JP4339667B2 - 三位置開閉器の操作機構 - Google Patents

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Description

本発明は、三位置開閉器の操作機構に係り、三位置例えば「閉路」、「開路」、「接地」3つの停止位置を有する断路器などの三位置開閉器の操作機構に関する。
三位置開閉器の操作機構は、三位置開閉器を操作する出力軸の回転停止位置が3箇所設定されており、各回転停止位置が例えば断路器の「閉路」、「開路」及び「接地」に対応している。この三位置について、出力軸の回転停止位置決めが必要である。また、断路−閉路間、断路−接地間の切り替えは事故を防止するため、上記出力軸をそれぞれ異なる入力軸にて操作できるとともに、これら入力軸同士の鎖錠が必要とされる。
従来の三位置開閉器の操作機構は、例えばモータにより駆動される第1の入力軸と、手動により操作される第2の入力軸にそれぞれの入力軸を中心とする半円形部材を固着するともに、それぞれの半円形部材にローラを設けている。そして、一方の入力軸が回転し一方の入力軸に固着された半円形部材に設けられたローラが、出力軸に固定された従動レバーのU字形の溝に係合しているとき、上記一方の入力軸に設けられた半円形部材が他方の入力軸に設けられた半円形部材の回転を阻止することにより他方の入力軸を回転操作できないようにしている(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−302253号公報(段落番号0008の第2行〜第4行、段落番号0009の第1行〜第3行、段落番号0010の第5行〜第6行、段落番号0012の第1行〜第8行、段落番号0014の第1行〜第10行、及び図6〜図9)
従来の三位置開閉器の操作機構は以上のように構成され、二つの入力軸と一つの出力軸と計3つの軸が必要であった。また、各停止位置は精度を要するのでそのための加工や各軸の装着や調整に手間がかかるという問題点があった。
この発明は上記のような問題点を解決するためになされたものであり、入力軸及び出力軸の合計本数を削減できるとともに第1及び第2の入力軸を同時に回転操作できないように鎖錠でき、また加工や調整の手間を少なくできる三位置開閉器の操作機構を得ることを目的とする。
この発明に係る三位置開閉器の操作機構においては、一方側が第1の回転力が入力される第1の入力軸とされ他方側が三位置開閉器に連結される出力軸とされたものであって支持体に回転可能に支持された回転軸、支持体に回転可能に支持され第2の回転力が入力される第2の入力軸、第1の入力軸に固着され回転軸とともに回転する第1の回動部材、第2の入力軸に固着され第2の入力軸とともに回転し第1の回動部材を介して出力軸に第2の回転力を伝達する第2の回動部材を備え、第1の入力軸の回転操作により出力軸を第1の回転角度位置とこの第1の回転角度位置より所定方向に第1の回転角度回転した第2の回転角度位置との間を回転駆動し、第2の入力軸の回転操作により出力軸を第1の回転角度位置と第1の回転角度位置より所定方向と逆方向に第2の回転角度回転した第3の回転角度位置との間を回転駆動するものであって、出力軸が第1の回転角度位置にあるとき第2の回動部材は甲回転角度位置にあって第1の入力軸を所定方向と逆方向に回動駆動できないように第1の回動部材の回転を阻止するとともに第1の回動部材を介して出力軸を所定方向と逆方向にのみ回転駆動できるようにされ、出力軸が第2の回転角度位置にあるとき第1の回動部材は甲回転角度位置にある第2の入力軸を所定方向に回動駆動できないように第2の回動部材の回転を阻止し、出力軸が第3の回転角度位置にあるとき第2の回動部材は甲回転角度位置との間に所定の回転角度を成す乙回転角度位置にあって第1の入力軸を所定方向と逆方向に回動駆動できないように第1の回動部材の回転を阻止するものである。
