JP4340070B2 - 往復動機関用の冷却通路系統付きシリンダヘッド - Google Patents

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Description

【0001】
本発明は独立請求項1の前文に従う往復動機関用の冷却通路系統付きシリンダヘッドと、このようなシリンダヘッドを有する往復動機関とに関する。
【0002】
既知のユニフロー掃気式2行程ディーゼル機関は、特に大型ディーゼル機関のようなタイプが知られている。このような機関は、シリンダの下部領域に配置されたいわゆる掃気口を通じて空気がシリンダに入るので、シリンダヘッドに入口弁が無くても差し支えない。出口弁はシリンダヘッドの頭部位の中央領域においてシリンダ軸に配置され、燃焼ガスはこの弁を通じて排出することができる。対照的に、燃料噴射のための噴射ノズルは、シリンダの縦軸に対して斜めに延びているシリンダヘッド側方部にあるこれらのノズルに適した装着用開口部に配置される。従って、燃料噴射は中央で行われないで側方から行われる。それにもかかわらず、噴射された燃料を燃焼室にできるだけ均一に分布させるために、シリンダ1個当たりに複数の噴射ノズルを設け、典型的にはシリンダ1個当たり3個のノズルを設ける。出口弁を中央に配置するシリンダヘッドの利点はとりわけシリンダヘッドの冷却系統の設計と配置が特に簡単であるという事実にある。出口弁と噴射ノズルの配置に高度の対称が得られることは同様にシリンダヘッドの中央出口用開口部に対して高度の対称が運転中のシリンダヘッドの熱ひずみに得られる結果となる。従って、このようなシリンダヘッドの既知の冷却通路系統の形状寸法も対応して簡単である。
【0003】
既知の中央出口弁付きシリンダヘッドが、第1(外方)環状空間から開始して出口用開口部の方へ延びている円錐形の表面を画成し、さらに複数の真っすぐな頂部冷却通路をシリンダヘッドの側方部位に有しており、隣接する2本の頂部冷却通路の間隔は出口用開口部に向かって狭くなっている。これに関連して、頂部冷却通路には冷却剤のための入口と出口とがあり、頂部冷却通路の入口は出口よりも出口用開口部から更に先に移設されている。頂部冷却通路と弁冷却通路を通じて継続的に冷却剤を送ることができるように、頂部冷却通路の各出口は弁冷却通路に開口している。これに関連して、弁冷却通路は実質的にシリンダの表面上またはわずかに傾斜する円すい形表面の上を出口用開口部に沿って一直線に延びて共通の第2(上部)環状空間に開口し、そこから冷却剤を再び内燃機関のラジエータへ送り返すことができる。噴射ノズルの装着用開口部はそれぞれ2本の頂部冷却通路の間で出口用開口部の回りの円周上に同心に配置されている。これに関連して、この円周の半径は対応する頂部冷却通路の間の装着用開口部に十分な中間的空間が得られるように選ばれている。
【0004】
シリンダヘッドの簡単な形状寸法は大型ディーゼル機関の運転時シリンダヘッドに採用する温度プロファイルの特性にも当然反映されるから、既知の中央出口弁付きシリンダヘッドは、前述した冷却通路系統を使用すると、その高度に対称的な設計により特に簡単な方法で運転中の熱ひずみも制御できるということを特徴とする。これはたとえば、複雑に構成された温度勾配によるシリンダヘッドの非対称機械応力がもっぱら形状寸法によってまず大部分減少できることを意味する。しかしながら、既知の中央出口弁付きシリンダヘッドの概念は複数の噴射ノズルを使用することを必要とし、これによりこの配置は比較的複雑な方法で追加装置を装着しなければならず従って総体的にはかなり費用が高くなるので重大な欠点となる。
【0005】
