JP4339301B2 - ラッピング装置のベンド機構 - Google Patents

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Description

本発明は、複数のヘッド素子が一列に形成されたロウバーを局所的に曲げるためのベンド機構に関する。
例えば、磁気ヘッドスライダの製造工程において、磁気ヘッド薄膜を基板上に形成した後、磁気ヘッド薄膜をラップ加工することが行なわれている。このラップ加工によって、磁気ヘッド薄膜の磁気抵抗層やギャップの高さが一定にされる。
磁気抵抗層やギャップの高さには、サブミクロン単位の精度が要求されている。このため、ラッピング装置にも、高い精度でワークとしてのロウバー(Row Bar)を加工することが求められている。
このように、磁気ヘッドスライダは磁気抵抗膜の高さが一定になるようにラップ加工される。しかし、ロウバーは極めて薄く、例えばその厚みは0.3mm程度である。
このため、ロウバーをラッピング装置で直接ラッピングすることは困難であり、ロウバーはロウツールに接着された状態でラップ定盤にロウバーを押し当ててラップ加工される。
このとき、米国特許5,023,991号や特開平5−123960号公報等で知られているように、ロウバーに一体的に形成されたエレクトリカル・ラッピング・ガイド素子(ELG素子)の抵抗値が、ラップ加工中常時測定される。
そして、測定された抵抗値により、磁気ヘッド素子の磁気抵抗膜が目標の高さになったか否かが検出される。抵抗値の測定により、磁気抵抗膜が目標の高さまでラップ加工されたことが検出されると、ラップ加工は停止される。
その後、ロウバーのラップ加工面に複数のスライダの浮上面形状が加工される。次いで、ロウバーは複数の磁気ヘッドスライダにカットされる。
さらに、ロウツールを加熱してロウバーをロウツールに接着している接着剤を溶かし、個々の磁気ヘッドスライダが製造される。
このようにウエハーから複数の磁気ヘッド素子が一列に形成されたロウバーを切り出し、ロウバー毎にラップ加工を行なうため、多数の磁気ヘッド素子の磁気抵抗膜を一度にラップ加工することができる。
しかし、ロウバー内の個々の磁気ヘッド素子の磁気抵抗膜の高さは、磁気抵抗膜の成膜の精度やロウバーのロウツールへの貼り付け精度等によりサブミクロンのオーダーでばらつきが存在する。従って、均一な特性の磁気ヘッドスライダを大量生産するためには、この種のばらつきを矯正しながらラッピングを行なう必要がある。
このラッピング加工時のサブミクロンオーダーのばらつきを矯正するため、従来から種々の方法が提案されている。例えば、米国特許第5,607,346号のようにロウツールに複数の穴を形成し、各穴を介してアクチュエータの力をロウツールに作用させることが提案されている。
しかし、所望の圧力分布を得るためには、各アクチュエータに比較的大きな力を印加する能力が要求されるので、このような複数の作用点に作用するためのアクチュエータの製造上の困難性から作用点(穴)の間隔をさほど小さくすることができず、加工精度を高めることが困難であるという問題がある。
よって本発明の目的は、複数のヘッド素子が一列に形成されたロウバーを局所的に曲げるためのベンド機構を提供することである。
本発明によると、複数のヘッド素子が一列に形成されたロウバーを局所的に曲げるためのベンド機構であって、第1の方向に移動可能であり、前記第1の方向と直交する方向に複数配列されたラックと一体的に形成されたレバーをそれぞれ有し、前記各ラックにそれぞれ噛み合い、同軸上に配置された複数のピニオンとを具備したことを特徴とするベンド機構が提供される。
好ましくは、ベンド機構は更に、各々ピストンと該ピストンに連結されたピストンロッドとを有する複数の複動型エアシリンダを含んだエアシリンダユニットと、前記各ラックにそれぞれ噛み合う同軸上に配置された複数の第2ピニオンと、前記各ラック、各第1ピニオン及び各第2ピニオンを実質上同一平面内で案内するガイド機構を更に含んでいる。前記複数のラックは前記各ピストンロッドに連結されている。