この発明は、一方側が第1の回転力が入力される第1の入力軸とされ他方側が三位置開閉器に連結される出力軸とされたものであって支持体に回転可能に支持された回転軸、支持体に回転可能に支持され第2の回転力が入力される第2の入力軸、第1の入力軸に固着され回転軸とともに回転する第1の回動部材、第2の入力軸に固着され第2の入力軸とともに回転し第1の回動部材を介して出力軸に第2の回転力を伝達する第2の回動部材を備え、第1の入力軸の回転操作により出力軸を第1の回転角度位置とこの第1の回転角度位置より所定方向に第1の回転角度回転した第2の回転角度位置との間を回転駆動し、第2の入力軸の回転操作により出力軸を第1の回転角度位置と第1の回転角度位置より所定方向と逆方向に第2の回転角度回転した第3の回転角度位置との間を回転駆動するものであって、出力軸が第1の回転角度位置にあるとき第2の回動部材は甲回転角度位置にあって第1の入力軸を所定方向と逆方向に回動駆動できないように第1の回動部材の回転を阻止するとともに第1の回動部材を介して出力軸を所定方向と逆方向にのみ回転駆動できるようにされ、出力軸が第2の回転角度位置にあるとき第1の回動部材は甲回転角度位置にある第2の入力軸を所定方向に回動駆動できないように第2の回動部材の回転を阻止し、出力軸が第3の回転角度位置にあるとき第2の回動部材は甲回転角度位置との間に所定の回転角度を成す乙回転角度位置にあって第1の入力軸を所定方向と逆方向に回動駆動できないように第1の回動部材の回転を阻止するものであるので、入力軸及び出力軸の合計本数を削減できるとともに第1及び第2の入力軸を同時に回転操作できないように鎖錠できる。また加工や調整の手間を少なくできる三位置開閉器の操作機構を得ることができる。
実施の形態1.
図1〜図6は、この発明を実施するための実施の一形態を示すものであり、図1は三位置開閉器の操作機構の構成を示す平面図、図2は図1の切断線II−IIにおける断面図である。図3は第1の入力軸周りの部品を示す斜視図、図4は第2の入力軸周りの部品を示す斜視図、図5は出力軸が第2の回転停止位置にあるときの図1の切断線II−IIにおける断面図、図6は出力軸が第3の回転停止位置にあるときの図1の切断線II−IIにおける断面図である。
これらの図において、フレーム1は平行に配置された前板2と後板3とを有し、前板2と後板3とは、第1の停止部材である甲ストッパピン4と第1の停止部材である乙ストッパピン5とによって一定間隔に保持されている。フレーム1の内側には第1の入力軸6及び第2の入力軸11が互いの回転軸が平行になるようにして前板2及び後板3により回転可能に支持されている。第1の入力軸6と出力軸20とは、1本の回転軸16の一方の端部側を第1の入力軸6とし、他方の端部側を出力軸20としたものであり、前板2及び後板3を貫通して前板2及び後板3に回動自在に支持されている。出力軸20は、図示しない断路器本体の可動導体を操作するリンク機構に連結され、詳細は後述するが、「第1の回転停止位置」にあるとき断路器を開路状態にし、「第2の回転停止位置」にあるとき閉路状態にし、「第3の回転停止位置」にあるとき接地状態にする。
第1の入力軸6には、第1の回動部材7が固定されている。第1の回動部材7は、板状部材が2枚平行に、図3に示すような形状に形成されている。第1の回動部材7は、扇状部7a、アーム部7e、ピン7kを有する。扇状部7aは曲線部7bと直線部7cとを有する。アーム部7eは、端部7fと直線部7gとを有する。アーム部7eは曲線部7bよりも径方向に突出しており、図2における反時計方向側に直線部7gとこれに隣接して端部7fが設けられている。そして、扇状部7aの直線部7b、アーム部7eの直線部7g、端部7fにて、第1の入力軸の中心方向に切れ込んだ図に示すようなJ状の溝を形成する溝形成部7hを構成している。ピン7kは第1の回動部材7を構成する2枚の板状部材に挿入され固定されている。
第2の回動部材12は、図4のような三角形状の板状部材にて形成され、直線部12aと端部12bとピン12dを有し、ピン12dが2枚の板材に挿入され固着されている。第2の回動部材12の上記板状部材に、回動軸部11aと支持軸部11bとの軸方向に二つに分割された第2の入力軸11が固着されている。そして、回動軸部11aと支持軸部11bとが前板2及び後板3に回動自在に支持されている。また、第2の入力軸11と第2の回動部材12のピン12dとによりフレーム1に回動自在に支持された回動アーム21が形成されている。