これらの欠点を除去するために、噴射ノズルを装着する開口部をシリンダヘッド頂部表面の中央に位置させて燃料の噴射にただ1本の噴射ノズルしか必要としないシリンダヘッドをEP 0959240によって提案した。ここでは出口弁をシリンダの側方部位に配置する。このようなシリンダヘッドの利点は明白であり、EP 0959240で詳細に論じられている。しかしながら、シリンダヘッドの冷却のために上述した既知の概念は、中央に噴射ノズルを配置したシリンダヘッドに適応することは、もっぱら形状寸法の変更となるために限定的であり、簡単にはできない。出口弁を側方部位に配置するために、シリンダヘッドの熱ひずみにはかなりの非対称が発生する。たとえば、出口弁の付近では、噴射ノズルの付近などよりもはるかに高い熱が運転中に発生する。結果として、中央出口弁付きシリンダヘッドを使用する場合とは全く異なる要求が熱排出の種類に対してなされる。従って、中央噴射ノズル付きシリンダヘッドの冷却通路系統は完全に再設計する必要がある。
【0006】
従って本発明の目的はユニフロー掃気付きの往復動機関用、特に2行程ディーゼル機関として設計された大型ディーゼル機関用に冷却通路系統を有するシリンダヘッドを提供し、その冷却通路系統には中央に配置された噴射ノズルとシリンダヘッドの側方部位に非対称に配置された出口弁とを有するシリンダヘッドの冷却に関する特別の要求が考慮されている。
【0007】
この目的を満たす本発明の主題は独立請求項1の構成を特徴としている。
【0008】
従属請求項は本発明の特に有利な実施例に関する。
【0009】
故に、本発明に従って、シリンダヘッドの軸に沿ってピストンが往復可能に配置されている少なくとも1個のシリンダを有し、このシリンダヘッドには装着した状態でシリンダの燃焼室を画成する頂部表面と側方部表面とを含む往復動機関用の冷却通路系統付きシリンダヘッドを提案する。シリンダヘッドの頂部表面には、燃料を燃焼室内に導入することができる噴射ノズルを収容するための装着用開口部を設け、燃焼室から燃焼ガスを排出する出口弁を収容するために側方部位にシリンダヘッドの軸に関して配置された出口用開口部を設ける。更に、出口用開口部の方向に延びている複数の頂部冷却通路が設けられ、そのうちの少なくとも2本にはそれぞれ冷却剤のための入口ならびに出口を有し、さらに出口用開口部に沿って延びている弁冷却通路が設けられている。これに関連して、各頂部冷却通路の入口は出口よりも出口用開口部から更に先に移設するように配置され、また少なくとも1本の頂部冷却通路の出口は頂部冷却通路と弁冷却通路を通じて冷却剤を継続的に送ることができるように弁冷却通路に接続されている。更に、少なくとも1本のノズル冷却通路は装着用開口部に沿って延びていて、頂部冷却通路とノズル冷却通路とを通じて冷却剤を継続的に送ることができるように少なくとも1本の頂部冷却通路の出口はノズル冷却通路に接続されている。
【0010】
本発明に従うシリンダヘッドには装着した状態のシリンダの燃焼室を画成する頂部位と側方部位が含まれる。これに関連して、シリンダヘッドの頂部位はピストンの端面の境界表面に対向する燃焼室の境界表面を形成する。頂部位には頂部位のほぼ中央に配置されている噴射ノズル装着用開口部がある。側方部位は頂部位に隣接しており、噴射ノズル装着用開口部の中央軸に対して斜めに配置されているので側方部位が鈍角で頂部位に開口する。側方部位には出口弁を収容するための出口用開口部がある。第1環状空間はシリンダヘッドの側方部位の周縁に配置されていてシリンダヘッドの冷却通路系統へ冷却剤を送るのに適している。
【0011】
本発明に従うシリンダヘッドは実質上3部分で設計されかつ − 同様に複数の頂部冷却通路とそれに対応する数の弁冷却通路を有するとともに − 既知の冷却通路系統とは対照的に中央に配置されている噴射ノズルに沿って延在している特定の数のノズル冷却通路を追加的に有する冷却通路系統を特徴とする。これに関連して、入口側で第1環状空間に接続されている頂部冷却通路は側方部位の冷却に大いに適しているのに対して、出口用開口部に沿って延びている弁冷却通路は出口弁領域のシリンダヘッドの冷却用と出口弁自体の冷却用として事実上設けられている。ノズル冷却通路は装着用開口部に沿って延びており、従って噴射ノズルの冷却とシリンダヘッドの装着用開口部隣接領域の冷却とに特に適している。これに関連して、前述の頂部冷却通路のあるものは出口側で弁冷却通路に接続されているのに対して、他の残りの頂部冷却通路は出口側でノズル冷却通路に接続されている。ノズル冷却通路は出口側で共通のマニホルドに開口し、弁冷却通路は共通の第2環状空間に開口し、第2環状空間は接続管によってマニホルドに接続されている。