好ましくは、ガイド機構は複数の第1ガイドギャップを有するラックガイドと、複数の第2ガイドギャップを有するピニオンガイドを含んでいる。各ラックはラックガイドの各第1ガイドギャップ中を案内され、各第1及び第2ピニオンはピニオンガイドの各第2ガイドギャップ中を案内される。
本発明のベンド機構によると、ロウバーの多点変位の制御が可能であるため、ロウバーの目標形状を容易に得ることができ、高精度のラッピング加工を実現できる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。図1を参照すると、ラッピング装置10の断面図が示されている。図2はラッピング装置10の平面図である。
ラッピング装置10はラッピング面12aを提供するラップ定盤12と、ラップユニット14とから構成される。ラップユニット14はアーム18を介して回転軸16に取り付けられたラップベース20と、ラップベース20に固定されたボールジョイント22によりラップベース20に対して回動可能に取り付けられたラップヘッド24を含んでいる。
ラップベース20は開口25を有しており、この開口25中にラップヘッド24が挿入されている。ラップベース20の下面には複数の(例えば4個の)座面26が設けられており、座面26はラッピング面12a上を摺動する。
ラップヘッド24には後で詳細に説明するベンドアセンブリ30が例えばねじ止め等により固定されている。ラップヘッド24の上方にはラップヘッド加圧用の3個の空圧シリンダ32が設けられている。
各空圧シリンダ32は配管34,36を介して図示しない電気−空圧変換レギュレータ及び圧縮空気源38に接続されている。
ベンドアセンブリ30は後述する複数の複動型エアシリンダを有するエアシリンダユニットを含んでおり、各複動型エアシリンダはエアチーブ40を介して電気−空圧変換レギュレータ42に接続されている。各電気−空圧変換レギュレータ42は圧縮空気源38に接続されている。
ベンドアセンブリ30は後述するロウツールを含んでおり、ロウツールに接着されたロウバーのラッピングに際しては、図2においてラップ定盤12は図示しないモーターにより矢印R方向に回転され、ラップユニット14は図示しない駆動機構によって、回転軸16を中心に矢印S方向に揺動される。
荒研磨の間はラップ定盤12は約50rpmで回転され、仕上げ研磨時には約15rpmで回転される。一方、ラップユニット14は荒研磨、仕上げ研磨に係わらず1分間に約10回程度揺動される。
図3を参照すると、ベンドアセンブリ30の作動原理を説明する概略構成図が示されている。ラック46aはラック本体48とラック本体と一体的に形成された首部50を有している。ラック本体48の下面にはギヤ52が形成されており、ギヤ52の反対面には円弧状突起54が形成されている。首部50には係合穴56が形成されている。
ラック46aは複動型エアシリンダ62により往復動される。複動型エアシリンダ62は図4に示すエアシリンダユニット58に含まれている。エアシリンダユニット58はシリンダハウジング60を有しており、内部に28個の複動型エアシリンダ62を画成している。
エアシリンダ62はピストン64と、ピストン64に連結されたピストンロッド66を有しており、内部にヘッド側チャンバ63とロッド側チャンバ65を画成している。ピストンロッド66はラック46aに連結されている。各エアシリンダ62の内径は2.5mmであり、ピストンロッド66の直径は1mmである。
図4及び図5(A)〜図5(C)を参照して、エアシリンダユニット58の構造について説明する。シリンダハウジング60内には7×4の千鳥格子状に複動型エアシリンダ62が配置されており、シリンダハウジング60の前面からはa列〜d列それぞれ7本ずづのピストンロッド66が伸長している。