上記ピン12dは、第1の回動部材7の溝形成部7hと係合する。なお、第2の入力軸11が反時計方向に回転するとき、第2の回動部材12の直線部12aが甲ストッパピン4に当接し第2の入力軸11は反時計方向の回転を阻止され、その回転停止位置である第2の回動部材12の甲回転停止位置(詳細後述)が決定される。第2の入力軸11が時計方向に回転するとき、第2の回動部材12の端部12bが乙ストッパピン5に当接し第2の入力軸11は時計方向の回転を阻止され、その回転停止位置である第2の回動部材12の乙回転停止位置(詳細後述)が規制される。
U溝部を有する中空円筒状のロッド15が第1の回動部材7のピン7kによりピン7kを中心として回動自在に保持されている。また、ピン17がフレーム1の前板2と後板3とに固定支持されている。ピン7kのU溝部はピン17に係合し、第1の入力軸6の回転にともないピン17と摺動する。フレーム1内にはさらに、弾性部材としてのコイルばね14が設けられている。そして、コイルばね14が、ロッド15の外周部であってピン7kとピン17との間に、所定の弾性力を与えるように圧縮された状態で挿入されている。ロッド15のU溝部が第1の入力軸6の回動に応じてピン17と摺動することにより、コイルばね14の圧縮長さが変化する。また、第1の回動部材7の図2における右下方部には回り止めナットで固定されたボルトを使用した第2の停止部材としてのストッパ19が設けられている。
次に、動作について説明する。図2に示す第1の入力軸6すなわち出力軸20の回転停止位置を「第1の回転停止位置」とし、これを基準回転停止位置とする。出力軸20が「第1の回転停止位置」にあるときは、断路器は「開路」状態にある。初期状態においては、第2の回動部材12のピン12dに、第1の回動部材7の端部7fが当接しており、この状態にて出力軸20の回転が阻止され、「第1の回転停止位置」に停止している。ここで、コイルばね14は圧縮された状態にあり、コイルばね14により第1の回動部材7には図2における反時計方向の回転力が加えられており、ピン12dに対して第1の回動部材7の端部7fを確実に押付け、第1の入力軸6すなわち出力軸20を「第1の回転停止位置」の回転停止位置に停止させている。
このとき、第2の入力軸11はコイルばね14による第1の回動部材7の反時計方向の回転力を第2の回動部材12を介して受け、反時計方向に回転しようとするが、第2の回動部材12の直線部12aが甲ストッパピン4に当接することにより阻止され、第2の回動部材12は図2に示す甲回転停止位置に停止している。従って、出力軸20の「第1の回転停止位置」において、第1の入力軸6は反時計方向に回転できないように制限され、時計方向にのみ回転操作可能である。また、第2の入力軸11も同様に反時計方向に回転できないように制限され、出力軸20の「第1の回転停止位置」においては時計方向にのみ回転操作可能である。
次に、出力軸20を「第1の回転停止位置」から時計方向に回転させるべく、例えば図示しない電動機により第1の入力軸6に時計方向の回転力を与えると、第1の入力軸6に固定された第1の回動部材7は、ピン12dによる拘束を受けないため、第1の回動部材7の端部7fがピン12dから離れ、第1の回動部材7は単独で時計方向に回転する。図2の状態から第1の入力軸6が時計方向に回転するにともない、コイルばね14が圧縮され第1の入力軸6はコイルばね14の弾性力に基づく回転力のデッドポイント(コイルばね14の弾性力の最大点)を越えてさらに時計方向に回転する。このとき、第1の入力軸6は上記電動機による操作力に加えてコイルばね14による時計方向に回転力も受けながら時計方向に回転することになる。そして、最終的に第1の回動部材7がストッパ19に当接することによりその回転が停止し、出力軸20の回転停止位置が決定される。なお、この状態においては、第1の回動部材7がコイルばね14のばね力によりストッパ19に押しつけられており、第1の入力軸6に対する時計方向の回転力が無くなった後も第1の入力軸6が反時計方向に回転して戻ることはない。このときの出力軸20の回転停止位置を出力軸20の「第2の回転停止位置」とし、図5に示す。