【0012】
運転中は、第1環状空間から開始して、冷却剤はまず頭部冷却通路を通過して側方部位を冷却しそれから第1部回路において継続的に弁冷却通路、第2環状空間、マニホルド接続管に導くことができ、これと平行して第2部回路においてマニホルドのノズル冷却通路に導くことができ、それから冷却剤は往復動機関の放熱器へ送り返えされる
【0013】
以下図面を参照して本発明を更に詳細に説明する。示されているのは略図である。
【0014】
図1は冷却通路系統2を有し本発明に従うシリンダヘッドを含む大型ディーゼル機関Gのシリンダ3の略図を示し、このシリンダヘッドは以下において総称的に参照数字1で示す。本発明に従うシリンダヘッド1はユニフロー掃気付き2行程ディーゼル機関として設計されている大型ディーゼル機関Gに特に適している。一般に複数のシリンダ3を有する大型ディーゼル機関Gの本質的な構成要素はそれ自身で公知である。
【0015】
図1に示すように、このような大型ディーゼル機関Gのシリンダ3は装着した状態のシリンダ3の燃焼室7を画成する頂部位5と側方部位6とを含むシリンダヘッド1を有する。これに関連して、装着した状態のシリンダヘッド1の頭部位5はピストン端面41に対向して配置されてシリンダヘッド1の軸A−Aに直角に位置する燃焼室7の境界表面を形成する。側方部位6は頂部位5に隣接し、頂部位5に開口するその上部は、図示のごとくシリンダヘッド1の軸A−Aに対して斜めに延びているので側方部位6が頭部位5に鈍角で開口する。ピストン4はシリンダ3の内部を軸A−Aに沿って行き来の移動が可能なように配置されている。ピストン4はそれ自体は公知の方法によってピストン棒でクランク軸(図示せず)に接続されている。
【0016】
シリンダヘッド1には噴射ノズル9を収容するために屋根状部位5のほぼ中央に装着用開口部8が配置されている。図1に鎖線で示す花弁状で噴射ノズル9を通じて燃料をシリンダ3の燃焼室7に導く噴射装置(図示せず)に燃料管91を介して噴射ノズル9が接続されている。出口弁11を収容するために出口用開口部10がシリンダヘッド1の側方部位6に配置されている。
【0017】
シリンダヘッド1には、複数の頭部冷却通路12を含み、その中の少なくとも2本はそれぞれ冷却剤のための入口13と出口14とを有し、事実上3部分からなる冷却通路系統2が冷却のために装着されている。これに関連して、頭部冷却通路12の入口13がそれに対応する出口14よりも出口用開口部10から更に先へ移設するようにシリンダヘッド1の各頂部位冷却通路12が配置されている。更に、シリンダヘッド1には少なくとも1本の弁冷却通路15と少なくとも1本のノズル冷却通路16とが含まれマニホルド21に接続されている出口用開口部20が付く。
【0018】
噴射ノズル9と出口用開口部10とを有し本発明に従うシリンダヘッド1の断面を軸A−Aと軸B−Bによって規定される面Eに沿って概略的に図2に示す。その出口14がノズル冷却通路16に開口する頭部冷却通路12が本図に明示されている。断面で示されかつその機能を後に詳述する接続管22に接続されているマニホルド21にノズル冷却通路16の出口用開口部20は開口している。
【0019】
出口弁11と噴射ゾズル9とを有し本発明に従うシリンダヘッド1の冷却通路系統2の各々の一例を図3と図4に縮尺図でない略図で示す。分かりやすくするために、噴射ノズル9を装着していない状態で示す。図3と図4から分かるように、一般に長さが異なる頂部冷却通路12はすべてシリンダヘッド1の出口用開口部10の方向にほぼ一直線に延びている。頂部冷却通路12はその縦軸L−Lが円すい形表面で第1環状空間17から開始して軸A−A,シリンダヘッド1の中心へと延びかつ任意の隣接する2本の頂部冷却通路の縦軸L−Lの間の角αが常にほぼ等しくなるようにしてシリンダヘッド1に配置する。また異なる対の縦軸L−Lの間の角αが異なるようにできることも当然考えうることである。
【0020】