図5(A)に示すように、シリンダハウジング60の上面にはa列、b列それぞれ7個ずつのプル用ポート68が開口している。各プル用ポート68はエアシリンダ62のロッド側チャンバ65に連通している。特に図示しないがハウジング60の底面には、c列及びd列のプル用ポート68が同様に形成されている。
a列及びb列の各プル用ポート68は図4に示されたエアチューブ70に接続されている。同様に、c列及びd列の各プル用ポート68も図4で下側に伸長するエアチューブ70に接続されている。
図5(B)に示すように、シリンダハウジング60の背面にはa列、b列、c列及びd列各7個ずつのプッシュ用ポート72が開口している。各プッシュ用ポート72はエアシリンダ62のヘッド側チャンバ63に連通している。
さらに、各プッシュ用ポート72は図示しないエアチューブに接続されている。各エアチューブ70は図1に示す電気−空圧レギュレータ42に接続されている。
再び図3を参照すると、ラック46aのギヤ52にはレバー76が一体的に形成されたレバー付きピニオン74が噛み合っている。レバー付きピニオン74は取り付け穴75を有している。
同様に、ラック46aのギヤ52には支持ピニオン78が噛み合っている。支持ピニオン78は取り付け穴79を有しており、ラック46aの倒れを防止し、ラック46aが往復直線運動を可能なように配置されている。
図6を参照すると、ベンドユニット80の斜視図が示されている。ベンドユニット80は複数の第1ガイドギャップ84を有するラックガイド82と、複数の第2ガイドギャップ88を有するピニオンガイド86を含んでいる。
ラックガイド82及びピニオンガイド86は一対の側板90,92に固定されている。側板90、ピニオンガイド86及び側板92に渡り伸長しているシャフト94が各レバー付きピニオン74の取り付け穴75中に挿入されて、複数のレバー付きピニオン74を回転可能に支持している。
同様に、側板90、ピニオンガイド86及び側板92に渡り設けられたシャフト96が各支持ピニオン78の取り付け穴79中に挿入されて、複数の支持ピニオン78を回転可能に支持している。
ラックガイド82の第1ガイドギャップ84中には図7(A)〜図7(D)に示すラック46a,46b,46c,46dが順々に挿入されている。各ラック46a〜46dはギヤ52から係合穴56の高さが相違し、他の構成は同一である。
各ラック46a,46b,46c,46dの板厚は0.6mmである。また、レバー付きピニオン74及び支持ピニオン78はそれぞれ0.4mmの板厚を有している。
ラック46a〜46d、レバー付きピニオン74及び支持ピニオン78の板厚は、後で詳細に説明するロウツールのベンドセルピッチの1/4〜1/2の範囲内であるのが好ましい。
また、各ラック46a〜46d、レバー付きピニオン74及び支持ピニオン78のギヤモジュールは、ベンドセルピッチの1/2以下であるのが好ましい。更に好ましくは、ベンドセルピッチの0.1〜0.3倍である。
図7(A)に示したラック46aは図4に示したエアシリンダユニット58のd列のピストンロッド66に連結される。図7(B)に示したラック46bは図4に示したエアシリンダユニット58のc列のピストンロッド66に接続される。
同様に、図7(C)に示したラック46cは図4に示したエアシリンダユニット58のb列のピストンロッド66に連結される。図7(D)に示したラック46dは図4に示したエアシリンダユニット58のa列のピストンロッド66に連結される。
図8は図6のVIII方向矢視図である。各ラック46a〜46dは0.6mmの板厚を有しているため、ラックガイド82の第1ガイドギャップ84は0.6mmよりも僅かに広い幅を有している。
レバー付きピニオン74及び支持ピニオン78の板厚は0.4mmであるため、ピニオンガイド86の第2ガイドギャップ88は0.4mmよりも僅かに広い幅を有している。
また、ラックガイド82の第1ガイドギャップ84のピッチとピニオンガイド86の第2ガイドギャップ88のピッチは同一である。