出力軸20が「第2の回転停止位置」にあるときは、断路器は「閉路」状態にある。出力軸20の「第2の回転停止位置」においては、第2の入力軸11は図2及び図5に示す甲回転停止位置にあり、第2の入力軸11が時計方向へ回転しようとすると、ピン12dが第1の回動部材7の曲線部7aに当接するため回転することができない。従って、出力軸20の「第2の回転停止位置」においては第1の入力軸6(出力軸20)のみが反時計方向に回転操作可能であり、第2の入力軸11を誤って回転操作するおそれはない。そして、出力軸20の「第2の回転停止位置」において第1の入力軸6を反時計方向へ逆回転させることにより、出力軸20は出力軸20の「第2の回転停止位置」からコイルばね14の圧縮のデッドポイントを越えて基準回転停止位置である出力軸20の「第1の回転停止位置」に戻る。
次に、出力軸20が「第1の回転停止位置」にあるとき(図2)、例えば図示しない手動ハンドルにより第2の入力軸11を時計方向に回転させると、第1の回動部材7はコイルばね14の弾性力により反時計方向の回転力を受けているので、第2の回動部材12のピン12dが、第1の回動部材7のアーム部7eの端部7fと直線部7gとの間を摺動しながら移動し、第1の入力軸6が反時計方向に回転する。ピン12dが第1の回動部材7の直線部7gのc点(図6)に来ると、c点と第2の入力軸11の回転中心とを結ぶ直線に対してc点と第1の入力軸6の回転中心とを結ぶ直線が直角になるので、コイルばね14による第1の回動部材7の反時計方向の回動力は第2の入力軸11と第2の回動部材12のピン12dとにより構成された回動自由なアーム21により第1の回動部材7が係止されることにより受け止められ、出力軸20の回転はこの回転位置にて停止する。
なお、第2の入力軸11をさらに時計方向に回転させようとしても、この回転停止位置(乙回転停止位置)において第2の回動部材12の端部12bが乙ストッパピン5に当接し回転を阻止されるので、これ以上は時計方向に回転させることはできず、第2の入力軸11の回転停止位置が規制され、第2の回動部材12は図6に示す乙回転停止位置に停止している。この状態における出力軸20の回転停止位置を、出力軸20の「第3の回転停止位置」として図6に示す。
出力軸20が「第3の回転停止位置」にあるときは、断路器は「接地」状態にある。出力軸20の「第3の回転停止位置」において、第1の入力軸6を時計方向に回転させようとすると、第1の回動部材7の扇状部7aがピン12dにd点(図6)において当接し第2の回動部材12が図6に示した乙回転停止位置にあるので、d点と第2の入力軸11の回転中心とを結ぶ直線に対してd点と第1の入力軸6の回転中心とを結ぶ直線が直角になるので、第1の回動部材7の時計方向の回転力は第1の回動部材7が第2の回動部材12と係合することによって受け止められ、第1の入力軸6を時計方向に回転させることはできず、第2の入力軸11のみが反時計方向に操作可能であり、第1の入力軸6による誤操作は発生しない。第2の入力軸11の反時計方向への逆転操作により、出力軸20は「第3の回転停止位置」より基準回転停止位置である「第1の回転停止位置」に戻る。
なお、上記実施の形態では、第1の回動部材7の扇状部7aがピン12dにd点において当接し、d点と第2の入力軸11の回転中心とを結ぶ直線に対してd点と第1の入力軸6の回転中心とを結ぶ直線が直角になるものを示したが、第1の回動部材7の扇状部7aがピン12dに当接したとき第2の回動部材12がピン12dを介して時計方向の回動力を受けるように構成し、当該回動力を乙ストッパピン5にて受け止めるようにして第1の入力軸6を時計方向に回転させることができないようにしてもよい。また、第2の入力軸11を回動軸部11aと支持軸部11bとに分けて両持ちにてフレーム1に支持させたものを示したが、例えば支持軸部11bを省き回動軸部11aのみを片持ちにてフレーム1に支持させてもよい。もちろん、フレームは前板2と後板3との二枚構成としないで一枚の板で構成してもよい。さらに、出力軸20が第2の回転角度位置にあるときは断路器は「接地」状態であり、第3の回転角度位置にあるときは断路器は「閉路」状態としてもよい。また、三位置開閉器は負荷開閉器や遮断器であっても、同様の効果を奏する。