第1環状空間17はシリンダヘッド1の内部の周縁に配置し供給装置171を介してシリンダ3の冷却装置(図示せず)に接続し、この供給装置171を通じて冷却剤をシリンダ3の冷却装置(図示せず)から第1環状空間17へ供給することができる。これに関連して、第1環状空間17が複数の供給装置171を有することは大いにありうるし、または供給装置171が環状開口部として第1環状空間17に沿って部分的または全面的に延びることができる。
【0021】
その出口14が装着用開口部8に対してよりも出口用開口部10に近い頂部冷却通路12は出口14を介して弁冷却通路15に接続されている。これらの頂部冷却通路12の各々は1本の弁冷却通路15とそれぞれ連通することが好ましい。しかしながら、2本またはそれ以上のこのような屋根状部冷却通路12が1本の同じ弁冷却通路15に同時に接続することはかなり考えうることである。各弁冷却通路15は出口用開口部10の軸V−Vに対して特定の傾斜角で軸V−Vに沿って一直線に延びていることが好ましい。これに関連して、軸V−Vに対する傾斜角はすべての弁冷却通路15に対して同じであることがありうる。たとえば、すべての弁冷却通路15が共通の(仮想の)シリンダ部位に配置されるように軸V−Vに対する傾斜角が0度に達することがありうるし、傾斜角の値がこれと異なればすべての弁冷却通路15が(仮想の)円すい形部位に配置される。たとえば運転中に発生する軸V−Vに対するシリンダ屋根状部の温度分布の非対称を補償するために2本またはそれ以上の弁冷却剤通路が軸V−Vに対して異なる傾斜角をもつことも当然考えることができる。特別な場合には1本またはそれ以上の弁冷却通路15が出口用開口部10に沿って一直線に延びないで軸V−Vに対して螺旋形またはその他の形状に延びることも考えることができる。
【0022】
出口用開口部10に沿って延びる弁冷却通路15は頂部冷却通路12の出口14から開始して、第2環状空間18に開口するのであるが、この空間は頂部冷却通路12と弁冷却通路15を順次流れる冷却剤を収容するのに適した空間であり、また大型ディーゼル機関Gのラジエータ(図示せず)へ冷却剤を戻すのに適したマニホルド21ヘ接続管22を介して再び冷却剤を供給することができる空間である。
【0023】
その出口24が出口用開口部10に対してよりも装着用開口部8に近い頂部冷却通路12は出口14を介してノズル冷却通路16に接続されている。これらの頂部冷却通路12の各々は図3に示すとおりただ1本のノズル冷却剤通路16に連通することが好ましい。しかしながら2本またはそれ以上のこのような屋根状部冷却通路12がそれらの出口14で1本の同じノズル冷却通路15に同時に接続されることは大いに考えることができる。このような実施例を図4に示す。各ノズル冷却通路16はシリンダヘッド1の軸A−Aに対して特定の角度で軸A−Aに沿って一直線に延びていることが好ましい。これに関連して、軸A−Aに対する角度はすべてのノズル冷却通路16に対して同じかまたは異なることがありうる。特別な場合には1本またはそれ以上のノズル冷却通路16が装着用開口部8に沿って一直線に延びていないで軸A−Aに対して螺旋形またはその他の形状に延びていることも考えうる。
【0024】
装着用開口部8に沿って延びているノズル冷却通路16は屋根状部冷却通路12の出口14から開始してマニホルド21に開口し、このマニホルドは屋根状部冷却通路12とノズル冷却通路16を連続して流れる冷却剤を収容するのに適しており、このマニホルド21を介して冷却剤を大型ディーゼル機関Gのラジエータ(図示せず)に再び導くことができる。
【0025】
情況によってはいくつかの頂部冷却通路といくつかの弁冷却通路および/またはノズル冷却通路の両方をめくら穴として設計する、すなわち、対応する通路に冷却剤のための入口用開口部のみがあって出口用開口部がないようにするのが有利である。同様に、単位時間当たりの異なる量の冷却剤がシリンダヘッド内の異なる領域を流れるように異なる冷却通路の直径を異なるように設計し、これによてシリンダヘッドの非対称熱ひずみの補償を改善することも考えることができる。
【0026】