ラック46a〜46d、レバー付きピニオン74及び支持ピニオン78はステンレス鋼製で、耐磨耗の表面処理が施されている。レバー付きピニオン74及び支持ピニオン78を回転可能に支持するシャフト94,96もステンレス鋼製で、硬度を上げるために焼き入れ処理が施されている。
図9(A)を参照すると、ピストンロッド66とラック46aとの連結構造の一部断面図が示されている。図9(B)はその平面図である。
カップリング98は一体的に形成された一対のプレート100a,100bを有しており、ピストンロッド66の先端に螺合される。一対のプレート100a,100bの間にラック46aの首部50を挿入し、ピン102をラック46aの係合穴56を通して一対のプレート100a,100bに圧入することにより、カップリング98を介してピストンロッド66とラック46aが連結される。
各ラック46a〜46dはギヤ52と反対側の面に円弧状の突起54を有しているため、各ラック46a〜46dはラックと各レバー付きピニオン74との接触点、支持ピニオン78との接触点及び突起54とラックガイド82との接触点で3点支持される。よって、エアシリンダ62が作動されると、各ラック46a〜46dが水平方向に往復直線運動をする。
図10を参照してレバー付きピニオン74のレバー先端部76aにおける伝達トルクFについて考察する。レバー付きピニオン74外周のトルクをF0とすると、減速機構を有していないため、伝達トルクFは以下の式で決定される。
F=F0×(r/R)
各ラック46a〜46d及びレバー付きピニオン74は標準の平歯車を使用しているため、伝達トルク効率はほぼ100%である。
次に、図11〜図15を参照して、図6に示したベンドユニットを80に固定され、ロウバーに局所的な曲げを与えるロウツール106について説明する。
ロウツール106はその下端面に接着されたロウバー126に局所的な曲げを与える複数のベンドセル108と、各ベンドセル108の幅より広い幅を有する両端に形成された一対の固定セル112を有している。各ベンドセル108及び固定セル112は幅0.1mmのスリット108により分割されている。
図3,図14及び図15に示されるように、各ベンドセル110にはレバー76の先端部76aが係合する係合穴116が形成されている。ロウツール106の一端部から他端部にかけて貫通穴120が形成されており、一対のばね部122、124から構成される平行ばね機構により各ベンドセル110が支持されている。
図14に最も良く示されるように、ロウツール106の裏面側には開口118が形成されており、この開口118及び貫通穴122を通してレバー76の先端部76aがベンドセル110の係合穴116に係合される。
レバー76の先端部76aが係合穴116中に挿入されたとき、レバー先端部76aと係合穴116を画成するベンドセル110の上下の壁面とのギャップは約0.1mmである。
図3に示されるように、ロウツール106の下端面に複数のヘッド素子が一列に形成されたロウバー126が熱溶解性のワックス又は接着剤で高精度に貼り付けられる。ロウツール106はステンレス鋼から形成されている。
以下、図3を参照して、ロウバー126のベンド動作について説明する。複動型シリンダ62のプッシュ側チャンバ63又はプル側チャンバ65に電気−空圧変換レギュレータ42を介して圧縮空気を導入することにより、ピストンロッド66は図で右方向又は左方向に移動される。
ピストンロッド66の移動に応じてラック46aも右方向又は左方向に移動され、レバー付きピニオン74が時計回り方向又は反時計回り方向に回転する。
レバー76の回転に応じて、ロウツール106の各ベンドセル110が上下方向に変形する。この変形量は複動型エアシリンダ62に供給する圧縮空気の圧力をアナログ的に変化させることにより制御することができ、各ベンドセル110において任意の変形量が得られる。