以上のような構成によれば、三位置開閉器を操作する出力軸20と第1の入力軸6とを1本の軸で構成できる。また、出力軸20が「第1の回転停止位置」にあるときは第1の入力軸6及び第2の入力軸11のいずれによっても出力軸20を操作可能であるとともに、出力軸20が「第2」又は「第3の回転停止位置」にあるときは一方の入力軸は操作できないように鎖錠される構成とした。従って、入力軸及び出力軸の合計本数を削減できるとともに第1及び第2の入力軸を同時に回転操作できないように鎖錠でき、構成が簡素化されるとともに小型化が可能となる。また、第1の入力軸6(出力軸20)と第2の入力軸11との二つの軸の組み立て調整でよく、軸間のガタを小さくして精度の向上を図ることができる。また、軸数の削減によりフレーム1の軸受け部の加工時間を削減できる。
さらに、第1の回動部材7をストッパ19に当接させて出力軸20を「第1の回転停止位置」に停止させるとともにコイルばね14により押しつけた状態に保持しており、第1の回動部材7を第2の回動部材12を介して甲ストッパピン4に当接させることに「第2の回転停止位置」に停止させるとともにコイルばね14により押しつけた状態を保持しているので、出力軸20の第1及び第2の回転停止位置を精度よく決定でき、停止後出力軸20が動くこともない。
以上のように、この発明によれば、一方側が第1の回転力が入力される第1の入力軸とされ他方側が三位置開閉器に連結される出力軸とされたものであって支持体に回転可能に支持された回転軸、支持体に回転可能に支持され第2の回転力が入力される第2の入力軸、第1の入力軸に固着され回転軸とともに回転する第1の回動部材、第2の入力軸に固着され第2の入力軸とともに回転し第1の回動部材を介して出力軸に第2の回転力を伝達する第2の回動部材を備え、第1の入力軸の回転操作により出力軸を第1の回転角度位置とこの第1の回転角度位置より所定方向に第1の回転角度回転した第2の回転角度位置との間を回転駆動し、第2の入力軸の回転操作により出力軸を第1の回転角度位置と第1の回転角度位置より所定方向と逆方向に第2の回転角度回転した第3の回転角度位置との間を回転駆動するものであって、出力軸が第1の回転角度位置にあるとき第2の回動部材は甲回転角度位置にあって第1の入力軸を所定方向と逆方向に回動駆動できないように第1の回動部材の回転を阻止するとともに第1の回動部材を介して出力軸を所定方向と逆方向にのみ回転駆動できるようにされ、出力軸が第2の回転角度位置にあるとき第1の回動部材は甲回転角度位置にある第2の入力軸を所定方向に回動駆動できないように第2の回動部材の回転を阻止し、出力軸が第3の回転角度位置にあるとき第2の回動部材は甲回転角度位置との間に所定の回転角度を成す乙回転角度位置にあって第1の入力軸を所定方向と逆方向に回動駆動できないように第1の回動部材の回転を阻止するものであるので、入力軸及び出力軸の合計本数を削減できるとともに第1及び第2の入力軸を同時に回転操作できないように鎖錠できる。また加工や調整の手間を少なくできる三位置開閉器の操作機構を得ることができる。
そして、第1の回動部材は第1の入力軸を中心とする扇状の扇状部を有し、第2の回転角度位置において扇状部が第2の回動部材に当接することにより第2の回動部材を所定方向に回動駆動できないように阻止するものであることを特徴とするので、第2の回転角度位置において誤って第2の回動部材を回転操作することを確実に防止できる。