故に、本発明に従うシリンダヘッドには、実質上の3部分設計であるために中央燃料噴射で側方配置出口弁のシリンダヘッドの冷却に対する要求に特によく適している冷却通路系統が含まれる。シリンダヘッドの高度に非対称な熱ひずみに対する理想的な考慮がノズル冷却通路の追加使用と異なる冷却通路の特別の形状寸法ならびに配置とによって行われ、これにより運転中に発生する局部的に異なる量の熱が温度勾配を効果的に減少するように冷却通路系統を通じて放出できるし、従ってシリンダヘッドの機械的応力を効果的に回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】シリンダヘッドと更に本質的な部品を備えた大型ディーゼル機関のシリンダである。
【図2】冷却通路系統を断面で示した本発明に従うシリンダヘッドの実施例である。
【図3】出口弁と噴射ノズルを有する冷却通路系統の第1実施例の縮尺によらない図である。
【図4】図3に従う第2実施例である。

Claims (8)

  1. 少なくとも1個のシリンダ(3)とシリンダ(3)内に設けられてシリンダ(3)の軸線(A−A)に沿って往復移動するピストン(4)とを有する往復動機関のための冷却通路系統(2)付きシリンダヘッド(1)であって
    シリンダ(3)の燃焼室(7)を画成する頂部位(5)及び側方部位(6)と、
    燃料を燃焼室(7)に噴射する噴射ノズル(9)を収容するために頂部位(5)に形成された装着用開口部(8)と、
    燃焼ガスを燃焼室(7)から排出するための出口弁(11)を収容するために側方部位(6)に形成された出口用開口部(10)と、を具備し、
    前記冷却通路系統(2)が、
    側方部位(6)の外周部に形成されていて冷却材の供給装置(171)に接続された第1環状空間(17)と、
    出口用開口部(10)へ向かって延び、それぞれが入口(13)と出口(14)とを有していて入口(13)が第1環状空間(17)に接続されている複数の頂部冷却通路(12)と、
    出口用開口部(10)を包囲し、冷却剤を導出する通路(21,22)に接続されている第2環状空間(18)と、
    それぞれが出口用開口部(10)に沿って延び、かつそれぞれが1つの頂部冷却通路(12)の出口(14)に接続された入口と第2環状空間(18)に接続された出口とを有する複数の弁冷却通路(15)と、
    装着用開口部(8)に沿って延び、弁冷却通路(15)に接続されていない頂部冷却通路(12)の出口(14)に接続された入口と、冷却材を導出する通路(21,22)に接続されている出口とを有する少なくとも1つのノズル冷却通路(16)と、
    を備えることを特徴とするシリンダヘッド。
  2. 請求項1に記載のシリンダヘッドにおいて、少なくとも2つの頂部冷却通路(12)および/または2つの弁冷却通路(15)がそれぞれの直径を異にするシリンダヘッド。
  3. 請求項1または2に記載のシリンダヘッドにおいて、少なくとも2つの弁冷却通路(15)および/または2つのノズル冷却通路(16)がそれぞれの直径を異にするシリンダヘッド。
  4. 請求項1から3までのいずれか1項に記載のシリンダヘッドにおいて、頂部冷却通路(12)の縦軸(L−L)が円すい形表面上に配置され、第1環状空間(17)から開始してシリンダヘッドの軸(A−A)へ向かって延びているシリンダヘッド。
  5. 請求項1から4までのいずれか1項に記載のシリンダヘッドにおいて、少なくとも2つの頂部冷却通路(12)の出口(14)が接続通路(19)を介して接続されているシリンダヘッド
  6. 請求項1から5までのいずれか1項に記載のシリンダヘッドにおいて、ノズル冷却通路(16)の出口がマニホルド(21)に接続されているシリンダヘッド。
  7. 請求項1から5までのいずれか1項に記載のシリンダヘッドにおいて、冷却材を導出する前記通路が、接続管(22)を介して第2環状空間(18)と連通するマニホルド(21)を有するシリダヘッド。
  8. 請求項1から7までのいずれか1項に記載のシリンダヘッドを有する往復動機関。
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