よって、ベンドセル110の数(本実施形態では28)だけ細かいピッチでロウバー126を微小変位させることが可能となり、高精度のELGラップ加工が実現できる。
ロウバー126には複数の磁気ヘッド素子と、加工モニタ用抵抗素子である複数のELG素子が一列に形成されている。
ロウバー126のラッピング時にはロウツール106の前端面に中継プリント配線板が接着され、この中継プリント配線板のパッドとELG素子の端子とがワイヤーボンディングされ、ELG素子の抵抗変化が測定される。
ロウツール106に接着されたロウバー126のラッピング研磨時の圧力は、図1に示したラップヘッド24の自重と、ラップヘッド24を加圧する空圧シリンダ32の加圧力により決定される。
荒研磨時には圧力を高く設定し、仕上げ研磨時には圧力を低く設定してラッピング研磨が行なわれる。そして、圧力の微調整はベンドユニット80の作用により各ベンドセル110に加える推力により達成される。
本発明は以下の付記を含むものである。
(付記1) 複数のヘッド素子が一列に形成されたロウバーを研磨するラッピング装置であって、
ラッピング面を提供するラップ定盤と;
複数のスリットにより画成された複数のベンドセルを有するロウツールと;
前記ロウツールを前記ラップ定盤のラッピング面の方向に押し付ける押し付け機構と;
前記ロウツールの各ベンドセルを前記ラップ定盤のラッピング面に対してベンドするベンド機構とを具備し;
前記ベンド機構は、
複数の複動型エアシリンダを有するエアシリンダユニットと;
前記各複動型エアシリンダに作動的に連結された複数のラックと;
一体的に形成されたレバーをそれぞれ有し、前記各ラックにそれぞれ噛み合う同軸上に配置された複数の第1ピニオンと;
前記各第1ピニオンと離間して、前記各ラックにそれぞれ噛み合う同軸上に配置された複数の第2ピニオンと;
前記各ラック、各第1ピニオン及び各第2ピニオンを実質上同一平面内で案内するガイド機構とを具備し;
前記ロウツールの各ベンドセルは前記各レバーの先端が係合される係合穴を有しており、該係合穴に係合した各レバーの回転運動が前記ロウツールの各ベンドセルを前記ラップ定盤のラッピング面方向にベンドすることを特徴とするラッピング装置。
(付記2) 前記ベンド機構は、前記複数の複動型エアシリンダがそれぞれ接続された複数の電気−空圧変換レギュレータと、
前記複数の電気−空圧変換レギュレータが接続された圧縮空気源と、
を更に具備した付記1記載のラッピング装置。
(付記3) 前記ロウツールは、前記各ベンドセルの幅より広い幅を有する第1及び第2端に形成された一対の固定セルと、前記第1端から第2端にかけて形成された貫通穴により画成された平行ばね機構を更に有している付記1記載のラッピング装置。
(付記4) 前記押し付け機構は、自重で前記ロウバーを前記ラッピング面に対して押し付けるラップヘッドと、該ラップヘッドを調整可能に加圧する加圧シリンダとを含んでいる付記1記載のラッピング装置。
(付記5) 前記ガイド機構は複数のガイドギャップを有するラックガイドを含んでおり、前記各ラックはギヤと反対側の面に突起を有しており、前記各ラックはラックと前記各第1ピニオンとの接触点、前記各第2ピニオンとの接触点及び前記突起と前記ラックガイドとの接触点で3点支持され、各ラックが水平方向に往復直線運動をする付記1記載のラッピング装置。
(付記6) 前記各ラック、各第1及び第2ピニオンの板厚は、ベンドセルピッチの1/4〜1/2の範囲内である付記1記載のラッピング装置。
(付記7) 前記各ラック、各第1及び第2ピニオンのギヤモジュールは、ベンドセルピッチの1/2以下である付記1記載のラッピング装置。
(付記8) 複数のヘッド素子が一列に形成されたロウバーを局所的に曲げるためのベンド機構であって、
可動方向に直交する方向に配列された複数のラックと;
一体的に形成されたレバーをそれぞれ有し、前記各ラックにそれぞれ噛み合う同軸上に配置された複数の第1ピニオンと;