さらに、第1の回動部材は扇状部に加え腕部を有し、腕部は扇状部と所定方向に所定の間隙を設けるとともに扇状部より回転軸の径方向に突出したものであって、扇状部と腕部とは扇状部と腕部との間にJ字状の溝を形成する溝形成部を構成するものであり、第2の回動部材は係合部を有し、係合部が溝形成部に係合して第1の回動部材を第1の回転角度位置と第3の回転角度位置との間を往復駆動するとともに、第1の回転角度位置において係合部と溝形成部との係合が解除され第1の入力軸を第1の所定方向に回転駆動することを許容し、出力軸が第3の回転角度位置にあるとき係合部が溝形成部に係合して第1の入力軸を所定方向と逆方向に回動駆動できないように第1の回動部材の回転を阻止するものであることを特徴とするので、出力軸が第3の回転角度位置にあるとき出力軸すなわち第1の入力軸を誤って回転操作することを防止できる。
また、出力軸が第1及び第3の回転角度位置にあるときに出力軸に所定方向と逆方向の回転力を与えるとともに出力軸が第1の回転角度位置から第2の回転角度位置に回転する途中で出力軸に所定方向と逆方向の回転力を与える状態から所定方向の回転力を与える状態に変化するようにして設けられた弾性部材と、支持体に設けられ第2の回動部材の甲回転角度位置において第2の回動部材に当接して第2の回動部材が時計方向と逆方向に回動しないように阻止することにより出力軸を第1の回転角度位置に停止させるとともに弾性部材による出力軸の所定方向と逆方向の回転力を第2の回動部材を介して受け止める第1の停止部材と、支持体に設けられ出力軸の第2の回転角度位置において第1の回動部材に当接して出力軸を第2の回転角度位置に停止させるとともに弾性部材による出力軸の所定方向の回転力を第1の回動部材を介して受け止める第2の停止部材と、支持体に設けられ第2の回動部材の乙回転角度位置において第2の回動部材に当接して第2の回動部材が時計方向に回動しないように阻止することにより出力軸を第3の回転角度位置に停止させるとともに弾性部材による出力軸の所定方向と逆方向の回転力を第2の回動部材を介して受け止める第3の停止部材と、を有するものであることを特徴とするので、出力軸を第1ないし第3の回転角度位置にそれぞれ確実に停止させ、その状態を保持させることができる。
第2の回動部材は、乙回転角度位置にあるとき第3の回転角度位置にある出力軸を所定方向に回転駆動できないように第1の回動部材の回動を阻止するものであることを特徴とするので、出力軸が第3の回転角度位置にあるとき出力軸すなわち第1の入力軸を誤って回転駆動することを確実に防止できる。
この発明の実施の一形態である三位置開閉器の操作機構の構成を示す平面図である。 図1の切断線II−IIにおける断面図である。 図2の第1の入力軸周りの部品を示す斜視図である。 図2の第2の入力軸周りの部品を示す斜視図である。 出力軸が第2の回転停止位置にあるときの図1の切断線II−IIにおける断面図である。 出力軸が第3の回転停止位置にあるときの図1の切断線II−IIにおける断面図である。
符号の説明
1 フレーム、4 甲ストッパピン、5 乙ストッパピン、6 第1の入力軸、
7 第1の回動部材、7a 扇状部、7e アーム部、7k ピン、7h 溝形成部、
11 第2の入力軸、12 第2の回動部材、12a 直線部、12b 端部、
12d ピン、16 回転軸、20 出力軸。

Claims (5)

  1. 一方側が第1の回転力が入力される第1の入力軸とされ他方側が三位置開閉器に連結される出力軸とされたものであって支持体に回転可能に支持された回転軸、上記支持体に回転可能に支持され第2の回転力が入力される第2の入力軸、上記第1の入力軸に固着され上記回転軸とともに回転する第1の回動部材、上記第2の入力軸に固着され上記第2の入力軸とともに回転し上記第1の回動部材を介して上記出力軸に上記第2の回転力を伝達する第2の回動部材を備え、
    上記第1の入力軸の回転操作により上記出力軸を第1の回転角度位置とこの第1の回転角度位置より所定方向に第1の回転角度回転した第2の回転角度位置との間を回転駆動し、上記第2の入力軸の回転操作により上記出力軸を上記第1の回転角度位置と上記第1の回転角度位置より上記所定方向と逆方向に第2の回転角度回転した第3の回転角度位置との間を回転駆動するものであって、
