is reduced and the manufacturing cost of the large container B is reduced.
[0041]
Further, when the central girder is provided, when the bottom portion 1 is bent downward during molding of the large container B, the lower surface of the central girder is positioned below the lower surfaces of the corner girder 1a and the intermediate girder 1b. . Accordingly, there arises a disadvantage that the large container B placed on the ground or floor rotates around the central beam or the large container B is inclined. In addition, when the large containers B covered with the lid are stacked, the lid of the large container B located below is pushed down by the central girder formed on the large container B located above and bent downward. However, the occurrence of such a problem can be prevented by omitting the central beam as described above.
[0042]
Next, the rib portion 40 disposed on the lid C will be described mainly with reference to FIGS. 18, 19, and 26.
[0043]
A circumferential region 20d is formed along each side of the top 20 of the lid C between the circumferential convex hill 25b and each side of the top 20 described above. The above-described triangular corner region 20b is connected in a flush manner. In the peripheral region 20d, a pair of rib portions 40 arranged at a predetermined interval are formed. Two rib portions 40 are formed in the peripheral region 20d, and eight rib portions 40 are formed in a total of four peripheral regions 20d.
[0044]
The rib portion 40 has an outer rib 40a located on the peripheral wall 21 side of the lid C and parallel to the peripheral wall 21, and the outer rib 40a is the protrusion 28a of the fitting protrusion member 28 described above. Is formed at the same height as the protrusion 28a. In addition, an inner rib 40b that is parallel to the outer rib 40a and has the same height is formed inside the outer rib 40a, and the inner rib 40b partially overlaps the outer rib 40a. It extends beyond the outer rib 40a to the vicinity of the engagement protrusion 33 described above. Further, the overlapping portions of the outer rib 40a and the inner rib 40b are connected by a connecting rib 40c that is perpendicular to the outer rib 40a and the inner rib 40b and has the same height. Further, a low rib 40d that is perpendicular to the inner rib 40b and lower in height than the inner rib 40b is formed inside the inner rib 40b, and a connecting rib 40c is formed in the low rib 40d. The portion is arranged so as to be in a straight line with the connecting rib 40c, and the other portion is arranged so as to be the same interval as the connecting rib 40c. The low rib 40d can be formed so as to reach the peripheral convex hill 25b, and between the peripheral convex hill 25b and the inner rib 40b, the low rib 40d is low in parallel with the inner rib 40b. A rib having the same height as the partial rib 40d can be appropriately formed.
[0045]
By forming the rib portion 40 as described above in the peripheral region 20d located between the peripheral convex hill portion 25b and each side of the top portion 20, the strength of the lid C, in particular, the peripheral edge of the lid C The strength of the part can be increased.
[0046]
The outer ribs 40a and the inner ribs 40b are substantially formed in one space S in which the planar shape surrounded by the outer ribs 40a, the inner ribs 40b, and the opposing connecting ribs 40c forming the rib portion 40 is substantially rectangular. A banding rib 40e that is located in the middle and parallel to the outer rib 40a and the inner rib 40b is formed, and the banding rib 40e is formed to be lower in height than the outer rib 40a and the inner rib 40b. . Further, the outer rib 40a facing the banding rib 40e is notched, is configured lower than the other outer ribs 40a, and is formed lower than the banding rib 40e. The virtual plane connecting the upper end of the inner rib 40b, the upper end of the banding rib 40e, and the upper end of the cut-out portion 40a ′ of the outer rib 40a is a cut-out portion of the outer rib 40a from the inner rib 40b. An inclined virtual surface inclined downward is formed toward 40a ′. A banding portion 41 is formed by the inner rib 40b, the banding rib 40e, and the notched portion 40a ′ of the outer rib 40a. Each of the eight rib portions 40 described above is formed with a banding portion 41 made of a rib.
[0047]
The band-hanging portion 41 is formed of ribs that are successively lowered toward the peripheral wall 21 of the lid C. The band T hung on the band-hanging portion 41 has an obtuse angle at the bent portion. Therefore, the band T is not damaged at the bent portion, and the band T hung on the band hanging portion 41 has the same height as the inner rib 40b and the band hanging rib 40e. Further, the band T is stretched between the connecting ribs 40c higher than the notched portion 40a ′ of the outer rib 40a, so that the band T moves in the lateral direction (perpendicular to the longitudinal direction of the spanned band T). This can be prevented.
[0048]
The large container B is covered with the lid C, and as described above, the fastening member 36 is placed on the concave groove 31 formed on the lid C and the concave groove 4a ′ formed on the first horizontal circumferential rib 4a of the large container B. Then, the nut 39 screwed into the fastening member 36 is rotated, and the nut 39 is moved in the direction of the first horizontal circumferential rib 4a of the large container B so as to be inserted into the fastening member 36. The nut 39 is pressed against the lower surface of the first horizontal circumferential rib 4 a of the large container B via the washer 37 and the spring washer 38, and the lid C is brought into close contact with the large container B via the packing P. Next, the band T is hung on the band-hanging portion 41 including the inner rib 40b, the band-hanging rib 40e, and the cut-out portion 40a 'of the outer rib 40a, and the large-sized container B covered with the lid C is applied. Perform normal banding.