を具備したことを特徴とするベンド機構。
(付記9) 各々ピストンと該ピストンに連結されたピストンロッドとを有する複数の複動型エアシリンダを含んだエアシリンダユニットと;
前記各第1ピニオンとを離間して、前記各ラックにそれぞれ噛み合う同軸上に配置された複数の第2ピニオンと;
前記各ラック、各第1ピニオン及び各第2ピニオンを実質上同一平面内で案内するガイド機構とを更に具備し;
前記複数のラックは前記各ピストンロッドに連結されている付記8記載のベンド機構。
(付記10) 前記ガイド機構は複数の第1ガイドギャップを有するラックガイドと、複数の第2ガイドギャップを有するピニオンガイドを含んでおり、
前記各ラックは前記ラックガイドの各第1ガイドギャップ中を案内され、前記各第1及び第2ピニオンは前記ピニオンガイドの各第2ガイドギャップ中を案内される付記9記載のベンド機構。
(付記11) 複数のヘッド素子が一列に形成されたロウバーを研磨するラッピング方法であって、
ラップ定盤によりラッピング面を提供し、
複数のスリットにより画成された複数のベンドセルを有するロウツールの下面に接着されたロウバーを、ラッピング面に対して押し付け、
複数の複動型エアシリンダを有するエアシリンダユニットと、該エアシリンダユニットに作動的に連結された複数のラックと、一体的に形成されたレバーをそれぞれ有し、前記各ラックにそれぞれ噛み合う同軸上に配置された複数のピニオンとを含むベンド機構により、前記各ベンドセルに対して個々に調整可能な曲げ圧力を作用させ、
これにより前記ロウバーを複数点で曲げて該ロウバーのラッピング研磨を行なうことを特徴とするラッピング方法。
(付記12) 複数のヘッド素子が一列に形成されたロウバーが接着されるロウツールであって、
複数のスリットにより画成され、各々係合穴を有する複数のベンドセルと、
前記各ベンドセルの幅より広い幅を有する第1及び第2端に形成された一対の固定セルと、
前記第1端から第2端にかけて形成された貫通穴により画成された平行ばね機構と、
を具備したことを特徴とするロウツール。
ラッピング装置の縦断面図である。 ラッピング装置の平面図である。 ベンドアセンブリの動作原理を説明する概略図である。 エアシリンダユニットの斜視図である。 図5(A)はエアシリンダユニットの平面図、図5(B)はエアシリンダユニットの背面図、図5(C)はエアシリンダユニットの正面図である。 ベンドユニットの斜視図である。 図7(A)〜図7(D)は本発明で使用する4種類のラック形状を示す図である。 図6のVIII方向矢視図である。 図9(A)はピストンロッドとラックとの結合構造を示す一部断面側面図であり、図9(B)はその平面図である。 レバー付きピニオンの伝達トルクを説明する図である。 ロウツール斜視図である。 ロウツールの正面図である。 ロウツールの平面図である。 ロウツールの裏面図である。 図14の15−15線断面図である。
符号の説明
10 ラッピング装置
12 ラップ定盤
14 ラップユニット
20 ラップベース
24 ラップヘッド
30 ベンドアセンブリ
32 空圧シリンダ
46a〜46d ラック
58 エアシリンダユニット
62 複動型エアシリンダ
66 ピストンロッド
74 レバー付きピニオン
76 レバー
78 支持ピニオン
80 ベンドユニット
82 ラックガイド
86 ピニオンガイド
106 ロウツール
110 ベンドセル
126 ロウバー

Claims (1)

  1. 複数のヘッド素子が一列に形成されたロウバーを局所的に曲げるためのベンド機構であって、
    第1の方向に移動可能であり、前記第1の方向と直交する方向に複数配列されたラックと
    一体的に形成されたレバーをそれぞれ有し、前記各ラックにそれぞれ噛み合い、同軸上に配置された複数のピニオンとを具備したことを特徴とするベンド機構。
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