    上記出力軸が上記第1の回転角度位置にあるとき上記第2の回動部材は甲回転角度位置にあって上記第1の入力軸を上記所定方向と逆方向に回動駆動できないように上記第1の回動部材の回転を阻止するとともに上記第1の回動部材を介して上記出力軸を上記所定方向と逆方向にのみ回転駆動できるようにされ、
    上記出力軸が上記第2の回転角度位置にあるとき上記第1の回動部材は上記甲回転角度位置にある上記第2の入力軸を上記所定方向に回動駆動できないように上記第2の回動部材の回転を阻止し、
    上記出力軸が上記第3の回転角度位置にあるとき上記第2の回動部材は上記甲回転角度位置との間に上記所定の回転角度を成す乙回転角度位置にあって上記第1の入力軸を上記所定方向と逆方向に回動駆動できないように上記第1の回動部材の回転を阻止するものである三位置開閉器の操作機構。
  2. 上記第1の回動部材は上記第1の入力軸を中心とする扇状の扇状部を有し、上記第2の回転角度位置において上記扇状部が上記第2の回動部材に当接することにより上記第2の回動部材を上記所定方向に回動駆動できないように阻止するものであることを特徴とする請求項1に記載の三位置開閉器の操作機構。
  3. 上記第1の回動部材は上記扇状部に加え腕部を有し、上記腕部は上記扇状部と上記所定方向に所定の間隙を設けるとともに上記扇状部より上記回転軸の径方向に突出したものであって、上記扇状部と上記腕部とは上記扇状部と上記腕部との間にJ字状の溝を形成する溝形成部を構成するものであり、上記第2の回動部材は係合部を有し、上記係合部が上記溝形成部に係合して上記第1の回動部材を上記第1の回転角度位置と上記第3の回転角度位置との間を往復駆動するとともに、上記第1の回転角度位置において上記係合部と上記溝形成部との係合が解除され上記第1の入力軸を上記第1の所定方向に回転駆動することを許容し、上記出力軸が上記第3の回転角度位置にあるとき上記係合部が上記溝形成部に係合して上記第1の入力軸を上記所定方向と逆方向に回動駆動できないように上記第1の回動部材の回転を阻止するものであることを特徴とする請求項2に記載の三位置開閉器の操作機構。
  4. 上記出力軸が上記第1及び第3の回転角度位置にあるときに上記出力軸に上記所定方向と逆方向の回転力を与えるとともに上記出力軸が上記第1の回転角度位置から上記第2の回転角度位置に回転する途中で上記出力軸に所定方向と逆方向の回転力を与える状態から上記所定方向の回転力を与える状態に変化するようにして設けられた弾性部材と、
    上記支持体に設けられ上記第2の回動部材の上記甲回転角度位置において上記第2の回動部材に当接して上記第2の回動部材が上記所定方向と逆方向に回動しないように阻止することにより上記出力軸を上記第1の回転角度位置に停止させるとともに上記弾性部材による上記出力軸の上記所定方向と逆方向の回転力を上記第2の回動部材を介して受け止める第1の停止部材と、
    上記支持体に設けられ上記出力軸の上記第2の回転角度位置において上記第1の回動部材に当接して上記出力軸を上記第2の回転角度位置に停止させるとともに上記弾性部材による上記出力軸の上記所定方向の回転力を上記第1の回動部材を介して受け止める第2の停止部材と、
    上記支持体に設けられ上記第2の回動部材の上記乙回転角度位置において上記第2の回動部材に当接して上記第2の回動部材が上記所定方向に回動しないように阻止することにより上記出力軸を上記第3の回転角度位置に停止させるとともに上記弾性部材による上記出力軸の上記所定方向と逆方向の回転力を上記第2の回動部材を介して受け止める第3の停止部材と、
    を有するものであることを特徴とする請求項1に記載の三位置開閉器の操作機構。
  5. 上記第2の回動部材は、上記乙回転角度位置にあるとき上記第3の回転角度位置にある上記出力軸を上記所定方向に回転駆動できないように上記第1の回動部材の回動を阻止するものであることを特徴とする請求項4に記載の三位置開閉器の操作機構。
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