[0049]
Since the banding portion 41 is configured using the rib portion 40 described above, the structure of the lid C can be simplified and the weight of the lid C can be reduced as compared with the case where the banding portion is separately formed. In addition, since the band hanging portion 41 is formed as a part of the rib portion 40, there are ribs connected to the band hanging portion 41 around the band hanging portion 41. Strength increases. Of course, the outer rib 40a, the inner rib 40b, the connecting rib 40c, the lower rib 40d and the like constituting the rib portion 40 are not limited to the above-described embodiment, and the number, interval, The thickness and the like can be changed as appropriate.
[0050]
In the above-described embodiment, the ridge-shaped reinforcing horizontal rib 9 is formed, the reinforcing member 14 that reinforces the opening of the large container B is provided, or the side wall reinforcing members 18 and 19 are provided. Although the large container B is shown, it can also be set as the large container B with such a thing omitted.
[0051]
【The invention's effect】
Since the present invention has the above-described configuration, the following effects can be achieved.
[0052]
Only the corner girders formed at the corners and the intermediate girders formed between the corner girders are arranged at the bottom, and the central girders formed at the center of the bottom are omitted, simplifying the structure of the large container Therefore, the mold cost can be reduced and the material required for molding the large container can be reduced, and thus the weight of the large container is reduced, and thus the manufacturing cost of the large container is reduced. Can be reduced.
[0053]
When the center girder is provided, if the bottom part bends downward when molding a large container, the lower surface of the central girder will be located below the lower surface of the corner or middle girder, and therefore the ground or floor Inconvenience that the large container placed on the center rotates around the central beam or the large container tilts. In addition, when stacking large containers covered with a lid, the lid of the large container located below is pushed down by the central girder bent downward formed in the large container located above, Although the problem of damage occurs, the occurrence of such a problem can be prevented by omitting the central beam.
[0054]
Of the vertical and horizontal ribs that hang down on the back of the bottom, the vertical and horizontal ribs located at the center of the bottom are spaced narrower than the vertical and horizontal ribs of the other parts. It is possible to prevent the bottom center from being bent downward.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an exploded perspective view of a large container and a lid constituting the large container of the present invention.
FIG. 2 is a perspective view of a large container constituting the large container of the present invention.
FIG. 3 is a front view of a large container constituting the large container of the present invention.
FIG. 4 is a vertical sectional view of a large container constituting the large container of the present invention.
FIG. 5 is a back view of the large container constituting the large container of the present invention.
FIG. 6 is a partial vertical sectional view of the large container constituting the large container of the present invention.
FIG. 7 is a partial perspective view of a corner beam and the like of the large container constituting the large container of the present invention.
FIG. 8 is an exploded perspective view including a reinforcing material for the large container constituting the large container of the present invention.
FIG. 9 is a partially enlarged vertical sectional view including a flange and a lid of a large container constituting the large container of the present invention.
FIG. 10 is a partial vertical sectional view showing a state in which the large container constituting the large container of the present invention is nested.
FIG. 11 is a front view of another embodiment of a large container constituting the large container of the present invention.
FIG. 12 is a vertical cross-sectional view of the large container shown in FIG.
FIG. 13 is a partial perspective view of a side wall reinforcing member disposed in the large container shown in FIG.
FIG. 14 is a perspective view of still another embodiment of a large container constituting the large container of the present invention.
FIG. 15 is a vertical sectional view of the large container shown in FIG. 14;
FIG. 16 is a horizontal sectional view of the large container shown in FIG. 14;
FIG. 17 is a partial horizontal sectional view including a side wall reinforcing member disposed in the large container shown in FIG. 14;
FIG. 18 is a perspective view of a lid constituting the large container of the present invention.
FIG. 19 is a plan view of a lid constituting the large container of the present invention.
FIG. 20 is a rear view of a lid constituting the large container of the present invention.
FIG. 21 is a vertical sectional view taken along line II of FIG.
FIG. 22 is a partially exploded perspective view of a lid fixing member disposed on a lid or the like constituting the large container of the present invention.
FIG. 23 is a partial plan view of a lid fixing member disposed on a lid or the like constituting the large container of the present invention.
FIG. 24 is a partial front view of a lid fixing member or the like disposed on a lid or the like constituting the large container of the present invention.
FIG. 25 is a partial vertical sectional view of a lid fixing member or the like disposed on a lid or the like constituting the large container of the present invention.
FIG. 26 is a partial vertical sectional view of a lid constituting a large container of the present invention.
FIG. 27 is a front view showing a state in which large containers of the present invention are stacked.
FIG. 28 is a partial vertical sectional view showing a state in which the large container constituting the large container of the present invention is placed on the lid.
[Explanation of symbols]
B ... Large container C ... Lid L ... Lid fixing member 1・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ Bottom 1a ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ Corner 1b ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ Intermediate 2 ..... Side wall 3 ..... Flange 4 ..... Horizontal all-around rib 9 ..... ...... Reinforced horizontal ribs 14 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ Reinforcement materials 18 and 19 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ Side wall reinforcement members 20 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・... Corner 22 ... Corner recess 23 ... Intermediate recess 28 ... Rib member 40 ...
